正社員の時代は終わってる

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572名無しさん@そうだ登録へいこう
あげ
573名無しさん@そうだ登録へいこう:03/01/20 19:24 ID:ef2Jd8dS
@好むと好まざるとにかかわらず、日本のサラリーマンの人生設計の大前提と
 なってきた終身雇用、年功序列などの社会システムは完全に過去のものとなる。
Aこの流れはたとえ景気が回復しようとも絶対に止まることはなく、むしろ
 流れのスピードは加速度的に増していく。
B能力主義、成果主義の名のもと、社会は1割から2割の「勝ち組」
 と8割から9割の「負け組」とに二極分化して行く。
C究極的には、1%のスーパーエリートと99%の一般サラリーマンとに二極分化した
 中流なき超階級社会が出現し「負け組」があたりまえになる時代が
 やって来る。
 
 ところが、世のなかには、「それでも自分だけは勝ち組として生き残れる」
と考えるサラリーマンが驚くほど多いのである。
「自分は会社にとって必要な人間だ」「自分は会社に多大な貢献をしてきた」
などと理屈をつけたくなる気持ちは私にも理解できる。理解できるのだが、そうした
自信の大半は残念ながら思い込みに過ぎない。ちょうど、人間は誰しも「死ぬ」
ことがハッキリしているにもかかわらず、「自分が死ぬとはどうしても思えない」
「ひょっとしたら死なないのではないか」と考えたくなるのと同じだ。
574名無しさん@そうだ登録へいこう:03/01/20 19:24 ID:ef2Jd8dS
99年の「経済白書」は、日本経済を立て直すには「3つの過剰」を解消することが
不可欠だと指摘した。この3つの過剰とは、すなわち「雇用」と「設備」と「債務」
である。経済立て直しのために企業が過剰に抱えている設備や債務を解消しろと言う
のも問題なのだが、国は雇用の過剰まで解消しろと天下に大号令をかけたのだ。雇用の
過剰の解消とは、リストラ、すなわちクビを切りである。なんのことはない企業にクビ切り
を奨励した犯人は国だったのである。
 そして、この大号令を力ずくで実施に移したのが「小泉改革」だった。しかも、小泉
総理は「債務」と「雇用」をセットにして、2つの過剰をまとめて解消するという、破壊的
としか言いようのない強硬手段に打って出たのである。それがいわゆる不良債権処理で
あり、企業の抱える巨額の不良債権を強制的に処理させることで、借り手の企業の債務と
雇用の過剰を否応なしに解消させようとしたのだ。企業再建の形であれ、企業倒産の形
であれ、巨額債務の解消と引き換えに大量のリストラ、つまりクビ切りが断行されることには
なんら変わりはない。まさに肉を切らせて骨も切らせる前代未聞の暴挙なのである。
 その結果、狙い撃ちにされた企業ではどんなことが起こるのか。小泉改革の本質は
日本を米国や英国のような国につくり変えることだから、勤めている会社が米国の企業
買収を中心とした投資ファンド、いわゆるハゲタカファンドに乗っ取られたら、という典型的な
セールスが参考になるはずだ。
 もともとハゲタカたちに、乗っ取った会社を再建しようなどという殊勝な気持ちはない。
青い目の経営者が去ったのちは、さっさと株価を上げようにも、もはやリストラすべき人も
資産も残ってはいなかったからだ。かりに乗っ取られた会社が本当に再建を果たし、カネの
生る木に育ったとすれば、今度はそれを骨の髄までしゃぶりつくそうとするはずである。
 
575名無しさん@そうだ登録へいこう:03/01/20 19:25 ID:ef2Jd8dS
厚生労働省のパートタイム労働研究会でも、中間報告で

パート等の多様な働き方の拡大は不可逆的な流れである」とし
「パートの処遇改善をすればいいということではなく、フルタイム
正社員の働き方や処遇のあり方の違いも含めた雇用システム全体の
見直しが必要」と書いてますが?