ストーリーを教えてもらうスレ part36

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1ゲーム好き名無しさん
【注意事項】
スレの容量が500KBを超えると書き込めなくなります。
450KBを超えたら次スレが立つまで書き込みを控えてください。

自分でやるのが面倒、手に入らない、時間がない、お金がない、などの理由で
ストーリーを知りたいゲームのストーリーを教えてもらうスレです。
発売して半年以内の新作について語る際は名前欄に
タイトルと新作ネタバレ用の共有トリップの #新作ネタ をつけて下さい。
新作のネタバレを読みたくない人は ◆l1l6Ur354A をNGワード指定推奨。

またリクの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
まずはまとめWiki↓で既に書かれていないか、既にリクエストされていないか調べてからリクしましょう。

ストーリーを教えてもらうスレ暫定Wiki
http://www8.atwiki.jp/storyteller/
携帯電話の場合でもこちらのURLから行けば表示は崩れますが見れます
http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/2.html

・スレに書き込まれたストーリーのまとめWikiへの収録作業や
まとめWiki中の未解決リストの更新作業は、スレ内の有志によって行われています。
手の空いた方がいらっしゃったらご協力をお願いします。
編集方法の説明はこちら。:http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/18.html

・作業を行ってくれた方は、「>>○○まで収録作業したよ」
「>>○○までのリクを未解決リストに反映したよ」などと
スレに書き込んでくれると、次に作業をする者にとって
どこから作業すればいいのかわかりやすくなるため助かります。

1レスでストーリーの概要を知りたい方は↓でどうぞ。
【読むのも】ストーリーを要約してもらうスレ 2【面倒】
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1145367885/

前スレ
ストーリーを教えてもらうスレ part35
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1196953130/


ストーリーを書く際の注意、関連スレ、未解決リストなどは>>2-10
2ゲーム好き名無しさん:2008/02/05(火) 20:05:23 ID:ikYHpjju0
ストーリーを読む・リクエストする方へのお願い。

・リクエストの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
・まとめWikiで既に書かれていないか、既にリクエストされていないか調べてからリクしましょう。
・リク主は依頼したストーリーが書かれたら、書き手に感謝の意を伝えましょう。
・過度のクレクレはスルーや批判の対象になります。気をつけましょう。
・手の空いた方はwiki編集などでスレに貢献しましょう。

ストーリーを書いてくれる方へのお願い。

・要望に出ているゲームのストーリーはどんどん書いて下さい。 
 要望に出ていないゲームでも書きたいと思ったら遠慮せずに書いて頂けると読み手が喜びます。
・この板は一般板なので18禁のゲームのストーリーの要望、紹介はご遠慮下さい。
・名前欄に作品名を入れてもらえると、まとめやすくありがたいです。
・時間を置いて数回に分けて投稿する際には、最後に「続く」と御書き下さい。
 そうする事でストーリーの投稿の混交を防げます。
・発売して半年以内の新作について語る際は名前欄に
 タイトルと新作ネタバレ用の共有トリップの #新作ネタ をつけて下さい。
・これを書こう、と思われた際は「○○○○を書きたい」と意志表明し、予約していただけると、
 投稿の重複が防げて大変ありがたいです。
 また、書くのはよそう、と思われた時には面倒でも予約の取り消しを御願いします。
・勝手ながら、予約から3ヶ月以上経ったものは予約無効とさせて頂きます。
 同じく、最終投稿から3ヶ月経ったものも権利失効とさせて頂きます。
 都合により取り消しが出来ない場合の長期間にわたる放置を防ぐ為です。

関連スレ
(ギャルゲー板)
ギャルゲーのストーリーを教えてもらうスレまとめサイト(現行スレへのリンクもあります)
http://www.geocities.jp/galge_oshiete/

(女向けゲーム一般板)
http://game12.2ch.net/test/read.cgi/ggirl/1129714798/(dat落ち)

(エロゲネタ板)21才以上の方のみ!
エロゲのストーリーを教えてもらうスレまとめwiki(現行スレへのリンクもあります)
http://wiki.livedoor.jp/luc001/

(女向けゲーム大人板) 21才以上の方のみ!
BLゲースレhttp://game12.2ch.net/test/read.cgi/gboy/1095410605/
乙女ゲースレhttp://game12.2ch.net/test/read.cgi/gboy/1157949089/

(漫画サロン板)
ストーリーを教えてもらうスレまとめサイト(現行スレへのリンクもあります)
http://malon.my.land.to/

(アニメサロン板)
ストーリーを教えてもらうスレ まとめ(現行スレへのリンクもあります)
http://cabin.jp/koizumi/story/
3ゲーム好き名無しさん:2008/02/06(水) 01:45:34 ID:ojiPP9zo0
新スレ乙

ちなみにスターオーシャンFDの人です。
リアルがごたごたしているのとプレイ動画で確認しつつ書いているのであまり進んでません。
第2回は週末になると思います。
4ゲーム好き名無しさん:2008/02/06(水) 15:55:40 ID:MWmLIG8j0
>>1乙

1999ChristmasEveをリクした者です
本当に今更ですが、投下してくれた人ありがとうございました
(時々にしかスレみないもので)
続きも期待して待ってます
5ゲーム好き名無しさん:2008/02/07(木) 17:00:39 ID:TfWK5vKy0
新スレ乙です
月の光 最後までいっときます
6月の光〜沈める鐘の殺人〜3話途中から:2008/02/07(木) 17:02:15 ID:TfWK5vKy0
主人公達が院長室に駆けつけると、院長は、先代院長形見の銃で、頭を撃ちぬいていた。
あの言葉は、亡き夫の元へ逝く という意味だったのだ…。

院長は、自分が狭山を殺した という旨の遺書と、
学院を克二に譲り、存続していってほしい という遺書を残した。

刑事さんと事件について話してみると、気になる点があった。

・狭山は偽名で、何者か分からないこと
・遺体は仰向けになっていて、傷が浅いものと深いもの、二箇所あること

自分が見た時、狭山はうつぶせだった。 ということは、狭山はあの時まだ生きていたのでは?
そして、あとから来た何者かに改めて刺されたんだ。院長は犯人じゃない!
じゃあ、誰をかばっている?

という感じで、主人公は院長の無念を晴らすべく、調査を始める。


土曜日、爽香に謎々デートに誘われる。謎々を解いて、待ち合わせ場所を探し当てると、爽香は、驚くべきことを話してくれた。

学園の鐘の、悲しいあの話は 本当は逆。
鐘を盗もうとした泥棒が、先代院長に撃たれて、鐘もろとも池に沈んだ。
泥棒は今も鐘と一緒に、深い池に沈んでいる。存在を闇に葬られたまま…

その泥棒が、爽香の本当の父親だと。

爽香の治療費を稼ぐ為に、父はその話に乗った。
皮肉にも、父が死んで、美しい母はお金持ちの男性と再婚。今や爽香は健康で、名門校に通うお嬢様である。

病気が治って以来、爽香は水泳を習い続け、そして鐘園学院に入学。
全て、池に沈んだ父の骨を、ひとかけらでも拾ってあげたかったから。

主人公と出会ったあの時は、いつものようにこっそり潜っていたら、思ったより水が冷たくて足がつったそうな。


翌日、古谷からもデートに誘われて、高級料亭へ。
要するに、私(俺)だって実家は金持ちなのよーん ということらしい。
7月の光〜沈める鐘の殺人〜3話途中から:2008/02/07(木) 17:29:49 ID:TfWK5vKy0
爽香の告白を受けて、当然浮かび上がる疑問がある。
では、先代院長は どこに消えたのか?

主人公は、学院の古い卒業アルバムで、先代院長の写真を調べた。
そこに写っていたのは、死んだ狭山だった…。

警部もそこに目をつけ、更に掘り下げていた。
鐘みたいな重くて持ち運びにくいものを、いきなり外部から盗むはずがない。内部に協力者もしくは首謀者がいたはず。
それこそが、先代院長=狭山だったのでは?
院長が自殺に使った銃は、過去にもう一発発射されていた。

それは、爽香の父を撃った時に使用されたのではないか。

全てを確かめるため、池をさらう作業が決行された。
しかし、池には先客がいた。岡江克二と、測量業者だった。

聞けば、克二は、学院の所有権を相続したのをいいことに、廃校して土地を売ろうとしていた。
経営難の学院を切り盛りするなんてまっぴらだ ラクして大金を手に入れる という克二に
高田副院長が
お母さんの遺志をつごうと思わないの?!考え直して!と詰め寄る。
そんな副院長を、克二はうるさがって池へ突き落とした。

副院長は、院長代行の激務と、池の冷たさで心臓発作を起こして病院へ運ばれた。
警察が見積もりを中止させ、池の捜索が開始。

やがて、黒く汚れた鐘は見つかったが、爽香の父はついに発見されなかった。

副院長は快方に向かっているらしいが、依然学園の前途は暗い。
滅入っている主人公を励まそうと、古谷が外食に連れて行ってくれる。
支払いのときに、紙が落ちる。見てみるとレシートで

バンノウナイフ 3480円  の文字。

こんなの買ってないけど…と考えて思い当たる。これは、高田副院長の落としたレシートだと…
しかもこれは、副院長を置いていったスーパーのもの。もしかして、狭山を刺したのは…
8月の光〜沈める鐘の殺人〜3話途中から:2008/02/07(木) 17:33:10 ID:TfWK5vKy0
色々あって、スーパーから狭山宅への近道発見。
スーパーで、ベテラン店員にレシートを見せると、同じナイフを探してくれた。
それを持って警察に行き、その足で副院長に会いに病院へ。
しかし、副院長は失踪した後だった。

学院に戻り、副院長を探す。
主人公は図書室で副院長に遭遇。全てを話してもらった。

先代院長岡江正二=狭山は、救いようのない駄目男で、学院の金を使い込んで免職になった後、
鐘泥棒を思いつき、爽香の父をそそのかして夜の学校に忍び込んだ。
鐘楼の上で、奥さん(二代目院長)に発見され、奥さんは激昂して発砲。

弾は、鐘を支えていた爽香の父に当たり、その拍子に鐘は池の底へ。
院長は、学院の世間体か、真実を隠蔽。
夫の英雄的な死をでっちあげて、本人には偽名を使わせ、
学院近くのアパートに住まわせて定期的に金をやっていた。

そして、学園から遠ざけるだけで許された狭山は、再び、金儲けのダシに学園を狙ってきた。
激怒した副院長は、狭山宅に押しかけ、狭山を刺した。

真実を知った主人公は、致命傷を負わせた犯人は他にいる と副院長を説得 一緒に図書室を出ようとしたが
副院長が図書室に篭城。火を放ち、学園と心中を謀る。

幸い火はすぐに消し止められたが、副院長は再入院。克二は売却を進めている。

生徒達と主人公は、引き揚げられた鐘を懸命に磨いた。
かつてシンボルだった鐘が もう一度輝けば、学園もきっと再生すると思いたかった。

池の捜索は終わり、結局誰の遺体も発見されなかった。爽香は池のそばで落ち込んでいた。
そこに、大井先生がやってくる。
そして、打ち明け話を始めた。

撃たれた泥棒の傷は浅く、彼は死ななかった。院長達の手当てを受けて、回復した。
そして、犯罪者となった自分が生きていては、家族に逆に迷惑がかかる と決意。
そんな彼を、院長は全く別人として、新しい名前と職を与えてくれた。
鐘園学院社会科教師 大井俊治として…

大井先生は、爽香の父親だった。今はもう親子と名乗れない二人は、やっと再会を果たした。
9月の光〜沈める鐘の殺人〜3話途中から:2008/02/07(木) 17:38:01 ID:TfWK5vKy0
主人公は、改めて事件を総括して推理。
副院長は、時間的に、最初の傷を負わせただけ。では、結局狭山を殺したのは誰なのか?
この件で利益を得た奴を疑いたいところだが、克二にはクレーム処理のアリバイがある。

古谷に相談してみたところ、気になることを言い出した。
クレーマーにお茶を出したのは、古谷らしい。そして、お茶を出したのは、クレーマーが来た直後一回だけ。
以降は、克二に言われて、皆下がっていたらしい。
そして、響くクレーマーの声は皆聞いていたが、克二の声を聞いた者は居ないという。

はいはい仲間を使ったアリバイ作り。 ということで克二を追及。
ちょうど、警察も同じことを考えていたらしく、クレーマーの身元が割り出された。

克二は、アリバイを作ってアパートへ行ったが、
先客が居たので、庭から一部始終を見ていた。
自分にとって好都合な展開。副院長が残した凶器で、起き直った狭山にとどめを刺した、という感じらしい。

克二は逮捕され、理事会が学園売却を阻止。

生徒全員で磨いた鐘は、本来の輝きを取り戻した。
鐘楼に鐘は戻され、美しい音色が学院中に鳴り響いた。
新しい門出を祝福する、福音のように…

以下ゲームから抜粋

澄み切った青空に、鐘楼がまっすぐに伸びている。
その先には、金色の鐘が揺れていた。
幸せの鐘の音が響き渡る。
いつまでもいつまでも、それは紅葉の中で揺れていた。
10月の光〜沈める鐘の殺人〜3話途中から:2008/02/07(木) 18:11:51 ID:TfWK5vKy0
◆真沙子の肖像画がサロンに飾られている。
 閉館した野々宮図書館から寄贈されたもの?

この他に、本文に隠されたミステリーチップから飛べる七不思議編や
七不思議外伝『繭』、一年後の後日談になる完結編、パンダ編 等 おまけが沢山ついてきます。
本棚を埋めていくエンディング収集や、集合写真風登場人物集めなど、収集要素もたまりません!

肝心のトリック等がショボいですが、文章や背景の雰囲気が凄くよくて、おすすめです。
ネタバレしといて何ですが、サウンドノベル好きの方は、捨て値で売ってたら是非買ってみて下さい。

チームクレイズはもう復活しないんでしょうか…DS夜想曲買っちゃいそうです(´・ω・`)
では、長文失礼いたしました。
11ゲーム好き名無しさん:2008/02/07(木) 18:52:23 ID:ivnlFJGM0
「月の」人、お疲れ様でした。
一気に読んでしまいました。
12ゲーム好き名無しさん:2008/02/07(木) 21:51:23 ID:1EyJGALC0
乙。
最後にギコネコが出てきたのってこれだっけ?
13ゲーム好き名無しさん:2008/02/08(金) 09:52:27 ID:aB9F3hq50
PS2の灼眼のシャナをお願いします
14ゲーム好き名無しさん:2008/02/09(土) 19:19:12 ID:Cdrra04+0
スレに即発されて自分も涅槃にトライ
うん、本当に鬱になるよこりゃ

とりあえず2で主人公が見たバケモノが1で若い男が門の先で見たものと捉えてOK?
15スマブラX・亜空の使者 ◆l1l6Ur354A :2008/02/10(日) 12:04:11 ID:V1lTUkAQO
携帯からなので改行変かも…
スマブラXのアドベンチャーモードいきます
16スマブラX・亜空の使者 ◆l1l6Ur354A :2008/02/10(日) 12:07:19 ID:V1lTUkAQO
とりあえずオリキャラの解説から

・マスターハンド
マリオと同じような白い手袋をした巨大な右手。
イメージ世界であるスマブラの創造神のような存在(らしい)
ぶっちゃけると、フィギュアで遊ぶ人間の右手。
ちなみに、左手としてクレイジーハンドがいる。

・亜空軍
影虫と呼ばれるもの(見た目はマックロクロスケと似てる)が
集まって雑魚敵の姿を形成する。
他に、フィギュア化したキャラの姿をコピーしたりもする。

・エインシャント卿
ファミコンロボを従え、各地に亜空間爆弾を
仕掛けていく謎のキャラクター。
果たしてその正体は……?
※亜空間爆弾…発動すると、周囲が亜空間に取り込まれてしまう。
発動にはファミコンロボが左右からアクセスする
必要があるため、最低2体の犠牲がいる。

亜空軍の兵器には他にダークキャノンがある。
黒い矢印の光線を発射し、食らうと一撃でフィギュアに戻されてしまう。

亜空軍にはガノンドロフ、クッパ、ワリオ、Mr.G&Wが
マスターハンドに従う(?)形で所属

17スマブラX亜空の使者 ◆l1l6Ur354A :2008/02/10(日) 12:10:22 ID:V1lTUkAQO
空中スタジアムでは今日もフィギュア達による
大乱闘が繰り広げられていた!
本日の対戦カードは…


カービィvsマリオ


…勝敗が決まり、互いを讃え合う二人。
そこに不気味な暗雲と共に戦艦ハルバードが飛来。
大量の影虫をばらまいてゆく。
観戦していたゼルダとピーチと共に亜空軍を蹴散らす二人。
しかし、そこへエインシャント卿が現れ、亜空間爆弾を発動されてしまう。
止めようとするマリオ達であったが不意に現れた
ディノパックンによりマリオは彼方へ弾き飛ばされ、ピーチとゼルダも檻に捕われてしまう。

ディノパックンを倒し無事二人を救出したピンクだま。
が、またまた乱入者が!今度はワリオだ!!
彼は、檻から抜け出し、まだ体勢の整わないピーチに
狙いを定めダークキャノンを発射!
フィギュア化した彼女を強奪してゆく。
追い掛ける二人だったが亜空間爆弾が爆発、
かろうじてワープスターで脱出するのだった。
18スマブラX亜空の使者 ◆l1l6Ur354A :2008/02/10(日) 12:13:37 ID:V1lTUkAQO
一方その頃…
天からスタジアムを観戦していたピット君。
異変を察知した彼は女神パルテナから
神弓を授かり、雲海へ降り立つのでした。
雲海にもハルバードが現れ、影虫をばらまいている!
雑魚を蹴散らし進んでいくと、吹っ飛ばされた為に
フィギュア化していたマリオを発見。
二人は協力してハルバードを追うことにしたが
逃げられてしまう。
ハルバードは何かを追っているようだが…?
更にそのハルバードを追跡する一機のアーウィン。


ハルバードはワープスターを追っていた。
逃げようとするカービィだったが追突されてしまう。なんとかハルバードに降り立つカービィ達。
しかし、アーウィンとハルバードの戦闘に巻き込まれ
結局地上へ落下…
アーウィンも撃墜されてしまう。


19スマブラX亜空の使者 ◆l1l6Ur354A :2008/02/10(日) 12:21:31 ID:V1lTUkAQO
とりあえず今日はここまで。

カービィvsマリオはどちらを操作するか、
ピーチとゼルダはどちらを救出するかによって
その後のムービーと操作キャラが変わってきます。
と言っても、ピーチとゼルダが入れ替わる位ですがw
20ゲーム好き名無しさん:2008/02/10(日) 18:39:43 ID:28G2biPC0
>>19
乙です。スマブラストーリーとかあるんだ

どなたかドリキャスのL.O.L Lack of Love是非お願いします。ラストだけでも…
21流星のロックマン:2008/02/11(月) 01:13:11 ID:G76AaPal0
【1話】VS. オックス・ファイア(牡牛座)
主人公・星河スバルは父親を失ったショックで引き篭もっている小学5年生。
好きなものは天体観測と機械弄りという、生粋のインドアニート。

しかしそんな彼にも転機が訪れる。
偶然にも日課の天体観測をしている所に、宇宙で遭難し行方不明になった父を
知っているという宇宙人・FM星人ウォーロックが現れたのだ。
彼はFM星人の裏切り者として追われる身だった。
ウォーロックはいずれ父の情報を教えるという約束で星河家にパラサイトする事に成功した。
片やニート、片やパラサイト。今ここに最低最強の自宅警備員・ロックマンが誕生したのだった。

ウォーロックと出会った後日、ツンデレ学級委員長の白金ルナが引き篭もりに社会復帰を勧めにきた。
ドロンジョ的ポジションのキャラである。
二人の下僕、巨漢の牛島ゴン太(トンズラー)、博士キャラの最小院キザマロ(ボヤッキー)を引き連れている所もそれっぽい。
もやしニート・スバルを舐めてかかり、ジャイアン牛島が少しだけ調子をくれた瞬間、容赦なくアゴを粉砕するウォーロック。

一撃KOされたゴン太はルナに罵倒されまくりでマジヘコみしてしまい、FM星人オックス・ファイアに取り付かれてしまう。
FM星人は人間の心のスキマにとりつくのです。ホッホッホッ。
オックス・ファイアは破壊活動を繰り返し、ルナとキザマロを命の危険に晒すが、ロックマンにより無事倒される。
これだけ犯罪を犯してどうなる事かと思ったが、ルナが持ち前のツンデレぶりを発揮し、ゴン太は目出度く赦されたのだった。小学生の自分ルール怖ぇなぁ。
そんなこんなで、ルナは自分を助けてくれた青いヒーロー・ロックマンの事が気になり始めるのだった……。

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【2話】VS. キグナス・ウィング(白鳥座)
ロックマンになった所で引き篭もりが治るわけでもなく、スバルは順調にニートライフを送っていた。
また失う辛さを味わうくらいなら、大切なものなんていらない。その思いが、スバルに他人との関わりを拒絶させているのだった。

そこへ来訪したのが、父の後輩であるガチムチ科学者・天地。
スバルの母・アカネが女一人で何とかスバルを養っていけているのも、影に日向に天地くんが世話焼いてくれてるおかげなのです。

ニートライフからスバルを立ち直らせようと骨を折る天地。そこへやってくるツンデレ三馬鹿トリオ。
色々あって、スバル+三馬鹿は天地の研究所に招待される。
そこで天地の人間不信の助手・宇田海(うたがい)さんがFM星人キグナス・ウィングに取り付かれて
色々問題を起こすのだが、主役に敵うはずもなく結局ニートに倒される。

どこまでも宇田海を信じ続けた天地。その心に、宇田海の人間不信も氷解し、キグナス・ウィングを心から追い出す事に成功する。
そしてまたしてもロックマンに助けられたツンデレは、ロックマンに対して仄かな恋心を抱く事になるのだった……。
22流星のロックマン:2008/02/11(月) 01:14:11 ID:G76AaPal0
【3話】VS. ハープ・ノート(琴座)
ニート星河は悩んでいた。自分ももう一回人を信じてみようかと。学校に行こうかと。
しかし言う事だけはいっちょまえなのがニートの常。悩むだけで結局行動には移さずに、日課の展望台警備に勤しんでいた。
そこに待っていた運命の出会い。スバルは展望台で歌っていた美少女・響ミソラに一目惚れ?してしまう。
重病の母親を喜ばすために歌を始めたミソラ。その母親が亡くなった時、ミソラもまた歌う目的を失くしてしまったのだった。
ミソラに自分と同じ孤独の影を見たスバルは、無意識の内に少女に惹かれ始めていた……。

コダマタウンの住人ではないミソラが展望台にいたのは、明日のコンサートのためだった。
ミソラは今をときめくトップシンガーだったのだ。
しかしミソラにとって、歌はもはや苦痛なものでしかなかった。コンサート直前に逃げ出したミソラに手を貸してしまうスバル。
天地研究所に逃げ込むも見つかってしまった二人。巨額の大損害に、クビのかかったマネージャーは怒り心頭でスバルを殴り飛ばす。
どれだけの金がかかっていると思ってるんだ!金!金!金!歌え!歌え!歌え!
ミソラの心は限界に達し、FM星人ハープ・ノートの誘惑に耳を貸してしまう。
音楽で無差別に人を傷付け始めたミソラ。ミソラに自分の姿を重ねたスバルは、傷つきながらもハープ・ノートを撃破する。

スバルの真心に涙するミソラ。彼女はスバルに、本当に心を許した者とだけ結ぶ絆の証・ブラザーバンドを結んでくれと頼む。
スバルは快諾し、二人は心の友となった。FM星人ハープ・ノートも改心し、二人は戦う仲間にもなったのだった。ロールちゃんポジションである。
歌手を辞め、もう一度前に進み始めたミソラ。その姿に、スバルもまた人との関わりをもう一度持ってみようと、学校に行く事を決意するのだった。
23流星のロックマン:2008/02/11(月) 01:15:12 ID:G76AaPal0
【4話】VS. リブラ・バランス(天秤座)
数年ぶりに社会復帰した引き篭もりを心からいたわるクラスメートたち。
中でも渚カヲルこと双葉ツカサは不思議系美少年の魔力をこめた801ビームでスバル少年のハートを撃ち抜きメロメロにするのだった。
金八教師・アフロ育田の授業も個性的で面白く、スバルは学校が気にいりまくり。完全に勝ち組ニートである。
さらに間近に迫った学芸会、スバルのクラスの演劇はなんとルナ脚本によるロックマンの活躍ストーリー。
オックス・ファイアから助けられた時のエピソードを元にしており、ヒロインは勿論ルナ。対してスバル少年の役目は路傍の木であった。。。

何もかもが上手くいくように見えたが、カリキュラム教育に反逆する育田は職員の中でも浮いていた。
クビになるか、カリキュラムに服するか、どちらかを選べ!クビになったら、お前の何人もの子供たちを養っていけるのかな……?
非情の決断を迫られた育田は、FM星人リブラ・バランスに取り付かれてしまう。
我が子同様に愛していた生徒たちの心を無視し、電波教育をほどこす育田。このままではクラスメート達の心が壊れてしまう!

なぜかただ一人電波の影響を受けていないツカサに促され、育田の元へ向かうスバル。
しかしロックマンになって飛び出したスバルの前に謎の強敵が現れる。
一切の攻撃が通じないその力に、スバルの心は折れてしまった。痛い。怖い。死にたくない!どうして僕ばっかり傷つくんだ……。

何もかもを諦め、定めを恨むスバル。そこに響いたのは世界を管理する三大サテライト管理者の声。
これまでもスバルを見守り続けていた声が語りかける。お前にはあの声が聞こえないのか?お前を信じるあの声が!
言われて気付くスバル。どこまでも一切疑わず、ロックマンを信じる声。それはルナのものだった。
あの娘は最期の瞬間までお前を信じ続けるだろう。お前はここで諦めるのか?あの娘を守りたくはないのか?星河スバル!

…………たいよ。守りたいよ!あの娘の事を守りたいよ!!
傷つく事に怯え、他者との干渉を拒絶し続けていたスバル。そのスバルが、人のために傷つく事を選んだ。
スバルこそは地球と宇宙の架け橋となった運命の男、星河大吾の愛息子。
サテライト管理者はFM星人による地球侵略に対抗できる唯一の存在として、スバルの心が目覚める事を待っていたのだった。
新しい力「スターフォース」に目覚めるスバル。未知なる強敵を打ち倒したスバルは、ルナに誓った。
何があっても君だけは守るよ。絶対に……。記念すべきスバル・ミソラ・ルナ、三角関係成立の瞬間であった。

スターフォースによりリブラは倒され、育田は救われた。そして迎えた学芸会の日。
ロックマン役だったツカサが欠席した事により、急遽スバルがロックマン役に抜擢されてしまう。
しっかりやりなさいよ、スバル!たかをくくるルナ。しかし。颯爽と現れたスバルに、ルナは確かにロックマンの面影を見た。
よく見れば、ちゃちいオモチャの仮面。それなのに。な、なんであんな奴に……。自分が好きなのはロックマン様よ!
歯牙にもかけていなかったスバルに、ときめきを感じるルナ。彼女は必死にその感情を否定するのだった……。
24ゲーム好き名無しさん:2008/02/11(月) 01:16:22 ID:G76AaPal0
【5話】VS. オヒュカス・クイーン(蛇つかい座)
すすスっバルきゅん、今度の週末、よかったらデ・デ・デートしない?突然のミソラからのお誘いに、童貞スバルは大慌て。
ぼぼぼ僕女の子と出かけるなんて初めてだし……。わわわ私だって男の子と出かけるなんて初めてなんだから……。
思わずDSを壁に投げつけたくなるようなキャッキャウフフワールドを展開する二人。畜生。

所変わってツンデレ委員長・ルナ。彼女は超エリート家庭の娘だった。両親は世俗にまみれた現在のルナの環境を疎んじ、転校させようとしていた。
その事を知ってしまったルナは、最後の思い出作りとして下僕たちを遊びに誘う。しかしこんな時に限って下僕の予定は埋まっており、ルナはすっかりおかんむり。
そうだ、スバルくんでもからかいにいきましょう!ルンルン気分で訪れた癖に、星河家の前に立つなりドキがムネムネし始めてしまうルナ。畜生。

そんな所に玄関からスバル登場、ルナはすっかりヒートアップ。しかし声をかけようとしたらミソラ登場、一気にクールダウン。
まさかデートじゃないでしょうね……。まさにその通りなのだが、スバルの事が気になるルナは二人をついつい尾行するのだった。
109ならぬ103でショッピングを楽しむミソラ。女の買い物ペースを初めて体験するスバルは、もう乾いた笑いしか出ない。
しかしルナとしては二人がラブラブに見えて仕方なく、思わず嫉妬の炎を燃やしてしまう。

109の屋上で開催されていた蛇展覧会。それはルナの両親が企画・運営するものだった。両親と鉢合わせてしまうルナ。
こんな所で何をしているの?あなたにこんな無駄な時間を過ごすヒマがあるの?やはり今の学校に行かせるのは間違いのようね……!
さらに運悪く馬鹿ップルにまで親子喧嘩を目撃されてしまう。私はあなたたちの操り人形じゃ、ない……!
普段必死に隠していた心の弱さを露呈してしまったルナは、FM星人・オヒュカス・クイーンに取り付かれてしまう。
毒蛇を操り両親を締め上げ、ミソラはスバルをかばって毒蛇に噛まれてしまう。

血清でミソラを救ったスバルは、ロックマンとなりオヒュカス・クイーンを撃破する。しかしそこで思わぬハプニングがスバルを襲う。
あたしこれからどうしたら……!ルナが泣きすがったために、正常に電波世界から脱出できず、ルナと一緒の場所にウェーブアウトしてしまったのだ。
現実世界に戻る二人。ルナに抱きつかれたまま、やっちまった感に全身をプルプル奮わせるしかできないスバル。
体を離し、スバルを視認するルナ。ス、スバルくん?じゃ、じゃあ、あ、あなたが……?否定してもどうにもならないスバル。
必死に隠してきたにも関わらず、スバル=ロックマンという事実はモロバレになってしまった。
気恥ずかしいのはルナも同じ。これまで散々ロックマンへの憧憬を語ってきた相手が、よりによってロックマン本人だったのだ。

わ、わ、私が好きなのはロックマン様であって、貴方じゃないんだからね!!!
でも、あ、あ、あ……。どもりながら恥ずかしそうに告げるルナ。ありがと。ツンデレが目出度くデレ期に突入した瞬間である。畜生。
夢の中でおまえが泣いていたんだ……。気絶から覚めた両親はルナの気持ちを考えていなかった事を悔やみ、家族は和解した。
毒蛇に噛まれたブラザーの事を忘れるなんて……。すっかり蚊帳の外だったおミソがスバルにチクリと皮肉を言う。
こうしてスバルはミソラに続く二人目の美少女ブラザー・ツンデレドリル委員長をゲットしたのだった。
畜生。畜生。
25ゲーム好き名無しさん:2008/02/11(月) 01:17:31 ID:G76AaPal0
【6話】VS. ジェミニ・スパーク(双子座)
女などにうつつを抜かしていたスバルに目覚めよとばかりに801大ラッシュをしかけるツカサ。
ツカサと一緒にお出かけしたスバルは、二人揃って黒歴史ノートに刻み込まれそうなくらい赤裸々に自分語りをしてしまうのだった。
スバルが父親の事を打ち明けたお返しに、自分の秘密を語るツカサ。
彼はゴミ処理場に捨てられた赤子だった。そして自分を捨てた親の事を、この世の誰よりも恨んでいる……。
いつも穏やかなツカサの凄絶な過去を知ったスバルは、ツカサにブラザーになってくれと申し込む。
考えさせてほしい。僕には、出生よりももっと重大な秘密がある。君がそれを受け入れてくれるなら……。

ツカサの秘密。なんと彼は善悪の極端に分かれた二重人格者だったのだ。
自分の出生。生き抜くだけで精一杯だった日々。世の中全てを恨む気持ち。それが破滅的な人格・ヒカルを生んだのだった。
FM星人の中でも最も悪辣な存在・ジェミニ。ヒカルこそがそのジェミニの拠代だった。
スバルに心惹かれるツカサに、ヒカルが語りかける。思い出せツカサ!俺たちの人生を!この星を滅ぼして、俺たちの両親に復讐するんだ!

学校でルナと二人、ジェミニの手先に襲われるスバル。君だけは絶対守るから……。出たよ。この野郎、もう完全に勝利モードである。
完全にデレモードに移行したルナが心配を隠したツンデレセリフを吐けば、ふふ、心配してくれるんだ、などと余裕のコメント。
最初は鬱陶しがってた癖に!ツンデレのデレにやたら敏感だからニートは嫌だよな!

まあそんなこんなでツカサ=ジェミニだと知ってしまうスバル。こんなの、嘘だ……。違うよね、ツカサくん!
スバルとの友情、世の中への復讐。二つを天秤にかけたツカサは、自分の意思で復讐を選ぶ。
無二の親友だと思っていたツカサの決断に愕然とするスバル。

ジェミニを倒したスバルだが、それは二人の壊れた関係を、何一つ変えてくれるものではなかった。
スバルの前から歩み去るツカサ。どうしてだよ、ツカサくん。君となら、親友になれると思っていたのに……。信じていたのに。
一瞬立ち止まって寂しそうに告げるツカサ。

絆なんてこんなものかもしれないよスバルくん。どれだけ綺麗事を並べても、結局は……。
遠くなっていくツカサの背中を、スバルはただ眺めるしかできなかった……。
26流星のロックマン:2008/02/11(月) 01:18:44 ID:G76AaPal0
【最終話】VS. アンドロメダ(アンドロメダ座)地球編
ツカサに裏切られたショックで、スバルは完全に練炭モードに逆戻りしてしまった。
大切なものなんてあるからこんな悲しい思いをするんだ……!なんという南斗鳳凰拳\(^o^)/

そんなスバルの事情などおかまいなく、地球は危機的状況に陥る。FM星の王・ケフェウスが地球を壊滅させると宣戦布告してきたのだ。
しかし完全に引き篭もりにジョグレス進化してしまったスバルに、もう戦う意思は無かった。
このヘナチンヤロー!テメーなんてこっちから願い下げだぜ!
吐き捨ててスバルの元からいなくなるウォーロック。生死を共にしてきた相棒からの決別は、スバルの孤独を決定的なものにした。

悲しみの極地にいるスバルは、ミソラとルナ、二人とのブラザーバンドも一方的に切ってしまう。
いくじなし!悲しげに走り去るルナを追う間際、ミソラが優しく告げる。
スバルくん、ブラザーバンドを切ったって、心の絆は切れないんだよ。よく考えてみて……。

傷つき打ちひしがれたスバルを諭したのは天地だった。悩むスバル。
そんな中、遂にFMプラネット接近の影響が地上に出始める。地球上の物体が電波になり始めたのだ。
母が買いものに出かけた先にも、その現象は起こる。

母さん……!助けにいったスバルの前に、実体化した電波が襲い掛かる。
ウォーロックのいないスバルに戦う術はなく、リンチにあって倒れるスバル。
間一髪でサテライト管理者の助けが入る。

スバルの戦う決意を確かめるサテライト管理者。でも、ロックだって僕に愛想を尽かして出ていったんだ……。
それは違うぞ、星河スバル。ウォーロックはお前を戦いに巻き込みたくなかったから出て行ったとは考えられぬか?
その言葉に目が覚めたように言葉を失うスバル。

以前の乱暴なだけのウォーロックには考えられなかった。
だがお前と生活を共にする内に、奴は「優しさ」を得たのだ。相手を思いやる気持ち。人のために己を投げ出す気持ちを。
そして星河スバル。お前も以前のお前ではない。傷つく事を恐れていただけのお前はもういない!
お前もまた、ウォーロックから貰ったはずだ。「勇気」を!!!!!

ウォーロックを探し駆け出すスバル。既に心に迷いは無かった。

ジェミニ率いるFM王配下のFM星人に敗北したウォーロックとミソラ。
ウォーロックがこれまで必死に守り通していた最終殺戮兵器・アンドロメダの起動キーも奪われてしまった。
今まさに止めを刺されんとした時、遂にスバルが現れた。
ウォーロックとスバル。二人の絆は既に切っても切れない物となっていた。猛るウォーロック。
覚悟しろよ手前ら!俺たち二人が揃ったら……これまでのようにはいかねえぜ!!

一触即発のその時、FM王の命によりFM星人たちが宇宙ステーションに引き上げた。最後の戦いが始まろうとしていた。
27流星のロックマン:2008/02/11(月) 01:19:35 ID:G76AaPal0
【最終話】VS. アンドロメダ(アンドロメダ座)宇宙ステーション編
最早こちらから攻め込んでアンドロメダを叩き潰すしかない!
どうやって?その鍵となるのは父・星河大吾の発信した電波にて、今も宇宙ステーションと繋がっている墜落船の残骸。
そしてそこからFM星人の元までいけるのは、電波となって何処までもとべるスバルだけなのだ。
私も行くと追いすがるミソラを、スバルは、自分が倒れた時にはもうミソラしかいないんだと言って思い留まらせるのだった。
ミソラ・ルナとブラザーバンドを結び直したスバルは、最後の戦いに向かおうとしていた。

行って来ます。ごく自然に家を出ようとするスバル。しかし、事情を全く知らないにも関わらず、突然泣き出す母。
どうしてかしら。あなたがもう帰ってこないような気がして。大吾さんがいなくなったあの時もこうだった……。
母を優しく慰めるスバル。絶対に帰ってきます。既にスバルは一人の男の顔になっていた。

FMプラネットまでの電波を繋ぐため、墜落船の残骸を修理する天地。
そうはさせまいとして現れる復活ジェミニ。その攻撃から身を挺したスバルを守ったのは、誰あろうツカサだった。
スバルくん……こんな僕だけど……今度こそ本当のブラザーに……。
ツカサの想いを受け、ロックマンは仇敵・ジェミニを完全撃破する。

しかし天地たちを守るために電波変換したスバルは、天地にもその正体を知られてしまった。
地球の命運を、一人の小学5年生に賭ける。そしてそれ以外に何の方法も無い。
自分の無力さにむせびながら、スバルに尊敬する大吾の面影を見た天地は、生きて還ってこいと涙ながらにスバルを送り出すのだった。
宇宙ステーション。最後の決戦を前に、ウォーロックが遂に大吾がどうなったのかをスバルに告げた。

宇宙ステーションが遭難したあの日。大吾はFM星人に捕らえられたのだった。
FM王・ケフェウスは何者をも信じない。
宇宙に友好の輪を広げるために飛び立った大吾も、ケフェウスにとっては疑わしい存在でしかなかった。
大吾たち宇宙船のクルーは裁判にかけられた。判決は……全員、死刑。
そして死刑の日が来るまでの世話役に抜擢されたのが、他ならぬウォーロックだった。

大吾はおかしな奴だった。俺はそんな大吾に惹かれていた……。FM星を裏切るつもりだったウォーロック。
彼は、死刑を前にして大吾たちを逃がしたのだ。人の体を失った、電波体として。
それを選んだのは大吾自身。このまま待っていてもどうせ死ぬ。
なら、1パーセントでも可能性がある方に賭ける。1パーセントでも可能性がある限り、絶対に諦めない!
大吾たちを逃がし、自身も遁走したウォーロック。しかしその途中でオックス・ファイアの追撃にあい、大吾たちとはぐれてしまった。
あいつは今でもこの宇宙のどこかを彷徨ってるだろう。ひょっとしたら、もう二度と何処へも辿り着けないかもしれない……。

苦しげに語るウォーロックに、優しく告げるスバル。そうか……父さんらしいや。
1パーセントでも可能性がある限り。僕も父さんが生きているって信じるよ。それが父さんの口癖だったから。
許し、信頼しあった二人。二人の絆は、今ここに完全なものとなった。

ケフェウスの元へ辿り着く二人。余は何者をも信じない。FM星の王位継承者として、幼い頃から肉親にさえ裏切られ命を狙われ続けたケフェウス。
褒めてやろう、余がかつて滅ぼしたAM星人の中に、ここまで辿り着けた奴はいなかった。

そうかい……なら俺が一人目だ。
突然のウォーロックの言葉に驚くスバル。ウォーロックはFM星人ではなく、かつてFM星人に滅ぼされたAM星の生き残りだったのだ。
だからこそ、俺はお前の気持ちが分かったんだ。大切なものを失う気持ちって奴が……。
最後の戦いだ!ウェーブバトル・ライド・オン!
28流星のロックマン:2008/02/11(月) 01:20:20 ID:G76AaPal0
【最終話】VS. アンドロメダ(アンドロメダ座)エピローグ
アンドロメダとの戦いは熾烈を極めた。力尽きるロックマン。勝ち誇るケフェウス。しかし、そこに現れた力。
それは絆。ミソラが、ルナが、ツカサが、天地が。そして何よりもスバルとロックが。
全員が築いてきた絆がロックマンに力を与えているのだった。誰も信じない、一人ぼっちのケフェウス。そんな奴に負けるものか!

遂にアンドロメダを破壊したロックマン。余の負けだ。殺すがいい……。
うなだれるケフェウスを許すスバル。驚愕するケフェウス。何故だ!?余は地球を滅ぼそうとしたのだぞ!
穏やかに返すスバル。父さんは絆の力を信じて宇宙へ旅立ったんだ。僕が君を殺すなら、その気持ちを裏切る事になる。
ケフェウス。君に必要なのは信じる事だ。僕が……君の最初の、友達になってあげるよ。

ケフェウスは、なおも言い募る。ウォーロックよ。お前は余が憎いだろう!お前の全てを奪い去った余が!!
フン、と鼻を鳴らすロック。俺の相棒が許すって言ってんだ!文句を言うわけねぇだろうが!!

友達になろうよ、ケフェウス。その言葉に落涙するケフェウス。誓おう。FM星を平和に治める事を。
ありがとう、スバル。

生まれたばかりの友情。宇宙ステーションの崩壊を前に、すぐに別れの時は来る。しかしスバルとケフェウスは、永久の友情を誓い合うのだった。


崩壊する宇宙ステーション。地球からのウェーブホールも閉ざされてしまった。
しかしそこは天才機械少年、スバル。脱出ポッドを切り離し、地球への自動操縦モードに切り替える事に成功する。
全ては成功したかに思われた。しかし、不慮の事態により、脱出ポッドは地球へのルートを外れてしまう。

終わりか?自分はもう帰れないのだろうか……。万策尽き果て、脱出ポッドの中で眠りこけるスバル。
そこに暖かい光が満ちる。これは……。

それは、地球から発信されたブラザーバンドの光だった。
あらゆる科学でも、あらゆる人知を尽くしても見つけられないほどに漂流したスバルの脱出ポッド。
それを、ミソラが、ルナが、ゴン太が、キザマロが、ツカサが。
何の力も持たない小学生たちが、スバルを思う気持ちだけで成し遂げたのだった。
あぁ、父さん。僕は帰れるんだ。みんなの所に……。


地球に帰ってからしばらくして。ようやくスバルが復学する時が来た。みんなが迎えに来てくれている。
なんであなたがいるのかしら?学校違うでしょ!
だって今日はスバルくんが戻ってくる記念の日だもん!
……それもそうね。
ルナとミソラが少しだけ火花を散らして、微笑み合う。

頭上ではウォーロックとハープ・ノートが喋り合っている。
これからどうするの?私たちは人の心のスキマに取り付くもの。
でももう、あの子にもミソラにも、心のスキマなんて何処にも無いわよ。

へん、と鼻で笑うウォーロック。まだまだ俺はあいつといるぜ。この先も退屈しないで済みそうだしな!
ハープ・ノートはその答えに満足そうに笑う。
子供たちの笑い声が響く中、空はどこまでも青く澄み渡っていた。
29ゲーム好き名無しさん:2008/02/11(月) 02:09:12 ID:rGZN/o6C0
流星のロックマン乙
かなり私情が挟んであるがそれがいい
その調子でトライブも頼む
30ゲーム好き名無しさん:2008/02/11(月) 06:04:08 ID:gQbjnHAg0
ロックマンの人乙。
かなりワロタw
31スマブラX亜空の使者 ◆l1l6Ur354A :2008/02/11(月) 14:35:44 ID:NRtGR7ljO
何とか地上に辿り着いたピンクコンビ。
ピンクだまは何を思ったのか、突如駆け出していく。
止めようとするピーチだが、背後にはクッパが…

注・カービィはクッパに気がついてません。


所変わってジャングル。
クッパ軍団がバナナを盗んで逃走中!
相棒のディディーと共に、なんとかバナナを取り返すが
そこへダークキャノンを携えたクッパ参上。
ダーク(ryを一目でヤバイと察知したドンキーは
ディディーを逃がし、捕まってしまうのだった。

逃げ延びたディディーはドンキーを
助けるべく移動中に湖に出る。
そこには墜落したアーウィンの姿があった。
アーウィンに駆け寄るディディー。
その時湖の中からレックウザが
姿を現し襲い掛かってくる!
アーウィンから格好良く飛び出した
フォックスと協力してレックウザを退ける。
単独行動を取ろうとするフォックスに、
ドンキーのことを必死に訴えるディディー。
しかし、聞いてくれないので
無理矢理引きずっていくことにした(w
クッパ軍団を蹴散らし、待ち構えていたクッパと対決!
協力して倒す事に成功する。
フィギュア化したクッパは崩れさってしまう。
今闘っていたのは影虫がコピーした偽物だったのだ。
本物も襲い掛かってくるが形勢不利とみた
フォックスはディディーを連れて退却するのだった。
32スマブラX亜空の使者 ◆l1l6Ur354A :2008/02/11(月) 14:38:28 ID:NRtGR7ljO
場所は変わり、廃墟の動物園。
一人淋しく歩くリュカはポーキーに襲われる。
絶体絶命のピンチに現われたのは…ネスだ!
二人でポーキーを撃退するが、
さらにワリオが現れる。
ネスはリュカを庇い、フィギュアに戻されてしまう。
リュカは恐怖のあまりネスを見捨てて
逃げ出してしまう…
再び一人になってしまったリュカ。
廃墟を進んでいると、亜空軍と戦う
ポケモントレーナーと出会う。
ネスを助ける事を心に決め、リュカは
トレーナーと行動を共にずるのだった。

またまた場面は変わり、某所。
ついに緑の人気者参戦!……かと思いきや
道を通るワドルディにすらビビる始末。

ダメだこいつ……早く何とかしないと… 

ビビるルイージに背後からデデデの強烈な一撃!
何か考えがあるのかフィギュア状態の
ルイージを放置して隠れるデデデ達。
そこへピーチとネスを車(?で運搬中の
ワリオが通りかかる。
ルイージを見つけ、ラッキーとばかりに喜ぶワリオ。
車を降り、ゲットしようとした隙に 
ワドルディ軍団が襲い掛かりルイージを奪い、
更にデデデは車ごとフィギュアを
強奪してゆくのだった。   
果たしてデデデの目的は…?
33スマブラX亜空の使者 ◆l1l6Ur354A :2008/02/11(月) 14:48:48 ID:NRtGR7ljO
>>31
ピーチはゼルダに変換してくださいorz


予想外に長くなりそうなので
ピカ・サムス関連はサクッと終わらせる予定。
34ゲーム好き名無しさん:2008/02/11(月) 15:40:59 ID:bEPmia4k0
スマブラの人、乙です

楽しみにしてるので、頑張って下さい
35スターオーシャン FD ◆l1l6Ur354A :2008/02/11(月) 23:29:41 ID:KkIc/UyY0
スターオーシャンFD続きです。

---

■過去のロークへ■
ラティとミリーはこの事件の報告の為ロニキスと共に地球に向かう事になった。

窓から宇宙を眺めていたラティとミリー。
そんな二人の視線の先に、突然何かが現れた。

…しかし、ロニキスを始め船の乗務員達は途中までその存在に全く気付かなかった。

イリアはとっさにさっきの出来事を思い出した。
「不可視物質!」

レゾニアの狙いはこれだったのか…?


そう思った瞬間、謎の艦から通信が入った。
相手はレゾニアの使節と名乗り、戦闘の意思はないと告げる。
レゾニアは休戦を申し入れに来たのだ。

ロニキスの上官であるベイズ提督とレゾニア側の話し合いが行われた。
レゾニアはある組織からウイルスや新素材の提供を受け、ほぼ脅迫に近い形で今回の事件を起こすことになったのだ。
その組織は相当高度な技術を持っているらしい。

休戦の条件として伝染病の宿主の引き渡しを求めるロニキス。
しかし、レゾニア側は「それは無理」と発言した。

レゾニアによるとウイルスの出所は300年前の惑星ロークにいた魔王アスモデウスという生物だという。


ラティはこの名前に聞き覚えがあった。
はるか昔、魔界大戦で倒された魔王。それがアスモデウスである。


…はるか昔に倒された魔王の血液なんて、残っているはずがない。
36スターオーシャン FD ◆l1l6Ur354A :2008/02/11(月) 23:30:01 ID:KkIc/UyY0
とうとう最後の望みも断たれてしまった。

ベイズ提督は惑星ロークの封鎖を決断する。
反発するラティだが、それで事件が解決するわけではない。

落ち込むラティとミリーに対し、イリアはただ謝ることしかできない。

…しかし、ロニキスはこう言った。

「不可能ではないな。ただ極端に可能性が低いだけ…だろ?」
「まさか…惑星ストリームに向かうというのですか!?」

ロニキスは上官に何も告げずイリア、ラティ、ミリーのみを連れ独断で惑星ストリームへ向かう事にした。
発覚すれば軍法会議ものの重罪。それでもロニキスは恐れなかった。


惑星ストリーム。それがロニキスの最後の手段だった。
この惑星はロニキスたち地球人が宇宙へ出るずっと前から超高度な文明を持っていたといわれている。
…が、実際のところまだ何も分かっていない、未知の惑星であった。

この惑星には「タイムゲート」なるものがあり、これを使えば過去のロークに行くことが可能。
そうすればアスモデウスの血液を手に入れられる。
ロニキスはそう考えたのだ。

ただ、タイムゲートの仕組みは全く解明できておらず、周辺は立ち入り禁止区域。
//SO3で登場した時もここは立ち入り禁止区域

「『タイムゲートの守護者』はわたしたちを受け入れてくれるのかしら…?」


やがて、彼らはタイムゲートの前にたどり着いた。
どこまでも続く果てしない荒野の中に、ひっそりとそびえる門。それがタイムゲート。

タイムゲートの守護者とは…門そのもの。
この門に認められたものだけが、時間を移動することができるのだ。

タイムゲートに語りかけるロニキス。その願いは聞き届けられ、過去への道が開いた。

「わたしたちは少なくとも間違いを犯している訳ではないと考えていいのかもしれないわね。」

ラティ達の過去への旅が始まった…。
37スターオーシャン FD ◆l1l6Ur354A :2008/02/11(月) 23:30:33 ID:KkIc/UyY0
■ムーア大陸■
ラティが目を覚ましたとき、目の前にいたのはイリアだけだった。
どうやらロニキスとミリーとは離れてしまったらしい。

このクラートの村という場所にクラトスと似た雰囲気を感じつつ、ロニキスとミリーを探すラティ達。
しかし、彼らの手がかりはない。
2人の無事を祈りつつさらなる情報を求め、他の町に向かうことにした。


2人がたどりついたのはホットという町。しかしロニキス達はここにはいなかった。
さらに別の町に向かおうとしたラティ達だったがここから北にある町・ポートミスには通行証がないと入れないことが分かる。

ポートミスに入る手段を探す2人に道具屋の主人がポートミスへのお使いを募集していると言う話を聞く。
それに応募するラティ。そこで大きな剣を持つハイランダー(※1)の男・シウスと出会い行動を共にする。


お使いのおかげでポートミスに入れたラティ達だがここにも2人はいなかった。
お使いを済ませたラティ達は別の大陸へ渡る決心をする。

ところが現在海ではヴェルカントと呼ばれる蛮族が暴れており、船が出せないという。
ラティ達はヴェルカントの住処へと向かい、これらを退治する。
奥に捕われていたフェルプール?(※2)の少女を助けるが少女は他人を全く信用していない様子。
名前すら名乗ってくれない。
さらにポートミスに着いた途端、落としたオカリナにすら気づかずに逃げ出していってしまった。


無事出せるようになった船に乗り、ラティ達はアストラル大陸へと向かった…。

※1 虎から進化した種族で虎のような模様のある肌と尻尾が特徴。総じて戦闘能力が高い。
※2 後にレッサーフェルプール(フェルプールより猫に近い種族で特徴は猫耳)と判明。

---

今回はここまで。
38ゲーム好き名無しさん:2008/02/12(火) 17:17:39 ID:W3atZnxk0
こちらに気付かず前レスに書き込んでました。
「すばらしきこのせかい」書きたいのですがよろしいですか?
前のやつは途中でしたがまだみたいなので・・・
かなり省略されてたので、できる限り詳しくかつ完結になるよう努力はします。
39スマブラX亜空の使者 ◆l1l6Ur354A :2008/02/12(火) 21:11:03 ID:rIY9V4wBO
砦で亜空軍亜空軍を迎え撃つマルス。
多勢に無勢だが、戦艦を奪われたメタナイト卿と
アイクと合流しエインシャント卿を追い掛ける。


マスターソードを封印していた森で
襲われて以来、一緒に行動していたリンクとヨッシー。
その二人をダークキャノンで狙う偽ゼルダ…
間一髪の所をピット君が阻止、
その勢いで偽物を倒すが、偽ゼルダを
倒した所を目撃したリンクは誤解し
マリオとピット君に戦いを挑んでくる。

誤解を解くべく緑コンビを倒す
マリオ達であったが、そこへデデデが出現。
フィギュアとなった緑コンビをさらっていく…
かと思われたが、ひょっこり現れたカービィが
二人を復活させる。
デデデは洞窟を抜け自分の城へ逃げ込んだようだ。

デデデはルイージ・ネス・ピーチのフィギュアに
バッジを付けてゆく。
このバッジにはどんな意味が隠されているのだろうか?
その時、天井を破壊してクッパ達が襲来。

40スマブラX亜空の使者 ◆l1l6Ur354A :2008/02/12(火) 21:13:25 ID:rIY9V4wBO
デデデは瓦礫にあたってあえなく気絶してしまう。
クッパはピーチのフィギュアを奪ってゆく。

クッパに追い付くマリオ達だがフィギュアを
盾にされ迂闊に手が出せない。
ピット君が矢を放って牽制するも
逃げられてしまうのだった。

地面に何かが落ちているのを発見するカービィ。
先程のピット君の矢で、ピーチに
付いていたデデデバッジが落ちたようだ。
興味津々で見ているが、お前まさか…


誰も居なくなったデデデ城。
エインシャント卿はここにも爆弾を仕掛けていく… 


フシギソウとリザードンをゲットすべく
旅を続けるトレーナーとリュカ。
遺跡に住むリザードンを追い掛けるが
入口でワリオと出会う。
ネスを取り戻すべくワリオと戦うリュカだったが
彼の姿は見つからなかった…
気落ちするリュカを励まし遺跡へ
侵入するトレーナー。
遺跡内部でフシギソウ・リザードンをゲットする。
遺跡の最深部には巨大なホールがあるのみだった。

一方その頃、ハルバードを追うマルス達は
荒地を疾走する戦車を発見する。
血気盛んに飛び出すアイクを止めようとするも
メタナイトまで飛び出してしまう。
41スマブラX亜空の使者 ◆l1l6Ur354A :2008/02/12(火) 21:15:40 ID:rIY9V4wBO
戦車に追い付くと、なんと変形して
襲い掛かってきた!
辛うじて倒すが、戦車は遺跡へと落下していく。

突如落下してきた戦車に驚きつつも破壊に
成功するリュカ達。
戦車は最後の手段として機体に内蔵されていた
亜空間爆弾を作動させリュカ達を
道連れにしようとする。
しかしリュカの超能力とメタナイトの
活躍により難を逃れるのだった。


空に浮かぶ島、エインシャント島。
そこにある研究所に潜入していたサムス(ゼロスーツ)。
捕まって例によって例のごとく
発電機代わりにされていたピカチュウを
助けだし、更にパワードスーツも手に入れ
研究所を脱出する。
亜空間爆弾の工場入口を発見した
サムス達は破壊するべく再度島の内部へ潜入する。


ファルコを仲間に加えたディディー一行は 
ドンキーがエインシャント島へ運ばれようと
しているのを見つけアーウィンで追い掛ける。
オリマーとキャプテン・ファルコンを仲間に加え
首尾よくドンキーを救出、島内部へ侵入する。
フォックスとファルコは一旦別れ、
ハルバードを追い掛けていくのだった。
42スマブラX亜空の使者 ◆l1l6Ur354A :2008/02/12(火) 21:17:19 ID:rIY9V4wBO
ついにハルバードに追い付いたメタナイト達。
ハルバードは山の山頂付近でグレートフォックスと
激しい戦いを繰り広げていた。
乗り込む為に山を駆け上がっていくメタ。
しかしそこには先客がいた。
アイスクライマー・ポポとナナだ。 
何故か頂上目指して競争する事にw

頂上に一番のりして嬉しそうなクライマーの二人。
頂上にはルカリオがいた。
闘いだすメタとルカリオだったが
通じるものがあったのか、握手をする二人。
その時、グレートフォックスに体当たりを
しかけたハルバードが山頂にぶつかってきた。
好機とばかりに 乗り込むメタとルカリオ。
ポポとナナは地上へ落下していく…
無事地上に辿り着いた二人は
マリオやマルス達と合流するのだった。
 
ハルバードにはソリッド・スネークが
すでに潜入、行動を開始していた。
彼と共に捕われていたピーチ、ゼルダを救出する。
43スマブラX亜空の使者 ◆l1l6Ur354A :2008/02/12(火) 22:28:05 ID:rIY9V4wBO
部屋に残っていろ、と指示をするスネークだったが
行動派の二人が黙っているわけもなく。
特にピーチは観光気分、さすがさらわれマニア(Mr.L談)だ!

ゼルダはシークに変身し、二人は甲板へ向かう。
甲板ではフォックスの乗るアーウィンが
攻撃を仕掛けていた。
アーウィンの攻撃がのんびり歌っている
ピーチをかすめる!
ぶち切れたシークはアーウィンを撃墜。
一触即発の事態になるもピーチは紅茶をいれ
その場をおさめるのだった。

一方、ブリッジへ辿り着いたメタ一行。
ブリッジは、沢山のMr.G&Wが占拠していた。
Mr.G&Wを甲板に叩きだすと合体して
ロボットに変化した。
駈け付けたファルコも加わりロボットを
倒すと、影虫が消えMr.のフィギュアが残った。
ピーチは彼を復活させるとメッとばかりに叱る。
Mr.は見事改心しました。(ツッコミ禁止)

44スマブラX亜空の使者 ◆l1l6Ur354A :2008/02/12(火) 22:30:23 ID:rIY9V4wBO
場面は変わりエインシャント島。
爆弾工場奥に辿り着いたサムスとピカ。

天井を破壊してドンキー達もやってくる。
そこにはエインシャント卿とロボット達が居たが
何だか様子がおかしい。
彼らに戦う意思は無いようだが…。
そんな彼らの前にガノンドロフが現れ爆弾を起動するよう指示をだす
卿はロボットを止めるが、ガノンドロフは
強制コマンドを発動。爆弾を起動させ、
更にロボットに卿を攻撃させる…

雑魚を召喚し、去ってゆくガノンドロフ。
その時火だるまになっていた卿から
ビームが発射され、雑魚を射ち落としてゆく!
彼もまたロボットだったのだ!
爆弾を止めようとする卿だが、
起動してしまった物はどうしようもない…。
落胆する卿を連れて島を脱出するのだった。


地上・ハルバード・島に別れていたメンバーが 
遂に合流、敵の本拠地・亜空間を目指しハルバードに乗り込む。
45スマブラX亜空の使者 ◆l1l6Ur354A :2008/02/12(火) 22:31:22 ID:rIY9V4wBO
エインシャント卿の補足。

元々ロボット達と島の遺跡で暮らしていたが
亜空軍の介入によりロボット達を人質にされ
やむなく従っていた、という設定。
46■FFXI「プロマシアの呪縛」 :2008/02/13(水) 03:32:43 ID:g089V/fn0
すでに三国ミッション〜闇王まで、およびジラートミッションがあるようですが。
その流れを踏まえつつプロマシアミッションを。
おそらく非常に長くなると思いますが、気長に何とかやっていこうと思います。
三国〜ジラートの方とは別人ですが、一応ある程度フォーマットは統一しようかと考えています。
47■FFXI「プロマシアの呪縛」 :2008/02/13(水) 03:34:34 ID:g089V/fn0
※第一章 誘うは古のほむら
 (い)命の洗礼
ある日、あなたが冒険のためクフィム島にあるデルクフの塔に足を踏み入れると、
ジュノ親衛隊の面々がおっとり刀で塔へと駆け寄ってきた。
隊長のウォルフガングが周囲の冒険者に言う。「危険だ、デルクフの塔に近づくな!」

――どことも知れない場所。
何人かのローブを見にまとった者達が血相を変える中、警告音が響いている。
何かを操作していたひとりが叫ぶ。「北のラインから膨大なエネルギーが逆流!」
彼らが見つめるその中心部では、エネルギーの奔流が渦を巻いていた。

――どこかの海。
海面を割るように飛沫が上がり、続いて何かが海渦を纏って天空まで昇った。
現れたのは巨大な龍。
「我が名は真龍の王バハムート!世界の終わりに来る者が現れる時が来た!
 今こそ聖戦のとき! 我が下に集え! 神の血を流すがため!」

――ふたたびデルクフの塔
閉ざされた扉を前に、立ち往生し不満を口にする親衛隊の面々。
その時、扉の向こうから謎の光が爆発してくる。吹っ飛ばされる隊長のウォルフガング。
今の光の衝撃で扉が開いていることに気付く親衛隊達。
「よし、俺に続け! これは非常事態だ!」ウォルフガングを先頭に彼らは先へ進む。
中には……静かに流れ続けるエネルギーの渦と、うつぶせに倒れたひとりに少年がいた。
「息はしている。誰かモンブローを……いや、上層の医者を呼んでこい!」
ひとまずウォルフガングの一言で、少年はジュノの医院へと運び込まれることとなった。
48ゲーム好き名無しさん:2008/02/13(水) 04:15:18 ID:7O3M9Q/o0
セガサターン版の魔導物語はないかな?
49株トレーダー瞬:2008/02/13(水) 11:44:29 ID:lACaylu30
最初はアニメ版ミスター味っ子や麻雀アドベンチャーゲームみたいな
「株の世界を支配するなんて許せない!
株は誰のものでもない、自由なものであるべきだ!」
「だったら株で勝負よ!」
みたいな熱くてどこかヘンな世界観を描写したかったので
ゲームシステムの説明やゲーム内台詞も入れてみましたが、
長くなってしまったので大幅カットしてあっさり風味にしてみました。
あと暫定wikiで変な改行にならないようにこまめに改行してみたけど、
逆にうざかったらごめんなさい。

父親の一平が株の勝負で何者かに負けて失踪してから数年後、
父が株を始めた年と同じ18歳になったので、瞬も株を始める決心をする。
父の弟子だった奈良崎さんに弟子入りしようとして
軽くあしらわれそうになるが、
一平の息子だと言うと、とりあえず話を聞いてくれることに。
株取引で勝っている人は全体のたった10%だと
株の厳しさを語る奈良崎に、適当に売買すれば50%の確率なのに、
なぜ勝とうとしてがんばると勝率が10%まで落ちるのか、
そこに株の本質があるみたいだと、さらに興味を持つ瞬。
奈良崎はそんな彼を弟子入りしてやることにした。

分かりやすい値動きをする銘柄を使って株取引を実践していると、
奈良崎のもう一人の弟子、50年以上の歴史を誇る証券会社の令嬢、
桐神楽がつっかかってくる。
気に入らないから、私とバーサストレードをして、
負けたら二度と先生に近づくなというのだ。
バーサストレードとは30年前に二人の偉大なトレーダーが
己のプライドを賭けて勝負したのが始まり。
数多くルールにのっとって一対一で勝負するのだ。
賭けるものはプライド、金、今後の人生まで何でもあり。
奈良崎は、瞬に成長する時間を3ヶ月与えてから
勝負してみてはどうだと提案し、
両者とも了承。
3ヶ月の間に瞬は移動平均線、抵抗線などの
株の値動きに関わる要素を勉強し、上達していく。
そして3ヵ月後、桐神楽との勝負する時が来た。
桐神楽は専用トレーディングアーツ『華吹雪』によって
こちらのトレード画面上に桜の花びらを散らせてトレード不能にしてくるが、
瞬はタッチペンで冷静に除去して、冷静にトレードすることで勝利する。
桐神楽は奈良崎に、
全てにおいて勝っているお前が今回負けたのは慢心したからだ、
しばらく反省していろと言われ落ち込むのであった。
50株トレーダー瞬:2008/02/13(水) 11:48:37 ID:lACaylu30
ある日、トレードセンターで相場師の山笛とその付き人囲後と出会う。
奈良崎は山笛には関わるなと言い、
瞬も特に用はないのでそのままスルーしていたが、
囲後の方が、男の勝負空売りで勝負イゴ!と突っかかってくる。
空売りとは、数億数兆の資金を持つ機関投資家が持つ、
長期保有するつもりで売るつもりがない株を借りて売り、
株価が下がったところで買い戻して返すことで、
株価が下がることで儲けることができるもの。
空売り限定ルールのバーサストレードで囲後は
囲後専用トレーディングアーツ『はたき込み』で
自分の空売りしている銘柄の価格を大幅に下げて儲けようとするが、
瞬はトレーディングアーツ売り煽りの他に、
囲後の持ってる株を上昇させて相手を損させるために
買い煽りも使うことで勝利する。

囲後に勝った瞬に、山笛はほぼ必ず儲かる株を教えてやるというが、
株は公平であるという正義感からそれをきっぱりと断る。
その後でトレードセンターで他の人と話すと、
山笛に騙された人が何人もいた。
奈良崎によると、山笛は政治家から多量の資金を借りて詐欺を働き
政治家に選挙資金を儲けさせ、その数割を報酬として受け取っているという。
瞬はそんな山笛とバーサストレードしたいと言うが、
奈良崎はそれは無理だ、理由はあいつに挑んでみれば分かると言う。
実際に山笛に勝負を挑むが、
一億円を賭けてでの勝負でなければやらないという。
そこで奈良崎は、負けたら8800万円肩代わりしてやる代わりに
勝ったら9200万円もらうという約束を瞬と取り付けてやることに。
こうして山笛と勝負することになった瞬は、
バーサスルームへ行く途中に元気のない囲後を発見する。
彼は瞬に負けたことで見切りをつけられ、
他の人と同じように騙されて損したという。
囲後は腹いせに山笛の戦法を教えてくれたので、それを参考に山笛と戦う。
山笛は専用トレーディングアーツ『仕手扇』によって
買い集めた山岡興業の株を暴騰させるが、
事前にその戦法を聞いていた瞬はその兆しが見えると
同じように買い集めて便乗することで勝利した。
悔しがり退場する山笛。
瞬は山笛にハメられた人から賞賛されてテレるのであった。
51株トレーダー瞬:2008/02/13(水) 11:51:51 ID:lACaylu30
次の日トレードセンターに行くと桐神楽が待っていて、
桐神楽は素直に負けを認め謝り、
これからは互いに頑張りましょうと言ってきた。
こうして仲直りした二人。
ちなみに桐神楽の名前を聞いてみると本人はなぜか教えてくれないが、
奈良崎が教えてくれた。下の名前は花子。桐神楽花子がフルネームだという。
古臭い名前ゆえに恥ずかしがっていたが、
瞬は花ちゃんと可愛らしく呼んであげる事に。

ところで最近、ハーモニクスという株が話題らしい。
ナノマイザー無限コイルという新技術が話題のこの株は
株価が急上昇していた。
株初心者は興奮してハーモニクス株を買い集めるが、
株熟練者は冷めた態度でその様子を見ている。
翌日いきなりハーモニクスは破産。株価はゼロとなってしまった。
ハメられた株初心者の数人は種銭を失い相場から退場することに。
奈良崎いわく、
ハーモニクスは今まで3回もこんなことを繰り返してきたという。
今までより強引なやり口には
何かの大きな力が関与していると踏んだ奈良崎は、
そういった大きな動きを事前に察知できれば儲けられると考え、
大きな株の売買を行った場合は
財務局に報告書を提出する必要があるはずだから
そこで報告書を調べればいいと考え、
奈良崎、瞬、花ちゃんの三人で財務局へ行くことに。
ハーモニクス株の報告書をDSらしいタッチペン操作で
探して見つけた報告書には、
クインティ投信が以前までハーモニクスの全部の株のうち
20%をも保有していて、
しかも破産の三日前にその全てを売り払っていたとあった。
最後に破産するのを知った上で、
株価を吊り上げ、そして売り抜けていたのだ。
ずるいやり口に怒る瞬だが、
奈良崎はわざとそうした証拠が無いと諦めていた。
納得のいかないまま奈良崎の言うとおりに株の腕を磨いていた瞬。
52株トレーダー瞬:2008/02/13(水) 11:54:11 ID:lACaylu30
そこへ蛭田という男が、
山笛を倒した瞬という男を探してトレードセンターへ訪れた。
蛭田は学生でありながら全国のトレード大会を総なめにするほどの
凄腕トレーターであり、
例のクインティ投信のトップでもあった。
蛭田は瞬を挑発してくるが、奈良崎に止められ一度は勝負を断る。
しかし二度目に、俺に勝ったらお前の父一平のことを教えてやるといわれ、
勝負してしまう。
蛭田は専用トレーディングアーツ『シャッフル』によって
瞬の持ち株の買い・売りの状態を逆転させ、
得している状態を逆の損している状態にしてしまう。
しかし大きな得は大損になってしまうが
小さな得は小さな損にしかできないという
シャッフルの弱点を見抜いた瞬は、
小さく売買して早めに清算することで対抗し、勝利する。

瞬の父一平を負かしたのはベネフィット様。
そう言い残すと、蛭田はバーサストレードで賭けたもうひとつもの、
ハーモニクス株の操作について自供するという約束を果たすために
警察へ向かった。
蛭田も金に執着するだけの卑劣な人間に見えたが、
実際は株相場を知的なゲームと見て
そこに善悪の概念を持ち込むのをよしとしなかっただけで、
株相場にかけるプライドは本物だったのだ。
こうして蛭田に勝利した瞬。
しかしそれを知った奈良崎は激怒し、瞬の元を去ってしまう。

奈良崎に見切りをつけられ落ち込む瞬だったが、
花ちゃんにそのうち許してくれると励まされる。
久しぶりにソロトレード(一人で行う普通のトレード)でもしたら?
と言われ、とりあえずそうしてみることに。
今までの経験を元に順調に稼いでいたが、
いきなりトレードセンターのサーバーがダウンし、
取引が停止されてしまう。そんなことが何度も起こり、
トレーダー達は狼狽する。
好きなときに売れない株なんて持っていられないと
株保有者が次々と投げ売ったために株価は暴落、
トレードセンターに訪れる人も激減してしまった。
しかしそのうちサーバーダウンも収まり、
トレードセンターにも人が戻ってきた。
53株トレーダー瞬:2008/02/13(水) 11:55:02 ID:lACaylu30
しかし、花ちゃんは異変に気づく。
今回の事件で暴落した株をどこかの大口の投資家が買い集め、
多くの企業の株を数%〜十数%も取得したというのだ。
しかも買い集めている大口投資家は、
いずれも団体名は違うものの同一人物で、
その正体は数兆円単位の資金を持つ謎の投資家だと噂されている。
確かに数兆円単位もの資産を持つ富豪は存在するが、
それらは例外なく確かな背景を持つ有名な人物のはず。
何者か分からない人間が数兆円など持てるはずがないと、
以前から噂で聞いて謎に思っていた人物だ。
それが蛭田の言っていたベネフィットではないかと考える瞬と花ちゃん。
その時、瞬の所へ電話が入る。
立花と名乗るその男は、蛭田を倒したお前は次に俺と勝負せねばならん、
勝負しないならお前の株口座を全てのトレードセンターで使えなくして
株の世界から締め出すこともできると一方的に勝負を挑んでくる。

翌日、中央トレードセンターへ呼び出された瞬の目の前に現れたのは、
いかつい筋肉質な男だった。
アフロヘアーにサングラス、上半身は裸の上にはんてんを着ている。
そして首輪、指輪、腕輪をいくつも身に着けているという異様な出で立ち。
彼の名は立花。
元格闘家の彼は肉体の勝負に飽きて精神の勝負を求め、
株の世界へたどり着いたという。
後で分かることだが、今回の事件を引き起こした組織、
ヴェルティルガンクの三人衆『三尊』の一人だ。
瞬は有り金全て、立花はそれと同額を賭けて勝負をする。

ルールは、株の利益を得ることで発生するプレッシャー玉を相手にぶつけたり
トレーディングアーツを使ったりで相手の精神にダメージを与えることで
先に相手をダウンさせた方が勝ちという、精神戦。
瞬はいつもどおりの勝負をしていたが、
立花の強力な精神攻撃によってあっというまにダウンしてしまった。
(いわゆる負け確定バトル。再戦時より相手の攻撃力が大幅に高い上、
攻略サイトによると相手の精神力は残り20から減らなくなるらしい)
敗北したことで株が怖くなってしまった瞬は絶望し、
有り金全てを失い、トレードルームから逃げ出してしまう。

瞬は夕暮れ時の川沿いの坂で体育座りでうずくまっていた。
そこへ現れる奈良崎。
奈良崎は立花が巨大な株組織ヴェルティルガンクの一員であることと、
組織に立ち向かって後一歩の所まで行き、そして敗れた一平の話をする。
瞬は再び株に挑む決心をし、
父が残してくれた生活資金を株に使うことにした。
54株トレーダー瞬:2008/02/13(水) 11:55:47 ID:lACaylu30
株には儲けやすい銘柄も儲けにくい銘柄もあるが
どんな銘柄でも稼ぐことはできるはずだから
多くの銘柄で儲けてこい!というお題を出されてそれを無事こなした瞬は、
瞬専用トレーディングアーツ『開眼』を習得する。
株価をいかなる状態からも本来あるべき適正価格に
強制的に変えてしまうという、
使いどころを見極めれば絶大な威力を誇るものだ。

立花と再戦するために中央トレードセンターへ向かうと、
立花は不在だった。
そのかわりに、偶然そこにいた三尊の一人、
ディアボラック(悪魔的な)曜子と勝負することに。
冷徹なトレード方法からその名がついた彼女は、
爆発力は無いが勝率は立花より高いという。
彼女の専用トレーディングアーツは、氷の息を吹きかけることで
相手のトレード画面を凍りつかせトレード不能にしてしまうという、
花ちゃんの華吹雪の亜種とも言える『氷の吐息』。
氷の吐息に苦戦する瞬だったが、
バーサストレードのルールが『三本の矢』という、
3つの株式銘柄それぞれに対する利益の合計を比べて
2つ以上の銘柄で勝っていたら勝利と言う特殊なルールなのを利用して、
2つの銘柄に集中してトレードことで勝利を手にする。

後日改めて中央トレードセンターへ行き、立花と再戦。
前回と同じくルールは先にダウンした方が負けの精神戦。
立花は、
利益を得たときに相手に与える精神ダメージが具現化したプレッシャー玉を、
光り輝く拳に溜め込んで打ち込むことでより強力にする
立花専用トレーディングアーツ『一撃』を持っているが、
チャージ時間の長いその技を発動させる前に、
瞬の『諸刃の揺さぶり』(自分にも相手にも強烈な精神ダメージを与える)と
『想定の範囲』(一定時間、一切精神ダメージを受けなくなる)の
コンボによって倒された。
55株トレーダー瞬:2008/02/13(水) 11:56:35 ID:lACaylu30
俺の負けだ、約束どおり組織を抜ける。
これからは地方のトレードセンターでぼちぼちやってくさ、
と潔く負けを認めた立花に三尊の最後の一人はどこかと尋ねる瞬。
立花は、どこもなにも、そこにいる奈良崎だと答える。
狼狽する瞬だったが、
お前が憎む、相場を操り多くの人間をハメるやつがここにいるんだ、
それを知ってる人間だからと言って見逃すのか、
お前の覚悟はそんなものだったのかと激を入れる奈良崎。
瞬は奈良崎と勝負する決意をする。
奈良崎とのバーサストレードのルールは
買いのみで目標額を稼ぐ、空売りのみで目標額を稼ぐ、8回連続で利益を得る、
という3つのお題を次々とクリアしていく、トライアレアというもの。
奈良崎の専用トレーディングアーツは、
彼のたどり着いた株の極みを具現化させた『確信』。
理論でも直感でもなくただ株の値動きを確信するという
このトレーディングアーツは、
買っている株は値上がりし、売っている株は値下がりするという使いやすさと、
チャージ時間が短い故の連射性を併せ持つ強力なもの。
しかし瞬は奈良崎がトレーディングアーツを
確信の一種類のみしか装備してないのに目をつけ、
『相殺』(相手のアーツのうちランダムで一つのチャージをゼロにする)を使い、
確信の連射速度を半減させることで奈良崎に勝利する。

奈良崎は一平がベネフィットに負けたその日から
ベネフィットに勝つことのみを考えて己を鍛えた。
チャートを読む能力を極限まで研ぎ澄ませ、
トレードに対する自分の弱点を完全に潰し、
2年かけてこれ以上無いというくらいに己を高めてから
ベネフィットに挑み、そして敗れた。
そして一平と同じように、
組織の一員となり働けばこれからも株を続けさせてやると誘われ、
奈良崎はその誘いに屈したのだ。

ベネフィットに挑もうとする瞬を止める花ちゃん。
しかし瞬は株の世界の危機とか父の敵とかいう以前に、
純粋にそんなすごい相手と戦ってみたいという。
瞬を乗せた車を見送ることしかできない花ちゃんだった。
56株トレーダー瞬:2008/02/13(水) 11:58:23 ID:lACaylu30
車の中で作戦会議をする瞬と奈良崎。
ベネフィットは世の中のあらゆるものを波として見ることができ、
ベネフィットにとっては過去がこうだから
未来がこうなると分かるのは当然らしいという。
奈良崎の時はワンショットという
たった一回の取引での儲けで勝負するという
一番運で左右されやすいルールで勝負したが、
ベネフィットは当たり前のように
最低の値段で買い最高の値段で売ったという。
人間に100%は無いが、それでもベネフィットは100%の男だ、
それにかつルールはひとつしかない!と奈良崎は言う。

豪華な洋館にたどり着き、執事に案内される二人。
そこにオールバックの髪型に、
社交パーティーに着ていくような高級なスーツという
貴族風な姿の男がいた。
この二十代にしか見えない若い男こそが
ヴェルティルガンクの総帥、ベネフィットだ。
好きなルールを選びたまえといわれ、エターナルで勝負を挑む瞬。
エターナルとは、一定期間に一定額稼ぐというお題を
どちらかが失敗するまで延々と繰り返すというルール。
何度も勝負を重ねれば100%たるベネフィットにも
隙ができるかもしれない、
そう考えたのだ。

ベネフィットの専用トレーディングアーツは『レクイエム』。
ベネフィットは株の値動きを示したチャートを
両手の間に発生させ見つめることで未来を知ると、
一瞬で目標額を稼ぎ終えてしまう。
(ゲーム上では一瞬で目標額分所持金が増え、
即座に目標達成する。株取引というレベルではない)
一方瞬は今までの戦いの中で身につけたトレードと、
買い煽り、売り煽りといった基本的なトレーディングアーツによって、
地道に目標を達成していく。

ゴールの見えないトレードを延々と続けていく二人。
株の波を読むことで楽に目標をクリアするベネフィットに対し、
精神を削ってトレードに集中する瞬はだんだん疲労が溜まってくる。
さらにバーサストレードが続くうちに、
ついに瞬は疲労のあまり倒れてしまう。
それを見て勝ち誇り立ち去ろうとするベネフィットだが、
その背後で瞬はまた立ち上がり勝負の続行を望んでくる。
こんな状況になっても勝負を楽しんでいる瞬に
ベネフィットは恐怖すら覚える。
57株トレーダー瞬:2008/02/13(水) 11:59:14 ID:lACaylu30
そしてとうとう、ベネフィットにも読めない株の動きが来たのか、
それとも瞬に精神的に押されて実力を発揮できなくなったのか、
一時的にレクイエムを発動できなくなった。
瞬は今までどおりにトレードをして、ベネフィットより先に目標を達成した。
その後ベネフィットもやっと発動に成功したレクイエムによって目標を達成し、
互いに目標達成に成功。
どちらかが失敗するまで続けるエターナルルールなので
このまま次の勝負に入るはずだった。

が、ベネフィットは私の負けだと言ってくる。
ベネフィットは、
もし今回の勝負が『先に目標額を稼いだ方が勝ち』だとしたら私は負けていた。
株のありとあらゆることで一度も負けたことが無い私は
それすら負けに等しいと言ってくる。

ベネフィットは過去を語った。
ベネフィットの父親はバブルがはじける寸前という
最悪のタイミングで株を買ってしまい、
その経済的・精神的な影響で家庭は崩壊してしまった。
母は蒸発し、父はベネフィットに毎日暴力を振るった。
ベネフィットは父の様子をうかがい殴られないようにしようと集中し、
どうすれば殴られなくてすむのか、
感情はどんなタイミングでどのように爆発するか、
それらを読み取れるようになり・・・
その能力はいつしか、世の中の全てを波として読み取る能力となった。
そしてベネフィットは株で儲けまくり、
その力と金で株に関わる全ての人間に罰を与えようとしたという。

ヴェルティルガンクは解散しよう。
これからは私も相場とは何なのか真剣に考えよう、
そう言うベネフィットに対し、瞬もあなたみたいな強者と戦えてよかったと、
互いに握手して称えあった。

こうして、株の世界に平和が訪れた。三尊の三人も一平も、
ヴェルティルガンクの呪縛から放たれ再び自由にトレードできるようになった。
後で分かることだが、蛭田も金の力で最高の弁護士を味方につけ、
裁判に勝って自由になっていた。
今頃父もどこかでトレードしてるかも知れないと話していると
奈良崎にかまってもらえない花ちゃんが怒って
ディアボラック曜子さんに教えてもらうかなーと言うと
俺は止めんぞとあしらわれさらに怒る花ちゃん。
そんな様子を見てニカッと笑う瞬であった。おしまい。
58株トレーダー瞬:2008/02/13(水) 12:00:02 ID:lACaylu30
クリア後のおまけシナリオとして『株を始める人に』というものがある。
登場人物たちが、ゲームをクリアした人がもしかしたら
現実世界で本当に株を始めようとするかもしれないので、
一言ずつアドバイスするというもの。
奈良崎いわく、
「そっちの世界のチャートはローソク足といって、
このゲームの中とはずいぶん違うもののはずだ。詳しくは自分で調べてくれ。
あと、出来高が上がって人気化した株はとりあえず買ってみろ。
それと、株価の法則の中にはかなり的中度の高いものもある。
しかしいつ法則が変わり今までのものが通用しなくなるかも分からん。
それらの変化に適応し続けなくてはならないぞ」
花ちゃんいわく、
「株はとりあえず損しないと身につかないわね。
大損して、初めて身が入るってものよ」
山笛いわく、
「確実に上がる株を教えます、なんて話は絶対ウソだ。
本当だったら他人に教えないで自分で買って儲けるに決まってるからな。
おいしい話には裏があると思っておけ。
そんなこと言ってくる奴らは、みんな私と同じようなもんだ」
囲後いわく、
「買いだけじゃなくて空売りもできるようにしたほうがいいイゴ!
理由はうまく説明できないけど・・・」
蛭田いわく、
「凡人のお前らは努力で稼ぐしかない。
だから、損が出てきた株をすぐに清算する損切りを身につけろ!
損切りを抵抗なくできるようになった時、
お前は一段高いところへ行けるだろう」
ディアボラック曜子いわく、
「トレードスタイルにはいろいろあって、
投資法はいろいろ、投資に対する考え方もいろいろ。
世界のトップトレーダー同士ですら、真逆のことを言っていたりする。
だから自分の投資法を身に着けなさい。
それと、あなたは『相場に参加する』『相場に参加しない』という
株式相場に対する二つの付き合い方をいつでも自由に変更できる。
いつでも参加でき、いつでもやめられる。これは個人投資家の強みの一つよ」
立花いわく、
「とある銘柄の株をとある値段で買ったとき、売ったときは、
必ずその銘柄をその価格でお前の逆に勝負したやつがいるということ。
つまり株は一対一の戦いのリングだ!
そいつより少しでも上回ることを考えろ!
熱くなれ、しかし静かに熱くなれ!お前は青い炎だ!」
最後に瞬いわく、
「株はやはり怖い面もあります。失うときは一瞬です。
だから余剰資金でやりましょうね」
そんなことを今更言うかー!と花ちゃんにツッコまれる瞬であった。
59株トレーダー瞬:2008/02/13(水) 12:00:59 ID:lACaylu30
ここから先は奈良崎が主人公のおまけシナリオ、
シナリオ中の会話で発生するサブシナリオを紹介。

『シナリオEX・奈良崎の仕事』
奈良崎は、花ちゃんの父親、
つまり桐神楽証券の社長に呼ばれて社長室にいた。
「最近桐神楽証券の株が多く買われていると思ってたが、
買い集めているのはLTAパートナーズだったのだ。
あいつらは自らをファンドと名乗っているが、その実態はグリーンメーラー。
経営などには興味の無い、金だけが目的の金融ゴロだ!」
グリーンメーラーとは、脅迫状という意味のブラックメールと
ドル紙幣の色グリーンを掛け合わせた造語。
目をつけた株式会社の株を大量に買って経営権を脅かした上で、
その株式会社を手に入れたがっている他の会社や、
他の会社に売られるのを恐れるその株の会社自身に、
市場価格より高い値段で株を売りつけようとする集団だ。
現実の最近の事件だと、ブルドックソースの株が
スティールパートナーズに大量に買われたのが記憶に新しい。
奈良崎は一億円と株価を高騰させる情報をリークする手段3回分を与えられ、
株価を高騰させればLTAパートナーズは売り払うはずだから
高騰させてくれと頼まれる。
奈良崎はその仕事を見事にこなし、桐神楽証券は救われた。

『山笛再び』
山笛が再び瞬の前に現れ、君に負けて地に落ちた名声を取り戻したいから
100万円でわざと負けてくれないかと八百長をもちかけてくる。
瞬は了承し100万円を受け取るが、そんなの関係ねぇとばかりに圧勝する。
約束が違うと怒る山笛に対して100万円を取り出して返し、
あなたにはトレーダーたる資格が無いと言われ
激怒した山笛は直接暴力を振るおうとするが、
山笛のかつての付き人囲後が瞬を守ってくれた。
囲後いわく、
昔は相場を操るにしても自らリスクを背負って音頭を取る
かっこいい人だったが、
数年前に負けて以来、卑怯なことをするのに慣れすぎてしまったのだという。
60株トレーダー瞬:2008/02/13(水) 12:02:17 ID:lACaylu30
『マユちゃん株をはじめる』
株喫茶ゴールデンクロスの内気なウェイトレスのマユちゃんは
瞬の株に対する熱い思いを聞くうちに、株に興味を持って始めてみたが、
損してばっかりなので瞬に隣で見ながらアドバイスして欲しいという。
そこで瞬は、マユのトレードを見守りながら
こっそりトレーディングアーツで助けてあげることを思いつく。
マユは株を買うのみで空売りはやらないようなので、
買い煽り(ネット上で煽って株価を上げる)、
お祭り(ネット上で話題にして株の取引高を増やし株価が上がりやすくする)、
神の見えざる手(現在の株価のすぐ下に抵抗線を発生させ、
そこより下落させにくくする)
といったトレーディングアーツを使ってマユが買った株を高くしていく。
こうして、1円でもいいから稼ぐ・20万円以上稼ぐ・30万円以上稼ぐという
3つのお題をクリアしたマユは、
お礼として新しい株銘柄を売買する権利を瞬にくれるのであった。

『往年のトレーダー芦屋金ノ助』
花ちゃんに連れられて町内のボロい家の前に来た瞬。
なんでも、ここには独自のトレーディングアーツを持っている昔のトレーダー、
芦屋金ノ助が住んでいるという。
しかしインターホンを鳴らしても出てこないので
花ちゃんは諦めて帰ってしまった。
しかし瞬は何度もインターホンをしつこく鳴らす。
すると一人の老人が出てきた。
話を聞いてみると、今でもトレードの腕は落ちてないが、体を壊したために
バーサストレードが誕生するより前から株の世界から身を引いていたという。
トレーディングアーツを教えてほしいと言うと、
そのバーサストレードとやらで、
ワシに納得のいく負け方をさせてみろと言ってくる。
かくして芦屋とバーサストレードで勝負することになる。
「久しぶりのトレード、腕がなるのう!」
上半身の服を脱ぎ老人とは思えないムキムキの肉体をさらけ出し
気合を入れる芦屋。
彼の持つトレーディングアーツ『千円の極み』は
必ず株価を千円上昇させるというもの。
しかし勝負に使う銘柄はたった一つなので、
山笛の時同様に千円の極みのチャージがたまりそうになった時に全力で買って
千円の極みの効果に便乗することで瞬は対抗した。
倍以上の差をつけて勝利した瞬に納得した芦屋は、千円の極みを伝授した。
「これからは二代目芦屋金ノ助を名乗り、
千円の極みを使って相場を荒らしまわるがいいぞ!」
61株トレーダー瞬:2008/02/13(水) 12:02:48 ID:lACaylu30
『ニコニコ証券のグリーンシート』
ショップの店員の三瀬さんはニコニコ証券の大家に
(アパートの所有者とかではなく、そういう苗字)
グリーンシート、つまりまだ上場されていない(株式市場売買できない)株を
勧められて購入、しかしその会社はその後倒産してしまう。
大家は前回のお詫びにと同じくグリーンシートの、
ホライゾンという来月には上場が決定し株価が跳ね上がるという株を勧めてくる。
三瀬さんはちゃんと財務諸表などを見たうえで買うつもりでいた。
そこへ瞬たちが来て怪しい男だから止めた方がいいと言うが、
三瀬さんは人を見かけで判断するのは良くないと、
よく吟味した上でホライゾン株を購入。
しかし財務諸表を見て大丈夫と判断したはずのホライゾンは
いきなり多額の負債が発生し倒産。
これは怪しいと思っている瞬の所に花ちゃんが来たので
これまでのいきさつを説明すると、
ニコニコ証券は以前から強引なやり口で個人投資家をハメてきたようで、
花ちゃんの父親が会長を務める証券会社協会からも
自主的に協会を脱退してもらうよう要請されていると教えてくれた。
ニコニコ証券は歩合制でこういった詐欺を働き、
騙し取った金額の数割が社員の報酬になるらしい。
後日、瞬と花ちゃんはショップに、
ニコニコ証券がホライゾン株をわざわざ買い集めて
倒産の前月に個人投資家たちに売り払っていたという証拠を持ってきた。
そこへ大家が現れ、ホライゾンのことは本当にすまなかった、
だから今度こそ確実に儲かる株を探してきたと、
またまた三瀬さんをハメようとする。そこへ瞬が割って入った。
三瀬さんに金を返すように迫る瞬と、それを拒否する大家。
そこで花ちゃんはバーサストレードで白黒つけることを提案する。
瞬は承諾し、
大家は私が私人ではなく
ニコニコ証券の一員という公人として戦うことを条件に承諾。
バーサストレードルームへ行くと、
スーツにサングラスに帽子という姿の見慣れない男がいた。
男の名は哀川。最低でも三百万という高額でバーサストレードの代打ちをする
代打ち専門のプロで、哀川の名を聞いただけで逃げ出す者もいるほどだ。
公人としての大家が勝負するということはニコニコ証券が勝負するということ、
嫌なら代打ちキャンセル料を払ってもらうと言う大家だが、
瞬は勝負することを選ぶ。
哀川はどんな勝負でもこなすハイレベルなトレーダーだが、
ヴェルティルガンクの刺客との激戦を勝ち抜いてきた瞬にとって
勝てない相手ではなかった。
負けてしまっても涼しい顔をしている哀川に怒る大家だったが、
ニコニコ証券との代打ちの取り決めを決める契約書には、
必ず勝てるとも、負けた場合に損害を補填するとも書いてはいないと言う。
こうして大家はグリーンシート株の代金全額と代打ち料金の両方を
支払うはめになり、
三瀬さんは騙し取られた金を取り返したのだった。
62株トレーダー瞬:2008/02/13(水) 12:05:27 ID:lACaylu30
メインやサブのシナリオ以外で特筆するなら、ゲーム内の会話で気になったのが
油目というオッサンとの会話。
太っててハゲの典型的おやじだが、元ファンドマネージャーで金の知識に強く、
既に生涯賃金を稼ぎ終えてるので
今では自由になる金で好きにトレードをしているという。
そんな油目との会話の一部をどうぞ。

「瞬、金っていうのは、あればあるほど増やすのは簡単なんだ。
例えば本当に良いファンドは一部の金持ちしか買えないしな」
「それって不公平ですよね、ずるいです」
「そんなこといってるうちは貧乏人のままだ。
金持ちになりたかったら金持ちと同じ考え方、同じ行動をしないとな」

「瞬、投資に使っていい金って、どんな金か分かるか?」
「あぶく銭ですか?」
「ちょっと違うな。いいか、使ってはいけないのは、自分の力で稼いだ金。
使っていいのは、そういう金から発生した利子だ。それなら使っていい」
「利子ですか?」
「利子といってもバカにはできんぞ。
何らかの方法で5000万円に年間5%の利子が発生するようにしてみろ。
年間250万円にもなる。
5000万円あれば何もしなくても
元本そのままでずっと食っていけるようになるんだぞ」

「瞬、金持ちになるための一番の障害って何か分かるか?」
「自分の心ですか?」
「それならまだいい、克服できるからな。一番の障害、それは女だ。
女とかかわってみろ。恋愛、結婚、育児、マイホームや車の購入、近所付き合い。
どれも金と時間がかかるものばっかりだ。
・・・だから俺は別れたよ。随分ふんだくられたがな」
「ええっ!?」
「まあ、お前はまだ若い。人生で何を重視するのか良く考えるんだな」
63株トレーダー瞬:2008/02/13(水) 12:06:34 ID:lACaylu30
ちなみにこのゲームには実在人物をモデルとした人物が二人登場している。
一人目は南濱。
北浜流一郎さんという株評論家をモデルとしたこの人物は実在人物同様
言うことが外れまくる『曲がり屋』として登場。
実際、イベントとして南濱がとある株を推奨するととたんに暴落する。
プロぶっていながらへんなことを言うへんな人っぽいキャラで、
顔もこの人だけギャグ漫画の世界から来たような顔。
二人目は面堂。
BNF、ジェイコム男等の呼び名を持つ小手川さんがモデルで、
実在人物同様、数百万を百億以上にしたという天才トレーダ。
トレーダーのトレードスタイルをコレクションするために
強者とのバーサストレードを行うという目的で瞬に勝負を挑んできます。
専用トレーディングアーツを持つわけではないものの
素早い売買と適格なトレーディングアーツの使用をしてくる面堂は、
イベントバトルに過ぎないベネフィットよりも数段強い。
64株トレーダー瞬:2008/02/13(水) 12:09:08 ID:lACaylu30
以上です。
章単位で区切ってはりつけようとしたら
改行が多すぎるとか言われてあせりましたが、
無事終わってなによりです。
暫定wikiの一通り読んで参加したいと思っていたので、
今回参加できてよかった。
65ゲーム好き名無しさん:2008/02/13(水) 15:48:17 ID:fcKeeO+J0
やったー偽典・女神転生動いたよ
バグが起こらずにクリア出来るかどうか心配だけど
オレ・・・クリア出来たら、書こうと思うんだ。
66ゲーム好き名無しさん:2008/02/13(水) 16:17:07 ID:leuTke6d0
なんと言う志望フラグ…
67ゲーム好き名無しさん:2008/02/13(水) 21:25:01 ID:SXY/uLyE0
まとめwikiの「ぐわんげ」のストーリーが明らかに間違えてるんだけど
誰も知らないゲームだからほうっておいてもいいか
68ゲーム好き名無しさん:2008/02/13(水) 22:48:04 ID:useXaXrt0
間違っているなら訂正したほうがいいだろうな
69ゲーム好き名無しさん:2008/02/14(木) 03:02:58 ID:6NSWaE8RO
株トレーダー書いてくれた人乙です!
70■FFXI「プロマシアの呪縛」 :2008/02/14(木) 03:41:33 ID:E4Hqan7L0
――ジュノ上層、モンブロー医院
運び込まれた謎の少年が眠っている。ウォルフガングがモンブロー医師に、
少年の様態を聞く。外傷はないが実のところよく分からないが、
患者について詳しいことはたとえ君でも言えない、と答えるモンブロー。
逆にデルクフで起きたことについてウォルフガングに尋ねるが、
ウォルフガングはお前が知らなくてもいいことだ、と無碍に突っぱねる。
「確かに知らない方がいいこともある、例えば患者が不治の病、なんて場合はね。
でもそうでなければ……」とモンブロー医師。
「ジュノに病など、ないさ。その少年がただ眠っているだけなら、
ここにいる必要はない。すぐにル・ルデの庭に運び入れる手配をしよう」
ウォルフガングは医院からでていった。

彼がでていったのち、入れ違いにあなたはモンブロー医院へと足を踏み入れた。
北のシュ・メーヨ海沖のほうで何かが起きたという噂を知ってるか、
とモンブロー医師があなたに問う。あなたの答えを待つ前に、何やらが外から
騒がしい音が聞こえた。どうやら"さきほどの方"がまた現れたらしい。
まったく連中ときたら、相変わらず自分のことばかり、とぼやき医師は応対に席をはずす。
医師が去り、あなたひとりになった医院の一室……ふと奥に続く扉に目をやると、
そこには謎の少年がじっとこちらを見ていた。
少年はあなたへと歩み寄ると、懐から青いアミュレットを取り出した。
うなずく少年。と、その目が青く光り、あなたの視界をまばゆい光が覆った。
あなたの脳裏に写る景色……この世のものとは思えぬ光の中、
高台に林立する木々の合間を縫って進むと、そこには先端が壊れ瓦礫を撒き散らした、
白いスロープ。まるであのデルクフの塔にあったような明らかな人工物。
それを中心に向けて昇ってゆくと……そこで再び視界が光に襲われ、
気付くとあなたの意識は医院へと戻る。しかし、少年の姿は忽然と消えていた。

少年の姿を捜すあなたの耳に、医院の外からの喧騒が聞こえた。
「それが知りたいからこそ、あの少年を目覚めさせる必要があるのです」
医師にそう言ったのは、ローブを身に纏い、片目に奇妙な機械をつけた男……ナグモラーダだ。
あの少年は絶対安静で、命令は聞けないと拒否するモンブロー医師。
その周りにはウォルフガングを筆頭に、ジュノ親衛隊の面々が集まっている。
少年を連れていけ、とあくまで拒否する医師を無視して、ウォルフガングが
親衛隊員に命令を降す。医院の扉へと殺到する親衛隊員……と、扉の前にいつの間にか、
謎の少年が現れていた。少年は親衛隊員の身体をすり抜けると、そのままどこかへ
走り去っていく。「ここいら一帯を封鎖しろ!」そう叫び、追いかける親衛隊達。
「あの少年……どこかで見覚えが」そうつぶやき、ナグモラーダもそこから立ち去った。
あとに残った医師は、どう見ても起き上がれそうになかったのに、医学の限界を超えている、
とひとりごちた。そこに今度は扉をあけて現れるあなた。
顔色が悪そうだ、と医師に指摘されたあなたの手には、青いアミュレットが握られていた。
71■FFXI「プロマシアの呪縛」 :2008/02/14(木) 04:11:01 ID:E4Hqan7L0
 (ろ)楼閣の下に
――ジュノル・ルデの庭、大公宮
別れ際に言われた、ル・ルデの庭にいけば何か分かるかもしれないという
モンブロー医師の言葉を受け、あなたはル・ルデの庭へといくことにした。
大公宮では親衛隊の面々が噂話をしている。
彼らいわく、ホラの岩やデムの岩、メアの岩にあるテレポイントが壊れたらしい。
それらは親衛隊長であるウォルフガングですらわからない謎の存在だ。
さらに各地で異常現象が発生し、クフィム島やバルクルム砂丘では闇の渦に巻き込まれ、
冒険者が次々に行方不明になっているらしい。
その原因がホラ、デム、メアの岩にあるとして、ジュノ大公直属の機関が調査中だと言う。
岩にあるテレポイントが砕け散ったことと、謎の行方不明。何かが起こったとの推測がなされる。
あなたの耳には続いて、件の「直属の機関」の話が入ってくる。
どうやら先ほど医院で見かけたナグモラーダは、その機関、正式名称「アルマター機関」に
属しているらしい。彼は市井のものでも目に止まれば声をかけるという評判だ。
機関を筆頭にジュノは各地に調査団を送り、例の何かが起きたと噂されるシュ・メーヨ海……
クフィム島北の海も調査をするのだと言う。

――ホラの岩、テレポイント・ホラ
(ここからホラ、デム、メアの三箇所に順不同でいけます。
順番にイベント進行なので、どの岩を先に選ぶかどうかなどは無関係)
あなたはまず、ラテーヌ高原にあるホラの岩へと出向くことのした。
ホラの岩にある砕け散ったテレポ・クリスタルに近づくと、あなたの意識は急速に薄れていった。
気がつくとあなたは、デルクフの塔と同じ意匠であると連想できる建築物の中にいた。
……プロミヴォン・ホラ。あなたが先へ続く道に近づくと、
中から黒いローブを身に纏ったふたりの人物が、恐慌の叫びを上げながらこちらへ走ってきた。
しかし彼らはどこからともなく現れた黒い霧に包まれ、向こうへと引きずり込まれ……
その姿は降りてきた扉に阻まれ、見えなくなった。
あなたは扉へと駆け寄る。あなたの目の前で扉に緑の光が走り、再び……それは開いた。
72■FFXI「プロマシアの呪縛」 :2008/02/14(木) 04:27:48 ID:E4Hqan7L0
プロミヴォン内部では、徘徊する生命なのかも解らぬ白い"何か"があなたの行く手を阻む。
しかしそれらを退け、何回もワープを繰り返し、ついにあなたは巨大なクリスタルへと辿り着く。
クリスタルを見上げるあなたの背後から、声がした。
「それ以上は近づけまい。驚いた、どこの冒険者か知らんがよくぞこんなところまで」
あなたが振り向くと、ナグモラーダが黒いローブの人物……アルマター機関研究員を
引き連れてこちらへと歩いてくるところだった。
「どうだ、母なるクリスタルを前にした感想は」彼は恍惚と言う。
「わかるだろう。このクリスタルの光が、世界すべてを生かしているのだよ。
だからこそそれを傷つけるものを生かしてはおけない」
ナグモラーダはあなたに向けて手を差し出す。その手に光が収束していく……
と、ふいにナグモラーダが手を止めた。彼は「お前は!? ここで何をしている!?」と叫んだ。
ナグモラーダの視線を追うと、そこには巨大なクリスタルから謎の少年が現れるところであった。
身構えるナグモラーダと研究員を、霧のような闇が覆う。この闇は、と動揺するナグモラーダ。
彼らを尻目に謎の少年はあなたに近づくと、手を差し出し……あなたの視界は光に包まれる。

――????
五つの光点する装置を前に、ひとりの若い女が佇んでいる。彼女は俯いて言う。
「ヴァナ・ディールの終焉が始まろうとしています。
それは黄昏の男神と、暁の女神との、最後の戦い。誰もそれからは逃れられないのです……」

――ふたたびプロミヴォン・ホラ
気がつくとあなたはプロミヴォン・ホラの入り口にいた。
周りにはナグモラーダも、謎の少年もいない。あなたはプロミヴォンからでることにした。
73闘人魔境伝 ヘラクレスの栄光:2008/02/14(木) 12:00:27 ID:QrkEv3Gn0
未解決に懐かしいゲームを見つけたので予約&まとめを。

ヘラクレスは、ゼウスよりハデスからビーナスを救い出すよう命を受け、地上に降り立った。
アテネから旅立ち、ギリシャ中を巡り、ヘラクレスの12の功業にちなんだ12体のボス達
(鉄のイノシシ、ダグトフッド、ボルク、黄金の鹿、ペルテホース、タロス、
大ダコ、シーサタン、ネイアス、トルバ、ヴアロック、ハデスドック)
を次々と撃破し、ハデスの居城に辿りつく。
見事ハデスを撃破したヘラクレスは、玉座の奥の貝殻に閉じ込められたビーナスを救い出し
ハッピーエンドとなる。

余談ですが、
・本作では戦闘中にボスと会話が出来る。(実になる事は殆ど皆無だが、ヘラクレスよりは感情豊か。)
・雑魚とボスは戦闘音楽に合わせて逃げるを押せば必ず逃げれる。
(雑魚戦:タータラタータラタータラタータラタラ!で逃げる。ボス戦:タラララタラララタラララタララララーンで逃げる。)
74ゲーム好き名無しさん:2008/02/14(木) 13:57:56 ID:+1VxorBqO
>>73じゃあラストのハデスの大群も逃げれたのか。
あそこでやる気なくしちゃったんだよなぁ
75ゲーム好き名無しさん:2008/02/14(木) 14:46:59 ID:SHd8juqC0
なんというラッシュ
スターオシャンも亜空もFFもヘラクレスも乙
76ゲーム好き名無しさん:2008/02/14(木) 15:53:39 ID:x9/JIfnx0
ワールドマップの半分くらいが町なゲームらしいね
77魔導物語:2008/02/14(木) 17:10:15 ID:1bhMLx5T0
勇者ラグナスは遂に魔王との最後の決戦に挑もうとしていた。
行く手を阻むガーディアンを蹴散らして魔王の塔を上るラグナス
彼はついに次元魔王ヨグと合間見え・・・

とクライマックスを迎えたところでアルルの見ていた紙芝居は終わってしまった。
続きが気になるものの、ストーリーがまだ完成していないために先を知ることはできない。
家に帰ろうとしたアルルだが、笛を失くして泣いているパノッティと出会い、彼のために
カンイ平原まで笛を探しにいくことに。
いつものように適度に冒険をして家に帰ると、突然なにかが落下したような地響きが起こる。
次の日に裏山に調査に行くと、謎の物体が煙を吐き出し、それを吸ったモンスターが凶暴化していた。
とりあえずカーバンクルビームで謎の物体を破壊し、ルルーの元へ相談に向かうアルル。
しかしルルーの屋敷では、煙を吸ったミノタウロスが暴走していた。
ミノタウロスを正気に戻したアルルとルルーは、異変の元である謎の物体を潰して回る事に
途中で変体魔導師のシェゾとも出会うが、いつもと違って様子が変、いや、様子が普通・・・?
まぁとにかく、いつもと様子が違うシェゾによると、この異変の原因はやはり
かの物体が放つ瘴気にあるらしく、一匹狼を気取る彼には珍しく協力を要請される。
二手に別れ、瘴気の元を断つアルルとシェゾだが、再会した時のシェゾは
いつもの変体モードだった上に、協力している事を忘れてしまっていた。
なんとこの原因は、精神体となった勇者ラグナスがシェゾに取り付いていたためだった。
持ち物が増えたり減ったり、知らない人にいつのまにか感謝されていたりする事を気味悪がっていたシェゾは
自身の平穏を取り戻すために、ヨグに封印されたラグナスの元の体の解放を手伝うことに。
真の力を取り戻したラグナス達は、サタンの力を借りて次元邪神ヨグ・フォートスの居る
異次元に乗り込むことに。
シェゾもやる気満々だったが、闇の力はヨグには通じないので足手まといだと言う事で留守番となった。
ヨグ・フォートスを倒したラグナスは、自身にかけられた周囲に災いをもたらす呪いによって
魔導世界に迷惑をかけないように、異次元へと旅立とうとするが
サタンはあっさりとその呪いを解くと、疲れたらまたこの世界に来て休むがいいと言う。
サタンの力なら、一人でヨグを倒せたという事を見抜いたラグナスは、その疑問を彼に問うと
実はヨグをこの世界に引き寄せたのは自分で、自分が創造したこの世界の住人達の
生きようとする力をみたかったなどと衝撃の事実を告白するサタン。
ラグナスは、いつかまた必ず来ると約束すると、別の世界へと旅立っていった。
78ゲーム好き名無しさん:2008/02/14(木) 19:27:09 ID:1tCwhbjY0
>>77

サターン版は他と違って、オリジナルのアルルがいた世界が消滅した後
昔を懐かしく思ったサタンが造った世界での話なんだよね
設定見たら悲しくなったよ

79ゲーム好き名無しさん:2008/02/14(木) 19:32:43 ID:bwBdH9x00
後半アルルの影が薄いなw

ところでFFTのあらすじ、大筋だけだからもうちょい詳しいの書いてもいい?結構時間かかるし上手くいくかまだわからんが・・・
80ゲーム好き名無しさん:2008/02/14(木) 19:35:43 ID:GbM2dhdQ0
>>79
当スレは誰でもウエルカム

もうちょいと言わずにもっと詳しくてもいいよ
81ゲーム好き名無しさん:2008/02/14(木) 19:37:59 ID:bwBdH9x00
了解。出来るだけやってみるよ。
82ゲーム好き名無しさん:2008/02/14(木) 19:38:32 ID:6NSWaE8RO
魔導物語ってたくさんあるみたいだから、どれがどれやらよくわからん
83ゲーム好き名無しさん:2008/02/14(木) 20:26:15 ID:Axa6hJNA0
PS2のスーパーロボット大戦オリジナルジェネレーションズとスーパーロボット大戦オリジナルジェネレーションズ外伝をお願いします
84ゲーム好き名無しさん:2008/02/14(木) 20:26:56 ID:1bhMLx5T0
まずぷよぷよ世界と魔導世界の二つの世界があるからな。
ラグナスとか、魔導だと普通にかっこいい勇者だけど
ぷよぷよの世界だと、勇者のギャグパロディキャラだし。
とりあえず年表としては小説真・魔導物語の一巻に書いてあるが、8割未発表だし。
一応、発表されてる物だけ作中年代順に抜き出すと
・ラグナス激闘編(小説。発売時のタイトルは別だが失念。ラグナスとシェゾの因縁の一端が明らかに。)
・魔導物語ARS(PC。アルル・ルルー・シェゾの最初の冒険。ルルー編はもう少し後)
・魔導物語1/はなまる大幼稚園児(前者はPC、GG、MDにて移植。後者はSFC。アルル、卒園試験)
・真・魔導物語(小説。一部作品のリメイク含む。元々はセガサターンでゲーム化するはずであり、没データもあり。魔導学校へ向かう旅が世界を救う旅に)
・魔導物語2(GG。シェゾ、サタン、カーバンクルがアルルと出会う)
・魔導物語3(GG。ミノタウロス、ルルー登場)
・はちゃめちゃ期末試験(PC。雑誌付属のため現在入手難。高次元意識生命体リリス登場。厨設定のはじまり)
・ルルーの鉄拳春休み(同上。魔導世界創世記の秘密もでるらしい)
・魔導師の塔(同上。シェゾの修行話。シェゾ×ウィッチフラグ)
以降、アルル達と創世神の数百年に渡る戦い。アルルが創世神を倒したために、創世神と同格の存在である
サタン以外消滅。サタンさま新生魔導世界(ぷよぷよ世界)を創造。
以降、始まりも終わりも無い世界となり、SS版魔導物語及び
タイトルにぷよを含む各作品間に明確なつながりは無い。
大体こんなとこか。
85ゲーム好き名無しさん:2008/02/14(木) 20:30:16 ID:1bhMLx5T0
あ、ちなみにどうもSS魔導物語のラグナスは年表を参考にすると
異世界人じゃなくて、過去人らしい。
86ゲーム好き名無しさん:2008/02/15(金) 05:37:30 ID:/0GANDGJ0
ルドラの秘宝、見てみると3日目までしかやってない…未解決にもないし。
通るかっ…!こんなもん…!
って訳で、最後までやってみる。長くなりそうだけど。
87ゲーム好き名無しさん:2008/02/15(金) 08:39:24 ID:v3FUZM2P0
>>84
そんな設定があったのかぁ。
88ヘラクレスの栄光2 タイタンの滅亡:2008/02/16(土) 02:21:36 ID:yqiaH6Vu0
ヘラクレスの栄光2 タイタンの滅亡を予約&カキコ。

・主人公はヘラクレスではなく人間です
・以下簡易版------------------------

ナナの女王の要請により、魔王討伐を決意した主人公。
魔王を倒すためには破壊の斧で一度魔王の封印を破る必要であり、
また破壊の斧を作るには3つのズイが必要であると聞き、捜索の旅にでる。
旅の途中に、神様にあって勇気を与えてほしいと願う臆病者のケンタウロスと
自らを作った職人の神ヘパイトスに心を与えて欲しいと願う青銅の像を仲間に入れる。
旅の末に3つのズイを手に入れ、天界に昇りヘラクレスをも仲間にした一向。
ナナ女王と主人公の恋人の死を乗り越え、
魔王との決戦に挑み、これに勝利し、世界に平和が訪れた。
ケンタウロスの勇気と青銅の像の心は旅の過程で既に備わっていた。
2人はそれぞれの新たな旅路につく。
2人が去った後、主人公の前に死んだはずの恋人がゼウスの温情にて復活し姿を現す。
主人公は魔王によって荒らされた世界の復興に尽力することになる。

・以下説明くさい版------------------

『ナナ』
物語はナナの街から始まる。
ナナの女王から闇の魔王を倒す名目で徴兵状が届き、主人公は魔王討伐に立ち上がる。
女王との謁見にて、闇の魔王はまだ未知の部分が多く、情報を集める為に
アテネにいる詩人ホメロスを訪ねるように指示を受ける。出発の前に主人公は恋人からパロスの笛を受け取る。

『アテネ』
ナナから定期船でアテネへ。街を探索するが、そこにホメロスはいない。
街にはアレスの骨を知っているか?と尋ねてくる老人がおり、
アレスの骨を持って来ればアレスの翼と交換すると言われる。
また、街でヒポクラテスという医者がイカロスという少年を預かっており、
容態が悪いのでセレネについたらイカロスの父親、ダイダロスに伝えて欲しいと頼まれる。

『セレネ』
アテネから東進しセレネへ。住民よりホメロスは北のミノアに向かったと伝えられる。
ダイダロスも見つからなかったが、ダイダロスを知る人から
「以前は働き者だったが、空を飛ぶ機械を作り始めてからは人が変わってしまった」との証言を得る。
89ヘラクレスの栄光2 タイタンの滅亡:2008/02/16(土) 02:22:33 ID:yqiaH6Vu0
『ミノア』
ホメロスと発見、闇の魔王について説明を受ける。
闇の魔王とは遥か昔神様に封印されており、魔王を倒すためには一度封印を解く必要がある。
また、封印を解くには破壊の斧が必要で使えるのはヘラクレスのみ。ヘラクレスは今は神となり天界にいるという。
街を歩くと下半身を地面に埋められているケンタウロスの子供を発見。
普段から街の子供にいじめられている様子だった。掘り出して助けるとそのお礼に
街の東にある洞窟に神様でも見たことがない不思議なモノがあるという情報を主人公に与える。

東の洞窟を探索する主人公。だが、最下層でケルベロスに襲われなんとか撃退する。
戻ってケンタウロスの子供に報告すると主人公の勇気を試したのだという。
自分は勇気がなく、どこにいってもいじめられる為、天界まで行き神様に勇気を貰いたいので
天界まで連れて行って欲しいと懇願される。(はめられた心情からするといいえなんですが無限ループ)
同行を許す。

『ロラン』
ダイダロスが船に乗ってロランに向かったという情報を手に入れ一向ロランへ。
ロランでダイダロスと合う。ダイダロスもアレスの骨を探しているらしく、見つけたら譲って欲しいと持ちかけてくる。
(息子の事は話題にも上がらない)
ロランにはホメロスもおり破壊の斧について、作るには悲しみのズイ、怒りのズイ、災いズイが必要だと伝えられる。
3つのズイはどこにあるか判らないがアロスにいるヘシオドスと言う詩人なら知っているかもしれないという。

『アロス』
ロランから東南に進みアロスへ。
街はオカルトチックな話で持ちきりだった。
街の北の館から女の人の声でヘパイトスヘパイトスと呼んでるこえが聞こえ気持ちが悪いと。
街にはヘシオドスがおり、自己紹介の時、ホメ・・・と言いそうになるがヘシオドスと名乗り直す。
悲しみのズイは遥か西のレウシス、怒りのズイはどこかの湖に、災いのズイの場所はわからないと言われる。

街の北の館を探索。へパイトスと呼ぶ声の主は青銅の像だった。
青銅の像は美しい体を貰ったが心がなく、作り主のへパイトスのみが自分に心を入れてくれると信じ
職人たちの神となって天界にいるヘパイトスの所まで連れて行って欲しいと願う。(無限ループ)
同行を許した主人公は金切ノコを使い、青銅の像を床から切り離した。

『レウシス』
ヘシオドスの助言どおり、西にあるレウシスを目指す。
村に着くと悲しみのズイは村の戦士アレグロスに取りに行かせているという。
ちょうどタイミングよく戦士が帰ってくるが深手を負っており、結局主人公たちで取りに行く事になる。
氷の塔に行くには犬ぞりが必要だが、犬は魔物によってタイナスの木に封じ込められていた。
犬を開放する鍵を探し、無事に開放。犬ぞりを使い氷の塔に赴き悲しみのズイを手に入れた。
90ヘラクレスの栄光2 タイタンの滅亡:2008/02/16(土) 02:23:22 ID:yqiaH6Vu0
『テミス』
レウシスから南下すると年寄りだけが住む村 テミス。
村を守るために毎年洞窟の魔物に生贄を差し出していた為、年寄りばかりになってしまった。
今年差し出す生贄はナナから来た主人公の恋人で、長老が西の洞窟に連れて行ったらしい
主人公は西の洞窟に赴く。最下層にはグリフォンがおり戦闘となる。
主人公は何とか撃破し、恋人を救出したが
恋人は「ありがとう・・・でも・・・わたし・・・ごめんなさい・・・さようなら」といってその場を去る。
また、グリフォンが隠し持っていたアレスの骨を取得する。

村に戻り村長に報告すると「おーい、みんな!まものは死んだ!変装はもうやめてもいいんじゃ!」と('A`)
生贄を出したくないから村人全員で年寄りに変装していたらしい('A`)('A`)
ヒロインを生贄に出したことについては淡白に謝罪。またグリフォンを倒した礼として氷室の器を受け取る。
村民に生贄になったはずの女の子がグリフォンに姿をかえて南の方へ飛んでいったという証言を聞く。

『カムラギ』
アレスの骨を手に入れた主人公は探していたお爺さんに骨を見せ、アレスの翼を受け取る。
主人公達はアレスの翼を使い空を飛ぶ。降り立った所はケンタウロスの村カムラギだった。
ケンタウロスは母親に合い、母親は気弱だった息子の成長を喜ぶが、再会もつかの間、
ケンタウロスは神様に勇気を貰うまで旅を続ける事を母親に告げる。 
テミスの南にある湖に浮かぶ祠に、氷室の器を使い湖面を凍らせて入る。
祠の中にはヘシオドスがおり、主人公達に試練を与えるが見事クリア、怒りのズイを入手する。
また、災いのズイはナナの南エルムにあり、船を手に入れる必要があるという。

『エルム』
ナナに戻り女王に謁見。既に夢で主人公達が船を欲している事を予見したらしく、主人公達に船を授ける。
船で南下するとエルムに到着。災いのズイは王が所持しているらしいが病に倒れている。
主人公は街にいる医者の助言の元、街の南にある大木になる回復の種を取得し王を治療する。
目を覚ました王は、災いのズイは既にグリフォンによって持ち去られたと言う。
助けて貰ったお礼に主人公達に青き翡翠を渡し来るべき魔王戦に備えるように助言する。
また、グリフォンがズイを奪った現場にいた老人はグリフォンが王様に「ありがとう・・・」と言った事を主人公に伝える。

『タルガ』
エルムから東の砂漠を岩場を渡りタルガへ。
民家の地下にいるホメロスが砂漠にある遺跡にグリフォンが居り、笛を吹いて呼べと主人公に指示をする。
遺跡でパロス笛を吹くとグリフォンが出現し、交戦。グリフォンに勝利すると、魔物から恋人に変貌した。
恋人は主人公の為に災いのズイを探し、海に出たが船に遭難しテミスに流れつき、そこで生贄にされたらしい。
グリフォンの毒は体内に入ると人をグリフォンに変えてしまうといい、今際の時に、
主人公に人間の心のまま死ねると礼をいい、主人公に災いのズイを渡し息絶えた。
91ヘラクレスの栄光2 タイタンの滅亡:2008/02/16(土) 02:23:49 ID:yqiaH6Vu0
『天界』
三つのズイを集め、天界にいるダイダロスに会いに行く為の方法を探す主人公。
絹の手綱が天界に昇る為の道具であるらしいが、絹の手綱はダイダロスに盗まれたと言う
ダイダロスを捜索する主人公達。ダイダロスはセレネの墓地にいた。そこで息子イカロスの身の上について語る。
息子のイカロスは生まれつき体が弱く、イカロスの夢は空を飛ぶことだった。
その夢を叶えるために空を飛ぶ研究を始め、アレスの翼のことを知り旅にでたという。
アレスの骨は見つからなかったが、空を飛ぶ馬ペガサスの話をきき絹の手綱を盗んでしまった。
これでイカロスの夢をかなえることができると思ったが、イカロスは死んだと。
こんなことになるならもっと一緒にいてやればよかったと後悔し、ダイダロスは主人公たちに絹の手綱を託した。

天界にはホメロスがいた。本当の正体はゼウスであると明かし、主人公がここまで来た事を褒め称える。
天界ではヘパイトスが作ったタロスが暴れており、ヘラクレスがそれを押さえつけていた。
ヘパイトスはタロスが暴れたことに責任を感じて下界に下りたらしく、ゼウスから捜索を依頼される。

下界でヘパイトスを探し、3つもズイを渡し破壊の斧を作成してもらう。
タロスが暴れた原因はモノに心を入れようとしたためだった。
青銅の像もそこでヘパイトスに心を入れてもらうように依頼するが、タロスのようになると困るので申し出を断った。
破壊の斧を天界に持ち帰り、ヘラクレスに渡す。ヘラクレスは一振りでタロスを破壊した。
神々も魔王との決戦が近いことを感じており、ヘラクレスも主人公達に同行することとなった。
(ここでチート戦士ヘラクレスが参入し、ヘラクレスの栄光本編が始まります?
Lv40の主人公が最強装備を持ってギリギリヘラクレスの武器なしと同じぐらいの攻撃力)

『ヴィーナス島』
ヴィーナス島に乗り込み、破壊の斧で魔王を封じ込めていた封印を壊し、魔王を退治する。
お前たちの力はそんなものかと魔王は高笑いをし、
まずこの世界を闇で覆い、人間どもを皆殺しにしてやると捨て台詞をはいて逃げていった。
そしてその標的は主人公の故郷、ナナだという。
主人公は魔王によって真っ暗闇の空間に隔離されるが、青き翡翠の力により脱出に成功する。

『魔王の城』
ナナへと急いだ主人公達を待ち受けていたのは女王の訃報であった。
ナナの玉座は魔王の城へと通じ、主人公達は最終決戦に臨む。
魔王の元にたどり着いた一向に魔王が笑い話を教えてくれるという。
「ナナ女王を殺した時、女王がこういった。皆さん、希望だけは決してなくしてはなりませんとな。
ハッハッハッ笑えるだろ?希望などと言うものは何の役にもたたんのだ!」
魔王との戦いが火蓋が切って落とされた。(このゲームは魔王に幾らでも状態異常が利くので雑魚より弱く感じます)
魔王に勝利した一行はナナへ凱旋する。
92ヘラクレスの栄光2 タイタンの滅亡:2008/02/16(土) 02:24:15 ID:yqiaH6Vu0
『エンディング』
実家に帰る主人公。そこには主人公を迎える家族の姿があった。
家族がもてなしの準備を進めている時に主人公達の前にゼウスが現れる。
ケンタウロスは勇気を欲しいとゼウスに訴えるが、
「クロノスと戦ったお前に勇気がないなどとからかうものがいると思うか?
どうした、胸を張れ!自信を持つのだ!」と説く。
「私主人公と家族を見ていたら胸が熱くなって、そして・・・目から・・・水が・・・これはもしかして・・・」
青銅の像がそう言うと
「そうだ!それが涙だ!嬉しい時、悲しい時、つらい時、悔しい時に流れるものなのだ。」とゼウスが答えた。
「それでは私は・・・」
「そう、立派な心を持っているようだな。」
「ああ、これが涙・・・心のしるし・・・」

ひとしきり話すとゼウスはヘラクレスを供だって天界へと帰っていった。
仲間たちとの別れの時も近づいていた。
ケンタウロスが別れの挨拶をする。
「僕はまた旅に出るよ 自分の勇気を試してみるんだ。元気でね。君も元気でね。そんなになくなよ。」
続けて青銅の像も主人公に挨拶をする。
「私も行きます。生まれ変わった私にふさわしい場所を探します。ああ、何もかもあなたのおかげです。本当にありがとう・・・。」

誰もいなくなった部屋に家族がせわしなく飛び込んでくる。その後ろには死んだはずの恋人の姿もあった。
「ゼウス様が帰してくれたの!地上に帰りなさいって。」
最後に家族がまとめて終わり。
「さあ、これからが大変だよ。荒れてしまったこの世界を元に戻さなくちゃあね。
いや、もっと良い世界にしなければね。それは魔物を倒すよりも難しいかもしれないよ。、
でも主人公。お前ならできるはず。きっと・・・・。」

以上長々と失礼。
93■FFXI「プロマシアの呪縛」 :2008/02/16(土) 04:01:38 ID:3w//I67j0
 (は)母なる石

――デムの岩、テレポイント・デム
プロミヴォン・ホラからでたあなたは、謎の少年からもらった青いアミュレットに、
先ほどまでにはなかった輝きが宿っていることに気付いた。
しかし、ホラの岩であのようなことがあったのなら、他にも……
そう考えたあなたはコンシュタット高地にあるデムの岩を目指すことにした。
デムの岩、壊れたテレポクリスタルへ近づくあなたの耳に、チョコボの足音がした。
チョコボに乗って現れたのはバストゥークが誇る精鋭、ミスリル銃士隊のアヤメとナジ。
それにエプロンに身を包んだ中年の男……バストゥーク大工房長のシドだった。
「わしらはここを調査したいと思ってな。危ないから離れていたほうがいいぞ」シドが言う。
そこへ、同じようにチョコボに乗って、今度はウォルフガングとジュノ親衛隊が現れる。
あなたのような有能な方に何かあっては困る、というウォルフガングに対し、
ジュノの研究者に人払いしろと言われたのだな、と推測するシド。
彼らのやり取りをテレポ・クリスタルの前で見ていたあなたは、背後のテレポ・クリスタルが
まばゆい光に包まれていることに気付いた。
バストゥークの人間と、ジュノの人間……異変に気付いた彼らがあなたの方に視線を合わせる

のと、
あなたの身体がまばゆい光に包まれるのは、ほぼ同時だった……

――プロミヴォン・デム
気がつくとあなたは、プロミヴォン・デムにいた。
プロミヴォン・ホラと同じように、奇妙な生命ともつかぬものに行く手を阻まれながら、
あなたはプロミヴォン・デムの深部へとたどり着く。
そこにはやはり同じように巨大なクリスタルが、そしてその前に倒れる謎の少年がいた。
少年に駆け寄るあなたの視界に光が走り、映像がフラッシュバックする。
闇に包まれた氷河。謎の祠?内で誰かが声を発する。
「………………感じル………………………………こノ夢…………いったイ誰ノ………………」
そしてどこかもわからない石で囲まれた部屋。
ひとりのエルヴァーンの少女が目を瞑り浮いている。彼女の胸元がまばゆく光っていた。
……気がつくとあなたはプロミヴォン・デムの外にいて、
青いアミュレットは更なる輝きに包まれていた。
94■FFXI「プロマシアの呪縛」 :2008/02/16(土) 04:02:43 ID:3w//I67j0
――メアの岩、テレポイント・メア
タロンギ大峡谷には三つ目のテレポイント、メアの岩がある。
あなたが砕け散ったテレポクリスタル・メアに近づくと、
想像通りあなたの身体は光に包まれ、やがてプロミヴォン・メアにたどり着いた。

――プロミヴォン・メア
多くにワープの果てに、何かありそうなところにまでくるあなた。
視界の先にはワープゲートがあり、
その前には手プロミヴォン・デムの次はここにくると予測していたのか、
ナグモラーダとアルマター機関研究員、そしてウォルフガングが待ち構えていた。
ナグモラーダはあなたがひとりで現れたことに驚きを示す。
「裏をかいたつもりだろうが、それならばこちらも手荒な真似にでるしかあるまい」
彼はあなたに平手打ちをし地に伏させると、ウォルフガングにあなたを殺すように命じた。
謎の少年と一緒にいたとはいえ、殺すほどの罪状とは思えない、と戸惑いを表すウォルフガング。
「ここがどういった場所か、おまえはよくよく説明したはずだ。
ここは、ヴァナ・ディールのすべての命の母、そのクリスタルを守る要塞。
私たちは、その秘密を知るもの。そして永遠にここを守るのだ。
しかし今、ふたつの母なる石に闇が落ちている。そして、どちらの石にもあの少年が現れた。こいつに導かれてな」ナグモラーダは言う。
しかし証拠がない、となおもためらうウォルフガングに、証拠ならある、とナグモラーダは答える。
ナグモラーダの視線の先には、いつの間にか現れこちらに歩いてくる謎の少年の姿があった。
ナグモラーダは少年に呼びかける。「少年よ、おまえはあの闇がなにか知っているだろう?
はるか昔、暁の巫女たちがこう呼んだものだ。世界を虚無へと移ろわせるもの「虚ろなる闇」と……」
お前はどこからあの闇を呼んだのだ、と少年に問うナグモラーダ。少年は何も答えない。
少年が無言であることが答えだと、ナグモラーダはウォルフガングに促し踵を返した。
「お前も父親のようになりたいのか?」そうナグモラーダに言われ、
ウォルフガングはついに剣に手をかける。……そして、謎の少年は切り伏せられた。
彼が抵抗しなかったことにとまどいを隠せないウォルフガング。
その時、倒れた少年から霧のような闇……「虚ろなる闇」が噴き出てきた。
闇がナグモラーダたちを襲い、その隙にあなたはワープゲートまで駆けた。
95■FFXI「プロマシアの呪縛」 :2008/02/16(土) 04:03:37 ID:3w//I67j0
ワープゲートの先は、今まで訪れたプロミヴォンと同じように、
巨大なクリスタルが安置された空間だった。
と、背後で人が足を引きずる音がする。振り向くとナグモラーダが苦しそうにこちらへ歩いてきた。
「くそ、ヤツめ、虚ろを吐きやがった。虚ろとは、滅ぼすもの自身であり、
自身は滅びを知らぬもの……。神をも恐れぬ巫女たちが恐れたとおりだ」
そしてナグモラーダが巨大なクリスタルを見上げ、驚愕の声を上げる。
そこには巨大なクリスタルに手を差し出す謎の少年と、巨大なクリスタルを覆う虚ろの闇……
クリスタルに触れることができるのか、と叫ぶナグモラーダ。
あなたの視界で映像がフラッシュバックする。
いつのものかわからない時、巨大なクリスタルの前。
金髪の少年(※)がクリスタルを見つめている。彼は静かに口を開いた。
「……君は……、裏切らないだろうね? 
クリスタルの意志、それはすなわち、この世界の意志なんだよ。
……そう……それは、5つに、分かたれた……」
そして神々(女神アルタナや、鎖に縛られた男神プロマシアもいる)の像が安置された空間。
ひとりの若い女……プロミヴォン・ホラであなたの見た映像にでてきた女が言う。
「誰も逃げることはできません。それは、皆の心の中心にある。
私たち誰もが、『器』であるということ。祈りましょう。神に……、そして神々に……」
そして輝くクリスタルのような「何か」……再び、あなたの視界は光で覆われた。

(※ミッション「ジラートの幻影」で、あなたと最後に対峙した人物であると推測できます)
96ゲーム好き名無しさん:2008/02/16(土) 09:16:50 ID:vltWFKZp0
ヘラクレスの栄光乙。
97スマブラX亜空の使者 ◆l1l6Ur354A :2008/02/16(土) 13:46:38 ID:F/N7B5V4O
エインシャント島跡地の亜空間から亜空砲戦艦が現れた。
その主砲は、亜空間爆弾並みの威力を持つ危険な代物だ!
戦艦ハルバードで立ち向かうがついに直撃を受けてしまう。
これまでかと思われたとき、炎上するハルバードから
飛び立つアーウィン他主人公たちのマシン。
正面から向かい敵の攻撃を引き付ける作戦だ。
攻撃が前方に集中している隙をついてカービィが
ドラグーンで一閃!!見事破壊に成功する。
そのまま亜空間に突入していく。

その頃、亜空間内。
迎え撃とうとするクッパだが役たたずは引っ込んでろと
ばかりにガノンドロフに不意討ちをくらい、あえなくリタイヤ。

ガノンドロフはマスターハンドに
指示を仰ぐが、様子がおかしい。
よく見るとマスターハンドの手には操り糸の
ようなものが付いている。
その背後には全ての黒幕タブーがいた。
タブーに攻撃をしかけるガノンドロフだったが
返り討ちにあってしまう。
その際に糸が外れたマスターハンドも一撃で倒される。


亜空間を進むマリオ達は遂にタブーのもとに辿り着くが、
衝撃波により全員が倒されてしまう。
もはやこの世界を救えるものは誰も居ないのか…?
98スマブラX亜空の使者 ◆l1l6Ur354A :2008/02/16(土) 13:50:02 ID:F/N7B5V4O
亜空間内・デデデ城。
デデデバッジが光り輝き、ネスとルイージが復活していた。
バッジは万が一の為にフィギュア状態から戻れるように
仕掛けが施されていたのだ。
デデデを助けた二人はフィギュア化して散らばっていた
仲間たちを集めながら亜空間の中心を目指してゆく。

場面は変わり亜空間某所。
何故かカービィも復活していた。
腹に違和感を感じ吐き出してみると…

やっぱり食ってました、バッジ……

カービィも亜空間の中心を目指し、無事にデデデ達と合流。
クッパとワリオを諭し共にタブーの下へ向かう。
また、リンクとゼルダは真の敵であるタブーを倒すために
ガノンドロフを復活させる。

亜空間の中心部には今まで亜空間に飲み込まれた
世界が連なり、迷宮のような構造をしていた。
カービィというかキングダムh(ry見たいな感じです。
ライターが同じ人だからまぁ仕方ない。

各キャラの偽者達を倒し遂に中心部に辿り着く。
再び衝撃波を放とうとするタブーだったが、
ソニックが遂に参戦!衝撃波を阻止する。

激しい戦いの末、タブーを倒した!
取り込まれていた世界も元に戻り、
再び平和が戻ったのだった。

99スマブラX亜空の使者 ◆l1l6Ur354A :2008/02/16(土) 13:53:42 ID:F/N7B5V4O
・まとめ

亜空軍は戦艦ハルバードを奪い世界各地に攻め込み、
亜空間爆弾により世界を亜空間に取り込んでゆく。
マリオ達は互いに協力し、最終的には原作での
敵・味方の枠を超えて団結、真の敵であるタブーを倒し
世界の平和を取り戻した。

・おまけ
メインテーマの歌詞の日本語訳です。

あの人の噂を聞いたことがある
たった一人で敵陣に舞い込み故郷を救ったとか
あの人の噂を聞いたことがある
地を駈け 触れる物全てを砕いてまわったとか

あの人の噂を聞いたことがある
あの人の噂を聞いたことがある
皆のあこがれだった 自分にとってもそうだった
皆に恐れられていた 自分にとってもそうだった

その人はいま 私の隣にいる
その人はいま 私の隣にいる
いまは仲間がいる 
かつては英雄だった 宿敵だった仲間達がいる
   
激しく競い合い 競い合いながら
輝きを増していく
100スマブラX亜空の使者 ◆l1l6Ur354A :2008/02/16(土) 14:05:20 ID:F/N7B5V4O
・カットした所
マリオを踏み台にしてピット君がジャンプする。
着地失敗したマリオが凄い痛そうw

研究所内・パワードスーツを取り戻す際の対偽サムス戦、
サムス対リドリー、島から脱出する際のメタリドリー戦

ロボットと戦うオリマーだが、ピクミン達の攻撃が通じずピンチに!
そこへキャプテン・ファルコンが駆け付けるが
着地の衝撃でピクミン昇天。

エインシャント卿、爆弾が発動する度に
ロボット達が犠牲になるので憂欝になる。
そこへマリオ達が現れ卿に迫るが、ロボット達が庇い爆弾を作動させる。
別れを告げるかの様に、卿に手を振るロボット…

スネーク、ハルバード内で段ボールに隠れて
メタとルカリオをやり過ごそうとするが
ルカリオにあっさり見破られ、体育座りの状態で
例の!マーク(効果音あり)が出る。
101ゲーム好き名無しさん:2008/02/16(土) 14:45:08 ID:oa1LE1Q70
ペルソナ3FESは今プレイ中。終わったら書けるが
誰か先に書いてくれるならそれはそれで
102ゲーム好き名無しさん:2008/02/16(土) 15:18:04 ID:62j0ygrF0
>>100

ファルコン登場とルカリオに隠れているのを見破られるスネークのところは吹いたw
103ゲーム好き名無しさん:2008/02/16(土) 22:43:01 ID:df3Uo4DQO
ポイズンピンクをお願いします。
104ゲーム好き名無しさん:2008/02/16(土) 23:38:07 ID:lg3sf03K0
せめて>>1

>またリクの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。

くらいは守ろうぜ・・・買ってる人には分かるけどさ。
105ゲーム好き名無しさん:2008/02/17(日) 03:23:38 ID:wa1eyJkY0
ってか、リク早すぎね?
106ゲーム好き名無しさん:2008/02/17(日) 11:38:47 ID:Y1WpEMUU0
リクのお願いです。
MSXのアニマルランド殺人事件をお願いします。
107ゲーム好き名無しさん:2008/02/17(日) 12:44:15 ID:PhPlLAEd0
前スレからここまでをwikiに収録。

たくさんあると読み応えがあっていいね。

108ゲーム好き名無しさん:2008/02/17(日) 13:56:12 ID:VgrN/nC/0
>>105
残念ながら発売された翌日に『○○お願いします』は最早、恒例行事だよ
ここに書いた新作のネタバレでそのスレが荒らされても関係ないも〜ん。
というのがここのスタンスなのです。
109ゲーム好き名無しさん:2008/02/17(日) 15:52:59 ID:eZt0/JrI0
迷惑だから勝手に自分ルールを全体のスタンスにするなよ。

真面目な話、発売日直後に依頼しても、まだプレイ中だったり買ってない人いたりと
忘れ去られる可能性は高いと思うがね。
110ゲーム好き名無しさん:2008/02/17(日) 17:47:38 ID:6kjESDJh0
まあ、『発売直後の作品のリクはスルー』ってのは
暗黙の了解と化してきた気もするな。
なんというか、リクされるよりも作品への溢れる愛で自発的に
書く人のほうが多い。
111ゲーム好き名無しさん:2008/02/17(日) 18:27:23 ID:Hxx7lyIF0
発売直後に引き受けても、生来の遅筆と筆不精となんだかだでプレイしなおしたりして
結局は数週間後になります。
フヒヒサーセン

ていうか前一回発売直後に書いたらすごい勢いで続きリクリクされてスレも荒れて懲りた(´・ω・`)
112ゲーム好き名無しさん:2008/02/17(日) 19:35:19 ID:aa/Vxdap0
そんなおもしろ、いやひどいことがあったとは
113ARMORED CORE 4:2008/02/18(月) 05:44:08 ID:gPeW9dAw0
アーマード・コアの新作が出るということで、wikiのAC4欄をもう少し詳しく書いた。
114ARMORED CORE 4:2008/02/18(月) 05:44:55 ID:gPeW9dAw0
近未来。
人口増加による資源の減少に比例するかのごとく、社会的地位の格差は大きくなり続け、反乱分子によるテロが相次ぐようになってしまう。
国家は多発するテロ制圧するべく、新型兵器アーマード・コア(AC)を投入するが、テロは治まることを知らず、次第に国家としての威厳を失い始めていた。
そして事件が起こる。
兵器開発に伴い、多大な資金を得た企業たちが国家の存在に異議を申しだてたのだ。
国家は企業の挑発に乗り、持ち前のアーマード・コアを使った兵力で企業に対し頑として対抗する意識を見せる。
だが、兵器を提供することで得た資金力を持つ企業は、次々と新型兵器を開発。当時新たなエネルギーとして注目していた「コジマ粒子」も、兵器に運用するようになった。
兵力に歴然の差が生じた両者の睨み合いの果て、先に企業が動き出す。
新技術をふんだんに使った新たなアーマード・コア、通称ネクストACを26人のリンクス(この26人をオリジナルと以降呼ぶことになる)と呼ばれるパイロットに託し、一方的な攻撃で企業の勝利という形で幕を閉じた。
国家が消滅。
社会的地位を築いた企業たちは、資本主義をベースとしながら、社会主義を装う政治統制を開始。
企業関係者は裕福な生活が与えられ、その他の人間は「コロニー」と呼ばれる集団生活地帯に押し込まれる形なり、苦しい生活を送ることになった。
そして、ネクストACは、国家間の抑止力だったという域を超え、恐怖政治の材料として運用するようになった。

この一連の事件を「国家解体戦争」と人は呼んだ。
115ARMORED CORE 4:2008/02/18(月) 05:45:42 ID:gPeW9dAw0
企業の偏った政治の中で暮らす人間たちの中で、舞台となったのは、コロニー「アナトリア」。
アナトリアはイェルネフェルト教授によるネクストACの制御技術を企業に売ることで生計を立てていたコロニーだったが、
教授が死去したことにより、技術が漏洩。企業にとってアナトリアは、ただの居住区と認識されてしまった。
アナトリアを管轄するエミール・グスタフは、稼ぎをなくしたアナトリアを救うべく、色々な策を考えていたが・・・どれもうまくいかない。
一日一日と時が刻む中、ある日アナトリアに一人の男(主人公)が迷い込む。
アナトリアに迷い込んだ主人公は傷が深く、手当てが必要だっため、エミールは教授の娘のフィオナに保護を命じた。
主人公の正体は、国家解体戦争でACで企業と戦ったレイヴン(庸兵)であった。
そのことを知ったエミールは閃く。
主人公をネクストACのパイロットにさせ、庸兵業に就かせる。それで得た資金でアナトリアを養っていこうと考えたのだ。
幸いにも、主人公はネクストACに乗るためのAMS適正も少なからず持っており、エミールはすぐさま雇ってもらう企業を探し、戦力不足に陥っていたGA社に主人公を向かわせた。
フィオナを主人公のオペレータとして任命させ、エミールに希望が沸く。
だがフィオナは、アナトリアになんの関係のない主人公が、ネクストACの搭乗による精神負荷を与えながら庸兵業をすることに、胸が詰まる思いだった。
116ARMORED CORE 4:2008/02/18(月) 05:46:38 ID:gPeW9dAw0
GA社のリンクスとして活躍する主人公。
始めはテロや反体制組織の殲滅を担当していたが、次第にレイヴンであった腕を発揮。凄みを増していく。
遂に、ホワイトアフリカの反体制組織「マグリブ解放戦線」の英雄、アマジーグのネクスト「バルバロイ」を撃破してしまう。
これにより主人公の名はレイヴンだった頃知名度も相まって、急速に注目を浴びるようになる。
だがそれは、アナトリアに危険が及ぶ可能性もあった。

そしてGA社は、主人公による活躍で次第に力を持ち始め、企業グループ内での活動も激しさを増していった。
GA社は敵対企業「アクアビット」と繋がっていたGAEハイダ工廠を壊滅させる。
これから大きな変化が起こるのであった。

そんな中現れたジョシュア=オブライエンという男。
彼も同じように生まれ育ったコロニー「アスピナ」を養おうと庸兵業をしているリンクスであり、フィオナとなにかしらの関係を持っていた。
117ARMORED CORE 4:2008/02/18(月) 05:47:32 ID:gPeW9dAw0
GAEハイダ工廠を壊滅させたGA社に対し、繋がりを失ってしまったアクアビット。
そのことに憤慨したアクアビットは、猛反発。後、GA社に対して報復攻撃をおこなう事態になった。
そして連鎖反応のごとく他企業も対立に介入。
元々高度な技術であったコジマ粒子を利用したコジマ技術は、企業が喉から手が出るほど欲しいものであり、利権を求めて介入するのはごく当然のことであった。
結果、オーメル陣営(GA、ローゼンタール、オーメルサイエンス、イクバール)とレイレナード陣営(レイレナード、BFF、インテリオル)で対立することになり、世界規模での戦争にまで発展したのだった。
初期の頃は激しさを増していなかったものの、海上を大部隊が護衛するなか移動するBFF社が、主人公により壊滅したことに戦争は一変。
ネクストACが勝敗を分ける戦争となった。
ネクストACが動くことによるコジマ粒子の放出は、自然形態に被害を与えるが、戦争は止まらず、世界は次々と戦火に呑まれていく。
そして、ジョシュア=オブライエンと主人公は、共に相手企業を壊滅させるために動く。
118ARMORED CORE 4:2008/02/18(月) 06:01:48 ID:gPeW9dAw0
ジョシュアと主人公は敵対するレイレナード陣営を壊滅。戦争を無事に終わらすことができたのだった。
コジマ粒子による環境破壊により、世界は回復への道を探し、再び平和が戻る兆しを見せた。
そして主人公の活躍により、アナトリアも裕福になり、エミール、フィオナ共に主人公に多大な感謝をするはずだったが・・・これで終わりではなかった。
新型ネクストACをイェルネフェルト教授が開発した技術でほぼ完成させていたレイレナード社の残党が最後の攻勢に出たのだ。
レイレナード社は、多大な操縦技術を持ったジョシュア=オブライエンに新型ネクストACを託し、この戦争で最も活躍した人物である主人公を始末するよう命じた。
ジョシュアは窮地に立っていた。
主人公はすでに企業から目の敵にされている。それは、フィオナとアナトリアに危険が及ぶということを指していた。
ジョシュアも高い精神負荷でやがて死ぬ。その前に主人公と自分のいずれかが死ななければ、また危険が及ぶ。
承諾したジョシュアをアナトリアへ急行。襲撃をする。
主人公も駆けつけ、最後の闘いが始まり、遂にジョシュアは倒れる・・・そして主人公も、長期間の精神負荷により、意識を失うのであった。

119ARMORED CORE 4:2008/02/18(月) 06:02:22 ID:gPeW9dAw0
その後、フィオナは主人公と共にアナトリアを去った。
主人公を利用してアナトリアを立て直したエミールは、二人をなにも言わず見送った。
        
        糸冬。
120アークザラッドII:2008/02/18(月) 11:00:28 ID:xZXpbrlb0
エンディングだけ補足。

悪の親玉とは、聖柩から復活した闇黒の支配者だった。
エルクたち+アーク一行は、厳しい戦いの末に闇黒の支配者を倒す。
だがククルは既に死亡していた。
「人間がこれほどの力を持っているとはな・・・。だが、私を倒す事は出来ん!」
倒したのに死なない闇黒の支配者。だが、そのとき、闇黒の支配者の動きが止った。
「か、身体が・・・!」
”しっかりして、アーク!”
アークの耳にククルの声が聞こえてきた。
”アーク、よく聞いて。私が動きを止めている間に、闇黒の支配者を封印するのよ!
聖柩は破壊されてしまったけど、あなたの力なら出来る!”
それを聞いて、闇黒の支配者は言う。
「アークよ、私を封印すれば貴様の命も無くなるのだぞ。考えても見よ・・・
この世界が命を賭ける価値がある物なのか・・・」
だがアークは剣を構えて言った。
「・・・俺は、人間を、この世界の未来を信じる!
精霊よ、我が剣に宿り、古よりの災いを振り払う力を与えよ!
闇黒の支配者よ!全ての怒りを、悲しみを思い知れ!」
アークの力の全てが剣に注ぎ込まれる。その剣が闇黒の支配者に振り下ろされる。
「私は、いつか再び復活する・・・愚かな人間が居る限り・・・必ずな!!」
そう言い残して闇黒の支配者は消える。アークは絶命した。

空中城から出てきた一同は、外がひどい有様になっているので驚く。
「俺たちは何の為に戦って来たんだ?アーク、あんた、何の為に死んだんだ?
こんな絶望しかない未来を俺たちに見せる為なのか?世界が滅びちまったのに・・・。
俺たちだけ生き残って、どうなるってんだ!」
そう言うエルクに寄り添うリーザ。二人の耳に懐かしい声が聞こえてくる。
”まだ終わっちゃいないさ”
”希望を捨てない限りはね”
二人の前に、アークとククルの魂が現れた。
”世界は荒廃してしまったが、消えてしまった訳じゃない。生き残った者でやり直すんだ”
”私たちは、生き残った命に光を与えに行きます。再生する世界への希望と言う光をね”
”それが僕たちの最後の仕事だ。この世界を、もう一度生まれ変わらせるのは、君たちの子供なんだ。
エルク、頼んだよ”
アークとククルの魂は、世界中を巡った後、天に昇っていった。

終わり
121ゲーム好き名無しさん:2008/02/18(月) 13:15:17 ID:4DGt4CXpO
ちなみに新作ARMORED CORE for Answerにて、ジョシュアのACホワイトグリントの名前が付いたACが登場する。
パイロットは不明だけど、オペレーターに就いてるのはなぜかフィオナ……。
4の主人公が新作では敵として登場する!?
122ゲーム好き名無しさん:2008/02/18(月) 17:46:11 ID:KuBZD0f+0
アニマルランド殺人事件はラストだけ知ってるんだけどなあ
あの衝撃的なラスト・・・w
123ゲーム好き名無しさん:2008/02/18(月) 21:52:29 ID:69bjpjln0
近日中に「決戦3」(PS2)のストーリーを書きたいのですが
よろしいでしょうか。
124ゲーム好き名無しさん:2008/02/18(月) 22:16:11 ID:Bkk2XdkZ0
おk
遠慮しなくて書いていいよ
125Bealphareth:2008/02/19(火) 00:38:13 ID:izgq2Q3F0
昔ベアルファレス書いていた人です。

前スレで、執筆途中なのかどうか疑問が出てたのですが、ローカルルールを無視していたようで申し訳ありませんでした。
一応、あれで終わりのつもりです。
126ゲーム好き名無しさん:2008/02/19(火) 13:46:50 ID:mCqgqYVe0
あーあ
前スレが容量つぶしに会ってるよ
人が増えて活気があるのはいいけどなー
RPG板の遅い進行が懐かしい・・・
127ちと萌え風味にしてみた:2008/02/19(火) 14:16:22 ID:DoeSaVJQ0
【BioShock】 今、キミのまわりにいる浮世の家族は仮の姿。 実は本当の家族はこっちにいたのです!!


「見つけた! 私の大切なたった一人?の息子…!!」

ある日突然、飛行機事故によって海上に投げ出され、海中の人工都市ラプチャーに迷い込んだ挙句に、
殺戮とか裏切りとか色々惨い目にあった主人公の前に、
一人の独逸人女性が現れてこう叫びました。

実はなんとこの方、幼い頃に生き別れになったキミの母上様(の様な人)
そしてさらに、そのお母様が涙ながらに仰るには−

『ああ、感激−今日からは家族揃って暮らせるのね!
 ウチは女の子ばっかり(&ドリルがイカスでっかいマスコット達)ばっかりだからきっと大歓迎よ。
 どうぞ仲よくしてあげてね(ハート)』

というわけで現れ出たのが、こちらの幼女姉妹。
眼も背けたくなる様な、それぞれ無個性な姉妹がずら〜り。
歓迎の仕方も実に物騒ですが、なにはともあれまずは

−おめでとう!! キミの本当の家族はココにいたんです!!

『ラプチャープリンセス』
128ゲーム好き名無しさん:2008/02/19(火) 14:18:16 ID:NPNyOxZS0
あんだけ貼ってやっと480kだから新スレへの移行が早すぎなんじゃないのか
使い切ってから移行するようにした方がいいのかも
129ゲーム好き名無しさん:2008/02/19(火) 15:37:01 ID:+Y+r0xJU0
>>127
ネタ書くのは良いが、殆どデタラメな内容だからwikiには載せるなよ
そう言えば前スレで書くと言ってた人はどうしたのかな?
130ゲーム好き名無しさん:2008/02/19(火) 17:51:22 ID:XxynyOZg0
>>127は何のゲームなんだ?
131ゲーム好き名無しさん:2008/02/19(火) 18:57:10 ID:tRFt4G7a0
ゲサロに来て速度が上がるなんて、夢みたいな話だ…
132決戦V:2008/02/19(火) 19:46:56 ID:+SMPOd5D0
天正10年6月2日、京・本能寺。
この地に宿泊していた織田軍総帥・織田信長は、何者かが率いる軍団の襲撃を受ける。
奮戦する信長。だが敵は圧倒的な数。側近の森蘭丸は地下通路(注1)から逃げ延びるように言う。
蘭丸は信長が地下通路に入った直後、敵の銃撃の前に倒れた。炎に包まれた地下通路を進んでいく信長。
その前に1人の男が現れた。男は信長に話しかけ、そして鉄砲を向ける。
男の放った銃弾によって信長は右胸を貫かれ、倒れた。

注1:本作では本能寺は武装要塞となっていて、大砲や逃げ道となる地下通路を備えている。

第1章・信長初陣
16世紀の日本は、室町幕府の権威が衰え、戦国大名が割拠する乱世となっていた。
尾張は織田信秀の支配下にあったが、駿河の今川義元の攻撃を受けていた。
吉良大浜の戦い
今川軍が尾張に侵攻し、村に火を放っていた。
その村の中から少女を救出する青年がいた。彼こそが織田信長である。
信長は少女を護衛していた男に託し、今川軍に初陣を挑んだ。
信長には以下の3名の武将が従っている。
前田利家…豪放な青年武将。信長に憧れている。
丹羽長秀…利家の古馴染。心配性で几帳面。
森可成(もりよしなり)…織田家古参の重臣。信長の傅役(注2)。
今川軍を蹴散らした信長は、乱世を平定すると誓いを立てた。
犬山の合戦
吉良大浜の戦いから数年後、信長は美濃の斎藤道三の娘・帰蝶を妻にすることになった。
だが、帰蝶を乗せた輿が犬山城主・織田信清の襲撃を受けた。
信長は信清軍と戦い帰蝶と対面した(注3)。
帰蝶はかつて信長に救出された少女の成長した姿であった。信長は早くも帰蝶に愛情を注いでいく。

注2:教育係。
注3:帰蝶は武芸の心得があり、このとき信清軍を剣技で撃退している。
133決戦V:2008/02/19(火) 20:09:46 ID:+SMPOd5D0
第2章・尾張激闘
信秀の死後、信長は織田家を継いだ。しかしそれを快く思わない者たちが反抗した。
赤塚の戦い
尾張の豪族・山口左馬助が今川氏の支援を受けて挙兵した。
討伐に赴く最中、信長はある男に声をかけられる。男の名は木下藤吉郎。
左馬助との戦いの最中、藤吉郎は友人の蜂須賀小六とともに軍勢を率いて信長に加勢した。
合戦の後、信長は藤吉郎に刀を手渡し、藤吉郎と小六を配下に加えた。
稲生の合戦
柴田勝家は織田家の家臣であったが、信秀の死後信長に反抗してきた。
彼は信長を「うつけ」と見なし、尾張を任せられないと考えていたのである。
しかし信長に敗れ、信長の器量を認め彼に仕えることにした。
村木の戦い
三河の松平元康は今川氏に服属していた。元康は幼少のころ人質として織田家にいた時、信長と知り合っていた。
合戦の最中、信長は元康と一騎打ちをするが、信長は元康を落馬させただけで立ち去った。
信長は一応の勝利を収めた。
信長は尾張を統一したが、そこに今川義元の大軍が侵攻してきた。
桶狭間決戦
戦いの前、藤吉郎は観天望気(注4)の才を持つ少女、吉乃を見つけ出してきた。
吉乃は雨が降ることを予言した。雨が降れば、今川の本陣に気づかれることなく近寄ることができる。
彼女の予言は当たった。信長は奇襲をかけ義元を討ち取ることに成功した。
勝利に浮かれる家臣たち。信長は次の狙いを見定めていた。

注4:小気から大気を読み、天候を予測できる能力。

続く
134ゲーム好き名無しさん:2008/02/19(火) 20:34:16 ID:+SMPOd5D0
決戦Vは全13章あります。自分は初心者です。
上手くストーリーを伝えられるか不安ですが、後日続きを書いていきます。
135ゲーム好き名無しさん:2008/02/20(水) 10:58:18 ID:RtR+veoO0
「すばらしきこのせかい」を執筆する、と言った者です。
ただいま、ストーリーをまとめておりますが・・・長い!!
時々挿入される会話イベントの90%が
重要なキーワードを含んでいたりして、省けないんです・・・。

とりあえず、主人公サイドの会話のみに絞っていますがそれでも・・・
敵(?)サイドの会話にも重要な内容が多くて・・・泣く泣く省いています

遅くとも来週中にはアップできるかも・・・。
136ゲーム好き名無しさん:2008/02/20(水) 19:45:29 ID:GnDaZktf0
前スレ462氏のリクエストの内、HALO1の執筆を予約します。
XBOX版ではなくPC移植版を元に書きますが話に変化は無い様なので。
感動巨編並長文になってしまったので、現在スリム化中。しばらくお待ち下さい。
137Bioshock:2008/02/20(水) 20:08:49 ID:4qHiSv/r0
>>129
用意はしたのですが、
一つ一つのシーンをつらつらと書いてたら
やたらと長くなってしまった(今のところ390行)ので短くしようとがんばってるところです。
登場人物の行動を納得できるようにまとめるのが難儀で…。

>>130
BioshockはXBOX360/PC用のFPSです。
もともと英語のゲームですが、XBOX360用の日本語版の発売が間近です。
PC用には有志が翻訳・作成した日本語化MODがあります。
>>127はまあ…実際のゲームの雰囲気はまったく伝えてません(笑)
138流星のロックマン2  ◆l1l6Ur354A :2008/02/20(水) 23:00:16 ID:mC5t9q1n0
【1話】VS. ファントム・ブラック
星河スバルはニートからモテモテ野郎に大出世した全ニートの敵。
電波生命体・ウォーロックと融合する事でヒーロー気取りのロックマンに変形合体できる小学5年生なのだ。

そんなある日、映画のCM飛行船が町に落ちてくる。機械オタクのスバルは大喜び。
さらに相変わらずのラッキーボーイぶりで、関係者から映画館のタダ券をゲットしてしまう。
スバルはツンデレ三馬鹿トリオと共に、憧れのヒルズデビューを果たす事にしたのだった。八木ヒルズじゃないよ。

六本木ならぬロッポンドーヒルズで、初めて見る大都会にキョドるスバル。
ここまでマテリアルウェーブ(通称ホイポイカプセル)などの新設定説明が続いて地味に疲れる。
人生初めてのナンパ、ゴン太チケットを失くす等の定番イベントを乗り越え、ようやく始まった映画「ゴースト・クライシス」。
映画にのめりこむスバルたちだったが、ハプニングが発生する。
謎の闖入者ファントム・ブラックが現れ、ゴーストを実体化させて人々を実際に襲わせたのだ。
更に芸術家気質のファントム・ブラックのシナリオにはヒロインが不可欠として、ルナがさらわれてしまう。

怪人ファントム・ブラックはTKタワーの頂点で待つと言い残して消えた。
ヒルズ初心者スバルを定番コースにさりげなく誘導してくれるとは、見た目に反して気のいい奴である。
TKタワーは実際に使う呼称だと思うがいいのだろうか。

TKタワーの頂点で待っていたのは、映画開始前に出会った薄気味の悪い男・土井八郎ことハイド。身長は高そうである。
ハイドはロックマンの眼前で電波生命体ファントムと融合し、電波変換を果たしファントム・ブラックとなる。
FM星人でもないのに電波人間に変身したハイドに驚くロックマン。自分だけが特別だとでも?薄笑いを浮かべるハイド。
襲い来るファントム・ブラックをかろうじて撃退するが、ハイドは嘲笑うように闇の中へ消えるのだった。

こうしてロックマンはお化け騒動を解決したのだが、新設定「ビジブルゾーン」のおかげで
TKタワーを踏破するロックマンの姿は一般人にも見られてしまっていた。「青いヒーロー」の誕生である。
電波体の時は普通の人間には見えないというお約束があったのだが、今作では「偶然見えちゃう事がある」という設定ができたのだ。

最後に、機種変更によりブラザーバンド設定がリセットされていたスバルに、ルナは結んで、結んでとツンデレ風にせがむのだった。
こんな事女の子から言わせる気!?……かっこよかったわよ。ス、スバルくんに言ったんじゃないんだからね!

星河ぶっとばしてえなぁ。
139流星のロックマン2  ◆l1l6Ur354A :2008/02/20(水) 23:01:03 ID:mC5t9q1n0
【2話】VS. イエティ・ブリザード
夏休みになりましたので、みんなでスキーに行こう!!最近の小学生の考える事は本当に分からない。
そんなこんなでルナの家に呼び出されたスバル。ベッドに向かって調べるボタンを連打するのは当然の行為ではないでしょうか。

「い、いいんちょうのベッドだ……とてもいいニオイがする……。」
おい。予想外にスバルが変態でたまげる。

「ちょっと寝てみようぜ!」 ←空気の読める犬
「なな、何言ってるのロック!オ、オ、オンナの子のベッドにそういう事しちゃダメだよ!」
「なんだスバル?お前まっかだぞ。」

星河てめぇ。お前こそ何をする気なのでしょう。ツンデレが星河の脳内で何度も汚されていた事実が唐突に明らかになりました。
あぁ、いいんちょう、そこがいいんちょうって奴ですか。
取り敢えず、ルナの残り香に異様な興奮を示すスバルきゅんの将来がとても愉……心配で仕方ありません。

顔を紅潮させてルナのベッドに一人興奮するスバルをサクッとスルーする三馬鹿。人の情けを知る連中です。
ルナがスバルに恋しているのはルナ家の電波の発言やプロフィール画面から明らかですが、今作ではかなりツンを強化してきた模様。
前作のようにデレを安売りするつもりは毛頭無いようです。

苗場ならぬヤエバスキー場では新幼女・アイちゃんが登場。天才卓球少女、もとい天才スキー少女にゴン太くんはすっかりメロメロ。
勢い余ってオックス・ファイアに変身しちゃったりするものの、最後は結構いいふいんきになって、スキーリゾートは幕を閉じた。
ちなみにイエティ・ブリザードは品の無いM&Aが売りのビジネスマンだったが、割とどうでもいい感じで倒された。

「その発想は無かったよ。」スバル、2ch語はネットの中だけにしような。
ライバルキャラ・ソロの登場で微妙な緊迫感を漂わせながら、物語は続く……。
140流星のロックマン2  ◆l1l6Ur354A :2008/02/20(水) 23:01:51 ID:mC5t9q1n0
【3話a】VS. バカップル
これまで活躍で、ロックマンは一躍ときの人。引っ込み思案のスバルは正体がバレたらと気が気でない。
悶々とするスバルの前に、久方ぶりに現れた本妻・響ミソラ。
ルナがどんなに頑張ってフラグを立てても一瞬で根こそぎぶっ潰す超強力な攻撃チップである。

ミ、ミソラちゃん、今日はどうしたの?問いかけるスバルに、ミソラがはにかんで答える。
……突然スバルくんの顔が見たくなったの。それだけじゃ駄目かな……?

星河てめぇ。こいつらが鉢合わせると瞬時にDSが投擲兵器に変化するから困る。
自然な流れでヒルズデートに雪崩れ込む二人。スバルくんがくれた言葉は私の宝物なの……。スバルくんの事なら何だって分かっちゃうんだから!
小悪魔系トークの節々に男心をくすぐる純情フレーズを混ぜ込む高等戦術が次々と炸裂する。芸能人接待トークマジうめぇ。

TKタワー最上階で催される「滅びの文明展」にやってきた二人。二人はそこで遥か古代に滅んだと言われる幻の「ムー大陸」の存在を知る。
奥に進んだ二人はダイナソー・ベルセルク・シノビと呼ばれる「滅びの種族」の存在を知る。
繁栄を築いたいずれの種族も、絆の力が弱くなったために滅び去ったという。

最後の展示品「オーパーツ」。現代の科学でも有り得ない材質で造られたそれはマテリアルウェーブにそっくりだった。
ウォーロックはオーパーツから溢れ出す電波の異常な強力さから、それが古代の超兵器だと気付く。

その時、異変が起こった。謎の黒い穴「神隠し」が現れ、展示品をことごとく奪い去ったのだ。
ミソラにいい所を見せるため、珍しく乗り気で電波変換するスバル。スバル、俺はあれが気にいった!手に入れるぜ!
そんな前振りからの一悶着の挙句、駄犬はなんと巨大なオーパーツを飲み込んでしまった。スバルの胃が破裂してしまったりしないのだろうか。

騒動は無事収まり、デートも終局を迎えた。楽しい時間ってすぐ終わっちゃうね。その表情に思わずスバルは問いかける。
なんでミソラちゃんは元ニートで天文機械オタの僕なんかを大事にしてくれるの?
調子乗んなよ星河。

スバルくんの存在が私の心の支えなの。宝物なんだよ!正ヒロインの赤裸々な告白。やだ、書いてるこっちまで恥ずかしいじゃない!
二人が熱々すぎて火傷するギャラリーまで出る始末。二人はブラザーバンドを結び直し、キャッキャウフフしながら家路を辿るのだった……。

ちなみにニートをヒーローに仕立てた前作とは違い、今作はリアル友達が多いほど優遇され、
リアル友達のいない奴はゲーム内の様々なイベントで門前払いされるという、ニートは死ぬしかないシステムとなっている。
調子乗んなよ星河。
141流星のロックマン2  ◆l1l6Ur354A :2008/02/20(水) 23:03:03 ID:mC5t9q1n0
【3話b】VS. ブライ
おデートの翌日。正妻ミソラは側室ツンデレに身分の差を思い知らせるべく、みんなで遊ぼうなどと言い出したのだった。

さりげなくおデートの話に持っていき、スバルと二人きりでしっぽりした事を公表するおミソ。女って怖ぇなぁ。
ふ、ふ、ふ、二人ですって!?本当なのスバルくん!動揺しまくるツンデレ。デレを安売りしないと言ったが、スマンありゃ嘘だった。

そこにTKタワーで発生した神隠し現象が再び来襲。神隠しを操るのは今作から登場、ライバルキャラ・ソロ。
ソロと対峙したロックマンは、孤高にして強靭極まりないソロの精神に圧倒される。
誰かの力に頼って戦うなど俺には考えられない。俺の体に流れる血がそれを許さない!電波変換!ソロ、オン・エア!!

電波体と融合すらせず、己の力のみで「ブライ」に電波変換したソロ。駆けつけたミソラたちを見て、不愉快そうに毒づく。
馴れ合いは排除する!神隠しに襲われる仲間たち。助けようにもブライの圧倒的な力に成す術もないロックマン。

絆に対して強い嫌悪感を示すブライ。弱いから他者を必要とする。強ければ他人など必要としない!
なんとソロは孤高のニートだったのだ。ソロ様と呼ばせて頂きます。
元ニートvs現ニートの対決。敵の黒幕・オリヒメの横槍もあってニートを何とか撃退するものの、助ける事ができたのはルナだけだった。
連れ去られた友人たち。スバルは激しく自分を責める。

友人たちを救えなかったスバルは、世間が相変わらずロックマンをヒーロー視している事に耐えられなかった。
僕はみんなが思うようなヒーローなんかじゃない。僕より頼れる人を探した方がいいよ……。
ふざけないで!友達が行方不明なのよ?無理とかどうとか……。助けにいくのが当たり前じゃないの?
あなたにとって絆ってそんなものなの……?泣きじゃくるルナ。いたたまれず、スバルは逃げ出してしまう。

戦う事は怖くない。怖いのは、みんなの期待を裏切ってしまうこと。僕はヒーローになんてなれない……。
悩みを母・アカネに打ち明けるスバル。アカネはスバルもそういう事で悩む年になったのかと微笑み、父・大吾の事を語り始めた。
大吾は言っていた。失敗したっていいんだ。大事なのは。「勇気」を示す事なのだと。
もし俺が失敗しても、俺が示した勇気は他の誰かを勇気付ける。その人の勇気が、また他の誰かを。それが勇気の絆になる。
そうして築いた勇気の絆は、とてつもない力を生むんだ。

一方その頃、ルナの前にハイドが現れた。連れ去られるルナ。さらに誘拐電話の主をハイドと見抜いた事により、スバル=ロックマンと知られてしまう。
100%罠だぜ!どうする?ウォーロックの問いかけに、父の言葉を反芻するスバル。……大切なのは勇気。行こう!
142流星のロックマン2  ◆l1l6Ur354A :2008/02/20(水) 23:04:13 ID:mC5t9q1n0
【3話c】VS. オヒュカス・クイーン
映画館にルナを助けに行ったスバルの前にルナがオヒュカス・クイーンとなって立ち塞がる。
そのお嬢さんがそうなったのは貴様のせいだ!貴様が本当のヒーローなら、こんな羽目にはならなかった!笑うハイド。

僕はどうなってもいい!でも委員長、君だけは……。ほざくスバル。
オラァ星河!お前ミソラ派かルナ派かはっきりしろ!

ルナを傷つけないため手加減したロックマンは満身創痍になってしまった。敵の軍勢が迫り絶体絶命。
それでもなおルナを守ろうとするスバル。スバルは告げる。

なぜ僕が父さんに憧れていたか分かったんだ。それは父さんは皆に勇気を与える存在だったから。
君はこんな僕をヒーローだって言ってくれた。どこまでやれるか分からないけど……僕は父さんの息子だから!

力尽きたロックマン。その体をオーパーツが支配する。力が欲しいならくれてやる!懐かしいね。
圧倒的な力で敵を破壊するも、制御できない力の矛先はルナにも向けられた。恐怖に震えながらも強く言い切るルナ。
わたし、逃げないわ!あなたは勇気を見せてくれたもの!あなたの勇気に私も応えたい!最後まで一緒に戦う!

飲み込まれかけていたスバルの心に深く差し込む光。ルナの絆の力。それはスバルに無限の力を与え、オーパーツの力すら凌駕した。
スターフォースに続き、今回も委員長好き好きパワーで新たなる力「トライブ」に目覚めたスバル。

ファントム・ブラックを撃退し、仲間救出への決意を新たにするのだった……。
143流星のロックマン2  ◆l1l6Ur354A :2008/02/20(水) 23:04:58 ID:mC5t9q1n0
【4話】VS. ブラキオ・ウェーブ
やたら長かった3話がようやく終わり、3人目の敵幹部のお話である。本当に長かった……。

仲間たちの手がかりを探すため、ルナ家のリビングで秘境探検番組を見る二人。動機と行動が繋がってなくね?
しかし番組にキザマロが映ったから儲けもの。行き先は未確認生命体・ドッシーの住まうドンブラ湖に決まったのだった。

ドンブラ湖はアメリカにあたるアメロッパにある湖。パスポートの無いスバルは、空の電波「スカイウェーブ」を通って密入国。
初めて見る海外にキョドるスバル。
翻訳こんにゃくで聞き込みを続けるとキザマロはあっさり見つかったが、まだ帰りたくない等とぬかす。
私よりドッシーが大事なの!?とツンデレもブチ切れモード。これがツンギレって奴か。

ドッシーにこだわる理由をスバルに打ち明けるキザマロ。
完璧な委員長、パワフルなゴン太、ヒーローなスバル。自分には何も無い。ドッシーを見つければ、変われるような気がするから……。

その頃、キザマロが出演していたTV番組の悪徳プロデューサは、ハイドの甘言に騙されブラキオ・ウェーブになっていた。
津波が巻き起こり水没する村。ブラキオの正体を目撃してしまったキザマロは、潜水艦に乗せられて湖の底へ沈められてしまう。
キザマロは無事なの!?取り乱すルナ。一生のお願い!キザマロを助けてあげて!熱い友情に突き動かされ、スバルも張り切って電波変換。

キザマロの見たドッシーはプロデューサのマテリアルウェーブによるヤラセ。子供が信じ込んで証言した方が視聴者受けもいいからなァ!
キザマロの心を踏みにじったプロデューサに対し、ロックマンの怒りは最高潮。ブラキオは湖面の藻屑と消えたのだった。

誇れるものが欲しかったですって?私はあなたの事を大事な大事な友達と思ってる。それだけじゃ不満?
いつになく優しいルナの言葉に、大泣きするキザマロ。より一層絆を深めた三人は、がやがやと日本へ帰るのだった……。
144流星のロックマン2  ◆l1l6Ur354A :2008/02/20(水) 23:05:52 ID:mC5t9q1n0
【5話】VS. コンドル・ジオグラフ
キザマロはTV局の人間と仲良くなった縁で、ナスカならぬナンスカに空から人間が降ってきたという情報をキャッチした。
ナンスカは失われた大陸・ムーを信仰する国。ムーの伝承が多く残り、その巨大な地上絵で世界に知られるエキゾチックな土地である。
急いで不法入国してみれば、なんとゴン太が現地民にムーからの使者として崇められている。更に具合が悪い事に、ゴン太は記憶を失っていた。

食い意地につけこむ作戦も失敗し、万策尽きたかと思われた時、ナンスカにソロが現れた。
ムーの名を騙るゴン太に対し、冷たい怒りを向けるソロ。ソロの描く文様は、ナンスカの地上絵そのままだった。
ゴン太を殴り飛ばすソロ。吼えるロックマン。
自分の体はどうなったって構わない。また友達を失う辛さと比べれば全然マシだ!僕が絶対に守る!

な、なんてこった。そびえ立つゴン太フラグ。ここに来てゴン太がツンデレと同じステージに立ちやがった。
これからはスバル・ミソラ・ルナ・ゴン太の四角関係に注目していこうと思います。
ガチバトルを制したロックマンの前に割り込んだのはオリヒメの腹心・エンプティ。傷ついたソロはエンプティに連れ戻されたのだった。

翌日。殴られたきり目を覚まさないゴン太を起こすため、一計を案じるキザマロ。
ナンスカの族長がゴン太のために祈りを捧げている所へ闖入するスバル&三馬鹿トリオ。牛丼を取り出してクネクネ踊るツンデレ。
ねぇ〜ん、ゴン太起・き・てぇ〜ん♥早くしないとスバルくんとキザマロに食べられちゃ・う・ぞ♥

……。僕らの愛したツンデレは死んだ。これからはスバル・ミソラ・ゴン太の三角関係に注目していこうと思います。
委員長も恥を捨てて頑張ってるんだから!フォローする振りをして傷口に塩を塗りこむスバル。基本っすよね!
委員長の手作り牛丼……喰わずに死ねるかーーー!ここに一人の駄メンズが生まれた。記憶は戻ったようだが、人として大事な何かを失った。

偽者だろうと構わぬ!ゴン太を傀儡に仕立てようとする村長を、怪物「タベルンスカ」を気取ったロックの一発芸が撃退する。
村長という司令塔を失いナンスカ住民が動揺している間に車をかっ飛ばして国外脱出を図る小学5年生たち。
勿論スバルはパスポートが無いので一人だけ別ルートで不法出国。やりたい放題だな。
大丈夫よね……?いつものようにスバルを案じるルナにお得意の「心配しないで」を囁き、ツンデレ反応を存分に楽しむスバル。はいはい星河星河。

ロックマンがスカイウェーブに逃げ出した頃、ナンスカではソロにライバル心を燃やすハイドが現れ、村長にコンタクトしていた。
コンドル・ジオグラフに変身する村長。村長が最初に取った行動はゴン太たちを連れ戻し、ムーを侮辱したとして生贄にする事だった。
生贄への処遇。それは永遠にくすぐり続けること!村長、委員長は私に任せてください。

そんなこんなで村長をしばき倒すロックマン。全ては文明に取り残されたナンスカを憂う一心だったのだ。今のままでいいと慰めるゴン太。
ナンスカの国おこしのため必死に知恵を絞る子供たちを見て、村長は自らの過ちに気付いた。
ナンスカの民たちは心優しき英雄ゴンターガとしてゴン太の石像を築き、末永く崇めたのだった……。
145流星のロックマン2  ◆l1l6Ur354A :2008/02/20(水) 23:06:51 ID:mC5t9q1n0
【6話a】VS. ハープ・ノート
自分たちの前例から海外のニュースを調べていたゴン太。結果、バミューダの航空機墜落事故にてミソラを発見する事に成功する。
喜びも束の間。ロックマンが勇んで迎えに行けば、ミソラは何故か頑なに帰還を拒否した。
ブラザーバンドを断ち切り、ハープ・ノートの音符でロックマンを倒すミソラ。失意のままスバルは家に帰って不貞寝する。

3歩進んで2歩下がるのが大好きなスバルは、毎度おなじみ練炭モードに陥っていた。
ヒルズを歩く傷心のスバルの元にエンプティ、そして覚醒ブライが現れる。禍々しい瘴気を纏うブライには、一切の攻撃が通じなくなっていた。
その秘密は「孤高の証」。電波、人間……全てのふれあい、あらゆる絆を強制的に断つ古代の遺産。
自分以外の全ての人間との関わりを拒絶し、永遠の孤独を受け入れなければ、決して使いこなせる事のできない禁断の力……。

何という事でしょう。ソロは遂に引き篭もりとしての最終変化を遂げてしまいました。

説明してくれるエンプティ。これはこの男の心の壁をそのまま具現化したものなのだ。
動じるスバル。人との関わりを嫌っているのは分かっていたけど……。
舌打ちするロック。まさかそこまでやるとはな……。
満足げに笑うブライ。えぇ!?

そこは怒れよ!みんなお前を持ち上げる振りして馬鹿にしてんだよ!
第一、心の壁なんてニートにとっては標準装備である。大した事ねーな星河。

間一髪の所を助けてくれたのはハープ・ノート。ミソラちゃん!やっぱり戻ってくれるんだね!
未練がましい元彼の言葉をさえぎるハープ。これが最後だと思って。今の私はエンプティの部下。自分の意思で選んだの……。
突然の寝取られ宣告。これ以上無いほど絶望するスバル。だが全く同情できんな!
思い知れ星河!お前に散々気を持たされてきたツンデレは、今のお前と同じような気持ちを幾度となく味わってきたのだ!

とは言いつつ、実はミソラが敵に従っているのは「従う代わりにスバルに手を出さない」という交換条件のためだった。
体は汚れても心は汚れないのだ。だから自分のために体を差し出した彼女というシチュエーションに興奮してはいけないぞ、スバル。人として。

さらに翌日。またしてもツンデレ達を避けようとしたスバルだが、既にパターンは読み切られていた。連行されるスバル。
ヤクザのような因縁をつけるツンデレに、足の震えが止まりません!と縮み上がる男ども。
観念してミソラの裏切りを白状したスバルにツンデレ激怒。

本当に馬鹿ね!あなたミソラちゃんの何を見てきたの?あの子が裏切るはずない!あなたを巻き込みたくないからに決まってるじゃない!
驚くスバル。泣きながら続けるルナ。あの子の気持ちを考えたら涙も出るわよ!辛いのを必死に隠して、悪者を演じて……同じ女の子だもの!分かっちゃうわよ!!

その涙で、ミソラにこれ以上冷たい事を言われたくなくて逃げていただけだと気付いたスバル。気持ちは吹っ切れ、バミューダに向かうのだった。
146流星のロックマン2  ◆l1l6Ur354A :2008/02/20(水) 23:07:51 ID:mC5t9q1n0
【6話b】VS. ブライ
ハープ・ノートと激突するロックマン。一人で傷つく君を見るくらいなら、二人で一緒に傷ついた方がずっとマシだ!
スバルの情熱はミソラに届き、二人は再び手を取り合いブラザーとなったのだった。

敵がミソラを必要としたのは、ムーの秘密が眠るバミューダを突破するためにハープの力が不可欠だったため。
ハープは電波の声に耳を傾ける事によって、あらゆるものを遭難させるバミューダの正解ルートを知る事のできる唯一の存在なのだ。
二人は敵よりも先にムーの秘密を手に入れるため、バミューダの奥へと進んでいく。

バミューダ最奥、ムー大陸の封印された場所に到達した二人はエンプティーに尾けられていた事を知る。
エンプティーの真の作戦はハープをダシにする事によって、ロックマンの持つオーパーツとムー大陸を再び巡り合せる事にあったのだ。
かろうじてエンプティーを退却させる事に成功するロックマンだが、そこにブライが現れる。
ハープ・ノートはロックマンを逃がそうとして、ブライに致命傷を負わされてしまう。

俺はいつも一人だった。ムーのたった一人の末裔。ムーの力を持ち電波変換できる俺はいつも化け物扱い。いつしか俺は攻撃の対象になっていた。
奴らはいつも複数で俺を襲ってきた。しかしそういう奴は決まって一人では何もできない卑怯者だった。
俺は絆など信じない。虫唾が走る……いつも絆を口にして立ち上がるお前の存在は絶対に許せない!お前の全てを否定する!!

凄まじい気迫で迫るブライに立ち向かうロックマン。僕は弱い。みんなに支えられて何とか生きている人間だ。
だからこそ絆の大切さが分かる。ミソラちゃんが教えてくれた。だからこそ、一人ぼっちの君の強さには負けられない!

全ての力を使い果たし、孤高の証を打ち破るロックマン。ロックマン、ブライ、ハープ、全員が倒れたその場に悠々と現れたのはハイド。
素晴らしい脚本だ……ソロもエンプティーも失敗したオーパーツ奪還を、この私が成し遂げたのだ!
奪われるオーパーツ。スバルはなんとかミソラを連れ帰るが、あまりの重体にミソラは集中治療室に運ばれた。

その頃、ハイドがオーパーツを持ち帰った事により、敵はムーの力を完全に手中にしていた。
敵首領・オリヒメは遂にその姿を現し、失われたムー大陸を復活させ、一握りの天才による選民支配を実行せんと、今まさに全世界に宣戦布告したのだった……。
147流星のロックマン2  ◆l1l6Ur354A :2008/02/20(水) 23:08:52 ID:mC5t9q1n0
【最終話a】VS. ラ・ムー
戦って、ロックマン。私のヒーロー……。ミソラの言葉を胸にひた走るスバル。復活するムー大陸。

オリヒメは世界中に電波ジャックで一方的な支配を告げた後、みせしめとして海に大穴を開けた。
オリヒメは数年前に世間を騒がせた超天才科学者にして、マテリアルウェーブの産みの親。
そして古代に遺跡に訪れた時期を境に、遺跡を荒らした盗賊として世界中に指名手配された渦中の人間だった。

もはや次にムー大陸が姿を現した時に直接乗り込むしかない!そう決意したスバルとロックは潔く早寝するのだった。大物だぜ。

同じ頃。ソロを始末しようとするエンプティー。ソロの放った斬撃でエンプティーの法衣が切れ、下から生気の無い男の顔が覗く。
その様相に、ソロは驚愕の思いを抱くのだった……。

翌日。ムーの選民基準。世界中に電波体をばら撒いて人々を襲わせ、最後まで立っていられた者をムーの国民とする!
慌てて町民を助けに行くスバル。だが、助けられた町民たちの絆の力は皆ゼロに。誰もが我が身可愛さに争いを始めた。
ムーは無限に電波体を生産できる。もう一刻の猶予もならない。

ムーに向かおうとするスバルの元にツンデレから電話が入る。
やっぱり行っちゃうの?戦いに……。なら、行く前にもう一度だけ話がしたい。うちで待ってるから……。
ラブラブイベントかと胸を弾ませてルナの家に行けば、三馬鹿全員が集結していた。消えな下僕ども。お呼びじゃないぜ。

ツンデレおよび邪魔者2名と話し込んでいると、重体のはずのおミソが登場。スバルに「滅びの文明展」の事を思い出させる。
ダイナソー、シノビ、ベルセルク。いずれも滅ぶ前に絆の力が弱くなったと解説された事を。人類が滅ぶ?止めなきゃ!

立ち向かおうとするスバルにルナが涙ながらに言う。スバルくん、一つだけ約束して。
言っとくけど、この約束を破ったらただじゃ置かないからね!ブラザーも切るからね!
絶対……絶対帰ってきて!

いつものように気圧されるでもなく、穏やかに頷くスバル。……約束する。
地球を頼んだぜ、スバル!辞典には載ってないけど僕は信じてます……ロックマンに不可能は無いって!
ゴン太とキザマロも泣きながらエールを送る。

ミソラが告げる。独裁者オリヒメには唯一人ブラザーがいる。それがエンプティー。エンプティーには気をつけて……。
さらに告げるミソラ。
私、泣かないよ。だってこれは最後じゃないから。また絶対会えるから!気丈な言葉とは裏腹に、こみ上げる嗚咽。

ありがとう、みんな……。行ってくる!絶対帰ってくるから!ムーとの最終決戦が始まった。
148ゲーム好き名無しさん:2008/02/20(水) 23:31:58 ID:EcK8t5so0
支援
149ゲーム好き名無しさん:2008/02/20(水) 23:34:51 ID:8DY7XCCCO
あ、ひょっとして連投規制?
150ゲーム好き名無しさん:2008/02/21(木) 00:09:49 ID:OQZkxabz0
>>流星のロックマン

 ま た あ ん た か w

毎度デタラメなようで間違ってない解説乙です。
1はやったけど2はやってない俺にも
2の内容がとてもわかりやすくかかれててGJ!
151流星のロックマン2  ◆l1l6Ur354A :2008/02/21(木) 00:14:12 ID:tmYFWWyI0
【最終話c】エピローグ
ロックマンの前に倒れ去るラ・ムー。オリヒメは最後の手段として、ムー大陸を地上にぶつけ、自爆させる作戦に出た。
阻止せんとするロックマンの行く手を遮るエンプティー。その素顔に愕然とするロックマン。エンプティーは人の形をしたマテリアルウェーブだったのだ。

オリヒメが告げる。かつてオリヒメが愛した幼馴染・ヒコ。彼は愚か者による無益な戦争によって帰らぬ人となった。
ヒコを蘇らそうと科学者を目指したオリヒメ。そうして生み出されたのが世界最初のマテリアルウェーブ・エンプティーだった。
しかし結局は失敗だった。どうしてもヒコの記憶を蘇らせる事ができなかった。そこにいるのはヒコの形をした道具にすぎなかったのだ。

諦めた。諦めようとした。だが。オリヒメにはエンプティーを捨てる事ができなかった。
いつか記憶が宿るかもしれない。いつかヒコのように語り掛けてくれるかもしれない。その思いがいつまでも頭を離れてくれなかった……。

ヒコはもう戻らない。その思いはやがてヒコを死なせた世界全てへの憎しみに変わった。世界を変えねばならぬという使命感を生んだ。
もし神がいたならば、愚かな君主のためにヒコが死ぬ事はなかった!もし神がいたならば、ヒコを蘇らせるのに失敗するはずもなかった!
なんとでも言うがよい!そなたに分かってもらおうとは思わぬ!

その時。ラ・ムーは出力限界を超えた。衝撃からオリヒメをかばったエンプティーに最期の時が訪れる。
申し訳ございません……結局、最期まで記憶を宿らせる事はできませんでした……。
驚愕するオリヒメ。完全無欠の従僕であるエンプティーがそんな事を気に病んでいたとは、夢想だにもしなかった。

オリヒメ様の願いをかなえたかった。せめて一言でもヒコ様の声を聞かせたかった。それが貴女への恩返しになると思って……。
恩返しなど必要ない!外聞をかなぐり捨てるオリヒメ。そなたはヒコではなかった。しかし……妾の心は満たされた。そなたが傍にいる事で!本当だ!

今わの際。エンプティーはただ祈った。神よ……もしあなたが本当に存在するのなら。……一言だけでいい。オリヒメ様に、ヒコ様の声を……。
泡沫と消えるエンプティー。くずおれるオリヒメ。最初は確かにヒコの代わりだった。だが、いつしかエンプティーは掛けがえの無い存在になっていたのだ。
妾はまた大切なものを失ってしまった……。スバルは声をかける事もできず、傍らに佇むしかできなかった。

泣かないでくれ、オリ……。スバルが、ロックが、オリヒメが。確かにその耳で聞いた。その声は紛れもなくヒコのものだった。
もう神になるなんてやめるんだ。私たちの絆は優しさと安らぎを与え合うものだったじゃないか……。
君のために命を捨てた彼のためにも、君はこれからも生きなくてはいけない。オリ……愛しているよ。これからも、永遠に……。
遠ざかる輝き。憑き物が落ちたかのようなオリヒメ。幸せに生きるんだ。それがヒコさんの願いだよ。そう言ってロックマンはオリヒメを許したのだった……。

ムーの落下が始まった。オリヒメを逃がし、落下を食い止めるため一人ラ・ムーに立ち向かうロックマン。
力かなわず倒れたスバルを呼ぶ声。ロックマン様!!それはルナの声だった。スターキャリアーを開けば、そこにはみんなの姿が。
ロックマンの勇姿は全世界に報道されていた。その姿は人々に勇気を与え、誰もが恐怖を乗り越えたのだ。
いつもそうだ。こんなに弱い僕を立ち上がらせてくれるのは……いつだってみんなだった!だからこの手で守ってみせる!絶対に!!

灰燼に帰すラ・ムー。しかしそれはスバルの力が尽きた事を意味していた。ごめん、みんな。僕は帰れそうにないや。
父さん。僕、少しでも父さんみたいになりたかった。僕、少しでも父さんに近づけたかな……?
スバルがムー大陸の中に消えた事を知るのは友人たちのみ。オーパーツは海底深く沈んでいき、世界はただ救世主ロックマンを称えるのだった……。
152流星のロックマン2  ◆l1l6Ur354A :2008/02/21(木) 00:15:58 ID:tmYFWWyI0
【8話】VS. アポロン・フレイム
父親の声に包まれるスバル。そうか、僕死んじゃったんだ……。
スバル、俺は父親として誇らしく思う。だがお前には果たしていない約束がある。お前が誰かを大切に思うように、お前が死んだら悲しむ人が必ずいる。
お前は帰らなくちゃいけない。さぁ、目を覚ますんだ。頑張れスバル。いつも見ているからな……。

コダマタウンで目覚めたスバル。スバルを助けてくれたのはソロだった。
俺が脱出する時、たまたま通り道にお前が倒れていた。だからついでに運んでやっただけだ。
俺とお前は本来交わる事は無い。理解しあう事も無い。ここはお前の居場所だ。居心地が悪くて仕方無い……。そう言い残して立ち去るソロ。
なんという完璧なツンデレ。結局ソロは最後までデレてくれませんでした。次回作が楽しみだぜ。

駆け寄ってくる仲間たち。君はやっぱりヒーローだよ!ミソラが微笑む。
ねぇ、スバルくん。一つだけ言わせて。いつにないルナの言葉。なに?促すスバル。
……おかえりなさい!


というわけで、まったりEXシナリオが始まった。
【おミソ編】 おミソ作「スバルくんのうた」に軽く脳細胞が破壊される。笑顔で狂気を振りまくのはやめてください。
【ツンデレ編】 私の手料理をスバルくんに食べてほしかったの!クッキーはハート型、一口かじれば恋の味。星河ぶっとばしてえなぁ。
【カヲル編】 本編に一切登場しなかったツカサくんが再登場。悪の人格・ヒカルを制御するため、単身自分探しの旅へ……。普通にジェミニになれるのかよ!

そして始まるメイン裏シナリオ「もう一つの未来」。
スバルはムーによって世界が滅びたという、パラレルワールドに足を踏み入れてしまう。
町に人影はなく、善良な電波体は追われ、狩られるとっても世紀末な世界。その世界を圧倒的な力で支配するのは、ムーから生まれし電波体、アポロン・フレイム。
ファントム・ブラックIFは語る。世界を滅ぼしてからはやる事が無くてねぇ……。君たちの世界でも滅ぼそうかなってシナリオさ!
スバルたちの世界とパラレルワールドは繋がってしまった。アポロンを倒さなくては、みんなが危ないのだ。

ファントム・ブラックIFを倒したロックマンは、アポロンの復活を食い止めるため、次々とIF電波体と激闘を繰り広げる。
アポロンの将軍オリガ・ジェネラルを倒し、次元の狭間の最果てへと辿り着いたロックマン。
燃え盛る炎の化身アポロン・フレイムをしばき倒したロックマンは、絆最高!とお決まりのセリフを吐いて元の世界に戻るのだった。

これでようやくこの話もおしまいである。
ゲーム中の全やりこみ要素を極めるとアホみたいに強くなったラ・ムーやブライと戦えるのだが、勝っても特に面白い事は無い。
最後のオマケ、エグゼ・流星1でもお馴染みのコンプリートピクチャーは今作ではなんとクリッカブル。
あなたも是非コンプリートして、星河やツンデレを心ゆくまで突つき回しては如何だろうか。
153ゲーム好き名無しさん:2008/02/21(木) 00:18:41 ID:tmYFWWyI0
みんな支援ありがとう
お察しの通りバイバイなんたらに引っ掛かったっす
反省
面白いゲームはそれだけ見所も多いわけで、短くまとめるのが難しいね。。。
154ゲーム好き名無しさん:2008/02/21(木) 01:29:12 ID:B20PQQqF0
ロックマンの人乙。
今回もハゲワロタw
155ゲーム好き名無しさん:2008/02/21(木) 03:03:24 ID:moVrzXTB0
>>136>>137
長いほうが読み応えあるんじゃね?
156ゲーム好き名無しさん:2008/02/21(木) 03:05:26 ID:moVrzXTB0
>>139
え、うそ。
「その発想は無かった」って言わない?日常の井戸端会議とかで。
157ゲーム好き名無しさん:2008/02/21(木) 07:47:40 ID:xcyFf31N0
日常での使用頻度は高くないだろうが、2ch用語じゃないな。
158ゲーム好き名無しさん:2008/02/21(木) 08:27:55 ID:j7rq7mhjO
エグゼの頃から2CHネタは恒例なのでスタッフは狙って使ってると思う。
小一時間説教してやるのによ!とかあったし。
159ゲーム好き名無しさん:2008/02/22(金) 01:13:49 ID:OamAycao0
F.E.A.R.とバレットウィッチなら書けるけど、需要あるのかなぁ
とりあえず予約
160F.E.A.R.:2008/02/22(金) 01:19:52 ID:OamAycao0
本編のみ。名詞は適当に訳している。
断片的にかつ徐々に真相が明らかになるので、本編で明らかになる順で書くのが難しく、事件が起こった順で書きますがご了承ください。


登場人物

アーマカムテクノロジー社
ATC。年間の収入80億ドル、社員6万人の大企業。
航空・宇宙開発・軍事に関わる会社。
米軍と契約して、指揮官のテレパシーで動くクローン兵士軍団を研究していた(オリジン計画)。

F.E.A.R.
米軍の下部組織である特殊部隊First Encounter Assault Recon。
超常現象を扱うため、変わり者扱いされている。

主人公
本名不明。FEARの新人隊員。反射神経が異常。
161F.E.A.R.:2008/02/22(金) 01:20:24 ID:OamAycao0
何十年か前、ATCはオーバーン地区の軍事施設を政府から購入。

ATCの役員ハーラン・ウェイドの末娘アルマ・ウェイドは当時7歳だったが、
悪夢や幻覚に悩まされ、発作やヒステリーをおこす人物だった。
ウェイドの仕事仲間マーシャル・ディズラーはアルマにテレパシーの能力があり、
人間の負の感情を察知していると推測した。
8歳になる2日前、アルマを周囲から隔絶するため、
オーバーンの地下施設にある特殊な区画(ヴォールト(納骨堂)と呼ばれる)
にある機械(チャンバー(部屋)と呼ばれる。水がたまった宙に浮かぶ球体。まるで子宮)に封じ込めた。

20年位前、ATCによりオリジン計画が始まる。
指揮官のテレパシーで命令されるクローン兵士の軍団を作ることが目的。
中心人物はマーシャル・ディズラー、ハーラン・ウェイド、チャールズ・ハベガーなど。
ウェイドはテレパシー能力が遺伝すると考え、アルマの遺伝子を操作して男子を妊娠させる。
アルマが15歳の時、一度ヴォールトから出され、第1のプロトタイプを出産。
この時、連れ去られるわが子に「赤ちゃんを返して! 私の赤ちゃんよ」と叫んだ。
しかし、この第1のプロトタイプにテレパシー能力はなかった。
次いで第2のプロトタイプであるパクストン・フェッテルを出産。
こっちにはテレパシー能力があった。
162F.E.A.R.:2008/02/22(金) 01:20:56 ID:OamAycao0
指揮官として訓練中のフェッテルが10歳になったころ、アルマとシンクロし暴走。
ATC職員が数人死亡し、オリジン計画は中止。ヴォールトは封鎖。
チャンバーへの電力供給もなくなり、封鎖から6日後にアルマは死亡。

10年前、ATCに特別委員会が発足し、オーバーン地区の調査を行う。

数週間前、ATCの女社長ジェネヴィーヴ・アリスティードによりオリジン計画再開。
特別委員会により、オーバーン地区にヴォールトが原因と思われる
水質汚染が広がっていることが判明。
これらの解決や維持費のかかるヴォールトの整理が目的だとアリスティードは主張。
しかし、ウェイドはヴォールドの開放に強く反対。

数日前、主人公がF.E.A.R.に配属される。

ゲームスタート時、フェッテルが再びアルマとシンクロ、クローン兵士を掌握。
クローン兵は普段精神が活動しておらず、テレパシーで動くため、
フェッテルを殺せば活動を停止する。
F.E.A.R.隊員の主人公やジャンコフスキらとデルタフォースは
フェッテルに埋め込まれた発信機を頼りに、オーバーン地区にある廃墟を捜索。
その後たびたびアルマ(見た目は8歳)やフェッテルの霊体が主人公に語りかける。
奥でチャールズ・ハベガーの死体が発見される。
血まみれの分娩室を発見するが、これはプロトタイプが生まれた場所。
フェッテルを発見するが不意打ちされ、主人公は気絶して取り逃がす。
フェッテルの信号を追い波止場の工場へ移動。
アルマの霊体が現れ、ビーム攻撃やサイコキネシスによりデルタフォース隊員は全滅。
その後、アルマの霊体が現れ施設を爆破。下水処理場へとフェッテルを追うが、
特別委員会メンバーのビル・ムーディーの死体を発見。ジャンコフスキが死亡する。
163ゲーム好き名無しさん:2008/02/22(金) 01:21:32 ID:OamAycao0
ATC本社がクローン兵に襲撃される。
主人公とデルタフォース隊員2人はヘリでATC本社へ向かうが、
デルタフォース隊員は待ち伏せされた敵により殺される。
その後、死んだはずのジャンコフスキの信号をキャッチするが、
霊体になって主人公に語りかけるのみ。
ATC本社でクローン兵に尋問されていたアルダス・ビショップを発見、
救出するもATC警備員により口封じに殺される。
途中ATC関係者と見られるアロハシャツのデブ、ノートン・メイプスに遭遇するが、
彼は明らかに主人公の邪魔をし殺そうとする。
さらにクローン兵により拘束されていたウェイドの娘アリスを発見。
しかしヴォールトにいる父を救おうと勝手な行動をとって、一人でヴォールトに向かう。

この間、フェッテルやジャンコフスキの霊体はゲーム開始以前について断片的な情報をもたらす。
『俺とお前は彼女から生まれた』『彼女はお前を恐れている』など。
またATCにある留守電を聞くことで、様々な事実が浮かび上がる。

ジン、ホリデイらとともにヘリでヴォールトに向かうが攻撃され墜落。
主人公以外は死亡又は負傷したため、主人公は単身地下施設に乗り込む。
奥でメイプスが関係書類などをを燃やし破壊し証拠隠滅しており、
テレビ電話のようなものでウェイドがそれを必死で止めているところに遭遇する。
さらにヴォールト前でウェイドに銃撃されて負傷したメイプスを発見。
メイプスはヴォールトを破壊し、証拠隠滅するようアリスティードに命令されていた。
しかしウェイドはそれに反発していた。ヴォールトに潜入する。

アリスがフェッテルにより連れ去られ食い殺される。
精神世界に引きずり込まれた主人公は、そこでフェッテルを殺す。
扉の向こうにチャンバーとウェイドを発見する。
ウェイドは「彼らは彼女を滅ぼそうとしている。
しかし、彼女はもう十分に苦しんだ」といって、アルマをチャンバーから開放。
現れたアルマの霊体は成人女性の姿(全裸)をしており、ビーム攻撃でウェイドを殺す。
164F.E.A.R.:2008/02/22(金) 01:22:03 ID:OamAycao0
さらに無数の幽霊(クローン兵の霊?)により、主人公は攻撃される。
施設を破壊するしかないと考え、主人公は奥の動力炉に向かい核爆発の準備をする。
その後、精神世界に引きずりこまれ、アルマに遭遇。
抱きつこうとしてくるが、これを銃で撃つ。
(抱きつかれるとアルマは主人公をあの世に連れ去るので、死んでゲームオーバー)
間一髪地上に脱出し、ジン、ホリデイとともに爆発からヘリで逃げる。
しかし、開いたドアからアルマが乗り込んできて暗転。

場面は変わり、上院議員とアリスティードが密談をしている。
アリスティード「第1のプロトタイプは完全に成功でした」
第1のプロトタイプは主人公であり、テレパシー能力はないが、
その高い反射神経を用いて強い兵士に仕立て上げようとしたのが
今回の計画の一部だったようである。


以上です
この後は拡張パックに続きますが、本編のメインスタッフがいない状態で作られたものです。
正統な続編は現在開発中。
165ゲーム好き名無しさん:2008/02/22(金) 03:29:36 ID:mH/89YzA0
> 流星のロックマン2
あれ、最終話bは?
166ゲーム好き名無しさん:2008/02/22(金) 16:53:54 ID:I4P/y6ZsO
フィアーおつです!
167ゲーム好き名無しさん:2008/02/22(金) 19:32:07 ID:vWqnjGKg0
前スレの558、このスレの>>166までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。

3ヶ月以上過ぎたので

●途中 から
・龍が如く
・すばらしきこのせかい
・Neverwinter Nights 2
・クロス探偵物語
・ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊

●執筆予告がある物 から
・BOUNTY SWORD DOUBLE EDGE

を、それぞれ消しました。

「トラスティベル 〜ショパンの夢〜」のページに、ウィキペディアの記事からのコピペが貼られていました。
外部サイトに書いてある内容がそのままコピーされているのはまずいかもしれないと思ったので
該当部分を削除しウィキペディアの該当記事へのリンクを代わりに書き足しました。
168ポイズンピンク ◆l1l6Ur354A :2008/02/22(金) 19:41:24 ID:GZJUAvL30
獄界ベセクの出現と同意にルナーシュ姫が失踪。バルド王は姫は魔人に攫われたと発表する。

テージ編
魔書リベル・アウローラを持ち魔人ラナンキュラス(通称ラキ)を従える少女テージは
セベクに眠るという究極の毒を求めベセクへとたどり着く。
魔人に襲われていた少年ルティカを無理やり従属の呪いで支配し迷宮を進む。
ルティカは魔人と人間のハーフで父である魔人を殺す為に究極の毒を求めていたが
テージがラキに利用されていると思い助けようとするが、テージは承知の上だった。
魔人はルナーシュ姫をイゼットと呼び女神を召喚しようとする。だがベセクの最奥にいたのはバルド王。
代々魔人の力を取り込んできた王家(女系)の先代女王の力を奪い、今姉を生贄に女神の力を
手に入れようとする父を殺したテージは究極の毒を手に入れ迷宮は崩壊する。
169ゲーム好き名無しさん:2008/02/22(金) 21:40:25 ID:Z/7VNpPZ0
>>165
bはないよ。
だって星河スバルは a( )c (えーかっこしぃ)だから・・・フッ。


ごめん単純に間違った!
170ポイズンピンク ◆l1l6Ur354A :2008/02/22(金) 21:57:53 ID:GZJUAvL30
オリフェン編
騎士団長であり姫の婚約者であるオリフェンは議会の決定を待たずベセクに向う。
公爵デュファストンから餞別に貰ったのはテージが持っていたのとそっくりな魔書だった。
探索途中でルナーシュ姫と遭遇するが、姫は王たる証を持たない偽りの団長の手など借りないと去っていく。
功をあせり仲間を省みない態度に憤るマリィ。彼の幼馴染のローグはそれを諌める。
実は元々ローグが騎士団長であり王から単身竜討伐の任を与えられた際呪いをかけられている。
ベセクの魔力に当てられ竜の亡霊に乗っ取られそうになるローグだが助かる方法が見つからない。
そんな中、魔人と相打ちになった勇者と同じ名前の傭兵ロンデミオンから己自身のあり方は問われたオリファンは
団長としての役割を捨て一人の男として友も姫も救うことを決意する。
竜の天敵となる魔人の力を得る事でローグの呪いは解ける。団長の座を返そうとするがローグは断った。
ベセクの最奥。姫を生贄にしようとしたバルド王を倒し無事姫を救出するのだった。
171ポイズンピンク ◆l1l6Ur354A :2008/02/22(金) 22:12:32 ID:GZJUAvL30
ハーシュ編
政権を握ろうとする教皇派と反対する師匠を助ける為、神官ハーシュはベセクへ向う。
彼女も旅に出る前に魔書を受け取っている。
実は彼女はルナーシュの妹(真ん中がテージ?)で魔人の力を受け継いでいる。
これまでは必死に邪悪な自分を抑えてきたがベセクを進むうちにペルソナとして顕在化
倒すことに成功したものの生贄として資格を失う。師匠も魔との戦いで死亡するが
その意思を受け継いで迷宮の最奥へ、姉を生贄にしようとする父を倒す。
その後、教皇の排除に成功した彼女は教会の建て直しを頑張る。

ロンデミオン編
25年前、魔人シェイプシフターと共に消えた勇者その人だが、本人は傭兵と言い張る。
公爵から本をもらったという少女を連れてセベクの奥に進むが、本を盗まれたと公爵が追いかけてきて
なんだかんだと同行することに。時間がないといいながら魔人を探す元勇者。
実は彼は仲間の魔道師だったバルドに騙され魔人もろとも殺されかけた過去があった。
少女が魔人であり、デュファストンこそシェイプシフターだと最初から気づきながら
ただ愛した前王女の仇をとった勇者は崩れ去る迷宮に一人残る。彼の剣が刺さった墓には花が添えられていた。
172ポイズンピンク ◆l1l6Ur354A :2008/02/22(金) 22:25:42 ID:GZJUAvL30
デュファストン編
4人の人間を利用しバルド王を倒したもののその度に時は巻き戻り王は蘇る。
繰り返される時の中で魔書の力を手に入れたシェイプシフターは自らの手で決着を付けにいく。
テレビの前にいるプレイヤーこと「介入者」に話しかける彼
それは封印されていたリベル・アウローラを姫に渡しベセクを召喚させたのは彼であり
自分を利用しようとしたバルド王の目的を知り邪魔することだった。
王を倒し全てが終わる筈だったが何も起らない。現れたテージは私達の結末と違って女神像が崩壊しないことを指摘する。

ファイナルシナリオ
女神像の前に集うテージ、オリフェン、ハーシュ、ロンデミオン、デュファストンの5人。
彼らの前に現れた姫は魔人の崇める女神であり、人類を生み出した神だった。
神はこの場所に至った者達こそ世界を破壊する究極の毒だと指摘し滅ぼそうとするが
返り討ちにする。王家がある限り蘇ると言う女神だがオリフェンはそんなことさせないと誓う。
そんな彼を見てハーシュは姉が彼を本当に愛していたことを知り手伝おうと決意。
女神が死んだことで空間が崩壊する。役目を終えたかのように魔書も消滅するが
テージの手には魔書とそっくりの本があった。介入者に感謝の言葉を述べ彼女は闇へと消えていった。
173ゲーム好き名無しさん:2008/02/23(土) 06:22:58 ID:PTwNB8gA0
ルドラの秘宝が書くの終了したから投下してみる。相当長いです。
後、既にまとめの方に3日目くらいまでだけ中途半端にありますが、
見てみると不十分なので、そこも書きました。
ちなみに、ストーリーは相当分かりやすく保管しましたが、元のストーリーが難しめなため、
(話を聞くためのフラグ回収やストーリー自体が分かっていないと分からない語などが連発)
分からない内は軽く飛ばしてくれればOKかと。
長いため、のんびりとまとめて行きます。
174ルドラの秘宝:2008/02/23(土) 06:23:27 ID:PTwNB8gA0
はるか昔…天は大地のために多くの命を産み落とした。
ダナン神族、水棲族、ハ虫類族、巨人族…
しかし天が望む程の力は彼らには無く、彼らは大地より消えていく。
そして、天は人間族という命を産む。大地に長き栄えをもたらすべく…
だが、汚染され尽くされた大地をおさめていた人間族も、後16日で滅びの時を迎えようとしていた…

(補足・用語説明)
ダナン神族他3種は絶滅した訳ではなく、細々と暮らしている。この世界では4000年周期で主となる族が変わる。
その時の支配種が滅亡して、新たなる種が繁栄するのである。
その事を各種族の一部の賢人は知っているため、滅びが近い事を感じ取っている人もいる。
また、このストーリーとなる世界は、人間族周期の2000年辺りから急激に環境が悪化。
空気、大地、水等が劣悪なものへと転じ、日光さえも人々の目には届かないものとなってしまっている。

言霊→呪文、魔法のようなもの。念じればどのような言も言霊となる。
ルドラ→4000年周期でやってきて、その時の主となっている種族を滅ぼすもの。巨人のルドラ、ダナン神族のルドラ、等という感じで複数存在。
例えば巨人のルドラは巨人族を滅ぼすのではなく、その一つ前の種族であるハ虫類族を滅ぼした。
ラゴウ石→ルドラと密接な関係があると言われている石。ルドラが入っている化石のようなもの。
ジェイド→ラゴウ石にある謎の玉。人間等の生物に埋まる事がある。例えばリザの額にはホーリージェイドがある。この世には4つ存在する。

登場人物(主人公)紹介
シオン→城仕えの勇敢な戦士。無鉄砲な所が玉に瑕。師を追う旅に出る。
サーレント→心静かな言霊師。常に真実を追い求める。過酷な運命に翻弄される。
リザ→生き物と心を通わせる少女。いつも明るく元気。生まれ持った使命に負けず、世界を浄化して行く。
デューン→世界を股にかける大泥棒。腕も良いが口も上手い。
175ルドラの秘宝:2008/02/23(土) 06:24:02 ID:PTwNB8gA0
シオン編(0日目)
ルドラ教団の団員が捕らえられた。教団員を引き取りに行ったロスタムとヒューイを、城壁の上で待つ戦士シオンとその弟分のダグ。
教団員を捕らえたのは女性。東大陸の名家エレミア家の令嬢、フォクシーだった。
取り調べの間フォクシーの相手をするよう言われたシオン達。
とりあえず挨拶をし、フォクシーの事はダグに任せ、ひとまず取り調べの様子を見に行くシオン。

ルドラ教団は、シオン達の師匠ターレス失踪の手掛かり。
無茶な事をやって死なせてしまうわけにはいかないので、短気なシオンは追い出される。

仕方なく牢を出ると、今度は武人の塔挑戦のルール説明をうけるためにクリューヌ王の前へ。
武人の塔とは、クリューヌ国で行なわれている腕試しのようなもので、勝者には兵隊長の地位と栄誉が贈られるというもの。
参加ルールはターレスの言伝で、シオン達3人と、王の選んだ者の4人で参加。4人目の参加者とはフォクシーの事であった。

ここまで説明を聞いたところで兵士が一人、ルドラ教団員が脱走しロスタム、ヒューイの両名が追いかけている事を伝えに入る。
急いで後を追うシオン。南のヴァドの町へ。しかしどこを探してもいない。さらに南にある巨人の塔へ・・・。
塔の頂上には巨人族のルドラが眠るラゴウ石が。教団員の狙いはルドラの持つジェイド。捕まったことも計画の内だったらしい。
しかしそこには先客がいた。巨人族の男スルト。スルトはジェイドを手に入れるが、ジェイドの怒りに触れ暴走、教団員を投げ飛ばす。
丁度その時頂上にたどり着いたシオン達。暴れる巨人に対して果敢に応戦する。
シオンが渾身の一撃で巨人の左腕をぶった切った時、衝撃波が起こり、光り輝く小さな玉がシオンの片眼めがけて飛び出す。
ロスタム、ヒューイ、そしてシオンの3人は気を失ってしまうのだった。

ダグとフォクシーが頂上にたどり着いた時、スルトは我を取り戻していた。
ジェイドが持ち主を選ぶと言う事を悟り、ロスタムとヒューイを塔から突き飛ばしつつ頂上から走り去るスルト。
ダグとフォクシーは気絶したシオンを家へと運ぶのだった。
176ルドラの秘宝:2008/02/23(土) 06:24:24 ID:PTwNB8gA0
サーレント編(0日目)
3980年 巨人の塔でミュンヒ博士により化石が埋め込まれた巨大な石柱を発見。
滅亡と再生をもたらす化石、「ラゴウ石」と命名される。
19年後 竜神の遺跡で博士は再びラゴウ石を発見。

言霊術士サーレントは、師である賢者ソロンから「ラゴウ石を追え」とだけ言われ、レギンと共に博士の発掘を手伝っていた。
ハ虫類のラゴウ石からは何か強い力を感じるサーレント。特に、ラゴウ石内部の小さな玉からそれを感じる。
石の側面より玉は「ジェイド」と呼ばれる物であると判明。

巨人族のラゴウ石は8000年前、今回のラゴウ石は1万2000年前の物。石の力が強く危険なため、研究がはかどらない。
しかし聖杯があれば大丈夫らしい。ラゴウ石の研究の為に、エレミア邸へ「聖杯」を借りに行くサーレントとその友レギン。
遺跡の入り口には、発見されたジェイドと同じ紋章が刻まれていた。
177ルドラの秘宝:2008/02/23(土) 06:25:15 ID:PTwNB8gA0
リザ編(0日目)
汚染され尽くされた世界。人々は、かろうじて汚染を免れた地域に、寄り添うように暮らす。

北の大陸…通称・汚染大陸にある、僧侶ゼクウの築いた『カーンの町』。
そこに住むゼクウの孫娘リザは、全ての生命の声を聞くことができる不思議な力を持っていた。
汚染からの救いを求める悲鳴にいよいよ耐えられなくなり、世界を浄化することを決意するリザ。
そんな彼女に、僧侶ゼクウは「難産で亡くなったというリザの母は、実は生きている」ということを教え、
更に「リザの不思議な力は、生まれつきリザの額にある石・ホーリージェイドによるものだ」と告げる。
リザの母アクアは、ホーリージェイドを持つリザが、将来、世界を救う運命にあることを予言していた。
そして、リザがその過酷な運命に立ち向かわないで済むように、先手を打って浄化の旅に出ていたのだった。
ダナンの預言書…『光の中でおどる者』『闇の底よりめばえる者』『青い命をまもる者』を従える救世主をうたった預言書…
それに隠された一文、『全ての生命が滅亡の使者を迎える時、その者体に光る印を宿す選ばれし者の一人としてこの世に生をうける』
これは間違いなくリザの事を詠った文だ。自分が救世主としての道を歩めば、きっと母の行方と交差するに違いない。
希望を胸に、ゼクウの指示通り、リザは世界でもっとも綺麗な(浄化された)空気があるという都市『バベル』を目指すのだった。
(この町にあるお地蔵様にある願い事をした場合、リザ編11日目が多少分岐する)

バベルとカーンの間にある『レムの森』。
そこでリザは、バベルの警備兵に追われていた青年『ガーライル』と出会う。
彼の話では、バベルの市長は『空気を浄化する装置』を所持しており、それを使って金儲けをしているとのこと。
汚染された世界で、清浄な空気を盾に高額の税金を巻き上げる市長を許すことはできない、と憤るガーライル。
バベルは危険な街だから自分のところに来ると良いという彼の申し出に甘え、同行することに。
178ルドラの秘宝:2008/02/23(土) 06:27:37 ID:PTwNB8gA0
シオン編(1日目)
自宅で目を覚ますシオン。「何か」が直撃した片眼には眼帯が施されていた。
自宅にいたフォクシーと共に、ロスタムとヒューイを探すダグの後を追って再び巨人の塔へ。6階で会ったダグに家に帰るよう言って頂上へ。
頂上に辿り着くと突如雨が降り出す。淀んだ雨を尻目に、ラゴウ石の所に。巨人のルドラの目が光ったかと思うと床が沈み下の階へ転落。
スルトによって拘束されていた巨人テュールを解放し、仲間にする。テュールによると、スルトを探せる人物を知っているとの事だった。
その直後、何故か突如覚醒してしまった巨人ルドラ、『アビリジャ』が降ってくる。
アビリジャは聖域を汚す者とこちらを断定し、襲い掛かってくる。何とかアビリジャを倒すと、彼は石に戻る。
テュールは、ジェイドの行方が気がかりだったが、スルトが持っていると考える。
そして、町に戻った一行は、スルトを追うためにラミレスという人物を捜すようダグに頼む。
城の正門で大臣が待ってると言うので会いに行く。シオンの目の負傷、そしてロスタム、ヒューイを失った今、武人の塔への挑戦はできない。
…と思われていたが、シオンは目は眼帯越しに普通に見えると言う。王が調べてみると、そこには何やら玉が…驚くテュール。
結局、シオン・フォクシー・テュールの3人で武人の塔に挑戦する事になるのだった。

サーレント編(1日目)
既に話は通っており、快く聖杯を貸し出そうとするエレミア。しかし宝物庫には先客がいた。
2人組のトレジャーハンターはエレミアを突き飛ばし聖杯を奪うとさっさと逃げ出してしまう。
2人組は着地の際に失敗し、聖杯を落っことしてしまう。その時のショックで聖杯の力が発動したのか、突如雨が降り出す。
サーレント達は洋館の門前で2人に追いつくが、まんまと逃げられてしまう。
エネルギーを封じると言われる聖杯の代わりになる物がないか、港町オリアブで休むミュンヒ博士に相談に行く。
博士は、聖杯は「魔封三器」のひとつで、サーレントの師である賢者ソロンなら他の二つが何処にあるか
知っているだろうと言う事で、ソロンに会いに小舟に乗ってトール火山へ。
途中樹海を通るが、その際トカゲのような少年と人間らしき少年の二人が橋の上を渡っていくのを見る。
トール火山に付いたサーレントは、持っていたマグマストーンの力でマグマを通りソロンに会う。
サーレントは以前ソロンの予知によってラゴウ石に関係する禍が起こる事と、その禍にサーレントも関係するという事を聞きミュンヒ博士の下へと訪れたのだ。
そのソロン曰く、魔封三器は冥界からのエネルギーを防ぐ力がある。
その一つが夜のホルンの祠にあるというので、そこに向かうため兄弟弟子のソークを連れて一旦港町オリアブに戻るのだった。


リザ編(1日目)
ようやくレムの森を抜けたリザとガーライル。そんな二人の前で突然雨が降り出す。
(余談だが、この世界の(普通の)雨は一部地域でしか降らないもので、シオンらは雨を知っているがリザ達は見たことも無い模様。)
(これはおそらく聖杯による雨なので全地域で降っている。リザとガーライルは雨を飴のように甘いと考えて口にしてみたりする。)

バベルに着いたリザは、その清浄な空気に驚く。市長は大昔に造られたと言われる空気浄化装置によって富を得ていた。
そして、その直後地震が来る。リザは自身のジェイドが何かを告げている事を感じるのだった。
ガーライルの率いる『バベル反乱軍』…実態は軍とは名ばかりの子供たちばかりだったが、彼らのために市長を倒す手助けをすることに。
ガーライルと共に侵入の計画を練り、決行は明日となる。リザはそのまま疲れ果てた身を休めるのだった。
179ルドラの秘宝:2008/02/23(土) 06:29:59 ID:PTwNB8gA0
シオン編(2日目)
武人の塔のあるダヌルフの町にやってきたシオン一行。
早速武人の塔へと向かう。1回戦、シオン達は楽に勝利する。
審判が勝者シオンの名を告げた直後、何故か会場には眩しい、温かい日の光が差し込む。初めて見る日の光であった。
天がシオンの勝利を祝っている、審判はそう締めくくるのだった。第二試合は明日だ。
勝利後、ダグと会いラミレスの件について聞くが、大陸中探したがラミレスという人物はいなかったらしい。
残る可能性は聖域と呼ばれる場所のみ。
それに、失踪したターレスが最後に会ったのが言霊山の言霊術師ゾラだったと、東の教会の牧師から聞いたそうだ。
クリューヌ王とゾラは仲が悪く、陸からでは聖域に入れない。町の東から小舟に乗って言霊山へ。

ゾラに会い、ラミレスの持っている方舟を探して欲しいと頼む。
ゾラの占いによると、オムパロスの町のヌークという商人に会えということ。
ターレスの行方も聞くが、こちらはわからないという。神聖な場所に兆しが現れるので、その時に再びここを目指すようにともゾラは言う。
ゾラの言は理解できなかったが、とりあえずオムパロスに行くのは明日の第二試合が終わってからという事になった。
シオン達は小舟を使いダヌルフへと戻るのだった。

サーレント編(2日目)
ミュンヒ博士の下へと戻ったサーレントは、ホルンの祠に向かう事を報告する。
ミュンヒ博士が昔訪れた時は魔封三器は見つからなかったらしいが、夜でないと見つからないらしい。
ホルンの祠は樹海を抜けた北。早速向かうことになる。
その時、「外を見ろー!」との声で窓から外を覗くと、蝶の大群が通り過ぎ、大気が浄化され、日光が目に飛び込む。
この現象について各人が色々と考えるものの、とりあえずは目先の魔封三器の入手が先だった。
ホルンの祠に来て、聖衣を入手するがまたもトレジャーハンターに奪われてしまう。何かワケありで集めているらしい。
結局聖杯に続き聖衣も奪われ、ラゴウ石の研究を先延ばしする他無くなってしまった。
サーレント一行は失意のままミュンヒ博士の下へと戻っていく。

リザ編(2日目)
市長ビルに侵入し、途中で発見した『蝶々を閉じ込めた装置』を気にしながらも、守備良く市長クルガンを追い詰め、倒すリザ。
すると、突如として『ラウメーン』と名乗る幻影が現れ、「メイファをこの星に導け」という謎の言葉と、
「人間種族の滅亡まであと14日」という不吉な予言を残し、現れた時と同じように忽然と姿を消すのだった。

滅亡を避けるために、なんとしても世界を浄化しなければと、決意を新たにするリザ。
ともあれ、まずは閉じ込められている蝶の救いを求める声に従い、装置を開放してやる。
蝶が空を舞うと、長年経ち込めていた厚い雲は嘘のように晴れ、陽光が射し……世界中の大気が浄化される。
この蝶々こそ、市長の金蔓であり、汚染前の世代が開発した『生きた大気浄化装置』だったのだ。
こうして大気は浄化されたものの、まだ世界の危機は去っていない。バベルからはオリアブに行く定期船があり、それに乗ることにする。
しかし、出航までの時間、別れの挨拶をするためにリザは一人ゼクウの元に。
ゼクウは、言霊の書が祀られているホルンの祠に行って見る事、母の知り合いのミュンヒ博士を訪ねる事等を言い、リザを送り出すのだった。
定期船に乗ったリザ。そこにガーライルが追ってくる。バベルで力を貸してくれたので、今度はリザの力になりたいとの事。
渋っていたリザだが、結局有無を言わさず船が発進してしまったため、リザとガーライルは二人で南の大陸へと向かう。
180ルドラの秘宝:2008/02/23(土) 06:33:53 ID:PTwNB8gA0
シオン編(3日目)
武人の塔2回戦、第二の武人アマティスタを倒した後オムパロスへ。
ヌークに会うと、トゥーラ遺跡の鍵を借りにきた老人(ラミレス)がどうのこうのと教えてもらう。
トゥーラの遺跡はデルフィ山の頂上にあるらしい。
(サーレントの章3日目でアヴドルに行ってなければ、この後サーレントPTとすれ違う。)
(サーレント達は子供誘拐事件を調査しているようだったが、知り合いではないので会話も無い)
外には大きな方舟(ラミレス所有)がある。入ってみるが、ラミレスはデルフィ山に登っているようだった。

山を登り遺跡に入るが、遺跡の中には既に誰かが居た。2人組の男達は石化した老人を調べている。
トレジャーハンターのデューンとキッドが、老人が小さな玉を握りしめているのを見つける。
玉は、取ろうとするデューンの掌にめり込んでしまう。ひとまず隠れ家に向かう2人とばったり会ってしまうシオン達。
二人の玉が奇妙な反応をするが、わけもわからないうちに二人には逃げられてしまう。その後、なぜか突如石化の解かれるラミレス。
事情を話すと仲間に。が、スルトを追うのにつかう筈だった方舟が盗まれてしまう。犯人は恐らく先ほどのトレジャーハンター。
しかし、ラミレスは何か別の手段を思いついたようだった。武人の塔がその思惑と何か関係するらしい。
とりあえず、三日目の試合に備え武人の塔に向かうため、船でダヌルフへ帰る。
181ゲーム好き名無しさん:2008/02/23(土) 07:36:45 ID:IehlkNbG0
乙。
182ルドラの秘宝:2008/02/23(土) 14:54:47 ID:PTwNB8gA0
サーレント編(3日目)
肩を落として帰ると、奇妙な人形が子供を攫っていく現場を目撃。
子供の親たちに頼まれ、協力する事を約束してミュンヒ博士に報告。魔封三器無しで調査する事を考える。
また、人形は小舟に乗って小島へ逃げたという情報が入る。どこかの教団が関わっているとも。
最近辺鄙な小島にあるファールの遺跡に変なのが出入りしているらしい。船で遺跡を目指す事に。
船着き場に行くと博士は見知らぬ2人(リザ、ガーライル)と相席中。
ホルンの祠に何かなかったかと聞かれた後、応えを聞くや否やリザ達はホルンの祠へ向かう。
リザはジェイドが生まれつき備わっている人間という事を博士から聞くが、とりあえずは船に乗る事に。

ちなみに遺跡のある小島へのルートは2つ。
・オムパロス経由
  オムパロスでシオンPTとすれ違う。商人のヌークから船を借りて小島へ向かう。
  シオンの章で先にオムパロスに行っていると強制的にこちらのルートになる。
・アヴドル経由
  博士達発掘隊と一緒にアヴドルへ。
  レギンの幼なじみで博士の娘ミーミルから船を借りて小島へ。
  こちらに行くとシオンの章ではサーレントと出会わない。

ファールの遺跡の呪術師オズヌ(人形はオズヌが操っていた)を倒し、子供達を解放。
子供達の中に、何処かで見たロロという名の記憶を無くした少年がいる。(一日目の樹海で橋を渡っていた少年の一人)
子供達を乗せた小舟に乗ってアヴドルへ帰還する。

リザ編(3日目)
オリアブに着いた二人。ちょっと休もうと行った待合室でミュンヒ博士と偶然に相席。リザの母と面識があり、尚かつホの字だったようだ。
博士から母の事について聞くが、17年前に会ったきりらしい。母に会う手がかりは女神像らしかったが、それ以外は不明だった。
その時、サーレントPTがやってくる。ホルンの祠に「ダナンの予言書」のことが書かれている事を聞き、ホルンの祠に行く事に。
同時に、母を訪ねるならクリューヌ城に行きなさいという情報を聞く。

祠に行く途中の樹海でセタビザ(+セタビザに捕まっているトカゲ)と戦闘。トカゲを助けてセタビザを蹴散らすと、
トカゲこと自称「は虫類族の王子」ピピンは竜神の遺跡に連れて行けと、勝手に仲間になる。
仕方ないのでホルンの祠に行った後に連れて行く事に(実は行くのは強制ではないので後で無視しても良い)。

祠にある言霊教典を読むと、言霊師のおねいさんが現れ、西の大陸の精神の聖域に行く事を勧められる。
精神の聖域は、言霊師なら必ず行く所らしい。その後、ピピンの要望に従い竜神の遺跡に行く。
ピピンは入り口に着くや、ハ虫類族の復活だ、と浮かれて中に入っていく。しかしその直後、「助けて」の声が。
リザが入ってみると、ハ虫類のような化け物がピピンを襲っていた。急いで迎撃し化け物を撃破する。
戦闘後、ピピンを問い詰めるガーライルだが、ピピンは何もしていないと言う。
ピピンは何故か突然元気を無くし、この遺跡にはもう用は無いと言う。
そして、全種族が生き延びるために、リザ(についているジェイド)の使命の手伝いをするらしい。
3人となったリザ達一行は、クリューヌ城を目指しオリアブを経由して海路でダヌルフへ。
183ルドラの秘宝:2008/02/23(土) 14:56:12 ID:PTwNB8gA0
シオン編(4日目)
船で帰還中、同じ船に乗り合わせた3人組がこちらを気にしていた。
その中にいた女性が近づいて来て、クリューヌ城の人ですか?と尋ねてくる。
両親を探しに来たリザと言う者らしい。詳しい事情を聞こうと近づくと、昨日トレジャーハンターと会った時のような妙な感覚が二人を貫いた。
結局シオンは、王様なら最終戦を見にダヌルフに来るという事だけを伝え、船はダヌルフへと辿り着くのだった。
武人の塔、最終戦。最終戦の相手はシオンの師ターレスも苦戦したという。シオンの要望から1−1の勝負となった。辛くも勝利したシオン。
最終戦の相手は、東の教会に住む牧師ミラーだった。ターレスの事を尋ねるが、最後の任務である謎の教団を追っていたきりらしい。
謎の教団とは、破壊神ルドラの復活を望む集団。その壊滅のための旅に出たという。
ターレスを追う事を決めるシオンは、武人の塔屋上で表彰され、ターレスの任務の引継ぎを命じられる。
そして、勝利者の特権である勇者の玉座に座ろうとしたその時、突然日食が始まり、辺りは暗く染まる。
ラミレスが滅びの時まで後12日という。ラミレスはそのままシオンに宿るジェイドの力を借り、勇者の玉座ごと天空に舞い上がった。
勇者の玉座は、実はルドラの乗り物だったという事まではラミレスの読み通りだったが、玉座は空中にあるダナンの宮殿に不時着したものの勢いが凄まじく壊れてしまう。
戻るにはダナン4神の力を借りる他は無い。しかし、やるべき事は天空にいるらしいスルトを探す事だ。
天空は小さな島の集まりで、島と島を移動できる反重力列車ファクシで探し回れば見つかるらしい。
ジグムント氷山にスルトが向かったという情報も得る。氷山は同じ大陸にあるため早速徒歩で氷山へと向かうのだった。

サーレント編(4日目)
アブドルのミュンヒ博士の下で、子供達を親の元へと送り返すレギン。
ソークはソロンの下へ戻る事に。サーレントはラゴウ石のエネルギーの事を調べるため残る事になった。
アブドル船着場までみんなを見送りに行くサーレント(見送りは省略可能)。
みんなが船に乗った後、ミュンヒ博士の下へ戻ると、日食が来ると言われる。
(ちなみに日食はこの世界では最近は見れなくなったため、若い人間は知らない。年寄りや物知りのみ知っている)
屋上で日食を見るサーレント。しかし、その時真下の階から雄叫びと博士の悲鳴が。
地下に行ってみると、倒れている博士がいた。ラゴウ石を調査していたが、日食の知らせがあったと同時にジェイドが光りだしたらしい。
ふと気がつくと、ラゴウ石から現われるハ虫類族のルドラ…サーレントはルドラになぜ博士を殺めたと聞くが、ルドラは全てを滅ぼすと言う。
ハ虫類族のルドラは12000年前にハ虫類族を滅ぼし、役目は終わっているはず。
しかし、そのようなサーレントの抗議もまるで意に返さないルドラは、サーレントを一撃で殺める。
死ぬ瞬間、光る物体が体に入り込むのを感じるサーレントだったが、最早何もできなかった。

しばらく後、変な宿屋で気がつくサーレント。死んでいないのかと疑い、とりあえず辺りを散策する。
宿屋にいたクルガンという男に、お前は死んだのだと告げられる。そこは冥界だったのだ。
愕然とするサーレントにクルガンは、実は生き返る方法があると言ってくる。ジェイドがある者は生き返れる。
しかしサーレントはジェイドは持っていない…と思ったが、ハ虫類ルドラのジェイドが体に入っている事を感じる。
なぜジェイドがサーレントの体に埋まったのか、答えは分からなかったが、とりあえず生き返る資格はあるらしい。
サーレントは「魔導博物館」にあるラゴウ石の前で落ち合おうとクルガンに言われる・・・
184ルドラの秘宝:2008/02/23(土) 14:58:06 ID:PTwNB8gA0
リザ編(4日目)
ダヌルフへ向かう船旅の中、何やら4人組の中の鎧の男がこちらを気にしている。
船員曰く、クリューヌ城の戦士シオンという者らしい。クリューヌ城の者というので、色々と尋ねようとシオンに近づくリザ。
シオンに両親を探すためにクリューヌに来た事を告げるが、その直後、妙な感覚がシオンとリザを襲う。
シオンに食ってかかるガーライルをリザが止めると、クリューヌの王様はダヌルフに来るとシオンが言う。
ガーライルに離れた方が良い等と言われている間に港に到着する。
その後の行動で色々と分かれるが、最終的には同じ。

・シオンの戦いを見物しに行く。
  武人の塔1階に飾られている剣を見つめる変な二人組(トレジャーハンター二人)。
  近づいてみるとシオンと同じような奇妙な反応が起きる。とりあえず関係が無いので放っておく。
  通常は城関係者しか入れないはずだが、リザがカワイイからという理由で通してくれる。
  試合は見事シオンの勝利。いざ表彰式…と思ったが式は見物人には見られないらしい。
  仕方なく塔から出てみると、リザ一行がシオン一行と間違えられ、祝福を浴びる。
  困っているとその時、日食が起こる。ピピン曰く、日の光が闇の世界の力に食われる現象で、恐ろしい事が起きる前触れらしい。
  そして上空を何かが高速で昇っていく。クリューヌ王も大急ぎで城に帰る。ちなみに、二人組が見ていた剣は無くなっている。

・見物せずに、辺りを散策する。
  ダヌルフから出て散策するリザ。しかし、王様はダヌルフにいるようだ。どうしようもないのでダヌルフに向かう。
  ダヌルフに入った途端、日食が起こる。ピピン曰く、日の光が闇の世界の力に食われる現象で、恐ろしい事が起きる前触れらしい。
  そして上空を何かが高速で昇っていく。クリューヌ王も大急ぎで城に帰る。(塔にあった剣が無くなる)
  その後外をうろついていると夜になる。夜になった後教会に向かう。すると、コソドロが二人、女神像を盗もうとして失敗していた。
  リザが向かうと、シオンと同じような奇妙な反応が起きる。コソドロはリザに口封じに金品を渡し、逃げていくのだった。
  (昼の間、またはコソドロ撤退時に女神像の絵を調べる事で、ミラー帰還のタイミングと台詞が多少ずれる。また、昼間に調べるとコソドロとも会えない)

その後、教会の女神像を見ていると、牧師ミラーがやって来る。
何か惹かれるものを女神像に感じていたリザは、女神像の事を尋ねると、元々はクリューヌ城にあったものらしい。
詳しく尋ねるが、王に聞いた方が良いと言う事になる。
城に入るために、ダグという宮仕えの少年に頼めと指示を貰い、ダグの元へ。ダグの案内でクリューヌ城に入るリザ。
王に謁見すると、王はリザによく似た女性に2度あった事があると言う。
一度目は考古学者が北に渡るため兵士を借りに来た時の付き添いで、とても幸せそうだったらしい。そして、北の大陸で考古学者は女神像を発見する。
2度目に会った時は、何かの使命を負ったような、随分厳しい目をしていたと言う。
更に王は、この大陸の中央から東側にかけての一帯は精神の聖域、北の大きな大陸の西側半分は文明の聖域と4000年前より呼ばれ、2000年程前までは高度な文明が存在していたと話す。
バベルにあった空気浄化装置もその名残なのか・・・とガーライルが言った時、王が大地を浄化したのはリザなのかと尋ねてくる。
肯定すると王は、言霊山のゾラに会うべきと言い出した。ゾラは言霊の力で悪霊の通り道を封じているらしい。
リザに似た娘は、ゾラの所で修行し、「闇の世界」に眠る「自然の力」を取りに行ったとの事。
言霊山に行くためには北東の「聖域の門」を抜けていく必要がある。リザは王の勧めで城で一晩休憩を取る事にした。
その晩リザは夢を見る。ジルドという考古学者、発見された女神像と、それが一瞬人のような色になり元に戻る所、突然具合が悪くなり妊娠の気配を感じる女性…
目が覚めたリザはダナンの預言書と女神像の関係についてしばし考えるのだった。
185ルドラの秘宝:2008/02/23(土) 15:00:11 ID:PTwNB8gA0
シオン編(5日目)
ジグムンド氷山へと向かう途中、空を優雅に飛んでいるのは、乗っ取られた方舟だった。
しかし現状ではどうしようもないため、とりあえず氷山を登る。
氷山にはダナン4神のディヤウスや、予言に語られた人物に渡す伝説の武器が氷付けにされておいてあるらしい。
スルトが巨人族の復活を考えていたら、いずれここに来るはずだとラミレスは言う。
しかし、氷山の入り口は閉じたままだった。やむを得ず、島を虱潰しに探して行く事に。ラミレスは方舟が気になるらしく別行動をする。
ダナンの聖域と言う場所で落ち合う事に。そして、列車に乗るために町へ戻ったシオン。
そんなシオン達に、スルト帰還の報が寄せられる。急いでスルトのいる部屋に向かうシオン。そして、遂に対峙する。
一触即発の雰囲気となったが、テュールが止め、スルトがやってきた方法(方舟で潜んでいただけ)と、方舟無しで地上に戻る方法があることを聞く。
その方法とは、列車ファクシに乗り、ギャラルの時計塔、フレイの遺跡、ダナンの聖域を守るダナン4神に会う事。
そして、その途中グラムの遺跡の剣を入手していればマユラというダナンが地上へ戻してくれるらしい。
但し、この情報料としてシオンがスルトに斬りかかるのを延ばしてもらうのだった(腕が無く決闘で不利なため)。
城から出る時、突如として周囲を瘴気が包む。シオンは地上で何か異変が起きていることを感じ、急いで列車ファクシに乗り込む。
ファクシ内でシオンは束の間眠ってしまう。夢の中でシオンは、昔、ターレスとしていた訓練を思い出していた。
そんな時、トンネルに入った列車の外に不気味な魔物が見えはじめる。ダナン4神である時計塔のモンジュに封印されたバドラという世紀末の魔物であった。
バドラと戦い勝利するシオン。しかし列車はしばらく動けなかった。列車が通行止めの間に時計塔に行って戻る事にし、行動開始する。
トンネルを抜けると、まず見えたのはなんと方舟だった。ラミレスと別れたのを悔いる3人だったが、とりあえず目的を先に果たす事に。
時計塔を登り、最上階のモンジュに会う。モンジュの腕試しに勝利すると、シオンの事を認めてくれる。
帰り道、ふと下層を見てみると、いつぞやのトレジャーハンターが宝箱を漁っていた。
猛然と追いかけるが、ぎりぎりのところで方舟で逃げられ、仕方なく列車に戻る事にするのだった。
186ルドラの秘宝:2008/02/23(土) 15:01:27 ID:PTwNB8gA0
サーレント編(5日目)
サーレントは巨人、ハ虫類に続く3つ目のルドラが見れる事を楽しみに、魔導博物館を訪れる。
中にあったラゴウ石のルドラは何と人間のルドラだった。絶句するサーレント。
クルガンはこのルドラの封印を解く事が生き返るたった1つの方法だと言う。
サーレントはルドラによって殺されていたため、人間のルドラを解放する気にはなれなかった。
しかし、クルガン曰くハ虫類のルドラは異種族である人間を殺すのは当然だが、人間のルドラはそうではない。
人間が栄えたのも人間のルドラのおかげだと力説する。
サーレントが封印を解く方法を尋ねると、ラゴウ石に触れるだけというものだった。
そして、ラゴウ石に触れた。…人間族のルドラがゆっくりと降りてきて、サーレントに礼を述べる。
人間族のルドラ、ハウゼンにサーレントはラゴウ石とは何なのか尋ねる。答えは、全てを越えた存在が作ったという事だけだった。
ラゴウ石の研究をするために地上に出してくれと言うサーレントに、ハウゼンは、そのためには妖刀が必要だと言う。
魔導博物館にある妖刀の元へ行く3人。
ハウゼンは、この刀は冥界と現世を一時的に繋ぐことが出来るものの、それができるのはジェイドを持つものだけだと言う。
しかし、サーレントが妖刀に手をかけた瞬間、サーレントの魂は妖刀の中に封じ込められてしまう。
全てはハウゼンとクルガンの計画であった。
妖刀が冥界と現世を繋ぐのは事実だが封印を解くのは誰でも可能、ただし解いたものは妖刀に封じられると言う事だったのだ。
ハウゼンはジェイドを持つものが封印されるべきだと言い捨て、妖刀を手に現世に戻る。
現世に現われたハウゼンとクルガン。辺りを瘴気が包み悪霊が湧き出る。
クルガンは新しい肉体として現世にあったサーレントの肉体を乗っ取ってしまう。
サーレントの入った妖刀はラゴウ石研究所の前に突き立てられ、そのまま放置される。そして、夜が明け妖刀に陽が当たるのだった・・・


リザ編(5日目)
早速聖域の門を目指すリザ。そのまま聖域の門を抜けてしばらく進むと、ソーマと言うものがやってくる。
ソーマはリザが言霊山のゾラに会いたい事を知っていた。聖域のアクアという者が全てを見通すらしい。
しかし、行く前にアクアの許しが必要だという。アクアに会うために森の修行所に向かう。
森の修行所の奥でアクアは待っていた。アクアは、リザの使命はここで終わり、後は私達に任せなさいと言う。
ガーライルとピピンは怒り、アクアに言い寄ろうとするが、近寄ることさえできない。
二人はリザに、放っておいて言霊山に登ってしまおうと言う。リザは仕方なくそれに従うことになる。
しかし、森から出るその時、突如として現われた悪霊がリザを襲い掛かってくる。何とか撃退したが、残る悪霊が全てアクアの元へ。
アクアの所に駆けつけるも、アクアは悪霊によって体を掌握されつつあった。悪霊を撃退するリザ。
しかし、アクアは最早虫の息となっていた。アクアが死に絶えるその一瞬、リザはアクアが母である事を悟るのだった。
ピピンは、リザ達の浄化の旅が滅亡に追いつかれている、このままじゃ言霊山には入れないと言う。
母を亡くしたばかりのリザを気遣いピピンを止めるガーライルだったが、リザは大丈夫だと言い、聖域の門へと戻っていくのだった。
187ルドラの秘宝:2008/02/23(土) 15:02:46 ID:PTwNB8gA0
シオン編(6日目)
列車に乗り、着いた先は遺跡都市カトゥリア。近くにあるというグラムの遺跡を目指して出発する。
グラムの遺跡で首尾よくグラムソードを入手したシオン。次の目的地に向かう事に。
遺跡都市の酒場に寄ってみると、言霊師(サーレント)が品悪く大声を張り上げ何かを探していた。
が、近寄ったシオンを突き飛ばし何処かに行ってしまう。シオンは次に会ったら…と思わずにはいられなかった。(省略可能イベント)
列車ファクシに乗り込み次のロマの町に向かう。


サーレント編(6日目)
気がついたら、ガフの間という禍々しい空間にいたサーレント。
近くにいた何かに話しかけると、彼はゴモラという進化を見守るものだと言う。
(名前が同じなので錯覚しやすいが、後に出てくるリザ編の町ゴモラと『ゴモラ』は別物。)
サーレントは今までの事情を話すと、ゴモラはルドラが生き返る事等ありえない事と、ハウゼンが動き出した事に動揺していた。
ハウゼンは人間族のルドラだが狂っていると述べ、人間を滅ぼすつもりだと予言する。
ゴモラは、本来であれば生き返ることはできないサーレントだが、ハウゼンを滅ぼすならば何とかしようと言い出す。
サーレントはジェイドを持つ人間として、ハウゼンに対抗する事を選ぶのだった。ゴモラは新しい肉体を用意すると言う。
ゴモラに導かれ、やってきた空間には二人の人間の肉体があった。戦士の死体、言霊師の死体・・・サーレントはその中から片方を選ぶ。
(どちらを選んでも良いが、リザの章を先に進めていると戦士に決定される。また、二人はシオン編の、戦士=ロスタム、言霊師=ヒューイ)。
ワープも自由に使わせてくれるらしい。早速トール火山へのワープを使い、現世に戻るサーレント。
出て来た所にはソークがいた。冥界から来たこちらを魔物を勘違いしているようだった。
サーレントは、自分がサーレントであることを必死に説明するが、全く聞き入れてもらえない。
師であるソロンに説明すると、ソロンはサーレントの事を信用したようだった。
ソロン曰く、聖杯があれば、肉体を取り戻せるかもしれない。サーレントは当面、サーレントの肉体と聖杯を探す事に。
山を降り、小舟でオリアブに向かう二人。オリアブではレギンとロロが待っていた。
レギンにサーレントだと言うが、当然ながら信じてもらえない。しかし何故かロロはサーレントだと分かるようだった。
ロロのおかげで、レギン、ソークの二人もサーレントの事を信じる事に。そして、レギンの父カスタギア博士から、エレミア邸に魔物が入ったとの話を聞く。
ハ虫類の化け物がいたとか…ロロを連れ4人でエレミア邸に来たサーレント達は、荒らされている内部を進み、奥でハウゼンを発見する。
ハウゼンはハ虫類ルドラのラズムをけしかけて来る。ラズムを撃破しハウゼンを追い詰めるが、同時に朝が来る。
冥界の肉体は陽光を浴びると冥界に引き戻される。サーレントは再びガフの間へ還されるのだった。
188ゲーム好き名無しさん:2008/02/23(土) 18:55:49 ID:PTwNB8gA0
あれれ?書き込めないな
189ルドラの秘宝:2008/02/23(土) 18:57:27 ID:PTwNB8gA0
リザ編(6日目)
失意のままソーマの所に戻る。ソーマは、アクアが死んだ事を知っていて、言霊山入山の許しを得るためにはソーマと戦う必要があるという。
ソーマに勝利するリザ。ソーマは、リザがジェイドを持ち救世主として動いている事を知っていた。
アクアは本当に母なのかと聞くリザだったが、言霊山のゾラに聞けと言われる。言霊山入山の許可を得たのだった。
190ルドラの秘宝:2008/02/23(土) 18:58:03 ID:PTwNB8gA0
言霊山に向かうリザだったが、行く道には地上にも関わらず、巨大な舟が阻んでいた。
中に入ってみると、以前見た赤い服の男(コソドロ)が。(見ていないと初対面扱い)
会った途端、赤服の男はリザに、体の中に玉が埋まっていないかと聞いてくる。肯定するリザ。
生まれつきのリザとは異なり、赤い服の男は、古ぼけた石像を触った時に手のひらに埋まってしまったらしい。
二人の名はデューンとキッド。世界中の宝物を求めて旅をしているという。
リザが汚染を浄化する旅をしている事を告げると、二人は感動し、協力する事を誓う。
言霊山に行くために船を退かしてもらう事に。この船は空中を自由に舞う事ができるらしい。
そして、救世主の役に立つためと、世界中に雨を降らす聖杯と、汚いボロ雑巾…聖衣をくれるのだった。
デューン達と別れ、言霊山に入るリザ。言霊山の頂上でゾラと会う。ゾラは言う。
現在世界では不吉な出来事が頻繁に起きている。それは世界が滅ぶ前触れであるという。
しかし、世界を救うために動いている者もいる。彼らの共通点はジェイド。ジェイドが世界の行く末の鍵を握っている。
リザのジェイドこそ、この星の万物を救う宿命を背負ったホーリージェイドなのだ。
しかしリザの力はまだ十分ではない。リザの強さは自然の力から来るもの。空気を浄化したように、大地、海も浄化する必要がある。
闇の世界に眠る「闇の底からめばえる者」が力を貸してくれる。そのために闇の世界に行かなければならない。
アクアはリザの母親で間違い無いようだった。リザはゾラの力を借りて闇の世界へと落ちていく。
気がついたら妙な鍾乳洞にいた。船に乗る順番待ちをしている人がいたが、様子が分からないため、とりあえずリザも船に乗る事に。
二隻の船。列を整理していた男二人は、人を力があるものと無いもので分けて乗せている。
しかし、ある子供が母親と別の船に乗る事になり、ぐずってしまう。リザ達が仲介に入ると、男達は襲いかかってくる。
撃退すると、リザ達が霊体では無い事に驚き、片方の船を使って逃げていくのだった。
もう片方の船でそれを追うリザだったが、途中で倒れている水棲族を発見する。
水棲族マリーナは、町の長老が言霊で運んだ結果、ここに来てしまったらしい。
何故そんなことをしたのかと言うと、「守り神様の卵」を綺麗な水のある場所に移すためだという。
一緒に行こうと誘うマリーナだったが、リザのジェイドに気がつくや、ルドラと勘違いして逃げてしまう。
一人だと危険な世界、マリーナを追って更に船を急がせる3人。しかし、滝から落下してしまう。
気がつくと暗闇で倒れている3人。そこへアクア?が現われ、リザを起こそうとしてくる(起きたら悪霊と戦闘後、目覚める)。
起きなければ、リザの体を乗っ取ろうと悪霊が接近してくるが、現われた本物のアクアの力で撃退する。
そして、滅びた都市から戻る途中で行方不明となった父の形見をもらい、目覚めるのだった。
目が覚めた3人の前にはマリーナが。説得すると、持っていた卵が発する気を感じとったマリーナはリザを信用し同行する事に。
その後、冥界のブルスティという獣の間にやってきた4人。眠っていたブルスティを起こすと、ブルスティはジェイドを確認。
勝ったら霊木の種をやると言い戦闘になる。勝利すると、汚染地帯の穴に投げろと言い、自身が種へと変貌する。
「闇の底からめばえし者」が頭をよぎるリザ。もっとも汚染された所は北の大陸。そこへ向かう事に。
地上に出るために、とりあえず近くにあったワープを通ってみるのだった。
191ゲーム好き名無しさん:2008/02/23(土) 18:58:56 ID:PTwNB8gA0
書き込めた。変なところで区切ってしまったけど、全部6日目です。
192ルドラの秘宝:2008/02/23(土) 18:59:29 ID:PTwNB8gA0
シオン編(7日目)
ロマの町に着いたシオン一行。次の目的地はフレイの遺跡。
いざ出発…という時、汚染された地上を見てみると、汚染地帯が浄化されて行くのを見る。
大地が浄化されているのだった。ジェイドを持つ「清める者」が浄化しているのだろうか…兎に角、一刻も早く地上に戻る必要があった。
フレイの遺跡で、ダナン4神の一人オプシスと出会う。「真実を解き明かす者」を待っているらしい。
オプシスとの戦闘に勝利後、シオンは「真実を解き明かす者」では無いと分かる。
シオンが早く地上に戻り、みんなを守りたいと言うと、オプシスは「滅びと再生のプロセス」の説明をする。
滅びは天より来たりて大地に至る。しかし天からの滅びを止めるものはシオンではない。
天変地異により多くの命が失われた後、生き残りの天敵ルドラが現われる。しかし、天敵と言っても、ルドラは10の神宝を纏って完全体となる。
今回(人間)の場合、もっとも重要なジェイドを滅びるはずの人間側が持っている。ルドラが完全体になるにはジェイドが必要だと語る。
そして、ダナン神族以前のルドラはいない。だが、ルドラを超える存在「サイゾウ」「ミトラ」「ハウゼン」「メイファ」の存在がある。
ここまで話すとオプシスは、ダナンの聖域のマユラに会えとシオン達を送り出すのだった。
ロマの町から更に列車に乗り、ようやくダナンの聖域へと辿り着く。
ダナンの聖域最上部、マユラと出会う。「秘宝を手に入れし者」かと問われ、グラムソードを示すがこれでは無いらしい。
シオンは怒り、マユラに食って掛かる(戦闘)。勝利すると、マユラもシオンを認め、グラムソードを使う事を許可する。
地上に戻るためにグラムソードを掲げた時、アナウンスが走る。「間もなく天空の島々は地上へ落下します」。
193ルドラの秘宝:2008/02/23(土) 19:00:12 ID:PTwNB8gA0
サーレント編(7日目)
ゴモラに事情を話し、今度は陽光対策がなされた肉体を受け取る(初回で選んで無いほうの肉体に決定される)。
ゴモラから、博物館のガルムはハウゼンの情報を握っていると教えてもらい博物館へ向かう。
博物館で出会ったのはリザの母親のアクア。サーレントの事情を察したアクアは、リザを助けて欲しいと頼んでくる。
快く了解すると、ビルシャナ遺跡に行くワープゾーンと、それに必要なワープエナジーを教えてもらう。
その後、ガルムからハウゼンと他3人が、4勇者を名乗っていた事を教わる。
昔、虚空から来たものと4勇者は戦っていたという。虚空から来たものとは何かを聞く前に、ガルムは眠りについてしまう。
やむを得ず、トール火山へのワープを目指し歩くサーレントだが、突如大地が震えだす。
近くを見ると、樹木の根のようなものが急激な勢いで育っていた。同時に、根を通して聞こえてくる声が。
滅びと再生のプロセス……しかし、途中で聞こえなくなってしまう。
結局サーレントはそのままトール火山へと戻るのだった。
トール火山で待っていたレギン、ソーク、ロロ。またロロのおかげでサーレントの身元照明がされる。
ソロンの話で、大気に続いて大地が浄化された事を知る。とりあえずサーレントの体を取り戻す事が必須となった。
隠れ里のダナン神族なら何か知っているかもしれないという。隠れ里に行くために、ビルシャナ遺跡へのワープを作動させる事に。
ソロンの占いでワープエナジーは何処かのワープポイントにあるらしい。嘘くさかったが、とにかくワープを回ってみる事に。
ワープを使いソドムの廃城にやってくると突然サーレントの体が光りだす。ジェイドが光っていると言うロロ。
何かがあるかもしれないと考え、辺りを探索する事に。そこにいたのは以前オリアブで見たリザ達一行だった。
お互いに宿るジェイドを確認するサーレントとリザ。聖杯を探している事を説明すると、リザは聖杯は東の遺跡にあると言う。
更に、以前一緒にいた黒マントの男に似た奴(サーレントの体)が東の遺跡にいた事も教えてもらう。
そして、リザが連れていたトカゲのピピンがロロに話しかける。ロロは隠れ里出身らしい。
色々と情報を仕入れ、リザ達と別れる。ワープを使い、ワープエナジーを発見。
ワープを転々と移動し、聖杯を得て、隠れ里へと移動する(聖杯は取らなくてもOK、後にほんの少し分岐する)。

リザ編(7日目)
ワープを通るや否や、カーラというものの襲撃を受けるリザ。撃退すると、カーラは悪霊と勘違いしてリザを襲ったと言う。
謝罪するカーラ。カーラの提案で、悪霊等が発する闇のエネルギーを封じるために聖杯を預ける事に。
聖杯を預けて、先に進むとそこには以前オリアブで見た黒衣の男(サーレント)が、一人調べものをしているようだった。
近づいてみると、なぜか驚き、襲い掛かってくる(サーレント編を進めていない場合、戦闘は無く、無視されるだけ)
撃破すると、負け惜しみを言いながら撤退する。その後、汚染大陸の中心部にやってきたリザは、霊木の種を植える。
すると、急激な勢いで樹が育ち、辺りの汚染が浄化されていく。しばらく後、樹に近づくと何者かの声が聞こえる。
滅びと再生のプロセス…霊木から、預言者オプシスがジェイドを持つ者に送ったメッセージだと聞く。
滅びの日まで後9日…急がなければならない。しかし、救世主の役目は人間の敵、ルドラを倒す事ではない。
先ずは南の湖に浮かぶ小島、文明の聖域に行けと言われる。南、ソドムの廃城にさしかかるリザ。
ソドムの廃城ではオリアブのミュンヒ博士と共に会った二人+見知らぬ二人(サーレントPTの4人)が。
リザはその中の一人がジェイドを持っていると感じる。なんでも彼は死人の体を借りているらしい。
自身の体はと聞くと、クルガンという悪党に盗まれたと言う。クルガンと言えばバベルの長…
聖杯でクルガンの霊を封じ込めたらサーレントの体を取り戻せるが、聖杯の行方も盗まれて分からないと言う。
聖杯の現在の有りかを教えてあげるリザ。そして、聖杯がある遺跡に黒マントの男(サーレントの体)がいた事も教える。
ピピンの知り合いロロもサーレントといたようだ。これでジェイドを持っているのは4人になったが、全員目的が違うようだった。
194ルドラの秘宝:2008/02/23(土) 19:00:58 ID:PTwNB8gA0
シオン編(8日目)
大急ぎで外へ出てみると、辺りの島は次々と地上へと落下していた。
シオン達が行なったのは地上に戻るのではなく、地上を落下させる方法…スルトに嵌められたのだ。
絶体絶命のシオン達に方舟が迫る。中から出てきたのはラミレスとトレジャーハンターの二人。
方舟でなんとか脱出したシオンは、地上に落ちたレンの都に向かう。スルトと決着を付けるためだ。
方舟盗難防止に、方舟の中にトレジャーハンター二人を閉じ込めておいて、レンの都に。
だが、レンの都の様子がおかしい。人がいないのだ。玉座に向かうと、そこにはスルトが。
外にいた者は『破滅の光』で消え去った事を聞く。スルトと決着を付けるシオン。
そして、親友の敵を遂に討ち滅ぼしたシオンであった…

サーレント編(8日目)
隠れ里ではロロがダナン神族の子供だと知らされる。そして、口伝師の話を聞く。
大昔、世界にいた4人の勇者。虚空より来る者と戦い、これを退ける。
その戦いで大地は2つに別れ、一方は水と緑、もう一方は静寂と暗黒とが包み込んだ。
4勇者は静寂と暗黒の大地に戦いで傷ついた体を休める事にした。
彼らは、虚空より来る者に対するために、水と緑の大地に戦闘種族を作ろうとした。
そうして生まれたのがラゴウ石…しかし、新しく作られたダナンは戦いを好まなかったため、ダナンを滅ぼし新たなラゴウ石を作り出した。
わずかに生き延びたダナンはひっそりと住んでいるだけだった。口伝師は最後に言う。
ラゴウ石には大いなる秘密があり、ラゴウ石のかけらを持つ者に明かされる。と。
サーレントはラゴウ石のかけらを集める事にする。早速隠れ里を離れる。
が、その時、突然大地が震え空から大陸が次々と落下してくる。
サーレントはラゴウ石研究所に行くために樹海を通り、魔物を蹴散らしながらオリアブへと帰還する。
そして、オリアブのカスタギア博士に砂漠を渡る機械を貰い、砂漠を通る手段を得るのだった。
195ルドラの秘宝:2008/02/23(土) 19:01:42 ID:PTwNB8gA0
リザ編(8日目)
ソドムの廃城を探索し、一旦外に出るリザだったが、突如大陸群が次々と落下してくる。
近くに落ちてきた村、ロマに行ってみるとそこには綺麗な水が…
歓喜するマリーナは「守り神様の卵」を孵すために一行から外れる事になる。
村の者から、守り神ヘグは海を浄化する力を持っているという事を聞く。青い命を守る者はヘグの事だったのだ。
しかし、ヘグが孵化する前に海の汚染の元を探さねば、堂々巡りになるだけである。
マリーナを除く3人で汚染の元を探しに行くのだった。(この村に来ないルートもある。その場合今後もマリーナと同行)
少し歩いた場所に、滅び汚れ尽くした都市があった。汚染都市ゴモラ…
そこは無人の廃都市だったが、ビルの中や地下はバベルと同様の機械仕掛けで満ちていた。
散策していると奇妙な画面があり、そこにピピン、ガーライル(マリーナ)が吸い込まれていってしまう。
一人になったリザの前に、ラウメーンが再び姿を現す。ラウメーンはメイファに会うために待ち続けているという。
メイファが誰なのか訪ねるリザだが、ラウメーンはリザが知らないわけが無い、ジェイドがその証拠だという。
ラウメーンは今一度メイファの美しい姿が見たいと言い、「汚染と再生の装置」だけでは足りないのか、と愚痴る。
地球を浄化したのもそうなら、汚染したのもラウメーンの仕業だったのである。
そして、メイファを呼び寄せるためにラウメーンはリザを自分の中に取り込もうとする。
リザが目を覚ました時、部屋の中にはみんなが取りこまれた奇妙な画面があった。
それを見ると、各人が煩悩?(ガーライルは人魚との玉の輿の夢、ピピンは王となった夢、マリーナは4人の魔物から逃げる夢)と戦いながら、目を覚ますのだった。
(ちなみにマリーナがいない場合、残るジェイド戦士の近況をほんの少しだけ覗ける)
仲間と合流し、再びラウメーンと対峙するリザ。ラウメーンは、メイファは「救世主が現われる時、再び訪れる」と言って天空に消えていったという。
メイファが来る前にリザが浄化を完遂させてしまいそうなのを恐れていたのだ。
リザがラウメーンを倒すと、ラウメーン(実は機械だったらしい)は観念する。メイファを見る前に壊れる事を無念に思うラウメーン。
メイファに会う為にビルシャナ遺跡の受像モニターで使う「マザー・エナジー」をリザに託す。
更に、ここゴモラの聖域と呼ばれる中心部に汚染装置がある事を聞く。人間族の愚かさを利用し大気を汚染したバイオ・タンクがある事を。
汚染装置をなんとかしなければいくら浄化しても意味が無い。汚染装置を止める事になるのだった。
脱出する時、透明の人間(幽霊、ちなみに過去の人)がここで見たスゴイ装置の事をエルティナと名乗る者に報告すると息巻いていた。
その幽霊を追って再びソドムの廃城にやってきたリザ。
廃城の謎を一つづつ解いていき、奥にある探査日誌を読むと、メイファの事やバイオ・タンクの事が記されていた。
起動した最終兵器バイオ・タンクはドロドロの生成物を作り出していたらしい。そして、それによって世界が汚染されている事も記されていた。
世界が汚染されると知りながらも、世界征服のためには多少の犠牲は受け入れるという歪んだ思想を持っていたのだ。
リザが日誌を読み終えた時、傍にあったマホガニーチェアに取り付いた幽霊が襲い掛かってくる。
撃退すると、日誌が消えエルティナ(キングエルティナ)が襲撃してくる。
世界は自分のもの…そう考える過去の支配者を撃退し、リザは悲しむのだった。
196ルドラの秘宝:2008/02/23(土) 22:21:16 ID:PTwNB8gA0
シオン編(9日目)
方舟の所へと戻ってみると、方舟はトレジャーハンターによって奪われてしまっていた。
しかし、ラミレス曰くシオンは氷山に行きダナン4神と会わなくてはならないので方舟の事はいいと言う。
ダナン4神が待っているのはシオンではない…しかしそれでも会う必要があるというのだ。
シオン一行はジグムント氷山へと向かう。
ジグムント氷山内部を行くシオン達の前に、ダナン神族のラゴウ石が。
ダナン神族のルドラだけは破壊神としての性格を持たないため、暴れださないという。
ダナン神族は最初のルドラであり、滅ぼすべき種がいなかったため、暴走しないらしい。
更に氷山を奥へ進むと、ジグムンドソードが突き刺さっていた。
シオンが抜こうとすると、ディヤウスというものが出てきて、その剣は魔をうち滅ぼし未来を切り開く剣だと語る。
シオンの実力を見るために問答無用で襲い掛かってくる。
勝利し、魔封三器の一つジグムンドソードを引き抜いたシオンは『魔をうち滅ぼし者』と認定される。
そして、氷山にはディヤウスが封印した、魔物に取り憑かれし水棲族がいるらしい。
切れ味を試せと言い、水の中に落っことされる。
水の中にいた奇妙な水棲族に飲み込まれたシオン一行は、中に居た水棲族に、ヨーギという魔物がヘグに取り憑いた事を話す。
ここがヘグの中という事を知ったシオンはヨーギを倒す事に。
ヨーギの所にいくと、ヨーギは海を汚した人間を恨んでいた。ヨーギはヘグと一体になれるという。
ヨーギがヘグを自在に操れる事を知ったシオンは、ヨーギを倒し足代わりにしてやるという。
ヨーギを叩きのめし、足代わりにしようとするシオンだったが、汚染の海と戦いのせいでヘグは弱ってしまっている。
聖杯があればなんとかなるかも知れない。フォクシーの父が持っている聖杯ならば…
エレミア邸(フォクシーの生家)に行くためにヘグを呼び出すオカリナを貰い、アヴドル周辺へと降りるのだった。

サーレント編(9日目)
カスタギア博士の発明品を使い砂漠にいた魔物を撃破。砂嵐を止める。
ハウゼンが地上に出る際に最初にやってきた町アヴドル。そこは冥界の瘴気にあてられてしまっていた。
その中を掻い潜り、サーレントはラゴウ石研究所に行き、ハ虫類族のラゴウ石を得る。
ラゴウ石に記された言葉には、サーレントが二人の師を亡くすという言葉が。
サーレントの師といえば一人はミュンヒ博士。あと一人は…預言者ソロンだ。
ソロンの身を案じ、トール火山に急ぐ。しかし、到着した時にはソロンは虫の息となっていた。
クルガン(サーレントの体)をサーレントと誤解したため、襲撃されたのだった。
クルガンは去る時に「後は古代遺跡のリザだ」と言っていた事を告げ、ソロンは果てる。
古代遺跡ルーネにやってきたサーレントは、クルガン(サーレントの体)を発見。
追い詰め、倒す。遂にサーレントは自身の体を取り戻す。(来る時に聖杯を持っていないと、一人で取りに行くイベントがあるだけ)
クルガンが最後に言っていたジグムンド氷山のラゴウ石を狙ってハウゼンが動いている事が気になるサーレントは、クルガンの魂を聖杯に封じ、氷山へと向かうのだった。
(ちなみに、サーレントの体の時に冥界へと行くと、前見えたものが見えなくなったと言う小イベントがある。体が元に戻ったからか、とサーレントは納得する。11日?を過ぎるとイベント自体が無くなる)
197ルドラの秘宝:2008/02/23(土) 22:22:22 ID:PTwNB8gA0
(以下天文台イベント。これは6日目以降13日目夜までならいつでも可能で、やらなくても良いイベント。大きな話には絡むが、サーレント編自体のは話には絡まない)
ワープを駆使し、ダグダの天文台、プラネタリウムへとやってきたサーレント。
周りの景色が星々へと変わる事に感動するサーレントは、そこにいたロボットの解説に耳を傾ける。
ロボットは言う。この世界は神が作り上げた。神は、美しい大地と、それにあう生命たちを作った。
「彼」もその生命のうちの一つに過ぎなかった。しかし、「彼」は愚かにも神の真似事を行なった。彼は自らの手で生命を作り出したのだ。
まずはダナン神族、次に水棲族、ハ虫類族…
「彼」は生命をつくり、4000年たつと今までの生命を滅ぼし新たな命を作る。それを繰り返した。
なぜ「彼」がそんなことをするのか…? 現在でも、その理由は分からない。
サーレントが驚き、「彼」の事を聞き出そうとするが、その瞬間、突如サラスという魔物が乱入してくる。
サラスに勝利し、「彼」のことを尋ねようとするが、有益な情報は得られなかった。やむなくサーレントは再びワープを辿るのだった。

リザ編(9日目)
エルティナがいた場所に開いた穴を降り、ソドムの鍵を手に入れる。
鍵を使いソドムを探索すると、地下発掘レポートとバイオ・タンクの説明書がある。
レポートにはソドムの民がゴモラを探索し色々と見つけてきた事が書かれてあった。
そして、バイオ・タンクを最終兵器として使う事も。
説明書にはタンクの使用目的が2つあることが記されていた。
『世界を自分の手に入れたい場合』『世界の平和のために利用したい場合』の使い道が詳細に書かれていた。
リザは考えるまでも無く、世界平和のためにゴモラにあるバイオ・タンクの間へと向かう。
そして深部にあったバイオ・タンクを世界平和のための使用法で作動させる(ちなみにこれ以外の作動法は全て即ゲームオーバー)。
装置を作動させると、ジェイドが光を放ち、辺りのドロドロの水が浄化されていく。
同時に、周りにあるガイコツ(ダナン神族らしい)が急速に浄化をしているリザを讃えつつ話しかけてくる。
この地から南の『海底に抜ける道』を通ると、骸骨が作った『海の浄化装置』がある。
そこに『水の守り神ヘグ』を連れて行けば、海がたちまちの内に浄化されるという。
とりあえずヘグが孵化したのか、マリーナのもとを訪ねる(実は省略可能で直接行っても良い)。
マリーナの居た場所に行くが、そこにはマリーナはいなかった。
なんでも、マリーナはヘグを孵化させたと同時にヘグを連れて何処かへ消えてしまったらしい。
もしかするとマリーナは先に向かったのでは。そう思い、海の浄化装置の所へ向かう。
海底に侵入するリザだが、そこには何故か空気がある。それはその場所が昔ダナン神族が造った所だかららしい。
救世主であるリザの姿に、洞窟自体が道を開ける。
奥に向かおうとするリザだったが、突如後ろから化け物が現われ、海を浄化したらタダじゃおかないとタンカを切って立ち去っていくのだった。
198ルドラの秘宝:2008/02/23(土) 22:23:43 ID:PTwNB8gA0
シオン編(10日目)
アヴドルへと降り立ったシオンだったが、町は奇妙な瘴気に包まれていた。
天空で見た、霊体が噴き出した町の中央の巨大な穴を見ていると、フォクシーが定期船乗り場が無くなっている事に気づく。
天空の落下のせいらしかったが、仕方が無いので砂漠を徒歩で行く事に。
エレミア邸に行くと、中はボロボロで誰も居ない。
広間のテーブルの上にはフォクシーに宛てた置き手紙があり、屋敷に魔物が侵入してきたためオリアブへ移り住むとあった。
オリアブのエレミア氏に会うと、ラゴウ石研究所の者に渡すはずだった聖杯が盗まれてしまった事を話す。
もし聖杯を取り返して入ればラゴウ石研究所にあるかも知れない。
それを聞き、一行は再びアヴドルを目指す。
アヴドルではルドラ教団らしき者が、ルドラを無敵の存在にするためにジェイドを探していた。
地下に向かったルドラ教団だったが、直後に悲鳴が聞こえる。
シオン達が向かうと、そこにはルドラ教団の死体とミュンヒ博士という人物の死体があった。
聖杯を探すため辺りを探索していると、突如ミュンヒ博士が動き出す。
冥界から出たがこの体はボロボロで使い物にならない…そう語り、ナーギャという封印されし魔物が襲撃してくる。
直後、フォクシーがナーギャの手にかかり殺害…永久の眠りについてしまう。
ナーギャを倒したシオンであったが、フォクシーを復活させる方法は無かった。
絶望するシオン達に声が届く。魂が解き放たれたミュンヒ博士の声だった。
博士によると、フォクシーを助けるには『前世の隠れ里』と呼ばれる村に行き、そこの長老に助けを求める他無い。
それだけ語り、ミュンヒは天に召されていく。隠れ里に行くにはヘグを使えば行ける。
ヘグに乗り隠れ里へと移動する一行は、その途中で海が浄化されている事を知る。
同時に破滅の鐘が鳴り響く。考えてみると、浄化のたびに破滅の鐘がなっていた。それを気にするラミレス。
その後、ヘグが隠れ里に近いビルシャナ遺跡へと着く。フォクシー蘇生のため、シオンは隠れ里を目指す。
199ルドラの秘宝:2008/02/23(土) 22:25:01 ID:PTwNB8gA0
サーレント編(10日目)
サーレント一行は氷山へと向かう途中、海が浄化されている事を感じる。
破滅の鐘を聞きながら、氷山へと行けるワープゾーンを目指す。
氷山内部にあったダナン神族のラゴウ石…ルドラに、人間のルドラ『ハウゼン』について問い詰める。
ダナン神族のルドラは、ハ虫類と巨人のラゴウ石を持って来れば話してやるという。(ここを飛ばしていきなりラゴウ石を集めてきても良い)
サーレントは巨人のラゴウ石を探す事に。ワープを辿って出た言霊山にはゾラ(ソロンの師)がいた。
事情を伝えると、小舟を貸してもらえるのでそれに乗って巨人の塔へ行けと言われる。
巨人の塔最上階にあるラゴウ石に近づくと、突如地震が起きサーレント達は近くの穴から下に落とされる。
落ちた先には巨人ルドラの『アビリジャ』がサーレントの事をジェイドを奪った人間だと言い襲い掛かってくる。
アビリジャを倒し、巨人族のラゴウ石を入手したサーレントは再び氷山へ。
ダナン神族のルドラに認められたサーレントは幾つかの質問をする。
ルドラとは…大いなる者がより強い種族を作る引き金となる存在。
大いなるものとは…『ミトラ』『メイファ』『ハウゼン』『サイゾウ』
ハウゼンは人間のルドラのはず…ルドラだが、大いなる者でもある。大いなる者がどういう者かについては『ゴモラ』しか知らない。
『ゴモラ』に聞けば、次期ルドラならば教えてくれるはず。しかしサーレントは次期ルドラではない。
次期ルドラになるためには、全てのラゴウ石を示せば良いと言い、ダナン神族のラゴウ石をサーレントに与えるのだった。
残りはハウゼンが入っていた人間のラゴウ石と、水棲族のラゴウ石…
水棲族のラゴウ石は海底にあるという。ライラの町にいき、方舟でダナンの秘宝を使えば良いらしい。
ダナンの秘宝は長き時砂に埋もれし場所にあるという事だったが…
(クリューヌ城に入ると、ソークが昔の回想に入る)
(隊長クラスの腕を持っていたソークだが、彼は自分が殺すための腕しか持ってない事を知っていた)
(師ターレスに隊長になる事を断り、更にトール火山のソロンに弟子入りする事を決意するのだった)
(回想に新兵も出てくるが、恐らく彼は昔のシオン。名前も特徴も出ないが)

リザ編(10日目)
海底にあったピラミッドの中を探索するリザ達だったが、争う声が聞こえる。
向かってみるとそこには先ほどタンカを切っていた魔物とマリーナが。
魔物を蹴散らし、マリーナと合流する。マリーナはヘグが孵化した途端ここへやってきたのを追いかけてきたらしい。
所どころにあるスイッチを押し汚水を泳ぐへグの幼生を導いていく。
最深部でジェイドの光を感じるリザ。そこにいたダナン神族?は、リザが滅亡の6日も前に全浄化をクリアした事を褒める。
そして、ビルシャナ遺跡に向かえと指示される。そこに行けばメイファ神のお告げがあるらしい。
鐘の音と同時に海が浄化されていく。
ビルシャナ遺跡に行く方法を、海底のあるライラの町の長老に訪ねる事に。
長老に会うと、ヘグにビルシャナの祠に運んでもらうという事を言われる。ビルシャナ遺跡はそのすぐ近くだ。
ビルシャナについたリザ達は、付近にあった女神像を調べる。ジェイドが反応し、女神像の色が人間と同じように変化するが、特に何も起きない。
やむを得ず、辺りを散策する事になるのだった。
200ルドラの秘宝:2008/02/23(土) 22:26:45 ID:PTwNB8gA0
シオン編(11日目)
ヘグに運ばれ、隠れ里へと到着する。長老の元へ急ぐと、そこにはいつか見た先客がいた(リザPT)。
長老に、フォクシーに起こった事を話し、直す薬を要求するシオン。
しかし、薬は既に無かった。ある者に譲ったというのだ。
絶望するシオンに、傍にいたリザがその薬を差し出す。自分は使わないかも知れないから、と。
リザに感謝し、フォクシーに薬を与えるとフォクシーは見事に目を覚ます。
その後、どうやってここに来たのか聞かれるシオンは、ヘグとの経緯を説明する。
すると、リザと共に居た水棲族はヘグを譲って欲しいと言い出す。ヘグは水棲族の守り神らしい。
リザからも懇願され、シオンはフォクシーの命の恩人に借りを返すのだった。
リザと別れた後、長老に『ルドラ』に気をつけろと言われる。
ルドラとは、次なる種族の祖。滅亡の時、最後に現われ、全てを滅ぼす者。
だが、次のルドラはまだ完全では無いので今なら倒せる可能性があるらしい。
シオン達は、小舟で隠れ里を後にし、オリアブへと戻ってきた。オリアブの掲示板では、神父ミラーがシオンを探している事が分かる。
ミラーの元へ行くため、定期船に乗り、とりあえずオムパロスへ。

サーレント編(11日目)
ワープを繰り返し、サッカラ砂漠へとやってきたサーレント一行。
砂漠の中ほどにあった遺跡に入る。入り口には妙なくぼみと古代文字が。
古代文字をロロに通訳してもらうと、くぼみにはダナン神族のラゴウ石を嵌めれば良いと分かる。
早速嵌めてみると、扉が開き中への道が開ける。
奥には大きな機械のパーツらしきものがあった。レギン曰く乗り物のパーツらしい。
外に出ようとすると、何といつか見た二人組みのトレジャーハンター、デューンとキッドと遭遇。
何やらパーツを探しているらしい。彼らはダナンの方舟を持っていると自慢してくる。
サーレントは、自分達の目的が海底に潜るためであった事から、トレジャーハンター達も水に潜るためにここにやって来たと考える。
そして、自分達を海底に乗せてくれるならばパーツをやる、という取引をする。
取引は成立し、近くに停泊中の方舟へと向かう。
201ルドラの秘宝:2008/02/23(土) 22:27:32 ID:PTwNB8gA0
リザ編(11日目)
近くにあった前世の隠れ里に立ち寄ったリザ一行。
長老の所に行くと、ピピンが長老に大目玉を食らう。
ピピンはある薬を盗んで立ち去ったらしい。その薬とは復活薬。死者を蘇生させる事ができる薬だ。
その事を長老が問い詰めると、ピピンは俯いたまま、自分がリザの母に使っていれば、リザの母を助けられた。
だが、ピピンは人間族を信用できなかった、星を汚した人間族は全部居なくなればいいと思っていたと告白する。
もともとピピンが復活薬を盗んだ理由は、ハ虫類のルドラを復活させるためだったのだ。
しかし、この星を守るためには種族を問わず、助け合う必要があると悟ったと語る。
ジェイドとダナンの預言書について長老に尋ねると、全ては『メイファ神』の導きだという。
やはりビルシャナの遺跡の女神像はただの石像ではないらしい。
ダナン神族の祖先は、ルドラに破壊された自然を海、大地、大気の順に回復させてきた。
しかし、そのたびに必ず『メイファ神』が『体に光る印を宿す選ばれし者』が生を受ける事を告げていた。
それがダナン神族の自然浄化と結びついて、救世主となり得る。となっただけらしいのだ。
『ゴモラ』にあった『汚染の元』(ラウメーンも関係していると思われる)は4000年前に『メイファ神』の美しさに取り付かれたダナン神族が、
メイファ神に会うために『大気浄化装置』の他に『救世主の出現を早める装置』を作ったが、それが『汚染の元』だったと分かる。
そこまで聞いた所で、疑問が沸く。3つの自然を浄化させたのに、世界が救われる気配が無い事だった。
長老は、メイファ神と関係深いビルシャナ遺跡の封印を解くしかないと言う。口伝師の下へ行き、遺跡に入る方法を尋ねる事に。
そこに、突然いつか見た戦士(シオンPT)が入り込んで来る。シオンはベッドに女性を寝かせ、永久の眠りを覚ます薬が欲しいと言う。
彼はナーギャという世紀末の魔物と戦った結果、そうなったという。
しかし長老は薬はもう無いと言い切る。絶望するシオン。ピピンから薬を貰ったリザはその薬をシオンに譲る事に。
シオンが復活薬を使うと、フォクシーという女性の目が覚める。安堵するシオン達。
ピピンがシオンに、どのようにここに来たかを何気なしに尋ねると、彼らはヘグに乗ってきたという。
『ヘグのオカリナ』というヘグを呼び寄せる物まで持っていた。マリーナは譲ってくれるよう懇願する。
リザも頼み込むと、シオンはフォクシーの命の恩人だからと言い、応じるのだった。
シオン達と別れ、口伝師にビルシャナの鍵を貰ったリザ達は、ビルシャナ遺跡へと急ぐ。
ビルシャナ遺跡内部にあったモニターはマザー・エナジーを用いて動き出す。モニターにはメイファの姿が。
メイファはリザを見て、自分の想像を超えている救世主だと褒め称え、リザと戦ってみたいと言い出す。
戦う理由を尋ね抗議するピピン、マリーナ、ガーライルだったが、メイファは、滅亡は始まっている、全ての命を救いたいならば私と戦えと言う。
メイファは北の大陸で待っている、と述べモニターから姿を消す。
全てを確かめるため、ヘグに乗り北の大陸へと向かう。最初に着いたのは、リザの故郷カーンの町。
(リザ編0日目でお地蔵様にある願いをした場合のみ全員生存。それ以外は町の人消滅+ゼクウも破滅の光で死亡している。ゼクウとの会話は手記が残っているのでそれになる。ここでは生存した場合を書く)
ゼクウと久しぶりに出会ったリザ。ゼクウとの再会を喜ぶが、アクアを救えなかった事を告げる。
ゼクウも言霊山のゾラから思念を受け、知っていたらしい。まだこの星はリザの力を必要としている…できるのならば、もう一度ゾラに会いに行けとゼクウは言う。
リザは再びゼクウと別れるのだった。(ちなみにゼクウ生存時、町の左上から隠しダンジョンへ行ける。そこにはシオン編に登場する、ゾンビとなったスルトがジェイドを欲しがり戦いを挑んでくる)
再びヘグに乗り、言霊山へと行き、ゾラにあう。
ゾラが言うには、天空から島が落ちて以来、夜になると人が次々と消えていくらしい。
リザの浄化は滅亡を避けるためではなく、救世主としての力を試していただけかもしれないという。
人を消し去っているのはメイファ神なのか、そうでないのか分からないまま、
リザがメイファ神と戦う事を告げると、ゾラは自然の力を信じろと言い見送るのだった。
一行は、メイファ神と戦うためカーンの町から小舟でメイファ神の神像へと向かう。
202ルドラの秘宝:2008/02/23(土) 22:33:41 ID:PTwNB8gA0
シオン編(12日目)
オムパロスを経由し、ダヌルフへ。
ダヌルフも既に破滅の光にやられ、住民が半数ほど死滅していた。ミラーに会うために教会へと向かう。
ミラーはルドラ復活が近い事、クリューヌ王がゾラと会っている(二人は仲が悪いらしいので、会うのは余程の事があると思われる)事を告げる。
そして、ミラーからシオンの師ターレスの剣、ターレスソードを預かるのだった。
教会から出る時、教会にあった女神像の絵に異変が起きる。なんと、女神像が消えてしまったのだ。
同時に破滅の鐘も鳴り響く。ラミレスは、リザが最後の浄化を止める為、そしてルドラを完全体にさせないために、この星を離れたという…
(おそらくこれが2日目にゾラが言った神聖な場所に兆しが現われる状況と思われる)
クリューヌ王の下へ急ぐシオン。王にターレスの行方を聞くと、彼はルドラ教団のアジトを突き止めたらしい。
ターレスは現在地底世界にいるため、言霊山から地底世界に行きシオン達も加勢に行けと指示される。


サーレント編(12日目)
方舟へと入り込む一行。操縦室で色々と弄繰り回すレギンを見ていると、突然周囲が振動する。
デューンが外を見ろと騒いでくるので、見てみると、破滅の鐘の音と、空に飛翔して行く女神像を見る。
方舟がライラの町に着き、早速ラゴウ石を捜索する事に。町の南東にあるという情報を掴む。
再び方舟で南東の海底神殿まで来たサーレントは、その最深部で水棲族のルドラ、カダルと戦闘になる。
無事に水棲族のラゴウ石を入手し、後は最後の人間族のラゴウ石のみ。方舟で地上に運んでもらう事に。


リザ編(12日目)
メイファの神像、最上部。そこにメイファはいた。
問答無用でかかってくるメイファを倒すリザ。
リザの力を見たメイファは、この星の運命を変える力は十分にある事を確認する。
そして、この星を滅ぼそうとしている者は『月』にいると言う。
月からこの星の生命を抹消しようとするシステム、その名は『ソドム』。
リザの真の運命は、その『ソドム』を止めることだったらしい。
『ソドム』が最後の大きな光を放つまで、後4日しか無い。
月に行く方法を尋ねるリザだったが、メイファは既に神像と合体し、月に向かう力を得ていた。
救世主はソドムと戦う運命だと告げて、神像はリザ達を乗せたまま破滅の鐘の音を背に、宇宙へと飛翔するのだった。
203ルドラの秘宝:2008/02/24(日) 02:16:21 ID:zz3RF4nW0
シオン編(13日目)
ターレスを追うため、地底を目指すシオン。
ダヌルフの町では、ダグの見送りを背に言霊山へと向かう。
言霊山を登っていると、なんとルドラ教団員の姿を見る。山の中にいた聖域の民は教団の手によって全滅していた。
頂にいるゾラの元へと急ぐと、教団の一人ラーヴァナがゾラを追い詰めていた。
ゾラは逆に何故ルドラなど信仰するのか、復活したら自らも危険だと説くが、ラーヴァナは「ルドラ」が人間が汚した世界を浄化すると信じて耳を貸さない。
シオンは、乱入しラーヴァナを蹴散らすとゾラにターレスの行方を聞く。
ゾラは地底…冥界へのワープゾーンにシオンを案内する。シオン達のためにあらかじめ結界を解いたらルドラ教団員が現われたらしい。
結界を張るため、一度行ったら戻れない。しかし、それでもシオンはワープを潜り冥界へと飛び込んでいくのだった。


サーレント編(13日目)
デューン、キッドと別れたサーレント達はワープを駆使し冥界へやってくる。
冥界でハウゼンが入っていたラゴウ石から、人間族のラゴウ石を得たサーレント。
ラゴウ石には、「4勇者の一人ハウゼンは、自らをルドラとし、更なる種族の進化を進めた。しかし、更なる進化のためには人間のルドラたるハウゼンは次の種族のために人間を滅ぼす」と記されてあった。(ちなみに他のラゴウ石にも様々な一文が記されている)
ラゴウ石を5つ揃え、ガフの間へと戻ってきたサーレントは再びゴモラと会う。
全てのラゴウ石、そして全てのルドラを造ったものであるゴモラはサーレントの質問に答える。
ハウゼンは人間のルドラだが、再び次期ルドラになろうとしている。
人間のルドラはゴモラが作ったが、ハウゼンはゴモラが作った存在ではないと。
大いなる者の一人であるハウゼン(他3人)は、ゴモラにラゴウ石とルドラを造る事。
そして今までの種族とこれから先の種族を滅ぼす事をゴモラを命じたのだという。
人間が助かるためには、次期ルドラを再び人間がなる事だけ。ゴモラはそのために何人かの人間にジェイドを与えたらしい。
サーレントは、自ら次期ルドラになり、人間全てを助ける道を選択する。
そして、5つのラゴウ石の欠片をゴモラに示し、次期ルドラになる資格を与えられるのだった。
次期ルドラになるためには、ハウゼンを倒せば良いらしい。
ハウゼンの仲間がトゥーラの遺跡にいる。先ずはそいつを倒してくるといい、と助言される。
ゴモラは、サーレントが地上へ出たらハウゼン達がトゥーラ以外から入れないように全てのワープを閉ざす事に。
サーレントは冥界を離れ、先ずはトゥーラの遺跡の場所を聞くため、カスタギア博士の所を訪ねる。
オムパロスのデルフィ山にあるという事を聞き、船を使い向かうのだった。

リザ編(13日目)
無し。イベントも全く何も無い。飛ばされるだけ。月に移動中。
204ルドラの秘宝:2008/02/24(日) 02:17:57 ID:zz3RF4nW0
シオン編(14日目)
冥界を進み、遂に教団本部へ殴りこむシオン。
教団本部内で、教団員に追われているターレスを発見する。ターレスもシオンを確認しつつ後退していく。
ターレスを追うシオンは、教団本部の奥で遂にターレスと合流する。
隊長と力を合わせれば負けはしない、と意気込むシオンだったが、ターレスは突然「次のルドラは完全なる種族。見てみたいとは思わないか?」などと聞いてくる。
ターレスは続ける。まもなく「シュミセン」で次なるルドラ様が産まれる。シオンの持つジェイドを奉げればより完全な存在になる。
狼狽するシオンは、ターレスの指示で襲い掛かってくる教団員を蹴散らし、慟哭する。
ターレスは、教団を追いつめ教団の長を始末した時、真実を知ってしまい教祖となったという。
真実とは何か。分からないまま、ターレスを止める為に戦うのだった。
勝利したシオンは、シュミセンへ行きルドラを倒せれば、その先にある真実にたどり着けるかもしれないと言われる。
そして、死に際のターレスからサイコシールドを受け取り、崩れ落ちる教団本部から脱出するのだった。
脱出した直後、シオンの前に4勇者の一人サイゾウが現われる。彼は別のジェイド戦士にやられたという。
サイゾウは、シュミセンに入るにはルドラ10神宝中唯一の武器、アポカリプスを手に入れるか、2つの盾パワーシールドとサイコシールドを持っていなければ入れないという。
そして、この先のタラークという町に来ているジェイド戦士と取引をして入手しろと言われる。
シオンが真の強者ならまた会えると言い残し、サイゾウは消えるのだった。
サイゾウの言うとおり、タラークの町の酒場へと向かう。中には、いつか見た言霊師一行(サーレントPT)がいた。
フォクシーがその中の二人を知っていたので話しかける。彼らはトゥーラの遺跡を突き進んだらここにたどり着いたらしい。
シオンがシュミセンに行くので剣か盾どちらかを持ってないか尋ねると、彼らもシュミセンに向かっていると言う。
そして、その宝(剣+盾)を手に入れているらしい。シオンの目的ルドラ撃破を聞いたサーレントは、取り引きに応じる。
(選択肢。剣と盾を交換、盾を貰う、交換しないの3択。剣と盾を交換した場合と、それ以外の場合では結果が大きく変わる)
(サーレント編で先に選んだ場合はシオン編ではそれに自動的に決定する)
サーレントとの話が終わると、彼らは先にシュミセンへと向かっていく。(交換していない場合、サーレントの先行はシュミセンを開けるためという理由がつく)
シオンも準備を整え、シュミセンへの道を進むのだった。
205ルドラの秘宝:2008/02/24(日) 02:19:16 ID:zz3RF4nW0
サーレント編(14日目)
デルフィ山を登り、トゥーラの遺跡へとやってきたサーレント一行。
その入り口へと差し掛かると、首が二つある怪鳥ガンダルヴァが襲撃してくる。しかし、良く見るとその二つの首は、ソロンとミュンヒ博士だった。
ガンダルヴァは死んだ霊体を捕まえる怪鳥で、二人が捕まったのはハウゼンの仕業であるという。
恩師を前に攻撃できないサーレントだったが、ソロンとミュンヒの叱責でガンダルヴァとまみえる。ガンダルヴァを撃破すると、二人の魂は解放されるのだった。
トゥーラの遺跡には、ラゴウ石をはめると道が開くというトラップが各所にあり、5つのラゴウ石を使いながら進んでいく。
遺跡でサーレントを阻むのは、ハウゼンの手下ではなく、同じ4勇者の一人サイゾウの手の者だった。
そして、最下層で待ち構えていた4勇者の一人サイゾウと戦闘となる。(しかしサーレント達を待っていた訳ではないらしい)
サイゾウに勝利したサーレントは、4勇者はハウゼン同様に人間を滅ぼそうとしているのかと尋ねる。
サイゾウはサーレントの質問に逆に驚いていた。ハウゼンが人間を滅ぼす事を知らなかったらしい。が、奴は完全主義者だったためやりかねないと付け加える。
そして、4勇者は敵でもあり、味方でもあると答える。サイゾウはどちらでもないらしい。
サイゾウは、敵で無い証として、剣と盾…ルドラ10神宝のアポカリプスの剣と、パワーシールドをサーレントに差し出し、ハウゼンを悪だと思うならそれで「シュミセン」にいるハウゼンを倒せという。
サーレントが真意を計っている時、サイゾウの姿は消滅してしまうのだった。
冥界を進み、タラークという町へとやってきたサーレント一行は、情報を集めるために酒場へと向かう。
そこにはミュンヒ博士(霊体)がいた。観光がてらここにきたらしい。(サーレントとロロのみ姿を見れて、レギンとソークは声だけは聞こえている)
懐かしい顔を見て、しばし安らぐ一行。そしてミュンヒは冥界へと戻る(と言うが、ここも冥界だったりする)。
その直後、何処かで見た一行(シオン達)がやってくる。レギンがフォクシーという令嬢に挨拶をする(サーレントも会った事はあるが忘れているらしい)。
彼らはルドラ教団を追ってきたらここにたどり着いたらしい。
一行のリーダー、シオンという戦士が、シュミセンを目指している事と、そこに入るにはアポカリプスの剣か、パワーシールド+サイコシールドの2つの盾、どちらかが無いと入れないという情報を聞く。
サーレントもシュミセンを目指している事と剣と盾を持っている事を告げ、シオン達の目的を聞く。
シオン達の目的はルドラだった。人間を滅ぼすルドラを倒すのがシオンの目的らしい。
天敵であるルドラを倒すというシオンは、剣ならばサイコシールドと交換、あるいは盾の片方を譲ってくれと言ってくる。
(選択肢。剣と盾を交換、盾を譲る、交換しないの3択。剣と盾を交換した場合とそうでない場合では結果が大きく変わる。)
(シオン編で先に選んだ場合はサーレント編ではそれに自動的に決定する)
(特に、サーレント編ではエンディング内容までも大きく変化する)
話が終わると、サーレント達が先陣を切るため、シュミセンへと向かう。「シュミセン」はサーレントを確認すると、その入り口を開ける。

リザ編(14日目)
無し。月に移動中。
206ルドラの秘宝:2008/02/24(日) 02:21:13 ID:zz3RF4nW0
※15日の行動は、シオン編とサーレント編の行動でそれぞれの章が大きく変わり、
そして3つの章の中で最後にプレイした章の話も若干追加されます(デューン編への繋ぎの話が見れるだけ)。
3つの章の15日目を全てクリアした時点で、デューン編へと移行。

シオン編(15日目)
シュミセンへとたどり着いたシオンは、入り口で「ゴモラ」という者と出会う。
ゴモラはルドラに会わせてやるといい、シオンを奥へと導く。
そして奥へと進んでいった時、次なる「ルドラ」を発見する。

(分岐。剣と盾交換をした場合)
人間の天敵、ルドラとの決戦。ルドラは異空間にシオン達を連れ出し、戦いを挑む。

(分岐。盾を譲ってもらった、あるいは交換しなかった場合)
人間の天敵、ルドラとの決戦。ルドラは異空間にシオン達を連れ出し、戦いを挑む。
しかし、戦いの直前、フォクシーはサーレントがルドラの中に取り込まれている事に気づく。
シオンのジェイドが輝く。ルドラはサーレントのジェイドと融合し、力を増したのだ。
シオンはサーレントを助けるため、ルドラを倒すため、ルドラへと斬りかかる。
ルドラを倒したシオンは、サーレントの救出に無事成功する。
サーレントは自分の仲間を探さなければならないと言い、礼を述べ立ち去る。

とうとうルドラを撃破したシオンだったが、「ルドラ」の創造主と名乗る「ゴモラ」の賞賛の声だけが響き渡る。
ターレスの言った、ルドラの先にある真実。それにゴモラが関係している。ゴモラもまた、ルドラを倒すシオンに興味を持つ。
シオンは導かれるままに、ガフの間という場所を進む。そこにはかつての親友、ロスタムとヒューイの遺体があった。
更に進むと、エネルギーの塊「ガフ」が佇んでいた。ゴモラがシオンの前に現われ語る。
「ガフは全ての生物の魂の源、ガフから生まれガフに帰る」
「遥か昔、この世界に4人の勇者がいた。私はその方達を越える存在を生み出すためこの地に遣わされた」
ゴモラを倒せば4000年の破壊と創造は終わりを告げる。
私をも倒す種族を生み出す事がわが使命。そう語るゴモラ。シオンはゴモラとの決戦に挑む。
ゴモラにも勝利したシオンにゴモラは、サイゾウの生まれ変わりのようだと言う。
ラミレスは、自らが創造主を倒す事になる事を懸念するが、ガフがある限り輪廻転生は繰り返されるらしい。
ゴモラはガフへと還る。破壊と再生の時代を見守る者がいなくなったのである。
眼前のガフは、還ってくる魂をただ飲み込んでいた・・・  -シオンの章、完-
207ルドラの秘宝:2008/02/24(日) 02:21:43 ID:zz3RF4nW0
シオンの章がラストだった場合

ガフを見上げるシオン達に、再びサイゾウが姿を現す。
彼はゴモラを超えたシオンと戦ってみたいと言う。強い奴が好きだから戦いたい、と。
しかし今の彼には体が存在しないため、シオンに月に来てもらう事にしたと言う。
月という突拍子も無い言葉に驚くシオンだが、サイゾウは「ゴモラ」を生み出す存在が月にいるという。
「ゴモラ」も作られた存在だったのだ。やっとの思いでゴモラを倒したのが、無意味になってしまう…
月に行かなければ全て解決しないということだった。サイゾウに月に行ける方法を聞く。
「ジェイド」の力、ダナンの能力が揃えば簡単に月に行けるらしい。他のジェイド戦士を探せと言われる。
一人はサーレント。次に遺跡荒らしのデューン、不思議な少女リザ…
サイゾウに、月での戦いではジェイド戦士以外がいても無意味だと言い、傷つけたくないなら地球に残して行けと言われる。
そして、ここシュミセンは生身の人間が来るところではないため、じきに閉ざされると言い去って行く。
シオン達はガフの間を歩き回り、脱出口を探す。しかし、行き止まりがあるだけだった。
その時、ヒューイ、ロスタムの魂が最後の力を振り絞り、シオン達を脱出させるのだった。
脱出の最中、向こう岸にサーレント達の姿を確認する。サーレントは何者かの声を聞き、それによると海溝から地上に出られると言う。
サーレントに続き、シオンがシュミセンを脱出した直後、シュミセンはその扉を閉じる。
シオン達が海溝ビフレストに向かいサーレント達と合流した時、彼の前にはトレジャーハンターのデューンが待ち構えていた。
(デューン編15日目に続く)
208ルドラの秘宝:2008/02/24(日) 02:22:36 ID:zz3RF4nW0
サーレント編(15日目)
シュミセンに入り、ハウゼンを探し奥へ奥へと進むサーレント。
最奥ではハウゼンが待っていて、次期ルドラになるために全てのジェイドを集めようとしていた。
手始めにサーレントのジェイドを奪おうとする。ハウゼンとの決戦。

(分岐。剣と盾を交換した場合)
ハウゼンを追い詰め、そして撃破するサーレント。
ハウゼンの真意を尋ねるサーレントだったが、ハウゼンの肉体が崩れ始める。
ハウゼンは、「本体」の所まで来れれば教えてやっても良いという。
「本体」について尋ねるが、ハウゼンは消えてしまう。
人間を見直した、我らを越えてくれる事を願っている。と付け足して。
ハウゼン、いや4勇者は一体何をしようとしているのか。それは分からないままであった。
人類滅亡まで後1日・・・   -サーレントの章、完-

(分岐。盾を譲った、あるいは交換しなかった場合)
ハウゼンを追い詰めるが、後一歩のところでハウゼンは必殺の「告死鳥」という技を使う。
一撃で壊滅するサーレント達。ハウゼンは、この星を守るためには自分に勝てる種族でなくてはいけない。と言い捨てる。
そして、直後ジェイド入りのサーレントの肉体を乗っ取ってしまう。
そのまま次期ルドラの前に行き、サーレントの肉体と次期ルドラは融合してしまうのだった。
人類滅亡まで後1日・・・   -サーレントの章、完-

サーレントの章がラストだった場合

(分岐。剣と盾を交換した場合)
ハウゼンの本体について気になるサーレントにレギンは、早く脱出した方が良いと言ってくる(以下共通)

(分岐。盾を譲った、あるいは交換しなかった場合)
サーレントはシオン達によって救出される。
シオンはまだするべき事があると言う。サーレントも仲間を探すため、別れる事に。
ハウゼンと戦った所へ戻ると、レギン、ソーク、ロロの3人が倒れていた。3人を目覚めさせる。(以下共通)

ハウゼンの行方が分からなかったが、とりあえず脱出する事に。
脱出の最中、サーレントの脳内に声が響く。「海溝で仲間を待ちなさい。仲間の少女があなた達を待っている」と。
出口付近でシオンと出会う。シオンも何かを聞いたらしい。サーレントとシオンは各々海溝を目指す事に。
サーレントは海溝へ向かったが、海溝の奥は行き止まりだった。困っていると、とある人物が現われる。
トレジャーハンターのデューンだ。海底からやってきたらしい。(デューン15日目に続く)
209ルドラの秘宝:2008/02/24(日) 02:23:36 ID:zz3RF4nW0
リザ編(15日目)
目を覚ましたリザ。そこは既に月だった。
ソドムについてメイファに質問するリザであったが、予想通り答えは返ってこない。
しかし、地球の生き物は輪廻転生を繰り返す生物、そして種族が変わる度に闘争本能が強くなっているという。
戦うために生まれてきた事、そして、また強い種族を産むために消されていく事が許せないと憤るリザ。
メイファは、全ての生命を救うには、『ソドム』を破壊しなければならない、と再び言う。
早くソドムを破壊しなければ、人間族に代わる新しい種族が生まれてしまう。
これ以上は、ソドムを破壊して戻ってこられた時に話すと言い、メイファは黙ってしまう。
リザ達はソドムの基地に着陸していた。ソドムの繰り出す強力無比なビームを止め、ソドムと最終決戦。
辛うじて勝利を収めたリザ達は、遥か彼方の地球を見下ろし、安堵する。
帰る前にメイファに会うリザ達は、メイファから驚くべき事実を告げられる。
創造主「ミトラ」。「ミトラ」を倒せば種族の交替が無くなるというのだ。
ミトラはソドムを作り上げた主。つまり、ソドムを破壊してもミトラが存在する限りソドムは幾らでも作られてしまう。
4勇者最強のミトラは、ハウゼン、サイゾウ、メイファの力を持ってしても敵わず、倒すにはジェイドが必要らしい。
ジェイドを持つ者しかミトラとは会えない・・・リザ一人をミトラと戦わせる訳には行かない。
しかし、リザ以外のジェイド戦士が間もなくやってくるという。
「シオン」「デューン」「サーレント」・・・リザは彼らの名を呟き、覚悟を決めるのだった。-リザの章、完-

リザの章がラストだった場合

ジェイドを持った人物がどのように月に来るのかは分からなかったが、リザ達が地球に戻る時は女神像の右側から帰れる。
とりあえず右側を探索がてらみんなを待つことにする。ピピン、マリーナは脱出カプセルを見に右側の扉へと入っていく。
ガーライルも、ミトラを倒す前に確かめておこうとする。
「ミトラ」さえ倒せば汚染も争いも起こらないとガーライルはリザを元気付ける。
そして、自分は種族が違っていても心と心が繋がっていると言い、脱出カプセルを見に行く。
リザは一人、大切な仲間をこれ以上自分の運命に巻き込めないと嘆く。
そんな中、メイファは、リザの仲間達はミトラに会えない事を告げる。
ジェイドを持たぬ者がミトラを前にすれば、目は光を失い、体は焼き尽くされ、魂は二度と宿らない。
そして、傍にあるスイッチを押せばリザの仲間は地球に無事帰る事が出来る、と。
たとえ離れていても、星を思う心は同じ…決心したリザはスイッチを入れ、ガーライル、ピピン、マリーナを強引に地球へと帰す。
メイファは最後に、ジェイド戦士がダナンの方舟でここにやってくる事とウルズの門に行くように伝えろと言われる。(デューン15日目に続く)
210ルドラの秘宝:2008/02/24(日) 02:26:01 ID:zz3RF4nW0
デューン編は基本的に16日目しかなく、それ以前はプレイ不可。逆に他3編の16日目も無い。
但し、リザ編が3章のラストだった場合のみ、15日目のデューンの前半をほんの僅かだけ動かすことができる。
他二人がラストだった場合でも、16日目になる直前(月に向けて発進する時)でデューン編に交替する。


デューン編(15日目)
方舟でトレジャーハンティング中のデューン。彼の獲物は一つ、ルドラ10神宝だ。(リザ15日目の続き)
しかしデューンとキッドは世界中を既に周り、行ってない場所は地底のみであった。
彼らはある夢を叶える為にルドラ10神宝を集めていたのだ。
そんな時、方舟に、ルドラ10神宝はルドラを無敵にする道具に過ぎない事を教えてくる者がいた。
デューンは一瞬、方舟のエンジンを司っているダナン神族ブラズニルの声かと思ったが、違っていた。
声の主は「ミトラ」。デューン達の探す宝がミトラの所にあり、欲しいならば月まで来いという。
月に行くためには、海溝へ向かい、そこにいるジェイドを持つ選ばれし者のパワーを借りれば行けるという。
シオンとサーレントの事だと直感したデューン。ミトラの声も止み、デューンはシオンとサーレントの元へ行く。
海溝に潜ったデューンは、大きく上下に別れている部屋で、サーレントと再会する。(サーレント15日目の続き)
脱出するためのスイッチを見つけた時、一足遅れてシオンがやってくる。(シオン15日目の続き)
デューンはシオン、サーレントと同様に謎の声を聞き月へ行く事になった事をいう。
シオンは世界滅亡を前にし宝目当てだというデューンを一瞬軽蔑する。
しかし、デューンの探している宝とは、この星の生き物が共に生きる方法を見つけてくれるというものだった。
結局シオン達、サーレント達、デューンの9人は方舟を目指す。
サーレントとシオンは方舟の中で、仲間達に別れを告げる。これからはジェイド戦士の戦いだから、と。
(シオンの章かサーレントの章がラストだった場合、別室で別れの台詞が各個にほんの僅かある)
仲間達は従うことになり、シオンの仲間とサーレントの仲間は地上へと降りるのだった。
デューン、シオン、サーレントとキッド。4人だけになった彼らは最終決戦の地、月へと方舟を動かすのだった。
211ゲーム好き名無しさん:2008/02/24(日) 03:54:34 ID:RX1AVx2Y0
本日もルドラの人乙。
212ゲーム好き名無しさん:2008/02/24(日) 09:14:01 ID:HRWowGxu0
超乙
213ルドラの秘宝:2008/02/24(日) 10:52:45 ID:zz3RF4nW0
デューン編(16日目)
月にたどり着いた4人。ふと客間を見てみると、そこにはあのラミレスがいた。
彼はサイゾウが、ジェイドとダナン神族が必要と言った事を気にかけ付いて来たのだった。
ラミレスとキッドを方舟に残し、3人は鉄で出来た妙な場所に着く。
そこには救世主リザが3人を待っていた。4人になったジェイド戦士達はミトラを倒し地球へと帰ろうと動き出す。
月を方舟で飛んでいると、突然方舟が大きく振動する。
方舟のコントロールを務めていたダナン神族ブラズニルの声は、エンジンルームへ行けと言う。
エンジンルームで待っていたのはブラズニル。彼は神を倒す事はできないと、無理な事をしようとしているジェイド戦士達に襲い掛かってくる。
ブラズニルを倒した物の、方舟を動かす事ができなくなってしまう。その時、その場にラミレスが現われる。
ダナン神族は一生に一度だけ望む物と融合できる…彼は躊躇せずその力を使い、シオンと出会った時のように再び石化するのだった。
最初の目的地はウルズの門。デューン達はウルズの門深部でハウゼンの本体と会う。
彼は人間は進化が未熟だとして、再び襲い掛かってくる。
ジェイド戦士に敗北したハウゼンは、自分の血を分けた存在が、オリジナルの自分を倒したことに驚愕する。
ミトラの居場所を聞くが、スクルドの門を通過しなくてはならないという。4人は方舟でスクルドの門へ急ぐ。
スクルドの門ではサイゾウが待っていた。ミトラに会うためには、彼を倒す以外に無い。
4人はサイゾウを撃破する。ミトラはベルザンディ神殿にいるという。ベルザンディ神殿に着いた4人は、妙な異空間にたどり着く。
異空間を歩いていると、そこに現われたのは、フォクシー、レギン、ガーライル。ジェイド戦士達の親しい者だった。
彼らは一人づつ、付いてこいと誘って来る。デューン達はそれに騙されず、彼らとは逆の方向へ歩き出す。(引っ掛かっても無害だが)
そこには女神像があり、調べるとベルザンディ神殿の入り口へとワープする。
奥に進む途中、ミトラを守る神獣、カオスアイン、カオスツヴァイを蹴散らし、最奥へとたどり着く。
最奥の大きな部屋には、大きな鏡が一つある程度で、他には何も無かった。
鏡は突如、地球の風景を映し出す。すると、突然鏡の中に何者かの姿が映し出される。ミトラだった。
ミトラに、ハウゼンとサイゾウは倒したと言うシオンだが、ミトラは構わないという。むしろそのくらいでなくては目的にはたどり着けない、と。
ミトラとの最終決戦。ジェイド戦士達は勝利を収める。
214ルドラの秘宝:2008/02/24(日) 10:55:21 ID:zz3RF4nW0
あー、言葉たらずだった。ラミレスが融合したのは方舟とです。
方舟のコントロールをラミレスが担当するようになった、という感じ。
215ルドラの秘宝:2008/02/24(日) 10:56:52 ID:zz3RF4nW0
しかし、ミトラとの戦いの合間、ミトラは自らの力の解放を「奴ら」も気づくだろうと言っていた。
奴らとは誰なのか。ミトラに尋ねると、宇宙の果てにいる感情も無くただ破壊を繰りかえし、全てを無にかえる存在だという。
ミトラはかつてサイゾウ、ハウゼン、メイファと、戦士「ビルシャナ」に導かれ、その破壊から星を守ったことがあった。
そして、戦いの後、再びその存在が現われる事を恐れた。ミトラは美しい地球を無に変えたくは無かったのだ。
ミトラは輪廻転生を繰り返すガフに賭け、再び戦いが始まるまでにこの星の生命に大いなる進化を遂げさせようとしたのだ。
4000年ごとの破壊と再生も、そういう目的からであった。ミトラはゴモラを初めとする永久機関の知識をデューンに勝手に授け、自らもガフに帰っていく。
同時に崩れ落ちるベルザンディ神殿。なんとか脱出した4人は方舟で月から離れようとする。
しかし、月が消滅しその巨大なエネルギーで4人は大きく意識を失うのだった。
目が覚めた4人は場所も分からない廃都市にいた。そこには遺体がいくつか転がっていた。
生存者を見つけ、何があったのか聞いてみると、天から突然襲ってきた者によって壊滅したという。
天から来た者…ミトラの言っていた全てを無にかえす存在が、デューン達の帰還と同時にやってきたのだ。
これではミトラを倒した意味も無くなってしまうと憤るシオン。その時、サーレントが何か異変に気づく。周囲の景色がおかしい。
再び意識を失った4人は、また方舟で目が覚める。さっきのは何だったのか。夢ではない事は明らかだった。
デューンは、ミトラが「全てを無にかえる存在」が本当に攻めてきたら、今の人間じゃ絶対に勝てない事を忠告したのだ、と言い出す。
事実、そんな者がもし攻めてきたら…対抗策は今の人間では何も無かった。打開策を考え悩む4人。
デューンは、永久機関の知識を使って人間を滅亡させずに人間を進化させれば良いと言う。
しかし、リザはそれを聞き一喝する。それだけは絶対に許せないと。永久機関の知識を使ってしまったら、ミトラと何も変わらない。
ミトラの行なった行為の結果は、罪もないダナン神族、水棲族、ハ虫類族、巨人族…全てを滅亡させてしまった。
自然を誰かの手で勝手に変えるのはやめようとリザが言うと、デューンは深く考えずに喋ってしまった事を反省。
永久機関の知識は使わない事を約束するのだった。「全てを無にかえる存在」をどうするか。悩んでいるところに、ラミレスの声が響く。
方舟のエンジンは無事だった事を確認。デューンは方舟を地球に向けて発進させた。「全てを無にかえる存在」について考えるのも、とりあえずは戻ってからの事だった…
                                                     −ルドラの秘宝 完−
216ゲーム好き名無しさん:2008/02/24(日) 11:02:09 ID:zz3RF4nW0
名高いSFC末期のスクウェアソフト、ルドラの秘宝、長かったけど完結です。
話が何かに似てるってのは気になさらず。
言霊システムはかなり面白い(どんな言葉でも魔法になる。アとかニチャンとかでも可)
ので暇ならプレイしてみてください。
移植編出るとしたらデューン編の1〜14日目もやって欲しいものです。
217ゲーム好き名無しさん:2008/02/24(日) 11:13:51 ID:cBYo4cSp0
ルドラ乙
なんか微妙な終わり方なんだな
218ゲーム好き名無しさん:2008/02/24(日) 11:27:13 ID:kdSqmSr90
続編を視野に入れてたけど
スクウェアが思ってた以上に売れなかったからな
219ゲーム好き名無しさん:2008/02/24(日) 16:42:24 ID:Ir0GnnR90
東方紅魔郷 〜 the Embodiment of Scarlet Devil.を教えてください。
220ゲーム好き名無しさん:2008/02/24(日) 18:59:26 ID:83WBkj+10
このスレ滅茶苦茶乙。
221決戦V:2008/02/24(日) 22:08:47 ID:3RoaLtZj0
第3章・美濃攻略
信長は美濃攻めを開始した。美濃を治めているのは斎藤龍興、帰蝶の甥である(注5)。
まず信長は今川から独立した三河の松平元康(注6)、北近江の浅井長政と同盟を結んだ。
墨俣攻略戦:信長は拠点・墨俣に砦を築こうとした。だが龍興が攻め込んできて妨害されてしまう。
そこで信長は藤吉郎に砦造りを命じた。藤吉郎は小六率いる野武士集団「蜂須賀党」の協力を得て砦を造ることに成功した。
木曽川の戦い:帰蝶は龍興に降伏を求めるが、龍興はそれを拒否。
戦いの後、吉乃は自分が生まれ持った能力のために疎まれてきたことを信長に話す。信長は吉乃を励ますのだった。
関ヶ原突破戦:信長は妹のお市を長政に嫁がせるために龍興が立ちはだかる関ヶ原を強行突破した。
稲葉山城攻略戦:龍興の居城、稲葉山城に達した信長軍。
その夜、信長は帰蝶に自分が幼いころから何度も見続けていた夢のことを話す。
その夢の中で信長は炎の中で何者かに倒されていたのだった(注7)。
信長は帰蝶にこの世は夢のようなものだと語り、愛し合うのであった。
織田軍の攻勢の前に稲葉山城は陥落し、龍興は落ち延びていった。
信長は稲葉山城を岐阜城と改めた。そこに松永久秀に殺された前将軍の弟、足利義昭が訪ねてきた。

注5:斎藤道三は息子の義龍に殺され、義龍が殺された後龍興が後を継いだ。
なお『決戦V究極攻略ガイド』によると、龍興の設定段階のイメージは「極悪ヤンキー」であるらしい。
注6:元康はこの後、名を徳川家康と改めた。
注7:以降この夢のことを「滅びの夢」と呼ぶことにする。
222決戦V:2008/02/24(日) 22:13:45 ID:3RoaLtZj0
第4章・信長上洛
信長は足利義昭を奉じて上洛し、将軍となった義昭の後見人になった。
信長一行は幕臣・細川藤孝の屋敷で松永久秀配下の忍者集団の襲撃を受ける。
数の多い忍者たちに苦戦しながらも信長たちは反撃していく(注8)。
そんな中、危機に陥った帰蝶を助けに現れた1人の男がいた。彼の名は明智光秀。在野の士である。信長は光秀を家臣とした。
勝龍寺の合戦:信長は三好三人衆(注9)との戦いの前に、ポルトガル出身の宣教師フロイスから西洋の知識を得た。
合戦の後、帰蝶は光秀を森の中に呼び出す。実はかつて光秀は帰蝶に仕えていた。
光秀は帰蝶の織田への輿入れに反対したことにより帰蝶の父、斎藤道三の怒りにふれ、美濃を追放され、諸国を放浪していた。
美濃にいたころの光秀は気弱で繊細な男だったが、今では冷徹な性格に変わっていた。光秀の変貌にとまどう帰蝶。
2人の会話を吉乃はこっそりと目撃していた。
多聞山の戦い:松永久秀は義昭の兄義輝を殺した人物である。信長は久秀を攻め降伏させた。
池田の戦い:信長は摂津の豪族・荒木村重を降伏させた。
戦いの後、信長は義昭に各地の大名と無断で連絡を取らないことと、寺や商人から多額の銭を取り立てるのを止めることを求めた。
しかし義昭の家臣・一色藤長は将軍をないがしろにするつもりかと信長を批判した。
堺攻略戦:堺の商人たちは傭兵を雇って信長に抵抗した。その中には南蛮兵や美濃を追われた斎藤龍興の姿もあった。
戦いの前、吉乃は利家と勝家に帰蝶が反信長勢力に情報を流しているのではと話す。
利家は信長の人を信じやすい性格を気にしていた。
戦いの末、信長は南蛮兵を率いていた女戦士、アマリアを捕らえた。アマリアはネーデルランド(注10)の出身らしい。
信長は彼女を傭兵として雇うことにした。
越前進攻戦:信長は越前の朝倉義景を攻めた。しかし朝倉家と関係の深い義弟・浅井長政が裏切った。
信長は秀吉にしんがりを任せ、何とか撤退することができた。
しかし、近江から伊勢へ抜ける道の途中で信長は何者かに銃撃され、負傷してしまう。

注8:義昭だけは逃げまどっていた。
注9:三好三人衆とは以下の3人のことである。
三好長逸(みよしながゆき)三人衆の筆頭。すぐ調子に乗る。
三好政康:友通の言うことに「そーそー」と同意する。
岩成友通:長逸のやることをほめまくる。
注10:オランダ。
223決戦V:2008/02/24(日) 22:16:55 ID:3RoaLtZj0
第5章:姉川の狼煙
負傷した信長だったが、こちらから浅井・朝倉に戦いを挑むことにした。
姉川決戦:姉川に布陣した信長のもとに、徳川家康の援軍が到着する。奮起する信長。
戦いの末、織田・徳川軍は浅井・朝倉軍に勝利した。だが、浅井・朝倉の勢力に致命的な打撃を与えるまでには至らなかった。
この戦いで戦果を挙げた光秀は、人々から「織田の白鷹」と賞賛されるようになった。
光秀は京での信長の拠点・本能寺の防御の弱さを指摘。修復作業を行った。

第6章・元亀騒乱
足利義昭は信長に従うふりをしながら、裏では浅井・朝倉・三好三人衆を操って信長を倒そうとしていた。
野田福島の戦い:三好三人衆が摂津に上陸、野田福島を占領した。
可成は軍を2つに分け、一方を浅井・朝倉に当たらせるべきだと進軍したが、聞き入れられない。
やむを得ず可成は手勢を率いて、近江坂本に向かった。
三好軍を破った織田軍。そこに可成の息子、蘭丸が悲報を知らせる。
可成は浅井長政との一騎打ちの最中、斎藤龍興率いる鉄砲隊の銃撃を横合いから受け、討ち死にしたのだ。
信長は可成の進言を聞き入れなかったことを後悔するのだった。
多聞山攻防戦:義昭は兄の仇である松永久秀にも協力を求めた。久秀はこれに応じて挙兵したが、またも敗れて降伏した。
佐和山攻防戦:信長は佐和山にて浅井・朝倉軍と戦った。
三河決戦:甲斐の虎・武田信玄が上洛のための軍を起こした。武田軍は遠江の三方ヶ原で徳川家康を破り、三河に達した。
信長は信玄に決戦を挑んだ。激戦の末、織田軍は武田軍を破った。病の身であった信玄は敗れた直後に病死した。
京洛の戦い:ついに義昭は信長を打倒するために三好三人衆や斎藤龍興を率いて挙兵した。信長は義昭と戦う決意を固める。
長秀は幕府と戦うことにとまどうが、光秀が「幕府は滅ぶべき戦国の業」と説き、長秀も納得する。
一方、帰蝶はまだ光秀の変貌を受け入れられずにいた。
戦いは足利軍の作戦の失敗もあり、織田軍の勝利に終わった(注11)。
義昭は降伏するふりをして信長に近づき、短刀で首を狙うも防がれてしまう。

注11:細川藤孝は義昭を見捨てて逃亡した。
224決戦V:2008/02/24(日) 22:19:53 ID:3RoaLtZj0
すみません。誤字がありました。次に訂正したものを送ります。
225決戦V:2008/02/24(日) 22:21:38 ID:3RoaLtZj0
第5章:姉川の狼煙
負傷した信長だったが、こちらから浅井・朝倉に戦いを挑むことにした。
姉川決戦:姉川に布陣した信長のもとに、徳川家康の援軍が到着する。奮起する信長。
戦いの末、織田・徳川軍は浅井・朝倉軍に勝利した。だが、浅井・朝倉の勢力に致命的な打撃を与えるまでには至らなかった。
この戦いで戦果を挙げた光秀は、人々から「織田の白鷹」と賞賛されるようになった。
光秀は京での信長の拠点・本能寺の防御の弱さを指摘。修復作業を行った。

第6章・元亀騒乱
足利義昭は信長に従うふりをしながら、裏では浅井・朝倉・三好三人衆を操って信長を倒そうとしていた。
野田福島の戦い:三好三人衆が摂津に上陸、野田福島を占領した。
可成は軍を2つに分け、一方を浅井・朝倉に当たらせるべきだと進言したが、聞き入れられない。
やむを得ず可成は手勢を率いて、近江坂本に向かった。
三好軍を破った織田軍。そこに可成の息子、蘭丸が悲報を知らせる。
可成は浅井長政との一騎打ちの最中、斎藤龍興率いる鉄砲隊の銃撃を横合いから受け、討ち死にしたのだ。
信長は可成の進言を聞き入れなかったことを後悔するのだった。
多聞山攻防戦:義昭は兄の仇である松永久秀にも協力を求めた。久秀はこれに応じて挙兵したが、またも敗れて降伏した。
佐和山攻防戦:信長は佐和山にて浅井・朝倉軍と戦った。
三河決戦:甲斐の虎・武田信玄が上洛のための軍を起こした。武田軍は遠江の三方ヶ原で徳川家康を破り、三河に達した。
信長は信玄に決戦を挑んだ。激戦の末、織田軍は武田軍を破った。病の身であった信玄は敗れた直後に病死した。
京洛の戦い:ついに義昭は信長を打倒するために三好三人衆や斎藤龍興を率いて挙兵した。信長は義昭と戦う決意を固める。
長秀は幕府と戦うことにとまどうが、光秀が「幕府は滅ぶべき戦国の業」と説き、長秀も納得する。
一方、帰蝶はまだ光秀の変貌を受け入れられずにいた。
戦いは足利軍の作戦の失敗もあり、織田軍の勝利に終わった(注11)。
義昭は降伏するふりをして信長に近づき、短刀で首を狙うも防がれてしまう。

注11:細川藤孝は義昭を見捨てて逃亡した。
226ゲーム好き名無しさん:2008/02/24(日) 22:32:43 ID:3RoaLtZj0
決戦V、後日続きを貼ります。
227ゲーム好き名無しさん:2008/02/24(日) 22:35:48 ID:C2LiHIBg0
ルドラの人も決戦IIIの人も乙
228ゲーム好き名無しさん:2008/02/25(月) 02:12:34 ID:rkKc9gqA0
乙です
最近力作が多くて読み応えあるわ。
229すばらしきこのせかい:2008/02/25(月) 21:04:57 ID:8oddE9Ut0
では、前から予告していた「すばらしきこのせかい」を投下しようと思います。

あらかじめ言っておきますが・・・かなり長いです。
ここに投稿する前、一通りまとめてみたのですが、
ストーリー上(個人的にも)大切なものが多いことに驚きました。
このゲームの特徴の一つに、
「ストーリー上必要orイベント強制以外のバトルはしなくていい」というものがあります。

それをするには、基本的に「スキャン」して、敵のシンボルをタッチしなくてはなりません。
よって、このゲーム、一つの話を進めるのに、うまくいけば長くても30分程度で済んじゃったりします。

でも、その中の重要な会話やイベントが多いこと!
何気ない会話に、キャラクターの心情変化や後々重要となる伏線があったりして、ほとんどが切れませんでした。
よって、敵(?)サイドの会話を丸ごと省くという暴挙に出ました。
でもその中に核心をつく話があったりします・・・それは、機会があれば補足ということで。
230ゲーム好き名無しさん:2008/02/25(月) 21:05:34 ID:ivUMoYNi0
おう!バッチこい!
231すばらしきこのせかい:2008/02/25(月) 21:06:14 ID:8oddE9Ut0
他人の価値観なんて、意味はない

世界は、俺一人だけでいい

俺は、誰かとわかりあうなんて、一生できない!!



シキ編 1日目

ネクが目覚めると、そこは――渋谷のスクランブル交差点だった。
――なぜ自分は、こんなところに?
右手で、何かを握っている事に気付く。それは、黒地に白いドクロの絵が描かれたバッジ。
何気なくそれを上に放り投げ、キャッチした瞬間――周りの人の考えている事が頭の中に流れ込んできた!!
・・・このバッジのせいなのか?状況を理解する間も無く、ネクのケータイにメールが届く。

『104にたどりつけ 制限時間は60分
 達成できなかったら消滅 死神より』

くだらない・・・そう思い消去しようとするが、できない。その直後に、右手に痛みが走る。見ると・・・タイマー!?
混乱するネクの前に、カエルのような化け物が現れる。しかも攻撃してきた!
周りに助けを求めるが、誰も気がつかない。なぜだ!?
化け物から逃げるため、どこへ行くあてもなくネクは走り出した。

――(オープニングムービー)――
232すばらしきこのせかい:2008/02/25(月) 21:07:35 ID:8oddE9Ut0
何とか、ハチ公前までたどりついたネク。しかし、化け物はまだしつこく追いかけてくる。
何で俺が・・・そう思うネクの目の前で、同じような化け物に襲われた人々が消えていく!
ヤバイ!やられる!――そう思った瞬間、少女に呼びとめられる。
彼女に、私と契約して!そうすればノイズを倒せる!と叫ばれ、戸惑うネク。
わけがわからないが、このままだと消えてしまうと言われ、仕方なく契約することに。
とりあえず、彼女に渡されたバッジの力で戦い、化け物を撃退する。
少女は自分に仕えなかったバッジの力(サイキック)を使ったネクに驚き、
しかも契約したから化け物――ノイズと言うらしい――には襲われないと言った。
まだ状況を理解できないネクに、彼女は「美咲 四季(ミサキ シキ) シキって呼んで」と名乗った。
これから7日間よろしく、死神のゲームは7日間ある、などとまで言われ、ネクはますます混乱する。
答えを求め、シキを置いてネクはスクランブル交差点に向かった。

一人でスクランブル交差点に行ったことを、追いついたシキに怒られる。
シキを拒絶するネクだが、彼女に言われとりあえず104に向かうことにした。
そこでシキに再び促され、仕方なく「桜庭 音操(サクラバ ネク)」と名乗った。

104へ向かおうとしたが、何故か見えない壁に阻まれる。
誰かの視線にネクは気付き振り向くが、その直後、通れるようになっていた。
さっき、自分を見ていた赤いパーカーの男もいない・・・
104にたどりつき、ミッションをクリア。タイマーも消えた。直後に襲われたノイズも二人で協力して何とか倒すことができた。
だが、ネクには今の状況が何一つ理解できないままだった。

シキ編 1日目 死神のゲーム 完
233すばらしきこのせかい:2008/02/25(月) 21:09:29 ID:8oddE9Ut0
シキ編 2日目

ネクが気がつくと、何故か渋谷駅のガード下にいた。
なぜここにいるのか・・・考える間も無く、ミッションメールが届く。

『像を呪いから解き放て 制限時間は60分』

直後に右手に痛み。タイマーだ。
もう一度シキから説明を受ける。これはミッションの制限時間で、失敗すると消滅してしまう、と。
ネクはそれを否定しかけるが、ありえないとは思えなくなっていた。

と、ここでネクは気付く。もう一日経っている!?
あのあと――104でノイズを倒してから、気を失い、寝ていたというのか?
シキを無視していろいろ考えていたが、考えがまとまらない。とりあえず、像――ハチ公像のところへ行くことに。
だが、ガード下から出られない。どうしようか、と考えていたが、赤いパーカーの男がいる事に気付く。
何かある、と思い、そいつの思考をバッジで覗く(以下スキャン)が、何故かできない。
逆に、スキャンでノイズを探して倒せ、とまで言われた。ネクは、彼が死神だと確信。
その通りにしてみる事にした・・・ところで、シキに止められる。
シキに言われて見ると、ポケットの中にバッジがいくつか入っていた。とりあえず、全てのバッジを試すことに。
ノイズを倒し、気付くといつの間にか壁も消えていた。
シキは、ネクが全てのバッジを使えた事に驚くが、ネクは大量にバッジを持っていたことを不思議に思う。
しかも何故か参加者バッジが二つある・・・
234すばらしきこのせかい:2008/02/25(月) 21:11:11 ID:8oddE9Ut0
ガード下から渋谷駅西口バスターミナルに出たところで、ドクロが描かれた黒いキャップをかぶった少年に突っ掛かられる。
スキャンできないネク達を死神だと思ったらしいが、参加者もスキャンできない、と彼のパートナーが止めに入る。
少年は、早とちりしたことを謝ると、自分は「ビイト」パートナーは「ライム」だと名乗った。
シキも自己紹介し、ネクの事を紹介するが、ネクは完全に無視。
とりあえず、ミッションやゲームについて話し合うシキ、ビイト、ライムの三人。
一通り話し終わったあと、ビイトとライムが協力することを提案するが、ネクは拒絶。
ビイトとライムが死神じゃない証拠はない、とまで言われて怒ったビイトはライムと共に行ってしまう。
シキに怒られるが、ネクは他人は不要という持論を展開、気まずい雰囲気のままハチ公のもとへ。

途中、モヤイ像に取り付いたノイズを倒し壁を解除して、忠犬ハチ公像前に辿り着いた。
ネクは、何とハチ公を知らないようだ。
ハチ公の呪いを解く手がかりを探すうち、ハチ公を磨いてやろうということに。
その通りにしてみた・・・が、ノイズがハチ公から出てきて襲いかかってきた!
これを倒すとタイマーが消えた。ミッションクリアだ。
その直後、ピンクの髪の死神(八代 卯月・ヤシロ ウヅキ)が現れノイズをけしかけてきたが、何とかこれを倒す。
次にノイズをけしかけられる前に死神を倒そうとするネクだが、逆らったら消される!とシキが止める。
死神から仕掛けることも口にする、がそれも無理らしい。
突然、死神のゲームから開放するスペシャルゲームを思いついた、と言う八代。それに乗るネク。
その内容は・・・1分以内にシキを消すことだった。
迷うネクに、八代は言い放つ。シキは、『自分の仲間だ』と。
シキは否定するが、ネクの迷いは消えていた。

「私を・・・殺さないで」
「俺は・・・」

ネクは、「サイコキネシス」のバッジの力で、シキの首を掴み、そして――

シキ編 2日目 私を殺さないで 完


235すばらしきこのせかい:2008/02/25(月) 21:12:30 ID:8oddE9Ut0
シキ編 3日目

ネクが気がつくと、あたりは真っ暗だった。
シキは・・・いない。昨日のハチ公前での出来事を思い出すネク。
とりあえず出口を探そうと歩き出したとたん、前方から人の気配が。

それは・・・シキだった。
出口を探していた、と言うシキに、勝手に歩き回るな、と言うネク。
そんな彼にシキは、勝手な真似してピンチになって怒られたのは誰だっけ?と問い返す。

昨日の忠犬ハチ公像前――
ネクは、「サイコキネシス」のバッジの力で、シキの首を掴み、そして――

「おい、そのへんでやめとけ」

男が止めに入った。
『パートナー消滅』をミッションにするのは禁止されている、という男の言葉に驚愕するネク。
しかも、ミッションは1日に一つ『ゲームマスター』しか出せないルールらしい。
八代はゲームマスターではなく、さっきのはミッションじゃなくてただの遊びだと悪びれた様子もなく言い、ネクは憤慨する。
男に帰れ、と言われ、八代は不満げなまま退散した。
男は「羽狛 早苗(ハネコマ サナエ)」と名乗り、自分はゲームの監視者だと言った。
俺達だまされてたのか、と言うネクに羽狛は、だまされたのはお前だけだ、と切り捨てる。
羽狛に促され、仕方なくではあるがシキに謝るネク。とりあえず、仲直りする二人。
二人に羽狛は説く。パートナーを信頼しろ、と。
だが、ネクの事をもっと知りたい、と言うシキにネクはつぶやく。記憶がないから俺も自分がわからない、と。

今日のミッションは
『A−EASTの主を倒せ 制限時間は360分』

暗い部屋を出ると・・・シキが言った。A−EASTはここだ、と。さっきまでいた所がそうだったのだ。
真っ暗だったため、主を探せるように電気をつける方法を探そう、ということになったがそこにいた男に呼びとめられる。
頼み事があるらしい。厄介ごとは避けたいネクだが、シキは、聞いてもらうだけでも人は落ち着く、とネクを説得する。
彼はとあるバンドのボーカル『777』といい、ライブをやる予定だがスタッフがおらずリハすらできないと嘆いていた。
スタッフが戻れば電気がつく、ということでスタッフを探すことに。
その途中で、また昨日のことを思い出す二人。
236すばらしきこのせかい:2008/02/25(月) 21:13:44 ID:8oddE9Ut0
そして今、珍しく、羽狛とはまた話がしたい、と思うネク。
そして、道玄坂のラーメン屋でスタッフを見つけた。
彼についた、心をネガティブにするノイズを倒し、A−EASTに向かわせる。
A−EAST前に行ってみるが、まだ問題は解決していないらしい。
どうも照明の修理が終わっていないようだ。777に怒鳴られ走っていったスタッフを追いかける。
渋急本店前でビイトとライムと再会。
今回のミッションについて話し合い、インプリント(バッジを使って、言葉を人の頭に刷り込む事)を教えてもらう。
だが、ビイトはまだ怒っているらしく、行ってしまう。
インプリントでスタッフを助け、何とか照明の修理が終わる。
しかし、再び照明が落ち、暗闇から巨大な金色コウモリノイズが現れた。
何とかこれを倒す・・・が、タイマーが止まらない!
時間がない・・・その時ビイトとライムが現れ、小さくなっていたコウモリノイズを倒し、タイマーが止まった。

とりあえず外に出た4人。
ネク達の情報不足を指摘するビイトだが、ライムにも同じことをツッコまれ大慌て。
シキもライムも、そしてネクも笑っていた。
何で777は私達が見えたのかな、というシキに、ネクは言った。あいつも死神だ。
羽狛が言っていた。UGではそこに来ている人間と死神、ゲームの関係者以外からは見えない。
そして、参加者は、自分が一番大事にしているものをエントリー料として徴収されている。

ボク達、生き残れるかな・・・と言うライムにネクは言った。生き残る。絶対に・・・。
4人で協力することをシキは改めて提案。ネクも、それを認める。

パートナーを信頼しろ。羽狛の言うことが、この不条理な世界ではわかる気がした。

シキ編 3日目 信頼できるヒト 完
237すばらしきこのせかい:2008/02/25(月) 21:16:00 ID:8oddE9Ut0
シキ編 4日目

今日目覚めたところは、104前だった。
渋谷を眺めていたシキ、ビイト、ライムは人ごみを眺め物思いにふけっていた。
渋谷は、いろんな人たちが集まる街。でも、皆が違うことを考えている。いろんな価値観がせめぎあっている。
こんなに人がいるのに、自分たちに気付かないのはちょっとさびしい、と。
でも、ネクは思う。この街は嫌いだ。
他人の価値観なんて意味はない。誰にも気付かれなくてもさびしくない。むしろありがたい。

ミッションメールが届く。
『トワレコにたどりつけ 制限時間はなし』

これだけ?
ビイトが思いつく。どっちが早くトワレコにつけるか勝負だ!
先に走って行ってしまうビイト。出遅れたライム。
そこでシキは気付く。ライムがつけているペンダントはレアもののブランド品。ライムによると、兄がくれたものらしい。
ペンダントに気付いたことを驚くライムに、ファッションデザイナーになるのが夢だから、とシキは言った。
対してライムは、夢がないからシキがうらやましい、と言った。
でも、スケボーで世界一になるのが夢、と言うビイトを見ていると、自分も夢が持てそうに思えてくる、と。
そう言って、ライムはビイトを追いかけていった。

追いかける気のないネクを見て、シキはネクを連れて104へ。
王子 英二(オウジ エイジ)というタレントもいたりして、興奮するシキ。
シキはファッションデザイナーになる勉強をしている、と言った。
裁縫が得意で、武器として使っている『にゃんタン』というぬいぐるみと、なんと今着ている服も自分で作った物。
でも、デザインしたのは友人のエリで、彼女に追いつこうと頑張っている、そうだ。

104を出て、ビイト達を追いかける。
そして、トウワレコード前に辿り着いたときだった。
先に行っていたビイトの足元に――ノイズ!
ビイトをライムはかばい、彼の代わりに・・・消えた。

現れたのは、死神の八代と、パートナーの「狩谷 拘輝(カリヤ コウキ)」。
二人は大量のノイズを作り出すと、去っていった。それらを片付けるネクとシキ。
一人でライムを消したノイズに立ち向かおうとするビイトだったが、現れた羽狛に説得され、彼と共に戦線離脱。
パートナーを失った参加者は数分後に消えてしまうのだ。それを防ぐため、羽狛はビイトを連れて行く。

何とか全てのノイズを倒したネクとシキ。
ライムを助けられなかったことを悔やむシキにネクは仕方なかった、と言う。
どうしてそんな風に割り切れるの!?私たち仲間の責任だよ!と言うシキに、ネクは思わず叫んでいた。
仲間って何だ!?ただ寄り集まるだけの関係なんて、ない方がマシだ、他人なんて邪魔だ!
生き残るために、仕方なく一緒にいるだけだ・・・

シキも叫んだ。そんな事言うなんて・・・あの死神達と変わらない!

シキ編 4日目 消滅 完
238すばらしきこのせかい:2008/02/25(月) 21:18:15 ID:8oddE9Ut0
シキ編 5日目

ネクが気付いたのは、千鳥足会館前だった。
シキとなんとなく気まずい雰囲気になる。昨日は言い過ぎた、謝るシキ。
そんな彼女に、ネクはミッションの事だけ考えろ、と言うのだった。

今日のミッションは
『スペイン坂をノイズから開放しろ 制限時間は200分』

スペイン坂にたどりつきノイズを倒すが、一向に数が減らない。
二人の女子学生がノイズを引き寄せている事に、シキは気付く。
彼女達の負の感情が、ノイズを引き寄せているらしい。
二人の話を聞いてみると、片方が、目の前の友達が自分の彼との浮気を疑っているらしい。
インプリントで「死神さん(こっくりさんに似たおまじない)」をさせることに。
それにサイキックで干渉し、二人のわだかまりを解くと、ノイズは自然と消えていった。
残ったノイズを倒しミッションクリア。

友達っていいよね、とシキは言った。
それに対しネクは、仲良くするために平気でウソをつく関係のどこがいい?と尋ねる。
仲がいいから、ウソが必要なときもある、と答えるシキ。
続けてシキは言う。仲間は必要ないって本当かな?みんなに助けられたからここまで来たんだよ?
私はエリにいつも助けられてた。デザイナーになる夢を持つきっかけもエリ。エリがいなかったら、今の自分もいない。
夢がないまま消えたライムの分まで、生きかえって、頑張って生きなきゃ、と言うシキの言葉に、ネクは引っかかる。
生きかえる?どういうことだ?

と、そこで、ゲームマスターの死神「東沢 洋大(ヒガシザワ ヨウダイ)」が現れる。
彼によると、残った参加者は自分たちだけらしい。
東沢は、シキに会いに来たのだ、と言う。
彼女の中にある、友に対する深い嫉妬、自分への嫌悪、その負の感情を見に来たのだと。

そして、死神のゲームは死者の集まり、死者が生き返るための選別の場。
そう言って、東沢は去っていった。

俺は、本当に・・・死んでるのか?

シキ編 5日目 空虚な都市伝説 完
239すばらしきこのせかい:2008/02/25(月) 21:19:59 ID:8oddE9Ut0
シキ編 6日目

目覚めたところは、スクランブル交差点だった。
手には新たなバッジが握られている。赤地に黒のドクロ。参加者バッジの色違いか?でもスキャンはできない。
シキはまだ起きていない。その間に、昨日のことを思い返すネク。
俺は本当に死んでいるのか?なぜ死んだのか・・・思い出せずネクは苦しむ。

今日のミッションは
『15時にスクランブル交差点の視界を支配しろ 制限時間は180分』

ネクには今日のミッションの意味がわからずシキを起こす。
何故か投げやりな態度のシキを、ネクはいぶかしく思うが、手がかりを探すことに。

スクランブル交差点には15時にQフロアにCMを流す、という企画について悩む青年がいた。
Qフロアと言う巨大スクリーンに、レッドスカルバッジと言う新作バッジのCMを流すらしい。
さっきのバッジと同じだ。このCMを皆が見るようにするのがミッションのようだ。
だが、彼は特に作戦を用意していないらしい。
とりあえずバッジを配る手助けをする。

スクランブル交差点に戻るが、シキはミッションをクリアしても意味ない、と投げ捨てる。
エリになりたかった、変わりたかったのに変わってない・・・と言うシキ。
ネクは気付く。もう一人シキがいる!?
走っていってしまったシキに追いつき、話を聞く。
シキのエントリー料は、『容姿』。彼女自身の姿だった。今のシキはエリの姿。
エリになれたときは嬉しかった。自分が嫌いだった。何でもできるエリになりたかったから。
でも、よく考えると、エントリー料は自分が一番大切なもの。
本当はエリに嫉妬してただけだった、自分が一番大切だった。
だから、生き返るのが怖い、エリに嫉妬する自分が嫌だ!と。
そんなシキにネクは言った。お前のままじゃダメなのか?
240ゲーム好き名無しさん:2008/02/25(月) 21:31:41 ID:ivUMoYNi0
支援
241ゲーム好き名無しさん:2008/02/25(月) 21:39:03 ID:a0futRPyO
支援
242すばらしきこのせかい:2008/02/25(月) 22:03:08 ID:8oddE9Ut0
突然さっきの青年が叫んだ。まだバッジは流行っていないようだ。
とりあえず、ミッションクリアを最優先することに。
青年は、偶然出会った知り合いの王子に、トレンドと流行について教えてもらう。
身につけて街を歩くことで、バッジのトレンドを流行させることにしたようだ。
UGでブランドの装備をつけてバトルするとRGの流行に影響するらしい。
ネク達もそれを装備してバトルすることで流行させる。
その途中、104前にてエリを発見。
彼女といた友達によると、エリは最近、服のデザインをしていないらしい。やめるつもり、とも言った。
彼女の話題にシキのことが出たとたん、シキは走り去った。

スクランブル交差点でシキに追いつく。
「デザイン、やめたら」と、エリに言われたそうだ。エリに愛想をつかされた、と思い込むシキ。
そんなシキにネクは言う。お前はお前だ、エリにはなれない。他人なんか関係ない。お前のまま生き返ればいい。
「エリってヤツは、嫉妬するぐらい、いい目標・・・なんだろ?」

運命の時間。15時にCMが流れる。みんなが見ている。
ミッションクリアだ。

その人ごみの中にエリを見つけ、シキは彼女の会話を聞く。
エリは言った。
シキがいないとダメ。なのにシキは・・・事故で死んでしまった。
自分がデザインした服はシキしか作れない、シキが作ってくれて、初めて形になる。
シキはすごい、裁縫の腕もいいし、気遣いもできる。デザインで気付かない部分も、ちゃんとフォローしてくれる。
「デザインをやめたら」そう言ったことも後悔している、とも言った。
デザインで悩むシキを元気付けるために言ったつもりだったのに、逆にシキを傷つけてしまったことを。
だから、かなうことならもう一度会って、謝って、二人でまた一緒に服を作りたい。

もう、シキの心の中の迷いは消えていた。私、生きかえりたい!

シキ編 6日目 プライドと劣等感 完
243すばらしきこのせかい:2008/02/25(月) 22:03:49 ID:8oddE9Ut0
シキ編 7日目

スクランブル交差点で、ネクとシキは話す。
今日で最後。絶対、勝ち残る。

最後のミッションは
『首都高にいるゲームマスターを倒せ 制限時間は600分』

突然、ネクのケータイに電話がかかってくる。
相手は羽狛だ。ビイトがいなくなった、という知らせに驚くネク。
パートナーがいないビイトは死神に見つかるとアウト、しかも7日目はゲームマスターが参加者に直接手を出せる。
とにかく早くゲームを終わらせろ、と言う羽狛。ネクとシキは首都高へと急いだ。

首都高に行く直前、シキと話す。
「生きかえったら、また会えるよね?私と、ネクと、ビイト・・・。
 私はこの姿じゃないから、目印ににゃんタンを持って行くから。みんなで、また会おう」

首都高で、東沢と対面。
東沢は、シキの中から嫉妬の情念が消えていることに驚く。

「エリはね、私が嫉妬するぐらいすごい親友なの!だから私も負けてられない」

そんなシキを東沢は鼻で笑うと、自らノイズに姿を変え、襲いかかってきた。

激闘の末東沢を倒すと、シキを称えるような言葉を残し消滅した。
二人は光に包まれる。祝福の光、なのか?
その中で二人は約束する。

待ち合わせしよう!場所は・・・ハチ公前!



ネクが目覚めると、そこは――スクランブル交差点だった。

「どうして・・・どうして・・・こんなことに・・・」

メールが届く。ミッションを伝えるメールが。

「どうしてだーーーー!?」

シキ編 7日目 醒めない夢 完
244ゲーム好き名無しさん:2008/02/25(月) 22:06:30 ID:8oddE9Ut0
シキ編終了です。
途中でバイバイさるさん言われたよ・・・
今まで言われたことなかったからなぁ・・・

シキ編は言うなれば、前・中・後編の前編にあたります。
続きはまた明日・・・
245ゲーム好き名無しさん:2008/02/25(月) 22:13:17 ID:TdIHPRti0
MicrosoftのHALO1: Combat Evolved 日本語版ストーリーまとめ投下します。
書き直すたびに出来が悪くなるのは勢いがそがれる故か。
段落の先頭に時々出る「n:」などの数字はゲーム中のステージ番号を示す。
ゲーム中には語られないあらすじは説明書と公式宣伝ページを参照しました。

人物、用語紹介
 マスターチーフ:対コブナント計画Spertan-2により生まれたドーピングファイター。
  味方の兵士曰く、背が高くてハンサムらしい渋声の一騎当千野郎。
 コルタナ:オータムつきの万能オペレーターAI。
  コブナントだろうがヘイローだろうがどんなシステムでも接続できる万能っぷり。彼女を運ぶのがチーフの主なお仕事。
 キース艦長:戦艦オータムの艦長。このゲームのピーチ姫。
  コブナント語のヒアリングは脳内チップの力なのだろうか。
 海兵隊:宇宙軍になっても陸海空の区別があるらしい、どこまでもやられ役な味方。
 コブナント:宇宙人による宗教同盟。科学技術は人類を凌ぎ、エリート、ハンター、
  ジャッカル、グラントの四種が登場する。地位と士気と強さもこの順。
 ギルティースパーク:ヘイロー・ゼロ・フォーを管理しているらしい慇懃AI。
 フォアランナー:ヘイローを作った謎の古代種族。現在行方知れず。
 フラッド:研究のためヘイローに保存されていたフォアランナー製生命体。
  寄生する前の素体、素体を運ぶキャリアー、寄生体二種類がいる。
 コール条約:コブナントに拿捕される可能性のある船舶は地球を避けなくてはならないという内容の条約だが、
  ゲーム中はキース艦長のセリフを一言増やしたのみ。
246ゲーム好き名無しさん:2008/02/25(月) 22:14:43 ID:TdIHPRti0
 あらすじ:西暦2552年。ワープ航法を確立した人類は、他の恒星系への植民を可能としていた。
その植民惑星の一つが32年前、謎の艦隊により滅ぼされる。
艦隊の主である宇宙人宗教同盟体コヴナントの長は人類の存在が神に対する冒涜であるとして宣戦を布告し、人類とコブナントの長い戦いが始まった。
劣勢にあった人類は反攻のため惑星リーチにおいて対コヴナント計画に基づく機甲部隊を編成するが、
地球を目指すコブナント大部隊を阻止する戦いで壊滅に追いやられてしまう。
唯一戦線を離脱した戦艦オータムはコブナントを地球から遠ざけるため、
宇宙のどこかへとブラインドワープを敢行した。

 1:ワープの痕跡をたどられ、コヴナント艦隊の追尾を振り切ることは出来なかった。
コールドスリープから目覚めた改造人間マスターチーフは、
出頭した艦橋でキース艦長から戦場AIコルタナの保護を命じられる。
機密情報の塊である彼女をヘルメットに収めたチーフは、
艦長が示す先に浮かぶ謎の巨大なリングを目指し脱出艇へと走る。

 23:たどり着いたリングの上は草原と木々が生い茂り、謎の建造物が聳える大地だった。
脱出艇で降下した他の兵士達を輸送機に収容していく中で、
コルタナはオータムがリング上に不時着したことを傍受する。
そして艦長が捕らえられた敵艦の位置を掴んだチーフらは、
救出のために夜間、敵艦が係留されている岩場へと強襲をかける。
地上にある重力リフトを通じて敵艦内へと侵入し、艦長の救出に成功したチーフ。
囚われの艦長が耳にした話によると、コブナントがこのリングをヘイローと呼んでおり、
ヘイローを制す者は世界を制すと信じられているという。
兵器であれば人類に使われることは間違いない。
コブナントがヘイローのコントロールルームを探しているとの報を受けた艦長は、
敵に先んじてヘイローを調べよと一同に命じるのだった。

 45:コントロールルームの位置を記したマップルームがある島へと降りたったチーフ一味は、
防衛するコブナント部隊を退け最深部でコントロールルームの位置を特定することに成功する。
コントロールルーム近くまで地下を飛行できるだけの空間があるというコルタナの提案で、
輸送機により地下通路へと降り立つチーフ。
通路の先に広がる雪原を抜けコントロールルームへと辿り着き、コルタナを制御卓に移す。
ヘイローのシステムを調べるコルタナによると、フォアランナーという種族がヘイローを作ったらしい。
しかし調べを進めたコルタナは突如、艦長を今すぐ止めなくてはとチーフを急かすのだった。
247ゲーム好き名無しさん:2008/02/25(月) 22:19:34 ID:TdIHPRti0
 6:艦長を追って湿地帯に踏み入ったチーフだったが、残されたものは艦長が謎のエイリアンにとらえられたことを告げるレコーダーのみであった。
味方が避難したらしい建物の中で、チーフは死んだ兵士とヘルメット内臓レコーダーを発見する。
レコーダーの映像には艦長たちが未知のエイリアンに襲撃される瞬間が映し出されていた。
そして映像と同じ生き物が扉を破りチーフへと襲いかかる。
これを退けながら地上へと抜けたチーフだったが、エイリアンの執拗な攻撃は続く。
苦戦を強いられるチーフの元へ、上空からエイリアンを攻撃する機械群が姿を見せた。
次の瞬間、高台にテレポートさせられたチーフのもとへ、ヘイロー・ゼロ・フォーの管理AIギルティースパークを名乗る球体の機械が訪れる。
ギルティーは、解き放たれたエイリアンことフラッドを止めるための助力をチーフに請うのだった。

 7:フラッドの増殖を止めるためにはヘイローの防衛システムを起動するしかない。
しかしAIであるギルティーにはヘイローの防衛システムを起動するシステム権限は与えられていない為、
生命体であるチーフが起動キーであるインデックスのもとに行かなくてはならない。
隔壁で守られた通路を進みながら語るギルティーによると、
ヘイローに保存されている研究用に残されたフラッドの封印をコブナントが解いてしまったらしい。
ありとあらゆる生命体に寄生し無限に増殖を続けるフラッドは宿主の知識をも吸収し、
いまやヘイローを脱出するべく擱坐したコヴナント宇宙船を修理しているという。
一刻を争う中、深部でインデックスを無事入手したチーフは、
ギルティーと共にコントロールルームへとテレポートで戻り、インデックスを操作卓へと差し込んだ。

 その時コルタナの制止の声が響く。今までギルティーに妨害され連絡出来なかったとコルタナはいい、
さらにヘイロー防御システムはフラッドを殺すのではなく、
フラッドの餌となる生命体を宇宙から抹殺するための物であるとチーフに説明する。
真実を問うチーフに、ギルティーは鍵への道のりで説明したはずだ、
システム構築時に散々議論したではないか、と噛み合わない言葉を吐く。
ヘイローを起動するわけにはいかないと告げると、
ギルティーは召喚した機械群へチーフの首だけは残すようにと命じ、その場を去った。

 8:機械群を退けた後、チーフとコルタナはヘイローの破壊を決意する。
コルタナの調べによると、ヘイロー破壊にはオータムの核融合炉を暴走させれば事足りるという。
しかしオータムのエンジンを操作するためには艦長自身か、艦長の頭に埋め込まれたインプラントチップが必要だ。
艦長の信号はフラッドが修復中の艦船から発信されている。
ギルティーが使用していたヘイローのテレポート網を利用して、
コルタナとチーフは艦長の捕らえられている艦船へとテレポートした。

 9:ヘイロー脱出のために船を修理するフラッドとそれを阻止したいコブナントの激しい戦いが地上で艦内で繰り広げられている。
その中を艦長のもとへと急ぐチーフに、艦長から来るなと苦しげな通信が届く。
艦長がいる場所まであと僅かというその時、扉の向こうから艦長の断末魔の悲鳴が響いた。
時すでに遅く、フラッドの肉塊に取り込まれ事切れた艦長からインプラントチックを取り出したチーフは、
すべてを終わらせるべくオータムへと向かうのだった。
248ゲーム好き名無しさん:2008/02/25(月) 22:20:44 ID:TdIHPRti0
 10:荒涼とした大地に横たわる変わり果てたオータムの艦橋へと乗り込んだチーフ。
コルタナが核融合炉の自爆をセットするが、エンジンルームから直接妨害するギルティーによりリセットされてしまう。
フラッドを根絶やしにするためにはすべての生命体を滅ぼすしかないと語るギルティー、
今ヘイローを破壊されるわけにはいかないフラッド、コブナントが三つ巴の戦いをする管内をエンジンルームにたどり着いたチーフは、戦いの末手動でのエンジン暴走に成功する。
自爆時間が迫るオータム上部甲板から爆撃機を発進させてチーフとコルタナはヘイローを後にするのだった。

巨大な爆発がヘイローの輪を打ち砕き、破片がぶつかり合いながら次々と崩壊していく。
コルタナのかける生体スキャンにかかる者もない静寂の中、
これで終わったのだというコルタナに、チーフが言う。まだ始まったまかりさ、と。


宇宙の向こうから現れた光、今はなくなったヘイロー・ゼロ・フォーから逃れた管理AIは、
宇宙のどこかを目指して飛び去って行った。

〜終〜


超要約:エイリアンから逃げた先に変な輪っかが。
どうも兵器らしいので調べてみた。なんか変なモンスターが増えたよ。
モンスターを始末したい古代機械にモンスター抹殺マシンの起動を依頼されたよ。
実はモンスター抹殺マシンでなくて宇宙の生命体皆殺しマシンだった。迷惑だ壊そう。
エイリアン、モンスター、古代機械ごとわっかを破壊。さあ帰ろうか。


疑問
Q:なんで都合よくわっかの近くにワープできたの。
A:知りません。
Q:ヘイローってフラッドを試すための研究所なの?
A:どうもそうらしいけど詳しいことはコルタナに聞いてほしい。
Q:フラッド普通に倒せるんだからヘイロー防御システムなんて必要ないじゃん。
A:ギルティーが必要と言っているんだから必要なんだよ。生首にすっぞ。
Q:ギルティーどこに行ったの。
A:背中に聞いてください。
249ゲーム好き名無しさん:2008/02/25(月) 22:39:34 ID:TdIHPRti0
HALO1のまとめは以上であります。名前に題字も番号も入れ忘れ、最後のスレに完結宣言も忘れてナンテコッタイ。
250すばらしきこのせかい:2008/02/25(月) 22:52:36 ID:8oddE9Ut0
しまった、シキ編3日目の、2回目の羽狛についての回想の内容がない。

と言うわけで、以下内容補足

とりあえず、羽狛は彼にとって言える範囲でだが、死神のゲームについて教えてくれた。
ミッションは、参加者のうち誰か一人でもクリアすればいい。
参加者は一人一人採点されている。
死神は、参加者を襲い消すことでポイントを稼ぎ存在を保っている。
今いる渋谷はUG(アンダーグラウンド)と呼ばれる、元いた渋谷RG(リアルグラウンド)とは違う存在である。
UGからRGは見えるがその逆はできない。
ただし、ステッカーが張ってある特定の店では、姿が見えるようになり、買い物ができる。
UGを支配しているコンポーザーと言う存在がいる。
だが、羽狛のことは、カフェのマスターである事以外大したことは教えてもらえなかった。
251ゲーム好き名無しさん:2008/02/25(月) 23:54:24 ID:wmXe6qvy0
きのことヘイロー乙
キノコはあらすじ読むと面白そうだな
252ゲーム好き名無しさん:2008/02/26(火) 00:08:10 ID:YWUU2TPwO
『カオスウォーズ』のストーリーをお願いします。
ハードはプレイステーション2です。
未解決一覧にも無かったのでリクエストします。
253ゲーム好き名無しさん:2008/02/26(火) 00:10:53 ID:n58LqrVm0
カオスウォーズなあ
書きたいと思ったけどそんな時間がまったく無いから他のだれかよろしく
254ゲーム好き名無しさん:2008/02/26(火) 01:33:16 ID:hG93VpAK0
前スレの560、このスレの>>253までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
255ゲーム好き名無しさん:2008/02/26(火) 07:17:15 ID:Lmk2FDRe0
「リーヴェルファンタジア 〜マリエルと妖精物語〜」をリクエストした人ってまだここ見てますか?(谷;)
もし居たら書きますけど、居なければ時間掛かりそうなので見送ります。
256ゲーム好き名無しさん:2008/02/26(火) 08:20:51 ID:Y49wp6RU0
別人だけどお願いします
257ゲーム好き名無しさん:2008/02/26(火) 12:39:49 ID:VzD/K9PW0
俺からもお願いします
258ゲーム好き名無しさん:2008/02/26(火) 14:38:18 ID:QVAhDNAHO
エースコンバット04のストーリー教えて下さい。
259ゲーム好き名無しさん:2008/02/26(火) 16:00:16 ID:Mv5l5i85O
>>255
リクエストした者です。ぜひお願いします!
260ゲーム好き名無しさん:2008/02/26(火) 17:25:13 ID:BZLLJSv50
>>258
wikiに詳しく載ってる
261すばらしきこのせかい:2008/02/26(火) 18:01:12 ID:i/cWjflQ0
ヨシュア編 1日目

ネクはスクランブル交差点で、呆然と立ちつくしていた。
俺は何のために7日間生きのびたんだ・・・
だが、すぐに思い直す。絶対に負けられない!

ミッションは
『ゲームT 30+74= 制限時間は60分 未達成なら破壊』

直後に右手に痛み。いつもの通りタイマーだ。
今までと違うミッションの出題形式に困惑するが、ゲームマスターが変わった、ということに思いあたる。
ネクはパートナーを探すため忠犬ハチ公像前へと向かった。

タフそうなヤツを探すことにしたネク。だが、その前にノイズに襲われる。
まずい、と思ったその時、どこかで感じた感覚。シキと契約した時と同じ感覚だった。
誰と契約したのかわからないまま、ノイズを倒す。
そして、相手と対面した。線の細い、ネクと同じぐらいの歳であろう少年だった。
彼は「桐生義弥(キリュウ ヨシヤ)」と名乗った。ついでに、「パパとママは僕のことをヨシュアと呼ぶ」そうだ。
この弱そうなのが俺のパートナー!?驚くネク。
そしてヨシュアは、ネクに不可解な言葉を投げつける。

「君、慣れてるようだったから契約させてもらったよ」「ずっと君を見ていたからね」

前のゲームの参加者か?いや、とネクは思い直す。こんなヤツ勝ち残ってなかった。
そんなネクにヨシュアは参加者バッジでスキャンするように勧める。
言われた通りに、スキャンを始めるネク。
そしてネクは見た。ヨシュアの心の中を。参加者であるはずのヨシュアの心を。
ネクが見たのは・・・宇田川町だった。
ますますヨシュアに対する疑念を深めるネク。
262すばらしきこのせかい:2008/02/26(火) 18:02:27 ID:i/cWjflQ0
とりあえずミッションをクリアすることに。
メールの足し算の答えは104、つまり向かうべき場所は104だ、とヨシュアは言った。
ミッションでわからないことがあったら何でも僕に聞くといい、よかったね、僕と契約できて。
そんなことを言われ、ネクは不快感を積もらせる。

104前にたどりつきミッションをクリアするが、そこにはガラクタの山が。
その上に座る男に怒鳴られる。「ゼタ遅ぇ!!」「このヘクトパスカルが!!」
男の奇妙な言動に困惑するネクだが、そのとたん、頭に激痛が走る。
その男は「南師 猩(ミナミモト ショウ)」ゲームマスターだと名乗った。
ネク達を見て、南師は笑った。お前は今回の参加者か。嬉しい誤算だ。

南師は、常識など俺が捨ててやる、大事なのは俺の美学だ、と不敵に笑う。
参加者に自分が許した含有量は1ヨクトグラム、つまり原子レベルだ、と言い張る南師。
南師はメガホンを出して、参加者に向けて叫んだ。

「存在価値のないヨクトグラムどもに告ぐ!おまえら全員ここで4ね!」

その直後に襲いかかってきたノイズを倒す。
南師が自分を知っている様子だったことを疑問に思うネク。
さらに、ヨシュアについてもわからないことが多すぎる。

こいつは信用できない。でも、この渋谷で生き残るにはこいつを信用するしかない。
でも・・・ぜんぜん信用できない!!それでも勝つしかない。

あいつの・・・シキのためにも。

ヨシュア編 1日目 ルール 完
263すばらしきこのせかい:2008/02/26(火) 18:04:39 ID:i/cWjflQ0
ヨシュア編 2日目

ネクは、スクランブル交差点で目覚めた。
ヨシュアは・・・電話している?誰と?
スクランブル、エリア封鎖、と言った言葉が飛び出し、死神に報告しているのか?と思うネク。
ネクはもう一度、ヨシュアをスキャンしてみることにした。

宇田川町・・・そこに倒れる・・・ネク。自分の上に落とされた・・・参加者バッジ。

なんで宇田川町で俺が倒れてるんだ?しかも、ヨシュアの思考の中で。
まさか・・・俺の死に際?こいつは俺の死に際を見ている?
まさか、俺を殺したのは・・・直接聞いてみるか?いや、こじれてミッションに影響が出てはまずい。

ネクがいろいろ考えているところに突然ミッションメールが届く。ネクはとりあえず、様子を見ることにした。
メールを見ようとしたとき、ヨシュアが提案する。ミッションを無視してしまおう、と。
驚くネクに、どうしても行きたいところがあるから他の人に任せておけばいい、と言うヨシュア。
そんなヨシュアにネクは怒る。俺は負けられない、あいつの命もかかってる。

東沢を倒したあと・・・ネクとシキは、白い空間にいた。
そこには・・・ビイトもいた。無事だったことを喜ぶ二人。
三人のもとに男が現れる。ゲーム運営の指揮者、「北虹 寵(キタニジ メグミ)」だ。
北虹は言った。死神のゲームで生きかえれるのは・・・1名だ。
怒るシキに、北虹はコンポーザーによって決定された事項だから覆ることはありえない、と言った。
さらに何か言おうとしたシキを、ビイトが遮る。
「俺は・・・生きかえらない」「俺を死神にしてくれ!」そう北虹に言った。
北虹は少し考えたあと・・・それを認めた。ビイトは驚くネクとシキを置いて、立ち去っていった。
困惑する二人に、北虹は言った。今回生きかえるのは・・・美咲 四季。最も点数が高かったのは君だ、と。
私だけ生きかえるなんてできない、生きかえるべきなのはネクの方、そう叫ぶシキ。
残った方はどうなる、とネクが尋ねると、生に執着するならまたゲームに参加すればいい、と答える北虹。
それを聞いたネクはシキに言う。お前は帰れ。俺のことは気にするな。生きかえってエリに会うんじゃなかったのか?
シキも答える。私、待ってるから。ネクが来るのハチ公前でずっと待ってるから。
そして二人は約束する。

「本当の私に会っても、友達でいてくれる?」「ああ、シキはシキだ」

ネクの目の前で、シキは光に包まれ、消えた・・・
残ったネクは北虹にはっきり告げる。もう一度ゲームに参加する、と。
その前に、北虹はネクにエントリー料を返す。それは・・・ネクの記憶。
しかしネクは叫ぶ。死んだ時の記憶がない!
北虹は何も知らないようだ。そんなものとっても、こちらの利益にはならない、と。
さらに北虹は、新しいエントリー料を徴収した、と言った。ネクの最も大切なものを。

それは・・・美咲 四季。
264すばらしきこのせかい:2008/02/26(火) 18:06:48 ID:i/cWjflQ0
シキをよみがえらせるためにも勝ち残らなくちゃならない、だからミッションは他人任せにできない。
そうネクはヨシュアに言うが、ヨシュアは全くの他人事、という態度をとる。
何にでも犠牲はつきものだ、と言い切るヨシュアにネクはキレかけるが、何とか自分を押さえ込み提案した。
まずミッションをやったら、そのあとはヨシュアの自由時間。一つ貸しということで、とヨシュアはそれを承諾する。

今日のミッションは
『ゲームU √3のAuバッジ入手 制限時間は300分』

金のバッジを手に入れろということはわかるが、「√3」の意味がわからない。
そんなネクにヨシュアは、これは死神が渋谷のストリートを呼ぶときの言い方だ、と言う。
『ルート3』は、カドイからモルコに抜ける通りのことだ、と言った。
なんでそんな事知ってるんだ、とネクは疑うが、とりあえずヨシュアが言う所に行く。
その途中で、黒いノイズに襲われる。普通のノイズよりも手ごわいノイズにてこずりながらも何とか倒す。
契約しているのにノイズの方から襲ってくるなんて・・・疑問を残しつつ、モルコに向かう。

モルコでは、バッジを使った最近人気のゲーム、マーブルスラッシュの大会が行われていた。
その優勝商品が、「英雄バッジ」と呼ばれる金のバッジであることを知る。
今回のミッションはこのバッジの入手のようだ。ネクが出場することに。
だが、ネクはマーブルスラッシュをやったことがない。
同じく大会に出るという少年、「弾 修斗(ダン シュウト)」に一通りのことを教えてもらい、いざ本番!
一回戦の相手はシュウトの友人、「よこやん」こと「横山田 格(ヨコヤマダ イタル)」。
難なく彼に勝つが、シュウトに、次の相手は優勝候補だから負ける、と言われる。
その相手は・・・何とシュウト!ネクは一瞬で負けてしまう。
絶望するネクだったが、何と決勝戦でシュウトが負けてしまう。その相手は、何とネク達と同じ死神ゲームの参加者。
シュウトのバッジを細工しておいた物とヨシュアがすりかえておいたらしい。
まるで遊びのように一連のことを語るヨシュアに、ネクは怒る。
だが、ヨシュアは、これからは自分の時間だ、と言った。ミッションスタートの前の約束を言っているようだ。
スクランブル交差点に戻ろうとしたが、そこでまた南師に会う。
南師はネク達が7日間生き残っている確立は0だと言い切り、さらにメガホンで叫ぶ。

ロクデナシども、あがけ!あがいたところで未来はないけどな!ノーフューチャー!今日は解散だ!

ネクのことを追い掛け回しているみたい、とヨシュアは言うが、ネクには心当たりがない。
だがヨシュアはつぶやく。僕のせいかな?

こいつは・・・やっぱり、信用できない!

ヨシュア編 2日目 死神 完
265すばらしきこのせかい:2008/02/26(火) 18:09:45 ID:i/cWjflQ0
ヨシュア編 3日目

ネクが気付くと、そこはまたスクランブル交差点だった。
ヨシュアは、今日も電話している。

しばらく待つが、ミッションが来ない。不思議に思うネク。
その時、ヨシュアが言った。昨日はできなかったから、今日は自分につきあって、と。
ミッションが来る前に行こう、と言うが、ネクはミッションが終わってからだ、と言った。
そこにちょうど、ヨシュアのケータイにメールが届く。

ミッション内容は
『キャットストリートに向かえ 制限時間は15分』

15分!?短い!急いでキャットストリートに向かう二人。

宮下公園を抜け、キャットストリートにたどりつく。
その時、ネクは気付いた。タイマーがない。そういえば、タイマーを見ていない。
ミッションメールも来ていない。
ヨシュアが言った。あの店だよ。ネクは、ヨシュアにだまされたのだ。
キャットストリートのカフェに用があったのに来させてもらえなかったから、とヨシュアは言った。
ヨシュアと共にカフェ『ワイルドキャット』に入るネク。
そこに現れたのは・・・羽狛だった。羽狛が経営しているカフェとは、ここのことだったのだ。
ヨシュアと羽狛は知り合いだった。ネクと羽狛が知り合いであることに驚いた様子のヨシュア。

ヨシュアと羽狛に促され、ネクは羽狛にケータイを預けた。バージョンアップ――機能を増やすらしい。
ヨシュアが電話で話していたのは羽狛だったのだ。
羽狛は信頼できる、だから彼と親しいヨシュアをそれほど警戒しなくてもいいかも、と思うネク。
数分後、羽狛から探知機が追加されたケータイを受け取ったヨシュアは何かを探すつもりらしい。
だが、何を探すかまでは言わなかった。
外に出て渋谷へ戻る前に、羽狛とネクは話す。
ヨシュアとは結構前からの付き合いで、たびたびこのカフェに遊びに来るらしい。
羽狛曰く、ヨシュアはいわゆる「霊感体質」で、UGや死神について知っていたようだ。
羽狛はそれについての話し相手。ひょうひょうとした性格だが、悪いヤツじゃない、と言う羽狛。
ヨシュアを信頼することを渋るネクに羽狛は言った。
「全力で今を楽しめ」
自分が唯一尊敬する人の言葉を聞き、少し嬉しくなるネク。
そんなネクに、世界を楽しむには自分が見える世界を広げろ、と教えた。

トウワレコード前で、二人は誰かに呼びとめられた。それは・・・死神となったビイト!
問答無用で襲われるが、途中で戦うのをやめ、ビイトは去っていった。
落ち込むネクだが、ヨシュアに促され、渋谷探索を続けることになった。
266すばらしきこのせかい:2008/02/26(火) 18:10:44 ID:i/cWjflQ0
スクランブル交差点に出たところで、探知機に反応が。その元は、道玄坂だった。
道玄坂には、長い行列ができていた。その先には新しいラーメン屋があった。名前は「暗黒拉麺」。
ケータイの反応はこの店のようだ。
割り込みするな、と言われ外に出るが、一歩でも外に出ると、ネク達の姿は見えない、つまり列に並べない。
どうするか考えていると、近くにあるラーメン屋「らあめんどん」の店主にノイズがとりついていることに気付く。
ノイズを払うと、店へと入った。新しくできた店に対抗するための新メニューを考えているらしい。
しかも、「暗黒拉麺」の店主から店の傘下へ入るよう勧められているようだ。
「暗黒拉麺」の店主の男は、客は非日常を求めている、売り方が重要、味なんてわかるわけない、と言い切った。
「らあめんどん」の店主の話を聞こうとするヨシュアだったが、ネクは無関心。
だが、ネクは思い出す。聞いてもらうだけで人は落ち着く、とシキが言っていた。とりあえず、話を聞くことにしたネク。

彼によると、「暗黒拉麺」の店に買収を勧められているが、あの店は味に愛情がないので嫌、だそうだ。
しかも、ラーメン以外の小細工で客をひくのが許せない、らしい。
悲鳴にも似た歓声が聞こえたので外に出てみると、王子 英二が「暗黒拉麺」の宣伝に近い行為をやっていた。
しかも、店員が踊りながらラーメンを作ってる!?
さらに、店主が来た客にあの「レッドスカルバッジ」を配っていた。現在大人気で入手困難らしい。
まさか・・・この店の店主はあのミッションの時のプロモーター!?見た目が変わりすぎていて、気付かなかった。
267すばらしきこのせかい:2008/02/26(火) 18:12:09 ID:i/cWjflQ0
とりあえず店を出た二人。突然、ヨシュアはこの事件を追うと言い出した。
ミッションが出ていないことをいいことに、勝手に調査を始めるヨシュア。仕方なく付き合うネク。
A−EAST前で、さっきのプロモーターと王子がもめていた。
自分のブログに嘘は書きたくない、と言う王子。
プロモーターはこれはビジネスだ、ラーメンを売るためにこちらが用意した文章を書け、と言った。
王子についたノイズを払うと、王子は言った。昔セバスチャンが作った素朴で暖かいラーメンが食べたい、と。

道玄坂に戻ると、ヨシュアが気付く。探知機はあのバッジに反応している?しかもこれはCATのデザイン。
あらゆる物を作り出すマルチクリエーター、CAT。存在そのものがアート。ネクはCATのファンなのだ。
CATのスタイルは「全力で今を楽しめ」。その元であらゆる活動をするCATが大好きなのだ。

新メニューを考える「らあめんどん」の店主に王子の「素朴」という言葉をインプリントする。
そして彼が作ったラーメンは・・・普通のラーメンだ。そこに王子が現れた。そのラーメンを早速食べる王子。
彼は言った。おいしい!これはただのラーメンじゃない。昔食べたセバスチャンのラーメンだ!
一口ごとに、マスターのラーメンへの、ラーメンを食べる人への愛情が伝わってくる!
店主は言った。これは店を出した時から全く変わっていない、自分がおいしいと思って出しているラーメンだ。
未来を作るのは自分自身、つらいことがあったら、また食いに来い!
再び現れたプロモーターに王子は言った。この仕事を下りる!自分をだます仕事は嫌だ。
続いてヨシュアが言った。
「渋谷は非日常にあふれている。その中で日常のように変わらない物があってもいいんじゃない?」
店主は思い出す。自分は、客が食べたあとに幸せが訪れるようなラーメンを作ることが夢だった。
もうしばらく、やれるだけやってみる、と彼は言った。自分の味を突き通す、と。

渋谷に集まる人は、隣の人の世界を見るために集まっているのかもしれない。
そして周りが変わると不安になって、自分も変わりたくなるのかも。変わってはいけないものまで。
社会というルールに縛られている。人とのつながりが増えればルールも増える。
俺はルールだらけの世界で生きたくない。一人で気楽に自由に行きたい。他人同士で理解できるわけない。
ヨシュアは指摘する。だからないことにするのが一番。ネクのヘッドホンも、人とのかかわりを避けるため。

隣の世界に価値はない。俺の世界に干渉するな。俺は俺の世界があればいい。でも・・・

ケータイの反応が弱くなっていた。今日はミッションは出ないのか?
ヨシュアが本当に探したいものは見つからなかったようだ。

結局、ヨシュアが探しているものは最後まで教えてもらえなかった。

ヨシュア編 3日目 ストリートを漂流 完
268すばらしきこのせかい:2008/02/26(火) 19:20:43 ID:i/cWjflQ0
ヨシュア編 4日目

スクランブル交差点でネクとヨシュアは・・・マーブルスラッシュをやっていた。
結果はネクの勝ち。ネクは、約束どおりあと1時間ミッションを待つ、と言った。
暇つぶしのつもりか、電話で話しはじめるヨシュア。ネクはそれを見て、チャンスを待っていた。

15分後、ヨシュアが羽狛にかけていた電話を切り、話しかけてきた。お願いがある、と。
ここぞとばかりに、ネクは、待ち時間は短縮しない、と言った。
ヨシュアは、交換条件を出したいと言ってきた。狙い通りだ。
続けてネクは言う。俺の質問に答えるなら調査を始めてもいい。ヨシュアはそれを受け入れた。
ネクは尋ねる。何を探してるんだ?
ヨシュアは答えた。渋谷ジャックさ。そのために渋谷川を探している。
渋谷川・・・?聞いたことのない川の名前に、戸惑うネク。
ヨシュアも、ネクに尋ねてきた。ネク君は本当にRGに帰りたいの?帰ったところで、何が変わるの?
だが、ネクの答えを待たずに、ヨシュアは探知機を起動させた。反応は渋急ヘッズの奥・・・宇田川町のようだ。
それを聞き、ネクは自ら、そこに行こうと言った。
宇田川町・・・ヨシュアの思考の中にあった場所、自分が倒れていた場所。
自分の死んだ原因、ヨシュアの正体、宇田川町に行けば、何かわかるかもしれない。

宇田川町へ行く途中、千鳥足会館前であの死神ボーカル「777」とそのバンドメンバーに呼び止められる。
宇田川町への道を壁で閉ざされ、彼らのトラブルの解決の手伝いをさせられる。
その途中、モルコ前で参加者、ソウタとナオだった。前のマーブルスラッシュの大会で優勝した二人だ。
ソウタによると、ミッションが出てないのに参加者が減っているらしい。しかも変なノイズを見つけた、と言うナオ。
お互い勝ち残ろうぜ、と言うソウタにヨシュアは言った。全員が生きかえれるとはかぎらない、と。
さらに、ネクが二回目の参加者だとも言った。パートナーが、今回のエントリー料だと打ち明けるネク。
自分を責めるネクにソウタとナオは言った。
エントリー料にされたということは、ネクがそのパートナーを大切にしていた証だ。悪いことじゃない。
生きかえりたい理由に大小はない。だから、参加者同士で争いたくはない。
そして、二人はネクにマーブルスラッシュの優勝バッジを渡すと去った。

いろんな人がいろんな事情や想いを抱えて生きている。その一つ一つに同じぐらいの価値がある。
そんな考えにたどりついたネクだった。

スクランブル交差点でCATデザインの「レッドスカルバッジ」が渋谷中に広まっているのを見る二人。
参加者バッジに似ていることを指摘するヨシュア。
ヨシュアによると、参加者バッジはコンポーザーが作っているらしい。
しかも、コンポーザーは死神のゲームを取り仕切っているそうだ。
色が違うだけでデザインは全く一緒の参加者バッジとレッドスカルバッジ。なら、コンポーザーの正体は・・・。

二人は、ケータイに取り付けられたもう一つの機能、過去を写せるカメラでそのトラブルを解決する。
ちなみにこのカメラ、1日に3回しか使えない。しかも、ネクのケータイには取り付けられていなかった。

渋急ヘッズ前で再びビイトと戦う。だが、また途中で戦うのをやめて去った。
その直後、ビイトがライムのペンダントを落としていったことに気付く。
ビイトに返すため、ペンダントを持って行くことにした。
269すばらしきこのせかい:2008/02/26(火) 19:22:16 ID:i/cWjflQ0
やっと宇田川町裏路地についた二人。
ここにはいつも一人で来ていた、と言うネクにヨシュアは言う。UGのように閉じられた世界だね、と。
俺は他人とは違う。他人には興味ない。他人と話したって何もならないし、理解できないと思っていた。
そんな時、宇田川町裏路地のCATの壁グラフィティを見つけ、CATのことを知り、惹かれた。
全力で今を楽しむために、好きなことを好きなように好きなだけやる。それは、自分ができないと思っていたことだ。
CATみたいに、自分の価値観だけで動けばいいんだ。他人と関わらなくても、CATみたいに今を楽しめる、そう思った。

でも、とネクは思う。UGに来て人の頭をのぞくとわからなくなった。
今を楽しむためには、自分が見える世界を広げなくちゃならない。
渋谷に集まるいろんな価値観、それに上も下もない。だったら、見える世界を広げるってことは・・・

宇田川町裏路地を奥へと進むと、南師がいた。
様子を見ていると、何かを唱えながら地面に奇妙な模様を描いていた。ケータイはこれに反応している?
消すとばれる、それに罠かもしれないのでとりあえず残しておく。
ヨシュアに促され、壁のグラフィティを見に行くネク。
そこは、ヨシュアの思考の中でネクが倒れていた場所。
そこでネクは思った。自分はヨシュアが俺の死に際に関係あると決めつけたが、その証拠もない。
ヨシュアがただ想像してただけ、という可能性もある。
どうしたの?立ちすくんじゃって、と尋ねてきたヨシュアに言葉を濁すネク。
だが、その直後、ヨシュアは気になる言葉を言った。

「あの時みたいだね」

いつだよ・・・やっぱりこいつは俺の死に際を見てるのか?
もう一度、ヨシュアをスキャンしてみるネク。

宇田川町裏路地。壁グラフィティの前にネクはいた。
そこに走ってくるヨシュア。彼の右手には銃。
ネクと、ヨシュアの目が合った。驚き立ちすくむネク。
そして――銃声。
銃を構えるヨシュアの前で、ネクがゆっくりと崩れ落ちていく――

俺・・・ここで・・・

話しかけてきたヨシュアに適当に答えるネク。
だが、さまざまな疑問と不信が無限に渦巻いていた。
それでも、はっきりとこれだけは確信していた。

俺を殺したのは、コイツだ!!

ヨシュア編 4日目 バッジ 完
270すばらしきこのせかい:2008/02/26(火) 19:23:34 ID:i/cWjflQ0
ヨシュア編 5日目

日付が変わり、再びスクランブル交差点。
ヨシュアは羽狛と電話で話している。話題はケータイのことのようだ。
そんなヨシュアを見てネクは考えていた。
俺を殺したのはコイツ・・・だけど、動機は?メリットは?
いっそ聞いてみるか、いや、だめだ・・・証拠が不十分だ。それにあと2日で全てが終わる。
それまで、耐えることにした。

電話を終えたヨシュアに、ネクは尋ねる。お前の目的は?
答えは前と同じ・・・「渋谷ジャック」そのために渋谷川を探している。
それじゃあ納得できない、言わないなら協力できない、と言ったネクに対し、ヨシュアは観念したようにため息をついた。
そして、語りだした。渋谷を管理しているのはコンポーザー、つまり、彼が渋谷をジャックしている。
そこまで聞いて、ネクは理解した。ヨシュアはコンポーザーを倒すつもりなのだ。
ヨシュアは言った。今はその前段階、コンポーザーの居場所を探している、と。それが渋谷川なのだ。
さらにネクは思い当たった。俺達が南師に狙われているのは・・・。ヨシュアが言葉を引き継ぐ。その野望が、彼にばれたみたい。
ネクは思う。こいつは、とんでもないトラブルメーカーだ!
さらに、ヨシュアは羽狛のところへ行って探知機を修理してもらうつもり、とも言った。

スクランブル交差点から出ようとしたとき、狩谷が現れた。
彼と話している間に、あらゆるところに壁を作られてしまう。
結局、それらを解除しつつキャットストリートに向かう羽目に。
何が目的だったんだ・・・?新たな疑問を抱えつつ、キャットストリートへ。

ワイルドキャットに入ると、羽狛が待っていた。
ヨシュアは探知機の修理、ネクはカメラ機能をつけてもらうために彼にケータイを渡した。
待っている間、またネクは考えた。なぜコイツは俺を殺したんだ?
ヨシュアにそれとなく聞いて見ることに。どうして俺と契約した?「ずっと見ていた」ってどういうことだ?
ヨシュアは答える。昔からUGが見えた。だから死神のゲームは知っていた。そして興味を持った。
調べているうちに羽狛と出会い、UGのことを聞いた。そして、惹かれていった。
生死をかけて必死で渋谷を駆けずりまわる、そんな刺激的なレクリエーションとしての魅力に。
日常は退屈以外の何物でもなかったから。だからUGに来た。
ネクは叫んだ。お前は来たくてUGに来たけど、俺は違う。俺はお前に・・・
言い終わる前に、羽狛がケータイを持ってきた。ヨシュアを追求するチャンスを失い、ネクは一人毒づいた。

ワイルドキャットを出ると、羽狛は出かけるつもりらしい。
それを見送ると、今度はヨシュアが尋ねてきた。ネク君はなんで死んだの?
原因はお前だ!と言おうとしたが、やめた。全てが無駄になる。記憶がない、とごまかしておいた。
ネクも聞き返した。お前はなんで死んだんだ?だが、ヨシュアは答えなかった。
271すばらしきこのせかい:2008/02/26(火) 19:26:21 ID:i/cWjflQ0
宮下公園ガード下で、また出合った。・・・ビイトに。
襲ってこようとするビイトを、狩谷と八代が止めた。ルール違反だと。
しかしビイトは、俺は特別だ、指揮者からの特命だ、と言った。
それを聞き、八代は憤慨するが、狩谷に連れられ撤収した。
再び襲ってくるビイト。その途中、ネクはビイトに、昨日拾ったペンダントを返した。
一つ借りだ、と言って、ビイトは去って行った。

トワレコ前で、CATの新作アートを見上げるネク。
同じくそれを見たヨシュアは言った。CATってこっちの活動だけでも忙しそうなのに、よくカフェもやってられるよね。
どこにあるか尋ねるネクに、ヨシュアは答えた。もう何度も行ってるじゃない。キャットストリートさ。
まさか・・・。驚いて言葉が出ないネクにヨシュアは言った。そう、CATは羽狛さんさ。
驚き、混乱するネク。CATは顔出し取材を受けない。だから顔を知らなかった。
ネクは言う。羽狛は何かが違う、と思っていた。
ネクは確信する。羽狛はヨシュアがコンポーザーを倒すのに協力していた、だから羽狛=CATはコンポーザーじゃない。
CATの作品には人の心に語りかけてくるものがある、と言うネク。
ヨシュアは、ネクにも参加者バッジがあるからできる、と提案する。
人の心がわかるからコミュニケーションなんていらない。それに人は本心では会話しない。価値観も違う。
でも・・・とネクは思う。
それぞれの価値観が違い、考えていることがわからないからこそ、それを知ろうと努力する。世界を広げることができる。
それが今を楽しむっていうことなんじゃないか?

スクランブル交差点に出たとき反応が。
そこでネクは言った。俺はゲームに勝ち残らなくちゃならない、これ以上余計なリスクは増やしたくない。
ヨシュアも言った。これ以上は巻き込まない、でも渋谷川の場所だけでも確かめたい。
272すばらしきこのせかい:2008/02/26(火) 19:27:08 ID:i/cWjflQ0
渋谷駅ガード下で、探知機の反応が強くなった。
こんなところに渋谷川が・・・だが、その先には壁があって進めないようだ。
戻ろうとしたとき、巨大な黒いノイズが!かなり手強い!
その時、ヨシュアが言った。仕方ないね・・・あんまりやりたくなかったんだけど。

ヨシュアが跳んだ・・・そして、空から降り注いだ光がノイズを貫き、そして・・・ノイズが消滅した。

驚くネク。
そこに・・・狩谷が現れた。そして、言った。

「オマエ・・・死んでないナ?」

狩谷曰く、参加者にはあんな技は使えない、それに生き人の参加はルール違反だ。
だが、今回はあのノイズを片付けたということで見逃す、と。
ネクが尋ねる。あいつが言ったことは本当か。ヨシュアも・・・それを認めた。
裏口参加だけど、ほかの参加者と同じだよ。
ネクは思わず叫んでいた。
ふざけるな!生きてるのに他の参加者と同じって何だよ!
お前と違って、こんなところに来たくて来たんじゃない!
お前のせいだろ!お前が俺を殺したくせに!

それを聞いたヨシュアは不敵に笑って言った。
「だとしたらどうするの?」

僕がネク君を殺した犯人だったとしたら・・・ネク君は僕をどうするの?

ヨシュア編 5日目 テリトリー 完
273すばらしきこのせかい:2008/02/26(火) 19:29:31 ID:i/cWjflQ0
ヨシュア編 6日目

再びスクランブル交差点。
ヨシュアはまた羽狛と電話で話している。
それを見てネクは思う。どうして羽狛さんはあんなヤツに協力を?

俺を殺しておいて、よく俺の前に出てこれたな。そう言うネクに、ヨシュアは平然と言った。
だから、だとしたらどうするの?仕返しに僕を消す?そんなことしたらネク君が消えちゃうよね。
・・・それをわかってて俺と契約したな!だが、その理由がまだわからない。

そこに、メールが届く。久しぶりのミッションだ。
『ゲームY 2.2360679の“0”と“5”のボスを倒せ 制限時間は60分』

二体のボスを倒すことはわかる。数字の意味はわからない・・・。
珍しくミッションに前向きなヨシュア。それを不思議に思うネクにヨシュアは言った。
一応自分も参加者だ。UGで消滅した場合、RGの自分の存在も消滅してしまう。つまり、条件は他の参加者と一緒。
ネクは言った。俺はお前のことを許してない、ミッションが先決だから、話を切り上げるだけだ。

スクランブル交差点を出ようとしたとき、また黒いノイズに襲われる。
何とか倒すが、疑問は残る。何なんだあのノイズ・・・。
そこに、また黒いノイズが!身構える二人。だが、目の前で突然ノイズが消えた。
誰かが助けてくれた・・・?でも誰が?新たな疑問を残し、二人は唯一進めるエリア、センター街へと向かった。

AMX前につくと、死神が黒いノイズに襲われている!?
助けることにしたネク。だが、別のノイズが遅いかかってきた!
何とかそのノイズを倒したネクだったが、死神の方は助けられなかった・・・
しかし、死神を襲うノイズ・・・死神が作ったノイズは死神は襲わないはず。どうなってるんだ?
274すばらしきこのせかい:2008/02/26(火) 19:30:09 ID:i/cWjflQ0
次は、千鳥足会館前。
ソウタとナオが黒いノイズに襲われていた!そして、ソウタの目の前で、ナオが、消えた・・・。
パートナーが消滅した今、ソウタももうじき消滅する。それでも、ネクは助けに入っていた。
ソウタを襲うノイズを片付けた二人。だが、彼ももうすぐ消える。
俺が、もう少し早く来てれば・・・ネクにソウタは言った。お前たちのせいじゃない、俺がナオを守りきれなかっただけだ。
お前たちは最後まで残れよ。そう言い残して、ソウタは・・・消滅した。

僕達は生き残ってる、それだけで十分さ。そう言うヨシュアにネクは叫んだ。
生き残れなかった奴らはどうなる!?死神のせいで、たくさんの参加者が消されたんだ!
ヨシュアは答えた。ネク君には関係ないでしょ。
違う・・・そうネクは言った。確かに参加者は他人同士だ、道行く人たちも。立場も境遇も考え方も違う。
けど、渋谷で出会って、少しだけ話をして、少しだけだけど、感じた。

俺の世界が、ほんの少しだけ、広がるのを。

だから、そんな人たちを全く関係ないって簡単に割り切りたくない。
全力で今を楽しめ。それは、世界を広げること。羽狛さんが言ってた意味がやっとわかった気がする。
自分一人だけじゃ、いつまで立っても広がらない、だから人と関わって世界を広げる。

ヨシュアも少し考え、言った。
他人と触れ合うからこそ、今までとは違う自分を発見できる、そんなところかな・・・。
275すばらしきこのせかい:2008/02/26(火) 19:31:36 ID:i/cWjflQ0
今日はルート5・・・スクランブルから宇田川町の通りだけが開いているようだ。
この数字はルート5を示していたということか。
ルート5は6つのエリア、スクランブル、センター街、AMX、千鳥足会館、渋急ヘッズ、宇田川町にまたがっている。
スクランブルを“0”として番号を振ると、“5”は宇田川町。
つまり、今日のミッションはスクランブル交差点と宇田川町のボスを倒せ、ということのようだ。

渋急ヘッズ前では、今度は狩谷と八代がノイズに襲われていた。
加勢することにするネク。何とか、二人を襲うノイズを倒す。
自分たちを助けたネクに対して怒鳴る八代。素直に礼を言った狩谷。
死神が参加者に助けられたなんて恥ずかしいにもほどがある!そう言って去った八代のあとをため息をついて狩谷は追った。

宇田川町裏路地――時間はまだある。
そこのボスノイズを倒した二人。タイマーも消えた。ミッションクリアだ。

そこに、また南師が現れた。
消滅されると計算が狂う。生き残ってくれてよかった、と不敵に笑いながら言う南師。
スクランブル交差点で二人を助けたのは南師だったのだ。
7日目は、ゲームマスターが直接手を下せる日。それを楽しみにしていたようだ。
南師は言った。俺がお前らを消滅させる速さは?
299.792.458m/s!つまり、光の速さ、と言いたいようだ。
「あの日この場所でミスった計算の答えを出す。今度こそ確実にしとめてやる!」
そう叫び、南師は立ち去った。

去り際の南師のセリフの意味を考えるネク。コイツ、前にも襲われたことがあるのか?
やっぱりコイツはとんでもないトラブルメーカーだ。

でも、明日を越せれば・・・。

ヨシュア編 6日目 疾走するケダモノ 完
276すばらしきこのせかい:2008/02/26(火) 19:32:38 ID:i/cWjflQ0
ヨシュア編 7日目

いよいよ最終日。スクランブル交差点で、ネクはヨシュアと話す。
渋谷川への入り方はわからなかった、とつぶやくヨシュア。
たまらずネクは言った。どうして俺を殺したんだよ?
だが、ヨシュアは突然とぼけた。
それをさらに追求するネクに、ヨシュアは答えた。僕が言ったのは、もしそうなら、ってことだよ。

そこにミッションが届く。
メールを見る前、ネクは言った。今日のミッションが終わったら全部話してもらう、と。

今日のミッションは
『ゲーム7 ポークシティのゲームマスターを倒せ 制限時間は600分 未達成は消滅』

最後のミッションは、南師と対決か。
だがヨシュアは、今日のミッションが気になる、と言った。だがそれには深く言及しなかった。
向かうは、道玄坂の先にある、ポークシティだ。

104前についたとき再びメールが届く。
『追伸 ネズミとウシを用意しておけ』
今日のミッションはいつもと違う・・・内容もわかりやすい、意味不明な数字もない。
ヨシュアは何かわかった様子。だがそれについては何も言わず、道玄坂へ行こうと、ネクを促した。

ネズミとウシ・・・それは、渋谷に存在するブランドのこと。
「D+B」というブランドは、『デンジャラスバッファロー』と言う正式名称があり、『ムース・ラットゥス』はラテン語でネズミの意味

らしい。
つまり、この二つのブランドを用意しておく必要があるようだ。

ヨシュアによると、ポークシティは死神、特に南師が拠点にするにはいい場所らしい。
渋谷中の情念が集まってポークシティにぶつかり、上空に吹き上がっている場所。
そしてその情念はまた戻ってくる。情念は減ることなくたまり続けている。
その様子を高いところから見下ろして、満足している・・・ということのようだ。

1階の奥には、死神がいた。なんで参加者がここに?と尋ねてきた。
ポークシティにいるゲームマスターを倒せ、と言うミッションが来た、と言ったが、死神は何も知らない様子。
彼らは、ただここを見張れ、と南師に言われただけらしい。
とりあえず、条件クリアで通しても大丈夫だろう、という結論に至ったようだ。
ポークシティでは特殊な結界が施されており、それぞれの階でノーブランドを除く特定のブランドのバッジ以外は使えなくなっていた。
しかも、ここはノイズがいる世界に限りなく近い平行世界と同一化しているようだ。南師の仕業らしい。
277すばらしきこのせかい:2008/02/26(火) 19:33:06 ID:i/cWjflQ0
屋上には、やはり南師がいた。
だが、南師はネク達が来ることは予期していなかったようだ。
ミッションメールのことも知らないらしい。だが、出向く手間が省けた、と言って笑った。

「本当は、あの場所であの時と同じシチュエーションを用意してたんだがな」

その時、また頭痛がネクを襲った。
そして・・・思い出した。

宇田川町裏路地。壁グラフィティの前にネクはいた。
そこに走ってくるヨシュア。彼の右手には銃。
ネクと、ヨシュアの目が合った。驚き立ちすくむネク。
そして――銃声。
銃を構えるヨシュアの前で、ネクがゆっくりと崩れ落ちていく――

しりもちをつき、唖然とした表情でヨシュアを見上げるネク。
ヨシュアが銃を向ける先――ネクの背後に、腕を押さえる南師がいた。
驚き、振り返るネク。
南師は銃を構え――銃声。

「アンタ・・・だったのか・・・
 お前が・・・俺を殺したのか・・・アンタが俺から全てを奪ったのか!」

叫ぶネクを、南師は鼻で笑うと自ら襲いかかってきた。
複数の禁断ノイズをけしかけ、そして、自らもノイズ化して戦う南師。
そして、激しい戦いを経て、何とかネクとヨシュアは南師を倒した。

苦しそうに唸る南師。突然、笑い出した。そして勝ち誇ったように叫んだ。
知ってるか?世界は数字でできてんだ。俺は求める解のために逆算し続けてきた、これがその答えだ!
その体が光り出す。ヨシュアが叫んだ。まずい!このサイキックはレベル虚数フレア!
「勝つのは俺だぁぁぁ!」
「ダメだ!!間に合わない!」
頭を抱え、叫ぶネク。
それを見たヨシュアは・・・ネクの体を押した。屋上の外へと。

「何言ってるの?ネク君は負けられないんでしょ?自分を諦めたら、世界を諦めるのと一緒だよ」



ネクが目覚めると、そこは――渋谷のスクランブル交差点だった。

「くそっ・・・なんで・・・なんでだよぉ!!」

ヨシュア編 7日目 欲望のせめぎあい 完
278すばらしきこのせかい:2008/02/26(火) 20:44:37 ID:i/cWjflQ0
以下、ヨシュア編の補足です。
2日目の強制バトルで登場する黒いノイズは「禁断ノイズ」と呼ばれる特殊なノイズです。
その名の通り、これを作り出すことは重大なルール違反となります。
4日目、宇田川町で南師が描いている模様は、「禁断ノイズ精製陣」です。
これは、ネクとヨシュアが立ち去った後にここを訪れる八代と狩谷の会話の中で明らかにされます。
つまり、禁断ノイズを作り出していたのは南師。
5日目以降は、普段のバトルでも禁断ノイズと戦えるようになります。
普通のノイズはスキャン状態だと、ふらふら漂っているだけですが、禁断ノイズのシンボルはスキャンすると向こうから寄ってくるのです。
普通のノイズよりも桁違いに強く、しかも逃げられない!
かなり厄介なノイズです。
279ゲーム好き名無しさん:2008/02/26(火) 21:46:52 ID:zQOsE9Xz0
蛇足かもしれないけど、気になったからちょっとやっておく。
ライブアライブの最後の1レス。

全ての『オディオ』達を再び倒した主人公達。
何故勝てないのか、自分達と主人公達の何が違うのかと
叫ぶオルステッドたちに主人公達は自らの考えを諭す。(キューブは黙ってるだけ)
オルステッドは負けを認めながらも、本当に恐ろしいのは人の心だと皆に言う。
誰しもがオディオとなりうる、と言いながら死滅するオルステッド。
それを悲しく見届けた主人公たちは各自の元の世界へ帰り、それぞれの人生を再び歩み始める‥‥。
280すばらしきこのせかい:2008/02/26(火) 22:10:40 ID:i/cWjflQ0
しまった!
ヨシュア編2日目のシュウトの名前間違ってる!
「修斗」ではなく「修人」です
281ゲーム好き名無しさん:2008/02/26(火) 22:41:56 ID:Lmk2FDRe0
>>259
了解です。「リーヴェルファンタジア 〜マリエルと妖精物語〜」を予約します。
先日クリアしたのですが、もう一度さらっと確認しつつやるので多少時間が掛かります。
256、257も有難う。ちょっと頑張ってみます。
282ゲーム好き名無しさん:2008/02/27(水) 00:48:08 ID:GZ47UZSYO
すばらしき乙です
>このサイキックはレベル虚数フレア!
自爆技というのは分かるんですけど
何なんですかね?
登場キャラ紹介(Wikiから抜粋)
■マリエル
妖精と会話することが出来る不思議な少女。妖精使いの父を持つが、現在行方不明。
現在はウッドワース家の守護妖精であるフィオナと共に暮らしている。
■フィオナ
ウッドワース家の守護妖精。猫が嫌いでアルフレッドとは犬猿の仲。得意料理はケーキ。
■アルフレッド
人語を話す黒猫。自分で自分の事を人間であると話す。借金取りではあるが、人情に弱い。
■ポピンジェイ
リュートを片手に各地を旅する吟遊詩人。妖精であるドルチェを付き従えた妖精使いであり、
マリエルの父についても何か心当たりがあるらしい。
■ドルチェ
ポピンジェイに付き従っている妖精で、彼の恋人を自称している。
好きなものはジャムとマーマレード。
それらを窓際に供えてくれるローアンに好意的な気持ちを持つ。
■レベッカ
妖精使いであること以外、まったくの謎な女性。優しさと内に秘めた闇を併せ持つ。
マリエルに色々と助言してくれる。
■キャシー
オークベリーにある唯一にして最高のパン屋の娘。正義感が強い反面、おっちょこちょいで
失敗も多く自己嫌悪に陥りやすい。アーヴィンに好意を持っているが、なかなか言い出せずにいる。
■エリック
錬金術師。オークベリーの合成屋で働いており、マテリアルという物質を合成してくれる。
妹がおり、彼が錬金術を始めたのは、彼の妹がきっかけらしい。
■オスカー
駆け出しの絵描きで、教会通りの小屋をアトリエに絵を描いている。
金持ちの家系且つハンサムなので女性にもてる。
■ヘイゼル
イエッタの孫で、ローアンの姉。マリエルとは「心の友」の誓いを交わすほどに仲が良い。
妄想癖があり、よく自分の世界に入ってしまう。妖精に憧れる。
■ローアン
病弱で、療養のために田舎であるオークベリーに家族でやって来た。
妖精に会いたいがために、窓辺にジャムやマーマレードを供える。
■イェッタ
マリエル宅の隣でハーブ園を営み、イェッタおばあちゃんの名称で呼ばれる。
マリエルを自分の孫のように気にかける。彼女の淹れたハーブティーは絶品。
人物紹介(Wikiにないモノを補足)
■イアン
マリエルの父親で妖精からの信望が厚い妖精使い。半年前から行方不明になっている。
■スージー
雑貨屋の主人。若い女性。産まれて間もなく双子の姉を亡くしている。引っ込み思案。
■ルーシー
スージーの双子の姉。産まれて間もなく亡くなった。勝気。
■フラニー
オスカーの幼馴染で酒場(兼宿屋)のマスター夫妻の一人娘。オスカーに好意を抱いている。
自分の容姿にコンプレックスを持っている。
■バーニー
酒場のマスタ。フラニーの父親。
■ヴィヴィアン
都会にある画商の娘。両親達はオスカーとヴィヴィアンを結婚させたがっており、
ヴィヴィアンもまんざらではない。
■アーヴィン
牧場を経営する一家の長男。キャッシーに好意を持っているがお互い素直になれない。
年が離れた弟妹、コリンとデイジーがいる。(作中父親は登場しない気がする)
■ゲイリー
腕の良い革職人。実の娘ホリーが旅芸人と駆落ちして以来偏屈になった。
今でもその旅芸人を憎んでいる。
■ニール
旅芸人を生業としている。ゲイリーの娘ホリーとの間に娘ジニーがいる。
■ジニー
ニール、ホリーの娘でゲイリーの孫。旅芸人をしている父親と共に旅をしている。
■ケヴィン
妖精の許しを得て水晶鉱山を掘ることが出来る唯一の人間。
水晶鉱山崩落事故で記憶喪失の男を救出する。
(作中でマリエルが妖精使いであると言う事を知る数少ない人間)
■シャロン
水晶鉱山の管理人、ケヴィンの一人娘。
父親が助けた記憶喪失の男にグッドマン(誠実な人だからという理由)と名前をつけた。
■グッドマン
水晶鉱山崩落事故の時、現場に倒れていた男。記憶喪失。
水晶盗掘団の一味ではないかと噂されている。
■チャンドラー
警官。記憶喪失のグッドマンを水晶盗掘団の一味と決め付け執拗に追う。銃を携帯。
■アイリーン
錬金術師エリックの妹。幼い頃に視力を失っている。現在は音楽学校に通うバイオリニスト。
■ウォルター
腕の良い植木職人。かなりの高齢。
ヘラヘラしてて優柔不断で軽口ばかり叩く性格は孫のアンソニーにも受け継がれている。
■アンソニー
ヘラヘラしてて優柔不断で軽口ばかり叩く。
常に女性をくどいたり好かれる妄想をしているが毎度から周りしている。(ニートっぽい)
■サブリナ
好きだった祖母の遺言でウォルターに夢時計を渡しに来た女性。
その真意を理解できずに、ウォルター一族に対し嫌悪感を持っている。
■リビー
サブリナの祖母。過去ウォルターと同じ屋敷でメイドとして働いて居た事がある。
■ジャック
ザ・スカイという飛行機で空を駆ける飛行機乗り。(自らが原因で?)妻子を失っている。

●オープニング
マリエルの父親が家に戻らなくなってから半年の時間が過ぎていた。
年始の祭りから帰宅したマリエルが、守護妖精のフィオナと父の噂をしていると、
何者かが家のドアを叩いた。もしかして父親がと期待する二人だったが、
そこに居たのは人間の言葉を話す猫、アルフレッドだった。
アルフレッドはマリエルの父親イアン名義の金貨千枚もの借金の証書を突き出し返済を迫る。
金貨千枚とは10年間遊んで暮らせる額、無論二人に返せる訳がなく、
家も抵当に入れられていた為、二人は家を追い出される事となった。
フィオナの提案でイアンの作業場である妖精の木の小屋に移住する事となるが、
それを聞いたアルフレッドが慌てて二人を引き止める。
そしてアルフレッドは電話でボスに「例のブツが抵当から外れていまして・・・」と、こそこそと相談する。
アルフレッドは新たに返済期限を10ヶ月延長してもいいが、
丘の上の小屋と妖精の木も抵当に入れるという条件を提案した。
フィオナはマリエルに相談もなくその条件を飲み、
二人は小屋に移り住み10ヶ月間で借金を返していくことになる。
補足
・過去、世界は人間と妖精が仲良く暮らしていたが、現在は疎遠である。
・主人公とその父親他何人かの登場人物は妖精使いだが、その職の認知度は非常に低い。
・法外な借金を抱えたマリエルに対して、街の住人は彼女に仕事を与える事で協力する。
 主に父親イアンがこなしていた仕事をマリエルにそのままお願いする感じ。
・アルフレッドが指定する毎月の返済のノルマをクリアすると次の月に遷移する。
・街の人間でもマリエルが妖精使いだと知っているのはほんの一握り。
・守護妖精フィオナはマリエルの小屋に人が訪ねてくると姿を隠す。
 来客がアルフレッドの時のみ姿を現し、悪態をつく。
・妖精を仲間(リンク)にするには3パターンある。レシピ通りのマテリアルを混ぜて作成、
 野生の妖精に認められる、願いの花を開かせ奇跡を起こすの3つ。
・カメラワーク以外はいい作品。人生初3D酔いを体験。

●1月
ハーブ園を一人で切り盛りするイェッタの所に、都会から孫2人が移り住んでくる。
孫の一人、弟のローアンは生まれつき身体が弱く、移住は空気が悪い都会よりも、
田舎で自然に囲まれて生活した方が健康に良いと判断された上でのことだった。
姉のヘイゼルはそれに付き添う形でマリエルの居る街に引っ越してきた。
二人は都会人の気品を持ち且つ、非常に温和な性格で街の子供達の中に直ぐに溶け込んだ。
弟のローアンは都会では会う事が出来なかった妖精を
この田舎街で見かけることができるのではないかと期待に胸を膨らませ、
妖精の為に窓際に食べ物や遊び物等をお供えしていた。

イェッタは街の北にある迷いの森について昔妖精が沢山住んで居たとローアンに話をする。
ローアンは迷いの森に行きたがるが、イェッタは迷いの森というくらいだから普通の人間が行ったら
戻ってこれなくなると諭した。

ある日、ローアンが行方不明になる。身体が弱いローアンを心配するヘイゼル。
友人の窮地を救うためにマリエルはローアンの捜索を開始する。
迷いの森へ行ったアリエルが見たモノは迷いの森の番人、クーシー(大きな犬の様な妖精)が
ローアンをその背に乗せて深い霧の中へと入っていく姿だった。

霧の為ローアンを見つけられないマリエル。
フィオナに相談すると、風を吹かせる事が出来る妖精を作ることが出来れば霧を払うことが出来る。
しかし、その妖精のレシピは借金の方に取られた家にあるという。
マリエルはアルフレッドと交渉し、風を吹かせる妖精のレシピを手に入れる。
しかし条件としてアルフレッドが定める額を月々のノルマとして返済して行き、
ノルマを達成すれば残りのレシピも徐々にマリエルに渡すというルールが付け加えられた。
マリエルはマテリアルから作成した風の吹かせる妖精の力を借り、
霧を払い、迷いの森の奥から眠っているローアンを見つけ出した。
目を覚ましたローアンは、
眠った振りをしていたら窓際に赤く光る物を見つけそれを追いかけたら迷いの森に迷い込んで居た事、
寒くて凍えていた時クーシーに助けられ温めて貰った事をマリエルに説明した。
二人は迷いの森から脱出しようとするが、迷子になってしまう。
途方にくれる二人の耳に何かの演奏の音が聞こえその直後、
二人の前にローアンが追いかけた赤い光の妖精が現れた。
妖精は2人の周りを軽いステップで回ると、踏んだ場所に赤い光りがともり二人を囲んだ。
「これ・・・妖精の輪?」(転移させる技術のようなモノだと思う)
マリエルがそう言った矢先二人を強い光が包んだ。
気がつくと二人は森の入り口にいた。直ぐその場にローアンを心配したヘイゼルが駆け込んできて、
マリエルに礼を言った。
「お姉ちゃん、ぼく、妖精を見たような気がする。」「え、ホント?」
「羽があって、キレイな妖精だったと思うだけど。」「よく覚えてないの?」
「うん・・・夢だったのかなぁ。」「ホンモノだったら、きっとまた会えるわ。ね?」「うん。」

家に帰ったマリエルはフィオナに迷いの森での出来事を話した。
フィオナはその技術や人を助ける振る舞い(妖精は本来いたづら好き)から、
赤い光の妖精はかなり高位の妖精ではないかと推測。
フィオナにも妖精の輪を作れるの?とマリエルがと聞くとはぐらかされるのであった。

次の日、ヘイゼルがマリエルの小屋を訪れ、
ローアンを救ったお礼に、祖母がお茶をご馳走したいと言ってるので一緒に来て欲しいと誘いにくる。
ハーブ園に向かう二人、その道すがらヘイゼルがマリエルに心の友の誓いをして欲しいという。
マリエルはそれを快く受け、二人は心の友となる。(その宣誓で死が二人を別つまでとか言います。)

借金ノルマを返済し1月を終える。
●2月
マリエルが宿屋を訪れると旅の吟遊詩人ポピンジェイが宿屋にいる住民に演奏を聴かせている所だった。
暫く後演奏が終わると、皆その腕前を褒めた。
宿屋の主人が宿泊を勧めるが、「いや、旅は野宿がいちばんですから。」と言い残し、宿を後にした。
その後、彼の川原の住人になる。
容姿端麗なポピンジェイに演奏を聴いていた街娘スージーは心を奪われるのであった。

オスカーから依頼を受けたマリエル。お目当てのマテリアルを手に入れオスカーに渡そうと家を訪ねた所、
そこに居たのは、オスカーではなくオスカーの幼馴染のフラニーであった。
その直後、オスカーがブロンドの美女を連れて家の中に入ってきた。
その女性の名はヴィヴィアン。オスカーはヴィヴィアンの父は都会で大きな画商を営んでおり、
オスカーの父親とも親しい仲と紹介した。
ヴィヴィアンはそんな他人行儀な紹介は嫌ですわと、オスカーの腕に自分の手を絡ませ、
オスカーとヴィヴィアンは両方の父親が婚約の話を進めている様な仲であるとフラニーに見せ付けた。
驚くフラニー、それは親達の冗談だと言うオスカー、それを遮る様に私の父親は本気とヴィヴィアンが
オスカーに迫る。居た堪れなくなったフラニー(マリエルも)はオスカーの家を飛び出した。
フラニーのことが気になるマリエルは宿屋を尋ねた。フラニーはものすっごいショックを受けていた。
「フラニー。」「・・・ほっといてよ。」「ホントに婚約したわけじゃないでしょ?」
「そんなの、時間の問題よ。」「どうしてわかるの?」
「あんなキレイな人が相手じゃ、とても勝ち目なんかないわ。」「フラニーだって素敵じゃない。」
「あたしなんか・・・赤毛でみっともなくて。」「そんなことないって。」
「いつかはこんな日がくるんじゃないかって思ってた。」
オスカーはお金持ちの息子、自分は酒場の娘で単なる幼馴染なんだと。

家に帰ったマリエルをフラニーが訪ね、オスカーの様子を見てきて欲しいと願う。
マリエルはどうして自分で行かないの?と聞くが言葉に詰まるフラニーを見て、フラニーの頼みを聞く事にした。

オスカーの家を訪ねたマリエル。そこではヴィヴィアンがオスカーに対し婚約の返事を催促している所であった。
自分と結婚し、父親の画商の仕事をついで欲しいと。しかしオスカーは絵で身を立てたいと言う。
絵は趣味で描けばよろしいわ、一流の絵画を見てきた自分にはわかるけど貴方の絵には魂がない、
ヴィヴィアンはオスカーを罵り、オスカーの家を後にした。
オスカーは何も言い返せなかった。言い返せないオスカーを見てマリエルが何故?と怒る。
オスカーは自分の絵に魂が込められていないと自覚していた。
そしてこの先画家としてやっていけることに自信がない事を明かした。
「自信が無い事はやらないの?」「え?」「うまくいくってわかってることしかやらないの?そんなのヘンだよ。」
「そうだな・・・。」
オスカーは続けるにしてもやめるにしても納得のいく一枚を描くことを決意する。
マリエルはオスカーにフラニーの事を描いて欲しいと頼む。何故?と聞くオスカーに
フラニーはオスカーをずっと応援してきたからと、一枚くらい想い出になるものを描いてあげて欲しいと言った。

オスカーが描くフラニーは素敵とマリエルが言う。何故今まで描かなかったのか?とオスカーに聞くと、
私の赤毛がみっともなかったからとフラニーが自虐的に答える。それは違うとオスカーは切り出す。
「その赤がなかったんだ。」「え?」オスカーはフラニーの髪をみっともないとは微塵も思っていなかった。
オスカーはフラニーの髪の色を表現する事が出来ずにフラニーを描く事が出来ないでいた。
いつかその色を出せた時、フラニーを描こうとしてた事をフラニーに伝えた。
その赤を今まで作れずにいたが宛はあるという。マリエルはその宛である紅玉という石を探しに行くことになる。
家に帰ったマリエルをフィオナが迎える。フィオナは嬉しそうに願いの花がつぼみをつけたと言う。
見れば妖精の木に花のつぼみがついていた。
ここでフィオナが妖精使いの本当の仕事について、マリエルに教える。
妖精使いの本当の仕事は皆の願いを叶える事、妖精の木は街にある木々や草花とつながっていて、
どこかで願い事をしている人がいるとその想いが木に伝わり願いの花となる。
そしてつぼみが開いて花になる時、新しい妖精が生まれるがその時奇跡が起きると。
しかし花を咲かせる為には妖精使いが願いを叶える為にどれだけ頑張ったかに掛かっているという。
つぼみに触るとその人の想いがマリエルに伝わった。
「・・・ダメだ。この赤も違う。どうしたらあの髪の色が再現できるんだろう。」
「世界でただひとつの、きみだけの色を、どうしたぼくのものにできるんだろう。・・・フラニー・・・。」
マリエルはオスカーの苦悩を理解した。

紅玉という石はペリが持っているとフラニーから聞いたマリエル。
フラニーはその話をポピンジェイから聞いたとマリエルに伝えた。
マリエルは川原に赴きペリの居場所を旅の吟遊詩人ポピンジェイに聞く。
ペリは人間を嫌って身を隠した為、例えあったとしても紅玉を貰え無いかもしれないと言った。

暗がりの洞窟でペリを探し当てたマリエル。
ペリに紅玉が欲しいと持ちかけるが、私をいじめに来たの?と言われとり合って貰えない。
取り敢えず話しだけでもと粘るマリエル。友人を助ける為に紅玉が欲しいと切り出した時、
ペリは貴方も私をいじめた人間と同じだと言った。困るマリエルにペリが交換条件を出す。
ペリが居る部屋を抜けた先に大きなバラが咲いている。
その一番上に咲くバラを取ってきたら紅玉を分けてあげられるかも知れないと。
マリエルはその言葉どおり、バラを取りに行くこととなった。

妖精の力を駆使してバラを取ってきたマリエル。それをペリに渡した。
バラを掴んだペリはその棘で血を流す。血は紅玉となった。
ペリは自分の過去のを語る。血が紅玉になると知った人間はペリを傷つけ紅玉を奪おうとしたという。
そしてそんな人間から身を隠す為に、洞窟の奥深くに隠れて住んでいたのだという。
過去に人間が起こした愚考について自分のことのように謝るマリエル。
「あなたがもし、そのことを知っていたら、それでも私の血を欲しいと言ったかしら?」
「わかんないけど・・・たぶん、言えなかったと思う。」
「・・・そうね、わたしもそう思う。だから、わたしがバラを欲しがって、勝手に手を怪我した。それだけ。」
ペリは別れの時に、人間を信じたかった、信じる心を忘れないで居てよかったとマリエルに伝えた。

紅玉をオスカーの元に持っていく。
しかし紅玉すら彼の求める色ではなかった。やっぱり違う、僕が欲しいのはこの色じゃない。
自棄になったオスカーは絵を切り裂こうとするが、フラニーが絵の前に立ち制する。
「お願い、やめて。あなたが描いてくれたあたしを、切り裂かないで。」
「情けない。・・・好きな娘の絵ですら満足に描けないなんて。」
オスカーが今まで伝える事が出来なかった想いをフラニーに曝した。驚くフラニー。
「この絵を描き上げることができれば、ぼくは信念を持って絵描きとして生きていける。
そうすればきみのことも・・・」「いいの、オスカー。」「でも・・・。」
「あたし嬉しい。いまはそれ以上の、なにもいらないの。」
フラニーが流した嬉し涙がオスカーのパレットに落ちた。
その時、願いの花のつぼみが開き奇跡が起きる。【愛情】の妖精の誕生。
パレットにあった赤色はフラニーの髪の色と同様のモノに変化していた。
オスカーはこれで描ける!と喜びフラニーに抱きつく。頬を赤らめ困ってしまうフラニー。
数日後。フラニーがオスカーの絵の完成をマリエルに伝えにくる。
アトリエに絵を見に行くマリエル。そこにはヴィヴィアンの姿もあった。
ヴィヴィアンはオスカーが描いたフラニーの絵に魂を感じ、
オスカーとフラニーの間に入る余地がないと察した。そして潔く身を退く。
「父には後継ぎの代わりに将来有望な画家を発掘したということで満足してもらいますわ。」
「ヴィヴィ、ありがとう。」
「失恋した女にかける言葉じゃありませんわ。」
ヴィヴィアンは寂しそうに去っていった。

借金ノルマを返済し2月を終える。

続く
291ゲーム好き名無しさん:2008/02/27(水) 08:41:46 ID:FDl3DSGP0
リーヴェルファンタジア 〜マリエルと妖精物語〜は
登場キャラが多く、意味がないキャラが殆どいないので、
混乱しないようにキャラ紹介を一番上に書きました。
文章力がないのが半分、省略したくないのが半分で駄文長文になりますが、
こんな感じで3月〜10月をのらりくらりと書いてみます。
292ゲーム好き名無しさん:2008/02/27(水) 18:38:56 ID:tSVUHRhC0
乙。
一番上にあるとはいえ、初登場のキャラは一応
「画家の」オスカーとか「妖精の」ペリとか一言説明を入れてほしい。
293すばらしきこのせかい:2008/02/27(水) 21:02:05 ID:ZxY/LTBO0
>>282
サイキック虚数フレア・・・詳細は不明です(笑)
最後の力を振り絞った大技、ということが推測できるのみです。
294ゲーム好き名無しさん:2008/02/27(水) 22:39:42 ID:GZ47UZSYO
>>293
何という…
一目見ただけでバカゲーと分かってしまった
この俺は間違いなく明日買いに行く
ありがとうございました
295ゲーム好き名無しさん:2008/02/27(水) 22:43:53 ID:7WB0CJ420
>サイキック虚数フレア

このネーミングには惹かれるものがあるなw
296ゲーム好き名無しさん:2008/02/27(水) 22:49:32 ID:ypNmCVqN0
すばらしき超乙です。
楽しみにしてます。
297すばらしきこのせかい:2008/02/27(水) 22:51:40 ID:ZxY/LTBO0
これから一気に核心に迫るため、二日に分けて投稿しようと思います。
298ゲーム好き名無しさん:2008/02/27(水) 22:53:29 ID:ypNmCVqN0
DSのどきどき魔女神判!おくればせながらプレイしたので予約します
299すばらしきこのせかい:2008/02/27(水) 22:53:31 ID:ZxY/LTBO0
ビイト編 1日目―あと7日―

スクランブル交差点で、ネクはつぶやく。
これが俺の・・・最後のゲーム。
みんなのためにも・・・俺は負けられない。何としても生き残る!

ミッションメールだ!
『ゲーム@ 104に到達しなさい 制限時間は60分 未達成なら消滅です』

とりあえず、パートナーを探すためハチ公前へ。
参加者を探し大声で叫んで見るが、全く見当たらない。
そこにまたメールが。
『追伸 今回の参加者数は1名です 健闘を祈ります』
バカな!?契約すらできない!ノイズも倒せない!まさか・・・エントリー料は他の参加者!?
逃げ切ったとしても、ノイズ退治のミッションが出たらその時点で終わりだ。

そこに、ノイズが!逃げようとするが、大量のノイズに囲まれた!そこに現れたのは八代と狩谷。
ノイズを向かわせてくる二人。もうだめだ・・・と諦めた瞬間「待て待て待て待て〜ぇ!」
駆けつけたのはビイト!?こんなひどいゲーム俺は認めない!と、何とネクと契約した。
襲ってきたノイズを倒した二人。そして、ビイトはネクを連れ、ひとまずその場から逃げた。

渋谷駅西口バスターミナルまで逃げた二人。そこでネクは尋ねる。どうして俺と契約を?
借りがあったから、と答えるビイト。ライムのペンダントのことだ。
死神が参加者と契約してまずくないか、と言うネクにビイトは、そんなのどうでもいい、と叫んだ。
死神のやり方にも、我慢できなくなってた、とも言った。
ビイトに聞かれ、また死神のゲームに参加した経緯を話すネク。
300すばらしきこのせかい:2008/02/27(水) 22:56:52 ID:ZxY/LTBO0
あのあと・・・ポークシティでの戦いのあと、またネクは白い空間にいた。
あいつは、ヨシュアはどうなった!?叫ぶネクのところに、また北虹が現れる。
生き残ったのは・・・ネク一人だった。
北虹は言った。我々への協力を感謝する。それは、反逆者、南師の始末。
そう、7日目のミッションは北虹が出したのだ。ネク達は利用されたのだ。
ヨシュアはどうなった!?叫ぶネクに、北虹は言った。
消えたよ。君をかばって南師の大技をまともにくらい、消息不明、おそらく消滅したのだろう。
呆然とするネク。俺のせいだ。俺はお前に殺されたってあいつに言ったからだ・・・。
パートナーなのに、俺、あいつのこと信じてやれなかった。
自分を責めるネクに、北虹は言った。生き人がゲームに参加したという違反の連帯責任として、君も消滅してもらう。
だが、今回協力した功績により、エントリー料持ち越しのままペナルティつきで再参加してもらう。と言った。
そのペナルティとは・・・今後の再参加を認めない、つまり次が文字通り最後のゲームとなるというものだった。
そして・・・エントリー料をすでにとった、とも言った。

シキもエントリー料としてとられたまま、ヨシュアの命も無駄にできない。だから俺は勝ち残らなくちゃならない。
そう言うネクに、ビイトは俺につきあえ、と言った。
ビイトに言われるまま渋谷駅ガード下へと向かう。
そして途中にあった壁を、ビイトが持っていた死神用のキーバッジで開けた。
そしてたどりついたのは、渋谷川。その壁をビイトは開けようとしたが、ダメだった。鍵が違うらしい。
とりあえず、ミッションどおりに104へ。先に言ってしまったビイトを追いかけるネク。

104にたどりつき、ミッションクリア。
ネクはビイトに尋ねた。パートナーを信頼するために。
自分と契約したのは、借りがあるから、本当にそれだけか?リスクが見合わなさすぎる。
ビイトは答えた。リスクって何だ?唖然とするネク。
ビイトは続けて言った。やらなきゃならないことがある。

俺は・・・コンポーザーになる!

ビイト編 1日目―あと7日― 常識、非常識。 完
301すばらしきこのせかい:2008/02/27(水) 22:59:57 ID:ZxY/LTBO0
ビイト編 2日目―あと6日―

二人はスクランブル交差点にいた。さっそくミッションメールが届く。
だが、二人はミッションは無視し、渋谷川へ行くことにしていた。
ビイトがコンポーザーになって、ゲームを終了させる。

その時、二人の前に、今回のゲームマスター「虚西 充姫(コニシ ミツキ)」が現れた。
ビイトによると、虚西は鉄仮面と呼ばれているらしい。
虚西はビイトの行動はお見通しと笑った。それに反発するビイト。
ビイトが死神職を解任され参加者となったこと、参加者を消していないビイトの寿命は5日前後であることを伝えた。
虚西はビイトからエントリー料を徴収した。それは、ビイトの肩に乗ったノイズ。それをバッジにしてしまった。
そして、ミッションを伝えた。それは『この私を倒すこと 制限時間は6日間』。
虚西はある場所から6日間動かない、彼女を見つけ倒す、いわゆるかくれんぼだ。
そして、参加者バッジをビイトに渡すと、姿を消した。
あのノイズは何だ?ネクの問いにはビイトは答えなかった。104方面へ逃げた虚西を追う。

キーバッジで壁を開けながら先へと進んで行く。
道玄坂で、死神が現れた。エマージェンシーコールが出された、つまり、参加者への攻撃が解禁されたのだ。
さらに、開放バッジ、それがあれば力が何倍にも跳ね上がるものをつけているらしい。
死神をなんとか退けたが、なんでこんなことになったんだ、と言うビイト。
お前が死神を裏切ったからだろ、とネクに言われ、大慌て。出てくる死神は全部倒す、それでOKだ、と言うビイト。
しかしネクは疑問に想った。なんで虚西は直接仕掛けてこない?なんでこんな回りくどいことを?

A−EAST前まで来た時、彼女がライブハウスへと入っていくのが見えた。
あとを追おうとするが、入る前に、死神――あの「777」が現れた。
「覚悟しろ、ビトウダイスケノジョウ!」「だぁぁぁ!」
変な言葉を不思議に思うネクだったが、ビイトの本名だったのだ。本人は、ダサいからビイトと呼べ!と言った。
「777」に勝った二人。トドメをさせ!と叫ぶ777だが、ビイトは言った。
お前と戦う理由はないし俺はUGを壊す気もない。それに・・・「今日ライブなんだろ?」
ネクも言った。「ファンやスタッフがあんたを待ってるんじゃないのか?」
そんな二人に777は新たなキーバッジを渡した。だが、虚西は見ていない、と言う。
中に入っていった777。だが、彼の悲鳴が!中に入る二人。だが、誰もいなかった。
そして床には・・・777のチョーカーが。消された・・・ようだ。
直後に襲ってきたノイズを倒した二人。
暗闇の中、ネクとビイトは虚西の姿を必死に探した。

ビイト編 2日目―あと6日― スタイル 完
302すばらしきこのせかい:2008/02/27(水) 23:02:13 ID:ZxY/LTBO0
ビイト編 3日目―あと5日―

二人が気付くと、スクランブル交差点だった。
A−EASTに戻ろうとするビイトをネクは止める。昨日、隅々まで探したけど見つからなかった。
他のエリアにいる可能性が高い。ということで、昨日もらったキーバッジで開けられる場所を探すことに。

そこに、八代が現れた。
八代は・・・何と、ビイトがエントリー料としてとられたノイズのバッジを持っていた。
八代は、今日はゲームマスター代理とらしい。自分のミッションをクリアすれば返してあげる、と言った。
「ミッションは『死神遊び』の04――」「ヘックション!ヘックション!」
八代の言葉の途中で、ビイトがくしゃみをしたせいで、ネクは聞き逃してしまう。
八代によると、正式な代行ではないので、失敗しても、ネク達は消滅しないらしい。だが、バッジは消滅する。

八代のミッションをクリアする・・・前に、ネクは尋ねた。今日のミッションは何だ?
ビイトが答えようとするが・・・。まさか、お前も聞き逃したんじゃ。
ビイトが言った。「死神ごっこ」の、もとい「死神遊びの」04は――。
そこに、「死神さん」をしようか迷う男がいた。ビイトが叫ぶ。そうだ、「死神さん」だ。
思い付きじゃないだろうな、と言うネクに、ビイトは俺は元死神だから大丈夫だ、と言った。
さっきの男は、「死神さん」に頼っていていいのだろうか、と悩んでいた。やめるべきか否か。
ネクはまた尋ねる。今日のミッションは本当に――。ビイトは、俺を信じろ!と言った。
その間に、男がどこかへ行ってしまい、見失ってしまった。

男を捜す途中、八代が笑いながら逃げていくのを目撃する。
おかしい、とネクは指摘する。自分達をつけまわしている気がする。
そう言うネクが話している途中、何故かビイトはまたくしゃみ。話を中断させられ、男を捜すのを再開する。
303すばらしきこのせかい:2008/02/27(水) 23:05:27 ID:ZxY/LTBO0
千鳥足会館前で、男に追いつく。
そこに、あのプロモーターも現れた。二人は社長と部下の関係だったらしい。
部下の方は、独立したがうまくいっていないようだ。これからどうすればいいか、と落ち込んでいる。
すると、上司の男は「死神さん」を始めようとする。
チャンスだ、と言うビイト・・・だが、ネクは「死神さん」に干渉しなかった。
大事な事は、自分の言葉で伝えるべきだ、と。
精一杯の言葉で部下を励ます男。「死神さん」は彼にはもう必要ない。
そこでもう一度ネクはビイトに尋ねた。本当に「死神さん」なのか。
正直に2日たったから覚えてない、と謝るビイト。2日って、忘れるの早いな・・・。
あわてて闇雲に行動してもいけない、と言うネクに、ライムにも同じこと言われてた、とつぶやくビイト。
アニキのくせして俺はぜんぜん進歩してない、と言ったビイトの言葉をネクは聞き逃さなかった。アニキ!?
ビイトは、ライムは自分の妹であることを明かす。ネクは、女だとは思ってなかったらしい。

ライムは俺が殺したようなものだ、だから死神になればライムを戻せるかも、と思い、そうしたがダメだった。
羽狛がライムの魂を集めてバッジにしてくれたそうだ。それとの再契約で消滅しなかった。
でも、何かしなきゃいけないと思って、死神の所へ行っていた。そう、あのノイズはライムなのだ。
そして、コンポーザーになれば、戻せるかもしれない、だからコンポーザーになりたい、と。

「頼む、俺を・・・手伝ってくれ」
ライムは何としても助けたい、だから・・・。
ネクは答える。「頼まれなくたって、そんなことわかってるよ」
生き残っても、死神との契約でルール違反、よくてゲーム無効再参加、でもそれはできない。
だから、シキを助けて生き残るには・・・。二人は約束する。互いに協力することを。
本当のミッションを知るため、八代を探すことにする。
304すばらしきこのせかい:2008/02/27(水) 23:06:37 ID:ZxY/LTBO0
その時、八代が怒鳴りこんで来た。
「死神遊び」の04とは、鬼ごっこのことだった。
怒り狂って寄って来る八代。そこをネクは・・・捕まえた。俺たちの勝ちだ。
だが、八代は、今のは無効だ、次のミッションは『あたしを倒す』こと、と言って、戦いを挑んできた。
「あたしはこのゲームだけは勝たなきゃなんないのよ!」

なんとか八代に勝った二人。
私は昇進しなきゃならない、とまだ悪あがきをしようとする八代を、狩谷が止めた。
昇進したい、と言う八代に狩谷は問う。偉くなって何がしたい?
答えられない八代。狩谷は、答えられないならムチャな目標立てるな、と言った。
八代は逆に尋ねた。なぜ昇進を断ったのか、幹部入りの話を蹴ったのか。
八代は叫ぶ。あたしに気でも使ったつもり!?アンタのお荷物なんかになりたくない!
だが、狩谷はいつもの調子で答えた。幹部はめんどくさい、現場が好きだ。変化する町並みを眺めるのが。
「それに・・・幹部になっちゃ、卯月と賭けラーメンもできないダロ?」
八代は落ち着きを取り戻す。その場を去った。
そして、狩谷は新たなキーバッジをネクとビイトに渡すと、自分とのゲームに勝てばとったバッジを返す、と言った。

それは・・・『俺を倒すこと』

ビイト編 3日目―あと5日― コンポーザー 完
305すばらしきこのせかい:2008/02/27(水) 23:07:59 ID:ZxY/LTBO0
ビイト編 4日目―あと4日―

気付くと、宮下公園ガード下だった。
ビイトを探すと、少し離れたところで地面を見ている。何してるんだ?
何か考え事をしていたようだったが、声を変えると驚いた様子。すぐに気合を入れるかのように叫んだ。
ビイトによると、狩谷の実力は幹部クラスらしい。下っ端のままなのは、本人に欲がないからだとか。
そういえば、昨日もそんなことを言っていた。
ビイトは言った。コンポーザーと戦う本番前の肩慣らしにはもってこいだ、と。

しかし、このガード下から出られない。壁があるのだ。しかも、キーバッジがない!
だが、ビイトが拾ったと言う箱を取り出す。ボタンがついていた。
そこにメールが届く。
『俺はトワレコで待ってルゾ キーバッジは箱の中にいれてオイタ』
狩谷からのメールだ。落ちていたメモをヒントにはこの仕掛けを解き、キーバッジを取り出した。

トワレコへと向かおうとネクがビイトに呼びかけたが、ビイトがいない。
ビイトは、ネクがさっき起きた時にいた場所に立っていた。
そこには、花束がおいてある。誰かが、事故にあったのか?
ビイトが言った。ここで死んだんだ。俺とライム。
いつもどおり親とケンカして、いつもどおり家を飛び出して、いつもどおりライムが追いかけてきた。
でも、いつもと違って、暴走車がライムに突っ込んできて、それをビイトはかばった。
そして、二人でUG行きだった。
俺がライムを殺した、俺がライムの未来を奪った、と自分を責めるビイト。
俺と違って、やりたいことも夢もあった。それを俺が・・・。
それでもネクは言った。ライムはお前のこと、うらんでないだろ?ビイトは答える。・・・さあな。
ライムの記憶が、変わってたんだ。UGであいつを見つけたとき、あいつは俺に『はじめまして』って言ったんだ!
ライムから・・・俺の記憶がなくなってた。記憶がエントリー料、だったようだ。
ビイトは言った。もし俺がコンポーザーになってライムをよみがえらせても、記憶は戻らないかもしれない。でも俺はやる!
306すばらしきこのせかい:2008/02/27(水) 23:09:04 ID:ZxY/LTBO0
トウワレコード前に辿り着く。だが、狩谷はいない。
ビイトに促され、スキャンして見ることに。何か手がかりがつかめるかもしれない。
スキャンしてみるネク。だが、何かがおかしい。スキャンできない!?
ネクは気付く。皆がレッドスカルバッジをつけている?参加者バッジと同じなのか?
参加者バッジを持っているとスキャンされない・・・それと同じことがRGでおこっているのか?
レッドスカルバッジはCATデザイン。参加者バッジと同じデザインだから、CATは・・・。
そうつぶやくビイトをネクはライムが先だ、と遮った。
・・・大丈夫、そんなわけ、ないよな・・・。
そこに、思ったより早かったな・・・、そう言って、狩谷が現れた。
狩谷と戦う二人。そして、激しい戦いの後、狩谷に勝った。
結構やるネェ、そう言って、バッジを返そうとした狩谷だったが、今度は八代が現れ、それを止めた。
そして、手伝ってあげる、と二人で戦いを挑んできた。
これに、なんとか勝ったネクとビイト。
今度こそ本当に、バッジを返してくれた・・・が、ビイトが叫んだ。「これニセモノだぞ!」
まただまされたのか?ところが、狩谷と八代も驚いている。彼らも虚西にだまされたのだ。
つまり、二人ともただの時間稼ぎ役に使われたのだ。
謝る狩谷に、だまされてたんなら仕方がない、と言うビイト。ワビだ、と狩谷は新しいキーバッジをくれた。
ビイトとネクは言った。あいつには気をつけろ、前にキーバッジをくれた死神が消されたから。
自分の身は自分で守る、と二人は言った。

ネクとビイトは、再び虚西を捜すため渋谷の街へと繰り出した。

ビイト編 4日目―あと4日― 消えない罪悪感 完
●3月
雑貨屋のスージーがマリエルの小屋を訪れてきた。
スージーはマリエルが何でも屋を始めたと勘違いしており、相談にきたらしい。
マリエルは何でも屋とは違うかなとちょっと苦笑いを見せる。
スージーは最近自分が夢遊病になってしまったのではないかと疑いを持っていた。
目を覚ますと、あちこちに擦り傷があったり、足が泥だらけになっていたりするのだという。
「スージーって、寝相悪かったんだ。」「それはないと思うわ・・・」
その為、夜、自分の事を見張っていて欲しいとマリエルにお願いしにきたのだった。
マリエルは承諾し、その夜のうちに見張りをする事となる。

夜中に雑貨屋の前で見張りをしていると、ドアが開きスージーが出てきた。
スージーはまっすぐに街の墓地へ向かい、人間とは思えない身軽さで辺りを跳ね回る。
マリエルは大声でスージーに声を掛けると、彼女は一飛びにマリエルの元へとやってきた。
「…あんたがマリエル?」「ど、どうしちゃったの、スージー?」
「あたしスージーじゃないわ。ルーシーよ。ルーシー・ベル」「ルーシー?」
ルーシーと名乗る女性は笑いながらくるくると踊り始めた。

翌日、雑貨屋へ向かい昨日の出来事をスージーに報告した。
ルーシーは夕べもどこかに出歩いたという事は分かっているようだった。
マリエルは墓地であったルーシーと名乗った女性のことをスージーに話した。
一時困惑した表情を見せるスージー。「…そう、ルーシーだったの。」
スージーは店を閉め、ルーシーの居る所へいこうとマリエルを誘った。

スージーとマリエルが向かった先は街の墓地であった。
1つの墓の前に立つ二人。墓に刻まれていた名前はルーシー・ベル。
産まれてまもなく命を落としたスージーの双子の姉であり、
スージー自身、その墓の存在をつい最近知ったのだと言う。(細かい経緯は語られないと思う)
もしかしたら死んでいたのは自分の方だったかもしれないのに可愛そうなルーシー、
なんて不公平なのかしらと、スージーは自分を責めた。
マリエルはスージーを慰めようとするが、スージーの自身の罪悪感は拭えなかった。
これからはずっと一緒、もう一人ぼっちにはさせないと、墓に語りかける。
この体の半分はルーシーの物…。スージーはルーシーの存在を受け入れるつもりだった。

マリエルはルーシーの存在を幽霊として認識。フィオナにどうするべきか相談するが、
幽霊と妖精の存在は全然違うものでよく分からない、人間の事は人間に聞きなさいと言われ、
物知りな吟遊詩人ポピンジェイを訪ねる事となった。
マリエルが川原で釣りをしていたポピンジェイに話しかけようとした瞬間、
ポピンジェイの前にスージーが現れた。マリエルは思わずに身を隠してしまう。
「みーつけた。こーんなところにいたのね」と、ポピンジェイに近づくスージー。
「…キミか。」「つれないのね。あたし、あんたのことがこーんなに好きなのに。」
急な告白の場面に、物陰に隠れているマリエルはどうしようと戸惑う。
「…ねえ、あたしのことキライ?それとも女のコに興味ないの?」
スージーはポピンジェイの背後に回りこみ抱きつこうとする。
「悪いけど、幽霊とおつきあいする気はないんでね。」「あんた、なにものよ。」
スージーの体を動かしていたのはルーシーの意識であった。
看破されたルーシーと、ルーシーになっていた事に気づいてなかったマリエルは共に驚く。
「妹思いなのはいいけど、それはいらぬおせっかいだと思うよ。」
「うるさいわねっ!あたしのことはほっといでよ!」
ルーシーは人間離れした身軽さで飛び跳ねその場を後にしようとした。
着地地点で物陰にいたマリエルとぶつかる。
見つかったマリエルは居た堪れなくなり立ち聞きした事を謝ったが、
その意識は既にスージーのものだった。何を謝られてるか判らないスージーに
マリエルが、ルーシーがスージーの身体を使いポピンジェイに告白をした事を伝える。
「…どうしよう、わたしもう彼の前に出れないわっ。」と恥かしがるルーシーに
ポピンジェイが近づく。ポピンジェイは告白を重きに受け止めておらず、
スージーにルーシーの事について忠告をする。
あまり気ままに遊びまわっているといずれルーシーは消滅してしまうことになる。
もともと不自然な形で存在しているのでエナジーを使い果たすとそこまでなのだ、とポピンジェイは言った。
ルーシーが消滅する…、そう聴いたスージーはショックを隠しきれなかった。

家に帰ると願いの花がつぼみをつけていた。
つぼみに触るとスージーの想いがマリエルに伝わってきた。
「ルーシーが消えてしまう?…どうしよう。またはなればなれになるの?そんなのイヤよ。
歩きまわるのやめさせなきゃ。でも、どうやって?どうすればいいの?
どうすればルーシーに会えるの?…おねえさん…。」

スージーはルーシーに身体を使わせないために眠らないように努力しているが、
ルーシーが出てくるのは時間の問題であった。
妙案が思い浮かばないマリエルは解決方法を見出すため、ポピンジェイに相談に行く。

ルーシーを助ける方法はないかと聴くマリエル。しかしポピンジェイは彼女が消えた方が自然であると言う。
マリエルはルーシーを思うスージーの気持ちがいかに強いか訴えると、ポピンジェイはマリエルに助言を与えた。
ルーシーの説得はスージーがやるべきだが、1つの身体を共有している為、お互い出会う事はない。
しかし、真実の鏡という道具を使えば、自分の真実の姿と向き合う事ができる為、
もう一人の自分と対話ができるという。そしてその真実の鏡は街の古代遺跡にあるのだという。
毎度毎度の博識ぶりに何故そんな事を知っているのかとマリエルがポピンジェイに尋ねると、
吟遊詩人故に様々な伝承に触れる機会がある、真実の鏡もそのひとつなのだと答えた。
古代遺跡を探索するマリエル。
そこで出会った鏡の妖精は過去人間にから受けた非道な仕打ちとその経緯をマリエルに教えた。
遥か昔、鏡の妖精は人々にお告げを与えていたという。
しかしお告げは良きものばかりではなく、凶事を示すものもあった。
その凶事が起きたのを鏡の妖精の所為とした人間の手により、
鏡の妖精を大鏡に閉じ込められた後、大鏡を割られ封印されたのだという。
マリエルは遺跡に散らばっていた大鏡の破片を集め、大鏡を復活させる。
人を信じる事ができなくなっていた鏡の妖精はマリエルの誠実さに胸を打たれ、真実の鏡を託すのだった。
(真実の鏡は月夜でのみその効力を発揮するが、それがどこで得られた情報なのかは判らず)

真実の鏡を手に入れたマリエルはスージーを訪ねる。
スージーは既に寝不足でフラフラであった。
マリエルはスージーにルーシーと会える機会を作れる事を伝え、深夜の墓地で待ち合わせの約束をした。

その夜。マリエルが墓地に着くと、そこには既にスージーが待っていた。
マリエルは真実の鏡を準備し、その前にスージーを立たせる。
後は月を覆っている雲が通り過ぎるのを待つだけだった。
月が雲の間から姿を現し、鏡にはルーシーの姿が映し出される、はずであった。
しかし鏡に映し出されたのはスージーの姿だった。
マリエルはここで、先ほど墓地で待っていたのはルーシーの方であった事を知る。
してやったりと、ルーシーは笑い踊りだす。
「あなた、ルーシーだったのっ?」「そうよ、わたしはルーシー。」
寝不足だったスージーは夜を待つ事が出来ずに居眠りをしてしまったらしく、ルーシーが出てきたのだった。
「危ないことしないで、ルーシー!」「こんな月がキレイな夜に、踊らないほうがどうかしてるわ。」
マリエルの言葉に対し、ルーシーは全然取り合わなかった。スージーの身体を返してとマリエルが訴える。
しかし、肝心のスージーは…。
「いいのよ、マリエル。このままのほうがいいのかもしれない。あのルーシーをみてると、そう思うの。
わたしったら引っ込み思案でなんのとりえもなくて、どうして生まれてきたのかずっと不思議だったわ。
当然よね。わたしが生き残ったことが、なにかのまちがいだったんだもの。」と寂しげに言った。
それを聴いたルーシーは怒り出す。
「いいかげんにしなよ。なにいじけてるのさ。あんたのそういうところ、だいっキライだ。」と。
私のことが羨ましいなら勇気を出して変わってみなよと強い口調でスージーにぶつける。
「だめよ…わたしなんて、とても。」
「どうして自分から殻のなかに閉じこもってしまうのさ?もっと目を見開いて、
よく見て。あたしがあんたの、真実の姿なんだからっ!」
その時、願いの花のつぼみが開き奇跡が起きる。【真実】の妖精の誕生。
スージーは鏡の向こうから姿を現し、ルーシーとスージーは同次元に存在した。
「ねえスージー。もっと自分を好きになってあげて。あたしにできることならあんたにだってきっとできる。」
「ルーシー…もしかして、わたしのために?」
マエリルが空を見上げると月が雲に隠れかけていた。マリエルは急いでルーシーに鏡の中に戻るように言うが、
ルーシーは鏡の中に戻ることを拒否する。それなら私がとスージーは鏡の中に入ろうとするが、
ルーシーはスージーの手を強く掴んで離さなかった。
「いいのよ、これでハッキリするわ。」「なにがよっ…お願い、離してっ!」
「どちらが生きるべきなのか、どちらが幻なのか、これでわかるわ。」
お願い、鏡の中に戻って!とスージーが叫ぶ。しかし、ルーシーは聞かなかった。
「…そう、あんたはホントはわかってる。あたしのことを知って感じた罪の意識が、
あたしを蘇らせてしまったことを。」「お願いよルーシー!わたしをひとりぼっちにしないで。」
間違えちゃだめ。私はただの死者の夢。長くは現世に留まれない。さよならね、スージー。
最後に楽しい夢を、ありがとう。そう告げるとルーシーは闇に溶けて消えていった。

小屋に戻ったマリエル。
自分が手を貸したためにルーシーが消えてしまったのではないかと、少し落ち込む。
フィオナはまだ半人前なんだから失敗する事もある。元気を出しなさいとマリエルを慰めた。

翌日。マリエルはスージーを訪ねた。スージーは飛び切りの笑顔と明るい声でマリエルを迎える。
「…ホントにスージー?」「うふふっ、さあ、どうかしら、どっちでしょう?
わたし、もうくよくよしないことにしたの。これからはルーシーの分も生きなくちゃ。ね?」
そこにはもう以前のような引っ込み思案のスージーの姿はなかった。
これからはのんびりせずに新しい恋でも探すと言ったスージーにマリエルがポピンジェイは?と聞く。
あれは単なる憧れ、素敵な人だけど彼氏にはちょっとねといたずらっぽく笑う。
「そっかー。」「…いま、ホッとしなかった?」「そ、そんなことないよ。」と頬を赤らめる。
「どれ、おねーさんが相談にのってあげるわよ。」
「ま、また来るねっ。」とばつが悪くなったマリエルは退散する。
「マリエル!…ありがとうね。」「うんっ!」

借金ノルマを返済し3月を終える。

続く
311ゲーム好き名無しさん:2008/02/28(木) 06:20:41 ID:yaNnpppJ0
>>292
善処します(谷;)
もし書き終えてWikiに載る事があったなら加筆修正するかも。
312ゲーム好き名無しさん:2008/02/28(木) 13:22:32 ID:imegJTG7O
いつもこのスレにはお世話になってばかりなのと大好きな作品なので、METALGAREAC!Dの執筆を予約します。
ただ、こういうの初めてなので頑張りますが稚拙なのとかなり遅筆なのはどうか御容赦頂きたいです(´ω`;)

ではでは、さっそくPSP起動してきます〜
313ゲーム好き名無しさん:2008/02/28(木) 13:41:06 ID:YSO4GVKT0
リーヴェルファンタジア乙です!
314ゲーム好き名無しさん:2008/02/28(木) 17:19:41 ID:0Jwx8P+e0
PS2のシムーン 異薔薇戦争 封印のリ・マージョンをおねがいします
315すばらしきこのせかい:2008/02/28(木) 20:59:15 ID:WrTzKv+00
ビイト編 5日目―あと3日―

ネクとビイトが気づくと、そこはスクランブル交差点だった。
また1日たってしまった。もう5日目だと大慌てするビイト。
あと3日しかないのにやることが多い、と言うビイトにネクは落ち着いて順番に片付けていくしかない、といさめた。
昨日のキーバッジで開く場所――宇田川町方面へ行くことに。

千鳥足会館前で突っ走るビイトに、ネクは言った。お前っていつも全力だな。
だがビイトは言った。こんなに必死になったのはUGに来てからだ。
生きてるときは、全力で何かするなんてなかった、夢中になれるものがなかった。
口うるさい親に反発してた。しっかりしてたライムと比べられて死ぬほど嫌だった。
だから、周りが自分に期待しないように自分を諦めてた。
そのうち親は何も言わなくなったのに、ライムは違った。自分を励ましてくれた。夢は見つかるよ、と。
でも、それが情けなくなって、ライムを遠ざけた。スケボーで世界一になるのが夢、って言ったのはウソだ。
夢がないのに生き返るのは・・・、なんて言ったライムのために。
だから、生き返れば絶対に夢を見つかる、絶対に夢を持てるって励ましたかった。
でも、それを気にしてライムは自分をかばった。
「バカだよ・・・俺」死んでからライムの大切さに気付くなんて・・・

自分を責めるビイトにネクは言った。
「あぁ、お前はバカだ」
怒るビイトに向けてネクは続けた。
人の目なんて関係ない、自分でどこまで全力でできるかが大事だ。
今は全力でやってる、全力で頑張れば、結果なんて後からついてくる。
ライムのことは気の毒だけど、過ぎてしまったことだ。だから今はできることをする。
ライムだって、お前はやればできるってわかってたから、お前のことを諦めなかった。
それに、死神裏切ってまで不利な俺と契約するような根性ある大バカ、そういない。
「バカはバカらしく、悩んでないで前だけ見てろよ」
ネクの励ましにビイトは元気を取り戻す。宇田川町へ改めて向かうことにした・・・が、死神がいる!
だが、襲ってこない・・・?慎重に近付く二人。
近付いて声をかけて見るが、反応がない。様子がおかしい・・・どうなっている?
考えていると、突然妙なことを言いながら襲いかかってきた。

「数え切れないこの世の不幸を断ち切るためにこの救済の光を。
 さすればここは幸福な場所となる。すなわちそこは、すばらしきせかい」
316すばらしきこのせかい:2008/02/28(木) 21:00:36 ID:WrTzKv+00
死神を倒したが、明らかに様子がおかしかった。そういえば、街が静かだ。
スキャンしてみたネクとビイトは衝撃を受ける。みんなが、同じことを考えている!
さっきの死神と同じ内容なのだ。何が起こっている?
ビイトが気付く。みんながレッドスカルバッジをつけている。
ビイトは何かを考え、叫んだ。コンポーザーの正体はCATだ!
参加者バッジとレッドスカルバッジは似すぎてる、おんなじヤツが作ったんだ。だが、それはない、とネクは即答で否定。
ネクは明かす。CATは羽狛だ。コンポーザーを倒そうとしていたヨシュアに協力してた。だから違う、と。
だがビイトは、ヨシュアが踊らされてただけでは?と問い返す。
それでもネクは言う。羽狛は『世界を広げろ』って教えてくれたのに、これじゃあ逆だ。こんなの渋谷じゃない。
ビイトはコンポーザーが誰であろうとぶっ潰す、と叫ぶと、先立って宇田川町へ向かった。

渋急ヘッズ前にもおかしくなった死神が何人もいた。一斉に襲われたが何とかこれを退ける。
UGでも異変が起こっていることに戸惑う二人。しかも、宇田川町の間にある壁が何者かに壊されていた。
向こうから誰かがこじ開けたのか?とにかく先に進み、やっと宇田川町裏路地にたどりついた二人。
そこには、何かが焦げたような跡が地面に残っていた。ここは確か、南師が変な模様を描いていた場所だ。
ケータイカメラで過去の写真を撮るネク。そして4日前の写真に写っていたのは・・・羽狛が模様を描いている!?
なぜ羽狛が・・・どうして?事情を聞くため、羽狛のところへ行くことにした。
渋るビイトに、まだ行っていないキャットストリートも同時に探せる、と説得する。
そして、宇田川町を出ようとした時・・・狩谷と八代が現れた。・・・まさか、この二人も?
さっきまでの死神と同じことを言いながら襲ってきた。
前に戦ったときよりはるかに力が上がっている二人をなんとか倒したネクとビイト。
だが、ビイトは二人にトドメをさすことを拒んだ。そして、ネクは二人もレッドスカルバッジをつけていることに気付く。
これが開放バッジってヤツなのか?
とにかく、二人が目を覚ます前に先を急ぐことにした。

ビイト編 5日目―あと3日― VANISHING POINT、 完
317すばらしきこのせかい:2008/02/28(木) 21:02:59 ID:WrTzKv+00
ビイト編 6日目―あと2日―

二人が気付くと、スクランブル交差点だった。
また日付が進んだ!?今日あたり消えるかもしれない、とパニックになるビイト。
それでもできることをやるしかない、とキャットストリートへ向かう。虚西探しと、羽狛に会うのを兼ねて。
だが、羽狛に会うことに、ネクは迷いがあった。

キャットストリートへ向かう道の壁も派手に壊されていた。これも羽狛が?
だが、羽狛のカフェに入ると、なんとここも派手に壊されていた。しかも誰もいない。
一体何があったのか、ケータイカメラで撮ってみることに。
過去の写真が取れる、と聞き驚いたビイトが、ネクのケータイを奪い、止める間もなく3回分撮ってしまった。
だが、その中の一枚に、羽狛が奥の壁に何か隠している写真が。そこを調べると、なんとキーバッジが出てきた。
これは・・・おそらく渋谷川の鍵だ!しかも、キーバッジと一緒に手紙が出てきた。羽狛から?
『この渋谷を生きぬく術はたった一つのカンタンなこと。どんな状況でも全力で今を楽しめ!』
このキーバッジは、渋谷川へ行け、と言うことなのか。そこにも虚西はいるのか?
気合たっぷりに先に出ていくビイト。だが、ネクは悩んでいた。
どういうことだ?なんでそんな鍵がここに?何のために?
俺を渋谷川に行かせたいのか?俺を呼んでるのか?何をさせる気だ?

渋谷川へ向かう途中、カドイ前にあのオブジェが!まさか、南師!?
生きてたのか!?なんと、体に黒い模様が。禁断化している!?
宇田川町の模様、あれを使ってよみがえったのだ。コンポーザーと戦うためにしたのだ。
全ては計算内だと言う南師。禁断化は計算外だったようだが。
あのカフェに行ったのか、と言うネクの問いに、行ったが誰もいなかった、と答える南師。
そして、ウォーミングアップの相手にしてやる!と、戦いを挑んできた。
なんとか勝つが、まだ南師はぴんぴんしていた。あれでコンポーザーと互角に戦えそうだ、と言っていた。
つまり、コンポーザーと同等以上?それでも、俺は行く!と叫ぶビイト。

渋谷川・・・コンポーザー・・・羽狛さん・・・俺ももう、覚悟を決めるしかない。

ビイト編 6日目ーあと2日ー STRIDE 完
318すばらしきこのせかい:2008/02/28(木) 21:05:02 ID:WrTzKv+00
ビイト編 7日目―最終日―

二人か気付くと・・・またスクランブル交差点!?
しかも、ビイトの手が消えかけている!?
気合でなんとかしてやる!まだ消えるわけにはいかねぇ!と、叫ぶビイト。
とにかく一刻も早く渋谷川へ向かう。今日で全ての決着をつける!

渋谷駅ガード下から渋谷川へと向かおうとした・・・が、なんとここの壁も壊されている!?
まさか南師が?とにかく、コンポーザー、その前に虚西を見つけるために、先へ進む二人。
そして、渋谷川に足を踏み入れた時にメールが。虚西の技が書いてある?
とにかく先へ進む二人。そしてその奥には・・・南師がいた。
結界があって通れない、と言う南師。虚西のせいらしい。まさかこの先に?
そう言うネクとビイトに南師は言った。気付かなかったか?ずっと一緒にいて。
虚西の声がした。「ずっと一緒にいたのです」
そして虚西が姿を現した――ビイトの影から!!
ビイトがまだ消滅せずにいることは想定外だった、と言う虚西。あと、南師の存在も。
だが、計画は順調だ、いいデータがとれた、もう行動を読み違えることはない、と笑った。
そして、南師の要求どおり、結界を――開けた。その代わり、コンポーザーになったら私を指揮者に任命しろ、と言って。
新たなコンポーザーは、俺だ!そう叫び、南師は先へと進んでいった。
後を追おうとするネクとビイトの前に、虚西が立ちはだかった。
コンポーザーを裏切る気か?との問いに、統治者が誰であろうと従属するだけだ、と言う虚西。
もし南師が失敗しても、それで深手を負った指揮者を仕留められる。いずれにせよ、指揮者になるのはこの私。
立ち向かおうとするビイトを、分析は完璧だとあざ笑う虚西だが、ビイトは叫んだ。
「想定内とか想定外とか言っている時点で分析しきれてねーじゃねーか!」
コンポーザーになるのはこの俺だ!と叫ぶビイト。
虚西はついにキレ、ノイズに姿を変え襲いかかってきた。
これに勝ち、ライムのバッジを取り返したネク。そのバッジでライムノイズを呼び出し、トドメをさした。
私の分析に誤りなどないはず、死神でないあなたがなぜノイズを召喚できるの!?
そう言う虚西に、ネクは答える。知るか!!「それにあれはノイズじゃない、俺たちの仲間、ライムだ!」
ライムを取り返し涙するビイトに、虚西は言い放つ。
ライムの消えた兄の記憶は・・・ビイトのエントリー料なのだと。彼女のエントリー料は別のもの。
驚くビイト。その顔、私の、予想、通り・・・。そう言って、虚西は消滅した。
虚西の言葉に疑問が残るが、とにかく時間がない。先に進む二人。
そこにまたメール!?『コンポーザーの部屋で待っている』羽狛さん・・・?
319すばらしきこのせかい:2008/02/28(木) 21:07:33 ID:WrTzKv+00
さらに奥に進むと、後ろから足音・・・?
その正体は・・・シキ!?
気付いたらここに一人でいた、と言うシキ。でも、UGにいた時の姿のままだ。生き返ったわけではないようだ。
自分のエントリー料にシキがなってしまった、と打ち明けるネク。それの意味を理解し、照れるシキ。
みんなで生きかえれる・・・わけでもない。
コンポーザーを倒す、と言う方法をとることにしたことを聞き、シキも協力を申し出る。

三人でもっと奥へ。そして、ガラクタの山が見えてきた。
南師がその下敷きになってる!?誰がやったんだ?コイツより強いヤツなのは確かだが・・・
コイツと戦わなくて済むからラッキーだ、と言うビイト。ちょっとズレてる気がするが・・・。

最深部には扉が。
その扉を開けると・・・ラウンジのような部屋だった。そして、そこに北虹が。
コンポーザーを倒す、と言うビイトに北虹は言い放つ。
君たちにはコンポーザーを見ることすらできない。君たちとコンポーザーでは次元が違う。
それでもコンポーザーになって全員生き返らせる、と言うビイトに、その我欲が全ての苦しみの原因だ、と言う北虹。
この渋谷はコンポーザーによる再生が必要なのだ、そう言ったとたん、シキが苦しみだした。
そして、北虹と彼に操られたシキが、ネクとビイトに襲いかかってきた。
なんとか勝ち、北虹は消えたが、シキはまだ操られたままだ。
そこで、ネクは思いあたる。あれを壊せば!
ビイトがシキを倒そうとするのを止めるネク。そこをシキが攻撃し――。それをビイトがかばう。
そしてその隙に――ネクはレッドスカルバッジを壊した。
シキは止まった。だが、シキもビイトも意識がない。やっぱりコンポーザーの――羽狛さんのせいなのか!?
悩むネク。だが、進むしかない。一人で行くしかない。

スキャンで隠された扉を見つけ、先へ進むネク。そこには、巨大なCATのグラフィティが。
ネクは思う。

いつもそうだ。あんたの作品はどれも『もっと楽しめ』って俺を励ましてくれた。
ヘッドフォンで閉ざした世界でも、メッセージはしっかり届いてた。
だから、いつもあの場所でグラフィティを見てた。
それだけでほんとに楽しかった。
だから、アンタがCATだって知った時は・・・正直ふるえた。会った時から何かが違うって感じた。
言うことは不思議と信じられると思った。尊敬できる人にやっと会えたと思った。
なのに・・・どうして・・・

でももう、迷わない。羽狛さんに会えた時から・・・。
320すばらしきこのせかい:2008/02/28(木) 21:09:34 ID:WrTzKv+00
最も奥の広大な空間。そこでネクは叫ぶ。
出て来いコンポーザー!俺と戦え!俺があんたを倒すのが望みなんだろ!?
「出てきて、俺と戦ってくれ・・・羽狛さん・・・」
「羽狛?誰だそれは?」
そう言って現れたのは・・・北虹!?倒したはずじゃ?驚くネクに北虹は告げる。
コンポーザーはここにはいない。君がUGに来る前からだ。それ以降は自分がUGを取り仕切ってきた。
そう、全ては北虹の仕業だったのだ。呆然とするネク。北虹は続けた。
音楽に優秀な指揮者が必要なように、一つの指導者のもと人類が一つに向かえば至高の世界だ。
自分勝手な欲望が、やがて犯罪や戦争を生み出す。個性こそ、この世の不幸の原因なのだ!
個性を取り払い思考を共有すれば、世界は不平も不安もない幸福な場所となる!
そう、そのためのレッドスカルバッジなのだ。渋谷のムーブメントは世界に広がりやすい。
よって、渋谷から世界を救う。世界の指揮者となって。
だが、参加者バッジがその障害となるのだ。北虹のインプリントの邪魔をする。
北虹はネクから参加者バッジを奪い・・・壊した。
そして・・・何もおこらなかった。北虹は言った。やはり君が、選ばれし者か・・・。
ネクを消そうとする北虹。だがそこに駆けつけたのは、シキとビイト!
ビイトが言った。「おめぇは俺のパートナーなんかじゃねえ、俺の・・・俺の友達だ!」
シキも叫ぶ。「3人いれば大丈夫!絶対にみんなで生き返るんだから!」
北虹はそれをあざ笑うと、巨大なノイズに姿を変え、襲いかかってきた。

だが、力を合わせた3人の敵ではなかった。
俺には、もう時間が・・・そう言って苦しむ北虹。
そこに現れたのは・・・ヨシュア!?生きてたのか!どうしてここに!?
だが、答えを待つ間もなく北虹が叫ぶ。まだ終わってない!俺が渋谷を守る!
そしてヨシュアを取り込むと・・・さらに巨大なノイズと化し、さらにシキとビイトも取り込み、ネクに襲いかかった。
一人で戦うネク。でも、一人じゃない。シキ、ヨシュア、ビイトから力を借り、死闘の末、ネクは北虹を倒した。
321すばらしきこのせかい:2008/02/28(木) 21:11:29 ID:WrTzKv+00
ヨシュアは北虹に言った。「僕の勝ちみたいだね」
俺は渋谷を守れないのか、そう嘆く北虹の右手には・・・タイマー!?

1ヶ月前、コンポーザーは言った。渋谷を終了させる。渋谷に見切りをつける。
渋谷には多くの可能性がある、と反対する北虹。
だがコンポーザーは答えた。それに気付けないほどに渋谷の人たちの感覚は曇ってる。
渋谷の状態は他にも広がる、その前に手を打たないと。
北虹は提案する。渋谷の人間がより渋谷にふさわしくなれば――自分にチャンスを!必ず渋谷を更正してみせます!
コンポーザーも提案した。「じゃあ、ゲームをしよう」
渋谷を更正できれば北虹の勝ち、渋谷は存続。できなければ北虹の負けで、渋谷は消滅。
実力差がありすぎるため、コンポーザーにはハンデがある。RGに行って手出ししない、その代わりに対戦相手を用意する。
それを、北虹は・・・受け入れた。制限時間は1ヶ月。

面白いアイデアだったけど、もうひとひねり欲しかったな、と言うヨシュア。
もう悔いはない、とヨシュアに礼を言う北虹。
北虹が言うには、敗因は自分のインプリントがネクに効かなかったこと。
ネクは思い出す。自分は参加者バッジを2個持っていたんだ。
俺が渡したのは一個だけだったはず、北虹はそう言うが、すぐに全てを悟ったようだ。
次は君の番だ・・・そう言って、北虹は・・・消えた。

今までの会話を何一つ理解できないネクに、ヨシュアが告げる。
「僕がこの渋谷のコンポーザーさ」
愕然とするネク。ヨシュアは言う。目の前の真実は受け入れてもらわないと。
渋谷の存続を賭けて、北虹とゲームをしていた。つまり、ネクはヨシュアに手を貸していたことになるのだ。
ネクはヨシュアに選ばれたのだ。北虹の対戦相手に。ヨシュアの代理に。
南師はコンポーザーの地位を狙っていた。RGでヨシュアを殺そうとした。でも失敗している。
そして、さっき、南師を倒したのも、ヨシュアだった。
ゲームには邪魔だった、と言うヨシュア。ネクをUGに連れてくるのも邪魔しようとしたし。
まさか・・・。さらに驚くネクに、ヨシュアは全ての記憶を返した。
322すばらしきこのせかい:2008/02/28(木) 21:13:03 ID:WrTzKv+00
宇田川町裏路地。壁グラフィティの前にネクはいた。
そこに走ってくるヨシュア。彼の右手には銃。
ネクと、ヨシュアの目が合った。驚き立ちすくむネク。
そして――銃声。
銃を構えるヨシュアの前で、ネクがゆっくりと崩れ落ちていく――

しりもちをつき、唖然とした表情でヨシュアを見上げるネク。
ヨシュアが銃を向ける先――ネクの背後に、腕を押さえる南師がいた。
驚き、振り返るネク。
南師は銃を構え――銃声。

南師が撃った弾は・・・全てヨシュアの目の前で止まった。
その場から逃げる南師。
それを呆然と見送るネクに、ヨシュアは銃を向け・・・引き金を引いた。
そして、息絶えたネクの上に――参加者バッジを置いた。

俺を殺したのは・・・せっかく、分かりあえる友達ができたと思ったのに・・・
「お前だったんだな!俺を殺したのは!」
だが、ヨシュアは平然と言い放つ。僕とゲームをしよう。勝者がコンポーザーになるゲームだよ。
カウントが0になったら撃つ、それだけ。楽しそうに言うヨシュア。
ふざけるな、と叫ぶネク。人生の分岐点なんて単純なものだ、と答えるヨシュア。
動かないネクにヨシュアはさらに言った。羽狛さんに言われたこと忘れたの?

銃を拾うネク。
ネクに銃を向けるヨシュア。さらに、ネクも銃を構えた。
――涙を流しながら。

そして・・・ネクが銃をおろす。

ヨシュアの銃が火を噴き、ネクは倒れた。

遠のく意識の中、ネクは見た。
並んで立ち、自分に笑顔を向ける、ヨシュアと羽狛の姿を――



ネクが目覚めると、そこは――渋谷のスクランブル交差点だった。
だが、ここは明らかにUGではない。
自分が生きていた――元いた、渋谷。

行き交う人々。交わされる無数の会話。

何だよ・・・

何だよこれッ!?

ネクの叫びが、人で混み合うスクランブルに響いた――
323すばらしきこのせかい:2008/02/28(木) 21:14:52 ID:WrTzKv+00
七日後

いつもと同じような街並み――
いつもと同じような人ごみ――
ここは、あの時と全く変わらない渋谷。
だけど、俺は、やっぱりお前のことは許せない。
あの数日間は、ありえないほどつらくて――

人を信頼すること、人を裏切ること――

俺が今まで思っていたこの街は、狭くて、息苦しくて、退屈な街だった。
でも、違った。

みんなと出会えて、よかったと思ってる。
今までは見えなかったような何かが、見えはじめたような気がするから。

パートナーを信頼しろ――俺はお前を許せないけど、俺はお前を信じる。
俺がこの渋谷を歩いてるってことは、この渋谷は、この世界は、大丈夫なんだよな。

そうだ、俺、友達ができたんだ。
今日は、1週間ぶりに会うことになってる。
お前も・・・来るよな。

ハチ公前――ネクを呼ぶ声。
そこには、二人の友達。仲直りした兄妹。

ネクの肩を叩く、一人の少女。ネクは振り返る。初めて会う顔。

でも、ちゃんと目印を――あの猫のぬいぐるみを抱いていた。



ネクは自らヘッドフォンをはずす。
もう、彼にはそんなもの必要ない――



すばらしきこのせかい 完
324すばらしきこのせかい:2008/02/28(木) 22:16:08 ID:WrTzKv+00
「すばらしきこのせかい」本編は以上です。
テーマは、「今の楽しみ方」「人とのつながりの大切さ」・・・といったところでしょうか。
真面目な気持ちでプレイすると、結構心に訴えかけるものがあった・・・ような気がします。
個人的にですが。
ちなみに、これだけでは終わりません。
やりこみ、とかではなく、ストーリーが。

一つは「アナザーデイ」
本編のパラレルワールドが舞台のお話です。
主人公はネクですが、性格が大きく違います。
お笑い系の内容です。希望があれば投稿しようと思います。
完全に別のお話ですが、本編とつながる部分もいくらかあるので、意外とストーリーを理解するには重要だったりします。

もう一つは「シークレットレポート」
本編に出てきたある人物が書いた日記のようなものです。
ストーリーの裏側と真実が書いてあるので、かなり重要です。
これを集めるには、クリア後にそれぞれの一日ごとに定められた条件をクリアすれば手に入ります。
クリア後は、好きな日を選んでプレイすることができるようになるので、便利です。
これも、希望があれば投稿します・・・。

いや、個人的にはしたいんですけどね(笑)
これ以上のネタバレはやめて!と言う声が聞こえてきそうなので、かろうじて踏みとどまりました。
325ゲーム好き名無しさん:2008/02/28(木) 22:22:36 ID:g2OIKNaT0
これ以上のネタバレはやめて!




って人はこのスレ見れないのでは?w
326ゲーム好き名無しさん:2008/02/28(木) 22:36:40 ID:y8+YZLMf0
シークレットレポートの方が知りたい
集めるの挫折したんで頼む
327ゲーム好き名無しさん:2008/02/28(木) 22:42:12 ID:SajGY+Xh0
きのこ乙
このスレはネタばれ上等だから全部書いてくれるとうれしい
328すばらしきこのせかい:2008/02/28(木) 23:04:46 ID:WrTzKv+00
>>325
そう言えばそうですね(笑)

明日、まずはアナザーデイから投稿しようと思います。

さてと、中断してたシークレットレポートの編集、再開するか・・・。
329ゲーム好き名無しさん:2008/02/29(金) 00:10:28 ID:kJzLhgNf0
すばせか乙です!
セルフパロの方も期待して待ってます。
リーヴェルファンタジア 〜マリエルと妖精物語〜
登場キャラ紹介の所で間違えてる所があったので訂正。
>>284
>■アーヴィン
>牧場を経営する一家の長男。キャッシーに好意を持っているがお互い素直になれない。
>年が離れた弟妹、コリンとデイジーがいる。(作中父親は登場しない気がする)
>■ニール
>旅芸人を生業としている。ゲイリーの娘ホリーとの間に娘ジニーがいる。
>■ジニー
>ニール、ホリーの娘でゲイリーの孫。旅芸人をしている父親と共に旅をしている。

■アーヴィン
牧場を経営する一家の長男。キャシーに好意を持っているがお互い素直になれない。
年が離れた弟妹、コリンとデイジーがいる。(作中父親は登場しない気がする)
■ニール
旅芸人を生業としている。ゲイリーの娘ティナとの間に娘ホリーがいる。
■ホリー
ニールとティナの娘でゲイリーの孫。旅芸人をしている父親と共に旅をしている。
−−−
ジニーってなんだろと思ったら同時進行してたサガフロ2の影響でした。さらに娘と母が逆だし。失礼orz
●4月
先月のノルマを達成した為、取り決め通り借金取のアルフレッドから妖精のレシピを受け取る。
ふとした事からマリエルはレシピの裏面を見るが、そこに書かれていたモノは、
行方不明のマエリルの父親、イアンのメモ書きだった。
銀の森の妖精の樹と書かれたメモ。思わぬところから父親の消息に繋がる手がかりを得たが、
フィオナもアルフレッドも銀の森の場所を知らなかった。
何時も通りポピンジェイを訪ね、銀の森の場所を聞こうとすると、彼は浮かない顔をした。
「銀の森がどんな場所か知ってるかい?」ポピンジェイの問いにマリエルは首を横に振る。
ポピンジェイが銀の森について語り始める。
銀の森は昔は美しい森だったが、今では近寄るものさえいない恐ろしい場所となっている。
イアンに限らず誰かがいるとは思えない、場所は教えるが行くのは止めた方がいいと言った。

家に戻ったマリエル。父親の行方に繋がる唯一の手がかりを捨て去る事はできなかった。
マリエルは危険を顧みず銀の森へ旅立つ。

銀の森には、枯れ果てた妖精の樹があった。そしてその根元に父親イアンのペンダントが落ちていたのである。
拾おうとした瞬間、妖精の樹の枝がマリエルに襲いかかろうとした。驚いて転倒したマリエル。
その時、襲い掛かる枝とマリエルとの間に立ちはだかる妖精の姿があった。
迷いの森で迷子になったマリエルとローアンを救った赤い光の妖精である。
背後でマリエルを呼ぶポピンジェイの声がした。マリエルは体勢を立て直し、ポピンジェイの元に逃げ込む。
「もういいぞ、ドルチェ!」ポピンジェイは赤い妖精に呼びかけると、妖精は軽やかに飛び
ポピンジェイの肩に止まった。
ポピンジェイは怒り口調で、どうしてここに来たとマリエルに言う。
「ポピンジェイって妖精使いだったんだね。」
「ぼくのことはいい。もう少しであの樹につかまるところだったんだぞ?わかってるのか?」
「つかまったらどうなるの?パパは、あの樹につかまってしまったの?」
マリエルはポピンジェイに先ほど拾ったイアンのペンダントを見せる。
「それは…。」マリエルはこの場で何があったのか、教えてもらうためにポピンジェイに詰め寄る。
が、ポピンジェイの前にドルチェが立ちはだかる。ポピンジェイはドルチェの首を摘み、
目の前から除けた。ドルチェは面白くないと、ポピンジェイの後頭部をポカリと蹴飛ばす。
「心配しなくていい。きみの父さんは無事でいる。ただ…。」「ただ、なんなの?」
「…ぼくにもよくわからないんだ。すまない。」ポピンジェイは言葉を濁した。
そして、この場にいてできることは何もないと、マリエルに帰るように促した。

小屋に戻ったマリエルはフィオナに銀の森での出来事を話した。
マリエルがイアンが妖精の樹に取り込まれたかもしれないと伝えると、、
フィオナはもしかしたらイアンが今は妖精界にいるかもしれないと推測する。
妖精界とは行きたいと思って行ける場所ではない。妖精界の事は妖精女王に聞けば判るかもしれないが
妖精女王にあう方法はフィオナにも判らないという。
数日後、ヘイゼルがマリエルの客を妖精の樹の小屋に連れて来た。
客の名はレベッカ。元はハーブ園の来客で、マリエルが住む小屋の大きな樹(ヘイゼルは妖精の樹とは知らない)
に興味を示したらしい。
用を終えたヘイゼルは、マリエルにまたねと挨拶をして帰っていった。

「…りっぱな妖精の樹ね。」レベッカが樹を見上げてそういった。
「妖精の樹のことを知ってる?」「でもまだ道は細いようね。」「道?」
レベッカによると妖精の樹というのは自然界と人間界をつなぐパイプのようなもので、
妖精使いは樹から自然界のエナジーを引き出して妖精を生み出すという事だった。
「あなたも妖精使いなの?」マリエルが尋ねると「…まぁ、そんなところかしら。」と返した。
マリエルはこれはチャンスと、妖精の女王について知らないか尋ねる。
レベッカは女王の事を知っていた。女王は年に二回、ベルティンとソーウィンの祭りの日に自然界に現れるらしい。
「ベルティンって、今月の最後の日だよ。もうすぐだ。」
「その日に世界樹に登れば妖精女王に会えるかも知れないわよ。」
手がかりを掴んだマリエルはレベッカに礼を言った。
「どういたしまして、早く立派な妖精使いになってね。」「うん、がんばる!」マリエルは急ぎ足で小屋に戻った。

小屋に戻りフィオナにレベッカから貰った手がかりを報告した。
「どうして、妖精のあたしでも知らないようなことを知ってるのかしら。」とフィオナは疑念を持つ。
楽観的なマリエルとは対照的に、フィオナはどうにも納得が出来ていない様子だった。

ベルティンの祭りの日に世界樹に登るマリエル。その頂上でマリエルは妖精女王との対面を果たす。
妖精女王はマリエルが来る事も来た理由もわかっていた。
マリエルは率直にどうすれば父親を助ける事が出来るのか、妖精女王に問いかけた。
妖精女王はイアンは妖精界のどこかにいるが一度妖精界に入った人間は妖精女王の力をもってしても
人間界に戻す事はできないと答えた。「冷たいようですが、それがおきてです。」「そんな…パパ…。」
落ち込むマリエルに妖精女王が救いの手を差し伸べる。助ける方法が全くない訳ではないと。
真に優れた妖精使いならば、自然も人間もわけ隔てなく愛する者ならば、妖精界と人間界を行き来できる。
一年に一度、半年後のソーウィンの祭りの日、妖精界と人間界とが近づき
その日、2つの世界をつなぐ「環」への扉を開く事ができれば、父を助ける事が出来るかもしれないと言う。
しかし、今のマリエルでは環を開くには力が足りない。もっとたくさんの妖精と出会い、
様々な人々と触れ合い自分を高めなさいと言い残し、妖精女王はマリエルの前から去るのだった。
●3月−4月をまたぐイベント(牧場を経営する一家の長男アーヴィンとパン屋の娘キャシーの話)
マリエルがいつもの様に友人のヘイゼルを訪ねるため、ハーブ園に行く。
声を掛けてもヘイゼルは夢中に本を読んでるのか、マリエルの挨拶に答える事はなかった。
間近に近づくマリエルに気づきヘイゼルは大きく驚き、後ずさりした。
その時、木陰に隠れていた牧場で飼われている犬、ジョリーの尻尾を踏み、大きく吠えられてしまった。
ヘイゼルはまた驚き転んでしまう。
牧場を経営する一家の長男、アーヴィンがジョリーを探しに来た所で、転んだヘイゼルを見つけ心配する。
ヘイゼルは転んだ拍子に本を落としてしまったらしく、アーヴィンがそれを拾った。
ヘイゼルは「ああっ、それはダメ!」とアーヴィンから奪おうとするが、
あまりの勢いにアーヴィンは思わずよけてしまう。
それを見ていた通りすがりのパン屋の娘、キャシーはアーヴィンがヘイゼルをいじめていると勘違いする。
「ヘイゼルになにしたの!あたしの友達をいじめたら許さないわよ!」と豪い剣幕でアーヴィンを責め立てた。
ばつが悪くなったアーヴィンは「やってらんねー。行くぞ、ジョリー」といいその場を後にした。
アーヴィンを追い返したキャシーはヘイゼルの心配をするが、アーヴィンにいじめられていたというのは
誤解だとキャシーに説明をする。「じゃあ、あたしのカンチガイ?」
マリエルとヘイゼルは同時にコクコクと首を縦に振った。「…あっちゃー、またやっちゃったよ。」
キャシーの早とちりは一度や二度ではないらしい。
そして、キャシーはパンの配達の途中であったことを思い出し、急ぎ足でその場を後にした。

キャシーが居なくなり静かになった後、ヘイゼルの本から物語の妖精が現れ、マリエルに語りかける。
物語の妖精はヘイゼルが書いた物語から生まれたらしく、物語が完成するまで自由になれないらしい。
しかし、中々筆が進まず完成までマリエルに協力をお願いしたいという。
マリエルが妖精と話をしているとヘイゼルがその場に戻ってきた。
既に本を見たか?とマリエルに聞き、まだ見ていないとの返事に少しほっとしたようだった。
ヘイゼルは「…読んでみてくれない?」と本をマリエルに差し出した。
マリエルは本を読み始める。「勇敢な王子と囚われの姫。…ヘイゼルが書いたお話なの?」
「そうよ。マリエルに最初に読んでほしかったの。」マリエルは続きを読む。
「王子さまはとても勇敢で、曲がったことが大嫌いでした。でも、しばしば早とちりでとんちんかんな
ことをして、回りを困らせました。…なんかこれキャシーみたい。」「あっ、わかる?」
ヘイゼルは頬を赤らめ目に星を浮かべ「さっきのキャシー、勇ましかったわね。ああ、キャシーが
ホントの王子さまだったら、どんなにステキかしら。」自分の世界に浸っている。
マリエルは自分の出番はないのかと気になったが、ヘイゼルがあとになるけどちゃんと考えていると伝えた。
ヘイゼルは本を書くにはまだ調べなければいけない事がたくさんあると言った。
マリエルは物語の妖精から頼まれた事もあり、ヘイゼルに何か手伝える事はないかと聞いてみた。
喜んだヘイゼルはキャシーとアーヴィンがお互いどのように思っているか、調べて欲しいという。
「アーヴィンも?」「だって、王子さまにはお姫さまがつきものでしょ?」
「それはそうだけど、あのふたり仲悪いし…。」「あれは、仲が悪いってのとは違うと思うわ。」
おませなヘイゼルは二人の気持ちを見破っていたようだった。

マリエルはパン屋の手伝いをし、キャシーにアーヴィンの事をどう思っているか聞く機会を伺う。
「あー、今日もよく働いた〜!」キャシーが大きく背伸びをする。
「キャシーはよく動くもんね。」「元気なのがあたしの取り柄だから。ねえ、男の子って
やっぱりヘイゼルみたいなのが好きなのかな?」と突如切り出すキャシー。何か悩みがあるようだ。
「どうして?」「だってほら、ヘイゼルって都会的で上品だし、なんか守ってあげたい、って気分になるじゃない?」
「そ、そうかな。」「あたしなんて気が強くてはねっかえりだし、あたしが男の子でもヘイゼルを選ぶと思うわ。」
「男の子って、たとえばだれ?」「え。だれって…。ちがうわよ。あいつのことじゃないよ。」と照れながら否定する。
「アイツって?」「だれでもない、だれでもないわ!」キャシーはますます焦り、頭を冷やすといって外に出て行った。
マリエルは牧場の手伝いをし、アーヴィンがキャシーの事をどう思っているか聞く機会を伺う。
アーヴィンは牧場の仕事を手伝ったマリエルに素直にお礼を言った。
「アーヴィンってあたしとだとふつーに話せるじゃない。どうしてキャシーとだといつもケンカになるの?」
「オレのせいじゃないアイツがいつもつっかかってくるんだ。」
少し前にもヘイゼルはお嬢様なんだから近づくなと凄い剣幕で言われたらしい。
「アーヴィンって、ヘイゼルのことスキなの?」「な、なんでそうなるんだよっ!そりゃ…ヘイゼルって、
確かにキレイで上品だし、ちょっと憧れるけど…。」「けど?」「…なんでもない。」
そういうと、再度仕事のお礼を善い決まりが悪そうにその場を去っていった。

ある日、街でアーヴィンがキャシーをおんぶして歩いているのを見かけるマリエル。
どうやらキャシーが足を怪我してしまったらしい。見られたら恥かしいから降ろしてくれと言うキャシー。
アーヴィンはその時マリエルの存在に気がついた。「だれかって、だれだよ。」「だれでもよ。マリエルとか…。」
「…よう。」アーヴィンがマリエルに挨拶をした。「あ、ああっ、マリエルっ!」「やほー。」マリエルも手を振る。
「ち、違うのっ!…あたし足をくじいちゃったから、こいつが勝手にっ。そんなんじゃないのよっ。」
「…マリエルはなにも言ってないだろうが。」アーヴィンは冷静に突っ込みをする。
うろたえるキャシーに配達先が残っていないかと聞くアーヴィン。最後の配達先はヘイゼルの家だという。
3人はヘイゼルの家に向かった。キャシーをヘイゼルの家に置き、仕事が残っていると足早に帰ろうとするアーヴィン。
それをキャシーが引き止める。「…どうして、たすけてくれたの?」キャシー顔真っ赤にしてそう聞くと、
「バーカ、パンの配達が遅れたらみんな困るだろ。べつにおまえのためじゃないからな。」
「なっ…。なによバカっ!アーヴィンなんか死んじゃえ!」と叫んだ。
ヘイゼルはキャシーが痛めた足を見て、捻挫と判断。湿布の準備をする。
「いいな、ヘイゼルは…。」「なにが?」「だって…。」
マリエルが本の続きを書けたかと、ヘイゼルに確認をする。キャシーもヘイゼルが書いた本に興味を持ち、
3人で見る事になった。
「…塔から助け出されたお姫さまは、ぶっきらぼうなお礼だけをのべて、去ってしまいました…
人づきあいがヘタで、感謝の気持ちや優しい心を、態度でしめすことができないのです。
…あまりの態度に腹を立てた王子さまですがお姫さまのことが気になってしかたありません
けれども王子さまも勝気で意地っ張りだったので、自分から仲良くしようという気にはなれなかったのです。」
それを聞いたキャシーは、自分達のことがモチーフになっているとは露にも思わず、困った王子さまだと笑う。
マリエルはそれを見て苦笑いをする。その時、牧場の犬ジョリーが3人の元へと訪れた。

ジョリーはキャシーが怪我をして動けなかった時もアーヴィンを呼んでこれるような頭のいい犬であった。
そのジョリーが3人の元に来たということは…と、キャシーが不安そうな顔でアーヴィンの身を案じる。
3人は急いで牧場に向かう事になった。

牧場に着いた3人。ベッドの上には過労で倒れ転倒時に頭を強く打ち、意識が戻らないままのアーヴィンがいた。
自分が死んじゃえと言ったからと、責任を感じるキャシー。それは違うという2人の説得も届かず、
疲れていたのにおんぶをさせてしまった自分の責め「もしアーヴィンがホントに死んじゃったら…。」と泣き出す。

家に帰ると願いの花がつぼみをつけていた。
つぼみに触るとヘイゼルの想いがマリエルに伝わってきた。
「ことばにはちからがある。ってお父さまはよく言ってたわ。なんの気なしに言ったことが、
鋭利な刃物以上にひとを傷つけることがあるって。キャシーもアーヴィンも、おたがいを、そして自分自身を
傷つけているんだわ。あたしに、なにかできるのかしら。ことばにこころをのせて、ひとからひとへ。
伝えてあげることができるのかしら。キャシー…アーヴィン…マリエル…。
あたしのだいじなともだちのために、あたし、なにかをしてあげたい…。」
翌日ヘイゼル誘いにより、マリエル、ヘイゼル、キャシーはアーヴィンのお見舞いに行く。
アーヴィンはまだ目を覚ましていなかった。再び自分を責めるキャシー。
「あなたには、言わなくちゃいけないもっとべつの言葉があるはずよ。
もっと素直な言葉で、ほんとうの気持ちを言えばいいだけなのに。」とヘイゼルはキャシーに言った。
ヘイゼルはそっと物語を読み始めた。
その時、願いの花のつぼみが開き奇跡が起きる。【友情】の妖精の誕生。
マリエル、ヘイゼル、キャシー、そしてアーヴィンはヘイゼルの物語の中に取り込まれた。

気がつくと、マリエルは大きなとんがり帽子を被り見知らぬ場所に居た。
目の前にはお姫様の格好をしたアーヴィンがおり、ヘイゼルの本の中に居る事を知る。
「あ〜れ〜、おまえはイジワル魔女!わたくしを、どうするつもり〜?」(アーヴィンが凄い棒読みをする)
私イジワル魔女の役なのぉ、ひどいよヘイゼル〜とマリエルは軽くショックを受ける。
「イジワル魔女は、お姫さまに魔法をかけて眠らせてしまいました。」とヘイゼルのナレーションが流れる。
「え?」戸惑うマリエルに繰り返し同じナレーションが流れる。「え、魔法?」首をかしげるマリエル。
「いいから早くしなさい。」とヘイゼルが怒る。配役に納得していないマリエルは「わ、わかったよぅ。」と
渋々アーヴィンに魔法を掛けた。あ〜れ〜・・・・パタ。とアーヴィンが別途に横たわった。
そこに妖精に扮したヘイゼルと王子に扮したキャシーがやってくる。
「やほー。ヘイゼル、キャシー!」手を振って二人を迎えるマリエル。
「お前はイジワル魔女!わたしの森から早々に立ち去りなさい!」とヘイゼルがマリエルに詰め寄る。
「そんなぁ。あたしも続きみたいよ。」ごねるマリエルにヘイゼルがすみっこで見てていいからとそっと耳打ちする。」
魔女は呪いが解けなければ姫は眠ったままだと言い残し、それじゃね〜、とその場を後にした。
「…いまいち格調低い魔女でしたが、姫にかけた呪いはおそろしいものです。」ヘイゼルはキャシーに伝える。
このままでは姫は100年の間は眠ってしまうと。心配そうに姫アーヴィンを見つめる王子キャシー。

悲しそうな王子にヘイゼルが魔法を授けるという。
姫の呪いを解くことが出来る魔法、それは本当は誰もが持っている魔法。
自分の心に素直になり、心からの言葉をつむげば呪いは解けるのだという。
「…はい!」キャシー王子は意を決して姫のもとに行く。
そこでキャシーはアーヴィンに語りかける。アーヴィンが本当は優しい事を知っていると、アーヴィンが居なくなったら
あたしはどうしていいか分からないと、アーヴィンが他の子を好きでも我慢すると。「だからお願い、目を覚ましてよ…。」
王子の言葉は姫に届いた。姫はむくっと起き上がる。「オレ夢でも見てるのか?」マリエルとヘイゼルは首を2回縦に振った。
今自分が居る世界は夢の世界、そう思ったアーヴィンはキャシーの方へ振り向き思いを伝え始めた。
「おまえ、今聞き捨てならないことを言ったよな?オレがいつ、ほかのコを好きになったって?」
「だってアーヴィン、ヘイゼルが好きなんでしょ?」「はぁ…?オレがいつヘイゼルのこと好きだって言ったよ?」
キャシーはヘイゼルに対するアーヴィンの態度が親切でぎこちない事からそう思っていた。
「おまえな…」何かを言おうとしてたアーヴィンをキャシーが「いいのわかってると。」と遮った。
ヘイゼルは綺麗で優しく、アーヴィンが好きになるのも無理はないと。
「あたしなんか気が強くてはねっかえりだし…。」顔を伏せるキャシーに、
アーヴィンが「それに、あわてもののおっちょこちょいだ。」と付け加える。
「うん、そう…ってそこまで言うことないでしょ!」
「なあ、オレが好きなのはおまえなんだよ。」アーヴィンがついに切り出した。
「うそっ」手で口を押さえ頬が赤く染まるキャシー。「ウソじゃないって。」
アーヴィンは立ち上がり、夢だと思えばいえなかった事がスラスラ言えると、今まで抑えていた気持ちをキャシーに伝える。
「もっかい言うぞ。オレはお前が好きなの。」「…夢みたい。」「だから、夢だろ?」
二人は夢から覚めてもこの夢を忘れないと誓いあった。そして4人は本の世界から飛び出した。
元の世界に戻ってきた4人。心配かけさせて、馬鹿!と言うキャシーに、馬鹿という方が馬鹿なんだぞと対抗するアーヴィン。
二人の何時も通りの言い争いが辺りに響く。
マリエルとヘイゼルはこの二人の関係はこれでいいんだと、二人を放っておいてアーヴィンの家を後にした。
ヘイゼルが本を開くと、本のページが真っ白になっていた。本の上には物語の妖精が立っており、マリエルにしか見えない。
物語の妖精はマリエルに物語が完成して飛び立てると礼を言い、空に去っていった。
「きっと、物語が完成したから、物語の妖精になって飛んでったんだよ。」マリエルが囁いた。「…ステキな考えね。」
「でも、ヘイゼル一生懸命に書いたのにね。」「いいのよ。あの物語は、あのふたりのものなんだもの。」
今度はもっといい役で出演させて欲しいと頼むマリエル。ヘイゼルはにっこりと微笑み考えておくわと言った。
「でもさ、ヘイゼル。アーヴィンがお姫さまってのはやっぱりヘンだよ。」
「ええ、どうして?ソコがいちばんおもしろいトコなのにっ。」
「ヘイゼルって、やっぱりヘンだよー。」マリエルが笑い歩き始める。
「ヘンじゃないってば〜!こら待ちなさい!」ヘイゼルが笑顔でマリエルを追いかけた。

借金ノルマを返済し4月を終える。
337ゲーム好き名無しさん:2008/02/29(金) 03:37:31 ID:tHdvAONk0
リーヴェル乙です。本の中のシーンがコミカルだね。
楽しく読んでますよー。続きも期待。

>>330
なら、
>■ゲイリー
>腕の良い革職人。実の娘ホリーが旅芸人と駆落ちして以来偏屈になった。
>今でもその旅芸人を憎んでいる。
の中のホリーもティナになるんじゃね?
338ゲーム好き名無しさん:2008/02/29(金) 03:48:04 ID:sztljTzo0
>>337
('A')
Wikiにあげられるような段階になったら誰かに修正して貰うか、
自分で修正しますorz
指摘有難う。他にもあったらお願いします。
339すばらしきこのせかい:2008/02/29(金) 23:16:15 ID:GgoB9+sa0
では、『アナザーデイ』投稿します。
この世界は、完全に本編とは別の世界です。
ただし、全く無関係というわけではありません。
そのことについては、また後ほど・・・
340すばらしきこのせかい:2008/02/29(金) 23:16:51 ID:GgoB9+sa0
アナザーデイ ―すばらしきこの一日。―

※この物語は、本編とは異なる世界のお話です。

いつもの駅・・・
いつもの人ごみ・・・
いつもの騒音・・・
いつものビルに切り取られた空――

その中で、ネクはつぶやいた。
「ああ・・・なんてすばらしい日常!
 神様!お願いです、どうか今日も、昨日よりいい日でありますように・・・」

そうやって気合を入れるネク。
でも、胸の中に立ちこめるモヤモヤが気になる。でも、一筋の光も見える気がする。
そして思いあたる。
世界を広げるために、この光に集中しよう!全力で熱中してみよう!
この光はきっとこの世の縮図、きっと運命のいたずら、きっと人生そのもの。
俺はこの光さえあれば、他になにもいらない!

「そう、マーブルスラッシュさえあれば!」

そしてネクは、マーブルスラッシュ――通称マブスラ――の大会で優勝するために、開催場所のモルコに向かった。
341すばらしきこのせかい:2008/02/29(金) 23:18:26 ID:GgoB9+sa0
モルコ前、参加希望者がすごい人だかりを作っていた。
受付場所を知らせるコンパニオンの叫び声が聞こえる。
それは、何故か羽つき巨体オッサンの呼び込みだった・・・ちなみに姿は東沢。
いくら大会のコスチュームだからって、オッサンに羽つけるなんて、どんだけ偏った嗜好だよ・・・。
マブスラ界、恐るべし・・・
その直後、同じく大会に参加するらしい少年がぶつかってくる。
彼に既視感を覚えながらも、ネクはモルコへと足を踏み入れた。

モルコで、主催者らしき男性に声をかけられる。
楽しんでるかい、と聞かれ、はい、と答えるネク。彼らに任せて正解だった、と男性は言った。
企画運営は別会社に依頼した、と言う。運営するイベントが大きいほど関わる会社も増えるのだ。
大会参加受付を済ませ、いざ試合本番!

予選を勝ち抜き、ついに決勝まで勝ち進んだネク。
司会・進行は東沢、解説は『週刊マブスラマニアックス』副編集長の狩谷。
決勝進出者は――。
北虹 メグミ・桐生 義弥・ネク・そして、前回の優勝者『弾 修人』さっきぶつかった少年だ。
いざ、試合開始・・・という所で、東沢と狩谷が豹変、その場にいた全員がバッジを盗まれてしまう。
北虹、ヨシュア、シュウトも同じく取れられてしまったようだ。
一度にたくさんのバッジを集めるには、1ヶ所に集める、そのために大会を利用したのだ。
そう説明する東沢。説明しなくていいよスカポンタン、とリーダーの女――八代にしかられる。
マーブルスラッシュの粛清を行うブラックスカル団だ!と名乗る東沢。また八代にしかられる。
「スタコラサッサ、ホイサッサ」と、3人は逃げ去った。
呆然とするネクだが、ネクだけバッジは取られていなかった。
あいつらが目潰しに放った閃光の間にくしゃみしてたから取られなかったのか?
とにかくラッキー、と帰ろうとするネクだが、シュウトに詰め寄られる。取られなかった事は隠しておく。
そして、何故か一緒にソウル――マブスラッシャーの魂・バッジを取り返そう、と呼びかけられる。
それより警察に・・・と言うネクだが、道玄坂のラーメン屋に来て、言われる。シュウトの秘密基地らしい。
バッジ博士がいるから事件のことを知らせておいて、とだけ言ってシュウトはどこかへ行ってしまった。
ほうっておくと後々面倒なことになりそうなので、仕方なく道玄坂のラーメン屋『らあめんどん』へ。
342すばらしきこのせかい:2008/02/29(金) 23:19:55 ID:GgoB9+sa0
『らあめんどん』の店主にバッジ博士を探している、と言うと一瞬店主は豹変したが、そこにシュウトが。
店主の様子に不安を感じるネク。
シュウトは共に戦う仲間を見つけてきたと言った。
現れたのは、ヨシュア、シキ、そしてビイト!――もちろん彼らは初対面
「君も仲間なのかい、この先の戦いは心強いね」(byヨシュア)
「秘密基地ってこうなってるんだ・・・うまくカモフラージュしてるんだね」(byシキ)
「ここ本当にカレー屋か!?秘密基地っていえばカレー屋に決まってんだろ!」(byビイト)

ここはラーメン屋だ、とツッコむ店主。
シュウトは叫んだ。各地に散らばった運命のマブスラッシャーたちが、今ここに集結した!
そして、自己紹介。
「俺はダン シュウト!マーブルレッドだ!」妙な名乗り方に驚くネク。
次に名乗るビイト。続けて言った。「おい、レッド!カレーどこだよ!」
レッド・・・って、違和感無しかよ!
「全く・・・イエローは食いしん坊だな」い、イエロー!?
「わりぃわりぃ、俺いっつも腹ペコだからさー」しかも普通に受け入れてるし!
続いて名乗るシキ。レッドにどうしてもと頼まれて断れなかった、と言った。(ちなみに、本編の姿)
ノリノリのくせに・・・
門限がある、と言うシキにシュウトは言った。
「すぐ終わるから心配しないで、ピンク!」「ピンクは僕だよ!」
何故かそう言って割り込んできたヨシュア。彼曰く自分は博愛主義だから愛の色がふさわしい、とか。
色の取り合い始まった!色とかどーでもいいだろ・・・。
ヨシュアの一言で、シキはグリーンに。スカートがグリーンだから、だそうだ。
だが、ヨシュア曰く、自分は英知の色ゴールドが一番ふさわしい・・・とか。
横取りした上に文句まで言ってるし・・・どうやってこいつらを集めたんだ?

シュウトがネクに言った。「ホラ、ブルーの番だよ」ブルーって、俺かよ!!
ヨシュアに言われる。限りなく黒に近いダークブルーだ。ダークって完全悪役だろ!?
名乗ろうとするが、ヨシュアに、コードネームがあれば本名なんてどうでもいい、と言われる。
何故か納得するシュウト。
そして、バッジ博士の登場だ!と叫ぶシュウト。
「やかましい!このヘクトパスカルが!」ちなみに見た目は南師。
怖い人キター!!(←マジでネクが言ってます)
目をそらさなきゃ・・・カツアゲされる・・・。恐怖を感じるネク。
「ゼタ楽しそうじゃねえか」え?
「うちの店を勝手に占領したガキどもに告ぐ!」メガホンで叫ぶ博士。
・・・ゴクリ。
「俺も仲間に入れやがれ!!」入りたいのかよ!!
ヨシュアが博士に話しかける。
「あなたがバッジ博士ですか、噂は聞いています」
一度お会いしたかった、と言うヨシュア。ゼタうれしいじゃねーか、と答える博士。
ほんとに嬉しそうだ・・・。でも顔はやっぱり怖い。
343すばらしきこのせかい:2008/02/29(金) 23:21:57 ID:GgoB9+sa0
博士に事件のあらましを伝えたシュウト。
バッジを取り返したい、と言うシュウトに、おびき寄せればいい、と答える博士。
そして、ネクを見た。「気付かなかったのか?ずっと一緒にいて」
ネクがバッジを持っていることを指摘する博士。ヨシュアが言った。
「腹黒いね、ダークブラウン」ブラウンって茶色だろ!
ビイトの声が響く。「オッサン、カレーおかわり!」食ってたのかよ!
だましてたのか、とネクに詰め寄るシュウト。勢いに押されて言い出せなかった、と弁解するネク。
「ブラックだ・・・兄ちゃんは限りなく黒に近いブルーだ」
だが、博士曰くこれで勝利の方程式が成立するらしい。
ダークブルーをおとりに使う!と言う博士。奴らの狙いはバッジ、それがあると知れば向こうからやってくる。
マブスラを街でやって、勝って目立つ、そうすればいい。
だが、勝ち続けるのは難しい。そこに南師が、特性のバッジを用意した。(見た目は参加者バッジ)
だが、それは不良品だ、とラーメン屋の店主が止めた。彼曰く、一回の威力は強いが耐久性が低いそうだ。
試してみると、本当にすぐに壊れてしまった。
店主にバッジいじりには向いてない、と言われた博士は、負け惜しみを言いながら立ち去った。
バッジを見ただけであそこまで分かるなんて、只者じゃない、と言うヨシュア。
「オッサン!これ激ウマ!」ビイトの声が響く。「カレーラーメンおかわり!」
だがカレーが切れてしまったらしい。仕込みの間街へ出てこい、と言われ、ビイトは先に店を出て言った。
なんか妙な事になってきたな・・・

みんなでネクのバッジを使い、街でマブスラに勝っていく一行。
その中で、シキは王子のファンクラブ「ホワイトエンジェル」のメンバーであること、
ビイトは妹のライムと漫才コンビを組んでいたが、現在は解散したこと、
ヨシュアは、『週刊マブスラマニアックス』の名物コラム『マブスラ舞台裏日誌』の中学生ライターであることが明らかになる。
ちなみに、ソウタはネクの行きつけの美容院の美容師だったり、
ナオはシキと同じファンクラブのメンバーだったり、
北虹が渋谷区の区長だったり、
虚西はビイトの担任の先生だったりします。
途中でライムと出会い、彼女も同行することに。
ヨシュアがコードを決めようと言い出す。色仕切りキター!
ネクはブルーに降格、・・・そっちの方がマシだが。でも降格って・・・。
ライムをブラックに決め、さらに街へ。
344すばらしきこのせかい:2008/02/29(金) 23:22:44 ID:GgoB9+sa0
一通り勝ち、宮下公園ガード下を通ったとき、そこに東沢が!
彼とのマブスラ勝負に勝ったが、そこに狩谷が。彼の呼びかけに、ライムが動いた。
シュウトのレッドカイザー(バッジを打ち出すマブスラ用のおもちゃ)を壊してしまった。
ライムは二人の仲間だったのだ。ヨシュアは気付いていたらしい。
速く言えよ、と言うネクにヨシュアは答えた。
「誰かさんが僕のことピンクって呼んでくれないから・・・」
「俺のせいかよ!!」
なぜ、こんなことを・・・そう問うビイトにライムは言った。まだ気付かないの?
レッドカイザーを壊されたシュウトはもう戦えないほど落ち込んでいた。
いや・・・あれ・・・ただのオモチャ・・・
リーダーの戦力が落ちた今、動き回るのは危険、そう判断したヨシュアの提案で、基地に戻ることになった。
あのオモチャなくてもマブスラできるし・・・。
ビイトもつぶやく。「だな、カレーもできてる頃だ」
いや、お前はカレーが食べたいだけだろ。

道玄坂のラーメン屋に戻ったネク達。
博士は、店主のセガレらしい・・・。
彼に事情を聞かれ、壊されたレッドカイザーを見せるシュウト。それを見て、店主は言葉を失った。
博士にレッドカイザーを直してもらう、と言うシュウトだが、店主は無理だ、と言った。
博士にはそれは直せないらしい。・・・自分でさえも。
ヨシュアは詰め寄る。本当のことを教えて欲しい、マブスラに詳しすぎる、と。
店主は言った。俺が、マブスラを生み出した。
マブスラの生みの親!?と驚くネク達。
生みの親として、これ以上の争いは見たくない、だから奴らを止めてくれ、そう言う店主。
シュウトは元気を取り戻す。レッドカイザーは壊れたけど、マブスラへの愛は壊れちゃいない!
「大体、あのレッドカイザーは、プレイには関係ないしね」「ないのかよ!」
ネクのツッコミにシュウトは答える。
「うん、ハチマキみたいなもん。気持ちの問題さ」「お前が言うな!」
だが店主は、気持ちは大事だ、俺にできるのはこれぐらいだ、と言ってある物を取り出した。
「こ、これは・・・」
「予算と期間と大人の事情でボツになった、マーブルギア(改)のカラーバリエーションだ」
青、赤、緑、黄、黒、レインボーだ。
お前たちならきっと使いこなせる、と。たちってまさか・・・、俺もつけるのか!?
「じゃあ僕がレインボーね」なぜか真っ先に色を指定するヨシュア。「なんて贅沢なつくりなんだ・・・」
みんなが、それぞれの色をつけていく。
ヨシュアがつぶやく。「コストがかかりすぎだ、商品化できなかった理由がよくわかる」
シュウトにネクもつけるように促されるが、渋るネク。
だが、マスターの行為を踏みにじるほど・・・とヨシュアに言われ、仕方なくつける。
余った黒は・・・ビイトが持って行くことになった。ライムの気持ちを確かめるため。
奴らのアジトを店主――もとい、大博士に教えてもらい、店を出る。
アジトは宮下公園だ!・・・・・・って、公園がアジトかよ・・・。
345すばらしきこのせかい:2008/02/29(金) 23:23:11 ID:GgoB9+sa0
宮下公園で、レッドスカル団と対峙。
だが、奴らはこれから食事をはじめるところらしい。
ビイトが気付く。「この臭い・・・さてはカレーか!」
東沢は、ブラックスカル団の料理班長らしい。
ライムに帰って来い、と呼びかけるビイト。だが、ライムは黙ったままだ。
やはりライムの意思で彼らに協力しているのか。
バッジをかけて、彼らとマブスラで対決する。

一回戦は、レインボー・・・ヨシュアが出た。相手は黒いパーカーを来てフードをかぶったナゾの男、死神A。
だが、ヨシュアは正体が誰だか分かった様子。真剣な顔で身構えた。
勝負はヨシュアの勝ち。だが、ヨシュアは納得していない様子。
この勝負、勝たされたんだ・・・そうヨシュアはつぶやいた。

二回戦はビイトが出た。相手はライム。
なぜこんなことを、そう問うビイトにライムは言った。
いつもビイトがマブスラばっかりやってお笑いのネタ練習しないから。
だから、マブスラなんかなくなっちゃえばいい・・・。
ネタの練習しなくても、みんな俺のネタで笑う、そう言うビイト。
でもライムは違う、と答える。マブスラで白黒つけることに。
ビイトが勝つ。またお笑いやってくれ、と言うビイトだが、コンビを出てったのはビイトだ、と言うライム。
ビイトのボケはボケじゃない、と言うライムの言葉が頭に来たらしい。
ライム曰く、天然で笑われてるだけなんだ、と。
面白ければいい、俺は笑いの計算とかできない、と言うビイトをライムは励ます。
ビイトは一流のボケになれる、そう思ってる。それに気付いてくれるまでは、コンビは組めない。

三回戦はシキ。相手は、東沢、かと思いきや、八代が割り込んだ。
シキと白黒つけなきゃならない、らしい。
ぬぬぬぬ、とにらみ合う二人。二人の間に一体何が?
「正しい王子ファンは!」へ?
「あたしたち黒小悪魔さ!」「違うわ!ホワイトエンジェルよ!」
「黒小悪魔総代八代 卯月!」「ホワイトエンジェルリーダー美咲 四季!」
いざ、勝負!
買ったのは四季。負けた方が解散、勝った方に吸収されることになっていたようだ。
メンバーよろしく、と言う八代に同じ王子ファンだから心配しないで、と言うシキ。
八代は「インディーズ」をおうことにする、と言い出した。「777」をチェックしているらしい。
私もチェックしてる!と叫ぶシキ。
ぬぬぬぬ、と再びにらみ合う二人。二人の戦いはまだまだ続きそうだな・・・。
むしろこの二人、気が合うんじゃ?
346すばらしきこのせかい:2008/02/29(金) 23:23:37 ID:GgoB9+sa0
四回戦はネク。相手は狩谷だ。
黙ったままのネク。狩谷に声をかけられ口を開く。
考えてた、どうしてこんなことになったのかって。
だが、狩谷は悩むのなんて時間の無駄だ、世の中なるようにしかならない、と答えた。
ネクも返す。自分もそう感じてた。大きな力、見えない棒みたいなので動かされている気がする。
でも、心のモヤモヤを晴らしたかっただけなのに。
勝負はネクの勝ち!狩谷にモヤモヤはどうなったと聞かれ、ないかも、と答えるネク。
どうして消えたんだろう・・・その答えは、すでに自分の中に出ていた。
俺は、熱中できるものを探してたんだ。

最終戦はシュウト。相手は東沢だ。
巻けたらおしおきだよ、と言う八代に東沢は言った。バッジを渡すわけにはいかない、アンタにもな!
八代からバッジを奪った東沢。
プレミアつきでネットオークションで売り飛ばす計画だろ!?と怒る八代。
はじめからこうする計画だったと言う東沢。そして言った。「マブスラを生み出したのはこの俺だ!」
ヨシュアが叫ぶ。「まさか彼はマブスラ開発初期メンバー、東沢 洋大!?」
ラーメン屋の店長は、東沢の元上司らしい。でもマブスラを最も愛しているのは俺だ!と叫んだ。
俺がマブスラ界を粛清する!
ヨシュアによると、人一倍強かった彼が持つマブスラへの愛が暴走した、と言うことらしい。
・・・そ、そういうもの、なのか?

マブスラが好きならこんなことやめろ!と呼びかけるシュウト。
だが東沢は、粗悪な、誰が作ったのかも分からないバッジが出回っているのが許せないようだ。
愛のない、大量されたバッジだ、と。
だがシュウトは叫ぶ。
「バッジに愛を込めるのは作る人だけじゃない!使うヤツが大事にすれば、オンリーワンの愛がこもるんだ!」
だが、東沢はそれを鼻で笑った。「お前の愛とやらを見せてもらおう!」
勝ったのは修人!
だが、まずい!とシュウトは叫んだ。「レッドカイザー(改)がもうもたない」
東沢は語る。マーブルギア(改)が開発されなかった真の理由を。
それは、ギアが不良品だったからだ。これを作った東沢の元上司も、大量生産という流れの被害者なのだ、と。
彼は日が佐沢にとっても尊敬に値する人物だった。
マーブルスラッシュという会社からもあまり期待されてないチームだったが、それでも情熱を注ぎ続けた。
そして完成した。マーブルギアが。
だが思いのほか当たったそのゲームは会社から注目され、会社との妥協を繰り返した。
いつかマーブルギア(改)はマーブルギアを超えられなくなっていた。
東沢の上司はクオリティ維持のため開発を断念、そのため会社の株価は暴落、責任を取り退社した・・・。
なんて生々しい話なんだ・・・。
シュウトがつぶやく。「大博士にそんな設定が・・・」
大人の事情を理解する小学5年生、コイツ以外とできるな・・・。
「わかったよ!俺が何とかすればいーんだろ!?」いや、お前じゃどうにもならないし。やっぱり理解してない。
東沢は叫ぶ。どこの誰かわからない奴等が参入し、愛のない商品を大量にばら撒く、だからマブスラ界の粛清を行う!
347すばらしきこのせかい:2008/02/29(金) 23:24:21 ID:GgoB9+sa0
「東沢、もうやめろ!」
そう言って現れたのは、ラーメン屋の店主!?
俺は俺の意思でラーメン屋をやってる、マブスラ界を去ったことに悔いはない、という彼。
それに、マーブルギア(改)が完成しなかったのは、俺の力不足のせいだ。
俺がいなくても、お前達がいればマブスラ界は大丈夫だと思ったんだ。
東沢も答える。だから、こうしてマブスラ界の粛清を・・・。
そこに、博士も現れる。「ゼタダセェよ!」
「どこぞのアニメ番組じゃあるまいし!」
なぜか服も体もぼろぼろだ。(←本編で言う、禁断化した姿)
そして博士は取り出す。彼は、マーブルギア零式・カイザーレッドを開発して来たのだ!
博士・・・開発中に爆発に巻き込まれたのか?
「マブスラを愛するガキどもに告ぐ!これで馬鹿な大人を目覚めさせてやれ!」

再戦するシュウトと東沢。
激闘の後、勝ったのは修人!
東沢は言った。お前達がいれば、マブスラ業界の未来も明るい・・・。
だが博士は言った親父やアンタの力も必要だ。
俺にはその資格なんて・・・、と渋る東沢だが、博士は言う。
俺は親父の設計図どおりに作っただけだ。あのイメージ画から設計できたのか!?と驚く店主。
ガキだと思っていたが、いつの間に・・・と感動する彼。
負けを認める東沢。バッジを返すことを約束してくれた。自分の愛が歪んでいた事に気付いたようだ。
事情があるなら言ってくれれば・・・と言う八代。謝る東沢。
自分はブラックスカル団の団長じゃない、これからは「777」のおっかけ、黒小悪魔の総代だ、と言う八代。
同じく「777」を応援すると言うシキとまた火花を散らす。

とにかくこれで一件落着。ラーメンでシメだ、と狩谷が提案する。
カレーがないと行かない!と言うビイト。笑いがおこり、ライムが誉める。
俺、何か掴んだ気がする・・・。
ライムは東沢に頼む。ビイトに東沢さんのカレーを食べさせてあげて。
うちで作れ、と店主は言った。マブスラの開発もできる環境だ。

ネクは思った。
ここまで人々を虜にするマブスラ・・・。一体どんな人が仕掛けたんだ?
敏腕プロデューサーでもいたのか?
そこに、シュウトが声をかけてきた。モルコに行こうぜ!

一連の出来事を離れたところで見ていた死神A。
「これで渋谷にもマブスラキャラバンが誕生した」
348すばらしきこのせかい:2008/02/29(金) 23:24:46 ID:GgoB9+sa0
モルコ前に来たネク。大会の時は人がいっぱいいたのに、もう誰もいない。少しさびしい。
いろいろあったけど、楽しかったな・・・。
シュウトが言った。俺とマブスラしようぜ!決勝戦の再現だ!
俺も戦ってみたかった!レッドと!
勝ったのは・・・ネク!
シュウトが叫ぶ。「去年のチャンプを倒したブルーが、今年の渋谷チャンプだよ!」
ネクも答える。「次は正式な大会で戦おう!」

いつの間にか消えてたモヤモヤ・・・
何でもよかったんだな・・・
大切なのは、ただ、何かを始めること・・・
ああ・・・今日も渋谷はいつもどおり――

いつもの駅・・・
いつもの人ごみ・・・
いつもの騒音・・・
いつものビルに切り取られた空――
ああ・・・なんてすばらしい日常
349すばらしきこのせかい:2008/03/01(土) 00:09:24 ID:y4VsqbPl0
モルコでのシュウトとの勝負を終えると、もう一人の人物が。
それをみてヨシュアは言った。「こんなところにいたんですか・・・」
「待っていたよ」とその男も返した。・・・誰だ?
ある時はマブスラのチュートリアル役、またある時はブラックスカル団謎の先鋒・・・。
その実態は、マブスラ誕生の立役者、プロデューサーの十王 新太(ジュウオウ アラタ)。

※この物語はフィクションです。 実在の人物、団体名とは関係ありません。

気付いていたヨシュアに驚く新太と、別の意味で驚くネク。
なぜ反乱を黙認していたのか・・・それは、賭けてみた、彼らの新マーブルギアの開発に。
全てはプロデューサーの手のひらの上だったということか?
新太は言った。この世に偶然はない。あるのは必然だけだ。ここに、ネク達が来たことも。
新たはマブスラの勝負を申し出てくる。その相手は・・・彼が指名した。マーブルブルー、ネクだ。
なぜか赤いメガネをかけた新太と対決!
ネクが勝った!
君達がいれば渋谷はもう大丈夫、私は次の街へ行く、新太はそう言った。
名残惜しそうなシュウトに彼は、マブスラをたくさんの人に知らせるためだ、と言った。
人は皆、時間をただよう旅人なんだ。そう言い残して、彼は立ち去った。

行っちゃった・・・。でも、きっとまた会えるよね。



マーブルスラッシュ、それはまるでこの世の縮図。
マーブルスラッシュ、それはまるで運命のいたずら。
マーブルスラッシュ、それはまるで人生そのもの。

多分・・・

神様!ありがとう。
今日はすばらしい1日でした!
そして明日もまた、今日よりいい日でありますように・・・

アナザーデイ ―すばらしきこの一日。― 完
350すばらしきこのせかい:2008/03/01(土) 00:11:23 ID:y4VsqbPl0
『アナザーデイ』は終了です。

次は、シークレットレポートか・・・
まとめるのに何日かかるかな・・・
351ゲーム好き名無しさん:2008/03/01(土) 00:48:37 ID:9v9Bd7XB0
すばせか乙です!

フリーダム過ぎるだろこれwww
352すばらしきこのせかい:2008/03/01(土) 01:25:32 ID:y4VsqbPl0
忘れてた。アナザーデイの補足を。
とは言っても、個人的なツッコミですが(笑)

八代のセリフ「アンポンタン!」
八代、狩谷、東沢が逃げる時のセリフ「スタコラサッサ、ホイサッサ」
明らかに、現在リメイク版が絶賛放送中のなつかしアニメの悪役三人組のパロディですね。

そしてビイトのセリフ「秘密基地っていえばカレー屋」
これも調べてみたら、「ゴレンジャー」の秘密基地はなんとカレー屋の地下でした。

ネクのセリフ「見えない棒のようなもので動かされてる」
これは、明らかにタッチペンでプレイヤーが操作していることを指していますねw
フィールドと、戦闘画面の下画面のネクの操作はタッチペンで行います。
上画面のパートナーは、十字キーの入力で攻撃や防御を行います。

ちなみに、本編世界ではマーブルスラッシュをモチーフにした戦隊もののアニメが流行っている様子。
ヨシュアが妙に詳しかったりします(笑)
353ゲーム好き名無しさん:2008/03/01(土) 02:07:25 ID:cUT4SRno0
未解決一覧のMSXのところにある「白と黒の伝説・百鬼編」のリクエストした者ですが
リクエストを取り消します。すいません。
354ゲーム好き名無しさん:2008/03/01(土) 10:49:14 ID:8sO2EzD80
>>353までをwikiに収録しました。


読んでいてたのしいので、このままぜひ。

355ゲーム好き名無しさん:2008/03/01(土) 16:47:58 ID:qInxxhrWO
プレイステーションの「LULU」お願いします。
356帰らずの森 1/8:2008/03/01(土) 18:48:40 ID:A/GUwHpt0
PS2、帰らずの館いきます。

登場人物
芹沢ユキ…中一。優等生だが、実はオカルト好き。
篠崎タツヤ…中一。幼馴染。スポーツマン。怖いもの苦手。
山瀬ヒトミ…中二。帰国子女。二人の親友。ハーフ?で日本人離れした容姿。霊感強い。

1、
東北の守森町(かみもりちょう)。人が滅多に立ち入らない森があり、「もりがみさま」
という神様がいると伝えられているが、今はもう廃れて子どもの遊びの中でしか
登場しなくなっていた。
「もりがみさま」遊びはこっくりさんのようなもので、同級生の園田ユカリが
良く当たると評判。
ある日、ユカリが欠席するが、周囲の女子の様子がおかしい。
詳しく話を聞くと、昨日「もりがみさま」で誰が一番早く死ぬのか占ったらしい。
ユカリが自分を占うと、「あしたしぬ」と勝手に動く十円玉。パニックを起こして
ユカリを置いて皆逃げ帰ったらしい。

他の同級生にユカリの家の前で拾ったという不気味な手紙を渡される。
手紙には「助かりたければ館に来い」とあり、ユカリも不在だったという。
恐らくその館に行ったのだろう。
ユキはタツヤとヒトミに手紙を見せる。
ヒトミがその手紙の気配をよむと、森の奥に館があり、そこから気配がするという。
ユキは興味を持ち、ユカリを救出に行くことにする。
357帰らずの森 2/8:2008/03/01(土) 18:53:20 ID:A/GUwHpt0
2、
夜、三人は校門前に集合し早速森へ入る。
途中、小石を積んだ墓のようなものや、祭囃子の音、歌声がしてくる。
それでも進むと寂れた館が現れる。

ヒトミが気配を探ると、ユカリか解らないが、館の下のほうで女の子の気配を
感じるという。
館は大きな二階建てで、中に入ると、玄関ホールで白骨死体を発見。
外に逃げようとするが、出られない。

死体を調べると、男性の死体で様子から殺されたことがわかる。
更に廊下の奥を調べると、女性の死体も発見。
所持していた手帳を読むと、女性は霊媒師で、男性の死体・桧山ソウイチの依頼で
呪いを解くためこの館に来て殺されたらしい。
館には怨念が眠っていて、入ったものは出られない。怨念がある限り。
また、桧山の呪いも「もりがみさま」関連らしいことが読み取れる。
定められた時間、朝までに館から脱出しないとその身は怨念と化して永遠に館に
閉じ込められる。
館からは出られないし、腹を決め、ユカリを探しながら館を出る方法を探すこと
にする。
358帰らずの森 3/8:2008/03/01(土) 18:57:08 ID:A/GUwHpt0
3、
一階を探索し、万年筆とウォッカ、ペンチ、水道のバルブ、針金を手に入れる。
柱時計の振子を動かす。
右奥に発電機が置いてあり、ウォッカと針金、ペンチで稼動させ、館に明かり
をつける。
明かりをつけると何者かの足音が近づいてくるので、隠れてやり過ごす。
館には自分達以外の何者かがいることがわかり、注意して進む。

館の主人(ビュスケ)の日記帳によると、1930年代の頃のこと。
娘のロザリーがおかしくなっていく様子が書かれている。
館の使用人は次々死んでいき、妻(ドロテア)も烏に目をつぶされた。
ロザリーは行方不明になり、日記は妻を呼んで終わる。
ユキは日記を読み、怨念はこの地の呪いかもと推理する。

執事(ブランジ)の部屋で、童謡に関する本を発見。
読み進むと、ユキたちの地域の昔の童謡、神社行事が書かれているが、守森町には
神社が一つも無い。
童謡に関しても全く知らない歌だ。
その神社では「森上様」が祀られていたという。
先に動かしていた振子時計が三つ鐘を鳴らしたとき、玄関ホールの人形像が動き、
銀の弾を手に入れる。
359帰らずの森 4/8:2008/03/01(土) 19:00:30 ID:A/GUwHpt0
4、
階段の踊り場には西洋の鎧がおいてあり、近づくと攻撃してくる。
何とか撃退し、二階に上がる。

図書室で守森町地域の歴史に関すること、神社行事を調べる。
昔、厄鬼山(やくきやま)から鬼が降りて人を襲うことがあり、それを助けてくれる
のが森上様。
森上様を呼ぶ儀式が先の童謡、神社行事で「ねぶさや」だという。
しかし、森上様を祀った神社が火災により消失し、廃れてしまったという。

他の本にはねぶさやは子どもの生贄を決めるという説も載っている。
儀式で生贄の子どもを決め、頭を落として捧げる。
遺された家族が生贄になった子どもを偲んで布人形を捧げる「だなかし」というのも
あったらしい。
厄鬼山と同じ読み方で、今、自分達がいる館が屋木山だ。
何か関連があるのか?

客室で、ロザリーの友達の松永チトセ一家宛の「礼服でお越し下さい」という
招待状を見つける。
この時つながっていない筈の電話が鳴り出し、電話を取るが誰かはわからない。
またヒトミにも何者かが乗り移り「帰れないわあなた達…」と呟く。
360帰らずの森 5/8:2008/03/01(土) 19:01:44 ID:A/GUwHpt0
5、
礼服を探しながら二階を探索。何とか着られる女性用ドレス二着発見。
また、チトセの死体を発見し、帽子と鍵を手に入れる。

奥の部屋で子どもの霊が現れる。
遊んで欲しいようだが、話をするとこの子は「ぬぐい」には選ばれたけれど、
「だなかし」はしてもらっていないらしい。

ロザリーの部屋でチトセの帽子を被ってノックをすると、
「チトセちゃん?来てくれたんだね」と少女の声がしてドアが開く。
高価そうな人形達がたくさんあるが、触ると霊象が起こる。
コレクションは触られたくないらしい。
端にひとつだけあるぼろ布の人形は大丈夫そうなので持っていく。
机にはロザリーの日記があり、ここにもおかしくなっていく様子が書かれて
いる。
先ほどの子どもの霊にぼろ布の人形を渡すと、成仏する。

ドロテアの部屋の前に罠があり、床をぶち抜く。
念の為タツヤに下の様子を見に行ってもらうと、発電機のあった部屋で聞いた
足音の主らしきものがいたという。
361帰らずの森 6/8:2008/03/01(土) 19:03:51 ID:A/GUwHpt0
6、
残るは男性用の礼服。
浴室で発見するが、浴槽にドロドロの化け物がいて手が出せない。
一階に降り、隠し部屋の水道管をバルブを使って開けると、ドロドロの化け物が流れて行き、
男性用の礼服が手に入る。

礼服を着て食堂に入り、食べるふりをしながらメイドの霊たちの噂話を盗み
聞く。
噂話の一つに、メイドとピアニストの恋話があり、ピアノの鍵を開けると
ピアニストの霊が出てきて、ユキたちを恋人のメイドと思い、
「君の言うとおりだった。ロザリーじゃない。執事が危険。逃げろ」と言って消え、
銃が手に入る。

更に探索し、口紅、真珠の首飾り、黒真珠の首飾り、黒酒、ワイン、
四つの宝石を手に入れる。
応接室で隠し金庫を開け、金の手鏡を見つける。
吸精の手鏡と言い、悪魔を吸い取ると言う云われ。

また発見した執事の手帳には、館を建てる前、土地の下見に来たときにおかしな
地下の祠があったが気にしなかった。全ては自分のせいだ。
ロザリーの厄をはらうために使用人を生贄に捧げてきた。自分もいく。と書いて
あった。
他に、「森上様」を呼び出す手順が書いてある。
362帰らずの森 7/8:2008/03/01(土) 19:05:41 ID:A/GUwHpt0
7、
別の部屋には悪魔祓いの方法が詳しく書いてある本もあり、両方の情報を書き留めて
おく。
四つの宝石で、隠された地下への扉を開き、地下に降りる。
奥まで行くと執事のゾンビが現れるので、銀の弾を込めた銃で撃つか、ワイン樽で
つぶして撃退する。
地下には草原の絵があり、その中に吸い込まれる。

※ちなみに絵の中に入った時に、万年筆か口紅で絵にサインをすると、絵が
自分の物になるらしく、ユカリ矢印と書くとユカリと再会でき館からも何故か出る
ことができます。
しかし、そうすると館の謎は解けないまま強制終了します。

先へどんどん進むと、草原から秋の林道、自分達がいるはずの館、外国風の街、
港まで行きます。
ここでユカリと再会。ユカリは館に来てすぐ、危険だからと女の子にここに
案内されたと話し、手にはフランス人形を持っている。
部屋に入った途端に女の子がこの人形になったらしい。

港まで進み、船で海に出る。船長からロザリーの忘れ物の赤い靴を預かる。
しばらく行くと嵐にあい、海に投げ出されるが、何故か吸い込まれた絵のある
部屋に戻っている。
363帰らずの森 8/8:2008/03/01(土) 19:07:39 ID:A/GUwHpt0
8、
二階でロザリーの肖像画を見て、ユカリは自分を案内してくれた女の子は
この子と話す。
絵のロザリーに赤い靴を差し出すと、嬉しそうに受け取り、消える。
後には頭蓋骨のレプリカが転がっていて、地下室の奥の壁を壊すと、この頭蓋骨の
レプリカが鍵になった壁が現れる。

奥に進むと、石棺とたくさんの骨、神具が転がっている部屋に出る。
恐らくこの石棺が森上様なのだろう。
ユキは森上様を悪霊と考える。生贄を次々と求めているからだ。
書き留めてあった手順で悪霊祓いを行うと、周囲が激しく揺れ、収まる。

祓い終わったかと思ったが、石棺の蓋が開き中から少女の姿をした老婆のような
化け物が出てくる。
必死で一階まで戻ると、玄関が開いていて外に出られる。
外に出ると激しい嵐で、館を振り返ると今まで中にいたのが嘘のように朽ち果てた
廃屋になっていた。

館の奥からうめき声がし、化け物が追ってくるので四人は振り返らずに森の中を
逃げる。
しかし同じところをぐるぐる回っていることに気がつく。
また、追ってくる化け物はロザリーだとユカリは話す。
ロザリーのゾンビにユカリが持っていたフランス人形を手渡すと、真っ白に輝き
ありがとうと呟きロザリーは成仏、怨念も開放されます。

※また、吸精の手鏡を使ってロザリーのゾンビに取り付いている森上様を吸い取っても
良かったかも?

そのまま気を失い、気がつくと朝の10時過ぎ。
夕べの嵐が嘘のように澄み切った青空でEND。

スタッフロールが流れてENDの文字が出たので、自分ではこれがGOOD END
かと思っています。
364ゲーム好き名無しさん:2008/03/02(日) 04:30:29 ID:jDCZMIjn0
帰らずの森乙です。
なんだか、日本の神の祟りだけど舞台は謎の洋館だったり、
現れるのがドロドロの化物かと思えばゾンビだったり霊だったり、
雰囲気が絞れてないゲームだなぁ。
365ゲーム好き名無しさん:2008/03/02(日) 05:26:21 ID:wzM/xDMF0
乙カレー。
366ゲーム好き名無しさん:2008/03/02(日) 07:02:39 ID:yQVKg0p90
ジニーはサガフロ2の主人公であり、主要妖精の一人でした(;´Д`)もうダメポ…
土日に入って気合入れて書こうかと思って、仮眠とったら24時間経ってました(;´Д`)もうダメポ…
これを書く上での悩みは9月を書くべきかどうか。
リーヴェルを語る上で、9月ってあんまり必要ない気がするんですよね。
街の住人殆ど関わらないし、尻切れの置いてけぼりだし、ハートウォーミングしないし('A')
8月終えてから考えます。それでは続きの5月を。
●5月
ヘイゼルが街に旅芸人の親子が来た事をマリエルに伝えに来た。2人は街の噴水広場に向かう。
噴水広場には既に街中の人々が集まっていた。芸人の出し物は大盛況のうちに終わった。
途中、出し物に身体を張って参加したマリエルに、旅芸人のニールが礼を言い、
共に芸を行った娘のホリーを紹介した。
ひとしきり自己紹介を終えた後、ニールはホリーのカバンの金具が壊れているのを発見した。
ホリーは壊れた原因に心当たりがなく不思議そうにしていた。
「この街には、腕のいい革細工職人がいましたね。」ニールがマリエルに聞く。「ゲイリーさんのことかな?」
「もうしわけありませんが、ホリーをそこへ連れていってもらえませんか?わたしは片づけがありますので。」
「うん、いいよ。ホリー、いこっ!」「はいです!」
ニールの頼みを聞き入れ、マリエルはゲイリーの家にホリーを連れて行くこととなった。

二人はゲイリーの家に入った。「こんにちはっ!」「マリエルか?…なんの用だ。」
街では偏屈で通っているゲイリーは、とても歓迎しているとは思えない声でマリエルに返事をした。
マリエルは客を連れてきたことを伝えた。
「見かけん子だな。」「ホリーです。はじめましてです。」ホリーは行儀良くお辞儀をした。
「そのカバンか…。」ゲイリーは視線を落としカバンを凝視する。
「母の形見なんです。直して貰えますか?」とホリーはゲイリーにお願いをした。
ゲイリーはカバンを感慨深そうに見つめ、受け取り修理を始めた。
その間二人は、ゲイリーの家の壁にかけられていた虹の絵画を鑑賞する。
「すごくキレイな虹だね。」「こういう虹、見たことあるです。小さなころ、お母さんといっしょに。」
ゲイリーはあっという間にカバンを修理し、ホリーへと返した。お礼をいい、御代を聞くホリー。
しかしゲイリーは二人を追い払うように、さっさと出て行ってくれと言った。

家を追い出された二人。「怒らせちゃったですか?」ホリーが申し訳なさそうに言った。
「わかんないけど、どうしてだろう?いつもはあそこまでヘンクツじゃないのに。」マリエルにも理由が分からなかった。
「でも、怒っているというより…。」「寂しそうだったです…。」

数日後マリエルの住む小屋にホリーが訪ねてきた。
花がたくさん咲いている場所をマリエルに案内して欲しいと言う。
お安い御用と、マリエルとホリーは街にある見晴らしの丘に向かった。

ホリーは花を摘み、編み始める。綺麗な花輪だけど編み方が変わっているねと、マリエルが言うと、
ホリーは母に教わり、母は母の父に教わったと言う。程なくして花輪は出来上がったが、
誰に渡すのだとマリエルが聞くと、ゲイリーにカバンの修理のお礼として渡したいとホリーは言った。
二人はゲイリーの家に向かう事になる。

ゲイリーは礼なんぞいらんと言ったろうがはずだと、受け取りを拒否しようとするが、
ホリーが花束を抱え、「あの…このあいだはありがとうです。」と言うと、ゲイリーの脳裏に過去の記憶が蘇った。
それはゲイリーの娘ティナがゲイリーに花輪の編み方を教わり、そのお礼に花輪をプレゼントした時の記憶だった。
我に返ったゲイリー。「…これを、ワシに?」「はいです。」「…そうか、ありがとよ。」
花輪を渡したホリーが少しゲイリーに近づく。「お仕事するとこ、見ててもいいですか?」ホリーがゲイリーに尋ねた。
「…そうおもしろいもんじゃなかろうに。」「そんなことないです。魔法をみてるみたい。」
「ふん…ヘンなところが似るもんだ。」ゲイリーは少し懐かしそうな顔をした。

マリエルが小屋に帰ると、フィオナがホリーについて変わったところがないか?とマリエルに尋ねた。
「うーんと…言葉が少しヘンかな?」「そういうことじゃなくて。」そういうことじゃないらしい。
フィオナはホリーに妖精の存在を感じると言い、次にあった時注意してみて欲しいとマリエルに伝えた。
ある日、噴水広場でホリーを見かける。マリエルがホリーに挨拶をすると、
ホリーはそろそろ次の街に行くことになりそうだと、マリエルに伝えた。
「さよならを言うのは、また会うためのおまじないなんだってお母さんが言ってたです。」
「そっか、なら、また会えるよね。」「はい。」「お母さんって、ステキな人だったんだね。」
「虹は心の架け橋なんだって、いつも言ってたです。たとえ遠く離れていても、心はつながっているんだって。
だから、お母さんは虹になったです。会いたい、と思えば心に虹がかかる。そらに虹がかかったときは、
お母さんがホリーのことを思ってくれてるです。」
その後ゲイリーの所にお別れの挨拶に行くということなのでマリエルも同行する事となった。

ゲイリーの家に入った二人。「ゲイリーさん?」ホリーがゲイリーを呼んでもゲイリーは二人に背を向けたままだった。
「…ホリーか、なぜ来た?」「ゲイリーさんに、さよならを言おうと思ったです。」
「よけいなことを。…黙って去ってくれた方が、まだなかったことと思えたのに。」ゲイリーの言葉は小声だが力強かった。
「またいつか会うために、さよならを言うんだって、お母さんは言ってだです。だから、さようならです。」
ゲイリーが二人の方を振り向いた。
「虹が出たら、ホリーのことを思い出してください、ホリーもきっと、ゲイリーさんのことを思い出すです。」
その言葉を聴いたゲイリーの脳裏に再び過去の情景が思い浮かぶ。
「虹が出たら、わたしのことを思い出してね。」「待て、待ってくれティナ。」
「…どこに居ても、父さんのことを思っています。」「ティナ!」それは、娘ティナとの最後の会話であった。

気がつくと、ゲイリーはホリーの肩を強く掴んでいた。
「…あの男は、…お前の父はどこに居る?」「お父さんは…宿屋に。」「よし、行こう。」
「…あの、ゲイリーさん?」「ティナ…、二度は行かせんぞ。」
ゲイリーはホリーを連れ立って宿屋へ向かった。

ゲイリーとマリエル、ホリーは宿屋につく。
「久しいな。」ゲイリーはニールに話しかけた。ニールは深々と頭を下げ
「ごぶさたしております。きづいていただけるとおもっていました。」と答えた。
(恐らくニールはホリーのカバンの金具を意図的に壊した)
「わからいでか、あのカバンは、ワシがティナのためにこさえた、唯一無二のものだ。」
「こうでもしなければ、会っていただけないかと思いました。」
「もちろん、覚悟があってのことなんだろうな。」「…そうです。」
「いいだろう。この子はワシが引き取って育てる。異存はないな?」
「はい。ホリーを、よろしくお願いします。」
ホリーは状況が飲み込めていなかった。ニールはホリーが母親の父親、即ち祖父である事を伝える。
そして、ニールはホリーに今後はこの街でお爺さんと一緒に暮らすようにホリーに言った。
一人になる父親を心配するホリー。「そんなのいやっ!あたしもお父さんといっしょに行く!」懇願するホリー。
「いい子だから言うことを聞くんだ。ホリー。」「お父さんは、あたしがいらなくなったの?」
「ちがうんだよホリー。おまえのためを思って…。」「ばかっ!お父さんのばかっ!」
ホリーは宿屋の自室へと駆け込んでいった。
ニールはホリーの説得に暫く時間が欲しいとゲイリーに伝える。
ゲイリーは今もニールを憎んでいるが、ニールがホリーと共にこの街に残るなら拒むものではないと言った。
「いえ、わたしは…。」「そうだな。それができるくらいなら、あのときワシから娘をかっさらって逃げることもなかっただろう。」
ゲイリーは宿屋を後にした。

マリエルはニールが何故ホリーを置いていくのか理解が出来なかった。ホリーは父親といっしょに行きたがっているのにと。
その方がホリーの幸せのためにはいいと、自分と一緒にいたら母親と同じように不幸にさせてしまうと、
ニールは寂しそうに言った。
マリエルは宿屋のホリーの部屋に行く。
ホリーはこのような状況でも涙を流していなかった。泣いたら子供みたい、子供だから置いていかれる。
早く大人になって自分のことを自分で決めれるようになり、お父さんに同行したいと。心から願っていた。
しかし現実の別れが近づいていることはホリーも感じていた。

家に帰ると願いの花がつぼみをつけていた。
つぼみに触るとホリーの想いがマリエルに伝わってきた。
「あたしどうしたのいいの。教えて、お母さん…。お母さん…。虹が見えないよ…。」
ホリーは泣いていた。「…ホリー、人前では泣いたことないのに。やっぱり、つらいんだね。」
その頃から街に降り止まない雨が続いた。
フィオナはその雨を妖精の仕業に決まっていると断言した。
「きっと、お天気妖精のだれかがヘソを曲げて雨を降らせているのに違いないわ。
しかも、このわたしがお洗濯する日によ!きっとよそ者か、そうでなきゃもぐりの妖精だわ。」
雨を降らせている妖精に思い当たる節があるのか、マリエルが小屋を飛び出した。
洗濯が出来ないから服を汚さないでというフィオナの願いも振り切って。

宿屋についたマリエルはロビーにいたニールに話しかける。
ホリーやホリーの母親ティナと旅をしていた時は、雨に祟られる事は殆どなかったと言う。
もしかしてら自分は幸運の女神と旅をしていたのかも知れないと、
だとしたら、これからの旅は苦労するものになるかもしれないと悲壮感を漂わせていた。
ホリーを連れて行ってあげればいいのにというマリエルに、
自分がホリーの母親を苦労させてきたことを悔い、これ以上自分の我がままでホリーを苦しめたくないと言う。
そして2,3日中に雨が上がることが無ければこのまま街を後にすると話した。

宿屋のホリーの部屋に入るマリエル。無き疲れているのか、ホリーはベッドに横になったままマリエルには気がつかない。
マリエルはホリーのバッグに住まう妖精を探し当てた。
カバンの妖精?と聞くマリエルに「ちがうわよっ!あたしはジニー、お天気妖精よ。」と答えた。
妖精の名はジニー。ジニーはホリーのために今雨を降らせているのだと言う。
お天気妖精なら虹を掛けることができるかと聞くと、あんな何にも知らないのねとばかりに、
タイミングよく虹を掛けるには虹の妖精が必要だとジニーはマリエルに教えた。
「虹の妖精、いる?」マリエルは首を横に振った。「そう…じゃ、しかたないわねー。」「そ、そんなぁ…。」
マリエルのがっかりした反応を見た後、ジニーは得意げな顔をする。
「あんた運がいいわ。なーんと、いまアタシが持っているコレ!じゃーん!」ジニーがくるりと二回転すると、
その手には虹色の卵が握られていた。「…虹色の卵だね。」マリエルが率直な感想を述べると、
ジニーが振りかぶってぽかりとマリエルの頭を叩く。
「いったーい。なにするのっ。」「アタシのセリフ先取りするんじゃないわよ。コレ、この虹の卵。」
「…そのまんまじゃん。」「うるさいわねっ。」
ジニーは虹の卵を聖なる泉に沈め、希望の光を当てると虹の妖精が孵化するという。
「ほ、ほんと?」「ジニー、ウソつかない。さ、今なら先着1名様プレゼントよ!」
「わーい、やったー!」「じゃ、がんばって、りっぱな虹の妖精を連れてきてねっ。」
「うん、ありがとう!」「いいっていいって、じゃあねー!」ジニーがバッグの中に吸い込まれるように隠れた。
あれ?っとマリエルは少し頭をひねる。「…ねえ、聖なる泉ってどこにあるの?」ジニーの返事はなかった。
「…もしかして知らないの?」ジニーの返事はなかった。
「あーっ!自分が知らないから、あたしに押し付けたんだっ。ずるーい!」素っ頓狂な声で抗議をする。
が、その大きな声で寝ていたホリーが目を覚ましそうになってしまう。マリエルは手で口をふさいだ。
「うーん…。お母さん…。」泣きつかれたのだろうか、ホリーが目を覚ますことはなかった。
「しかたがないか…ホリー、待っててね。」マリエルは部屋を後にした。
小屋に戻るマリエル。フィオナは、聖なる泉は四大の迷宮(地・水・火・風)のどこかにあると言った。
その情報を元にマリエルは四大の迷宮を巡る。

地の迷宮で聖なる泉を発見したマリエル。産み出した妖精達の力を借り、虹の卵を聖なる泉に沈め、
希望の光を当てることに成功。無事に虹の妖精ユルングルとリンクをした。

雨は一向に降り止まなかった。虹の妖精を得て宿屋に急ぐマリエル。しかし、ニールは既に宿を出て、
ホリーを預けにゲイリーの家に行ったと言う。マリエルはその足でゲイリーの家に急いだ。

ゲイリーの家の前。
ニールはゲイリーにホリーを託し、旅にでるところだった。
「…お母さん…お父さんが行っちゃうよ。」泣きそうな声のホリー。
その時、ホリーのカバンからジニーが飛び出し空に立ち込めていた雲を払った。マリエルも虹の妖精を放す。
2人の妖精の働きにより、空に見事な虹が掛かる。

その時、願いの花のつぼみが開き奇跡が起きる。【希望】の妖精の誕生。
虹をバックにゲイリーの娘ティナが降りてくる。
「あなた…お父さん…あたし、不幸なんかじゃなかったわ。それだけを伝えたかったの。心がつながって、よかったわ。」
「ティナ…。」「ティナ!」ゲイリーとニールがティナの名を呼ぶ。
「しあわせだったの…ありがとう…。」空を見上げるニール。ティナは虹の中に消えていった。
後ろから元気な声でホリーがニールを呼ぶ。「お父さんっ!お母さん、お母さんが見せてくれたのね!」「…ああ。」
「あたし、お父さんといっしょに行くよ!イヤだって言ってもついていく。」ホリーにはもう迷いがなくなっていた。
「…その子のしあわせがすべてだ。そうじゃないのか?」ゲイリーの言葉にはもうトゲはなく、声はとても優しい。
ニールはゲイリーに深々と頭を下げた。
「あたし、おじいさん大スキ!きっと、また会いにくるからね!」ホリー屈託のない笑顔で元気に言った。
「おうよ。楽しみにしておるわい。」ゲイリーは旅立つ二人を暫く見送っていた。

二人が去った後。さみしい?とゲイリーに聴くマリエル。ふん、別に今までと何にも変わらないと強がるゲイリー。
「…ホントに意地っ張りなんだから。」「ほっとかんか。」
「ホリーの代わりに、あたしが遊びに来てあげるね。」「来んでいい。仕事の邪魔だ。」
「えー、そんなのひどーい!」ゲイリーの手を引っ張るマリエル。「わかったわかった。だからやめんか。」とゲイリーが笑う。
そこにはもう偏屈と言われ続けた年寄りの面影はなくなっていた。

借金ノルマを返済し5月を終える。

続く
371ゲーム好き名無しさん:2008/03/02(日) 21:57:30 ID:jDCZMIjn0
乙ですー。
372ゲーム好き名無しさん:2008/03/02(日) 23:22:42 ID:s9FDG7uK0
リーヴェルファンタジア乙です。

話が暖かくて和む。
373ゲーム好き名無しさん:2008/03/02(日) 23:26:36 ID:yQVKg0p90
調子に乗ってべたべたと450kb超えちゃいました。失礼。
次スレが出来るの待ちます。
374ゲーム好き名無しさん:2008/03/02(日) 23:30:45 ID:uu+/BWE00
次スレ立ててみます
375ゲーム好き名無しさん:2008/03/02(日) 23:31:34 ID:uu+/BWE00
駄目でした
376ゲーム好き名無しさん:2008/03/03(月) 00:31:48 ID:7D5mQxEP0
前スレの561、このスレの>>375までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。

3ヶ月以上過ぎたので

●執筆予告がある物 から
・シャドウゲイト64

を消しました。
377ゲーム好き名無しさん:2008/03/03(月) 18:25:51 ID:aEeoOtdi0
次スレないようなので、立ててみます
378ゲーム好き名無しさん:2008/03/03(月) 18:37:03 ID:aEeoOtdi0
次スレこちら
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1204536552/

未解決リストとかよくわからんかったので分かる人ヨロ^^;
●7月
月初め、いつものように借金取りのアルフレッドがマリエルの元にやってきた。
先月のノルマを達成したマリエルに妖精のレシピを幾つか渡すアルフレッド。
普段はそこでフィオナとの憎まれ口の叩き合いをして戻っていくアルフレッドだったが、今回は違った。
帰り際にアルフレッドは、女の子って何をプレゼントされたら喜ぶものかとマリエルに相談する。
うーん、と首をかしげ考えるマリエル。「レア・マテリアル!」
「もうすこし、女のコらしく夢のあること言えないの?」お世話係のフィオナがちょっとがっかり顔をした。
「もらってうれしいものは、やっぱりお花だと思うの。」「そうか、花か…。」
そこからフィオナは花について鉢植えの方がいいとか、花の種類によっては1年中楽しめるものもあるとか
力説するが、アルフレッドはもうその場にはいなくなっていた。
アルフレッドは誰に花を渡すのか二人は思いを巡らすが答えがでない。
「…ヒミツのにおいがするわね。マリエル、あとをつけなさい。」「えー?」
「あのアルフレッドが女のコにプレゼント…。おもしろいじゃない。」「フィオナ、目がコワイ。」
「つべこべ言わずに、行ってらっしゃい。」「そんなー。」
二人がそんな会話をしていると、錬金術師エリックがマリエルの小屋を訪れてきた。
(エリックは2つのマテリアルを合成し、新しいマテリアルを産み出す錬金術師で、
合成はただでして貰えるが、錬金術に関する書籍を手に入れた場合はエリックに提供するというギブアンドテイクな関係)
エリックは実験に必要なマテリアルの収集をマリエルに頼んだ。
そして帰りしなに、音楽学校に通っている妹のアイリーンが夏休みに入ったため
帰郷していてマリエルにも是非会いにきて欲しいと伝えた。
頼まれてなくても行くよ、とマリエルもアイリーンとの再会を楽しみにしていた。
マリエルはアルフレッドの身辺調査とマテリアルの収集をする事になった。

マリエルが追い出された母屋。アルフレッドは母屋にいたが、話しかけるとソロソロ出かける時間だという。

マテリアルの収集をする為に、迷いの森へ向かうマリエル。森に差し掛かろうとした時、バイオリンの演奏が聞こえたきた。
音がする方へと歩くマリエル。そこで見かけたのはバイオリンを奏でるアイリーンと、それを聞いているアルフレッドの姿だった。
「すごい、すごい、ステキ!」マリエルはパチパチを拍手をすると、アルフレッドがマリエルの方へ振り返る。
「…どうしてここに?」少し驚いているようだった。「あら、その声…マリエル?」
アイリーンは目を瞑ったままマリエルの方を向く。「覚えててくれたの?」
「ええ。目が見えないぶん、耳で聞いたことは忘れないわ。…アルって、マリエルのお友達だったのね?」
アイリーンはアルフレッドの方を向いた。アルというのが誰のことだかわからないマリエル。
アルフレッドの方を見ると何か一生懸命ジェスチャーをしている。マリエルは良くわからず「う、うん。そう。」と答えた。
「なんだ。そうだったの。」アルフレッドはマリエルが来て都合が悪くなったのか、
届け物の途中だったんだろ?手伝ってやると言い、二人でその場を離れる事になった。
「じゃあ、また来るよ。アイリーン。」「ええ、また明日ね。」別れ際に約束を交わした。

迷いの森から離れた二人。一体どういう事情なのかとマリエルがアルフレッドに聞いた。
「…マリエル、頼みがあるんだ。」「な、なに?」「オイラが猫だってこと、アイリーンには黙っててくれないか?」
「あれ、あんた猫モドキじゃなくてホントの猫だったの?」「そうじゃなくて…、なんだよ猫モドキってのはっ。」
「えっ、違うの?どういうこと?」「だからー…彼女はオイラのこと人間だと思ってるんだよ。」
アイリーンは幼い頃視力を失っていた為、アルフレッドの姿を見る事は出来ていない。
「ヒドイよそんなの。アイリーンをだましてるなんてっ!」「人聞きの悪い事言うなよ、彼女が勝手にカンチガイしたんだ。」
「黙ってればおなじだよっ。」「頼むよ、マリエル。」いつもは借金取りという肩書きがある為か、
多少高圧的に接するアルフレッドだか、この時ばかりは神妙な面持ちでマリエルにお願いする。
「…ホントのこと話したほうがいいと思うよ。」「言うときは自分で言うさ。だから…。」
いつまでもこのままでは居られないというのはアルフレッドが一番分かっていた。
マリエルはその気持ちを察する。「わかった。約束するよ。」「ありがとう、恩に着る。」「アイリーンを悲しませないでね。」
家に戻り、フィオナにアルフレッドの相手を報告する。
「これがおとぎ話だったら、アルフレッドはじつは呪いで猫に変えられた人間の王子さまで…。」
「なんだか、それ、もしかしたら…。」「まさか…。」冗談で言ったつもりのフィオナも少し考え込んでしまう。
(ここまでの物語の端々でアルフレッドは自分が元人間だとアピールするが、二人は全然信じていない。)

マテリアルの収集を終え、エリックの家を訪ねるマリエル。
エリックの家の煙突からはただならぬ黄色い煙が吹きだしていた。扉を開けると、ひどく煙い。
エリックが家の奥から姿を現し、実験の失敗を伝える。家の外に避難した二人はゴホゴホと咳き込んだ。
一体何を作ったの?とマリエルが聞くと、アイリーンの目を治すための薬を作ろうと思ったが、
材料が足りなく、代用品を使ったらこのような事態になったらしい。
「えっ…アイリーンの目って治るんだ?」「うん、実は薬の作り方はわかってるんだよ。」
しかし月のしずくという材料が足りないのだとエリックは言う。
月のしずくについて書かれていた古文書には「天にあり夜移ろうもの、形なき鏡にて捉える」としか書かれてないらしい。
「なんだか、ナゾナゾみたいね。」だが、アイリーンの為と、マリエルは前向きに探す事をエリックに約束する。
礼を言うエリック。それとアイリーンへの言付けをマリエルに頼む。
家の中の煙さが取れるまで暫く時間を潰して欲しいと。
アイリーンはいつも通り迷いの森でバイオリンの練習をしているらしい。
マリエルは収集したマテリアルをエリックに渡し、迷いの森に向かった。

迷いの森の入り口にはアイリーンだけではなく、またアルフレッドも居た。
マリエルはエリックの時間を潰して欲しいという伝言をアイリーンに伝えた。
また、今アイリーンの目を治す薬を作っていて、月のしずくという材料が足りない事も話した。
「月のしずく…。」それを聞いていたアルフレッドは腕組みをし、何かを考えているようだった。
簡単に手に入るものじゃないんでしょ?お金とか物凄くかかるんじゃないかとアイリーンが心配する。
「わたし、いまのままでいいのに。」「そんなこと言ったら、エリックががっかりするよ。」
マリエルはエリックがアイリーンの目を治すために錬金術の道へと進んだ経緯を知っていた。
アルフレッドが用事を思い出したと切り出し、その場を離れていった。
アルフレッドが居なくなった所で、アイリーンがマリエルに尋ねる。
「…ねえ、マリエルとアルって、どういう関係?」「そりゃ、借金とり…あわわ。」危うく口を滑らす所だったマリエル。
「え、えーと、アルはなんて言ってたの?」「…ビジネス上の付き合いだって…ホント?」
「う、うーん、そうなのかな、そうかもしれない。」決まりが悪そうに答えた。
「アルは自分のことをなにも教えてくれないの。触られるのも嫌がるし。ものすごく自分の外見をきにしてるみたい。」
アイリーンは、もし目が見えるようになったら真っ先にアルに会いたい、彼の正体や見た目なんて自分には関係ない、
それを彼に知ってもらいたいのと言った。

家に帰ると願いの花がつぼみをつけていた。
つぼみに触るとアルフレッドの想いがマリエルに伝わってきた。
アルフレッドとアイリーンが初めて出会った時の事…。
迷いの森でバイオリンを弾くアイリーン。そこにアルフレッドがやってきた。アイリーンは何者かの気配に気づき演奏をとめる。
「だれ?だれか居るの?」「ご、ゴメン。邪魔するつもりはなかったんだ。お、オイラこんな姿してるけど怪しい者じゃないよ」
と、アルフレッドがうろたえる。
「あんまりステキな曲だったから、つい誘われちゃって…。おどかしてゴメン。すぐ消えるから。」
アルフレッドがその場を後にしようとしたとき、待ってとアイリーンが呼び止める。
めったに人が来ない場所だからちょっとびっくりしてしまっただけとアルフレッドに言った。
「こんな場所でオイラみたいなのに会ったら、そりゃびっくりするさ。」アイリーンはくすっと笑う。
「あなた、そんなに怖い顔してるの?」「…え?きみ、もしかして目が…。」「ええ、見えないわ。」「ご、ゴメン。」
「でも、いいこともあるの。怖がらないであなたとお話できるわ。」
願いの花に触れたマリエル。「アルフレッド…。」
いつの間にか小屋に入っていたアルフレッドがくしゃみをし、誰かがオイラの噂をしてるなといった。
アルフレッドは仕事の依頼をマリエルにする。内容は水の迷宮の探索、報酬は妖精のレシピ。
水に迷宮に何があるの?と聞くフィオナ。水の迷宮には月のしずくがあるという噂だと、アルフレッドが答えた。
願いの花からアルフレッドのアイリーンに対する思いを汲取ったマリエルはアルフレッドの依頼を受ける。
そして、アルフレッドも水の迷宮の探索に同行する事となった。
「このことは、アイリーンには黙っていてくれ。」と一言いい、アルフレッドは小屋を後にした。

マリエルとアルフレッドは水の迷宮の探索をし、最深部の部屋にたどり着く。
上を見上げると部屋には天井がなく吹き抜けとなっていた。
台座にあったグラスに妖精の力を借りて水(=形なき鏡)を満たし、
月(=天にあり夜移ろうもの)が出てくるのを待つ二人。
どうして、ここに月のしずくがあるって知ってたのと聞くマリエル。
「アレ…の魔力は呪いを解くことができるそうなんだ。」「呪いって…なんの?」
「たとえば、猫にかえられた人間を元の姿に戻すとか。」「アルフレッドって人間だったの?」
アルフレッドは持っていた写真をマリエルに見せた。写真には少年の姿がある。「…これがアルフレッド?」
「そうさ、カッコいいだろ。」「…そうだね。」
「でもオイラ、人間だったときの記憶がないんだ。ボスに拾ってもらったときに、その写真だけ持ってたんだそうだ。」
そして月が現れる。グラスに張った水が、遥か上空にある月を捉えた。眩い光が辺りを包み、月の妖精が姿を現す。
月のしずくは自分が守っていると、月の妖精は言う。アルフレッドは月のしずくが欲しいと月の妖精に願うが、
お前には渡すわけには行かないと拒まれる。どうして?と言うアルフレットに対して月の妖精は、
「たしかにおまえには呪いがかけられていますが、それを解くことはおまえのためにならないでしょう」と答えた。
「…なんだって?」「よくない運命がまっています。悪いことは言いません。そのままお帰りなさい。」
続いてアイリーンのために月のしずくが欲しいというマリエル。月の妖精はその求めに応じ、マリエルに月のしずくを授けた。
「…人間になったら、目の治ったアイリーンと会う計画だったんだがな。やれやれ、はかない夢だった。」
アルフレッドはがっかりした様子だった。
月のしずくはどうするの?とアルフレッドに聞くと、エリックに渡しておいてくれとアルフレッドは言う。
「だって、アイリーンの目が治ったらどうするの?正体を隠したままじゃ会えなくなるよ。」
「しかたないさ、アイリーンに会ったら、旅に出たとか言ってごまかしてくれ。」「だって…。」
「いろいろありがとな、マリエル。」その後アルフレッドは数日間マリエルの前に姿を現すことはなかった。

錬金術師エリックに月のしずくを渡すマリエル。エリックは大喜びをし、早速アイリーンの目を治す薬の合成に取り掛かった。
程なくして薬は完成した。エリックはアイリーンの薬を使用する。
「…なにか見えるかい?」「兄さん?」「うん、ぼくは目の前に居るよ。」その場にいたマリエルの方向へ振り返るアイリーン。
「あなたが、マリエル?」「うん。そうだよ。」「見える…見えるわ。ありがとう、兄さん。」
お礼なら月のしずくを持ってきたマリエルにと言うエリック。
「あ、でもそれは、アルが場所を知ってたから…。」そう言った後、口止めをされていた事を思い出すマリエル。
「アル?」聞きなれない単語に反応するエリック。
とっさにマリエルは「あ、ある場所に心あたりがあって…。」と言い直した。
エリックは忘れないうちに合成の記録を残すると言って作業に着手した。
「そう…アルだったの。」エリックはごまかせたが、アイリーンをごまかす事は出来なかった。
何を言っても言い訳がましくなってしまうマリエル。「来ないと思ってたら、そんなことしてたのね。…あたしのために。
ああ、わたし…アルのことがほんとうに好きになってしまったみたい。どうしよう。」
両手を両方の頬に添えながらアイリーンは呟いた。「どうしようって…。」
「信じられない…アルってわたしの王子さまだったのね…。アル、待っててね。すぐに会いに行くから…。」
小屋に戻ったマリエル。一部始終をフィオナに報告すると、アルフレッドが王子さまなんておかしーと大笑いする。
アイリーンの真剣さを知っているマリエルは笑い事じゃないとフィオナに怒った。
フィオナなごめんごめんと謝り、相思相愛なら良かったじゃないと言う。
本当の姿を隠して会っていたのはまずい、姿は気にしないんでしょ?、まさか猫だとは想像してないと思う、
そんなやり取りをしていると、小屋に来客が訪ねて来た。
アイリーンはアルフレッドの居場所をマリエルに教えて貰うために訪ねて来たのだという。
「あー、あたしは…。」「わかってるのよ。…アルに口止めされてるんでしょう?」
マリエルは図星を付かれてしまった。驚いたマリエルは、つい「えっ、どうして?」と聞き返してしまう。
「…やっぱり知ってるのね。」としっかり誘導尋問されてしまう。「…あ。」
「ごめんね。でも、どうしても彼に会いたいの。お願い。」ばれた上に、アイリーンの気持ちをむげに出来ないマリエル。
ついに折れて、アルフレッドの居る場所へとアイリーンを連れて行くことになった。

母屋へアイリーンを案内するマリエル。しかし、そこにアルフレッドの姿はなかった。
マリエルの家に下宿してるの?と驚くアイリーン。ちょっと違うかなーと答えると、なんか複雑なのねと察したようだった。
ここ数日間マリエルもフィオナもアルフレッドのことを見かけていなかった。
「きょうもいつもの森でまってたんだけど、来てくれなかったわ。…わたし、避けられてるのかしら。」
「ホントにだれも居なかった?」「ええ、だれも。…黒猫が一匹居たくらい。」「あ、あー…。」
自分は嫌われてしまったのかと心配するアイリーン。マリエルはキライなら危険を冒してまで月のしずくを取って来ないと、
アイリーンを慰める。
アイリーンの音楽学校の休暇はもう終わりに近づいていた。休暇が終わればまた音楽学校のある街へと帰るらしい。
そこで目が直ったお祝いも兼ねて、今夜壮行会を開いて貰う事になり、そこでアイリーンも演奏する事になってるが、
アルフレッドにも来て欲しいのだと言う。マリエルはアルフレッドを見かけたら言付けすることを約束した。

その日の夜。壮行会の会場は宿屋兼酒場(フラニーの家)であり、既に何人かの客がやって来ている。
エリックからアイリーンが宿屋の2階で準備をしていると聞き、マリエルはアイリーンの元へと向かった。
アイリーンは宿屋の2階の廊下で窓の外をみて佇んでいる。
皆が待っているとマリエルが言うと、アイリーンは皆の前で演奏するのが怖いと言った。
アイリーンは何度も演奏会をしたことあるでしょ?と聞くマリエルだが、
目が見えなかった故に人の視線を気にせず演奏できていたことを明かすアイリーン。
「わたし、どうしたらいいの…アル…たすけて…。」次の瞬間、マリエルはアイリーンの向こう側に立つアルフレッドを見つけた。
それと同時に廊下の電気が切れ、辺りは真っ暗闇になる。
「なにが起こったの?わたし、また目が見えなくなったのかしら。」辺りを見回すアイリーン。しかし何も見えない。
「ちがうよアイリーン。」暗闇の向こうからアルフレッドの声がアイリーンの耳に届く。
「…アル?来てくれたのね?」「うん、…きみが勇気を出して踏み出せるように。」
「勇気?…ううん。わたしダメなの。足がすくんじゃって。」「以前のきみは、ものごとを心で感じていたはずだ。
それを思い出すんだ。」アイリーンを励ますアルフレッド。「わたし、感じるわ…そこに居るのね。アル。」
「お願い…もうひとつだけ、勇気をちょうだい…。」「…わかった。」アイリーンが両手を前に差し出し、アルフレッドが歩み寄る。
その時、願いの花のつぼみが開き奇跡が起きる。【勇気】の妖精の誕生。
アルフレッドの気持ちはアイリーンに伝わった。
「さあ、行こう。下でみんなが待っている。」「…ええ。」

アイリーンの演奏は無事に終わり、その場にいた客達から大きな拍手を貰う。
演奏を終えたアイリーンの元へマリエルが近づく。「マリエル…アルは?」「…これを、アイリーンにって。」
それはいつかアルフレッドがマリエルに見せた、アルフレッドが人間だった頃の写真であった。
写真には、アルフレッドからのメッセージが書き綴られていた。
「親愛なるアイリーン。ずっと君をだましていたオイラを許しておくれ。オイラは闇の世界に生きるしかないけど、
きみは光の中を歩いていかなくちゃいけない。オイラはいつまでも君のことを応援しているよ。−さよなら。アルより。」
「そんな…どうして?」「どうして?どうしてなの、アル…。」思わずその場で泣き出してしまうアイリーンであった。
翌日の朝、アイリーンが街を去る日。街の出口で見送るエリック。エリックがアイリーンにしっかりやれよエールを送る。
アイリーンもまた兄を気遣い、身体に気をつけてと声を掛けた。
そこにマリエルが見送りにやってきた。「アイリーン…あのね…。」
「まって。いま、アルの気配を感じたわ…。」目を閉じるアイリーン。
目を開くと視線の先には屋根の上でくつろぐ黒猫の姿があった。「…ネコだったわ。さよならマリエル。アルによろしくね。」
「うん…元気でね。」「ありがとう。」アイリーンは微笑んだ。
そしてゆっくりと街を背にし、歩き出す。「…さよなら、わたしの王子さま。」誰にも聞こえない声でそう呟く。
アルフレッドは遠くに消えていくアイリーンの姿をずっと見つめていた。

借金ノルマを返済し7月を終える。
384ゲーム好き名無しさん:2008/03/06(木) 13:02:45 ID:F88GIdTz0
前スレの575、このスレの>>383、次スレの93までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
385ゲーム好き名無しさん:2008/03/07(金) 21:17:39 ID:quFbSSGB0
「デススマイルズ」のストーリーを教えてください
386ゲーム好き名無しさん:2008/03/08(土) 18:54:31 ID:6o5f9nuL0
>>385
>>1読め
387ゲーム好き名無しさん:2008/03/08(土) 19:42:18 ID:GJeLVx9M0
ドラえもんのび太のBIOHAZARDのリクエストを取り消します。
388DMC4:2008/03/09(日) 08:49:46 ID:2qo49zkV0
書き手&まとめ人のみなさんおっつーです
まだ埋まってないみたいなので埋めいっときます。ノベライズでごめんね(´A`)ノシ

季節はずれの蝉に似た、耳障りな喚きが虚空に消えるのを待つこともなく、ネロは出し抜けに発砲した。
眉間に迫った弾丸をふっ、と身を沈めて難なくかわした相手へ即座に銃口を下げて更に一発。
だが砕かれた石像の欠片が跳ねたのみ、男は猛禽のように両腕を広げ、とうに宙へと逃れている。
気付くやそれを追って跳躍したネロは、両足をあぎとのごとく大きく広げ、がっちりと敵を捕まえた。
向けてきた左腕を右脚で挟んで黒銃の矛先を避け、間髪入れずに伸ばされた右腕を
左足で絡め取って銀銃の火線を逸らさせる。
相手の胸板の上に胡坐をかいたような姿勢から今度はこちらの番とばかりにネロのブルーローズが火を噴いたが、
男は喉を反らして鼻差でかわし、固められた腕を逆手に取って、それを支点に巴投げのようにネロを投げ飛ばした。
が、「うわっ」と一旦は驚きの声を上げたものの、それで引き下がるようなネロではない。
投げの反動で広がった男のコートの裾を引っつかみ、生じた遠心力を上乗せして男を投げ返す。
きりもみ状に身を捻り、つい数刻前と同じようにスパーダ像の頭部に着地した男が、数刻前と同じようにはっと顔を上げる。
ロケット弾の勢いでネロが男の頭上に落下してこようとしていた。

しかし、その攻撃もまた男に逆手に取られることとなる。
ひょいと身を引くと同時に彼は再び宙へ飛んだ。ネロが跳ね飛ばした彼の剣を捕らえるためだ。
衝撃に澄んだ音をたてて鳴く獲物を手にするや、それを振りかぶって稲妻のごとく落ちかかる。
仰ぎ見て、ネロは咄嗟に銃を盾にするが、それで受け止めきれる衝撃ではない。
前のめりに足を踏み外し、スパーダ像とそれが杖にした巨大な魔剣の両面に激しく総身を打ちつけながら落ちていく。
伸ばした足と腰を突っかい棒に、背中全体をブレーキにして何とか像の脛辺りで落下を食い止め、
腹いせまがいに頭上に向かって発砲するが、勿論そんな闇雲な攻撃が効果を生む訳も無く、
男はあっさりそれをかわした。
すると像の頭上から魔剣の柄尻に組んだ拳へと、止まり木の間を渡るように
ふわりと移動した相手を見たネロの喉から、遠吠えにも似た叫びが漏れる。
一旦腰を落として肩を沈み込ませ、壁に押し付けて彼は全力で「伸び」をする。
何たる怪力か、次の瞬間には魔剣を模した鉄塊が甲高い悲鳴を上げ、支えきれずに像の拳が轟音を立てて砕けた。

巨大な刀の先端で長剣を肩に担ぎ、悠然と待ち受ける男を目がけ、ネロは傾いていく刃の坂を駆け上がる。
けれどもネロが眼前に迫っても何故か男はもう銃を抜かなかった。
だからと言って剣を構えることもない。相変わらず何の苦もなく男が鼻先に放たれた銃弾を避け、
続く銃底での攻撃も避けて、二人はお互いの靴底を蹴りつけて左右に跳んだ。

耳を聾するような響きと共に、モニュメントの剣が観客席へともんどりうってダイブする。
着地したネロは男に銃を向けたが、照星の向こうの相手はやはりのんびりと剣を担いだままで、
殺気らしい殺気も見せない。
「余裕たっぷりだな」
そう言われて薄い笑いさえ浮かべた男に、ネロは低く吐き捨てた。
「ムカつく野郎だ」
389DMC4:2008/03/09(日) 08:52:15 ID:2qo49zkV0
ブルーローズの弾倉をスイングアウトして排莢したネロは、リローダーを放り投げ、
身を翻しながら宙に踊った六発の弾丸すべてを拾い、再装填する。
隙を極力殺すためのアクションだった筈だが、銃口を向けた先から標的の姿が消えていた。
構えを解く訳にもいかず、手をとりあぐねてそのまま僅かに乱れた呼吸を抑えつけつつ
気配を窺っていると、後ろからこつりこつりと靴音が響く。
挑発のつもりか、あるいは本気でそう感じているのか。
物珍しげな素振りで男が聖堂の装飾を見回していた。

「銃だけじゃ無理か……」
呟き、ブルーローズをくるりと回して仕舞い込むと、ネロは背後の床に刺さった長剣を蹴りつけた。
男の犠牲となった教団騎士のいずれかが残したものだろう、回転して落ちてきたそいつを掴み、
叩きつけるようにしてもう一度足元に突き刺すと、剣柄に仕込まれたグリップを捻る。
すると長剣はバイクのエキゾースト音そっくりの唸りをあげ、赤い光を発しながら身震いをした。
推進力を与えられたことにより破壊力を増す、教団特製の機械仕掛けの剣だ。
「その剣、飾りじゃないんだろ?」
こちらは掛け値なしの挑発に、振り向いた男は今はじめて気づいたかのように
「ん、これか?」とでもいうような視線を肩から下ろした長剣
……剣の背に角を持った髑髏の飾りが刻まれている……に向けると、
おもむろにその剣先をこつんと床に当て、くいくいっ、と小さくひねって見せた。
大仰な挑発よりさりげないおちょくりの方が腹が立つ、
それを実証するかのような怒り心頭に発した雄叫びを上げて、ネロはまっしぐらに駆け出して行った。

けれど、怒りに任せた攻撃は長くは続かなかった。
加えて元より片手が封じられた状態で全力が発揮できる訳がなかったのだ。
ネロに合わせてくれたつもりか、男もまたほとんど片手のみで剣を振るってはいたが、
それにしたって元々体格差があり、バランス移動の点でも水を開けられている。
一合、一合、剣を合わせるごとに力の差が開く。
とうとう受けきれなくなり、背後に飛んで勢いを逃がそうとしたが、追いつかれて更に高い位置からの斬撃に襲われる。
これは何とか受けたものの膝をつき、必死に顔を上げたそこには既に、大きく剣を振りかぶった相手の姿があった。
辛うじてこれも受けたが最早その場しのぎにしかならなかった。
よろめき、たたらを踏んでついには圧倒的な力でもって剣を跳ね飛ばされてしまう。
きりり、と大剣を取り回して脇に引き付け、男はあくまで冷酷に、とどめの一撃を繰り出した。
390DMC4:2008/03/09(日) 08:56:53 ID:2qo49zkV0
無慈悲な刺突は、あやまたず丸腰の相手に迫ったが、
ここで一体何の悪足掻きか、ネロはその喉元を切り裂かんとする切先の前にギプスに包まれた右腕を突き出した。
カツッ、と硬い音がする。
だがそれはギプスの音ではない。
そんなものは何の意味もなく男の剣に突き通され、続いて生じた
周囲の座席全てが吹っ飛ぶような衝撃波によって跡形もなく消え去っている。

「……どういう仕掛けになってんだ?」
これまで終始無言を貫いていた男が事ここに至って初めて興味深げな声を漏らした。
「喋れるのかよ……」
荒い息を吐きながら、ネロは盾にした右腕からゆっくりと顔を上げる。
露になったその腕には、押し付けられた剣先を受け止めている事以上に異様な点があった。
まるで堅固な鎧さながらの赤と青の甲殻に覆われていて、殻の隙間からは眩いばかりの光が溢れ出している。
あのギプスは傷口を庇う為ではなく、この人ならぬ異形の右腕を隠すためのものだったのだ。
「だが、種明かしは―――してやれないな!」
小さな稲光すら発している右手の感覚を確かめるかのようにごくりと一度開閉させ、ネロは勢いよく腕を振り払った。

それだけで壁際にまで飛ばされた男は、
「まさかお前も……」
けれど何故か楽しげに鼻で笑って振り返ったが、その言葉を途中で途切れさせる。
本当にどういう仕掛けなのか、腕から生じた巨大なオーラの手で巨大な剣を掴んだネロが、
馬鹿力に物を言わせて……というレベルで済むのかどうか……それを投げつけようとしていた。
次の瞬間、必殺を期して飛来した鉄の固まりを男がすいっと上体を逸らすだけでかわし、
おかげで背後のスパーダ像の片膝に大穴が開いた。
惨状をかえりみて、しかしさすがに呆れ顔で再度振り向いた相手に見せ付けるように
ネロはパンパンと掌の埃を払い、軽く肩を回した。「人が来る前に終わらせてやる!」
391DMC4:2008/03/09(日) 08:59:08 ID:2qo49zkV0
ばちんと小さくスパークが走り、男が彼の剣を受け止めたネロの右手に目をやった。
が、何をする間もなくネロが身を捻り、男は空に円を描いて投げ飛ばされる。
散乱していた長椅子が男の尻を受け止めて、背後の他の椅子達を掃除しながら滑っていったが、
それが山になって勢いが消えると、何事もなかったかのように椅子に座って脚を組み、
片肘をその上に乗っけてこちらをニヤニヤと眺めやる男の姿がある。
「まだやるか?」
欠伸さえ漏らしそうな様子で背もたれに寄っかかると、
「来いよ、遊んでやる」
床に突いていた剣を持ち上げ、肩で息をするネロをちょいと指して見せた。
「タフだな……」
毒づきつつ男に背を向け、床に突き立っていた剣を抜いて、そいつでとんと肩を叩いたネロの目に剣呑な光が宿る。
「じゃあ―――」
言いかけて、みなまで言わずに出し抜けに振り向くや、傍らの長椅子を男に向かって蹴りつける。
無論そんなフェイントが通じる訳もない。
男はそれを踏み台にして、スプリットした椅子の山を尻目に高々と跳ね、
だが、そこには鏡合わせに跳躍したネロがいる。
空中で一合、着地してすたすた数歩を歩き、振り返った男は更ににやりと唇の端を吊り上げた。
新たに組みあがった椅子の山、その頂上に剣を担いで腰掛けて、危ういバランスを取りながらネロが言う。
「徹底的に叩くまでの事だ」
「そりゃ楽しみだ」
出来るものならやってみろ、そう言わんばかりに男は腕が広げ、
ネロは親指で鼻の頭を弾いて鼻を鳴らすと足元を蹴って飛び降りた。

雄叫びと共に、渾身の力で持って叩きつけられたネロの拳を、男は剣をかざして受け止めたが、
異形の腕が与えた力か、両腕で支えているにも関わらず、あっという間に押し負けて弾き飛ばされる。
吹き飛びながらもそちらへ顔を振り向けたのは見事としか言いようがないが、
相手を殴り飛ばすのと同時に人知を越えた速さでダッシュして追いついてきたネロが
その足を引っつかんで引き寄せ、逆の手で剣を持った右手を捕まえた。
とっさに左手で顔をかばったけれど、庇い切れずに強烈なストレートを顔面に食らい、
巻き添えを食らった石の床が背中で粉々に砕ける。
跳ね飛んだ男の剣がきりきりと空を舞い、床に突き立った。

ネロはそのまま男の髪を掴んで馬乗りになり、狂犬のような連打をその顔に見舞わせる。
何の考えあってのことか、男はされるがまま相手の攻撃を受け続けたが、
投げ出された腕が衝撃に跳ねるつど、赤い稲妻を孕んで姿を変える。
それは形こそ違うものの、ネロと同じく人の姿をしていない……。
392DMC4:2008/03/09(日) 09:06:00 ID:2qo49zkV0
が、ネロはそれに気づかない。殴るだけ殴ると、その手で頭を掴んで床の上を引き回し、思い切りよくブン投げた。
スパーダ像に叩きつけられた相手が落下を始めるより早く、
追い討ちに投げつけられた男の剣がその胸板を突き通し、男は標本のように石像の上に縫いとめられる。
剣を投げつけた姿勢のままで喘ぎながら見守っているネロの耳に浅い溜息のような残鳴を残し、
男はがくりと首を垂れ、動かなくなった。

反動でぶらぶら揺れる死体の腕をしばらく睨みつけていたネロは、やがて上がった息を抑えつつ、
散々手こずらされた相手に忌々しげに背中を向けたが、やれやれと肩を回すのもものかは
「やるな……」
低く響いた声にぎくりとして背後を振り返ることとなった。
凝然と見守る瞳の前で、死んだはずの男がゆっくりと顔を上げる。
「ちょっとお前の力を―――」
囁くように言いながら肘で石像の壁を押し、「甘く見てた」押し出すように吐き捨てて、
自らを縫いとめた剣をそこから引き抜く。

戒めを解き、すとんと像の足元に着地した男に
「人間じゃない……」
ネロが低い声で問いかけると、男は自嘲じみた息を漏らし、
「お互いサマだろ。お前も―――」
おもむろに胸から生えた愛剣を両の手で挟み、力をこめた。
「俺も―――」
像から脱出した時よりも大量の血がしぶいたが、痛がる素振りも見せずに更にぐい、ぐいと前に向かって力をかける。
そうしてとうとう引っこ抜いた剣の先でかつんと床を叩いた男は、
けれどやはり多少はダメージがあったのか、息を弾ませながら凄みを増した笑みを刷き、何故か周囲を見渡して……
「―――こいつらも」
妙な言葉を口にした。
393DMC4:2008/03/09(日) 09:08:29 ID:2qo49zkV0
眉を寄せ、そちらにやったネロの視線が、とある聖堂騎士の死体の上に止まる。
転がった兜の脇に横たわる死体……その皮膚は黒く干からび、突き出した乱杭歯を持ち、
見開いた目は異様な光を宿していて……どう見ても人間には見えない。
「お前は少し違うみたいだがな」
投げかけられた声に慌てて振り向くがそこに男の姿はなく、
顔を上げ、ステンドグラスが割れた天窓の枠に腰掛けているのを発見する。
「何の事だ?」
イラつきも露に突きつけた指を
「そのうち分かるさ」
と、はぐらかし、足を振って反動をつけると男は立ち上がった。
「俺は……仕事があるんでね」
腰を軽く払って埃を落とし、去ろうとするのに
「おい!」叫んでネロは発砲するが、当然弾丸が跳ね上げた土埃の向こうに男は居ない
……と思いきや、ひょいと天窓の端っこから顔を覗かせる。
「アバヨ、坊や」
わざわざそれだけを言いに戻ってきたのか、最後まで舐めた態度で指を振ると、今度こそ男は姿を消した。

それと前後して、今更現れた応援の騎士たちがばたばたと聖堂に駆け込んでくる。
先刻の「人が来る前に―――」という言葉通り、それは彼だけの秘密なのだろう。
安否を問うつもりか、こちらに駆け寄ってきた騎士から庇う風にしてネロは右手を押さえ、
脳裏で男の言葉を反芻しているかのようにもう一度、誰もいない天窓を睨みつけるのだった。
394DMC4:2008/03/09(日) 09:11:58 ID:2qo49zkV0
あちこちに散らばる瓦礫、前面が削り取られ、価値のないがらくたと化したスパーダ像……
廃墟同然になった聖堂を苦い顔で見回し、クレドが歩いていく。
教壇の紋章が刻まれた、彼女の身長ほどもある何かのケースを、
余程重いのだろう、うんうん言いつつ体全体を使い、キリエが一生懸命運んでいる。
歩み寄ってきたネロがその肩に手を置き、
「持ってきたのか」
荷物を受け取りながら優しく尋ねかけた。右手は肘まで捲り上げていたコートの袖を下ろし、目立たないようにしている。
「兄さんに頼まれたから……」
キリエのいらえにクレドはちらりと背後を見やるものの、結局振り返ることはせずに観察に専念している。
「助かるよ。これで仕事が楽になる」
左手一本でネロは勢い良くケースをひっくり返すと床に寝かせ、蓋を開いて何やらごそごそやりだした。
キリエは少しの間、それを見ていたが、ふと辺りを見渡し……何かを見つけたらしい、とある一角に向かって歩いていく。
床できらりと光るもの……踏み潰されるのをそのままに逃げざるを得なかった、あの青い小箱の中身だ。
眉をひそめて座り込み、両手に取ったそれが無傷のままだと気づいたキリエの頬にうれしげな笑みが浮かぶ。
珊瑚色の細長い石に絡んだ一対の金の羽、そしてその上にもう一対、広げた金の羽があしらわれたペンダントだ。

「フォルトゥナ城か……」
膝を突いて、ネロは「それ」を床に突き立てる。
「目撃者がいる」「殺人鬼が観光名所めぐりとはね」
応えたクレドに愉快そうに返し、グリップを捻って唸り声を上げさせた。
赤いグリップ、いばらの意匠が施された赤い増幅器。特別に強化されたネロだけの剣、「レッドクイーン」だ。
「真剣にやれ!」
掣肘する物がなくなって、当然クレドは怒鳴り声も荒々しくネロを叱りつけた。
しかし蛙の面に何とやら、ネロは剣を担いで得意げな目線を寄越すだけだったが、
「逃がすなよ」
クレドはそれを更に押さえつけるような低声で念を押す。

「分かってるさ」と、すくめたその肩に「無理をしないようにね」気遣わしげな声がかけられた。
「それが仕事なんだ」
やや厳しくした顔で振り返ったネロは、僅かな驚きと共に目を見張った。
はにかんで逸らし、でもその後にまっすぐ見上げてくるキリエの目。
その胸元には混乱の中に無くした筈だったあのペンダントが光っている。
それで彼の表情は和らいだが、すぐに取り繕うようにまじめくさった顔になり、
けれど幾分落とした声色で「非常事態だしな」と付け加えた。
それでも心配そうな様子のキリエの脇を、
「私は本部に戻る」
足早に通り過ぎながらそう言い置いたクレドの姿が出口へと消える前。
不気味な地鳴りが辺りに響き、思わず動きを止めた一同の上に、細かな砂が降ってきた。
395DMC4:2008/03/09(日) 09:21:13 ID:2qo49zkV0
結構まだ行けるみたいっすね……そして五行まとめー

バトルに突入したものの、相手はなんだか手加減してるみたい…なのに結局ピンチになっちゃった!
だけどみんなには秘密にしてるけど、実は俺の、俺の、俺の、俺の、俺の、俺の、俺の右手はデビルハ〜ンド!!
なので相手をボコにし返します。けどなんと相手も人間じゃなかった!!
そしてやられた聖堂騎士の皆さんも人間じゃなかった!!そして敵には逃げられた!!
上司に命令されたんで、取り合えず奴を追ってフォルトゥナ城(観光名所)に向かうことにします!!続く!!
396ゲーム好き名無しさん:2008/03/09(日) 13:37:37 ID:kfmwm1W50
乙すー
397ゲーム好き名無しさん:2008/03/09(日) 19:49:51 ID:nFT+3fvE0


まとめがテラフランクw
398ゲーム好き名無しさん
   _人人人人人人人人人人人人人人人_
   >   ゆっくりしていってね!!!   <
    ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
   ,イ,,i、リ,,リ,,ノノ,,;;;;;;;;ヽ   ./;;,ィ''"´ ̄`゙゙ヾ;ミミミ;;、
  .i;}'       "ミ;;;;:} /ミミ/゙       ゙:::゙iミミミ:l
  |} ,,..、_、  , _,,,..、  |;;;:| iミミ′:     :  ..::::_;ミミ;ミ;リ
  |} ,_tュ,〈  ヒ''tュ_  i;;;;| .ヽ,! ゙ .,;;;..''  ''゙゙;;_ ゙:::ヾ;;;;;;/
  |  ー' | ` -     ト'{. .} :'゙::“:゙:. l::'゙.”:゙;.::'':;;゙irく
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 `{| _.ノ;;/;;/,ゞ;ヽ、  .!-'  |..  :' ''ー;^''::ヽ. :':::::;;;i::ソ
   |    ='"     |.    l、 ←‐'‐→、! ..::::;;;l゙´
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