「派遣」か「下請け」か、過労自殺訴訟で争点に3-2

このエントリーをはてなブックマークに追加
827請負経験者
とても紹介し切れないが、日経産業新聞から。ごくごく一部。(というか
一言)

4/14付。 「(請負社員が)ひどい使われ方をしている、と思うことはある」。
 電機連合の古株組合員が打ち明ける。だが、職場では黙っている。
 請負がなくなったら、深夜勤務をするのも閑散期に早期退職を迫られるのも
 自分たちだ。ベースアップはなくとも「組合に守られているおれたちは、まだ
 恵まれている」と思う。

4/15付。同社(クリスタル)の強みは圧倒的な集人力だ。「メーカーに『来週
 から三百人よろしく』と言われて集められるのはクリスタルだけ」とライバル
 会社の社長は打ち明ける。
 
 長引くデフレや中国との競争で瀬戸際に立った日本の工場は、請負依存を
 高めることで急場をしのいだ。だが多くの企業はその副作用に気付き、
 軌道修正のかじを切り始めている。

4/16付。1/13ダイキン工業鹿島工場の爆発、社員2人、タイアップの請負
  1人負傷。後始末や補償の費用は三億円強。
  2002年6/8 トヨタ車体いなべ工場、600トンプレス機に上半身をはさま
  れ死亡。社員1人、タマディックの請負1人。

 請負労働者が多い工場では作業員が頻繁に入れ替わり、不具合
 の場所など危険情報を共有しにくい

 大規模工場で請負労働者がいないところはほとんどない。どれだけ
 正社員に安全教育を施しても、現場の実戦力である請負労働者を軽視
 したままで工場の安全確保はみえてこない。