国民年金:初の強制徴収、未納者15人から230万円−−三重社保事務局 /三重
三重社会保険事務局は5日、05年度に実施した国民年金保険料の強制徴収結果を発表した。
督促にも応じなかった未納者を対象に3月末時点で計15人分、計約230万円の預貯金を差し
押さえた。
強制徴収は同保険料の未納者をなくそうと、初めて実施した。昨年12月末時点で、12カ月
以上納付せず、250万円以上の所得がある1302人を対象に、強制徴収できる過去2年分、
計約3億4600万円の納付を求めた。しかし、412人は納付や納付の約束をしなかったため、
財産の差し押さえを前提にした督促状を送付。これにも応じなかった未納者のうち、まず15人に
対し3月末までに最高で32万1720円、計231万円余を差し押さえた。1302人中104
1人はこれまでに納付、または納付の約束をしており、計1745万円を納めているという。
県内の納付率(06年2月末現在)は74・28%で、全国平均の65・6%を上回っているが、
同局は「未納者に対しては、引き続き差し押さえ手続きを進めていきたい」としている。【田中功一】
〔三重版〕
4月6日朝刊
(毎日新聞) - 4月6日11時1分更新
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