>>641 産業分類はいろんな観点で色々あるだろうが、世は三次産業のサービス業に向いている。
ここにも落とし穴があって、労働集約なサービス業は実は経済再生産性が低い。
だが、サービスはお互いがサービスしあってお金を回せばどれだけでもそれに携わっていた人が食えてしまうという事でもある。
勿論、そのためには他の産業で付加価値が創造されその経済価値がこのサービス循環を満たす程度には注され続けるという前提があるが。
要するに、世の配分をうまくやれば人が幸せに暮らすためのサービスが豊かに作り出されて人々は豊かに生きられるだろうという事だ。
早い話、日常の生活をふりかえってみても工業製品が直接もたらす利便よりもコンテンツサービスなどの豊かさが生活の豊かさになっいないか。
立派な教育、職業訓練、医療、テレビ、映画、イベント、音楽会などなどみんなサービスだ。
それらが人々の人間的能力をたかめ、感受性を豊かにし、活気と人々の交友を深くする。
知恵と互恵がなければ殺伐さが支配する世の中になるだけだ。
どんな金持ちになっても祭りもまともに行われないような社会は殺風景すぎるだろう。
祭りはハレとケとケガレの循環に生きる庶民の年々歳々の営みがつくり出すイベントだ。
そんなんを支える人々の日常を考える余裕がなくてはならないだろう。