トヨタ自動車九州(福岡県宮若市)は5日までに、主力の北米市場での販売不振に
伴う減産を理由に、派遣社員計約800人の契約を解除した。
同社としては初の大規模なリストラとなる。
トヨタ自動車グループは、グループ全体の2008年の世界販売計画に掲げていた
985万台を950万台に下方修正。トヨタ九州もその影響を受けた。
トヨタ九州の全従業員約8200人のうち、派遣社員は約1950人で2割強を
占める。
派遣元は日総工産(横浜市)など3社で、6月と8月の2回に分けて契約を解除した。
トヨタ九州は高級車レクサスを生産、主に米国に輸出している。
08年3月期の生産台数は44万台、売上高は初めて1兆円を超えた。
しかしサブプライム住宅ローン問題による米景気の減速やガソリン価格の高騰で
販売が振るわず、09年3月期の生産台数は前年度の1割減となる見通し。
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/080805/biz0808051154007-n1.htm