テイケイワークス&トレード26現場目

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612名無しさん@そうだ登録へいこう
アスペルガー症候群の患者の特徴として脳への情報のインプット・アウトプットが共に健常者よりも劣っている点が挙げられる。
健常者よりも劣ったインプットは当人の脳に於いて言語の認知を妨げ、早口言葉を聞いている様な感覚に陥らせ、結果パニックの原因となる。
脳の中のワーキングメモリーに問題があると考えられる。このようにアスペルガー患者は常に脳をフル回転させていることから
こまめにボーっとしたり、昼寝・うたた寝などしている事も珍しくない。
アスペルガー症候群は、興味の対象に対して、きわめて強い、偏執的ともいえる集中を伴う事がある。
彼らは興味対象に関する大量の情報を記憶する事がある。
また一般的に順序だったもの、規則的なものはアスペルガーの人を魅了する。
これらへの興味が物質的あるいは社会的に有用な仕事と結びついた場合、実り豊かな人生を送る可能性もある。
例えば、コンピューターに強い興味を持って取りつかれた子供は、ビルゲイツみたく卓越したプログラマーになるかもしれない。
逆に予測不可能なもの、不合理なものは嫌う対象となる。
突然のアクシデントや、論理的に話し合いのできない感情的になる等もその例である。
自分の興味のない分野に対しての忍耐が弱く、学生時代「優秀な劣等生」と揶揄れた人も多い。
これは、自分の興味のある分野に関しては他人に比べてはるかに優秀である事が誰の目にも明らかなのに、毎日の学習にはやる気を見せないからである。
(時に、「興味のある分野であってもやる気を見せなかった」という報告もあるが、それは本人にとっては異なる分野だからだと思われる。
例えば、数学に興味があるが答えが巻末に載っている受験数学を自分で解くことには興味が持てない、日本語の旧字体に興味はあるが国語の擬古文の読解問題には興味が持てない等)。
一方、学業において他人に勝つことに興味を持ったために優秀な成績を取る人もおり、判別はしにくいといえる。
613名無しさん@そうだ登録へいこう:2014/02/19(水) 15:01:07.83 ID:BG8CNxqq0
(>>612続き)
アスペルガーの人は感覚的に多くの負荷がかかっている事があり、音や匂いに敏感だったりあるいは接触されることを嫌ったりする。
音に神経質過ぎて不眠を訴える人も多くこれが子供の場合、教室の騒音が彼らに耐えられないものである場合等、学校での問題をさらに複雑にする事もある。
彼らは、健常者と同等、またそれ以上に強く感情の反応をするが、何に対して反応するかは常に違う。
彼らが苦手なものは「他人の情緒を理解する事」で、自分の感情をボディランゲージ、身ぶり手振りや、表情のニュアンス等で他人に伝える事は可能である。
要は言われた事を額面どおり真に受けることが多い。
アスペルガー症候群は、あくまでも少数派な思考を持っているだけであり、決して精神障害ではない。
障害でない故に、定型発達者と同様、知性・理性共に有しており、反社会的な事を的確に認識する能力もしっかり持っている。
しかし、現実にはアスペルガー症候群である人が起こした事件は多数存在する。
このような事実に一部の医師やマスコミは、アスペルガー症候群と犯罪との関連性を主張することも少なくないが
決して犯罪を犯す事はアスペルガー症候群に起因するものではない。
アスペルガー症候群の人は、現代社会に対し、非常に適応しにくい困難さをかかえている。
あちこちで衝突が起こり、引きこもりになっている事も少なくない。
また自分自身に強いコンプレックスを抱え、うつ病を発病したり、自殺志願を考える人もいる。
発達障害者支援センターなどをはじめ、少しでもアスペルガー症候群の人が社会で暮らしやすいよう、
地域活動支援センターやデイケアなどの設備を整える必要が早急に問われている。
最も必要な事がこの障害を理解し、受け入れる環境的素地を作り上げる事である。