厚労省のソフトに欠陥 利用者情報流出のおそれ
http://www.asahi.com/national/update/0706/TKY200707050376.html 年金や健康保険などの申請や届け出をインターネット上で行う厚生労働省の
電子システムのソフトに欠陥があり、利用者のパソコン内の情報が流出する
危険性があったことが5日わかった。厚労省は6月26日にこの欠陥を
把握したが、10日間放置していた。
昨年度のシステムの利用件数は約9万5000件。これまで被害報告はないという。
同省によると、「電子申請・届出システム」は03年に導入され、
年金や健康保険、食品輸入など同省が所管する行政の約9割の手続きができる。
システムを使うために利用者がパソコンに特定のソフトを導入すると、
外部からパソコンを操作され情報が流出する恐れがあるという。
ソフト開発会社は昨年12月以降、自社のホームページ(HP)上で
注意喚起したが、同省は内閣官房から連絡を受ける6月26日まで
欠陥を把握できず、その後も「利用者に迷惑をかける」との理由で
利用中止や注意喚起などをしていなかった。
2007年07月06日06時05分 朝日新聞