派遣制度って、差別制度かな? パート22

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684名無しさん@そうだ登録へいこう
>>635
>人たるに値する生活が確保されてない労働者なんてほとんどいませんから、いちいち考える必要ありませんね。

 「人たるに値する生活」について見解の相違があるみたいですね。
  日本では、最低基準が低く金銭面に偏った「貧相な貧困観」が指摘されていますね。
  金額では捉え切れない「社会的排除」や「希望格差」や「相対的剥奪」も考慮するべきと思います。

>自由は制限されてませんね。

 「制限が無い」というのは単に禁止・命令されていない(してもよい、しなくてもよい)という消極的な自由です。
 人間が尊厳をもって生きていくためには、積極的な自由、自由を行使するための手段がある状態(できる)が必要。
 例えば、広場で野球をしてもよいと書いてあっても、道具やメンバーがいなければ出来ないのと同じです。
 自由は、自由を行使する条件がどの程度そろっているかで判断されるものです。

>機会平等であればすでに達成されてますし、問題ありません。

 機会の平等を理由として、結果の不平等を正当化することは出来ません。
 なぜなら、機会の平等も結果の平等は常に循環していて、その完全な達成は不可能だからです。
 格差が容認されるのは、劣位の者の尊厳が守られるとともに優位の者の行動が社会全体の利益に合致する場合のみです。

>労働者派遣法で個人を特定する行為が禁じられている以上、仕方ないと思って諦めて下さい。
 労働者派遣法は、憲法上の権利である人格権の侵害を助長する差別制度というわけですね。