CSKシステムズが偽装請負を全社挙げて適正化、
当局から是正指導を受ける苦労も
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060316/232696/ CSKシステムズが、東京労働局から偽装請負に絡む是正指導を受け、
2月末までに是正していたことが明らかになった。
CSKシステムズは「1年以上前から、全社を挙げて請負業務の適正化に取り組んできた。
その取り組みの中で是正指導を受けたことはあったが、
指導を受けた事項については、既に是正を済ませた」とする。
指導に従って是正した場合、行政処分や司法処分といった処罰を受けることはない。
偽装請負とは、書類上は請負契約もしくは業務委託契約(以下、請負契約)
でありながら、開発・運用担当者を実質的に「派遣」として働かせる行為のことをいう。
最悪1年以下の懲役または100万円以下の罰金となる違法行為で、
厚生労働省が適正化を推し進めている。IT業界で問題となっているのは偽装請負の
中でも、2次請け、3次請けの技術者をユーザー企業や元請け企業に派遣する
「多重派遣」のケースである。客先に常駐すること自体は違法ではなく、
労働者への業務指示や、残業、休日出勤などの時間管理をしていることが問題となる。