【雷】光サポートセンタ 3件目【こわい】

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トヨタ自動車が東北、北海道を軸に新車両工場の建設を計画していることが、
13日までに明らかになった。09年をめどに稼働する。国内では17年ぶりの
車両工場で、投資額は総額1000億円近くに上る見込み。進出候補先をすでに
宮城県内ほか数カ所に絞っており、年内にも正式決定する。増産対応ではなく、
国内での車両生産の再編をにらんだ動き。トヨタによる地方への大型投資は、
大きな雇用創出が期待できるだけに、地方活性化の起爆剤ともなりそうだ。

新工場の生産能力は、年間15万-20万台程度になる見通し。生産車種などを
含め、今後、詳細を詰める。東北、北海道地区には、岩手県にグループ企業の
関東自動車岩手工場(金ケ崎町)があるが、同地区へトヨタ本体が車両工場を
建設するのは初めて。

トヨタの世界販売台数は急拡大している。ただ、国内に新工場の建設計画が
浮上したのは増産が狙いではなく、国内の既存工場を含めた生産体制再編に
よる効率化と強化が主眼にある。

車両組立工場は現在、愛知県内の4工場および、全額出資子会社の福岡県に
ある1工場を含め、全5工場。加えて、グループのトヨタ車体、関東自動車工業の
工場など、計13工場ある。ただ、急激な海外販売の拡大で、国内工場は年産
420万台超という過去には例のない形でひっ迫した。そのため、最新鋭生産ライン
への更新が長く滞り、生産の効率化が進められない状況にあった。