さーて、来週のアクア=エリアスは?

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90弱弱義眼
とある町。
とある宿屋。
今夜もココに幾人かの冒険者が宿泊していた。

その冒険者パーティーの一つ。
セイレーンだけのパーティーがあった。
この日も無事にクエストを終え、気心の知れた仲間同士でテラスで気ままに語らっていた。
しかし、他のメンバーの楽しそうな会話の中、一人浮かない顔をしていた者が居た。
Riaである。

「どうしたのRia?さっきから浮かない顔して・・どこか怪我でもしたの?」
仲間の一人がそれに気付き声を掛ける。
「ううん。そんなんじゃないから!全然心配しなくてイイよ!
ホントに大丈夫だから!」
「ホント?でも、ちょっと顔色も悪いよ?」
「だっ大丈夫っだって!あっ、わっ私、もう部屋に戻るね!
やっぱり、少し疲れてるみたいたい!アハハハ・・・」
少し無理のある笑い。仲間もそれに気付いたが敢えてそれ以上は言わないでおいた。
「そう?あんまり無理はしないようにね。」
「うん!全然無理なんてしてないよ!
ホントにゴメン・・・
ちょっと横になればスグ元気になるから!オヤスミっ!」
「うん。おやすみなさい。」
そう言って、仲間の元を走って去って行く、Ria。