派遣・アウトソーシング業界の未来

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★年収200万以下増 格差拡大

・民間企業で働く人の去年1年間の平均年収は435万円と9年連続で減少したことが、
 国税庁の調査でわかりました。年収200万円以下の人は昭和60年以来、21年ぶりに
 1000万人を超え、大幅に増加しましたが、その一方で年収1000万円を超える人も
 増加し、給与格差が拡大している状況が明らかになりました。

 国税庁の実態調査によりますと、サラリーマンやパートなど、去年1年間を通して民間
 企業で働いて給与を受け取った人は4485万人で、前の年よりも9万人、率にして
 0.2%減りました。1人当たりの平均年収は434万9000円となり、前の年と比べて
 1万9000円、率にして0.4%減り、9年連続の減少となりました。年収別に見ますと、
 200万円以下の人は前の年より42万人増え、1023万人と昭和60年以来21年ぶりに
 1000万人を超えました。一方、年収が200万円から1000万円の人は減少しましたが、
 1000万円を超える人は224万人と、前の年より9万5000人増え、給与格差が拡大
 している状況が明らかになりました。

 業種別に見ますと、金融保険・不動産業が563万円と、10年ぶりにトップとなり、
 農林水産・鉱業は297万円で、9年ぶりに300万円を下回りました。

 これについて、日本総研の山田久主席研究員は「格差の拡大には非正規の雇用が
 増えていることが影響している。シニアの嘱託が増えたり、主婦が子育てをしながら
 パートをできるようになったりしたのはいいが、その一方で中年フリーターのような
 低所得で働く人が増えている。気になるのは、比較的若い世代で非正規の雇用が
 増えていることで、スキルが身につかず、低所得を余儀なくされる人が増えないよう、
 必要なスキルが身につくような仕組みを作る施策が必要だ。背景にはグローバルな
 競争が進んでいることがある。企業は低コストの労働者を増やさないと対抗できなく
 なっていて、放置しておけばこの傾向は今後も続く」と話しています。