インフルエンザ治療薬タミフルが効かない耐性ウイルスが今季、
5人からみつかり、集団感染によるものとみられることが、
横浜市衛生研究所の調査でわかった。耐性ウイルスによる集団感染事例の確認は、
国内では初めて。世界保健機関(WHO)に報告された。
タミフルは新型インフルの治療薬として備蓄されているが、
別の治療薬の備蓄増など計画修正も迫られそうだ。
同研究所によると、5人の患者は、いずれも同一区内で
1月28日に受診した8〜13歳の男女。タミフル服薬前の検体から、
耐性ウイルス(Aソ連型)が検出された。
3人は同じ小学校に通い、ほかの2人は同じ病院で外来診療を受けた。
いずれも血縁などはなく、同研究所は、一定の地域内で今季、
耐性ウイルスによる小規模な集団感染があったとみている。
http://www.asahi.com/life/update/0227/TKY200802270366.html