それは自らがやるに値する仕事を再構成するための参考に自分で探したがよかろう。
工場でもラインの組み方にさえそういう観点からやり方を試みているところはいろいろあろう。
自営業は一仕事の観念がなければうまくいかないだろう。
分化した仕事も再構成し直すことによって人間がやるに相応しいものになる。
これを全く未分化の状態に戻すのは現実的ではない。
酷い待遇で仕事にならない断片作業に人を閉じ込めるなんてあるまじき事だ。
だが、人々の慣れと惰性が当たり前にそれを是認してしまうことになってしまうのは恐ろしいことだ。
というより、すべての労働者が自らの仕事を仕事として再生する必要があるだろう。
人々が携わるに値する仕事の在り方を賃金以上に求めなければならない。