>>931 >奪い合って得たものに価値を見出すことも、“価値観”の一つです。
>それに勝利した方が偉いという世界もあるのですよ。
奪い合いの対象である「もの」には価値があるかも知れませんが、
奪い合う行為自体には価値は、ほとんどないでしょう。
むしろ、闘争コストの分だけ減価してしまうのでは、全員敗者と言えます。
>数の上で勝る勝利者(正規雇用者)は、その見返りを享受できて満足な世の中なんじゃないですか?
「その見返り」とは競争に費やした努力・金銭・時間などのコストの対する対価のことでしょうか?
競争コストは、資源(価値)の量を増やさないので見返りを求めるのは、正当ではないと思います。
そういう意味では、競争コストというよりは競争損失(ロス)というのが正確かもしれません。
あらゆる社会関係に、不自然なまでに競争原理を持ち込んで無理やり優劣をつけ、
資源を劣位の者から優位の者へポンプの如く汲み上げるやり方は、あきらかに間違っている。
競争に正当性があるといえるのは、競争によって価値が増大し、
参加者全員に増加分の価値が分配されるときだけです。