一生派遣で暮らしていけます?

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540名無しさん@そうだ登録へいこう
↑現実を受け止めて、自分で何とかしなくちゃいかんよ、無職クン。

いつまでも、お母ちゃ〜ん って泣きつけばいい ってことはないんだからさ(w。
541名無しさん@そうだ登録へいこう:03/04/23 16:38 ID:Odp00706
成長するだけでは豊かな生活を実現できない。(中略)
戦後のキャッチアップ過程では、成虫をつづけて所得が増えれば欧米並みの豊かさ
を享受できると人々は信じ、そして働いてきました。しかし、所得は欧米に追いついて
も豊かさを実感することはできなかったのです。(中略)
 活躍を期待される中で惜しくも亡くなられた労働経済学者の石川経夫によれば、
豊かさのカギは「労働生活自体の満足」(『分配の経済学』東京大学出版会)にあ
ります。仕事を通して「自分の持っている能力を最大限引き出し、発揮できるような社会
であるかどうか」が重要であり、「経済的な成果である所得や富、そして消費はたんにそ
のために必要な物的な手段にすぎ」ないと言うのです。自分の仕事に誇りと責任を持てる
ようになることが、人間相互の信頼を築き、他人の立場に立って考えることのできる幅広い
心を醸成します。(中略)
542名無しさん@そうだ登録へいこう:03/04/23 16:44 ID:Odp00706
 そのためには日本の労働市場を、会社への忠誠度が貢献の指標となるような企業内部型
から、特定の会社に縛られない技能や専門的な知識を備えた自由な職業人を中心とする職
能型へと変えていく必要があります。石川は低成長がその変革をもたらすチャンスだと主張
します。これまでの労働市場が機能不全に陥る中で、企業は終身雇用という高度成長時
代の約束を果たせないことに負い目を感じ、政府も労働の流動化対策に重い腰を上げ、労
働者も会社人間であることへの不満を高めているからだというのです。(中略)
 労働を単なる生活の糧を得る「手段」として位置づけるかぎり、労働に対する満足感や
労働市場を変革しようとする気運は生まれません。また、自らの仕事に対する満足よりも
昇進に価値を求め過激な出世競争を繰り広げる人たちには、公共心や公正さといった「幅
広い心の余裕」も期待できません。