M1 ガーランド
30口径、M1 ライフル、通称ガーランドと呼ばれるこのアメリカ製の小銃はアメリカ軍歩兵部隊の標準武器である。
発明者ジョン・C・ガーランドにちなんで命名されたこの小銃は実戦で大量に使用された最初の半自動小銃であった。
1936 年陸軍に採用されたが 1943 年までは供給不足が続いていた。
しかし戦争が終了するまでに 4,000,000 丁以上が生産された。
ガーランドは分解や整備が容易だった。
また口径、銃口速度、半自動操作といった諸性能のおかげでボルトアクションの小銃を上回る火力を備えていた。
欠点を挙げるとすれば使い切っていない弾倉を交換することが難しかったため弾倉を空にするために無駄弾を撃つ兵士が多かったことぐらいである。
特徴
M1 は弾を撃ち尽くすと銃身から排出される特殊な弾倉を採用していた。
弾倉が排出される際には独特の音がする。
武器の発射に多少の反動がともなうので射撃後に照準が上にずれてしまう。
連射を行なうときは射撃中照準を下に向ける作業もしなければドンドン弾道がずれていってしまう。