>>617 公平・公正・合理的で全体最適を追求した職業的地位の分配を可能とする条件。
1.職業間の報酬とコストとの比率(コストパフォーマンス)格差を是正すること。
(おいしい仕事や割に合わない仕事の排除)
2.職業間(転職)あるいは職業内の地位(昇・降格)の移動性を高めること。
(一度おいしい職業に就けば、後は安泰という訳にはいかなくなる)
3.職業への参入障壁をなくすこと(就職機会の真の均等化、完全なる門戸開放)。
(就業期間の制限、縁故就職・世襲制限、独占業務資格の廃止、職業ノウハウの公開・伝承の義務付け)
4.仕事に人を合わせるのではなく、個人の事情に応じで仕事・働き方を組み合わせる人事政策への大転換。
(実現すると、仕事紹介のハローワークよりも、人材紹介のハローワーカーが必要となる)
5.職場内民主化を実現すること。
(ハラスメント行為の処罰、人員配置異動の透明性の確保、等)
これらが実現すれば、不毛な就職競争は相当なくなり、よりよい職業的地位の分配が可能でしょう。