レポスレに刈屋アナ講演会投下したものです。
こちらに直接お邪魔してみました。
水鳥選手の話の続きです。
よかったらどぞ。長文スマソ。
塚原もそうなんですね。
塚原はああいうふうにサラブレッドと言われて、
素質に恵まれてるというふうに言われてますけれども、
素質としてはやっぱりそんなには恵まれてはないんですね。
体もそんなに柔らかくないし、
バランス感覚がずば抜けてあるわけでもない。
どちらかというと不器用なんです。器用じゃない。
でも彼は不器用だって事を自覚することによって、
人が3回やって止めるところを30回ぐらいやるんです。
体にもう覚えこませる。
出来るようになったら2度の失敗しないというふうに、
1つ1つの技をクリアしていくのが塚原直也なんです。
で、実際に体操日本が傾いて、ジュニアの育成が間に合わない。
同じ世代の優秀な米田は練習しない。
そういう時に彼が、アトランタ、シドニーでも頑張ったのが
今に繋がってるんですね。
でも18歳でアトランタの代表になった時には、
さすがの直也君もガチガチに硬くなって、あがってしまって
何がなんだか分らなくなったそうです。
(続きます)
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685:04/10/19 16:02:29 ID:w2XPzUVF
(続き)
シドニーの時には、もうメダル候補。
世界にも塚原という名が知られて、
メダル候補の一角として乗り込んでいった。
ところが、メダルが取れるぞーと思った瞬間に、
やっぱり彼もまた硬くなるわけですね。
硬くなって自分の力が発揮することが出来ない。
で、メダルを逃す…。
お父さんの塚原光男さんは、オリンピックで
金メダルを5個取ってるんですね。
直也君は、お父さんの世界選手権も、オリンピックのメダルの銀も
銅の数も知らないんですけど、オリンピックで5個お父さんが
金メダルを取ってるっていう事だけは知ってるんです。
それはあんまり口には出しませんでしたけども、
彼の中ではやっぱり、オリンピックのメダルは欲しかったんだなぁ…。
実際金メダルが取れた時に、彼は泣きましたからね。
その泣いているのを見てですね、
ああやっぱりオリンピックのメダルって、
本当に欲しかったんだなぁっていうふうに思いました。
この後、個人総合でメダルを取れる力を持っている塚原選手を、
団体予選で全種目に出さなかった、出せなかった苦汁の決断に
ついての話もありました(内容的にはガイシュツな話)。
会場は年配の方が多く、塚原選手の話の時は反応が
(他の選手の時より)ちょっと違ったかなって感じでした。
塚原パパ世代の方は、直也選手のことも
我が子のように感じてしまうのかも?w
ではお邪魔しました。