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毛無しさん:
石鹸シャンプーの洗浄基材となる苛性ソーダや苛性カリはアルカリ金属元素の水酸化物からなり、いずれも強いアルカリ性を示し、皮膚や毛髪などの組織に対して強い作用を呈し、
腐食させることで知られていますが、これ等の性質から、皮脂を根こそぎ洗い落としてしまうことで、頭皮温度を低下させ、角質層の損傷を招き、フケの発生や雑菌の発生による皮膚のトラブルを起こし易くなります。
特に頭皮、毛穴に存在する皮脂を除去してしまうと、防御機能が断たれ、発毛剤やヘアダイ液、パーマ液等、その他の化粧品類に含まれる化学合成物質はもろに頭皮を直撃し、毛包、毛根鞘、毛母細胞、毛乳頭に浸透し、
これらの組織の蛋白組成を変成させたり、損傷させる為に毛髪の生成力が低下し、異常脱毛、薄毛の原因になります。
又、このタイプのシャンプー剤は、必要以上に毛髪を膨潤させる事から毛表皮や毛皮質の組織結合や組成が弱まり、毛皮質内に存在するケラチンやシスチン、その他の間充物質の流出を招き、
従来は一方的に高齢が原因とされていた細毛、薄毛、ハリやコシの無い髪の原因にもなります。
その為に酸性リンスが必要となるのですが、肝心の洗浄基材がこのようなものでは何を付加しても一過性の対症法に過ぎず、洗髪の際目にしみる、毛がキシむ、肌が荒れる等々、様々なトラブルも生じています。