244 :
名無し迷彩:
実際、戦争や争いごとにルーツを持つゲームやスポーツの類は多い。
しかし、大部分は戦闘行為よりは戦略に重きがおかれている。
格闘技は、逆に戦うという行為に極度に特化し、純粋に人間の闘争本能に遡及
する。
ではサバゲはどうか。
行為の部分はまさに軍事行動の戦闘行為の模倣そのもの。外見的には言ってみ
れば武器を殺傷能力をもたない玩具に持ち替えたことくらい。
その目的は、フラッグ奪取など比較的単純化されていて、子供の遊びである
「缶蹴り」に近い。戦略的要素よりは戦闘行為そのものに重きが置かれている。
つまり、「軍事的な戦闘行動の模倣」がサバゲの本質なのであって、それゆえ
「戦争ごっこ」等の揶揄や、一般社会での理解を得にくいことにつながってい
るし、一部マニアのコスプレ的要素に重きを置く傾向もあり、サバゲを一般的
な意味でのゲームやスポーツに分類することを困難にしている。
245 :
名無し迷彩:05/02/22 16:59:15
戦闘行為を純粋にゲームとして楽しむのであれば、すでにペイントボールのよ
うなスポーツとして確立されたものが存在するが、普及しているとはいえない。
もしサバゲーマーが、純粋にゲームとしての戦闘行為を楽しみたいというので
あれば、なぜペイントボールではいけないのかを説明できなくてはならないこ
とになる。
ペイントボールでは、軍隊や戦争を想起させるようなコスチューム等は用いな
い。また被弾を自己申告に基づくようなあいまいなルールに依存しない。サバ
ゲに比較すれば、社会の理解を得やすく、ゾンビ等のゲームの根幹にかかわる
問題はない。銃も専用のものであり、外観的に実銃と誤解されるような要素は
少ないといえる。
なぜサバゲなのか?
サバゲの健全性を主張する人間も、このことをきちんと説明できなくては自滅
の道を歩むことになるかもしれない。