賢人 山本益博先生

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921食いだおれさん
昔の茨城弁集/茨城の農業・養蚕・漁業
http://www1.tmtv.ne.jp/~kadoya-sogo/ibaraki19-nougyou.html

標準語
こえおけ、肥え桶

茨城弁
こいおげ・こいたご・こやしおげ・たごおげ
しょんべおげ・しょんべんおげ・しょんべんぶぢ
しょんべんぶり・だらおげ・だらおけ

922食いだおれさん:2009/07/30(木) 15:31:41
解説・他県の方言
肥え桶。肥えたご。振り桶。十分に発酵が終わった肥えを運ぶ桶。
当時寄生虫が問題になり次第に使わなくなっていった。

げすおけ:肥桶:神奈川。

げすっぷり・げすぶり・げすぷり・ふりごえ
ほーりもの:人糞と穀物の種を混ぜて播くこと
田畑に下肥をまきその後土をまぜること:神奈川。

げすぷりおけ:粟まきのとき粟と下肥を混ぜたものを入れる桶:神奈川。
こいっぴやき:菜種などを植えた後を燃やして畑の肥料とすること:神奈川。

こえたご:肥桶:東京・神奈川。
こえたんご:肥桶:埼玉。
だらおけ:肥桶:福島。
923食いだおれさん:2009/07/30(木) 15:34:16
こえおけようのひしゃく、肥え桶用の柄杓

いなが・おーびしゃく・こいびしゃぐ・こいぴしゃぐ
しょんべんぴしゃぐ・しょんべんひゃく ・だらびしゃぐ
だらぴしゃく・だらびしゃく・だらびや・だらびやぐ
だらぴしゃぐ・だらぴしゃぐ・ひきびしゃく
924食いだおれさん:2009/08/01(土) 10:46:20
(株)マスヒロジャパン
http://masuhirojp.blog40.fc2.com/

知らぬ間に公式HPが引越ししてた。
しかし、ブログが公式HPってのは......
925食いだおれさん:2009/08/07(金) 23:18:42
肥溜め

肥溜め(こえだめ、野壺(のつぼ)とも)は、伝統的な農業設備の一種。
農家その他で出た屎尿を貯蔵し、下肥(しもごえ)という
堆肥にするための穴または、大きめの水瓶。
穴の方の外見は井戸に似ている。
水瓶の方は、素焼きの瓶が多く、
口径1〜1.5m程度のものを土中に埋め使用する。
一般的には、薄める為の水を入れる水瓶と一緒に設置されることが多い。
926食いだおれさん:2009/08/07(金) 23:19:55
使用方法
かつては肥溜めで作った堆肥が主要な肥料の一つとなっていた。
農家自身の屎尿を使うだけでなく、江戸時代には
農家が都市部の長屋などから屎尿を購入するということも行われていた
(江戸時代の都市ではこれが主要な屎尿処理手段となっていた)。

その運搬には、肥桶(こえたご)をさげた天秤棒を用いた。

発酵熱により高温(70度程度まで上昇する)・低酸素状態となり
寄生虫などを死滅させる、発酵プロセスにより分解されていない
高分子物やヒト由来のさまざまな酵素類を分解する、などのプロセスを経る。
一方で不十分な発酵や高温に耐えられる寄生虫卵があった場合、
寄生虫の原因となることもあった。
多く糞尿から感染した赤痢などは、高温発酵中にほぼ死滅する。
発酵を行わない屎尿をそのまま堆肥とすると、窒素飢餓による
根腐れなどの問題を引き起こす。このため、屎尿は肥溜めなどで
十分に発酵することや、使用時に水で薄めることが必要とされた。
927食いだおれさん:2009/08/07(金) 23:20:55
衰退

その後安価で衛生的な化学肥料が普及したことにより
人間の屎尿を使った堆肥はほとんど使われなくなっている。
また屎尿処理も下水道やバキュームカーを通じて
下水処理場・屎尿処理場が行うようになっている。

但し、下水処理場、屎尿処理場の建設には困難が付くこと等から、
処理費の高騰があり、自然食ブームも手伝って、
一部では自然に近い堆肥としての見直しもされている。
また、地方の農村などではバキュームカーで集めた物を
下肥として農家が引き取る場合もある。
大規模経営の農家では実用的でないため廃れているが、
小規模農家などでは未だに多く残っている。
また、下肥を運ぶ容器もプラスチック製に変わり、販売されている。
928食いだおれさん:2009/08/07(金) 23:24:36
肥溜め(こえだめ)
http://omoidekan.com/koidame.html

昭和30年代頃まで、私の住んでいた地域の畑には、あちらこちらに、
肥溜め(こえだめ、もしくは、こいだめ)がありました。
肥溜めとは、いわゆるボットン便所時代、各家庭の糞尿は、
回収されると畑の肥料として再利用するために、
一時的に畑に溜めておく必要がありました。
その溜池を肥溜めと呼んでいました。
私など、何ゆえに糞尿が肥料になるのか今もってわかりませんが、
もしその肥料をまいている光景を今の子ども達が見かけたとしたら、
腰を抜かしてしまうでしょう。あの匂いは今でも忘れられません。
よく平気で生野菜を食べていたなと今では思いますが、
有機肥料は、今では見直されています。
その肥溜めに、子ども達が遊びに夢中になり、はまってしまった、
という話をよく聞いたものでした。そして、そのような子どもは、
学校を卒業するまで、からかわれ、まさに最後まで、
汚点が付いてまわりました。

http://omoidekan.com/image/koedame01.jpg
http://omoidekan.com/image/koedame02.jpg
http://omoidekan.com/image/koedame03.jpg
http://omoidekan.com/image/koedame04.jpg
http://omoidekan.com/image/koedame05.jpg
929食いだおれさん:2009/08/20(木) 22:57:19
930食いだおれさん:2009/08/20(木) 23:03:32
肥溜め - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%82%A5%E6%BA%9C%E3%82%81

肥溜め(こえだめ、野壺(のつぼ)とも)は、伝統的な農業設備の一種。
農家その他で出た屎尿を貯蔵し、下肥(しもごえ)という
堆肥にするための穴または、大きめの水瓶。
穴の方の外見は井戸に似ている。
水瓶の方は、素焼きの瓶が多く、口径1〜1.5m程度のもの土中に埋め使用する。
一般的には、薄める為の水を入れる水瓶と一緒に設置されることが多い。
931食いだおれさん:2009/08/20(木) 23:05:00
使用方法

かつては肥溜めで作った堆肥が主要な肥料の一つとなっていた。
農家自身の屎尿を使うだけでなく、江戸時代には農家が
都市部の長屋などから屎尿を購入するということも行われていた
(江戸時代の都市ではこれが主要な屎尿処理手段となっていた)。

その運搬には、肥桶(こえたご)をさげた天秤棒を用いた。

発酵熱により高温(70度程度まで上昇する)・低酸素状態となり
寄生虫などを死滅させる、発酵プロセスにより分解されていない
高分子物やヒト由来のさまざまな酵素類を分解する、などのプロセスを経る。
一方で不十分な発酵や高温に耐えられる寄生虫卵があった場合、
寄生虫の原因となることもあった。多く糞尿から感染した赤痢などは、
高温発酵中にほぼ死滅する。発酵を行わない屎尿をそのまま堆肥とすると、
窒素飢餓による根腐れなどの問題を引き起こす。
このため、屎尿は肥溜めなどで十分に発酵することや、
使用時に水で薄めることが必要とされた。

932食いだおれさん:2009/08/20(木) 23:06:47
衰退

その後安価で衛生的な化学肥料が普及したことにより
人間の屎尿を使った堆肥はほとんど使われなくなっている。
また屎尿処理も下水道やバキュームカーを通じて
下水処理場・屎尿処理場が行うようになっている。

但し、下水処理場、屎尿処理場の建設には困難が付くこと等から、
処理費の高騰があり、自然食ブームも手伝って、
一部では自然に近い堆肥としての見直しもされている。
また、地方の農村などではバキュームカーで集めた物を
下肥として農家が引き取る場合もある。
大規模経営の農家では実用的でないため廃れているが、
小規模農家などでは未だに多く残っている。
また、下肥を運ぶ容器もプラスチック製に変わり、販売されている。
933食いだおれさん:2009/08/22(土) 10:43:31
少年は野壺に落ちて大人になる
http://www.shimafilms.com/page_movie/page_movies/movie1.html

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

このイガグリ小僧ってマ○ヒロ先生に似てないか??
934食いだおれさん:2009/08/22(土) 12:06:24
肥桶 天秤棒
http://www.nishikawa-machi.com/mingu_433.htm

大正・昭和初期の伝統的(くみ取り式)トイレ
Japanese Traditional Toilet; Early Showa Era in Tamaho-cho, Ymanashi Prefecture
http://www.js.yamanashi.ac.jp/~skita/inf2.html

江戸の醜聞愚行
第151話 肥桶の始末
http://homepage3.nifty.com/motokiyama/nagai4/nagai4-151.html

肥桶の模型を用意し担ぐコーナーなどの体験型の展示
http://www.nikkei.co.jp/weekend/news/20030320s163k002_20.html

第四十九回 黄金爆弾(1)
http://bund.jp/md/text/index.php?content_id=51