ピンハネも超広義にみれば社会の再分配の仕組みと言えよう。
だが、少子化高齢化社会では成員がそれぞれ持てる力で社会を支えないと、製品とサービスを交換しながら社会の構成員を満たしあえる仕組みがうまく働かない。
労働を通じて社会貢献すべきものがピンハネを行うことで不当な富の分配を受ける事は社会が本来持つべき生産能力を大いに縮小する。
のみならず、富が滞留する事による経済循環の不都合も生じる。
生産が偏りのある努力に向かって多くの人々に益すべき生産が減少する。
ピンハネがなくなれば、その、逆になって多くの人々の要求を満たす相応しい製品とサービスが多くなる。
ゆえに、幸福になれる人々の数が増すのである。
王様のために人々が働かねばならないとすると、人々は貧しく王様だけがよい思いをする。
人々が隣人のための製品とサービスを生み出すために働く事になれば多くと人々が豊かな生活を送る事が出来るのである。