初めに、神は天地を創造された。
地は混沌であって、闇は深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた。
神は言われた。「光あれ。」
ゲット2!
3ゲット!!
このあほんだら!
髪よ・・・
6かな?
仏は言われた
「そんなんry」
神は告げられた
ハゲの聖地、2ちゃんねるで心行くまでハゲを罵倒しろ と
キールがパイプ椅子に座っている。
他の四人は、キールを囲むように立っている。
そして、四人が次々とキールに質問とツッコミを浴びせていく。
ガリクソン:「なぜハゲているの?」
キール:「わからない」
ガリクソン:「ハゲていてうれしい?」
キール:「ちっともうれしくない」
ガルベス:「ハゲるのは、嫌いかい?」
キール:「好きじゃないです」
ガルベス:「だからハゲるのか?」
キール:「ハゲちゃダメだ」
ガリクソン:「どうしてハゲたらいけないの?」
キール:「ハゲたらつらいんだ」
ガリクソン:「つらいことからハゲ出したのに?」
キール:「ヅラ買ったんだよ」
マント:「なら、それでいいじゃん」
コトー:「そう。ヅラ買ったら、ハゲ出してもいいのよ」
キール:「でも、嫌だ。ハゲるのはもう嫌なんだよ」
マント:「それはハゲ出したつらさを知ったから」
ガリクソン:「だからハゲるのが嫌なのね」
ガルベス:「CMを真に受けて、薬をつけてたたく。それがあなたの処世術じゃないの」
キール:「そうだよ。そうしないと、もう生えないんだ」
コトー:「そう思いこんでるだけでしょ」
マント:「ハゲてるのはキールひとりじゃないよ」
ガルベス:「そう考えると楽だから、そう思っているだけよね」
キール:「うるさい!そんなの関係ないよ」
コトー:「そうやってすぐ自分の髪を放り出す」
ガリクソン:「そう思いこんでるだけやで、きっと」
キール:「違う。僕には髪がない。誇れるものがないんだ」
キールはまったく顔をあげようとしない。
ずっとうなだれたまま。どんどん自虐的になっていく。
キール:「僕はハゲが嫌いなんだ」
マント:「ハゲなんか嫌い!嫌い!大っ嫌い!」
ガリクソン:「ハゲなんか大っ嫌いや」
マント:「僕は嫌いだな、ハゲのことが」
ガルベス:「ごめんなさい。ハゲのこと、嫌いなの」
キール:「ほら、みんなそう思ってる」
コトー:「確かにハゲは、あなたの体の一部だわ」
ガルベス:「けど、ヅラに頼ってしまうと、ヅラそのものがあなた自身になってしまう」
ガルベス:「ヅラそのものが君のすべてになってしまう」
キール:「いいんだ!もともと僕には髪なんかなかったんだ。つけていた薬だって、役に
立たなかったんだ」
マント:「頭皮マッサージしなかっただけじゃないの」
キール:「でも、僕は今ハゲているんだ」
雨
憂鬱な気分
僕の頭みたいだ
好きじゃない
夕日
消えていく命
私の毛根
好きじゃない
コトー:「なにを願うの?」
マント:「なにがほしいの?」
ガリクソン:「なにを、要求するの?」
キール:「ハゲを嫌わないで」
マント:「マープ増毛法のこと、好き?」
ガルベス:「アートネーチャーに行かないの?」
キール:「行きたくない」
コトー:「なにを願うの?」
マント:「なにがほしいの?」
ガリクソン:「なにを、要求するの?」
キール:「ハゲの解消」
ガルベス:「幸せではないのね」
キール:「その前にほしいんだ。頭に髪がほしいんだ。大事にできるだけの髪がほしいんだ!」
コトー:「でも、あなた自身で認めるしかないのよ。自分のハゲを」
キール:「誰も僕のことなんてわかってくれないんだ!」
コトー:「ハゲをいたわり、理解できるのはあなた自身でしかないのよ」
ガリクソン:「だから、髪を大事にしなさい」
キール:「そんなこと言ったって、髪がないんだ!大事にできるわけないよ!」
キールがそう叫ぶと、キールの体は真っ白な空間に放り出された。
見渡す限りなにもない。
キールはおろおろするばかり。
キール:「これは?」
ガルベス:「君の自由にしていい世界」
コトー:「どうしたらいいのかわからないのかね?」
キール:「どうしたらいいんですか?」
ガリクソン:「不自由をやろう」
ガリクソンが黒マジックで、キールの頭に「◎」を、その円の中心に「|」を書いて、
両サイドに、三本ずつの横線を加えた。
マント:「ほらこれで、ただのハゲじゃなくなった」
ガリクソン:「でも、これで外出の自由が消えた」
マント:「これで君は、ヅラをかぶらなければ、外に出られない」
ガルベス:「だが、君はヅラをかぶった姿を見て安心する」
ガリクソン:「体重は少し増えたけど、心が少し軽くなったから」
コトー:「それはあなたの髪」
キール:「これは僕の髪?」
マント:「その気になれば、生え際の位置も変えることができるさ」
ガルベス:「そして、生え際も常に同じではないの」
ガルベス:「時の流れとともに後退していくものさ」
コトー:「そして、君自身も変わることができる」
キールはまたしてもなにもない、真っ白な世界に放り出された。
先程頭に書かれた放送禁止マークも消えている。
「なにもない世界。僕の他にはなにもない世界。髪がなくなっていく感じ。僕という存在が消えていく」
それがなぜなのか、キールにはわからなかった。
迷っていたら、誰かの声がした。
ガルベス:「ここにあなたしかハゲがいないからよ」
コトー:「そう。他人の頭を見ることで、自分の頭を知っている」
マント:「他のひとにも髪がないと、ハゲは目立たないの」
キール:「他のひとに髪があるから、自分がハゲになるんじゃないか。ハゲはどこまでいってもハゲじゃないか。ハゲは僕だけだ」
コトー:「他人との違いを認識することで、ハゲだと思っているのね」
ガリクソン:「一番誤解されやすいのは、スキンヘッド」
マント:「剃っているひとはあなたとは違う人間なのよ」
キール:「そう。僕はハゲだ。ただ他のひとたちが僕のハゲを形作っているのも確かなんだ」
マント:「やっとわかったの?」
キール:「これもひとつの世界。ハゲの中の可能性。いろんなハゲがありえるんだ」
ライトがついた。
パイプ椅子に座ったキールを照らす。
頭も光る。
コトー:「そう思えば、現実世界も決して悪いものじゃないわ」
キール:「現実世界は悪くないかもしれない。でも、ハゲは嫌いだ」
ガリクソン:「ハゲを悪く、嫌だととらえているのは君の心だ」
ガルベス:「髪型はひとの頭の数だけ存在する」
ガリクソン:「フサフサは気分良く」
マント:「ハゲは憂鬱だ」
コトー:「と、教えられていたら、そう思いこんでしまう」
ガルベス:「ハゲだっていいことはあるのに」
キール:「でも、みんなハゲが嫌いじゃないかな」
マント:「あんたがひとりで思いこんでるだけじゃないの」
キール:「僕はハゲが嫌いだ」
キールは、まだパイプ椅子に座っている。
しかし、さっきまでとは違う。
キールはふっきれた。
「でも、好きになれるかもしれない」
キールがそういうと、舞台セットがひとりでに割れた。
「僕はハゲていてもいいのかもしれない」
その言葉のあと、舞台セットが砕け散る。
「そうだ。ハゲはハゲでしかない!」
砕け散った舞台セットの奥にはトドワラが見える。
「ハゲはハゲだ。ハゲでいたい!」
またしても、舞台セットが砕け散った。
「そうだ!僕はハゲていてもいいんだ!」
キールが笑顔になって、椅子から立ちあがった。
すると、キールを取り囲んでいた四人が拍手で迎えてくれた。
「おめでとう」
「ありがとう」
キールはなんだか騙されているような気がした。
神は告げられた
ぷぷ、やっぱしハゲはキチガイそのものだな(ワラ と
/ ̄ヽ / ̄\
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| ヽ(`Д´)ノ | ハサマッチャタヨ
/ U U \
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'、 × /
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(_ヽ/` ̄´゚ ` ̄^(Oぃ)
./ ヽ、
く_______,>
(__| |__)
神は、エデンのリンゴを食べてしまった人間から髪を奪った。
板違いだ
主の畏れることはハゲの初め
ヨハネ
神は見放した。
俺は黙示録より輪廻転生の方が好きだな。
生まれ変わったら房になりたい
>>24 そこは「終了」とレスするべきだった、と・・・
まだだ!まだ終わらんよッ!