ストーリーを教えてもらうスレ part37

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1ゲーム好き名無しさん
【注意事項】
スレの容量が500KBを超えると書き込めなくなります。
450KBを超えたら次スレが立つまで書き込みを控えてください。

自分でやるのが面倒、手に入らない、時間がない、お金がない、などの理由で
ストーリーを知りたいゲームのストーリーを教えてもらうスレです。
発売して半年以内の新作について語る際は名前欄に
タイトルと新作ネタバレ用の共有トリップの #新作ネタ をつけて下さい。
新作のネタバレを読みたくない人は ◆l1l6Ur354A をNGワード指定推奨。

またリクの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
まずはまとめWiki↓で既に書かれていないか、既にリクエストされていないか調べてからリクしましょう。

ストーリーを教えてもらうスレ暫定Wiki
http://www8.atwiki.jp/storyteller/
携帯電話の場合でもこちらのURLから行けば表示は崩れますが見れます
http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/2.html

・スレに書き込まれたストーリーのまとめWikiへの収録作業や
まとめWiki中の未解決リストの更新作業は、スレ内の有志によって行われています。
手の空いた方がいらっしゃったらご協力をお願いします。
編集方法の説明はこちら。:http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/18.html

・作業を行ってくれた方は、「>>○○まで収録作業したよ」
「>>○○までのリクを未解決リストに反映したよ」などと
スレに書き込んでくれると、次に作業をする者にとって
どこから作業すればいいのかわかりやすくなるため助かります。

1レスでストーリーの概要を知りたい方は↓でどうぞ。
【読むのも】ストーリーを要約してもらうスレ 2【面倒】
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1145367885/

前スレ
ストーリーを教えてもらうスレ part36
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1202209384/


ストーリーを書く際の注意、関連スレ、未解決リストなどは>>2-10
2ゲーム好き名無しさん:2008/03/03(月) 18:34:15 ID:aEeoOtdi0
ストーリーを読む・リクエストする方へのお願い。

・リクエストの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
・まとめWikiで既に書かれていないか、既にリクエストされていないか調べてからリクしましょう。
・リク主は依頼したストーリーが書かれたら、書き手に感謝の意を伝えましょう。
・過度のクレクレはスルーや批判の対象になります。気をつけましょう。
・手の空いた方はwiki編集などでスレに貢献しましょう。

ストーリーを書いてくれる方へのお願い。

・要望に出ているゲームのストーリーはどんどん書いて下さい。 
 要望に出ていないゲームでも書きたいと思ったら遠慮せずに書いて頂けると読み手が喜びます。
・この板は一般板なので18禁のゲームのストーリーの要望、紹介はご遠慮下さい。
・名前欄に作品名を入れてもらえると、まとめやすくありがたいです。
・時間を置いて数回に分けて投稿する際には、最後に「続く」と御書き下さい。
 そうする事でストーリーの投稿の混交を防げます。
・発売して半年以内の新作について語る際は名前欄に
 タイトルと新作ネタバレ用の共有トリップの #新作ネタ をつけて下さい。
・これを書こう、と思われた際は「○○○○を書きたい」と意志表明し、予約していただけると、
 投稿の重複が防げて大変ありがたいです。
 また、書くのはよそう、と思われた時には面倒でも予約の取り消しを御願いします。
・勝手ながら、予約から3ヶ月以上経ったものは予約無効とさせて頂きます。
 同じく、最終投稿から3ヶ月経ったものも権利失効とさせて頂きます。
 都合により取り消しが出来ない場合の長期間にわたる放置を防ぐ為です。
3ゲーム好き名無しさん:2008/03/03(月) 18:34:49 ID:aEeoOtdi0
関連スレ
(ギャルゲー板)
ギャルゲーのストーリーを教えてもらうスレまとめサイト(現行スレへのリンクもあります)
http://www.geocities.jp/galge_oshiete/

(女向けゲーム一般板)
http://game12.2ch.net/test/read.cgi/ggirl/1129714798/ (dat落ち)

(エロゲネタ板)21才以上の方のみ!
エロゲのストーリーを教えてもらうスレまとめwiki(現行スレへのリンクもあります)
http://wiki.livedoor.jp/luc001/

(女向けゲーム大人板) 21才以上の方のみ!
BLゲースレhttp://game14.2ch.net/test/read.cgi/gboy/1095410605/
乙女ゲースレhttp://game14.2ch.net/test/read.cgi/gboy/1157949089/

(漫画サロン板)
ストーリーを教えてもらうスレまとめサイト(現行スレへのリンクもあります)
http://malon.my.land.to/

(アニメサロン板)
ストーリーを教えてもらうスレ まとめ(現行スレへのリンクもあります)
http://cabin.jp/koizumi/story/
4ゲーム好き名無しさん:2008/03/03(月) 19:33:28 ID:QV2LqGLL0
新スレ乙です
どきどき魔女神判!投下
5どきどき魔女神判!:2008/03/03(月) 19:35:46 ID:QV2LqGLL0
登場人物

【西村アクジ】ちょい悪がポリシーの中学3年生。両親は海外出張中で、気ままなちょい悪ライフ満喫中。

【ルル】アクジのお目付け役になるヒラ天使。アクジ曰く駄天使。
    片手に乗る程の大きさで、ロリでミルキーブルーのツインテ。(何かの罰で小さくされたらしい)
    人形のように可愛らしいが、中身は巨乳フェチ。下品でストレートな性格。好物は枝豆。
    アクジと、アクジの契約者にしか姿は見えない。



プロローグ

ちょい悪中学生 西村アクジは、ある日夢?を見る。天界に呼ばれて、大天使にお願いされる夢。
アクジの学校は魔力の集まる場所にあって、魔女が自然と引き寄せられる。魔女は天界の管理下におかねばならないから、見つけて契約してほしい、と。
「断るなら、あなたを完全な善人にする」と脅迫されて、アクジはちょい悪を貫くために了承する。

アシスタントとして天使ルルを遣わされたところで夢は醒める。
アホらしー、と台所に下りて行くと、そこにはくつろぐルルの姿があった…。
6どきどき魔女神判!:2008/03/03(月) 19:38:45 ID:QV2LqGLL0
第一話『まほはまほうのまじょしょうじょ』


【赤井まほ】アクジと同じ学校の2年生。チアリーディング部のほんわかした少女。
      チアにかなり熱心で、授業中もチアリーダー姿。というかそれしか持ってない?
      ピンクのツインテで、マシュマロ巨乳。


はやくも本性を現し、アクジをシモベよばわりして、女子生徒ウォッチングに励む変態天使ルル。
はやくもうんざりし、持ち前の良識でツッコミに回るも、ルルの淫行に振り回されまくるアクジ。

二人の元に、魔女容疑者の天界ファックスが届く。
そこにかかれていたのは、赤井まほ。面識はないけど、アクジの後輩だった。
オカルト好きのおさななじみ、安倍マリアや、チア部のクラスメート、後輩などに聞き込みした結果
まほには確かに不審な点が。

・いつ見てもチアのコスチューム。
・学校以外で見かけたことがない。
・誰もまほの家をしらない。

等。ルルが、まほの荷物を調べようと言い出す。ルルハンマーで扉をブチ破り、女子更衣室に潜入。
特に怪しいものはなし。ただ、まほによくにた女性が、チア姿で写っている写真があった。

探索中に町で、赤井まほによく似た、小さい女の子をちょくちょく見かける。
その子は、どうやら貧乏らしいが、ノラ猫に少ないごはんを分けてあげる心優しい子だった。
ショーウィンドウのバナナパフェを、くいいるように見つめている少女に、アクジは話しかけてみたが逃げられてしまう。
7どきどき魔女神判!:2008/03/03(月) 19:39:23 ID:QV2LqGLL0
アクジが校門を張ってみた結果、赤井まほは、校門を通らなかった。
しかし、まほはその日も朝から出席している。ということは、彼女はどこから登校しているのか?
下校するまほを尾行しようとしたが、まほは体育倉庫に入ったきり出てこなくなった。
中に入ってみると、そこには魔法陣があるだけで、誰も居ない。
抜け穴を探してみたが、人が出られそうな所はない。ただ、まほには通れそうもない小さな窓が、床スレスレにあるだけ。

アクジはひらめき、ルルを連れて、早朝から体育倉庫に隠れる。
するとやはり、あの小さな少女が窓をくぐって入ってきて、魔法陣の上で赤井まほに変身した。
アクジ達は飛び出し、現場は押さえた!お前は魔女だ!と追求。

まほは、抵抗し、バトルモードへ。
まほは魔法弾で攻撃、アクジはルルの力と天使剣デュランダル(量産型)で応戦。見事勝利して、おさわりモードへ。
魔女は興奮すると、体のどこかに印が浮かび上がるので、うまくさわってエッチな気分にさせれば証明終了、ということらしい。

魔女だと分かっても罰則はなく、ただアクジと契約して協力者になるだけ、とルルに説明されて、まほは自分が魔女だと認める。
お母さんを探して人間界に出てきたそうな。
お母さんの出身校で、同じチアリーディングを頑張って、大会に出たりして有名になれば、お母さんが気付いてくれるかも、と大きく変身して学校に来ていたらしい。

本当はまだ小さくて、一人ぼっちのまほを、アクジは同居人として家に迎え入れた。
ファミレスでバナナパフェをプレゼントすると、まほは こんなおいしいもの食べたことないです! とにっこり笑った。
8どきどき魔女神判!:2008/03/03(月) 19:48:41 ID:QV2LqGLL0
第二話『まじょがふざいのだいさいばん』

【安倍マリア】アクジの幼馴染。学級委員長で、オカルト研究会会長。
       委員長でおさななじみでメガネでおせっかいでオカルト好きで高飛車で口うるさくて
       ツンデレでハイテンションでなんかヌケてて自信家で…と詰め込むだけ詰め込んである。
       メガネで黒髪ロングだけど片方みつあみでニーソで頭に十字架ついてて…と外見も詰め込んである。 
       口癖は「へんたぁい!」


まほもアクジ家に馴染み、よき妹分となった。学校では変身し、それ以外は元の姿で一緒に暮らしている。
かしましいながらも楽しい我が家、3人で魔女さがしを続けていたが、
ある朝まほが、突然倒れてしまった。
保健室でイブ先生に診てもらったが、体は異常なしといわれる。
まほが倒れた原因を探して、アクジとルルは捜査を開始する。

まほの教室に行ってみると、まほの机に、物凄い量のおフダが貼り付けてあった。
はがしていくと、一番下にあったおフダには、

「魔女退散」

の文字。それと、魔法陣。

一体誰がまほの正体を?どうしてこんなひどい事を?
とにかく、ルルがおフダを無力化し、アクジは魔法陣をゴシゴシ消した。

まほは元気を取り戻したが、校内に魔法陣が増えていった。
魔力吸収の魔法陣らしいが、犯人には力がないようで、まほに効果はない。
けど、どんどん描かれていく魔法陣が不安を煽る。
だが、アクジは案外冷静。
アクジには見当がついていた。ここのところ様子がおかしい、オカルト大好きなおさななじみのマリア…。

まほ ルルを召集して、夜まで学校に残っていると、案の定マリアが忍び込んできた。
「ウフフ、見てなさいよ!今度はでっかいのを運動場にでも描いてやろうかしら?」
ブツブツ言っているマリアに声をかけると、開き直り、私は魔女よ!と言い出して、バトル突入。

マリアは遠くから化学薬品を投げてくる。アクジは、天使剣(量産型)と、ルルまほの遠距離技で応酬。撃破。

マリアは、アクジが魔女について聞いてきたことや、最近まほとつるみだしたこと、漏れ聞いた会話から、魔女は実在して、それがまほだと推測したらしい。
魔女について猛研究したらしく、魔女の印についても知っていた。
あくまで、私は魔女よ!と言い張り、ルルが無理やりアクジに調べさせる。おさわり突入。

どんだけいじくっても印は出ない。「そりゃそうだろ、お前が魔女なわけない」というアクジに、
ほんとにバカね。ここにあるじゃない! と足のちっちゃいアザを見せてくる。
呆れる3人だったが、ルルが「一般人を魔女神判したなんてバレたら、とんだ不祥事ですよー!」と保身の為にまりあを魔女と認定。
こうして、自称魔女のマリアが仲間にくわわったのだった。

要するにマリアは、一匹狼で自分が面倒みてやってたアクジが、他にコミュニティを持って楽しそうにしているのと、
その内容が大好きなオカルトだったのがガマンならず、どうにか仲間に入ろうとして魔女ぶっていた という話。
9シルエットノート:2008/03/03(月) 21:21:34 ID:rk8GYmCK0
>>1も魔女神判の人も乙です。

で、便乗になりますがまとめサイトの未解決より同人ソフトのシルエットノートを投下。
独特のギャグが特徴の作品ですのでいくつかの台詞を引用してますが、
下ネタ含みますんで不快だったら言って下さい。極力控えます。
10シルエットノート:2008/03/03(月) 21:23:02 ID:rk8GYmCK0
●シークエンス1 海上都市(1/2)

「ここは なぎしまこうこう の むらです」
「村!?」

太平洋に浮かぶ人工島、三号アクアフロート。
日本人なら小学生でも知っているその海上都市に、
主人公の村上シシトは母スズナと共に引っ越してくることとなった。
新居に到着し自室で荷物整理をしていると、友人である岸リョウヘイからメールが届く。
「どっかで会おうぜ」とのことで、早速待ち合わせ場所の薙島高校へと向かうシシト。
すぐにリョウヘイと再会しついでに高校見学でもしようという話になるが、
運悪く副校長に見つかり、最近は不審者が多いからと、早々に追い出されてしまう。
道中にリョウヘイに話を聞くと、銃や麻薬を持ち込んで逮捕される人間が増えているらしい。
この島は監視カメラだらけなのによくやるよなーとか話しつつ、リョウヘイと別れて帰宅。

夕飯のみそ汁とごはん(のみ)を食べつつテレビをつけると、
すぐ近所で銃撃事件があったとのニュースが流れているところだった。
それを眺めながら、シシトとスズナは4年前の事を思い出す。
4年前にシシトはテロリストに撃たれ、生死の境をさ迷った事があったのだ。
そして、その犯人は未だに捕まっていない。

次の日。
転校初日だというのに、遅刻寸前になって慌てるシシト。
猶予は僅か3分。100mを8秒以下で走らねばならない事態になる。
トラックに飛び移ったり、曲がり角で女子高生とぶつかりそうになったりしつつも、
なんとか遅刻する事なく高校に辿り着いた(やり方によっては間に合わない)
早速教室へ向かうと、そこでシシトと同じく転入してきたアルバートと出会う。
しかし教室の空席はひとつ。転入生は二人。
必然的にひとつの椅子に二人で座って授業を受ける事になってしまった。
(尻が)辛い授業が終わって休み時間、何故かアルバートとリョウヘイの3人で行動する事に。
スズナからフットワークの軽いメールが届いたり、アルバートとアドレスを交換したりしつつ過ごす。

そして一日の授業が終わって放課後。
シシトの携帯に「マジカルパレス」なる所から明らかに怪しいメールが来る。
とりあえず無視してアルバートと一緒に下校。
駅で刑事と知り合いになりつつ家の近くまで行くと、スズナが立ち話をしている所に遭遇する。
彼女と一緒に居たのは、シシトの後輩である犬山セトとその友人の冬村サユキだった。
その場は一先ず各々の自己紹介に留まり、すぐに別れることに。
11シルエットノート:2008/03/03(月) 21:24:31 ID:rk8GYmCK0
●シークエンス1 海上都市(2/2)

一方その頃……。
マジカルパレスなる場所で、女神と呼ばれるの女性が一匹のリスに呼びかけていた。
彼女は言う。「今から日本におもむき、魔法の資質を持つ人と出会いなさい」と。

そして次の日、村上家にシシト宛のクール宅急便が届いた。
生物とあるそれを早速開封してみると、中に入っていたのはリス(冷凍)
特にリアクションもなく、ごくナチュラルにリス(冷凍)をレンジに入れて暖めるシシト。
数分後、奇跡の生還を果たしたリスはついうっかりシシトの前で口をきいてしまう。
なし崩し的にペットになったリス曰く、彼はマジカルパレス(シカゴ支社)からの使者で、
魔法の資質を持つシシトが魔法少女となって悪と戦わねばならないらしい。
しかし、変身に必要なマジカルステッキが行方不明。
スズナに聞いてみると、シシトの同級生であるシャカシャカの人(常に音楽を聴いている)が持っていったとの事。
何故か地面から骨を発掘したり、サユリのパンツの色を確認したりしつつ、公園でシャカシャカの人を発見。
無事にマジカルステッキを入手するが、リスの怠慢で勝手に呪文が設定されてしまう。

と、一安心したのも束の間。
何処からか悲鳴が聞こえて駆けつけると、先ほど別れたばかりのサユリが覆面に襲われていた。
リスに変身するように言われ、早速設定された呪文を再生するシシト。
しかしその呪文は
「うっ、生まれるー!」
「がんばれ春子!ヒッヒッフーだ!ヒッヒッフー!」
「大変、奥さんが白目むいてアワ吹いてるわーっ!」
「ヒッヒッフーヒッヒッアボベッ!!」
「春子ー!大丈夫か春子ぉぉぉー!!」
「せっ、先生まちがってう●こ出てませんか!?大丈夫ですかー!?」
「はいはい大丈夫だよ、赤ちゃん出てるよ!」
「あああー!!いってぇぇぇええ!!んぎゃあぁぁぁぁ!!」
「春子ー!!春子ぉぉぉー!!」
だった(※全文)

律儀に叫んで見事変身、その姿はどう見ても女の子(ミニスカート猫耳付き)
とはいえ事は急を要する。半ば自棄になりつつ、シシトはサユリを助けに向かう。
リスの魔法に頼りつつも相手をボコり、なんとか覆面男の撃退に成功。
サユリの事は警察に任せてその場を去るも、変身解除の方法が分からない。
しかも頼りのリスは魔法を使った影響で真っ白に燃え尽きていた!(あしたのジョー的な意味で)

はたしてシシトは元の姿に戻れるのか!?という事で、続く。
12すばらしきこのせかい:2008/03/03(月) 21:44:54 ID:Wblne5BP0
それでは、シークレットレポート投下です。

前述した通り、これは本編に登場したある人物が書いた日記のようなものです。
誰が書いたのかは、本編を知っている人なら読んでいけばわかるでしょう。

全部で本編の21日間+アナザーデイの計22あります。
『21』の入手条件の一つが『22』の入手であるため順番がずれていますが、
ここに投下する分は、番号順に並べておきます。
その分、『21』にはかなりのサプライズがあります。
13ゲーム好き名無しさん:2008/03/03(月) 21:57:08 ID:fh+BOhY3O
魔女神判乙、続き期待。

>>11
サユリって名前が唐突に出てて誰なのかわからん
>>10に書いてあるサユキって人のこと?
14すばらしきこのせかい:2008/03/03(月) 22:10:30 ID:Wblne5BP0
シキ編1日目・シークレットレポート1

今回のゲームは特殊要因が多く、高次元からも注目を集めている。
1・渋谷の崩壊を巡る分岐。
2・UGにおけるコンポーザーの不在。
3・コンポーザーの能力制限。
4・代理人によるゲーム執行。
私には、『UG崩壊の決断』と『最終判断は指揮者とのゲーム結果によって決定す』という連絡がコンポーザーから来た。
ルール上コンポーザーは渋谷を去る必要があるが、コンポーザー不在は前代未聞の事態。
しかもコンポーザーは、自己の波動をRGに落とす、つまり能力制限が必要。
私の身分はコンポーザーしか知らないため、私が指揮者の動向を知るのが困難となる。
さらに、指揮者の相手をコンポーザーの代理人『選ばれし者』が務めることが、ゲームをより不確定に。

だが、潮流を読むためのカギは存在する。時間とは必ず過去を前提に発生するからだ。
今回のカギとは、指揮者からのバッジ発注。

サイキック発動の媒体となるバッジは、発動効果をイマジネーションとして充填する。
バッジの解析により、使用者のイマジネーション、つまり意図を解読できるということ。
だが、今回の発注はコンポーザーを介して行われたため、指揮者とは接触していない。
よって、指揮者のイマジネーションを判断できなかった。私もUGへ自身の波動を低位同調させているからだ。
15すばらしきこのせかい:2008/03/03(月) 22:11:35 ID:Wblne5BP0
シキ編2日目・シークレットレポート2

ゲーム終了間際の強烈なソウルの炸裂感知した。
炸裂の発生源にて、『選ばれし者』桜庭音操を発見。
特筆すべきは、危機回避直後に見せたソウル放出後の急激な縮小。

UGにおけるソウルとは、簡単に言えば彼の中に存在するエネルギーのようなもの。
音操の不安定なソウルは、肉体と感情の統合に乱れがあるから。
その原因とは、
1・あらゆる種類のソウルを高密度で内包。
2・混乱した感情が肉体との統合を妨害。
3・エントリー料で記憶が取られ、混乱に拍車。

多彩なソウルの持ち主なので、相当なイマジネーションの使い手になるはず。
彼のソウル統合のレベルが渋谷崩壊にも大きく影響すると予測している。
16すばらしきこのせかい:2008/03/03(月) 22:12:14 ID:Wblne5BP0
シキ編3日目・シークレットレポート3

コンポーザーの定義について。
コンポーザーは、UGにおける絶対的な権利、ルール決定権を持つ。
さらに、UGを構成することができる唯一の存在であり、渋谷の創作者、表現者。
渋谷UGは、コンポーザーが制定した絶対的なルールの下で動いている。

コンポーザーの交代は、コンポーザーが倒された時のみ。倒した者がコンポーザーになる。
そして、そのたびにUGのルールは書き換えられる。
しかしコンポーザー不在とは、ルールが無効ということ。すなわち、UGの崩壊と同義。

だが、現在コンポーザー不在の事実を知っているのは3人のみ。
コンポーザー本人、対戦者の指揮者、そしてプロデューサーである私。

プロデューサーとは、ゲームの監視する役割を担い、上次元からUGを訪れている存在。
プロデューサーとは本来UGの上位次元に存在する意識体。
監視のために、波動をUGに低位同調している。
ラジオの聞いている局を変えるためにチューニングをするように。

プロデューサーはUGの全存在とコンタクト可能であるが、UGで正体を明かすことは厳しく制限されている。
存在そのものがUG、RGの秩序とルールの崩壊を引き起こしかねない。
よって、RGの人やUGの死神や参加者はプロデューサーという存在を知らない。

プロデューサーとして唯一コンタクトできる存在が、コンポーザーである。
17すばらしきこのせかい:2008/03/03(月) 22:12:49 ID:Wblne5BP0
シキ編4日目・シークレットレポート4

UGとは、人間の価値をジャッジするための次元。

コンポーザーがたった一人で全人間をジャッジするのは不可能。
そのために必要なのが、死神を運用したジャッジシステム『死神のゲーム』。

死神になると、強力な身体能力と寿命が手に入る。
死神と参加者はゲームを通じてイマジネーションを駆使して戦い、互いのソウルを高めあう。

ソウルとは、私達の『生と死』の研究によって見出された概念物質。
大気、人間、意思、思考など全ての事象を構成する要素。

こうして、死神はゲームの運営に当たりながら更なる進化を遂げる。
幹部、そしてコンポーザーというように。
ただし、その進化を遂げる死神はまれで、多くは参加者に敗れ消滅する。
死神も参加者も、ゲームに敗れた場合、内包していた魂や思念がソウルに変容し拡散する。
そのため消滅したように見えるが、実際はソウルはUGに滞留している。
このため、ソウルを集めて『新たなる規律』・イマジネーションでつなぎ止めることができる。
それが充填されていれば、バッジや死神そのものなど、形態は問わない。

人間も死神もノイズもソウルの結合体。違いは結合の『規律』のみ。

では、ノイズとは?
増殖する本能だけを持つため、ソウルをひたすら求める。
これが参加者を襲ったり、RGの人間に取り付く原因。
ノイズに取り付かれたソウルは、ノイズを倒した場合でも消滅する。
RGの人間からノイズを払うと多くの場合気分の高揚などの好転が発生するのはこのため。
参加者や死神がノイズに取り込まれた場合も同様の事象が発生すると予想されるが、現段階では解明されていない。
18すばらしきこのせかい:2008/03/03(月) 22:13:17 ID:Wblne5BP0
シキ編5日目・シークレットレポート5

次元はRGやUGの他に、ノイズのみが存在する次元や、我々が通常存在する次元など数多くが存在。
連続する並行階層構造をなしている。
各次元には、その世界にふさわしい波動を持つ者が存在する。

上位次元から低位次元を見る事は容易。だが、次元を超えた交流は不可能ではないが困難。
隣接する階層ならば波動の差が少なく、交流は比較的容易。
離れた階層ほど、波動がかけ離れ共通性を失い、交流が困難になる。
UGはRGに隣接する上位次元であり、RGからUGは見えないが、逆は可能である。
またノイズは特殊で、UGとRGにまたがって存在し、両方に干渉が可能。
参加者がノイズに接触すると、ノイズの次元に引きずり込まれる。
つまり、ノイズの次元に強制同調させられている。

また、RG、UGよりも高波動の次元が存在する。
そここそが私が通常存在する次元であり、そこに住む存在は『天使』と呼ばれる。
天使もRGやUGのようにさまざまな社会組織が存在。プロデューサーも役割の一つ。
天使の波動はコンポーザーですら全てを把握できないほど極めて高い。
プロデューサーという関係でしか把握していない。

次元を超えた交流は困難が付きまとうが、方法はいくつか存在。

その一つが、波動変調シール。
その影響範囲内では、UGに存在する参加者がRGにおいて実体化、RGの存在とコミュニケーション可能に。
コンポーザーや死神が行う低位同調は本人の意識でスイッチする。
シールの影響範囲内では、強制的な低位同調が発生している。

RGへの実体を伴わない交流方法の一つがインプリント。
これを使うとRGにはインスピレーションのような形で認識される。
そのため、情報伝達の信頼性は、RGの受け手の存在に大きく依存。
具体的に、別のことに集中した者や、あるいは受けての解釈次第で意図する伝達が難しくなる。

『死神さん』はRGとUGの交流手段として考案された、民間手法的な交流術。
『死神さん』の用紙の波長変動の擬似シンボルマークの影響範囲内では、限定的にUGからRGに干渉できる。
RGからはUGを認識できないため、コインが勝手に動いているような錯覚を起こす。
19すばらしきこのせかい:2008/03/03(月) 22:14:55 ID:Wblne5BP0
シキ編6日目・シークレットレポート6

コンポーザーからは定期的な連絡がある。
ただし、ゲームの公正を維持するため、私からの情報提供は行わないルール。

私はコンポーザーからのアイテム発注を受けて初めて行動できる。
その関与の方法も、アイテムを作成し、引き渡すにとどまる。

コンポーザーから、次のゲームを見据えた、携帯への機能追加の発注があった。
代理人のパートナーの美咲四季が本日のゲームにおいて、強度の『羨望の価値観』から脱却。
コンポーザーは、代理人の勝利を確信した。

パートナーの成長には、代理人の介入が不可欠だった。
それを実現するには、代理人も、執着する『自己実現のループ』の破棄が必要だった。
コンポーザーは、その成長の過程を予測できていなかった。
コンポーザーはある程度の未来透視が可能だが、RGの低位同調の能力制限により精度が落ちているのだ。

RGにいながらUGを見ることができるが、それ以外にはさまざまな制限を受ける。

まず、外見がUGで最高の波動状態よりも若年化する。
しかし、この外見のため死神たちにコンポーザーと認識されることはまずないだろう。
元々コンポーザーは、指揮者を通してしか死神と接触しない。
死神は通常、コンポーザーの姿を知らない。
また、UG内において最も高い波動の存在のため、死神のレベルによっては見えないケースもある。

低位同調の影響が発生するのは、コンポーザーとRGの波動がかけ離れているため。
死神の場合、RGへ低位同調しても変動幅がコンポーザーほどではないため影響は少ない。
個体差はあるが、いずれにせよ軽微であるため、死神のRG低位同調は多く発生している。
死神の仕事をまっとうしていれば、RGの秩序の範囲で活動することは問題ない。
20すばらしきこのせかい:2008/03/03(月) 22:15:23 ID:Wblne5BP0
シキ編7日目・シークレットレポート7

コンポーザーの想定どおり、代理人の勝利。

7日間生き残ったものはどうなるか?
イマジネーションが希薄な逸材と呼べぬものは、ソウルに分解される。
優秀なイマジネーションを持つ逸材は死神となり、
中でもよりよい存在は、我々天使と同じ次の世界へ移行する。

死神も、職務をまっとうしコンポーザーを経れば、天使と同じ次の世界へ移行できる。

もしくは・・・
おかしな話だが、生き返ることも選択できる。
生き返るという表現は適切ではない。UGの人間も人間として死んではいない。
ソウルの結合規律と同調する次元のチューニングが異なるだけ。

優秀な参加者が生き返ることは、我々天使にとってマイナスではない。
優秀なイマジネーションは人間をひきつけるためである。
逸材たる参加者の社交的創作活動は、それに触れた者のイマジネーションを磨く可能性が高い。
音楽や絵といった芸術作品が放つイマジネーションは、伝承、継承され、更なるイマジネーションを呼び起こす。

しかし、今回の特殊条件化のゲームでは、生き返る選択肢が実は存在しない。

『生き返る』を実現するイマジネーションは、コンポーザーレベルの能力であり、指揮者では不可能だからだ。

現在、指揮者はコンポーザーが存在するように振舞っているが、その歪みはいつか破綻するだろう。
その時、指揮者はどのような対応をするのか注目している。

レポートを書いている隙に、保護していたビイトが失踪した。
彼は、ノイズの作り方に興味を示していた。死神にでも聞き出すつもりだろう。
しかし、そんなことしなくても自ずとノイズは作れるはず。

ノイズを作るイマジネーションを充填したバッジを彼には渡してある。
そして、ノイズ作成方法もインプリントしている。
これは、ゲームへの介入ではない。与えた情報はゲームの結果に全く関係ない。
大切なものへの情熱を恐れずにクリエイトした彼への、私からの賞賛である。
そして、実際に行動するかしないかは、彼の自由意志にかかっている。
21ゲーム好き名無しさん:2008/03/03(月) 22:33:04 ID:RzXNnfzL0
投稿制限が掛かるかも知れないので試し書きこ
22決戦V:2008/03/03(月) 22:57:42 ID:QCqYBGuY0
第7章・天正攻勢
信長は義昭を京から追放し、室町幕府を滅ぼした。
信長は領内の関所や商人組合を廃止するなどの新政策を行い、人々の心をつかんでいった。
光秀は帰蝶に今も想いを抱いていることを打ち明ける。
朝倉討伐戦:朝倉義景が斎藤龍興と共に軍を動かしてきた。これに対して、信長は嵐の中奇襲を仕掛けた。
義景と龍興はこの戦いで命を落とした。
小谷城攻略戦:浅井長政を小谷城に追い詰めた信長。城には信長の妹・お市もいる。
火攻めによって城は陥落、長政はお市と自害しようとする。
そこに秀吉(注12)が駆けつけてきた。「お市さまを傷つけたら、容赦せん!」
長政はお市を秀吉に託し、自らの命を絶った。
明智城救出戦:信長は東美濃に侵攻してきた武田信玄の息子・勝頼と戦った(注13)。
長篠決戦:勝頼は徳川領の三河に侵攻、長篠城を包囲した。勝頼との決戦を行おうと考える信長。
光秀は丹波・丹後に出兵することになった(注14)。
徳川軍と合流し、長篠に到着した織田軍。
武田家の重臣、山県昌景らは勝頼に一時撤退するか、長期戦に持ち込むべきだと主張するが聞き入れられない。
信長は武田軍の騎馬隊を足止めする柵を築いた。降っていた雨は吉乃の予言どおりに上がった。これで鉄砲の威力を発揮できる。
そして決戦が始まった。織田・徳川軍は柵の向こうから武田軍に対して鉄砲の射撃を放つ。
昌景ら武田軍の武将たちは銃弾の前に倒れていった。
武田騎馬隊は壊滅し、織田・徳川軍は大勝利を手にした。戦の後、吉乃とアマリアは奥三河の温泉で恋について語り合った。
そのころ、丹波にいた光秀は一通の書状を帰蝶に送った。

注12:木下藤吉郎は京入りの際、名を羽柴秀吉と改めた。
注13:戦いの前に、信長は武田軍の忍者と馬上で激しい追走劇を繰り広げた。
注14:光秀はこの時、斎藤龍興の元家臣、斎藤利三を連れていった。
23決戦V:2008/03/03(月) 23:03:08 ID:QCqYBGuY0
第8章・平安楽土
帰蝶に送られた光秀の書状には、近い将来信長に謀反を起こそうと考えていることが書かれていた。
帰蝶は救援のためと称して光秀を説得しに行こうとするが、信長はそれを認めない。
信長は琵琶湖に面した安土に城を築き、居城とした。
信長の当面の敵は越後の上杉謙信、安芸の毛利輝元、大坂にて一揆衆を率いる本願寺顕如である。
足利義昭は毛利氏の庇護の下、反信長勢力と連携を図っていた。
信長は軍団を再編成し、北陸地方に勝家・利家を、中国地方に秀吉・小六を、大坂に長秀・村重を向かわせた。
松永討伐戦:松永久秀が大和・信貴山城にてまたしても謀反を起こした。
信長は降伏勧告をしに信貴山城に乗り込むが、久秀はそれに応じず「人をすぐに信じるのがアンタの悪い癖や」と言う。
城は落ち、久秀は愛用していた茶器に火薬を詰めて火をつけ、爆死して果てた。
明石の戦い:信長は秀吉の援軍として播磨・明石に到着した。秀吉は播磨の豪族・黒田官兵衛を軍師として配下にしていた。
毛利軍との戦いが終わって信長が帰路についた後、秀吉は丹波の光秀に不審な行いがあるとの情報を耳にした。
秀吉は蜂須賀党の者を調査に当たらせた。
木津川口の合戦:毛利水軍はしばしば大坂湾に出没し一揆衆を支援していた。
信長は秘密兵器「鉄甲船」を用いて毛利水軍を撃破。上陸してきた毛利軍に勝利した。
九頭竜川決戦:越後の龍・上杉謙信が手取川で勝家率いる織田軍に勝利し、九頭竜川にまで進軍してきた。
信長は謙信に決戦を挑み、勝利した。病を患っていた謙信は上杉家を甥の景勝に託し、息を引き取った。
石山決戦:一揆衆の拠点・石山本願寺を包囲した織田軍。
帰蝶は本願寺と和議を結ぶべきだと主張する。信長は帰蝶の様子がおかしいことに気づく。
戦いが終わり一揆衆は壊滅した。
帰蝶はある覚悟を決め、単身光秀のいる丹波・亀山城に向かった。
24決戦V:2008/03/03(月) 23:08:39 ID:QCqYBGuY0
第9章・一統前夜
信長は京で「大馬揃え(注15)」を行った。京の人々は織田の天下がまもなく訪れることを確信するのであった。
安土城に戻った信長は、帰蝶が蝶をかたどった髪飾りを残して姿を消したことに気づき、動揺する。
摂津平定戦:荒木村重が摂津・有岡城にて突如として謀反を起こした。
信長は官兵衛を説得に赴かせたが、官兵衛は一色藤長に捕らえられてしまう。
織田軍は城を攻め、村重は逃亡。救出された官兵衛は村重が足利・毛利とつながっていたことを信長に報告した。
伊賀平定戦:信長は伊賀にて抵抗を続ける百地三太夫(ももちさんだゆう)を攻め勝利した。
甲斐平定戦:信長は徳川家康と共に、武田勝頼を甲斐に追い詰めた。
武田家家臣・真田昌幸が立ちはだかったが、勢力の衰えた武田軍はもはや織田軍の敵ではなかった。
敗れた勝頼は天目山にて自害して果て、武田家は滅亡した。信長の天下平定は近づいた。

光秀のもとにたどり着いた帰蝶は謀反を思いとどまるよう光秀を説得した。
しかし光秀は「下克上などこの乱世では当たり前のことではありませぬか」と言う。
光秀は幼かったころの帰蝶を思い出していた。
帰蝶は説得を1年間も続けた。光秀のもとに足利義昭が訪ねてきて、謀反を早く起こすように催促する。
帰蝶は光秀に投獄されてしまった。そこに蜂須賀党の者が救出に現れた。
信長は光秀に西国出陣の命令を下し、自身は蘭丸やわずかな供を従えて本能寺に泊まった。
光秀はこの時を待ち構えていた。ついに光秀は謀反を決行、本能寺の信長を襲った。
蘭丸は明智兵の銃撃の前に倒れた。
「滅びの夢は現実(うつつ)だったというわけか…」地下通路を進んでいく信長。
信長の前に光秀が現れ、信長に銃口を向ける。そして光秀は引き金を引いた。

注15:軍事パレード。
25決戦V:2008/03/03(月) 23:16:02 ID:QCqYBGuY0
第10章・動乱
銃声の直後、帰蝶が信長のもとに駆けつけてきた。信長は倒れている。
「私は、あなたを許さない…!」手にした刀で光秀を刺す帰蝶。
信長が死んだと思い込んだ帰蝶は後を追おうと考え、自らの首をはねようとする。
「早まるな」信長が帰蝶に声をかける。信長は死んでいなかったのだ。
銃弾は確かに信長の右胸に当たった。だが、信長が懐に忍ばせていた蝶の髪飾りが銃弾を食い止めていたのだ。
信長は帰蝶と愛を確かめ合う。「さあ行くぞ、オレたちの新しい世界へ!」信長と帰蝶はその場から立ち去ろうとする。
だが、光秀が背後から銃口を向ける。「行かせるものか…!」銃撃を受けた帰蝶は倒れる。
信長は帰蝶を抱きかかえ、本能寺から脱出していった。
翌日、光秀の謀反の情報は、秀吉のもとにもたらされた。
秀吉は毛利軍と和睦しようと考えるが、本能寺の変を知った毛利軍は攻撃を仕掛けてきた。

光秀謀反、信長の生死不明。この知らせは衝撃となって全国にもたらされた。
秀吉は毛利輝元に大敗し、淡路へと逃れた。
北陸では勝家が上杉景勝に敗れ、越前・北庄城に篭城。
駿河では徳川家康が北条氏政と対峙。
足利義昭は輝元・光秀(注16)に擁立されて京に戻り、室町幕府を再興させた。

関ヶ原遊撃戦:本能寺の変から4カ月後、潜伏していた信長は関ヶ原に姿を現した。
信長は長秀、吉乃、アマリア、そして蘭丸の兄・長可(ながよし)と合流していた。
光秀の親族、明智秀満の陣に奇襲を仕掛けた信長。勝利を得たものの、秀満を討ち取ることはできなかった。
信長はお市に帰蝶の看病を任せ、岐阜城へと向かった。
岐阜城奪還戦:岐阜城を守っているのは斎藤利三、光秀の腹心である。
信長は夜討ちを仕掛け、岐阜城に火を放った。戦いの末、織田軍は利三を討ち取り、丸焼けになった岐阜城を奪還した。
顔に笑みを浮かべる信長。吉乃とアマリアはそんな信長を頼もしそうに見つめていた。

注16:光秀は帰蝶に刺されて倒れていたところを部下に救出されたようだが、そのシーンは描かれていない。

続く
26ゲーム好き名無しさん:2008/03/03(月) 23:26:02 ID:QV2LqGLL0
すばらしきの人乙
途中でめげた者にはありがたいです。
27魔女神判続き:2008/03/03(月) 23:26:58 ID:QV2LqGLL0
第三話『まじょもしらないしんじじつ』

【小田れんげ】リュックをしょった自由人。協調性0、私服で登校、基本装備はネオジオポケットで片時も離さない。
       レトロゲーオタクで、常にゲームをプレイ中。おっとりしてるが、口から出る言葉は全てRPGナイズ。
       金髪おデコちゃんで、貧乳。口癖は「うにー」一人称は「れんげどん」。


天界の担当者がサボってるのか、容疑者リストが送られてこない。
自力で探すことにした4人は、「校内のあやしい奴」について話し合う。

まほが、クラスに変な子がいる と言い出して、様子を見に行くことに。
そいつは確かに変な奴だった。何故か私服、しかも携帯ゲーム機をプレイしながら歩いてくる。
彼女の名前は、小田れんげ。相当のゲーマーらしい。
とりあえず話を聞いてみようとするが、逃げられる。
追いかけていると、何かに突き当たった。何もないのに前へ進めない。

「これは…魔力障壁!!!」

れんげは魔女だとみんな確信。まほの魔法で壁を破りながら、れんげを追いかける。
捕まえて、魔女神判を行ったが、印は見つからなかった。

またスカか…という空気になる中、マリアが
「この子、自分が魔女だってきづいてないんじゃないかしら?」

れんげは突然変異で生まれた魔女で、魔女として覚醒していない。
魔力も、無意識に行使しているだけなのでは?と推測。
れんげが魔力を行使した現場を回り、魔力のかけらを探す。あつまったかけらを結晶にして、夜にルルが儀式を行った。
れんげに自分の魔力を浴びせると、れんげ覚醒。

湧き上がる魔力に興奮したれんげは、コスチュームチェンジしに帰ると言い出す。それを押しとどめると、その場でバトル。
れんげは唯一カウンターバリアが使える優秀な戦力だが、このバトルでは魔力をこめた頭突きで攻撃してくる。
アクジは天使剣(量産型)で撃破。おさわりモードへ。

特に意見のないらしいれんげと契約して、れんげが仲間になる。
一緒にゲームしよう!とネオジオが持ち込まれ、ますますカオス化していくアクジ家だった。
28魔女神判続き:2008/03/03(月) 23:29:23 ID:QV2LqGLL0
第四話『みことまじょとめいどのはなし』

【御堂あやめ】アクジのクラスメート。寡黙で凛々しく、ぶっきらぼう。
       御堂神社の娘さんで、巫女をしているが、他にもバイトをしてるらしい。実は、彼女にはある秘密が…
       髪は若草色のロングで、両サイドに髪飾り。多分長身キャラ。


魔女容疑者の情報が送られてきた。名前は御堂あやめ。アクジのクラスメイトだ。
とりあえず話をしようとしたが、ムダ話は嫌いとのことで、アクジ玉砕。

とりつくしまもない彼女にどうにか接近しようと、色々画策する。
放課後に神社に行き、巫女姿のあやめと、どうにか雑談までもっていくが、結局核心はつけなかった。

帰りがけ、お守りをまほに買ってやると、まほの具合が悪くなる。
おフダ同様、神社のお守りは魔を祓うもの。魔女にとっては毒になるらしい。
中身を抜いてプレゼントすると、まほはとても喜んだ。

学校で、いつになく楽しげなあやめを見かける。あやめは花壇に腰かけて、かわいらしい童話を読んでいた。
校内放送で呼び出されたあやめは、慌ててカバンをそのままに去っていった。アクジは、マリアとルルにけしかけられて、カバンを調べる。
御堂神社のお守りがくくりつけてあったので、何気なく触ってみると…
やけに柔らかい。開けてみると、やっぱり中身は無かった。
29魔女神判続き:2008/03/03(月) 23:30:15 ID:QV2LqGLL0
次の日の放課後、アクジはれんげに、メイド喫茶に無理やり誘われる。扉をくぐると
「おかえりなさいませ、ご主人様!」とメイドさんが迎えてくれた。
が、よく見るとそのメイドさんは、御堂あやめ。

焦るあやめと、面白がるアクジ、ゲームをするれんげ。
アクジはメイドあやめを激写。怒るあやめに、口止め料としておごらせ、ちょい悪を発揮するアクジだった。

結局、あやめは魔女だという結論に達した一同は、神社をはりこむことにした。
あやめが式神を召喚するところを目撃して、バトルに突入。
あやめはおフダと式神の炎で攻撃してくる。アクジは主にれんげのサイコリフレクターで応戦。勝利。
おさわり突入。

でも式神召喚は、魔女には使えない巫力の力。魔女ではない!?とルルが気付くと
あやめは、確かにアタシは魔女だ と答えた。

平穏な暮らしを求めて、魔界から人間界に一家で出てきたらしい。
魔力と巫力は、全く正反対の力。二つ同時に手に入れるのは、不可能かつ禁忌とされている力。
あやめは魔力を封印し、神に仕えて巫力を手に入れたそうな。

本当はかわいいものが大好きで、メイド喫茶でバイトしてるのは制服がかわいいから。
でも似合わないから、恥ずかしくて学校では言い出せないらしい。
家族を巻き込まないことを条件に、あやめもアクジと契約。仲間もずいぶん増えてきたのだった。
30ゲーム好き名無しさん:2008/03/04(火) 00:01:19 ID:pSzYUH/q0
ところで、DMC4の予告から1ヶ月経ったんだけど
自分が書いても良いかな?
31ゲーム好き名無しさん:2008/03/04(火) 00:20:50 ID:i/yIZ8yP0
長期間ロックが掛かるのは芳しくない気もするけど、
予約状態は3ヶ月間続くというのがルールみたいですね。
32ゲーム好き名無しさん:2008/03/04(火) 01:43:59 ID:LwNQtxtl0
フリーゲームの「送電塔のミメイ」をお願いします。
33ゲーム好き名無しさん:2008/03/04(火) 02:19:59 ID:i/yIZ8yP0
>>1乙で御座います。
Wikiに転載して頂いてるかたもいつも有難う。
一気に最後まで書きたいとは思っているものの遅筆過ぎて1月ずつが限界です('A')
●6月
水晶鉱山の経営者ケヴィンの使いで、ケヴィンの娘シャロンがマリエルの小屋へやってきた。
ケヴィンが普段はマリエルの父イアンに依頼していた仕事をマリエルに代わりにやって貰いたいらしい。
父親が受けていた仕事ならばと、マリエルは快諾する。
シャロンが家に帰った後、マリエルはフィオナに父の仕事の内容を尋ねた。
「水晶鉱山って妖精が開いたって伝説があるのよ。キンバリー一家(ケヴィンの一家)は代々その妖精の許しを受けて、
水晶を掘ってるんですって。」
そして、イアンの仕事とはその鉱山に棲む妖精に関わることではないかと推測する。
「ケヴィンは、旦那さまが妖精使いだって知ってるわ。マリエルにも同じことができると思ってるんじゃないかな。」
父の代わりなら頑張らなくてはと意気込むマリエル。
出かけしなにフィオナは、最近鉱山で落盤事故があった事をマリエルに伝えた。

鉱山の前にあるケヴィンの家を訪ねるマリエル。
シャロンが出迎えるが、ケヴィンは今鉱山の中にいるのでそっちの方を訪ねて欲しいと言われる。
それじゃあと鉱山の方に歩き始めるマリエル。
暫くして、シャロンがマリエルに伝え忘れた事があるのか、マリエルを追いかけ鉱山の方に向かった。

鉱山に入ろうとしたマリエル。しかし、中から出てきた人間にぶつかり転倒してしまう。
尻餅を着いたマリエルに手を差し伸べたのは、口の周りに見事な髭を蓄えた青年であった。
「ケガはなかった?」「うん。だれ?」マリエルはその青年に面識がない。誰かと尋ねると、
「そういうきみは?」と、優しく聞き返す。「あたし、マリエル。」「マリエルか…いい名前だ。」
「ありがとう。」「ぼくも、いちおう名前はつけてもらったんだ。」自分の胸に手をあて風変わりな自己紹介をした。
後ろからシャロンがその青年の名前を呼んだ。「グッドマン!」「…というのが、僕の名前だ。」
シャロンはグッドマンをマリエルに紹介したかったらしいが一足遅かったようだ。
「いま友達になったところさ。」グッドマンはシャロンに説明した。
グッドマンはシャロンに食事の支度の為に薪を拾ってきて欲しいと頼まれ、美味しい食事のために頑張るといい、
意気揚々にその場を後にした。
「なんか、ヘンな人だね。」「そう?」「名前をつけてもらったって、どういうこと?」
少し前に鉱山で落盤事故があり、その時グッドマンは鉱山の中で頭を怪我して倒れていたと言う。
それを鉱山の経営者ケヴィンが助けたのだと。その所為でか彼は自分がどこのだれだか覚えていないらしい。
「それでグッドマン?」「いい人なのよ。まじめで、優しくて。」シャロンはにっこりと微笑んだ。
「ふーん。」「なあに、あたしの顔になにかついてる?」「ううん、なにも。」
シャロンは鉱山の中にケヴィンがいるとマリエルに言い、その場を後にした。

鉱山の中でマリエルはケヴィンと会い、仕事の内容を確認する。
ケヴィンは、妖精の許しを得ていないものが鉱山に入ると鉱山の主である気難しい妖精が落盤を起こしてしまう事を説明した。
先日の落盤事故の原因をその鉱山の主に聞いて欲しいと言うのが仕事の内容だった。
マリエルは周りを見回し、辺りには妖精が居ない事をケヴィンに伝えた。
そして、さらに奥に進もうとした時、ケヴィンに呼び止められる。
鉱山の坑道は落盤が起きた後も復旧されておらず、未だ危険らしい。
その為、マリエルの仕事は坑道が復旧されるまで延期されることとなった。
数日後、鉱山に行く道でマリエルはグッドマンと出会う。大きな石に腰を掛け、話す二人。
グッドマンが神妙な顔で君は噂を聞いてないか?とマリエルに尋ねる。どんな噂なのと聞き返すマリエル。
「ぼくが、水晶を狙う盗賊団の一味だって話。」「まさかー、そんなはずないじゃない。」
グッドマンは、自分が倒れていた場所とその噂が無関係だとは思えなかった。
それをシャロンに言った?とマリエルが怒りながら聞く。グッドマンはシャロンにも同じ事を言ったが、
根拠がないと言われ怒られたらしい。マリエルもシャロンに同感であった。
「…でもぼくは、きみやシャロンほど自分を信じることはできない。」
グッドマンは手に握ったペンダントを見つめている。そのペンダントは?とマリエルが聞くと、
事故にあって救出された時、唯一持っていたものだと言う。
グッドマンは最近、同じ夢を繰り返し見るのだとマリエルに話す。
深く暗い洞窟を降りると開けた所に出る。そこには深紅の水晶があり、
手を触れようとすると突然目の前が真っ暗になり、目を覚ますのだと言う。
「いかにも水晶泥棒が見そうな夢だろう?いずれにしろ、失われた記憶が見つかるとしたら
鉱山の中にそのカギがあることは間違いないんだ。」

数日後、ケヴィンの家を訪ねると家の前に
ケヴィンとその娘シャロン、それに向き合う中年太りの警察官チャンドラーがいた。
チャンドラーはグッドマンを盗賊団の一員と見なし、身柄を拘束しに来たという。
ケヴィンは礼状がなければ渡すことは出来ないと断固拒否、銃で脅されても一歩も退かなかった。
銃を構えられたケヴィンの前に立つシャロン。「あの人は盗賊団なんかじゃないわ!だから帰って!」
チャンドラーは二人がグッドマンに騙されている、記憶喪失も芝居のうち、
少々痛めつけてやれば直ぐに思い出すと言いにやりと笑う。
「そんなことさせないわ!」ケヴィンはシャロンの肩を持ち横にずらし、
「彼を引き渡すわけにはいかん。さっさと帰れ。」とチャンドラーに言った。
何の得があってかばうのかとチャンドラーが聞くと、
「家族のために身体を張るのは家長のつとめだからな。」と答えた。
チャンドラーはこのままで済むと思うなと捨て台詞をはいて去っていった。

家に帰ると願いの花がつぼみをつけていた。
つぼみに触るとグッドマンの想いがマリエルに伝わってきた。
「…ぼくは何者なんだ。あの鉱山でいったいなにをしていたというんだ。あのチャンドラーという男…。
何故か不吉な胸騒ぎがする。このままでいいはずがない。なんとしても…記憶を取り戻さないと。妖精の許し…。」

マリエルはフィオナに人間の無くした記憶を取り戻す方法はないかと尋ねると、それは妖精の領分を越えていると答えた。
そして、鉱山の中で何があったかヌシに聞くのが一番だといい、マリエルは再び鉱山の中に赴くことになる。

鉱山はある程度復旧されていた。しかし、入り口付近で妖精ドワーフにここから先は通さないと足止めをされる。
鉱山の奥に紅い水晶があるならば、その場所にグッドマンを連れて行きたいと頼むマリエル。
ドワーフは妖精をも酔わすことが出来る強烈な酒を持ってくることが出来れば頼みを聞いてくれるという。

四大の迷宮の一つ、火の迷宮を探索するマリエル。最深部にて炎の酒が湧き出る泉を発見。
泉を守る妖精イフリートの試練を超え、炎の酒を手に入れるのだった。

再び鉱山に向かうマリエル。ドワーフに炎の酒を渡すと、ドワーフはぐびぐびと呑みフラフラに酔っ払い尻餅をつく。
約束を果たしてくれと言うマリエル。ドワーフは腰を抜かしてしまったらしく、立つことができない。
ドワーフは、どうせ妖精の許しが無ければ鉱山の奥へ通すわけには行かないので、
ケヴィンの家から妖精の許しを取って来いとマリエルに言った。マリエルはケヴィンの家へと向かった。
ケヴィンの家を訪ねるマリエル。ドアを開けた時、グッドマンが飛び出してくる。
急いでいるのか、ごめん!と一言謝ると足早に鉱山の方へと向かっていった。

ケヴィンの家に入ったマリエル。
シャロンが妖精の許しがなくなっている事をマリエルに説明した。ケヴィンが黙ってドアを出ようとする。
「どこに行くの?」シャロンが聞くと、「妖精の許しを手にしたヤツが行くところなんぞ決まっておる。」と答えた。
「待ってよ。父さん。」「悪人があれを持って鉱山に入ったら、まず生きてはでられん。」「グッドマンは悪人じゃないわ!」
「それを判断するのはワシらではない。犯した罪はつぐなうことができる、だがヌシはそう思ってはくれまい。
悪人だろうが善人だろうが、わしらの大切な家族を死なすわけにはいかん。」「待って!あたしも行く。」
「鉱山が崩れるかもしれん。ここに残っていろ。」「彼を信じてるから、怖くないわ。あたしひとりでも行く。」
「どうも、娘の育て方を間違えたようだ。」「父さんに似たのよ。」「…時間がない。急ぐぞ。」「はいっ!」
3人は鉱山へ急いだ。

鉱山の入り口では既に妖精の許しを使い、先に進んだ形跡があった。
シャロンがその場でグッドマンのペンダントが落ちているのを見つけ拾い上げた。
奥に進もうとする3人、しかし落盤が起き、3人の行く手を阻む。

道が塞がって進むことが出来なり、立ち尽くす3人。
そこにすっかり酔っ払ったドワーフが再登場。妖精の許しがなければ通すことができないと言うドワーフ。
マリエルはまだ手元に残っていた炎の酒で釣り、今回だけはと鉱山の奥に通じる秘密の入り口の案内をさせるのだった。

鉱山の奥にはグッドマンだけではなく、チャンドラーも居た。
グッドマンとチャンドラーは向かい合い、チャンドラーは銃を構えている。
シャロンがグッドマンの所に駆け寄る。そして、チャンドラーにどうするつもりなのと詰め寄った。
こいつは尻尾を出したんだと、チャンドラーは言う。
グッドマンは安全に水晶を掘るために必要な妖精の許しを持っていた。
記憶喪失を装い、ケヴィンから妖精の許しを盗むチャンスを伺っていたんだとシャロンに説明する。
記憶喪失なのはウソじゃない、グッドマンが言うと、
シャロンは、グッドマンは私達を騙していない、とチャンドラーに強く抗議する。
しかし、シャロンが出した助け舟を否定したのもまたグッドマンであった。
「だけど、それは僕が無実だという証拠にはならないんだ。」何を言ってるの?とシャロンが悲しそうな顔をする。
「証拠ならあるぞ。」とケヴィンが言う。妖精の許しを手にして無事で居ることが悪人ではないことの証明になるのだという。
チャンドラーが何を言おうとグッドマンを連れて行くことは出来ない、正義がないから姑息な真似しか出来ないのだと言った。
それを聞いたチャンドラーは怒り、銃をケヴィンに向けて発砲した。辺りに銃声が響く。
グッドマンはケヴィンの前に立ち、右腕に銃弾を受けその場に膝をついた。「グッドマン!」と叫ぶシャロン。
シャロンの叫びに反応するかのように、その場にある水晶の一つが紅く輝いた。
その時、願いの花のつぼみが開き奇跡が起きる。【正義】の妖精の誕生。
グッドマンはこの鉱山であった記憶喪失前の出来事を全て思い出した。

「全員投降しろ!もう逃げられないぞ!」グッドマンは銃を構えた。
記憶に蘇るのは水晶を盗む盗賊団を追い詰めた時の事だった。
「早く出ろ!急がないと危険だ。」妖精の許しが無いものが鉱山に入れば落盤が起きる。
グッドマンは落盤が起きる前に急いで盗賊団を避難させようとしていた。
しかし、後ろから現れたチャンドラーに不意をつかれ気絶させられてしまう。
「ボス!」盗賊団はチャンドラーをそう呼んだ。「まったく…。こんな青二才にいいようにやられおって。」
盗賊団の黒幕はチャンドラーその人であった。
「思い出した…オレの名はギルバート。盗賊団を捕らえるために派遣された、特別捜査官だ。」
きゃあ、とシャロンが悲鳴を上げる。チャンドラーはシャロンを掴み銃を突きつけた。
そして、シャロンを死なせなくなければ妖精の許しをよこせと交換条件を出す。
妖精の許しは心正しい人間が持つべきもの、チャンドラーに持たせたら大変なことになると言うシャロン。
しかし、娘の命には代えられないとケヴィンはグッドマンに妖精の許しを渡すように言った。
交換は成立し、チャンドラーは妖精の許しを手にする。
「ふはははは。ここの水晶は全部オレのものだ!」チャンドラーがそういった直後、大きな地響きが辺りにこだまする。
ケヴィン、シャロン、グッドマン、マリエルは急いで避難し、何とか落盤が起きる前に鉱山の入り口にたどり着いた。
しかし、グッドマンの足が止まる。「なにしてるのっ!早く逃げてっ!」と叫ぶシャロン。
「…このままあいつが死ねば、オレの復讐心は満足する。だけどそれじゃダメなんだ。」
「あなたが行くことないわ。自業自得なんだからっ!」
「きみは、オレのことを心正しい人と言ってくれた。オレはそれを裏切りたくない。正しい裁きをあいつに与えたいんだ。」
落盤の中、鉱山の奥を目指して駆けるグッドマン。「待って、グッドマン!」その声にグッドマンは振り向いた。
「オレは、ギルバート!戻ったら、その名で呼んでくれ!」「グッドマーン!」
グッドマンを追いかけてしまいそうなシャロンの肩をケヴィンは力強く抑えていた。

数日後、鉱山の入り口。シャロンは鉱山の前に立ちつくしていた。鉱山はさほど復旧されていない。
「シャロン、ここに居たんだ。」「うん。彼が、帰ってくるかもしれないと思って。」
「あ、それ…ロケットだったんだ。」それは先日シャロンが拾ったグッドマンが落としたものだった。
「そうよ。グッドマンも知らなかったみたいね。」「この写真…」「あたしが知らない、ギルバートというひとの過去。
グッドマン…あたし、あやまりたいのに。」「シャロン…」「お願い…帰ってきて…。」
泣き出すシャロンにマリエルは何も言葉を掛ける事が出来なかった。

借金ノルマを返済し6月を終える。
38ゲーム好き名無しさん:2008/03/04(火) 02:44:02 ID:oHiE2l2Q0
前スレの続きだったら前スレをぎりぎりまで使ってから新スレに移ってほしかった
39ゲーム好き名無しさん:2008/03/04(火) 07:41:55 ID:e0Nr88x00
即落ちて読めなくなるよりはいいかな。
前スレは短編向けにつかうと。
40ゲーム好き名無しさん:2008/03/04(火) 08:26:17 ID:riPKHgrE0
魔女神判おっつ!読みやすい!続き期待してるっす!
41ゲーム好き名無しさん:2008/03/04(火) 10:02:53 ID:SEvVVZ/50
>>30>>31
メンゴ。それ自分。ここんとこ発売日すぐにリク&投下はマナー的にアレよねみたいなレス何べんか見たんで
一ヶ月自粛しとこかなと思ってるうちにひな祭り過ぎてた。
しかも出来た奴厨小説だし。まー最後に毎回一文まとめ入れてまとめにはそっち載せよかなー
とか都合いいこと考えてたんだが……取り合えず一回分だけ旧スレ潰しに落としとく

ってか旧旧スレだよね?アレ潰していいんだよね?
42ゲーム好き名無しさん:2008/03/04(火) 10:09:20 ID:oCEfsV3q0
小説はいらない、ストーリーを教えてくれ
43ゲーム好き名無しさん:2008/03/04(火) 11:06:44 ID:/KKUBqvh0
>>43
済まないもう送ってしまったorz旧スレ潰し&耐久度テストってことで一つ
……なんだけ、ど。あれどういうこと?旧旧スレさん俺のクソ長い駄文を平気で受け止めてくれる度量の広さよ?
ひょっとしたら前スレもまだまだ容量逝けたんじゃね?
44ゲーム好き名無しさん:2008/03/04(火) 11:22:50 ID:v7TQk0JZ0
wikiへのまとめ人もいい仕事してるし
新スレ出来ても使い切ってから移行するようにした方がいいね
45ゲーム好き名無しさん:2008/03/04(火) 11:30:22 ID:i/yIZ8yP0
>>41=43
テンプレの禁則に抵触しないでストーリーさえ伝わればどんな書き方でもいいんじゃないかな。
書き方は個人の嗜好だしね。
前スレは今現在残り32kbで>>39が言うように使うのが良いかなって思う。
46ゲーム好き名無しさん:2008/03/04(火) 12:22:12 ID:pSzYUH/q0
>>41>>43
DMC4乙、>>30の中の人です。
予約の3ヶ月保持知りませんでした;;
これからは気をつけます。
47どきどき魔女神判!:2008/03/04(火) 19:38:05 ID:pccTKhDU0
第5話『まじょとやじゅうのよるばなし』

【望月ゆーま】ショタ少年。アクジの学校の一年生。いつも大ケガをしていて、包帯がとれたことがない。
       生真面目で責任感の強い反面、融通のきかない性格。柔和でひかえめ。
       母性本能をくすぐり、女子(と何故か男子にも)に大人気。色々世話を焼かれるが、本人は自分のことは自分でやりたいタイプなので戸惑っている。
       水色短髪で、頭と腕に包帯、ぷにっと小柄な美少年。


マリアがいつものように、怪しげな情報を意気揚々と発表した。
<この町にUMAが!?ついに目撃されたフライングヒューマノイド!>みたいなうさんくさい記事。
マリアは、このUMAこそ新たな魔女に違いない!と断言する。
マリアに押し切られる形で、UMAの目撃情報を集めるアクジ一同。
ある女子生徒に、「UMAを見たことないか?」と聞くと、その子はなんと

「あ、ワタシ知ってますよ!呼んできますから待っててください!」

予期せぬ展開に驚いていると、包帯だらけの少年が現れた。
「はじめまして、ボクが望月ゆーまですけど…」
女の子は、「ユーマ」君を連れてきてくれたらしい。ゆーまは有名人で、クラスの人気者だからこんなこともあるんだとか。

なんでそのケガで学校に来てるのか分からないが、とりあえず気遣うと、ゆーまは「大丈夫です」と笑う。
勘違いだった、と謝ってアクジ達は捜査を再開した。

校内で、アクジはあやしい女の子を見かける。その子は何故か、モコモコしたウサギのきぐるみを着ている。
彼女はウワサの転校生で、色んな怪情報が乱れ飛んでるらしいが…
彼女の名は綿引メリー。アクジが話しかけると、好みだったらしく「王子さま(ハート)」認定される。

図書室でUMAの情報を探して騒ぐと、司書さんに怒られる。

ある晩、UMA目撃情報を元にオフィス街へ。二手に分かれて捜索。まほ、れんげと一緒だったアクジは、ビル屋上で戦う何かを二匹見つける。
片方は獣、片方は獣人のようなシルエット。そのうちに、獣人っぽい方が屋上から転落して、どちらも見失ってしまう。
そのビルの付近に急いだ2人(れんげはゲーム中)は、駐車場で望月ゆーまの生徒手帳を拾う。
48どきどき魔女神判!:2008/03/04(火) 19:39:01 ID:pccTKhDU0
翌日、手帳を渡そうとアクジ単独(ルルつき)でゆーまを探していると、フラフラしているゆーまを発見。
倒れるゆーまを抱きとめ、保健室に連れて行く。
イブ先生に預けたが、心配になってお見舞いに行くと、ゆーまは高熱でうなされていた。
どこほっつきあるいてんだあのヤブ医者!と毒づきつつ、アクジはゆーまを看病する。
服を脱がせて汗を拭いてやる内に、何だかドキドキしてきて、ルルに下品なジョークをとばされる。

オカ研部室で、UMAについてのミーティングをひらく。
マリア達はUMAを見ておらず、アクジとまほも遠目だったので心許ない。
マリアに、役に立たない!と非難されていると、れんげが珍しくゲームから現実に戻ってきた。

うに?あの晩のあれですかに?れんげどん、ちゃんとみてたのですよ〜 と言い出して、スケブにやたらうまい似顔絵を描く。
包帯が取れて、髪が乱れ、獣のような耳が生えていたが、それは望月ゆーまだった。

そうですよ〜?あれはゆーまちんだったのです〜 とあたりまえのように言うれんげをシメて、ゆーまを体育館に呼び出す。
やってきたゆーまを問い詰めると、ゆーまは観念したように獣人に変身した。

「西村さん、あなたの力、試させてください。」

ということでバトル突入。
ゆーまは、圧倒的な素早さと、爪での斬撃、バリア無効の衝撃波で挑んでくる強敵。天使剣(量産型)で勝利。

ボクの負けですね、と自分の正体を明かそうとしたゆーまを遮り、まりあとルルのハイテンションでおさわりへなだれこむ。
印は出たが、魔女の印と少し違うし男だし。何?魔男?と混乱する一同に、ようやく発言権を得たゆーまが、狼男だと告白。

魔力の溜まりやすいこの町に、巣食う悪いモノたち。それと戦い、代々みんなの暮らしを守ってきたのが望月家らしい。
一人で戦い続けてきたゆーまを、今度はオレ達が助けていこう ということになる。
そのかわり、ゆーまも魔女探しを手伝うことになり、アクジと契約。仲間がまた増えた。

ゆーまは毎晩見回りをして戦っているが、真面目なので学校も休まず来ているそうな。
無理して突っ走るタイプのゆーまをなだめて、アクジ達は夜のパトロールを当番制で行うことにしたのだった。
49どきどき魔女神判!:2008/03/04(火) 19:41:26 ID:pccTKhDU0
第6話 『きぐるみまじょがふくしょざい』

【綿引メリー】ゆーまの同級生。転校生で問題児。いつもきぐるみを着ていて、顔だけしか見えない。清清しいほど二面性があり
       アクジには、「メリーたのしぃですぅアクジさまぁ♪」
       その他には、「すっこんでろクズ虫どもが。」   
       ただ、アクジの目の前で使い分けるので、特に効果はない。当然のことながら、学校で浮いている。
       きぐるみの中は体操服。髪は薄紫のふわふわロング、つるぺたでチビっ子。 


体育の授業中、自習になったプールで遊ぶアクジとクラスメイト。
休み時間ゆーまに会って、プールの話になると、ゆーまが口ごもる。
クラスメイトが傷や治癒速度に疑問を持つといけないので、素肌をさらすプールは見学しているらしい。

ゆーまはこのところ疲れてるし、何か息抜きさせてやりたい、と思ったアクジは
放課後開放されているプールで、みんなで遊ぼう!と提案した。

れんげがアテナのコスでプールサイドを走り回り、あやめに投げ飛ばされたりはしたが、皆で楽しく遊ぶ。
その内に綿引メリーもプールに来ているのを見つけた。
この季節にきぐるみは暑いだろうに、全く脱ぐ気はないらしく、きぐるみのままプールに浮かんで涼んでいるようだ。

いつものように、オカ研に集まって魔女探しのミーティングを開く。
ゆーまが、やはり綿引メリーは怪しいと言い出す。
以前、魔物では?と疑い、後をつけてみたが、あっさり撒かれてしまったらしい。
凄まじい身体能力を持つゆーまを撒くとは、確かにタダモノではない。
50どきどき魔女神判!:2008/03/04(火) 19:42:54 ID:pccTKhDU0
アクジはメリーに懐かれてるので、話を聞いて来い と マリアとルルに丸投げされてしまう。
何度かメリーに話しかけるが、きぐるみの事やメリー自身のことになると逃げられてしまった。
その内にアクジは、メリーがその毒舌と奇行で学校中から無視されているのに気が付く。

とりあえず、ふんづかまえて神判を行おうとする。
みんなで放課後メリーを追いかけるが、素早くてつかまらない上何故か撒かれてしまう。
ルルが、取り逃がしてから 逃げるとき増えてる と言い出す。
メリーはドッペルゲンガーを作る能力を持っているらしい。

日を改め、仲間を全員集合させて、アクジはメリーをもう一度追いかける。
今度はルルがナビをして、分身が分かれるたびに仲間も分かれて追っていく。
そして、アクジは本体のメリーを4F音楽室に追い詰める。
集まってきた仲間やアクジをかいくぐって、メリーは窓から運動場へダイブ。メリーのもう一つの能力は、魔力を帯びたきぐるみに守られ、衝撃に滅法強いことだった。

下に降りて、腹を据えたメリーと決戦。バトル突入。
メリーは、攻撃すると爆発するドッペルゲンガーと、隕石の魔法で攻撃してくる。
ゆーまの連撃や天使剣(量産型)で倒し、きぐるみをはがしておさわりモードへ。

メリーは泣きながら、両親と姉は誰かに連れ去られ、自分だけ助かったこと
家族から残されたマジックアイテムのきぐるみを着て、安全な人間界に逃げてきたことを話した(ブリっ子モードだったため真偽不明。まほと違って同居はしない。)

メリーも契約に応じたが、婚約と勘違いしてるのか非常に喜ぶ。
ともあれ仲間になったメリーだったが、アクジ以外の仲間には全く心を許さない。
特にマリアに魔力がない事を見抜き、「図々しいんだよ、部外者が!」とやりこめる。
強引なテンションで最強を誇っていたマリアに天敵が現れ、パワーバランスはとれたものの、先が思いやられるのだった。
51すばらしきこのせかい:2008/03/04(火) 20:37:32 ID:Bdor4x3f0
ヨシュア編1日目・シークレットレポート8

コンポーザーの予想通り、代理人が2度目のゲームに参加。

コンポーザーは先のゲームにて代理人の能力に確信を持った。
今回のゲームには自身も参加し代理人と行動を共にするようだ。
その目的は大きく3つ。

1・指揮者の戦略分析のための調査。
2・代理人の教育。
3・代理人の保護。

コンポーザーがUGへ戻ることで能力の制限は緩和されるが、使うと正体が明るみになる可能性がある。
しばらくは能力を制限しての行動となる。ややリスクを伴う行動ではある。

しかし、最大のリスクはコンポーザーが代理人と行動を共にすること自体にある。

コンポーザーと行動を共にするということは、代理人自身とはかけ離れた強烈な波動と行動を共にすること。
代理人にとって、肉体的・精神的に相当な負荷をかける。

しかも、先のゲームの勝利によって代理人に記憶が戻った。
このため、代理人を締め付ける『自己実現のループ』がより強固に。
シキより取り払われた『羨望の価値観』より相当根深いはず。
代理人が先のゲームにて前進したソウル統合が後退する可能性がある。
代理人のパーソナリティにも少々問題がある。

代理人がコンポーザーとの行動にいつまで耐えられるか?
52すばらしきこのせかい:2008/03/04(火) 20:38:19 ID:Bdor4x3f0
ヨシュア編2日目・シークレットレポート9

本日、上から堕天使発生の緊急警告。

堕天使とは、天使の掟を破る犯罪者。
今回のゲームマスター南師に、禁断ノイズ精製方法を教えた容疑で指名手配。

南師は、本来指揮者ですら知らないRGでのコンポーザーの姿を認識していた。
コンポーザーを狙い、RGまで追ってきた。
この情報も堕天使の仕業の疑いがある、ということだ。

南師は、コンポーザーの座への執着が強く、次期コンポーザー候補として指揮者に次ぐ可能性がある存在。
今回のコンポーザーと指揮者のゲームにおいては、完全な部外者。
だが、コンポーザーの行動を阻害する要因である。
指揮者との勝負が決する前に、指揮者が南師へ交代する可能性も。

高次元が期待し注目する、渋谷の未来がかかったこの重要なゲームが、
部外者の行動によって無効となった場合、天使の失望は計り知れない。

堕天使の目的は?UGの支配?天使への反逆?

南師の動向、および『堕天使』には警戒が必要。
53すばらしきこのせかい:2008/03/04(火) 20:39:05 ID:Bdor4x3f0
ヨシュア編3日目・シークレットレポート10

ようやく、発注を受けていた携帯の探知機をコンポーザーに引き渡す。

品物自体は3日前から完成していたが、コンポーザーは受け取りに来るまでの余裕がなかったようだ。
代理人が相当慎重にゲームを進めていたことがわかる。

この探知機は、指揮者のイマジネーションに反応する仕組み。
この探知機で渋谷中を調査し、指揮者の戦略を探るつもりらしい。
私も現状、指揮者の手の内を把握できていない。コンポーザーの調査結果に頼らざるをえない。

調査結果を待つ間、私はコンポーザーから受けた携帯の機能修正第2弾を開始。

コンポーザーと契約してから初めて代理人と接触。
代理人のコンポーザーへの警戒心はかなり強いようだ。予想通り、精神的な負荷も相当なようだ。
通常の代理人ならば、行動を共にするのは不可能だろう。彼をつなぎとめているのはエントリー料。

この危機的な精神状態が代理人のソウルをいっそう高めている。
記憶が戻ったことによる後退も、ソウルに関しては見えず。むしろよい影響。

代理人の今後の成長が楽しみ。
54すばらしきこのせかい:2008/03/04(火) 20:40:01 ID:Bdor4x3f0
ヨシュア編4日目・シークレットレポート11

コンポーザーの調査が難航しているとの連絡。

能力を制限しているためか?
一方、南師がミッションを出してこない。死神上層部も自体を重く見ているはず。
これも堕天使の入れ知恵・・・か。

なぜ堕天使は南師を選んだのか?
その要因と思われるのは3つ。

1・南師のコンポーザーの座に対する執着は、UGの中で最も高い。
それは、UGを去ったコンポーザーをRGまで追い詰めるに至るほど。
だが、ただの死神と違い、コンポーザーの力はRGで使えなくなるほど甘くはない。
南師による抹殺は失敗。
コンポーザーはRGへ低位同調しているため能力が制限されているが、それは南師も同じ。
コンポーザーと南師の能力座が直に反映された形となった。
しかしこれこそ、南師の執念深さを裏付ける証拠。

2・死神組織への忠誠度が極めて低く、個人行動を好む傾向。
むしろ協調性は皆無であり、団体行動が不可能なタイプ。
堕天使の存在を隠すには好都合。

3・個人の美学を貫くタイプであり、周囲には奇行としか思えない行動を繰り返す。
このため、堕天使の入れ知恵による変わった行動を取っても、問題視されない。

これらの要因が、堕天使が我々天使の目を欺きながら事を進めるには都合がよかったようだ。

では、南師はゲームを放棄して何を?

おそらく南師の今の目標はコンポーザーの抹殺のみ。
だとすると、参加者に直接手を出せる7日目の準備をしていると思われる。

いったい、堕天使は南師にどんな言葉をささやいたのか・・・。
55すばらしきこのせかい:2008/03/04(火) 20:41:38 ID:Bdor4x3f0
ヨシュア編5日目・シークレットレポート12

代理人はCAT、つまり私のアート作品に心酔していた。
これは『選ばれし者』ならば、偶然ではなく必然。

CATの作品には、ある命令コードをこめている。
つまり、アート作品を通して対多のインプリントを行っている。
参加者が用いるインプリントは対個であるが、アート作品によるものは作品に触れた者全てになしえる。

私がこめている命令コードは2つ。
第1【もっと楽しめ】。
作品に触れた者のイマジネーションを高める効果。
代理人はこれを強く受け取っていたが、トラウマのせいでうまく行動できなかった。

第2【集結せよ】。イマジネーションが強い者をひきつける効果。
コンポーザーが私のグラフィティの前で強力なイマジネーションを持つ代理人を発見したのは必然。

このような仕掛けを組み込む必要がある理由はひとつ。
未来を描くためにイマジネーションが必要であるから。

渋谷で私のアート作品が広く受け入れられている。
これは、未来を描くイマジネーションが強い者が増えている証明であり、渋谷の未来は明るいと予想できる。
56すばらしきこのせかい:2008/03/04(火) 20:42:09 ID:Bdor4x3f0
ヨシュア編6日目・シークレットレポート13

携帯の探知機に第2の修正。
この修正によって、携帯は渋谷川に反応。
コンポーザーは、この機能で代理人に渋谷川の場所を知らせる計画。

この修正の前提は、指揮者の戦略把握。コンポーザーは、昨日までにそれを達成したと判断。
探知機の反応には必ずレッドスカルバッジがあった。
1日目に私が発注を受け、指揮者に納品したバッジ。
やはり、予想通りレッドスカルバッジを利用した戦略のようだ。

指揮者がそこにこめたイマジネーションは参加者バッジと同じ。
インプリントである。
しかし、1点だけ異なる。
指揮者の意思をインプリントするためのバッジなのだ。

レッドスカルバッジを身につける物は、全て指揮者の意思の支配を受ける。
レッドスカルバッジが広まるほど、指揮者が渋谷を支配する。
ただし、そのRGにおける占有率は50%に満たない。
2週間かけて50%に満たない浸透スピードでは、指揮者の戦略は失敗。

残りの時間でどのようにレッドスカルバッジを浸透させるつもりか?
今後の動向に注目。
57すばらしきこのせかい:2008/03/04(火) 20:42:33 ID:Bdor4x3f0
ヨシュア編7日目・シークレットレポート14

最終日のミッションは、指揮者が南師の抹殺を出題。
予想外の展開だったが、コンポーザーの柔軟な対応で乗り越えた。
最終的には、全てが想定どおりの状態で次のゲームへ橋渡しできた。

この計画とは、
1・南師を倒し、代理人がゲームに勝利。

2・コンポーザーは南師から代理人を守り、南師にやられて消滅すると見せかける。

3・南師の攻撃を受けたタイミングで、コンポーザーは並行世界へ一時的に身を隠す。

代理人ひとりが勝ち残るが、今回も代理人が生き返るのは不可能。
コンポーザーは不正参加として処理される。代理人が連帯責任を負うのは必然。

コンポーザーと指揮者のゲームのリミットはあと1週間。
指揮者の戦略が未達成で終わる可能性ある中、私自身も、今後の指揮者側の動きを注視する必要がある。

後は、コンポーザーから、どの並行世界に逃げ込んだのかの連絡を待つだけ。
58シルエットノート:2008/03/04(火) 21:00:09 ID:5UfZk/nT0
>>13
ごめん。素で間違えてたorz
サユリって登場人物はいませんので、
>>11は全部サユキに変換して読んで下さい。
59シルエットノート:2008/03/04(火) 21:00:58 ID:5UfZk/nT0
●シークエンス2 共同体(1/2)

夜。魔法少女姿のシシトは自宅に帰る事もできず、マンション街で途方に暮れていた。
そこへアルバートが通りがかる。どうやら彼はマンション住まいらしい。
それから10分後。アルバートが自室に入ると、
そこに自分のベットで眠る見知らぬ猫耳少女(忍び込んだシシト)が。
慌てて警察やリョウヘイに電話するも、なぜかシシトの姿がカメラに映らないため妄想扱いされてしまう。

暫くして目を覚ましたシシト。
部屋の隅で錯乱中のアルバートを放置して部屋を探索すると、冷蔵庫から栄養ドリンクを発見。
これを飲ませればリスが正気に戻るのでは〜ということで、早速投与。リス復活。
早速リスに話を聞こうとするも、人前でシシトと呼ばれる訳にはいかないので、
この姿の時は「ナナシ」という偽名を名乗る事にする。

肝心の変身解除の方法は、悪のモンスターを退治して、
誰にも見つからない場所で「変身解除!」と言えばいいらしい。
しかし先ほど倒したのはモンスターではなく犯罪者、当然のように戻れない。
仕方がないのでテレビを見ると、ちょうど昼間の事件について報道されているところだった。
それによると、覆面男はあの後逃走してまだ捕まっていないらしい。
「息の根を止めておくんだった」と少々危険な台詞を口走るナナシ。

テレビにも飽きたので、そろそろモンスターを探しに行く事にする。
自宅前へ戻るってみるとちょうどスズナが出かけるところだった。
これはチャンス!という事で自室へ入りデジカメを獲得。
リス曰くナナシとモンスターはカメラに映らないので、その特性を利用する事に。
しかしデジカメで周囲を見てみると、何故かリスの姿が映っていなかった。
ナナシが訝しんでいるとマジカルパレスの女神様から電話が。
「そのリスはニセモノです」とのお許しが出たことで、遠慮なくリスをボコる。
60シルエットノート:2008/03/04(火) 21:01:53 ID:5UfZk/nT0
●シークエンス2 共同体(2/2)

リス(偽者)の正体は、他人の姿と記憶をコピーするドッペルゲンガーだった。
肝心のリス(本物)は昼間の戦闘で魔法を使った時点で死亡済みだったらしい。
とはいえこのモンスターは死んだ者にしか変身できず概ね無害っぽいので、
何事も無かったかのようにリスの姿に戻す適当なナナシ。
晴れてモンスターを倒し、公園の茂みで変身解除と叫んでみる。
すると無事にシシトの姿に戻れた……が、なぜかその格好は全裸になっていた。

さすがにこのまま帰ったら逮捕されてしまうので、その場で朝を待つ事に。
明朝。全裸のシシトを見つけた子供たちが、面白がって彼の尻に木の枝を刺す。
アッー!な事態になってそのまま気絶するシシト。
数時間後、実況見分に来ていた刑事たちとサユキが倒れたシシトを発見。
病院に運び込まれ事情聴取を受け、ようやく解放された頃には既に一日が終わろうとしていた。

翌日登校すると、リョウヘイとアルバートが一昨日の猫耳少女(=ナナシ)の話題で盛り上がっている。
しかしよくよく考えてみると今日は10月9日月曜日。体育の日だ。
3人揃って休日を勘違いしていた事に今更気づき、大人しく帰る事に。
校舎を出たところで何故かリョウヘイの父に遭遇したりしながら帰宅すると、
普段は仕事で不在がちなシシトの姉のシイナが帰って来ていた。

昼食を終えて自由時間。
16時から塾の体験授業を受ける事になったので、それまで周辺をうろうろする事に。
知り合いと話をしたり、家事を手伝ったり、リスと特訓したりして時間を潰す。
時間になって塾へ向かう道中、刑事たちが先日の事件の容疑者について話していた。
その人物の名は「フォックス」といい4年前に指名手配された殺人犯だったらしい。
もし見かけたらすぐに連絡すると約束し、刑事たちと別れて塾へ。

塾に到着するとリョウヘイと遭遇。どうやら同じ教室とのこと。
各自席について「今日はいきなりテストがある」等の話をしていると、
妙におばさん臭い台詞を吐きながらサユキが登場。
シシトと席が隣だった事もあり雑談をしていると、サユキはシシトが死んだ姉に似ていると言い出す。

無事にテストを終え、リョウヘイとサユキの3人で帰ることに。
しかし、何気なくシシトがフォックスの事を話した途端、サユキの様子がおかしくなった。
彼女はフォックスについて何かを知っているようだが……?

続く。
61ゲーム好き名無しさん:2008/03/04(火) 21:21:06 ID:DtFROo340
>>46
あれから落ちたんでID変わってますが41=43です
こちらこそ自分の勝手な判断&投下遅れで不愉快な思いをさせてしまいました、すみません

あと、予約三ヶ月保持は自分も今知りました
もっと短かったと思ってたんだけど……思い込みかな?
62ゲーム好き名無しさん:2008/03/04(火) 22:45:51 ID:i/yIZ8yP0
>>30=46,41=43
一度>>2のテンプレを読んで見て下さい。
>勝手ながら、予約から3ヶ月以上経ったものは予約無効とさせて頂きます。
>同じく、最終投稿から3ヶ月経ったものも権利失効とさせて頂きます。
>都合により取り消しが出来ない場合の長期間にわたる放置を防ぐ為です。
予約とか権利という言葉にどのような意味と、どの程度の拘束力があるかですね。
自分の解釈は>>31に書いた通りなのですが、このスレ的な解釈はどうなるんでしょうか。
もしかして、自分が物凄い拡大解釈をしてるのかも知れません・・・。
今回みたいに予約早々音沙汰なしになってしまうケースを打開するには、
まさに今回のように「予約者の音沙汰がなくて、別の人が書きたがっている場合、
暫く予約者が現れなければ権利が別の人に移動する」というのが有ってもいい気がしますね。
63ゲーム好き名無しさん:2008/03/04(火) 23:52:08 ID:pSzYUH/q0
>>61-62
>>30の中の者です。ていうか>>1でもありますww
自分がスレ立てたのに、ちゃんと呼んでなくてすみませんでした。

>>61様、こちらこそいらっしゃるのに申し訳ないと思っています。
>>62
自分が賛成とか言ってしまうと>>61様に申し訳ないのですが、
予約者の音沙汰がなくて〜の部分はテンプレにあると今後このようなことが
起こった場合に助かるのではないかと思います。
又、ご忠告ありがとうございました。
64ゲーム好き名無しさん:2008/03/04(火) 23:55:34 ID:riPKHgrE0
3ヶ月に決まった経緯は知らないけど世間一般の物事で
1ヶ月くらい放置されてるものはその後も放置されるのが常な気はするな
65ゲーム好き名無しさん:2008/03/05(水) 00:09:46 ID:CtoO6HP20
>>62
うーん……何度か「○○マダー?」みたいな催促があって、それにも音沙汰なしで、
見かねた人が「まー、自分も書きたかったし、書こうか?」って立候補したり
リクがなくてもやっぱ音沙汰なしだったりしたら
「書きます、最初に書くっつった人何日までに返事ください」
ってなったりして書いたっていうのは何度かみた。正に>>62にあるような状況ですね

三ヶ月投下がなかったら予告取り消しというのは、予告欄がずらずら増えていくことを防ぐためのものだと思うので
書きたい人がいて、それに対する予告人のリアクションがないのなら三ヶ月にこだわる事もないんじゃないかなー、と
66ゲーム好き名無しさん:2008/03/05(水) 01:13:56 ID:7gqoeTXs0
>>47-50
どき魔女乙!
「きぐるみまじょがふくしょざい」の「ふくしょざい」って何だ?
「福書罪」・・・「福音の書に記された罪」ってことで「原罪」?
もっと単純に、「ドッペルゲンガー(訳:二重の歩くもの)」使いだから「複所在」?
67ゲーム好き名無しさん:2008/03/05(水) 01:16:42 ID:fjyNvgqW0
汁ノート、マリエル、どき魔女、すばせか乙です。

汁ノートが汁見のノリそのままで噴いたw

書きたい人は
68ゲーム好き名無しさん:2008/03/05(水) 01:20:40 ID:fjyNvgqW0
書きたい人は書いていいと思う。
同じ作品でも描写の違いや
どの事象を重視するかで内容が変わるし。
複数の文章を見て自分の頭で統合するのも楽しいよ。
リーヴェルファンタジアの7月分を埋めついでに前スレpart36に貼り付けました。
転載して頂いてる方、そちらの方からお願いしますorz
70シルエットノート:2008/03/05(水) 19:30:36 ID:RRPr5TwR0
●シークエンス3 真相究明(1/3)

あれから10日が経過し、シシトもアクアフロートでの新生活に慣れはじめていた。
今日もまたクラスメイトにパンツを貸し出してノーパンになったり、
そのせいでギリギリな身体測定を受けたりと、平和な一日を過ごしている。

と、放課後にアルバートが猫耳少女らしき人物を追って飛び出して行ったとの話を聞く。
一体誰と間違えているんだと思いつつ探してみると、路上でシイナを尾行中のアルバートを発見。
とりあえずあれは自分の姉だと明かしてアルバートを追い払い帰宅すると、
ちょうどセトから電話がかかってきた所だった。

挨拶もそこそこに、セトはシシトが体験した銃撃事件について尋ねてくる。
彼女の話によると、つい先ほど長いこと行方不明だった父から電話が入って
「4年前に銃撃されて心臓移植を受けた男友達はいないか」と質問されたのだとか。
その時は知らないと答えたのだが、後でシシトが撃たれた事があると聞き、
改めて確認のために電話してきたのだと言う。
事情を知ったシシトは、自分が過去に胸を撃たれて心臓移植手術を受けた事、
心臓を提供してくれた女の子は一緒に銃撃されて即死だった事を彼女に明かす。

夜。リスと魔法の修行をする筈が、
謎の生物を召喚→変身して倒す→変身解除(全裸)のコンボで警察に連行される羽目に。
その途中、またしてもサユキに遭遇。
サユキはシシトと一緒に居た刑事の狐狩ヨウコにフォックスの事を尋ねる。
なぜフォックスの事を彼女が知っているのか訊いてみると、
彼女の家族は、以前フォックスが起こした事件の被害者だったのだとか。

サユキと別れヨウコと二人で署へ向かう。
するとヨウコは、フォックスの事件にはシシトも関係があるのではないかと告げた。
フォックスの事件に関して村上シシトで検索をかけたところ、
データにプロテクトがかかっていてヨウコの権限では見れないのだとか。
ヨウコは警部の御大ムツキチとシシトを連れて、改めて事件について調べ始める。

以下、フォックス銃撃事件の詳細。
・4年前、某県にて数名の男女が襲撃された。被害者は全員死亡
・後の捜査により、容疑者はフォックスと呼ばれる男性であると判明
・フォックスについての詳細は不明。現在も逃亡中
・被害者の氏名は笹原コウイチ(警視)、笹原サエ(中学生)、そして村上シシト(中学生)の3人
71シルエットノート:2008/03/05(水) 19:31:08 ID:RRPr5TwR0
●シークエンス3 真相究明(2/3)

シシトと同じ名前の人間が、同じ時期に同じ部位を撃たれて死んでいる。
こんな珍しい一致はそうそう無いだろうと疑問に思うムツキチとヨウコだが、
シシトはちゃんと自分の戸籍を持っているし、市民登録も特に問題なかったと主張。
しかしシシトは心臓移植後まったく警察からの連絡を受けていない事に加え、
事件データの閲覧に高い権限が必要である事から、故意に事実を歪められたのではないかと推測する。

考えていても埒があかないので、とりあえず事件の概要をまとめる事に。
資料によると、警視の笹原は娘とその友人(シシト)を連れて外食に向かい、
道中の路地でフォックスと遭遇。銃撃されたという。
その経緯はシシトが体験した事件と何から何まで同じなのだが、
唯一、容疑者とされるフォックスの顔だけが見覚えのないものだった。
そこまで話して、ふと、サユキの言っていた事を思い出す。
更に調べてみると笹原警視にはサエ以外にもう一人娘がいて、その子は事件後養子に出されたらしい。
おそらくその養子に出された娘こそ、サユキその人でないかとの結論に。

以上を踏まえて3人は犯人について考えてみるが、一向に推論の余地を出ない。
ひとまずシシトに対する警護を強める事にしてその場はお開きとなった。

次の日の朝、起きてみると知らないアドレスからメールが届いていた。
それは「4年前の銃撃事件の真相を知る者」を自称する人物からで、
シシトが知る犯人の顔の情報が欲しいのだと言う。
セトがセト父に話したのかと思い、更に相手の態度が丁寧だったこともあって素直に情報提供をしてしまう。

朝食を取っていつも通り登校。
普段のようにリョウヘイやアルバートと馬鹿話をしていると、教室にヨウコとムツキチが訪ねて来た。
二人はシシトに過去の事件の面通しを頼むが、
朝のメールのおかげで、シシトは既に犯人と思わしき人物の顔写真を所持している。
事情を二人に話すと、流石にそれは少し怪しいのでは無いかとの事。
メールの送信元を辿って調査する事となり、シシトはあまり下手な事はするなと釘を刺される。
ついでに有事の際に助けを呼べるようヨウコの電話番号を貰い、二人は署へと戻っていった。
72シルエットノート:2008/03/05(水) 19:31:29 ID:RRPr5TwR0
●シークエンス3 真相究明(3/3)

放課後。リョウヘイ、アルバート、シシトの3人で遊びまわっていると
朝にメールをくれた人から返信が届く。
「できれば話をしたい、怪しいと思うならセトに訊け」という事でまずはセトに電話。
話を聞くと身元は信用できるようなので、二人と別れて待ち合わせ場所の海岸公園へ向かう。

海岸公園に行ってみると、そこには一人の老人が。
まずはリスに確認に行かせてみる。
するとリスは、あの老人はサユキを誘拐しようとした覆面男だと言い出した。
先手必勝ということで変身して臨戦態勢に入るナナシ。
すると老人は変装を解いて、手配されていたフォックスの姿に戻る。
しかしどういう訳か銃を使ってこないので、リスのサポートを受けつつ戦って勝利。
早速警察を呼ぼうとするも、あっさりナナシの正体を見破られた上、
シシトの命に関わる重要な話があるのだと言われ、思いとどまる。

困惑しつつもとりあえずフォックスの話を聞いてみることに。
4年前の銃撃事件の際、撃たれたシシトを見つけ、救急車を呼んだのがフォックスだった。
刑事だった彼は事件の第一発見者であったにも関わらず、
何者かに濡れ衣を着せられ、追われる身となってしまったのだという。
更に同時期、被害者である笹原警視は警察内部の麻薬横流について調査しており
フォックス自身もその調査に協力していた。
あの事件は警察内部の誰かが自分達を始末する為に起こしたもので、
逃げ隠れしつつも真犯人について調査していたのだと語る。

そしてシシトが犯人だと示した顔写真は、警視長である相良リュウゾウのものだった。
リュウゾウはアクアフロート警察の中でもナンバー2の権力を持ち、
自分専用の特殊部隊も持っている、なかなか一筋縄では行かない相手らしい。

それでも麻薬の横流しだけは何とかしたいと正義感に燃えるフォックスと別れ、
シシトはリスを殴って変身解除しつつ家へと帰るのであった。

続く。
73ゲーム好き名無しさん:2008/03/05(水) 21:44:03 ID:0H+gbD8b0
>>66
公式は知らんけど、攻略wikiには複所在って書いてありました

魔女神判最後までいきます
74どきどき魔女神判!:2008/03/05(水) 21:45:46 ID:0H+gbD8b0
第7話『むすびぜんやのだいそうどう』

【聖夜イブ】アクジの学校の保健室の先生。色っぽくて優しくて、男子生徒の憧れ。
      悪気はないのか、確信犯なのか、勘違いさせるような言動で思春期の少年達をもてあそぶ。
      何でもないことでも、やたら思わせぶりな言葉としぐさで話すため、エロい感じになる。
      金髪で、太くて長いポニーテール。メガネで爆乳、口元にほくろ。


ある日突然、アクジは魔女や天界に関する記憶を一切失ってしまう。
仲間の事は覚えているが、それぞれの力については一切記憶がなく、ただの仲良しグループだと認識するようになる。
皆当惑して、自分達の能力をアクジに見せるが、手品だと一笑にふされてしまう。
まほのことは妹だと思うようになり、学校内の大きいまほは よく似た別人だと言い出す。
一番最初からパートナーだったルルは、こんな奴知らない 大体何だこの生き物は と言われる始末。

アクジの記憶を取り戻そうと、マリアやメリーが色々なアプローチを繰り返す。
ぶつかってみたり、つきとばしてみたり、あやしい実験をしてみたり…
もう一人の自分を否定されたまほは傷つくが、アクジの為にいつも通りでいることが大切だ とみんなを説得する。

そんなまほに心をゆさぶられたアクジは、皆の主張が正しいかもしれないと思い始める。
仲間達と一人一人、思い出の場所で話をしている内に、一緒に戦った日々を思い出していく。

アクジはほぼ記憶を取り戻せたが、まほについての記憶だけは戻らないまま。
まほの笑顔のために、自分の記憶が失われた原因を探る決心をする。

話し合った結果、
アクジは記憶を失っただけでなく、つじつまの合わない部分は補完されていた。何者かに記憶を操作された可能性が高い 
という結論に至る。

記憶を失う前の、最後の記憶を思い出す。それは、イブ先生に保健室に招かれたこと…
75どきどき魔女神判!:2008/03/05(水) 21:49:51 ID:0H+gbD8b0
放課後遅くに、仲間を全員連れて保健室に乗り込む。
鍵は開いていたが、イブ先生の姿はない。ただ、床が少し浮いている。開けてみると、そこには隠し通路があった。
降りると、神殿のような地下室が広がっていた。そこに佇むのは、やはりイブ先生。
記憶を完全に取り戻し、問い詰めるアクジに、あやしく微笑むイブ先生。豊満ボディを愛撫されて喘ぐイブを、とっとと視姦したいルルによって、バトル開始。

聖夜イブは、裁きの雷と浄化の光で攻撃してくる。動作は遅いが、攻撃力が高い。れんげのバリアや天使剣(量産型)、まほの魔法弾などで立ち向かう。
イブ先生は降参するが、何故かルルがおさわり突入をためらう。

「今の力…まままさかあなたさまはぁぁぁ」
「ダメよ、ルルちゃん。みんなにはナイショ…今は、ね」
「で ではせんえつながら…グヘヘヘ」
ということでおさわりモードへ。

先生にも印が現れるが、どこか他のと違うような…ともあれ、先生とも契約をすませる。
その時、地響きとともに地下室が崩壊し始めた…。
76どきどき魔女神判!:2008/03/05(水) 22:13:52 ID:0H+gbD8b0
最終話『まじょとあくじとだいだんえん』

【司書さん】アクジの学校の司書さん。各話にもちょこちょこ出てくる。
      一見やさしげだが、結構毒舌。どこか余裕がなくムキになるタイプで、アクジによくからかわれる。
      兄弟の話題になった時の口ぶりからすると、優秀な姉と確執があるらしい。
      黒髪のばらけたおかっぱ、両サイドにクリップ。一見地味だが、よく見るとナイスバディ というタイプ。


崩れ始めた地下室を、れんげのバリアを駆使して抜け出した一行。
学校全体が揺れており、何が起こっているのか分からない。
やがて揺れがおさまると、辺りは静まり返った。不吉な事なんて何もなかったように、明るい光が窓から差し込んでいる。

が、
「アタシ達が保健室に入ったのは、かなり遅い時間だったはずだが…」
外は、真昼のような明るさ。
学校だけが切り取られて、別世界に浮いているように見える。

校舎内には、至る所に異変が起きていた。
文字という文字は文字化けして解読不能、紙が壁や天井にへばりついている。窓も扉も何故か開かず、壊れない。
気が付けば、マリアとゆーまが居ない。

ゆーまは、学内に無関係な生徒達が残されていないか心配で、飛び出していったのだろう。
だが、マリアは?

昇降口で、本のページで出来た繭を見つける。ちょうど人くらいの大きさ。まさかこの中に?
天使剣(量産型)を、物理攻撃モードにしてブッタ切れとルルが指示。
やさしくね だの 思い切って切れ だの 一刀両断に だのごちゃごちゃ言われて、一刀両断にしてしまったアクジ。
幸いマリアは中にはいなかった。(逆パンダというマスコット的生物が入っていた)
そこに、マリアが戻ってくる。トイレに行ってたらしい。
口げんかしてる内に、れんげもいなくなっていることに気付く。あの自由人は、フラフラどこかに行ってしまったようだ。

しょうがないのでれんげを探すと、食堂で繭に封じ込められていた。
アクジがまたブッタ切ろうとすると、今度はハネ返される。
イブ先生は、耐性がついたのだと言う。この繭は、一度受けた攻撃を学習して、耐性を生み出すと。

ならば、とマリアが強酸をぶっかけ、繭はあえなく溶かされた。
そんなものれんげにもかかったら危ないだろ!というアクジに、だいじょうぶ!髪の毛が溶けてなくなるくらいよ!と返すマリア。
77どきどき魔女神判!:2008/03/05(水) 22:15:54 ID:0H+gbD8b0
イブ先生が言うには、これは「智の迷宮」という術によるものだという。
強大な魔力と巫力、そして膨大な知識の力で、最強の空中要塞を創る、禁忌にして不可能の術。
相反する二つの力、魔力と巫力を同時に会得することはできないし、してはいけない。
だから禁忌にして不可能だったのだが…。

現に術は行使され、学校を母体とした空中要塞「智の迷宮」は出来上がってしまった。

何故そんなことを知っているのか?アンタは何者だ?と問うアクジを イブはぐらかす。
そして、この要塞の核となる部分を探そうと提案してくる。これだけの紙はどこから供給されているのか?この学校で知識が眠る場所とはどこか?
「図書室か!」
アクジ達は、図書室に向かうが、イブ先生とはぐれてしまう。
図書室には、司書さんがいた。
しかし様子がおかしい。いぶかるアクジ達の前に、司書さんは本当の姿を現した。

流れる金の髪に、3対の翼。彼女は熾天使ノエル。アクジに魔女探しを依頼した、あの大天使だった。


【聖夜ノエル】司書さんと基本は一緒。口調が威圧的になる。
       金髪ロングに、6枚の羽根。純白のきわどいコスチュームに身を包んでいる。
       潔癖な性格の割に、露出度がダントツで高い。特に股間が危うい。美乳美尻。


天界の魔女管理などは全部嘘だった。
彼女は、アクジをパイプに契約者から魔力を供給させて溜め込み、魔力と巫力を併せ持つ事に成功した。
ルルもアクジも、大罪の片棒を担がされていたらしい。

そこでじっとしていたら命はたすけてあげる と言い残してノエルは消えた。
この要塞を使って、ノエルは何をするつもりなのか?
とにかく、はぐれたゆーまと再会しなければならない。一同は上の階へ向かう。
階段まで来たが、ページで出来た壁が階段をふさいでいて通れない。とりあえずイブ先生と合流して、壁を突破する方法を考える。
結局、あやめの式神で燃やすことに。

次のフロアには行けたが、そういえばメリーがしゃべらない。と思うと炎上して消えてしまった。
どうやら、一緒にいたのはドッペルゲンガーだったらしい。本体はどこに行ってしまったのか?
このフロアは無人で、更に上を目指す。
78どきどき魔女神判!:2008/03/05(水) 22:17:17 ID:0H+gbD8b0
最上階への階段に立ちふさがる壁に、癒えつつある爪痕をみつける。
ゆーまが力づくで切り裂いて通った跡のようだ。
とすると、ゆーまは入ったものの出られず、上のフロアに閉じ込められているらしい。

壁を突破して最上階へ入ると、ようやくゆーまと再会できた。
メリーを見かけた というゆーまに案内され、メリーも発見。
メリーはアクジ達を外に逃がそうと、窓という窓をタコ殴りにしていた。

全員揃ったところで、イブ先生がここでやめておきなさい と忠告してくる。
ノエルは更に上に向かった。私がノエルを止めるから、皆はここで待っていなさいというイブ。
対してアクジは、オレらの学校をこんなにした奴は自分でぶっ飛ばす!と主張。
全員賛成し、ノエルを追って上へ向かう。

屋上からは、空へ伸びる階段が続いていた。
覚悟を決めて、全員で駆け上がる。登りつめた先は、天界の入り口だった。
そこでノエルを発見。ノエルもこちらに気付き、イブ先生を見るなり激昂する。
イブの正体は、ノエルの姉。最高位に近い大天使だった。

ノエルは、努力しても努力しても姉を超えられず
何でもできて皆に慕われる姉と いつも比べられるのが、ずっとずっとガマンならなかった。
イブや皆を見返してやりたい という想いは蓄積されて暴走し、天界侵略という計画が練られていった。

イブはノエルが人間界に降りたのに気付き、こっそり自分も近くに潜伏。
心配で様子を見ていたが、ノエルの思惑を見抜き、アクジと魔女の繋がりを絶とうとして細工したらしい。

ノエルは、イブが自分も咎を受ける覚悟で、天界に隠してノエルを見守っていたことを知ると、
私は姉さんを超えるわ えらそうに世話をやくのはもう止めて!と更に激怒。

魔女と人間を利用して智の迷宮を作り出し、まずは天界を制圧。そこを拠点に全世界を手中におさめて統治する と語るノエル。
神に楯突くつもり?と問うイブに、ノエルは

違うわ 私は、神をも超える。

そう答え、バトルモードに突入。
ノエルは、天使剣デュランダル(本物)や、下級天使召喚、浄化の光、視界を奪う霧など、多彩で強力な攻撃をしてくる。
HPも折り返して2本ある、相当の強敵。アクジ側も、もてる魔法を総動員して戦い、勝利。ノエルはイブの名を絶叫しながら敗れる。
79どきどき魔女神判!:2008/03/05(水) 22:21:10 ID:0H+gbD8b0
お前の欲望のために世界は渡せない、というアクジと
私は自分の為だけに世界を望むのではない。私が絶対神となり、秩序と平和を世界にもたらすと主張するノエル。
己の私欲に走れば、天使の聖印は光を失う。それを確認する為におさわり突入。
現れたノエルの印は、醜く黒ずんでいた。

智の迷宮は解除され、ノエルは天使達に拘束された。
いつもの日々が戻ってきたが、イブとルルも、審判にかけられる為に天界へ帰ることになった。

空に昇っていく二人を仲間全員で見送り、スタッフロール挟んで各キャラエンドへ。おしまい。


・乳ゆれ以外低クオリティなおバカゲーかと思いきや、小ネタやサブシナリオが回収しきれないくらい仕込んでありました。
 ギリ昭のゆとりにはよく分からんかったけど、多分レゲーのパロネタがふんだんに盛り込んであります。



見たことあるキャラエンドを追記。

【まほEND】 まほに、魔界に帰らないで欲しい と告白するアクジ。まほを困らせるのでは、とすぐに撤回する。
      そんなアクジにまほも、ここが私の故郷です アクジさんとずっと一緒にいたい と告白する。
      夕焼けの中で、キスをする二人。
      
【メリーEND】 3年後、デートをしているアクジとメリー。メリーはきぐるみを脱いで、
       ゴスロリな魔女っ子になっており、アクジにゾッコン。
       アクジと腕を組んで歩く、幸せそうなメリー。

【ゆーまEND】 あれからも、ゆーまとアクジは、二人で魔物と戦い続けている。 
       天使の力は失われ、大した役には立てないアクジ。でも、できる限りの全てで、ゆーまを助けていきたいと願っている。
       戦い疲れたゆーまにアクジが肩を貸す。寄り添って、一時の休息をとる二人。

【ルルEND】 天界から、ルルが帰ってくる。5分間だけ、元の姿に戻ることを許され、アクジを慌しいデートに連れ出す。
※隠し   本来の姿は大まほに負けないグラマーだ、だの色々吹いていたが、ルルの真の姿は、華奢で小柄な少女。
      全く変わらぬルル節に、アクジはこれから先もルルと過ごす、騒がしくも楽しい未来を予感する。
      アクジの手に指をからませ、ひっぱって歩くルル。
80すばらしきこのせかい:2008/03/05(水) 22:45:36 ID:QMKthAZW0
ビイト編1日目・シークレットレポート15

指揮者の戦略調査のために渋谷を巡回。
宇田川町にて南師が書いた禁断精製陣を発見。

禁断精製陣にはさまざまな種類が存在し、高次元では体系化してまとめられている。
だが、その全てがUGにおいて精製できるわけではない。UGの波動は、高次元よりも低いのだ。
UGの波動では翻訳しきれない精製陣が存在する。
南師が描いた精製陣は、このUGでは翻訳できないタイプ。
教えた堕天使のミス・・・もしくは、南師の描き間違いか?
いずれにせよ、このままでは南師は復活できない。

だが、南師は執念深く、イマジネーションが強い。
このイマジネーションで、UGでは実現不可能な復活をとげてしまう可能性がある。
この場合、どんなことがおこるかわからない。
コンポーザーと指揮者のゲーム進行を妨げるリスクは可能な限り回避するべき。
精製陣を無効化する処理を施す。

天使は死神のゲームに対して介入はできないが、これは高次元の注目を集める渋谷の未来をかけたゲームだ。

一方、指揮者は先制攻撃として、参加者を一人とする作戦を取った。
指揮者は桜庭音操を代理人として見抜けているかまでは読みきれない。
だが、エントリー人数を最小限にして参加者を確実に消去させ、
代理人の可能性のある人物は参加させないという暴挙に出た。

コンポーザーが並行世界へ退避中の今、代理人の立場は不利。
私も代理人を助けるわけには行かない。それがプロデューサーのルール。
私にできることは、代理人を渋谷川へ誘導するのみ。

偶然か必然か、たった一人の参加者となった代理人は、死神となっていたビイトと契約。
ビイトは渋谷川へ行く事しか考えてないので、誘導については心配ない。

しかし、ラスト1週間の指揮者の戦略が未だに見えないため、安心はできない。
81すばらしきこのせかい:2008/03/05(水) 22:47:31 ID:QMKthAZW0
ビイト編2日目・シークレットレポート16

指揮者はビイトの裏切りを理由に、エマージェンシーコールを発令。

UGにおけるコンポーザーのルールは事実上向こうに。
コンポーザーの不在を隠し続けた指揮者の独壇場である。

同時に死神には、レッドスカルバッジ装着を義務付けた。
これによって、死神全員にレッドスカルバッジがいきわたる。
これで、渋谷のほぼ全域にレッドスカルバッジがいきわたった事になる。
指揮者の反撃のための環境は整った。

その矢先、UGが壁で仕切られた。
UGから離脱して波動を引き上げれば、壁をすり抜ける事も苦ではない。だが、それでは意味がない。
UGに留まる限り、私も身動きが全くとれない。

コンポーザーとも連絡が取れず、未だにどの並行世界へ身を隠しているのかわからない。

私にできる事は、透視能力によってゲームの行方をモニターするしかない。
82すばらしきこのせかい:2008/03/05(水) 22:48:13 ID:QMKthAZW0
ビイト編3日目・シークレットレポート17

代理人は渋谷川に向かわず渋谷中を徘徊しはじめた。ゲームマスターを追跡している。

今回のゲームマスターの虚西の最大のモチベーションは保身。
表向きは指揮者に従順だが、有力なコンポーザー候補が現れれば簡単に乗り換えるだろう。
だが、今は初日の失態をリカバーし、指揮者の信頼回復に必死。
ビイト最大の弱点を利用して、6日間ぶち抜きのミッションを出題。

代理人達を揺さぶり、自滅に追い込む作戦。それを特等席、ビイトの影の中から眺めるつもりのようだ。
指揮者の信頼回復と同時に、プライドを傷つけられた復讐をするつもりらしい。

ビイトの最大の弱点、それはライムである。
ビイトの最大の目標は、ライムをよみがえらせること。
しかし、ライムがよみがえったとしても、ライムのエントリー料はもう戻らないだろう。
ライムはゲームに負けているからだ。
最も大切なものを欠いたままの人生における喪失感と困難は計り知れない。

だが、失った大切なもの、この心の穴は、この先も一生からっぽなのだろうか?
否。時間はかかるかもしれないが、きっと何か別のものでその穴を埋められる日が来るのだ。
今を楽しんでさえいれば・・・

つまり、大切なものは失って悲しむべきものではないのだ。
それに気付けば、みなもっと楽になるだろう。

コンポーザーがエントリー料のルールを採用したのは、参加者を苦しめるためでは断じてないのである。
大切なもの、つまり生きていた頃の『こだわり』を失った状態で世界を経験することで、
いかに自身にとってその『こだわり』が生きる糧となっていたのかを再認識させるためである。
ゲームが終わる頃には、深く自分を見つめなおし、新たな意識で未来に取り組めるはずだ。

エントリー料とは、この事実を知らせるためのルールだったのだ。
これはつまり、コンポーザーから参加者への自己啓発のための試練なのである。
83すばらしきこのせかい:2008/03/05(水) 22:48:51 ID:QMKthAZW0
ビイト編4日目・シークレットレポート18

指揮者がレッドスカルバッジを利用した意識の統一を開始。
指揮者の意識に統一する事で、渋谷再生を目指すというもの。

指揮者の使命感は死神の中でもっとも高かった。
コンポーザーが高次元が注目するほどのカオティックな渋谷を管理できたのも、指揮者の存在が大きい。
だからこそ、コンポーザーが渋谷の崩壊をかけた指揮者とのゲームを受けたのだろう。
コンポーザーはそれほど指揮者を信頼していた。

事実、意識の統一は上では当然の状態。UGも長い時間をかければ、そのような状態となりうる。
しかし、現状のUGでは成立しない。

現在、本来一つである意識に、人々の壁ができている。

参加者バッジは、この壁をすり抜けるイマジネーションがこめられている。
一方、参加者バッジを持つ事で、バッジ使用者の壁は強化されている。
他者の意識が使用者に流れ込む事で、意識の混乱が生じるため。
このため、参加者バッジを持つ者に対しては、スキャンができない。

なぜ、今の地球に個性があるのか。指揮者は、この事実を見落としていた。
不必要なものであれば、存在自体していない。
渋谷を守る使命感がエゴとなり、指揮者の目を曇らせたのだろう。
そんな曇った指揮者の意識に統一してしまったら、渋谷の破綻は目に見えている。

人に個性がある限り、絶対的に孤独であり続ける。
共有できるリアリティなどない。
「つながっている」と思っている人とでさえも、決してつながってなどいない。
だからこそ、ぶつかって確かめるしかない。

違いを否定するのではなく、受け入れて楽しめばいい、ただそれだけのことである。

渋谷の崩壊を免れるためには、これに気づくことが必要だ。
84すばらしきこのせかい:2008/03/05(水) 22:49:32 ID:QMKthAZW0
ビイト編5日目・シークレットレポート19

強烈なエネルギーを感知。南師が復活したようだ。

初日に精製陣を確認した状態では、南師の復活は難しいだろうと私は判断していた。
しかし、南師のイマジネーションは、私の予想を大幅に上回るものだったようだ。
・・・堕天使が精製陣を完成させた・・・か。
この復活が、コンポーザーと指揮者のゲームにどのような影響を与えるか?

復活した南師の行動はただ一つ。コンポーザーを捜しだし消滅させること。
南師はコンポーザーの動向を監視していた。
おそらく、コンポーザーがこの店に何度か足を運んでいた事も気付いているだろう。
この店を目指してやってくる可能性が高い。

コンポーザーからの連絡はまだない。
コンポーザーの能力が制限されすぎて、私に連絡すらできないのだろうか?

こちらから並行世界にいる全ての私にコンタクトして捜索する必要があるかもしれない。

ここで、並行世界の概念を確認。

人は、瞬間の選択の連続を経験している。
そして選択されなかった現実も同時に分離して発生し、
そのままさらなる選択の連続として別の現実が存在。
これが並行世界である。
このような並行世界がRGにもUGにも無数に存在。
この同次元並行世界は移動することも可能。その手段がイマジネーション。
理論上は誰でも可能。
しかし、並行世界間を仕切る膜をすり抜けるためには、上位同調が必要。
これが、同次元移動を困難にしている要因。

また、並行世界の膜をすり抜けるストレスが、移動者の平均波動を引き下げる可能性がある。
仮に波動が下がってしまった場合、膜をすり抜ける上位同調が困難に。
最悪の場合、自力で元の世界に戻る事ができなくなる。

一方、天使はもともと全並行世界を行き交う存在。
並行世界間移動には大きな問題はない。

本来、天使はUGよりも高波動の存在なので、いったんUGを離脱し、
チューニングする並行世界にターゲットを定めて、その世界に同調することが可能だからだからである。
85すばらしきこのせかい:2008/03/05(水) 22:50:51 ID:QMKthAZW0
ビイト編6日目・シークレットレポート20

コンポーザーを発見。

マブスラが世界の価値観を握るようになっている世界だ。
コンポーザーを迎えるために出発しよう。

一方、復活した南師の殺気が、恐ろしい勢いでこの店に迫っている。
ここを急いで離脱する必要がある。

渋谷川へのキーバッジを、代理人のためにおいておこう。
代理人ならば、この意味がわかるはずだ。
代理人に、渋谷の未来が託された。

UGで私がなすべき仕事はこれで終わりだ。

後は、コンポーザーを並行世界から再びこの世界へ連れ戻すことだけだ。
86すばらしきこのせかい:2008/03/05(水) 22:53:11 ID:QMKthAZW0
アナザーデイ・シークレットレポート21

並行世界へ入り、コンポーザーと接触。
この世界をおもいっきり満喫しているようだ。
マブスラを楽しんでいたため、連絡が遅れたとのことだ。
コンポーザーとは渋谷川で合流する約束を取り付ける。
この次元にもすでに別の私が存在するため、接触を避けるため身を隠す必要があるのだ。

本来、天使の場合、同じ世界に複数の存在がいても特に問題はない。
しかし、今回は特別である。

なぜなら、私が南師に、禁断ノイズの精製方法を伝えた堕天使であるから。

禁断精製陣を描き損ねていた南師が復活できたのも、6日前に陣を確認した時に私が陣の修正をしたからだ。

私がポークシティに身を隠さなければならない理由は、この世界の私と遭遇したら、通報される恐れがあるためだ。

南師は、渋谷存続のもう一つの可能性だ。
コンポーザーの意思が変わらなければ、この稀有な街、渋谷は崩壊してしまう。

それはなんとしても避けたい。

そのためには、天使の境界を越えてまでも実行しなければならないことがある。

喜んで、堕天使の汚名をも受けよう。

さて、そろそろ彼を迎えに行く時間だ・・・。

先ほどのケータイで聞いたコンポーザーの明るい声は、私の落とした影をいっそう黒く感じさせる。

しかし、元来、闇は光の一部である。
私の犯した罪が、いつか正当に評価される日がくることを願ってやまない。

いまも・・・
そしてこれからも・・・

最後に。
「選ばれし者」とはたいそうな呼ばれようだが、

桜庭音操・・・

君が選ぶべき未来は、君と共にある。
君と会えてよかった。
87すばらしきこのせかい:2008/03/05(水) 22:54:33 ID:QMKthAZW0
ビイト編7日目・シークレットレポート22

コンポーザーは指揮者とのゲームに勝利した。

コンポーザーは代理人とのゲームに勝利した。

しかし、コンポーザーは渋谷の崩壊を取りやめ、存続を決定した。
コンポーザーも、ゲームを通して、心境が変化が起きたようだ。

渋谷は一見存続しているが、実は1ヶ月前の渋谷と同じ渋谷はすでにない。

全く新しい渋谷が誕生したのである。
なぜなら、コンポーザーが変化したことによって、渋谷自体も変容したためである。

1ヶ月前、この渋谷は確かに大きな問題を抱えていた。
コンポーザーが崩壊を決意するほどに。

しかし、いまやこの渋谷は我々天使が想定する、もっともあるべき並行世界にシフトしたのである。

このパズルを完成させるためには、すべてのピースが正しい場所にある必要があった。
たった一つのピースが欠けても、間違った場所へはめても、全体が台無しになる。

存在をかけて優しさを表現したライム、
出世欲を克服できなかった東沢、
愛を持てなかった虚西、
指揮者の愛情あふれる暴走、
全ては必然であった。
渋谷が新しく生まれ変わるために、無駄な存在などひとつとしてない!

流動する社会をあるがままに受け入れ、意識も流動的にする。
そうすることで個人と個人をリンクして、再び社会全体の変化に反響する。

これが、世界の波にうまくのるためのただひとつの方法である。
コンポーザーが最終的にこのシンプルな方法を採用したのももちろん必然。

すべての存在に愛をこめて感謝しよう。
この先の渋谷に期待している。

ありがとう。
88ゲーム好き名無しさん:2008/03/05(水) 23:02:15 ID:w9rhN1Nc0
皆おおおお乙!
魔女神判よかった!感動したッッ!!
89すばらしきこのせかい:2008/03/06(木) 00:14:26 ID:ccjgR7bO0
な、長かった・・・。
シークレットレポート終了です。
重要なことが多すぎて、要約なのにほとんど短くなっていないという恐るべき事態になっております(笑)
ただ、わざとですが・・・最後の2つは原文ままです。
あと、重要なところも。
この中の大きなサプライズ、あの人物の――このレポートの筆者の意外な行動。
これも渋谷を愛するがゆえの行動だったのか・・・?
それはともかく、このレポート内で提示された謎の答えとはいえ、自分もかなり驚かされました。
シークレットレポートを全て集めるとおまけとして、エンディングに以下のワンシーンが追加されます。
タイミングとしては、スタッフロールが終わった直後、ネクがヘッドフォンをはずすシーン直前。



渋谷の街を、羽狛は高いところ――104の上から見下ろしていた。
羽狛は、となりに立つ人物に話しかける。

「それにしても、今回の騒ぎは上でも問題になりますよ。ま、これでとりあえずは元通りってことで」

羽狛は、となりに立つ人物――コンポーザーを見上げた。

「おや、なんだかさみしそうじゃないですか?」

彼が見下ろす先には、ハチ公前に集合している四人。
楽しそうに笑っている。
コンポーザーに、羽狛は諭すように語る。

「なにしろ、彼らの世界をどうするかは、彼らが決めていくんですから。我々は、もう――」

羽狛が言いおわる前に、コンポーザーの体が光に包まれた。
話を聞きたくない、とでも言うように、空へと飛んでいった。

「あーやれやれ、素直じゃない方だ」

羽狛はため息をつくと、背中の純白の翼を広げ、そのあとを追った――
90すばらしきこのせかい:2008/03/06(木) 00:15:11 ID:ccjgR7bO0
個人的な感想ですが、ヨシュアにちょっと同情するシーンでした。
もしかしたら、コンポーザーではなく、
ヨシュアとしてネク達と会いたかったのでは・・・?
91すばらしきこのせかい:2008/03/06(木) 00:15:40 ID:ccjgR7bO0
それでは、最後にいろいろと補足したいと思います。

まず、最後までわからなかった謎。
それは、「ライムのエントリー料とは何だったのか?」
これは、はっきりとした答えは作中では示されてはいません。
ただ、ライムのセリフや、ビイトの独白などから予想することはできます。
あくまで個人的な見解ですが、ライムのエントリー料は『夢』だったのではないかと。
死ぬ前は『夢はきっと見つかる』などとビイトを励ましていたライムが、
UGでは『夢がない』などともらすシーンなどからの想像です。
エントリー料として記憶をとられたために、夢も一緒に忘れた、と考える事もできます。
しかし、虚西の『ビイトのエントリー料は、ライムのビイトについての記憶』という発言があります。
これがウソという可能性もありますが、そうだとしたら、今度はビイトのエントリー料は?ということになります。
ストーリーの中で示された情報からすると、上記のように考えるのが自然かと。

パラレルワールドと本編のつながりについて。
まず、ヨシュアについて。
シークレットレポート20に書いてあったとおり、ヨシュアが逃げ込んだ並行世界はこのアナザーデイなのです。
行ける時期は限定されていますが、アナザーデイに渋谷川の奥に行くと、ヨシュアがいます。
もちろん、本編世界のヨシュアで、彼の提案で、全てのボスを倒すタイムアタックに挑戦できます。

続いて羽狛。
アナザーデイのレポートからわかるように、この世界に来た本編の羽狛はある場所に隠れています。
ワイルドキャットに行くと羽狛に会えますが、これはこちらの世界の羽狛。
本編の羽狛はネクのことを「ヘッドフォン」と呼びますが、こちらは「ネク」と呼びます。
これも時期が限られていますが、ポークシティに向かう羽狛を目撃できます。
また、それを追いかけることもできます。最上階では、羽狛と戦うことができます。
めちゃくちゃ強いです!ゲーム中最強です。

三つ目は、ネクの過去。
アナザーデイではメインキャラのほとんどがボケ役の中で、数少ないツッコミ役(笑)のネク。
この世界でのネクは、本編よりもはるかに前向きで社交的です。
ポーク指定を上る最中、ネクが時々過去を回想します。
それによると、ネクは事故で親友を失い、それがトラウマとなり人との関わりを避けるようになっていたが、
羽狛と会うことで立ち直った、ということのようです。
それには、俺があんなところであいつと待ち合わせしなければあいつは死ななかった、という考えがあったようです。
シキ編の2日目に、シキにかまわれてイライラするネクが、記憶がないのに「あの時と同じ」と思うシーンがあります。
また、ビイト編4日目でビイトの事故を聞いた時に、ネクが妙な反応をしたように思わせるシーンがあります。
さらに、シークレットレポート12にも、トラウマがあり『今を楽しむ』事ができなかった、と書かれています。
もし、二つの世界のネクが途中まで同じ過去をたどっているとしたら、序盤のネクのあの態度の根拠は・・・。
ただし、これは推測です。本編で全く触れられていないので、確定事項ではありません。
92ゲーム好き名無しさん:2008/03/06(木) 04:44:14 ID:LWA0NGzK0
魔女裁判の人とすばらしきこのせかいの人乙ー。
そんな話だったのか。
93ゲーム好き名無しさん:2008/03/06(木) 10:21:19 ID:g6J9XO3qO
魔女裁判乙です。意外としっかりした話だね。
94ゲーム好き名無しさん:2008/03/06(木) 13:02:13 ID:F88GIdTz0
前々スレの575、前スレの383、このスレの>>93までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
95ゲーム好き名無しさん:2008/03/06(木) 22:50:30 ID:+b3CSlwI0
魔女「裁判」ではないぞー。
せっかくやばげな名前から変えたんだからそれで呼んでやれよ
96ゲーム好き名無しさん:2008/03/06(木) 23:09:35 ID:g7otdxhD0
SNKはじまったな
97ゲーム好き名無しさん:2008/03/07(金) 00:22:46 ID:jQ9sT/af0
>>94
お疲れ様。
98ゲーム好き名無しさん:2008/03/07(金) 00:41:35 ID:aoyKCsVk0
>>95
公式サイトのキャラ紹介絵にハッキリと
「どきどき魔女裁判」て書いてるあたり
土壇場で変えた感が溢れてるよなw
99ゲーム好き名無しさん:2008/03/07(金) 12:01:57 ID:ila36KgF0
>>98
実際に土壇場に変えてたからなぁ。
当時、魔女裁判はまずくねぇ?って話題になったたもんだ。
100ゲーム好き名無しさん:2008/03/07(金) 17:13:22 ID:2uR9O4BrO
そんな、「女の子をおさわりして魔女かどうか確かめよう!」
とか言ってるゲームがヤバいとか何を今更…
101ゲーム好き名無しさん:2008/03/07(金) 18:01:08 ID:xGik1E1V0
外国が文句言うとなるととたんに弱気になる日本
102ゲーム好き名無しさん:2008/03/07(金) 19:06:00 ID:ila36KgF0
>>100
お前は何を言っているんだ?
103ゲーム好き名無しさん:2008/03/07(金) 20:07:57 ID:2uR9O4BrO
>>102
上のストーリーを読む限りは、エロの皮を被りながらも
最後はきちっとまっとうに閉めるゲームみたいだけど、公式には
「教室や更○室に忍び込んで、他人の持ち物を調べたりしながら、魔女の証拠を探し当てていくのです
〜中略〜あの手この手で正体を暴いてやるのですよ!うひひひひひ〜」
とか書いてあるゲームですよ?

「裁判」を「神判」に変えた所で、しょっぱなにンなヤバげなコンセプトブチ上げてんだから
タイトル如きで何を今更、そんなん焼け石に水だろう…って意味ですが
宗教関係のクレーム対策にしても、そんなちょこっと変えた位で防げるとも思えんしなー
104ゲーム好き名無しさん:2008/03/07(金) 20:25:12 ID:ftGci+gG0
そんな事いったら女神転生シリーズは・・・

魔女神判乙です。こんなストーリーだったんですな
105ゲーム好き名無しさん:2008/03/07(金) 20:35:05 ID:mJJc1+qY0
「エロ」で「皮を被る」ちょっとワロタ

すばせかと魔女審判乙、シルエットノートも乙です。あとWiki収録の方も乙です
これですばせか買う決心がついた……か、金さえ入れば
106ゲーム好き名無しさん:2008/03/08(土) 08:33:18 ID:6o5f9nuL0
レイトン教授と不思議な町のリクエストが出ていた気がして
それで漏れが勢いで予約した気がしたんだが
取り消す。
つーコトで誰か書いてくれ。

んで、前にもチラッと言ってたんだが
偽典・女神転生を正式に予約する。
107ゲーム好き名無しさん:2008/03/08(土) 11:22:15 ID:FG2Kwx1W0
>>106
レイトンか
悪魔の途中で一旦やめているな
不思議もクリアー済みだが内容がうろ覚え
108スターオーシャン FD ◆l1l6Ur354A :2008/03/08(土) 12:37:30 ID:UPv3eU8x0
part36の>37以来になりますがスターオーシャンFD続きです。

■アストラル大陸前半■
アストラル大陸に着いたラティ達はひょんなことからアストラル騎士団の女騎士・フィアと知り合い、
アストラル城に向かう途中にあるタトローイまで護衛して貰えることになった。

タトローイに着いたラティ達は闘技場の観客席である老人と出会う。
隻腕の老人は闘技場の挑戦者たちを酷評し、厳しい言葉を投げかける。

挑戦を終え闘技場を出たラティに、その老人が話しかけてきた。
事情を聞いた老人はアシュレイと名乗り、ラティ達の旅に同行を申し出る。

その名にラティは聞き覚えがあった。
アシュレイ・バーンベルト…魔界大戦の英雄と呼ばれた人物。
それを古い話と笑い飛ばすアシュレイ。
さらにアシュレイは闘技場で見たラティの戦いに光るものを感じたという。

アシュレイを仲間に加え、ラティ達はアストラル城下町へと向かった。


その頃、タトローイとアストラル城下町を繋ぐ洞窟の入り口で警備の兵士が殺されると言う事件が起きていた。
兵士を襲ったのは赤髪の女騎士…フィア。


そんな事件が起きてるとも知らずアストラル城下町に着いたラティ達。
宿を取り、今日はもう休むことにする。
(アシュレイがいる場合はアシュレイの旧友・ライアスの屋敷に泊めてもらうことになります)


事件はその夜に起きた。
ライアスがフィアに襲われたのだ。

逃げるフィアを追ったラティ達は、事件の真実を知る。
ライアスを襲ったのは魔族が化けた偽者のフィアだったのだ。
幸いライアスは一命をとりとめ、この事件は無事解決した。


翌日。
次の町に向かうラティ達を見送りにきたフィアは濡れ衣を晴らしてくれた事への礼を述べ、
探し物に役立つかもしれないと秘宝「真実の瞳」の存在とそれがあるという「パージ神殿」の事を話してくれた。

<補足>
シウスもアシュレイもいない場合ラティ達はこの事件に気づきません。
この場合フィアは濡れ衣を晴らせずに地下牢に閉じ込められます。
地下牢に面会に行けば脱獄させることができます。
(無視して先に進むことも可能ですがその場合「アストラル大陸後半」のイベントは発生しません)
109スターオーシャン FD ◆l1l6Ur354A :2008/03/08(土) 12:38:20 ID:UPv3eU8x0
■アストラル大陸後半■
「真実の瞳」があるとされるパージ神殿。フィアが言うには本当の入り口は裏にあるという。

神殿の裏に回ったラティ達は、そこでフェザーフォルク(※1)の青年に出会う。
ヨシュアと名乗るこの青年も真実の瞳を捜しているようだ。

パージ神殿の隠された裏口を見つけたラティたちはその奥で「ルーン(※2)」という存在に出会う。
ルーン達はラティとイリアがこの世界のものではないということを見抜くほどの力を持っていた。

しかし…「真実の瞳」なるものはここにはないという。

希望を失い、うなだれるヨシュア。
彼は「真紅の楯」と呼ばれる人物に両親を殺され、妹を連れ去られた。
生死すら定かではない妹を探す為に、真実の瞳を捜していたのだ。

ただ、ルーン達いわく、ラティ達の探し人なら見つけることができると言う。
ラティ達に対し、もうここには近づかないと言う条件でひとつの情景を見せる。
それは紅葉が彩る森の中を歩くミリーとロニキスの姿だった。
その紅葉はシルヴァラント大陸にあるヴァン王国ではないかと言う仲間達。

ヨシュアを仲間に加え、ラティ達はヴァン王国へ向かう事にした。


※1 背中に大きな(天使の羽みたいな)羽根を持つ種族。総じて美男美女が多い。肉体労働は苦手。
※2 惑星ロークの原住種族。精霊みたいな外見をしている。
110スターオーシャン FD ◆l1l6Ur354A :2008/03/08(土) 12:38:55 ID:UPv3eU8x0
■星の船■
ヴァン王国へ向かう為、港町イオニスを訪れたラティ達。
その瞬間、いきなり一筋の光と轟音が鳴り響いた。

光が落ちたのはおそらくムーア大陸。
何か気になると言うイリア。
ラティ達は予定を変えムーア大陸へ戻ることにした。


クラートとホットの間にある墜落現場には銀色の船みたいなものがあった。
思わずラティがつぶやく。
「…この場所…それに、この形…!間違いなく星の船です!」
ラティいわく、現在(ラティのいる時代)のクラトスの北側に「星の船」と呼ばれる大きな物体が墜落した跡があるという。

銀色の船は見た感じ宇宙から飛来した宇宙船と思われた。
地球ともレゾニアの型とも違う船。
おそらく、これがあの伝染病を引き起こした組織のものだろう。

この船の乗務員らしき人物は見当たらない。既にアスモデウスを狙って行動を起こしていると思われる。
それを確認してラティ達はこの場所を離れた。

最後にイリアが気になっていた事をつぶやく。
「でも…地球の船に似てる箇所もあるのよね…?」

---
今回はここまでです。
111ゲーム好き名無しさん:2008/03/08(土) 20:06:04 ID:VDX72eJB0
スターオーシャン3で

それまでの全てが台無しになると

聞いて敬遠しているのですが

具体的にどう台無しになるですか?



112ゲーム好き名無しさん:2008/03/08(土) 20:13:42 ID:IEQ8q9HC0
いままで生きていた意味
113ゲーム好き名無しさん:2008/03/08(土) 20:41:36 ID:tG13xJv50
>>111
大元のゲームは解釈をいろいろとれるらしいし、
媒体によっては問題ない終わり方になる

ゲーム版はやったことないんで、申し訳ないが
前作ファン的に、台無しになると考えている人にとっての解釈は以下のような感じ

カミ「私の作ったとても楽しいゲーム世界でしたが、
 チェーンソーを持ち出された以上は強制終了せざるをえません」
114ゲーム好き名無しさん:2008/03/08(土) 22:23:12 ID:0mez9aqs0
宇宙規模のRPG(スターオーシャン世界)を運営している会社が、NPCが現実世界に介入できるプログラムを開発したことを知り
宇宙自体をデリートしようとするが、それを止めようとしたプログラム(主人公)が現実世界に実体化
ゲームの能力そのままに軍隊を蹴散らし社長を倒すがデリート終了
世界が終わった・・・悲しい・・・悲しいと認識する自分がいるということは世界もなくなっていないんじゃね?
めでたしめでたし(単体のRPGならともかく世界がゲームネタは1、2否定の悪夢とも考えられる)
115ゲーム好き名無しさん:2008/03/08(土) 22:28:14 ID:F4Z0olex0
リング=らせん=ループ のホラー三部作もそういう話だったな
116どきどき魔女神判!:2008/03/08(土) 22:46:04 ID:ET62p2ed0
魔女神判、妹が他エンドやったらしいんで追加します

【ノエルED】ノエルは裁きを受け、罰を下された。その罰とは…
※隠し   人間界へ堕ち、いろんな事を学んでくること。そして彼女は、アクジの傍へ戻ってきた。
      憎まれ口をたたき合う仲だが、お互い惹かれあっているのは二人とも分かっている。
      こちらを向いておだやかに微笑むノエル。

【あやめED】父に気になる男はいないのか?と聞かれて、アクジの事を話してしまったあやめ。
      だから、責任とれ!みたいな(多分)照れ隠しつきであやめに告白される。
      ちょい悪が神官ってどうよ。でもまぁいっか、というEND。
      こちらを向いて照れながら笑うあやめ。
      
117ゲーム好き名無しさん:2008/03/09(日) 09:27:50 ID:H+plHCzt0
DMC4読んだよ〜ノシ
そんなに卑下することないよ、良かったよ
個人的には小説風に書いてくれた方がストーリーに没入できるからいいと思うんだよな。
118ゲーム好き名無しさん:2008/03/09(日) 12:15:17 ID:3lMJfsBs0
俺はむしろ小説風とまとめの落差を楽しんでる。
しかし以降後の埋めならともかく他作品も進行中にやられたら気になるかもしらん
119ゲーム好き名無しさん:2008/03/09(日) 12:20:58 ID:DQKiMzy50
ん〜〜〜自分は小説風にすると、やった人の主観や感想や憶測も入るからちょっと・・・だなぁ。
書き方や好き嫌いは個人差あるってことで仕方ないんだけどさ。
120ゲーム好き名無しさん:2008/03/09(日) 16:24:47 ID:DcUR5/Xj0
大体の内容が掴めればどっちでもおk。
主観や感想や憶測だって読み手が理解する上で+になるなら大歓迎。
まぁどう書こうが書き方は強制出来ない事なので受け入れなさいって事で。
121ゲーム好き名無しさん:2008/03/09(日) 16:54:49 ID:M4TPnwBE0
文体がどうであれ読み手にとって面白ければ歓迎されるんじゃね
裏返せば書き手にとってだけ面白い文体、みたいなのは勘弁って感じかな
122ゲーム好き名無しさん:2008/03/09(日) 19:52:54 ID:nFT+3fvE0
>>119
そのあたりは読み手の好みだもんな。
俺は主観も含めてストーリーだと考えてる。
123ゲーム好き名無しさん:2008/03/09(日) 19:55:56 ID:M4TPnwBE0
いや、主観はストーリーではないだろ・・・
文体が特徴的なのと、文章に主観が混じっているのはまた別の話
前者は問題ないと思うが、後者は問題あるよ
124ゲーム好き名無しさん:2008/03/09(日) 20:16:32 ID:nFT+3fvE0
>>123
ゲームは文章オンリーじゃないし、
ムービーやアクションを
文章で完全に表現することはできない。
書き手の主観具合と描写から想像して、
ゲームの見所を楽しむのもひとつの楽しみ方。
125ゲーム好き名無しさん:2008/03/09(日) 21:11:44 ID:5pNY3K7v0
小説は発想も内容も面白いんだけど、
どこまでがムービーでどこまでがゲームなのか気になってしまう所はある

文句ある奴は自分でプレイして自分が解釈したストーリーを書けばいいと思うよ
126ゲーム好き名無しさん:2008/03/09(日) 21:17:58 ID:75gdW5WG0
つかDMC4って発売半年以内なんじゃないのか?
127ゲーム好き名無しさん:2008/03/09(日) 21:32:04 ID:H+plHCzt0
前スレ容量オーバー確認
128ゲーム好き名無しさん:2008/03/09(日) 21:33:08 ID:M4TPnwBE0
>>124
いや、心情の推測とかはやめてね、という意味で言ったのであって
アクションを現す表現の瑣末な差異について言ってるわけではないよ

レビューサイトではなくストーリーを教えてもらうスレという名目な上は、
作り手から明示されている部分だけを書くのが誠意ってもんかな、と思ったわけです
129ゲーム好き名無しさん:2008/03/09(日) 22:35:55 ID:rseAcoBe0
書き方は個人の自由だけど、この不毛な論争の一番の懸念は
外野のあーでもないこーでもないというゴタゴタを見た書き手が、
面倒くさがって書き控えしてしまうこと。
書き方に制約を入れたいなら意見をまとめて提起してみたら?
多くの賛同が得られたら書き手への制約を追加できるかも知れない。
ただ、
>作り手から明示されている部分だけを書くのが誠意ってもんかな、と思ったわけです
これは依頼主の気持ちを勝手に斟酌してるだけじゃない?
書き方に不満があった依頼主の例を幾つか探してこなきゃ何とも言えない。
まぁ「〜を依頼します。全て箇条書きで書いて下さい。」
とか言われたら箇条書きで書かざるを得ないけど。
何か色々書いてて、依頼主が依頼するときにどんな感じに仕上げるかというのを
付け加えれば良いだけのように思えてきた。
簡潔にとか言ったら要約スレ池って言われそうだけど(笑
130ゲーム好き名無しさん:2008/03/10(月) 00:32:07 ID:VZGG0pig0
ヴァー(´A`)出て帰ってきたら凄いことに……とおののいているDMC4書いた奴です

とりあえず>>128
アクションはRPGなどと違って(特に一本道の場合は)台詞もイベントも少なく、
「作り手から明示されている部分だけを書く」というか作り手の意図したものから外れないように努力すると
台詞の羅列&ボスが出た、倒した、出た、倒した、ラスボス「だけ」になってしまいます。
(RPGでもそうなんだろうけど、アクションはそれにも増してなんの捻りもなくこうなる。多分DMCもそれこそ五行で纏められる)
それじゃちょっと味気ないな、と思い、最初の一シーンを書いたのが運のつきであんな小説になってしまったのですがorz

んで、心情の推測はやめて、との事ですが、自分は「要約」という作業が試験科目の一つにあったりするとおり
それが長かろうと短かろうと書き手が自らの意思を介入させずにゲームを製作者の意図通りに文字化することは不可能、と考えていますので
「自分はこう書いてるけど制作さんの考えは違うかもしれないよ」
との意味で心情を表すところでは特に
ような、風な、如き、紛いの、ばかりに、みたいな、感じに、
などの遠まわしな表現をわざと意図的に連発するようにしています。
そもそも意図しないでそういう動作をさせたかもしれませんし。

ですが、それも可能な限り「どうみてもそうとしか見えない」そして「実際そういう動作をしている」場合にしか使いません。
険しい表情のまま首だけを、あるいは目だけをゆっくり周囲に向けて動かすカットがなければ「慎重に様子を伺い」とは書かず、
明らかにわざと何度も手出しを控えなければ、「舐めた態度で」とは書かず、
声優さん、モーションアクターさんが明らかに意図的に間延びした風な言い回しや動作で演じていなければ
「欠伸でもしたそうな」「のんびりと」「殺気の欠片もなく」とは書かず
猿真似に対し、雄たけびと共に歯を剥き出し、飛び掛っていかなければ
「怒り心頭に発して」とは書かない、書けない訳です。
そう見えなければ自分の力不足です、ゴメンナサイorz
131ゲーム好き名無しさん:2008/03/10(月) 00:33:39 ID:VZGG0pig0
連書き&長文ごめん、
そんで>>125
そういう事で、ムービー以外の場所は一切書いていません。
今日の分は強制チュートリアル戦のムービー込みで、
「ムカつく野郎だ」→銃のみでチュート戦→「銃だけじゃ無理か」→剣込みでチュート戦
→ピンチで腕発動→バスターチュート戦(ここら辺ちょっとウロ)→「来いよ遊んでやる」→普通の戦闘
→あんよ引っつかみパンチのムービーと続きます。
二周目からはムカつく→普通の戦闘後顔面グーに即繋がるのですが、まあ、面倒だ全部書いちゃえ……と……すみません
これから実際プレイヤーが動かすパートに入っても雑魚の登場シーン、戦闘なども書くつもりはないです。
ステージについてもただ「〜を通り抜け」程度にしか触れず、謎解きもストーリーの本筋に関係がなければ書きません。
というか、今まで自分が書いてきたやり方がそういう感じなので。
自分がまるっと真っ黒な主観(という名のツッコミ)だらけの敵の出方から何から書いた
ストーリーという名のプレイ日記を書いたのなんてあとにも先にも一回こっきりだよ……

んで更に>>129
>>118にもあるとおり、埋め専にしたがいいんかなーとは思ってる。でも結局次スレでカンカンガクガクになるみたいだな……どすべ
>>124
ごめんこっちも一ヶ月でトリップ解除みたいに勘違いしてた、次があったらつけます

では長文連書きすいませんでした!
132ゲーム好き名無しさん:2008/03/10(月) 00:37:34 ID:VZGG0pig0
>>124>>126の間違い……三連投スマン……
133ゲーム好き名無しさん:2008/03/10(月) 00:54:17 ID:EOgzIDsQ0
>>DMC4の人
気にすんな!
日本語にはハッキリ口に出さず
受け手に想像の余地を与える手法も多い。

要は楽しんだもの勝ちってことで
書きたいように書いてください。
134ゲーム好き名無しさん:2008/03/10(月) 01:00:46 ID:rnvBnbPg0
別にゲームの中身さえ捻じ曲げなければ表現方法は自由でしょ。
DMC4全然オッケーよ。読んでて面白いし。

ただ、例えば貴方がドラえもんをすげぇ好きだったとしてドラえもんのWikipediaを覗いてみたら
何処の馬の骨ともしれない奴の主観がずらずらと書き連ねてあったらどう思うって話よ。
自分でブログでも作ってそこに書け、Wikipediaはお前の日記帳じゃないと思うんじゃないかね。

だからそういう部分を正当化する理論は嘘くさいからやめてちょ。やる気になれば主観交えずに書けるはず。
単純に自分の感想込みで書きたいと思ったからそうした、でいいんじゃないかね。
135ゲーム好き名無しさん:2008/03/10(月) 01:02:49 ID:EOF7VW6n0
今回の事じゃないけど、何が問題かっていうと独りよがりじゃないかどうかって事じゃないかな。
自己満足な推測を交えた文でないのなら、なにも文句も意見もは出ないと思うよ。
今まではいなかったと思うけど、勝手に書き手の想像を入れて書かれると困るってのは普通だと思う。
その辺の配慮をしてる文なら何でもいいと思う。
DMC4の人や特定の人を指して言ってるんじゃないのでよろしく。
136ゲーム好き名無しさん:2008/03/10(月) 01:13:15 ID:Gu7Sgqjv0
内容を捻じ曲げると言うのは、表現方法以前の話ですね。
注釈や補足という形で書き手の考えを述べるのは必要だと思います。
ちょっと間が空きましたが続けます。

●8月
月の初め、キャシーが慌しくマリエルの小屋のドアを叩く。
街の最高齢で植木職人のウォルターが植木の手入れ中に木から落ちて意識不明の重体となり、
教会のシスターであるメイが看病にあたっているらしいとマリエルに伝えに来た。
ウォルターを心配するマリエルは教会の近くにあるウォルターの家に急ぐのであった。

ウォルターは孫のアンソニーと二人暮をしている。
ウォルターの家に飛び込んだマリエル。「アンソニー!」
「やあ、マリエル。」緊迫感がない声でマリエルを迎えるアンソニー。
「ウォルターさん!」マリエルがウォルターが横になっているベッドに駆け寄る。
「心配ないわ。ショックで気を失っているだけよ。」看病をしていたシスターメイがそう言った。
どうやら落ちたところが植え込みだった為、大事には至らなかったらしい。一安心するマリエル。
メイはウォルターの治療を終え、教会に戻っていった。

「ステキなひとだなあ、シスター・メイ。」「アンソニー?」「彼女、年下の男ってどう思うかなぁ?」
「…メイはシスターなんだよ?」「ああそっか。もう少し気の強いコがいいかな。」
「ウォルターさんが倒れてるのに、アンソニーってば!」不謹慎な孫にマリエルが怒る。
明日になればケロッとしてるとアンソニーは言うが、マリエルはどうも心配していた。
「マリエル、もしかして。ボクのこと、妬いてる?」マリエルはアンソニーの足を思いっきり踏みつける。
「いててててーっ!」アンソニーはいつもそんな感じだった。

小屋に戻ったマリエル。ウォルターの家での事をフィオナに報告した。
アンソニーも言うわねーとフィオナが笑う。そのくせ好きな子の前に行くと何も言えないとマリエルにダメだしされる。
「わかるわかる、ウォルターもそんな感じだったよ。」「え?ウォルターさんって、若い頃はモテたって言ってたよ?」
「そんなわけないでしょ。アンソニーとウォルターって見かけも性格もそっくりよ。血筋は争えないってやつね。」
マリエルはそんな昔のことを知ってるフィオナの年齢が気になって溜まらないが、その話題になるとフィオナは
頑なに口を閉ざすのだった。

暫くして、マリエルは雑貨屋の前でアンソニーを見つける。
ウォルターの容態を聞くマリエル、しかしウォルターは未だに目を覚まさないらしい。
「とりあえずコショウでも買ってこうかなって。」「コショウを?なにするの?」
「クシャミさせれば目を覚まさないかな。」マリエルはジャンプをしてアンソニーの頭をポカリと叩く。
「いててっ。」「あたしも行く。そんなことさせないからね。」「わかった、わかったよ。」
ドウドウとマリエルを諌めるアンソニー。その時、アンソニーは近くに別に人間がいることに気が付いた。
マリエルもアンソニーの視線の方向を向く。視線の先には、帽子を被った上品そうな娘が何かを探しているようだった。
「かわいいなぁ…。」「あのね。」マリエルは呆れた顔をする。
娘の方から2人に近づいてきた。ウォルター・ミルズさんはどちらにお住まいですか?と聞く娘。
あ、そのひとならよく知ってるよ、同じ方向だから一緒に行こうと、いけしゃあしゃあと答えるアンソニー。
「わたし、サブリナ・ファローと申します。」「ボクはアンソニー。アンソニー・ミルズ。」
「…え?」「アンソニー。このコはマリエル。」「こんにちはっ。」「…ミルズさん?」確認するような面持ちで聞く。
「うん、そう。」「もしかして、ウォルターさんの?」「ウォルターはボクの爺さん。いや、奇遇だね。」
アハハと笑うアンソニー。
ウォルターの家に着いた3人。サブリナは眠っているウォルターを見つめている。
「なにしろトシなんで、このまま目覚めない可能性も…。」マリエルがアンソニーの足を思いっきり踏みつける。
「いててっ!」「…そう。」サブリナが顔を伏せた。
ウォルターに何の用があったのか、アンソニーはサブリナに聞いた。
サブリナは2ヶ月前になくなった祖母の遺言で、
夢時計を直してウォルター・ミルズに渡して欲しいと言付けられたのだという。
「これ、壊れてるの?」マリエルが聞くと、水晶のベルという部品が破損しているらしく、それが手に入らなかったらしい。
「壊れたままのを持ってきたんだ?」そう聞くアンソニーにサブリナが豪い剣幕になる。
「だって、悔しかったのよ!おばあさまが最期まで気にかけてたのが、どこのだれだかわからないウォルターさんの
ことだったなんて!大好きだったおばあさまの遺言だからなんとかしたかったけど、だれもこの時計を直せやしない。
いいかげんにイヤになって、ウォルターさんとやらに突きつけて終わりにしようと思ったのよ。それなのにっ!」
不満をぶちまけたサブリナ、それに対しアンソニーはごめんと謝ってしまう。
なんであなたが謝るのよっとまた怒りを露にするサブリナに、君、傷ついているみたいだからとアンソニーは言った。
時計を渡したから帰ると言い、ウォルターの家を出ようとするサブリナ。それをアンソニーが呼び止める。
この時計が動く所を見たくないかい?ボクらがこの時計直してみるよとアンソニーは言った。
「な、マリエル?」「え、あたしも?」頭数に入れられていたらしい。
サブリナはそのアンソニーの話を聞き入れ、街に滞在する事になる。
「…いいわ、宿屋がどこだか、教えてくれない?」「あ、なんならウチに泊まっていけば…」
マリエルがアンソニーの足を踏みつける。「いてててっ!」「あたしが案内してあげる。」
マリエルとサブリナは宿屋に向かった。
ひょんなことでマリエルは巻き込まれ水晶のベルを探す事になった。

家に帰ると願いの花がつぼみをつけていた。
つぼみに触るとウォルターの想いがマリエルに伝わってきた。
真っ暗闇の中、ウォルターはひたすら歩いていた。
「ううむ、ここはどこじゃ。ワシャなんでこんなとこに居るんじゃ。歩いても歩いても、出口につかん。
とんでもないところに迷い込んでしまったぞ。」不安そうな顔を浮かべるウォルター。
その時、どこかからウォルターを呼ぶ女の声が聞こえた。
「ウォルター…ウォルター…。」「だれじゃ、ワシを呼ぶのは。」「ウォルター…会いたい…。」
「その声、聞き覚えがあるぞ。なぜか、懐かしい…。」「会いたい…もう一度会ってあなたに…。」
その声にウォルターは決意する。「うむ、待っとれ。いま、会いに行くぞ。」ウォルターは再び闇の中を歩き始めた。

小屋に戻り水晶のベルについてフィオナに聞くマリエル。
水晶絡みの話は水晶鉱山のケヴィンに聞くのがいいと言われ、ケヴィンを訪ねる。
ケヴィンは、水晶のベルというのは、水晶を妖精が細工したものだとマリエルに教えた。
マリエルは水晶鉱山の奥に進み、水晶のベルを作れる妖精を探す事になる。
鉱山の奥へと進むマリエル。以前炎の酒を渡したドワーフとその友人ノームの助力を得て、
水晶のベルを手に入れる事が出来た。

また、その過程で6月の落盤事故以来行方不明であったグッドマンを水晶の中から発見する。
水晶に触れるとグッドマンが姿を現した。
「グッドマン!よかった、無事だったんだね。」「…マリエル?ぼくはどうしてここに?」
「きっと、鉱山のヌシが助けてくれたんだよ。」「ヌシが?…そうなのか。」
「とにかく、無事を知らせなくちゃ。シャロンはずっとグッドマンの帰りを待っているんだよ。」
「わかった…ありがとう、マリエル。」
水晶のベルを手に入れたマリエル。ウォルターの家に行くと、サブリナが帰る直前で丁度お別れの挨拶をしにきた所だった。
「帰っちゃうの?」「今度はマリエルが遊びに来てね。」「…ずいぶん仲良くなったんだね。」
「あら、マリエルはいい子よ。口先だけのだれかと違って。」アンソニー、嫌われたものである。
もう少し待っててくれればと言うアンソニー、期待してたわけじゃないというサブリナ。
そこでマリエルが水晶のベルを出した。驚くサブリナ。言ったとおりだろ、と自分の手柄のように語るアンソニー。
「あなたはなにもしてないでしょ。」アンソニーも鉱山を探してはいたが、その度にケヴィンに摘み出されていた。
サブリナの祖母は夢時計には不思議な力があるとサブリナに言っていたらしい。夢時計に水晶のベルを組み込むと、時計は動き出す
その時、願いの花のつぼみが開き奇跡が起きる。【追憶】の妖精の誕生。

気が付くとマリエルは見知らぬ場所にいた。周りを見るとアンソニーとサブリナがいるが、身体が半透明となっている。
サブリナがここは私の家だわと言う。しかし、自分が知っている家とはどこかが違うと。
そこにサブリナにそっくりのメイド姿をした女性がやってきた。女性はマリエルを見つけ、
「あなた、きょうから来る新しいメイドね。執事さんが待っているわ。早く行きましょう。」と言う。
話が飲み込めないマリエル。「サ、サブリナ?」「あたし?やだ、あたしはリビーよ。よろしくね。急いできてちょうだいね。」
リビーは別室の方へ移動していった。「リビーって…おばあさまの名前だわ。」サブリナが言う。
サブリナの祖母、リビーは過去サブリナの生家でメイドをしていたのだという。
その事から、3人は夢時計の力により過去に飛ばされたことを知る。

別室にはリビーと若い男がいた。男の名はウォルター、庭師の仕事をしていると自己紹介をした。
若い頃のウォルターは見れば見るほどアンソニーにそっくりな顔をしている。
「庭師ってガラ?いいとこ植木屋さんよね。」「手厳しいよなぁ、リビーは。」
執事が来る気配がし、ウォルターはそそくさとどこかへ行ってしまう。それと入れ違いになるように執事が入ってきた。
「あなたが新しいメイドですね?」「そうみたい。」「んま、なんという軽薄な受け答え。はい、と返事をしなさい。はいと。」
はーい、とマリエルは元気がなさそうに答えた。「よろしい。」
執事はマリエルとリビーに今居る部屋にある時計を全て綺麗にするように仕事を与える。
見渡すと数多くの時計が飾られている。屋敷の主の大事なコレクションらしい。
「とくにこれ!」執事が夢時計を紹介する。「あっ、それ…。」マリエルが反応してしまう。
「なんですか。」「…なんでもない。」マリエルは首をフルフルと振る。
「よろしい。これは夢時計といって、伝説では妖精の手になるものとか。枕元に置いて眠れば、
望みの夢を見ることができると伝えられています。」「へー、そうだったんだ。」
執事は度重なるマリエルの言動を問題視し、リビーにマリエルの教育係を申し付けた。
執事が去った後、時計の掃除をはじめる2人。
マリエルが一通りの掃除を終えると、リビーが誤って夢時計を落として破損させてしまう。
そこにウォルターがやってきた。落としたことを執事に話してこなくてはと焦るリビー。
「待てよ。きみ、クビにされちまうよ。」「…仕方ないわ。」「若旦那とも会えなくなっちまうんだぜ?」
「あ、あなたに関係ないでしょ。」余計なお世話だと言わんばかりにリビーは激昂する。
どうやらウォルターは触れてはいけない所に触れてしまったようだ。
「いいのかい、それで?」「どうしろって言うの?あたしはただのメイドで、彼はお屋敷のお坊ちゃんよ。
…ただそばにいられるだけでもよかったけど、いつまでも続くわけがないわ。」
「だろうね。彼もそろそろ結婚を考えているらしいし。」ウォルターのデリカシーのない言葉がリビーをさらに傷つける。
「あんたってホントに意地悪な人ね。」「好きなコには意地悪したくなるのさ。」
「なによ、あたしはあんたなんか大っ嫌いよ!」リビーの容赦がない言葉。「…それが聞きたかった。」
ウォルターは寂しそうに呟いた。その場に執事が現れる。床に落ちている夢時計を見つけ大層うろたえる。
「あ、ボクが落として壊しちゃいました。」ウォルターが頭をかきながら執事にそう切り出した。
「ななん、なんですって!」「やあ、怒らないでください。」ウォルターは物凄い軽い口調で謝る素振りを見せない。
「いくらあなたが若旦那のお気に入りでもっ…。」「あんまり怒ると、血管きれちゃいますよ。」
「ク、クビだっ、おまえはクビー!」「クビですかぁ。」
「いますぐ、荷物をまとめて出て行きなさい!」「わかりましたよ。じゃ、そういうことで。」
ウォルターは足早にその部屋を出て行く。リビーは自分が壊したと執事に言うが、執事はまるでとり合わなかった。

その場面を見た3人。
「ウォルターさんが、おばあさまをかばって…。」「やるなあ、じいちゃん。」
「なにのんきなこと言ってるのよ。このままでいいと思ってるの?」
「このままでよかったんだろ?きみやボクの存在が、そのことを証明してるじゃないか。」「…え?」
「きみのおばあさんは、このあと若旦那と幸せな結婚をした。じいちゃんだって、不幸だったわけじゃない。
ばあちゃんとは、大恋愛のすえ結ばれたそうだよ。」「でも…。」サブリナはアンソニーのように割り切れてはいなかった。
アンソニーはリビーには心残りがあって、それで夢時計の力を借りてウォルターに何かを伝えようとしていたと推測する。
「…それは、なに?」「この先を見ればわかるんじゃないかな。」

屋敷の玄関先、ウォルターが出て行くときの事だった。
「リビー、さよなら。」「さよなら。」最期にお別れを告げたウォルター。しかし、リビーは顔を伏せている。
「リビー…。」マリエルが心配そうにリビーの顔みる。少ししてリビーが顔を上げた。
「なんで、さよならなんて言ったんだろう。あたしが言いたかったのは、そんな言葉じゃなかった。」
暗闇の中に消えていくウォルター。その姿は段々と年を経てついには老人になってしまう。
「ウォルター!」リビーは暗闇に消えそうなウォルターのもとへと走り出す。
「ごめんなさい、ウォルター。わたしが言いたかったのは、もっと違う言葉だったの。」「リビー…。」
すっかりと年老いた姿をしているウォルターが少し悲しそうな顔でリビーを見つめる。
「あたし、あんたに大っ嫌いって言ったわ。それはウソじゃない。いつもヘラヘラしてるし、優柔不断で、
見栄っ張りで、軽口ばっかりで。」「…あいわらず手厳しいのう。」
「でも、いつもあたしをはげまして、元気づけてくれてたのもあなただったわ。あのころのあたしは恋に夢中で、
気が付かなかった。とうぜん言わなきゃならない言葉を、言えなかったの。」
「リビーーのせいじゃないさね。」「でも、いまなら聞いてくれるでしょ?」
「その言葉を聞きたくなくて、逃げ出したんじゃがな。」「でも言うわ。言わせて、お願い。」

「ありがとう、ウォルター。」

「…もちっと、違う言葉を聞きたかったのう。」「ほんとうに、ありがとう。」
「ありがとう、マリエル。ありがとう、サブリナ、アンソニー。ありがとう、ウォルター。」
リビーはそういい終えると、光となり上空へと消えていった。
気が付くと3人はウォルターの家に戻っていた。そしてウォルターも目を覚ます。
「こりゃおどろいた。リビー…おまえさん、ぜんぜんトシをとっておらんの。」
「違うよじいちゃん。そのひとはリビーじゃないんだ。」「わたし、リビーの孫のサブリナです。はじめまして。」
「なんと…見れば見るほど、リビー生き写しじゃの。」ウォルターとアンソニーもそっくりですと言うサブリナ。
「アンソニーがか?バカを言っちゃいかん。ワシのほうがぐっとハンサムじゃった。」
笑う一同。「失礼なやつらじゃな、なにがおかしいか。」ウォルターも笑いながら言う。
マリエルも笑いながらウォルターの腕に抱きついた「なんじゃ、マリエルまで。いったいどうしたんじゃ。」
「ウォルターさん、かっこイイ!」「なんじゃ、いまさらあたりまえのことを…。」
ウォルターの家からは笑い声が絶えなかった。

リビーが生家に戻る為、マリエル、ウォルター、アンソニーは見送りをしている。
「…そうか、リビーがのう。」「ウォルターさんは、まだ青春現役なんですね?」
「もちろんじゃ。まあ、リビーのお墓によろしく言っておくれ。」「はい、伝えておきます。」
本当に帰っちゃうの?と聞くマリエル。サブリナは黙って家を出てきたことを伝えて、今大騒ぎになってるかもしれないという。
「おテンバなのは、おばあさんゆずりなんだなぁ。」「だれかさんの口の悪さも、おじいさまゆずりなのね。」
「じゃ、さよなら。」アンソニーが切り出すとサブリナも寂しそうに「さよなら。」と言う。歩き出すサブリナ。
「…もっと違うセリフを言いたかったんだけどな。」「言えばいいじゃない。リビーみたいに後悔するよ?」
「それとは立場も状況も違うじゃないか。」踏ん切りがつかないアンソニー。「もー、イライラするなっ。」
マリエルはアンソニーのスネを思いっきり蹴っ飛ばす。「いててててっ、なにするんだよっ。」
「はやくしないと、サブリナが行っちゃうよ?」マリエルに後押しされてアンソニーも歩き出した。
サブリナも何かを待っていたのか、暫く足を止めていた。
「ど、どうかした?」アンソニーがサブリナに聞く。「…途中まで送ってくださらない?」
「あ、ボクも出かけようと思ってたんだ。道も、同じだし。」焦る素振りのアンソニーに、
サブリナは白々しいという顔で見る。
それを見ていたマリエル「どうして、あん素直じゃないんだろう。」と言う。
「マリエルは素直がとりえじゃからな。じゃが、としごろになると違うかもしれんぞ。」「…ふーん。」
「さて、どうじゃ。ワシの武勇伝でも聞いてくか?」「うん、奥さんとの大恋愛ってのを聞かせて!」「おいおい、テレるのう。」

借金ノルマを返済し8月を終える。

※後日談1
グッドマンはその後、一度特別捜査官としての任務の報告に戻りますが、
それは一時的なもので、後にケヴィン一家の本当の家族となります。後述EDにて。

※後日談2
アンソニーが雑貨屋(郵便集配の仕事も兼ねる)のスージーをデートに誘っている時、
サブリナからの手紙を受け取ります。少し手紙の内容が気になるスージー。
しようがないから、次の休日にデートに付き合って上げるというスージーでしたが、
アンソニーはやっぱりいいやと言って雑貨屋を出て行きます。
142ゲーム好き名無しさん:2008/03/10(月) 11:46:54 ID:YwSOsUUC0
汁ノート乙です。やる手間が省ける^^

トワイライトシンドローム予約します
143シルエットノート:2008/03/10(月) 20:28:33 ID:xOH6YJO00
●シークエンス4 衝突(1/2)

11月1日。
フォックスと話をしてから既に10日以上経過しているが、
シシトの周りは概ね何も起こらず平和だった。
しかしその日の放課後、校外でセトに会った事で事態は急変する。
彼女の話では、サユキが珍しく学校を無断欠席しているというのだ。

サユキの事を案じつつセトと別れた所で、唐突に電話がかかってくる。
電話の相手はかつてシシトを『殺した』者…つまりは真犯人だと名乗り、
今から指示通りの行動を取らねばサユキを殺すと脅してきた。
サユキはこの真犯人たちによって、既に誘拐されてしまっていたらしい。

※ここで選択肢分岐が発生。
脅迫に反発すると、人質のサユキが撃たれてサユキ死亡エンドに行き。
脅迫に従うと事件解決エンドになります。

犯人側の指示に従ってショッピング街へ向かうと、
そこには数人の黒服に取り囲まれているサユキの姿があった。
抵抗する暇も無く車に乗せられ、倉庫のような場所に連れて来られた二人。
黒服たちと共に姿を現したリュウゾウの指示で、
携帯やマジカルステッキを取り上げられた上、鎖で縛られてしまう。
しかし子供だと侮られているのか、ただ縛られただけであとはすっかり放置状態。

とりあえずこのままでは埒が明かないと言う事で、
監視カメラにも映らないリスを利用して周辺の状況を探ってもらう。
偵察から戻ってきたリス曰く、「ジェイクが来たらぶっ殺す」と別室で黒服が話していたらしい。
ジェイクって誰だ?と思いつつも、その人が来たらナナシになって助力できるように、
リスを使ってこっそりマジカルステッキを奪還しておく。
144シルエットノート:2008/03/10(月) 20:29:17 ID:xOH6YJO00
●シークエンス4 衝突(2/2)

それから数時間後。
待っていた二人の元にようやくフォックスが駆けつけてくる。
彼の手引きで倉庫を脱出しようとするも、コンテナに隠れていたリュウゾウが発砲し、
フォックスの眉間を撃ち抜いてしまった。
しかしそのおかげで一瞬の隙が生じ、シシトは倉庫内の電源を切った上でナナシに変身。
続いてサユキを撃とうとするリュウゾウの動きをリスの魔法で止めさせ、
死亡してドッペルゲンガーに戻ってしまったリスを、同じく死亡したフォックスに変身させる。

フォックス(偽者)と二人で、増援に駆けつけた黒服たちと戦うナナシ。
一方応戦するリュウゾウはフォックスの事をジェイクと呼ぶ。
なんとか彼らを追い詰めるが、リュウゾウは周囲に爆発を起こした上で自殺してしまった。
ひとまずは麻薬横領の証拠品だけを持って、燃え上がる倉庫から脱出する3人。
しかしフォックスはシシトに全ての証拠品を預け、その場から姿を消す。

その後シシトはヨウコに事の顛末を話し、4年の歳月を経てフォックス襲撃事件は解決した。
だがフォックス(本物)が死亡した事になっても、フォックス(偽者)は行方不明のまま。
短い付き合いとは言え、相棒とも言える関係になっていたリスを失い
流石のシシトも一抹の寂しさを感じてしまう。

事件から2ヶ月の時を経たクリスマスイブ。
海岸公園を歩いていたシシトの前に突然フォックス(偽者)が現れる。
彼は、駅のロッカーに預けてある「あるもの」をセトに渡すよう頼みに来たとの事。
フォックスの本名はジェイクと言い、実はセトの父親だったらしい。

フォックスと別れ駅に行ってみると、そこにあったのはロックがかかった謎のケースが一つ。
セトを探し回っているうちにアルバート、サユキ、リョウヘイと合流し、
クリスマスだというのに皆でゲーセンへ遊びに行く事になってしまう。

賑やかな友人たちに囲まれながら、
シシトのアクアフロートでの日常は今日も続いて行くのだった…。
145シルエットノート:2008/03/10(月) 20:30:05 ID:xOH6YJO00
以上でシルエットノートの表ルートは終了です。
うん、表とか言ってる時点で分かると思うけど、まだ裏ルートがあるんだ。済まない。

裏は表と違ってシリアスのシの字も無い不条理ギャグなストーリーで、
何人かのヒロインに好感度がついてギャルゲーっぽくEDが分岐するシステムです。
一部、表と大幅に性格や設定が変わっているキャラが居たりするので
あくまで裏と表は別の話だと切り離して考えておくと良いかもしれません。
146シルエットノート:2008/03/10(月) 20:31:12 ID:xOH6YJO00
●裏シークエンス1 海上都市(1/1)

太平洋に浮かぶ人工島、三号アクアフロート。
日本人なら小学生でも知っているその海上都市に、
主人公の村上シシトは母スズナと共に引っ越してくることとなった。
駅に到着し、超双眼鏡(そーゆーアイテム)で遠くの様子を眺めたシシトは、
海に面して公園があるのを発見する。
スズナに訊いてみるとその公園は海岸公園というらしい。
「後で散歩に行ってみれば?」とのことで、ひとまず今は新居へ。

荷物整理を終えるとリョウヘイから呼び出しのメールが届いた。
ついでなので先ほど見つけた海岸公園へ寄ってみる。
シシトはそこで、「タスケテ 10月6日23:00」と書かれたメモを発見。
それ以上は特に変わったこともないようなので、待ち合わせ場所の薙島高校へ行く。
以降、しばらく表ルートと同じ展開なので中略。

10月6日の夜(時系列的には>>10の最後でサユキとセトに会った直後)
メモのことが気になって海岸公園に行ってみると、なぜか海で泳いでいる女性(人外)を発見。
しかしその海女(仮)はシシトの姿に気づいて海中へ潜ってしまう。
食べ物でもあればおびき寄せられるかもしれない。
早速手持ちの魚のエサを海に撒いてみると、予想外にあっさり釣れる海女。

どうやら、件のメモを書いたのは彼女だったらしい。
話を聞いてみると、彼女はとある施設で生み出された人造人間で、
そこを逃げ出したおかげで研究員に追われているとの事。
助けたいのは山々だが、監視カメラだらけのアクアフロートでは中々それも難しい。
ついでに生まれてからずっと水の中にいたので、彼女は歩くことができないとか。
仕方が無いので今日のところは彼女――スケイルと別れ、
明日の同じ時間に会う約束を交わす。

次の日。
マジカルパレスからリスが届いたり、リスとマジカルステッキを交換したり、
ドジっ子なフォックス(無害)を倒したりして過ごす。
概ね表ルートと同じ展開だが、変身呪文が「リス君大好きー!!」と短くなったり、
リスが魔法を使って燃え尽きる事が無かったりと微妙にパラレル。
147シルエットノート:2008/03/10(月) 20:33:15 ID:xOH6YJO00
●裏シークエンス2 海の女(1/2)

そんなこんなで夜。
スケイルとの約束があるというのに、自宅に帰れなくて途方に暮れるナナシ。
今回のリスは本物なので、リスを殴る→変身解除の裏技も使えない。
自宅前でリスとうだうだやっていると、スズナが外食(?)のために出かけて行く。
これはチャンス!ということで自室へ入り、スケイル救出用のバスタオルを獲得。

バスタオルを持って海岸公園へ向かうも、
そもそもこの姿では助け出す事ができないので考え込むナナシとリス。
と、そこにマジカルパレスの女神様から電話が。
女神様はナナシのために、職権乱用してモンスターを召喚してくれたらしい。

周辺を探してみると、どう考えてもボスクラスのでかいモンスターが待ち受けていた。
というかそのモンスターは某幻想譚のラスボス「真なる魔王」だった。
女神様を呪いつつ戦うも、魔王は完全回復とかいう卑怯な能力があるため倒せない。
ナナシが困っていたところ、物音を聞きつけたのがスケイルが顔を出す。
彼女の顔を見た魔王は、不利と悟ってその場から去っていった。

モンスターを殴って変身解除ができるようになったので、
スケイルの前で元の姿(全裸)に戻るシシト。
自分もスケイルもほぼ裸なので余計怪しくね?と言う事に気づくも
スケイルの上半身をタオルで隠し、
魚の尻尾になっている下半身を出して歩く事でムリヤリ解決。
とはいえ怪しい事には変わりないので、今回も家までダッシュする羽目になる。

なんとか警察に捕まることなく家に辿り着いたシシト。
スケイルに服を着せて誤魔化しを図っていると、ヨウコが家にやって来て厳重注意を受けた。
逮捕されずに済んだので、とりあえずお腹が空いているらしいスケイルに餌をあげる。
これからの事を軽く話してその日は就寝。

途中だけど続く。
148ゲーム好き名無しさん:2008/03/11(火) 00:04:54 ID:4EMdBAwaO


なぜマリオサンシャインがあって一番話の濃いマリオギャラクシーがない

ギャラクシーは宇宙再生やマリオの子供の女性まで出てきたりと波乱なストーリーなのに
今度投下しようかな
149ゲーム好き名無しさん:2008/03/11(火) 00:12:12 ID:4spGp7Wt0
前々スレの577、前スレの398、このスレの>>147までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
150トワイライトシンドローム〜探索編〜:2008/03/11(火) 01:16:52 ID:WlarT6rD0
トワイライト投下します。
2ディスクでかなり長いので、ちょっとずつ書いていこうと。
マルチエンドなので、大吉エンドにしぼります。

主人公達

【長谷川ユカリ】
メイン主人公。雛代高校の2年生。帰宅部(元バスケ部)。
美人でスタイルも良く、強気で大人びた、スーパークールな女子高生…
というのはうわべで、彼女の取っているポーズに過ぎない。
やせがまんする性格だが、両親の離婚、失恋、強がる結果孤立すること、色んな悩みに揺れ動く16歳の少女。
探検のリーダーだが、実はオカルト嫌いで怖がり。

【逸島チサト】
ユカリのおさななじみであり親友、クラスメイト。弓道部。
古風な家で長女として育った、無口でおだやかな少女。
ハッキリ言って、地味でダサくてパッとしない女子高生。でも珍しい位の人格者で、幼い頃からユカリをずっと支えてきた。
強い霊感があり、またそういうものに正しい理解を示す、探検のキーマン。
それだけに、危険な事に面白半分で首を突っ込むミカやユカリを心配している。

【岸井ミカ】
雛代高校の一年生。バドミントン部&ラクロス同好会。
イマドキ(96年当時)の女子高生。茶髪にミニスカ、ルーズソックス。
自由奔放、楽しければオッケー。話題の中心にいるのが得意だし、好きでもある。
子供っぽい同級生達に飽き足りず、アコガレのユカリセンパイと親しくなろうと計画する。
張り巡らしたネットワークから、あやしげなウワサを次から次へ仕入れてくる、探検の発案者。
151トワイライトシンドローム〜探索編〜:2008/03/11(火) 01:23:18 ID:WlarT6rD0
『はじまりの噂』

どこの学校にも、怖い噂はある。この雛城高校にも…。
ユカリ、チサト、ミカの3人は、夜更けに旧校舎に忍び込んだ。
3F女子トイレに出る、おかっぱ少女の霊のウワサを検証する為だ。

こんなことして大丈夫かな?と心配するチサトに、ミカは
「来といて何言ってんですか?大体私、イツシマセンパイ呼んでませんけどー?」
ユカリが、私が呼んだの!チサトだって先輩なんだからちゃんと気ィ使いなさいよ、とたしなめる。

問題のトイレまで行くと、ある個室が封鎖されていた。噂は、本当かも…。
霊の呼び出し方は、三回回ってノック。やってみたが、何も起こらなかった。
女の子を呼び出せたら、願いが叶う、という噂だが、デマだったらしい。
しょうがないので帰ろうとした時、チサトがユカリを呼び止める。

「ごめんねユカリちゃん、実はわたしも、このウワサ知ってるの…」
チサトは、昔誰かから聞いたことがあるらしい。
大筋は一緒だけど、呼び出し方が少し違う。3回回った後に、「キックキックトントン、キックキックトン」と唱えるらしい。
そうすると、女の子は一緒に遊びたくて出てくる、という所も違う。
試してみたが、何も起こらない。

そもそも、ユカリと親しくなりたくて探検を計画したミカは、チサトが来たこと自体が気に食わないので、嫌味を言う。
ミカと、黙ってただ何かを案じているチサトを促して、ユカリは帰ろうとする。
が、おしっこしたくなって、ユカリ一人でトイレに戻る。
用を足して、手を洗おうとすると、おかっぱの少女が、鏡に映りこんでいた。

ひたすら走って女の子から逃げる。
女の子は、「どうして逃げるの?遊ぼうよ」と言いながら追いかけてくる。
階段の繋がりがめちゃくちゃになって、1Fに降りられない。3人は屋上へ逃げ込む。
おかっぱの女の子は、3人のすぐそばまで来て、こう言って笑った。

「このくらいで怖がってちゃだめだよ。おねえちゃんたち、これからもっと怖いものを見るんだから」
152トワイライトシンドローム〜探索編〜:2008/03/11(火) 01:29:57 ID:WlarT6rD0
第一の噂『心霊写真量産公園』

ミカは友達のキミカに、ある写真の事で相談された。
キミカが彼氏と2ショットで写っているが、赤い光のようなものが、二人の首を切断するように横切っている。
あんたオカルト好きだったでしょ。どうしたらいいか知らない?と聞かれて、
私にまかしときなって!と、その写真を借り受ける。

ミカが、ユカリに写真を見せに来た。
また来たの?なんか君、なれなれしいな…とユカリは邪険に扱うが、ミカは語尾にハートをつけまくって、写真を見せてくる。
くだらない、現像ミスか何かでしょ、と取り合わないユカリに、ミカは、
私霊媒体質だからわかるんですよ♪つよ〜い霊気がこの写真に!と食い下がる。

ユカリは、専門家に聞くか、とチサトに写真を見せる。
まさか、と尋ねるミカに、ユカリは、「そう、チサトは本物の霊媒体質。」と答えるが、今度はミカが信じない。
チサトは、この場所に行って見ないとわからないと答える。
ミカは、じゃあ行ってみよう!と強引に誘い、夜に探検に行くことになってしまった。

問題のスポットは、I公園の鳥居がある駐車場。目的は、心霊写真を撮ること。
公園に入り、設置してある地図で駐車場の位置を確認して、こうべ橋に向かう。
途中で、古い地図を見かけて、もう一度道を確認する。
こうべ橋を渡る時チサトが、よくない感じがする…と言い出す。
階段を登って駐車場で記念撮影。チサトがユカリとミカを撮り、元来た道を帰る。

帰りに、公衆トイレで怪奇現象。トイレを出ると、犬と目の見えない老人に会う。
坂井さんと盲導犬のフィラストー。公園の見回りが日課らしい。
鳥居のことを尋ねると、あんな所で写真を撮った!?いかん、すぐ焼きなさいと言われる。
別れてから、ミカはせっかく撮った写真を誰が焼くモンか!バカじゃないの と息巻く。
そして、何かを心配するチサト。一日目終了。
153トワイライトシンドローム〜探索編〜:2008/03/11(火) 01:32:56 ID:WlarT6rD0
焼却炉の前に居たチサトの所に、ミカが駆けつける。
現像した先日の写真を、有頂天になって見せてくる。
見てみると、ミカとユカリの首に赤い光が走っていて、二人の頭は切断されたように体からずれていた。
チサトは、一目見てよくないと心配する。その反応に、ミカは、じゃあ本物!と喜ぶ。
捨てたほうがいいとチサトは説得するが、ミカはどこ吹く風。
チサトは、もう一度見せて…とミカから写真を受け取り、そのまま焼却炉に投げ入れて燃やしてしまう。
「…最低。逸島先輩、今の行為は、ちょっとした噂になると思いますよ。」ミカは走り去っていく。

放課後、ミカがユカリに直談判に来る。
代償に、もう一回一緒に探検しよう!というミカの要求を、今回はこちらに非があるからね、と受けるユカリ。
やっぱり何かを心配するチサト。

また鳥居のある駐車場を目指すが、チサトが気になるものがあると言い出す。
それは、この前見た古い地図。もう一度よく見てみると、今駐車場のある場所に、居ノ頭神社 と記してあった。
神社を潰して、駐車場を作った。だから鳥居があったんだ…と納得するミカとユカリ。
チサトが、「理由があったからそこに在ったのに…こわしちゃいけなかったのに…これじゃいつ誰かが傷ついても不思議じゃないよ!」
と珍しく怒る。

こうべ橋が、その先に渡るのを拒むように、歪みその距離を伸ばす。下の水面からは、いやな気配が立ち上る。
それを振り切るように、ひたすら走り、向こう岸へ着く。

階段を登り鳥居をくぐった時、ユカリは舗装されていない地面と、赤い空を幻視し、生臭い匂いをかいだ。チサトにも見えているらしい。
「…刑場だったんだよ、きっと。」
お社に抑えられていた怨念が噴出し、ここは危険な場所になってしまっている、とチサトは語る。
怖がり、帰ろうとするミカをとどめて、階段下に戻って会話していると
駐車場からトラックが押し出されるようにバックして、斜面を転がり落ちてきた。
チサトは避けそこね、池に落ちてしまう。

沈んでいくチサトは、池の中で怒り狂う無数の首(こうべ)を感じていた。

チサトが気が付くと、坂井さんが介抱してくれていた。他の二人は助けを呼びに行ったらしい。
坂井さんは、あそこが昔首切り場だったこと、切られた首は斜面を転がり、池へ落ちていたこと
お社が長い間霊を供養していたこと、そのお社が壊されて、霊たちが怒っていることを教えてくれた。
心配するチサトに、坂井さんは大丈夫だと請合う。坂井さんには仲間が居て、何かアテがあるらしい。
坂井さんにお礼を言い、検証終了。

翌日、チサトはお礼がしたくて坂井さん宅を探している内に、坂井さんが昨日のあの時間、すでに亡くなっていた事を知る。
そして、後日。あの駐車場には、小さなお堂が建った。随分前から市民団体の要望があったらしい。
坂井さんが約束してくれたのは、この事だったのだ…。
チサトは今も覚えている。あの日、旅立つ前に最後の日課を終わらせようと、少し急いで去った坂井さんの姿を…。
154スーパーマリオギャラクシー:2008/03/11(火) 09:57:09 ID:4EMdBAwaO
本編マリオの割には本編の内容が厚いので投下
ただし内容の核心に迫る文章は寄り道先で読める絵本でしか分からないため絵本読んでないとエンディングがわけわかめ状態になる+意味深なおわり方になる

155ゲーム好き名無しさん:2008/03/11(火) 09:59:47 ID:4EMdBAwaO
登場人物
【マリオ】
今作ではやたらとかっこいいと評判の26歳前後の配管工、ギャラクシーではマリオの家庭内部説で話題になることもある
少し声変わりした
【ピーチ姫】
今回は空気っぷりが尋常じゃないキノコ王国の姫さま、渡したいものがあると星屑祭の夜にマリオを城に招待したがピーチ城ごとクッパ軍団に宇宙へさらわれる
最後まで何を渡したかったかは不明だが推測は可能
【クッパ】
今回はガチでマリオを殺しに来た大魔王、ほうき星の天文台から奪ったグランドスターの力でクッパの支配する独自の宇宙空間を創ろうと企む
【クッパJr.】
クッパお父さんのために巨大メカを操りマリオを邪魔する、サンシャインより身長が伸びた
【チコ】
スタフィーみたいな外見でたくさんいる、赤チコや青チコなど種類が多彩
やがては星になる過酷な運命
【ロゼッタ】
ほうき星の天文台の主の女性、チコ達からママと呼ばれる
過去にトラウマがありマリオの事を懐かしいと言う
【キノピオ探検隊】
五人揃ってキノピオ探検隊、色によって個性がある
赤はリーダー、頼れない怖がり見栄っぱりたまに頑張る
青は眼鏡装着メカ頭脳派、怖がり
緑は穴を掘りまくる力ほり派、なぜか駄洒落が大好き
黄色はいつも寝ている、ただし雪山でも寝ていて風邪ひくぞと注意されても起きなかったりクッパの弱点を寝言で言うなど多彩 
ピンクは郵便物お届け屋でルイージ(笑)からの救出手紙やピーチからの応援手紙を届けてくれる
【ルイージ】
今作ではルイージは別行動をとるが3個しかスターを見つけれない上にマリオに救出手紙を送り付けるなど情けない、おまけに最初はお化け屋敷で捕らえられている
ロゼッタに好意を寄せるが完全に無視されてる模様
156 ◆l1l6Ur354A :2008/03/11(火) 10:18:58 ID:4EMdBAwaO
キノコ王国には1000年に一度空から星屑が降ってくる星くず祭がある
キノピオ達は星屑を集めスターにする(キノピコがいる)
その星くず祭の夜にマリオはピーチ姫にお城へ招待した、渡したい物があるらしい
マリオはキノコ王国の門を陽気にくぐり抜けキノコ王国の町へやってきた
町では星くず祭真っ最中でキノピオ達がはしゃいでいる
ピーチ姫に向かう途中にいきなり空から無数の隕石球が降ってくる
なんとクッパ大魔王率いる軍団がが3で使った空中艇戦艦で攻めてきた
クッパ大魔王はピーチ姫を自分の宇宙をいっしょに創ろうと言う
マリオがピーチ城前に付いた時、空からクッパが巨大円盤を呼びピーチ城ごと空にさらっていく
なんとかしがみつきピーチ城前まで来たがカメックの魔法で吹っ飛ばされて大気圏に転落する

マリオが目覚めた場所はヘブンズドア(天国の扉)
星うさぎ達3匹が遊ぼうと追いかけっこに誘ってくる
なんとか捕まえると星うさぎがチコだった事がわかる
その時ヘブンズドアの地形に建造物が現われる
建造物を登るとチコがママと呼ぶ謎の女性ロゼッタの映像に出会う
ロゼッタに宇宙と重力を操るチコをもらいマリオと合体する
チコが言うにはこの先に仲間が捕らえられておりグランドスターの一個もそこにあるらしい
大気圏らしきヘブンズドアからスターリングでようやく宇宙に飛び出すマリオ

クッパ戦艦に奪われる寸前のグランドスターを容器から回収する
回収するとグランドスターがマリオをほうき星の天文台に連れていってくれる
そこでロゼッタはマリオにグランドスターが謎の重力によりクッパに取られたと話す
愛しい人を助けるためにはグランドスターを集めて天文台に力を戻さないといけないと聞かされる
天文台に力が戻れば宇宙の中心に行けるらしい

とりあえず最初のエリア星のテラスで(64感覚)それぞれのギャラクシーに飛び出す
157 ◆l1l6Ur354A :2008/03/11(火) 10:37:33 ID:4EMdBAwaO
最初のドーム、星のテラスにあるハニービーギャラクシーでキノピオ探検隊を発見
ルイージさん(笑)と一緒に逃げてきたがはぐれたらしい
とりあえずキノピオ探検隊を天文台に連れて帰る
キノピオ探検隊は天文台でチコ達にキノコ型船を造ってもらいマリオの手助けをしてくれるらしい
星のテラスから行ける各ギャラクシーで8個ぐらいスターを集めるとクッパJr.の支配するギャラクシーへ行ける
そこにはメガレッグというマリオの1000倍は普通にある巨大すぎるメカが待ち受けている
クッパJr.曰くメガレッグはグランドスターを原動力にしているらしい
ご丁寧にでかい足には矢印が付いているので矢印の通り足を登りメカの頭にあるバリアをキラーを誘導して破壊
もう一度キラーを誘導してメガレッグのコアを破壊する
あんなにでかかったのにコアを破壊されただけで崩壊するメガレッグ
グランドスターを回収して天文台に帰還する

ロゼッタが言うにはグランドスターを集めるたびに新たなドームが解放されるらしい
2個目のグランドスターを天文台にセットし新たなドーム、バスルームを解放する
たぶんロゼッタ姉さんのお風呂場
バスルームから行けるギャラクシーの内に一つクッパ自身が管理するクッパギャラクシーがある
スターを十数個集めてクッパギャラクシーに突入するマリオ
クッパギャラクシーでは64クッパステージのアレンジが流れる
クッパギャラクシーの奥地で階段を登る最中にクッパが出現
クッパの火炎球で階段が壊れるので避けながら進む
ついにクッパと対峙するマリオ
クッパとグランドスターが保管されている球体上で戦う
グランドスターが保管されている球体の中はマグマ状でクッパの地震攻撃によりマグマが露出する
マグマにクッパがあたるとクッパがいつも通り情けなく走り回るので尻尾を攻撃しチコのスピンを駆使してお手玉にして倒す
またなんとかグランドスターを回収して次のドーム、キッチンを解放する

158 ◆l1l6Ur354A :2008/03/11(火) 11:32:41 ID:4EMdBAwaO
三つ目のドーム、キッチンから各ギャラクシーに飛び立つマリオ
その一つにファントムギャラクシーというおばけ屋敷があり突入する
おばけ屋敷を進む途中檻の中から「まぁりぉ〜・・・」という情けなすぎる声が聞こえるがとりあえず助けられないので放置
マリオも身に覚えが無い人らしい
先進むとお化けキノコがありマリオがお化けマリオに変身する
お化けマリオで透け状態になり怪しい緑の髭を救出する
ルイージ(笑)というらしい
ルイージ(笑)によるとスターを一個ゲットしたらしい
マリオがスターを取ってお決まりのポーズ、しかし背後から乱入してポーズしてくるルイージ
マリオ「調子にのるなよ」

ルイージと天文台に帰還したマリオ
ルイージはマリオを手伝うらしい、まぁ頑張れ
キッチンのクッパ軍に制圧されているギャラクシー、クッパJr.プラントにスターを30個集めて飛び立つマリオ
クッパの多くの戦艦が待機しているギャラクシーを冒険する
先に進むとクッパJr.が戦艦に乗って登場
戦艦にぶつける物を探しているとノコノコが初代マリオからの復活した歩き方でマリオに近づいてくる
初代マリオ風ノコノコを踏み付けてコウラにし戦艦にぶつけるマリオ
キレたクッパJr.の戦艦は第2形態になるが構わずコウラを投げまくる
耐えられなく爆発した戦艦、クッパJr.は★になりました
グランドスターを回収して天文台に帰るマリオ
次のドームはベッドルーム
きっとロゼッタ姉さんのいい匂いが(#´д`#)ハァハァ
といいつつ土足で踏み荒らすマリオ
ロゼッタ姉さん・・・
159 ◆iyGKorn2Xs :2008/03/11(火) 11:54:14 ID:4EMdBAwaO
ピーチ以外興味がない配管工26歳前後
ベッドルームから空中庭園や砂漠に火山氷山などに飛んでいきスターを集める
途中でファイアマリオや新マリオのアイスマリオに変身し攻略していく
スターをそれなりに集めたらクッパダークマタープラントへ突入
クッパが悪魔物質ダークマターを使って創ったギャラクシー
足場を踏み外してダークマターを踏むとマリオが分解されてグロい死に方をしたりする
先進むと前回のように階段があるが壊してこない
またクッパと対峙するマリオ
前回と同じでグランドスターの球体に場所を移して戦う
スピンもどきを覚えたクッパ、マリオがスピンをするとカキンッ!と弾いてくる
しかし学習しないクッパはまた露出したマグマとスピンを使って倒すことができる

帰還したマリオはグランドスターを回収し天文台にはめる
次のドームは機関室のメカルーム

ば、バスルーム!(´д`)! 
き、キッチン(裸エプロン)(*´д`*)
べ、べ、ベッドルームッ!(*´∀`*) 

そしてメカルーム(ノд<。)゜。
160 ◆iyGKorn2Xs :2008/03/11(火) 12:24:13 ID:4EMdBAwaO
メカメカなドームには関西弁でしゃべるロボットまでいて夢を打ち壊していく
きっと皆ここで挫折したに違いない
ちなみにマシンルームは天文台の二階にありやっと二階までグランドスターの力が戻ってきた模様
さっさとマシンルームから各ギャラクシーへ飛び立つマリオ 
終盤だけあって難関コース等が待ち受ける
スターを集めまたクッパJr.プラントへ
待ち構えていたのはクッパJr.のペット?な復活のオタキング、オタキングは星のテラスの中ボスでした
けっしてアニメカービィの人たちじゃないです
オタキングはタコの怪物、マグマから球を発射してくるのでスピンで跳ね返しラリーしていく
なんかあっけなくおわったオタキング
グランドスターを回収して天文台に帰還

ロゼッタが言うにはこれでグランドスターがすべて集まったらしい
ロゼッタ「計画通り・・・!」
という裏シナリオも無くそのままクッパギャラクシープラントに天文台ごと突入するらしい
ちなみにグランドスターがすべて集まってもスターが60個ないと天文台は起動しない
ロゼッタが天文台を操り宇宙の中心へ、天文台が彗星に変形して高速で移動し始める
彗星になった天文台がクッパの戦艦を破壊しまくりながら強引に突入
マリオシリーズでこんなSF物が見れるとはと感激
ロゼッタの「GO!MARIO!」と共に天文台とさらわれたピーチ城の間に道ができマリオが最後の戦いへ足を踏み入れる
ピーチ城の中は別空間に繋がっておりクッパの創造したギャラクシーが海王星の周りに散りばめられている
途中で2Dマリオになったりと難関な地形ばかりが待ち受ける
161 ◆iyGKorn2Xs :2008/03/11(火) 12:30:20 ID:4EMdBAwaO
中心にある海王星の前に到着したマリオ
階段の先にはありえないでかさの燃え盛る太陽の海王星が見える
その海王星をバッグにクッパの髪がなびく
クッパ「マリオ、お前はここで消えなければならないわかるな?」
めっちゃくちゃマリオを殺す気の殺気まんまんクッパ様
クッパJr.の戦艦にはピーチ姫を発見
かっこいい音楽と共にマリオがクッパと最期の対決を始める
これだけ見るとマリオ最終回です、本当にありがとうございました

第一形態はクッパがゴローニャ状になる
本人はガチなので笑ってはいけないが可愛い
ゴローニャ状のクッパは岩に囲まれているので露出したクッパの頭にスピンをあてお手玉にする

第二形態は場所を移して木みたいな物がある星へ
完全に殻に籠もるチート技を開発したクッパ
マリオは手も足も出なくなるが木みたいな物をスピンで吹っ飛ばし当てるとクッパが出てくる
スピンを当てて更にお手玉

キレたクッパは第3形態目に
今度は燃え盛る太陽の中で対決、海王星の中は空洞になっておりいつものグランドスターの球体がある
男性コーラスが盛り上げまくる中とうとうマリオシリーズ最終決戦が始まる
しかし学習しないクッパ様はあっけなくスピンでお手玉にされ
なんと太陽に落とされる

さ よ う な ら 
ク ッ パ
162 ◆iyGKorn2Xs :2008/03/11(火) 12:47:17 ID:4EMdBAwaO
今思うと可愛い奴だったな・・・
さすがに太陽に落ちたのでクッパ死亡は確定か
その時最後のグランドスターが球体から現われマリオがお決まりの決めポーズ
グランドスターにつかまり帰還する途中、空からピーチ姫が降ってきた
背景には落ちるクッパJr.と戦艦が

まさかあなたが倒したんですか

マリオとピーチが宇宙空間のど真ん中で千と千尋の両手グルグルをメインテーマエッグプラネットを背景に二人で飛び立つ
な、なんていいシーンなんだ!マリオかっこよすぎる・・・!!
今度から皆もマリオ様と呼びましょう

そして爆発寸前の太陽
なんと太陽のマグマが固まった陸の上にクッパ様が!
なんで生きてるんだすげー!
しかしフラフラで絶望しているクッパ様、目が死んでます
マリオとピーチが手をつないで天文台に帰還するその時
太陽が爆発
これぞビッグバン!!!!
ビッグバンにより宇宙が縮小され始める
クッパが創った宇宙が崩壊し始めたらしい
渦状になる宇宙
ピーチ城や天文台もブラックホールに飲み込まれる寸前で、もはや打つ手無しと思ったその時
マリオと合体していたチコをはじめ他のチコ達が大量に天文台から登場し発火
ブラックホールにすべて飲み込まれたかに見えたが、宇宙が竜巻状になり再生された
チコの叫び声が宇宙に響く
もはやスケールがおかしいマリオギャラクシー
163ゲーム好き名無しさん:2008/03/11(火) 15:20:47 ID:dpQYcrwQO
さるでも食らったか?
がんばれ
164ゲーム好き名無しさん:2008/03/11(火) 15:25:55 ID:+yLAg2F00
あまり見ない書き方だなw
165 ◆iyGKorn2Xs :2008/03/11(火) 15:54:42 ID:4EMdBAwaO
崩壊した宇宙空間の後ででっかいロゼッタがマリオに語りかける
内容は星の赤ちゃんが生まれたらしい、赤ちゃんの泣き声が聞こえる

目覚めたらキノコ城の前にいたマリオ
夢オチかと思いきや隣にクッパとピーチがいる
なんかよくわからないけどみんなで昼から祭りやってるクッパ軍団とキノピコ達
マリオが空にある星を見上げる(昼で快晴です)
ロゼッタの声で「なぜならば同じ繰り返しはない」
マリオが「Welcome…Welcome NewGALAXY!!」と叫ぶ

以下120枚集めた後の真END
ロゼッタがヘブンズドアからマリオ達の星をみて「ありがとう」と言い、チコ達と彗星になって(天文台みたいに)ヘブンズドアごとどっか行く、たぶんまた1000年の旅に出る
スーパーマリオギャラクシー終わり

これだけじゃ意味わからんから絵本の内容を簡易で書きます
166 ◆iyGKorn2Xs :2008/03/11(火) 16:12:04 ID:4EMdBAwaO
簡易に絵本の内容

1、ロゼッタ似の少女(どう見てもロゼッタ)がチコとキノピオの難破船で出会う(このキノピオの難破船はキノピオ探検隊の物だが難破船になり過去のロゼッタの世界に登場する)
2、チコはママを探しているらしい
3、ロゼッタはチコのママを探すために難破船で宇宙に出る(チコの開発力は異常)
4、冷たい星やいろんな星を探検して夜になったら(?)難破船の中で寝る
5、ある時ほかの星からチコに似た生物(というかチコ)が沢山やってくる
6、あるチコが「ぼくのママだ!」と言い出してロゼッタをママ扱いし始める
7、ロゼッタはチコ達のママになることを決意する
8、ロゼッタとチコ達は天文台を造り始める
9、やがてキッチンやバスルームそして故郷の絵がある星のテラスが完成
10、チコ達にスターピース(食物)をあげたりと仲良くやっていくロゼッタ
11、いきなり回想シーンでロゼッタにピーチ似のお母さんが登場する
12、ロゼッタが泣き崩れ始める
13、ロゼッタは自分のママはもう亡くなってしまった事を直視できずに現実逃避していたことがわかる
14、ロゼッタには髭の立派なお父さん(文章中の用語抜き出し)がいて住んでいたとこはキノコ王国だったらしい(これは絵から推測)
15、その時最初に会ったチコが「泣かないで」と言いいきなり発火して星になる
16、チコ達は大切な者のために星なれるなら幸せらしい
17、ロゼッタはチコのママとして前向きに頑張っていきましたとさ
167 ◆iyGKorn2Xs :2008/03/11(火) 16:24:01 ID:4EMdBAwaO
マリオギャラクシーは伏線がそれなり張ってるんだけどロゼッタが最後まで何者かはなぞのまま終わるため補足

伏線と絵本から推測される説  
・ロゼッタの立派な髭のお父さん
→マリオ似のお父さん
・ロゼッタの「懐かしい」
→マリオ似のお父さん(マリオの祖先?)が昔いたのでマリオを見て懐かしいと感じた
・ロゼッタのピーチ似のママ
王女っぽいからピーチの祖先あたりのキノコ王国の人
・絵本の絵にいるロゼッタの緑の弟
ロゼッタにもルイージみたいな迷惑な弟がいたらしい
・キノピオ探検隊の難破船がなぜか過去にある
これはマリオの世界が迂廻しているから、キノピオ探検隊達の活躍は昔もあった、しかし別人ではある
・なぜ別人なのか(マリオ似のお父さんとマリオ、ピーチ似のママとピーチ、昔のキノピオ探検と現キノピオ探検隊)
ロゼッタの最期の言葉「一つとして同じ繰り返しはない」
つまりロゼッタのピーチ似のお母さんは死んだけどマリオとピーチが結婚してもピーチは死なないで別の結末になるという事

補足終わり
マリオギャラクシーはストーリー以外も全部素晴らしかったのでオススメ
168ゲーム好き名無しさん:2008/03/11(火) 19:51:02 ID:FFoiZAdnO
マリギャラの人乙です

マリギャラこんなストーリーだったのか
またピーチを助けに行くだけだと舐めてた
Wii買ってくる
169ゲーム好き名無しさん:2008/03/11(火) 21:04:18 ID:lf4Vusl40
トワイライトの人乙です
夕日の中の少年だったかな あのストーリーの生なましさは
今だに強烈すぎて忘れられん!!
大変だと思うけど続き頑張ってくれ
170ゲーム好き名無しさん:2008/03/11(火) 22:22:13 ID:44aJIjBg0
>>169までをwikiに収録、未解決リストに反映しました。


マリギャラ、そんな話だったのかー。
トワイライトの人も続けてがんばってください。

同じゲームでも受け取り方は十人十色なので、いろいろな書き手さんの書き方があっていいと思うけどなー。
書きたい人が好きなゲームについて自己満足に陥らない程度に愛情もって書いてもらえれば。

ホラーゲーをコミカルにまとめてくれてもそれはそれでおもしろいと思うし。

171ゲーム好き名無しさん:2008/03/12(水) 00:40:56 ID:TDpZD12I0
おっつー
トワイライトシンドローム続き楽しみにしてます
172ゲーム好き名無しさん:2008/03/12(水) 00:56:24 ID:P+3oLh7D0
トワイライト二話いっときます
173トワイライトシンドローム〜探索編〜:2008/03/12(水) 00:58:43 ID:P+3oLh7D0
第二の噂
『音楽室のM・F』

「奥野先生、奥野先生、至急音楽室までおこしください…」
雨の校舎に、女生徒の声で放送が響く。呼ばれた教師が渡り廊下を渡っていく。
音楽室の扉を開いた彼が見たのは、薄闇から伸びて宙に揺れる、二本の足…。

今、雛代高校は事件に沸いている。音楽室で、女子生徒が首吊り自殺をしたのだ。
彼女のイニシャルは、MF。この噂の最大の目玉は、彼女が死んだ原因。
MFは、音楽教師の奥野先生とデキていて、フラれてあてつけに自殺した…というウワサが、学校中に蔓延していた。

生物室で、教育実習生の北村に、カギを貸してと頼むユカリ。
前回、夜中の学校を探検した時も、北村にカギを借りておいたのだ。
「バレたら、教職の単位全部パーだ。」とぼやく北村に
「大丈夫だって。カズヤならいい先生になれるよ。」と返すユカリ。

ユカリは、北村カズヤと雨の中で出会った。
自転車のチェーンが外れて困っていたユカリを、カズヤが助けてくれたのが出会いだった。
そして二人は、教育実習生と生徒、という許されない関係にもかかわらず、秘密の交際を始めた。

だからかも知れない。ユカリは今回のウワサにいつになく関心を持っていて、
封鎖されている音楽室に夜忍び込もう、というミカの誘いを受けていた。
チサトも含め3人で、カズヤから借りたカギで自殺現場を目指す。
174トワイライトシンドローム〜探索編〜:2008/03/12(水) 01:01:57 ID:P+3oLh7D0
目的は、奥野とMFの関係を検証すること。
奥野の私室化している音楽準備室に、二人の関係を裏付けるものがないか調べる。
特に収穫がなく、(カレンダーを調べるとチサトが反応するが、何も言い出さない。)ミカがMFのウワサの最新版を話し出す。

MFことフジタマユミは放送委員で、奥野と交際してからは、お互いを校内放送で呼び出して逢引していた。
しかし奥野はMFを捨て、MFは校内放送で奥野を呼び出し、奥野が音楽室に来る前に自殺した。
そして、今でも奥野に呼び出されるのを待っていて、校内放送で呼ぶとMFが現れるというウワサ。

証拠がない以上、MFの霊を呼び出してほんとのとこを聞きましょう!というミカは、
二人を引っ張って放送室に連れて行く。
そこで、もう一つのウワサをミカが話し出す。
放送室から音楽室は距離がある。フジタマユミが奥野が来るより前に戻って自殺できたのは何故か?
そもそも、フジタマユミの死体は、発見された時すでに、死後数時間が経過していたという…。

とりあえず校内放送を流す。
「フジタマユミさん、フジタマユミさん、奥野先生が音楽室でお待ちです…」

音楽室に戻る途中、校内放送で音楽が流れ出す。曲名は『RAINY』。誰も居ないはずなのに…。
音楽室は何も起きていなかった。あきらめきれないミカと、釈然としない思いに押されて、ユカリももう一度準備室を調べる。
ミカが、カレンダーが先月のだ、とめくろうとして落としてしまう。
隠れていた壁には、たくさんの文字が書き連ねられていた。

 今日夢で先生に会った。
 ちょっぴり冷たくて、やっぱり素敵だった。
 先生、『RAINY』少し弾けるようになったよ。
 中間終わったらまたピアノ教えてね
 先生、プレゼント嬉しかったよ。
 新人の河合、けっこう可愛いけど浮気するんじゃないゾ
 今日、女子が先生の悪口いってるのきいちゃった。
 その子のうわばき、今しょうきゃくろ。私、悪いコです。
 先生、私ずいぶんここで待ってます。
 放送かけたのに、聞いててくれなかったの?
 雨が降ってきた…先生、私カサ持ってないよ
 先生、どうして来てくれないの?私のこと嫌いになったの?
 先生…
 超最悪!誰かアイツを殺して!
 殺して 殺して 殺して 殺して 殺して 
 殺して 殺して 殺して 殺して 殺して
 殺して 殺して 殺して 殺して 殺して 
 殺して 殺して 殺して 殺して 殺して
 殺して 殺して 殺して 殺して 殺して 
 殺して 殺して 殺して 殺して 殺して
 殺して 殺して 殺して 殺して 殺して 
 殺して 殺して 殺して 殺して 殺して
175トワイライトシンドローム〜探索編〜:2008/03/12(水) 01:03:47 ID:P+3oLh7D0
証拠を見つけて喜び、いるんですよねー、こういう少女漫画を地でいくヤツ と笑うミカ。
「死ぬ程追いつめられるってどんな気持ちか考えたことないの?」とユカリがたしなめるが、
ミカは「あるわけないじゃないですか。大体、ここまでいっちゃうと病院行きですよ」
中2の時もらったラブレター思い出しちゃう。あの時はクラス回し読みの刑にしてやりましたけど。とふざける。
珍しく、それに食ってかかるユカリ。
「他人のプライバシー暴き立てて喜んでるアンタの方が、よっぽどオカシイわよ!」
「あれー、カウンセリング受けんのアタシですかー?何この人、突然マジになっちゃって。超ムカつくんですけど。」

険悪な雰囲気になるが、ひとまず帰ることにする。
が、音楽室の空気がおかしい。チサトが警告する。
「気をつけて…彼女、来てる。」

なんとか逃げ出すが、気付くとミカがついてきていない。
はぐれたのか、と廊下でしばらく待つ間、チサトと話をする。

ユカリは、フジタマユミとどこか似てること。
ユカリも思いつめる性格なこと。
だから、自殺した本当の原因が知りたかったこと。

そして、出るとこに出て、奥野に思い知らせてやりたい、というユカリをチサトが止める。
そんな事しても、彼女はいなくならない。それより、カレンダーの事、皆に知られるほうが嫌だと思うよ。
ユカリちゃんは少し、この事件に思い入れが強すぎる。あまり自分と重ねすぎないで。引きずられてしまうよ…とチサトは心配してくれた。

余りに遅いミカを探しに、音楽室に戻る。
ミカはピアノを弾いていた。いや、それはミカに憑依したフジタマユミだった。
チサトの説得にもフジタは応じない。ユカリもフジタに話しかける。

ねぇフジタ、アンタの事わかるって思ったけど、今は全然わかんない。
何の為に奥野を待つの?復讐なの?まだ好きなの?
好きなら何故傷つけるの?それとも、死にたくなるくらい好きだったの?
ねぇ教えて、フジタマユミ
好きになるのって、死ぬほどつらいことだった…?
私に教えてよ…

ユカリに共鳴したのか、フジタがぽつりと呟く。

先生…私の先生……
…指輪…シルバーのムーンストーン………ずっと一緒だよね?…
176トワイライトシンドローム〜探索編〜:2008/03/12(水) 01:08:32 ID:P+3oLh7D0
彼女は暴走を始め、ユカリとチサトは逃げ出す。
奥野に電話をかけて、学校に来てフジタに謝るように説得する。
初めは取り合わなかった奥野だったが、カレンダー裏のことを持ち出すと、態度が変わった。
あれは、僕が消しておいたはずだ…とうろたえる奥野。
とどめに、ムーンストーンの指輪をプレゼントした事を暴いてやると、奥野は電話を切る。

保健室で、ミカに効く気付け薬を探していると、誰かが廊下を歩く気配がする。
慌ててミカを連れに行こうとすると、ミカはもう元に戻っていた。
早く!奥野が来た!と報告するミカ。

奥野先生はピアノの前に佇んでいた。
そして、君達は帰りなさいと言う。どうしようもないので帰宅して、翌日音楽準備室を訪ねてみる。
奥野先生は、あの後ずっとフジタが好きだった曲を弾いていたと言う。彼女の気配を感じながら。
かける言葉も思い浮かばず、立ち去ることも出来ず、彼女の気配が消えるまで、ずっと弾いていた。

それ以後、フジタのウワサは廃れていき、奥野先生は転勤が決まった。
彼女の気持ちは、ユカリ達にもわからない。

音楽準備室のカレンダーがひとりでに落ちる。そこには

あ り が と せ ん せ い

と書かれていた。
177ゲーム好き名無しさん:2008/03/12(水) 01:31:47 ID:DNyBvNfbO
ギャラクシーの人乙
最近のマリオはなんかシリアス路線だよな
●9月飛行機
先月のノルマを完済し、アルフレッドが何時も通り妖精のレシピをマリエルに渡した。
もう少しだから頑張ると意気込む二人にアルフレッドが「…おまえらホントに、全部返すつもりなのか?」と聞く。
もちろんだと答えるマリエル。しかし、フィオナはアルフレッドの様子がどこかおかしいのを感じ、
その言葉の真意を問いただそうとした。アルフレッドがおろおろと答えに困っていると、小屋の外が何だか騒がしくなる。
見てくる、とマリエルが小屋の扉を開けた瞬間、視界に飛び込んできたのは煙を上げて不安定に飛行する飛行機であった。
飛行機は妖精の木を掠め、そのまま見晴らしの丘へと急降下していった。
アルフレッドは「…飛行機だ!すげーっ!」と何やら感動している。
また、飛行機が起こした風はフィオナを小屋の奥まで吹き飛した。
マリエルは、見晴らしの丘ではいつも牧場を経営する一家の次男のコリンやその妹のデイジー等が遊んでいる事を知っている為、
事故でも起きていないか心配になり、見晴らしの丘に行く事になった。
一波乱あったが、フィオナがアルフレッドに尋問の続きをしようとしたところ、アルフレッドの姿はもうそこにはなかった。

見晴らしの丘に着いたマリエル。コリンもそこにおり、何やら熱心に着陸をした飛行機を見ていた。
コリンは飛行機というものを見知らなかった。マリエルはコリンに飛行機と呼ばれるもので、空を飛ぶ事ができると説明をした。
「うそだー。だって、空から落ちてきたよ。」「そうだね。落ちたら飛んだことにはならないよね。」と
マリエルもコリンの言い分に妙に納得してしまう。その時、飛行機から見知らぬ男が姿を現した。
「落ちたんじゃない。緊急着陸したんだ。このザ・スカイが墜落するはずがない。」飛行機乗りの服を着た中年の男はそういった。
コリンが、それじゃ本当に飛べるの?と中年の男に聞いたところ、修理をすれば飛べるようになると男は答えた。
また、修理した暁にはこの丘でアクロバットショーを開くとコリンに約束した。
修理を急かすコリンだが、男はまず休息を取りたいと言い、マリエルとコリンに酒場への案内を頼んだ。
「いいけど…おじさん、だれ?」「オレはジャック。だがザ・スカイと呼んでくれていいぜ。」手を額にかざして自己紹介をした。
マリエルとコリンもそれを真似、自己紹介をした。

酒場に着いた3人は一つのテーブルに向かい合って座る。ジャックは飛行機乗りにまつわる話をして、二人を楽しませた。
僕も飛行機に乗せて欲しいというコリンの願いにジャックは、空は自分の力でたどり着くもんだ、自分の翼を持てと言う。
しかし、現代の飛行機の技術では飛行はとても危険なものだとも言った。
「だがな、ボウズが大きくなる頃には、いまよりもっと性能のいい翼が手に入るさ。」「ホント?ボクでも飛べるようになる?」
「だがそのためにはいまオレたちが、未来の可能性を広げて見せなければならない。オレたちが切り開いた時代の最先端が、
次の時代には普遍的なものになるようにな。」ジャックの言う事が難しくて分からないというマリエル。
コリンもその横で転寝を始めてしまった。起こした方がいいかなと聞くマリエル。ジャックは席を立ってコリンに近づいた。
「…オレが運んでいってやる。…子供を抱くのは何年ぶりかな。」ジャックは何だか感慨深げにそう言った。
「…このボウズ、歳はいくつだ?」「コリンは、ここのつだよ。」「九歳か…。このくらい重くなるんだな。」「ジャック?」
「なんでもない。まかせときな。」「ヘンなジャック…。」

小屋に帰ったマリエルは暫しフィオナと歓談。フィオナは飛行機の仕組みをよく分かっていないのか、
妖精が動かしてるんでしょ?とマリエルに尋ねる。マリエルは機械で動いてると答えるが、
フィオナは先ほど飛行機を見た時、確かに飛行機から妖精の気配を感じたのだという。
街はアクロバットショーの開催の報で盛り上がっていた。遠方からの客も来ているらしい。
マリエルはジャックの様子を見に再び見晴らしの丘に行った。
そこにはジャックだけではなくコリンもいた。いつ修理が終わるのかと聞くコリンに
ジャックは、修理を終えたがエンジンの不調の原因が分からないと答えた。
「飛べないの?」残念そうに聞くコリン。飛ぶさ、多少の不調もコンディションのうちと言うジャック。
「空もいい。…こうした空なら、もしかしたら手が届くところまで降りてくるかも知れない。」
「なにが?」「扉があるのさ…空の上にな。」そんなの見たことないとマリエルは言う。頷くコリン。
「その扉は鏡のようにみがきあげられていて、そらを映している。だから、地上からいくら見上げても見えないのさ。
その扉の向こうには、亡くなった人々が住んでいるんだそうだ。」「それって、天国?」
「さあな。でも扉に手が届けば、魂だけが中にはいれるんだそうだ。」
鳥は雲の中で死ぬ、だから死んだ鳥は余り見かけない、空に生きるものはそういう最期が相応しいとジャックが言った。

小屋に帰ったマリエル。フィオナに先ほどのジャックとの話を伝え、天国と言うのは本当にあるのかと聞く。
フィオナは妖精とは関係のない話だから分からないと答えた。妖精には魂がなく天国も地獄も関係ないと。
それじゃ死んだ後はどうなるのとマリエルが聞くと、たまに魂を手に入れて人間に生まれ変わる妖精もいるが、
大抵の妖精は死んだらそれっきりだと答えた。
「妖精なんてそんなものよ。その代わり人間よりずっと長生きなんだし、いまが楽しければそれでいいんだから。」

飛行機の調子が気になるマリエルは見晴らしの丘に行き、機械を修理できる妖精で飛行機を修理しようとした。
しかし、修理の最中にコクピットから出てきた妖精に修理妖精は頭を掴まれて振り回されてしまう。
「ついにつかまえたわよ。もうイタズラはさせないからねっ!」「ちょ、ちょっとやめてよ〜。」
呼び出した修理妖精がいじめられているのを黙ってみている訳にはいかないとマリエルは止めに掛かる。
「なによ、ジャマする気?…あれ、あんた?」その妖精はホリーのカバンに棲んでいたお天気妖精のジニーであった。
何でここにいるのとマリエルが聞くが、「あんたこそ、どうしてここに居るのよ。」と聞き返された。
「ここ、あたしの住んでる街だし。」「え、うそ、戻ってきちゃったの!?
そんなー。ジャックについていけば、いろんなところに行けると思ったのにー。」
そしてその怒りの矛先はマリエルが呼び出した修理妖精の元へと向けられる。
「それもこれも、みんなこいつのせいだわ。このグレムリンが機械にイタズラするからっ。」
と、更に修理妖精の頭を振り回す。その子はグレムりんじゃないと弁解するマリエル。
「え?…うそっ。この顔はどうみてもグレムリンって感じなのに。」「たぶん、全然ちがうと思う…。」
マリエルは呆れ顔でいった。ジニーは飛行機を不調にしている犯人をやっと捕まえたと思ってたが、がっかりした。
グレムリンは機械の中に隠れ、中々シッポを掴ませないのだと言う。
ジニーは、ジャックの誰も飛んだ事がない空へ行こうとする願いを叶えたいと語った。
そして、その願いを叶えてあげたいとは思わないとマリエルに振る。「そうだね。なんか、いい方法ないかな。」
「そう思う?じつはね…グレムリンをつかまえる以外にも、手段がないこともないんだけど。」「どんな手段?」
ジニーは風を自由に操るシュリンクスの笛があれば飛行機をもっと高く飛ばす事が出来る事をマリエルに教える。
「…それ、あたしに取ってこいってこと?」「んー、まあそういうことかな。」
「…なんか前にも似たようなことが…。」以前ちゃっかりと利用されたことはマリエルもしっかり覚えていた。
「き、気にしちゃダメよ。ジャックのためなんだから。とにかく頼んだわよ。じゃあねっ!」
そういうとジニーはそそくさと飛行機の中に隠れてしまった。
「あ、ところでシュリンクスの笛ってどこにあるの?」ジニーからは何の返答もない。
「ま、また…。はぁしかたないなー。」マリエルは一度小屋に戻り、シュリンクスの笛の捜索に向かう事になった。
誰もいなくなった飛行機の周りでアルフレッドが姿を現す。どうやらマリエルとジニーの話を盗み聞きしていたらしい。
「ふーん、グレムリンねぇ…。」アルフレッドはそう一言呟いた。
家に帰ると願いの花がつぼみをつけていた。
つぼみに触るとジャックの想いがマリエルに伝わってきた。
飛行機を整備しているジャック。「よし、いい感じだ。…空が近いな…吸い込まれそうだ。
ひょんなことから不時着したが、もしかしたらこの街がオレの旅の目的なのかもしれないな…。
こんどこそ、手が届くかも知れない。…ヘブンズ・ドアに。」空を見上げるジャック。
「そうすればもう一度、おまえたちに会えるだろうか。」
それを見たマリエル。「ジャック…、ジャックの望みって、なんなの?」

シュリンクスの笛の在り処はフィオナが見当をつけた。四大の迷宮の一つ、風の迷宮に笛はあるらしい。
マリエルは風の迷宮に向かった。

妖精達の助けを借り、マリエルはシュリンクスの笛を手に入れる事が出来た。

小屋に戻った頃にはあたりはすっかり暗くなっていた。小屋の2階で休んでいるとアルフレッドが何処からともなく
マリエルに話かける。どうやらグレムリンを捕まえる方法を見つけたらしく、知りたければついて来いという。
ついていくと言うマリエル。と、その時、階段からフィオナが上ってきた。
しかしマリエルは床を突き抜けて気がつけば部屋の外に飛び出していた。
それがアルフレッドの力だと知り驚くマリエル。
「…おまえな、まさかいまだにオイラのことただの猫だと思ってるんじゃないだろうな。」「うん、思ってた。」
がっくりするアルフレッド。「そんなことより、どうやってグレムリンを捕まえるの?」
「そんなことって…まあいいや。」アルフレッドは瓶を取り出した。
「…コドモはお酒飲んじゃいけないんだよ。」「だれがコドモだ!それにコレは空きビン!」「あ、ホントだ。」

見晴らしの丘に着いたマリエルとアルフレッド。
アルフレッドが空き瓶を使って何かをしようと飛行機のコクピットに手を掛けようとした時、お天気妖精のジニーが登場。
「ついに捕まえたわよ。もうイタズラはさせないからねっ!」ジニーはアルフレッドの頭を掴んで振り回す。
「さっさとこの機械から出ておいき!」止めるマリエル。「なによ、ジャマする気?ってまたあんた。」
「やめてよ、それもグレムリンじゃないよ。」「え?…うそっ。この顔はどうみてもグレムリンって感じなのにっ。」
「だれがグレムリンだ!どうしてこう、失礼なヤツばっかりなんだっ。」ジニーの手を振り払って抗議するアルフレッド。
マリエルは、アルフレッドがグレムリンを捕まえる方法を見つけたことをジニーに伝えた。
アルフレッドは今度はジャマをされずに飛行機の上に瓶を置いた。するとグレムリンが飛行機の中から現れ、
瓶の中へと入っていく。グレムリンの身体が瓶に隠れたのを見計らったアルフレッドが飛び出し、瓶の口を押さえてしまった。
グレムリンは好奇心が強く、空き瓶を見ると中に入り込んでしまう習性があるらしい。
「へー、猫が紙袋の中に入りたがるようなもんだね。」とマリエルが納得した。
「…イヤな納得のしかたをするな。」ともかくこれで明日に控えたアクロバットショーの憂いが無くなったと喜ぶジニー。
「空を飛ぶのは男のロマンだからな。明日が楽しみだ。じゃあなっ!」アルフレッドは瓶を抱え家に戻っていった。
マリエルはやっとの思いで手に入れたシュリンクスの笛も無用になったと言うと、
ジニーは自分が欲しいと言う。その笛で明日のショーでいい風を吹かせるんだとか。
アクロバットショーの当日。
マリエルが見晴らしの丘に行くと、ショーはもう始まる寸前だった。
マリエルはコリンと合流し、離陸直前のジャックを応援した。ジャックはマリエル達に合図を送って
愛機ザ・スカイと共に空に飛び出した。しかし、ジャックが飛び出した直後に天気が崩れそうになる。
「お天気が、崩れそう…。」待ってましたとばかりにお天気妖精ジニーが飛び出す。
「だーいじょーぶ!こーのシュリンクスの笛をひと吹きすれば、ぐずついた天気もすっきりドピーカン!そーれ!」
ぶぴー。「…なあに、いまの音?」「あれー?ヘンだな。い、いまのチャイね。もいっかい!」ぶぴー。
空の天気が更に崩れだす。ジャックの飛行機は気流に煽られたのか、バランスを崩してしまう。
お天気妖精なんだから何とかしてと言うマリエル。しかし、ジニーより笛の力の方が上らしくどうにもできないと言う。
心配する余りコリンが悲鳴に近い声でジャックの名前を呼んだ。
その時、願いの花のつぼみが開き奇跡が起きる。【自由】の妖精の誕生。

気がつくとジャックの周りの空は晴れ渡っている。
「ふぅ…こんどこそ死ぬかと思ったぜ。」あたりを見渡すと、空に何か建造物のようなものが浮いていた。
「あれは…ヘヴンズ・ドア?」ジャックはその建造物を目指し、着陸をした。

地上から心配そうに見るマリエルとコリン。
「ジャック、どこに行くんだろう。」「なんか見えるのかな?…まさか。もしかしたらジャックの言ってた…。」
「…ジャック!」

建造物にある大きな扉の前で佇むジャック。「ヘヴンズ・ドア…ついにたどりついた…。」扉に触れようとするジャック。
しかし扉の向こうからジャックを止める女性の声がした。「だめよ、あなた…来てはダメ。」
ジャックは途端に触れようとした手を留めてしまう。「…おまえか?そこに居るのか?」その声の主はジャックの妻であった。
更に扉に近づこうとするジャック。「ダメ!」と、更に強く制する妻の声。「―オレは…。」
「ゴメンね、パパ。」娘の声も聞こえた。ジャックは感極まってしまう。
「居るのか?そこに居るんだな?頼む、オレを連れてってくれ!」ジャックは懇願する。
「あたしたちは、あなたを縛るつもりはないの。どうか自由にはばたいて。」
「オレを…許してくれるのか?」「あたしたち、恨んでなんかいないわ。愛しているのよ。それを伝えたかったの。」
「パパ。大好きだよ。」「あたしたちは、いつまでも待っています。あなたにはまだ、やり残した事があるでしょう?」
「…オレに?」

「ジャックー!」地上でコリンが叫ぶ。その思いが届いたのか、ジャックは白昼夢から覚めたかのように
コクピットに戻っていた。垂直に落下中であり依然危機的な状況に変わりはなかった。
「動かない…こんな時にっ!」落下地点にはアルフレッドがいた。その手にはグレムリンを捕獲した瓶が抱えられている。
途端抱えていた瓶が暴れだし、グレムリンは空に放たれた。そして一直線にジャックの飛行機の方へ飛んでいく。
グレムリンが飛行機に潜った瞬間、操縦桿が正常な状態に戻る。そして飛行機はそのままマリエルたちの元へと着陸した。
「ジャック、よかった!ぼく、ジャックが行っちゃうのかと思った…。」「すまなかったな。また死にそこなっちまった。」
「そんなこと言わないでっ!」ジャックはコリンの頭の上に手のひらを添える。
「…そうだな。オレは、まだまだ死ねない。生きつづけて、あとから来るおまえたちのために、
道を切り開いておかなきゃな。」ジャックは空の彼方を見上げる。「…それでいいんだろう?」

小屋に戻ったマリエルに妖精の来客があった。お天気妖精のジニーがマリエルに笛を返しに来たのである。
笛は自分の手に余るらしく、使いこなせないと言う事だった。また、実はグレムリンがポンコツ寸前の飛行機を
辛うじて飛べる状態に持って行き、ジャックの命を救っていた事を明かした。
マリエルもあたしの代わりにグレムリンに謝っておいてとジニーに伝える。

見晴らしの丘に向かったマリエル。しかしジャックは既に旅立った後で、その場にはコリンがいた。
コリンは飛行機のおもちゃで遊んでいる。「それは?」「ジャックが置いていったんだ。」
「ジャックの飛行機に、似てるね。」「…うん。いつか…空の上で、会えるかな。」「うん。」
「…きっと、いつか会えるよ。」

借金ノルマを返済し9月を終える。
183ゲーム好き名無しさん:2008/03/12(水) 09:37:08 ID:WKPz3Ges0
>マリギャラ
受験が終わったら買いに行く予定。
つか絶対買いに行くンだけど、なんか話の内容がめんどくさそ。
いつもどーりに、「姫がさらわれた」「えー、またー」
くらいでいいんだけど。
とにかくアクションが面白そうなんでガッツリやる決意。
184ゲーム好き名無しさん:2008/03/12(水) 10:51:57 ID:+d/ffCkR0
>マリギャラ
>>167は推測をさも事実のように書いてるからいらないと思う
185ゲーム好き名無しさん:2008/03/12(水) 11:38:19 ID:kKUY5/D30
マリギャラの人の新作トリップが途中で変わってるのはなぜなんだ
186ゲーム好き名無しさん:2008/03/12(水) 11:52:00 ID:kU5c9qhDO
>>184
ちゃんと推測って書いてあるから別にいいんじゃね?
ここんとこちょっとみんなカリカリしすぎと思う。
187ゲーム好き名無しさん:2008/03/12(水) 12:41:48 ID:uNPets1g0
君たちは2chの情報を信じてもいいし信じなくてもよい
188ゲーム好き名無しさん:2008/03/12(水) 13:03:48 ID:DNyBvNfbO
伏線を回収してない話なら推測書いといてもいいんじゃないの
189ゲーム好き名無しさん:2008/03/12(水) 14:25:15 ID:Ve2S9joI0
ここはチラシの裏じゃない(AAry
190ゲーム好き名無しさん:2008/03/12(水) 17:15:28 ID:l1X+wSi60
うーん、書いた人の推測を読むのも楽しいから良いと思うんだけどな。
「この部分は推測だけど…」って書いてあるならそれで良いんじゃない?
191ゲーム好き名無しさん:2008/03/12(水) 18:34:18 ID:dQL7xH4Y0
書き手の主観をストーリー上に組み込むと
プレイレポになって書き手の自己満足で終わるんだよ、この屑ども!
でも補足や注釈は重要だと思います。

ってバッチャが言ってた。
192ゲーム好き名無しさん:2008/03/12(水) 20:38:43 ID:2Am+UrIn0
それで>>187-191のあたりって何のゲームのストーリなの?
193ゲーム好き名無しさん:2008/03/12(水) 20:47:41 ID:fFgmRDMh0
人生ゲーム
194ゲーム好き名無しさん:2008/03/12(水) 20:48:47 ID:Wz58EkQ+0
>>187は世界樹の迷宮だな
10月はストーリーパートが長く、スレに貼り付けると物凄いことになりそうだったので、
テキストにしてあぷろだにUpします。転載人の方はそこからお願いします。

ttp://a-draw.com/uploader/upload.html の up32566.txtで、DLKEYは「xyz」(「」は不要)です。

Wikiへの転載を確認した後、アップファイルは削除します。
もし内容で分かりにくいとか不明な点がありましたらこのスレにて聴いて見てください。出来る範囲でお答えします。
また、書いたものを見て少しでも心温まるものがあったなら、本作を一度やってみる事をお勧めします。
メインはざっくりと書きましたが、とても文字で感動を伝えきれるものではありません。
語ることができなかったサブのストーリー(シスターメイとその妹ジューンの話等等等)もありますし、
100匹+αの個性豊かな妖精とのコミカルなやり取りも楽しめると思います。

本作で絶望的なのはカメラワークのみです。それについてはちょっとポルナレフさんに説明してもらいますね。

リーヴェルファンタジアをやる前に言っておくッ! 
おれは今やつの操作をほんのちょっぴりだが体験した
い…いや…体験したというよりはまったく理解を超えていたのだが……
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『おれは北に向かって走っていたと思ったらいつのまにか南に向かって走っていた』
な… 何を言ってるのか わからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった
頭がどうにかなりそうだった… 方向転換の罠だとか2コンで動かされただとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

だそうです。ほんとうにありがとうございました。(実際こんな感じです。)

新しい作品がドンドコ始まる中、いつまでも留まるのはちょっと心苦しかったです。が、コレで寝不足の日々も終わります。
リクしてくれた人達と転載人の方に感謝します。それでは次の出番まで名無しに戻ります。ごきげんよう。
196ゲーム好き名無しさん:2008/03/13(木) 01:02:27 ID:L6ZKzZcg0
トワイライトシンドロームの方お疲れ様。
物凄いしんどい思いをしながらプレイしていた当時の記憶が蘇るよう。
花子さんとかほんとやばいよね・・・。
197ゲーム好き名無しさん:2008/03/13(木) 03:03:04 ID:gGCliZU1O
トワイライトとマリオ乙

ギャラクシーは前にクリアしたけどエンドが意味不明すぎてマジ困った、あの終わり方は小学生困るだろ
198ゲーム好き名無しさん:2008/03/13(木) 03:44:11 ID:K6jGNnAG0
つまり>>197は消防と
199ゲーム好き名無しさん:2008/03/13(木) 04:16:17 ID:K0VVbJRb0
リーヴェルファンタジアの人、乙でした。
詳しく書いてあって読みごたえあったし、文章も読みやすくわかりやすかったです。
また何か書いてください。
200ゲーム好き名無しさん:2008/03/13(木) 07:33:40 ID:5BaT3LXF0
>>114
自分の作ったゲームのキャラクターが自分を殺しにくるって
冷静に考えると、すごいホラーだよな。
201ゲーム好き名無しさん:2008/03/13(木) 13:01:23 ID:1bG6Jkb20
トライエースのゲーム(ヴァルキリープロファイルとかラジアータストーリーとか)も
同じ世界観なんだったっけ?
202ゲーム好き名無しさん:2008/03/13(木) 14:15:08 ID:jLVb9I7L0
世界を管理してるものがいるって所は一緒なんじゃないの?
203ゲーム好き名無しさん:2008/03/13(木) 15:30:46 ID:UcKKFJW20
その世界を作ってる人のいる世界を作っている人のいる世界を
って感じできっと無限ループなんだよ
204ゲーム好き名無しさん:2008/03/13(木) 17:55:57 ID:dOBCnUuR0
>>195
マジ乙。力作でした。
205決戦V:2008/03/13(木) 19:58:21 ID:3E/fRJXR0
第11章・反撃
京の将軍御所には、足利義昭のもとに明智光秀、一色藤長、毛利輝元、三好三人衆が集結していた。
彼らは再起を果たした信長にどのように対処するか話し合っていた。
光秀は迅速に信長を討つべきだと主張し、再起後の信長は脅威ではないと考える義昭たちと対立。
信長討伐に赴こうとする光秀に対し、義昭は「そちも将軍をないがしろにするか」と憤った。
義昭は配下の忍者に命じて光秀を捕らえさせ、御所の獄に幽閉させた。

安濃津の戦い:秀吉・小六・官兵衛は淡路から船で伊勢・安濃津に上陸し、信長と合流した。
信長に抱きついて再会の喜びを表す秀吉。
たが、信長が生きていたことで秀吉がわずかながら抱いていた天下取りの野望は消え去った。
その夜、秀吉はアマリアに愛の告白をされた。困惑する秀吉であった。
織田軍は藤長と輝元が率いる幕府軍に勝利した。
岐阜に戻った秀吉は、お市に長い間抱いていた愛を伝えるが、お市はそれをやんわりと拒否した。
北庄城救出戦:北庄城に籠城している勝家と利家は信長が生きていることを知らなかった。
勝家と利家は上杉景勝の軍に決死の突撃をかけた。そこに信長が到着し上杉軍を打ち破った。
勝家と利家は信長との再会に涙を流して喜んだ。
富士の合戦:信長は家康と共に北条氏政、真田昌幸(注17)、伊達政宗(注18)ら東国の諸大名の連合軍と戦い勝利した。
戦いの後、家康は本能寺の変の後、天下を取ろうと考えたことと、信長の存命を知り野望を断念したことを思い出すのであった。
信長は各地の軍団と合流し、上杉景勝や関東の諸大名を服属させた。
これで京の幕府軍主力部隊と決戦できる陣容が整った。
京洛決戦:戦いを前に、傷の治った帰蝶も復帰。士気の上がる織田軍。
一色藤長は市街地に火を放ち、織田軍を迎え撃つ。
激戦の末、義昭は逃亡し、織田軍は京を取り戻した。信長と帰蝶は本能寺跡にたたずむ。
そこに光秀が現れる(注19)。将軍御所の獄から自力で脱出してきたのだ。
光秀は信長の瞳が重瞳(ちょうどう、注20)であることを指摘する。
そのことから信長は梟雄であり、乱世が産み落とした最大の業だと言い放つ。
そして光秀はその場を立ち去っていった。

注17:武田家滅亡後、信濃にて独立した。
注18:合戦の進め方によっては彼を織田軍に寝返らせることもできる。
注19:このときの光秀は無精ヒゲを生やしていた。
注20:1つの目に2つの重なった瞳があること。英雄の象徴とされている。
206決戦V:2008/03/13(木) 20:06:48 ID:3E/fRJXR0
第12章・決戦
播磨・姫路城に幕府軍は再集結した。足利義昭は光秀をこの城に招き、協力を求めようとした。
黙っている光秀。義昭は自分の幕府再興にかける思いを語る。
そんな中、光秀は突如として一色藤長に斬りかかり、藤長を斬殺した。
光秀の凶行に恐れおののく義昭たち。
光秀は「これより幕府の一切のことをこの光秀がお引き受けいたしましょう。
まずは君側の奸を手打ちにした」と高らかに宣言した。
こうして幕府の兵権を握った光秀は、まず織田軍についていた細川藤孝を寝返らせた。
さらに薩摩の島津氏、土佐の長宗我部氏を味方につけた。
信長は本能寺の変の後も滅びの夢を見続けていた。

播磨決戦:光秀は陣中である西洋人の男と話していた。
男の名はペドロ。イスパニア(注21)国王フェリペ2世の使者である。
光秀はペドロにイスパニアの兵を借り受けたいと求める。
ペドロは日本侵略の野望を持っていた。
日本で戦乱が長引けばイスパニア王国による植民地化が容易になると考えたペドロは光秀の求めを受け入れた。
一方、信長は徳川家康に援軍を依頼していたが、家康の到着は遅れていた。
信長の脳裏に、藤孝だけでなく家康までも自分を裏切るつもりではないかとの不安がよぎる。
そこに家臣たちが現れた。帰蝶から滅びの夢のことを聞いた家臣たちは信長に絶対の忠誠を誓う。
長秀は殿がたとえ亡霊であってもついていくと言う。感激する信長。
決戦の末、織田軍は徳川軍の支援を受けて明智秀満を討ち取り(注22)、明智軍に勝利した。
家康の到着が遅れていたのは、徳川領内で反乱が起きていたためであった。
2カ月後、博多湾にイスパニアの大艦隊が到着した。勝利を確信する光秀。
207決戦V:2008/03/13(木) 20:08:22 ID:3E/fRJXR0
博多大戦:信長は光秀との最後の決戦を行うべく、家康とともに明智軍の本拠地・博多へと進軍した。
戦いの前、信長は家臣たちに今まで共に戦ってくれたことへの感謝を述べる。
信長は幕府との戦いが終わったら時代の先駆者として外国を訪れてみようと考えていた。
アマリアはイスパニア軍を率いているのがペドロだと知り、奴は勝つためなら何でもする恥知らずだと説明した(注23)。
決戦が始まった。織田軍は浜辺に上陸し、大砲が降り注ぐ中を進んでいく。
イスパニア兵や足利義昭を倒し、有利に戦いを進めていった。
ペドロは負け戦につきあうことはないと言い、織田軍に寝返った。
そして光秀本隊と激突、信長は光秀と激しい一騎打ちを繰り広げた。
織田軍と明智軍は、死力を尽くしてぶつかりあった。
決戦は終わった。織田軍は明智軍を打ち破った。
信長は帰蝶を抱きしめ、家康や家臣たちとともに勝利の喜びをわかちあう。
光秀は身に何本もの矢を受け、戦場跡をさまよっていた。
光秀の脳裏に数十年前の記憶がよぎる。かつて美濃で幼かったころの帰蝶と共に過ごした日々の記憶である。
光秀は帰蝶に「いつかオレが英雄になって、帰蝶さまが戦わなくてもいい世の中を作る」と誓っていた。
「私は、英雄たりえたのか?」問いかける光秀。
そして光秀はあおむけに倒れ、重瞳の瞳(注24)を静かに閉じ、息絶えた。
空には白鷹が天高く飛んでいった。信長たちはその様子を眺めるのであった。
この日、戦国乱世は終わり、新たな時代が始まった。

注21:スペイン。
注22:信長隊で秀満を撃破すると信長は「明智左馬助秀満、鬼の如き武者であった…」と言う。
カプコンの某ゲームを意識したセリフであるのは言うまでもないだろう。
注23:アマリアはかつてネーデルランド独立のためイスパニアと戦っていたが、ペドロの策略により国を追放されていた。
注24:光秀も信長に匹敵する英雄の才能を持っていたことの証である。

難易度が初級だとこの章で終わりだが、中級以上だと第13章へ進む。
208決戦V:2008/03/13(木) 20:12:19 ID:3E/fRJXR0
第13章・襲来
博多大戦から1年後。信長は安土のセミナリオ(注25)にいた。
信長はこの教育施設で若者を育てさせるようにフロイスに命じていた。
そこに飛び込んできた利家が、大阪湾にイスパニア艦隊が押し寄せてきたことを報告する。
イスパニア艦隊の中には、幕府復興を目指す足利義昭とペドロの姿があった。
三好三人衆や荒木村重も義昭に従っていた。

注25:神学校。

山崎大戦:足利・イスパニア軍は堺に上陸し、京に攻め込もうと進軍してきた。
織田軍は徳川家康の援軍を得て、山崎の地で迎え撃った。
大激戦の末、織田軍は勝利した。ペドロは世界の果てで死ぬのかと言い残し討ち死にした。
そして義昭も幕府復興への執念を語り討ち死にした。

エンディング
戦いの後、日本とイスパニアの間には休戦協定が結ばれた。
こうして日本国内から戦は絶え、泰平の世が訪れた。
吉乃は戦乱に散った者たちを弔うために出家し、尼になった。
海を見渡せる丘にある光秀の墓の前で手を合わせる吉乃であった。
海の向こう、イスパニアの首都マドリッド。信長はこの地を訪れていた。
信長は帰蝶とアマリアを従え、イスパニア国王フェリペ2世との面会に臨んだ。
「参られたか、ジパングの統領どの!」出迎えるフェリペ2世。
信長とフェリペ2世との間に固い握手が交わされた。湧き上がる拍手。
こうして信長は西洋と東洋が結ばれる時代の先駆者として世界に羽ばたいていったのである。
空には平和の象徴である白い鳩たちがどこまでも飛んでいった。

‐終‐
209ゲーム好き名無しさん:2008/03/14(金) 00:22:20 ID:OzHdTjcv0
>>208までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
210ゲーム好き名無しさん:2008/03/14(金) 21:06:49 ID:5s9JcWBC0
トワイライト、続き投下します。
この話は、2年二人とミカがやっと友達同士になった感じがして結構好きです。
211トワイライトシンドローム〜探索編〜:2008/03/14(金) 21:08:10 ID:5s9JcWBC0
第三の噂『最終電車』

放課後、カズヤに話しかけるユカリ。
だが、カズヤはよそよそしい。フジタマユミ事件以来、過敏になっているらしい。
校門で会おう、と言ったが、カズヤは来なかった。
家では、母がカバンをこっそり覗き、何か見つけては、
離婚した父と、ユカリへの責任について電話でケンカを始める。

気晴らしに電話をかけるが、チサトは部活で帰ってない、カズヤはずっと留守電。
しょうがなくミカにかけると、ミカは大喜びした。
面白い話があるから、と夜会うことになる。
3人でファストフードで待ち合わせ。事故が多発している村山台駅を探検することになる。
チサトが 行かないほうがいい、と言い出してミカが反発する。
逸島センパイは帰っていいですよ と言うミカをなだめて、3人で行くことに。

村山台駅には色々な噂がある。その一つが、子供の幽霊の噂。
小さな男の子が、母親が目を離した隙に、何かを追いかけるように線路へ落ちて、電車に轢かれたらしい。
それ以来、その子が出るとか…。

終電の終わった駅へ潜入。目的は心霊写真を撮ること。
OLの霊が出るという連絡橋を目指す。
すぐそばを、車庫に帰る電車が猛スピードで駆け抜けていく。この時間人がいないので、飛ばしているようだ。
連絡橋を渡り始めると、、角に消えるOLが…
終電逃したOLだったら笑い話なので、追いかけて確かめる。
チサトが止めるが却下され、反対側のホームに降りて、探索を始める。

何も起こらず、ミカがチサトに当たり始める。
「なんだかなー。もしかして逸島センパイって、けっこう目立ちたいヒト?
いっつも、意味深なこといってさー、結局何もないじゃん。」
その時、 ゆるせない と小さな女の声がミカの耳に届く。
次の瞬間、ミカの体は、ホームから突き飛ばされていた。

線路に落ちると同時に、回送電車が突進してくるのが見えた。何とか回避するミカ。
ホームでは、ユカリがチサトを見て呆然としていた。
ミカの隣りにいたのは、チサトだった。チサトは、私やってないよと否定する。

あのOLさんは、何か許せないことがあって、自殺してしまった。
そしてやっと怒りを忘れて、自分の死を受け入れられそうだったの。だからここで何かを待っていた。
生きてる私達を見せちゃだめだったの。決心が揺らいじゃうから…

チサトはそう言い、這い上がってきたミカを見て駆け寄った。
心配するチサトに、ミカが怒鳴りつける。
「今更何ツクってんの!?
センパイ、私のこと殺したいくらい嫌い!?こんな形でしかフクシュウできないなんて、超暗いよ!!」
チサトは否定するが、ミカは収まらない。
ミカはチサトをいいかげんな人と非難し、一緒にいたくないと叫ぶ。ユカリが怒り、チサトを引っ張って帰ってしまう。
212トワイライトシンドローム〜探索編〜:2008/03/14(金) 21:10:25 ID:5s9JcWBC0
一人になったミカは、自分も帰ろうとして歩き始める。すると公衆電話が鳴り出す。
取ってみると、若い男が、待ち合わせに遅れたことを弁解しはじめた。
調子を合わせていたが、バカバカしくなって切ると、ポケベルが鳴る。
誰のベル番かわからないので、その公衆電話からかけると、さっきの男に繋がった。

「ほんとごめん!言い訳する気はないんだけどさぁ、でも行けなかったんだ!
踏み切りでさぁ、気が付いたらさぁ、ないんだよ!」
アタシじゃないよ…と言うミカを無視して、男は続ける。
「ないんだよ…オレの足が両方とも!そんで周り見たら、オレが散らばっててさぁ!」

切ってもまた電話が鳴る。取ってみると、
「でもさぁ、もうちょっと待ってくれよ!会いたいんだ!
今度こそ遅れないからさぁ、そこで待っててくれよ!」
ミカは走って改札のあるホームへ渡るが、階段を下りるとそこは元居たホーム。そして電話が鳴り始める。
「帰してよぉ…」ミカはしゃがみこむ。

その頃、ユカリとチサトは連れ立って歩いていたが、急にチサトが立ち止まった。
「ユカリちゃん、やっぱり戻ろう!」
岸井さん一人じゃ危ないよ、とチサトは駆け出し、ユカリも続く。
駅に着いて探し回ると、公衆電話のそばでミカがうずくまっていた。
もう行っちゃったから大丈夫だよ とチサトがミカを励まして、無責任に置いて帰った事をあやまる。
ミカもチサトにあやまり、3人とも仲直りする。

改札側のホームに渡ると、さっきいたホームに酔っ払いがいるのが見える。
電車が通過すると、酔っ払いは消えていた。
自動販売機のそばに、小さな男の子が現れて、消えた。
チサトが、あの子がいる場所を見つけて!と言い出して、ホームを探し回る。
階段のそばに、花が供えられていた。

チサトが霊視する。
あの子は、はじめて自分でジュースを買うことになって、うれしかったらしい。
でも、自動販売機に駆けていく途中、お金を落としてしまった。転がる小銭を追いかけて、線路に落ちてしまい…。
3人は、あの子の為にジュースをお供えした。
213トワイライトシンドローム〜探索編〜:2008/03/14(金) 21:12:14 ID:5s9JcWBC0
連絡橋をもう一度登ると、何か違和感がある。ここは線路二本で2.3番ホームまでしか無いはず。
じゃあ、この先は、何?
現れた4番ホームへの階段を、さっきのあの子が降りていく。
3人もそれに続き、あるはずのないホームへ。

時刻表には、「夕闇ヶ丘行き」の文字。駅員がいて、ごく普通の調子で、最終電車が出るよと言う。
見たことの無い電車が止まり、誰もいないホームに扉を開いた。
記念に写真を撮り、乗らずにやりすごすと、駅員が、黒くなって消えていく。

ふと気付くと、3人は線路脇の小さな墓地に立っていた。

後日。駅のいろんな所で撮った写真を3人で見ていると、最後の写真で手が止まった。
あの日、3人と駅員しかいなかったはずの4番ホーム。あの電車に、無数の白い人影が乗り込むのが写っていた。
あの駅にいた色んな人は、あの電車を待ってたのだろう。
彼らの終着駅、夕闇ヶ丘。どんな所かは分からないが、きっと静かで安らかな所だろうと思うのだった。
214ゲーム好き名無しさん:2008/03/14(金) 22:17:03 ID:C10LG1c6O
チサトがカラオケ行ってマイク離さなくなるのはこの話だったかな? 


しかも演歌wwwww
215ゲーム好き名無しさん:2008/03/14(金) 22:31:09 ID:5s9JcWBC0
あー、あのチサトはちょっと可愛かったw
あれは究明編の防空壕の話だったかと
216ゲーム好き名無しさん:2008/03/14(金) 22:38:53 ID:5s9JcWBC0
トワイライトもいっこいきます。
この話は、時間制限こそあれ、箸休め的な感じで気楽です。一番好きかも。
217トワイライトシンドローム〜探索〜:2008/03/14(金) 22:40:02 ID:5s9JcWBC0
第四の噂『雛城高校の七不思議』

七不思議を検証することになる。
七不思議を検証するには、一つだけルールがある。それは、日が落ちてから、日付が変わるまでに調べ終わること。
そうしないと呪いがかかる…という噂。
ミカが言うには、雛城高校七不思議とは


その1、『新校舎の13階段』
    夜になると、二段増えて13段になる。それを数えてしまった者は、そこで死んだ男子生徒に縁へ追い詰められ、落とされてしまう。

その2、『呪われた石膏像』
    美術室の石膏像に、一つだけやけに軽いものがある。それは、本物の頭蓋骨が埋め込まれていて、中が空洞だから。

その3、『幽霊の話し声』
    図書室の奥の部屋から、夜中に話し声が聞こえる。何人かがわめくような声や、苦痛にうめくような声。結構聞いた人がいるそうだ。

その5、『動き出す骨格標本』
    生物室の骨格標本は、決まった時間に動き出す。霊が憑依して、動かしにくい標本から、人間に乗り移ろうとして探しているらしい。
    
その6、『開かずの掃除用具入れ』
    中庭にあるプレハブの掃除用具入れの中には、黒猫の死体が入っている。夜中にその猫が鳴く間だけ、扉を開けることが出来る。
    
その7、『陸上部員の幽霊』
    ひたすら走る。夜のトラックをひたすら…

「その4。」
「は?」
「その4抜かしてる。作り忘れたのか?」
「またそーゆー事言う〜。えーと、4番…4番……?じゃあ、こうしましょう!
 その4は、数学教師Nと、体育教師Tはホモで、デキている〜!」
「………。」

いきなり七不思議の信憑性自体が薄れるが、検証を開始する。8時開始で12時までに検証終了しなければならない。
218トワイライトシンドローム〜探索〜:2008/03/14(金) 22:42:24 ID:5s9JcWBC0
まず、一番近い生物室で『動き出す骨格標本』を検証。
調べていると、カタカタと標本が動き出した。驚いたが、部屋全体が揺れてるような。
真下のボイラー室に降りてみると、ボイラーが稼動していた。この振動で動いてた訳だ…
それにしても、こーんな揺れててこのボイラー大丈夫なのか?その途端、ボイラーから蒸気が噴出し、3人とも絶叫して逃げ出す。検証終了。

次は、美術準備室で『呪われた石膏像』を検証。
美術教師の際田は、自分を捨てた女を殺して、頭部を作りかけだった石膏像に埋め込んだ。際田は毎日早朝に、その石膏像から流れた血の涙を拭いているとか…。
際田が毎日、石膏像を磨いたり、しきりにいじっているのは事実らしい。毎日位置を変えるそうで、どれがその石膏像かは分からない。
探しているうちに、際田が準備室に入ってくる。
慌てて隠れると、際田はある戸棚を調べて出て行った。
こんな時間に学校にいるなんて、いよいよ怪しい!その戸棚を開けてみると、隠すように石膏像が…
調べてみると、中には小銭が大量に入っていた。これ貯金箱!?ちっちゃい男…。という事で検証終了。

新校舎3Fで『新校舎の13階段』を検証。
他の階段で数えてみると、やはり11段。そして、問題の階段を登ってみると…
「10…11………12、13…」
本当に13段あり、怯えるミカに、チサトが尋ねる。
「ねぇ岸井さん、この階段、昼間に数えてみたことあるの?」
「え?」
確かにこの階段だけ13段あったけど、昼間はここも11段なのか?
ミカは、確認してない…と答える。
「あっはっは いい度胸だねぇ」
「ユカリちゃん、グーはダメだよ!」検証終了。

プレハブで『開かずの掃除用具入れ』を検証。
この学校の付近には、仲のいい黒猫のカップルがいた。しかし、オス猫がある日いなくなった。
それからというもの、メスの黒猫が夜中にこのプレハブに向かって鳴くらしい。
オス猫は人間に殺されて、この掃除用具入れに入れられているという噂がたつようになった。そして彼女の呼ぶ声に彼が答えて鳴くとき、扉が開くという…
掃除用具入れからは生臭い匂いがする。意を決してこじ開けると…
ネコの餌が入っていた。黒猫がやって来て、こちらに向かって鳴く。
「誰かが内緒で飼ってるんだね…。」
「色気より食い気か…。」     ネコに餌をやって検証終了。
219トワイライトシンドローム〜探索〜:2008/03/14(金) 22:46:07 ID:5s9JcWBC0
図書室で、『幽霊の話し声』を検証。
入ってみると、司書室から確かに話し声が…。でもなんだか、聞き覚えある声。数学の新倉先生と、体育の田村先生…?
「先生、ボク、教師なんです これ以上…」
「いいじゃないか、今更…」 
アッー!という事で盗み聞き開始。
どうやら、嫌がる新倉先生に、しつこく言い寄る田村先生。以前にも行為に及んだような口ぶり。
「どうしても…ですか?」
「お前がいなきゃダメなんだよ…!」
沸き立つミカ、呆れるユカリ、帰ろうとするチサト。
その途端、ガヤガヤと3〜4人の声がし始めた。
「やー、お待たせしました。」
「おっ新倉先生、大丈夫ですか」
「こいつ帰りたいって言い出してね、ひきとめるの苦労しましたよぉー」
「じゃっ始めますか」
ジャラジャラ、ざわ…ざわ…。
麻雀かよ…この教師どもは…。脱力する二人と、何だか嬉しそうなチサト(新倉は弓道部顧問)。検証終了。

結局、全部自然現象で、脱力の余り怒るユカリ。
ミカが、最後の一つは本物かも!と食い下がって、『陸上部員の幽霊』を帰りがけに検証しにいく。
口ゲンカしていると、闇の向こうから何かが走ってきた。まさか、この噂だけは…
身構える3人の目の前を、二宮金太郎が走り抜けていった。

「…どこが陸上部員なわけ?」
「…二宮金太郎でしたね。」
「…おしかったね」
「バカバカしい!あーあ、チサト、帰りにラーメン食べてこ」
「うん、いいね」
「あーん、私も行きますってばぁ!」

という訳で、七不思議の検証を終了するのだった。
220ゲーム好き名無しさん:2008/03/14(金) 23:03:05 ID:Ny/agJNVO
>二宮金太郎
ちょwwwあと乙です
221ゲーム好き名無しさん:2008/03/14(金) 23:07:11 ID:iE9aiQ0b0
決戦の人もお疲れ様です。
222ゲーム好き名無しさん:2008/03/14(金) 23:32:18 ID:yHiNCcTz0
トワイライトマジで面白いw
223ゲーム好き名無しさん:2008/03/15(土) 01:27:57 ID:eqj9Tbfs0
トワイライト乙です

陸上部員よりこえーよ!w
224ゲーム好き名無しさん:2008/03/15(土) 01:52:13 ID:m/iXUqnB0
マナケミア〜学園の錬金術士たち〜を予約したいと思います。
225ゲーム好き名無しさん:2008/03/15(土) 09:50:20 ID:x+XrDo7N0
>219
ぁー二宮金太郎が走ってるムービーシュールだったわ。
ポカーンってなったw
226ゲーム好き名無しさん:2008/03/15(土) 12:52:31 ID:FUl3OfEK0
トワイライト乙です うーん上手いこと書くなぁ
227ゲーム好き名無しさん:2008/03/15(土) 13:43:46 ID:KR+oUuR50
二宮金太郎じゃなくて二宮金次郎じゃないのか?
ゲーム中でそんな風に名前が変えられてるんならゴメン
228ゲーム好き名無しさん:2008/03/15(土) 14:38:28 ID:frAWTdMC0
マジかよ
と思ってググったらどうやら金次郎っぽいぞ
229ゲーム好き名無しさん:2008/03/15(土) 14:53:26 ID:j8oDg+qzO
偉い人なのに日本中の学校怪談のネタにされて、そんとくんも大変だな
230ゲーム好き名無しさん:2008/03/15(土) 15:52:24 ID:kGX2EgXa0
ざわ…ざわ…ワロスw
231トワイライトシンドローム〜究明編〜:2008/03/16(日) 00:55:35 ID:nflfIs/90
本当だ…金次郎でした。恥ずかし。
トワイライト続きいきます。ここから究明編です。
232トワイライトシンドローム〜究明編〜:2008/03/16(日) 00:58:03 ID:nflfIs/90
第五の噂『雛代の杜』

ミカとそのお取り巻きは、図書室の奥の机に妙な落書きを見つける。
「お友達が欲しいんです…誰か私と机の上で文通してください」
ミカ達は面白がり、からかい半分でミカが返事を書いておいた。
ユカリ達にも報告しにきて、呆れるユカリ。

しばらくして行ってみると、返事が書いてあった。
ミカはそれにまた返し、するとまた返ってきて…という内に、段々相手のことが分かってきた。

その子は女の子、イニシャルはS・H。クラスや本名は恥ずかしいからヒミツ。
二年生で、おとなしくて本が好き。風立ちぬ、という小説を読んだばかり。
放課後はいつも図書室奥の机で本を読んでいる。そこの窓からの景色が好き。
体が弱くて、友達はあまりいない。流行にも鈍感で、歌や服にくわしくない。

彼女は流行に異常に疎くて、ミカが何気なく書くアーティストの話題などに全くついてこれない。
がんばるから流行のことを教えて、と書いてあったので、ミカはあらゆる最新情報やおしゃれのヒケツ等、自分の得意分野を伝授すべくはりきる。
いつの間にか文通は長く続き、友達が皆飽きてもミカはせっせと返事を書き続けた。

しばらくして、ミカがまたユカリ達に報告に来る。
「センパイ、アタシ怖くなってきちゃった。なんかあの子変なの。まるで、ずっと昔の人みたい…」
「だったら、文通、返事書くのやめときな」
「うん、でも…なぜか、やめられないの…」
233トワイライトシンドローム〜究明編〜:2008/03/16(日) 00:59:56 ID:nflfIs/90
チサトが嫌な噂を聞いて、ユカリに話す。
ミカの机上文通が、最近妙な雰囲気らしい。S・Hからの返事に、死ぬ、とか寂しい、とかいう言葉が目立ち始めたという。
ミカの事を心配する二人。
それをよそに、S・Hからの返事はエスカレートしていった。

ミカちゃん、ごめんね。私、もうお返事できないかもしれません。
私、もうすぐ死ぬから。
変なこと書いてごめんね。でも、これは決められていた事。私の運命。
おかあさんも、おねえちゃんももう死んでいます。
おねえちゃんは3年前、だから今度は私の番…。
小さい時からずっと覚悟をしてきたつもりだったけど、もうすぐ…と思うとやっぱり怖いです。
ミカちゃん…ひとりで死ぬのはさみしいよ…

ミカちゃん…もうそろそろ、さよならです。
でもその前に…会いたいよ、ミカちゃん…

今日、行きます。
行く前に一度だけ会ってください。
午後六時半、裏山の社で待ってます。

ミカが、消えた。文通の結末を見て、裏山に探しに来たユカリとチサトの目の前で。
ガケから宙に身を躍らせて、彼女は落下せずにそのままかき消えてしまった。
やはり、ミカが文通していた相手は、ただの人間ではなかったのだろう。
そして、多分S・Hはミカを道連れにしようとしている。
今なら間に合うかもしれない。二人はS・Hの情報を求めて、図書室に戻る。
彼女の少ない手がかり、好きな小説は風立ちぬ。図書室を探して風立ちぬを見つけ、古い先生に聞いてみる。
先生は、昔女生徒が寄贈してくれたものだと言う。寄贈者欄をみてみると、そこに名前が書いてあった。

「寄贈 昭和38年 姫神 桜」
ヒメガミ・サクラ。S・H。

新聞の縮刷版で、彼女が30年前に裏山のガケから転落して死んだ事を知る。
ついでに、ミカのように消える超常現象についての文献も調べる。

神隠しや民話の文献を漁っていると、自分達の住んでいる武蔵野の名前が出てくる。
武蔵野の民話を調べると、雛城の話が載っていたが、城の字が違う。昔は、雛代と書いていたようだ。
載っていたのは、お内裏川を上流へ辿った人が、皆消えてしまう話。あの川をさかのぼると、異界へ飛んでしまうのだ。という民話。
お内裏川を古い地図で調べると、そこは、この学校の裏のドブ川のことだった。
昔は、雛流しなどの風習がその川で行われていたらしいが、今はコンクリートで覆われ、地下を走る汚れた川になってしまっている。

半信半疑ながら、手がかりはこれだけ。二人は川に下りて、足場を上流へ歩いていく。
ミカがいる所に連れて行って と願いながら。
234トワイライトシンドローム〜究明編〜:2008/03/16(日) 01:01:39 ID:nflfIs/90
その頃、ミカは霧の深い森で、ヒメガミサクラと対峙していた。
やっと会えた事を喜び、色々な話をする二人。

川をさかのぼったユカリとチサトは、裏山の森の中に出る。
でも、きっとここは知っている裏山とは違う。裏山の、更に裏の、知らない世界。
「ミカちゃんを取り戻せる自信、ある?」
チサトがユカリに尋ねる。
「ヒメガミサクラさんの想い、すっごく強く感じる。ミカちゃん、取られちゃうかもしれないくらい…。」
ユカリは、正直自信は無いと答える。
「ヒメガミサクラから取り戻せる程、私がミカに執着してるかわからないよ。
 新学期よりは気になるようになったけど、中学の時の友達みたいに、会わなくなったらすぐ忘れちゃうのかもしれない。」

二人は黒い森をひたすら彷徨うが、森はループを繰り返す。二人の行く手を阻むように。
一度引き返すと、お堂を見つけた。中には、ひたすら三味線を引き続ける法師がいた。
チサトが、法師に不思議なお願いをする。
友達を探しているんです。お願い、次の場所に行かせてください。あなたの守っているものに悪さはしません。

法師の弾く曲が変わり、チサトはお礼を言ってお堂を出る。ユカリも、訳が分からないが後に続く。
二人を迷わせていた森は姿を変え、進むべき道を示した。
誘うように飛ぶフクロウを追って、その道を駆け抜け、二人は異世界に辿りつく。

その頃、ヒメガミサクラが、ミカにおひなさまの話を始めていた。
お雛様とは、女の子が健やかに育つよう、その厄を全て背負って、流される為のもの。
言ってみれば、女の子達の幸せの為に捧げられる、イケニエ。

悲しい話題を嫌がるミカに、サクラは続ける。

「ミカちゃんは、前向きで、明るくて、生きる喜びに輝いてる。私達にはまぶしいの。
 私達は、そんな輝きは持てない。いずれ流される、雛だから…。」

サクラちゃんも、おひなさまなの?と尋ねるミカに、サクラは
「ミカちゃんだってそうだよ。だから、ずっと一緒にここにいよう。」と言う。
「そうなんだ…。」思考を何かに侵されるように答えるミカ。
ミカはサクラに色々な事を話した。好きなブランド。中々いい新譜。メンバーズオンリーで感じのいいクラブ。
そして、話が友達の所へさしかかり、ユカリのことを思い出す。
ユカリが心配しているかも…と帰りたがるミカを、サクラは優しく押しとどめ、話の続きを促す。
235トワイライトシンドローム〜究明編〜:2008/03/16(日) 01:04:35 ID:nflfIs/90
ユカリとチサトは、ミカを探す途中、元の裏山にあったのとにそっくりな社を通りかかる。
中を調べてみると、奉納されたものの中に、ヒメガミサクラの日記を見つけた。
それを読んで、ヒメガミ家のお役目について知る。
ヒメガミ家の女の子は、お内裏川の災いを鎮める為、17になったら自らの命を絶たねばならなかった。
ヒメガミサクラも、姫神としてお内裏川に身を捧げた、イケニエだったのだ。
サクラの日記には、そうなるに至った歴史も綴られていた

ずっと昔、お金持ちの家の少女の病を治すために、ある少女がイケニエとして捧げられた。
彼女が庶子だったという理由だけで、村の人達は、泣いて謝る彼女をお内裏川に投げ入れた。
そして、彼女の死と引き換えに、病の癒えた少女は、幸福を手に入れた。
それに、どんな意味があるのかは、わからない…。
でも、彼女の生は、その少女の幸福よりも無意味だったのだろうか。
それだけの理由で、彼女は生きることが許されなかったのか…
イケニエとなった少女の悲しみは、お内裏川に渦巻き、村には災いがおとずれた。
少女の悲しみを癒す為、ヒメガミ家の少女達は、代々イケニエに捧げられ続けた。

少女達は、この裏山、形代山で死に、お内裏川に捧げられていた。
この山は、少女達の悲しみの連鎖が、深く沈み積もっている場所なのだ。
その風習が止んだ今も、少女達の嘆きが新しい少女を呼び寄せ、連鎖が続いていく。その一番新しい少女が、ミカ…。
はやくミカを取り戻さなければ…でもどこにいるのかが分からない。
焦るユカリ達は、社の窓から見える風景に違和感があるのに気付く。

この社の向こうは、湖だったはず。でも、窓からは、森が見える。
そして目をこらせば、そこにはミカともう一人の少女 ヒメガミサクラが立っていた。

ミカを必死で呼ぶユカリ、その声に気付くミカ。
また帰りたがるミカに、サクラが優しく語りかける。
「どうして?ミカちゃんが居るべき場所は、ここだよ。
 あの人達、他にたくさんの光を持ってる。でもここの光は、ミカちゃんだけなの。」

「ミカちゃんに行って欲しくないって、皆言ってるよ…」
サクラの呟きに合わせて桜が吹き、ぼんやりとした少女達の輪郭がミカにも見え始める。
いかないで…ずっとここにいて… 少女達は口々に呼びかけてくる。

ユカリも、負けじとミカに呼びかける。チサトのアドバイスに従いながら、サクラの正体をミカに教える。
ミカは、信じない。
「ウソだよ!だって、サクラちゃん、こんなにやさしいのに!」
サクラは、何も言わない。
「サクラちゃんが死んでる訳ない!だってここにいるじゃない!
 サクラちゃん、すっごくいい子なんだよ!話してても、今時の娘とは思えないくらい………いまどきの こ…?」
ハッとするミカ。サクラは、ただ ミカちゃん… とだけ言った。
236トワイライトシンドローム〜究明編〜:2008/03/16(日) 01:06:55 ID:nflfIs/90
ユカリが更に畳み掛ける。
「ミカ、あんたがそこにいることは、その子にとってとりあえず幸せなことかもしれない。
 だけどそれは、根本的な解決にはならないんだよ
 ヒメガミだって、それはわかってるんでしょ?
 あんたのしてることは、あんたがそこにいる理由と同じことなんだよ?」
それでもミカは、反発する。
「それ以上ヒドイ事言わないで!センパイ嫉妬してるんだよ!私がちょっと他のコに浮気したからって!
 サクラちゃん、ウソだよね?私しんじないからね!ねぇ、サクラちゃん!」

サクラは、何も答えない。
ユカリは、どちらを取るか、自分で決めな、と突き放す。

迷うミカに、サクラは、「もう、いいよ…」と呟いた。
「ごめんね、ミカちゃん。
 私がこんな目にあって、私はこんなにさみしいのに、何も知らないミカちゃんがさみしくならない訳ないよね…
 私、自分の事だけ考えて、ミカちゃんを同じ目に合わそうとしてた… 」
サクラはミカを解放する。。
ミカは、サクラちゃんも一緒に帰ろうよ!!と叫ぶ。

サクラは、最後まで優しくミカに語りかける。
「ミカちゃん、私達のこと、覚えていてくれる?
 こんな友達がいたこと、忘れないでいてくれる?」

あたりまえだよ!と叫ぶミカに、サクラは、ありがとう…と答え、別れを告げる。
サクラの姿も他の少女達のようにぼんやりとかすれ始め、花びらのような光に包まれて消えていく。
姫神の少女達は、自らその連鎖を断ち切ることで、自分達も呪縛から解放されたのだった。

後日。3人は元通りの日々を過ごしていた。
ミカはさすがに数日間おとなしかったが、チサトによれば、また探検のネタを仕入れた!とはしゃぎだしたらしい。
その回復力にあきれるユカリの元に、ミカが駆けつける。
「アタシらまだ若い!いつまでも過去のことにとらわれてちゃドントクライ!!」
ユカリ達を追って、ミカも歩き出そうとしたが、風の音に乗ってサクラの声が聞こえた気がして、振り返る。
少しの間立ち止まっていたが、すぐにまたユカリの方へ駆け出した。
サクラの声が響く。
「さよなら、ミカちゃん…」
237ゲーム好き名無しさん:2008/03/16(日) 01:10:31 ID:nflfIs/90
続けていきます。
この話は、やっててかなり暗くなります。
怖いのは幽霊そのものじゃない、ていうのもトワイライトの味わい深いところですね。
238トワイライトシンドローム〜究明編〜:2008/03/16(日) 01:13:35 ID:nflfIs/90
第六の噂『夕闇の少年』

ユカリはカズヤと喫茶店デートをしていた。
だが、フジタと奥野の騒ぎで、教師の卵として悩むカズヤは、二人の事を考えてユカリと距離を置こうとする。
強がって、気遣いのない傲慢な態度を取り、ユカリはカズヤを傷つけてしまう。
しばらく会うのはよそう、と言われて、
「ねぇ、これでおわりじゃないよね…?」と呟くユカリ。

また一人、雛城高校の生徒が自殺した。
1−CのK・T君。遺書はなかったが、T君がいじめられていたのは周知の事実だった。
ウワサは女子の間に素早く伝播する。
いじめの主犯格は、T君の所属していたバスケ部の男子だったこと。
何をされても愛想笑いをするT君は、女子にも気持ち悪がられてシカトされていたこと。
T君は、部屋でビニール袋をかぶって自殺したこと。
体育器具庫には、T君の霊が出ること。夕方、隅でうずくまっている男の子に話しかけたら、T君だったとか…。

もちろん、ウワサの達人であるミカも、その情報をつかんでいた。
いつものように、見に行こうと提案するミカ。
ユカリは機嫌が悪く、シビアな意見を吐く。しかし、めずらしくチサトが行こうと言い出す。
このままにしておいちゃいけないような気がするの…とうつむくチサトに負け、夕方体育器具庫に行くことに。
体育館履きにはきかえる時に、T君の靴箱を覗いてみると、体育館履きが片方なかった。

部活動が制限されていて、体育館は静か。
器具庫に入って、しばらく待ってみたが、何も起こらない。帰ろうとすると、チサトが反応する。
狭い窓から差し込む夕日が、床に小さな赤い陽だまりを作っている。その中に、T君はいた。
話しかけてみたが、T君は反応せずに消えてしまった。
239トワイライトシンドローム〜究明編〜:2008/03/16(日) 01:16:41 ID:nflfIs/90
チサトが、やけにこの件を気にかけていて、3人はT君ことタタラキミヒコの情報を集めることにする。
クラスメイト達は皆口が硬く、責任をなすりつけあっていたが、いじめの主犯格だったのはクラスも部活も一緒のサエキとクロダだったとわかる。
最初の頃は仲がよかったのに、いつの間にかタタラ君は殴られたりミツがされたり。
他に居場所がなかったのか、それでもタタラ君はバスケ部男子達といつも一緒にいたらしい。

サエキに話をしにいくが、サエキはチョイ不良で顔もよく頭の回転も速いスポーツマン、という感じで一筋縄ではいかない。
こちらをバカにしきった態度で、いじめについてものらりくらりとかわされる。
霊のウワサを持ち出すと、「センパイ、頭、大丈夫?」と嘲い、
「そういうの詮索するのって趣味ワルいよ。センパイ達、彼氏いる?」痛い所を突かれて、ユカリは逆上し、チサトを連れて去る。
ミカもサエキも、異性に人気があり、1年生ではヒエラルキーのトップに属している。
「岸井もさー、もっとつきあうニンゲン選んだら?」
「よけいなお世話」
「あ、そ。俺のベル番、知ってるよな?今度連絡して。」
「気が向いたら。じゃーね〜。」

ユカリは手を引こうと言うが、チサトはタタラ君の気持ちを知りたいと譲らない。
もう一度夕方に器具庫に行く。同学年のミカの呼びかけにだけ、タタラ君は反応して姿を現した。
タタラ君は、何かを探しているらしい。でもその何かがわからないという。よく見ると、タタラ君は体育館履きを片方しかはいてなかった。
サエキ君たちに何かされたの?と尋ねると
「ううん、ボク、うまくやってるよ。」と答える。
ほんとに?いじめられていないの?ともう一度聞くと
「う、うまくやってるよ…ボクうまくやってるんだ。うまくやってるんだあぁぁっぁぁ!!」
T君は急に激昂して消えてしまった。

ユカリとチサトは、珍しく仲違いする。
もう関わりたくない、何故自殺した奴に執着するの!?と言うユカリと、
彼の言いたいことを理解したい。私達にも責任のあることなんだから…と言うチサト。

明けて翌日、体育館で事故が発生した。
いじめの共犯だった、バスケ部のクロダが、落ちてきたライトの破片で負傷。入院することになった。
体育館は改装したばかりでライトも新しい。事故であるはずがない…。
チサトが食い下がり、ミカの人気を利用して、クロダのお見舞いにいくことに。
クロダはやや地位の低いDQNといった感じで、サエキより御しやすいが、タタラ君の話題になると似たようなもの。
逆に、タタラとは仲間だったと主張する。タタラの家に遊びに行って、タタラ母に感謝されたこともあるとか。

チサトが、タタラ君の家に行って、サエキ君達とタタラ君の本当の関係を知りたいと言い出す。
ユカリが非常識だと怒り、勝手にすれば!?と言うと、チサトはすっと脇を抜けて、本当に行ってしまった。
ミカもそれを追い、ユカリは一人家へ帰る。
240トワイライトシンドローム〜究明編〜:2008/03/16(日) 01:23:26 ID:nflfIs/90
チサトとミカは、タタラ母に話を聞く。
タタラ母は、サエキとクロダの事を、内気な息子に出来たはじめての友達だと話した。
そのサエキ君とクロダ君が、いじめのリーダーだったんです…と伝えるチサト。
タタラ母は、息子は二人の事を本当にうれしそうに話していた、信じられない と言う。

チサトはもう一度、器具庫に行きたがる。このままじゃ、タタラ君はずっとあそこに縛られ続けてしまう…と心を痛めるチサト。
でも、ユカリは来ないだろう…。そんなチサトに、ミカが明るく言う。
「だーいじょうぶ!長谷川センパイなんかいたって役に立たないんですから!」
「?」
「この私がいれば十分!ね?一緒にいきましょ!」

やはり、ユカリは器具庫行きを辛辣に断った。
道すがら、最近やけにユカリがヒステリックだとこぼすミカに、チサトが答える。
「ユカリちゃんね、本当は全然怒ってなんかいないんだよ。
 あんな風にいうのは、そうじゃなきゃ耐えられなくなるくらい辛いことが、他にあったからだと思う。昔からそうだから…」

器具庫に着いて、T君に問いかける。事故を起こした事や、サエキ達とのこと。
タタラ君は、わからない うまくやってる の一点張り。
消えそうなタタラ君に手をのばしたチサトに、タタラ君の記憶が流れ込んできた。
241トワイライトシンドローム〜究明編〜:2008/03/16(日) 01:25:34 ID:nflfIs/90
この器具庫で、あったこと。
サエキ、クロダ、カワイのバスケ部男子グループ。資金調達係という名目で、お金をみつがされていたこと。
お金を工面できなくなって、コンパを一つおじゃんにして、集合場所のここで謝ったこと。
ニヤニヤと笑いながら蔑まれて、殴られたこと。飛んでくるボールやパイプ、キック、からかいの言葉。

殴られる合間、カワイが聞いてきた。
「タタラ君さぁ、今流行りのいじめにあってるとか思ってない?」
「えっ?思ってない…思ってないよ ボクがしくったんだよ」
「死にたいとか思ってるか?」
「ううん、思ってないよ…」
「……あのさぁ、ちっとは思えよ、タコッ!ボクチンがせっかく苦労して捕まえてきたんだぜ、清陵のコ。
 約束も守れねぇヤツがノーノーと呼吸してんじゃねぇよ!」

重い打撃音が響く。ヒーヒーという呼吸音と、謝る声。
「ズイマセン、スイマセン、スイマセン…」
顔を殴るな、と指示するサエキ。体を狙って、途切れることなく続く攻撃。

「さーさー、罰ゲームの時間でーす。さっさと靴ぬげよ」
「なんか最近こいつなれなれしくない?調子のりやがって」
「いいんじゃん?友達ぽくて。ナカマだろ。」
「でもさサエキ、ちょっとヤバくない?50万って…」
「あれ?クロダ、もしかして裏切り2号くん?俺は期待してるぜ、調達係。お仕事取っちゃカワイソウだろ」
「そうそう、それしか存在理由ねーんだからよ。仲間だってよ、ケッ」
「最後に本音言うクセ治せよ、カワイ。」
「ぜってぇ50万持って来いよ」
「な?仲間って結構たのしいだろ?タタラ。」

失神したのは、タタラだったのか、チサトだったのか。
追体験の負荷に耐え切れず、チサトは倒れてしまう。
そのまま、チサトは体調を崩して、寝込んでしまった。

それでもチサトは言う。
私、行かなきゃ…。タタラ君はね、どうしてあそこにいるのか自分でもわかっていない。
痛みに目をつぶっているうちに、どこが痛いのかわかんなくなっちゃったの…。
「タタラ君は、孤独だった。仲間だって言ってくれる人が必要だったの。
 だから、サエキ君たちを最後まで信じてた。でもその気持ち、サエキ君たちは利用して…」
242トワイライトシンドローム〜究明編〜:2008/03/16(日) 01:28:14 ID:nflfIs/90
親友が倒れ、ユカリがとうとう本気になった。
ガキの分際で!鼻っ柱ヘシ折ってやる!ということで、サエキと一騎打ちするユカリ。
「タタラはまだアンタの事まってるよ。
 ひどいことされたのに、見えないフリして、自分をだまして、一度は逃げ出したくせに、未だに未練たらしくうじうじとアンタらを待ってる。
 利用されてたことくらい、とっくに気付いてるのに、それを認めるのが怖くて!
 こいつも確かにサイテーだけど、アンタらはその上いくね!」
それでもシラを切るサエキ。いじめた側も、いじめられた側も、しらんぷり。現実を見たくない。
いじめて相手を殺してしまったこと、いじめられて死んでしまったこと。その現実を怖くて認められない。
強がるのはもうやめな、みじめになるのはアンタだよ。そう言ってユカリは立ち去る。

3人で、また器具庫へ行く。今度はチサトとタタラの一騎打ち。
チサトは、タタラ君に現実を受け入れさせようと長い説得を続ける。
「ねぇ、認めて!悔しかったこと、悲しかったこと、辛かったこと、見ないフリしないで!その憎しみも全部、自分のものだって認めて!
 そうしなきゃ、ずっとここにいなきゃいけなくなるんだよ!」
「やめろ!やめろぉ!」
「ううん、やめない!私に教えて!考えてること、考えてたこと、感じたこと、言いたかったこと全部…聞いてるから、私ここにいるから!」
ぽつり、ぽつりとタタラ君は話し始め、最後は泣きながら、怒りながら、叫ぶようにサエキ達の事をなじった。
ちくしょう、ちくしょうと繰り返しながら、タタラ君は消えてしまった。

3人は、学校中探して、タタラ君の体育館履きを見つけた。ボロボロになって、焼却炉脇に捨てられていた。
チサトは、それを拾い上げて、タタラ君の靴箱にそっと収めた。
「さようなら…。」

その後、タタラキミヒコの父親が、学校を相手に訴訟を起こし、ワイドショーが事を大きくしていった。
学校がいじめの調査に乗り出した所、サエキとクロダが自ら名乗り出た為、大人たちは肩透かしをくらったような形になったらしい。
今は二人とも、保護観察つきで学校生活を送っている。
ウワサも止み、学校に、またケダルい静けさが戻ってきた…。
タタラキミヒコは静かに眠れたのだろうか。ユカリ達はそうであってほしいと願っている。それが、せめてもの…。
243ゲーム好き名無しさん:2008/03/16(日) 04:15:17 ID:im4jXF/zO
乙です
244ゲーム好き名無しさん:2008/03/16(日) 14:17:34 ID:cWsK0UC90
乙です
245ゲーム好き名無しさん:2008/03/16(日) 20:13:33 ID:PstJr33lO
ベル番か…
時間が経つのは本当に早い…
246ゲーム好き名無しさん:2008/03/16(日) 21:22:14 ID:Z+5Vxcxs0
あれ。
いじめっこ組のカワイっていうのは無罪放免?
247ゲーム好き名無しさん:2008/03/16(日) 21:56:27 ID:nflfIs/90
カワイが一番タチ悪くて、とうてい反省する奴じゃなかったっぽい。
多分、サエキ達が自首したのをこれ幸いに、全部なすりつけたんでしょう。
248ゲーム好き名無しさん:2008/03/16(日) 22:07:29 ID:b5ce6C4V0
そのおかげでいきなりブレスオブファイア4と同じくらいに
納得行かないエンディングになりました。
249ゲーム好き名無しさん:2008/03/17(月) 01:19:34 ID:xBMNYCcA0
未解決リストの中の「PS2 鬼武者 3(クリア後の本田平八郎編)」を取り消します。
250ゲーム好き名無しさん:2008/03/17(月) 17:29:00 ID:2DseuzkQ0
ひまつぶし兼ねて「ちびロボ!」でも。

ちびロボ
主人公。身長10センチの一家に一台な手乗りお手伝いロボット。
床のごみ拾い、花の水やり、配管のつまり、なんでもござれ。

トンビー
ちびロボを購入するとついてくる、おまけマネージャーロボット。おなじく小さい。
形状の問題で物理的なお手伝いはできません。

(以下、舞台のアンダースン家)
パパ
ロボットとヒーローものが大好き。ジェニーの誕生日にかこつけてちびロボを買った。
(現在無職。その理由は…?)

ママ
仕事にいかないパパ、なんか「ケロ」としか話さない娘に頭を悩ます日々。
ちびロボだって安くないのに、パパったら…

ジェニー
カエルの呪いにかかり、カエル語でしか話さない娘。
ケロ。

タオ
一家のペットのわんこ。

スパイダー
大量にいる、謎の小型クモ型ロボット。
ちびロボがいる家庭に侵入して、ちびロボを攻撃するのがニュースになるほど社会現象。
251ゲーム好き名無しさん:2008/03/17(月) 17:37:15 ID:2DseuzkQ0
今日はアンダースン家のジェニーちゃんの誕生日。
パパは誕生日にかこつけて、お手伝いロボ「ちびロボ」を購入しちゃいました。
バースデーケーキやらが並ぶ机の上で、スイッチオン!

炊飯器みたいな機械がゴトゴト音を鳴らすと、側面の宇宙船のハッチみたいな口が開き、ちびロボ(主人公)が登場しました。
おまけでついてきたマネージャーロボット、トンビーが、今誕生日の真っ最中だと気がつきました。
「どうしましょうちびロボさん、私たちはプレゼントを用意していません!」
自分自身がプレゼントである、という発想はありませんでしたので、手近な花瓶の花をつまんで、ジェニーちゃんにプレゼント。
パパもママも、その賢くも心やさしい挙動に関心し、温かく迎えてくれました。

こうして、アンダースン家に家族が増えました。
252ゲーム好き名無しさん:2008/03/17(月) 17:45:39 ID:2DseuzkQ0
お昼はジェニーちゃんの食べこぼしやら紙屑やらを集めて、ごみ箱にポイポイと捨てました。
お母さんもお掃除しなくていいので、喜んでいます。
ジェニーちゃんも、さっそくちびロボを画用紙の絵のモデルにし始めました。

お昼が終わると、ちびロボはリビングの隅に置かれた、炊飯器型充電器に戻ります。
今日はたくさんお掃除をして家族を喜ばせました。
充電器からオンラインでちびロボの会社に問い合わせると、最新型のバッテリーを送ってくれました。
これで、もっと遠くまで掃除に出られます。

さて、家族が寝静まっても、ちびロボはねむりません。
このスキにお掃除しちゃいましょう。
…突然、リビングのテレビの電源が、勝手につきました。
何事かと近寄ると、テレビの上に置いてあるフュギアが勝手に動き出しました!
フュギアの話を聞いてみると、どうやらこの家では、夜中は人形、ぬいぐるみなど「おもちゃ」は勝手に動き出すようです。
でも昼間はバレないように、おもちゃしてるそうです。
ちびロボたちはそこは別に理不尽とか考えません。「そーなのかー」
家中のおもちゃさんたちも、人間みたいに心がありました。仲良くなれそうです。
253ゲーム好き名無しさん:2008/03/17(月) 17:57:44 ID:2DseuzkQ0
どんどん新しいバッテリーや装備を身に着け、お仕事の範囲も増えました。
地下室もお掃除にいってみましょう。

…そこには、巨大なロボットがいました。
といっても、身長10センチのちびロボには巨大なだけで、人間より一回り小さいくらいです。
このロボは、片足がありません。バッテリーも外されています。これでは大きいロボは動けませんね。

おもちゃさん達から話を聞くと、昔は大きな「でかロボ」が、家族の一員だったそうです。
でも、でかロボは、大きいから電力の消費が半端ではありません。
あまりにも電気代が大きく、アンダースン家の家計は苦しくなってしまいました。
そして、でかロボは、地下倉庫で眠ることになったのです。

ちびロボは、充電器をみつけました。家計に負担にならないよう、ちびロボのお小遣いで充電しました。
起動用パスワードだって見つけました。
でも、片足がないから、エラーを起こして、でかロボは起動しません。
どうしても片足が見つかりません。あやしい場所…パパとママの、二人の寝室にあったブリーフケースがあるけれど、ケースの解除のカギ番号がわかりません。
254ゲーム好き名無しさん:2008/03/17(月) 21:55:21 ID:0krzBI8WO
ちびロボきたこれwww
ギフトピアやったことあるけどちびロボやったことないんだよな
255ゲーム好き名無しさん:2008/03/17(月) 22:04:53 ID:mFfOeAh9O
未解決みたいなので
MDの新創世記ラグナセンティ
PSの奏(騒)楽都市OSAKA
を予約
2つ予約ってありだよね?
256ゲーム好き名無しさん:2008/03/17(月) 22:13:23 ID:++O0G/wP0
ちびロボwktk
とりあえずエンディング出た所で売っちゃったんだけど、
その後もなんか展開あるのかな

>>255
有言実行ならありでしょう。楽しみです。
257ゲーム好き名無しさん:2008/03/17(月) 23:58:03 ID:ItpXLqKt0
ラグナセンティは超絶名作だったなぁ
熱い記憶を蘇らせてくれるまとめを期待してるぜ!
258ゲーム好き名無しさん:2008/03/18(火) 02:20:15 ID:2gKxuhYu0
今デジモンストーリーサンバーストやってるんだがクリアしたらあらすじ書いてもいいかな?
今時デジモンなんて需要全くないかもしれんが・・・
259ゲーム好き名無しさん:2008/03/18(火) 04:43:46 ID:X+ytnp/U0
ポポロクロイス月の掟の冒険の続きを書いてくださるネ申はおられぬだろうか
260ゲーム好き名無しさん:2008/03/18(火) 10:31:22 ID:nK4U9wEp0
>>258
>>1
いいんじゃない?
>要望に出ていないゲームでも書きたいと思ったら遠慮せずに書いて頂けると読み手が喜びます。

>>259
依頼と明言した方がいいかも。
言わんとしようとしてる事は判るけど、集計する人が処理に困りそう。
261新創世記ラグナセンティ:2008/03/18(火) 16:04:54 ID:KNev6PCPO
古の時代にいずこからか現れたモンスターたち。
彼らは一度は滅びたものの、再び勢力を伸ばしはじめていた。
ゲーム開始時に主人公は14才の誕生日を迎え、母から父の形見の剣と盾をもらう
(父はモンスターとの戦いで死んでいて、主人公の国では14になるとモンスターとの戦いに出る決まり)
同じ日には勇者がモンスター退治の旅に出ようとしていた。
勇者の門出を祝う町民たち。しかし教会にいる主人公の幼馴染みは、「誰も傷ついて欲しくないから」とモンスターとの戦いに懐疑的。
ラフレシア訓練所で訓練を受け、手始めに魔物が大地からわいてくるダリア渓谷へ行く主人公。
渓谷の小屋でおばあさんがモンスターに襲われているのを目撃し、モンスターを退治する
(ちなみにモンスターの最期のセリフは『そんなバナナ』)
おばあさんを助けると、モンスターの襲撃や、主人公が助けてくれることは、町の占い師から聞いて知っていたと言う。
その占い師が気になり、町の広場へ行くと、占い師はタダで主人公を占ってくれる。
「あなたはこの世界の運命を良くも悪くも変えられる人。見えなかったものが見えるようになるために、大きな変化が訪れる」
と言って目の前から忽然と消える占い師。
占い師の館から出ると、主人公の世界は変わっていた。
まず、主人公は人間と会話ができなくなっていた。
(誰に話しかけても『♂♀@¥℃〆§$£!』みたいな言葉しか返ってこない)
そして、代わりに主人公は人間以外の花や動物たちと会話できるようになっていた。
飼い犬や花のアドバイスを受け、元に戻るために主人公は飼い犬と共に占い師を探す旅に出る。
動物たちの力を借り、少しずつ成長しながら先へ進む主人公。
道中、モンスターに捕まっていたペンギン「ぺんぎー」が仲間になる。
ぺんぎーの力によって、火のモンスターが跋扈する火山を越えた主人公は、占い師が向かったらしいというアイリスの町にたどりつく。
情報収集(人外相手に)をした限りでは、占い師は町はずれの地面に大穴を開けて去っていった後らしい。
占い師を追い、更に旅を続ける主人公。
262新創世記ラグナセンティ 2:2008/03/18(火) 16:06:36 ID:KNev6PCPO
立ち寄った動物の集落で、主人公は「この先のバベルの塔で人間たちの言葉が通じなくなった」という噂を耳にする。
自分と同じことが起こっているなら何か手がかりがあるはずだと思い、主人公はバベルの塔を目指す。
しかし、ある森を抜けようとした時、目の前にモンスターが現れ、いきなり主人公とモンスターの姿が入れ替わってしまう。
人間になったモンスターは、主人公を置いてアイリスの町へと駆けていった。
途方に暮れ、森をさ迷っているうちに、主人公は信じられない光景を目にする。
無邪気に遊ぶモンスターの子供たちと、無抵抗の彼らを虐殺しようとする勇者。
主人公も勇者に殺されそうになるが、モンスターの家に隠れて助かる。
そこで主人公は森のモンスターたちの母に会い、先程人間になったモンスターの事情を知る。
彼は人間に恋をして人間になりたがっていたらしく、それを魔法使いのクリンが主人公と姿を入れ換えることで叶えてやったとの事。
クリンは魔法を解く気はないらしく、主人公は勇者から逃げながらクリンの師匠の家に行く。
師匠の出す知恵の試練に打ち勝ち、主人公はようやく人間の姿に戻る。
263新創世記ラグナセンティ 3:2008/03/18(火) 16:08:19 ID:KNev6PCPO
主人公がバベルの塔に着くと、頂上よりさらに上から一本のロープが垂れ下がっていた。
あからさまにあやしいので登ろうとすると実はモンスターだったロープが襲ってくる。
モンスターを倒した主人公だったが、ロープの先へ行くことはできなくなってしまった。
ロープの代わりになる巨大植物の種を手に入れるために、主人公はぺんぎーの故郷、フリージアの島へ渡ることになる。
主人公はフリージアを荒らすモンスター・ジオラマを倒し、巨大植物の種を手に入れるが、死に際のジオラマにより閉じ込められてしまう。
なんとか脱出した主人公だが、たどり着いた先はフリージアではなく、竜神リバイアサンの住む海底のルート神殿だった。
海のモンスターたちを倒す主人公にリバイアサンは怒り、主人公の母を召喚して盾にする。
「自分に構わずモンスターと戦いなさい」と母は言うが、身を呈して母をかばい続ける主人公にリバイアサンは感服する。
(この母は実はリバイアサンが作った幻で、主人公は試されていた)
主人公を認めたリバイアサンは神殿を海上に浮上させ、力を貸してくれるようになった。
264新創世記ラグナセンティ 4:2008/03/18(火) 16:10:33 ID:KNev6PCPO
主人公は再びバベルの塔へ登り、頂上に種を植えると、瞬く間に蔓が伸びて行く。
蔓をつたい、主人公がたどり着いた先は天国だった。
人間とモンスターの戦いに否定的な天国の住人の話を聞きながら進んでいく主人公。
最深部の扉の前に立ったその時、「その扉を開けるのは俺だ」と言う声が聞こえ、モンスター・ドラゴンが襲いかかってくる。
ドラゴンを倒し、扉を開けようとすると、扉の向こうから神の声が響いてくる。
「愚かな人間よ。私は大切なものを気付かせるため、お前に試練を与えた。人の言葉を奪い、代わりに動物やモンスターとの絆を作り出す……
その時こそ、戦いに明け暮れた歴史は変わるであろうと信じ、その可能性にかけたのだ。
だが、結局は無駄に終わった。それどころか、お前はこの聖域まで血に染めた。
お前が追い求めていた、人の言葉を返してやろう。しかし、大切なのは言葉ではない。心を理解することだ。
物事は、相手の立場に立った時はっきり見えてくる。
それがわからぬ全ての者たちに最期の裁きをくだそう。今こそ長き歴史にピリオドがうたれる時……
このラグナセンティの世界は終わりをむかえるのだ。罪の深さ、思い知るがよい……」
扉が開かれ、気が付くと主人公はバベルの塔に戻っていた。
主人公は人の言葉を取り戻した。しかし、地上では異常気象が起き、世界は少しずつ終焉に近づいていた……

つづく

だいたいこれで半分。
265ゲーム好き名無しさん:2008/03/18(火) 17:09:22 ID:DCs0NC+G0
乙です!
266ゲーム好き名無しさん:2008/03/18(火) 17:42:43 ID:vW7gBD6W0
ちょっと思ったんだけどさ、リクエストを取り消すってどうなの?
期待して待ってる人もいるんじゃない?
その場合はまた再リクエストすればいいのか・・・?
267ゲーム好き名無しさん:2008/03/18(火) 17:44:18 ID:y2Faoddf0
未解決リストから
PS2 雨格子の館
予約します。
268ゲーム好き名無しさん:2008/03/18(火) 18:54:21 ID:pjFcMG2p0
DSのコンタクトを予約
269ゲーム好き名無しさん:2008/03/18(火) 19:10:32 ID:nK4U9wEp0
>>266
転載する人の負荷が大して重くならなければその考えでいいんじゃない?
リク>消化の現状でリストが更に膨れるのを由とするか、
いつかはリクを消化し切る事をモチベにして頑張ってる人がいるかも知れないと考えるかだけど。
在り得ないとは思うけど別の人にリクが消されるのが嫌ならトリップでもつけてリクするとか。
270ゲーム好き名無しさん:2008/03/18(火) 20:05:00 ID:vW7gBD6W0
>>269
なるほど

そして
>>267>>268
二連発で予約きたー
期待して待ってます
271ゲーム好き名無しさん:2008/03/18(火) 20:25:58 ID:DCs0NC+G0
>>269
前からリク取り消しについて思うところあったので
この機会に言わせてもらいたい。
リクはOK、取り消しは無し、にしないか?

例えば俺の場合なんだが、
俺は暇人だったのでメジャー〜微妙にマイナーなSFCソフトは大体プレイしてる。
しかし、逆に作品数やジャンル数が多くて具体的には思い出せない。
そんな俺は大抵リクリストのSFCの項を見て「ああ、こんなのあったな」と手を付け始める。

こんな節操無い奴は俺ぐらいかもしれないが、少なくとも
「リクリスト見るまではそのゲームのことを忘れていたけど、
リストでタイトルを見て当時の記憶が蘇った」
って人は結構多いと思う。
272ゲーム好き名無しさん:2008/03/18(火) 21:42:45 ID:zazZWmh40
ペルソナ4記念と言うことで、ペルソナ3フェスの後日談をリクエスト・・・というか本気お願いします。
273ゲーム好き名無しさん:2008/03/18(火) 23:26:27 ID:VxNVEt0x0
うおおおおラグナセンティ乙!
そうだそうだそんな話だった!!
274ゲーム好き名無しさん:2008/03/18(火) 23:44:59 ID:VxNVEt0x0
おっと上の方では真面目な議論してたんだな

リク取り消しは「あり」でいいだろ
上で色々言ってる人がいるけど、結局どれも「自分のため」に帰結する論拠にすぎない
「リク取り消しがあっては不都合」とする根拠にしちゃ弱すぎる

書きたいタイトルの備忘や何やらなんて「それくらい自己管理してください」と言わせてもらいたい
登録ができるなら削除もできるのがシステムとして当たり前
275ゲーム好き名無しさん:2008/03/19(水) 00:06:12 ID:OW+/Spdj0
『○○を書いてみようかな…あ、予約されてるからやめておこう』
こういう人だっているはず。

書く気がないのか、書く余裕がないのか知らんが
どっちにしても即座に書ける人がいるのならそっちに任せるべき。
自分が書ける状況になったら改めて予約すればいいんだし。
276ゲーム好き名無しさん:2008/03/19(水) 00:19:44 ID:AjkaD6A60
改めて予約、っていつ予約が失効したって分かるんだよ、それw
「予約されてるからやめておこう」がまるで悪いことのように言っているが、全然悪くないだろ。
お互いの状況が分からないからこそ、予約というルールで管理するのは非常に理にかなっている。
自分が書きたいのに予約されてるから書けないよー、まだ書かないんならキャンセルして譲れよー、って思ってるだけじゃね。

確かに予約失効までの期間3ヶ月というのはあまりに長いと思うが…。半月〜一月くらいでいいような気はするな。
277ゲーム好き名無しさん:2008/03/19(水) 00:24:01 ID:lZp+DI310
まぁご意見ご感想をお待ちしておりますって所かな。
新スレが立つぐらいまでには色々な人の意見が出てくるかも知れない。
当座の問題はこんな感じかな?
・リク取り消しはあり?なし?
・予約が被ってもおk?
・予約が3ヶ月って長くない?
278ゲーム好き名無しさん:2008/03/19(水) 01:04:33 ID:5HjmwGyw0
個人的には

・リクが無いと書いてはいけないなんて事は無いし、
リク(未解決)というシステム自体要らないんじゃないかと
○○を書いて欲しいとリクをするのは自由だけど、それをまとめておく必要は無いのでは?

・何人が書こうと自由だけど、同時に二人が一つの作品のストーリーを少しずつ書くと
読み手側としても混乱するし、書き手側も内容被りすぎたりで困るかもしれない
二人目以降の表明は自由だけど、その場合、投下は完成したものをできるだけ推奨するとか?

・一ヶ月位音沙汰無かったら予約取り消し扱いでもよいのでは。
ただしその間に書き手側から何かアクションすれば一ヶ月延期、とか。
279ゲーム好き名無しさん:2008/03/19(水) 01:13:47 ID:j469Nc8R0
・リク取り消しはあり?なし?
ありに一票。
もしリクした本人以外が取り消すいたずらがあってもリクした本人がまたリクしなおせばいい。
リクした本人なら、時々見に来て書いてもらえたかどうかチェックくらいはするだろうし。
・予約が被ってもおk?
やっぱり予約して書いてたところに他の人が書き始めたらけっこうがっかりする。
できれば被りはやめてほしい。
・予約が3ヶ月って長くない?
同意。1ヶ月くらいでいい。
280ゲーム好き名無しさん:2008/03/19(水) 01:17:02 ID:j469Nc8R0
>>278
>>271も言ってるけど、表を見て初めて「あ、これ書こう」ということってけっこうあるので
書く側としてはリクは表にまとめておいてもらうほうがいいな。

「その間に書き手側から何かアクションすれば一ヶ月延期」には賛成。
281ゲーム好き名無しさん:2008/03/19(水) 01:31:44 ID:lZp+DI310
予約って言うのは直ぐ書ける状態にある人がするべきモノだと思う。
なので、1ヶ月とも言わずに予約開始から一週間程度で第一稿を仕上げるぐらいにした方が具合が良いと思う。
人気タイトルは被る可能性もあるし、他の人の書きたい気持ちと読み手の早く見たい気持ちを無碍にするべきじゃないかと。

>・一ヶ月位音沙汰無かったら予約取り消し扱いでもよいのでは。
>ただしその間に書き手側から何かアクションすれば一ヶ月延期、とか。
これに賛成。

1タイトルに2人以上の執筆については、
>二人目以降の表明は自由だけど、その場合、投下は完成したものをできるだけ推奨するとか?
これに賛成です。まとめ人の負荷も減ると思うので。

リク表は絶対必要。
>「リクリスト見るまではそのゲームのことを忘れていたけど、 リストでタイトルを見て当時の記憶が蘇った」
これで最近3タイトル書きました。リストを無くすと、物凄い間口が狭まる気がする。
282ゲーム好き名無しさん:2008/03/19(水) 03:30:19 ID:k0y0/EPP0
・何名か『予約』と『リク』でごっちゃになってる人がいないか?
なんか微妙に話がかみ合ってないような

・リク取り消しはあり?なし?
あのリストは備忘録として機能してると思うので「取り消しなし」に賛成。
『それぐらい自分でチェックしてください』
とかいわれると
『そこまで自分ひとりで苦労するなら書きませんし書けません』
としか言いようが無いよね。

・予約が被ってもおk?
並行進行はよろしくないかと。
書き手同士で補完・影響しあって内容が大差ないものになってしまう。
できれば先に投下した人が全部書き終えてから、
後から『私はこんな感じにまとめてみた』、とか添えて投稿してほしい

・予約が3ヶ月って長くない?
長いよね。
1ヶ月あれば十分かと。
283ゲーム好き名無しさん:2008/03/19(水) 04:03:00 ID:j469Nc8R0
>>282
リクが取り消されて再リクされないタイトルって誰からも需要が無いわけで、
「書きませんし書けません」となっても誰も困らないんじゃね?
284ゲーム好き名無しさん:2008/03/19(水) 05:04:25 ID:k0y0/EPP0
>>283
その『再リクされない』=『需要が無い』ってところの解釈が問題だと思う。
取り消し直後なら「私は知りたいのでリクし直します」と言いやすいんだが、
少し時間がたってると蒸し返すようで言い出しづらいことがある。
スレに常時書き込んでる人間だけが住人ってわけでもないんだぞ?
285ゲーム好き名無しさん:2008/03/19(水) 05:24:12 ID:5HjmwGyw0
自分は文章力も無いので読ませてもらってばかりだけど
知らないゲームでもストーリー読んでみたら興味持った、というのも多いから
例え需要が無さそうでもどんどん投下して欲しいなと

リクは書き手の人から見てどういう存在なんだろう?
タイトルが並んでるだけでいいのか、それを知りたい人が居る事が重要なのか
286ゲーム好き名無しさん:2008/03/19(水) 07:48:58 ID:6LLO0CiT0
未解決一覧ってリクエストのことですよね?
ポケダン時闇が途中のままなのですが
もう一度リクエストしてもいいですか?
287ゲーム好き名無しさん:2008/03/19(水) 08:29:08 ID:AjkaD6A60
>そこまで自分ひとりで苦労するなら書きませんし書けません

これはあまりに甘えすぎだな。そういう人は書いてくれなくていい。苦労の範疇に入りません。
取り消されたタイトルの中に書きたいのあるかもしれないから絶対消さないでください、という主張を客観的に見たらおかしいと思わないかな。
1回リクエストされたものが消えたからひょっとしたらいいタイトル逃したかもしれないよ、
それは嫌だから消せないようにしてください、って言ってるわけで。
それは個人でどうにかするべき問題であって全体の枠を歪めるようなレベルの問題ではない。
288ゲーム好き名無しさん:2008/03/19(水) 08:42:45 ID:pbUoZFj/0
それは正式名称ではないかな?後、ハード名もどうぞ。
それとない該当ゲームを見つけたけど途中かどうかは判りませんでした。
執筆中に行方不明になったら、そのまま中途半端なものが掲載されてしまうと言う例なのかな?
そんな状態を回避する為には、期限切れで予約解除になった時に、
途中のままの作品としてリストアップするべきかも知れないね。
289ゲーム好き名無しさん:2008/03/19(水) 08:52:34 ID:SsMd0DDzO
PS2の「トリノホシ」をお願いします。
290ゲーム好き名無しさん:2008/03/19(水) 10:17:02 ID:lRqtV2410
リクエストのテンプレ作って、そのスレ内で有効とかすると良いかもね。
スレ最後の方であったリクエストは、リクエストした人が再度新スレでリクエストするとか。

あと、予約は、邪推に過ぎないが関係者が予約して、
ストーリーを書かせないなんて事も考えられなくもないから
短くて良いんじゃない?
291ゲーム好き名無しさん:2008/03/19(水) 10:23:57 ID:+SrTnri70
ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊
をお願いしたいです。
ハードはDSです。
以前お願いして、どなたかが書いてくれてたのですが、途中で止まってまして
「3ヶ月たったので予約から消します。」
という書き込みがスレにあったので、もう一度お願いしなおしたほうがいいのかなと
思いました。
292ゲーム好き名無しさん:2008/03/19(水) 10:27:38 ID:nQXTKucQ0
書きたい人が宣言の上で書けばいい
予約後放置で割り込まれるような人は被ったことにも気が付かないだろうから
まとめwikiに2バーション掲載されるだけだと思えばいいんですよ
293ゲーム好き名無しさん:2008/03/19(水) 11:21:24 ID:j6YIRhcQ0
議論中ですが、トワイライト失礼。
この話は電話に出続けるだけで解決するのでとても楽です。
294トワイライトシンドローム〜究明編〜:2008/03/19(水) 11:22:58 ID:j6YIRhcQ0
第七の噂『テレホンコール』

真夜中の12時ちょうど、ユカリは自室で電話を取った。
「はい、長谷川ですけど。」
「あのね……あのね……あのね……あのね……あのね……あのね……」
一定間隔で、少女の声が繰り返される。
イタズラ電話だと思って、ユカリは受話器を置いた。

翌日、ミカとチサトにその事を話す。
すると、ミカが都市伝説を持ち出してきた。
「12時ジャストの電話は、死者からの電話だから、取ってはいけない
 取ってしまったら、絶対自分から切ってはいけない。切ってしまったら…それは死者からの申し出を受けたことになる。」
チサトも、同じことを聞いたことがあると言う。
チサトは、気になるから調べてみると言ってくれたが、ユカリはただのイタ電だと思っていた。

夕方、ユカリが部屋に居ると、ステレオや時計が壊れてしまった。
タイマーも表示も、何故か0:00で止まっている。
時報を聞いてみると、6時15分だったので、それに合わせておく。

何度か電話がかかってくるが、間違い電話や宅急便等、普通の電話ばかりだった。
チサトから電話がかかってきて、調べた結果を教えてくれる。
やはり、死者からの連絡は昔からよく言われていることらしい。
大抵はこちらに好意的で、だが愛着が強い分、連れに来てしまうこともあるとか。
やはり切るのはよくない。亡くなった人は一つの想いにとらわれがちだから、いったん悪意に変わると…

もう少し調べてみるから、また連絡する、と言ってチサトは電話を切る。
また、時計が狂って、0:00になっている。
時報を聞いてみると、今度は時報も0;00を告げた。そんな訳ないのに…。

電話が、何度かかかってくる。
段々と、おかしい電話ばかりになっていく。無言電話、誰かの笑い声、など。

チサトから、電話の意味がわかった!とかかってくる。
その死者は、ユカリにどうしても言いたかったことや、守れなかった約束などがあるらしい。
それをユカリが思い出してあげないと、その人はあちら側に行けないそうだ。
そして、思い出せないでいるとあちら側に連れて行かれるらしい。
今、ほんとの時間は11:30。あと30分で、それを見つけなければいけない。
295トワイライトシンドローム〜究明編〜:2008/03/19(水) 11:25:16 ID:j6YIRhcQ0
誰か古い知人が死んだのか、と昔のアルバムをめくってみるが、
この頃はよかったな…普通に毎日幸せで…という発見しかなかった。
思い出を探ってみるが

チサトと出会ったこと
昔つきあってたやつ
とうさんとかあさんが別れたこと…
そのどこにも心当たりはなかった。

その時、出かけている母から電話がかかってきた。
川越の親戚のサチコちゃん、ユカリの一つ上で、昔はよく一緒に遊んだ…病弱でずっと入院していた彼女が、昨日亡くなったらしい。
サチコ…さっちゃん…。ユカリの記憶が蘇る。

「すごーい!さっちゃん上手!」
「ずっとベッドに寝てるから、いつのまにかうまくなっちゃったの。」
「いいなぁ、これかわいいな。」
「今度もう一つつくっておくから、ゆかりちゃんにあげるね。」
「わぁ!ありがとう、約束ね!」

そして、またかかってきた電話に出ると
少女の声で あのね が繰り返され始めた。それを遮るように、問いかける。
「さっちゃん…?さっちゃんだよね?…どうしたの?」
「ゆかりちゃん……あのね、私…死んじゃった。」

約束、守れない……と呟くさっちゃん。
「いいよ…もういいよ、さっちゃん。」
「ごめんね…私、行かなきゃ。ばいばい、ゆかりちゃん…」
「うん…うん…ばいばい、…さっちゃん…」

ブツ と音を立てて、それきり電話は切れた。
296ゲーム好き名無しさん:2008/03/19(水) 12:31:41 ID:j6YIRhcQ0
レイトンの不思議な町って結局未解決なんだっけ?
誰も書かないなら予約します。
297ゲーム好き名無しさん:2008/03/19(水) 13:36:51 ID:WI1uJlZB0
レイトンをリクしたんだが予約取り消されて涙目だったのでうれしい
おねがいします
298新創世記ラグナセンティ 5:2008/03/19(水) 15:40:51 ID:zijGnUcQO
後半書きます。
前半に書き忘れたけど、人間の言葉を取り戻した主人公は動物の言葉も話せるバイリンガルになってます。


異常気象により豪雪が続くアイリス地方へ来た主人公。
占い師の開けた大穴に雷が落ちたという話を聞き、大穴を調べていると、突如謎の竜巻が起こる。
竜巻に巻き込まれた主人公が目を覚ますと、そこは過去のアイリス地方だった。
そこで時を駆ける魔法の靴を手に入れ、元の時代に戻る主人公。
主人公は移動した竜巻を追って様々な土地へ向かい、その都度過去へ飛ばされる。
過去のカメリア砂漠にあるカメリア宮殿では住人が行方不明になる事件が頻発し、多くの人が濡れ衣を着せられ、裁判を受けていた。
治安上の理由から住人共々閉鎖された宮殿の上階層で、主人公は瀕死の生存者から「娘を助けてくれ」と頼まれる。
主人公は娘を救出し、事件の真犯人であるモンスター・レオンを倒すが、
レオンは最期に「俺を倒せても、自分しか見えない人間の心は治せない」と言い残す。
主人公はレオンがいた部屋の壁画に封印されていた霊鳥・モアを解放する。
モアは、「真実を伝えれば人々の誤解が解け、信じ合う心が目覚めるかもしれない」
と言い、主人公と共に宮殿の人々に事件の真相を説明するが、誰一人として取り合ってくれない。
(実はほとんどの人間が真実を知っていたが、見て見ぬふりをしていた)
主人公も助けた娘と共にモンスターの嫌疑をかけられ、投獄される。その後娘は死亡し、主人公とモアは脱獄する。
宮殿の外で主人公は一人の少年に出会う。少年は自分の力でこの砂漠に草木を生やしてみせると言う。
自分の理想を語る、名も知らぬ少年の笑顔は、この砂漠で会った誰よりも輝いていた……
元の時代に戻った主人公。カメリア宮殿は滅びていたが、少年が種を植えた場所は、草木が生い茂り、動物たちのオアシスとなっていた。
オアシスに住むバクは主人公に言う。
「悲しい夢を見たんだね。どんなことにも終わりがあるからこそ、始まりがあるんだ。
ここは命があふれている。何かが死んでも、生まれてくる命はあるんだよ」
299新創世記ラグナセンティ 6:2008/03/19(水) 15:42:42 ID:zijGnUcQO
過去のバーンデイジーでは、魔術士・パペマスが木や虫をモンスターに変えていた。
主人公が過去でパペマスを倒すことにより、パペマスの産み出したモンスターも元の時代では存在しなくなった。

過去のアネモネ海岸の動物村では、モンスター・バロンを退治するために、一匹のサルが村の動物たちに助力を頼んでいた。
主人公もサルに協力して動物たちを説得するが、結局誰も力を貸してくれず、サルは村を守るために一人でバロンを倒しに行く。
返り討ちに遭ったサルの代わりに主人公はバロンを倒す。
「すべては生きていくためなのにモンスターだけが……なぜ……」
と言い残し、バロンは死ぬ。
村では動物たちの必死の介抱によりサルが一命を取り留める。元の時代では、サルの子孫が村長になっている。
過去のダリア渓谷では、現代では閉じていた洞窟の入り口が開いており、内部は有機的な空間が広がっていた。
最深部で主人公は渓谷のモンスターを産み出すマザーモンスターを見つける。
マザーモンスターを倒すと、「なぜ我々を滅ぼさねばならぬのか……
人間の支配する世界がよくてモンスターの支配する世界がいけないと言うのか……」
と言い、死亡する。
主人公は洞窟の外でマザーモンスターの角を拾う。ダリア渓谷そのものがマザーモンスターだったのだ。
しかし、それを倒した今、最早渓谷から生まれてくるモンスターは存在しない……
竜巻が次に移動した先は主人公の故郷であるソレイユの町だった。
過去のソレイユでは、城の地下牢に入れられていたモンスターたちが逃げ出し、国王に詰め寄っていた。
主人公に気付いたモンスターたちは国王を解放し、町の教会に立てこもる。
主人公は教会でモンスターから事情を聞く。
モンスターだというだけで捕まえられたこと。自由を求めて脱獄したこと。国王を襲う気はなく、話し合いをしようとしただけだったこと。
しかし、思いむなしく人間たちによってモンスターは皆殺しにされる。死に際、彼らの目には涙が浮かんでいた……
300新創世記ラグナセンティ 7:2008/03/19(水) 15:44:51 ID:zijGnUcQO
竜巻が最後に向かった先は、大陸中央にある湖だった。主人公は生命はおろか、光すらも生まれていない程昔の時代に飛ばされる。
そこで主人公はダリア渓谷になる前のマザーモンスターと出会う。
モンスターというのはそもそもこの世界ができた時の爆発(ビッグバン)によって異世界から飛ばされてきた者たちだった。
彼らは元の世界に戻りたいのだが、自分たちの世界に通じる道が強力なエネルギー体によってふさがれていて帰ることができないと言う。
主人公が今まで倒してきたモンスターたちは皆、故郷にも帰れず、この世界で必死に生きようとしていた者たちだったのだ。
マザーモンスターの話を聞き、主人公は初めてモンスターの立場を理解した。
そして主人公は決意する。モンスターや動物、そして人間たちすべての悲しみを繰り返させないために、
エネルギー体を破壊し、モンスターたちを元の世界に送り返すことを。
エネルギー体を守る5つの『知覚』を倒し、激闘の末エネルギー体を破壊する主人公。
異世界への道が開かれ、全てのモンスターたちは元の世界へと戻って行く。
つまり、彼らはこの世界の生命と出会うことなく、本来の世界へ帰ったのである。
気が付くと、主人公は一人、14才の誕生日の前日に戻っていた。
モンスターが存在せず、戦いもない平和な世界。
主人公の頭に神の声が響く。
「見るがよい。お前の手でこの世は生まれ変わった。私はこの世界を創造したが、そこに歴史を築いたのはお前たち自身なのだ。
そして、これからも……
しかし、忘れてはいけない。この世に生きる者は人間だけではないということを……」
家に帰ると、両親が出迎えてくれる。(モンスターとの戦いがないので主人公の父親も存命している)
飼い犬を連れて散歩に行く主人公。動物の言葉はもう話せなくなっていたが、犬はしっかり後をついてくる。
町を出る直前に幼馴染みと出会う。幼馴染みは「戻ってきたら大切な話がある」と言って主人公を見送る。
散歩を続ける主人公。ふと気が付くと、今まで仲間になった動物たちが主人公の後を追ってきていた。

おわり
301ゲーム好き名無しさん:2008/03/19(水) 15:58:17 ID:WI1uJlZB0
ペルソナ3フェス後日談予約します
302ゲーム好き名無しさん:2008/03/19(水) 17:04:22 ID:FJf5RJXS0
ニンテンドーDS「くりきん ナノアイランドストーリー」をリクエストします
303ペルソナ3フェス後日談:2008/03/19(水) 18:23:57 ID:WI1uJlZB0
3月31日。
巌戸台分寮に風花、美鶴、天田、伊織、コロマルとアイギスが集まっていた。
巌戸台分寮はSEES(特別課外活動部という部活動の体裁をとっていて、その略称)のためにあった寮であり、
戦いが終わった今となっては不必要なので閉鎖するから最後を惜しんでのことだ。
そんな日なのにゆかりや真田のように来ないものがいたりと、SEESはどこかぎくしゃくしていた。
原因は明らかに主人公(ペルソナ3の主人公:デフォルト名がないのでこう表記します)のことであり、
卒業式の日に死因不明で死んでしまったのだが、そのことを気にしすぎて湿っぽくなりそうなのをそれぞれが
空元気で避けていた。
夕食を共にとっていつしか日付変わる頃になり、今はもう影時間はなくなっているのにどうしても影時間を
意識してしまうSEES一同。
やはり何もなかったのだが、しかし変な感じはした。
外を見ても影時間ではないのだが、テレビのニュースキャスターは「日付が変わって3月31日」などと言ったり
携帯の表示も3月31日だったりで何かがおかしい。
ともあれ翌日からラボに戻ることにしているアイギスは自室に戻ったのだが、主人公が死んでしばらくしてから
眠れなくなっていた。
その日もやはり眠れず、ふと見上げてみれば部屋の中に青い蝶が飛んでいる。
蝶がアイギスの手元にとまった瞬間、大きな揺れがあり、風花が部屋に飛び込んできてみんなを助けてと言った。
ラウンジに戻ってみれば、ダイニングテーブルの下からアイギスと同系のような姿があり、SEESのみんなを
襲っている。
謎の侵入者は自分はメティスだと名乗り、アイギスを守るために来たといい、SEESのみんながアイギスを危険に
さらす存在だから排除するといって襲おうとした。
そんなことはさせられないからアイギスが応戦すれば、どこかアイギスを倒すのにためらっていたもののメティスは
オルギアモードを発動させてアイギスを圧倒した。
ショートしかけている視界で天田が襲われているのを見たアイギスは主人公を守れなかったことがオーバーラップして、
ペルソナを発動してさらにペルソナをオルフェウスに変化させた。
そのままアイギスは倒れて意識を失う。
夢(眠れていないはずなので無意識というべきかもしれん)の中でアイギスは、ベルベットルームにたどり着き
そこでイゴールと会った。
イゴールはアイギスがワイルドの力に目覚めたこと、ワイルドの力を主人公も持っていたこと、主人公は
いのちの答えにたどり着いたのだと言う。
それから全員の力を一つにすれば扉は開くみたいなことを言い、最後に契約者の鍵を渡した。
目を覚ましたアイギスは従順になったメティスの口から時間が空回りしていることや、その原因がラウンジの
地下に突如として出現した時の狭間という謎の空間だと教えられる。
時の狭間は、寮に繋がったことやSEESのみんなだけが時間の空回りを自覚していることから、どう見ても
SEESのみんなに関係があるらしい。
時間のみならず空間にもゆがみが生じて寮の外にも出られなくなっている。
助かるためにも時の狭間を探索し、それを消すしかなかった。
アイギスの後継機は作られなかったはずなのに妹だと言ったり、謎の空間である時の狭間に最初からいたような
口ぶりだったりとなにかと不審であるものの、アイギスにだけはひたすら従順なメティスを加えて時の狭間を
探索することになる。
304マリオ&ルイージRPG 1:2008/03/19(水) 18:47:09 ID:2/aNsTrl0
そういえば無かったよね?と思いつつ書いてみます。

ある日キノコ王国に、隣国・マメーリア王国から親善大使がやってきた。
しかし、その正体はマメーリア王国の悪しき魔女・ゲラゲモーナとその従者ゲラコビッツ。
彼らはピーチ姫の声を奪い取って帰って行く。
声を失った彼女は、喋ろうとした言葉が爆発する『バクダン声』になってしまったのでした。

所変わってマリオ&ルイージの家。
ピーチ姫の危機をキノピオから伝えられたマリオは、どさくさでルイージを巻き込みつつ
キノコ城へ突入。
そこには泣き喚くピーチ姫と慌てふためくキノピオたち、そしてクッパがいて、
いつものように鮮やかにクッパを撃退。
そこで事の真相を知り、なりゆきでクッパと協力することに。

クッパの誇る飛行船・カメジェットに乗せてもらうことになったマリオ。
そこで、クッパは見送りに来たルイージが手を振る姿を見て、仲間になりたいものと勘違い。
ルイージは無理やり連れて行かれてしまうことに。
305マリオ&ルイージRPG 2:2008/03/19(水) 18:55:41 ID:2/aNsTrl0
いろいろあってカメジェットに乗った兄弟。
クッパに呼び出されて(軍団員達にルイージは『緑のヒゲ』と呼ばれ続ける)、途中パスポートの写真を撮って貰いつつ
デッキへ向かう。
そこにゲラゲモーナとゲラコビッツの襲撃を受け、カメジェットはキノコ王国とマメーリア王国の国境・
星くずヶ原に墜落する。

はぐれたクッパを探して奥地へ向かい、そこで大砲にはまったクッパと星くずヶ原の大魔王・
ホッスィーに会う。
クッパを助ける代わりに100コインを要求され、どうにか集めて渡すものの、結局約束は破られて
戦うことに。
勝利後、「さっきからゴチャゴチャとうるさいであります!」と、足元のハッチから現れた
星かげ軍曹(彼とその兄(?)星かげ大将には、必殺技・ブラザーアタックを教えてもらえる)が、
クッパがはまっている大砲に火をつけて去って行く。
クッパは後は任せたぞ〜ッ!!と叫びながら、ホッスィーと共に吹き飛ばされたのでした。w
306マリオ&ルイージRPG 3:2008/03/19(水) 19:06:51 ID:2/aNsTrl0
たどり着いたウフ村でゲラコビッツと遭遇。
下山道を巨大な岩でふさがれる。
この岩を壊せるハンマーを作れる職人・カナンとズッチを尋ねるも、今この場には
ハンマーを作るための材料がないと断られ、マリオたちはカナンらに頼まれて材料になる石・
オホホブロックを取りにウフマウンテンの山頂へ。
山頂には、行方不明だと言われていたドラゴン・プスラノドンがいた。
いつの間にかこの場所にあった巨大な卵をずっと温めていたのだという。
その時卵がかえって、巨大なドラゴンが登場。
そのドラゴンは、ゲラゲモーナによって姿を変えられていたマメーリア王国の王子・
マメック王子で、彼はこの国のお城にいる王国をおさめる女王・マメラ女王に会って欲しいと言い、
城に入るために必要な黄色いバラを託して去って行きました。

無事ハンマーを手に入れて、巨大岩を破壊することに成功。
トロッコに乗ってマメーリア城下町に行くと、町はめちゃくちゃに破壊されていた。
城に行くと、城に仕えるばあや(?)・マメばあに出会う。
得体の知れない人物をマメラ女王には会わせられないと言われ、会いたいのなら下水道の
水道管を直して見せろと言ったのでした。
しかし、実はこのマメばあはゲラゲモーナが化けていた偽者。本物はずっと地下に閉じ込められており、
水道管を直すとこの国の宝物・スタービーンズを守るガードシステムが解ける仕掛けになっていたのでした。
慌てて戻ってきてみるととっくにスタービーンズは奪われた後。
マメラ女王はモンスターに変えられていました。
2人はマメラ女王を元に戻す為に、伝説のソーダ、ゲラネ・コンティを求めてゲラゴーニュの森へ。
307マリオ&ルイージRPG 4:2008/03/19(水) 19:13:13 ID:2/aNsTrl0
森の手前にあるシャトー・ゲラゴーニュで、自分達と同じくゲラネ・コンティを求める
怪盗パーニョと出会う。
彼は、先日吹き飛ばされたときに記憶喪失になっていたクッパを『新人』と呼んでいた。

シャトーのオーナー・コルックとラベールにハンマーアクションを教わった二人は森へ突入。
森の守り主・シャルゲラの木に課せられた試練をこなしたが、待ち伏せしていたパーニョらに
先を越されてしまう。

最奥にあるマザー・ゲラッパの木の中で、ゲラネ・コンティの生みの親・バッカーラに会う。
先に来ていたパーニョとクッパが捕まっていて、2人も彼らのようにゲラネ・コンティを奪いに来たものだと
誤解されて、戦うことに。
勝利後、お返しとばかりに床に穴をあけられて森の地下に落下。
マリオはゲラネ・コンティの樽の中に落ち、ルイージと離ればなれに。
追いついたルイージは、近くの川に樽を落として樽の上に乗り、そのまま城へ帰ってくる。
308マリオ&ルイージRPG 5:2008/03/19(水) 19:22:40 ID:2/aNsTrl0
持って帰ってきたゲラネ・コンティを飲ませて、マメラ女王は元の姿に。
2人はスタービーンズの伝説を聞く。

どんな願いもかなえる力を持ったスタービーンズ。その力を悪用されないために、
深い眠りについているスタービーンズを呼び起こすには、美しい声が必要。
その声の持ち主こそがピーチ姫というわけ。

そこにマメック王子が帰ってきて、ゲラゲモーナがアハハ・アハデミーにいることを教えてくれる。

アハデミーの奥では、すでにピーチ姫の声がスタービーンズに聞かせられていた。
しかし、スタービーンズは目覚めるどころか突然暴れだして、床を壊して地下へ落ちて行く。
今がチャンスとばかりに飛び出したマリオたちはゲラゲモーナをどうにか撃退。
ゲラコビッツの手でエネルギー体となって最後の一撃を放とうとしたが、マメック王子に吹き飛ばされる。

地下にはスタービーンズと一緒に何故かパーニョと新人クッパがいた。
戦っていると、スタービーンズを暴走させたロボットが落ちてきて再びその声を発する。
また暴れだしたスタービーンズを4人がかりで押さえつけようとするが、スタービーンズは
壁を破って4人がしがみついたまま空高く浮かび上がっていく。
いつまでもしがみついていられず、身体の小さいパーニョ・マリオ・ルイージは落下。
クッパは落下する寸前、失っていた記憶を取り戻す。
そしてスタービーンズは、4つに砕け散ってマメーリア王国のあちこちへ飛び散って行ってしまう。
309マリオ&ルイージRPG 6:2008/03/19(水) 19:32:01 ID:2/aNsTrl0
マリオたちが落ちたのは、クス・ジーという不思議な生き物が住む小さな孤島・クスアイランド。
ファイアパレスとサンダーパレスで新しい力・ハンドを習得して、海の底を歩いて
どうにか本土へ帰ってくる。
そこで、マメック王子からピーチ姫がマメーリア王国へやってくることを聞かされ、
マメーリア国際空港へ彼女を迎えに行くように言われる。

一方国境付近。
気を失うクッパの側に、ぼろぼろになったゲラコビッツが。
エネルギー体となったゲラゲモーナは、ゲラコビッツの機械を離れて、クッパの中へ……

滑走路に出現したパックンフラワーを退治してピーチ姫を迎え入れたマリオとルイージは、
ピーチ姫の声は最初から盗まれていなかったことを教えられてびっくり。
事前にマメック王子が手を回していてくれていたのだった。

その後、デヘヘバレーの奥にあるキノコ王国の民の移民が暮らす町・リトルキノコへ
ピーチ姫と共に向かう。
ところが、ゲームの景品で手に入れた『無敵キノコ』を食べたマリオが倒れてしまう。
マリオを治せる薬草・クラピコ草を取りに、ルイージは1人でバクショー遺跡へ。
遺跡の奥でモンスターのストレス発散に付き合い、どうにかクラピコ草を手に入れることに成功。

ところがリトルキノコに帰って来た時またしても事件発生。
ゲラゲモーナがクッパの身体に乗り移って、『ゲラクッパ』として復活。
マリオは治療できたものの、ピーチ姫は攫われてしまう。
310マリオ&ルイージRPG 7:2008/03/19(水) 19:39:44 ID:2/aNsTrl0
城下町へ帰ってきたマリオたちのもとにゲラクッパからメッセージが届く。
要求は、4つに散らばったスタービーンズのかけらを集めて持ってくること。

キノじいの助言で、まずはデヘヘバレーに落ちたかけらを探しに行く。
デヘヘバレーのはずれにあった沈没船・ヴィンテージ号の倉庫の中に運ばれていくのを発見。
壁の割れ目にはまって動けなくなったガイコツ・ビリーを助けてくれたらこれをあげると言われる。
爆弾で壁を破壊してビリーを助けた時、爆発の反動で船が動き出して海へ。が、またしても沈没。

流れて行ったかけらを追って、ヘラヘラグーンへ到着。
ヤドカリのヤドルフが、自分のカラをかけらを使ってクリスマスツリーのように飾り付けしていた。
飾り付けを手伝っていたミーハーおばさん3人組が、突然現れた有名人・マリオとルイージに
大興奮。飾り付けを中断されて怒ったヤドルフと戦って勝利。一つ目のかけらゲット!
311マリオ&ルイージRPG 8:2008/03/19(水) 19:50:25 ID:2/aNsTrl0
残り3つのうち2つは城下町周辺フィールドに。

ひとつは、ヨッシー好きなオーナー・ボドールがヨッシーのために建設した映画館・
ヨッシーシアターに。
看板の飾りに使おうとしていたが、代わりとしてヨッシーが生む7つのネオンタマゴと引き換えに
かけらをくれるとの事。
そのネオンタマゴは、マメーリア特産・フルーツ豆をヨッシーに食べさせれば手に入る。
途中、何故かパックンに食べられていたマメック王子を救出しつつ、どうにかネオンタマゴ7種類全てを
手に入れてボドールにあげる。二つ目ゲット。

二つ目は、ポンプアートデザイナー(うろ覚え……orz)キャハールのもとに。
彼女(?)の仕事を手伝い、給料(現物支給?)として3つ目をゲット。

最後の1つはゲラゴーニュの奥、マイマイ族の住処に。
クッパと別れて単独行動をしていたパーニョと戦い、彼を撃退。

4つ全てが揃ったのでお城へ戻ってくる。かけらが合体して元のスタービーンズに戻る。
そこに再びゲラクッパからメッセージが。スタービーンズをジョークエンドまで持って来いとの事。
スタービーンズの偽者と、キノじいが心配して持たせたお着替えセットを持って、
海を渡ってジョークエンドへ。
312マリオ&ルイージRPG 9:2008/03/19(水) 19:57:10 ID:2/aNsTrl0
ジョークエンドで、精霊の女の子(?)ジョジョラに翻弄されながらも最奥へ。
偽スタービーンズを渡そうとしたことがばれてしまい、本物を奪われる。
そこで、マリオは『お着替えセット』を使ってルイージをピーチ姫に変装させ、
本物とすり替える作戦を立てる。

入れ替え作戦は成功。カメジェットにピーチ姫の身代わりとして連れてこられたルイージは、
スタービーンズを持って脱出。
が、落下ポイントを外れて地下に落ち、パーニョに捕まる。
マリオに助けられるも、パーニョと彼が新たに雇った新人・キャサリンと共に襲い掛かる。
撃退後、キャサリンによって吹き飛ばされるパーニョ。彼との決着はこうしてついたのでした。

城下町に帰ってくると、始めてきたときのように襲撃されていた。ゲラクッパがクッパ城を奪ったのだ。
ピーチ姫や町の住人をリトルキノコに避難させて、マメック王子はこれ以上マリオたちには頼れないといい、
単独でクッパ城へ乗り込む。
マリオらはウフ村のプスラノドンの力を借り、クッパ城へ突入。
313マリオ&ルイージRPG 10:2008/03/19(水) 20:04:52 ID:2/aNsTrl0
クッパ場内でコクッパたちを退けつつ先へ進む。
ゲラコビッツをマメック王子と一緒に撃退し、いよいよゲラクッパと決戦。

ゲラクッパのだまし討ちで倒れた二人は、ゲラクッパの体内へ引きずり込まれ、
エネルギー体と化したゲラゲモーナと最終決戦。
激闘の末倒されたゲラゲモーナはマリオとルイージを吐き出し、クッパの身体から出て行き
消滅して行きました。

マメック王子の手で時限爆弾をしかけられたクッパ城は、気を失っているクッパを
城内に残したまま、爆破されて海の底へ沈んで行く。

そして、別れの時。
マメック王子・マメラ女王・マメばあ、そしてマメーリア王国に住まう沢山の人々に見送られ、
マリオ・ルイージ・ピーチ姫・キノじいを乗せ、そして後ろにクッパがむりやり詰め込まれた
箱をぶら下げて(マメック王子がプレゼントと称して置いていったもの)、飛行機は
海を渡ってキノコ王国へと帰って行きました……。



おわり。
長かった……orz
314ゲーム好き名無しさん:2008/03/19(水) 21:42:09 ID:h6P81NKE0
ラグナセンティの人、ペルソナの人、マリルイRPGの人乙
315ゲーム好き名無しさん:2008/03/19(水) 23:54:27 ID:AjkaD6A60
たくさん投稿があると嬉しくなるなw
316コンタクト:2008/03/20(木) 00:50:59 ID:ncfRfNzv0
■登場人物
プレイヤー:チェリーと連絡が取れなくなって困っていたハカセから、チェリーへの協力を依頼される。
チェリー:主人公。偶然ハカセに遭遇し、いろいろあってハカセのエレメント集めを手伝うことになった少年。
ハカセ:エレメントが動力源な宇宙船で旅する謎の人物。
ニャンニャン:ハカセのペット。猫になりたい犬。
ラスター:エレメントを狙うテロ組織「ミューテスタント」のメンバー。エレメント探索の現場指揮を執っている。
ミント:ミューテスタントのリーダー。アンダーグラウンド世界のトップアイドルの「ミュート」でもある。
ブル:ミューテスタントのメンバー。宇宙船のメンテナンスを担当。
マリア:ミューテスタントのメンバー。オペレーション全般を担当。
317コンタクト:2008/03/20(木) 00:51:44 ID:ncfRfNzv0
■ゲームスタート〜無人島
 宇宙船で信号を送っていたハカセは偶然、DSであそんでいたプレイヤーとのコンタクトに成功する。
 ハカセは喜ぶ反面戸惑いながら、名前や住んでいるところや将来のユメは何かとプレイヤーのことを聞いてくる。
 そうやってしばらくしていると、突然宇宙船が何者かに襲撃されてしまう…

 そのころ、ある惑星では少年が学校をさぼって公園のベンチで昼寝をしていた。
 少年の名はチェリー。どこにでもいるごく普通の少年だ。
 チェリーが目を覚ましてふと空を見上げると、夕方の暗くなった空に奇妙な動きをする二つの光が。
 そのうち片方の光から緑色の宝石のような物質が落ちてくる。
 チェリーがその物質に触ろうとすると、今度は宇宙船がやってきて、それから出てきたハカセに触るのは危険だと止められる。
 ハカセの「今追われていて危ないから宇宙船に避難しろ」という言葉に従い、急いで宇宙船に乗り込むチェリー。
 だが、激しい追跡の末に致命的な攻撃を受け宇宙船は墜落してしまう。

 帰りの遅いチェリーを心配して電話をかける母親。しかし、電話はつながらない…
318コンタクト:2008/03/20(木) 00:52:38 ID:ncfRfNzv0
 場面は変わり、下の画面に無人島の浜辺で気絶しているチェリーがうつる。
 上の画面でハカセに宇宙船が墜落した衝撃で動力のエレメントがバラバラに飛び散ったことを告げられる。
 また、プレイヤーはハカセにチェリーを手伝ってエレメントを集めてほしいと依頼される、
 何故かプレイヤーがチェリーを手伝っているということはチェリーには秘密らしい。
 とりあえずチェリーが起きない事には始まらないのでチェリーをタッチして起こすことに。
 プレイヤーは気がついたチェリーを操作してハカセがいる海賊船(を改造した宇宙船)へ向かった。
 船中のハカセのラボで簡単な説明を受けたあと、ハカセからハイテク通信機「MENU」をもらって本格的なエレメント探しがスタート。
 最初のエレメントは無人島内の洞窟であっさりと発見。
 しかしエレメントは有害な放射能があるのでそのままでは持ち帰れない。
 そこでハカセの発明した「エレメント封印シール」を使ってエレメントを回収した。
 船に帰る途中でビンに入った手紙を発見。
 どうやらラ・シェフビーチという島への地図のようだ。
 船でハカセに最初のエレメントでマザーコンピュータのOSを直せると言われる。
 しかしそのためにチェリーの携帯を宇宙船の部品に使ってしまったらしい。
 ただメールは受け取れるようにしておいたようなので、メールをチェックしてみることに。
『今電話したのに、電源きっちゃったでしょ?あのことは、もう怒ってないからもう帰ってきなさい。…(中略)…じゃあね』
 チェリーの母からのメールだ。
 メールも読んだことだしと、マザーコンピュータの画面をレーダーモードに戻すとさっそく新たなエレメントの反応が。
 どうやらエレメントはカルドキアという島にあるらしい。
 いざカルドキア…の前にラ・シェフビーチにも寄ってから行こう。

 ※MENU=マニピュレイト・エレメンティブル・ヌル・ユーザビリティの略らしい
319コンタクト:2008/03/20(木) 00:53:15 ID:ncfRfNzv0
■ラ・シェフビーチ
 無人島で拾った地図を頼りに一行はラ・シェフビーチへたどり着いた。
 そこにいたのは素っ裸のシェフ。どうやら服をサルに盗まれたらしい。
 盗まれた服は昔有名料理店で働いていたときに着た思い出の品なので取り戻してほしいと頼まれサルを追いかけるチェリー。
 サルは洞窟の奥に逃げ込んだのでさらに追うと、凶暴そうな獣に襲われているサルの姿が。
 放っておけないのでこれを撃退。
 サルは助けてくれたチェリーに懐いているようなので、服を返させることに。
 しかしシェフはチェリーがサルを追っている間に何を悟ったのか服を受け取るのを拒否。全裸のシェフとして生きるとのこと。
 せっかくなので服はチェリーが貰うことになり、これでいいのかなあと思いつつも一行は島を後にした。

■カルドキア
 カルドキアは観光地。どうやらここの遺跡にエレメントがあるらしい。
 集落に近づくと、観光客とガイドが口論していた。どうやら観光スポットである遺跡の奥に魔物がいたのが原因のようだ。
 これもエレメントの影響によるものっぽいので、急いでエレメントを回収しようと遺跡の奥に進もうとするが…扉が開かない。
 ハカセによると扉が封印されているみたいだ。と、いうことでここの長老のカッパーに封印を解いてもらうことに。
 ただカッパーはこの先は魔の領域だから近づくなといって協力してくれない。
 どうしようかと思っていると、自称考古学者のラスターに出会う。ラスターも調査のために遺跡の奥に行きたいらしい。
 ラスターは独自の調査で扉を開ける方法を知っているとのことなので、さっそく開けてもらう。
 これで遺跡の奥へ進むことができる。チェリーは魔物に気をつけながら進んだ。

 奥へ奥へと進んでいくとラスターの姿が。声をかけようと近づくと「さっさと帰れ、さもないと殺す」と脅される。
 実は悪人だったラスター。だがチェリーも帰るわけには行かないので戦闘に。
 なんとかラスターを倒すとハカセから通信が入る。どうやらラスターはテロ組織「ミューテスタント」のメンバーらしい。
 ラスターは通信機でミントという相手と何やらやりとりした後、逃げて行った。
 さらに奥へと歩みを進めると、エレメントを体に取り込んだ巨大な像の化け物がいた。
 もちろんこれを倒すことに。化け物を倒すとそこにはエレメントが残された。
 無人島の時と同じようにシールを貼ってさっさとエレメントを回収。

 封印されていた扉からでた後、カッパーに魔の領域に勝手に入ったことについて責められるチェリー。
 しかしスパイス屋の子供にチェリーがラスターに騙されていたことを説明してもらい、なんとかカッパーに許してもらえた。
 船へ帰ろうとするとスパイス屋の親父からのSOS信号を受信。先ほどの恩を返すため、スパイス屋の親父を助けに倉庫へ。
 危なくスパイス屋の親父が魔物に倒されるところだったけど、ぎりぎり間に合い救助成功。
 スパイス屋の家族一同からの感謝の言葉と心ばかりの礼を受け取って、チェリーはカルドキアをあとにした。

 船に帰ると、ハカセから次のエレメントはアルメカというところから強い反応があると言われる。
 そして、ラスターたちがエレメントを集めたり改造しようとしていることを聞かされる。これはラスターたちに先を越されるとまずい。
 一行はアルメカを目指して旅に出た。
320コンタクト:2008/03/20(木) 00:54:11 ID:ncfRfNzv0
■アルメカ
 アルメカは森林に囲まれ、野生動物たちがたくさん生息している自然豊かな土地。
 湖畔の道を進んでいくと、アプトという老人と犬に出会う。
 チェリーはアプトに軍の人間と間違われてしまうが、すぐに誤解は解ける。
 アプトは軍によって拷問され、すべての記憶を失わされた過去があるらしい。
 アプトと話をしていると、ハカセから通信が。どうも少女がSOS信号を出しているらしい。
 とりあえずチェリーたちはアプトの自宅へ向かうことになった。

 アプトの自宅へ着くと、軍人たちがやってくる。
 軍人の話によると軍がエレメントを入手したらしい。
 無理やりアプトの自宅へと侵入しようとする軍人を追っ払い、家に入ると、そこには一人の少女が。
 彼女の名前はドーリー。軍の研究所で実験材料にされていたので逃げてきたらしい。
 ちなみに軍は家族の元にはドーリーのクローンを帰しているため、ドーリーはもう帰る場所がないと嘆く。
 アプトはそんなドーリーを引き取って、軍によって家族を奪われた被害者同士一緒に暮らすつもりだという。
 チェリーはドーリーが逃げてきた軍の研究所にあると思われるエレメントを手に入れるため先に進んだ。

 軍の研究所の入り口には軍人がいたため入れそうにない。
 施設周辺をうろうろしていると抜け道を見つける。
 そこからしばらく進むと空港があり、空軍兵士が訓練…というか、⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーンをしている。
 見なかったことにして立ち去ろうとすると、からまれたのでこれを撃退。さっさと研究所内へ。
 襲い掛かる軍人たちを倒しつつ進むと、ちょうど脱獄した改造クローン(コードネーム:スネーク)に遭遇。
 倒して奥に進むとラスターが現れる。
 どうもハカセの宇宙船を攻撃したのはミューテスタントらしい。狙いはハカセの持っていたエレメントのようだ。
 襲い掛かってきたラスターを倒す。倒されたラスターは通信機でミントへコードを入力するよう要請。
 エレメントをプラズマエネルギーに変換するつもりだ。エネルギーに完全に変換されたらもうどうしようもなくなってしまう。
 チェリーは大急ぎでミントの元へ走る。
321コンタクト:2008/03/20(木) 00:54:45 ID:ncfRfNzv0
 ミントの元についた頃にはエネルギーを変換する前のエージングテストが終わっていた。
 後はコンバータにかけるだけのようだ。
 ミントはもう手遅れだといって去っていく。
 チェリーは諦めず、邪魔する軍人を倒しながらコンバータの破壊に成功。
 なんとかギリギリでエレメントを機械から取りだし、シールを使って回収。
 チェリーは船へ向かった。

 ハカセにエレメントを渡すと少しエネルギーに変換されてしまったらしいと言われる。
 まあこれくらいなら別に問題ないようでマザーコンピュータのエレメント探索レーダーも十分強化できた。
 レーダーによると次のエレエントはエイジスという砂漠の島にあるらしい。
 ハカセが言うにはミューテスタントは今回入手したエネルギーでミューコントロールシステムを作ろうとしており、きっとエイジスのエレメントも狙われているとのこと。
 先を越されないよう、一行はエイジスへ急いだ。
322ゲーム好き名無しさん:2008/03/20(木) 02:24:42 ID:RwMOqBtZ0
DSの「THE 装甲騎兵ガングラウンド」とSFC「GS美神除霊師はナイスバディ」を依頼したものですが
この二つを取り消します。すいません。
323ゲーム好き名無しさん:2008/03/20(木) 02:37:55 ID:3qDPyNcS0
トワイライト、ラグナ、マリオ、P3FES、コンタクトまとめて乙です。
乙が追いつかない投稿量って個別に感想書けなくて申し訳ないけど
マジでテンション上がるなー

DSの「THE 装甲騎兵ガングラウンド」をリクしなおします。
よろしくおねがいします。
324クロノアヒーローズ 伝説のスターメダル 1:2008/03/20(木) 14:38:09 ID:DszxjtLH0
ステージ1 ブリーガル

春曇りの日が続いた後の久々の晴れた日の朝。
クロノアと彼の友人チップルは、村はずれに「ヒカリサクラ」という花のつぼみを取りに来ていた。
この花のつぼみは何故か咲かないという。
でも、もしもこのつぼみが咲くことがあれば、大切な人に幸運が訪れるという言い伝えがあるそうな。
つぼみを手に入れた直後、もう1人の友人ポプカが、突然村にちっちゃい怪物(幻獣のことらしい)が
現れて危ないから早く帰ろう、と言う。
しかしクロノアは面白そうだからという理由で、祖父から貰った風のリングを使って幻獣退治をすることに。

手に入れたヒカリサクラのつぼみを渡す為に、幼馴染で巫女見習いの少女・ロロのところへ。
彼女は今日の夕方、天空寺院へ留学しに行くことが決まっていた。
街道沿いにある『鐘の丘』に寺院からの迎えが来ることになっていたが、その丘は他のものより
巨大な幻獣に陣取られてしまっているらしい。
そこで、クロノアはロロを無事送り出すために、その幻獣を退治することに決める。
325クロノアヒーローズ 伝説のスターメダル 2:2008/03/20(木) 14:46:57 ID:DszxjtLH0
鐘の丘に出発する直前、クロノアはロロにヒカリサクラを贈ろうとするが、彼女は
クロノアが帰って来た時に受け取ると言い、無事に帰ってきて欲しいと約束する。

鐘の丘に到着したクロノアだったが、数に押されて幻獣に追い回されてピンチに陥る。
そんなクロノアを助けてくれたのが、突然赤いバイクに乗って現れた『金色(こんじき)の死神』の異名を持つ
賞金稼ぎ・ガンツだった。
彼の胸には、子供たちが憧れるヒーローの証・ヒーローメダルが輝いていた。
どこでどうやって手に入れたの?と尋ねるも、ガキが何言ってんだ、と馬鹿にされる。
そして、助けてやった報酬として、幻獣との戦いの最中に落としていたヒカリサクラをガンツに奪われてしまう。

ヒカリサクラを取り返すためにガンツに戦いを挑むもののあっさり返り討ち。
絶対強くなって戻ってくると誓い、チップルにどうすれば即効で強くなれるか相談する。
彼いわく、ガンストン石切り場の親分・バルーが、『来たれ若者、最強特訓!』との名目で
人を集めているらしい。
でも、適当なこと言ってただ働きさせる気だろうと村人たちはあんまり興味ない様子。
でも、今のところ強くなれる方法はそれしかないので、クロノアはバルーのところへ行くことに。
326クロノアヒーローズ 伝説のスターメダル 3:2008/03/20(木) 14:54:12 ID:DszxjtLH0
バルーの特訓を受け、必殺技・トルネードアタックを習得。
ガンツに追いついて勝負を挑むと、ガンツは「どうせならロマンチックに」みたいなこと言って、
マグナ牧場での決闘を申し込む。

無事ガンツに勝利しヒカリサクラを取り返したクロノア。夕暮れの鐘の音を聞いて大急ぎで鐘の丘に
戻って、ヒカリサクラをロロに贈る。
ヒカリサクラの花びらの影には金色に輝く綺麗な蝶がいて、ガンツが花を大事に扱って
くれていたことに感謝するクロノア。
両親やクロノアたちに見送られて、ロロは旅立って行った。

しんみりするクロノアに、ガンツがヒーローになりたいなら一緒に来ないか、と誘う。
祖父に相談できず、夜中にこっそり抜け出そうとするが、祖父は全てお見通し。旅に必要な
荷物をまとめておいてくれていた。

こうして、クロノアはガンツと共にブリーガルをあとにするのでした。
327クロノアヒーローズ 伝説のスターメダル 4:2008/03/20(木) 15:01:20 ID:DszxjtLH0
ステージ2 ジャグケトル

初めて海を見てはしゃぐクロノアに、ガンツはヒーローメダルが欲しければヒーローらしい活躍を
見せろ、と、町を荒らす化け物退治をしようと持ちかける。賞金は独り占めする気らしい。w

相手は沖のほうに出る海の化け物。
実は泳げないクロノアと船酔いしてしまうらしいガンツだったが、情報を集めるために港町へ。
そこで魚の子供・カラルと出会う。
カラルはガンツのヒーローメダルを見て、ママを助けて欲しいとお願いする。
カラルの母・パメラこそが、ジャグケトルの町を荒らしていた『化け物』。
満月の夜だけ、悪夢にうなされて暴れだすらしい。
困ってる人は放っておけないクロノアと海に沈んだ宝物につられたガンツは、町の住人から
潜水スーツ・ディープワンを借りて、海へ。
328クロノアヒーローズ 伝説のスターメダル 5:2008/03/20(木) 15:09:43 ID:DszxjtLH0
海に沈んでいた宝物は、人々が、大昔に海を守っていたカラルたち一族へのお供え物として
沈めたものだとか。
その中には物凄いレアものらしい銃もあってガンツは大喜び。w

そうしているうちに夜に。今夜は満月。
苦しむパメラはカラルを吹っ飛ばして、怪物に変身。
戦うのを渋るクロノアを叱り飛ばすガンツ。
容赦なくパメラを撃とうとするガンツの前に、カラルが立ちふさがってパメラを守ろうとする。
その姿を見て、銃をおろすガンツ。
暴れだしたパメラも元に戻り、クロノアもほっとひと安心するのでした。
329クロノアヒーローズ 伝説のスターメダル 6:2008/03/20(木) 15:20:55 ID:DszxjtLH0
ステージ3 ムゥンズ遺跡

旅商人ディグロによると、ここ最近仲間たちが遺跡に入ったきり行方不明になる事件が
続いているらしい。
クロノアはガンツと二手に別れて遺跡を調べることに。
途中ガンツから貰った無線機を使ってガンツと連絡を取ろうとするが、実はこの無線機
ただ大きな音を発するだけのもの。
音につられてやってきた幻獣に捕まる。w

一方ガンツ。襟元(首周りのふさふさ)に嫌なざわつきを感じつつも奥へ。
奥で、『毒の爪のジャンガ』と名乗る謎の男と出会う。
彼とガンツは何か深い因縁があるよう。
戦いを挑むもののジャンガに落とし穴を空けられる。

結局同じ牢屋に捕まる2人。
何だか気まずい2人のところに、突然壁を爆弾でぶち破って、1人の男が現れる。
男はパンゴと名乗り、急いでいるからとその場を立ち去る。
ガンツはパンゴを引き止めてジャンガについて尋ねるが、彼はジャンガのことは知らない様子。
早速ジャンガを追いかけて1人突っ走るガンツ。別れる前とは何だか雰囲気の違うガンツを見て、
クロノアは戸惑う。
330ペルソナ3フェス後日談:2008/03/20(木) 15:31:34 ID:djszchsb0
<古の路マルボルゼ>

ラウンジの下は扉の間という、扉がいくつも並んだ空間になっている。
探索のために改めて時の狭間に足を踏み入れると、
その中の扉の一つの前に見覚えのある人影があった。
すぐに扉の中に消えてしまったためにはっきりとわからなかったが
どう見てもそれはもう死んでいるはずの主人公の姿だった。
扉の中は普通の建物のようになっており、さながらタルタロスのように
シャドウが多数いた。
奥まで探索していくと、再び主人公のような人影を見つけ、その後を
追っていくとシャドウに待ち伏せされていた。
さらに奥を探索していき、一番奥までたどり着くとそこには大きな扉が
そびえたっていた。
時の狭間の迷宮は構造的にも、そしてシャドウがいることもやはり
タルタロスに似ている。
まるで過去に戻ったようだというのにゆかりがいら立ったところへ、
メティスがここは時の流れが普通でないところであり、過去に
触れるものはいくつもあるのだと言いながら大きな扉に触れた。
扉の向こうはポロニアンモールに繋がっていたのだが、ここも
やはり何かがおかしい。
すぐにこのポロニアンモールは2009年6月、つまり過去なのだとわかる。
補給を求めるみんなの意思が反映されたのだろうとメティスは言う。
時の狭間にはこんな場所がいくつもあるようだ。
再び扉を抜けると今度は直接寮内に繋がっている。
これもまた、みんなが補給に使えると意識した結果の意思反映らしかった。

続く
331クロノアヒーローズ 伝説のスターメダル 7:2008/03/20(木) 15:31:54 ID:DszxjtLH0
牢屋に捕まっている人を助けるか助けないかで意見が割れて対立するクロノアとガンツ。

途中、誰かと通信しているジャンガに出くわす。質のいい悪夢がどうとか、天空寺院がどうとか。
そこにガンツが飛び込んできて、ジャンガを裏切り者、と呼ぶ。
ガンツにとって、ジャンガは父親・バッツを殺した憎むべき仇だったのだ。
ジャンガはクロノアを盾にして逃走。頭に血が上ったガンツは、『お前とはもう沢山だ』と
クロノアに言い捨て、ジャンガを追って姿を消してしまう。

クロノアはガンツを追いかけようとしたが、捕まっている人々の為に断念。自分達を助けてくれた時のように
牢屋を爆弾で壊せるパンゴを探して、一人で遺跡内を探索することにする。
遺跡の奥地で、箱型ロボット・ボックスメアンに襲われる。
窮地を救ったのは、ロボットを操るコンピューターを破壊したパンゴの爆弾だった。

パンゴのおかげで無事捕まっていた人々を救い出すことに成功。
ジャンガが行っていた実験とは、眠っている人々に無理やり悪夢を見せることだったらしい。

パンゴは、眠り病にかかった息子を助けるために遺跡を調べていたらしい。
結局ここにはめぼしいものは何も無かったため、天空寺院にある古い本を調べるそう。
ジャンガと通信していた相手が天空寺院へ行くことが気になるクロノアは、パンゴを
手伝うために天空寺院へ同行することになる。
332クロノアヒーローズ 伝説のスターメダル 8:2008/03/20(木) 15:47:49 ID:DszxjtLH0
ステージ4 天空寺院

ヒーローメダルを欲しがるクロノアの言葉を聞いて、パンゴは自分が持っていたヒーローメダルを見せ、
ヒーローメダルはメダルを持つ者の紹介があれば誰でも天空寺院で貰えるものだと教えてくれる。
そうして、クロノアの為に自分が紹介してあげることに。

天空寺院内でロロと再会。自分も無事メダルを手に入れて大喜び。
メダルには4段階のランクがあり、持ち主がヒーローらしいかどうかでランクが変わるらしい。
クロノアが貰ったのは一番下のブランク。ガンツはブランクの上に値するブロンズで、パンゴのは
ブロンズの更に上に値するシルバーらしい。
クロノアはガンツが自分より上に位置することに何だか納得行かない様子。w

そこに、パンゴの目的の調べ物を引き受けていたロロが戻ってくる。
自分がいたところには何も無かったが、奥の院にある図書館に『月と夢の伝承』という本が
あることを教えてくれる。
その本なら眠り病の治療法が載ってるかも!と意気込むパンゴ。

そこでまたしても事件発生。
ロロがクロノアたちを追いかけようとしてつまづき、パンゴにぴったりだと思って持ってきた
『火薬の全て』という本と一緒に、水路に落ちてしまったのだ。
ディープワンを着用して追いかけるクロノアたち。
結局ロロは水路では見つからず、本だけが落ちていた。
333クロノアヒーローズ 伝説のスターメダル 9:2008/03/20(木) 16:00:07 ID:DszxjtLH0
寺院の巫女の情報で、ピエロのような奴が月と夢の伝承を持っていった事を知ったとき、
二人のもとにロロの悲鳴が聞こえてくる。
ジョーカーと名乗るピエロのような男は、1番とろくて捕まえやすそうだからという理由で、
ロロを攫って行く。
ロロを助けようと必死に追いかけるが追いつけず、せっかくヒーローメダルを手に入れたのに何にもならない、と
焦るクロノア。
そんな彼を、パンゴは「焦って足元を見失っちゃどうにもならない」と諭す。
ロロが旅立つ前交わした約束を思い出して、クロノアは絶対無事で帰るんだと、決意も新たに
天空寺院の聖域へ向かう。

寺院の奥で、ジョーカーが乗っているボルクのマークが入った気球を見て、パンゴは
ボルクで宇宙軍が月ロケットの実験をしていることを思い出す。
クロノアがムゥンズ遺跡で目撃した、ジャンガが行っていた悪夢の実験とも妙に繋がるため、
パンゴはジョーカーに「月ロケットの具合はいかがかね?」とハッタリをかます。
その結果、「巫女の魂を触媒に悪夢を集め、伝説のスターメダルを……」というところまで
聞き出すことに成功。
誘導尋問されたことにブチキレたジョーカーが巨大化して襲ってくる。

倒せた!と思っていたら、先程まで戦っていたのはジョーカーの分身だった。
新たな姿・フラワージョーカーに変身したジョーカーに返り討ちにあい、ロロと「月と夢の伝承」は
奪われてしまったのだった。
ステージ5 ボルクシティ

ロロとジョーカーを追ってやって来たボルクで、バルーと再会。
クロノアがバルーに強くなるための特訓を受けている間、パンゴは情報収集へ。

各々満足の行く結果を得てやって来たロケット基地で、ジャンガを追って単独で行動していた
ガンツと再会。
目的は違えど目指す場所は同じ。一緒に戦おうと誘うも渋るガンツ。
そんな彼に、クロノアがかけた言葉「負けちゃあ、勝てない」。
その言葉に反応するかのように、ブランクだったクロノアのヒーローメダルは、ガンツと同じブロンズに
ランクアップしていた。
彼の言葉に心を打たれたガンツは、再び一緒に戦うことを決める。

ジョーカーの障害のせいで、ロロとジャンガはロケットで月へと飛び去ってしまう。
フラワージョーカーに変身したジョーカーを倒すと、
ジョーカーはただ一つ、自分達の目的「ナハトの闇を蘇らせる」ということだけを明かして散る。

翌日、基地にあったもう一つのロケットを盗んで……いや、黙って借り受けて(笑)、
3人はジャンガ達を追って月へ向かうのだった。
ステージ6 月の世界

月面に建設された敵の基地からの対空砲火を受け、仕方なく基地から少し離れた場所にロケットは着陸。
そこには、月面人たちの町があった。
地球に光のもやのようなものがかかっているのが気になると言うパンゴ。
その時、地球の周りに巨大なスクリーンが浮かび上がる。
スクリーンに映っている男はガーレンと名乗り、「ナハトの闇」を蘇らせスターメダルを
手に入れるために、眠りについて自分に悪夢を提供しろと地球人たちを脅す。
映像が終わった直後、3人のもとにガーレンからの伝言ロボ・ンガポコが届く。
地球人やパンゴの息子を盾にし、命が惜しければ引き返せと言う伝言が吹き込まれていた。
ガンツが「クソくらえ!」と一蹴し、3人は警戒装置が設置された危険エリアを駆け抜ける。



ちょっと中断します。
警戒装置の先に、もう一つの月面人の町があった。
そこに住んでいた月面人の長老(地球の事は『母なる星』と呼ぶ)が、ガーレンが自分達を
こき使うためにこの土地に縛り付けていること、そして彼らに伝わる英雄ナハトゥムの伝説を
教えてくれた。

遠い昔、彼らの先祖とナハトゥムはムゥンズで共に暮らしていた。
しかし、周りの国の民から疎んじられた人々は、地球をおわれた。
傷ついたナハトゥムは月ではるかな眠りにつき、先祖たちはナハトゥムを守るためにここに町を築いた。

そして今、忘れられかけていた伝説を、ガーレンが蘇らせようとしているとの事。
ガンツが、ナハトゥムもガーレンと同じなのではないかと言う。長老はその可能性は否定できないが、
ナハトゥムを救ってくれとは言わない、せめて自分達をこき使うガーレンだけでも倒して欲しいと言った。

月面基地・ルナベースを覆う月面ドームの中で、ジャンガと対峙。
バッツと組んで名コンビと呼ばれていたお前が何故裏切ったのかと尋ねるガンツ。
ジャンガは裏切ったのではなく最初から利用していただけ、ムゥンズ遺跡でナハトの闇を呼び起こす方法を見つけ、
呼び起こすのに反対したから自分は彼を殺したのだとジャンガは答えた。

戦いはガンツの勝利で終わる。ガンツがとどめをさそうとしたとき、突然命乞いを始めるジャンガ。
最初からガーレンを裏切るつもりだった、見逃してくれれば協力する、と。
ガンツは銃でジャンガの帽子を跳ね飛ばして、ジャンガを逃がした。

ガンツのメダルがブロンズからシルバーに変わって一件落着……と思いきや。
逃げたはずのジャンガが、不意打ちを仕掛けてきたのだ。
それにいち早く気がついたクロノアが、ガンツをかばってジャンガの毒の爪を受け、
倒れてしまう。

月のクレバスに高笑いしながら落ちていく。それがジャンガの最期だった。
前回数字飛ばしてた……orz 前回のは12です。

ステージ7 ルナベース

ルナベースの奥で退治するガーレンとロロ。
ガーレンは自分の側にお前がいる限り彼らに勝ち目は無いといい、巫女の祈りで世界の悪夢を束ね、
その力でナハトの闇を復活させるよう命令する。
ロロはこれ以上絶対誰も傷つけないことを約束させ、クロノアから貰ったヒカリサクラを胸に眠りにつく。
眠り始めたロロに、ガーレンは語る。
誰も傷つけないというのは、自分に抵抗しない限り、と言う条件のもとに。
そして、その約束の中にロロ自身は含まれていない……と。

幸いジャンガの毒は遅効性だった。
眠るクロノアを背負い、医務室を探して走るガンツとパンゴ。

夢の中で、クロノアは悩んでいた。
どうして自分はヒーローになりたいんだろう、と。
カッコつけなんかじゃなく、誰かのために役に立ちたいからでもなく、どうして……。

苦しむクロノアの元に届く、「強がって見せろ」「先へ進め」と言う仲間達の声。
それを聞いて、理解する。
自分がヒーローになりたいのは、前に進みたいから。
強くなって、誰かを守るための最初の一歩が欲しいから、自分はヒーローになりたい。
その答えが出たとき……彼は、目覚めた。
シルバーにランクアップしたヒーローメダルと共に。
建物の中に、今の地球の様子が中継されていた。悪夢で苦しむチップルの姿に怒りを覚えるクロノア。

奥で眠るロロを発見。クロノアがいくら呼びかけても反応は無い。
そこにガーレンが現れ、お前たちがやっていることは無駄だ、と、自分が持つゴールドメダルを見せる。
それでもクロノアたちの決意は変わらなかった。
ガンツがガーレンめがけて発砲すると、それが立体映像だったことがわかる。

ルナベース奥で、ガーレンが操るメカ・バグポットに勝利。
しかし、戦いのどさくさにまぎれてガーレンは逃走していた。
ロロの側でナハトゥムの名を叫び、ついにナハトの闇が出現する。
ガーレンを止めるために、そして前へ進むために。
クロノアたちは、ゴールドへと変わったメダルを胸に、決戦の地へ。
339ペルソナ3フェス後日談:2008/03/20(木) 18:43:43 ID:djszchsb0
<罪の路コキュトス>

ここでもやはり、奥へと探索していくと途中で主人公のものらしき姿があり、
シャドウが待ち構えていた。
一番奥にも同じように扉があったが、今度は他の場所へ移動はせずに、
過去の情景が見えた。
それは天田の母が亡くなった直後のようで、母親がかばってくれたおかげで
助かった天田が事情聴取を受けていた。
影時間に起こったシャドウがらみの事故はすべて現実に起こり得るものに
補正されてしまう。
だから本当は荒垣のペルソナの暴走で家が潰れてしまったのに、
暴走車が突っ込んだことにされてしまっていた。
母親は殺されたのだと訴えて、夜中に目を覚まして苦しむ高校生くらい
の人を見たのだといっても、家一軒が潰れるほどのことだったのだから
たかが人間一人に出来るわけがないと取り合ってもらえない。
光る馬のような怪物を出していたと説明しても、あまりに非現実的なので
警官に信じてもらえない。
大人への不信を深め、天田は一人で犯人を探す決意をした、という出来事だった。
天田が言うには、なぜ犯人には特別な力があるのか、自分にも力があればと
思い、そのせいか、その日から影時間を時々体験するようになったらしい。
そんなものを見させられて、過去の傷を抉るようなことであり、真田が
メティスに詰めよる。
メティスは責められるのは心外だとばかりに、扉は通ったものの意思を
反映するものであり、みんなの願いが時の狭間を消すことである以上は
何かしら関係があるはずだと返した。
自分の過去を見た天田は過去を、戦っていた頃のことを懐かしむような
ことを言い、真田もそうなのではないかと問う。
苛立たしげにゆかりが戻ろうと言い出し、結局どういう事かよくわからないまま
それきりにしてラウンジに戻った

続く
ステージ8・ナハトの闇

ナハトの闇の奥地で、ナハトゥムに取り込まれかけているガーレンを発見。
ナハトゥムを操るだけの器量が無かったガーレンは、結局ナハトゥムに負けて彼に取り込まれる。

ナハトゥムは悪夢におぼれ、悪夢なしでは生きられなくなっていた(この辺うろ覚え……orz)。
だから、メダルでヒーローとヒーローでないものをより分け、ヒーローでないものの見る夢を
ヒーローに集めさせて、最後は自分がその夢を食らう、という。
ヒーローとはそんなんじゃない!と反発するクロノアたち。

1度はナハトゥムに吸収された3人だが、待ち受けていた『ナハトゥムの心臓』を倒して戻ってくる。
またしても変身したナハトゥムの核の部分に、ロロがいた。
クロノアが彼女を助けようと走り出すが、お前まで取り込まれる!とパンゴたちに止められる。

ピンチの3人のもとに、眠っている地球人たちの声が届く。
天空寺院の大巫女が、人々の夢をたばねてロロを守ってくれているのだ。
人々の、声援を受け、最後の一撃を与えるクロノアたち。

ほんの一瞬だけ、3人のメダルが星の輝きを放った……。
ナハトゥムを倒しても、目を覚まさないロロ。
パンゴが、取り返した『月と夢の伝承』を読み上げる。

「眠りの病にとらわれし者、あるいはその夢に惑いし者。
 風渡る地ブリーガルに唯一その光を宿す花の息吹にその身をさらせ。
 しかしその花は硬く、地上にて開くことは無い。
 されど星のくびきから放たれた時、豊穣なる輝きで夢を癒す」

その時、ロロが持っていたヒカリサクラのつぼみが輝きだし、……花が、咲いた。
それに呼応するかのように、彼女は目を覚ました。
星のくびき、それはつまり重力。
地上を離れて月に来たことで、月面の小さい重力で花びらの負担が軽くなって花開いた、らしい。

ロケットに乗って、地上へ帰る一同。

パンゴは、1人息子・ボリスを治す方法を手に入れ、愛する家族のもとへ。
ガンツは、いつもどおり賞金稼ぎとして放浪の旅へ。

クロノアのメダルは、チップルたちの前で浮かれすぎていたからか、元のブランクへ戻っていた。
でも、いつか冒険に出ればいいだけだ、と、いつもどおり友人達と遊ぶのだった。

一歩前に進む力さえあれば、いつでもヒーローになれると信じて。



おしまい。
>>339氏、割り込みスマソ。
342ゲーム好き名無しさん:2008/03/20(木) 19:18:59 ID:6TD2MKchO
マリオルイージRPGは1のが面白かったが話は2のが面白かったな
キノコ王国に勝利宣言するゲドンコとか燃えた

できればペーパーマリオRPGも見てみたいな
ラスボスがピーチとか新鮮だった
343ゲーム好き名無しさん:2008/03/20(木) 19:29:33 ID:wLIrtGkZ0
>>342
ペーパーマリオRPGはwikiにあるよ

てかラスボスはピーチと言っていいのか?
その言い方だと誤解を受けないか?
まぁ解釈の違だけど。
344ゲーム好き名無しさん:2008/03/20(木) 20:35:24 ID:6TD2MKchO
>>343
あったのか、ありがとう
345ゲーム好き名無しさん:2008/03/20(木) 21:11:09 ID:jWrlkYTF0
Wiiの スーパーペーパーマリオ をリクエストします
346コンタクト:2008/03/20(木) 23:09:27 ID:ncfRfNzv0
■エイジス
 ピラミッドと砂漠の島、エイジス。
 蛇とクモがうごめく砂漠を抜け、オアシスにある街へ。
 マリアと住民の男が言い争いをしている。
 マリアはチェリーを見つけると、いかにも自分が被害者のように助けを求めてくる。
 チェリーが武器を片手に男に迫ろうとすると、ブルがやってきて男を連れ去ってしまう。
 マリアはチェリーに挨拶だけするとそのままブルの後を追って去っていった。ただ一人その場に残されたチェリー。
 気を取り直して、エレメントの情報はないか聞き込みをするが、村人たちは何かを隠しているようでなかなか情報が得られない。
 そんな中、サラァという少女とその母からこの村はミューテスタントに脅されていることと大ピラミッドが怪しいと教えてもらえる。
 ということで、さっそく大ピラミッドに行ってみたものの扉が開かない。
 ハカセ曰く、「フェリオの紋章」というアイテムが必要みたいだ。
 名前からして他のピラミッドにありそうなアイテムなのでとりあえず街に戻ってみることに。確か街にもピラミッドがあったはずだ。

 街のピラミッドの前で考古学者のヨツムラテツヤ教授が、一緒に探索する人を探してるので同行することになる。
 ピラミッドの奥へ進むと壁の隙間から風が通っている場所を見つける。
 ヨツムラ教授に教えてみると、案の定隠し扉を発見。
 更に進んでいくと玄室にでる。しかし、そこはすでに盗掘された後で宝は無くなっていた。
 しかし、教授はここまで連れてきたお礼にと「王家の短剣」をくれる。
 教授はしばらくここの壁画を見たいというのでここで別れることに。
 チェリーは玄室からの隠し通路を通り、宝物庫へ行き、そこにあったフェリオの紋章を手に入れる。

 紋章片手に大ピラミッドへ戻ってきたチェリー。
 さっきは開かなかった扉に紋章をはめ込むと、今度は扉が開く。これで奥へ進める。
 ピラミッド内に巣くうエジプトっぽい魔物を倒しつつ、順調に探索していると、怪しげな隠し通路を見つける。
 気になったので行ってみるとピラミッドの外周に出てしまう。
 引き返そうとするとピンクの怪鳥が飛んできて盗賊の地図を落としていく。
 地図にはバンブーアイランドという島の位置が記されていた。今度寄ってみよう。
347コンタクト:2008/03/20(木) 23:10:06 ID:ncfRfNzv0
 引き返した後さらに進んでいくと、長い壁画のある部屋にでる。
 そこには街であったマリアとブルが待機していた。
 マリアたちは自分はミューテスタントのメンバーだと言う(最初からバレバレだったけど)。
 ちなみにブルが操縦した宇宙船がハカセの宇宙船を撃墜したんだとか。
 マリアはブルにチェリーの相手を任せ、エレメント回収作業中のミントたちに合流しに行く。
 ブルはマリアが去ったのを確認するとチェリーに襲い掛かってくる。
 ブルをなんとか倒すチェリー。
 倒されたブルはミントに通信するとテレポートをして消える。
 通信の内容からするとあと少しで作業が完了するらしい。チェリーは急いだ。

 チェリーがエレメントのあるピラミッドの頂上へ着くほんの少し前のこと。
 ミューテスタント達がエレメントを取り出すため、ピラミッドの先を浮かし始めていた。
 ラスターが謎のコードをつぶやきあと少しでエレメントを取り出せるというその時、突如ピラミッドの先が暴走。
 ミューテスタント達はピラミッドの先内部の謎の空間に取り込まれてしまった。

 そうとは知らないチェリーがピラミッドの頂上に到着。
 チェリーもまた暴走したピラミッドに取り込まれてしまう。
 何とか脱出しようと空間を支配している物体と戦い、勝利。脱出に成功する。
 チェリーが謎の空間から出てきたとき、エレメントも一緒に出てきたらしい。
 さっそくシールを貼ってエレメントを回収。

 船へ帰ると、ハカセからミューテスタントからのSOS信号を受信したと教えられる。
 ハカセはミューテスタントに最後のエレメントの場所の情報と引き換えに謎の空間から脱出する方法を教えると持ちかける。
 ミューテスタントもそれを了承。
 ハカセから教えられた方法を実行して、元に空間に戻ってきたミューテスタント。
 ミューテスタントは最後のエレメントは既にバラバラになっていていろいろな人の手に渡っているとだけ教えて通信を一方的に切ってしまう。
 ハカセはミューテスタントの反応が消えた方向からエレメントがハバラ島という島にあることを突き止める。
 ミューテスタントを追ってハバラ島へ…の前に、ちょうど途中にあるバンブーアイランドに寄ってから行くことにした。
348コンタクト:2008/03/20(木) 23:11:20 ID:ncfRfNzv0
■バンブーアイランド
 バンブーアイランドは竹林と家が一軒しかない小さな島。
 他に行くところがないのでその一軒しかない家に行く。
 そこには床に伏した老いた盗賊とその孫が暮らしていた。
 孫はおじいちゃんっ子で大好きなおじいちゃんの病気を治してあげるために医者になりたいというが、当の老盗賊は孫に自分の後を継いでほしいと思っている。
 しかし強制するわけにもいかないので、もしチェリーがよかったら代わりに自分の盗賊技術を継いでほしいと頼む。
 チェリーがOKすると、老盗賊はチェリーに盗賊としての才能があるか試練をするという。
 まず第一の試練は盗賊に必要なカンの良さをみるために、カルドキアのどこかにある「丁字」という薬を取ってくるというもの。
 孫が言うには丁字とは香辛料の一種らしい。カルドキアで香辛料といったらスパイス屋だ。

 さっそくスパイス屋にいって、スパイス屋の親父にこっそり倉庫に入れてもらい、丁字を入手。
 老盗賊に丁字を渡すと、今度はエイジスにいる誰かに手紙届けてほしいと言われる。
 孫曰く、エイジスにサラァという知り合いがいるらしい。
 エイジスでサラァといえばミューテスタントに脅されていると教えてくれた少女だ。
 さっそく、サラァに会いに行く。

 手紙をサラァの母に渡す。手紙の内容は『まだアンタの心は盗めないのかな?私にはもう時間が…(後略)』というものだった。
 老盗賊にサラァの母から「早く元気になってまたエイジスにきて下さい」という伝言を預かったことを伝えると、老盗賊は「そうか…」とだけ言い、次の試練を告げた。
 次は実技。部屋にある鍵のかかった宝箱を開けるというもの。
 チェリーは頑張ってみるものの巧くやることができない。
 四苦八苦していると、痺れを切らした孫がチェリーを押しのけてすぐに開けてしまう。
 孫は「おじいちゃん、僕、できたよ!」と嬉しそうに老盗賊に話すが、返事がない。
 そのころ空には一筋の星が流れて消えていった…

 老盗賊のいない一軒家。
 老盗賊が現役時代に着ていた服をチェリーがもらうことに。
 孫が言うには「将来自分が一人前の盗賊になったら、お兄ちゃんからその服を盗みに行くからね」とのことらしい。
 小さな盗賊見習いが将来祖父のような立派な盗賊になることを願って、一行は島を旅立った。
349ゲーム好き名無しさん:2008/03/20(木) 23:13:07 ID:ncfRfNzv0
今日はここまで。
残りは明後日あたりにまとめて投下します。
350ゲーム好き名無しさん:2008/03/20(木) 23:19:13 ID:3qDPyNcS0
コンタクト乙です

ヨツムラ教授吹いたw
351ゲーム好き名無しさん:2008/03/21(金) 01:03:57 ID:RzGtmoAn0
ゴッドオブウォー2のあらすじわかる方いませんか?
352ゲーム好き名無しさん:2008/03/21(金) 02:23:01 ID:ar7oHPwN0
>>351までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。

執筆予告の有効期間が3ヶ月というのは長いのでもっと短くしてもよい、
という意見に対して全ての人が賛成しているようですが、
予告から1ヶ月経っているものは消しちゃってもいいんでしょうか?
353ゲーム好き名無しさん:2008/03/21(金) 08:22:43 ID:vsxlbmxS0
>352
私は以前あるソフトのあらすじを書いたことがありますが
>予告から1ヶ月経っているものは消しちゃっても
いいと思います。

それと、すみません。教えてください。
未解決リストっていうのは「依頼のリスト」ですよね?
執筆予告のリストていうのはwikiのどこを見たら確認できますか。
354ゲーム好き名無しさん:2008/03/21(金) 12:33:12 ID:RClF2PvV0
>>353
未解決リストの下のほうに、途中になっているものと予告が入ってるもののリストがあるよ
355ゲーム好き名無しさん:2008/03/21(金) 16:36:24 ID:ofsvp0+W0
>354
どうもありがとう
356ゲーム好き名無しさん:2008/03/21(金) 21:36:00 ID:9ZYJwlIh0
wikiにある「黒ノ十三」は全話ありますか?
357ゲーム好き名無しさん:2008/03/21(金) 22:21:40 ID:oXKgaJ4C0
>>356

Wilk見れば分かるのでは?
358コンタクト:2008/03/22(土) 00:04:42 ID:eSdoMZbP0
■ハバラ島〜リゾ島
 島全体がオタク向け商品や電気製品に特化した巨大なショップのハバラ島。どう考えても元ネタは秋葉原。
 店内が何やら騒がしい。どうもアンダーグラウンドで大人気のアイドルが上の階でコンサートを開くらしい。
 ハバラ島のオタクたちは大興奮のようだ。
 ただこのコンサートにはミュークリスタルを石を持っていかなければならないんだとか。
 もしかしたらミュークリスタルが砕け散ったエレメントなんだろうか。と、いうことはコンサートを開くアイドルというのは…

 真相を確かめるため、イベントホールを目指すチェリー。
 途中、何かのアニメの主題歌らしい「晴天のマーチ」の楽譜を買わないかと言ってくる店員がいたのでせっかくだしと購入。
 さらに上がると、怪しげな店員が。
 近づいてみると、急にハカセとの通信が乱れる。店員の身に着けている電磁波シールドエプロンで通信機が壊れてしまったようだ。
 店員が言うには、これから恐怖の電化製品祭りが始まるらしい。
 店員が合図をすると、いきなり近くの電化製品がチェリーを襲ってくる。

 チェリーは襲い掛かる携帯電話やら冷蔵庫やら掃除機やらを廃棄処分にしながら、なおも上を目指す。
 途中、ゲームオタクな店員にBTMというレースゲームの世界へ飛ばされたり、
DRAGON&DRAGONというARPGの世界に飛ばされたりと散々な目に遭うが、それでもなんとか、イベントホールへ到着。
 入場してしばらくするとコンサートが始まる。すると現れたのは、おなじみのミューテスタント四人組。
 ボーカルのミュートことミント。バンマス兼フレットレスベースのラスター。キーボード担当のマリア。ドラム奏者のブル。
 どうもこいつらが彗星のごとく現われた超絶人気バンド「スペースミュート」のメンバーらしい。
 …あんたらなにやってるんだ。テロ活動はどうした。
 心の中で突っ込みを入れつつもおとなしく演奏を聴いていると、突然チェリーが暴走。
 チェリーは勝手にステージに上り、ミントに迫る。
 止めようにも通信機が壊れているせいでハカセとコンタクトが取れないうえに、プレイヤーのことはチェリーには内緒。
 そのまま見ていると、せっかくの演奏の邪魔をされて機嫌の悪いラスターによってチェリーが押さえつけられてしまう。
 その隙にミントが会場に来ていたファンの持ってきたミュークリスタルことエレメントを回収。
 用の済んだミューテスタントはそのまま去っていく。
 身動きが取れるようになったチェリーもその後を追うが追いつくことはできず…
359コンタクト:2008/03/22(土) 00:05:14 ID:eSdoMZbP0
 ミューテスタントをとり逃したチェリーはふてくされてラボに帰ってくるなり、ハカセとも一言も会話をせずにそのまま寝てしまう。
 翌日、ようやくハカセの前に顔を見せたのもつかの間、また部屋に篭もるチェリー。
 ハカセはプレイヤーに「昨日はチェリーがプレイヤーを無視して勝手に行動してすまない」と謝り、
「これでわしらは解散かのう」と気弱な発言をする。
 しかし、ハカセの心配とはうらはらにしばらく後お風呂に入ってすっきりしたチェリーがやる気マンマンで戻ってくる。
 ハカセも元気を取り戻し、逃げたミューテスタントがどこへ行ったのかを説明し始めた。

 ミューテスタントはあの後、宇宙船でヴェルモンタル城という古城に移動し、
そこに立て篭もってミューコントロールシステムを完成されようとしているらしい。
 一行はすぐに船でヴェルモンタル城へと向かうが、突然発生した嵐に巻き込まれてしまう。
 強い風と波に流され、船はヴェルモンタル城からずいぶん離れた小さな島に漂着する。

 リゾ島は個人所有の島。
 別荘らしき建物の裏口から、島の高台へ抜けるとそこには島のオーナーらしいマリアの姿が。
 マリアは天候操作装置も兼ねているキーボードで「嵐のソナタ」という曲を演奏しているようだった。こいつが嵐発生の犯人か。
 「これは私の仕事なんです!お願いです…ジャマをしないで」と涙目で言うマリアに、思わず力ずくで止めにくいチェリー。
 仕方がないのでマリアがキーボードから離れた隙に、こっそり楽譜を「嵐のソナタ」から「晴天のマーチ」へ差し替える。
 マリアが戻ってきたのでキーボードから離れて様子を見る。
 マリアは楽譜がすりかわったことに気がつかずそのまま、楽譜のとおりに演奏をする。
 「晴天のマーチ」の効果でヴェルモンタル城をおおっていた嵐が晴れていく。
 楽譜がすりかえられたことにようやく気づいたマリアはミントたちに連絡して、ヴェルモンタル城へテレポート。
 なにはともあれ、これで今度こそヴェルモンタル城へいけるはず。一行は島を発った。
360コンタクト:2008/03/22(土) 00:05:45 ID:eSdoMZbP0
■ヴェルモンタル城〜エンディング
 ヴェルモンタル城は美しい湖の上に佇む古代遺産な城。
 湖に架かる橋を渡って場内に進入。
 中は魔導士やがいこつなどの魔物の巣になっていた。
 しばらく進むとマリアの姿が。
 マリアが演技をしてチェリーの気を引いているうちに、チェリーの背後からブルが忍び寄る。
 あっという間にチェリーは気絶させられてしまう。

 ハカセに促され、無人島のときのように気絶しているチェリーを起こす。
 捕まったチェリーは下着姿で手足を拘束され、何もできないようにされていた。
 ラスターは「悪く思うなよ」と言い、巨大なオーガをチェリーのいる部屋に放つ。
 チェリーを放置し去っていくマリア、ブル、ラスター。
 身動きできないチェリーはオーガになぶられ、ボロボロになっていく。
 このまま殺されてしまうのかと思ったそのとき、なんとニャンニャンが猛ダッシュしてチェリーを助けに行く。
 あと少しでチェリーの体力が尽きるかというまさにその瞬間、助けに来たニャンニャンはオーガに思いっきり体当たり。
 オーガを一撃で葬り去ったニャンニャンはチェリーを拘束している鎖を破壊し、去ったかと思いきやどこからか没収された武器や服を持ってくる。
 すごいぞニャンニャン。
 チェリーは近くの部屋で休み、体を癒し、ミューテスタントの追跡を再開した。

 城の奥へ進み、とうとう連絡橋でミントを発見し、追いかけていくチェリー。
 チェリーはミントを捕まえてエレメントを持っていないか身体検査をしようとしたが、キモイと言って突き飛ばされる。
 そのとき、ラスターの「ミューコントロールの用意ができた。呼んでみろ」という声が。
 ミントはわかったと言い、口笛を吹いて城壁から飛び降りたと思うと、今度は大きな火竜に乗ってチェリーの前に現れる。
 火竜と戦うチェリー。
 ある程度火竜を痛めつけると、ミントが「コントロールシステムは完璧なのにドラゴンがまだ目覚めてない」とブルとラスターを呼び出し、時間稼ぎをする。
 ラスター達を倒すと、もう時間稼ぎが十分だったのか火竜に乗ったミントが再度現れる。その間にテレポートするブルとラスター。
 今度こそ火竜に大ダメージを与えると、火竜はミントの言う事を聞かずに暴れだす。
 火竜が暴れた拍子にエレメントがチェリーの近くに落ちてきたのでシールを貼って封印、回収する。
 しかし、その場を立ち去ろうとする暇なく、暴走中の火竜に捕まり、ミントと一緒に上空から放り投げだされてしまった。
 そこに現れたジェット機の上に二人は着地、ミントと決着をつけることになる。
 倒されたミント。だが、なおもチェリーに飛びかかり必死にエレメントを奪おうとする。
 チェリーとミントがエレメントの引っ張り合いをしていると、ふとした拍子にエレメントは飛んでいってしまう。
 それをすかさずキャッチして飛び去るハカセの宇宙船。
361コンタクト:2008/03/22(土) 00:07:10 ID:eSdoMZbP0
 場面が変わって、下の画面では最初の無人島に打ち上げられたチェリー、上の画面ではコンサートを行っているミューテスタントが映る。
 気がついたチェリーは初めてプレイヤーにむかって話し始める。
 どうもうすうす自分がプレイヤーに操作されていたことに気がついていたらしい。
 チェリーは自分にありがとうも言わないで利用するだけ利用して去っていったハカセや、
変な機械で監視したり、操作して自分に変なことや危ないことをさせたプレイヤーに激怒しているらしく、プレイヤーと決闘を始めようとする。
 チェリーをタッチしてボコボコにしてやると、チェリーが負けを認める。
 チェリーはその場に横たわって「もうやだ!ボクぜんぜん強くないじゃん!結局強かったのはお前のテクじゃん」と、通信機を放り投げスネてしまう。
 そこへコンサート会場から抜け出したミントがやってくる。
 もう疲れたとぼやくチェリー。
 ミントはそんなチェリーを「大切な場所へ連れてってあげる」と自宅前まで送ってくれる。

 やっと家に帰ってこれたチェリー。
 チェリーはミントに「ありがとう」とお礼をいう。
 ミントはこれからどうするのかと聞かれて「振り出しに戻っちゃったから…追うわ」と答える。

 チェリーが帰ってきたことに感づく母親。

 チェリーがミントに「あの、また…」と言いかけると、ミントがそれを途中でさえぎる。
 そしてミントが「あのね、今度会ったときは私に力を貸してほしいの」とチェリーに頼んだところで

 Fin


 これから電源を切らずにしばらく放置しておくと、ハカセのラボが映し出される。
 ラボのモニターにはハカセからのメッセージが。

 要約すると
『スマン、本当はチェリーもあんたも騙すつもりはなかった。
 自分では見えない力に抵抗して来たつもりだったが、所詮「いきもの」ではない自分は開発者には逆らえないようだ。
 自分はあんたがDSの電源を切っている間もアレコレ考えて生きていた。あんたが寝ている間も発明に明け暮れていた。
 自分はいま確かに自分の言葉で話しているが、あんたは所詮ゲームの台詞としか思わないだろう。
 あんたはチェリーをただのゲームの主人公だと思って雑に扱っていただろうが、チェリーだって自分と同じで「生きている」んだ。
 あんたはそのチェリーに何かしてあげたり、感謝したのか?
 あんたは自分になにも語ってくれなかった。
 しかし、最初に教えてくれた[プレーヤーの入力した将来のユメや好きな言葉]をあんたからの土産にして、
自分はこれから自分のココロの秘密を探りに旅に出るよ。』


 終わり
362コンタクト:2008/03/22(土) 00:08:51 ID:eSdoMZbP0
■補足(ミューテスタント関連)
 ミューテスタントが何者なのかは本編を進めるだけでは断片的にしか情報がはいってこないけど、
あちこちにある書物を読むことで、わかる部分をまとめてみる。


・20年前に起こった通称「R32宇宙大戦」をきっかけにして平和団体として発足。
 そのときの発足人は当時20歳だったラスターで、当時15歳だったブルと14歳だったマリアらを率いる実質的な指導者だった。

・ミューテスタントは、この星の代表的なエネルギー鉱石であるエレメントを破壊と殺戮の象徴だと訴え、
エレメントをこの世から廃絶する為に平和運動と称し、世界各地でデモを行っていた。
 ただしその活動があまりに過激だった為、反政府テロリストに指定されている。

・当時指導者だったラスターはアンダーグラウンドのコネクションが強く、
また彼の父親は、財界を牛耳る大物なため、容易に本編であったように手段を問わないエレメント強奪という「平和の為のテロ活動」が行えるらしい。

・ミントは5年前に当時12歳と言う若さで、ミューテスタントに参加。後にラスターに指導者の座を譲られる。
 それ以後、ラスターは指揮官としてミントのサポート役に回ることに。

・各国政府がミューテスタントのエレメント強奪に対する対抗策も打ち出せないうちに、
ミューテスタントは惑星上のエレメントの70%に当たるエネルギー量を確保。
 これを機にミューテスタントは活動を次のステップ(ミューコントロールシステムの開発)に突入させる。
 そんな時ハカセがどこからともなく現れる。
 エレメントを求めていたハカセは、宇宙空間を自在に漂い、ミューテスタントが居る星へやってきた。
 ハカセはミューテスタントが秘密裏に格納していたエレメントの場所を難なく突き止め、
ウランより危険な未知の放射能を発生するエレメントを素手で持ち去ってしまう(つまり元々エレメントはミューテスタントのものだった)。
 エレメントを強奪したハカセを追跡するミューテスタント。


 ここまでが本編開始までの流れ。
 ちなみにミューコントロールシステムというのは、エレメントが持つ負のパワーと組み合わせる事で、
どんな生物でも特定のデジタルコントロールの元に精神支配までも可能にするシステムらしい。
 ミューテスタントがこれを使って何をやりたかったのかは最後まで不明のまま。

---
これでコンタクトは全部終了です。
363ゲーム好き名無しさん:2008/03/22(土) 02:23:47 ID:VpSZ83+N0
乙です

>ハカセはミューテスタントが秘密裏に格納していたエレメントの場所を難なく突き止め、
>ウランより危険な未知の放射能を発生するエレメントを素手で持ち去ってしまう
ハカセSugeeee!w
364ゲーム好き名無しさん:2008/03/22(土) 17:50:32 ID:7ClMUxnN0
DSのタイムホロウおね
365タイムホロウ ◆l1l6Ur354A :2008/03/22(土) 19:19:53 ID:2Y4l+yfm0
十数年前犯人が十二林 かのんをストーカー。断られたので屋上から突き落とす。
3日後かのんの恋人だった時尾 保(主人公の叔父)が自殺。これが本来の歴史。
父亘は時尾家に伝わるホロウペンの力でかのんを救うが彼女は時の流れから外れる(不老)
表向きかのんは行方不明になり、保は喫茶店を開くが失敗。現在はフリーライターをしている。
ストーカーの母親(別のホロウペンを持つ)は何度歴史を改変しても息子がかのんを殺すので過去の自分を事故で殺す。
ストーカーは何度時間を改変しても母が死ぬ歴史になるので時尾家の仕業だと思い込む。ここがゲーム開始の状況
歩郎が17になりホロウペンを受け継いだ日。父と母が12年前に失踪した歴史に改変されている。
周囲の事件をホロウペンを解決していくうちに自分以外に改変前の事実を口にしたストーカーを怪しむことに
計画失敗したストーカーは歩郎の目の前でゲートを開き母親を救うといって消える。
ゲートをくぐったせいでストーカーの歴史が改変され真ストーカーが誕生。より悪辣な手段で歩郎を苦しめる。
歴史からはずれたかのんはストーカーに騙されて歩郎の監視をしていたが恋人だった保が歴史改変で殺されたことに怒り歩郎に協力
保を助けた後12年前の事故から父と母を救出(このせいで行方不明になっていた)
ストーカーの母親を説得に失敗した為、根本のストーカー行為自体を止めることになる。

かのんが突き落とされた時間に保を送り込むことでストーカーが犯人と分かり退学。
元の時間と保とかのんは結婚し喫茶店を成功させる。過去に取り残された保はそれを影で見守り続ける。
歩郎は過去の自分に手紙とホロウペンを送り事件は解決。
最後にかのんそっくりの少女が後輩として声をかけてきて終り(多分従妹)
366ゲーム好き名無しさん:2008/03/22(土) 19:23:55 ID:3zgTrqwTO
どなたかお優しい方…
メタルギアソリッドシリーズを1〜3までお願いしますm(__)m
367魔界戦記ディスガイアP:2008/03/22(土) 20:00:07 ID:tqW3jl2T0
魔界戦記ディスガイアポータブルの「エトナ編」を投下します。

OPで寝ていたラハールを起こそうとしていたエトナだが、うっかりラハールを殺してしまう。
仕方ないので、エトナは自分が魔王になる事を決心する。
遺体を『星の墓場』に埋葬し、適当なプリニーに触角を付けてニセラハールに仕立て上げた。
魔王城の住人は買収済み。

『第一話』

最近勢力を拡大しているバイアス(中ボス)という悪魔を倒しに行き、
こいつが本物だと言ってニセラハールを見せ付けるが、
バイアスは、ラハールの親父である先代魔王クリチェフスコイの転生体なので、当然一発でばれる。
(エトナ達はバイアスの正体を知らない)
結局、勢い任せで倒すも、「今の姿をクリチェフスコイが見たらどう思うのやら」
と言われて、「魔王様ならきっとわかってくれる」と言いながら苦しい表情を見せるエトナだった。

『第二話』

天界から見習い天使フロンがやってきたが、そんなことはスルーして
資金稼ぎの為に成金悪魔のゼニスキーを倒し、財産を根こそぎ奪うエトナであった。
そんなエトナの姿を見て、フロンはエトナを倒す決意を固める。
その影では何者かによる陰謀が動いていた。
368魔界戦記ディスガイアP:2008/03/22(土) 20:01:08 ID:tqW3jl2T0
『第三話』

エトナは、元魔王の部下の一人だったマデラスに記憶を奪われていて、
それを取り戻すために彼の指示を受けて行動していた。
どこかに隠してある記憶を取り戻すべく単独行動を始めるエトナだったが、
彼女の前にフロンが現れて戦いになる。変な魔導書に操られて暴走するフロンを止めるも
そこにマデラスが現れる。ラハールが死んでいたことも全てばれており、
彼はエトナの記憶を破壊しようとする。

そこに、どこからともなく現れたバイアスの高笑いが響き渡るのだった。

第四話』

エトナとフロンは、魔王城で先刻の事を思い出していた。
バイアスは、魔界の王が持つことを許されるという『黒の魔導書』をエサに
マデラスと交渉。後日エトナとマデラスで決闘を行なうという事になった。

しかし、そんな約束を守るつもりの無いエトナは、決闘前日に奇襲を仕掛けて
記憶を取り戻そうとする。
そんなわけで、プリニー達の力を借りてマデラスをぶちのめし、
記憶を取り戻すことに成功する。
エトナがトドメを刺そうとしたその時、何者かの手によりマデラスは絶命する。
彼を殺したのは、フロンの上司である天使長ブルカノだった。

大天使の命令で魔界に降りたフロンの存在を目障りに思っていたブルカノは、
神の声といってフロンに嘘を吹き込んで彼女を始末しようとしたのだ。
変な魔導書をフロンに渡し、暴走させたのもブルカノの仕業である。

獲物を奪われたエトナは、フロンと共にブルカノを撃破する。
追い詰められたブルカノは光に包まれて消え去った。
唖然とする二人の前に現れたバイアスは、
『ブルカノは天界に連れ戻され、大天使の裁きを受ける事になる』と告げる。
369魔界戦記ディスガイアP:2008/03/22(土) 20:02:39 ID:tqW3jl2T0
エトナの記憶は戻った。
クリチェフスコイは、饅頭を詰まらせて死んだのではなかった。
彼は、あらゆる世界を支配しようとする超魔王バールとの戦いに赴き
バールを封印する事に成功するが、魔王城に戻ってすぐに力尽きてしまったのだ。

彼はその前にエトナに頼みごとをしていた。命令ではなく、父親としてのお願い。
それは、息子であるラハールを立派な魔王にする事だった。
しかしその約束は果たせない。
そう思って涙を流すエトナに、バイアスはこう告げるのだった。

『ラハールは魔界の次期後継者。あの位で死ぬと思いますか?』と。


バイアスの言うとおりラハールは死んでおらず、『星の墓場』で目を覚ますのだった。
370魔界戦記ディスガイアP :2008/03/22(土) 20:12:01 ID:tqW3jl2T0
以上で魔界戦記ディスガイアP 「エトナ編」はおしまいです。

おまけなので本編に比べると短いですが、敵のレベルは非常に高いです。
一周目でラハールばっかりに頼っていて、エトナやフリーキャラの育成をサボっていると苦労するので注意。

滅多に無いですが、『詰む』こともあります。
しっかりキャラを育ててから臨みましょう。
371T−DRAGON QUEST:2008/03/23(日) 04:01:04 ID:z3hpw9rJ0
それはオルフスール大陸の外れ。
東西を高い山で囲まれた小さな国。そこから始まる物語……

〜序章 勇者の目覚め〜

ルフルの村に住む主人公と双子の妹ミルル13歳の誕生日。ちょうどその日は城勤めで家を空けていた父親が帰ってくる日だった。
病弱で過保護気味な母に代わって近くの街マログリフルまで迎えに行くことになった二人。
西の山から悲鳴が聞こえてくるとか、何かの恐怖体験で精神崩壊した女性を尻目に
親切な仕事をしない武器屋に初期装備をもらい、仕事をしない道具屋から言づてとかなづちを受け取り、二人は街へ向かった。

道具屋の頼みに従って売れない防具屋にかなずちを渡し修理屋になることをすすめるが、父親は見当たらない。
町外れにいる飢えたいいスライムのムルイ(父親のおみやげだった)に弁当を食べさせてやると、父親が魔物にさらわれたことを知らされる。
ムルイをつれ、ルフルの母にそのことを告げると、探しに行こうと意気込むも、せき込んで妹に止められる。
こうして二人と一匹で父親を捜す旅が始まった。

アリーナのような肉体派の妹と全能力が低く装備もできない役立たずのムルイを連れて各地を回る主人公。
万病を癒す命の草の噂や、スライム用の装備を扱っていた武器屋の話、
犬の中に隠れた作者などの情報を耳にするが、肝心の父親の手がかりは全く入ってこない。
そんなこんなで旅をする内、洞窟の奥でその命の草を発見する。
ルフルに帰り母親に命の草を与えると、元気になりパーティに加わる。でも4歩ごとに1ダメージを受ける。治ってない。

やがて城の最寄りの街タルソパに着くが、そこでは双子同様に城で行方知れずになった肉親を捜す家族らや
王や兵士、魔物の不審など、なにやら核心に近いような話に満ちていた。
同様に邪悪な物を感じて来たという勇者イケタなる人物にも遭遇する。
またここには引退した珍武器屋が居住しており、そいつからスライムが武装できるようになる帽子の廃棄場所を聞ける。
これで役立たずのムルイはやっと人並み以下になれる。

城下町は人気が無く、城の中の人は話しかけてもなにも反応しない。
僅かに残っていた人の話によると、人に化けた魔物が東の洞窟に入っていくとのこと。
東の洞窟ではバハムの笛が見つかった。これを吹けるのはなぜか母親のセシランのみである。
城の地下倉庫の一角で笛を吹くと、城の片隅で秘密の地下室の階段が開く。
はたして地下室には「バイケタル」なる者を警戒するニセの王が魔物とともに隠れていた。

ニセ王ガイを撃破する一家+1だが、無理に旅をしてきたツケが祟って母親の病がぶり返し、離脱することに。
ガイ王を排除したことによりタルソパに避難していた住民も戻り、活気の戻るガイコビア城。
本物の王が盗み聞いたところによると、ガイが恐れていたバイケタルというのは魔王の名で
下克上の成ったあとは世界征服に乗り出すために「恐ろしいもの」を育てているらしい。行方不明の人もそこにいるとか。
その本拠地に入るには鍵として三つの竜の爪が必要だそうなので、以後それを見つけることが旅の目的となる。
また、なにもしなかった勇者イケタに賞賛とケチを同時につけられ、今後戦闘が長引くと唐突にイケタが参戦するようになる。

爪のひとつはガイが城の地下に隠していた。もう一つは辺境のほこらの双子の老人の間を行ったり来たりして手に入れる。
残るひとつの爪を探すうち、魔物に壊滅させられた旧城の南東に住む物取りと取引をし、ルラミトの雄石なるものを入手する。
ダンジョン内で使うとリレミトの効果を発揮し、フィールドで使うと対の雌石でマーキングした場所に飛べるスグレモノだ。
話が前後するが、雄石を最初に使うと謎の祠にワープし、そこで雌石ともう一つの命の草が手に入る。
再びセシランに草を与え、仲間になる。やはり完治には至らず歩くとダメージを受けるが、
歩くとHPが回復する奇跡の羽衣を装備させることで回復量が減少量を上回るように。
372T−DRAGON QUEST:2008/03/23(日) 04:03:18 ID:z3hpw9rJ0
旧城コビアキムルの東の山深くにある抜け穴から城の最奥に侵入し、生き残りの兵士と話すと
指輪に意識を封じ込められた少女の話とその指輪を託され、イフットスの町在住の少女ゼルクに指輪を渡すと意識を取り戻す。
しかし少女も父親を失っており、気分は晴れない。消息が分かったら教えてくれとは言っているが、ほぼ諦めているようだ。
それはさておき、抜け穴の途中には分岐が存在し、その先には廃坑となった金鉱のある島があった。世界樹もこっそり生えている。
しかし金鉱はやはり国家の大事、許可証無しでは入れなかった。魔物は入っていくのに。
仕方ないのでガイコビアに取って返し王に許可証をねだる。王もそこに爪があったことを思い出し、あっさりと許可証をくれる。
さて金鉱に向かおうかというところで三度イケタと遭遇する。
こちらの捜査具合が進んでいると見たのか、問答無用でパーティに加わってくる。どうもこの傍若無人さが鼻につく。
※ちなみにこの時点でDQとしては掟破りの5人パーティが結成される(これ以前でもイケタの一時参入時はそうだったが)

はたして金鉱の奥にはやはり金の竜の爪が存在した。しかし欠けていてうまく鍵として機能しない。
そこで思い出したのがマログリフルのかなづちを渡した修理屋。
繁盛してるようでルフルの道具屋に礼も言ってないらしく、修理を頼むと礼を伝えるように頼まれる。
伝えに行くとまたも唐突にイケタが離脱する。この男、実に不審な動きをする。

ルフルでは冒頭の女性が正気を取り戻していた。彼女によるとさらわれた人はまだ生かされているという。その中にはゼルクの父ザルルグスの名もあり、それをゼルクに伝えると
いてもたってもいられなくなったのか、凄い勢いで仲間に参入する。

修理屋に戻ると爪はイケタがもう持っていったと聞かされる。おいしいとこ取りか、畜生め。
イケタを追って最後のダンジョンに潜る四人と一匹。広大な迷宮を抜けるとそこにはイケタの姿が。
「疲れたから先に行け」とことんまでおいしいとこ取りかこの野郎。
そのすぐ先にはイケタの言葉通り父親を含むさらわれた人々が囚われていた。そしてその奥には不気味な巨大生物の姿が。
その生き物の名前はモック。ガイがバイケタルから奪った魔物で、人を食べて魔物に変えてしまうらしい。
モックを管理しているとおぼしきガアクマ(ベビーサタンの色違い)は、ガイが倒されたと聞くとモックをけしかける。

モックは恐ろしい魔物だった。そのあまりの大きさはステータスウィンドウが隠れるほどだ。
しかし生まれたてのモックは育ちきっておらず、その恐ろしさを完全に発揮することはなく打倒することができた。

その瞬間イケタが空から現れた。主人公らに傲慢に礼を言うが、どうも様子がおかしい。
ガイを裏切り者と罵倒したり、モックを撃破したことに激怒している。
さらにはあろうことか、モックを作ったのは自分だとまで。
そしてイケタは有無を言わさず襲いかかってきた。

強力な武装に身を固めた勇者イケタは名に恥じぬ強敵だったが、5対1では敵う道理もなくあえなく倒れた。
しかし残されたイケタの盾が蠢き、変形し、巨大化し、一体の南原似で巨大な魔物へと姿を変えた!
そう、イケタこそが(正確にはその盾こそが)魔王バ イケタ ルだったのだ。

バイケタルの皮膚は強固で、吐く炎は強力だった。しかし激戦は唐突に終わりを告げる。
本性を現してもなお劣勢を覆せなかったバイケタルは、唐突に敗北を宣言する。
あっけにとられる主人公らを尻目に、数百年後のカムバックを予告してバイケタルはなんとルーラで逃げ去った。
なんとも釈然としない結末だが、とにかく脅威は去った。さらわれた人々の牢を開けて開放する主人公。
ここにようやく家族の再会が成った。唐突に父親から、曾祖父が勇者であったことを聞かされる。
エンディングまできて今さらそんなことを言われても、その、困る。
ダンジョンを出ると、救出した人全員(23人)が全員パーティに加わり、脅威の28人行列が誕生する。


(主人公)、ミルル、この二人の勇者によってこの国だけでなく、
オルフスール大陸全ての国々に平和が訪れたことは言うまでもないだろう……
373T−DRAGON QUEST:2008/03/23(日) 04:06:00 ID:z3hpw9rJ0
追記

主人公の名前は続編の2によると、「カロシス」か、それに近い発音の名前だったようだ。
ミルルは2ではイミルフと伝えられていた。
374ゲーム好き名無しさん:2008/03/23(日) 12:33:35 ID:TRr6FGea0
乙です
>脅威の28人行列が誕生する。
見てぇーww
375ゲーム好き名無しさん:2008/03/23(日) 15:29:13 ID:cVG62fon0
>>374
このページの一番下に画面写真があるよ
ttp://ssrs.at.infoseek.co.jp/tdq1reve.htm
376ゲーム好き名無しさん:2008/03/23(日) 15:39:17 ID:Jy6OOGRh0
>>375
棺桶に不謹慎ながらワロタw
南無
377ペルソナ3フェス後日談:2008/03/23(日) 15:49:11 ID:rT9cVDXX0
<力の路カイーナ>

時の狭間の迷宮にはあたりを徘徊しているのとは別に
時々シャドウが待ち構えている。
そしてその奥には例の主人公のような姿が垣間見える。
まるで、主人公のような黒い影がシャドウを呼び出しているようだ。
だがそうだという確証もないし、シャドウを打倒して探索を優先させた。
ここでも一番奥で階層が途切れている場所に扉があった。
今度見えたのは真田の過去だ。
三年前、中等部三年だった真田は既にボクシングで大会に優勝して
有名になっており、他校のスカウトや同じ学校の女子生徒に
追いかけ回されて辟易していた。
力を鍛えたいという真田にとって、そういうものは煩わしいものだったからだ。
そんな彼の前に美鶴が現れ、頼みがあると切り出す。
美鶴の頼みとは倒したい相手がいるということ。
それは真田がここのところ体験し始めた影時間とおそらくは関係があるもの
であり、強くなりたいと思っている真田に美鶴は戦いにより大きなものを
かければ強くなれるといいながら召喚器を手渡した。
そんな過去の出来事を真田と美鶴は懐かしく見たようで、初対面でいきなり
ピストル(召喚器は銃型)を渡した美鶴は、実際にペルソナを召喚するまで
頭がおかしいのかと思ったなどと軽口を叩く。
真田の過去を見たメティスは学校というものが珍しかったらしく、
ポロニアンモールの噴水をとても珍しそうに眺めていたことといい
外に出たことは一度もないようだったが、アイギスにそう問われてメティスは
口ごもった。
ラウンジに戻ってきて、メティスが二階奥の部屋は特別な感じがする、
もしかして、といいかけたものの、その部屋は主人公のものだった場所で
あり、ゆかりに勝手に詮索するなときつくとがめられた。

続く
378ゲーム好き名無しさん:2008/03/23(日) 15:53:27 ID:6vyJfUjF0
>>371
>でも4歩ごとに1ダメージを受ける。治ってない。
ワロスwひどいな
379ゲーム好き名無しさん:2008/03/23(日) 23:33:05 ID:n+3srloO0
トワイライトが、プレイしないと思い出せないエリアに差し掛かったのでしばらく停滞します。
レイトン置いていきますね。
380レイトン教授と不思議な町:2008/03/23(日) 23:34:24 ID:n+3srloO0
【レイトン教授】考古学者だが、謎を解くのが好きで、イギリスでは名の知れた名探偵。
        フェミニストだが淡白なジェントルマン。「英国紳士としてはね」が口癖。
        声は大泉洋。

【ルーク少年】 レイトンを先生と慕う少年。自称先生の弟子。頑張りやさんで常識人。
        声は確か堀北真希?滑舌悪し。


レイトン教授と助手のルーク少年は、依頼を受けてサロメ夫人の元へ向かった。
そこは川に囲まれた小さな町。一つしかない吊り橋を上げてしまえば、出入りの出来ないような所だ。
住んでいるのは、異常に謎々が好きな住人達。
何かというと謎々を出してきて、解かなければ先に進めない。

お屋敷に着いて、サロメ夫人にお目通り願う。
サロメ夫人は大富豪ラインフォード氏の未亡人で、美人だけどキツくてワガママな人。
依頼の内容、黄金の果実を探すこと。
亡き富豪は、その巨万の富を何処かに隠し、黄金の果実を見つけた者に遺産を与える、と遺言したらしい。
手を尽くしたが、黄金の果実がどういう物なのかすら解らず、遺産は入らないまま。
遺族は業を煮やして、レイトン教授に依頼した、ということらしい。

家の中を調査する。
飾られた家族の肖像画の中に、一人知らない人物の絵があった。若く美しい少女が、暗い表情で描かれている。
それはラインフォード氏の一人娘、アロマの肖像画だった。アロマは父の死後、数年で屋敷を離れて姿を消したらしい。

町に出て調査を始めると。早速気になるものが。
町の奥にそびえる、巨大で奇怪な塔。町の人は皆そこを怖れ、近寄らないらしい。
アロマの事も聞き込む。サロメ夫人は後妻で、アロマは前夫人の娘。
夫の死後、サロメ夫人が継娘を疎んじて追い出した、という噂もある。
一方、サロメ夫人は懐かないアロマに、惜しみない愛情を注いでいたと証言する住人も居た。

三つ事件が起きる。
跳ね橋を操作するハンドルが盗まれて、橋が上がりっぱなしになってしまった。これでは外にでられない。
ドーンという大きな音がして、地震のような揺れがあったが、原因不明。
遺族の一人、ロイが死んでいるのが見つかった。死因は不明。殺人か?死体の傍には歯車が落ちていた。
381レイトン教授と不思議な町:2008/03/23(日) 23:36:19 ID:n+3srloO0
屋敷に戻ると、気弱な執事が慌てている。
ロイの死は、殺人事件として扱われ、警察がやってきたのだ。
イギリスでも有名な名警部、チェルニーが捜査することになった。
その結果、アリバイのなかったレイトンにも嫌疑がかけられる。疑いを晴らす為、そちらの事件も調査することに。

故富豪の私室で、サロメ夫人がアロマらしき赤んぼうを抱いている写真を見つけた。
なんだ、実の親子だったのか、とサロメ夫人にその写真の事を話すと、夫人は否定した。
「何の話かしら。私は子供を生んだ事なんてありませんのよ。」
そういえば、夫人はとても若く見える。大きな娘がいるような歳ではないだろう。
では、あれは前妻の写真だったのだ。しかし、いくらなんでも似すぎのような…。

この町には、神隠しの噂が流れている。
体の具合が悪い、とこぼしていた人がある日突然失踪するというのだ。
体の弱った人を狙って連れ去っていく黒い影。その影は、あの塔に住んでいる、ともっぱらの噂だった。

お屋敷の使用人の一人、ラモンがいなくなる。そいつを探すように頼まれる。
しかし全く見つからない。彼はしきりにダルがっていたから、もしかして噂の神隠しにあったのかもしれない。
探している内に夜になり、宿に戻ろうとした二人は、怪しい人影を見た。

老人が大きな袋をしょって、コソコソ歩いている。チラリと見えた袋の中には…
「ラモンさん!!」
ぐったりとしたラモンをしょって、老人は一目散に駆けて行く。
二人も追いかけたが、すぐに見失ってしまった。
ラモンを見失った後には、歯車が一つ落ちていた。

翌日、その事を報告に行くが、ラモンは屋敷に戻っていた。
彼は連れ去られた記憶は無く、体調もすこぶる良いという。
だが、レイトンは疑問を感じた。あの時見たラモンは、死んでいたように見えた。
少なくとも、全く生気が感じられなかったのだ…。
執事が警部にケーキを進めて怒鳴られる。
チェルミー警部は、甘いものが大の苦手らしい。

昔、お屋敷に仕えていた老婦人リーサに話を訊くことが出来た。
リーサは昔の写真ですら今と同じような老婦人だった。かなりの高齢なのだろうか。

リーサ曰く、故ラインフォード氏は、妻を深く愛しており、妻の死後それはそれは悲しんだ。
その後彼は、どこからともなく亡くなった妻そっくりのサロメを連れてきた。
サロメはアロマを可愛がったが、アロマはとうとうサロメを受け入れることはなかったという。
無くなった前夫人は、庭の地下墓所に葬られていた。
花に囲まれた夫人の像は、サロメ夫人に本当によく似ていた。
382レイトン教授と不思議な町:2008/03/23(日) 23:37:04 ID:n+3srloO0
沢山の謎を解き、住人達に聞き込みをしたが、調査は中々進展しない。
調べている内に、落ちていた新聞が目にとまる。
チェルミー警部の記事が出ていた。お手柄をたてて、インタビューをされたようだ。
警部曰く、一仕事のあとには、大好物の奥さんお手製スウィートポテトを必ず食べるとか。
愛妻を抱き寄せながら、おどけてスウィートポテトをかじる警部の写真も載っていた。

まだ調べていない所がある。門が開かない公園と、誰も近づかないというあの塔。
町中を調べたが、あの塔へ行く道が見つからない。
謎を解いて、閉ざされた道も開いたが、その道も塔の直前で行き止まりになった。
その時、二人の後ろに少女が現れた。
少女はスカーフを頭に巻き、大きなメガネで顔を隠している。
レイトンが、塔について何か知らないかと訪ねると、少女は逃げていってしまった。
ただ、少女の居た場所に、チケットのようなものが落ちていた。

これは、観覧車のチケット…。あの閉ざされた公園には、観覧車が見えていた。
「これは、彼女のくれたヒントに違いない。」
レイトンたちは、公園に入る方法を探す。
公園番を見つけ出して、中に入ることに成功。

公園の入り口には、肖像画の少女を幼くしたようなイラストが描いてある。
おそらく、この豪華な公園は、アロマの為に作られたのだろう。
観覧車の近くまで来ると、不意に観覧車が大きく傾いだ。
そして、台座から外れて、こちらに向けて猛スピードで転がってきた。
何とか逃げ切り、観覧車は水車小屋を吹っ飛ばして池へ突っ込んだ。
偶然にも、むき出しになった水車小屋の土台に、地下へ続く階段を見つける。
奥へ進むと、塔の形をした鍵があった。

もう一度、塔に一番近い行き止まりを目指すが、チェルミー警部から呼び出しを受けた。
警部は、レイトンをロイ殺しの犯人だと断定し、調査を中止させようとする。
レイトンは警部に、あの新聞記事を突きつけた。
本当のチェルミー警部は、スウィートポテトが大好物なのだ。
そして、事件があったのは橋が上がった後。警察が来られる訳ない。
更に、妻の名前をわざと間違えるトラップにもひっかけて、チェルミー警部が偽者であると立証する。
偽警部は居直って、正体を明かす。彼は、科学者ドン・ポールだった。

ドン・ポールは、かつて天才学者と称されていたが、その邪な心から学会を追放された。
レイトン教授をライバル視しており、過去に度々衝突していた。
たまたま見つけたロイの死体を利用して、レイトンのジャマをしようとしたらしい。
ドン・ポールはラインフォード氏の遺産を狙っていて、この町の秘密ももう解ったと言う。
そのまま彼は、自家製飛行機に乗り込んで去っていく。あの時の爆音と振動は、あれがこの町に不時着した音だったのだろう。
383レイトン教授と不思議な町:2008/03/23(日) 23:37:54 ID:n+3srloO0
レイトンたちも、例の行き止まりへ戻った。
そこに、あの少女がもう一度現れた。
「あの塔に近づかないで。」
そう警告して、また少女は去っていく。

二人は、行き止まりの壁に穴を見つけて、鍵を差し込む。
すると、壁が開き、塔への道が現れた。

その塔は、謎を解かないと次の階に進めないようになっている。
難問を突破しながら最上階を目指すことに。
その前に、地下に行ってみると、そこは何かを作る工房のようになっていた。
レイトンはそれを見て、自分の推理に確信を持つ。
そこへ、ラモンをさらった老人が現れた。
レイトンは、老人に自分の推理をぶつける。

この町は、作り物なのではないか。
異常に謎々好きで、歳をとらない住人達。
彼らは人形で、調子が悪くなってきたら、老人が回収して修繕する…。

老人はそれを認めた。
彼は、天才人形師ブルーノ。この町は、丸ごと彼の作品だったのだ。

故ラインフォード氏は、ブルーノの才能を認め、援助していた。
ブルーノは、とうとう完全なオートマタ(自動人形)を完成させ、ラインフォード氏は大層喜んだ。
そしてブルーノは、氏に心から仕え、お抱えの人形師として働いた。
人形は裏切らない。執事人形と家政婦人形、友人人形、従僕人形。色々な人形は、富豪ゆえの孤独を慰めた。

夫人を失ったラインフォード氏は、妻に生き写しの人形を作らせた。
それは本当に夫人に似ていて、氏の心は慰められた。
しかし、あくまでも最愛の人は戻らない。氏は、あえて真逆の性格を指定した。
幼いアロマは、姿は母であれ全く別の人格を持つ人形を怖れて、母と慕うことはなかった。

妻を亡くした大富豪は、忘れ形見のアロマに愛情と時間の全てを注いだ。
妻の分までこの子を愛し、成長を見守る事を自分の使命とした。
だが、ラインフォード氏もまた病に倒れ、余命が幾許も無い事を告げられた。
それを知ったラインフォード氏は、最後の大仕事にとりかかった。ブルーノもそれに全力を注いだ。

アロマを守り、育てる町を作ること。
閉ざされた町と人形達が、アロマを外の世界と孤独から守り、健やかに育ててくれるように。
何も無かったこの土地に一つの町を建設し、様々な人形を住まわせた。
人形達は自分達の役割に忠実に、毎日を送る。
アロマの為に、遊園地も作られた。アロマの遊び相手になる女の子の人形達も。
とにかく、この町の全て、何もかもが、アロマを守る為だけに在る。

そして、数年たった今も、ブルーノはこの町を管理し続けている。
アロマがこの町を必要としなくなるまで、この町は機能し続けるのだ。
384レイトン教授と不思議な町:2008/03/23(日) 23:38:56 ID:n+3srloO0
ハンドルもブルーノが盗んだのだろう。レイトン達の人間性を、じっくり見極めるために。
そして、レイトン達は塔を登る事を許可された。
もう一つこの町が守っているもの、黄金の果実。それは恐らく、この塔にある。

難問を突破しながら、塔を上へ上へ登る。
長い戦いを経て、辿り着いた最上階には、一軒の家が建っていた。
中は、豪華な調度品が並ぶ、上品な部屋だった。
「とうとうここまで来たんですね」
そこに、あの少女が立っていた。
今はもう、顔を隠していない。彼女はやはり、ラインフォード氏の一人娘、アロマだった。

「どういうことなんですか、先生!」
「彼女が、黄金の果実の正体だよ。」

ラインフォード氏の謎かけの目的は、遺産の相続相手を探すことではなかった。
最愛の娘を託せる人を探すことだったのだ。全ての財産と引きかえに。

作り物の住人たちは、少女の孤独を癒してはくれなかったのだろうか。
アロマは心を閉ざし、笑わない娘になっていた。
「町の外から人が訪れた時、この塔にこもり待つようにと、父から言われていました。
 そして、ここに誰かが辿り着いたとき、
 その方こそが、私の人生を捧げるにふさわしい人物なのだと」

その時轟音と共に塔が揺れた。
外を見ると、ドン・ポールの飛行機から鉄球が吊り下げられ、塔を攻撃している。
塔から脱出しようとするが、階段が崩れて、レイトンとアロマは取り残されてしまう。
ルークに先に降りるように指示して、レイトンはアロマを連れて最上階へ戻る。

そして、飾ってあった巨大な地球儀の枠を外して、旗竿を組み合わせて旗を張り、アロマを抱えてハンドグライダーの要領で飛び出した。
滑空して、ドンポールの飛行機を掠めて壊し、町の通りに不時着する。
レイトンはアロマを抱き込んでかばいながら転がる。
町の人たちやルークが駆けてきて、二人を囲んだ。
魔法の様な脱出劇だった。アロマは起き上がり、レイトンを見ると、初めての笑顔を見せた。
そのままレイトンに抱きつくアロマ。

体を離した時、レイトンはある事に気付いた。
アロマの鎖骨の当たりに、今まで無かったアザがある。
アロマが心から笑った時にだけ、浮かび上がるリンゴ型のアザ。
黄金の果実とは、アロマの笑顔の事だったのだ。

アロマは、遺産については何も聞いていないと言う。
「遺産なんかなかったんでしょうか?」
「そうじゃないよ、ルーク。私の推理が正しければ…」

屋敷に戻り、アロマの肖像画の前に立つ。
そして、絵の中のアロマの、アザが浮き出る部分を指で押し込んだ。
すると、隠し扉が開き、小部屋が現れた。
そこには、目もくらむような金銀財宝がひしめいていた。
385レイトン教授と不思議な町:2008/03/23(日) 23:41:15 ID:n+3srloO0
同時に、録音されたラインフォード氏のメッセージが再生された。

「アロマよ。とうとうここまで来たか。
 アロマ、この町はちゃんとお前を守ってくれたか?
 独りになったお前が寂しくならないよう、心をこめて作った町だ。
 ここにたどり着いたなら、私の想いは通じたのであろう。
 私は、お前に「幸せ」をプレゼントしたかった。
 それが、お前の隣りにいるその人なのか…結局はお前次第だが。
 さて、娘と一緒にいるアナタ。よくぞ私の残したナゾを解き明かしてくれた。
 あなたならすでにお気づきだろうが、改めてお話しよう。」

氏は、町の秘密について語り、黄金の果実についても触れた。
娘が成長した時、黄金の果実について公表するよう、執事人形に命じてあったのだ。
そしてこの町が、住人達が、訪れた者の知力と心を試す。娘にふさわしいかどうかを。

「そして貴方は、賢くて立派な紳士
 いや、場合によっては女性かもしれないが、
 全てのナゾを解き、ここまでたどり着いたあなたなら…
 私と同じくらいの知恵があり、私と同じくらい娘に愛情をもっていると考えたのです。
 遺産を引き継ぎ、娘を大事にしてください。
 この部屋の財宝は全てあなたのものだ。
 あなたが宝を手にしたとき、町はその役目を終え、住人達も永遠の休息につくだろう。」

この財宝に手をつければ、町の機能は停止する。
命が通ったように、笑い、しゃべり、暮らしている住人達は、皆動かなくなってしまうらしい。

「さぁ、あなたの手で、この偽りの町の長い歴史に幕を降ろしてください。」

レイトンは、アロマに選択を委ねた。
元々は君に残された遺産だ。君が選びなさいと。
アロマは、遺産なんていらないと答えた。
この町に、いつまでもこのままでいてほしいと言う。

「わかった。そうするといい。そして、君はどうするんだ?」
「私は…私の望みは…」

人形達に見送られながら、レイトンとルークは車に乗り込む。
続いて、アロマも後部座席に。
アロマは、レイトンと共に町を出ることを望んだのだ。
アロマは、遠ざかる町を見ながら呟いた。
「さよなら、私の町…」


◆スタッフロールと一緒に、後日談のイラストが数枚流れる。
 アロマは、レイトンやルークと一緒に暮らしてるっぽく描いてあるが、悪魔の箱やってないから真偽不明。
 最後は、3人の元に住人達から手紙と集合写真が送られてきてEND。
386ゲーム好き名無しさん:2008/03/24(月) 00:37:30 ID:akKPXjty0
レイトンの人ありがとう!
人形オチは聞いていたがなるほどこういうことだったのか
387ゲーム好き名無しさん:2008/03/24(月) 01:20:29 ID:8ZKAWj4t0
レイトン乙
このゲームプレイしたとき名探偵ホームズみたいだなとか思ったよ。
ちなみにアロマは悪魔の箱にも出演している。
388ゲーム好き名無しさん:2008/03/24(月) 11:17:39 ID:LShNn+LL0
>>387までをwikiに収録、未解決リストに反映させました。


389ゲーム好き名無しさん:2008/03/24(月) 12:03:50 ID:4ZeUXBfC0
前にサテラビューの「トレジャーコンフリクス」、
DSの「レイトン教授とロンドンの休日」をリクエストしたんですが
この二つのリクエストを取り消させてください。
390ゲーム好き名無しさん:2008/03/24(月) 15:43:20 ID:uztXszFw0
PS3とXbox360で出てる、新しいソニック・ザ・ヘッジホッグのストーリーを知りたいです
色々気になるキャラとかはいるんですが、本体は高いし、ゲームはバグ多すぎるらしいんで手が出ない……
391ペルソナ3フェス後日談:2008/03/24(月) 18:53:34 ID:akKPXjty0
<夜の路アンテノラ>

時の狭間の迷宮で時折見かける人影は、どうやら襲ってくるつもりはないようだ。
いまだにその正体はわからないが、ここでも待ち構えていたシャドウを倒して
一番奥にたどり着く。
ここにあった扉で見えたものは、伊織とコロマルの過去だった。
2009年の4月、新学期に入ってすぐの頃、夜のポロニアンモールに伊織はいた。
伊織の父はアルコール中毒で、料理酒を飲んで飲んだくれてしまうような
体たらくであり、それを見ていられなくて伊織は家を飛び出してきていた。
だがそうしたところで行くあてがあるはずもなく、ポロニアンモールの
ベンチに座っていると白い犬が傍によってきた。
そこへ伊織の去年のクラスメートたちが通りかかる。
寮生の彼らは寮を抜け出してきたようだ。
ゆかりに振られた失恋オフってことでクラブに行こうと伊織を誘う。
ゆかりは転校生(=主人公のこと)に持っていかれたと去年の
クラスメートは言う。
転校生の影のあるところに惹かれたのではないかと去年のクラスメートは
さらに話し、伊織は主人公が既に実の両親を亡くしていると知った。
家を飛び出してきた原因である父親のことがあって、酒を飲みに
クラブに行くという誘いを断った伊織は、まだ自分は幸せなんだろうかと
自問する。
そしてずっとそばにいたコロマルにこんな状況をスパっと変えられる
ようなすごい力があればいいのになと笑いながら声をかけた。
そんな過去の出来事に、伊織は恥ずかしいところを見られたと苦笑交じりに
言い、この日に初めて影時間を体験したものだから、驚き怯えて
コンビニでビビっていたところを真田に見つけてもらったのだとさらに話した。
4月の夜に望んだように、伊織はタルタロスでシャドウと戦うのは
光り輝いて見えた懐かしそうに言った。
今回で三回目となる過去の回想に、メティスは自分やアイギスのように
最初から力があったのではないから目覚めるきっかけがそれぞれに
あったんだと納得する。
そんなメティスに、アイギスは自分は先に力があって、
それから心を手に入れたのだと話した。
そしてアイギスは思う。
メティスは最初とは比べ物にならないくらい表情豊かに
なって、再起動した頃の自分とは比べ物にならない。
彼女にもなにか心を手に入れたきっかけがあったのだろうか?と。
ラウンジに戻って、風花がみんなに例の人影について訊ねる。
風花はペルソナの能力で認識しているから直接見ているわけではないのだが、
どう見てもあれは人影にしか、と言いかける。
しかしメティスは時の狭間に自分たち以外の誰かがいるなんてありえないと
断言する。
いずれにしても、時の狭間の迷宮をすべて探索し、人影を捕まえて
問い詰めればわかることだと真田が言ったことがとりあえずの結論だった。

続く
392サーヴィランス 監視者:2008/03/24(月) 23:36:11 ID:NK4V2fPy0
西暦2053年。地球と火星を結ぶスペースプレーン定期便が就航する。
それに先駆け結成されたのが「SHADOW SWORD」
総合監視解析システム「サーヴィランス(監視者)」を駆使し警備任務を行う特殊部隊である。

榊俊輔:主人公。陸自2等陸佐。冷戦沈着で機転が利くSHADOWSWORDの隊長。
ネッド・ハーディ:米国中佐。果敢な行動力を持つ実働隊のリーダー。
ティム・ローパー:データー処理の速さを買われたナビゲーター。
ニコラス・ガンプ:静かなる鉄の壁。高い後方支援能力を持つ。通称ニック
エドワード・バンフィールド:電子戦のスペシャリスト。通称エド
モーリス・ピラル:英国出身の爆破物のスペシャリスト。
チャーリー・ヒックス:格闘能力に秀でる前線強襲要員。突出癖がある。
スティーブ・ハモンド:オリンピック出場経験のある狙撃のプロ。イケメン

チャプター1:2053 「SHADOW SWORD」
大使館救出作戦。テロリストの占拠下から人質の救出と爆発物の解体を行う。
これは米国の協力の下行われた訓練だった。サーヴィランスの解析能力で
偽の人質を見破り、本物の人質を救出に成功。だが、最後の爆弾はダミーでなく本物だった。
システムの解析能力と冷静な部隊の行動により、最悪の事態は回避される。
査察部の調査で施設の職員が関わっていたことは判明したが、この職員は行方不明と鳴っている。
393奏(騒)楽都市OSAKA 1:2008/03/25(火) 12:46:04 ID:LVLni2TBO
とりあえず今日は世界観だけ。

・都市世界
1、この世界では、あらゆる都市が独自の概念的特徴を持っている。
  具体的には、
  [電詞都市デトロイト]…建物、空気から人間の感情に至るまで、全てのものがデータとして存在する都市
  [成功都市ニューヨーク]…成功の力を有する都市。この都市の出身者は、成功をおさめることが全ての前提となっている
  ……などがゲーム中に確認される。
  この世界は元は現実世界のように無個性なもので、それが何度も破壊されて、その破壊を堪えるために各都市が個性を持った、ということらしい。
2、この世界のあらゆる物質は「言詞」によって形作られている。言詞とは、物質の最小単位である。
  (このゲーム内では、言詞は言霊的な意味も持っている)
3、物質にはそれぞれの「遺伝詞」というものが存在する。遺伝詞とは、その物質の定義を決定するものである。
  鉄が重いのは、鉄に「重い」という遺伝詞が含まれているからである。

・歴史
1、第二次世界大戦においてドイツが全世界に投下した「言詞爆弾」によって、地球と宇宙の間に「大天蓋」と呼ばれる透明な力場が発生し、
  ありとあらゆる物質が宇宙に進出することが不可能になった。
  これにより人工衛星を飛ばすこともできなくなり、全世界ネットワークが寸断される。
2、朝鮮戦争の折に学生運動、暴力の低年齢化が問題となり、各都市ごとに学生が学生を取り締まる機関「番格・総長連合」が設立される。
  法整備により、学生と企業が相互不可侵となる。
  (つまり、子供は大人の問題に口出しできないが、大人も子供にちょっかいを出せない、ということ)
3、1983年、夏の甲子園決勝戦において東西の学生たちの間に衝突が起き、後に日本全土を巻き込むまでの規模の暴動に発展する。
この動乱は「近畿動乱」と呼ばれ、これにより東西の学生及び経済交流が断絶する。
4、1996年、和解動乱によって東西の学生たちが和解する。(小説OSAKAの話)
5、1998年、BABEL争奪戦が開始される。(ゲームスタート時)
394奏(騒)楽都市OSAKA 2:2008/03/25(火) 12:48:29 ID:LVLni2TBO
大阪に建設中の超巨大高層建築物・BABEL。
言詞と言葉の科学である『言詞学』の粋を集めて造られるこの塔は、完成すれば全世界に言葉を飛ばすことのできる巨大放送塔となる。
大天蓋によって長距離ネットワークが絶たれた現在、唯一の世界規模のメディア媒体になりうるBABELに全世界が注目していた。
言詞学の研究施設である鋼言詞学研究所が提唱し、関西の大手企業であるIZUMO社がパトロンとなったこのBABEL建設計画。
本来ならこのどちらかに与えられるはずであったBABELの初使用権は、何故か『学生』に与えられた。
学生同士が新聞、ラジオ、テレビを使ったマスコミ戦争を行い、最も多くの売り上げを獲得した情報の勝者にその権利が与えられることとなったのだ。
『人類で初めて世界中に自らの言葉を飛ばす』という栄誉を賭け、今、全国の学生達が大阪に終結する……
395ゲーム好き名無しさん:2008/03/25(火) 12:51:11 ID:LVLni2TBO
今日はここまで。
396ペルソナ3フェス後日談:2008/03/25(火) 17:35:41 ID:PCDFOZc50
<哀の路トロメイア>

ここの一番奥で見えたものは美鶴の過去だった。
おそらくは10年前のタルタロスに美鶴と父の武治と護衛や研究者が
立ち入っている。
特殊装備なしで足を踏み入れていることに不安を口にした護衛に、
研究者がシャドウには通常武器など通用しないといい、喰われたなら
それはそれでデータがとれると愉快そうに話す。
そんな研究優先すぎる返事に護衛は毒づき、幼い美鶴を伴っているが
いいのかと武治に問う。
しかし美鶴の同行は自分自身が望んだことだと、年に似合わない
くらいの聡明さで美鶴は答える。
その時、護衛の一人が苦しみ始めて突然シャドウへと変貌を遂げた。
影時間への適性をまだ途上であった研究によって得たからのようだ。
シャドウにはピストルによる銃撃など通用しない。
武治の身に危険が及びそうになり、父をかばってその前に
立ちふさがった美鶴はペルソナを発現させてシャドウを倒した。
ペルソナが存在したこと、ペルソナを扱える人間がいたことに研究者は
歓喜する。
しかし武治は苦々しげに、美鶴がペルソナを扱えるのだと証明されたことで、
負の遺産に縛られて生きてくことになるという。
タルタロスは桐条が行っていた実験によってできてしまったものであり、
ペルソナ能力はその探索にどうしても必要だからだ。
そんな武治に美鶴は心配なさらないでと父を気遣うのだった。

自分の過去を見た美鶴はしばらく無言だった。
ゆかりや風花が声をかけると我に返ったようにはっとする。
美鶴の父・武治はすでに亡くなっていて、だから生きているように
目の前で見るとどうしても平静ではいられないのだ。
しかし美鶴はすでにそのことから立ち直っており、昔の美鶴は
かわいかったなんて言う伊織に今はそうじゃないのか?などと
からかう余裕をみせた。
ここで扉も5つめ、最初の一つは戦いの準備というべきものだったが
それ以降は必ず何か意味がある。
そこへ風花が伝えることがあったと思いだして声を上げた。
時の狭間のことを少しでも調べるべく、寮に残されていた資料を
調べていたところ、それらは生前の理事長が残したものであったようだと
わかった。
どうやら10年前の事故前後のもののようで、処分を避けるために隠されて
いたらしい。
その中に時の狭間について書かれた手記もあった。
そこからさらに何かがわかるかもしれない。
残された扉は二つ。いよいよ最後が近づいてきていた。


続く
397サーヴィランス 監視者:2008/03/25(火) 22:56:53 ID:flRiZZpR0
チャプター2:2055 「Satellite Plane」
火星で一月修理と補給を済ませた後、イーグレット1は地球への8ヶ月の航海へ出航する。
その中にはサーヴィランスプロジェクトの最高責任者ハリスの娘リノと祖父であるロベール博士の姿があった。

イーグレット1警護中にハイジャック事件が発生。犯人は国際的テロ組織「ネオ・クライト」である。
別の任務で作戦から外れていた筈のハーディと人質役で参加したクラウディオが博士の護衛を勤めており救出に成功
その目的はナバロコーポレーション社のアンプルSN03に対する抗議と供述しているが
研究員ノーマンが死亡した為詳細は不明。SN03を摂取したパメラの身柄は拘束されギガス1隔離質で検査を行う。
銃器、及び爆発物の搬入は客室乗務員ソニアによるものと判明。搭乗者のチェックに関して課題を残す結果となった。

チャプター3:2055 「Intentional Mutant」
謎のアンプルSN03についてセレナイト計画の主任を務めていたロベール博士に尋ねる途中、
拘束されていたパメラが拘束具を引きちぎり脱出。SN03は遺伝子治療の過程で生まれた意図的突然変異体を作り出すウィルスだった。
テロリストの目的が博士の命でもアンプルの奪取でもないとすると・・・狙いは俺達ではと予測するハーディと榊。
変異体から乗客の安全を確保する為、イーグレット1とギガス1を分離。変異体の追跡を行う。
戦闘中、ドクターミリアナが筋弛緩剤の投与に成功。変異体は一時撤退するがすぐに活動を再開。
ロベール博士の提案で変異体は急激な代謝の代償に水と蛋白質を求める習性を利用しカーゴ04の水槽に誘導する作戦を開始。
カーゴ04の戦闘で扉パネルを損傷。ヒックス、モーリス2人の犠牲があり、カーゴそのものを宇宙空間に放出。爆発を確認した。

ハーディ少佐は負傷。ウィルスに感染。すぐに変異体化することはないものの、このままでは1年程度で死亡すると予測される。
ロベール博士より、かってSN03を研究していた月面ラボに情報が残っていることが発覚。
博士はナバロコーポレーション社を違法な遺伝子実験を行っていたとして告発。ラボの調査を行うことになる。
398サーヴィランス 監視者:2008/03/25(火) 22:57:32 ID:flRiZZpR0
チャプター4:2056 「Moonbase Lab.」
新たに2名の隊員(一話で偽人質を務めたアマンダと新人のジム)を加えたSHADOWSWORDは廃棄された月面ラボへと潜入した。
調査中、ジムが地下3階に多くの電力が供給されていることに気づき、調査に向うと3体の変異体がカプセルに眠っている。
だが、調査中外部より暗号化された信号が送られ部隊が設置した爆弾の遠隔操作と変異体の起動が行われる。
バイソンタイプを前にハーディは一時的錯乱状態に陥るが、すぐに平静を取り戻しカプセル内の変異体を射殺。
逃げ出した一体をサーヴィランスで追跡し、隔壁を閉じることで追い詰めこれの撃破に成功する。
謎の電波に関して部隊以外の電波は確認されておらず、機械的な罠にしてはタイミングが良すぎる。
変異体との交戦を考えると内通者も考えにくいが、情報が外部に漏れている可能性がある。
サーヴィランスシステムの大半がナバロ社の技術を取り入れられたブラックボックス的な使用であることを問題視する榊。

チャプター5:2057「Mars NABARO」
「あなた達が何の為にこの船に乗り込んだか・・・そちらの方が重要じゃないかしら」パメラの最後の言葉を思い出し
サーヴィランスシステムがSHADOW SWORDの監視、つまり変異体の実践データ収集が目的ではないかと予測する榊。

通信が途絶えた火星に向ったSHADOW SWORDはリノと護衛のクラウディオが捕まったことを知り救出に向う。
サーヴィランスシステムが監視されている中、妨害プログラムを使いテロリストを排除。
リノの母方の祖父であるハビエル・ナバロは、余命短い娘の為に変異体の実験を行ったことを告白。
変異体の制御の唯一の成功例がリノだったことから狙われたと話す。ハビエルはリノを救おうと土壇場でネオ・クライトを裏切るが
ナバロ社研究主任、辰宮奏の裏切りにより殺害。リノが連れ去られてしまう。
火星の機能は一部を除いて停止、敵の本拠地がフォボスにある事が判明した為
第19特化連隊特務機動分隊はリノ救出に向う。

チャプター6:2057「Thinking Reed」
フォボスにてネオ・クライトとの決戦。敵もサーヴィランスシステムを使うが、これまで戦い抜いた榊達に軍配が上がる。
研究所の戦闘でダメージを受けた変異体を救おうと辰宮がゲージをあけると女性型の変異体が現れ、応戦したテロリストが壊滅。
フォボスの軌道がずれ、火星に落下していく中、ハーディの髪の毛が一気に伸び怪力を発揮。
変異体との一騎打ちを行う。仲間の協力で変異体は倒れ、フォボスの軌道も元に戻る。

エピローグ
成長したリノの元を訪れる榊とティム。2人の間には生後半月の赤ん坊がいた。
母親のクローンであるリノは父と別居し夫を亡くしたクラウディオと暮らしていた。
2060年に亡くなったハーディの墓参りを済ませ、彼らはクラウディオの家に向う。
399魔族の大地 〜TDQU〜:2008/03/26(水) 02:33:39 ID:Qf60KHxd0
DQ系の常として誕生日の朝に寝てるところをたたき起こされるところから物語は始まる。
しかしなんとこの男、肉親ではなくメイド(?)に起こされるという前代未聞の羨ましさ。
ちなみに男と書いたが、今作は性別も自由に選べるので誤解なきように。
付け加えると筆者は男でしかやってないから細部に違いがあるかも知れない。
閑話休題。
15歳になって徴兵の時期を迎えた主人公は、モコロ村のみんなに激励を受け父クイトの先導の元マダルカル城へ向かう。
兵が多いことが自慢のマダルカル城に着くと、やはり親父は入り口に陣取って主人公の逃亡を防ぐ。
王に挨拶をして武器屋で武装の配給を受け、任命式に移ろうかというところで魔物の襲撃が起こる。
しかもすごい大規模なもので、強国とウワサのマダルカル城の兵士もへのつっぱりにもならずさらわれていく(重要)。
親父が高名な戦士で期待できるからか単に側にいたからなのか、お付きの爺にバシルーラで緊急避難させられ着地の衝撃で失神する。

目を覚ますとそこはマダルカルの名も知られていないド田舎。情報を得るために砂漠のバザー(夜限定)へ赴く主人公。
ちなみにここで男主人公だとただでぱふぱふしてもらえる上、その経験で経験値が10増える。

可能性があるならレーアオスト城だと言われ、実際他に何もない島だしそこへ行く主人公。
王に姫が盗賊にさらわれたから、兵士マンセムと力を合わせて奪還してくれ。そしたら船を出してやると言われホイホイと受ける主人公。
ちなみにここで自分を捜しに来た女幼なじみフアッスの存在も知らされる。
余談だが、この城2Fでさぼってる兵士に内緒にしてやると答えると、いいことと前置きしてこんなことを教えてくれる。
「魔王が現れ、この地に闇の悪魔を降らせるだろう」という伝承があるそうだ。どこがいい話じゃ。

問題なく姫を奪還する主人公とマンセム。盗賊らのボス「プアー」の名前と、一緒に魔物が出てきたのは伏線。
王はマダルカルの壊滅を知っていたとのこと。箝口令を敷いていたらしい。
とにかく手配された船へ行くと、船頭がオアシスのぱふぱふ娘ミシーナにぱふぱふしてもらいたいと駄々をこねる。
それを本人に伝えると、主人公が気に入ったとかでその後も同行させてくれとか、お決まりの台詞を言う。
なんにせよ義理でぱふぱふを済まし、同行者が一人増えてマダルカルへ。

マダルカルは特に破壊の跡は見えないが、人っ子一人いない不気味な静寂に包まれていた。早々と逃げる船頭。
城内には隠れていたヘタレ兵士一名、はいいとしてあと王が難を逃れていた。
その王から親父クイトが王の実子だったという衝撃の事実が明かされる。だから助けてくれたのか?
なんでも親父が世界を旅してたのは勇者を捜すためだったとか。パパスか。
文法が胡散臭い予言に従って、親父の跡を継ぎ勇者を捜せと言われる主人公。あと奪われた「銀竜の骨」も。

西の大陸へ行けと言われるが、船もないのでモコロへ帰郷する他ない主人公。そういえば村には旅の扉があった。
長老に西の大陸のオルフスール城の学者アラキに会って聞けと具体的な指示をもらって西の大陸へ。

旅の扉の先にあるキメラの翼の産地サリマビルグの村とオリマビルグの村では
飼育していたキメラを盗まれて村人がきゅうきゅうしていた。野性のキメラは割と絶滅の危機らしい。
男衆が一度奪還しに行ったが返り討ちにあったのか帰ってこず、村は鬱々とした雰囲気に包まれている。
そんな中井戸端で気を吐く女商人シャウク。敵が普通に落とすのより多くのGを拾ったりもする剛の者だ。
そのシャウクに助けを求められ、奪還を手伝う主人公。オルフスールへの洞窟の鍵も盗まれてたことだし。

キメラを盗んでいたのはウワサの盗賊「プアー」だった。頭も力も弱いけど。
プアーには逃げられたがとりあえず村人とキメラの奪還には成功した。あと盗賊の鍵も取り戻した。
オルフスールへの洞窟に着くと、シャウクはここで離脱する。でも鍵はくれる。なんのための鍵だ?
400魔族の大地 〜TDQU〜:2008/03/26(水) 02:34:20 ID:Qf60KHxd0
洞窟の中にはレヌイスと言う高貴な女戦士と、連れのダニーとかいうのがいた。彼女らも予言の勇者を捜しているらしい。
ダニーが口を滑らせたところによると、レヌイスはどこぞの姫らしい。致命的に隠密行の下手な奴らだ。

それはさておきオルフスール城に着くと、アラキの爺はピラミッドに実地研究に行ったと伝えられる。
ちなみにオルフスールとは前作の舞台でもあるが、広大なオルフスール大陸のごく一部での話だったので
このオルフスール城周辺は全然関係ない。後で前作の地域も地名も出るので期待はそっちに。

とにかくアラキの爺に会うためにピラミッドの最寄りのシンの村に赴く二人。
ところが入った途端旧知らしきチオレなる男が現れるとミシーナは逃げるように別れる。
代わりにこのチオレが無理矢理仲間になるのだが、腹立たしいことに戦闘後に入手するGの75%を奪っていく。
そこで多くのプレイヤーはちょっとしたテクニックでこのイベントを先延ばしにしてミシーナとの旅を続けたりする。
それはさておき、アラキを発見して話しかけると一目でもの凄い気に入られる。
で、予言について軽くレクチャーの後ピラミッド行きの動向が決定する。
勇者カロシスと妹のイミルフ、その出現を予言していた大賢者モウニュは
さらに数百年後、すなわち今現在および未来の動向も予言していた。その内容がピラミッドにある、と。

呪文封じや視界封じの霧の仕掛けが連動する3つのピラミッドを巡り、振り回すとイオラ並の破壊力を発揮するぬののふく、
もとい予言の刻まれたモウニュの骨を手に入れ、一行はオルフスール城に戻った。
さっそく解読を始めるアラキはさておき、その時間つぶしに西の洞窟にしまったニメケの種火を取ってきてくれと頼まれた。
なんでそんな遠くて危険なところにしまうんだというツッコミを飲み込み取ってくる主人公。
取って戻ってくると半分くらい解読が終わったと爺が報告に来る。えらく早いなおい。

古文としてももの凄く胡散臭い文法と迂遠に過ぎる比喩表現を合わせ持つその予言は、
爺のこじつけるところによると勇者はクイトの子、つまり主人公のことらしい。狂喜する爺。
主人公の肩書きがゆうしゃになり、前触れもないのに勇者のお披露目式が行われる。

さて、今後の方針として勇者カロシスらの伝説の武具を集めることを示唆された。
手始めにカロシスの剣が賞品になっているゴドワンの武術大会に出ることに。予選は王の招待状でパスだ。
ついでに城下のルイーダの酒場が使えるようになっているので、今後の拠点はだいたいここになる。
アラキの爺は解読作業があるとかで加わらないが、未来の大魔法使いを自称するヤンと
元プアーの子分で「商人じゃないトルネコ」ことアウカクを仲間に加えることができる。あと、ここでやっとチオレを外せる。

城の地下の旅の扉からゴドワンのある大陸へ飛ぶ一行。
北の岬の祠に寄り道すると、炎がシスターになり(?)魔王復活を告げ、必ず剣を手に入れろと念を押される。で、炎に戻る。
ちょっとした怪奇体験はさておき、ゴドワン城と最寄りの街トトンでは武術大会に沸いていた。
が、王や大臣は浮かぬ顔。どうやら毎回聖火に使っていたメキヒの種火が盗まれたらしい。奪還を依頼されるのはお約束。

一人でしか通れない落とし穴の先、洞窟を抜け古灯台を上ると、そこにはなぜか火を崇めるプアーと子分が。
わざわざ灯台を修復して種火を使って数十年は消えない聖火を灯してくれたらしい。
海の魔物の迷子を無くすためだと言っているが、どう考えても人間の利益の方が大きい。迂闊なやつだ。

一人でもやっぱり問題なくプアーを追い払い、種火を奪還した主人公。
王様は喜びさっそく聖火を着け直し武術大会本戦の開幕を宣言する。
401魔族の大地 〜TDQU〜:2008/03/26(水) 02:34:59 ID:Qf60KHxd0
前回優勝者トーヤー、双子の兄妹武道家トーイとモーニ、人間とは思えない強さで肌が紫色のリフゲイ、
あと主人公。あとはまあ、モブ。そうそうたるメンバーを迎え武術大会本戦は始まった。

まあたぶん勝っても負けても話は進むけど、勝つと紫色で半裸のリフゲイと決勝で戦うことになる。
で、表彰式になるが、賞品カロシスの剣と全員の賞金占めて58万ゴールドを目の前でリフゲイにかっさらわれる。
みんながっかりするが、とりあえず名誉だけで閉会する。
自然リフゲイを追うことになるが、親父の病気の治療のために賞金を欲していたトーイモーニ兄妹が同行することになった。
どうやら一時的に別の予算から賞金を補填することもできないほどゴドワンの財政は厳しいようだ。
ついでにこの時期以降オルフスールに戻るとシャウクがいて、話しかけると本格的に参入する。

一行はリフゲイを追って、風のマント互換のメーダの浮き袋を狩って採取して塔から飛び降りて山脈を越え
前作にも出たバハムの笛でゴーレムを起動させ今度は地下からさらに山脈を抜ける。
その洞窟は前作をプレイした人なら懐かしさがこみ上げてくるかも知れない。

洞窟を抜けるとそこは懐かしのコビアキムル東の山中だった。TDQ1のあらすじ参照。
しかしよく見ると微妙に地形が小さく、南東の祠もない。本家2のアレフガルドを彷彿とさせるアレンジだ。
そのコビアキムルに寄ってみるが、ゴドワン兵が国宝を盗んだとかで入れてもらえない。
仕方なく足をガイコビアまで伸ばすと、なんと宿にマンセムの姿が。
主人公を追っていたところ、空飛ぶ魔物に捕らわれて、無理に振り解いたら落ちて大けがをしたらしい。役立たずめ。

リフゲイはガイコビアから真北、マログリフルやルフルの方向へ逃げたそうだが、
前作であった橋が無くなっているのでぐるりと大回りを強いられる一行。
噂もあったので前作と同じ洞窟に寄ると、やっぱり命の草がもらえた。モーイとトーニは手に入った直後離脱する。気持ちは分かるがな……

イフットスでは住人が一人を除いて犬になってしまっているという異常事態だが、べつにできることもないので先を急ぐ。
その先のホルフでは地下の街を照らしていた種火が失われて住人は闇の中で冬眠状態だったが、同上。
マログリフルではルフルの墓に鳥と男が入っていくのを見たという話が聞けた。

前作地方をひとまわりしてやっとルフルに着いた一行。ルフルはすっかり寂れ勇者の肉親の墓が残るだけになっている。
リフゲイとおぼしき人影はさっき入っていったという。飛んでる癖にやけに遅くないか。
とにかく追いかけて墓に入る。別にダンジョンではなく、一直線に階段を下ると墓碑の前にリフゲイと魔物が。
剣も賞金も既に持ち帰っており、他の武具が埋葬されていないか見に来ただけだという。
これでこっちには得る物はなくなったわけだが、向こうはプアーの礼だとかやる気なので戦闘に。
この後もそうだが、一定のダメージを与えるとリフゲイは毎回逃げるので釈然としない結果に終わる。

リフゲイの言うとおり墓には武具はなかったが、代わりというわけではないが魔法の鍵を入手できる。
これでこれまで開けられなかった扉を開けて回ったりして次回に続く。
402ゲーム好き名無しさん:2008/03/26(水) 07:34:12 ID:nUp+4jSO0
乙。
紫半裸は基本なのか。
403ペルソナ3フェス後日談:2008/03/26(水) 17:59:02 ID:4aBK7mnh0
<業の路ジュデッカ>

ここの一番奥で見えたものはゆかりの過去だった。
1年生の終わりごろのことのようだ。
ゆかりが寮の椅子にぼんやりと座りこんでいたところへクラスメートが
通りかかる。
食堂が閉まる30分前にもなっているというのに、部屋へ一回も戻らずに
こんなところで座り込んでいたゆかりをクラスメートは気遣う。
ゆかりが妙に元気がないのを五月病的なものだとクラスメートは思ったようだ。
ゆかりは再び一人になって溜息をつく。
元々ゆかりが月光館学園(ペルソナ3の主要キャラが通っている高校。
経営母体は美鶴の実家の桐条グループ)へとやって来たのは10年前の
事故のことを調べるためだった。
だが10年前の事故はシャドウがらみのことであり、隠蔽されていて
警察や新聞だって調べられていないのに一介の高校生には
どうしようもない。
中等部から4年もいても何もわからず、もう諦めた方がいいんだろうかと
ゆかりが思いかけたところへ、寮の管理人が届いた手紙を渡しに来る。
差出人は岳羽詠一朗。10年前の事故で亡くなったゆかりの父だった。
ゆかりはその手紙がまさに10年前の事故の直前に投函されたと
消印から知って、荷物も放り出して慌てて部屋へ戻ったのだった。

そんな自らの過去を見て、ゆかりは今まで見てきたものの共通点が
わかったという。
どうやら伊織以外の全員が気づいていたようだ。
共通点とは、ペルソナに目覚めたきっかけの日だったということ。
つまり過去を見せていたのはペルソナについて何かを示そうと
しているようだが、それ以上はまだわからない。
これはどういう意味なのかとみんなが話し合う中で、メティスだけが
一人輪に加われずにぽつんと孤立していた。
一緒に話し合おうと誘われても、自分だけが過去のことを知らないし
浮いてしまうからと妙に頑ななことを言う。
拗ねているような態度であり、実際にさびしいんだろうと指摘されると
普段は上げているバイザーを下ろして顔を隠してしまった。
美鶴がそんなメティスに、自分たちの過去はなにも輝いているばかりの
ものではない、辛いことだって多かったというのだが、メティスは思わぬ
反論をした。
みんなが笑って話すのは過去のことばかりだと。
そんな言葉に、それぞれに思い当たる節があった。
もしかしたら本当に時が停滞しているのは自分たちが原因かもしれない。
アイギスはその時初めてそう思ったのだった。


続く


それと、後日談はペルソナ3本編やってるの前提だからこれだけ読むと何かとわかりづらいと
思うんだけど、補足とかしたほうがいいんですかね?
404ゲーム好き名無しさん:2008/03/26(水) 19:50:29 ID:YVj79Zmq0
ペルソナ3のストーリーはもう上がってるわけだし
後日談を知りたい奴は本編をやったことあるか
もしくはペルソナ3のストーリーを読んだかどっちかだと思われ
だから気にしなくてOK
405魔族の大地 〜TDQU〜:2008/03/28(金) 02:10:42 ID:TZDwTZ4S0
ルフルの墓で手に入れた魔法の鍵を使い、封鎖されているコビアキムルに裏口から侵入する一行。
さすがに前作舞台の首都らしく、中ではカロシス一家についてなかなか詳しい情報が得られる。
何でもダメ人間だった父親が妻子の死後彼らの装備を世界中に売っ払ったとか。主人公の苦労の幾分の一かはこの男のせいらしい。
ちなみに、以前出会ったレヌイスはここの姫だったことが判明する。女だてらに城一の剣の腕前だとか。

怒髪天で話の通じない王に見切りを付け、城下で情報を集める。
見る目のある人間はこの国宝盗難騒動が第三者の仕組んだことではないかと疑っているようだ。
そんな中、一人の覆面パンツ(海賊)に接触を受ける。
海賊も容疑者の一つなのだが、むしろ自分らも被害者だと言って取引を持ちかけてくる。

旅の扉をくぐり海賊のアジトに通され、若頭のハースラ(一人称われ)と交渉を始める主人公。
何でも彼らの本家(ここはただの拠点)アルストの村が魔物率いるリッチとプアーに乗っ取られたらしい。
奴らは盗んだ物をそこに集積しているらしく、白竜の目や銀のマルス像もそこにあったとか。
海賊の下っ端は魔物相手には無力なので、村を取り戻すのに協力してくれとのこと。報酬は船一隻。

交渉は成立し、ハースラを加えた一行はアルストの村へ向かう。
ミニデーモンとマネマネの徘徊する村に侵入し地下倉庫に辿り着くと、そこにはリッチとプアー、リフゲイの姿があった。
主人公が勇者なら勇者も大したことはないなと侮辱するリフゲイ。さらに勇者に関して思わせぶりなことを言いかける。
が、リッチとプアーがマヌケな悪事のネタバラし他を始め、核心に届く前に遮られる。
その内容のアレさに人間に失望するリフゲイ。どう見てもアンタの人選ミスです。本当に(ry
失点を取り戻そうとここは任せてくれと言う二人と、それを採用するリフゲイ。

リッチは逃亡したが、プアーはここで命を落とす。最期まで冴えない男だった。
白竜の目はリフゲイが持ち去ったのか見つからなかったが、マルス像とカロシスの剣を取り戻すことができた。
が、去り際に吐き捨てていた通り、カロシスの剣はバトルアックスにも劣る攻撃力しかなかった。2のロトの剣か?
何はともあれマルス像は返還され戦争の危機は脱し、報酬の船とおまけに5000Gをもらった。

白竜の目のようなものを金に換えるなら闇のバザーだ、という情報を海賊から聞けるが、
それがどこにあるか肝心なことを言わないので途方に暮れ、とにかく場所の聞けた倭の国とやらに船を進める。
話に聞いたとおり倭の国では全く言葉が通じず、無駄足なんじゃないか後悔し始めるころ、明らかに現地人と風体の違う人物の姿が。
なんでもこの国の研究家のホンニンなる人物に依頼され、風習などを記録しているのだとか。
早速この人にホンニンの居場所を聞き、船を東のカールに進める一行。

カールの宿ではレヌイスが先客として滞在していた。
が、主人公が勇者であることが信じられず、納得できるまで勇者探しは続けると断られた。ふん、こっちから願い下げだ。
それはさておき、ホンニンを探すがその姿は見えない。なんと既にリッチにさらわれていた。またリッチか。

ホンニンを取り戻しに割と近所のリスアモの塔に向かう主人公ら。
しかしリッチは不在で、子分が二人見張りをしているだけで、難なくホンニンの救出に成功する。
ところが辞書は未完成で、完成に必要なメモが子分の一人に奪われ売り払われたとか。お前が書いたメモじゃないのか?

幸いカールで闇のバザーの所在は聞けたので、そこへ向かう一行。
しかしバザーは正式名称を天下一バザーと言い、一見さんお断りで門前払いを喰らってしまう。
ならば蛇の道は蛇、海賊ハースラに紹介状を書いてもらおうとアジトに訪れるが、ハースラは主人公を追って旅立って不在だった。
北(倭の国)に向かったと聞いて最北の村ノースパタを目指したらしい。迂闊な奴め。
406魔族の大地 〜TDQU〜:2008/03/28(金) 02:12:17 ID:TZDwTZ4S0
追う者を逆に追ってノースパタに着く主人公。しかしそこに既にハースラの姿はなかった。
当てもなく南下して本家2のテパ行のように河と橋の迷路を抜けた先にあるサースパタの街に辿り着く。
そこにはなんと勇者イミルフの墓があった。墓碑銘はミルルとあり、ここでやっと前作主人公=勇者の物証が現れる。
ここでやっとハースラに追いつき、紹介状を書いてもらえる。ついでに本格参入もする。

紹介状を持って闇のバザーを再度訪れる主人公。中では全ての商品が75%の価格で取り引きされていた。
しかも売値はそのままだから、ここではいくら無駄に売り買いしても実質的な損はないという破天荒。
それはさておき、無事に白竜の目を買い戻すことに成功するが、ホンニンのメモは見当たらなかった。

一行は闇のバザーとゴドワンで得た情報に従い、北の城塞都市ローシに向かう。
なんでもリッチらしき盗賊に悩まされているとか、(主人公以外の)勇者が現れたとか。
ローシに着くと、その城壁は襲撃を受けたかのように傷付き欠けていた。
門兵の話によると、勇者を名乗る人物が教会を破壊し、祀られていた竜のハート像を奪っていったらしい。
そのせいか主人公に向けられる目は厳しく、態度は敵意に満ちている。

王もやはり主人公が勇者であることに懐疑的で、荒れた地下倉庫にあるカロシスの兜を取って来れたら
勇者として認めてやると言い、落とし穴を作動させていきなり地下倉庫に叩き落としてきた。
崩壊した通路に大回りを強いられながらもカロシスの兜を取って戻ってくると、掌を返すように真の勇者と持ち上げ
ついでにリッチ一味を壊滅させてくれと難題をふっかけてくる。
そのためにと渡されたのは、被るだけでパン一のあらくれスタイルになれる黒覆面だけだった……

こんな待遇ですぐ退治しに行くのも癪なので世界を巡ってみる一行。
サリマビルグの北、ピラミッドの東の山深くにはウワサに聞くスライムの国があった。
普通にしていては入れないので、ミルルの墓で見つけた変化の杖を使いスライムに化けて入り込んでみる。
しかし入り口にいるスライムナイトのアン(人間少女)とムンムン(スライム)に即座に見抜かれ、人間は通さないと襲いかかられる。

人とスライム(ブレス吐く)の恐るべき二回攻撃を凌いで勝利すると、主人公は勇者ではないかと問われ、
勇者ならムルイに会ってあげてくれと言われる。
はたしてムルイは前作のあのムルイ本人(本スライム?)で、年月を経て貫禄が付いていた。
非情にデカまっていて、まるで王冠をかぶっていないキングスライムのようである。
ムルイからはさしたる情報も得られなかったが、アンが仲間に加わりはぐれメタルの盾ももらえた。

ついでに勇者が子供の内に殺されたとの噂のムームムリにも足を伸ばしてみる。
ムームムリはすっかり廃墟と化しており、炎がポツンと燃えているだけだった。
しかし地下室の隠し部屋には、地震の調査に来ていたレーアオストの兵がいた。
彼らの話によると、10年ほど前にクイトの妻を名乗る人物が流れ着き、産後体力を回復することなく死んだとか。

そろそろ真面目にリッチ討伐に盗賊本家へと向かう。
関所は黒覆面でパン一になりパスする。ろくに確認もしてないが、盗賊にはそういう鉄の掟でもあるんだろうか。
本家に着くが、どうも下っ端の盗賊達も魔物と親しくしているリッチに隔意を感じているようだ。
最上階のリッチの部屋に着くと、なんとそこには父クイトの姿が!
驚いて駆け寄ると、そいつはマネマネだった。がっかりする間もなく駆けつけてくるリッチとリフゲイと新顔一人。
新顔はバイルと言う名で、聞いた話によると竜のハート像を奪ったのもこいつらしい。リフゲイの片腕か。
407魔族の大地 〜TDQU〜:2008/03/28(金) 02:12:59 ID:TZDwTZ4S0
リフゲイとメガンテを使ってくるため運勝負を強いられるリッチを退け、ついにホンニンのメモを取り戻す。当然リッチはここで死ぬ。
カールに戻りメモをホンニンに渡すともの凄い勢いで書き始め、あっという間に通訳の書が完成する。

早速通訳の書を持って倭の国におもむく。どうやら前方後円墳は「神」モウニュの墓だったらしい。骨はピラミッドにあったのに……
倭の伝承や墓内部の碑文によると、モウニュは竜を作りその竜と天地を創造したらしい。
そしてその竜はバラバラに別れ眠りについたそうだ。そのパーツこそ、これまで出てきた骨や目やハート像やその他諸々だという。

モウニュの墓には最後の鍵が埋蔵されていた。それを使って再び各地の扉を開けて回る主人公。
そうして得た宝物にはホルフから奪われたサシフミの種火があった。
種火を持っていくと、地下街の灯が再び灯されホルフの街は蘇る。
その礼として代々受け継いできたルラミトの雄石を受け取った。

ルラミトの雄石を使うと、前作でも最初に飛んだ謎の祠に飛ぶことになる。
そこに居たのはあの老人ではなく、何と前作で双子と同行した僧侶ゼルクその人だった。
この聖域に住み、魔王の復活に備えイフットスの才児タルスを生誕より育ててきたが、
魔王にそれを感付かれ襲撃を受けるところ、村人全員を犬に変えることで難を逃れさせたと言う。
しかし何分緊急措置だった上、聖地の力を持ってしても寿命が間近に迫っているため、ゼルクにはもう元に戻す力が残っていない。
戻すためにはもはや金鉱にあるラーの鏡を使うしかない、と。

祠のスライムから雌石を受け取り、金鉱へ行くためコビアキムル王から許可をもらって、地下道ではなく旅の扉をくぐる。
鉱山の麓にはタルソプの町が移転しており、それなりに活気づいているが鉱山は廃鉱になっているとのこと。
金鉱の奥の一角は固い岩盤を利用して倉庫として利用されていた。そしてそこには先客バイルの姿が。
バイルは主人公のおかげで竜のパーツが簡単に集まったことを嘲笑して去る。ゴドワンはまた盗まれたらしい。

それはさておきラーの鏡を持ち帰って、イフットスの村でかざすと犬は村人に戻る。
ちなみに犬にならなかった爺が一人居たが、ゼルクの手落ちか別に意味はなかったようだ。
タルス(幼女)を仲間に加え、マンセムからの伝言に従いレーアオストに向かう主人公。
しかしその瞬間謎の地震が世界を覆う。が、すぐに地震はおさまった。

気を取り直しレーアオストに入城する主人公。なぜかアラキが先に着いている。
どうやら予言の解読が完了したらしい。しかし相変わらず解読できても予言の要領は掴めない。そして古文っぽくない。
一通り解読内容の披露が終わったころ、一人の兵士が駆け込んでくる。
ムームムリに派遣されていた兵士で、付近の山が空に浮かび上がったと報告する。
そして同時に暗くなる天。浮かび上がった何かが太陽を覆い隠してしまったようだ。

予言に従い天に昇り闇を払うためにはそのための道具がいる。東の浅瀬の洞窟に空高く飛べる杖があるという伝承がある。
そこに入るためには浅瀬を干上がらせる渇きの壷が要る。それを求めてマンセムを既に遣いに出したという。
闇のバザーにマンセムを追うと、既に入手して去ったとのこと。そして南の砂漠で不意に消失したと。
マンセムの行方を追うため、その行動を再現してみる主人公。
その時突然流砂に巻き込まれ主人公はただ一人仲間とはぐれ、陽を失った地上以上に闇に満ちた謎の地に独り放り出された。

続く。
408TDQの人:2008/03/28(金) 02:13:57 ID:TZDwTZ4S0
やっぱり2はボリュームあるな。これでも結構省略してるつもりなんだが。あと一回で終われるといいけど。
2より1の方が好みなせいもあって、今回のゼルクとのまさかの邂逅が個人的絶頂点だった。
一般的にはこの後の真相解明あたりがそうなんだろうけどね。
409ゲーム好き名無しさん:2008/03/28(金) 14:19:59 ID:TD0V7MV7O
乙。けっこうおもしろい。
410ゲーム好き名無しさん:2008/03/28(金) 15:44:57 ID:TA4h12Lm0
>>409までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。

予告から一ヶ月経ったものを消す、ということに反対の方が居ないようなので
「●執筆予告がある物」から
・Half-Life 2: Episode Two[1月] ・パワプロクンポケット8(高坂茜ルート)[12月] 
を消しました。

それに伴い、「スレ天麩羅」の
「勝手ながら、予約から3ヶ月以上経ったものは予約無効とさせて頂きます。」
という文章を
「勝手ながら、予約から1ヶ月以上経ったものは予約無効とさせて頂きます。」
と改めました。
411ゲーム好き名無しさん:2008/03/28(金) 15:47:45 ID:HR9ZrBSD0
>>410
いつも乙です〜
412410:2008/03/28(金) 16:20:58 ID:TA4h12Lm0
よく考えたら「Half-Life 2: Episode Two」の人が予告した時はまだ3ヶ月ルールだったので、
後からのルール改変で消されるのは後出しジャンケン的というか遡及適用的で
少し問題ありかもしれません。
自分で言い出したことではありますが、一旦戻しておきます。
今から後に予告されたものは1ヶ月で消す、と言う事にしてはどうでしょう。
413ゲーム好き名無しさん:2008/03/28(金) 16:32:06 ID:IwW8wUZD0
そのほうがいいと思う
414ゲーム好き名無しさん:2008/03/28(金) 21:05:34 ID:kw3I3rZA0
DQおつ〜

>>412
いつもお疲れ様です
自分も遡及効果は無しでいいと思います
415ゲーム好き名無しさん:2008/03/29(土) 02:19:02 ID:3A5Lp3yOO
アプリのREAL〜零〜のリクを取り消します。
416ゲーム好き名無しさん:2008/03/29(土) 02:21:11 ID:A4mkJBss0
PSの眠ル繭をお願いします
417TDQの人:2008/03/30(日) 02:49:48 ID:MboVGnbh0
あー、長かった。初挑戦だが、こんな感じで大丈夫だっただろうか。
書いてる最中は筆が乗ってるから気にならないんだが。
それに文の流れもあるから書けなかったこともけっこうあるしね。名前が一度も出てない仲間とか割といるはず。
セリフ全収拾してるサイトがあって助かった。過去の遺物のようでトップからのリンクがないから晒しはしないけど。

本家DQが意識的に避けてると思われる人間と魔物の善悪や和解にがっぷり組み付いた異色作。
人の業とかは特に6以降とか割とやってるし、この辺が最大の特色ではなかろうか。

システム的には3+4+5といった感じ。馬車はないがAI作戦搭載。ターゲットが死ぬと別の敵を狙う。
「さしずをさせろ」があって「いろいろやろうぜ」はないが、4と同じで学習しないと的確な行動をとらない。
顔グラも付いてるが、まあ無くても構わなかった程度の質。
結構バグが多く、意識的に残したと思われる多刀流はさておいても、宝箱の中身が消失したりクリアしてもクリアフラグが立たなかったりする。
418TDQの人:2008/03/30(日) 02:52:08 ID:MboVGnbh0
しまった!
ボタン押し間違えてあとがきを最初に書き込んでしまった。しかも途中なのに。
仕方ないのでこれから本文行きます。
419魔族の大地 〜TDQU〜:2008/03/30(日) 02:52:51 ID:MboVGnbh0
独り仲間からはぐれ、揺らぐ闇に満ちた見知らぬ世界へ放り出された主人公。
幸いすぐそばに集落が見えたので、何はともあれそのツキミツの村へ入る。

村人は主人公を見て、魔族の大地から人が来たと大騒ぎする。異邦者だから仕方がないが、何が何だかわからない。
わかるのはマンセムらしき戦士が前に来ていて、一緒に来た魔物を封じるため長老に同行したことぐらい。
それでも人々からわからないなりに話を聞いて回ると、だんだんと恐るべき真実が見えてくる。
何と、魔族と人間は遙か大昔に枝分かれした同根の種族であると言う。
人は科学の力で、魔族は魔法をもってそれぞれ繁栄していた。人が魔法を使えるのも、同根故に混血が可能だったからだろう。
そして人はある時大規模な戦争を起こし、人も魔族も多くが死に、大地も太陽さえも汚してしまった。
魔族の王は力を振り絞り、豊かな大地を世界の上に創造した。そのために向こうは魔族の大地と呼ばれる。
そして今から数千年前、モウニュが竜と望む人々を連れ豊かな大地を求め向かった……と。

俄には信じがたい話に頭を混乱させつつも、まずするべき事をするためにマンセムと長老を東の洞窟に追う主人公。
村の外は真っ暗だが、村でもらった松明に火を付けることで多少は視界が改善される。
久しぶりの単独戦闘に戸惑いながらも魔物を蹴散らし、東の洞窟の最奥に到着する。
そこにいたのは長老のラエビと、やはりマンセムだった。ラエビのレミーラで視界はかなり改善される(完璧にはほど遠いが)。

封印を施し、村に帰還する三人。ラエビは戻す方法を知る唯一にして最後の人物だそうで、知識ももっとも深いようだ。
モウニュに賛同せずこの大地に残った人は非情に自戒的で、住みにくくてもここに住み続けるべきだと考えている。
そして、魔族を滅ぼさないでくれ、共存を実現させてくれと懇願する。モウニュを責めるな、とも。

長老の秘術デイルーラ(消費MP63)により主人公とマンセムは魔族の大地に帰還する。
しかし到着したのは見たこともない氷の城だった。ルーラもリレミトも効かない城を彷徨いながら出口を探すと
巨大な玉座に座る紫の巨大な魔族と遭遇した。見た感じアベル伝説のバラモスっぽいような。
その魔物はジシスルと名乗るが、弟(誰だろう?)と違い人間をことさらに滅ぼす気はないと言う。
安堵して辞そうとする二人だが、人間が魔族を滅ぼすつもりなら弟に任せておけんと態度を豹変させ襲いかかってくる。

不十分な戦力ながらも二人は死力を尽くしてジシスルと戦った。しかしジシスルにはこちらのあらゆる攻撃が通らない。
なすすべもなく体力を削られ、二人は志半ばで不運にも命を落とした……


主人公が目を覚ますと、そこはゼルクの祠だった。しかしもはやそこにゼルクの姿はない。
スライムや猫らの話では、最期まで主人公のことを見守っていたそうだ。
ゼルクにしてもこの大地の真実は驚くべき事で、それでもラエビらの話には賛同し、
既に動き出し止まらない魔王を滅ぼし、人にも魔族にも住み良い共存のできる世界にしてくれ、と。
そしてゼルクは僅かとは言え残りの命をなげうち、ゼルクの緑石を作り主人公に託すようにと渡したと。

主人公が魔族の大地より姿を消してかなりの時間が経っていたようで、勇者は敗北した、あるいは逃亡したと信じられていた。
それはある面では真実でもあるが、ともかく世界は希望を失って久しかった。
仲間達にしてもそれは同様のようで、オルフスールの酒場も閑散としている。
故郷に帰った者もいれば、レヌイスに同行し勇者の装備(と勇者)を集めに行った者もいた。
それでも主人公が顔を出すと生存を喜び、再度の冒険を望んでくる。
仲間でない人々も、主人公を勇者と知る人はその生存に再びの希望を見出す。
420魔族の大地 〜TDQU〜:2008/03/30(日) 02:53:22 ID:MboVGnbh0
長い間太陽が隠されていたため、気温が下がり海面が低下し、地形が微妙に変化している。
そのためモコロとサリマビルグの間の海峡が陸続きになっていたり、浅瀬が島になって洞窟が剥き出しになっていたりする。
つまり渇きの壷は手に入れただけで使われることなく預かり所の棚に飾られる運命だった。

何だか小さくなっているマンセムは相手にせず、とにかく浮遊の杖があるその洞窟へ潜る一行。
DQ4海鳴りの祠を彷彿とさせる水と岩の迷路を進むと、レヌイス一行と遭遇する。
レヌイスは未だ半信半疑だが、同行者のフアッス、ヤン、ハースラは大歓迎してくれる。
彼女らはカロシスの鎧を見つけだしたとのこと。ゼルクの祠で教えてもらった場所に行っても無かったのはこのため。
一旦オルフスールでの再会を約し別れ、主人公らはさらに奥へ進み浮遊の杖を見つけだした。

試しに浮遊の杖を使ってみると、その名に反してすさまじい勢いで天空へと撃ち出される。
周りの山脈を遙か眼下に見下ろし、束の間の青空を垣間見る一行。
しかしそれも一瞬のこと、すぐさま落下が始まり、地面に叩き付けられる。看板に偽りありとはこのことか。

空の何かの場所を突き止め、その下で浮遊の杖を使いそれの内部に侵入する。
中は骨などが見える生物的な構造で、中には多数の悪魔が徘徊し侵入者や逃亡者を見張っていた。
その一角にはマダルカルやムームムリ、ローシの人が囚われており、いろいろな話が聞ける。
なんと主人公が侵入してきた入り口はトイr……もとい、このドーヴはモウニュの竜の呪われた姿であること、
父クイトも囚われ、しかし飛び降りて脱出したことなど。そして、もう一人の子の疑惑。

竜を解放するため心臓を外すべく、一行は中枢部へと向かう。そこにいたのはあのバイルだった。
激闘の末バイルの息の根を止めることに成功するが、制御にバイルが関わっていたためにドーヴは落下を始める。
遙かな高空から地に叩き付けられドーヴは四散し、乗っていた人も投げ出され打ち付けられる。

主人公が目を覚ますとそこはモコロの実家だった。横には眠るフアッスの姿も。そして戻っている日差し。
呪われた竜ドーヴは墜ち、日の光を取り戻したのだ。
しかし犠牲も大きく、墜ちたときに命を落とした者を含めると生還できたのはごく僅かだった。
竜を正しい形で蘇らせるため、やけに詳しいことを知っていたムームムリの長老に会いに行く主人公。
長老はハート像を回収しており、それを竜の聖地で掲げると全てが集まって正しい形を取るという。しかしその場所は長老も知らないらしい。

ムームムリでは幼くして殺されたもう一人のクイトの子の存在がついに確定的になる。
その子(主人公と逆の性別)が死んだ場所には、あの消えない炎が意味ありげに燃え続けている。

世界を回って竜の聖地を探すと、シカムというかつて浅瀬に閉ざされていた村で手がかりが見つかる。
『竜の目で心臓を掲げる』これだけではさっぱりわからないが、イフットス近辺は竜にちなんだ地名が多かったことを思い出す。
確かにそう考えてあたりの地形を見てみると、湖が竜の頭を象っているように見える。そしてちょうど目のあたりに浮かぶ小島。

その島で竜のハート像を掲げると、骨や牙、目など四散したはずのパーツが集合し、瞬く間に竜の形を取った。
ドーヴのような奇怪な歪められたものではなく、正しくモウニュの従えた竜そのものだ。これで山や浅瀬すら越えられるようになった。

421魔族の大地 〜TDQU〜:2008/03/30(日) 02:53:45 ID:MboVGnbh0
そうして飛ぶ内、これまで入れなかった大きな海域に見慣れない村を発見した。
そこは勇者カロシスが最期を迎えた、その名もカロシスの村だった。
証明としてタルスがゼルクに預けられていたカロシスの指輪を見せると、カロシスの盾をくれる。
これで剣、盾、鎧、兜、指輪とカロシスの装備は全て揃ったことになる。
しかし防具が世界最高水準の防御力を発揮している一方、剣は明らかに見劣りしている。
本家2っぽいが、真相は異なる。ゼルクの祠の犬の話では剣は本来の力を取り戻させる必要があるという。2じゃなくて4だった。

カロシスの村のいいスライムに魔族の礼拝堂の話を聞いてそこに向かってみる一行。
大扉の前には骨が転がっており、開けることができない。しかもこの屍、話しかけても反応しないが明らかにただの屍ではないようだ。
スライムにもう一度話を聞きに行くと、一人でないと入れず、しかも天井を叩くという合図が必要だという。
一時的に仲間と別れ、礼拝堂入り口でルーラを使い、わざと頭を叩き付ける主人公。開かなかったらただの間抜けだ。
それは杞憂に終わり、屍が起き上がりこちらを見ている。別に仲間になりたそうではない。ここは大魔王ナーの礼拝堂だそうだ。

扉を開けるとそこには父クイトと、姿を消して久しいミシーナの姿があった。そして明かされる二つの真実。
やはり主人公はクイトの実子ではなかった。すなわち、主人公は予言の勇者ではなかったということだ。
船旅で出産し、その直後遭難したクイトらはムームムリに流れ着いた。
弱っていた母と子をムームムリに残し、クイトは単身モコロに知らせに戻った。
しかしクイトが戻る前に勇者を怖れた魔族の襲撃によって、ムームムリの住人は一人残らず姿を消していた。
襲撃の前に命を失っていたのか、妻リアの墓だけはあった。そしてその墓にいたのが赤子の主人公だった。
魔族が見逃すとも思えないが、死んだという確証もない。クイトが世界を巡っていたのは死んだ娘(息子)を探すためだった。
しかしその儚い希望もドーヴに連れ去られ、ムームムリの生き残りに話を聞くまでだった……

これとくらべるとミシーナの告白はおだやかなものだった。彼女は魔族だった。
チオレもそうで、それぞれバイケタルとジシスルの妹分と弟分だとか。
ミシーナが酒場にいたのは、殺したはずの勇者に似たものが動き出したと感じたバイケタルが調査を命じられていたらしい。

礼拝堂の奥にはジシスルよりも巨大な魔族の像が立っていた。これがこの大地を作ったナーの像らしい。
そしてナーとモウニュの戦いが語られる。人の来訪を予見していたナーは、割譲するための大地まで用意していた。
全ては彼の大地でできなかった人と魔の共存のため。ナーは人を憎むなとまで言い残したという。
しかし人はその地を越えて版図を広げていった。魔族と人の争いは全土に広がり、今に至る。
モウニュもナーもそれを望んではいなかったが、止めることは叶わずじっと耐えて逝った、と。

自分が予言の勇者でなくとも、それを知るのはここにいる一握り。世界は自分を勇者だと信じている。
勇者の装備も、予言よりも今なしつつあるこの人間を認めてくれている。
そのためにも打倒バイケタルの志も新たに、旅を再開する主人公。まずは剣の力を取り戻さなくては。

世界最南端の氷原の向こうにポツンと祠が存在した。そこには代々勇者だけを待っているという鍛冶屋が住んでいた。
指輪と剣を見せると、前作マログリフルの修理屋の子孫であるということを明かし、鍛え直すことを確約する。
しかしただの火では力を取り戻させることはできず、6つの種火による聖火が必要だという。
かつて取り戻したオルフスールとゴドワン、ホルフの三つの種火。そしてレーアオスト、ムームムリ、カロシスの決戦場に眠っていた残りの3つ。
6つの種火を揃え、3のオーブのように地下の祭壇に灯す。種火が全部灯ると鍛冶屋は剣を受け取り、作業を開始する。
422魔族の大地 〜TDQU〜:2008/03/30(日) 02:54:04 ID:MboVGnbh0
しかし大きな口を叩いていた鍛冶屋は大きく息を切らし、言い訳がましく作業を中断する。
さらに盗まれた力のかなづちがあれば、と何かを期待するように厚かましくぼやく。

ムカつくが仕方がないのでかなづちを奪った海賊ウィリーの洞窟を探す。
そう言えば海面上昇の煽りでそれが出てきたと海賊が言っていた。
複雑な一方通行のワープタイルの迷路に苦戦するも、無事かなづちを確保する。
鍛冶屋に渡すと、あっという間に作業は終了する。なくても出来上がってたんじゃないか、ひょっとして。
そんなことはないと主張する鍛冶屋。それはともかく、これでカロシスの剣も完全になり、真の意味で勇者の装備が揃ったことになる。

礼拝堂に戻り、力を取り戻した剣ほか勇者の装備が揃ったことを見せると、ナーの像が握っていたという炎と氷の二つの石を渡される。
バイケタルとジシスルは大魔王の怒りによって生まれたが、この石は最後まで融和を願った心から生じた物ではないか、と。
魔王らと同根にして正逆の力を持ったこの石を、それぞれ互い違いに使うことで助けになるだろうと言った。

バイケタルの居城は南東の砂漠にあるはずだが、それらしきものは全く見えない。
手がかりを求めジシスルの居城へ再び赴く主人公。玉座の間にはルーという大魔導とチオレの姿が。
いないと思ったらこんなところにいたのか。(こう思われるのはマシな方で、大半のプレイヤーはいなくなったことすら気付かない)
以前の法外な報酬を悪びれず当然だと言ってのけるチオレ。だから使ってもらえないんだよ。
それはさておきジシスルと話す。貴様ら程度では自分はおろか弟にも勝てないと言うジシスル。
しかしこちらの決意が変わらないのを見ると、自分を倒せる者を求めていると言い、戦闘に応じる構えを見せる。

ジシスルの無敵の防御は炎の石によって解かれ、以前のような一方的な戦いはなくなった。
激戦の末ジシスルは主人公らを讃え、倒れた。ジシスルは人のバイケタル生誕の責任を説き、大地の怒りを止められるかと問う。
だがジシスルも人を全体では語れぬ事に、人の認識次第で自分もバイケタルも必要ないことに気付いていた。
人間を、主人公を信じ、後を託すように事切れるジシスル。果たしてこの戦いは必要だったのだろうか……

ジシスルを倒したことで(?)バイケタルの居城が姿を現した。
鏡による一方通行のワープで複雑に絡み合った迷宮を抜けると、玉座にはリフゲイとバイケタルの姿があった。
冷徹にして沈着だったジシスルとは対照的に、傲慢で苛烈な印象を受ける。そして南原っぽい顔。
哄笑と共に襲いかかってくるバイケタル。しかし氷の石により、既にバイケタルは無敵ではなくなっていた。

バイケタルは確かにジシスルよりは力が僅かに劣るのかも知れない。
しかしどこか達観していたジシスルとは違い、バイケタルの攻撃には容赦がなく、遙かに苛烈だった。
それでも攻撃を重ねていくと、バイケタルにも狼狽の色が見え始める。予言の勇者でもないのになぜ。
不利をはっきりと悟ったバイケタルは身を翻し、姿を消した。

バイケタルを追い、ナーの礼拝堂へ向かう主人公。バイケタルにも知られていないはずだったのだが。
中に入ると、ナーの石像が跡形もなく破壊されていた。何でもバイケタルに主人公の心を読まれたせいらしい。
バイケタルは像に眠っていたナーの残留思念を取り込み力を増大させ、再び姿を消したという。
423魔族の大地 〜TDQU〜:2008/03/30(日) 02:54:44 ID:MboVGnbh0
ナーの像の瓦礫の側には、最後の竜のパーツにして竜の心が封じられた紺竜の角があった。
それを竜に持っていくと、角が輝き竜が金色に変化し、竜と主人公の精神が繋がった。

主人公をモウニュと呼ぶ竜。なんと主人公はモウニュの生まれ変わりだという。記憶は無いのが当たり前のようだが。
自分を蘇らせるのは今代最大の力を放つ女(男)の筈と訝しがる竜。
しかし、蘇らせる人物が勇者で、その人物を導くのが竜がモウニュに受けた最後の指令。
それに従い主人公を運ぶ竜。向かった先はこの大地に来た人間が初めて建てた、モウニュの城だった。
この大地をあの大地のようにしないように、ナーとの約束を守ってくれと言い残し、竜は意識を失う。

バイケタルは城の地下に広大かつ凶悪な迷宮を築いていた。そしてその最奥には囚われている人とモックの姿が。
リフゲイの言葉によると、これまで倒してきた魔物の中にもモックによって魔物にされた人が混じっているという。
人をみんな魔族にしてしまえば争うことなくバイケタルの元で暮らせるじゃないか、と邪悪に嘲笑するリフゲイ。

リフゲイとモックを屠った主人公らは玉座の間への扉を開けた。
バイケタルは扉のすぐ向こうに待ちかまえており、数百年前と似た状況であることを述懐する。
しかし当時とは違い歳経てさらにナーの力まで取り込んだバイケタルにとって、モックを生き返らせることなど造作もないと言ってのける。
そして襲ってくる、バイケタルが蘇らせたとおぼしき魔物達。ここに最後の決戦が始まった。

前作で死んだはずのガイ、リッチブロスとプアーブロスなる魔物、
そしてアンデッドとして蘇らせられたバイルと今倒したばかりのはずのモック。
並み居る強敵達と戦い抜き、ついに主人公達は怒りの魔王バイケタルと再び相まみえる。
強靭な肉体と多彩な魔法、それに強烈な炎を操るバイケタルはまさに炎の魔王に相応しかった。
しかし大地をも創り出したナーの力はこの程度ではないはず。だのにやがて劣勢に追い込まれるバイケタル。
訝しむバイケタルが内面に意識を向けると、取り込み力にしたはずのナーの思念が逆にバイケタルの力を押さえ込んでいる。
狼狽するバイケタルは敗北を悟る。しかしバイケタルはその最後の力で地下の人間を喰らい尽くそうとする。
しかし突如現れたミシーナがそれを押さえ込み、逃げろと言う。我が身を犠牲にバイケタルを押しとどめるつもりのようだ。

囚われていた人々を解放し、崩壊する神殿を出口へ向かう主人公ら。しかし、出口は既に塞がっていた。
魔王こそ倒したものの生還は絶望的になり、人々は最期を覚悟する。
そのとき、ゼルクの緑石が光りはじめ手の中から飛び出した。石からゼルクの共存を願う声が響き、人々を地上へと脱出させる。

バイケタルは滅び、地下迷宮も崩壊した。そしてTDQ恒例の大行列(総勢27人・死人無し)を引き連れ帰還する主人公。
各地では勇者主人公を讃える声に満ちていた。主人公はそれらを巡り、最後にマダルカルに帰還する。
マダルカルの玉座の間には、父クイトや冒険を共にした仲間達が集まっていた。
王は孫の主人公に玉座を譲ろうとするが、人と魔の融和のため、「人間」と「魔族」の言葉を消えさせるため旅をすることを告げ、辞去する。

この後、主人公がどこを旅し何をしたのか、全てを語れる者は存在しない。
しかしこの大地に生きた者は主人公の名を忘れることなく、人間、魔族という言葉が消えてなくなった後までも語り継いでいったという……

(竜で世界各地を回る主人公を背景にスタッフロール。
 最後にムームムリを訪れ、炎の前に立つと炎が未練がなくなったかのように消えて、おしまい)
424ゲーム好き名無しさん:2008/03/30(日) 02:55:37 ID:MboVGnbh0
以上、お目汚し失礼しました。
425ゲーム好き名無しさん:2008/03/30(日) 04:08:49 ID:l/iIosam0
禿乙。
426ゲーム好き名無しさん:2008/03/30(日) 05:31:24 ID:K9OlKE1z0
お疲れー
面白かったww

今度の大行列は死人なしで良かった良かった。
427ゲーム好き名無しさん:2008/03/30(日) 10:47:27 ID:rlP1nxul0
>>423
乙!しかしジシスル戦後、マンセムはどうなったんだ?小さくなったって体が?それとも心が?
428ゲーム好き名無しさん:2008/03/30(日) 12:40:47 ID:MboVGnbh0
>>427
ああ、紛らわしいこと書いちゃったな。
勇者に長期の失踪を強いらせてまで手に入れた渇きの壷は
戻ってみれば不要だったというオチに申し訳なさで身を縮こまらせた、という意味。
実際はゲーム中にそう言うやりとりはないけど、プレイヤーの肩すかし感を表現したくてあんな一文を入れちゃった。
429ゲーム好き名無しさん:2008/03/30(日) 12:43:14 ID:rlP1nxul0
>>428
そっかサンクス。ジシスルにやられたおかしくなっちゃったのかと思ったよw
しかし何気に仲間の出番が多い作品で見てて面白い。
430ゲーム好き名無しさん:2008/03/30(日) 13:59:23 ID:tE0mn7Oa0
乙!
431ブレスオブファイア 竜の戦士:2008/03/30(日) 20:00:31 ID:HE+RCZIn0
1年近く放置されてるんで一気に保管。

土食い人(モグラ獣人)の町、グラモールでは黒竜族に逆らった若者、モグが
四天王ジグムトの配下の夢魔に苦しめられていた。
夢の世界に入るため、音楽の国に向かうリュウ達だが、そこの女王はゾーゴンに熱を上げており
王家に受け継がれている時の鍵をゾーゴンに謙譲しようとしていた。
時の鍵は四天王カーラに奪われてしまったものの、夢の世界にはいる枕を手に入れたリュウ達は
バラバラになったモグの心を集め、夢魔を倒し
天の鍵が封印された塔では四天王ジグムトに残された良心と協力して悪夢の世界を打ち破る。
そして時の鍵を手に入れたカーラは、かつて自分を虐げていた町の人々に復讐しようとするが
幼馴染の説得を受け入れて改心し、四天王ゴダを倒すため、時の鍵の力で幼馴染と共に消滅してしまった。
時の鍵の力で過去に飛ばされたニーナは、リュウ達と再会した時に少し成長していたため
大鳥に変身する力を得ていた。
大地、王、光、闇、天、時、全ての鍵を手に入れたリュウ達は遂に浮遊城に乗り込み
黒竜王ゾーゴンに挑む。
リュウ達を仲間に誘うゾーゴンだが、もちろんそんな邪悪な誘いには勧誘禁止だ。
ゾーゴンを倒し、姉セイラと再会したリュウは、再び女神を封印するために、鍵をセイラに渡す。
が、それは親衛隊長ジュダスの罠だった。
ジュダスはリュウにゾーゴンを倒させ、洗脳したセイラに鍵を回収させると、自分が女神の力を得ようとしていたのだ。
パスラの浮島へ向かい、女神の塔を復活させたジューダスを倒したリュウ達は
復活した女神と対峙するが、そこに居たのは可憐な少女だった。
だが、その姿は女神の策略。
無害な少女を演じて、願いを叶えようとする者を傀儡とするための物だ。
リュウは白竜族に伝わる最後の力を解放し、女神ミリアの醜悪な本性を明らかにした。
432ゲーム好き名無しさん:2008/03/30(日) 20:03:49 ID:HE+RCZIn0
力をあわせ、ついに女神ミリアを倒したリュウ達は
長い戦いの終わりを名残惜しむ。
だが、彼らにはまだ黒竜族に荒らされた世界の復興という戦いが残っていた。
あと、竜の神はセーブポイントではなく、ちゃんとしたキャラクターだった。
433ゲーム好き名無しさん:2008/03/30(日) 21:43:48 ID:MboVGnbh0
ダンジョンマスター2スカルキープをお願いする。
某RTCでプレイはしたが、背景が全く掴めなかったのでそのへんを重点的に。

>>425-427>>429-430
ありがとう。励みになったしやった甲斐があった。持ち弾もうないけど。
434ゲーム好き名無しさん:2008/03/30(日) 22:42:52 ID:c+s57Ar50
>>433までをwikiに収録、未解決リストに反映させました。
435魔装機神:2008/03/31(月) 11:32:35 ID:8li3L0ND0
第二部
地上の戦いが終わり、ラングランへと戻ったマサキだが
再びラングランを侵略しようとするシュテドニアスの散発的な攻撃や
EXでの戦いで、仲間が散り散りになった事で戦力不足に悩まされていた。
自分も魔装機に乗るというプレシアだが、マサキはそれに強く反対した結果
プレシアは家出してしまう。
プレシアはバゴニアのジノ大佐に保護され、何のかんのでマサキと仲直りし
ついでにバゴニアと友好関係を結べるかと思われたが、魔装機神に異様な対抗心を燃やすゼツは
人体をパーツに使った魔装機を用いてマサキ達に襲いかかる。
更に、ゼツは上層部と強いつながりがあるらしく、ラングランとの戦争にまで発展してしまった。
それに反発したジノはバゴニアを出奔。
また、シュテドニアスではラセツ(第一部から、テロや邪教徒と通じていた軍人)が権力を握り
穏健派のロドニー達を抹殺しようとしたため、彼らもラングランへと亡命し、彼らもマサキ達と共に戦う事になった。

436ゲーム好き名無しさん:2008/03/31(月) 11:32:55 ID:8li3L0ND0
・テューディー編
サイバスターの設計者、ウェンディには、実は生まれる前に死んだ双子の姉の霊が取り付いていた。
彼女は、自分が生まれる事が出来なかった世界を恨んでおり、極秘で超魔装機イスマイルを建造していた。
ウェンディへの支配力を強めていったテューディは、イスマイルをシュテドニアスに渡す事で戦争を激化させようとした。
更にラセツ達は、かつてフェイル達が使っていた超魔装機デュラクシール、エウリードをも手に入れ
新たな超魔装機パイラヴァを建造、力試しにとシュテドニアスの大統領を暗殺。
その力で世界征服を果たそうとするが、魔装機神の前に敗れてしまう。
脱出しようとするラセツ達だが、フェイル達は死を覚悟で戦いに臨んだため、超魔装機に脱出装置は付いていなかった・・・。

戦いは終わり、ある者は修行の旅に、ある者は故郷の復興に、ある者はバカップルにとそれぞれの道を歩んでいく。
そしてマサキは・・・
・ウェンディ死亡
テューディを倒すため、イスマイルを自爆させたウェンディ。
嫌な形で予言当たった事に落ち込むマサキ達だが、リューネはウェンディの分までマサキを愛することを誓うが
マサキはリューネはリューネらしい方が良いと応えるのだった。

・ウェンディ生存
オリハルコニウムのペンダントによる精神感応により、テューディの精神は消滅した。
平和になった今、そろそろ三角関係に決着をつけなければとリューネとウェンディに迫られるマサキ。
しかしそこにセニアが現れ、王族、貴族、戦士階級の者は重婚が許可されているという衝撃の事実を告げる。
女二人は問題解決と喜ぶのだが
マサキは正直、勘弁してくれ・・・と思うのだった。
437ゲーム好き名無しさん:2008/03/31(月) 11:44:01 ID:8li3L0ND0
・邪神編
極秘に建造されている超魔装機イスマイルを発見したマサキ達はこれを破壊。
なんだかよくわからない内にテューディは強制的に成仏させられ
イスマイルを強奪しに来たラセツを倒し
自分を追放した錬金術学会に復讐しに来たゼツも倒した。
なんだか駆け足で敵を全て倒したマサキ達は、海水浴に出かけるが
そこでデモンゴーレムと戦うシュウ達と再会する。
シュウが言うには、邪神官ルオゾールが邪神ヴォルクルスと融合して復活。
その影響で、デモンゴーレム達が活発化しているらしい。
グランゾンの武装では、ルオゾールの無敵モードを破れないため、ラングランで改良を施す事に。
そして、ルオゾールとの決戦、ブラックホールクラスターでバリアを破壊し、その後ルオゾールを倒すという作戦にでる。
しかし、シュウはかつてヴォルクルスと契約していた影響でルオゾールに洗脳されてしまった。
マサキの懸命な説得により、正気を取り戻したシュウはルオゾールを粉砕する。

戦いは終わりある者は修行の(略)
マサキとシュウは、まだ見ぬ未来へと思いを馳せる。
そして女たちは、女に興味がなく、何気に仲の良い二人をみてホモ疑惑に花を咲かせていた・・・。
438ペルソナ3フェス後日談:2008/03/31(月) 16:51:24 ID:vpVV+eeJ0
<王居エンピレオ>

ここでもやはり主人公のような人影は時折姿を見せた。
まるで奥へと誘うようだ。
ここが最後の扉だということもあり、一番奥に行けば追い詰められる。
そう考えて奥までたどり着いて、そこにはこれまでずっとそうだったように扉が
あるばかりだった。
たどってきた道のりからしてここが時の狭間の一番奥に間違いない。
風花が、発見された資料を調べて時の狭間とは何なのかがわかったことを
思い出して話し出した。
時の狭間はタルタロスが発生した時の反作用でできたものらしい。
巨大な塔ができたから巨大な穴ができた。
しかし時の狭間は単なる地形であり、本来ならばシャドウなどいるはずもなく、
タルタロスが消えれば同時に消えるはずだったから放置されていたようだ。
だが、タルタロスが消えた今となっても時の狭間はこうして残っている。
その原因を知るために最後の扉に触れる。
見えたものは、アイギスの記憶だった。
暗闇の中、主人公を追いかけて追いかけて、しかし追いつけないままで終わる。
アイギスはこんな夢ばかりを主人公を亡くしてから見ていたらしい。
アイギスにとっては生きる証は主人公を守るということだった。
けれども主人公が死んでしまってそれが叶わなくなった。
こんなことならば機械に戻れたらいいのに。
そう考えて毎日部屋にうずくまっていたアイギスは、ふとある日悲しみが
抜け落ちてしまったと言う。
今見えたものはアイギスの記憶だったものの、しかしこうしたもの、
つまり大切な人を亡くした今を認めたくないという思いは全員にある。
そうした未練こそが、時の狭間がこんな形で出てきた原因だった。
シャドウは時間にも空間にも影響を及ぼすことができる。
未練がペルソナ能力を通じて、こんな事態を引き起こしていたのだ。
全員の未練から生じた怪物が、主人公の姿をとって襲ってきた。
なんとか倒せたものの、姿もペルソナを使ってくるという能力も
特別だったものの、しかしどう見てもあれはシャドウだ。
どうしてか、と疑問に思えばメティスが信じられないとばかりに
あっさりとペルソナとシャドウは同じものだと明かした。
ペルソナとシャドウは同じものだからこそ倒せる。
シャドウは意識下に抑圧された下半分であり、それを制御しきれなく
なったときに生じるものらしい。
そしてそんなシャドウを意識的に使える適性を持つ存在がペルソナ使いだった。
そうしたシャドウやペルソナについてのことはメティスが知っていて
当然だと思う通りに、本来ならばわかっていたことだったのだが
そうした知識を持つものはほとんどが10年前の事故で亡くなっていた。
ともあれ、時の狭間ができた原因を倒したのだからこれで問題は解決したはずだった。
439ペルソナ3フェス後日談:2008/03/31(月) 16:51:51 ID:vpVV+eeJ0
その時、メティスを除いた8人の手に「時の鍵」が現れる。
この鍵があれば謎の力で閉ざされていた寮の扉も開くらしい。
だがそのためには、全員がこんな事態の原因だったのだから8個の鍵すべてが必要だ。
「心の力が一つに集う時 いかなる扉も開かれる」
イゴールの言葉をアイギスは思い出していた。
メティスが、時の鍵で開くことのできる扉は寮の扉だけではないと言いだす。
主人公の部屋の扉は、これまで時の狭間の奥にあった過去へと
通じる扉を同じ感じがするとメティスは言う。
これまでと違って今度は扉を通った瞬間に時の狭間は消えるから、
垣間見るだけではなく、過去へと本当に戻れるのだ。
過去へ戻るか、今を選ぶか、問題が解決したとたんに次の難問が持ち上がった。

ラウンジに戻ると、時の狭間の不安定化が始まったようで
そこかしこに亀裂が走っていた。
あまり長くは持たない。
どうするか、と話し合ってはみるもののとても全員が納得できる
結論などでなかった。
天田と真田は、主人公が命をかけて救ってくれた結果の今を
簡単に帳消しにしてはならないと思う「今」派。
ゆかりは、主人公を助けられるものなら助けたい「過去」派。
美鶴は心に決めたことがあり、それに順じてゆかりに味方すると言う。
伊織とコロマルは、みんなが頭に血が昇っているから、頭を冷やすまで
鍵は預かるという考えらしい。
そんな中で、アイギスは自分がどうしたいのか、決めることができなかった。

続く
440偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/01(火) 17:18:19 ID:QHxZZNAI0
容量がヤバそうだが貼れるところまで貼ります
441偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/01(火) 17:19:21 ID:QHxZZNAI0
この物語は、真・女神転生で、主人公たちが金剛神界に行っている間の話とされている。
ICBMが新宿に投下され、わずかに残った人々はシェルターに避難し、生き延びていた。
再び地上に出た人々は絶望した。東京は悪魔が徘徊する地獄のような場所になっていた。

プロローグ:
通信が入っているようだ・・・。
”デビルバスター入隊試験の申し込みを受け付けました。
これから適正検査を開始します”
心理テストのような適性検査を受け、モニターの前から離れる。
彼は葛城史人。
ここ、初台(はつだい)シェルターの居住区の部屋で一人暮らししている、B級市民だ。
母親は彼を悪魔から庇って死んだ。父親はデビルバスター(DB)だったが、
制服の上着だけを残し、消息不明になってしまった。
彼が今着ている真っ赤な上着こそ、父親の形見のDBブルゾンだ。
明日は試験だ。休む前に、皆に挨拶しておこう。部屋を出て、居住区内の知り合いの部屋へ行く。
「いよいよ明日だな。頑張れよ」
西野義雄。史人の父親の元部下。今はDBの隊長だ。奥さんと息子と一緒に住んでいる。
史人に家族のように接してくれる。
「大丈夫、お前なら受かるって!」
早坂達也。史人の親友。背が高い。DBの隊員。
「今、こいつの改造で手が離せないんだ。またな」
山瀬勇。DBの隊員でメカオタク。アームターミナルの改造が趣味らしい。
扉を抜けた先はA級市民が住む、広い部屋が並ぶ場所だ。
「あ、葛城くんが来るなんて珍しいね」
桐島英美。ショートボブのチャーミングな女性。早坂と付き合ってる。
DBの悪魔データの解析担当。
そしてその隣の部屋は・・・。
「葛城くん、明日はお互いに頑張りましょうね」
橘由宇香。栗色のロングヘアーに、優しい眼差し。史人の恋人。
明日は、由宇香と一緒に試験を受けることになっている。
由宇香と少し話をした後、自室に戻って、休む。
翌日。自室の端末の前で筆記試験を受ける。悪魔に関する知識、戦闘に関する知識、
魔法に関する知識、コンピュータに関する知識が問われる。4択だが、かなり難しい。
それから係員に連れられて、バーチャルトレーナーへ。実技試験だ。
二人ずつ組になって、仮想空間を進んで、ボスを倒す。史人は由宇香と組むことになった。
全ての試験が終わって、受験者は控え室で待たされる。一人ずつ呼び出され、試験結果の通知を受ける。
由宇香の方が先に呼び出され、戻ってきた。合格したらしい。史人の受けた通知は、不合格。
早坂たちに、落ち込むことは無い、まだチャンスがあるじゃないかと励まされた。
442偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/01(火) 17:23:03 ID:QHxZZNAI0
数日後、史人は自室の前で、DBの制服に身を包んだ由宇香を見つける。足元には大きい荷物が置かれている。
由宇香の細腕には厳しそうだ。史人は自分が持つよと言って、荷物を持ち上げた。
「ありがとう、葛城くん。男の人って、力持ちなのね。ちょっと感動しちゃった」
荷物をDBの詰め所に運び入れる。他の隊員は出払っているようで、誰もいない。
「あ、今、お茶をいれるね」
試験に合格していたら、DBの隊員としてここにいたんだろうな、などと複雑な思いに駆られながら、
由宇香がいれてくれたお茶を飲む。
そうしていると、通信機が鳴り出した。由宇香が通信機に駆け寄り、相手と話そうとしたが、返答は無い。
由宇香は連絡係として詰め所に残るので、隊員たちの様子を見てきてほしいと頼まれる。
IDカードと通信機を渡された。階段を使って上の階層へ。地上へ出るドアの前に来た。
ドアの向こうでは、聞こえてくる音から、激しい戦闘が繰り広げられているらしいことが解る。
いきなり通信が入った。隊員が助けを求めている。史人がドアを開けると、隊員たちがドッと入ってきた。
どうやら、犠牲者は出なかったらしい。
翌日、史人はDBの詰め所に呼び出された。行ってみると、西野たちが待っていた。
「今回の功績により、君の特別合格が認められた。夢が叶ったな、おめでとう、史人」

初台シェルター:
子供の頃からの憧れだったデビルバスター。父の後を継ぐように、史人は夢を掴み取った。
西野隊長以下、早坂、山瀬、英美、由宇香と同じ部隊に配属された。
アームターミナルが支給された。制服も支給されたが、DBブルゾンは父の物をまだ着ている。
それから数日は、バーチャルトレーニングで訓練をしたりして過ぎていった。
そんなある日、原宿シェルターが悪魔の襲撃を受けたとのことで、応援要請の通信が入る。
だが、DB管理部は行くなという命令を下した。西野たちは命令を無視して原宿シェルターに行った。
原宿シェルターの悪魔は強力で、何も出来ずに帰ってきた。
管理部に呼び出された。待っていたのは、管理部の長、橘兼嗣。デビルバスター全体を束ねる、由宇香の父親だ。
一通り説教された後、兼嗣は由宇香を殴る。由宇香は階級が高いのに、DBになったことが気に食わないらしい。
西野の部隊全員に謹慎が命じられた。管理部を出るとき、幼い少女にぶつかった。
「ねえねえおじさま、ファームに連れって行ってー!」
そう言いながら、少女は管理部に入っていく。彼女は橘美莉と言って、由宇香の腹違いの妹なのだそうだ。
兼嗣が由宇香の母親と別れる前に、浮気して出来た子だという。
それが許せなくて、由宇香は父親の元を離れて一人暮らししているのだ。
史人が自室に戻ると、端末に通信が入っていた。「悪魔撃退プログラム」というものが送られてきていた。
謹慎中だし、暇だから自分で解析しようと思い、ファイルを開く。
モニターを見ていると、身体に悪寒が走った。気がつくと、床に倒れていた。
気分が悪いので、ベッドに入ってそのまま寝た。
目を覚ますとそこは深夜の霊安室だった。鍵か掛けられている霊安ボックスを素手で開けようとして失敗したらしく、
指から血が出ている。気を失って再び目覚めると、部屋のベッドで元通り寝ていた。
霊安室に行ったのは夢かと思ったが、指には血がついていた。
それから数日、史人は寝込んだ。西野や英美がお見舞いに来てくれたが、無気力になって、何も考えられない。
443偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/01(火) 17:24:34 ID:QHxZZNAI0
ある日、由宇香が泣きはらした目で部屋に来た。
「私の妹が・・・」
継いで早坂もやって来て言う。
「実はな、ファームの樹木エリアで、変死体が発見されたんだ。被害者は橘美莉。
死体から、血が全て抜き取られていた。だが、外傷はない。シェルター内の誰かの犯行だろう」
史人の心臓が跳ね上がる。もしかしたら・・・。
「葛城くん、その足!」
由宇香が叫んだ。史人の靴には土が付いていた。このシェルター内では、ファームにしかない土が。
「なあ、葛城、お前じゃないよな?」
早坂にそう言われたが、史人には否定できなかった。早坂は出て行った。
部屋に残った由宇香は言う。
「今日は、朝まで一緒にいていいでしょ?・・・私はひどい人間なのかも知れない。美莉が死んで悲しいはずなのに、
貴方を憎まなくちゃならないのに、こんなこと考えて。
私、貴方のことが好きだったの。出会ったそのときからずっと。
ねえ、私、今どんなにドキドキしているか、解る?止まらないのよ。この鼓動が・・・」
もう言葉はいらない。史人は由宇香の身体をベッドに横たえた。そして――。
翌朝、早坂が二人を迎えに来た。二人は詰め所へ行った。
詰め所には西野、英美、山瀬も揃っていた。
「マグネタイトはもう足りたのか?」
西野がそう言うと、史人の身体を悪寒が駆け抜けていく。気を失って倒れた史人の口から、煙が立ち昇る。
煙は形を成していき、鎧を着た悪魔の姿になった。
「なかなか面白い歓迎をしてくれましたね。甘美な味でしたよ、この少年の心は」
悪魔はムールムールという名前らしい。ムールムールは強く、西野たちの制止をものともせず、逃げていった。
意識が戻った史人は事情を聞かされる。ムールムールは生体マグネタイトを吸収すべく、
霊安室に行ったが死体が手に入らなかったらしい。だから、美莉を殺し、血と共にマグネタイトを奪った。
霊安室で悲鳴が上がる。美莉の死体が消えたらしい。どうやら、ZNVウィルスに侵されているらしい。
ZNVウィルスとは、感染した人をゾンビ化する恐ろしいウィルスだ。
蔓延するのを防ぐため、山瀬が市民をファームに避難させることになった。
そして残りの西野、早坂、英美、由宇香、史人でゾンビや悪魔を倒しながらムールムールを追う。
下の階層に降りていくが、安全だと思ったファームの周辺にまで悪魔が迫って来ていた。
史人たちはファームに行った。そこにいるはずの山瀬はいなかった。
そして、ゾンビ化してしまった西野の奥さんと息子が・・・。ゾンビたちを倒し、ファームを出て、管理部へ。
そこにムールムールが待っていた。
「お待ちしておりましたよ、お嬢さん」
ムールムールは由宇香にそう言った。史人たちはムールムールに襲い掛かったが、逆に倒されてしまう。
ムールムールは由宇香を軽々と抱き上げた。どこからともなく、強そうな悪魔たちが現れた。
イポス、ラマシュトゥ、アシラト、アスタルテ、アバドン、レラジエ、デカラビア。そしてムールムールも合わせて、
ソロモン72柱として、名の通った悪魔たちだ。
ムールムールは現れた悪魔たちに由宇香を差し出す。由宇香は悪魔たちに四肢を掴まれ、
別々の方向に引っ張られた。由宇香の身体は引き裂かれた。悪魔たちは由宇香の身体を喰らった。
満足したらしい悪魔たちは去っていった。最後に、血溜りの中に置かれた由宇香の首が残った。
「おっと、大切な首を忘れてはなりません。バエルさまにお届けしなければ」
そう言ってムールムールは由宇香の首を拾い上げた。
「このシェルター内に毒ガスを撒きました。無事に地上に出られた者を祝福しよう」
そう言ってムールムールは去っていった。
444偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/01(火) 17:28:07 ID:QHxZZNAI0
やっと動けるようになった史人たちは、近くにある装備室に逃げ込んだ。
そこには毒ガスを防げる対化学戦スーツが吊るしてあった。
だが、三着しかない。誰か一人は着ることが出来ない。
自分は助からなくてもいい、史人にだけは生き残ってほしい、と西野は言った。
史人は目の前で恋人が殺されたショックで自暴自棄になっていた。スーツを着ずに、部屋を飛び出した。
管理部の部屋へ入る。毒ガスが回ってきて、意識が薄れてくる。血溜りの中に、ペンダントを発見した。
由宇香が着けていたものだ。史人と由宇香が一緒に写っている写真がホログラムになって浮かび上がる仕組みになっている。
ペンダントを握り締めながら意識を失う。

黄泉比良坂:
気がつくとそこは不思議な場所だった。迷い込んだ死者たちがいる。自分は死んだのか、と史人は思った。
しばらく進んでいくと、老女がいた。彼女は黄泉醜女だ。
「この黄泉比良坂に生者が来ようなど、かのイザナギの時以来のこと・・・気分が悪いわ!!」
目を覚まして起き上がる。元の管理部の部屋だった。生まれ変わったように清々しい。
あれからどれくらいたったのか、毒ガスももうなくなったようだ。階段を上っていく。外へつながるドアへ手をかける。
生まれて初めて足を踏み出す外の世界に、期待と不安を感じながら、ドアを開けた。
外に出て少し歩くと、山瀬が声をかけてきた。ヤバくなってきたので、市民を見捨てて逃げ出したらしい。
そして、今はダンタリオンとかいう悪魔と手を組んでいるらしい。
山瀬が去っていったあと、遠くからジープがやってきた。男二人が乗っている。園田哲也と上河公輝と名乗った。
「俺たちはペンタグランマ・・・いわゆる、レジスタンスのメンバーだ。どうだ、ペンタグランマに来ないか?」
近くにある原宿シェルターも悪魔にやられたと言うし、行くあてはない。史人はジープに乗り込んだ。

レジスタンス基地:
ジープは下落合の辺りで止まった。秘密の入口から地下へ降りる。
レジスタンスのリーダーの、渡邊伸明の元へと連れて行かれた。
渡邊は気難しそうな男だ。そして、史人はそこで意外な人物と会う。
早坂と英美だ。西野はレジスタンスには入らず、一人でどこかに行ってしまったとのことだ。
あてがわれた部屋へと行き、休息を取る。

新宿労働キャンプ:
数日後、ついに活動開始。新宿労働キャンプを解放することになった。
園田、上河、早坂、英美、そして史人というメンバーで、トラックに乗り込んでキャンプに潜入する。
労働キャンプは悪魔に捕まった人々が強制労働させられている場所だ。
バール兵と呼ばれる、悪魔に寝返った人間が人々を監視している。バール兵の制服に着替えて、奥に進む。
猫娘という悪魔人(悪魔と人間のハーフ)が、スパイとして潜入しているので、
彼女の手引きでキャンプの責任者であるダンタリオンの所まで行く。
ダンタリオンを倒して、レジスタンス基地に戻る。
445偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/01(火) 17:29:47 ID:QHxZZNAI0
新宿都庁:
それからまた数日後。今度は新宿都庁に乗り込んだレジスタンスメンバーから応援要請が来たので、
史人たちは新宿都庁へ向かう。
新宿都庁は途中から2本に分かれているが、史人たちは南の塔へ登るよう指示される。
アドニスという悪魔を倒す。次に出てきたバエルという悪魔を倒す。
バエルは最後の力を振り絞って一撃を加えようと襲い掛かってきた。
とっさに上河が史人たちを庇うように前に出た。上河は死んだ。
大きな犠牲を払ったが、新宿都庁を悪魔の手から取り戻した。
レジスタンス基地は都庁に移動することになった。史人たちにはそれぞれ、広い個室が与えられた。
それから数日は何ごともなく過ぎていった。ある日、アドニスが悪魔たちを引き連れ、都庁へ攻めてきた。
アドニスは最上階の、渡邊の部屋を占拠した。園田と二人で、悪魔を倒しながら、渡邊の部屋へ行く。
史人の顔を見て、アドニスは逆上して襲い掛かってきた。
「バエル様の仇!!」
だが、そこへ悪魔が現れて、アドニスを止めた。
「アドニス、勝手な真似はよせと・・・」
「貴様、バールハダトだな?」
バールハダトと呼ばれた悪魔はうなずいた。バールハダトは強い。史人たちは気絶してしまった。
446偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/01(火) 17:30:08 ID:QHxZZNAI0
今回はここまで。
447ゲーム好き名無しさん:2008/04/01(火) 22:30:10 ID:mqMMNCyN0
未解決リストにあった「ベルセルク 千年王国の鷹篇 聖魔戦紀の章」を書きます
448ベルセルク 千年王国の鷹篇 聖魔戦紀の章:2008/04/01(火) 22:36:21 ID:mqMMNCyN0
ストーリーは原作のシールケとの出会いからグルンベルド撃退までの前後に
オリジナル使徒(シャルル)追加及び若干のストーリの変更をした物になってます

ゲーム開始時にガッツはキャスカを連れ、怨霊を倒しながら雪山を歩いています。
しばらくすると洋館が見えてきたので、雪をしのぐ為に入りますが、突然現れた
鷹の団のメンバー(ジュドー、コルカス、ピピン)と戦闘になり、これを撃退します。
しかし、立ち去った後に何故かシャルル(無口な妹同伴)から恨みを買います

死霊傭兵で群れる砦を突破した後にイシドロ、ファルネーゼ、セルピコと再開しますが
直後にキャスカとファルネーゼがトロールにさらわれるので追います。
二人を奪還後に原作の魔女の館に到着し、シールケとイバレラを仲間に加えてからイーノック村へ行き
村での情報収集後に防衛戦、トロールの集団、ケルピー、オーグルを倒します。
(原作と違い、ケルピーはガッツが倒す)

トロールの巣を潰す為に闇の領域クリフォトへ向かうと、再び鷹の団のメンバーと戦闘
昔のキャスカが増えたりしますが撃退、するとようやくシャルルが現れます
ワープや方向キーを逆にする攻撃など嫌らしい攻撃でイライラさせられますが撃退(逃げられる)

その後更に奥に向かいトロール百人切り等のクエストをこなすと、再び鷹の団と戦闘や
鷹の団を抜ける時のグリフィス(結構強い)とも戦わせられらた後にシャルル再登場
撃退するとムービー後に使徒に変身します(飛ぶのでウザイ)がサクッと倒します
最深部にてスランと戦闘、骸骨の騎士は何もしてくれないので腹に何発も大砲をぶち込んで倒します

意気揚々と魔女の館に戻りますが、戦魔兵に襲撃されておりガッツがボコボコにされますが
原作同様、狂戦士の甲冑を装着後は反撃に転じ、戦魔兵を蹴散らした後にグルンベルド、
使徒変身後のグルンベルトもビュンビュン飛び回って撃退してしまいます(烙印攻撃の演出は見物)

原作と違い、最後にラスボスのゾッドと戦ってお互い引いた後、爽やかな平原でみんなと共に旅立ってエンドです


449ベルセルク 千年王国の鷹篇 聖魔戦紀の章:2008/04/01(火) 22:39:21 ID:mqMMNCyN0
以上で終わりです、発売日に買った時の記憶なので少し間違いがあるかもしれません。文章構成が変ですいません。
音楽やボス戦の演出(烙印攻撃)は最高なのですが、雑魚戦がダル過ぎて飽きるのが残念なゲームでした・・・

(シャルルについて)
シャルルが何故ガッツを恨んだかというと、「静かに住んでた館を荒らしたから」だった様な気がします。
昔の鷹の団に襲われたのは、シャルルが「人の闇の部分を実体化させて襲わせる」という能力の為です。
最終的にガッツは心の闇に打ち勝ち、シャルルを動揺させます(最後にコルカス達はガッツを励まして去っていく)

彼が使徒になった原因は、あの館が賊に襲われて殆どの人が皆殺しされてしまった事らしいです。
その時に彼は生贄として妹を差し出して使徒となりますが、最愛の妹を殺した事を受け入れたく無い為に
妹の幻影を作っていつも語りかけています。
最終的にガッツに生贄の事を突っ込まれ「俺には妹じゃなくて影しか見えねえよ」と言われて、全てを思い出した彼は
半狂乱な状態で使徒になって襲い掛かってきます。
当時は烙印攻撃すると「何なんだよお前ぇー!」って言う台詞が厨臭くて嫌いだったのですが、今になって子供だった彼が
辛い現実を思い出して苛立っているのかと思うと可哀想になってきました。要らん感想追加してゴメンなさい。
450ゲーム好き名無しさん:2008/04/01(火) 22:45:40 ID:mqMMNCyN0
実は未解決リストのカルドセプトサーガを書いている最中なのですが
再プレイをし始めたばかり&私用が忙しいので、1ヶ月以上かかりそうです
ですので宣言はしますが、執筆予告には載せないでください
451ゲーム好き名無しさん:2008/04/01(火) 23:04:32 ID:Nyry1Avm0
それは万が一ほかの人が書くと言ったら
その人に譲りますよ、自分の事は気にしなくていいですよ、という事でしょうか?
452ゲーム好き名無しさん:2008/04/01(火) 23:21:32 ID:2ksSqMsxO
ベルセルク乙。
できてるとこまで書き込めば途中ってことになって三ヶ月は有効になるよ
一ヵ月に短縮されたのは予約の有効期限だけで途中の奴の有効期限は三ヶ月のままじゃん
453ゲーム好き名無しさん:2008/04/01(火) 23:26:14 ID:Nyry1Avm0
>途中の奴の有効期限は三ヶ月のまま

ああっ、本当だw これ穴じゃね?ww
454ゲーム好き名無しさん:2008/04/01(火) 23:55:28 ID:mqMMNCyN0
>>451
ごめんなさい、1ヶ月しか有効期限が無いので続きを書いてるうちに期限切れになると思っていました。
452さん情報有り難うございます。
しかしベルセルクと同じ様に流れだけを書くつもりなので、台詞の細かい所まで書きますという人がいるなら
予約取消の可能性もありますが・・・
455ゲーム好き名無しさん:2008/04/02(水) 00:13:50 ID:Bw3+ig0Z0
誰かが一回執筆した物は書いちゃ駄目って事は無いんじゃないかね。
さすがに執筆中に同じのをぶつけるのはどうかと思うけど。
456ゲーム好き名無しさん:2008/04/02(水) 01:26:41 ID:W+7bFwCN0
>>449

「何なんだよお前ぇー!」は、原作のロシーヌのオマージュだと思った。
457ゲーム好き名無しさん:2008/04/02(水) 13:03:52 ID:nhSUf4OF0
>>450
予約しとけば?
間に合いそうになかったら、5月に入った辺りで「まだ途中です」とか宣言すれば
予約期間がまた1ヶ月延びるし。
458ペルソナ3フェス後日談:2008/04/02(水) 15:18:18 ID:mXUg0bCD0
<コロッセオ・ブルガトリオ>
結局話し合いで決まるようなことではなく、ならば実力行使で奪い合うということに
なり、それならちょうどいい場所があるとメティスが言い出す。
時の狭間の、闘技場のようになっている場所へと続くところへとアイギスを案内した
メティスは、ここで自分は目を覚ましたのだといい、こうすることが自分のやるべき
ことだと少しわけのわからないことを言った。
アイギスとメティス、そして風花以外の6人はそれぞれ違う場所で控えているから
もうラウンジからいなくなっている。
戦うしかないのだろうか。
闘技場に足を踏み入れると、違う扉から真田と天田が入ってきた。
ペルソナ能力がサポート専門なために戦うにはハンデがありすぎる風花へ、
真田がだったらアイギスの側へついてやれ、それで丁度いいハンデだと言う。
アイギスはワイルドの力を使っている以上、主人公と同じように理由も
よくわからないまま死ぬかもしれない。
時の鍵は心の力そのものであり、そんなものを奪われたら死ぬ危険が
なおさら高い、かもしれないからだ。
そうして戦いが始まり、辛くも二人を倒したものの、敗れた真田と天田が膝を
ついたとたんに二人の体が消えて闘技場にそびえたつ柱に火が灯った。
死ぬようなことにはならないが、真剣勝負である以上は代償が伴う。
8個の鍵が真の鍵となるまでは体は元には戻らず、火が燃え尽きてしまえば
やはり元には戻れなくなる。
こうなると知っていてここへと案内したメティスにアイギスは不信をあらわにして、
もう指図は受けない、姉さんと呼ばないでと告げた。

次に闘技場で対峙したのは伊織とコロマルだった。
既に敗れるとどうなるかは知っていると伊織は言い、やはり話し合いなどでは
決着がつかないのだから戦闘になる。
今回もなんとか勝てたものの、メティスを置いて立ち去ろうとしたアイギスへ
メティスは必死なくらいに行かないでと呼びとめて、ずっと話そうとしなかった
自分のことをようやく明かした。
メティスは何も隠していたのではなく、自分のことを何も知らないのだという。
一ヶ月くらい前に、メティスは闘技場で目を覚ました。
その時知っていたことは二つ。
たった一人自分とわかりあえる姉妹がいること、その姉妹が何もしなければ
死んでしまうという強い予感、それだけだった。
最初は時の狭間があるからアイギスは死んでしまうのだろうと思ったものの、
それは違っていた。
メティスが会いに行ったことでアイギスは結果的にワイルドの力へ目覚めてしまった。
自分が引き金を引いてしまったからこそ、メティスはアイギスに嫌われようとも
アイギスを守ろうと必死になっていたのだ。
その場に跪いて泣きじゃくるメティスに、アイギスは置いていかれることの辛さを思い出す。
大切なことを思い出させてもらったと、アイギスはメティスと仲直りした。
そして、たとえここで戦いをやめてゆかりと美鶴に鍵を差し出しても、それは自分が
痛くないだけなのだと気がついて、時の鍵を集めてどうするかとようやく考えも
定まったようで、風花とメティスにそれを話した。
459ペルソナ3フェス後日談:2008/04/02(水) 15:20:53 ID:mXUg0bCD0
3戦目のゆかりと美鶴もなんとか倒し、彼女らの鍵とこれまで倒した
真田と天田、伊織とコロマル、そして風花から手渡されたものと
アイギス自身の分を合わせて8個の鍵がそろった。
鍵が合わさって真の鍵が出来上がる。
真の鍵ができたことで、灯火となっていた6人も無事に元の姿へと戻った。
アイギスが鍵を完成させたのを見たゆかりが、それでも過去に戻って
主人公に会いたいと鍵を奪おうとするものの、もう鍵はアイギスにしか使えないと
知って崩れ落ちる。
ゆかりが主人公と交わした約束というのは、冷たくなった主人公と一方的に
交わした約束であり、それだから過去なんて見ないで無理やり前を向いて
いようとしていたのだ。
そんなゆかりの傍らに美鶴が膝をついて、そういう辛さは無理に堪えることは
ないのだと、そういう時のために自分たちがいるのだという。
美鶴がゆかりに味方したのは、去年の11月に美鶴の父が亡くなった時にゆかりが
支えとなってくれたからだった。
そんなことがあったから、主人公に礼の一つも言えずに亡くなった時に美鶴は、
もしゆかりが苦しむようなことがあれば身を投げ出してでも味方しようと決めたのだと話した。
アイギスはそんなゆかりに、「あの時」何があったか見に行ってみないかと提案する。
主人公が死ぬきっかけになっただろう、ニュクスとの決戦のあの時、ワイルドの力を
持つ主人公以外は押さえつけられたように動けなかったから、どうして主人公が
死んだのかはだれも正確には知らないのだ。
けれども残された扉は寮の入り口の扉、すなわち「今」の扉と主人公の部屋の扉、
「過去」の扉しかない。
だがもう一つ、最初にポロニアンモールへと繋がった扉がある。
やたらと都合よく扉が残っていたのも、考えてみればおかしなことだった。
戦いの準備のためだというならばこんな事態の原因だっただろう主人公の姿のような
シャドウを倒した時点で、その扉も消えるはずだった。
しかし今もその扉は残っている。
ならば、まだ倒すべき敵が残っているのではないか。
そんな可能性が充分あり得た。
460ペルソナ3フェス後日談:2008/04/02(水) 15:27:06 ID:mXUg0bCD0
<最後の試練への扉>

ポロニアンモールの扉を抜けてみると扉の間に出た。
扉の間には、前まではなかったひときわ巨大な扉が中央に現れている。
あの時なにがあったのか、それを知るために扉を開けてみるとその向こうは
宇宙空間のようになっていた。
けれども決戦の時と違って今は動ける。
全員が共有する過去だからだ。
それなのに、唯一そうではないはずのメティスも普通に動けるのが不審だったが、
見上げてみれば今まさに主人公がニュクスを封印するところだったからそれどころでは
なかった。
主人公がニュクスを巨大な扉の前に追いやり、自らの命を使って封印した。
体から命が離れることは人間にとっては死を意味することであるけれども、
しかし主人公は後悔などしていないとメティスはいう。
意識が残っていた間にみんなと交わした、卒業式の日の約束を果たせたからだ。
それもやはりメティスが知る由もないことであり、それをなぜ知っているかと
問われたメティスは「自分もニュクスやあの彼と同じでこちら側の存在だから」と
わけのわからないことを言った。
そんな言葉の意味を問おうとしたところで、主人公が施した体を張った封印に
触れようとする化け物が現れる。
そんな光景はまるで、主人公が怪物からニュクスを守っているようですらある。
どういうことかと混乱するみんなにメティスが、本当は封印など必要ないのだと言いだした。
主人公がやったのが無駄なことなのだというのではなく、本来ならばニュクスは敵意など
持たない存在であること、そして主人公が封印する前のこと(主人公の前に誰かが封印して
いたとしても、人間が存在する前からニュクスはいたから)を思えば確かにそうなる。
ニュクスの目覚めは死を意味する。
そんなニュクスを明確な悪意はなくても求めてしまう大勢の人間の悪意が、あの怪物の正体だった。
その化け物=エレボスが主人公と同じ力を持つアイギスを狙って襲ってくる。
徒に過去へと憧れ戦いを望んだ、自分自身との戦いでもあったから倒さなければならないものだった。
461ペルソナ3フェス後日談:2008/04/02(水) 15:33:39 ID:mXUg0bCD0
エレボスを倒して、気がつけばまた寮へと戻っていた。
今度こそ真の鍵で明日を迎えるために寮の扉を開ける。
扉の向こうは、なぜかベルベットルームだった。
いつもはアイギスなり主人公なり、ワイルドの力に目覚めたものしか入れないのだが
今回はみんなもなぜかベルベットルームに来ている。
アイギスを呼びたてたイゴールとしても驚きのことらしいが、アイギスの
ワイルドの力の影響ということらしい。
メティスがイゴールやエリザベスの側に自然に立っていて、改めてメティスの正体を問う。
それにアイギスが答えた。
メティスはもう一人の自分だと。
主人公との別れがあんまりにも悲しくて辛くて、捨ててしまった自分の半身だと。
(王居エンピレオでのアイギスの夢のシーンで、アイギスの影から人影が立ちあがっていたのが多分伏線)
けれどもようやく主人公に何があったのかを知って、それを受け止められるようになった。
部屋に閉じこもっていないで主人公とお別れをすればよかったとアイギスは泣く。
自分の涙に、メティスが泣いていたことを思い出し、涙さえ捨てようとしていたのかと
改めて思い知った。
アイギスがようやくメティスのことをわかったことで、メティスは、心の奥には海があって
みんなそこでつながっている。アイギスもつながっている。姉さんはほんとのいのちだと、
ずっと一緒だと言い残して消えた。
メティスが消えたことでアイギスも眠りが戻ったように眠気に襲われて椅子に崩れ落ちる。
いのちの答えとはやはり「死」であるかのようだった。

テレビから流れる4月1日に日付が変わったことを告げる音声で目覚めればラウンジに戻っていた。
寮の扉は普通に開くし、携帯に表示される日付も4月1日になっている。
やっと終わったんだと安心しかけたのもつかの間、アイギスだけが目を覚まさない。
ゆかりが焦ってアイギスを起こそうとする一方で、天田がベルベットルームのことを口にした。
まさか、と思いながらもアイギスを彼女の部屋へと運ぶ。
機材に繋いでコンディションをチェックしてみれば、思考系がすべて焼き切れてしまっていた。
想定をはるかに上回る負荷が一度にかかったことが原因じゃないかと風花が言う。
ワイルドの力に目覚めて、複数のペルソナを扱っていたせいではないかと。
部品は交換できるものの、しかし目覚めたアイギスはもう自分たちの知っているアイギスではない。
ゆかりが愕然として「アイギス」と名を呼ぶ。
それに応じて、アイギスが目を覚ました。
人騒がせだと呆れるやらほっとするやらなのだが、アイギスの思考系はもう電源すら入って
いないのだから、まるで機械ではなく一個のいのちのようだった。
無事に一件落着したところで、美鶴が、やはり召喚器は回収しないとみんなに告げる。
美鶴は召喚器を回収することで、力を見えないところに追いやってしまいたかったのだと
自分の気持ちを話す。
けれども今回のことで、たとえシャドウはいなくても滅びを求めない世の中にするために戦うべきものも
いるかもしれない、その時のために持っておくべきだと考えなおしたようだ。
462ペルソナ3フェス後日談:2008/04/02(水) 15:35:51 ID:mXUg0bCD0
翌朝、改めて寮を閉めるために全員がラウンジへと集まる。
美鶴が呼んだラボへアイギスを送る車に同乗していくのだ。
車が到着して、いざ出発というところでアイギスが美鶴にお願いがあると言いだした。
アイギスは主人公を守れなかったことで生きる意味を見失い、それでラボに戻ることを選んだ。
けれども今回のことで、主人公を守りたいというのはまだ叶えられるのだとわかったから、
4月からもゆかりたちと学校に通いたいと思ったのだ。
既に卒業してしまって学校関係者ではないから、と少し困ったようだったが美鶴はそれを
受け入れてくれた。
巌戸台分寮から最後に出たアイギスに、ゆかりが寮に入るならいろいろとフォローすることも
あるしルームメイトは自分なんてどうかと持ちかける。
喜んで頷いたアイギスに、友達だから敬語はなしねとゆかりは言うのだった。

おしまい。


補足すると、アイギスのたどり着いたいのちの答えはたぶん「絆」じゃないかと思われ
463ゲーム好き名無しさん:2008/04/02(水) 23:49:09 ID:coIV/4zs0
スレの容量が限界近いらしいけど、どうやって判断するの?
464ゲーム好き名無しさん:2008/04/02(水) 23:52:21 ID:nhSUf4OF0
>>463
今465KB。どっかに書いてあるよ
あとは>>1の通り。
465ゲーム好き名無しさん:2008/04/03(木) 00:50:36 ID:XavnXCMj0
>>464までをwikiに収録、未解決リストに反映させました。

規定の期限が過ぎたので
・リングオブサイアス[12月] ・メダロット4[12月] 
・ワイルドアームズ セカンドイグニッション(詳細ストーリー)[12月] 
・1999ChristmasEve[12月] ・大神[12月]
を「途中」から消しました。
466ゲーム好き名無しさん:2008/04/03(木) 00:52:01 ID:XavnXCMj0
次スレ立てを試みます。
467ゲーム好き名無しさん:2008/04/03(木) 00:55:26 ID:XavnXCMj0
立てられませんでした。
468ゲーム好き名無しさん:2008/04/03(木) 08:49:49 ID:jaEcDlyz0
たてたお
ストーリーを教えてもらうスレ part38
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1207180033/
469ゲーム好き名無しさん:2008/04/03(木) 11:11:22 ID:peecsrUtO
>>440-446
偽典乙です。続き待ってます。
470ゲーム好き名無しさん:2008/04/03(木) 12:11:46 ID:49+uzjcy0
>>468
471偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:03:50 ID:cOM+hIAs0
容量ギリギリまで貼ります
472偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:06:01 ID:cOM+hIAs0
代々木労働キャンプ:
気がつくと史人と園田はトラックに乗せられていた。着いた先は代々木労働キャンプ。
装備品とアームターミナルを奪われ、鉄格子の嵌った部屋に入れられる。狭いが一応個室なのが救いだ。
これからどうなるのだろうと考えていると、山瀬がやってきた。
「久しぶりだなあ、葛城」
史人が山瀬を睨むと、山瀬は弁解するような口調で言う。
「俺は生き残るために、ちょっと知恵を使っただけだぜ」
山瀬は何かを投げてよこして、去っていった。それは山瀬お手製の、改造アームターミナルだった。
しばらくして、バール兵が史人を部屋から出し、土壁の前に連れて行く。
この壁を掘り進むのが課せられた労働だ。真面目に作業したあと、食事の時間になった。
囚人たちは食堂に集められた。皆、食器を持って並んでいる。
食事を貰うには、悪魔への忠誠を誓わなくてはならないらしい。
それに、この食事には何かヤバい物が入っていそうだ。史人は列に並ばなかった。
そんな史人の反抗的な態度を見たバール兵が、史人を暗い部屋に連れて行く。
縛られて鞭で打たれた。辺りを見ると園田も鞭で打たれている。
寝る時間になったので、部屋に連れて行かれた。史人は絶望に打ちひしがれながら意識を失う。
何かの気配がするので目を開けると、そこにはちょっとキツイ眼差しの女性がいた。
ドアには鍵がかかっているのに、どうやって入ってきたのだろう?
「静かにして。何も心配する事はないわ」
そう言って彼女は食料を差し出した。
「貴方、バール兵に逆らったんですってね。そうよね、あの食事は食べないほうがいいもの。
何か食べないとへばるわよ。恋人の所に帰りたいんでしょ?私、見ちゃったの。そのペンダント・・・」
史人はありがたく食料を頂いた。名前を聞いてみる。
「私?私は、飛鳥泪」
泪は特別な囚人なので、ある程度自由に歩きまわれるし、強制労働もないという。
この部屋には秘密の抜け道から入ったとか。
「三日だけ待って。そうしたら、逃げられるようにしてあげる」
そう言って泪は帰っていった。どうして彼女は自分に好意的なんだろう、と思いながら眠りに就いた。
それから、労働して、食事の時間に逆らって、鞭で打たれて、泪に差し入れを持ってきてもらう、
という日々が三日間続いた。
その夜、園田がやってきて、史人の部屋の鍵を開けた。そして泪の部屋まで行く。
泪は何故か、史人たちの装備品を用意して待っていた。だが、残念ながらアームターミナルは手に入らなかったらしい。
装備品を取り戻し、泪も連れて三人で進む。
途中でこのキャンプを束ねる悪魔バーゼルフォンが駆けつけて来たが、倒す。
地下鉄の線路を歩き、代々木公園駅に出る。地上に出ようとするとき、史人は幻を見た。
幻のくせにやけにリアルだ。それは由宇香の姿だった。由宇香の声が聞こえてきた。
”危ない・・・アドニス・・・爆心地・・・心臓・・・殺され・・・私は・・・”
新宿都庁に戻ってきた史人たち。だが、レジスタンスメンバーは厳しい顔をしている。
渡邊の元へ連れて行かれた。
「先の悪魔の襲撃は、貴様らが仕組んだものだろうが!しらばっくれおって!
園田、葛城、両名に死刑を言い渡す」
牢屋代わりの部屋に閉じ込められた史人たち。そこへ、猫娘が助けに来た。
「大声を出しちゃだめ!あの襲撃事件から、渡邊は人が変わってしまったようだわ・・・」
早坂や英美や他のメンバーも来てくれた。
「リーダーを裏切る気はないけど、あんたたちの事はほっとけないよ」
猫娘たちは史人たちをこっそりジープに乗せて、逃がしてくれた。
473偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:07:37 ID:cOM+hIAs0
原宿シェルター:
これからどうするか考える。
「原宿シェルターに行くのはどうかしら?」
泪がそう言った。原宿シェルターは悪魔の襲撃を受けて壊滅しているのでは?と思ったが、どうやら違うらしい。
「そうでもないみたい。アドニスっていう悪魔が乗っ取って、美男美女を侍らせてよろしくやってるらしいわよ」
原宿シェルターに乗り込み、最深部のアドニスの部屋へ。
そこは泪の話どおりの光景があった。アドニスを倒して、原宿シェルターを解放する。

マイシテー&慶王ルミネ:
泪が新宿方面に行こうと言うので、新宿駅の駅ビル、マイシテーと慶王ルミネを散策する。
マイシテーの下の階層はショッピングモールで、上の階層は居住区になっていた。
そこで妙な噂を聞いた。満月の日に、居住区の人間が一人ずつ行方不明になっているという。

御田急ハルク:
新宿駅の西側にあるデパート、御田急ハルクにやってきた。
その5階の一室。そこは機械室だった。表のカリヨン時計を制御しているらしい。人の気配がする。
「そこに誰かいるの?」
かわいい女の子がやってきた。女の子はメイと名乗った。メイと話をしていると、奥から少年がやってきた。
カズミと名乗るその少年は、メイの兄らしい。メイを奥へ連れて行こうとする。
「妹は肺を患っていて、寝てなきゃだめなんだ。おまえらに関わってる暇は無い。帰ってくれ」
一行は機械室を追い出されてしまう。
数日後、また機械室を訪ね、メイと話をする。
「お兄ちゃんたちは、どうしてメイたちの所に来るの?メイたちはこの世で二人きりなの・・・」
どうやら両親はいないらしい。やがて、カズミがやってくる。
「頼むから、オレたちのささやかな生活を壊さないでくれ。
忠告しておく。満月の夜にはこのあたりにいるのは危険だ」
あの兄妹のことが心配なので、次の満月の夜に御田急ハルクに行く。
中に入ると異様な雰囲気が漂っている。耳を澄ますと、獣の鳴き声が聞こえる。
胸騒ぎがする。急いで機械室に向かう。すると、カズミは不在で、メイが一人で留守番をしていた。
「満月に悪魔が来るの・・・お願い、満月じゃない時に来て!」
言われたとおりに、満月を過ぎてから再び訪ねる。カズミは柱の影に隠れながら言う。
「新月まで、メイを預かってくれないか?理由は聞かないでくれ」
カズミがあまりにも真剣なので、何も言わずにメイを預かることになった。
園田は鬼子母神の僧侶と知り合いだそうなので、メイを鬼子母神に連れて行くことになった。
そして、満月の夜。
「うーん、お兄ちゃん、やめて・・・!」
メイがうなされながら飛び起きた。
「お願い、お兄ちゃんを止めて!!」
もう一度御田急ハルクに行くことに決めた。泪とメイを残し、史人と園田の二人で新宿へ向かう。
御田急ハルクの機械室。そこにはワーウルフがいる。戦って倒す。すると、ワーウルフはカズミの姿になった。
「マイシテーの居住区で人を喰らってたのはオレなんだよ。昔、ワーウルフに憑依されて・・・」
「たいしたもんだわ。人間も捨てたモンじゃないわね」
振り向くと泪とメイがいた。こっそり付いてきてたらしい。
「憑依されても、よく精神を乗っ取られずに済んだわね。もう大丈夫よ。
まだ満月なのに、あなたは人間の姿になっている。あなたは完全にワーウルフの精神に勝ったのよ」
泪が感心している。
もうこんなところでひっそり暮らす必要も無い、旅に出る、と言って、カズミはメイの手を引いて去っていった。
474偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:09:19 ID:cOM+hIAs0
新宿爆心地コロシアム:
御田急ハルクを出ようとすると、悪魔が待ち伏せていて、こちらに手紙を渡して去っていった。
電子メール全盛の現代においては珍しい、白い紙に書かれた手紙。
読んでみると、それはアドニスからの挑戦状だった。新宿爆心地コロシアムで待つという。
急いでコロシアムに向かう。
新宿駅から少し離れた所にある爆心地。周囲数百メートルにあったものはすべて消し飛んでいる。
その何も無い場所の中心に、新たに建てられているのがコロシアムだった。
コロシアムの中に入ると、案内役の悪魔に、史人一人で進むようにと促される。
泪と園田と別れて一人で進み、アドニスの待つコロシアムの中心へ。
そこには立会人としてアバドンとラマシュトゥがいた。忘れるはずもない、由宇香を喰らった悪魔だ。
だが、今は目の前のアドニスに集中しなければ。目の前に数種類の武器が運ばれてきた。
史人とアドニスはそれぞれ武器を選び、手に取った。試合開始!
アドニスは負けてがっくりと膝をつく。
試合を終え、泪と合流。園田の姿が見当たらないので聞いてみると、悪魔に襲われて死んだという。
園田の死体を回収して、鬼子母神に届けた。

シャンシャンシティ:
由宇香を喰らった悪魔の一人、アバドンが治めているという、東池袋にあるシャンシャンシティに来た。
地下1階〜地上1階のショッピングモールと、60階建てのビル。
エレベーターを乗り継ぎ、転送装置を駆使して最上階へ。待ち構えていたアバドンを倒す。
アバドンの死体は崩れ落ち、ゆっくりと消えていった。あとには由宇香の左腕が残されていた。
そっと拾い上げて驚く。その左腕は温かく、脈打っている。まだ生きている!
「全てのパーツが揃ったら、貴方は・・・そうよ、貴方はそうするに違いないわ!」
謎の言葉を残して、泪は走り去ってしまった。
部屋の中を見回すと、一人の女性が吊るされていることに気付く。
それは英美だった。急いで助ける。
「私ね、すっごい頑張ったんだよ!」
あの後、新宿都庁から追放され、早坂とも離れ離れになってしまい、悪魔に捕まったという。
英美を一緒に連れて行くことにする。
「こうしてまた葛城くんと一緒に行動出来るなんて・・・。これからよろしくね」
シャンシャンシティを出ようとすると、また由宇香の幻が見える。
”集めて・・・私の身体・・・私は生・・・お願い・・・”
475偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:10:50 ID:cOM+hIAs0
戸山シェルター:
由宇香の左腕が手に入ったのはいいが、このまま放っておいたら死んでしまうだろう。
戸山シェルターに名の通った科学者が居るという噂を聞きつけて、やってきた。
シェルターの最奥に研究所がある。そこには目を疑いたくなる光景が広がっていた。
燕尾服姿のウサギが懐中時計と睨めっこしている。トランプの兵隊が居眠りをしている。
その中に白衣を着た老人が居た。
「わしの名は平沢晋だ。この研究所に引っ込んでからもう随分経つ」
ウサギや兵隊は平沢博士が作ったデミノイドだという。
「そうだ、帽子屋が焼いたスコーンがあっただろう、あれを持ってきなさい」
平沢はウサギと兵隊に命令を出し、お茶会の用意をさせた。
史人たちは困惑しながらもお茶会を楽しんだ。その後、由宇香の左腕のことを相談する。
「培養槽に入れておかなければだめだろう。残念ながら、ここにはそんな設備は無い。
だが安心しなさい。わしの弟子である日下章人の研究所なら、腐るほど置いてあるはずだ。
紹介状を書いてあげよう」
平沢が紹介状を書いていると、一人の少女が部屋に飛び込んできた。
「平沢おじいじゃん、大変なの!」
それはメイだった。少し前から、兄妹は平沢の厄介になっているという。
「わしの作ったデミノイドのアリスが行方不明になっておった矢先なのでな。預かる事になったのだ」
メイがデミノイドたちと楽しく戯れているのを眺めつつ、研究所を後にする。

市ヶ谷シェルター:
日下博士がいる市ヶ谷シェルターに向かう。出入り口の前に、レラジエが待っていた。
レラジエを倒すと、その死体の中から由宇香の右腕が出てきた。左腕同様、生きている。
シェルターの中に入るとすぐに、妙に色っぽい格好の看護婦さんがいる受付がある。
紹介状を出して事情を説明する。看護婦さんに連れられて、日下博士の待つ部屋へ通される。
日下は気難しそうな男だ。由宇香の腕のことを説明すると、日下は少し考えてから言った。
「私の研究所にある培養槽を使ってもいい。本来なら莫大な維持費を払ってもらうことになるのだが、
条件付きで無料で預かろう。その身体のパーツのサンプルを提供してもらいたい。なに、少しだけだ。
身体を傷つけるようなことはないから安心したまえ」
その条件を呑んで、由宇香の両腕を預けることにした。

秋葉原駅ビル:
地下鉄の東池袋駅から有楽町線のホームに降り、線路の上を歩いて護国寺駅へ。
地上に出て東に向い、神田川を渡って秋葉原駅ビルに着いた。
中に入ってすぐの所で、人とぶつかった。
「ごめんなさい、考え事をしていたものですから」
それは少年だった。彼は相馬三四郎と名乗った。
三四郎は史人のアームターミナルに目を留めた。
「そのアームターミナル、もしかしてデビルバスター?
この前まで、初台のデビルバスターと一緒だったんだ。西野っていう人だったんだけど」
驚く史人たち。西野のことをもっと詳しく聞いてみる。
「西野さんは、死んでしまった・・・。
護国寺で、アスタルテの襲撃を受けて、やつの炎にやられたんだ」
三四郎は史人たちに、一緒に行こうと言う。
「見ての通り、左腕がコレだから、安いサイバーアームを手に入れようと思ってね。
それで今度は銀座に行く予定なんだ」
よく見ると、三四郎が着ているシャツから出ているはずの左腕は無かった。
476偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:12:48 ID:cOM+hIAs0
ミレニアム総合病院:
三四郎を仲間に加え、駅ビルを出るとすぐに、怪しい男に声をかけられた。
「キミたち、DBの制服買わない?」
男が持っているDBの制服を見て、英美の目の色が変わった。
「おじさん!よく見せて!!・・やっぱり、これ、達也のだわ!」
英美は怪しい男を詰問する。
「それは、ミレニアム総合病院のゴミ捨て場にあったのを拾ったんだ」
男はそう言った。急いでミレニアム総合病院へ向かい、早坂のことを尋ねてみる。
早坂は火傷を負って運び込まれて来たが、死んでしまったらしい。
死体でもいいから会いたいと、医者や看護婦から情報収集する。気になる話を耳にした。
ミレニアム総合病院では、死人が出ると、死体を死体回収業者に回しているとのこと。
そしてその卸先は、市ヶ谷シェルターの研究所らしいとのことだ。
早坂の死体は研究所にありそうだ。市ヶ谷シェルターに行き、日下に死体回収業者のことを問いただす。
「あなた、死体回収業者から、死体を買い取ってるんですってね。
その中に、火傷を負った、背の高い男の遺体は無かった?」
日下は史人たちを研究所の、とある培養槽の前に連れて行く。その中に入っていたものは早坂の死体だった。
「達也、達也なの・・・?」
泣き崩れる英美。それを見て日下は言う。
「この死体を蘇生させることは出来ない。だが、生き返らせることなら出来る。
ただ生き返らせるだけだ。生きていたときの記憶は無いが、それでも、やってみるかね?
莫大な費用がかかるが・・・」
「記憶がなくなっても、達也は達也だもん!お願いします、あたしをここで雇ってくれませんか?
あたしなら、医学の心得もあるし、きっとお役に立てます!」
英美がそう言うのを聞いて、日下は笑った。
「いいだろう。確かに君なら役に立ちそうだ」
英美は史人たちに、申し訳なさそうに言う。
「ここで働いて、達也を生き返らせる資金を稼ぎたいの。
ごめんなさい、あたし、達也のこと諦めきれない・・・」

銀座地下街:
英美を市ヶ谷シェルターに残し、史人たちは予定通り、銀座に向かうことにする。
地下鉄秋葉原駅の入り口は瓦礫が積みあがっている。
「よし、これくらいなら・・・土蜘蛛!」
三四郎がアームターミナルを操作し、土蜘蛛を呼び出した。土蜘蛛は瓦礫を片付けて去っていった。
秋葉原駅から銀座線の線路に降り、銀座駅まで行く。駅を出ると銀座地下街が広がっていた。
道行く人々に話を聞く。銀座には「母なる金星」という施設があって、
そこの巫女さんがいいことをしてくれるらしい。
また、新月の夜に幽霊電車が現れるという噂も聞いた。
地下街から地上に出ると、いきなり声をかけられた。
「覚悟しろ!」
それはバール教徒の集団だった。倒しても倒しても切りが無い。ついに史人たちは傷つき、倒れた。
477偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:13:43 ID:cOM+hIAs0
母なる金星&イシュタルの槌:
史人が目を覚ますと、そこは小部屋だった。色っぽい格好の女性がこちらを見下ろしている。
「良かった!気が付いたのね。もう怪我も大丈夫そうね」
女性はいきなり、こちらの服を脱がそうとしてくる。戸惑う史人。
「そのまま楽にしていればいいのよ。さあ、力を抜いて・・・」
そうだ、この女性は巫女さんだ。そしてここが、噂に聞いた母なる金星。そしてこれは・・・「いいこと」。
史人は抵抗しようと思ったが、やめた。
身支度を整えて、部屋を出る。
隣の部屋のドアを開けると、巫女さんに服を取られまいと必死になっている三四郎がいた。
「あ、葛城、無事だったのか」
三四郎と共に、最上階の大きな部屋へ。そこには色っぽい服を着てはいるが高貴な女性が待っていた。
彼女は角生静那。母なる金星の教祖だ。
「お二人とも、すっかり傷がいえられて、わたくしも安心いたしました。
わたくしと、息子のかづさは、共に、イシュタル様をこの世で最も尊い神と信じ、奉っております。
ここ、母なる金星は、何人をも拒まぬ、無償の愛を教義の中心に置き、女性のみを受け入れております。
かづさが治めますイシュタルの槌は、現世におけるイシュタル様のご復活に備え、準備を行っております」
長々と説明されてしまった。何故助けたのか、と聞いてみる。
「それにはかづさに会っていただかなければ・・・」
静那に連れられ、母なる金星の隣の建物、「イシュタルの槌」へ。
大きな部屋に入る。奥から、まだ子供といった感じの少年が出てきた。
彼が角生かづさだ。その年で教祖とは・・・と驚く。かづさが口を開く。
「わたしはイシュタルに選ばれし者。イシュタル様の過去世である、イナンナの寵愛を受け、
龍イルルヤンカシュを倒した狩人。それがわたしの過去世なのです。
我々は現世におけるイシュタル様の転生体を探しました。そして、見つけたのです。
それは、橘由宇香、その人でした。
葛城さん、あなたがイシュタル様を復活させる使命を持っているのは明白です。
ですから我々はあなた方に協力いたします」
混乱した頭でイシュタルの槌を出た。

品川水族館:
新月の夜に、銀座線のホームに下りて、線路を歩いていく。
もう使われない駅に着いた。「新橋」という看板が転がっている。
そこに、轟音と共に、旧時代の列車が走ってきた。史人たちを誘うように、ドアが開く。
列車に乗り込む。しばらく走った後、止まった。そこは品川水族館駅だった。
駅のすぐ上が水族館になっている。大きな水槽の中に、水棲の悪魔たちが泳いでいた。
通路の先に、見覚えある人影が見えた。後を追ってみると、それはやはり、泪だった。
どうして突然行ってしまったのかと尋ねるが、泪はそれには答えず、逆に史人に言う。
「貴方は、かつての恋人と私、どっちを取るの?私は恋人の代わり?ただ寂しいから私を受け入れるの?
私だけを見て・・・。だめ、私から逃げて・・・。殺せない、いいえ、殺してしまうわ!
ああ、解らない、解らないのよ!」
またもや、泪は去って行ってしまった。
478偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:15:20 ID:cOM+hIAs0
品川ホテル:
品川駅の西側にある高級そうなホテルを訪れる。
9階のスィートルームに、意外な人物がいた。カズミである。
このホテルの隣の部屋にアリスがいることを突き止めたので、連れ戻そうと思ったが、
逆に捕まって軟禁状態になっているということだ。
行動は自由だが、ホテルから出ようとすると、アリスの不思議な力で連れ戻されてしまうとのこと。
ホテルから連れ出してくれと言うので、行動を共にすることにする。
アリスのいる部屋を訪れる。アリスはその名の通り、絵本から出てきたような
青いワンピースに白いエプロンドレスといったような格好の少女だった。
「あら?新しいお客さまね。ようこそ!あ、王子さまも一緒なのね。私はアリスよ。ここに住んでるの」
アリスはカズミのことを王子さまと呼んでいるらしい。
「お茶会の用意をしましょう」
トランプの兵隊などのデモノイドが、お茶会の用意をする。史人たちはお茶会を楽しんだ後、アリスの元を去る。
カズミを連れてホテルを出ようとすると、どこからともなく声が聞こえてきた。
「私の大事な王子さまを連れて行くなんて許せない・・・」
不思議な力で元に戻されてしまった。これはやはり、アリスをどうにかするしかないと、
再びアリスの元へ。
「どうしてそんなことするの?アリスの宝物、取らないでよ。ひどいよ、許せない・・・!」
アリスはデモノイドとしての本性を現し、襲い掛かってきた。
アリスを倒すと、ホテル内は一変する。高級そうな内装は消え、廃屋のようになってしまった。
「ここは、アリスの思念が作り出した幻の世界だったのさ」
カズミは、このことを平沢博士に伝えると言って、史人たちと別れた。

大歓楽街:
六本木にある大歓楽街と呼ばれる建物。そこは悪魔イポスが治めている場所だった。
イポスを倒し、由宇香の右足を手に入れる。

上野神殿:
上野駅の近くにある、バール教団の施設、上野神殿。
ここに、宿敵バエルがいるという情報を聞きつけたので、やって来たが、
待っていたのはバルベリスという悪魔だった。
「遅かったな。バエル様は新宿に向かわれたぞ」
バエルは新宿都庁の上に空中城を構え、そこに居るという。
バルベリスを倒したが、罠にかかって地下に落とされてしまう。
見回したが三四郎がいない。代わりに、目の前に男が倒れていた。
最近頭角を現してきた、ミレニアムなんとかとかいう宗教団体の制服を着ている。
「ミレニアムには気をつけろ・・・」
そう言って男は死んだ。しばらく進んでいくと、三四郎がいた。
「あのな、葛城、俺、さっき、生き別れになったキョウコの手がかりを見つけちまったんだ。
だから、早く探さなくちゃ・・・」
三四郎は別行動を取りたいと言うので、その場で別れた。
一人で神殿の出口に差し掛かると、唐突に泪が現れた。
「ねぇ、史人、私のことが好き?私のために死ねる?」
史人が答えると、止める間も無く、再び泪は去っていった。
479偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:19:23 ID:cOM+hIAs0
御花屋敷:
浅草の雷門をくぐると、そこは参道・・・ではなく、何故か大きな屋敷の中。
お化け屋敷のように、数々の日本の妖怪が立ち塞がるが、倒しながら先へ進み、
一番奥の部屋には和服を来た少女が座っていた。
「私は吉野姫。人間たちは、私のことを座敷童子と呼びます。
貴方の心には、大きな暗闇が見えます。あなたは、自らの心と向かい合う必要がおありのようですね。
お逝きなさい、貴方の心の闇へと・・・」
気が付くと史人は一人で立っていた。側にいた泪もいない。
後ろを振り返ると行き止まりなので、とりあえず先に進む。
「史人、泣いちゃだめよ。お父さんみたいなデビルバスターになるんでしょ」
それは思い出の中の、若いときの母親だった。本当にここは、自分の心の闇らしい。さらに進んでいく。
「お前、大きくなったらデビルバスターになるって言ったらしいじゃないか。
父さんは嬉しかったぞ」
真っ赤なDBブルゾンを来て、隊長の印であるベレー帽を被った父親だった。
「ねぇ、葛城くん、私たち、もっと昔に生まれてくれば良かったね。そうすれば私たち、
もっと幸せになれたのに・・・」
初めて会った頃の由宇香。
目の前を横切ったのは、ゾウイという名の、自分が初めて作った黒猫のロボットだ。
「実はさ、オレな、好きなコが出来たんだ。桐島英美っていうんだけど、
たださ、階級差があるんだ。オレみたいなランクの低い人間は、彼女とは釣り合わないよ・・・」
早坂。
「葛城くんか。君はよくやっている。感謝するよ。ただ、君に言っておきたいことがある。
人間などもろい存在だ。取るに足らぬ虫けらだ」
渡邊の姿はバールハダトという悪魔に変わる。
「実はね、君のお父さんが、亡くなられた。私を庇って・・・」
父が死んだ事を告げる西野。
「葛城くん、私を愛してくれたんでしょう?私を見つけて。私はここにいる・・・」
血溜まりの中で微笑む由宇香の頭部。
「貴方は私を愛しているの?」
泪。
「我が息子よ、我に応えよ。我を崇めよ」
空中城にいるバエル。「我が息子」ってことは、やっぱり・・・。
「我が愛しい狩人よ、そなたが我が元を去るというならば、私はそなたを生かしてはおけぬ」
神々しい女神。「狩人」って・・・?
「俺の心臓はどこだ?」
園田。
「達也ったらね、指輪を買ってくれたの。お金ないのに、無理しちゃって。
葛城くんも、好きな人が出来たら、買ってあげるといいわ。
女ってね、こういうのが嬉しいものなの。値段なんて関係ない。気持ちが嬉しいのよ」
喜びに溢れている英美。そういえば、いつもあの指輪をはめていた。
「あの石板は、メソポタミアの秘術をもってして作られたもの。
バエル自らが文字を刻みし、呪縛の石板。史人、ラビスシジルの封印を解き、私を解放してくれ・・・」
マルドゥークとかいう悪魔。
「黄泉にはオセがいる。犠牲となった聖城学園の生徒たちと共に・・・」
三四郎。
”五色不動を・・・させれば・・・地上の結界がすべて・・・そうすれば、バエル城へ・・・助けて、私を・・・”
度々見る、由宇香の幻。
480偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:20:59 ID:cOM+hIAs0
最後に、史人自身が出てきた。そいつはドッペルゲンガーだった。
強さは今の史人と全く同じ。ドッペルゲンガーを倒すと、意識が薄れていく。
気が付いたときには、また元の部屋に戻ってきていた。
「この東京の運命は、貴方の手に委ねられています。貴方が信じる道へお進みなさい」
吉野姫はそう言って、こちらに何か差し出してきた。
「何かの役に立つこともあるでしょう」
受け取ってよく見ると、それは加護目の紋章だった。篭目、つまり六芒星が刻まれた紋章。

鬼子母神:
鬼子母神の住職から、寺に伝わる童歌の話を聞く。
かごめかごめ、月夜の晩に、鶴と亀がすべった。
寺の裏手に祠があって、その両脇には鶴石と亀石という石が置かれているのだとか。
歌われている通りに、月夜、つまり満月の晩に、祠に行ってみる。
祠の、何かがはまりそうな窪みに、加護目の紋章をはめると、鶴石と亀石が光り、祠の扉が開いた。
飛び込んでみると、そこは異空間だった。一番奥の部屋で、鬼子母神ハリティが嘆き悲しんでいる。
「おお、バエルよ、何故我が子を隠すか・・・。
おぬし、人の子か?わらわはここに幽閉されておるのじゃ。わらわの力を恐れたあやつは、
我が末子、ピャンカラを隠したのじゃ!ピャンカラさえ戻れば、あやつらなど・・・。
そなたがここに来たのも、何かの縁じゃ。相応のお礼をするゆえ、ピャンカラを取り戻してはくれまいか?」
史人は解ったと答えた。
「それでは、これを授けようぞ。ピャンカラが近くにいれば、違う音がするはずじゃ」
ハリティから受け取ったそれを揺らしてみると、カラカラと音がする。
それは、ざくろの形の土鈴だった。

ミレニアム総本山:
土鈴の音を頼りに探し回ってみると、大手町の辺りで反応があった。
白い荘厳なビルが建っている。ミレニアム総本山だ。ミレニアムなんとかの本拠地。
ガーディアンと呼ばれる白いマントの兵士がうろうろして、とても近付けない。
秋葉原にいた、早坂の制服を売りつけてきた男から、ガーディアンの制服を買い、
ガーディアンに化けて中に入る。
上の階に上るほど、鈴の反応は増していく。最上階でベルフェゴールという悪魔に会う。
「そうか、貴様が・・・。イシュタルの愛を得、アスタルテを惑わせ、
人間の分際で、アバドン、レラジエと、多くの悪魔を葬ってきた貴様と、
こうして戦うことができるとは。わしはうれしいぞ」
ベルフェゴールは意味深なことを言う。ベルフェゴールを倒すと、教祖のマイトレーヤとかいう男が出てきた。
マイトレーヤの姿は人間から悪魔へと変貌する。
「我は、夜叉大菩薩鬼子母神、ハリティーが末子、ピャンカラなり!!
この地に王道楽土を築き、人々を救うために降り立った救世主、マイトレーヤである!
その救世主に歯向かうとは、我が母にかけ、目にもの見せてくれようぞ!」
ピャンカラが襲い掛かってきたが、とっさに土鈴を見せる。
「その鈴は・・・。貴方は、母の使いでしたか」
ピャンカラは史人に、銅鏡を手渡す。
「それは八咫鏡という、三種の神器の一つ。お前に授けよう」
ミレニアムなんとかが厳重に保管していたものなのだそうだ。
アームターミナルを操作し、ピャンカラを仲魔に加えた。
481偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:22:09 ID:cOM+hIAs0
ミレニアム総本山を出るとき、また泪が待ち伏せていた。
「史人、久しぶりね」
史人は泪に、どうして突然いなくなったのか尋ねる。
「解ってほしいの。あの時は、ああするしかなかった。
でも、今はどうしても貴方の側にいたいの。お願い、何も聞かないで・・・」
彼女が言う通りに、何も聞かず、史人は泪を抱きしめた。
再び鬼子母神に行き、ピャンカラをハリティーに会わせた。
ハリティーは史人に、金剛杵を渡す。
「それは、カーラヴァジュラと言って、わらわがマハカーラ様より授かったもの。
この上ない武具じゃ。また、時空を超える力もあると聞く。必ずやそなたの手助けになるであろう」

黄泉:
護国寺に行くと、八咫鏡が光り、異次元への扉が開く。
中に入ると、前後不覚になり、意識が薄れる。
「史人、私の愛しい狩人。覚えてる?私がまだ完全に一つだった頃、
私と貴方は確かに出会った。貴方は若く、雄々しく、その命と引き換えに、私を望んだ」
”ねえ、私、今どんなにドキドキしているか、解る?止まらないのよ。この鼓動が・・・”
この声は、側にいるはずの泪?それとも・・・。
「私を愛して・・・」
”葛城くん、好きよ・・・”
「私を愛して・・・」
”私を愛して・・・”
由宇香なのか?そう思ったとき、ひときわ大きな声が聞こえた。
「史人、私を見て!」
目を覚ます。史人は地面にあお向けに寝ていた。その上に覆い被さるようにしている泪。
それから二人はしばし、快楽の中へと――。
再び意識を失い、気が付くと辺りは一変していた。目の前に、一人の国津神がいる。大国主だ。
困った様子なので、話を聞いてみる。大黒主は、ここは黄泉で、生きた人間がここに来るのは珍しいと言う。
「相馬小次郎という、将門公の転生体が、地獄の総統である悪魔オセを倒しましてな。
オセは、黄泉に留まり、乗っ取ろうとしておる!我々の神剣、草薙の剣も奪われてしまった。
そこで、お主に頼みがある。オセの元へ行き、奪われた草薙の剣を奪い返してくれんか?
そのあかつきには、神剣はお主のものじゃ」
とりあえず引き受けることにして、先に進む。黄泉の最深部に、死者たちを従えたオセがいた。
オセは死者たちをこちらに差し向けてきた。あのとき三四郎が言っていた、聖城学園の生徒だ。
死者たちを倒し、続いてオセを倒す。
「この私が敗れるとは。貴様、何の転生・・・」
言い終わらないうちに、オセは倒れた。
草薙の剣を回収し、大国主に地上へと送ってもらう。
482偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:24:12 ID:cOM+hIAs0
有明臨海コロシアム:
草薙の剣を持って、地上へ帰ると、声が聞こえてきた。
「吾の声が聞こえるか?恐れるな。吾はヒルコなり。そなたの噂は聞き及んでおる。
一度有明に参られよ」
声の通りに有明に行こうと、芝浦まで行くが、レインボーブリッジは水没してしまっている。
すると、草薙の剣が光り、海の中からレインボーブリッジが浮かび上がってきた。
レインボーブリッジを渡り、有明へ。臨海コロシアムに入る。
そこはミュータントたちが身を寄せ合って暮らす街だった。ミュータントを束ねるヒルコに会う。彼は国津神の一人だ。
「さあ、受け取るが良いぞ」
八尺瓊勾玉を渡された。これで三種の神器が揃った・・・と思ったが、何者かが現れ、
史人の手から勾玉を奪っていった。そいつはデカラビアだった。
「いまや、落ちぶれ、かつての栄華は見る影もなし・・・か。
国津神の方々の衰退ぶりは見る者の心を打ちます。お気の毒なことです」
デカラビアはそう言って爆弾をヒルコ目がけて投げた。
「これは、一種のテロだと思ってください」
デカラビアは異次元の扉を開け、そこに入って消えてしまった。
爆弾をどうにかするか、それとも宿敵を追いかけるか迷ったが、閉じかけた異次元の扉に飛び込む。
その先はバール教団支部だった。デカラビアを倒し、由宇香の左足と勾玉を手に入れた。

高天原:
原宿の近くにある東郷神社へ行く。境内に入ると、八咫鏡が光り、空間に穴が開いた。
そこに入ると、まっすぐな道が続いていた。一番奥では、しめ縄を巡らせた大岩が道を塞いでいた。
普通の剣では切れないしめ縄だったが、草薙の剣で切る。
そしてアームターミナル内の悪魔を検索し、力のありそうな悪魔を呼び出して大岩をどけさせる。
その奥は眩しくて目も開けられないような、光あふれる場所。天津神が住まう、高天原。
アマテラスに、封印を解いたお礼を言われた。
「さて、我ら天津神と、国津神とは、今、対立しておる。
バエルとやらの横暴、目に余る。このままでは、我らの力は衰えるばかりじゃ。
そこでじゃ、我らは国津神と和解しようと思うのじゃ。国津神の元へ使いを出そうと思う。
お主に、国津神の元へ向かってほしいのじゃ。ヤマトタケルを供に付けよう」
ヤマトタケルを仲魔に加え、高天原を出て有明臨海コロシアムへ。
爆弾のせいでヒルコは亡くなっていたので、代わりにタケミナカタと話をする。
「俄かには信じ難い。だが、三種の神器を携え、ヤマトタケル命を随伴させた
お主の申すことだ。疑う余地はないのだろう。お申し出、謹んでお受けしよう」
思ったより簡単に話がまとまった。
「葛城どの、私はこれより、高天原に戻り、天照大神に報告することにいたします」
ヤマトタケルは帰っていった。

東京タワー:
東京タワーの中に入る。展望台まではエレベーターで一気に上がり、
そこからは狭い螺旋階段をぐるぐると上って最上階へ着く。
カーラヴァジュラが光って、史人たちは異次元に飛ばされる。
そこは戦場だった。悪魔の大軍が戦っている。その中に、戦場には似つかわしくない僧侶がいる。
「私は樹海と申す者。死者が次の世界に生まれ変わるまで過ごす、この中有にも、
あの通り悪魔が侵入してきましてな」
樹海と協力し、大軍を率いているボスのバールハダトという悪魔を倒す。
中有を出て、東京タワーに戻る。樹海は護国寺に行くと言って去っていった。
483偽典・女神転生 東京黙示録:2008/04/03(木) 13:24:44 ID:cOM+hIAs0
続きは新スレで
484ゲーム好き名無しさん
          トぃ、ふ\: : : : : : . . . .
  =========_rへい }八 〉〉┘: : : : : : : : : : : :.\: : : : . . x=====┘          ==x、
______,rとヘ_Y乂_ノ: :/: : : : : : : : : : : : : : :∨: : :..:..||三___         ∨
 `…━━《_フヘこY⌒: :./: :..:./: : : : : : : : : : : : : :|: : : : : ||三三_.          ||ぃ ━━…
.     /..// /: : /: : : :/: /:./: : : :/: : : : : : : : :.:/: : : : : : \三三二        ||乂x  __
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