ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)の運営会社「ユー・エス・ジェイ」は4日、
園内のレストランで冷凍牛肉や冷凍ボイルエビなど賞味期限が切れた48品目を食材として使って
いたことを明らかにした。期限切れの食材は計約2トンにのぼるという。記者会見した阪田晃社長
は「お客さまの信頼を損なって申し訳ない」と謝罪した。
同社や大阪市によると、昨年6月〜今年2月、委託業者の倉庫で保管していた食材の一部につ
いて、飲食部の総料理長が「賞味期限が切れても大丈夫だ」と判断したという。賞味期限は1カ月
から最大9カ月切れていた。
食材は直営の加工施設「セントラルキッチン」でハムや菓子材料などとして使われ、施設内の20
の飲食店で入場者に提供された。
先月、同社の元アルバイト従業員から「倉庫に賞味期限が切れた食材が置いてある」と指摘する
質問状が届き、社内で調査を進めていた。
大阪市生活衛生課は「法的な違反はないが、好ましい行為ではない」として、同社に対して詳しい
報告書と改善計画書を提出するよう指導した。
http://www.asahi.com/national/update/0704/015.html