派遣制度は差別制度と因縁つける人権ヤクザ・21人目

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404名無しさん@そうだ登録へいこう
野生の動物は生存競争に明け暮れると言うが、そうでもない、種を越えていくつしむ心もある。

むくどりが向かいのアパートの軒先で雛を育てていた。 ひっきりなしにエサを探して往復する間に一羽の雛が巣から転げ落ちた。
巣から落ちた雛は非常に危険である。 カラスがそこら中を見張っていて雛を狙っている。 野良猫も襲う。
ところが親鳥は代わる代わる餌を運ぶのに忙しく落ちた雛に気がつかない。
落ちた雛はまだ旨く飛べないので自力で巣に戻れない。
 
どうしたものかと見ていたら、通りすがりのヒヨドリの番が鳴き叫んでいる落ちたむくどりの雛に気がついた。
さっそく、手近なところで飛んでいる虫を捕まえて雛に与えだした。
ヒヨドリはむくどりと違ってホーバリングができるので雛の近くで虫を捕らえることが出来るのだ。
少しずつむくどりの雛を安全な場所に誘導しながらほとんど見えなくなるまで虫を捕まえては与え続けた。
外灯があったのでそれが出来たのだろう。
その頃にはむくどりの雛は電線にまで誘導されていた。
出来る限り最後の最後までむくどりの雛の面倒を見た後でヒヨドリの番は巣に帰っていった。
むくどりの雛は電線に止まったまま一夜を過ごした。
次の朝、遅くまで雛はその電線にじっと留まったままであった。
そこにヒヨドリの番がやって来て、しばらくしたのち三羽で何処かに飛んでいった。

人々も率直な心で助け合えばいいと思う。