関西のフレンチ・イタリアン Part6

このエントリーをはてなブックマークに追加
180発展する神戸、没落する大阪
神戸港の眺望復活へ 再整備構想

 神戸・旧居留地南のウオーターフロントについて、神戸市が一部のビルを移転させて港の眺望を
復活させる再整備構想を検討していることが三十一日、分かった。国道2号沿いに立ち並ぶ建物が
これまで市街地からの港の景色を遮ってきたが、同エリアに立つ神戸水上署などの耐震強度不足が
判明し、移転案が浮上して構想が具体化。実現すれば、国道で分断されてきた都心と海辺の観光客
らの行き来も活発になるとみられ、開港百四十年目にあたる今年、ミナト神戸の将来像が大きく変ぼう
しそうだ。

 同市の場合、都心部に隣接してウオーターフロントが広がるが、観光客らからは「港を身近に感じら
れない」などの声が寄せられていた。三宮や元町から港までのアクセスの悪さと、国道沿いのビルが
視覚的にも港を遠ざけていることがマイナス要因になっていた。
 敷地内のビル二棟がなくなれば、旧居留地付近がポートアイランドまで見渡せるスポットになるほか、
ビル南の船着き場が不要になるため、埋め立てなどして活用することもできる。

 同エリアの再開発については、神戸の長期的な都市開発戦略を考えるため、神戸商工会議所が
設置した「神戸2050構想研究会」の提言でも、同エリア内の官公庁の移転集積や次世代型路面電車
(LRT)の導入、海辺の高架道路の地下化などが盛り込まれている。
 市は「資金などの課題はあるが、ビルの移転となれば神戸港の魅力はさらに増すことになり、中長期
的な視点で港の将来像を描く必要がある」としている。

神戸新聞 2007/01/01
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000205605.shtml