体操@レポ専用スレ

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DJ「あぁー、そうですかー。」
城「ゆかのタンブリングとか・・・これは専門的用語ですけど、あん馬とか、
  あと吊り輪の上げ下げできるやつとか平行棒とか。作りましたね。」
DJ「それは普通なかなかできないですよね。作るのもねー。」
城「だから体育館行ったらいつも僕工事してるんですよ。」
DJ「(笑)」
城「だからね、ご父兄はね、大工さんだと思ってたでしょうね。おそらく。」
DJ「(爆笑)あの人は何を作ってるんだって。」
城「いつ来ても何か作ってる、そんな感じやったですねぇ(笑)」
DJ「でもね、そういうものがあって、そして選手と出会い、
そしてコツコツ練習していろんな結果がね出てきたわけなんですけども。
さて、城間さんは今ももちろんジュニアの指導をされてるわけなんですが、
体操の指導するときに一番大事にしてることっていうのは何なんですかね?」
城「やはり姿勢ですね。足先、膝とか体線の美しさいうのを表現できるような選手にしていかないと。
いくら大きい技してもですね、またコールマンとか、鉄棒で2回宙返りで1回捻って
もう一回鉄棒持つ技があるんですけどね。言葉でなかなか言えない(笑)」
DJ「えぇ(笑)」
城「そういう技を結局できても鉄棒の車輪で足先が乱れたりしたら、全部減点されるんですよね。
だから僕は技を教えるのは、別に基本ができてからで良いから、まぁ高校でやりゃあいいと思ってます。
それまでのあん馬の旋廻の大きさとか、足先が乱れないとかっていうことの練習を
きっちりやれば良いなと思ってます。」
DJ「あー、ですよね。やっぱり基礎という部分になるんですよね。
僕、鉄棒のお話でこれも資料読ませていただいたんですけれども、回ってるときに、
真上と真下っていうのを自覚しているのとしてないのと、いまトップの選手でも海外の選手でも
真上と真下をちゃんと確認できてない人が多いという話を聞いて、なるほどな!っていうね。
ぼくはグルグル回ったりできませんけども(笑)、そうなんだろうなって凄く感じたんですよね。」
城「だから真上真下の真上っていうのは押してる状態なんですね。逆立ちになってますから、
それを押してる状態で。真下っていうのは体の力を抜いた状態なんです。
力の強い選手、ま、いうたら肩の硬い選手は抜けないんですよ。それを抜くのが基本なんですね。」
DJ「それは小さい頃から基礎を積み重ねていかないとできないことなんですよね。」
城「だから力が強いからできるんじゃないです。腕が太いから下で抜けるんじゃないんです。
上で押すことはできても、抜くことはできないんです。そこが難しいとこなんです。」
DJ「なるほどねー。全てが力じゃないということですよね。ま、体操だけではないと思いますが、
特に体操は今回は夏に見てて思ったんですけど、『ピッ!競技始め!』みたいなことになったときに、
すんごいプレッシャーだろうなと思うんですよ。失敗したらいけないっていうのが第一にありますし、
そして素晴らしい演技を見せなきゃいけないっていう部分で。
平常心で競技するために心がけて指導されてることってあるんですか?」
城「昔は練習終わってから男女円を組んでですね、前で歌うたったりね。」
DJ「(笑)」
城「池谷なんか上手かったですね。」
DJ「そうですか(笑)」
城「歌うたいながら踊ったりしてましたね。そういうことをね、ま、米田もやらせたし、
冨田も鹿島もやってきましたね。人の前で何でも出来る、恥ずかしがらない。
それともうひとつは何回も何回も演技の繰り返し練習をね、一日五本じゃなく、
十本でもしていくっていうのがあがらないっていうことでしょうね。」
DJ「やっぱりそこは努力だし、みんなの前で何でも出来るって度胸も
そうやってつけていかないといけないですもんね。非常に面白いお話で、
これは体操だけではなくいろんなことにかかわってくるお話じゃないかなと思いますけども。
さて来週はですね、お仕事の話ばっかりになりましたので、
プライベートの話もお伺いしたいなと思いますので宜しくお願いします。」
城「はい。」



おしまい。