【雷】光サポートセンタ 3件目【こわい】

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米投資会社ペリー・キャピタルが、NECに上場子会社の「切り離し」を求めている。
NECが70%、ペリーが5%の株式を持つNECエレクトロニクスの業績が低迷。
その理由は「親会社から独立していないから」と見るためだ。
今のところNEC側は要求を突っぱねているが、ペリーは長期戦の構え。
欧米に比べ、少数株主の権利が軽んじられているとされる日本の「親子上場」をめぐる議論に、一石を投じる可能性もある。

「貴社の支配下では、NECエレの潜在能力を最大限に引き出すことはできない」

ペリーは7月10日、NECが持つNECエレ株のうち25%を1544億円で買い取ると提案。
それをNECに通知する書面でこう主張した。

NECエレへの投資を始めたのは2年前。
自動車向けの半導体が伸びると読んだ。
しかし、NECエレは06年3月期、07年3月期と2期続けて当期赤字に。
製品の絞り込みが遅れる一方で、設備投資の規模が大き過ぎるとの見方が多い。

株の保有だけでなく、NECエレの経営陣は社長以下ほとんどがNEC出身者。
こうした親子関係が続く以上「NECの戦略を無視できず、抜本的な再建策に踏み切れない」とペリーは判断し、
「親子上場」を問題にする方向に踏み出した。
株の買い取り提案も、「独立することが重要で、NECが株を市場に売却するなら、我々が保有しなくてもいい」という。

「NECエレの上場は国内ルールにのっとっており、東京証券取引所にも認められている。経営の独立性もあり、今後、業績も回復してくる」

一方のNECは今月7日、ペリーの買い取り提案にこう答えた。
NECエレも「NECからこの製品をやれとは言ってこない」と説明する。

ペリーが提案したNECエレ株の買い取り価格は過去3カ月の平均株価に65%も上乗せした1株5千円。
提案を拒否するのなら、NEC株主への説明も必要になるが、
矢野薫・NEC社長は「NECエレへの出資比率を見直す考えはない」と明言。
提案に応じる様子はない。