派遣制度って、差別制度かな? パート28

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135一山百円居士
労働派遣法が施行されて派遣業界が動き出した。 派遣制度の発足だ。
派遣会社と派遣先企業が関連を持ち、それに労働者が加わって新たな労働の場が出来た。

>>91で書いた。
>だが、派遣制度の場合に特殊なのは、派遣制度がもう一つの枠組み=一つの制度を生み出し、
>その制度を包含して一つの制度として人々の前に立ち現れているのだ。
>その新しく生み出された制度が差別制度であって、それを含有してしまった派遣制度が差別制度になってしまったのだ。

このように、派遣を雇い報酬を払う場と力=実効派遣制度が日本に生まれ差別を生み出してしまった。
その場に係わるのは以下の通り。

(1) 法規違反をする派遣会社・派遣先会社
(2) ブラックな運営の派遣会社・派遣先会社
(3) 適正に行動しているが差別を生む派遣就労にかかわる派遣会社・派遣先会社
(4) 職場で不公正な行為で派遣労働者に接触する正社員
(5) 派遣労働枠の拡大を願う派遣会社・派遣先会社・正社員・労組
(6) 法規違反とブラックな運営があるのにぬるい対応で差別待遇を温存してしまった関係官庁
(7) 生活のために派遣労働に加わることになった派遣労働者
(8) 派遣制度を否定しない全ての人々および否定するがその是正に実効的に行動できなかった人々
(9) 日本の産業経済環境・世界の産業・経済環境および日本でのすべての存在

法律の成立と組織の裏付けで建前の派遣制度がスタートした、その後に実効的ないろんな存在を含んだ社会枠組みが生まれた。
その二つが合わさって日本の労働界における派遣制度を形作っている。
というか、実効的な派遣制度は建前の派遣制度を内に含むと言ったがほうが正確だろう。

したがって、派遣制度はスタートしたものの実効的な派遣制度は差別制度に成り下がった。
これを単に派遣軽度は差別制度であると言っても差し支えないだろう。