コリアンタウン排斥デモ、過激化=ヘイトスピーチに非難強まる
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201305/2013051100035&rel=m&g=soc 「皆殺し」「国外追放」といった過激な言葉で在日韓国・朝鮮人を批判するデモが、東京・新大久保などのコリアンタウンで繰り返されている。
海外には差別を助長するような主張を「ヘイトスピーチ(憎悪表現)」ととらえ、取り締まる国もある。
日本国内にも「言論の自由の範囲を超えた」として規制を求める動きがあるほか、安倍晋三首相が国会で「極めて残念」と答弁するなど、
非難する声が強まっている。
デモを主導するのは在日韓国・朝鮮人排斥を主張する「在日特権を許さない市民の会(在特会)」など。
新大久保や大阪・鶴橋で開くデモは「韓国は敵、ゴキブリ」「朝鮮人は全員殺せ」などと叫び、ここ数年で過激さを増している。
沿道には「差別反対」「仲良く」と抗議する人も多いが、一部は「差別主義者を殺せ」と応酬し、デモ隊と衝突寸前になる事態も起きている。
在特会側は、抗議や規制を求める動きに「よりひどい海外の反日デモもある」と反論。「過激な表現は注目を集める手段。
1万3000人に増えた会員数がその成果だ」とし、「見直しは検討するが、個人の声まで抑える気はない」とする。
(2013/05/11-04:26)