児童28人土下座させる 髪薄い人やゆする曲持参、笑った
前橋市上沖町の市立桃木小学校の40歳代の男性教諭が、校内放送で頭髪の薄い人をやゆする歌詞の曲が
流れたことに怒り、CDを持ち込んだ児童ら28人に土下座させていたことがわかった。斎木雄造校長は「教育の場で
不適切だ」として男性教諭を厳重注意とした。
同校や市教委によると、曲は「ハゲ」と連呼するなどの歌詞で、今月3日の給食中、校内放送で流れた。男性教諭は
放送委員会の担当で、担任の4年生のクラスにいたが、CDを持参してリクエストした6年生の男子児童を呼び出し、
「心から反省するときは、土下座という方法がある」などと話して、廊下で土下座させた。翌4日には、曲を聴いて
笑ったという4年生27人にも理科室などで土下座をさせた。この曲はインターネットで流れていたという。
斎木校長と男性教諭は児童28人全員の家庭を訪問し、謝罪した。男性教諭は「身体的特徴を笑いの種にするのは
良くないことだという思いから土下座をさせた。反省している」と話しているという。
(2009年12月26日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20091226-OYT8T00025.htm