まるでデタラメな事書いてる人がいるのでマジレス。
科捜研の鑑定は、鑑定書という公式書類になって、証拠として検察に提出される。その後、
起訴されれば裁判の証拠になる。科捜研が鑑定時の動画を証拠として出すことは無い。
科捜研の鑑定書はそれだけで完結した証拠なので、鑑定書が黒と断定していれば、検察や
裁判所では鑑定内容まで細かく吟味することなく、黒の証拠として扱う。
また、報道されている「強化薬莢に火薬を詰めれば」の強化薬莢とは、カシオペアに付属の
カートを改造して強化した物じゃ無い。実銃用実弾の薬莢でも無い。科捜研が実弾発射に
耐えられる強度を持たせて作成したアダプターと呼んでいる「銃」。
科捜研が実銃かどうかの鑑定をするときは、エアガンでもモデルガンでも無可動銃でも
手製銃でも、このアダプターを使って鑑定している。
「火薬を詰めれば」の火薬は、22Long Rifle弾の実弾を撃発機構が無くても発射可能なように
改造した改造実弾のこと。
仮に実銃用実弾を万力で挟んで雷管を金づちで叩いたとしても、薬莢が破裂して弾頭には
殺傷力ある威力は出無い。だから実銃では破裂しようとする薬莢の膨らむ圧力に耐えられる
ように、薬室は鉄などの金属で頑丈に作られているわけ。
だから、実弾をカシオペアに装填して仮に撃発できたとしても、薬莢が破裂して金属弾頭に
殺傷力ある推進力は出無い。弾頭じゃなく飛び散った破片が殺傷力有るかも知れないが、
それでは法的に銃では無く爆弾。
そこで科捜研のアダプターに科捜研の改造実弾を装填すると、輪ゴムではじいただけで改造
実弾は撃発し、改造実弾の薬莢はアダプターの強度に守られ、アダプターからは殺傷力ある
弾頭が発射される。
あとは、このアダプターを黒にしたいトイガンに仕込めば必ず殺傷力のある金属弾が発射でき
るので、黒だと断定した鑑定書を作成すれば、でっち上げ事件の出来上がり。