>>9 2ちゃんが一般に知られるようになったのが2000年(平成12年)5月3日のネオむぎ茶事件でしょ
ちょうどその翌年2001年から現在まで、セガールの年間2作以上もの単館ものやVシネの大量生産ラッシュが始まってるんだよね
その主な供給先は日本だったわけで
IMDbのセガールの項目の映画タイトル表記を見てみ、全ての海外俳優のなかセガールの自主制作作だけが
邦題のローマ字表記がメインで、日本で原題と思われてる英文表記がサブタイトルになっている
これはアメリカでセガールの映画が日本向けに作られてると認識されている証拠
むかし80年代初頭の日本での残酷(ショック)映画ブームのときに
日本のオーダーで作られた日本資本の大量の残酷映画が、その実態をひた隠しにして
あたかも洋画のような宣伝文句で日本ではビデオで売られヒットしていた
洋画だと信じて多くの日本人は観ていた
(現在のネット時代のセガールのように本国じゃ無視されてる作品であことがバレる心配は全くなかった)
近年のセガール映画の日本での流通と消費の構造は、これに極めて近い
(資本は日本ではなく、セガールの自主映画という形の差異はあるが、海外じゃ劇場公開もTV放映もされず、日本マーケット頼みの海外制作という部分は一緒)
一方、チャック・ノリス、2000年といったらノリスが翌年、8年続いたCBSの大ヒットドラマ『テキサス・レンジャー』を終えるタイミング
しかもその『テキサス・レンジャー』が地上派での放映もなく、近年のDVDでの海外ドラマリリースのブームが来る以前の時代
2000年あたりから2ちゃんを始めた(またはアクション映画を観始めた)輩には、ちょうど時代がずれたんだろうな
2ちゃんでも木曜洋画劇場ファンの間で人気の高い『プレジデント・マン』は2000年の製作で、以降2度ほど放送されたろ
ただしこの一作だけじゃネタとして広がりようがないだろう
2ちゃんねらーの一部がアクション映画にのめり込んだ時期にぴったり合ってたのがセガールで、合わなかったのがノリス
それだけのこと、単にニワカがアクション映画や、そもそもセガール映画の系譜を知らないだけだろうな
セガールのデビュー作に邦題が決まるまえからチェックし劇場で魅入った人間からすると、あのニワカぶりはありえない