ダライアスバーストは東方Projectへのアンチテーゼ
ダラバーに見る東方へのアンチテーゼ、3つ目は「誘導弾」について触れたいと思う。
東方にはほぼ皆無と言って良い、発射後に自機に向けて軌道修正してくる攻撃。
ダライアスシリーズは初代からの伝統的な破壊可能ホーミング弾、通称アンカーミサイルに始まり、
屈折式のサーチレーザー、連続誘導式で弾速が増減するホーミングレーザーなど、
誘導弾の数、種類ともに非常に豊富である。
ダライアスバーストにおいても、1面ZONE Aのボスであるアイアンフォスルからして
伝統のアンカーミサイルを撃ってくるのに加えて、腹から大型ミサイルを発射してくる。
ダラバーにおける誘導弾については、特に赤い一段折れのサーチレーザー、
あるいは青い多段折れサーチレーザーの印象も強いとは思う。
しかし、例えばダークヘリオスやグレートシングとの交戦において、実際にプレイしてみると
本当に恐ろしいのはむしろ絶妙な角度から飛んでくるアンカーミサイルであることに気付くだろう。
東方が各ステージのボスに関連性の薄い、いわばバラバラな個性であることに引き換え、
ダラバーの敵集団ベルサーは基本弾のミサイルやレーザー、あるいはアンカーミサイルなど、
規格統一された弾を撃ってくる。それなのに、これらの弾は同時発射数や間隔、
あるいは発射角度を変えるだけで攻撃の難易度を大きく増減させているのだ。
とりわけ、やはりアンカーミサイルの絶妙な調整ぶりには目を見張るものがある。
ついでに、アンカーミサイルは破壊得点は無いがバーストゲージが少量だけチャージできるため、
バーストゲージが切れて危ないときにアンカーミサイルを積極的に破壊してバーストゲージを
回復させる小技もある。ミラージュキャッスル戦の後半など、意外と活用できるので研究してほしい。