老後資金は3400万円必要 中信が来店客調査 昨年比5・1%増
京都中央信用金庫が敬老の日(18日)を前に京都府内の来店客らに実施した「豊かな人生を考える
アンケート」調査によると、老後資金に十分と考える預貯金額は約3400万円と昨年調査に比べて
5.1%増えた。社会保障制度の見直しが進むなか、自前の蓄え充実が必要との意識が高まっている
ようだ。
老後の準備を始めている人は40代までは40%余りだが、50代から60%を超え、本格化。
準備内容(複数回答)は預貯金が48.7%で最も多く、健康・体力づくり、趣味の充実が続いた。
この預貯金額で十分と考えるのは3472万円で昨年比169万円増。30、40代で増加が
目立った。
現在、老後生活を送っている人の毎月の生活費は平均25万円で、同1万円減少した。収入構成は
年金が53%、預貯金が30%の2本柱だった。
「豊かな老後生活に必要なこと」(複数回答)は、年金や保険・医療の制度充実が際立って多く、
相談できる仲間・友達は3番目だった。同信金は「将来の年金制度への不安から自身で備えようと
いう意識が高まっているのでは」(広報部)と話している。
調査は、8月下旬に同信金本支店の来店客1208人から回答を得た。
(京都新聞) - 9月16日10時49分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060916-00000007-kyt-l26