あー、話が前後するが分子中にカルボキシル其COOHを二つもってるのを二価のカルボン酸といったろ。
その話だ。さっきはなした蟻酸と酢酸は一価だからな。
まずシュウ酸。
ずばり(COOH)2。つまり、かるぼきしる其しかもってねえの、二価のカルボン酸そのもの。
そのむかし圭修っつうコンビがいた。片割れは清水圭。そしてもうひとりが和泉修。
和泉のほうは、よく修さんとよばれていた。そいつと関連付けておぼえる。
二価ってのもコンビってことでわからんこともないし。
で、この修さんだが、無色の結晶(COOH)2・2H2Oになるから、水によく溶けるんだよ。
で、比較的強い酸だ。カルボキシル其を二つもってるからかな?
さらに還元性(Hを受け取ったり、Oを失ったり)をもつんで、
酸塩基滴定や過マンガン酸塩基滴定における標準物質として用いられるらしい。
すごい活躍だろ。まあ、日常生活には関係ないが科学的には重宝されてんだろうな。
で、ミソなのがこのシュウ酸の還元力っていうのはそんな強いものじゃないらしい。
銀鏡反応やフぇーリング溶液、に対しては還元しないんだよ。
ただ強いだけじゃないから、滴定に使われるんだな。
もっとも銀鏡やフぇーリング溶液が何かは知らないが。
和泉はそこまで万能なやつじゃなかったな。
ボクシングやってたから強酸ってとこだけはわかるかも。
シュウ酸に失礼だ。
二価のカルボン酸をもうひとつ。
アジピン酸。またふざけた名前だね。
味がピンときた。と勝手に由来を解釈してみる。考えたらアジカンってバンドにも似てるよ。
アジピン酸だが、HOOC-(CH2)4-COOH こんな化合物。
4分子のCH2を、カルボキシル其がとりかこんでる状態。なんかおそろしいな。アジピン。
科学配置?は結構おもしろめだが、特に特徴はない。
ただ、ヘキサメチレンジアミンというものと縮合してナイロンをつくるんだ。
ナイロンていったら洋服とかでつかうやつだな。
その点だけでアジピン酸を覚えるのかも。
じゃあ、おさらい。二価のカルボン酸はシュウ酸とアジピン酸。
シュウ酸はちょうどいい還元性を利用して滴定につかわれ、
アジピン酸はナイロンの材料。
さあ、一気に行こう。
フマル酸とマレイン酸だ。ふたつを一緒に覚えよう。
覚え方は「ふ、丸まれい!」。園児がだんごむしかなんかに叫んだことば。
なんで一緒に覚えたかというと、このふまると、まれいんは、
互いに幾何異性体である不飽和ジカルボン酸なんだよ。
難しいことばをだしたが、ひとつひとつ説明しよう
幾何異性体は結合関係が等しく立体構造が異なるものをいう。
ようするに、結合してるものは同じだけど、立体構造として違うから
性質がちがう、だから分けて考えようってこと。
成分は同じなんだろうな。きっと。
で、フマルがトランス型、マレインがシス型。
「ふ、まるまれい」とトランシーバー(トラン・シ)でいった。
こんな覚え方しかねえな。
で、不飽和ジカルボン酸。
不飽和ってのは、さっきみたCとHのnだmだの関係式であらわされたやつ。
ジカルボンは二価のカルボン酸。まあ、わかろうとすりゃわかるよ。
で、このうちのシス型のほうのマレイン酸を急激に加熱すると
無水マレイン酸とよばれる酸無水物になるんですよ。
無水酢酸でもやったよな。
だけど、トランス型のフマル酸は酸無水物を作れないの。
性質違うだろ。だからわけておぼえるんだよ、科学のひとは。
ちょいと補足だ。
まず、シュウ酸。カルボキシル基が二個ついただけのやつな。
修さんで覚えた奴。
これに二つ水分子がついた二水和物(COOH)2・2H2O、
これが安定していて性質的にも非常に使い勝手がいいわけだ。
さっきは滴定とだけいったが、要するに濃度を決定するための標準溶液ってことだよ。
で、それとはべつに単体として二酸化炭素を発生するから、
還元剤として利用するわけ。
(COOH)2 → 2CO2↑ + 2H+ + 2e-
よくわからんが、還元性っていうのは相手を還元する還元剤の性質だったみたいね。
で、もっというとほうれん草や大黄なんかに含まれてて、
おれたちゃそれ食ってるわけ。
地理です。われわれが住んでいるアジアを大陸としてしりましょうって話。
ま、日本は極東の島国ですからアジア大陸とは直接関係ないんですがね。
で、アジア大陸は安定陸塊と古期造山帯と新期造山帯でわけられるわけです。
造山帯から考えると、これはそれぞれの山脈が古いか新しいかの違いだよ。
古期を覚えるより、新期造山帯をおぼえたほうがはやい。
これは中生代後半以後の新しい造山帯のことな。
ずばりアジアでは、アルプス・ヒマラヤ造山帯と弧状劣等、環太平洋造山帯の弧状劣等。
この二つを覚えればいい。
で、まずアルプスヒマラヤ造山帯はユーラシア大陸の南部にあり、ヨーロッパからアジアまででかでかとあるんだ。
いちばん左端はヨーロッパ中南部、フランスにまで到達してんだぞ。これがヒマラヤ山脈な。
で、それがドイツ・イタリア・オーストリアと続いてアフガニスタンのヒンズークシ山脈へ続く。
イメージわくか?ヨーロッパからとにかくずーっと中央アジアの南部までつづいてくるわけだ。
で、このヒンズークシ山脈がヒマラヤ山脈へつづく。ヒマラヤ山脈はインド北部で、チベット高原南部だ。
要するにフランスからインドまでつづく大きな造山帯。これが新期造山帯なんだ。
次に環太平洋造山帯だ。
環太平洋ってのはそのなのとおり、太平洋を取り巻く地域ってことでな、
南北アメリカや日本、フィリピンをとおって、ニュージーランドまでの地域なんだよ。
要するにアルプスヒマラヤがヨーロッパ・南アジアだったのにたいして、
環太平洋はアメリカ、日本、フィリピン、オーストラリア東のあたりなんだよ。
で、ここにあるおおきな山脈としてはロッキー山脈、アンデス山脈がある。
まず、ロッキー山脈っていうのはカナダからアメリカ中央に位置するニューメキシコまでの南北につらなる。
アンデス山脈は南アフリカの太平洋側にある山脈だ。
しらないことだらけなので、アジアとは関係ない説明が多くなってしまったが、アジアの新期造山帯地域はこの二つなんだよ。わかれよな。
で、アジアの古期造山帯だが、これは中国の山脈だ。
まあいうなら大シンアンリン、テンシャン、アルタイ山脈の三つだな。
覚え方は「アルタにシロアリの天使」という語呂でいいだろ。
これがアジアの古期造山帯だとおもうと情けねえな。
で、安定陸塊もいっとこう。インドのデカン高原と、中国のシナ地塊、タリム盆地だ。
で、このうちデカン高原は古大陸のゴンドワナランド、中国のシナ地塊、タリム盆地は安定陸塊のセリンジアン。
科学以上に分かりづらいよ。とにかく、インドも中国も紀元前からある歴史のある国だから
安定陸塊ってことでいいよ。ちなみにタリム盆地ってのは中国といいつつ、
ウイグル自治区の南部にあるからな。中国には「足りん」わけだ。
あ、デカン高原も「デカい」で覚えたらいけるかも。インドだから。
地理はどうしても説明がながくなる。
アジアの大陸をまとめりゃこういうことだ。
まず、ヨーロッパから南アジアまでアルプスヒマラヤ造山帯がのびていて、その部分が古期造山帯。
で、アメリカのほうから環太平洋造山帯がのびていて、その部分も古期造山帯。
それから中国のアルタイ、シンアンリン、テンシャン山脈は古期。
さらに、インドのデカン、中国のシナ地塊、ウイグル自治区のタリム盆地は安定陸塊。
そんだけのことだ。しりゃあたいしたことじゃない。
じゃあ、アジアの河川を考えてみようか。具体的に何川とかやらんぞ。おぼえるのめんどうだから。
俯瞰してイメージをつかみたいんだよ、俺は。
まず、大河川がたくさんあるよな。チグリスとか黄河とか。
で、その河川が氾濫するとそこに土砂がたまるだろ。ようするに堆積するだろ。
ここから形成された平野が広くあるんだよ。
つか、氾濫しただけでそこ一帯が平野になるってすげえけど。ほんとかね。
これを沖積平野というんだ。
アジアは河川が多い、その河川が氾濫してまわりに土砂がたまる、そこが平野になる。
だからアジアには沖積平野が多い。これだけのことだ。
アジアの大陸と河川やったから、次は気候だな。
イメージとしては赤道とおるとこもあるから熱帯がある、
それから中国とか日本とかの温帯もあるよな。まあ全体的にあつめだな。
でも、実際には、もっと種類があって
熱帯から乾燥帯、温帯、冷帯、高山までわかれるんだ。
高山はまだしも冷帯まであるとはアジアだな。たぶん中国北部とかそこらへんだろう。
で、アジアにはモンスーン、季節風の影響を受ける地域があるんだ。
季節風ってのはようするに季節によて吹く方向がかわるんだな。
だから、季節によって雨季と乾季がでてくる。
アジアでは冬に大陸から海にふいて、夏に海洋から大陸に吹くケースがおおい。
だから冬は乾季で、夏は雨季だな。東南アジアやインドなんかのああいう地帯でだ。
よって、季節風からmAw、Cw、Cfaといった気候が生じる。
で、高山気候っていうのはヒマラヤ山脈、チベット高原でのこと。
ちなみにヒマラヤはインド北部ね。
地形はあきたんで、アジアの人やろう。
世界人口が57億人いるっていわれるうちの34億人はアジア人だ。
アジア人っていうのは労働人口をふやすためなのか馬鹿みたいに子供を生む。
よって、人口密度も世界平均の3倍となる。やれやれといったかんじ。
民族をみていこう。
まず、アジアにもヨーロッパ系の民族がいる。
それがセムハム人だ。北アフリカから西アジアにすんでいる。
これは世界史なんかでもでてくるが、その血が脈々とうけつがれてるわけだ。
西アジアの人ってなぜか顔立ちがはっきりしていて、男前だが
それにはこういう事情があったのだ。ヨーロッパの血がまじっていると。
で、アーリア人もヨーロッパ系だ。こいつらはインドにすむ。
だからインド人も顔立ちが端正だろ。男前が多い。
アーリア人というか、これはインドの社会の問題なんだが、この人たちはヒンドゥー教を信じていて、
カースト制度による身分社会を作っている。
以上がヨーロッパ系民族だ。
次に、アジア民族。これはモンゴル族、漢民族、マレー人、トルコ人だ。
漢民族は中国だけでなくシンガポールなどにも居住している。
マレー人はマレーシアにすんでいて、優遇政策なんかで有名だ。
で、アジアは宗教がはばひろい。ヨーロッパはだいたいキリスト教で宗派によってわけられるが、
アジアは宗教事態多いんだな。アジア固有のものとしてはヒンドゥー教や儒教がある。
厄介だが、アジアの民族問題のはなしだ。
まず、インドではヒンドゥー教徒とイスラム教徒・シーク教徒のあいだで争いがある。
これはインドの歴史がそうさせたんだな。しかし、インド発祥の仏教がここにはないな。イスラムとシークのみ。これはパキスタンでも問題となっているんだ。
で、その結果インドとパキスタンの抗争に発展してしまった。
この両国では戦争にちかいことをやっていて、いまもって緊張関係にある。
インドもパキスタンももっと落ち着いてしまったイメージがあるが、あるんだな問題が。
次に、スリランカ。ここは仏教とヒンドゥー教の争いだ。
ここはインドに近く、ここらへんは宗教が混沌としてんだな。
次に中東でのはなし。まず、アラブ人とユダヤ人の争い。
こりゃあ有名だ。パレスチナにイスラエル建国とかそんなんで争っているな。
つぎにクルド民族の独立運動。このひとたちはイラクなんかにいる。
つづいて、イランとイラクの民族と国境問題。
イランはアラブ系じゃなくインドヨーロッパ系の民族だからな。この両国はつい戦争しやがったな。
で、チベットの中国からの独立をもとめた運動。
イラクの北部、チベット民族は宗教上の不和から独立したいらしい。インド周辺はだいたい宗教でもめるな。
続いて、インドネシアの東チモール独立運動。これは結果的に独立して国になったんじゃないかな。確か。
フィリピンのミンダナオ島の独立運動。名前はたまにきくが、フィリピンの島なんだな。
で、fミャンマーの反政府運動。ミャンマーはめずらしい軍事政権だから、そういう反体制の動きがあるらしいよ。
キプロス。ここはトルコとヨーロッパのあいだにあって複雑だ。イスラム教とギリシャ正教のあいだで争いがあおこっとるらしいよ。
しかし独立とか、宗教戦争とかがおおいね。
64 :
毛無しさん:04/12/12 17:25:37
この人って天才なの?
具体的な話になってしまったのでもういちどアジアの概観をはなそう。
アジアの農業だ。アジアは農業は充実しているな。中国インド東南アジアの生産量はすごい。
で、アジアでは稲作、畑作、遊牧、プランテーション、焼畑、林業など
その土地で気候や風土にあった農業がおこなわれている。実に多彩だ。
特徴といえば小規模な家族労働が主体であることだ。自給作物をつくっているんだ。
アメリカの企業的な経営とは違うんだな。
だが、植民地時代のプランテーションは例外となる。
また、東南アジアやインドでは緑の革命がおこなわれた。
単品栽培だとリスクがおおきいし、市場競争にもまけてたんで、革命としょうして農業改革をこなったんだ。
たとえば米の多収量品種をふきゅうさせるとか。たくさん収穫すればたくさん売れる。
アジアの鉱工業だ。アジアは資源も豊富。とくに中国、インド、インドネシア、中東なんかだ。
では個別にみていこう。
まず、石油。石油といえばペルシア湾岸だろ。OPECのな。だが、中国やインドネシアでもとれる。
これは強みだよなあ。
で、石炭。これは中国、インド、さらにベトナム北朝鮮なんかで算出される。
炭田っていうのは世界中にあるからな。ベトナムや北朝鮮でとれるってのは以外だ。
どちらも問題児というイメージがある。ベトナムはベトナム戦争があっただけだが。
さて、銅鉱石。ようするに銅だ。これは中国インド。
インド中国は鉱物資源豊富だからな。
で、ボーキサイトだが、これもインド中国だ。アルミの原料ね。
日本はどこから輸入してるかっていうとマレーシア。
マレーシアからは木材とか輸入してたが、ボーキサイトもとってるんだ。
日本とマレーシアは関係部会ね。
で、すず。これは元素記号にあるよな。インドネシアとマレーシアだ。
東南アジアの資源国でとれるのがすず。おぼえとこう。
まとめるとこうだ。
鉱物は中国、インドといった大国とインドネシア、マレーシアといった東南アジア諸国でとれるんだな。
そのうち中国インドでとれるのは石炭、銅鉱石、ボーキサイトだ。
石炭はベトナム北朝鮮の問題児でも取れるな。世界中にあるから。
ボーキサイトはマレーシアでもよくとれて、こいつが日本の輸入元だ。
で、石油はというと、インドネシアと中国と中東。
67 :
毛無しさん:04/12/12 17:37:55
いや
たんなるこぴぺ
アジアの工業について考えてみよう。
アジアでは重工業をやってる国と軽工業(繊維業)をやってる国にわかれる。
前者は(アジアでの)先進国、後者は途上国だ。
ようするに、日本、中国、インド、韓国なんかでは重工業をやっている。
途上国は農業ばっかで軽工業なんてイメージはなかったが、
いろいろ生地とか作ってるみたいだ。
で、アジアのなかで成長著しいのはアジアniesとよばれる、
韓国、シンガポール、台湾、香港。いづれも中国と縁深いよな。
で、アジアの工業といえば中東の産油国だ。
原油で莫大な金をもってるから、それでプラントをかって工業にはげんでる。
アジアの組織についてかんがえてみよう。
まあ、おもいつくのはASEANだとかOPECとかだが、アジア全体を包括する組織はないのな。
まあ、そりゃひろいし、民族も宗教もぜんぜんちがうし、無理なはなしだ。
じゃあ、まずはASEAN。東南アジアを中心とする諸国連合だ。
東南アジアの途上国がけいざいや科学技術や天然資源などのきおとで悪巧みをしている。
ASEANの本部は細かい島があつまったインドネシアのジャカルタ。
カンボジアは国内情勢が安定してないのでまだ入れてもらえてない。
さて、次はアラブ同盟。アラブ人というより、イスラムの同盟で、
アフリカやイランまで入ってるらしい。
さて、最後に日本もはいってるAPECだ。これは日本でもおこなわれたことがあるな。
環太平洋の組織だから、当然か。アメリカも日本も入ってる権威ある組織。
これの首都はシンガポールだ。環太平洋上にあるからな。
覚えにくいんであらためてかいとくが東南アジアの連合のASEANの本部はインドネシア、
アメリカ日本もはいってる環太平洋の連合のAPECの本部はシンガポール。
シンガポールっつったら英語も準公用語だし、国際的に通用するんだろうな。
69 :
毛無しさん:04/12/12 19:22:27
ゴメン2行で飽きた。
それで何が言いたい?
70 :
毛無しさん:04/12/12 21:26:03
うざいからやめろ
なんとなく保存したい
波動のつづきやるぞ。覚えてるか、こないだは単振動だの正弦波だのやったよな?
そもそも波っていうのは水でもロープでも空気でも、媒質があればつたわるんだよ。
いわゆる水面波じゃねえからさ。そこはしっかりおさえとこうぜ。
言葉どおりとるな。物理では媒質の変位を波っていってるんだよ。
で、単振動な。これはばねをひっぱって、上下に運動させる単純な運動を言ったな。
このとき、時間がますにつれて上向きに角度が増すと。
一周期にかかる時間Tのあいだにこのとき増える角度は2πだ。だから、
一秒間では2π/Tで、t秒後の角度は2πt/Tだ。
ようするにT秒=2πを変化させていって、t秒後の角度を求めたわけだ。
さて、t秒後の角度がわかったから、今度は単振動の変位yを一般式にするぞ。
角度が2πt/Tだけかわるんだから、これはsinによってあらわせるうよな。
だから、ふり幅Aに2πt/Tをかけて、y=Asin(2πt/T)ってことになる。
yはなんだっけ、と基本のコトをわすれてしまうが、これは何度もいうが変位だよ。
角度がなければy=A(ふり幅)なんだ。
さて、この単振動が周囲の媒質に伝わると、正弦波が生じるというたよな。
x軸、つまり変位の方向にむかって速さvでつたわったとき、
原点からの距離はP点につたわるにはx/v秒かかる。これはx=vtの関係式からもとめたものだ。
これをさっきの単振動の一般式にあてはめちょればよい。
y=Asin(2π/T)(t−x/v)
=Asin2π(t/T−x/λ)
こうだよ。これだけのことだ。復習するとあっけねえな。
さあ新しいこと学ぼう!!
さて、波のグラフについて考えよう。
つまり波の状態をいろいろなグラフによって図示して、読み取れるようにするんだ。
一般式では難しくて見えづらかったものも視覚的に把握できる。
で、波のグラフには大きくふたつある。
ひとつはy−x図だ。yとx。これはもう学んだな。かんたんにいや変位と距離。
yが物質の変位で、xが波の進行方向で距離ごとの値だよ。
だからx=2のときのyの値が、2すすんだときのyの変位だ。原点のときはいまのyの変位だな。
だから、これを右にずらしてくと、つまり進行方向にずらすと
これからの波の動きをしることができる。まあ、便利だろ。
さらに、この図を時間ごとに比較することができれば、
距離と時間がわかるから波の速さをしることができるな。
まあ、そんなところだ。
次にy−t図。これも感覚的にわかりそうだが、変位と時間だ。
何秒後にyはどれだけ変位してるかってのをあらわすわけ。
変位っていうとわかりにくいが、時間と共に振動がどうかわるかってことだ。
これは角度があるからsinごにょごにょの式で徐々にかわるからな。
まあ、そういうとわかりにくいから図式すんだよ。
y−x図とちがてこれはずらさなくても何秒後の波の動きが分かる。これごっちゃにするなよ。
さて、このy−t図からよみとれるのはふり幅と周期だ。
ふり幅ってのは上下だから、わかるよな。周期ってのも何秒後なんかい振動してるかわかるんだから、
読み取れるっつうのは理解できるはずだ。
で、ここからはオシロスコープで表示される波はy−t図だそうだ。
オシロスコープってお城をのぞく望遠鏡みたいな名前で意味不明なので辞書でひいた。
「極線を利用して、オシログラフによる電気信号の波形をブラウン管上に映し出す装置。」
波形をうつしだす装置ってことね。ようするに図示する表示形態がy−tってことだ。
まあ、覚えてやろう。
波の表し方についてやったが、こんどは波の種類についてやろう。
つまり媒質の変位っていっても、性質はひとつじゃないんだな。
といっても二種類だ。しかも地震なんかとも関連してっから、覚えやすいぞ。
こないだの新潟のひとたちをおもって頭に入れよう。
まず、横波。波っつうと、だいたい横にひろがるものだから、これはわかりやすいな。
これは媒質の振動方向と波の進行方向が垂直な波をいうんだ。
つまり、y−x図ではyが縦でxが横だったが、ああいう単純な波だな。
たとえばロープを縦にゆらすと、その媒質の変化はよこへむかうだろ。
横にゆら〜って、伝わってくよな。これは経験ないとはいわせないぞ。
で、光とか地震のS波は横波なんだ。
光が横波っつうのは、なんつうか、イメージ的にはわかるんだが・・
どういう振動があると光ってつたわるんだろうね。それがわからないから何に対して垂直かってわからん。
で、地震のS波っていうのはいわゆる本震。
震源地でドスンと振動がおこったのが、大陸をつたわって横にガーーーってつたわるんだ。
かんがえてみると横波っつうのは覚えやすい名前だ。じゃあ、この横波についてちょっこし詳しくなろう。
まず、媒質がある方向で変位、つまり振動したとするよな。
そのとき、その振動が進行方向に隣り合った媒質とのあいだで、力を及ぼしあえるならば横波を伝えることができるんだ。
わかりづらい。ようするに振動したものと、振動の影響をうけて波をおこすものとが力を及ぼしうる関係ってことだ。
それが横波の条件。ロープなんかわかるだろ。縦にロープゆらしても、
横のロープと力を及ぼしあう関係になけりゃ横につたわらない。それだけのことだ。
で、こういう横波の性質を考えるとこういうことができる。
固体っていうのは、ずれとかねじれとかの変形(変位)にたいしてもとの形にたもとうとする力が働くんで、
横波を伝えるんだ。つまり、なんつうの固体には形状記憶みたいなとこがあって、
それが「力を及ぼしうる関係」っつうのになるわけ。ちんぽでもうんこでもそう。
硬いうんこをつついたらもとの形にもどろうという力が働くよな。
で、逆に液体や気体っていうのはずれやねじれに対して自由に形を変えてしまうんで、
形をたもとうという力が働かず横波が伝わらないんだ。
水のなかでうごくのも抵抗はすこしあるが、水は簡単にかわるもんな。
これが波の性質にかかわっていて、横波は伝えられないんだ。
力を及ぼしあう関係じゃねえと、振動から垂直に波はつたわらん。
で、さっき光も横波といったんだが、いっけんこれも気体だろとおもってしまいがちだが、
気体は酸素や窒素の原子であるのにたいして、光は光の粒子だから、
ちがうんだろうな。光同士で横にちから及ぼしあうってのはおれはなんとなくわかる。粒子でがっちんがっちんになってるから。
ああ、横波に文つかいすぎたな。ようするに振動にたいして垂直に(真横)にひろがっていく波。
そのためには振動する媒質と横にある媒質のあいだで力をおうよぼしうる関係じゃなきゃいけないから、
横波が伝わるのは固体のみ。たとえば地震とかロープとか。
はい、つぎは縦波。横波ってのは振動にたいして横につたわったが、縦波ってのはなんだろう。
って、これは単純で媒質の振動方向と波の進行方向が同じ波のことだ。
こういう説明すると振動と波って微妙にちがうのかなと思うが、俺もよく分からん。
とにかく振動すると波が発生するのには違いない。
で、この縦波を説明すると、これは縦につたわってくから媒質が密集している部分、ようするに濃い部分と
まばらな部分(これを疎という)、ようするに薄い部分とでできてしまう。
だから、疎密波ともいうんだ。つまり、疎の部分と密の部分ができる波だから。
縦につたわるってことは、媒質そのものの動きだから、こういう性質ができてしまうんだな。疎密とかいうの。
で、この縦波っていうのはまずバネ。これはわかりやすい。上下に振動してるから、上下に波ができる。
つぎに音波。光は横だったが、音はたて。つまり、発生したほうこうに音はむかう。
パンっとたたけば、叩いた方向に音が伝わると。
で、P波は縦。これは余震だから。震源の振動がそのまま縦の波となる。
その波はそうとう強いんだろう。だから遠くにいる人にまでかすかに感じ取れる振動となるのだ。
で、この縦波なんだが、媒質同士の押し合う力で伝わるんだ。
ようするに空気にも体積があって、そこで手をうごかせば、そのぶんの空気はおされて上へいく。
わかりづらいが、これは力をおよぼしあうわけじゃない。力を及ぼしあうわけじゃないないからね。
ちなみに、さっきいった水のなかで手をうごかすときの抵抗もこれ。押し合う力。
で、この体積変化とそれにたいしての抵抗する力(もとにもどろうという力)は
すべての物体に生じる。
つまり、縦波は固体、液体、気体すべてで伝わるんだ。
縦波と横波のちがいについては大まかに掴んでくれたかい。
媒質の変化にたいしてどっちに波が進行するか、ってことだ。
で、誰もがつまづき足を折るのがここだ。ずばり「縦波の横波表示」
なんだよ、それって。縦波と横波はちがうんじゃねーの?なんで縦波を横波で表示できるんだ?
そもそも表示する意味ねえだろって思う。しかし物理では重要らしくしらなきゃいけねえんだ。
まあ、ひとつひとつ理解してみるか。
そもそも縦波ていうのは、媒質の振動方向と波の進行方向が一致している波だったよな。
でも、これじゃy−x図なんかで図示しにくいんだよ。だって、進行方向がおなじだから波がxの方向に向かない。
だから、ここでちょっとずるがしこいテクニックをもちいる。
x軸の正の向きの変位をy軸の正の向きの変位に、
x軸の負の向きの変位をy軸の負の向きの変位に変形する。
はい、まったくわかりませんな。だが、俺はひっしでわかろうと努力した。そうしたらすこしわかった。
つまり、縦波では波は縦にすすむんだがそれで進行はしてる。
だから、その進行をx軸におくんだよ。こうすると、yが変位でxが進行方向ということになる。
そんでこのときのxは右にむかってるんじゃなく、実は縦にむかってる。
ようするに縦の距離を横のxであらわすテクニックだ。
だからこのことを縦波の横波表示というんだ。むずかしいことじゃない。
縦だとあらわしづらいから進行方向を擬似的にx軸にむけるだけ。
いっけん、振動方向と進行方向がちがってみえるが、じつは同じになる。それだけじゃい。
はあ、頑張ったんだが、この横波表示された縦波の図なんだが、読むのにもテクニックがいる。
基本的にはy−x図、y−t図と読み方は同じなんだが、y−x図でちょっとむずかしいんだ。
縦波ってのは疎密波だろ。ただの波じゃなくそのなかで疎と密の違いがあるんだよ。
で、これをどう見分けるかっていうと、グラフで右下がりにy=0にきてる点は密だ。
いちばんガーーって媒質が集中してる点。
逆に右上がりにy=0になってるのが疎。媒質がまばらになってる点。
右上がりと右下がりだけで同じy=0の点が極端に疎密とわかれるんだ。
下がりなら密、上がりなら疎。
媒質変位があがって下におちてく点だからな、右下がり。密だ。
逆に媒質変位がさがってようやくあがる点だからな、右上がり、疎だ。覚えるしかあるまい。
で、もうひとつ、波形を右に進めると媒質のこれからの変位がわかる。
これはさっきもやったことだったな。y−x図特有のやつだ。
地理をやる。昨日はアジアを概観したが、
アジアの鬼門っていうとなんといっても中国だ。特徴がありすぎてわかりづらい。
資源が豊富で作物も豊富、やたら山脈があって、気候もひとつじゃない。
「野菜作物が豊富で資源も豊富」ってだけしりゃあいいのに、いちいち名産を暗記しなきゃならんのだ。
まあ、ひとつひとつやればいい。はじめに今の中国では漢民族が90%だ。
おぼえりゃ簡単だが、いざというとき満州人とごっちゃになるかもしれん。漢字をいまだにつかってるから、漢ってことでいい。
さて、中国でいちばんめんどくさい地形の話だ。
おおきな目で見ると西高東低だ。といっても天気じゃない。標高とかそういうことで、西が高くて、東が低いんだ。
西部には山地だの高原だのタリム盆地だのがあるからね。昨日も中国西部、チベット高原は高山気候とかやったはずだ。
で、中国の西部にはなんといっても世界でいちばん高いおやまのチョモランマをもつヒマラヤ山脈もある。
これも昨日やったと思う。チベット高原とかヒマラヤ山脈ってのは新期造山帯なんだよな。
で、それより北のほうにあるタクラマカン砂漠をふくむタリム盆地は安定陸塊のセリンジアンだ。
これも昨日やった。タクラマカン砂漠は「企まん(たくらまん)」っていうふうに覚える。
とにかく、西部の北の企まん砂漠をふくむタリム盆地、西部の南のチベット高原とヒマラヤ山脈は高知だ。
で、一方の東部。これは低地だ。かんがえようによっては理解できるぞ。
中国の東部といったら長江だの黄河だのでっかい川がたくさんあるよな、だからこれが氾濫して沖積平野をつくってんだ。
だから低地だ。川に氾濫おこされるぐらいだからな。で、東部のもうひとつの特徴は南部のあたりが安定陸塊のシナ地塊になってることだ。
これも昨日やったはず。要するに中国では西北部と南東部が安定陸塊で、呼び方はそれぞれちがうんだ。
以上、中国の地形。
で、つぎに中国の気候。中国にはいろいろ気候がある。
日本ですら北海道と沖縄でぜんぜん気候がちがうんだから、あのでかい国ならなおさらだな。
で、東部から覚えよう。これは北から南までわかりやすく冷帯、温帯となってる。シベリアに近いし、
冷帯になるのもしかたない。それから、東南アジアにちかづくにつれて温帯となる。
北からDa,Cfa,Cwとこういうふうに気候がかわる。
北部のDaっていうのは調べてもよくわからないんだがとにかく冷帯ってことだろう。
で、中部にあたるCfaは乾季はないんだがアジア特有の季節風によって夏は多雨になる地域だ。
日本も梅雨とかそうだよな。で、四季がはっきりしている地域なんだ。
だから、ようするに東部の中部は日本と同じ気候帯だ。
で、東部南部だが、ここはCw。温帯だが、冬は乾燥するらしい。
これもやっぱりモンスーンの影響だな。夏にやたら雨がふって冬は乾燥するんだと。ようするに東南アジアっぽい気候だ。
中国東部はロシア、日本、東南アジアの気候を含んでるんだ。
つづいて、中国西部。ここはまず北部のタリム盆地からみていこう。ここはBW。
BWってのはつまり砂漠だ。ブルーウエーブが消滅したように砂漠地帯。タリム盆地ってのは高地で砂漠でろくなとこじゃないな。企まん砂漠っていう名前も変だし。
さ、次は西部の南部。ここはチベット高原だな。H。高山気候ってこと。
中国西部の気候は地形と関連して覚えやすいな。
まず、タリム盆地は砂漠だからBW。チベット高原は高地にありすぎて高山気候。
しつこいが、東部は上から冷帯、日本とおなじCba(夏に雨がおおい地域)、Cw(季節風の影響つよすぎて夏ばかり雨で、冬乾季)にわかれる。
中国の難関はひとつクリアしたが、まだまだ問題は山積しとる。ああ、アホラシイ。
じゃあ、中国の農牧業だ。やたら生産高がたかくて、いろいろトップをとってる。
で中国農業の歴史をみると、社会主義の人民公社が解体して、生産請負制に転換した。
社会主義国家とはいえ、徐々に解放していってるんだな。
で、生産請負制を利用した成功者がでてくる。これが万元戸だ。中国の億万長者。社会主義とは矛盾してるが、でてきたんだ。
中国の近代革命は人民公社の解体だけじゃない。四化運動っていうのもやっている。
よっつを近代化しようってことだな。ヨン化。ぺヨンジュンになる運動ってか。
で、近代化しようとしたのは水利化・電化・機械化・化学化だ。
どれもすごく基本的なことだな。水道利用、電気、化学、機械。
機会からイメージを膨らませれば、残りの三つも覚えられそうだ。
以上、中国の近代化運動でした。いまや一部の地域で経済が反映してるからこの運動は成功したといえるだろう。
さて、中国の農業。これは東部が中心となっている。
そりゃあそうだな。川がたくさんあって、堆積平野があるんだから、そこで耕作していやがるんだろう。
で、西部はというと遊牧やオアシス農業だ。砂漠とか高原とか、変な土地だから、普通の農業はできないらしい。
一国でここまで地形から気候から農業形態まで違ってくるのも凄いよ。
さて、中国でいちばん農業が盛んな地域について考えよう。
それはチンリン山脈からホワイ川をむすぶ場所だ。年間降水量が800でこれが農業に最適らしい。
「チンポが淋病でホワイト」と覚えることにする。ちん毛が農業のイメージとぴったりだ。
で、チンリン山脈とホワイ川だが、位置的な把握をしなければな。
と思ったが、どこにもねえ。外務省のページまでいったのにない。ネットで一番不自由するのは地図だ。世界地図ですらみつからねえ。
ってことで、チンポが淋病でホワイトは、だいたい東部の中心のあたりだろ。わからねえから、それでいいや。
で、この東部にあるチンリン山脈からホワイ川を線で結ぶあたりが農業が盛んだといったが、
南部と北部で作物がかわってくる。北部が畑作で、南部が稲作だ。
長江流域の稲作は有名なんでそこから考えればいっぱつだが、気候でも覚えられるぞ。
さっきいったとおり、南部は東南アジア気候。東南アジアといえばタイ米などにも代表的な米だよな。
で、北部はCbaとかDaだろ。こういう地域は野菜作物がよくそだつんだよ。日本にしろ、ヨーロッパにしろ。
だから、北部が畑作、南部が稲作というのは理解できることだ。ただ覚えてもいいけど。
東部の話をしたが、西部でも一応遊牧・オアシス以外の農業もやってる。
それがスーチョワン盆地での米・小麦の栽培だ。
「数値をワン」盆地だよ。で、タリム盆地も西部だったが、この数値をワンも盆地になる。
ここでは食べ物の代表的な米や小麦を栽培している。
まあ自分で食うんだろうな。盆地じゃなにもくうものなさそうだし。
中国でいちばん覚えるのがやっかいな分野。生産別の農業だ。
生産一位が結構あるといったが、まとめて覚えてしまおう。米、小麦、綿花。
三大主要作物だな。それを独占してるんだ、中国は。だから農業大国というイメージが過剰にある。
米は東部南部の長江のとこ、小麦綿花は東部北部のcbaのとこだろう。
中国の農業を暗記するにはとりあえずこの三つはまとめて覚えてしまうのがコツだと思う。
三大作物だから覚えやすいが忘れやすい。どすとれーとな三個だからな。
じゃあ、個別にまなぶ。
米だ。これはさっきもいったとおり南部を中心に栽培している。華中〜華南のあたりだな。さっき稲作っていったろ。
さて、ここで米について覚えるのは二毛作と二期作だ。華中は二毛作、華南は二期作。
いかにも覚えろってかんじでここがすみわけされているんだ。
しかし、覚え方はある。まず、覚えたいのは
二毛作は同じ耕地で一年に二度、別の作物を栽培すること
二期作は同じ高地で一年に二度、同じ作物(稲)を栽培することだ。
効率的に耕地をつかおうとして考えられた。さて、覚え方だが、さっきもいったとおり南部は稲作だ。
南部ほど稲作中心に耕作する。わかるだろ、華南のほうが南だから、一年に二度稲作するんだ。
華中はまだ北部にちかいぶん、畑作も同時にやるんだ。どうだ、覚えただろ。
だから華中は二毛作で、華南は二期作だ。
さ、次。小麦だ。パンの原料な。これも中国が生産世界一。
当然、畑作中心の北部で作られる。で、これまた変な区分けがあるんだ。
華北が冬小麦、東北が春小麦。。嫌がらせみたいなくわけだしどう考えても覚える必要はないんだが、
覚えなきゃいかんのだ。
冬小麦は秋に種をまいて、春に収穫。春小麦は春に種まいて冬に収穫。
どんなものにでも覚え方はあるものだ。これ、東北が春小麦というのがポイントだ。
東北のほうがシベリアにちかく気温がひくいから、冬じゃなく、春から秋にまける春小麦をつかうのだ。
それにくらべて南に位置し気候がおだやかな華北では冬をこす冬小麦をまくわけだ。
どうせ忘れるだろうが、これが覚え方だ。
さて、綿花だ。生地なんかのやつだな。これも生産量一位。これは畑作中心の華北ね。
南部は稲作、北部は畑作っておぼえてりゃ理解はできるわな。
ちなみに、綿花と小麦は生産世界一位なんだが、なんと輸入も一位。中国って人間多いから。。
おまえらどれだけ使うんだよって話。
中国の世界一位はまだある。とりあえず三大作物はインパクトあるからさきにやっただけだ。
中国は異常な作物大国だから、いろいろつくってんだな。
で、それはバレイショと漁獲量だ。バレイショってのは芋。まあ、覚えるまでもないのかな。
中国人っつうと芋くってそうなイメージあるし、それで覚えられるな。
漁獲量も一位。これもじつはすごいよな。三大作物にくわえて魚まで世界一とるんだから。
米に小麦に綿花に芋に魚。
これから一位じゃないやつも覚えなきゃならない。
半端なだけに面倒くさいぞ。それは大豆、茶、とうもろこしだ。
ぱっとしないのばっかりだ。「東大のお茶」ってひとくくりに覚えよう。
東大のお茶はまずそうだから、一位じゃない作物っていうのにイメージがぴったりだ。
大豆は中国の原産だ。寒くても育つ。だから東北での栽培が中心だ。
で、お茶は華中の多雨地域が中心だ。
稲作と畑作のあいだぐらいの場所ね。お茶ってなんかそんなかんじでしょ。
稲のようでもあり、作物のようでもあり。
はい、中国の農業終わり。
まとめると、中国は米、小麦、綿花が世界一。
米は華中、華南で生産、ほんで華中が北よりだから二毛作、華南が南よりだから稲ばっかの二期作。
小麦は華北、東北。東北のほうが気温が低いから春から秋で育つ春小麦。
綿花は印象薄いが華北。さむすぎずあたたかすぎず華北は畑作の中心地だ。
で、ほかにも魚や芋が一位。
一位じゃない主要作物としては東大のお茶。つまり、とうもろこし、大豆、お茶。
大豆は寒くてもそだつから東北、お茶は稲作と畑作の中心の華南。以上。l
中国の鉱業だ。もう中国のことなんかどうでもいい。でも覚えなきゃならねえ。
一昨日かな、アジアを概観したとき中国は石油と石炭と鉄鉱と銅鉱とボーキサイトっていったよな。確か。
もうひとつ、中国はすず鉱もすごい。はあ、覚えきれないよ。どうでもいい。
とりあえず世界一位になってるものを覚えよう。それは石炭とすず鉱だ。
どちらもさ行。す、と、せ。すずと石炭。
特に石炭が一位ってのは工業化すすめるうえでの大きな強みだわな。
で、有名なのはフーシュン炭田とタントン炭田とピンシャン炭田だ。
覚えようがないので、なんとなくイメージを脳にこびりつけておこう。
それで炭田っていうのはだいたいどこもそうなんだが、鉄鉱とむすびついてコンビナートをつくる。
そうするといろいろ都合がよく工業ができるんだとさ。
で、中国はというと鉄鉱石も世界2位。石炭、すずが一位で鉄が2位。なんでもそろってる。
とにかく、世界一位の石炭と世界二位の鉄鉱石を結び合わせるんだから、そりゃあもう最強。
石炭と鉄鉱石は関係がちかいので「せってん」とおぼえてしまう。
さて、フーシュンタントンピンシャンが石炭でそのそばに鉄鉱石があるっていった。
だから、しかたないのだが、鉄鉱石のある場所もおぼえなければならない。
これは北からアンシャン、パオトウ、ターイエ。どれもあ行。
「アンパンマンのお父さん、逮捕」、めちゃくちゃだね。鉄鉱石のイメージからは覚えにくい。
とにかく、こういう場所が鉄鉱石の主産地となっていて、コンビナートをつくっている。
石炭と鉄鉱石については以上だ。
すず鉱については一位という以外の情報がないので終わり。さしすせそで覚えてしまって。
中国はそりゃ強いよな。農産物も鉱物もありたい放題だから、つかいたい放題だよ。
で、原油。これは世界五位。ま、中東の国とかあるからね。これまで一位だったら逆におかしい。
これも油田をいちいちおぼえなければいけない。ターチン油田、ターカン油田、シェンリー油田。で、西部にユイメン油田。
「チンポがタチ、高く、せんずり」やっぱりシモネタで覚えるのがいちばん。ちんぽに脂ぬってオナニーするイメージだ。
で、ユイメン油田。ユイっていったらハゲ板のアイドルだよ・・結衣のツラ。ユイメン。みんなから離れてしまったから、西部。
油田はあの子は脂っこいもの好きだったから・・。鍋焼きうどんとか。
はい、油田終了。ちなみに最大なのはチンポが「たち」のターチン油田。結衣面は最近開発したばかりだから。
さ、あとは適当だな。鉛鉱、ボーキサイト、レアメタル、銅鉱とか。
まあひととおりの鉱物はあるってことだ。
じゃまくさい農業と鉱業がおわったが、いまわしい中国はまだまだ覚えることがある。
まず工業。もともとは軽工業中心だったんだが、49年に革命がおこって、
国有化と計画経済の日本柱で、これは社会主義らしいね、これで重工業を重視しだした。
80年代からは資本主義をみならいだして、技術資本を受け入れだしたんだ。
で、5つの都市を経済特区として資本主義を本格的にスタートさせたんだ。
今や世界の工場みたいな言われ方しているわけだし、
結果的に成功したんだな。
まあこれだけ資源が豊富なら技術と資本しだいでうまくいくわ。
さて、中国の地域開発の話だ。
まず、スーペイ灌漑運河の建設。スーパーより一段おとる。すっぺい感じ。
灌漑ってのはようするに水をひくことだが、それを運河にするというのは凄い話だ。スーパーだな。
つぎに黄河のサンメンシャダムとリュウチャシャダム。黄河にダム建設してるってことだ。
三面者と龍茶者ってこと。顔がみっつと、茶色い龍。黄河っぽいだろ。
で、長江にはサンシャダムとコーチョウパーダム。なんか覚えやすいな。三者と校長。
長江を逆からいったら校長。三社面談。で、ダムを建設と。
以上が地域開発。こじつけばっかだ。
とにかくスーパーな灌漑システムにより運河をひき、黄河にゃ茶色い龍と三面のダムを建設し、長江には校長と三者のダムをつくる。
これが中国での地域開発だ。
5つの経済特区についてすこし考えよう。
これは特別地域で、資本主義の技術や資本を本格的に取り入れている。
南部が中心だ。Cwのあたり、稲作のあたり。ここらへんを資本主義にしてみた。
シュンチェン、チューハイ、スワトウ、ハイナン、アモイ。
覚えやすそうだが、覚える必要はなさそう。
とにかく中国は特区というかたちをとって資本主義を導入したんだ。
さて、中国といえば、少数民族の自治区があることもしらねばなるまい。
まあ、自治区っつうと西に集中しているイメージがある。
あの高地とかオアシスとか遊牧とか結衣ちゃんの西に。
まず、西の上にはウイグル族が住んでいる。これは地図でみれば一目瞭然なぐらいおっきい。
どっかの国よりよっぽど大きい。ここが自治区なんだ。だが、もともと人が住める地域でもないんで、
ほんとに家族的に自治してんだろうね。種族みたいなかんじで。
で、世界地図みればわかるけど、ウイグル族はトルコにちかい。歴史的にもトルコやイスラムと関係ぶかい。
だから、民族はトルコ系で宗教はイスラム教だ。トルコ人はイスラム教徒だから分ける必要もないけど。
ウイグルはこのように広大な土地をしめるトルコ人なのだ。
さて、西部の南部。ここにはチベット高原があり、チベット族がすんでいる。チベット自治区だ。
チベット高原といや、ヒマラヤ山脈の近くで、高山で、っていろいろ特徴を学んだな。
ここには漢民族とはちがう、チベット系の民族がすんでいるんだ。山脈や高原があるだけあってここも広大だな。
信仰しているのはラマ教。インドのちかくだから宗教もちゅおっと風変わりなんだ。
ここはいま独立の動きをみせているぞ。
さて、中国のうえにはモンゴル系の自治区がある。こいつらもチベット同様ラマ教を信じている。
こいつらというか、モンゴルという国の信仰だ。しかし、モンゴルとモンゴル自治区の違いがわからん。
モンゴルといえば、モンゴル帝国だが、それが関係していまも自治区で残ってるんだろうか。
トルコ民族とモンゴル民族は歴史上、いろいろあばれまわったからな。
さて、以上がメジャーな自治区だ。
他に中国の中心にホイ族というのが自治区をもっている。どうみても中国の一部なんだが、自治区らしい。
ここは日本人には理解できないところだ。山梨が自治区といっても、いや日本じゃん、と思ってしまう。
ここは「ニンシャホイ自治区」というんだ。「妊娠して、ホイっと捨てる」。ひとりでいきてけよ、と。
だから、自治区。ここはなんとアラブ人。そうか、民族的な違いか。
それで国じゃなく自治区にしてるのか。アラブ人だからもちろんイスラム教ね。
最後にチョワン族っていうのもいる。茶碗みたいなマヌケな名前。
これはベトナムのほうだねl。中国とベトナムは昔からいろいろあったから、
その名残で自治区として残ってるのかね。そもそも違う民族だし。
「コワンシーチョワン族自治区」とよばれる。ベトナムのうえのほう南東部にある。
最後に紹介したが、じつはいちばん人数が多いんだ。
以上いつつの自治区がある。
はー、ようやくだいぶ説明できたな。ではこれからは中国固有の問題についてみていこう。
結構覚えやすい。まず、おなじみ一人っ子政策。
セックスはしても子どもは一人にしろっていう政策。
ひとりしかうまなければ政府は金だす、中国人これほしい、だから一定の成果をみせているぞ。
社会主義ならではだね。でも、きっと中国は将来少子高齢化に悩むよ。人口構成おかしいもんね。
つぎに華僑。国外にでた中国人で、基本的に高学歴のエリートだから、経済にひいでてるんだ、こいつら。
シンガポールとか、東南アジアで経済の実験を握ってる。中国経済のつよみのひとつは華僑なんだな。
で、東南アジアだけじゃなく世界中にチャイナタウンつくってる。アメリカにもヨーロッパにも。
だから欧米では日本人より中国人のほうが人数多いようだ。
で、このでしゃばりどもの出身地は、フーシェンとコワントン。「風船、怖い」
エリートでも風船がわれるのは怖い。
さあ、次はよっつの近代化。四化運動っていうのは農業・工業改革だったが、
四つの近代化は本格的な近代化のことをいう。4000年だけあって、4という数字がすきだ。
で、この四つというのは、農業、工業、国防、科学技術。
農業、工業は四化運動とおなじだな。めにつくのは国防と科学技術だ。
よくわからんが重要らしい。
最後に国境問題だ。日本ともいろいろごたごたがあるが、他にも国境問題をかかえている。
ひとつはロシアと。ウスリー川の中州の珍宝(ちんぽ)島とダマンスキー島をめぐる紛争だ。
「ちんぽ」「まん(こ)すきー」っていうのが島の名前。
よりによってこんなのを争ってるわけだ。ロシアと。
で、インドとはヒマラヤ山脈での国境をめぐって争っている。
チベットとインドのあたりだな。でかいんだから、インドに譲ってやってもいいと思うけど、そうはいかないのだろうか。
さあ、終わった。中国終わった。どうでもいいことばっかり覚えさせやがって、くそ。
香港についても語って!
香港は1997年にイギリスから中国へ返還されたぐらいしか語ることはないです。
さあ、波動。単振動と正弦波をやり、横波と縦波をやった。
あと波動、波の動きを図であらわすこともしたな。
で、今日はなにやるかというと二つ以上の波動、波がどのようにお互いに影響を及ぼしあうかということをやる。
簡単に考えれば、ロープの右端と左端から揺らすとすると、中央にむかって波が向かう。
これがどうお互いに影響するかということを知りたいわけ。
で、波がぶつかると、物理的にいうと重なるとお互いの変位はどうなるか。これは非常に単純だ。
ふたつの波の変位が合計されるだけ。だから、右端からの波の変位が3、左端からの波の変位が2なら、
重ねあってできる波の変位は5となる。これは変に難しく考えなくていいんだな。
で、この重ねあってできる波だが、合成波という。波が合成されるからだ。
変位がその分増えるんだから合成という言い回しも理解できるl。
ちなみにこの変位が単純に足し算されることを、「重ね合わせの原理」という。こういうと物理者っぽい。
変位が重なり合うとただ合計されるといったが、お互いの波が完全にひとつになるわけじゃない。
それぞれの波の伝わる早さ、振幅、波長には影響を及ぼさないんだ。
逆に言えば重なり合ったときお互いに影響をおよぼすのは変位だけ。変位が足し算されるだけなんだ。
で、この波は重なり合ったのち、それぞれの波の進行方向へ進んでいく。そして振幅も波長も変位ももとにもどる。
ロープでやってみりゃなんとなくわかる。波は重なった後そのまま通り過ぎるから。打ち消しあうってことはないんだ。
これを波の独立性という。変位をのぞいて、波は独立している。一時的に合成波になるが、その後はもとにもどる。
で、変位が合計されるっていったが、これはかならずしもプラス同士ではない。
プラスとマイナスになれば、変位がゼロにもなる。
波についてもう少し詳しくならなければいけない。
今までやってきたような時間とともに波形がすすんでいく波、これを進行波という。
まあ、想像する波っていうのは普通そうだな。時間がたつほど進行方向へすすみ距離が遠ざかる。
次やるのは定常波だ。これがとっても理解するのに苦しむ。
まず、波っていうのはそれぞれに周期、ふり幅、波長とかをもっている。これで波は区別される。
これらが全く同じ性質の波というのがあり、進行方向が逆で左右から重なり合ったとする。
で、さっき学んだのを応用すりゃ変位だけが合成されるというのはわかる。。
このとき、見かけ上おかしな現象がおきる。
波のそれぞれの場所ごとに同じ大きさの変位の振動をくりかえすだけの合成波になるんだ。
要するに、外見上は、ずっと同じような振動をしてるだけにみえる。
ようするに同じ場所でただ振動を繰り返すように見えるということ。波がとまって振動してみえる錯覚。
百聞に一見はしかず。
http://www2.biglobe.ne.jp/~norimari/science/JavaEd/wave4.html これも重ね合わせの原理どおりのことがおきているんだが、同じ周期、波長、ふり幅をもっているため、
見た目上、一定の位置で振動していて進んでいるようには見えないんだ。
説明するとくどいけど、同じような波が出くわすとおこすひとつの現象だ。これを定常波という。
で繰り返しになるが、定常波では変位が隣の媒質に伝わらないから、波形は進まないんだ。
同じ場所で振幅しているから、最大振幅をする点と、振動しない点がきまっている。
最大振幅を繰り返す点を定常波の腹といい、まったく振動しない点を定常波の節という。
ずっと振動だから、振動するところとしないところでわかれるわけね。それで呼び名をつけてるだけ。
今までかんがえていた波とはだいぶちがうな。個々の波の性質を学んでいたが、
今日やってるのは二つ以上の波が影響をおよぼしあうことをやってるから。
波をまなぶうえではとっても重要だから、頭を切り替えて覚えるしかない。
いま覚えたのは同じ波形、振幅、波長なら左右からでくわしたとき合成して同じ振動を繰り返すようにみえるということ。
定常波だ。
つぎに定常波の性質をかんがえてみる。
まず、振幅は元の波の二倍だ。これは重ね合わせの原理で振幅は合成されるから当然。
同じ振幅の波だから、二倍になるわけだ。
つぎに、腹と腹の間隔、節と節の間隔はもとの波の波長の1/2だ。
これも波がぶつかるまでの様子を観察するとなんとなくわかる。
理解するのはむずかしいから覚えてしまおう。
次に腹と節の間隔、これは元の波長の1/4ということ。これは定常波の節が腹と腹の中間にあるからあったりまえだ。
さいごに、定常波でできる波の周期と振動数は元の波と同じ。
復習だが周期ってのは一度振動するのにかかる時間、振動数って言うのは一秒間に振動する回数。
波の独立性でいったとおり、このふたつは波が合成されようとかわらないものだから、定常波だろうが元のままだ。
何度もいうが、定常波ってのは同じ波がぶつかって、見かけ上おなじとこで同じ振動をくりかえしてみえることだ。
考えてみれば定常波っつうのはまだわかりやすいものだったな。
次にやるのは反射波だ。名前からイメージするのは、波が反射するってことだね。
例えば、ロープを壁に取り付けたとする。で、かたっぽから波をおこすと、
壁で打ち消されるんじゃなく、反射して帰ってくるんだ。
で、このときの反射の仕方が問題となる。むずかしくいうと、この反射波は元の波(入射波という)と逆位相となるんだ。
位相って難しいな。ほんとに物理的な言葉なんだよ。
入射する波、つまりもとのなみがそのまま進んだとして・・・いや説明しにくい。
元の位相をすこしずらしたかんじに反射すんだけどなぁ。とにかく逆位相だから、入射とは位相が逆なんだよ。
位相が逆同士の入射角と反射角、とうぜん振幅数や周期はおなじだから二つが合成されると定常波になる。
で、このときの壁を固定端という。こていたん。変な言葉だがこれも物理。こていタンっていう2ちゃんの言葉みたい。
固定端にむかった波は、固定端のとこで反射する。反射した波は入射した波の逆の位相をもつ。
逆の位相だから、元の波と合成並みを作ると定常波となる。以上。
今のは固定端の反射。つぎは自由端の反射。
この自由端っていうのは、水とか、結び付けられてないロープとか、バネの先とか、とにかく固定されてなくって自由に動くやつね。
これに波があたるとやっぱり反射する。
でも、媒質が自由に変位できるから反射波は自由波とおなじ同位相。わかりやすい違いだね。
固定端なら逆位相、自由端なら同位相。
で、反射波が同位相っていうのは簡単に理解できるし、作図もできる。
入射波がそのまますすんだとして、それを自由端で折り返せばいい。それが反射波だ。ようするにyにむかって対称。
そうすると、逆位相もわかる。入射波がそのまま進んだと仮定して、それをx軸に対称にする。
さらにそれを固定端(y軸)でさらに対称して折り返せばいいんだ。
こういうのを覚えるにはなれなきゃな。
これを数学的に説明すると、固定端では反射波は位相がπradずれる。
自由端では反射波は位相がずれていない。
固定端での反射では、山が入射したら谷が反射し、自由端での反射では、山で入射したら山で反射。
さて今日は科学だ。個人的には科学がいちばんすきだ。
用語を覚える努力をするのはつらいが、性質を理解していく過程が楽しい。ごめんうそ。
さて、化合物をまなぼう。ようするに元素がいろいろまざりあったものですな。
で、いちばんにこれは大きくふたつにわけることができる。化合物として一緒くたに考えるより、性質ごとにわけてしまうんだな。
それが有機化合物と無機化合物だ。有機物とかいうのはたまにきく。
この定義だが、有機化合物は炭素を含むもの。無機化合物は炭素以外の物質からなるもの。
有機物、無機物の定義とおなじだな。炭素、C以外の化合物は無機化合物。
水素がはいってようが酸素がはいってようがなんだろうが。炭素はここにきて特別視されてるんだね。
さて、まずその炭素をふくむ有機化合物の特徴からみていこう。
化合物に炭素が含まれるだけでどれだけ性質がいいんだ?ってなかんじ。
まず、有機化合物の構成元素を紹介する。これはすべての元素からなるわけじゃなく、
あらかじめ含まれる元素は決まっているんだ。というか、研究の結果そう判明したんだろう。
それが、CHNOS,ハロゲン。炭素、水素、窒素、酸素、硫黄、ハロゲン。まあ主要どころは勢ぞろい。
硫黄なんかも硫酸や硫化物の原料だから、主要だぞ。
チャンネルナンバーSと覚える。「ch No, S」。それにくわえてハロゲンだ。
塩素、臭素、フッ素、ヨウ素ってやつね。ふっくらぶらじゃー愛の後。
さて、たったCHNOSハロゲンの元素からなる有機化合物だが種類は実に多い。
その理由としては重要な炭素が四価の原始で外殻ががら空きだってこと。これでいろいろ結合できてしまう。
そのうえ、厄介なのは炭素同士がこの外殻の空きを利用して結合するから、炭素骨格という構造をとっちゃう。
だから、そんなこんなで化合物が極めて多くなってしまう。炭素の外殻ががらあきなのと、炭素同士が結合して炭素骨格をつくることおね。
さて、この有機化合物のうちいちばんに覚えておきたいのは炭素と水素。つまりCとHだけ。
つまりチャンネルからなる化合物を炭化水素ということだ。炭素と水素だけからできている化合物を炭化水素という。
覚えてるかな。これはカルボキシル基の話でもした。カルボキシル基に炭化水素がくっついたのが脂肪酸だという話をした。
そのときは炭水化物とごっちゃになった。今思えば恥ずかしい。
化合物を炭化水素いうんだ。なんで水化炭素じゃないかっていうと、炭素が基本だからすべては炭化〜ってことだろう。
さて、有機化合物に話を戻そう。この有機化合物の反応はどういうものなのだろうか。
有機化合物っていうのは結合の大部分が共有結合だ。
要するに、原子同士が電子をもちあって結合しているかたちだ。たとえばCl2とかC2とかO2とか。
ひっじょーに結合がつよい。だってお互いがお互いにひきあわされてるんだから。
わざわざ原子にもどりたくない。Cl2がClにもどるってことはありえねえっしょ。
共有結合はあらゆる結合のなかで結びつき最強。いわばセックスみたいなもの。性欲があれば離れない。
で、有機化合物は大部分が共有結合なわけ。あと炭素同士が炭素骨格っていう構造で結びついてるともいったな。
こういう性質をもつ有機化合物だから、反応速度は比較的遅く、反応も複雑になる。
こういう性質だから、反応が遅くて複雑といっても理解しがたいな。
とにかく有機化合物っていうのはchnosとハロゲンっていう主要中の主要元素であることと、
それぞれが共有結合であることと炭素っていう性質だから、化合物は複雑。
さらに結びつきが強いから反応遅い。それだけ。
次にこの有機化合物の融点と沸点。
いままでしった性質から推測すると結びつきが強いんだから融点沸点も高いんじゃないの?
とかんぐるかもしれないが、お前はまちがっている。
有機化合物の大半は共有結合なんだが、結晶はというと分子性結晶からなるものがおおいんだ。
共有結合と分子性結晶の関係というのは確かでないんだが、とにかく分子的な結晶ということで離れやすく融点沸点は低い。
今しらべた。やっぱりそうだ。分子性結晶はファンデルワールス力だった。分子間の弱い結合だ。これはやわらかく沸点もひくい。
なぜ共有結合が分子性結晶になるのだろう。もしかするとC同士、Cl同士とかだけ共有結合で、
その分子間はファンデルワールス結合とか?そこらへんはわからんね。
さ、次にこの有機化合物の溶解だ。この有機化合物は電離性にとぼしい。
だから水にいれても溶けにくいんだ。だが、裏技があり、有機溶媒をつかうと溶けやすくなる。
簡単にまとめると、有機化合物は大半が共有結合だから反応速度は低い。なかなか反応しない。そしてその反応も単純ではない。
しかし、その結晶はファンデルワールス結合だから融点が低い。そして電離性がないから水にとけないで有機溶媒にとける。
最後に、有機化合物の結晶。これはわかりやすく科学らしい。
チャンネルナンバーSなんだから}CもHも含む場合がおおいよな。だから、空気中で完全燃焼すると二酸化炭素や水を発生するんだ。
しかし、化合物中の炭素の割合がおおい、有機がありすぎる。勇気がありすぎると、不完全燃焼する。
で、ススになる。ススっていうのは突然でてきたがなんとなくしっているはずだ。
なにかこげると黒い粉がでてくるよな。あれがスス。
辞書でしらべると「有機物の不完全燃焼によって生じる炭素の黒い微粒子」。
ようするに炭素が多すぎる有機化合物を不完全燃焼したからなんだな。
炭素と水素の割合がちょうどいいと二酸化炭素と水になるんだ。
有機化合物の性質についておおまかに説明した。だが、実はそんなのは重要じゃないのかもしれない。
これからは個々の化合物をみていきたい。これがやりたかったんだ。
ここででてくるのがアルカン、アルケン、アルキンだ。科学の参考書をひらひらとめくっていると目に留まる。
なんともいえない金属っぽい名称がきになるがその性質は今もって謎。
それを有機化合物という糸口からとくことができるのだ。
で、この3つのアルだが、これはすべて炭化水素だ。ようするにCとHからなるもの。
前もカルボキシル其の不飽和だとやったときにやったんだが、CとHの割合できまるんだ。あの三つのアルの違いは。
で、さらにたまたまそういう区分けをしたと思ったら炭素結合間にも性質として違いがでてくる。
具体的にみていこう。
まず、アルカンだ。これはn個の炭素とその二倍に2足した水素からなる。
要するに、一般式=CnH2n+2だ。
先にネタバレすると、2n以降の数字がないのがケン、+2なのがカン、-2なのがキンなんだ。
なぜカンだと増えて、なぜキンだと減って、なぜケンだとプラマイなしか。説明しようがない。
で、覚え方として、+2は加法の加だからカン。
-2は消えるから「消」でキン。
計、つまりそれで終わりだから計の「け」でケン。
かなりマッチョな覚え方だ。かきくけこの順番で増える、減る、増減なしと覚えてもいい。
とにかくアルカン、アルキン、アルケンの違いがこの炭素と水素の配合のちがいだということを覚えたい。
さて、アルカンだが、これはCとC。つまり炭素間の結合がすべて単結合だ。一本線でつながってる状態。
イメージとしてはとてもよわいイメージだ。アルカンは+2だから水素が多い。そんで炭素は水素に、
HHHH
HCCCCH
HHHH
↑こんなかんじで取り囲まれてるんだ。だから強く結合しても意味なし。炭素間はおなじ結合をする。
囲まれるの「囲」とカンの組み合わせもイメージで覚えよう。
次にアルケン。これはアルカンより2少ない状態だったな。だから、炭素と水素はこんな関係にある。
H H
HCCCCH
HHHH
アルカンより二つ水素が足りない。だから、中央部のふたつの炭素は強く結合する必要があるわけだ。
だから、二重結合を一つ含むんだ!
一般式の違いから炭素間の結合がどうなってるかも関連して覚えられる。
こんなチャンスはないから絶対にしってしまおうよ。
ちなみにアルケンの一般式はCnH2nだ。炭素の二倍の水素。
最後にアルキンだ。消えるわけだから-2。アルケンよりさらにふたつ水素が少ない。だからこうなるぞ。
H H
HCCCCH
H H
こうなると、中央の炭素たちはよけい負担がかかるよな。つよくつよくつよーく結びつかなければいけない。
三重結合ですよ!
かくなるうえは三重に結合しないといけないわけです。アルカン、アルケン、アルキンと水素の数がふたつずつ減るにつれて、中央の炭素の結合はつよくなるわけだな。
それは水素がへるぶん炭素に負担がかかってるわけだ。
大学受験レベルを長々とわかりづらく書いてるだけじゃねえか・・・