120 :
毛無しさん:
>>119 「どの」ホルモンが・・という聞くから男性ホルモンだと答えたわけだが・・
まぁいい。
ではオナニーを始めとする性行為や、あるいは性的興奮を覚えること自体がAGAに如何に作用するか説明しよう。
君もこの板にいるということはAGAの基本的なメカニズムは知っているだろう。
男性ホルモン(以下、テストステロン)と5α還元酵素(以下、5αリダクターゼ)によってジヒドロテストステロン(以下、DHT)が生成される。
このDHTが別名脱毛ホルモンと呼ばれるもので、こいつが毛根にある受容体(以下レセプター)と反応することでAGAは起こる。
ちなみに、ハゲてない人はこのレセプターがまだDHTに反応しない状態なので、DTHが体内でガンガン生産されようが
DHTを頭からかぶろうが、別に禿げてこない。ハゲない人は不摂生しようがタバコ吸おうがハゲないのはそういうわけだ。
一方で、ハゲてきている人、すなわちレセプターがDHTに反応しはじめている人は不摂生したりタバコ吸ったりすればAGAを促進する。
121 :
毛無しさん:2010/05/29(土) 18:13:28 ID:L1h+lSuw
このレセプターがDHTに反応するという現象自体は今のところ阻止する手だてが確立されていないし、一体なにが引き金となって
この老化現象が起こるのかも解明されていない。
ただ、間違いないのはDHTの生成を抑えればAGAの促進を食い止められるという事実である。
もちろんことはそこまで単純ではないものの、一応AGAに関してはフィナステリドやデュタステライドといった薬がかなり有効であるのは知っての通りであろう。
これらの薬はDHT生成の2要件の1つである5アルファリダクターゼの分泌を抑える効能をもった薬である。
つまり、DHTの生成が大幅に抑えられ、AGAの改善に役立つというわけだ。
では、DHT生成の要件のもう1つである、テストステロンについて目を向けてみよう。こっちも抑えられれば、DHTを相当程度抑えることができ、AGA改善に有効なのは明白だからである。
122 :
毛無しさん:2010/05/29(土) 18:23:45 ID:L1h+lSuw
テストステロンの生成は95%が精巣、すなわち睾丸である。残りの5%は副腎とよばれるところで作られている。
この板では割と有名な話だが、テストステロンの95%を生成している睾丸を何らかの理由で摘出した人というは、その後はAGAが進行しなかったという。
あるいは、逆に人工的にテストステロンを体内に取り込む人もいる。
いまだにその世界記録が破られていないフローレンスジョイナーなどがそのいい例だ。彼女はテストステロンを注射し、とても女性とは思えないような風貌になった。
そして、女性ではまずあり得ないような驚異的な記録を出し、すぐに引退、そして過度のドーピングがたたって早世してしまったわけだ。
(一方で、睾丸摘出をした人というのは長生きする記録が多い)
スポーツ選手やボディビルダーなどが筋肉の肥大化を目的としてステロイド注射やプロホルモンなどを摂取することはままある。
これらは体内のテストステロン濃度を飛躍的にあげて、筋肉の肥大化を図る行為であるが、副作用として体毛が濃くなり、声が太く低くなり、そしてAGAを促進させることがあげられる。
123 :
毛無しさん:2010/05/29(土) 18:36:14 ID:L1h+lSuw
では、体内のテストステロン濃度が上昇するときというのは、どういう時であろうか?いくつかあげられる。
代表例は、前述の薬物による上昇である。ステロイド系の薬をつかったりすると、テストステロンは上昇する。
ほかにも、過度のストレス化にある時には、男女問わず男性ホルモンの分泌が促進されるという話を聞いたことはないだろうか。
高負荷のウェイトトレーニングをした後などもテストステロン濃度は一時的に上昇する。
さて、ここからが本題である。
オナニーはテストステロン濃度の上昇と関係しているか、が問題となる。
実は、射精どころか恋すること、性的興奮を覚えるだけでテストステロンの生成は促進され、体内のテストステロン濃度は上昇する。
「幸せ太り」なる言葉を聞いたことがあるだろう。そのメカニズムは同じ異性とずっと付き合ってると性的興奮を覚える機会が減り、
テストステロンが分泌される機会も減り、その結果太りやすくなるというものだろうだ。(テストステロンは代謝を高める効能があるので痩せるらしい)
恋するだけでこの始末である。
射精などもっての他であることは自明であろう。思いっきりテストステロンの象徴ともいえるような液体を体外に出してその代謝を高めているのだから。
まず、性的興奮を覚えずに射精することは稀である。さらに、射精すると睾丸内で作られた精液が体外に出てしまう。
そうすると、精液が再び睾丸内で製造される。この精液の製造過程でテストステロンの生成も大きく促進される。
皮膚薬としてのステロイド摂取や、ストレス化でのテストステロン上昇、あるいは高負荷のウェイトトレーニングで上昇するテストステロン濃度上昇より
射精によるテストステロン濃度上昇のほうが高いとする説もある。
124 :
毛無しさん:2010/05/29(土) 18:45:41 ID:L1h+lSuw
話をまとめると、射精によって体内のテストステロン濃度は飛躍的に上昇する。
このテストステロンは、脱毛ホルモンたるDHT生成の2要件の1つである。その体内濃度が高ければ高いほど、AGAは促進されてしまう。
そして、「オナりまくってるけどハゲてない人を知ってるぞ」という反論もナンセンスである。(
>>120の後段参照)
そして何より恐ろしいのは、射精とテストステロンの関係がこれほどまでに明白であるにも関わらず
>>116>>119のようなスタンスの人が後を絶たない点である。
実は、何を隠そう私も以前はオナ禁を馬鹿にしていた1人であった。
とりあえず何かすれば効果が上がるだろうというような発想に基づいているようにしか見えなかった。迷信じみたというか、無駄に禁欲主義的になれば願いが叶うだろうと考えている
願掛けのような非科学的で宗教のような感じがしたからである。そして、何より馬鹿げた響きがあったからである。
禁じるものが、タバコでも酒でもなく、よりによって「オナニー」である。本当に馬鹿みたいだと思っていた。
いくら2chだからって人目もはばからず下ネタ染みた迷信を信じやがってくらいに思っていた。
しかし、結論は、「オナ禁はAGA対策に有効」であった。