●改正派遣法は誰の為?●V●

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  11月12日(月)午後10時   「ニッポンの縮図 1000人に聞くハケンの本音」

     NHKスペシャル http://www.nhk.or.jp/special/

  「終身雇用制度の崩壊」 「成果主義の導入」 「長時間労働と過労死やうつ」
  「格差社会とワーキングプア」

バブル崩壊後、日本人の仕事は大きく変り続けている。なかでも関心を集めているのが、労働者
の3分の1を占める「非正規雇用」。 とりわけ派遣労働(ハケン)には、正社員との格差や
雇用の流動化で、これからの社会がどこに向かっていくのかを探るヒントがある。
番組では、社会の中心となっていく30代の派遣社員1000人とスタジオをネットで結び、
スタジオの映像・音声を参加者のPC端末にリアルタイムで送りながら、その本音を探る。

  【ゲスト】 奥谷禮子 (人材派遣会社「ザ・アール」代表取締役社長)、
         中園ミホ (脚本家)、橋爪大三郎 (社会学者)
 
  ●ハケンの仕事 理想と現実
ハケンで働くことの不満で多いのが、責任ある仕事を任せてもらえないという声だった。
「一緒に働く仲間として正社員の人たちに認めてもらえない。まるでモノ扱い」「負け組の象徴」……。
しかし、不満を抱く一方で、ハケンの人々は正社員になることに対しても疑問の目を向ける。
「管理職になるより専門性を活かした仕事を続けたい」「過労死するまで会社一辺倒の暮らしはイヤだ」。

  ●ハケンという生き方に未来はあるか?
今、ハケンのままでは将来に希望を持てないと言う。「ローンが組めないなど社会的に信用されない」
「結婚や出産に二の足を踏んでしまう」……。 番組ではハケンという生き方に人生を託す人々に
どういう社会であれば自分らしい生活を送れると思うか聞く。 専門性を活かしたハケン労働と
それを有効に活かす社会。 こうした未来は可能か、日本の社会が向かう一つの方向性を探る。