東京メディアで報じた東京の飲食店が大概マズい件

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667食いだおれさん
〜東京のグルメ事情〜

・ある時、「おじさん、これ犬とか使ってるの?」って聞いたら、「ばかやろう。
そんないいもの使ってたらこんな値段で出せないよ」って怒られた。「こんな値段
で犬や猫が食えると思ったら大きな間違いだよ」って。
・ステーキみたいなのが入ってて「これ、いつになくおいしいけど、何?」って聞
くと「当たり!」という。何が当たりかと思うと「あっ、ついてるな。そのステーキ
、それはヨシカミの肉だぜ」なんていいやがる。ヨシカミは有名な洋食屋だ。何だ
かおかしい。「ヨシカミに行って買ってくるんですか?」「いやっ、残飯を拾って
くるんだ」って。「大丈夫、煮ちゃえばさ」なんて言ってさ、よく見たらステーキ
に噛んだ跡があった。軟らかいんだけど噛み切れない肉があって、口から出したら
ブリジストンって書いてあるチューブだったこともあったな。
・それからダイナマイト、原爆1号、原爆2号ってのもある。原爆、水爆、その辺
は何が入ってるかわからない。初めて「原爆ってのをくれる?」と頼んだ時は、
いきなり飲もうとしたら、「ばかやろう!何するんだ。死んじゃうよ、
ちょっと待て」と怒られた。
〜中略〜
何入ってたんだろうね。水爆を飲んだオイラの相棒は、次の瞬間に仰向けに倒れ
てた。で、そこの名物はポコポコ。酒に自転車の湯差しみたいなのを出して中に
液体を数的注ぐ。入れるときにポコポコって音がするんだよね。たぶん中身は
工業用アルコールだったと思う。失明した奴も結構いたらしいから。

※別冊新潮45「北野武編纂 コマネチ」より一部抜粋