【基本ルール】
全員で殺し合いをしてもらい、最後まで生き残った一人が勝者となる。
勝者のみ元の世界に帰ることができ、加えて願いを一つ何でも叶えてもらえる。
ゲームに参加するプレイヤー間でのやりとりに反則はない。
放送内容は「禁止エリアの場所と指定される時間」「過去12時間に死んだキャラ名」
「残りの人数」「主催者の気まぐれなお話」等となっています。
----「首輪」と禁止エリアについて----
ゲーム開始前からプレイヤーは全員、「首輪」や「印」を填められている。
放送内容は「禁止エリアの場所と指定される時間」「過去12時間に死んだキャラ名」
「残りの人数」「主催者の気まぐれなお話」等となっています。
----「首輪」と禁止エリアについて----
ゲーム開始前からプレイヤーは全員、「首輪」を填められている。
首輪が爆発すると、そのプレイヤーは死ぬ。(例外はない)
主催者側はいつでも自由に首輪を爆発させることができる。
この首輪はプレイヤーの生死を常に判断し、開催者側へプレイヤーの生死と現在位置のデータを送っている。
24時間死者が出ない場合は全員の首輪が発動し、全員が死ぬ。
「首輪」を外すことは専門的な知識がないと難しい。
下手に無理やり取り去ろうとすると首輪が自動的に爆発し死ぬことになる。
プレイヤーには説明はされないが、実は盗聴機能があり音声は開催者側に筒抜けである。
開催者側が一定時間毎に指定する禁止エリア内にいると首輪が自動的に爆発する。
なお、どんな魔法や爆発に巻き込まれようと、誘爆は絶対にしない。
たとえ首輪を外しても会場からは脱出できないし、禁止能力が使えるようにもならない。
開催者側が一定時間毎に指定する禁止エリア内にいると首輪が自動的に爆発する。
禁止エリアは3時間ごとに1エリアづつ増えていく。
【持ち物】
----スタート時の持ち物----
プレイヤーがあらかじめ所有していた武器、装備品、所持品は全て没収。
ただし、義手など体と一体化している武器、装置はその限りではない。
また、衣服とポケットに入るくらいの雑貨(武器は除く)は持ち込みを許される。
ゲーム開始直前にプレイヤーは開催側から以下の物を配給され、「ザック」にまとめられている。
「地図」「コンパス」「着火器具、携帯ランタン」「筆記用具」「水と食料」「名簿」「時計」「支給品」
「ザック」→他の荷物を運ぶための小さいザック。
四次元構造になっており、参加者以外ならどんな大きさ、量でも入れることができる。
「地図」 → 舞台となるフィールドの地図。禁止エリアは自分で書き込む必要がある。
「コンパス」 → 普通のコンパス。東西南北がわかる。
「着火器具、携帯ランタン」 →灯り。油は切れない。
「筆記用具」 → 普通の鉛筆と紙。
「食料」 → 複数個のパン(丸二日分程度)
「飲料水」 → 1リットルのペットボトル×2(真水)
「写真付き名簿」→全ての参加キャラの写真と名前がのっている。
「時計」 → 普通の時計。時刻がわかる。開催者側が指定する時刻はこの時計で確認する。
「支給品」 → 何かのアイテムが1〜3つ入っている。内容はランダム。
※「ランダムアイテム」は作者が「任天堂ゲームのアイテム」と
「現実の日常品もしくは武器、火器」の中から自由に選んでください。
銃弾や矢玉の残弾は明記するようにしてください。
必ずしもザックに入るサイズである必要はありません。
また、イベントのバランスを著しく崩してしまうようなトンデモアイテムはやめましょう。
ハズレアイテムも多く出しすぎると顰蹙を買います。空気を読んで出しましょう。
【お願い】
※一旦死亡確認表示のなされた死者の復活はどんな形でも認めません。
※新参加キャラクターの追加は一切認めません。
※書き込みされる方はスレ内を検索し話の前後で混乱がないように配慮してください。(CTRL+F、Macならコマンド+F)
※参加者の死亡があればレス末に必ず【○○死亡】【残り○○人】の表示を行ってください。
※又、武器等の所持アイテム、編成変更、現在位置の表示も極力行ってください。
※具体的な時間表記は書く必要はありません。
※人物死亡等の場合アイテムは、基本的にその場に放置となります。
※本スレはレス数500KBを超えると書き込みできなります故。注意してください。
※その他詳細は、雑談スレでの判定で決定されていきます。
※放送を行う際は、雑談スレで宣言してから行うよう、お願いします。
※最低限のマナーは守るようお願いします。マナーは雑談スレでの内容により決定されていきます。
※主催者側がゲームに直接手を出すような話は極力避けるようにしましょう。
【ガイドライン】
〔基本〕バトロワSSリレーのガイドライン
第1条/キャラの死、扱いは皆平等
第2条/リアルタイムで書きながら投下しない
第3条/これまでの流れをしっかり頭に叩き込んでから続きを書く
第4条/日本語は正しく使う。文法や用法がひどすぎる場合NG。
第5条/前後と矛盾した話をかかない
第6条/他人の名を騙らない
第7条/レッテル貼り、決め付けはほどほどに(問題作の擁護=作者)など
第8条/総ツッコミには耳をかたむける。
第9条/上記を持ち出し大暴れしない。ネタスレではこれを参考にしない。
第10条/ガイドラインを悪用しないこと。
(第1条を盾に空気の読めない無意味な殺しをしたり、第7条を盾に自作自演をしないこと)
【用語集】
※基本的なロワスレ用語集
マーダー:ゲームに乗って『積極的』に殺人を犯す人物。
ステルスマーダー:ゲームに乗ってない振りをして仲間になり、隙を突く謀略系マーダー。
扇動マーダー:自らは手を下さず他者の間に不協和音を振りまく。ステルスマーダーの派生系。
ジョーカー:ゲームの円滑的進行のために主催者側が用意、もしくは参加者の中からスカウトしたマーダー。
リピーター:前回のロワに参加していたという設定の人。
配給品:ゲーム開始時に主催者側から参加者に配られる基本的な配給品。地図や食料など。
支給品:強力な武器から使えない物までその差は大きい。
またデフォルトで武器を持っているキャラはまず没収される。
放送:主催者側から毎日定時に行われるアナウンス。
その間に死んだ参加者や禁止エリアの発表など、ゲーム中に参加者が得られる唯一の情報源。
禁止エリア:立ち入ると首輪が爆発する主催者側が定めた区域。
生存者の減少、時間の経過と共に拡大していくケースが多い。
主催者:文字通りゲームの主催者。二次ロワの場合、強力な力を持つ場合が多い。
首輪:首輪ではない場合もある。これがあるから皆逆らえない
恋愛:死亡フラグ。
見せしめ:お約束。最初のルール説明の時に主催者に反抗して殺される人。
拡声器:お約束。主に脱出の為に仲間を募るのに使われるが、大抵はマーダーを呼び寄せて失敗する。
参加キャラクター・マップ
【マップ】
MAP1:ポップスターの孤島・主催者ナイトメア
大体12エリアに分類される人の住んでいた後が残る無人の孤島。
エリア1は北西の丘。滑らかな傾斜と見渡しが広い。
エリア2はエリア1の少し東に位置する北西の住宅街。アニメのプププビレッジ並みに舗装されている。
エリア3はエリア6より北の山。北東まで広がる。
エリア4はエリア3に囲まれた北東の灯台と港。脱出するにはここがカギ?
エリア5は東の山。南に広がる。
エリア6はエリア2の住宅街と繋がる、疎らに家が配置された村。
エリア7はエリア6と繋がる廃校(仮)。スタート地点なので廃校から変更も考えられる。
エリア8は東に広がる森。
エリア9は東の海岸。
エリア10は南西の病院&その周り。
エリア11は南の草原。見渡しが良い。
エリア12は幾らか民家が見える緩やかな山地。
ttp://ncbr.ushimairi.com/map.htm 【キャラクター】
キャラクター
●主催者達●
ナイトメア(カービィシリーズ)(刻印係)
ポーキー(MOTHERシリーズ)(時空越え係)
マザーブレイン(メトロイドシリーズ)(閉鎖空間係)
カジオー(マリオRPG) (首輪係)
【参加キャラクター】
7/7【マリオシリーズ】○マリオ・マリオ/○ルイージ・マリオ/○ピーチ/○クッパ/○マロ/○ジーノ/○ヨッシー
5/5【メイドインワリオシリーズ 】○ワリオ/○モナ/○9ボルト/○アシュリー/○Dr.クライゴア
8/8【カービィシリーズ】○カービィ/○メタナイト/○マルク/○ドロッチェ/○デデデ/○スピン/○アドレーヌ/○シリカ
3/3【ドンキーコングシリーズ】○ドンキー/○ディディー/○ディクシー
3/3【ゼルダの伝説シリーズ】○リンク/○ゼルダ/○ガノンドロフ
1/1【メトロイドシリーズ】○サムス
9/9【スターフォックスシリーズ 】○フォックス・マクラウド/○ファルコ・ランバルディ/○スリッピー・トード/○ペッピー・ヘア/
○クリスタル/○ウルフ・オドネル/○レオン・ポワルスキー/○パンサー・カルロッソ/○ピグマ・デンガー
9/9【MOTHERシリーズ】○ネス/○ロイド/○ポーラ/○ジェフ/○プー/○リュカ/○クマトラ/○ダスター/○ボニー
3/3【F―ZEROシリーズ】○C.ファルコン/○ブラックシャドー/○サムライゴロー
5/5【ポケモンシリーズ】○サトシ/○カスミ/○タケシ/○ピカチュウ/○ミュウツー
4/4【FEシリーズ】○マルス/○シーダ/○ロイ/○リリーナ
4/4【レトロゲーム】○ピット/○ポポ/○ナナ/○鷹丸
総勢61名
--投稿について--
【予約について】
予約して3日以内に投下する事。
・予約一週間制
一部のロワなのですが2作品投下した人は
一週間予約をOKにしているロワがあります。
じっくり推敲した方がいい作品が書けるかと。
【キャラクター健康状態テンプレ】
以下のテンプレに沿ってできるだけ初見の人でも分かりやすく書くようにする事。
【名前:
健康状態:
武装:
所持品:
現在位置:
第一行動方針:
第二行動方針:
第三行動方針:
最終行動方針:
備考:】
時間の書き方
深夜:0〜2
黎明:2〜4
早朝:4〜6
朝:6〜8
午前:8〜10
昼:10〜12
日中:12〜14
午後:14〜16
夕方:16〜18
夜:18〜20
夜中:20〜22
真夜中:22〜24
テンプレ貼り、終了です。
それでは任天堂バトルロワイアルをお楽しみください。
8 :
ゲーム好き名無しさん:2007/03/28(水) 15:12:05 ID:St29o39rO
ばーん
うわーやられたー
乙ー
乙
乙〜
500Kでいっぱいなのか?
真実かどうか激しく試してみたい俺がいる
前スレに書きこめるか試してりゃいいんじゃないの?
>>14 なら、何か投下して試してみるといい
自分も分からん
>>15-16 よし
任しておけ!
どうせなら進行と関係ない駄作楽屋裏シリーズ書いて限界に挑戦してくるぜ
無理なら避難所行きw
うん無理だった
512K越えてる為書き込め無いエラー出ました
ありがとうございます
sageだけで本文なしでも無理だったw
ちょっと予約の件なんですけど、鷹丸、ナインボルト、アドレーヌの部分は破棄します。
ちょっとネタバレですが、一番自然な形に構想していくとこの三人は出す必要がないと判断しました。
この三人を縛ってしまい、申し訳ございませんでした。
それでは(尚、本予約は続いてます)
21 :
ゲーム好き名無しさん:2007/03/29(木) 23:24:57 ID:GCDZ+tE+0
Wikiを更新しようと思ったらキャラクターページが
50000バイト以下に収めるか複数ページに分割してください。
軽い動作でご利用頂く為に、また他のユーザ様に迷惑を掛けないよう、なるべく少ない行数/文字数を推奨しております。
とのエラー。と言う事でキャラクターごとに1ページずつ分ける作業を行おうと思いますが時間がかかる事をご了承下さい。
キャラクターごとにページを分けるついでに追跡表とキャラ紹介を統合したら見やすくなると思うんだけどどうかな?
22 :
ゲーム好き名無しさん:2007/03/29(木) 23:48:28 ID:GCDZ+tE+0
Wikiは制限ないよね?
ページ多く創っても大丈夫だよな?
すいませんあげてました。ごめんなさい
いや、大丈夫だとは思うが…
何キャラか移行作業中なんだけどあんなもんで良いかな?
今ならこうした方が良いとかあればできるだけ応じてみます。
フォックス、ポーラ、ドロッチェ、ロイ、カービィを予約していたのですが、
中々構想が纏まらず、時間が予想以上にかかりそうなので破棄します。
2日間、5人ものキャラを拘束してすみませんでした。
尚、無予約でも書き終わったら投下する予定です。
反応がないのでキャラクター状況とりあえずあんな感じで作っていこうと思います
誰か暇だったら手伝って下さい><
>>28 無茶苦茶暇だしパソコンがあったらすぐに作業出来ると思うけど、
携帯だからマン喫に行かないと作業出来ません(><)
参加者のうちで死んだやつに●塗らないの?
Wikiのトップページはどうやって編集するんですか…
>>30 どこの事?
でも人に頼む前に自分でやろうよ
>>31 確か編集したいページを選んでページの上の方に編集があるから選ぶ
ページ自体がない場合は新規作成を選べば良いはず
ヤッフーッ!
出場キャラは全て一応出たし2スレ目に突入したし
出場キャラはこれで確定で良いよな?
ウィキで補充したい言ってる奴もキャラ言わないしいいんじゃね
だよな
まあ発wikiで言してる奴もいるがキャプテン・グッドって誰?
俺はしらないから書けない。書ける奴がいるなら増やしても良いと思うんだが
いないならこれで確定で良いんじゃないかと
意見あればお願いします
>>37 マリオパーティアドバンスに出る『世界を旅する冒険家(キノピオ)』らしい<キャプテングッド
まあ持ってないから俺は書けんよ…
ていうか書き手ならいいと思うんだよな。新規キャラは。
書き手でもない奴がアレ出したいコレ出したいって言っても
困る。
自分は新規キャラはもう要らないと思ってる。
フーム、ブン姉弟は?
いや、したらばに投下された奴みたいなぶっ壊れたような物ではなく。
シリカ書ける書き手(自分含めて)が居る以上二人も書けると思うし。
でもカービィ勢が11人になっちまうww
書きたいならトリップつけて言えば良いんじゃないかな?
俺はこれ以上増やすきはなかったから
増やすのは構わないけど増やすなら増やしたい奴が書いたら良い
書き手が少ないのに負担が増えても仕方ないし
増やすなら自分で責任持つくらいの気持ちがなきゃダメだと思うよ
分かった。
じゃあ追加おkならフーム予約する
ちゃんと書けるんだろうな?
あ、そうだ。もし本気なら
したらばでテスト投下、これおすすめ。
増やすにしてもキャラ変動あると放送しにくいし
早めにキャラ固定した方が良いと思うんだけど…
で、提案なんだけど他の人の意見もあるだろうから今すぐは決めれないだろうし
かと言ってずるずる引き延ばすのも良くないだろうから
期限(一週間とか)決めて期限内に書き手が現れなかったら
それ以上は増やさないとかどうだろう?
それともこういうのはうやむやにしていつの間にか決まってる方が良いんだろうか?
これ以上空気増やしてなにがしたいんだかw
選考で支持されたキャラすらフォローしきれない現状で
一人の意見で新規追加とかありえないだろ
うん、正直これ以上増やす必然性も見当たらないし。
下手すりゃ歯止めが効かなくなる恐れもあるし、現状の参加者だけでいいと思う。
わかった、やめとく
wikiでそういう意見の人がいたことからも
そういう意見含めて考えるのも本人が責任持つなら良いかと思ってた
なんか変な発言してごめん
リュカ、シーダ、ピット、ロイド、デデデ予約。
鳥忘れorz
超期待
流れぶったぎって悪いんだけどWikiの手伝いしてたんだけどキャラ名にリンクつけてくのは悪くないと思うんだけど
ディディーだったりディーディーコングだったりしてリンクがあったりなかったりとややこしいから統一した方が良い気がするのだけど
略称にした方が良いのか、正式名称にした方がいい?それとも
>>5の表示で統一しちゃった方が良い?
後、出場キャラも決まったみたいだし問題なければWikiのアンケートのページ更新してきます。
同じく超期待
>>53 俺は正式名称の方がいいと思う。
サーチする時に引っかかりやすくなるのが利点だから。
>>55 意見Thx
ナインボルトは9ボルト?ナインボルト?どっちも正式だから困るんだなこれがw
とりあえずナインボルトで作ってあるが。
『おとなもこどももおねーさんも』投下します
張り詰める緊迫。
その女の笑みは、確実にリュカの神経を激しく擦り減らす。
女の視線は確実にリュカを見下している様である。
そりゃそうだろう。女は学校の二階の崩れた壁から、リュカを見ているのだから。
女は未だにリュカから視線を離さないまま、本をぱらぱらとめくっていた。
リュカは思考を続けていた。
相手は電撃の類を撃ち出す力を持っている。
PKサンダーだとしても、シールドやサイコシールドは恐らく切り裂かれるだろう。
ならば、行う行動は一つ。
リュカは自らの必殺PK――PKLOVEを試みた。
PPの消費を避ける為二段階目βで済ませたが、念動波による衝撃。
常人が無事に耐えれる筈が無い。そう、常人なら。
空気を切り裂く様な音を発しながら、リュカから念動波が女に向けてほとばしると仮定する。
その次の瞬間には女は悲鳴を上げながら吹き飛ばされ、倒れるだろう。
――ここまでが、リュカの予測である。
「PKLOVEβ」
実際に試みたPSIが発動し、ドン、と女は予測通りに吹き飛ぶ。
――そう、吹き飛ぶ様に見えて、よろけただけ。
すると、女は今度はこちらの番だと言わんばかりに詠唱を始める。
「レゴルモア、アントーポック、マントロク」
――来る。
リュカは素早くその場から離れ、自分が立っていた場所に今度は紫色の電光が飛び散るのを確認した。
念動波を喰らっても倒れなかった女は、リュカにまだ余裕だと言った感じで、笑みを見せ付けながらまた詠唱を始める。
「レゴルモア、パルゴン、アントーポック、パルゴン、ゼロータス」
一撃目、二撃目に比べ、長い詠唱。
そして、一撃目や二撃目のそれよりも強烈な電撃が飛ぶ事を、リュカに伝えた。
バチッ、と、いかにも電気の様な音が地面の土を飛び散らせた場所にはリュカは居なかった。
リュカは走りながら考察する。
電撃のパターンはほとんど直線的で、詠唱が長くなり、威力が高まる事はっても動きが変わる事は無い。
――完全に電撃は見切った。
女がまた詠唱を始めた。少し息切れをしているようだったが、それでも攻撃の手を緩めない様だ。
リュカは素早くポポから奪ったナイフをザックから手繰り寄せると、ナイフを女に向ける。
「PKLOVEα」
もう、これで十分なのだ。PPを無駄遣いする訳にもいかないし、絶命させるにはこれで十分だった。
確かにPKLOVEα単発なら致命傷を与えるには至らないし、リュカと女までの距離では明らかにナイフでは届かないだろう。
だが、ナイフに念動波をぶつけたなら――?
次の瞬間にはザクッ、と言うとても爽快感のある音がリュカの耳に届いた。
「うっ」
シーダは何故自分がうめき声を上げたか、確認しようとした。
ただ胸が急に重くなったのだが、不思議な事にシーダの胸には何か、取っ手の様な物が生えている。
その感覚は、降り始めた雨が顔に付いた事に似ていたのかもしれない。
シーダの脳にはただ、それだけしか伝わらず、やがてシーダの知覚は何も感じなくなった。
つまりは――ナイフが念動波により推進力を得、そのまま隙を突かれたシーダの革鎧ごと貫通していた、と言う事だ。
リュカはすぐ木陰に隠れた。
疲れた身体を木に託すと、そのまま座り込んだ。
一撃、喰らった事もあるが、少しPSIを使い過ぎたのか、身体は鈍く悲鳴を上げ始めていた。
どう考えても疲労が蓄積している。やはり、PSIの乱用が原因なのだろう。
休む必要は感じたが、リュカはもう少し動く事にした。
一刻も早く、家族を取り戻す為に――
茂みの中から半分だけ顔を突き出し、ロイドはその光景をただ息を飲んで見つめていた。
ただ、女が電撃(PKサンダーとはまた違う類の)を出すに出した揚句、少年にナイフを投げられて絶命する光景。
まだ、ロイドは胸にナイフを刺したまま倒れている女を見つめていたままだった。
その内に、倒れている天使のような男を見掛けた。
あくまでロイドは助けるつもりは無かったが、いつの間にか自分から天使に近付いている。
つまりは正義感だとか、そんな感情も分からずに近づいていたのだが、今のロイドにはそんな事はどうでもよかった。
ロイドは天使からザックと剣を剥ぎ取ると、すぐに茂みに駆け込んだ。
――食料とか、そんな問題などではなく、あくまで自己防衛の手段をかき集めるかの様に。
先程の状況がロイドに強くショックを与えたのだろう。
あんな人の胸にナイフが突き刺さる様な光景を間近に見てしまえば、動物相手にエアガンをパンパン撃っていた彼だって、耐えられない。
凄まじい恐怖感が彼の精神をひたすら責め続けている。
ロイドは狂いかけていた。
ん……
……何があったんだぞい。
……ああ、そうだぞい!
急に頭に何かがぶつかった筈だぞい……
大王に何て事をする奴が居るぞい……
極刑だぞい!
【名前:リュカ@MOTHER3
健康状態:全身に軽傷 左腕に軽い傷 疲労
武装:仮面の男の服@MOTHER3 リップステッキ@スマブラDX(残り回数14回)
所持品:支給品一式×3(ナナ、ポポの分含む)
現在位置:H−4/校舎裏
第一行動方針:住宅街に向かい、人を探す。
第二行動方針:集団の中に入り、共に行動する。
第三行動方針:自分と無関係な人は殺していく。
第四行動方針:ダスター、クマトラ、ボニーは他の誰かに殺してもらう。
基本行動方針:色々な人と協力(利用)し、優勝する。
最終行動方針:優勝して、母と兄とダスター達を蘇らせる。】
【ロイド(MOTHER)】
状態:恐怖
武装:新しい角材(MOTHER3)
所持品:支給品一式×2(ピットの分含む) デデデの支給品一式(武器含む) 鉄の剣
現在位置:H−4
第一行動方針:ネスを捜す為、北の街エリアに向かう】
【名前:ピット(パルテナ)
健康状態:重傷 気絶
武装:無し
所持品:ロイドに奪われる
現在位置:H−4/校舎裏
基本行動方針:シーダにいきなり攻撃された為、思考が吹っ飛ぶ
備考:目覚めた後の行動方針は不明です。】
【デデデ(星のカービィ) 】
状態:良好
武装:無し
所持品:無し
現在位置:H−4
第一行動方針:自分を気絶させて相手を探し出して極刑
第二行動方針:カービィ、シリカを探し出して殺す
基本行動方針:全員極刑
最終行動方針:ゲームの優勝
備考:自分を気絶させた犯人(ロイド)、支給品を奪われた事に気付いていません】
【名前:シーダ@FE紋章
健康状態:死亡確認
所持品:支給品一式 エターナルダークネスの書@エターナルダークネス−招かれた13人
現在位置:H−4/二階教室
備考:胸にスティレットが刺さったままです。】
投下終了。
ツッコミ苦情なんでもどうぞ
GJ!
LOVEの力を利用してナイフを飛ばすとは予想も付かなかった
ピットの支給品も奪ったロイドや目覚めたデデデの次の行動が気になります
乙ー
ロイドの行動がこの後気になるところw
激しくGJです
GJ!!!
リュカくんはロワ的な良い子さんになってるな
殺害数が3人とは、これからも期待できそう。
そういや、ロイドは刃物を使うテディとは一緒に行動してないな
リュカはトップマーダーとしての貫禄十分、次点がファルコ、ガノンドロフあたり?
ルイージはサラマンダー化しそうww
総合からすればガノンドロフがトップになるんだろうけど…
早めに死にそうだな。
サラマンダーはデデデかと思ったw
ウィキのリュカのコメント欄で『彼女』とか死亡キャラクターでシーダが槍刺さって死んだとか色々間違ってるね
サムスってノーマルスーツじゃないの?
>>73 ごめん。X侵食後のフュージョンスーツになってます。Wikiも直してくる
ついでに他のも直しておいたので。
他にもあったら言って下さい。気づいたら直すけど。
保守
ウサギずきんをかぶってると耳も少し良くなるとかやっぱり反則かな?
いいのでは?
アシュリー書きたいけど時間の差が凄い…
ずっと寝てたとかじゃ駄目だろうか?
別に時間順に話しを並べなければいけない訳じゃないし
キャラが時間遡るんじゃなければ他の話しと時間帯が少し違っても良いんじゃ?
wiki見たら分かるけど午前だったり朝だったりするし
アシュリーだけじゃなくてその時間帯にしたいなら分からないけどw
>>77 ムジュラで耳が良くなったためか時間が秒単位で正確に分かるようになったが…
-第三十三話 午前
-第三十四話 午前
-第三十五話 朝
-第三十六話 午前
-第三十七話 朝
-第三十八話 朝
話の時間枠的にアシュリー動かしても問題無いよ
他のキャラと探してる内に朝か午前になってると思うし
分かりました。
ところで、エルファイアーって呪文無しでも炎は出る?
忘れてた。
アシュリー、ミュウツー予約。
>>83 期待します
クマトラ、ファルコ・ランバルディ 予約します
2人とも予約期待…w
エルファイヤーについては俺は分からない。。
超期待
>エルファイアー
原作を見てると特に必要無い気が…微妙に発動に時間がかかるだけで、リリーナは速攻出してる。
それから、自分もリリーナ、スピン、マロ予約…大丈夫?
予約ラッシュww
期待!
期待期待期待
波乱になりそうな組み合わせの予約がどんどん出てるな。
超期待
アシュリーは死亡フラグか!?色々期待
すみません
クマトラ、ファルコ、の予約にルイージを追加します
『気づいた想いと託される想い』
を投下します。
なんだか視界がぼやけて見える・・・
自分の手を見る・・・白く綺麗だった手は赤くどろどろした液体に包まれている。
30mくらい先に見える人と鳥を合体したような動物・・・
自分の胸部から腹部にかけて青いパーカーが紅くなっている
銃を持っている鳥の生き物・・・
近くに転がっているのは、全く動かない元人だったもの
その人を殺した・・・殺した・・・
「っの・・・・化け物がぁ!!」
ファルコはその声に気づき、すっと死んだと思っていた女に向ける。
「まだ死んでなかったのか?あまり弾・・・ないんだから無駄使いさせんなよ」
狙うは当たる面積が一番多い腹部。
心臓付近(ファルコはそう思っている)に銃弾を食らって相手は死にかけている。
あと一発でも銃弾を食らえば命の糸は切れるだろう。
クマトラの声を聞いてからまだ5秒も立っていない。
ファルコは指に力を入れる。
6つレンコンのように開いた等間隔の穴に6発の金色に光る弾が入っている。うち3発は、先っぽがなくなっている。
先っぽがなくなっている筒はまだ熱を帯びていた。消えた先っぽのうち2つは地面に落ちている。別々の血をまとって・・・
残りの一つはクマトラの胸にある。酷くひしゃげた形で・・・
引き金があるギアを回していく・・・そのギアの力によってリボルバーが60度回転する。
60度回転すると銃弾と銃口が始めて出会った。螺旋が描かれた筒の一番奥で銃弾の先っぽが発射のランプを待っていた。
引き金がもう一つのギアをまわした。酷くとんがった三角形のような撃鉄がちきちきと持ち上がる。
撃鉄が配置に着いた。ばねの力で固定される。
引き金が進む先には最後のスイッチ・・・撃鉄を開放するスイッチだ。
引き金がそのスイッチに触れた・・・開放された撃鉄が一気にばねの力で押し戻される。
撃鉄のとんがった先には銃弾のしりが見える。撃鉄は何の躊躇も無くそのしりを蹴り上げた。
薬莢の中の火薬に火がつき一気に空気が膨れ上がる。先っぽはその風に乗って華麗に筒の中を走った。
先っぽが筒からガス噴射のような焔と一緒に飛び出した。
ばねの力によって引き金が同じ場所まで戻される。
ファルコは再び指に力を入れた。
撃鉄が持ち上がり銃弾が装填される・・・・
「お前・・・結構しぶとそうだから二発くれてやる」
ダァン!!ダァン!!
遅れて聞こえる破裂音、そして二つの先っぽ・・・・
クマトラはよけない・・・よけられなかった・・・
ファルコの反応スピード・・・そしてこの早撃ち・・・全て想定外だった・・・
一発目の先っぽがクマトラの左下腹部を1cmほど抉り取った。ピュッと緑の草に赤い水が垂れる。
一瞬の隙も無く二発目がクマトラに迫ってくる。二発目は一発目よりも正確な射撃だった・・・
伸びのあるストレートで腹部右に触れる。青いパーカーの繊維をいとたやすく貫き、3つ有る人間の皮膚のうち1つ目にぶつかる。それも簡単に貫き内蔵の脇を通過する。そして入ったときとは逆の順番で皮膚を破り、切り裂いて先っぽは地面に落ちた。
不思議と痛みは無い・・・・・いや・・・
今までいろんな戦いをしてきたが、ここまでの痛みは無かった・・・痛みによって今考えていたことが吹き飛ばされ、真っ白になった。
これが気絶でなく、本当に命を落とす痛みなのだろう・・・
クマトラのHPは着実に0を目指してカウントダウンされていた。
脚に力が入らず体が緑の草の上に倒れていく・・・
地面まであと50cm
頭の中は真っ白・・・一度雪山に行ったことがあったがここまで白くは無かった。怒り、悲しみ・・・全て消えてしまった・・・
あと40cm
今までの記憶が流れる・・・そう言えば自分はお姫様だったんだっけ・・・全然それらしいこと出来なかったな・・・
あと30cm
それから・・・ダスターと出会った!!今まで自分ひとりだったから嬉しかったな・・・それからリュカとボニーにもであった・・・皆で冒険したらもっともっと沢山の人とであった・・・面白い人・いい奴・悪い奴・悲しんでる・・・
・・・地面まであと20cm
悲しんでる人・動物・生き物・・・にも・・・いっぱいであったな・・・無理やり戦わされている動物達とかポーキーに洗脳されてた人たちとか・・・
リュカだって・・・クラウスだって・・・すごく悲しい思いをした・・・俺がもっと早く行動を起こすことが出来れば・・・沢山の人が悲しまなくてすんだのにな・・・
真っ白な世界に黄色い光が差し込んできた・・・
あと15cm・・・
なんだ?この光・・・思い出した・・・今、この戦いで悲しんでいる人がいっぱいいる・・・
「ラ・・・イ・・・フ・・・」
口から漏れた・・・
あと10
後悔したくない・・・あんな悲しいことはあれっきりで十分だ・・・
「ア・・・・ップ・・・」
あ・・3・・・
もう誰も悲しませない・・・
「β!!」
まだ朝もやがかかった草原が淡い柔らかな緑色の光に満たされた。
「何?」
突然の光りにファルコは咄嗟に腕を顔の前に出し目をつぶった。
光が収まりファルコは眼を開けた
「まだ・・・死ぬわけにはいかない・・・」
(どういうことだ?)
クマトラから出血が治まり、青白かった肌の色に赤みが戻っている・・・
抉り取った下腹部には痕が残っていたが殆ど回復しているように見えた。
クマトラは指先を天高く突き出し・・・
「PKサンダーγ!!」
雲の隙間から三本のイカヅチがファルコ目掛けて落ちてきた。
眼を閉じていたためか、一瞬動くことが出来なかった・・・
ファルコの体は黄色いイカヅチに飲み込まれた。
「ぐぁぁああ・・・」
一本目のイカヅチが放電を終え消え去った。続いて2本目、3本目が降り注ぐ。
「同じ手!!食らうかよ!!」
ファルコは横とびや前転をし次々とイカヅチを回避した。
「ちっ」クマトラは舌打ちをした。そして隙を与えないように「PKファイアーα」を唱えた。
ファルコの目の前に突然火柱が上がり、ファルコの体を包み込んだ。
「やった」
勝利を確信した。
PKファイアーの焔が治まる
「ありがとよ、姉ちゃん・・・おかげで暖まったぜ」
「!?」
おかしい・・・いくら疲労しているからって・・・いくら力が制限されているからって・・・これはあまりにも威力が無さ過ぎる
さっきのPKサンダーの時もだ・・・なぜ?
その時突然最初に撃たれた胸元の傷に痛みが走った。クマトラは咄嗟に手を当てる。
血を吸って濡れているパーカーの気持ち悪い感触の他に何か硬くて冷たい金属のような感触。
はっとしてそれを見る。
ナマクラヤイバー
――これだ!!
一気にバッジを掴むとそれを引き剥がした。
その瞬間重りを頭の上に乗せられたような感じがした。
全身の汗腺から冷たい汗が流れ出す。
それでもクマトラはファルコから眼を離さなかった。
クマトラの脳内で素早く使うPSIを決めようとした。
命中率が高いPKファイアー・瞬発力のPKフリーズ・3つの内最も威力が高いPKサンダー。
目から入ってくる情報を整理して最善の技を考える。
―――あの腕・・・よしこれだ!!
「PKサンダーα」
天空から一本の先ほどの約2倍の大きさのイカヅチが落ちた。
「フン、バカの一つ覚えか?同じ手は食わないって言っただろ?」
ファルコは前転をしてよけ・・・
「ぐぁぁぁあああ!!」
ぱりっぱりっと電流が流れる音が草原に響く。
高圧電流で焼かれた死体。
「か・・・勝った・・・もう動けねぇ」
クマトラは草の上に倒れこんだ。
その後ライフアップを数回自分にかけ体力を回復したがPPが底を着いてしまった。
PPが無いためか、足が思うように動かない。仕方なくクマトラは匍匐前進でファルコに近づいた。
たんぱく質が焼けた嫌なにおいがする。クマトラはファルコの手から拳銃を取った。
あの電流でも拳銃は全くと言っていいほど壊れていなかった。金属は電気を良く通す・・・そのためだろう。
なぜPKサンダーが当たったか?
それはファルコの腕が濡れていたからだ。始めのPKフリーズで凍らした腕、そこにバッジの力で弱まったPKファイアーを当てたため、氷が溶け出し、ファルコの腕を濡らしたのだった。
マックスパワーのPKファイアーなら氷を溶かすことを通り越して蒸発していただろうが、ナマクラヤイバーの力で丁度いい感じだった。
「拳銃なんてはじめて持つな・・・」
PSIが使えない今、自分を守るものはこれだけだ。
たとえ二人・・・そのうち一人は仲間だった・・・その二人の血を吸っている、血塗られた武器だとしても・・・俺にはやらないといけないことがあるんだ。
ファルコのザックの中に予備の弾薬が入っていた。薬莢しか残っていないリボルバーから薬莢を取り出し一つ一つ詰めていく。
次にモナのところに向かった。
頭に穴が開いていることを除けば今にも動き出しそうなくらい綺麗な体だ・・・
クマトラはモナの瞼を閉じた。
「じゃぁ・・・」
クマトラはおぼつかない足取りで草原を出て行こうとした。しかし何かにつまずいてすぐにこけてしまった。
「いたた・・・これは?」
モナが持っていたザックだった。
「モナ・・・これは借りていくぜ・・・」
モナの荷物を一つ一つ自分のザックに移していく。
ふとあるものに目がとまった。
一見普通のビンに入っている普通の牛乳にしか見えないのだが・・・
こんなゲームに出てくる牛乳なんだ・・・きっと何かがあるはずっと思い、説明書を読んだ。
【シャトー・ロマーニ】
最高級のミルク。これを飲めば30分魔力が減らない。(300cc入)
はっとしてモナのほうを見る。心なしかモナの顔に笑顔が浮かんでいた。
「ありがとう・・・モナ」
ビンの蓋を開けると一口だけ牛級を飲んだ。
するとどんどん力が沸いてきて今まで自分の脚じゃ無いんじゃないだろうか?と疑いたくなるような脚が羽が生えたように軽くなった。
草原を去るついでにそこらへんで死んでいる見知らぬ男の荷物も自分のザックの中にしまった。
そしてまだ高いびきをかいている、緑の草原の中で寝ている緑のヒゲに・・・
「パラライシスα」と唱えた。
疲労感は全く無かった・・・やはりあの牛乳のおかげだろう。
ルイージは夢の中にいたが突然金縛りにあった。
自然と脂汗が出てくる
「うんうん」
とうなされてしまう。
クマトラはそんなルイージをほっといて草原を出て行った。
【名前:クマトラ(MOTHER3)】
健康状態:左胸が少し痛い(戦闘には影響は無い)、PP消費−中、怒りは収まった
武装:コルト・ハイウェイパトローマン@現在兵器/残り6発(予備弾1発)
所有物:支給品一式×3、シャトー・ロマーニ@ゼルダの伝説ムジュラの仮面(残り250cc)、ナマクラヤイバー@マリオストーリー(装備していない)、武器0〜4(本人確認済み)
現在位置:J−5
基本行動方針:リュカたちを探す
第一行動方針:誰も悲しませない
第二行動方針:リュカたちを探す
最終行動方針:ゲームを潰す
参考:シャトー・ロマーニは一口しか飲んでいないので後5分以内にPP使い放題モードは終了します
【名前:ルイージ・マリオ(マリオブラザーズ)】
健康状態:睡眠、体にしびれ、うなされている
武装:キラーランス@FE
所有品:支給武器一式
現在位置:J−5
第一行動方針:マリオ優先で探し、殺す。
基本行動方針:皆殺し
最終行動方針:優勝してデイジーを生き返させる
参考:いつ目覚めるかは不明です
【ファルコ・ランバルディー@スターフォックス死亡確認】
※拡声器はJ−5草原に放置してあります
乙!
ファルコ早期退場かな?
そしてルイージ、このまま元の世界の役回りで終わりそうで心配…
ファルコと再戦がこんなにも早く実現するとは。
GJ!
前作でクマトラにすでに意識があったので即戦闘にしました。
クマトラの性格的にはたとえ怪我を負っていても仲間を殺された怒りで
先走ってしまうと予想されるし・・・
シャトー・ロマーニの効果は強すぎたでしょうか?
効果時間を短くするか
もしくは緑の薬等に変えたほうがいいでしょうか?
うん、そうだね
たくさん飲んでも効果時間はあんまり変わらない方がいいかもしれないね
使用度数決めた方が良いかもね
修正しますので一日下さい
修正点は
シャトー・ロマーニは健在
100ccで5分力を得ることが出来る
にしたいと思います
後何ccあるかの設定も追加した方が良いと思う
超GJ
『恨みと怒りと疾風と』
投下します。
「あれは…人間…!!」
白い体に尻尾が生えたような生物、ミュウツーは隠れていた。
早朝に起きて山の中に入ると、早速現れた人間。
どう考えても人間だが、その手には血が付いたバットがある。
普通の人間だったら警戒してもう少し様子を見るだろう。
だが、生憎ミュウツーにそのような感情は持ち合わせてない。
手のひらに黒い球体をためると、その人間に向かって発射させる。
「…! 誰!?」
その人間、少女は紙一重で避けると、驚いたようにこちらを向きながらそう叫ぶ。
「こちらに気づかずに避けるとは…手加減無しで殺すしかないようだ。」
ミュウツーはそう言うと、テレポートでアシュリーの背後に回り、もう一発撃つ。
これなら確実に殺すことが出来る。
――――だが、その球体は当たらず、近くの木に当たり破裂する。
「なっ!何故当たらない!?」
それもその筈であった。
なぜなら、アシュリーは先ほどの戦いから、感覚が鋭くなっている。
ミュウツーは人間を甘く見ていた。
そして、このバトルロワイアルを。
「危ない危ない…。」
アシュリーは本を取り出すと、ミュウツーの周りに火がつき、ミュウツーを包むように燃えさかる。
「うぐぉおおおお…!!!」
ミュウツーは火の中で倒れ、アシュリーは、ミュウツーの支給品だけ盗ると、ザックも燃やす。
そして、ミュウツーの武器らしき物を取り出したとき、ミュウツーが火の中から脱出し、叫ぶ。
「この私を殺そうとしたことに後悔するんだな…"自己再生"!!!」
ミュウツーの体が白く光ると、燃えていた部分の火が消え大体の傷が消えていく。
そして、ミュウツーは何度もシャドーボールを撃つ。
1発、2発、3発と、連続で撃ち続ける。
が、当たらなかった。それどころか、アシュリーは、その攻撃を普通に避けている。
「そんな血の上った頭と傷が完治していない体じゃ、当たるはず無いでしょ?」
アシュリーは純粋に思ったことを言ったのだが、それすらもミュウツーには挑発に聞こえた。
「どんなに攻撃したって、あんたじゃ私は殺せないよ…。」
遂にミュウツーは怒りが絶頂に達した。
そして、その黒い球体をどんどん膨らませていく。
そのまま、全ての力を込めて、撃つ。
アシュリーはと言うと、説明書を読みながら、指揮棒のような物を振っていた。
なんだ?体が勝手に動く。先ほどまで地面についていた足は、どんどん離れていく。
そして、先ほど居た人間は見当たらない…
私は死んだのか…?そんな馬鹿な…。
高い…下に見えるのは島?あの地図の形をした…
空を浮かんでいるのか?くそっ!!あの女がやったのか!!
「許さねぇぞぉお!!!必ず殺してやる!!」
* * * * * *
「本当に飛んでいった…。」
アシュリーは、説明書を読んで半信半疑ながら、驚いていた。
説明書に書いてあったのは、風の唄という風向きを変える唄と、疾風の唄という風に乗って移動する唄だった。
とりあえず疾風の唄を振ってみたらこの通り。
ミュウツーは飛んでいき、黒い球体は消えてしまった。
そして、戦いを2度も経験することにより、アシュリーはだんだん理解できた。
一つは、何かに恨みを持つ者が誰かを狙うこと、
そしてもう一つは武器には攻撃型だけでなく、色々なタイプの物があること。
――――そして、人を傷つけることの楽しさを。
【名前:アシュリー@メイドインワリオ
健康状態:健康
武装:風のタクト@ゼルダの伝説 風のタクト/残り4回
所持品:支給品一式×2、ホームランバット@スマブラ、エルファイアー@ファイアーエムブレム 紋章の謎/残り3回
現在位置:エリア5・E-10
第一行動方針:ゲームに乗る。
第二行動方針:ミュウツーと再会したくない。
第三行動方針:知り合いには会いたくない。
最終行動方針:知り合いに自分のことがばれたら殺す。
備考:少しずつ方針が変わってます。】
【名前:ミュウツー@ポケットモンスター
健康状態:少し火傷 激怒
武装:なし
所持品:なし
現在位置:エリア5上空(ワープする場所は不明)
第一行動方針:誰かが居たら容赦なしに殺す!!
第二行動方針:あの女の居た所に戻る!
第三行動方針:あの女を殺す!!!
最終行動方針:人間は全員殺す!!!
備考:かなり怒ってます。誰かに会ったら… ミュウツーのザックは燃えて消えました。】
【風のタクト@ゼルダの伝説 風のタクト】
風や昼夜を操ったりする指揮棒(タクト)。
一応叩いたり刺したりすることも出来る。今回は、
風の唄:風の向きを変えたり、風を強くする。
疾風の唄:自分、相手をどこかのエリアにワープする。
島の外にはワープできない。ワープする場所は不明。
今回は全部で5回使える。
投下完了。
ツッコミどうぞ。
あ、時刻は早朝って事にしといて下さい。
ついでに、燃えていた火も疾風の勢いで消えてしまったと言うことに…
…これミュウツー?
ミュウツーの口調、最後の捨て台詞が凄い違和感。
ミュウツーってより、フリーザって感じだ。
後、ワリオはよく知らないが、ミュウツーのシャドーボールって、そう簡単に避けられるのか?
>>121 フリーザはあまり見てないが捨て台詞云々には同意。
幾らキレてるとは言え、あそこまで暴言は吐かないかと
そこ以外は全体的におk
ミス。
フリーザはDB興味無いので分からないが、
としておいて下さい
普段はコテ外しといたほうがいいと思うよ
シャドーボールはスマデラ仕様なら避けやすいな
スマデラ仕様なら
どうもミュウツーの事をあまり知らないんですよね…
詳しい資料があれば良いんですけど…
攻略サイトじゃ口調とか書いてないし…
>126
ポケモンの映画があるから、それを見てみればいいと思うよ
こんな感じで良いですかね…
「当たらない…?何故避けられる…」
それもその筈であった。
なぜなら、アシュリーは先ほどの戦いから、感覚が鋭くなっている。
ミュウツーは人間を甘く見ていた。
そして、このバトルロワイアルを。
「危ない危ない…。」
アシュリーは本を取り出すと、ミュウツーの周りに火がつき、ミュウツーを包むように燃えさかる。
「うぐぉおおおお…!!!」
ミュウツーは火の中で倒れ、アシュリーは、ミュウツーの支給品だけ盗ると、ザックも燃やす。
そして、ミュウツーの武器らしき物を取り出したとき、ミュウツーが火の中から脱出し、叫ぶ。
「お前の攻撃では私は殺せない…"自己再生"」
ミュウツーの体が白く光ると、燃えていた部分の火が消えて、火傷の痕が消えていく。
そして、ミュウツーは何度もシャドーボールを撃つ。
1発、2発、3発と、連続で撃ち続ける。
が、当たらなかった。それどころか、アシュリーは、その攻撃を普通に避けている。
「そんな攻撃、当たらないよ…。」
アシュリーにとっては純粋に思ったことを言ったのだが、ミュウツーにはそれも挑発に聞こえた。
「怒れば怒るほど攻撃が適当になってるよ?」
遂にミュウツーは怒りが絶頂に達した。
そして、その黒い球体をどんどん膨らませていく。
「…貴様のような愚かな人間には、どんな理由があろうとも当たる様にしなければならないようだな…」
そのまま、全ての力を込めて、撃つ。
アシュリーはと言うと、説明書を読みながら、指揮棒のような物を振っていた。
なんだ?体が勝手に動く。先ほどまで地面についていた足は、どんどん離れていく。
そして、先ほど居た人間は見当たらない…
私は死んだのか…?そんな馬鹿な…。
高い…下に見えるのは島?あの地図の形をした…
空を浮かんでいるのか?あの女か…あの女がやったのか…
「ふん…良いだろう。貴様を見つけ、必ず殺してやる…!」
どうやら、アシュリーメインで考えていたのが悪かったようです…。
映画も見てきます。
捨て台詞WAROTA
個人的にもう少し描写が欲しかった
ちと不安だったので、リリーナ、スピン、マロを避難掲示板に投下しました。
132 :
ゲーム好き名無しさん:2007/04/16(月) 00:11:34 ID:c/wG6M5sO
何この糞スレ
まーた任豚か
すごい凍結ぶりだな
修正もかなり遅れてるし
たしかに修正遅いな
ミュウツーってIQ200以上なかったっけ?
ここまで馬鹿やったりはしないと思うけどなぁ…
まあ、IQ200を表現するのはまず不可能だろうけどな。
したらばのスピン、リリーナ、マロはあれでおkなのだろうか?
とりあえず
>>111の設定含めて
>>105の話のみWiki更新しておきました。
勝手に話の説明文に
>>111の設定含めてしまったけどやはりまずかったろうか?
>>138 避難所で自分で言ってた問題点で悩んでるのかな?
残念ながら俺はスピンについて詳しくないのでなんともいえないけど
良くつり橋効果とかで同じ危険を共にすると恋愛するのと同じっていう。
あの効果があったのかもしれないという事で説明は付くと思うよ。恋愛はないにしても同士と感じたとか。
後、ズガンが分からないorz
>>140 いや、マロの死が微妙にぞんざいだったから(
修正投下
リリーナの目に映っていたのは、リリーナを襲い、病院を破壊し尽くした白い、フワフワ。
頭では分かっている。
第六感も警報を鳴らしていたにも関わらず、リリーナの身体の神経には命令が届かなかった。
間違いなく恐怖――と言うか衝撃――が遮っていたのだろうが、リリーナ自身は全く意識していなかったに違いない。
全く予測していなかった、そんな訳ではなかった。が、今武器(デイパックに入っている物も別として、だ)も持っていないリリーナにとっては別種の衝撃が走っていただろう。
「あ……あ」
そうでなくても、スピンが、側には居ない事――これまた、リリーナには別種の焦りを感じさせた。
スピンは、まだ気付いてないのだろうか?
リリーナは顔をフワフワの方向に向けたまま部屋に入ろうと、足を動かした。
次の瞬間には、リリーナが背を預けていた壁に亀裂が走った。
――手が、拳が、伸びている!
完全にリリーナ達を敵だと認識しているであろう白いフワフワは、距離があるにも関わらず、リリーナを的に右ストレートを繰り出してきた。
このままではリリーナもボロ雑巾の如く片付けられてしまうだろう。
構わず、リリーナは部屋に飛び込んだ。
スピンも先程の轟音により、フワフワの存在を認めていた。
スピンは近づいてくる白いフワフワを前に――
「窓から出るよ!」こう叫んだ。
窓。
リリーナ達からは10m程の距離はあっただろうが(当然だ。部屋自体廊下があって窓はその袋小路にあったし、スピンが調べていた棚と窓は対極になっていた)、
白いフワフワから今、逃げ出す方法はそれしかなかったのだ。
「じゃあ早く……」
リリーナが、「早く逃げましょう」と言いかけた途端、白いフワフワはリリーナ達にとって予想外の行動をとった。
「でんげきビリリ!」
その直後、リリーナ達の視線に稲妻のようなものが走った。
「うわあッ!」
「スピン!?」
完全に電撃を受けたスピンは仰向けに倒れる。
リリーナも電撃を受けていたが、もはや雷の直撃(特に魔法関係の)を何度も受けても無傷だった彼女には何の関係も無かった。
リリーナはまだ意識が朦朧としているスピンを抱えると窓へ走り――
「かみなりドッカン!」
――やめた。
歩みを止めざるを得ない状況となってしまった。
先程と違い一点に集中したであろう、雷は廊下の床にほとばしり、完全に吹き飛ばしたのだ。
更に、跳ねた床の破片はリリーナが身につけていた腕輪を勢いよく飛ばした。
どういうわけか、腕輪は不思議によく飛んだ。
それがリリーナに更なる恐怖を植え付ける要因になったのかもしれない。
リリーナは、立ち止まったまま動けなくなった。
まだ視線が虚ろなスピンが掴んでいたデイパックは空いたままになっており、口からは救急パック(一応拝借したのだろう)、そしてフレイボムが覗けている。
それを見て、リリーナは自分が背負っているデイパックの中を思い出した。
リリーナは速やかに自分のデイパックの口を開け――
――ボクは、必死に戦っていた。
すごく嫌な雰囲気の、冷たく真っ暗な瞳――
ボクはさっきまで女の人に話し掛けられていた筈だ。
なのに、この悪魔達は? 女の人は?
疲れたような感覚が襲っていたが、ボクは休む訳にはいかなかった。
そのまま、頭の中で冷たい何かはボクをまだまだ沈ませていく。
ボクはいったいどうなっている?
目の前の悪魔はまだじたばたと必死の抵抗を続けていた。
――リリーナは、革張りの表示の本――魔導書の存在をデイパックの中に見た。
見た事の無い魔導書だったが、魔導書さえあればこっちのものだ。
直ぐさま取り出し、魔導書の力を解放する。
リリーナは手に取ると、迫りくるそれに――
「ブリザーッ!」
――魔力をぶつけた。
空気中の水分が凝固し、それは直接フワフワの脚を凍り付かせる。
完全に床に張り付いた氷は、フワフワの動きを封じた。
リリーナ自身使った事が無い魔導書だったが、望んでいた結果が得られた。
――誰も、死なせたくはなかったのだ。
後は一刻も早く窓から脱出しなければならない。
焦りを直に感じながら、リリーナはスピンを抱え、窓へ飛び込む――
「でんげきビリリ!」
フワフワは再び電撃を放った。
リリーナはスピンを庇い、床が吹き飛び、露出した土を踏みながら、後僅かの距離を走り続けた。
スピン自体はそんなに重くなかったし、スピンのデイパックを合わせてもまだリリーナには耐えられる重さだった。
それでも、リリーナの腕と、腕から下には重力がそのままかかっていた為、当然だが普段より動きは鈍い。
電流はリリーナを伝って少なからず、スピンにも襲い掛かった。
それでも、スピンは妙に安心しきれていた。何故か――
マロの動きを止めていた氷にも電流が当たり、溶けていく。
発生した水に別々の性質を持った電撃が広がり、水はそのまま分子レベルに分解された。
更に、衝撃で電球が割れ、火花が散った。
ここまで、本当に一瞬の出来事だったのだが、分解された水、つまり大量に発生した酸素ともう一つの”それ”は火花に反応してしまったのだが、その事を三人は理解していた筈がなかったのかもしれない。
もう一つの水の”原子”、水素は――そのまま火花に対し、ありのままの反応を示した。
一瞬だけ、リリーナとマロの目に光が映った。
スピンには恐らく見えなかっただろうが――
まず、浮いた様な感覚がリリーナとマロを襲った。
無論、理解していなかった全員(若干一名除く)は驚くだけだ。
だが、すぐに身体で覚えた。
病院と、その周辺には綺麗な爆発音が響いた。
凄まじい音色、或いは反響として島全体にも響くだろうが、それが他の参加者に伝わるかどうかは全く怪しい物だった。
病院は、無残な姿を太陽に照らされている。
本当に、コンマ一秒以下の世界で偶然が重なった結果――
マロもリリーナも体中が熱かった(そりゃほぼ全身がこんがりと焼かれているのだから当然だ)し、リリーナはほとんど投げ出されている状態になっている。
だが、不思議とリリーナは胸の辺りに熱さは感じていなかった。
実に妙な事だが、リリーナがスピンを抱えていた部分だけには爆風は届いていない。
この後リリーナは背中に目を見開き、昏倒に近い程の痛みを打ち付けられるが、それまでは実に安堵していただろう。
その背中に衝撃が走る瞬間には、リリーナの瞼の裏に幼馴染みの顔が、一瞬だけ浮かんだ。
――
「……リリーナ」
漸くスピンが感覚を取り戻した時には、次のような光景がサングラス越しに映った。
部屋の中を舞うホコリよろしく、ボロボロになったフワフワの着ていたパンツが空中を浮いていた。
身体は四散したのか、蒸散したのか分からないが、消滅していたのだろう。
姿は病院の一部だった瓦礫の中にも見出だす事は無かった。
スピンからすればどうでもよかった事だが。
そして、スピンの隣には、倒れているリリーナの姿が――
「リリーナ!?」
ひどかった。
体中――特に左脚が酷く焼け焦げ、背中には病院の一部だった破片が幾つも深々と刺さっていた。
とにかく――もう致命傷を負っていたのはもうスピンでも分かる。
何故? どうして?
自分はリリーナを守れなかった。
その事に、スピンは少なからず自責も感じていたのかもしれない。
それでも、リリーナはまだ息があった。
「リリーナ、そんな……」
「……いいのよ」
リリーナはスピンを見ると、にっこりと笑顔を見せた。
それでも痛みに耐えていたのか、笑顔の後は少し顔を歪ませる。
スピンは哀しい表情のまま、「でも」と言いかけた。
それでも、リリーナはまだ笑みを作ったまま、「私は、誰だろうと誰かが傷つくのが嫌だったから」と答えた。
それは酷くスピンの心に響いた。
「でも」
スピンは続ける。
「ボクがリリーナを守るつもりだったのに……どうしてリリーナがボクを守るのさ?
他人は良くても、自分はどうでもよかったの?」
スピンのサングラスには僅かに涙が伝っていたが、リリーナは逆に、「ふふ」と、少し微笑んだ。
後は、ただスピンを元からの優しい瞳で見つめているだけだった。
リリーナ自体は、最後に幼馴染み――ロイに会えなかったのは辛かったが、それでも心は満足感で埋められていた。
そのまま、リリーナは約一分後に死んだ。
スピンは、リリーナの顔を自分のスカーフで拭った後、信頼する団長の事も忘れて、しばらく涙を流した。
【K−2…病院の近く 朝】
【名前:スピン(星のカービィ)
健康状態:悲しい
武装:無し
所持品:支給品一式 フレイボム@FE烈火/残り3個 救急パック(箱。中身は未確認)
現在位置:K-2 病院の外
基本行動方針:ドロッチェと合流する
最終行動方針:ドロッチェとゲームから脱出する
備考:スカーフが少し汚れています】
【マロ@マリオRPG
健康状態:死亡確認
現在位置:K-2 病院
】
【リリーナ@FE封印
健康状態:死亡確認
所持品:支給品一式 ブリザーの書@FE紋章
現在位置:K-2 病院の外
】
※病院のほとんどが崩壊しました
※K−2の広範囲に爆発音が響きました。
※邪神のメダリオン、マロの死体は病院の瓦礫に埋まりました。
瓦礫を退かさない限り、回収は不可能です。
乙
FEヒロイン早くも退場か
なんというか、味が出る前に飲み込まれたな
イッツミー!ガービョウ!
(訳 こんばんわ、パロロワ交流所のほうでラジオをやっているR-0109と申します)
ホーキドーキ、ヒーハー!!
(訳 只今ラジオツアーをやっていまして来る4/21の21:00からこの任天堂ロワでラジオをやろうと思います)
オオゥ!マンマミーア……
(訳 実況スレはこちらで用意します。当日にこのスレにラジオのアドレスと一緒に持ってきます)
通訳の言うことを素直に信じるとバトルロワイアルでは生き残れないと言うことを知っておくんだったな。
(訳 交流所アドレス)
http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/entrance2/1176381475/
こてを わすれたんだよ
>>150 画鋲殿、乙です。
その日は時間のゆるす限り行こうと思います。
あとよくよくwiki見たけどミュウツーのデイバッグ燃えちゃったんだな
でも、アイテムの中身は物によっては残ってるんじゃないの?
全部が食べ物みたいに燃えやすいものじゃあるまいし。
まあ、中身があなぬけネズミやら妖精とかだったら悲惨な事になる訳で
そーいやナビィはどこに… …まさかね。
『君を守る』投下
予約してないが良いのだろうか…
怖い…怖い…
あんな化け物が居るなんて…
死にたく…死にたくない…っ
派手な格好のこの少年、サトシは、"ただの人間"だった。
そう、人間。
猫、犬、狐、鳥、亀、豚、鼠etc...
このバトルには妙な生物がいっぱい来ていた。
様々のポケモンを見てきたが、感じが違う。
あれは、きっと自分で自分のみを守り"殺し合い"をしてきた奴らだ。
今思えば、ピカチュウだってそうだ。
自分はただ、ピカチュウに命令して、応援しているだけだ。
…そんなことを考えていると涙が出てくる。
「ピカチュウ…っ…何処に居るんだよ…!」
そんな時、一つの声が聞こえた。
懐かしい、優しい声。
『…間違っている。サトシとカスミも…』
「タケシ!?この近くにいるのか!」
声が聞こえる方向、それは、自分が逃げてきた道。
だが、サトシはそんなこと構わなかった。
タケシが居る。その気持ちだけで、足が勝手に動いた。
「ははっ!タケシが、タケシが生きてる!」
サトシは気づいていなかった。
興奮して、うさぎずきんが落ちたこと、自分の声で、タケシの最後の声がかき消されたこと。
だが、それはある意味で良いことだった。
きっと、タケシの最後の言葉を、銃声を聞いてしまったら、自殺するかもしれない。
「今行くぞタケシ…ん?」
サトシはすぐにでも行こうと思ったが、目の前にザックが落ちているのを見て、立ち止まる。
「これは…さっきの奴が捨てた物か…?」
サトシは少し考え込んだが、すぐに結論が出た。
落ちているザックから支給品を移し替える。
「ふぅ。今度こそ、今行くぞ、タケ…ぐぁあっ…!」
サトシの背中に、鉛がめり込み、倒れる。
「これでクリスタルを狙う奴が一人減った…。」
岩の後ろから一人の男が現れる。
「待っててくれ、クリスタル…今、助けに行くから…」
その男――パンサー・カルロッソが後ろに振り向き、歩き出そうとした瞬間、
死んだはずのサトシが静かに起きあがる。
その手には、十得ナイフと、誰かの武器、サバイバルナイフが、強く強く、血がにじみ出るほど握られていた。
「なっ…お前死んだんじゃ…」
最初は左手に、次は服をナイフの刃が掠める。
「クソッ!死んでたまるか!!」
パンサーも応戦しようとするが、傷を付けられた右手はバランスを崩し、
サトシの十得ナイフに当たり、ナイフが半円を描きながら吹っ飛ぶ。
「ぐぅ…っくそっ!待ってろピカチュウ!」
今度は左手に持っているサバイバルナイフで、パンサーを刺そうとする。
パンサーは尚も、サトシに銃口を向け、弾を撃ち続ける。
が、全く倒れない。弾は確実に胸に当たった筈なのに。
「何故、何故倒れない!ぐぁあっ!!」
今度はこっちの番、と言わんばかりに、サトシのナイフが肩に刺さる。
と、それとともに、サトシはゆっくりと倒れた。
「くっ…ぅぐ…。今度こそ、死んだか…?」
全く動かず、血が出ているところを見ると、もう死んだのだろう。
パンサーは、肩のナイフを抜くと、サトシの弾が当たったところに触ってみる。
「硬い…やはり防弾チョッキ…。まぁ一応、この防弾チョッキは貰っていくぞ。」
パンサーは、死んだその亡骸から防弾チョッキを奪い取ると、それを着る。
そして、サトシが持っていた支給品を全てザックに詰め込み、歩き出す。
――――次に現れるのは、天使か、悪魔か。
【午前/G−11】
【名前:パンサー・カルロッソ@スターフォックス
健康状態:軽傷
武装:防弾チョッキ マシンガン/残り130発@スターフォックスシリーズ ポケッチ@ポケモンシリーズ
所持品:支給品一式×3
現在位置:G−11 G−10に移動中
第一行動方針:出会った者は殺す。
第二行動方針:ウルフとレオンも殺す?
最終行動方針:クリスタルを優勝させる。
備考:右腕はあまり使えないかもしれません。】
【サトシ@ポケモン
健康状態:死亡確認
所持品:サバイバルナイフ
現在位置:G−11 】
※サバイバルナイフ・十得ナイフは放置されてます。
※ザックはガノンドロフが捨てた物です。
※ウサギずきんは森の中です。見つけるのは難しいでしょう。
投下完了。
これは……なんというズカン。
装備が歴然の差とはいえ、なんだかなぁ
って感じ
ここの作品の雰囲気は昔のロワっぽくて好きだ。
投下乙
ポケモンの人間層早くも全員退場か
そのうち二人がズガンとは悲しきかな
まあ悲しきかな一般人ですから
一応予約してからの投下のが良いと思う
予約した1分後に投下するのも予約無しで投下するのも似たようなもん。
先に投下されることを恐れないなら必要ないと思うよ。
読み手としては予約無しのほうが楽しい。
カスミ→アシュリーに突っ込んで死亡
タケシ→拡声器の呪いに引っ掛かってあぼん
サトシ→パンサーにぱららららされる
他の一般人
モナ→拡声器の呪いに巻き込まれてあぼん
9ボルト→鷹丸とアド監視中
ロイド→人死ぬ光景見て発狂寸前
ジェフ→ピカチュウ介抱中
一般人かどうか微妙なライン
マリオ→プー次第
ルイージ→サラマンダー
ピーチ→デザートイーグルで自殺
マルス→レプリカファルシオンに騙されてる
シーダ→サニティ削られてリュカにざっくり
ロイ→リリーナ死んで発狂フラグ
リリーナ→爆死
一般人悲惨だな
これがバトロワというものだ(笑)
まぁ…瀕死ピカチュウと血がのぼった丸腰ミュウツーはガンバレ。
カービィ勢を減らさないとなぁ…
未だに誰も死んでねーし…
【マリオシリーズ】●ピーチ/●マロ 7名中2名死亡
【メイドインワリオシリーズ 】●モナ 5名中1名死亡
【カービィシリーズ】○カービィ/○メタナイト/○マルク/○ドロッチェ/○デデデ/○スピン/○アドレーヌ/○シリカ 無傷
【ドンキーコングシリーズ】●ドンキーコング 3名中1名死亡
【ゼルダの伝説シリーズ】○リンク/○ゼルダ/○ガノンドロフ 無傷
【メトロイドシリーズ】○サムス 無傷
【スターフォックスシリーズ 】●ファルコ・ランバルディ/●ペッピー・ヘア 9人中2名死亡
【MOTHERシリーズ】●ダスター 9人中1名死亡
【F―ZEROシリーズ】○キャプテン・ファルコン/○ブラックシャドー/○サムライゴロー 無傷
【ポケモンシリーズ】●サトシ/●カスミ/●タケシ 5名中3名死亡
【FEシリーズ】●シーダ/●リリーナ 4名中2名死亡
【レトロゲーム】●ポポ/●ナナ 4名中2名死亡
無傷シリーズは3つ。
…カービィシリーズでピンチなのは孤独なカービィ&スピン、支給品をパクられたデデデ、重傷のシリカ(しかも近くに同シリーズのアサシンマーダー。しかし使役可能な意志あり支給品持ち)…
メトロイド=残り1人・死者0人
ポケモン=残り2人・死者3人
FE=残り2人・死者2人
レトロ=残り2人・死者2人
ドンキー=残り2人・死者1人
ゼルダ=残り2人・死者0人
FーZERO=残り3人・死者0人
ワリオ=残り4人・死者1人
マリオ=残り5人・死者2人+1人
スタフォ=残り7人・死者2人
マザー=残り8人・死者1人
カービィ=残り8人・死者0人
◎シリカ
○ピグマ
▲パンサー
△デデデ
×ワリオ
ピグマ・ワリオ・デデデは貴重なコメディーリリーフだが…
ゼルダ=残り3人・死者0人
訂正…。
>>170 確率の不思議っていうのがあって、最終的にはかなり減ってるから今は気にする必要はないぞ。
誰も書けないんなら減らす必要はあるが、今は大丈夫だろう。
取り敢えず書き手同士でチャット会やって現在の状況を把握したり今後の展開(特に端っこネス、スピン、F0キャラ)で話し合おうと思うんだが、
どう思う?
いいんでないの?
時間があうなら俺も参加したい。
やっぱり来週辺りの土日の午後9時が妥当だろうか?
明日は早過ぎるか。
ウィキのお絵描き掲示板を見る度に思う。
首輪…orz
他ロワの絵版でも首輪の書き忘れって結構多いな
ごめん忘れてましたorz
うん…やっぱり、この状況だとそのチャット会を早めにやった方がいいと思うんだ。
構想してるのか気分次第なのかは別として。
ていうかよくよく見たら最新のSSツッコミどころありすぎだろ。
1.タケシの拡声器の声届きすぎ。
せいぜい声を一マスくらいなもんだろ。6マスまで届く拡声器なんてどんだけ
高性能なんだよ。
2.ガノンドロフは何でザック捨てたのかハッキリしない。
そりゃ、腕っ節でなんとかなるだろうけど中身も確認していないのに何で捨てるのか。
あのザックの捨てる描写を入れるべき。
訂正。
声を→声の範囲は
・拡声器
うさぎずきん付けていたので遠くの音を拾えたから?
・ガノンのザックポイ捨ては…わかんない。
ああ、拡声器の件は納得。
だが、ガノンの方はちょっと……
あいつは元は盗賊のヘッドだからな。
使えるモンは全部使わなければいけないというイメージがあるんだが。
他の書き手に丸投げしないでほしいな。
丸投げはこのロワの真骨頂……な訳ねえww
これはどう書けばいいんだ?
というか、後付けのうえ当該キャラ未登場話でのフラグじゃ話にならんだろ
たいした変更でもないし作者にさっさと修正してもらおう
ウサギずきんって結局どれくらいまで音拾えるんだ?
1kmくらい?
距離もさることながらピンポイントにタケシの声だけ拾ってるのもバランスブレイカーだなw
その割になぜか北東へ遠ざかってるし、謎の多いサトシずきん
それを言い出すならミュウツーの話しも早めに修正して欲しいなぁ
サトシの方向の件はタケシの声聞いて方向転換したとか?
そういやミュウツーのまだ修正されてなかったな
サトシはただ走り続けいた。
まるで見えない何か、恐怖という黒いそれに追われている様に。
……だが、それよりサトシの精神を削り取って行く原因は他にもあった。
――凄まじい、幻聴。
「ドンキーと言うゴリラとディクシーと言うポニーテールの猿、リリーナという青い髪の女、スピンという黄色い鼠……。これがそれぞれの合流したい相手か」
「あいつ等が僕を警戒するなら……、僕があいつ等を乗った奴等だって言えば良いのサ!」
「ええ……私、何を取り乱していたのかしら」
「覚悟はいいですか、戦士プリーシア=ディキアン=ミズホ?」
「……ひゃっ!あっ……どうしたの?」
「レゴルモア、パルゴン、アントーポック、パルゴン、ゼロータス」
「お前・・・結構しぶとそうだから二発くれてやる」 ダァン!!ダァン!!
「ネスサンネスサンネスサンネスサンネスサン
ネスサンネスサンネスサンネスサンネスサン
ネスサンネスサンネスサンネスサンネスサン
キ モ チ イ イ……」
「私は、誰だろうと誰かが傷つくのが嫌だったから」
「これがバトルロワイアルというものだ」
――何なんだこれは!
「鬱になった、死のう……」
サトシはウサギずきんを左胸に突いた。
……ドクドクと血が湧き出てくる!
残念! サトシの冒険はこれで終わってしまった!
【サトシ@ポケモン サニティ(精神)切れにより自殺確認】
こうですか分かりません(><)
うむ
ごめん面白くない
その発想は無いわwwwwww
主催者達の裏目的
参加者の死体を回収&彼らの怒り・怨念をポーキー(アンドーナッツ)得意の科学と
ナイトメア得意の魔術でこねくり回して…
怨霊天馬騎士ファントムシーダとか
灼熱水中花ミスティジアとか
猿人豪拳獣ドンキ・ドンキとか
口臭強奪細胞ダスータァ
双生山昇人ツインクライマー
とか言うような魔獣?を作る事だったのだ!!
博士のほかにどせいさん達も必要
俺の構想ではナイトメアの時代区分はアニメ後で復活するために
彼らの恐怖や不安を糧に復活しようと企んでいるというSSを考えていたが……
なかなかうまくいかないんだよな。
>199
それは俺も考えたけどこの前見たスパロボロワとだだかぶりだった
お前達の先手を打ってそのネタを使用した主催者も私だ
ミスティジアが分からなかったが五分前に理解して今正気に戻ったwww
チャット……良いのかね、したらば掲示板使って…
会議モードだっけ?
やるとして
>>178の時間?
因みに今は他の人の出方を伺ってる状況かな。
八分ほど書きあがったところでPCがおくたばりになった
したらば管理人の人がいないと会議モードに出来ないな
シリカ、マルス、クッパ、ゼルダ(シーク)、キャプテン・ファルコン、マルク予約。
◆むぼうにも 6にん よやくする。
リアルタイム予約ktkr!
超スプラッタな予感w
これは!
前半の山場の予感!
書いてる内に思ったんだが……
ゼルダはE−9に午前に居て、ガノンが近づいてくるって悟ったんだよな?
ガノンはダスター戦(早朝〜午前)の時にはH−10に居て、まだ支給品は持っていた。
ゼルダが何処までガノンの気配が分かるかによるけど、少なくともガノンは午前の内に北(E、F、G−9又は10)に移動していた。
で、42話のサトシ死亡時には、午前のG−11にガノンの支給品が捨てられていた。
仮にガノンが早朝の内に支給品捨てを行ったとすると、ゼルダは朝の時点では気付いていないので、ガノンが支給品捨てから移動を始めたのは午前からになる。
午前に支給品捨てをすると、パンサーかサトシには気付いて殺しには行く(又はパンサーがガノンに気付く)とも考えられる。
何が言いたいかって、わざわざ真っ直ぐ北(ゼルダの方向)に移動しているガノンが寄り道してまで支給品捨て(しかも誰にも気付かれないで)ってどーよ?って事。
まあ……そういう矛盾が生まれてるから修正催促されてるんだろうけど。修正マダー?
万が一だけどこのまま修正がでない場合ってそういう矛盾点って目を瞑ってこのまま話を進める事になるのかな?
まぁ作者さんも忙しいとは思うけど…
78:ニンテンドー774
07/04/28(土) 00:32:12
アク禁巻き込まれたのでパンサーサトシの件はここで述べる。
てか多少の矛盾点は目を瞑るなんて妥協はすべきじゃないと思う。
作者さんには申し訳ないが、破棄も止む無しだと俺は思う。
…やっぱりノーグッド?
サトシの話書いた作者さんが修正しなかったら、
俺がゼルダの所を修正するべきかね?
ていうかミュウツーの修正はまだなのだろうか
すっかり忘れてた…
映画見て思ったんだけど、これってやっぱりサトシ達と戦う前の話ですよね?
あと、話を丸ごと変えても良いですか?
一応したらば投下
忘れてたって…
自分の作品には責任持とうよ
他の作者にも影響持つんだから。
シャトーロマーニの修正はまだか。
あれくらいの修正ならまだ良いがこの調子で他の作品含めて修正放置続くなら
>>215の意見に賛成する
…で、話し合いはどうする?
本当に申し訳ありませんが、修正と言うより全く違う話になってしまったので、
あっちの話を消して新しい方にするというのは出来ないでしょうか。
まあ取り敢えず晒してくれ。
それから。
「あれは…人間…!!」
ミュウツーが森で隠れていると、ミュウツーに誘き寄せられたように、獲物が現れた。
その名はアシュリー。
もちろんミュウツーは名前など知らないが、人間であることに変わりはない。
幸いにもこちらには気づいていないようだし、武器もしまっているようだ。
―――テレポートで移動して、死角からシャドーボールを撃つ…。
相手は僅かだが怪我を負っている…やるなら今しかないだろう。
シュン…という音とともに、アシュリーの後ろに何かが現れる。
アシュリーも薄々気づいていたが、急に現れるとは思わなかったのだろう。
黒い球体――シャドーボールが背中に直撃して、そのまま吹っ飛んだ。
「…っく…は…何…で…」
「…息があったか。だが、もう一度シャドーボールを使うのは勿体ないのでな…お前の武器で殺してやる…」
ミュウツーはアシュリーのザックから血の付いたバットを取り出すと、思いっきり振り下ろした。
ゴスッという鈍い音が森に響く。
幸い当たったところは頭ではなかった。
が、背中に当たったバットは、背骨を折り、中の臓器も殆ど潰すほどだった。
「このバットに血が付いているようだが…お前がやったのか?」
「…ち……う…」
「もう言葉も話せないか…まぁ当たり前の話だが…」
ミュウツーは一度しゃがみ、ザックの中身を探る。
他に武器らしき物は見あたらなかった。
本当のアシュリーの武器は。
「死………ね…」
「何だ…?まだ息が…!?」
じりじりと熱い感じがミュウツーの足に感じる。
「な…?何故火がここに…!その本…貴様か!」
ミュウツーはアシュリーに向けてシャドーボールを撃ち込んだ。
アシュリーの体が消滅するほどの力が籠もったシャドーボールは、地面に当たり小さな爆風とともに消える。
「問題はこっち…使っていたあの人間を殺しても消えない…!ぐっ…。」
ミュウツーはどんどん燃えていく火を消そうと、テレポートをし続ける。
だが消えなかった。その炎は、アシュリーののろいかと思えるほどついてきた。
「こうなったら…。」
ミュウツーが足に手をついて、シャドーボールを撃つ。
「ぐぉおおおおお!!!」
ミュウツーの足が一瞬にして消える。
そして消えたすぐ後に、また足が生えてきた。
ミュウツーは爬虫類か?違う。では何故足が治ってきたのか。
それは、ミュウツーのもう一つの技、自己再生を使ったから。
かといってこんな技使って疲れない訳もなく、そのまま疲労でミュウツーは寝てしまった。
―――ミュウツー…ミュウツー…?
誰…?ここは何処…?何故か懐かしい…。
――ミュウツー、聞いてるの…?
アイツー?アイツーの声!?
そうよ、ミュウツー…また会えて嬉しいわ…
ほ…本当!?アイツー!今行くよ!!
―――駄目…私はあなたとは居られない…
え、なんで!?どこ行くの!?アイツー!?
「…!?」
明るい。先ほどの戦いから結構時間が経ったのだろうか。
「…今のは…夢…?」
幸いにも、誰にも襲われていない。
「そうだ…私にはやらなければならない事がある…。」
ミュウツーは動き出す。全ては復讐のために。
【朝/E-10】
【名前:ミュウツー@ポケットモンスター
健康状態:少し疲労
武装:なし
所持品:支給品一式(中身は未確認)、不明支給品1〜3個(中身は確認してません)
現在位置:エリア5/E-10
第一行動方針:人間を殺す
最終行動方針:主催者を殺す
備考:】
【アシュリー
健康状態:死亡確認
所持品:なし
現在位置:E-10】
※アシュリーについての物は大体消えました。
※ホームランバットは放置されてます。
※アシュリーの死体は粉々になり見つけることは不可能です。
投下完了
て、展開が180度替わった!
「これがバトルロワイアルと言うもの…だ?」
…◆ilZClmYqFI氏放置状態でカワイソス
自分も感想だしてないけど
確かに展開変わり過ぎw
しかし描写はおかしくなくなったから大丈夫だとは思うけど
話し合いはするなら参加するかな
じゃあしたらばは使えないみたいだからチャット借りないとな
今からやるとして参加する奴ってどれくらいいるんだ?
自分は参加出来るよ
まぁ やるなら今日とかGW中か?
じゃあ21時にはやろうか
トリップがきかないチャットだから注意してねー
なんという事だ。
私がきた時には既に戦いが終わっていた。
これがバトルロワイヤルというものか。
本投下
シリカは森を走り出していた。と言っても、正確にはかなりふらついていた。
二日酔いの中年より覚束ない足どりだったが、シリカは止まらない。
頭の傷はかなり致命的で、既に彼女の半身は軽く麻痺していた。
方向感覚もほとんど狂い(今の彼女の必死さはコンパスの存在を忘れさせていたに違いない)、気も失いかけている。
そもそも、出血もまだ止まっていなかった。要するに――凄まじい深手だったのだ。
原住民を殺してから、もう何処まで歩いただろうか? 百メートル、或いは二百メートル?
このペースでは、この島を全て回る事は出来ないだろう。――もう少し、早く移動しなければ。
彼女の場合、血が頭から漏れ続け、もう視界が完全にピントのズレたカメラの様に映っていた。
何が何だか分からないピンボケ画像。何? それは手ブレだって?
――それでも、勿論まだ一休み、と言う訳にはいかなかった。
折りからの銃声(まあ島だ。現場から遠くても僅かながら響いてくる)の連続で、ゲームに乗った人物が存在する事は明確となっている。
それで余計に焦りと緊張が襲ってきたが、
構わずファルコン(ちなみに馬鹿でかい亀を背負っていた。まあとにかく)とシーク(ゼルダ、と言う姫が変身している姿らしい)は北へ向かった。
強大な魔力と殺気の元凶。――ガノンドロフから逃れる為に。
もう空には立派に太陽が上がっていたし、日光は照らし出していた。
それでも”死”の恐怖(或いは緊張?)と言うのは絶えず精神を削っていくものだ。
もしかしたら、そこの茂みから銃口を覗けてこちらを狙っている者がいるかもしれない。
後ろから、奇襲されるかもしれない。
そして――いつまで正気を保っていられると?
ゲームが終わるのは最後の一人になるまで。史上最悪の椅子取りゲーム。グレイト。
――いずれ、今共に居る同士とも殺し合わなければならないのか?
と言うか、それがルールなのだ。もう結論は出ている。
脱出も恐らくこの悍ましい首輪がある限り不可能。
そもそも、”デイジー(緑の帽子がそう叫んでいた)=何もしていないのに処刑”の例もあった様に、あのポーキーの気まぐれでいつ殺されるのかさえも――
――ここにいる全61人の参加者の命はポーキーの手の中にあると?
脳裏に高笑いするポーキーの顔が浮かび――それを打ち消した。
二人は北に向かって(ガノンドロフが南から近づいている以上、そうしざるを得ないのだが)移動していたのだがファルコンが亀を背負っている分、動きは鈍くなっていた。
それでも、進まなければならない。
――生き延びる、と言う最低ラインを越える為、そして、まだ生きている他の参加者を救う為――
その時、がさっ、と二人(と一匹)から左手の茂みが動いた。
二人は息を殺し、すぐに戦闘体制に入った。
一種、やはり緊張と言うものは少なからず走るものだ。
そして、呆気にとられた。
動物? いや――
「あ……よかった、生きてた人が居たのサ!」
シークとファルコンは、不思議そうに互いの顔を合わせた。
これは――?
「――つまり、そう言う事なのサ。悪魔なのサ、あいつらは」
マルクと名乗った差し当たり、悪くない性格の動物は自分は殺されかけて逃げてきた事を伝えた。
真剣に、それを伝えようとしている様子。
――これを疑えと?
「話は分かった。危険なのは、メタナイトと言う青いボール、赤いシルクハットを被った鼠、
青い鎧の男、ディディーと言う赤いシャツを着た猿で良いんだな?」
ファルコンは参加者名簿にチェックを入れながら、確認をとった。
ファルコンの名簿の『メタナイト』『ディディー』の横には※マークが刻まれた。
今は関係ない事だが、名簿を見て――つい、思ってしまう。
この名簿に書いてある自分を除いて60人の名前。
――この中で、ゲームに乗った奴は確実に存在する。
デデデ、ポーラ、レオン、或いはシーダ?
キリが無いのは確かだったが、実際、深刻だったので。
だが、それでも、仲間は増えている。確実に――
シリカは木陰から耳を傾けていた。
もう殆ど頭が稼働していないような状態だったが、”それ”だけはしっかりと聞き取れた。
メタナイト――? ゲームに乗ったと? メタナイトが? 馬鹿を言うな――
本当にそうなのか。――違う。メタナイトはこんな馬鹿げたゲームに乗るものか。
なら、あいつ――マルク、と名乗っていた。
あいつの言う事は、偽り。
――偽りだ!
シリカ自身、気付いた時には、リザードが飛び出してマルクを押し倒し、デイバックをシリカは奪っていた。
突然の事――ほんの数秒の出来事だったので、シークとファルコンは驚愕の表情を確実に見せたに違いない。
シリカはデイバックの口をガチガチとほぼ無理矢理開け――それを取り出した。
オートオードナンス トンプソン。
今では現実には見かけづらい、それでも映画には不思議と出る様な、円盤の様な形の物が取り付けられた銃。
明確に言うならば、その円盤はドラムマガジンと言う装弾部分で、M1モデルだったこれは装填量30発。
(一応マルクのデイバックには付録として二個、ドラムマガジンが入っていた。シリカが気付いたかは、まあともかく)
更に性能としては、分間700発は発射出来る。独特な発射音から、『シカゴタイプライター』の異名を持つサブマシンガン。
無論、そんな物で鉛を何発も撃ち込まれたら、一たまりもない。
要するに、完全に当たり武器。ナイスな事。
「動くな!」
その約4キロのサブマシンガンを抱えた状態で、シリカは更にそれを構えた。
サブマシンガンの銃口は鈍く光り、より場を静めるには最適だっただろう(例えマルクの支給品がハズレであろうと、リザードで誰かを脅せた)。
言った通り、もう誰も動かなかった。
――当然、ほぼ逆上していたシリカは本気で引き金を引けた。
殺気もそれにより、ガノンドロフに匹敵する程だったかもしれない。
「メタナイトが、ゲームに乗ったと言ったな?」
完全にキレた、その時の様に、シリカは聞いた。
「……君は、メタナイトの知り合いか何かな訳なのサ?」
少し間を空けてから、マルクは口を開いた。
「ああ」
「残念だけど、メタナイトはゲームに乗ったのサ! 危ないのサ!」
――ち、馬鹿じゃないのか?
それで騙せると? ――あの、メタナイトがゲームに乗る筈が無いのは確かだ。
「信じてよ!」
「メタナイトは……母さんの友人だ、私だってメタナイトの事は理解している!」
まあ、以前、復讐の為に調べ回ってはいたのであながち嘘ではないが。
まだメタナイトの事は分からない所もある。だが?
果たして、マルクの言っている事は――
「頼むから銃を下ろしてくれなのサ! それとも、君はゲームに乗ったのかい?」
アハ。それで全部わかりました。ということは、あれですね。
最初から例え狂言であろうと何だろうと、とにかくメタナイトの事を悪く触れ回って、結局いつかは優勝するつもりだったわけですか。
他のみんなが死んで、メタナイトも死ねば優勝出来ると? なあるほど。それまで何人殺せばいいのか計算でもしてた訳?
嫌悪感と怒りで、背筋がむずむずした。
ファルコンは腰に付けていたスパイクロークに手を伸ばしていた。
マルクとあの少女が話している内に。これを使えば、少女の銃を奪えるかもしれない。
それを手に取ると、ファルコンは速やかに起動――
シリカはそれを『銃』だと認識した。そりゃ機械質な物で、しかも今のシリカは視界が不安定なのだ。そこまでは仕方なかったとしよう。
それっきりだった。
シリカのサブマシンガンが火を吹き、一塊の鉛の列がファルコンの胸を刔った。
その時にはそのサブマシンガンの異名の通り、ぱららら、とタイプライターのキーを打った様な音が聞こえたが、ファルコンはそれに気付けただろうか?
紅い霧が放たれ、ファルコン自身を染めながら、ファルコン自身もそのまま倒れた。ピクリともしなかった。
「何をするのサ!?」
「私を撃とうとした。私にとって、敵になった」
構わず、シリカはもう一度引き金を引いた。
もう一度、サブマシンガンから鉛弾を撃ち出されたが、それの銃口はふらつき、シリカの意思とは違う位置に弾丸が撃ち込まれる。
瞬間、マルクの足の付け根に穴が二つ空き、マルクは「ぎゃっ」と呻きながら、倒れた。
シリカはもう殆ど失血しており、いつ倒れてもおかしくない状態だったにも関わらず今度はシークにそれを向けた。
「お前は? ――お前は違うな?」
シークはどうしようも出来なかった。
「違う」と言ったところで、今の少女は理解できるか?
もしかしたらどう転んでも、もうシーク――ゼルダの命運は尽きたのかもしれない。
正に八方塞がり。ブラックアウト。
その時。まさに、その時。
ドツッ、と釘打ちのような音がすると、シリカのこめかみに何かが刺さった。
――矢の様なものが生えていた、けれども、シリカはまだ動いている。
シリカは虚ろに、鈍い動きで矢が飛んできた方向に目を追った。
――マルク。起き上がったマルクが放った物。
もう意識したのか痙攣したのか分からないが、シリカのサブマシンガンがまた唸りを上げ、重さで下を向いていた銃口が反動で上向きになった。
地面に穴が一直線に向かい、マルクの身体が血を噴き出しながら半回転して、二つめの鉛で人間のこめかみに当たるであろう部分がきれいに爆発した。
そこでサブマシンガンはカカカカ、と弾切れした様子を伝え、それを待っていたかの様に、シリカも倒れた。
更にそれに合わせ、マルクも地についた。
――シークは今の数秒の出来事を理解出来たのだろうか?
先程まで生きていた、仲間達が、全員、血の池に沈んでいる。
少女も、もはや動かない。
何故少女はここまで出来た?
――メタナイトをそこまで信頼して?
しばらく、倒れた3人の参加者を見つめたまま、シークは立ち尽くしたままだった。
マルスは現場を見たまま、戦慄して凍り付いた。
銃声を聞いて、駆け付けたら、死体が二つも並んでいる。
ゲームに乗った参加者が、まだ周りに居る、と言う事だった。
”これ”は始まっている。紛れも無く。
一つの死体は胸がストロベリーパイをぶつけた様になっていた。勿論、即死した様だった。
もう一つは、少女で、頭に矢が刺さっていた。
――一体、何が?
誰がここまでむごい事を――
そう考えたら、シーダの事を考えぞっとした。
シーダも、こんな危険な目に合うと?
――早く、シーダを探さなければ。
マルスは、踵を返してこの場を後にした。
――愛する者を探す為に。
【一日目/昼/D−9】
【マルス@ファイアーエムブレム 紋章の謎】
健康状態:良好
武装:ファルシオン(レプリカ)@星のカービィSDX洞窟大作戦
所持品:支給品一式
思考:基本行動方針:人を助けつつ、シーダを捜す
最終行動方針:ゲームを潰す
備考:レプリカファルシオンに特殊な効果はありません。単なる鑑賞用の剣です。】
【名前:C・ファルコン@F-ZERO
健康状態:死亡確認
所持品:支給品一式 スパイクローク@パーフェクトダーク あと10発 】
【シリカ@星のカービィ】
健康状態:死亡確認
所持品:支給品(シリカ、ドンキー) 任天堂ファミリーベーシック(ドンキーからルート) モンスターボール(リザード:放置:いあいぎり、にらみつける、カウンター、かえんほうしゃ)
オートオードナンス トンプソン/弾切れ@実在兵器
備考:リザードはさ迷っています。
】
「……くっ」
シークは亀を引きずりながら、森の中を歩いていた。
ファルコン程力が無い故に、亀は単なる負担と化していたが。
せめて――今の手掛かりは、この亀と、ピーチ、と言う姫の名前だけ。
ファルコンの死、マルクの死を無駄にしない為にも――シークは立ち止まる訳にはいかなかった。
あの少女の様な、また哀れな参加者も止めなければならない。
絶対に、このゲームを止めさせる。
絶対に――
【一日目/午前/D−9(森)】
【青い人と緑の亀】
【名前:ゼルダ@ゼルダの伝説
健康状態:疲労、シークに変身中。(クッパ・ガノンドロフを警戒。)、クッパを引きずっている
武装:マスターソード@ゼルダの伝説
所持品:支給品一式、ギガクッパのフィギュア@スマブラDX クッパ
現在位置:D−9から西へ移動中
第一行動方針:このリンクを探す。
第二行動方針:リンクと合流。マスターソードをリンクに届ける。
最終行動方針:ゲームの阻止。
備考:依然、ガノンドロフから逃げています。
メタナイトの事は半分疑っています。】
【名前:クッパ@スーパーマリオシリーズ
健康状態:体全体に重傷。気絶中
武装:なし(シークにマスターソードを取られました。)
所持品:支給品一式
現在位置:D−9から西へ移動中
第一行動方針:まずはピーチ姫をさらうのだ!!!
第二行動方針:その後、助けに来るであろうマリオを子分にしてやろう!!!
第三行動方針:他の知り合いも我が子分に入れてやらんでもないぞ、ガハハハハ!!!
最終行動方針:クッパ軍団を編成し、主催者を倒してゲームを潰すのだ!!!】
「……危ない所だったのサ」
マルクは撃たれた右足を支えつつ、木陰に身を任せていた。
こめかみの傷は急所まで深かった訳では無いので、死体の仲間居りは免れた。
それでも、足の傷は致命的だったし(移動に支障はなかったが)、治療をしないとかなり危険だった。
なら――どうだと言うのサ?
またメタナイトを知ってる奴が現れて、今度こそ殺されると?
――今の僕には、これしか手が無いのサ。
メタナイト、ディディー、ロイ、ドロッチェ、そして――カービィを殺す為には。
それに――負傷したのはかえって都合が良くなった。
これなら、今度は騙せるのではないだろうか?
そう、今度こそ。確実に。
まだ、終わった訳では無い。むしろ、始まりですらある。
――僕のゲームは、これからなのサ。
【D−9(森の中)/一日目―午前】
【名前:マルク@星のカービィ
状態:頭、右足に重傷 出血中。
装備:無し
道具:支給品一式 ドラムマガジン2個
現在位置:D−9 森の中
思考:
第一行動方針:仲間を探し隊(ロイ、ドロッチェ、メタナイト、ディディー)らがゲームに乗っているというウソを他の人に言いふらす。
第二行動方針:弱っている参加者を探し、トドメを刺す。
第三行動方針:カービィは自分の手で息の根を止める。
最終行動方針:ゲームに優勝する
備考:仲間を探し隊の会話を大体聞き取りました。】
乙ー
wiki更新しようと思うけどミュウツーの話しは元の話しを塗り替えたら良いのかな?
乙ー
wiki更新しようと思うけどミュウツーの話しは元の話しを普通に塗り替えたら良いのかな?
まあ塗り替えでいいと思う。
保守
あー、絶対死者出しそうな話書きたいけどしたらばが死亡自重だから微妙だ
>>252 書けばいい。死にすぎという理由だけで自重するのはもったいない。
書き手が杞憂に縛られてはいけない。
ところでパンサーとサトシのSSの件はどうなったの?
>>253 同意。自重主張者が多いならまだしも、一人しかいない状況では特に問題にならないと思う
じゃあ鷹丸、ナインボルト、フォックス、ポーラ、ネス、ロイド、アドレーヌ、リュカ、カービィ予約。
絶対期間が長くなりそうだけれども。
久々のカービィのwktk
…唯じゃ済みそうも無いメンツ!これは再び大波乱の予感。
楽しみにしてます。
つつつまり必ず死者が出るという事ですか
んなこたあない
いずれは死者が出る
早いか遅いかの違いでは?
…まぁそうだが、極端な話一回目の放送で既に残り10人以下とか言う事態にならなければ…
あと、女キャラが既に半分以上死んでいる件について。
僕が書き手を辞めた理由がそれでした。
ちょっと事情でしばらく書けなくなるので、書けた前半だけ投下orz
結局、ポーラが相当がたついていたので、何時間か休む事にした。
無論、さすがにあの状態での警察署では余計具合悪くなりそうだったので、隣の雑貨屋で休む事にした。
ほとんどポーラの身体はぐったりしていて、やはり吐きすぎたのだろう。顔もほとんど、雪のように真っ白になっている。
フォックスはフォックスで、血が完全に服にこびりついてしまっていた(灰色のゼリーのトッピング付き)。
様々な面から考えると、動くべきではなくなったのは明確である。
取り敢えずとうの警察署からは離れたので、まずは隠れながら休む、という行動をとることにした。
もう二時間は経っただろうか、或いは三時間か? そこでフォックスはようやく、雑貨屋内の時計の存在に気付いた。
アナログ表示だったそれは、既に午前十時を指しており、それは既に太陽が最頂点に近づいている事を示している。
そう確認する合間も、秒針は動いている。このゲームと平行して。
――この、ゲーム。
今なお、この島では殺戮が始まっている。
マシンガンらしい銃声、そして爆発音。
それが聞こえるたび、二人は人が死んでいくことを直に感じた。本当にあのポーキーに言われるがままに――
勿論、『優勝したら願いを叶えさせる』点は二人は忘れていなかった。むしろ、それは二人にとって脅威になりつつもある。
合法的な殺人(あのポーキーに合法も何もあるのか? クソ)。しかも願いが叶うとしたら? この上この状況で、狂いだす者までいるかもしれない。
しかもありがたい事に忌ま忌ましい二十四時間ルールのおかげで、三日目まではそれによってフォックス達の命が長引く。
フォックスはともかく、ポーラにとってそれがどれだけの恐怖だ? いつ殺されてもおかしくない状況、というものは。
ましてや、もう人が死んでしまうそのシーンを実際に二回も見てしまっている。常人は耐えていられるものなのか?
無理だ。確実にどの方向にも狂いだす。ならば、むしろポーラは精神的に強いのだろうか?
しかし、それでも少女は少女だ。やはり無理は出来ない。
しかもポーラは何度も吐き出しているのだ。肉体的に無理してでも何かを食べさせなければならなかった。
例えあの一人射撃を見た後でも。
やはり雑貨屋にはいろいろと揃っていた。
冷蔵庫には卵も肉もあったし、インスタントラーメンも鍋も固形燃料も認められた。
とにかくフォックスもポーラも、食料は出来るだけ温存しなければいけない。
生き延びる為には――
フォックスはまず、固形燃料をコンロの上に置き、さらにその上に鍋を重ねた。
ペットボトルから鍋に水を注いだ後、マッチで固形燃料に火を点す。
それから袋のカバーを切り取り、中の固まったような麺を取り出した。
後は水をたたえた鍋に麺、それから卵、ナイフで細かく刻まれた肉(ベーコンだった)を入れた。
ここまで手際よく終え――後は煮込むだけ。
フォックスはその間に自分とポーラのデイバッグに、雑貨屋の食料やミネラルウォーターを詰め始めた。
荷物は少ない方がいいのだが、さすがにこればかりは欠かせない。
「フォックス……」
ポーラがフォックスの居る方向を見て(もう起き上がる力を使うのも大変なくらい衰弱していた)、力無く呼び掛けた。
一体何を?
フォックスは作業を止めて、ポーラに首を回す。
「どうしたんだ?」
「ありがとう」
それははっきり聞き取れた。
「ありがとう」と。
それは、確実にフォックスの心にじいんと響いたに違いない。
フォックスは「別にいいんだ」と返した。
「インスタントラーメンを作っているから、食べるといい」
「うん……」
ただ、ポーラはもう一度頷くと、また目を閉じた。身体も精神もとっくに限界を迎えているが、それでも不思議に安心していられた。
フォックスはそれを確認して、また作業に戻った。
インスタントラーメンが食べ頃になるまであと一分――
「ないんぼると殿」
不意に、鷹丸が口を開いた。
アドレーヌの説明を終えた後、ずっと気絶しているアドレーヌを監視していた状態だったので、ナインボルトは少しびっくりした様子で返事を返す。
「なんですか?」
「何か、匂わないでござるか?」
それはその通り、何かを煮込んでいる様な匂いが、ナインボルトは感じた。
芳醇で、旨味のあるような匂いだった。それもナインボルトには覚えのある。
「これは……インスタントラーメンかな?」
「いんすたんとらーめん?」
「つまり、お湯とそれさえあれば三分で食べられる麺類……一種の蕎麦のようなものですね」
実際、そうとしか説明しようがなかった。その通りだったので。
「誰かがそれを作っているみたいです」
「ふむ……」
果たして味方なのだろうか?
無論、アドレーヌが起きるまでここは出られないし、かと言ってどちらか一方が見に行く、というのは危険極まりない。
だがもし説得出来るなら? 助けられる命なら――
「ぼくちん、行ってきます!」
ナインボルトからだった。かなり勇気が入ったような、勢いのある言い方だった。
「ないんぼると殿!?」
当然なのだが鷹丸も心配しない訳にはいかない。単独行動がどれだけ危険なのか――
「大丈夫です! 無理だって分かったら、すぐに戻りますから!」
そう言うと、鷹丸の制止を振り切って、スーパースコープを片手にドアから飛び出した。
ナインボルト自身、覚悟はしているのだろうか。
「ないんぼると殿……」
心配する鷹丸の横では、まだ少女が寝息をたてている。
まず、ナインボルトは辺りを見回した。
民家とは対象的に、左からアドレーヌが出てきた飲食店、喫茶店、民家、雑貨屋、警察署、民家、民家、診療所と並んでいた。
鷹丸達が居る民家は警察署に一番近かった。
まるきり舗装された道は無論不気味に静まっていたが、それでも匂いだけは感じられる。
雑貨屋か、警察署辺り。
ナインボルトから見て、一番近いのはもちろん警察署だった。
最初にナインボルトは警察署に飛び込んだ。
ほとんど検討外れだった。
本当に、極限状態で嗅覚がイカれました、とかそんなレベルではなかった。
警察署内――インスタントラーメンを作ってたとか、そこに生存者が居たとか、それが幻覚からの妄想であったことが、すぐにその光景から伺えた。
まず、誰かが吐いた後があり、しかも何か他にも臭気が混じって辺りの空中を漂っている。
――こんなところで暢気にインスタントラーメン作りが出来るか?
しかし、それよりなにより、ずっと目立つものが転がっていた。
ピンクのドレスを着ていて、その身体はくの字に曲がっていて、そして、頭は紅く染まっている。
――それがかつてのピーチ姫だと少年が理解するには、三秒も掛からなかった。
そりゃそうだろう。顔だけはしっかりとナインボルトの方を向いていて、しかも視線まで合っているんだから。
そのこめかみは赤い絵の具を落としたようになっていて、口からは血と唾液が混じり合ったピンク色の液体が、まだゆるゆると流れていた。
とにかく――ひどかった。
ナインボルトはすぐに警察署から出た。
吐く、とまではいかなかったが、やはり吐き気を催した。
あれは、一体――!?
だが、未だにインスタントラーメンの匂いが感じられる。
ならば、やはり隣の雑貨屋だったと?
だとしたらほとんどナインボルトのミスだった。
朝に聞いた銃声はやはりピーチの息の根を止めたもので、何故それに警戒しなかったのか?
何処かに被害者の死体――そして近くに加害者が居る事はすぐに予測できたのに。
だが、今のナインボルトにはどうでもよかった。
そう、考えるに――もしかしたら、雑貨屋でインスタントラーメンを作る作業に移っている者は、銃声に気がつかなかったのか?
そう考え――ナインボルトは雑貨屋に飛び込んだ。
今度こそ、誰かが居る。そう信じて。
――その通り、今度こそ、紛れも無く生存者が居た。
【スターフォックスシリーズ】のフォックスと【MOTHER2】のポーラだった。
無論、二人は驚いた様な顔を見せたが、ナインボルトはそんな二人なんて気にもならないくらい安堵していた。
よかった、本当によかった――
だが――それからナインボルトには真っ先にフォックスが血まみれである事が目についた。
まさか? フォックスがピーチを撃った? いや、そんな――
「あなたは、誰?」
ポーラが声をかけた。
「ぼ、ぼくちんは――」
完全にナインボルトはフォックスを見たまま凍り付いていた。
例えフォックスがそんな事をする筈が無い、と分かっていても、それはナインボルト自身も辛かったに違いない。
しかも――フォックスの足元には拳銃が置いてあった。
「違うんだ、これは――」
フォックスの弁解なんてナインボルトの耳には届いていなかった。少年は本当にフリーズしていた。
ただ――そう感じたのはナインボルトが頭で必死に処理し続けている影響だ、と言う事は二人は気がつかなかったから。
何故フォックスはポーラと居るんだとか、ポーラは何故殺さないとか、その【人物】を知っているが故に、ナインボルトは葛藤を起こした。
自分は鷹丸の元へ戻るべきなのか、フォックス達を説得すべきなのか――
結論が出るまでの数秒間、二人は異様に焦ったに違いなかった。ナインボルトの片手にはライフルのようなものが握られていたので。
それまでに辺りに緊張が張り詰めた事は間違いない。
そして、無事にナインボルトの脳内CPUは正常に動作した。
「あ――ぼ、ぼくちんは、ナインボルト、です」
――アドレーヌは目覚めた。
草っぱらに完全に横たわっていたのだが、何故こんなところで寝ていたのだろう?
先程まで、カービィと話していた筈なのに。
それはともかく、アドレーヌはまた絵を描く事にした。
今度はみんなが仲良く遊んでいる風景を模写するつもりだ。
アドレーヌはアドレーヌで、それはオーケイだった。
よくもあんな悪夢を見たものだ。本当にろくでもない。カービィがあんなにふざけるなんて――
キャンバス越しに、みんなを見た。
ワドルディが楽しげにボールを蹴っている。
グーイが跳びはねている。
そして――カービィは笑顔を振り撒きながらこちらに手を振っていた。
アドレーヌは絵を描き進めていった。本当に、幸せだった。
そして、もう一度、キャンバスから顔を覗けてカービィ達を見た。
――その光景は、先程が全く別世界のように異常になっている。
見知らぬ人々が、何十人と倒れていた。死屍累々という言葉はこういう時に使うのだろう。
そう――平和なそれから、グロテスクなそれへと、周囲は様変わりしていた。
アドレーヌは、そこに近づいた。勿論――何が起こっていたのか、理解出来る筈がなかった。
白髪の少女に足を運んだのだが――少女の頭には矢が生えていた。
そんな光景、アドレーヌは初めて見た――いや、見たくもなかった。
そして回りは回りで、誰も動かないで静まっている。
そりゃそうだ。
もう何だか分からない位、焼かれた炭のようなものが転がっている。
ゴリラの身体には何か切り裂いた後があった。
青い髪の少女は全身が焼け爛れて、背中には石がめり込んでいる。
兎の背中には何かで貫いた後がある。
赤い防寒具を着た少女は顔が鬱血して、完全に瞳が見開いていた。
帽子を被った少年は体中に穴が幾つも空いていた。
要するに――みんな死んでいた。
アドレーヌの中で何かが狼狽した。
アドレーヌはやっとピンク玉が転がっているのを見つけ、駆け寄った。
――身体中が、何かで斬られたようにズタズタになっている。
その体中の一部はピンク玉ではなく、もはや赤玉になっていて、回りは何か変種の水溜まりが広がっていっていた。
カーくん――――――!!
その時、アドレーヌの目には何か電球のような、小さい光が映った。
それはだんだんはっきりとしたものになって、やがて、もう完全に、アドレーヌは夢から醒めた。
体中が、汗で濡れていた。――あれこそが、本物の悪夢であった、ということだろうか?
悪夢だと思っていたそれが現実で――それでも、まだカービィが生きている、と言う事はこちら側では分かっている。
ふざけてはいたけど、生きている。
自然に、アドレーヌの目から涙が滲んだ。
そう、生きているのだ。体中、ズタズタになんてなっていない筈だ。
このゲーム中、現実が有り難いと思った参加者はアドレーヌくらいかもしれない。
それでも、友人が生きているか生きていないかの違いが激しかった事だけは、理解出来た。
「気がついたでござるか?」
起きたばかりのアドレーヌに、武士のような青年が、そう告げた。
ここまでが前編です。
予約期間延ばしになってしまいますが、日曜まで待っていただけると幸いですorz
これは続きがきになる!乙なんですよ
登場人物多いし無理しなくても良いと。
乙
乙
だが、余裕があったら状態表もつくってほしかった。
――大杉ワロタ
コレはキタイしてますよ〜。
乙!!続き楽しみにしてる
こういう場合って普通、破棄しとくもんじゃないのか
べつにいいんじゃね、過疎ロワだし
それもそうか
>>279 破棄するのはまだ早いんじゃないか
気長に待とうや
とは言っても1週間も音沙汰がなかったら破棄も考えるべきだけどな
そろそろ放送あっても良いと思うんだけどどうなんだろ?
開始が6時の早朝なんだからその6時間後のお昼にならなきゃだめだろ
そう言えばロワの主催者である
ナイトメア・ポーキー・マザーブレイン・カジオーの4人。
…誰がリーダーなんだ?
ナイトメアをアニメにすれば多少の無理はきくんじゃないか?
だから黒幕的存在はナイトメアかな
☆
そういえばシリカの死因は頭にマルクの矢が刺さった事による脳損傷でいいのかね
ウィキは自分を自分で撃った事になってるけど自分撃ってたの、あれ?
矢が致命傷だと思う。もうその時点で即死?
マシンガンは当たっただけに過ぎないと思う。
某ロワみたいに感想出し合うとかしたら書き手増えないかな?
やめたほうがいいと思う。あまりにひどい時以外、「乙」だけでいいよ。
それにしても書き手が少ないのは痛いよな
皆学校か
確かに痛いな
遅れていますが、今日中に投下出来ると思うのでもう少しお待ちくださいorz
お久しぶりです
修正ですが、忙しくて出来そうもありません
本当にすみません。さっきまとめのほうをチェックしたのですが
乗せてあるので大丈夫だと思いますのでそれでお願いします
投下
ほとんど休みながらだったのだが、一時間後にはエリア2であろうそこにやっと辿り着けた。
分校から此処までの間、特に移動が難しい場所など無く、容易だったのだが、
リュカの今の身体では予想以上に時間を要していた。
無論、今まで以上に注意は怠らなかった。全ては家族を取り戻し、幸せの時間に還るために。
運命に弄ばれた少年――リュカは大きい民家のベットに腰を掛けていた。
身体もかなり疲労していたし、PSIも使いすぎていたので、余計に体中が鈍く感じられた。
――なら、休めばいいのだ。
何の心配がいる?
仲間を探して、利用して――
そうでなくとも、単純な計算で三日目までに自分と仲間達、今までに殺した三人を除けばあと、最悪、五十四人殺せばいいだけなのだ。
それだけで家族が帰ってくる。あの時間をまた過ごせる。
仲間達だって、その内に死んでくれる筈だ。
そう願うしかない。自分はかつての仲間――参加しているクマトラやダスター、ボニーに「家族の為に死んでくれ」と言えるのか?
いや――今の自分なら言える。殺意とか、覚悟なんてとっくに決めている。ナナを殺した、あの瞬間から。
人を愛し、愛された優しい少年も今は昔、もう心のそれは少年の形をとった修羅へと姿を変えていた。
そう――もう、どうなろうが自分には責任が持てない。
ベッドに横たわり、目をつむる。
あまりにも身体が疲れを重ねすぎて、寝れそうにはなかった。
しかしそれでよかった。寝る必要などない。少し身体を休ませる程度で良いのだ。
そう、このまま身体をベッドに預けてゆっくりと疲労を溶かしてしまえばいい。
現実と夢の紙一重の浅い眠りに落ちて――
俄かに信じがたい事だったのだが、自分達の名前を知っている以上、信じるしかなかった。
黄色い、特徴的な帽子を被った少年――ナインボルトはいとも簡単にフォックスとポーラの名前を当ててみせた。
何故、この少年が自分達を知っているんだ、とか、そんな事を今気にしたところで何も変わらないので、それは置いた。
「ぼくちんは、インスタントラーメンの匂いがしたので……」
フォックスとポーラはまだ煮えたぎっている鍋を見て、ああ、と言う感じで肩をひそめる。
ナインボルトはフォックスの服に染み付いたそれの事は無視する事にした。
フォックス達もそれを呑んだのか、普通に接した。
「だけど」
フォックスが口を開いた。
「君は、今一人なのか? 回りに仲間は?」
「ああ、鷹丸って人と――」
一瞬、アドレーヌの名前を出す事に戸惑いを感じたが、それでも仲間、と言う事にした。
「アドレーヌって女の子がすぐ近くに居ます」
それは少なくともナインボルト以外にも二人の無事が確認出来る事だったので、フォックス達はそれで安堵はしたに違いない。
現時点、敵に襲撃にでもかけられていなければ、鷹丸、アドレーヌが生きている事は分かった。
「じゃあ、二人を呼んできてくれないか? ポーラの具合が良くないんだ」
真っ青(実際は白色なのだが)になったポーラの顔を見て、ナインボルトはその言葉の意味を完全に読めた。
「わかりました!」
そのまま、元気に雑貨屋のドアを開けた。
瞬間、ナインボルトの身体が傾いた。
ポーラの位置からではフォックスの体で確認しにくかったが、フォックスからははっきりと見る事が出来た。
それもフォックス自身がせっせとナインボルトに視線を追っていたおかげで。
勿論、「な」と言う言葉がフォックスの口から漏れた。
ナインボルトはそのまま、どさりと倒れた。
その脇腹に当たる部分には、赤い筋が刻まれていた。
つまり――?
フォックスが銃、デザートイーグルを手に取る前にそれは現れた。
フォックスとそれからの位置関係から、それの髪は灰色に見えたのだが、すぐにそれが動いた事で光が入り込み、銀髪である事がフォックスに伝わる。
それ、つまり少年――ロイドはリュカよりも疲労困憊していた訳でもなく、マルクのように重傷を負っていた訳でもなかったので、
リュカよりは身軽に動けた。
それにより早くこのエリアに入る事が出来たのだが、今の疑心暗鬼にかられた彼にはもう人を信じる事が出来なくなっている。
それどころか、人が死にゆく光景を見た事で恐怖が沸き上がり、狂いかけてさえいた。
そして今、目の前に居たナインボルトを――
フォックスは素早く銃を持つと、直ぐに引き金を絞った。
狙いは、少年の足元。威嚇射撃。
一種、強烈に押し倒されるような感覚がフォックスの全身に響いた。
雑貨屋の床が弾け、ロイドは一瞬、立ち止まった。
――本当に一瞬で、それはただひるんだ程度にしかフォックスは捉らえられない。
本来ならば、「ひいっ」と怯えてしゃがみ込むのが正常な対応なのだろうが、
むしろ少年は、素早く白く光を反射するそれを掬い上げるように、両手で振り上げた。
刹那、フォックスは腹部に一種、涼しげなものを感じた。
ばしゅっ、と、血しぶきが宙を舞い、そのままフォックスは床に投げ出された。
フォックスの容姿がロイドの頭に更なる刺激を与えたのだろう。
そりゃそうだ。普通、ロイドの世界から見れば狐顔の人間なんて居ないんだから。
そしてポーラが見るに――そこには仲間のジェフに似た少年が刃物(オプションとして血がついている)を持っており、
倒れているフォックスは腹から何か、ソーセージのようなものをのぞけながら、とろとろと血溜まりを広げている。
それで――恐怖を感じない筈があっただろうか?
「フォックスッ!!?」
そう叫んでからまたポーラは吐き戻そうとして――やめた。
ポーラの前にロイドが立ち、一気に剣を振り上げていたので。
ああ――ここで自分は死ぬんだろうか?
頭から――そう、あのピンクのドレスを着た、女の人のように?
色々なもの、脳みそとか、目とか、そういうのを撒き散らしながら?
ここで自分が死んだら、大切な人達を悲しませてしまうのだろう。
パパ、ママ、幼稚園のみんな、ジェフ、プー、ネス――
覚悟したその時、少年の動きがぴったりと止まった。
少年の剣と手首は確かに空中にあるのだけれど、そこが定位置かのようにしっかりと固定されている。
「アナ……」
少年は確かに口にした。 ”アナ”と。
少女の名前だろうか? そのアナとポーラを重ねて?
自分に似ているのか? それで躊躇を――
――だが、それで僅かにも隙が生まれた事は確かだった。
刹那、ぱぱぱぱ、と言う小気味よい音が響き、ロイドの脇腹に痛みが出現した。
それは背後を警戒せず、仲間のアナを思い出した故に生まれた油断により、余計に頭が働かなかったので、
完全に不意を突かれた事に違いない。
もちろんポーラもロイド自身も何が起きたか分からなかったし、フォックスは見てやしなかった。
――それが、ナインボルトのスーパースコープより放たれる熱線が放たれ、当たった事による銃声と衝撃である事など。
そのまま第二撃の大きい白い光球が放たれ、完全にロイドの身体を吹き飛ばした。
雑貨屋のカウンターにぶつかり、その体制のまま俯き加減に倒れた。
だが――この程度では死ぬとは到底思えなかった。
「ナインボルト!」
「あ――ぼくちんは大丈夫、ちょっと切れちゃっただけだから」
それはその通り、脇腹はそんなに出血していたわけでもなく、少し切れていた程度だった。
もちろん手当てが必要には間違いなかったが、それでもたいした傷ではなかったに違いない。
だが、それより何より、ポーラの視線は直ぐさまフォックスに向いた。
その赤い池はまだ範囲を広げて――
ナインボルトがフォックスの手首に手を当てた。
「――まだ、生きている!」
フォックスの脈はまだ正常に機能しており、もちろん腹は赤く染まっていたのだけれど、まだその顔は上下に揺れていた。
――今なら、助けられる!
助けられる。――だが、どうやって?
ハンドエイドでもあると? マキシムトマトもある筈がない。
ウルトラキノコ、いやいやこの場合はきんきゅうキノコか?
或いはとっこうやく?
そうじゃない。もしマロが居れば直ぐさまかいふくシャワーを――いや、ネスかプーが居ればライフアップかヒーリングで間に合うか?
とにかく、早く治療しなければ致命的な傷に見えた。
どうすれば――
「フォックスッ!」と言う甲高い叫び声を聞いて、リュカは目を開けた。
半身を起こして、少しそのままの姿勢で耳を澄ました。
そうすると――否、そうする必要がないくらいの銃声を耳が捉えた。
――近くに参加者が、それも恐らく、リュカと同じようにゲームに乗った参加者が居る、と言う事だろうか?
身体も先程より軽く感じたし、もう動いてもよいだろう。
リュカはベッドから身体を起こし、速やかにそのまま民家のドアを開けた。
そして、銃声の方向――雑貨屋に足早に急いだ。
今の銃声は叫び声の後だったので、少なくとも(リュカが聞き逃していなければ、だ)そのフォックスは銃で倒されたわけではなさそうだった。
つまり、そのゲームに乗った参加者は接近武器でフォックスを倒し、それから声の主を銃で撃ったのだろうか?
とにかく――相手が一人だけなら、すぐに殺せる。あの明るい時間へ一歩近づく事が出来る。
リュカは雑貨屋の扉に手をかけ、開けた。
まず――正面のレジカウンターの前で銀髪の少年が倒れていた。
それから、沸騰している鍋の横で、どうみても腹から内臓が飛び出している狐(多分名前通りフォックスだ)。
さらにその横に少年、最後に半身を起こしている少女。
到底、戦えるメンバーが居るとは思えなかった――とにかく、仲間にしたところで盾にすら出来ないのではないだろうか?
「あ、あなたは?」
少女は戸惑いがちにリュカに声をかけた。
当然なのだが、視線はリュカに向けられていた。
構わずリュカは、リップステッキを握り直した。
「ぽよ……」
もう涙はすっかり枯れてしまい、もう泣き続けたせいですっかり疲れてしまった。
そのため、しばらく寝ていながらもまだ心は不安定だった。
カービィは訳がわからないながらも、しっかりと怒鳴られていた事が分かっていたので、相当ショックを受けている。
それに――もうあの女の子はここには居ない。怒って飛び出して行ってしまった。
ほとんど充血しかけた目からはもう涙なんて出てなかったし、それにカービィ自身、落ち着き始めていた。
それでも――女の子を追う事には何故か躊躇いが出た。
まだ、まだ女の子は怒っているのだろうか?当座の女の子は今何処にいるのか分からない。
フームとは全然違う、それこそフームと同じで優しいのだけれど、その本質は全く違かった。
カービィに説明出来るのか、それは全く無理だったのだけれど、確かにフームと彼女は何かが違う。
だが――それがどうあれ、このままにする訳にはいかなかった。
カービィはようやく身体を上げ、飲食店から出ようとした時――ぱぱぱっと、まとまった音が聞こえた。
その音の主が居るそこを雑貨屋とカービィが気付けたかどうかは分からないが――カービィは、その場所に走り始めていた。
リュカは両手でリップステッキを振り上げた。
ポーラとナインボルトは最初理解できなかったのだが、すぐに結果が出たためそれには苦労しなかったに違いない。
リュカは力を込めたようにフルスイングするのだが、その結果と言うのがファンシーな音がした後ナインボルトの頭に突如大きい花が出現するというものだったのだけれど、
ナインボルトはナインボルトでその花には一切気付いていなかった。ナインボルトは側頭部を直に殴られて昏倒したので。
「ナインボルトッ!」
そう叫ぶとポーラの腹にちりっと痛みが跳ねたのだが、今は気にしている場合ではない。
ポーラは這うように動き始めたのだが、その時にはすでに倒れているフォックスの頭上にリップステッキが出現していた。
また、ファンシーな音がした。
フォックスの頭に巨大な花が生え、不気味な花粉を飛ばし始めた。
ポーラは直感的に理解したが――これはキノコが頭に生えるよりヤバい状態ではないのだろうか?
ポーラはPSIを試みて止めようとしたが、腹の痛みがひどくなり、それを遮る。いつもの彼女ならすぐに止められたのだろうが――
それから素早く、リュカは今度はロイドを叩いた。
今度はがつん、と何かがぶつかり合うような音がして、一瞬ロイドの身体がびくんと痙攣しながら跳ねたように見えた。
そして――もちろん頭から花が生えたのだけれど、すぐに枯れ果ててしまった。
そして――ロイドの頭からとろとろとした赤い水溜まりが面積を広げ始めた。
フォックスが腹からどくどくと血を噴き出させるように。それでも、それきりロイドの身体はもはや一ミリも動かなくなっている。
ポーラから見る限り――それは既に絶命している、と捉えてよかった。
そしてその少年は何の気も禁忌も無しに、呆気なかったかのようにやってのけた。
まるでロイドの事がアリだったかのように見て、しかも後悔するそぶりすら見せないではないか!
それはスーパーエナジーロボの爆発から来る恐怖よりも、かつて停電したデパートで誘拐された時よりも、そしてハッピーハッピー教団に誘拐された時以上の恐怖が襲った。
――殺される!
腹の痛みより、何より防衛本能が上回り、もうポーラは目の前のそれをギーグ以上の敵と見なした。
容赦なく、放つ!
「PKフリーズγ!」
リュカはそれを直ぐさま直感し、すぐに横に飛んだ。無論、それが強烈なPSIだと分かったから。
氷結された水分が一度に弾け、氷の刃がリュカの左脚のふくらはぎを確かに刔ぐった。
――PSIを使えるのか、それもクマトラと同レベルの!
一気にリュカのふくらはぎから血がほとばしり、そのままどさりと地面に落ちた。
リュカは痛みの根源を見据え――
見たところ深さ一センチ、外側の上部から五センチも削れていた。
間違いなく通常なら早期に手当てが必要だろう。かなりの深手だったが――負けない。絶対に。
「ライフアップβ」
光が溢れ、すぐに脚の傷が塞がった。完全に、とはいかないが。
血がかなり出てしまったが――まだ、いける。さあ、今度はこちらの番だ。
「PKフラッシュβ!」
閃光が弾ける。
涙が止まらなくなって、下手すれば気を失うだろう。
――どちらに転ぼうが、そうなってしまえば、もうこっちのものだ。
「サイコシールドα!」
ポーラは素早く紫の膜を張った。
――それっきり、その閃光は膜に吸い込まれるように消えていく。
だが、まだ終わったわけではない。サイコシールドを張っている間には隙が出来る。
リュカはロイドに支給された鉄の剣を拾いあげ、ポーラに縦に切り掛かった。
ポーラは身体をくるりと回りながら動かして、それを寸前で避けた。その時に髪の毛が数十本千切れ、空に舞った。
腹の痛みは既に、戦闘の緊張で全て吹き飛んでしまっている。
「PKフリーズα!」
回り終わってから、ポーラはスムーズに試みた。
PKファイアーはナインボルトやフォックスにも当たってしまう。PKサンダーはα、βレベルでは間違いなく当たらない。
PKフリーズαは基礎的なPSI攻撃だが、それだけでも十分致命的な傷を与える事が出来る。
そう――容赦なく、放つ!
また、水分が氷結を始め、氷が形成され始めた。
リュカにはまた疲労が襲い掛かった。
やはり、あの程度休んだだけではPPはそれほど回復しなかったのだろうか?
このままではこちらが不利だ。無理に追撃していたら逆にやられてしまう。
リュカは鉄の剣をポーラに対して投げ付けた。孤を描いて空中を飛んだが、結局それはPKフリーズにより作り出された氷の塊に当たり、
ポーラからそれてカウンターに突き刺さった。
それでポーラは一瞬すくみ――次に顔を上げた時にはリュカの姿は消えていた。
とにかく――何とか撃退した。なんにせよ、ともかく。
そう安堵したポーラに急に腹の痛みがぐんと跳ね上がり、ポーラは、そのまままた吐き戻してしまった。
つん、と酸っぱい臭いが鼻孔に広がって、もう胃が訳の分からない状態になったようにひくひくと痙攣したような感覚に襲われた。
もういい加減、胃自体もイカれ始めているのかもしれない。
フォックスにすぐにでも駆け寄りたかったが、もう身体が言う事を聞かなかった。
もう一度、今度は口から赤っぽいものを吐きだし、ついにポーラは気を失ってしまった。
目覚めた途端、唐突にアドレーヌに、発狂しだした直後の記憶が戻った。
落ち着いたアドレーヌは鷹丸からほとんど自分が混乱していたこと聞かされた。
もちろん、それは大部分自覚していたし、アドレーヌがカービィを置いてきてしまっていた事もすでにわかっていた。
だが――やはり、カービィを置いてきた事をひどく後悔してくる。早く戻った方がいいのだろうか?
しかし――カービィがふざけていたとはいえ、酷いことを――
「あどれえぬ殿」
やや発音がおかしかったが、アドレーヌは反応した。
「今は待ってくれぬか? ナインボルト殿が――」
と、言いかけた直後、「フォックスッ!?」という叫びと、ぱらら、という一種気持ちいい音が聞こえた。
「じ、銃……なの?」
アドレーヌは戦慄した。
――やはり、ゲームに乗った者がいる!
鷹丸がアドレーヌの顔を一瞬、ちらりと見た。
「あ、うん……分かってる。それに今出たら危ないだろうし」
アドレーヌが飛び出していく、と思っていたのだろうか、それで鷹丸は安心したようだった。
勿論、アドレーヌはカービィが、鷹丸はナインボルトの事が心配でない訳がなかった。
だが――むやみに自分達が出ていってむざむざやられてどうする?
アドレーヌは当然、それにいくら鷹丸だろうと銃で撃たれてしまえばひとたまりもない。
今は、信じるしかなかった。ナインボルト、カービィが無事、という事を。
雑貨屋から、リュカは残った力を総動員して走り始めていた。
やはり――自分と、クマトラ以外にもPSIを使える参加者がいる。
迂闊に相手に近づくのは危険かもしれない。
――だが、今更分かったところで何になる。
それではリュカがこの大殺戮を止める理由になどならない。自分は正しい。家族を取り戻そうとして何が悪い?
自分は間違っていない。
そう――絶対に、だ。
恐らく、リュカが来た分校からのルートからは反対方向だったので、北に進んでいる事はすぐに分かった。
今、北に誰かが居るのかは分からないが、とにかく休むしかない。
リップステッキ単独ではどこまで戦えるか分からないので。
やはりあそこで剣を捨てたのは、失敗だったのだろうか?
いや――投げなければ少女をひるませる事ができず、今頃リュカは氷漬けになっていたに違いない。
リュカが次の民家の後の道に右に曲がろうとした時、何かの足音が聞こえた。
後ろからではなく、それはまさに、たった今リュカが辿ろうとした道からだった。
先程の集団のように徒党を組んだわけでもなく、単独のように聞こえた。
無論――今度は、自分やあの女(シーダのことだ。もはや彼には関係のない事だが)のように、ゲームに乗った奴かもしれない。
あるいは――クマトラか、ダスター(二足歩行の足音だ。二足歩行を普段は行わないボニーである可能性は限りなく低かった)かもしれない。
もしゲームに乗っていたとしたら、間違いなく自分はいい標的となる。
リュカは民家の壁越しに少しだけ顔を覗いて――
「ぽよ……」
――そのピンク玉を見た。
「は」と気が抜けた声を思わず出したが、リップステッキだけはしっかりと握った。
些か警戒しようともしたのだが、すぐに止めた。ピンク玉の方から足にしがみついてきたので。
「ぽよ、ぽよっ……」
不安げに、何度も鳴き声を出した。
まあ――ピンク玉も幸せだろう。恐らく一人でずっと淋しくて、けれども最期にきちんと人に会えたんだから。
もちろん、ためらいなく――リップステッキを振り下ろした。やっぱり、ファンシーな音がした。
ピンク玉はそれでパニックになった様で、花を頭から咲かせながらバタバタと暴れている。見ていて、滑稽で笑いそうになった。
「何をしているんだ!」
まさか――
リュカがピンク玉から視線を離して真っすぐ目を向けると、一気に見開いた。
そこには赤い帽子を被った少年が居た。
その少年から見ればリュカはやはりゲームに乗ったものだと見てもなんら違和感など無いに違いない。
ここは町なのだ。もちろんライフラインだってきちんと揃っているし、生き残るなら最低限のものなら何もかも存在する。
そんな場所なら誰だって寄ってくるんだし、リュカだってそれを利用して一気に殺害数を稼ごうとしたのだ。
それならば他の奴だって何人でも近づいてくる筈なのに、たかをくくっていたなんて――ああ、自分はなんてバカなのだろう!
そんな事も考えられないで路上で素直に目立つ事をするなんて!
それどころではなかった。赤い帽子の少年の指は完全にリュカに向けられていた。
――それは、まさしくPSIを発動させる構えの一つで、リュカの胸の辺りを狙っていた。
ナインボルトはようやく目覚めた。【MOTHER3】のリュカに殴られた記憶も昔の様に感じたが、それどころではない。
フォックスに駆け寄ろうとして――足が崩れ落ちた。
動かそうとしても、脱力感だけがナインボルトを襲った。
――身体に力が入らない!
それがリップステッキの効力だったのでそれは正常に働いたと言えるが、ナインボルトにとっては有難迷惑でしかなかった。
這いながらやっとの事でフォックスの元へたどり着いた。
ナインボルトはフォックスを少し見た後――帽子のグラス越しのその目を、見開いた。
その血溜まりももう半分固まりかけていて、内臓か何か分からないが、もうそこから血が出てるようには思えなかった。
そして何より、吸気口が存在する筈の顔、肺がしっかりと入っている筈の胸も、――もう動いていなかった。
(もはやナインボルトの知るよしではなかったが、致命傷を負っていたフォックスにリップステッキが飛んできた事によって天国へのスピードが速まったに違いない)
ナインボルトは内心自分に歯噛みし――他のメンバーに寄った。
ロイド――そのロイドに寄る前に鍋の近くを通ったが、もう固形燃料も燃え尽きてしまって、煙も少なめになっていた。
(まあ、食べる気などしないだろう。誰がここで死体とパーティーがしたい?)
そして肝心のロイドはロイドで、頭から変種の水溜まりを作って――やはり、絶命していた。
そして近くのポーラ。
吐き出したのか、嘔吐した後が回りにあり、血も口から流していた。
まさか? ナインボルトは息を飲んでポーラの首に手を当てた。
動いていた。間違いなかった。
ナインボルトは安堵して、少し壁に寄り掛かった。
やはりリュカはゲームに乗ったのだろうか?
ナインボルトはリュカの名前を出して――はっとした。
リュカは、確か、ゲーム中で家族がバラバラになっていた。歳不相応の壮絶な体験を繰り返していた。
そしてポーキーの言葉。「願いを叶える」。
それを全て繋ぎ合わせて――全てのつじつまが合った。
そう、リュカはゲームに乗ったのだ。間違いなく、確実に乗った。
――”家族を取り戻す”願いを叶える為に。
【一日目/昼】
【ネス(MOTHER2)
健康状態:良好 PPを少し消費
武装:なし
所持品:支給品一式 封印の剣
現在位置:A−4 エリア2 港
第一行動方針:住宅街へ移動
第二行動方針:無駄な争いを阻止する
第三行動方針:首輪の解除法及び脱出法の模索
第四行動方針:戦力を募る
基本行動方針:ゲームの破壊
最終行動方針:黒幕の打倒(ついでにポーキーはブタ箱送り)
備考:出会う相手にはひとまず警戒する。特に緑帽の中年に注意】
【名前:カービィ@星のカービィシリーズ
健康状態:花、パニック、若干空腹
武装:無し
所持品:支給品一式(食料と水は無い。本人は確認済み)、バナナ
現在位置:C-4、路上
第一行動方針:早く花を取りたい
第二行動方針:あの女の子(アドレーヌ)を追いかける
基本行動方針:知り合いを探す
最終行動方針:ゲームからの脱出
備考:銃声の主がマーダーだと考えています。
参加しているのはゲーム版では無くアニメ版のカービィです。時期は次の人にお任せします。
それと右足首に人間参加者で言う首輪がついています。
パニックを起こして、まだ第二行動方針に移せるかどうかは不明です。】
【タカアンドボルトアンドアド】
【名前:ナインボルト@メイドインワリオ】
[状態]:激しく疲労、脇腹に軽傷 憧れのゲームの登場人物に会えてドキドキワクワク の反面、知っているが故の苦悩
[武装]:スーパースコープ@スマブラDX(鷹丸の支給品)/数発使用
[所持品]:支給品一式 、不明支給品×1(本人は確認済み) 、半分に切れた虫取り網上下両方
現在位置:エリア2(D-5)/雑貨屋
[思考・状況]
基本行動方針:ゲームには乗らない
第一行動方針:ポーラを助ける。
第二行動方針:アドレーヌが目覚め次第、町の外に出る。
第三行動方針:仲間と合流する(モナ、ワリオ、クライゴア、アシュリー優先)
第四行動方針:他のキャラにも会いたい。そしてそのキャラ達と力を合わせてゲームから脱出する
備考:銃声の主がマーダーだと考えています。
備考:共通思考:アドレーヌが目覚め次第、銃を持つマーダーに遭遇する前に町の外に出る。】
【名前:鷹丸@謎の村雨城】
[状態]:健康、未知の世界に興味
[武装]:ビームソード@スマブラDX(ナインボルトの支給品)
[所持品]:支給品一式×2(その内の一つはアドレーヌの物)
現在位置:エリア2(D-5)/住宅街の民家
[思考・状況]
第一行動方針:ナインボルトを待つ。
第二行動方針:ナインボルト来たら、町の外に出る。
第三行動方針:ナインボルトとアドレーヌを守る
第四行動方針:協力者と合流する(ナインボルトの仲間とも合流する)
第五行動方針:時間が許すのなら、ナインボルトからもっと他の世界のことの話を聞きたい
最終行動方針:主催者を倒す
備考:銃声の主がマーダーだと考えています。
備考:共通思考:アドレーヌが目覚め次第、銃を持つマーダーに遭遇する前に町の外に出る。】
【名前:アドレーヌ@星のカービィシリーズ
健康状態:健康 落ち着いた
武装:無し(虫取り網はナインボルトが持っています)
所持品:無し(デイパックは鷹丸が持っています)
現在位置:エリア2(D-5)/住宅街の民家
第一行動方針:早くカービィを捜したい
第二行動方針:早く外に出たい
第三行動方針:デデデ達と合流する
第四行動方針:絵描きセットを手に入れたい
基本行動方針:知り合いと再会し、ゲームからの脱出
最終行動方針:ゲームからの脱出
備考:銃声の主がマーダーだと考えています。
ゲームに参加しているカービィをゲーム版カービィであり、ふざけていると思い込んでいます。
気絶する前は錯乱状態だったので、第三行動方針以降の考えは吹っ飛んでいる可能性があります。】
【ポーラ@MOTHER2】
[健康状態]:気絶 肉体的にも精神的にも極限まで疲労 PP消費
[武装]:無し
[所持品]:支給品 折れた巨人のナイフ@ゼルダの伝説 時のオカリナ インスタントラーメン、ミネラルウォーター、固形燃料×数量
現在位置:D−5…雑貨屋
[第一行動方針]:仲間達を捜す
[基本行動方針]:ゲームに乗らず、仲間達と合流する
[最終行動方針]:仲間達とゲームからの脱出 】
【フォックス・マクラウド@スターフォックスシリーズ】
[健康状態]:死亡確認
[所持品]:支給品 デザートイーグル@実弾兵器/残り6発 KATANA@MOTHER インスタントラーメン、ミネラルウォーター、固形燃料×数量
現在位置:D−5…雑貨屋
【ロイド(MOTHER)】
状態:死亡確認
所持品:支給品一式×2(ピットの分含む) デデデの支給品一式(武器含む) 鉄の剣 新しい角材(MOTHER3)
現在位置:D−5…雑貨屋
もうとっくにネスが港から立ち去った後。
水に数十秒以上沈んでいたにも関わらず、リュカは生きていた。
ようやくリュカは目覚め、ようやくそこが海の中である事を悟った。
――早く、海面へ出なければ!
リュカは焦って上へ泳ごうとしたが――その必要は無かった。
たいした深さではなかったのだ。港、と言ってもここの舗装は甘かったし、せいぜい一メートル程度の深さしか無いような場所すらあった。
もちろん、早く海面に出て、リュカは海水を吐き出した後、大きく空気を吸い込んだ。
――ようやく、頭がはっきりしてきた。
どういうわけか、不思議と苛立ちとか、そういう感情は湧かなかったが、それでも自分を吹っ飛ばした赤い帽子の少年の事だけははっきりと覚えていた。
あの少年もほとんど自分が使うPKLOVEと同じ性質のPSIを使っていた。
そう――やはり油断出来ないのだ。
法に縛られず相手を殺せる=相手は自分も殺せるのだから。
もうこんなミスをするものか。
リュカは、港のコンクリートに攀じ登りながら、決心した。
そう――今は休んで、今度こそあの赤帽子を――
【名前:リュカ@MOTHER3
健康状態:全身に軽傷 左腕に軽い傷 左脚に軽傷(出血は止まった) 激しく疲労 激しくPP消費
武装:仮面の男の服@MOTHER3 リップステッキ@スマブラDX(残り回数14回)
所持品:支給品一式×3(ナナ、ポポの分含む)
現在位置:A−4/港
第一行動方針:住宅街に向かい、人を探す。
第二行動方針:今は休む場所を捜す。
第三行動方針:自分と無関係な人は殺していく。
第四行動方針:ダスター、クマトラ、ボニーは他の誰かに殺してもらう。
基本行動方針:色々な人と協力(利用)し、優勝する。
最終行動方針:優勝して、母と兄とダスター達を蘇らせる。】
投下終了。
さるさん規制がキツい。
様々な固有名詞が間違っている可能性があります。自分が見た限り違和感はありませんが…
>>310-311の間に一つ抜けましたorz
「今すぐその動物から離れろ!」
ち、馬鹿じゃないのか?
返答を返すわけでもなく、リュカはPKフラッシュの準備を既に始めていた。
今回ばかりは、すぐに逃げなければならないようだ。
「PKフラッシュα!」
そう閃光を放つと、リュカはすぐに踵を返して真っすぐ北に走り始めた。
だが、あまり効果が無かったようで少年もすぐに追いかけて来た。
いくらリュカでも、もう息がとぎれとぎれになっているのが自分でも分かった。
それでも早く、離れなければ!
もう十分近くは走っただろう。
リュカと少年のチェイスは未だに続いており、やはり距離が縮められている。
――それはそうだ。リュカが疲労している事もあるが、少年はもう自身の内なる力を覚醒させており、
へたしたらリュカ以上の身体能力を身につけている事になる。
もちろん、リュカが知るよしは無かったが。
状況は――どう見てもリュカが不利だった。しかも、目の前は港――海が広がっている。
PKフラッシュは失敗しても、PKLOVEなら少なからずダメージを与える事が出来る。
――決断を迷う時間はなかった。
「PKLOVEα!」
後ろに手を伸ばし、放った。
これで――
「PKキアイβ!」
そこでリュカの思考は中断された。
少年――ネスの放った念動波がリュカの念動波を掻き消し、残った念動波が彼の脳内に衝撃を与え、完全に気絶させたからだ。
それどころか、脳からの命令を失った身体が完全に吹き飛ばされた。
リュカが投げ出された場所。そこは、海だった。紛れも無く、エメラルドグリーンの海だった。
リュカの身体は何の抵抗もなく――そこへ沈んだ。
二人で全力で走っている内に港(そこはA−4だった。)着いていたのだが、ネスは追いかける事に夢中になってさっぱり気付いていなかった。
ネスは気が付き、やっとそこが港である事を把握した。
そして――リュカは仰向けに浮かんでいた。虚ろに太陽を見つめている様に見えた。
ロケーション自体はそれこそ良かったので、案外その表情は合っていたのかもしれない。
その顔も次第に、碧色のきれいな海に溶け込んでいった。
ネスは顔面を蒼白させたまま数秒、それを見てていた。
乙。
乙
乙
淡々と乙が並んどるww
乙
なんと面妖な
乙
乙
乙
ところで昼いったしそろそろ放送かな?
動かしてないキャラがいそうなのにどうしてそう放送にうつりたがるのか。
それにガノンドロフの問題も置き去りにされてるし。
意見として…
@ガノンはリュックサックを捨ててない事に変更する。
Aガノンはゼルダの方向に向かっていない(ゼルダの勘違い)
Bサトシとパンサーの話を破棄
…さて、どうすれば?
@、Aだと話を書き換えなければいけないような・・・
Cガノンの力と勘違いするような効果の支給品を持ったキャラをゼルダの方向へ向かわせる
ガノンがリュックを捨てた理由として。
盗賊の直感で「自分の身も危険に晒す位のヤバイ支給品が入っている」…と感じて捨てた?
と言うのはどうだろう。だが、そのヤバイ物が思いつかない。
そのヤバイ物がガノンの力と勘違いするほどの効果を…
>>325 早く放送後の話を書きたいんじゃないのかw?
まあ残っているパートもせいぜい放送前にエリア2に着くドロッチェ組、学校に到着する可能性のあるクマトラ程度だと思うが
>>329 スターロッド
クリスタルココナッツ(アニメ)
大いなる力(ダークゼロ)
グレオレマシーン
まあトライフォースを求めたり強奪する位だから危険だから恐れるようなものなんて無いと思うが
今思いついた。
スターフォックスアサルトのアパロイド。
意識乗っ取られるしあれはヤバいぞ!
ガノンのオーラが急に増えて、ゼルダが近づいてると勘違いしたとか。
魔力を回復するを使えば出来なくもないんじゃないか?
>>326 素直にBを。
予約つーか登場してないキャラを勝手に動かして、他の人に丸投げってのはだめだと思う。
交流所に行ってきた。
サトシ・パンサー登場話の四十二話のNG・修正申告します。
理由は
・ガノンを予約していないのに動かす
・ガノンが捨てた納得のいく動機、支給品、行為、事実の記述の欠如
・補完話を出すと以降の破綻話が処理しにくくなる
・通すならガノンの件を抜いてサトシとパンサーの遭遇理由を別にした方がいい
いいんじゃねえの書き手さん全然来ないし。
何週間前のことにも関わらずえ返信がこないなんて
SS破棄されても仕方がない行為だと思う
俺も破棄に賛成
もう破棄決定だな
てかすごい停滞ぶりだ。
みんなプロットを書いている……
みんなプロットを書いている筈だッ……!
42話破棄=サトシ復活なわけだが…
コノ後の扱いはどうなるのだろう?
誰か新しいSSでも書きゃあいい話。繋ぎだかもう一度パンサーにぶつけるとか
何度でもよみがえるさ
いっそ自分が書き直そうか?
どう見ても投下しすぎです
本当にありがとうございました
◆ilZClmYqFI氏が許すなら俺が書きたいなぁ…
もし書いてよければ、
サトシじゃなくてパンサーとジーノじゃ駄目ですか?
>>343 是非お願いします。
自分が書くんじゃ力量的にも空気的にも不安だったのでw
それじゃ代わりにクマトラ予約していいですかね?
もう遅いとは思うが、俺は来週まで待った方がいいと思う。
月曜になっても音沙汰無しだったら破棄とか。
それと、まだ動いてないキャラも動かしてから放送した方がいいんじゃないか?
リンク・スリッピーとか、ジェフ・ピカチュウとか
余談だが、ゲームと変わらぬルイージの冷遇っぷりにワロスwwww
予約ラッシュktkr
じゃあサトシ頭巾は保留ということで
>>345 話題にあがってからかなり時間が経ってる
これだけ反応がないのでは作者が当該SSに責任をもっているとは考えられない
頑張れルイージ!デイジー姫が泣いているぞ。
瀕死のポケモンってどの位休めば起きる事が出来るんだろうか?
昼前には起きるんだろうか…
じゃあ正式にクマトラ予約
鳥忘れorz
んじゃあ、
ジーノ、パンサー、ガノンドロフ予約。
全員マーダーとな? これはwktkが止らない
hagedou
ただいまのマーダー(マーダーキラー含む)の数
【生存】
リュカ(トップ)、マルク(ステルスアサシン)、ミュウツー、デデデ、パンサー、
ガノンドロフ、ジーノ、ピグマ(ステルス)、ルイージ、ブラックシャドー
【死亡】
ファルコ、シーダ(サニティ)、カスミ、アシュリー、
マロ(狂気)、ロイド(狂気)、ドンキー(マダキラ)、シリカ(マダキラ)
10(16)人
残っている女性の方々
【生存】
クマトラ(軽傷)、クリスタル、ディクシー、アドレーヌ、ゼルダ
サムス、ポーラ(衰弱)
【死亡】
ナナ(絞殺)、カスミ(焼殺)、シリカ(射殺)、リリーナ(爆死)、シーダ(刺殺)
ピーチ(自殺)、モナ(射殺)、アシュリー(粉々)
残り 7/15人
では、「キザな2人と盗賊」投下。
このブロックは一体どういう物なのか。
『ジャンプして叩けば地震が起きて、敵がひっくり返る。』
説明書にはそう書いてあるが、範囲はどれくらいなのか。
回数は二回。と言うことは一気に島全体、と言うこともあり得るし…。
それにボクも攻撃をくらうかもしれない…それに振動が小さすぎては困るしな。
考えれば考えるほど疑問が浮かんでくる。
疑問と言えばこの"作法棒とにぎり石"という物。
どう見てもハズレのアイテムだが、これで攻撃が出来るかもしれない。
捨てることは出来ない…か。
まだ不明なことが多すぎる。
マリオなら分かるのだろうか…。
いや、あの男は殺す。あまりチャンスが減っては困るし、
奴がアイテムを増やしてボクの計画の妨げになっては困る。
かといってこのブロックを適当に使って自滅してはいけない。
とりあえず…このブロックで土砂崩れなどが起きて自然災害で死人が出ては、
主催者側もつまらないであろう。
なら範囲は10m位か?それならかなり使えるかもしれない。
相手が屋内なら外から一網打尽に出来るし、奇襲にももってこいだ。
とりあえず、向かっている方向で聞こえた爆音の近くなら、弱った奴を殺す奴が居るだろう。
まずはそこに―――
ぱららららら
―――行…く?
振り向いた先には豹。
豹が銃を構えて立っている。
どうやら、早速獲物が現れたようだ。
「ボクは…そんな物じゃ死なないよ…。」
「なっ…馬鹿な…!」
体の一部が砕けたが、そんなに問題はない。
ブロックを使うか。
…いや、まだ相手は一人。
使って良いのか?回数は二回なのに?
いや、一人だ。少し疲れたって、回復すればいい。
ジーノビームで一気にいける。
「なら、こっちだ!」
ぱらららら――ドゴン!!!
「ぐぁああああ!!!」
よし、確実に当たっ――な…?
一体…何故急所から外れた…。
相手が銃を撃った。
それがボクの足に…それで場所がずれたのか…!?
…だが奴は右足に当たった。
瀕死ではないとはいえ、奴は生身。
右足は封じた。これで逃げることは出来ない。
とはいえボクも休憩しないと撃てない。
奴が倒れない限り、勝てないだろう。
ぱらららららららららららららららららら
「う…ぐぁあ…!」
痛い。痛い。腹にみしみしとめり込んでくる。
ぱららららららららららららららららら
だが、死ぬ訳にはいかない。
ゴスッ!!
「…あれ?何も起き――
ド――――――――z_________ン!!!!!!!
地面が凄い勢いで揺れる。
相手は倒れる。
木も倒れ、岩も崩れた。
立っているのは僕一人。
相手はどうした…?
見つけられたのは奴のマシンガンだけ。
「死んだ…か?まぁどちらにせよ死ぬだろうけど。」
早めに立ち去ろう。ここにいるのはまずい。
行くなら…人が居るところへ。
人を殺すのは休憩して、誰かに介護して貰う。
良い訳ならいくらでもつくさ。
「フフフ…ハハハハハ……」
不気味な笑いの腹に銃弾をくらったボロボロの英雄は、
―――すでに英雄ではない。
【一日目/朝】
【名前:ジーノ
健康状態:FP少 疲労 体全体に軽傷 腹に重傷
武装:POWブロック(残り1回)@マリオブラザーズ マシンガン/残り50発@スターフォックスシリーズ
所持品:支給品×2 作法棒とにぎり石@おどるメイド イン ワリオ
現在位置:I−10
第一行動方針:西へ向かい、人に守って貰う
第二行動方針:守ってくれた人を殺し、アイテムを奪う
最終行動方針:優勝して元の世界へ戻りスターロード修復
備考:足が動きにくいです。】
※I-10付近の木は倒れてます。
※I-10付近で爆発音に近い音が響きました。
「はぁっ…はぁあっ…ゴホッ……クリ…スタル…。」
右足を失い一度倒れたパンサーは、立ち上がれず苦しんでいた。
「クリスタルを…守るはずだったのに…。」
クリスタルクリスタルクリスタルクリスタルクリスタルクリスタル
クリスタルクリスタルクリスタ
ドゴォ!!!
「うぐぉおああああ!!!!」
目の前に現れたのは、獣のような形相で睨んでいる人間であった。
「む?まだ死んでいないとは…なかなか頑丈なようだな。」
「はッ…はッ…ゴホゴホッ……一…つ願い…を聞い…てくれない…か?」
「ククク…話す余裕まであるのか…良いだろう。聞くくらいならな。」
「クリス…タルとい…う少女を…守ってく 」
一匹の狐を愛した豹の願いは、そこで途切れた。
「ふん、良いだろう。その願いは"聞いた"。"叶え"はしないがな…ククク…ハーッハッハッハ!!!」
残虐な盗賊は、与えることはしない。
全て奪うから盗賊なのだ。物も、金も、命も。
そして、一番欲しいのは世界。そのためには、自分以外のトライフォースが邪魔になることを、この男は分かっていた。
「この近くにゼルダが居ることはトライフォースの共鳴で分かっている。まずはそこへ行くか。」
この強欲な盗賊の頭には、きっと奪うことしかないのだろう。
【名前:ガノンドロフ@ゼルダシリーズ
健康状態:少しずつ回復 魔力消費(小)
武装:なし
所持品:支給品×2 不明支給品
現在位置:I−10
第一行動方針:北へ行き、ゼルダを殺す。
第二行動方針:リンクも見つけて殺す。
第三行動方針:ゲームの優勝
最終行動方針:全世界を自分の物に。
備考:ガノンドロフはクリスタルを"人間"の少女だと思っています。】
【パンサー・カルロッソ@スターフォックスシリーズ
健康状態:死亡確認
現在位置:I−10
死体は放置されています。】
投下完了
投下
ひとまず乙!
それにしてもまたSS破棄されて運命変わっちまった奴がいるなw
クマトラは地図を片手に(少しパーカーの血が滲んでしまっていた)北に向かっていた。
やはり人が集まるであろうエリア2。そう、もしかしたら、もしかしたら仲間と再会出来るかもしれない。
それが僅かな希望でも。否、もはや、それに賭ける他なかった。
第一、もうゲームに乗った参加者を認めた以上、そう安々と走るわけにもいかない。
胸の傷はもう塞がったし(それでもまだ痛みが残っているしパーカーが血まみれになったけれど)、確かに普通に走る事も出来るだろう。
だが、銃とシャトーロマーニがあるとは言え――不意をつかれたら終わりかもしれない。
慎重にいかなければ、自分も死体の仲間入りを果たす可能性だってある。
そう、あの鳥人間(あのクソ鳥)に撃たれたモナのように。あれはあまりにも呆気なさ過ぎた。
――自分だってそうなってしまわない、と言えるだろうか?
今でも、その恐怖と緊張は襲い掛かる。いつまでもついてくる、死神が。
だが――立ち止まっていたところで何になる? それこそ、そのマーダー達の格好のターゲットではないか。
奴らはこのクソゲームの『優勝賞品』が目当てなのだから。
奴らから見れば鳥人間、モナとそいつを除いたあと58人(信じたくないがこれからも減り続ける。絶対)を殺せば――優勝だ。
恐らく、もうゲームに乗った奴はもう人を人として見ていないのだろう。
何故なら、そいつ自身、もう人間じゃないんだから(いや、鳥人間はその通りなのだが)。
やはり――進むべきだろう。それしかない。
もう誰も犠牲者になんてさせたくないし、悲しませたくもなかったから。
茂みをかわしながら進むと、学校が見えた。
エリア7なのであろうそこは、太陽の光線を大量の窓ガラスが水の様に湛えていた。
もしかしたら、もしかしたら。ここに仲間が居るのかもしれない。
或いは、協力してくれる人が、隠れているかもしれない。胸がどきどきした。
急いで走りだして、そっとドアを開けてから、入った。中は、しんと静まっていた。
誰もいない――? いや、もしかしたら、隠れているだけなのかもしれない。
クマトラが歩くたびにこつ、こつと廊下に足音が響いた。
きっと、この教室に居るのだろうか? クマトラは出口から近い、右側の廊下の突き当たりから三番目のドアを開けた。
この部屋には誰もいなかった。太陽あまり入ってこないのか、廊下に比べて薄暗かった。
他の部屋は、どうなんだろうか?
クマトラは右から二番目のドアを開けた。
やはり、その教室にも誰も居なかった。
――机の向こう、何か二つ転がっている以外は。
クマトラは目を見開いた。
クマトラはここに生きている参加者が居ると思い込んでいたので、余計全身を打ち付けられるようなショックを襲った。
机をだっと回り込んだ。
そこだけ整然と並ばれていた机が崩れており、仰向けに少女が倒れていた。
ピンクの防寒着を着ていて、身体はまともに見えるのだけれど、その顔は鬱血して腫れ上がり、もうぴくりとも動いていない。
その目は、先程クマトラが見開いたより、極限まで飛び出していた。もちろん、もう虚ろに視線が一点に集中している。
とにかく、死んでいるのは間違いなかった。問題は――
もう一方の、赤と黄色のラインの服。崩れた机に隠れた上に薄暗く、よく見えなかったのだが――
似ていたのだ。仲間のリュカの着ていた服に。
身体全体は見えなかったが、まさか――?
少女から離れ一瞬逡巡した後、ぐっと机から覗き込んだ。
――シャツだけだった。
クマトラは一瞬、安堵はしたのだけれど、やはり疑問を感じずにはいられなかった。
何故、ここにリュカのシャツが転がっている、しかも死体が置いてある部屋に?
少なくともリュカはここには居た、と言うことになる。
それなら――この少女の死体は?
誰が殺したと言うのだ?
まさか、リュカが?
いや、誰かに襲撃されたのかもしれない。
それで、リュカの代わりに少女が犠牲になった。
だが、それではシャツが転がっていることを説明出来ない。
リュカは――
そこでクマトラはようやく気付いた。そう、リュカは少なからず心の闇を抱いている。
いつも、我慢していたのだろうけど。
それでも――失った”それ”を取り戻すためにゲームに?
リュカの闇は、クマトラには計り知れないのだろう。
多分、クマトラが知った自身の秘密以上に、リュカは”それ”により、大きく傷ついている(いや、傷ついているってレベルじゃないかもしれない)。
だが――そう説明すれば死体とリュカの居た形跡は合うのだ。
紛れも無く、リュカが少女を殺した。
それに――シャツはシャツで、何か着るものを支給されて、リュカはそれを着たのだろう。
いや、それならば第三者に襲撃された、と解釈しても――
――キリがなかった。
とにかく、リュカが居た事は確かなのだ。
ならば、リュカ本人に会って確かめればいいのだ。他にどう考えられる?
クマトラはシャツをデイバッグに詰めた後、少女を抱き起こした。
やはりまだ目玉はぎょろりと飛び出しており、口の中の舌も異様に膨れていた。
それに――既に死後硬直が始まっていた為か、人形を扱っているような感覚に襲われた(人を人形だと? クソ)。
少女を並べた机の上に乗せて、目を伏せさせた。それから、両手を胸の前に添えた。
今はこれ位しか出来ないだろう。無駄にPKファイアーを使って火葬、も目立ちすぎて無理だった。
立ち上がり、ほんのすこし、少女の死体を見下ろした後、踵を返して急いだ。
――早く、リュカ達を捜さなければ。
午前十一時が近づいていた。
【一日目/昼】
【名前:クマトラ(MOTHER3)】
健康状態:左胸が少し痛い(戦闘には影響は無い)、PP消費−中
武装:コルト・ハイウェイパトローマン@実在兵器/残り6発(予備弾1発)
所有物:支給品一式×3、シャトー・ロマーニ@ゼルダの伝説ムジュラの仮面(残り250cc)、ナマクラヤイバー@マリオストーリー(装備していない)、リュカの服、武器0〜4(本人確認済み)
現在位置:H−5
基本行動方針:リュカたちを探す
第一行動方針:誰も悲しませない
第二行動方針:リュカたちを探す
第三行動方針:リュカから学校の事を聞き出す
最終行動方針:ゲームを潰す
投下終了。
…死体は動かして良かったんだろうか
動かすってもほんの少しじゃないか?
それくらいいいんじゃねえの?
その願いは"聞いた"。"叶え"はしないがな
まさに外道!…いやガノン。
そういう映像が浮かんでしまった…
Wikiでもサトシ・パンサー話を没にしてきたがあんな感じで良いだろうか?
没にする為にWiki見てたんだけど
サトシ・パンサーを没にした理由がガノンはゼルダの方向(北西)とは違う方向にわざわざいって荷物を捨てた事
ガノンが荷物を捨てた理由が不明確な事、予約の無いガノンを動かしている事、修正が中々こない事だと解釈してるんだけど
これでいくと◆Ovd.vJRPpoさんの作品もガノンがゼルダの方向(北へ行き、ゼルダを殺す)でゼルダの方向を確認(ガノンの能力?)し、
ゼルダの殺害を目論んでいるにも関らず違う方向(南)にわざわざいってるのは変じゃないか?
と重箱の隅を突っつくようなツッコミで嫌なんだけど一つの作品だけ違う扱いというのが
どうも理解に苦しむのでとりあえず不自然な点をあげてみたんだけど。
>>371 いや、その南はもしかしたら単なる記述ミスかもしれない
たまに東西南北を間違える人はいるからな。
@単なる間違い
Aガノンはダスターのダメージのせいで少しボケてる
Bゼルダの力と勘違いするような効果の支給品を持ったキャラが南にいる
…@だろうな。
◆WPo0ibjc/Y氏と二八九氏は何処へいったんだろう
キャラ達の耐久力って結局どうなったんだろう?
あくまでも基準。
あとは書き手が空気を読めるか、だ。
スマブラのページが更新されていたね
バトロワのおかげで「どちらかと言えばスポーツに近い」と言う説明文に凄く違和感がw
そしてバトロワのおかげでどのバトルも血塗られた因縁の対決にw
ただしクッパはネタキャラ
381 :
ワリオの苦悩:2007/05/23(水) 23:16:48 ID:WLZFLyC2O
(…?)
ふと、ワリオの足が止まる。彼は何を思ったか、目を閉じて天を仰いだ。
格好つけている訳ではないだろう。…彼が何を考え、何を見ているのか…それは彼にしか判らない。
…はずだった。
それははたして、どれほどの時がたったころだっただろうか?
ワリオの表情が誰の目にも明らかに、変わっていったのだ。
その目に宿る光は、殺意でも凶器でも正義でもない。
――――そう、それはただひとつ、明らかな――――
「…なぜ…こんな時に…ッ」
そう、ワリオは便意を催したのだ。
あせってズボンを下ろそうとする!間に合わない!
ブリブリブリブリブリッグロード♪
「と、止まらねえ…ウンコ、が」
それが彼の最期の言葉となった…
【ワリオ ウンコが土石流みたく止まらなくて死亡】
ちょwwwwwwwwww
てか下ネタやめろwwwwwwwwwwwwwww
ココアババロア噴いた
アケロワww
>>381 しかしワリオならアリかも、などと一瞬思ってしまったのは内緒だ!!
見事に停滞したな
やっぱり待機中の書き手が多いのか、本当に人がいないのか
そろそろ1回目の放送が近いだけに、難しいところなのかも。
そういえばルイージはネタで忘れられてるけど、素で忘れられてるキャラがいないか心配。
>>388 リンク、スリッピー、ジェフ、ピカチュウ、メイワリ勢
これ位か?投稿が殆どないキャラは。
390 :
ゲーム好き名無しさん:2007/05/25(金) 22:39:30 ID:hRG5q7rp0
現在一回しか出番の無い生存キャラ調べてきた。
・チーム
レオンとサムスとクライゴア組
サムライゴローとボニー組
スリッピーとリンク組
ピグマとブリブリワリオ組
ディクシーとクリスタル組
ジェフとピカチュウ組
・単独キャラ
ウルフ・ブラックシャドー・プー・サトシ(一応)
意外と多い?
・チーム
レオンとサムスとクライゴア組(…?)
サムライゴローとボニー組(…?)
スリッピーとリンク組(首輪解析待ち?)
ピグマとブリブリブリワリオ組(ピグマの動き・ジーノ接近待ち)
ディクシーとクリスタル(&ヨッシー)組(ヨッシー復活待ち?)
ジェフとピカチュウ組(ピカチュウ復活待ち)
・単独キャラ
ウルフ(惨劇地帯・エリア2に接近中)・ブラックシャドー(放置)・プー(丸投げ・マリオに接近中)・サトシ(奇跡の復活)
動かしやすいのはジェフピカ、緑組、プーかな
ウルフはエリア2の連中(ついでにドロッチェ組)もまとめて書かなきゃならないし
もうサトシは死んでたでよくね?
だからどう死んだんだと
うさぎ頭巾で首括ってたとか
>>394 ならばお前が俺らに納得行くように書け。
話はそれからだ。
これからのルイージの活躍に期待しようぜ、な?
やーだよ!
俺はルイージの活躍に期待する。そして、サトシのボロボロヘタレ街道にも期待し、
ワリオのブリブリに期待し、ブラックシャドーの放置っぷりにも期待する。
ルイージが本気マーダー覚醒、なんてネタ企んでたりするけど
とりあえず第一回放送乗り切らなきゃこのネタが成立しない罠
ピーチが自殺しなきゃピーチVSミュウツーとか考えてたんだけどな。
リュカvsクマトラ辺りなら出来そうだけどその前にクマトラvsデデデ(素手)かな
サトシのヘタレ話書いてみたいが時間がないorz
しかしスリッピーは悲惨だな、メンバーが殆どねぇ・・
ずっと黙ってたし、これからも黙ってるからリンク頑張ってくれ・・・
停滞してるなぁ…
>>402 書けるなら書いて欲しいッス
自分もちょっと見てみたいです。
サトシへタレ話
サトシカワイソスw
サトシ=ヘタレは確定なのか
>>408 原作=アニメで、現在ボロボロダメ先輩状態だからなぁ…
それにロワ内に一人くらい情け無いにも程があるヘタレがいてもイイと思う。
いざとなりゃ闇サトシもありだしな
いや、ないな
闇サトシって話には聞いてるけど見たことはないな
ピカチュウと組めばまだやっていけそうだがね…
じゃ、逆にスーパーサイヤ人サトシは?
マナフィの海の王冠か?高速で飛べるから「逃げ」には最適のアイテムかも。
>>415 …知らずに適当な事言ってしまった。スマン。
マリオ、プー予約で
予約キタコレw
わくてか
予約きたのか!
期待
スリッピー、リンク、ウルフ予約。
最近書き手が少なくなりましたね…。
そういえば修正ですが僕の頭では何処を修正すればいいか分からないんですが…
だれか説明してはくれませんかね?
>>371-374 ガノンのSS修正は↑にある。
簡単に言うとガノンがゼルダを殺害するために北へ向かっているはずなのに違う方向(南)に
言っているのはどういうことなんだろう?ってこと。
もう書き手が三人しか居ない気ガス
そんなわけで不安要素があったのでしたらば投下しますた
>>423 いいSSだけど、ちょっと疑問が。
マーダーがいるならそいつを止めるという選択肢があると思うんだけど
何故それを選択しなかったんだ?
両方とも戦闘力あるし、逃げ切れないわけじゃないし。
そこんところが気になった。
まー乙です
>>424 マシンガンがどれだけ強い武器か知らんのか?
>>426 おいおい、マリオとプーを一般人として考えてないか。
強力な炎を放てるマリオとPKスターストームΩを使えるプーが
マシンガンに勝てないと思っているのか?
「当たらなければどうと言う事はない」ですが。
マシンガンの掃射を受けたら多分死にます。
超人だからそんなに重く捉えたりはしないということだろ
危険ではあるが怯むほどのことじゃあないといった感じ
当たったときの扱いは当たってから考えればいいし、そもそも別問題
夏休みになれば書けると思う
まあ他のロワだと最強クラスでもマシンガンであっさり死にそうになるからな。
補正のせいで当ててはくれないが。
>>427 C.ファミコンがマシンガンで死んでるんだぞ?
よくそんな思考できるな… ジーノは木製なんだぞ?
>>432 そうかい、君はマリオとプーをマーダーに襲われているかもしれない
ヤツの命より自分の命を優先するという性格にいつ決めた?
434 :
ゲーム好き名無しさん:2007/06/04(月) 16:50:08 ID:fycwIWsz0
今から行っても間に合わないと思ったんじゃないのか?
これ以上死人を出さないためにも、救出より脱出を優先したとか。
Wiiで書き込むのは難しいんだぜ
sage忘れ
う〜ん、そんなもんなんかなぁ
書き手さん、、もしいたらそこらへんの描写を明確しして修正してくれませんか?
そう言えばしたらばにテスト投下したので。
>>437 とりあえず乙。
ううん、リザードンで逃げ出す件については
見えない壁で塞がれてるから脱出はムリという感じだと思ったが
まぁ、複合かなぁ。
あとリザードンの使用できる4つの技を表記してくれればもっと完璧だった。
モーニをターゲットに味方殴りで経験値稼ぎ
立派な誤爆です本当に(ry
使ってもない技を先に表記しておくなんてとんでもない
テンプレはSSの後からついてくるもの
リザードンはすでにそらをとぶを使っている件。
そろそろ第一放送かね
まだ一話しか動いていない奴らもいるのに何を言っちょるのかね君は
全員一話動いたあたりで放送って普通じゃないか?
放送の結果により発狂するキャラを期待している俺は間違いなく基地外
>>446 大丈夫、オレもキャラ発狂による更なる混沌展開に期待している。
ただ、発狂しそうなヤツがパッと見10人近く…
放送は50話まで行った時くらいで良いと思うけど。
朝〜午前くらいの話とかしかないキャラもいるんだしさ。
余裕の450ゲット
ふはは、残念だったな。
レオン、クライゴア、サムスのグループの話しの続きを考えるとどうしても
クライゴア=ボケ担当
レオン=キレツッコミ担当
サムス=振り回され役
にしかならない上に話しがまとまらない俺orz
あいつらの周りって合流できそうなヤツいたっけ。
ちょっと遠そうだな
いつの間にか書き込まれているのは何故…?
>>448なんて書いてないですが…
おそらく鳥バレか、鳥被りなのか。
どちらか変えなきゃいけないのかも。
寝てる間に書き込んだとか。
冗談はともかく鳥バレの可能性もあるかもしれないね。変えた方が良いかも?
元 ◆Ovd.vJRPpo
もう遅いかも知れないけど
◆2ZKOUYCe4Y氏の修正しての本投下まだできてませんか?
wikiの彼の作品のトリ変えておいたほうが良いよな?
「怪しげな奇跡」修正&本投下。
「うーん…ちゃんとした物がないなぁ…。」
たった今、チーム・グリーングリーンズは、いろんな物が売っている、何でも屋の中に居た。
この近代的な街に近かったこと、機械に強いスリッピーと、
大魔王を封印するほどの力を持ったリンクがチームに居ることは、
"奇跡"と言っていいほどの偶然だろう。
だが、そんなに"奇跡"が続いては、いつか必ず悪いことが訪れる――
「あ、あったよー!」
…いや、この者達は予想以上に運が強いのかもしれない。
「ドライバーが…3つか。」
少し期待していたリンクが、少し寂しげに言った。
「うーん…それ位しかまともな物がなかったからね…。やっぱりちゃんとした所へ行かないと…」
「そうか…。」
二人とも黙る。その重い空気に耐えられず、
スリッピーが話を切り出した。
「それでさ!ポケモンってどんな物なの?」
「ん、あぁ。いや、見たことがないから分からないが…」
「が?」
「説明書には自分の言うことを聞いて戦う者と書いてある。」
「ふーん…それでモンスターねぇ…なるほど、ちょっと説明書を見せて。」
「あぁ、勝手に見てくれ。」
『モンスターボール×3』について
このモンスターボールには、3体のポケモンが入っている。
ポケモンは、大体が4つの技を使えるそうだ。
だが、このポケモンは出したら30分で消えてしまうぞ。
一応モンスターボールは残るので、他のポケモンでも探してはどうかな?
まぁ無駄だろうと思うが。
ちなみに、中に入っているのは、ロケット団のニャース、
サトシのリザードン、カスミのコダックだ。
それと、ポケモンで逃げようとしても、見えない壁があるからな。当たったら死ぬと思うぞ。
「説明書だけで…かなり分かったね。」
「そうなのか?どういう事が?」
「えーと、まずは2行目で、"大体が"って事は4つ使えない奴もいるって事でしょ。
次に4行目、ポケモンは捕まえることが出来る。
つまり、中は異次元みたいな物で、捕まえた物を縮小してしまうことが出来る。
そして最後の行。ポケモンで逃げようと、って事は、
逃げることが出来るポケモンもいる。要するに、人を持てるほどの力持ちって訳だ。」
「だが、逃げようとすれば見張りが攻撃するんだろ?」
「うん。だけど、逃げようとせず、他の人たちに近づくことも容易い。」
「じゃあ脱出組を集めれば良いんじゃないか?」
「そうだね…それに、探してる人たちだって見つけられるでしょ?」
「そうか。だが…制限時間が30分…難しいんじゃないか?」
「モンスターボールに戻したらどうだろう。時間はかかっても、回復は出来るんじゃない?」
「なるほど。じゃあ移動、休憩を繰り返せばいいのか。とりあえず出してみるか?」
「うん、じゃあどれを出すの?」
「じゃあこの強そうな名前のリザードン!」
会話が終わり、モンスターボールを手に握りながらそう言うと、
モンスターボールから、赤く気高い竜――リザードンが出てきた。
「話すことは出来ないだろうね…"これ"に何か言ってみたら?」
「じゃあ…リザードン、空は飛べるか?」
リザードンは反応して、二人に背を向けてしゃがむ。
「乗って良いのかな?僕も。」
「あぁ。とりあえず大丈夫のようだ。」
二人が背中に乗る。
「で、何処へ行くの?」
「うーん、じゃあ北に飛んでみるか。」
「そうだね、出発ー!」
スリッピーが言っても、リザードンは言うことを聞かなかった。
「あ、俺が言わなきゃ駄目かな?じゃあ出発。」
「ギャオォオオオ!!」
「……。」
その言葉を聞くと、リザードンは東に向けて、飛び出した。
「うぉおお!速い速い!」
「落ち着きなよリンク!人を見つけるのが先でしょ!」
「何でお前は普通でいられるんだ!?」
「まぁ僕は空をいつも飛んでるし…。あ、誰か居たよ!?」
「本当か!?早くないか!?リザードン、止まれ!!」
「ギャォオオオ!!!」
リザードンが急降下して、すぐに止まった。
「まるで絶叫マシーンだね…。リンク、大丈夫?」
「あ…う…かゆ、うま…。」
「一応大丈夫だね、そこの君も……お前は…!?」
目の前にいる男が話し始めた。
「…俺は―――――ウルフ。残念だろうが…スターフォックスの奴らとは手を組む気はないぜ。」
さぁ、この一匹の狼と出会い、これから起こることは、先ほどから続いている"奇跡"か。
――それとも、太陽に近づきすぎた天使のように、地獄へ堕ちていくのか。
【一日目/昼】
【名前:リンク@ゼルダの伝説
健康状態:精神的に疲労
武装:モンスターボール×3@ポケットモンスター (リザードン放置中/残り20分)
所持品:支給品一式
現在位置:F-3→E-3
第一行動方針:ナビィとゼルダ、若しくはシークとの合流
第二行動方針:装備を取り戻す
第三行動方針:ガノンドロフの殺害
最終行動方針:ゲームを潰す
備考:二人ともエリア2に向かって移動開始 】
【名前:スリッピー・トード@スターフォックス】
健康状態:身体能力の上昇
武装:ソロ(セット状態)@黄金の太陽
所持品:支給品一式
現在位置:F-3→E-3
第一行動方針:このウルフをどうするか考え中
第二行動方針:街に行って工具を獲得し、首輪の解除
最終行動方針:ゲームから脱出
備考:ソロをセットした事により身体能力が上がってます
備考:二人ともエリア2に向かって移動開始 】
【名前:ウルフ・オドネル@スターフォックス
健康状態:健康
武装:ハンドガン@メトロイドシリーズ
所持品:支給品一式 、クランクのコンピューターハッキング用CD−R@エフゼロシリーズ、双眼鏡@現実
現在位置:E-3
第一行動方針:この蛙をどうするか考え中
第二行動方針:ディスクを機動できるパソコンを探す(ディスクのことは当面隠しておく)
第三行動方針:レオン、パンサーと合流する
第四行動方針:他の参加者と必要以上に馴れ合わない(特にフォックス達とは手を組む気はない)
最終行動方針:ゲームを潰し、主催者を倒す
備考:ウルフもエリア2に向かって移動開始 】
【リザードン@ポケットモンスター】
赤い体で竜のような形をしたポケモン。
尻尾の火が消えると、リザードンも死んでしまう。怒ると炎が青くなる。
*使える技*
そらをとぶ:空中を飛行したあと、相手に攻撃する。遠くまで凄い速さで飛ぶ。15回使用可能。
だいもんじ:10回に一度、相手を火傷にする炎を吐く。命中力は低い。5回使用可能。
ねむる:体力を全回復して眠る。1時間は起きない。10回使用可能。
はかいこうせん:当たったら殆どの確率で即死の光線。反動で一分は動けない。5回使用可能。
投下完了。
何でも屋は、カービィの世界ならそれ位はあるだろうと思ったんで。
技は、サトシのリザードンっぽくしたかったけど、資料がなかったので仕方なく適当に。
あと、一つだけ追加。最後の所に書き忘れていたので…。
※リザードンの空中姿は大体の人が見ている可能性があります。
目が良ければ緑色の生物が見えたかもしれません。
修正乙!自分の指摘した所を考えてくれてありがとう。
サトシのリザードンといえばちきゅうなげだが
そんな再現しなくても大丈夫かな
gj
方向違いの修正はまだだろうか
書けるキャラ
マリオ・ルイージ・クッパ・ジーノ・ワリオ・ナインボルト・
カービィ・マルク・リンク・ゼルダ・ガノンドロフ・スリッピー・
サトシ・ピカチュウ・ミュウツー
微妙なキャラ
ヨッシー・Drクライゴア・メタナイト・ドロッチェ・
デデデ・スピン・アドレーヌ・ウルフ・ピグマ・クリスタル・
ブラックシャドー・サムライゴロー
多分無理
ドンキー勢・メトロイド勢・MOTHER勢・FE勢・レトロ勢
今書けるのはこんな感じです。
サトシのリザードンはちきゅうなげ、オーバーヒートとあと何があったっけ?
つばさでうつ? かえんほうしゃ? だいもんじ?
りゅうのいかり
ちきゅうなげ
かえんほうしゃ
(そらをとぶ)
地球投げしか知らなかった…
"そらをとぶ"なんて使ったっけ?
劇場版でよく使ってる。
劇場版になると都合良く飛んでくるリザードン素敵すぎ
このロワでもサトシの危機に反応したりするんだろうか
というかアニメ版の場合、4つ以上技を持ってるよね?
そこらへんは制限ってことでいいんじゃね
475 :
ゲーム好き名無しさん:2007/06/12(火) 17:08:45 ID:UcNjQ/lFO
したらばにSSが投下されているが放置されている件
ついでに保守
モンスターボールのニャースにwktk
後はジェフピカかな
ジェフピカはポケモン生命線の一つだからな
☆
保守
481 :
ゲーム好き名無しさん:2007/06/18(月) 04:02:17 ID:ATH1D0gAO
ほしゅ
482 :
ゲーム好き名無しさん:2007/06/18(月) 09:59:46 ID:cMcIJJo60
保守。
483 :
ゲーム好き名無しさん:2007/06/18(月) 10:40:26 ID:JCQnlbEU0
さーかーなーくーんーはーこーいーきーんーぐーだーけーをーそーだー
てーてーるーらーしーいーよー!−
484 :
ゲーム好き名無しさん:2007/06/18(月) 10:44:26 ID:P0C5RfJQ0
vipマリオ打開せよ
ageんな豚
保守
最近過疎ったな…
3時間以内にレスが無いとカジオーは主催者側のズガン要員に。
とりあえず問題のSSがあるのが原因じゃないかな
ガノンドロフの進路の問題も作者さんははっきりとした修正案はしめしてないし。
さらに動いてないキャラ多すぎ
修正組みの一人です。現在、課題に追われて修正書けない状態ですorz
少しだけお待ち下さい。
「逃げる」投下
青いジャケット、赤い帽子に太い眉が特徴的である。
サトシだ。彼の目は既に充血しきっている。
誰にも見つからないように森の中を彷徨い走り続けていたが
いくら体力のあるサトシでも3時間程以上も泣き走り続けていれば
限界がくるというものだ。泣き走り疲れただ、少年は疲労困憊していた。
とにかく誰にも見つからない様に逃げ続けなければ。
少年の脳裏にはあの野獣の様な赤い目が深く焼きついていた。
あの目を思い出す度に残酷な死体の情景を思い出す。
(あんな……あんな風には俺はなりたくない!!)
体の震えが止まらない。
もうあんな怪物には絶対に近づきたくない。
相手に見つからない様にかつこちらが早くあちらを察知し逃げる必要性がある。
サトシは泣きながらやっとデイバッグを初めてあけたのだった。
「ウサギずきん……。 逃げるのに使えそうだ……」
ぶつぶつ呟きながら中身を確認する。
「!!これは……」
「とにかく、これで少しは安心かな?」
少し不安そうに口に出しながらいそいそとシャツの下にそれを身に着ける。
分厚くてごわごわしていて着用するのに手間取りながらも思考は止まらない。
「いや、あいつの目……残忍さ。思い出してみろ。」
脳裏に焼け付いたあの光景はそうそう忘れられるものではない。
頭に浮かんだその光景を振り払うかの様に頭をぷるぷるとふりながら
空を仰いだサトシの目に信じられない物が目に映った。
「あれは……リザードン!?」
小さな影だったが間違いない。
あれは俺のリザードンだ!リザードンがいてくれれば心強い。
とにかく……リザードンと合流しよう。
サトシは涙を拭きながら、リザードンが見えた方向へと走り出した。
そう、一直線へ危険地帯の最中へと。
【名前: サトシ(ポケットモンスター)
健康状態: 良好だが自信喪失中。ウサギずきん装着の為、移動速度上昇中。
武装: 十得ナイフ・防弾チョッキ・ウサギずきん (ゼルダの伝説 ムジュラの仮面)
所持品: 支給品一式
現在位置: F9(西に移動中)
第一行動方針:とにかくリザードンと合流
第二行動方針: ピカチュウ・カスミ・タケシと出会いたい
第三行動方針: 知らない人とは出会いたくない。特にガノンドロフは避けたい。
最終行動方針: ゲームからできれば仲間と共に逃げ出す
備考:孤独感・恐怖感・自身の無力さから自信を喪失し、酷く落ち込んでいます。
現在の意思の方向は前向きな脱出ではなく後ろ向きな逃げ出すです。】
投下終了。
ついでにMOTHERやった事がないのに無謀にもジェフピカ予約
とりあえず期待。
動画で多少の知識はえられる…かな?
動画ってようつべとかですか?
うん、そこらへん。
多少なりとも資料はあると思う。
Thx
※I-10付近の木は倒れてます。
※I-10付近で爆発音に近い音が響きました。
「はぁっ…はぁあっ…ゴホッ……クリ…スタル…。」
右足を失い一度倒れたパンサーは、立ち上がれず苦しんでいた。
「クリスタルを…守るはずだったのに…。」
クリスタルクリスタルクリスタルクリスタルクリスタルクリスタル
クリスタルクリスタルクリスタ
ドゴォ!!!
「うぐぉおああああ!!!!」
目の前に現れたのは、獣のような形相で睨んでいる人間であった。
「む?まだ死んでいないとは…なかなか頑丈なようだな。」
「はッ…はッ…ゴホゴホッ……一…つ願い…を聞い…てくれない…か?」
「ククク…話す余裕まであるのか…良いだろう。聞くくらいならな。」
「クリス…タルとい…う少女を…守ってく 」
一匹の狐を愛した豹の願いは、そこで途切れた。
「ふん、良いだろう。その願いは"聞いた"。"叶え"はしないがな…ククク…ハーッハッハッハ!!!」
残虐な盗賊は、与えることはしない。
全て奪うから盗賊なのだ。物も、金も、命も。
そして、一番欲しいのは世界。そのためには、自分以外のトライフォースが邪魔になることを、この男は分かっていた。
「ゼルダ姫を捜すなら、敵を虱潰しに殺しながら探せばいいこと…
最後まで追いつめて…命までも奪ってやる!ハーッハッハッハッハッハッハ!!!!」
不気味な笑い声は山の中へと木霊した。
まるで、誰に気づかれようとも動じぬように。
【名前:ガノンドロフ@ゼルダシリーズ
健康状態:少しずつ回復 魔力消費(小)
武装:なし
所持品:支給品×2 不明支給品
現在位置:I−10
第一行動方針:北へ行き、ゼルダを殺す。
第二行動方針:リンクも見つけて殺す。
第三行動方針:ゲームの優勝
最終行動方針:全世界を自分の物に。
備考:ガノンドロフはクリスタルを"人間"の少女だと思っています。】
【パンサー・カルロッソ@スターフォックスシリーズ
健康状態:死亡確認
現在位置:I−10
死体は放置されています。】
一部修正版投下完了。
間違っているところがあれば教えてください。
乙ー
細かい修正点なのに聞いてもらってすいませんでした
リアルが忙しくて全然来れなかったorz
マリオ、プー投下します。
プーは拳を構えながら歩き出した。――慎重にいかなければ。
「おい」
プーから声をかける。距離にして六メートル。
デスビームの射程距離ではない。(それでももし撃たれたらまずい。とても)
普通、銃を持っている相手を見つけたらすぐに逃げるだろうが、プーはそんなことなどしなかった。
確かに現状では仲間は居た方が良いし――何より、この極限状態の中でプーは人を信じることを忘れていなかった。
それは一種、プーの王者としての自覚、或いは素質から来るものなのかも知れない。
男は男で気付いたようで、こちらに顔を向けた。もちろん――デスビームが、ぴくりと上がっている。
「その銃を下ろすんだ……」
男の眉が、上がった。
「お前はゲームに乗っていないのか?」
「そもそも人を殺すことに禁忌があるだろう」
あくまで正当防衛を除いてだが。素直に殺されます、とは思えなかった。
「そうか、ならよかった」
幾分男の声量が変わり、少し微笑みながら、プーに近づいた。
「俺はマリオ。弟のルイージと友達のピーチ姫を捜しているんだ」
ルイージ――あの緑帽子のことだろう。
「プーだ。よろしく頼む」
そうして言葉を出して、続けた。
「俺も、ネスと、ポーラと、ジェフと言う友達を捜している」
ギーグも倒された今、ネスを頭(かしら)などと言うべきだろうか? (ポーキーの事はともかく)
相手に不必要な期待を抱かせ、もしかしたらネスに負担をかけてしまうかも知れない。そんなわけでネスの詳細を教えるのは避けた。
「そうか、でも良かったよ、最初に会ったのがゲームに乗ってない奴で」
それから、マリオはデスビームをベルトにしまい込んだ。本当にプーを信用したのだろうか。
――それとも、ゲームに乗っていて、騙し討ちする為に? 或いはプーが武器を持っていないこと(その通りなのだが)で油断していると? ……そんなことは無い。
やる気ならここまで接近した時点で襲い掛かって来ている筈だ。
それからしばらく、マリオと話し込んだ。
支給品の確認や友人達の特徴、自分達の境遇と能力――
一時間近く経ってから、これからの事も考えておいて、食事もとっておいた。
「とにかく、急ごう。もしこんな戦いに乗った奴に襲われていたら取り返しのつかないことになる」
マリオはそう言いながら、ようやく立ち上がった。
そこまでルイージ達が心配なのか?
確かに――あの教室で絶叫していたのはプーも確かに見ていたので、とてもではないが精神的に強いとは思えなかった。
しかも、殺されたのが友人、或いは恋人――
プーは言い知れぬ不吉な予感を覚えた。
あくまで予測の域すら出ていない考えだったが、それはプーにとって大きな脅威になりつつあった。
もし、実際にそうなって、それをマリオが知ったら? そして、マリオはどうなるのだ?
まさか――ルイージがゲームに乗ってしまったら?
友人を生き返らせる為に――
プーの思考は中断された。
ぱららららら、と古いタイプライターよろしく、小気味よい音が大きくプーの耳に届いたので。
「おい、今のは……」
もちろん、マリオが言う前に理解した。
明らかにジェフがペンシルロケットを連続発射する時のように、危険な音と認識出来たからだ。
更に続けて、ぱららららら、と、また響いた。
「遠いけど……まずくないか?」
南からの銃声――つまり、ゲームに乗った参加者は明らかに存在している!
瞬間、マリオがその方向へ走りだそうと足を浮かせていた。
「おい!」
まさにマリオの身体が動こうとした時、プーがデスビームを握り締めてていた右腕を握り締めた。
「やめろ!」
「なんでだよ、今、襲われているのはピーチ姫やルイージかもしれないんだ。そうじゃなくても、やる気の無い奴が襲われているかもしれないんだぞ」
「そんなことを言っているんじゃない」
プーが歯を剥いた。
彼自身、あまりにも敵に近付きすぎるのは危険なのは一番分かっている。
そうだ、敵を倒そうと接近しすぎて逆に意識不明になる程強烈な打撃を浴びせられた事もあった。
第一――ここからでは距離が遠すぎるのだ。
「あの場所までどれだけ距離があると思っている? 途中に誰が居るかも分からないし」
一旦、息を止めて、続けた。
「いきなり敵陣に入って生き残れると思っている程、無謀な事はないぞ」
「じゃあ見殺しにするのか!」
マリオはプーの手を振りほどき、今度こそ走り始めた。
もう遅かった。
マリオの姿は、プーと完全に決を割った事を表すかの様にすぐに森の茂みの中へ消えていった。
「――」
プーは言葉を失っていた。
たった今、仲間だと認識していた人物が確かに消えたのだ。
行ってしまった。
しかも――自分がもう少しうまく説得すれば止めることが出来たんじゃないのか?
いずれにせよ、マリオはもう居ない。居ないのだ。
ゆっくりと、プーは諦めて上げたままの手を下ろした。
もちろん――マリオを追う事は出来ない。
完全に自殺行為だ。
だが、マリオは間違っている訳ではないし、自分が間違っているかもしれない。だが――
それに、いや、この状況でなくてもだ。仮に、ネス達が殺されたとなれば?
そうなれば――自分は”願い”を叶えてこんな戦いに巻き込まれてしまった者達を蘇らせよう。
ポーキーにいくら蔑まされ、笑われようと、自分は、犠牲になった者達を救う。
だが、そうならなければ今なら間に合う。人に苦しみを与えずに済むのだ。例えその対象が既に血塗られた罪を背負った者だろうと。
マリオの心境は分からない。だが少なくとも、自分をかえりみず襲われた者を救おうとはしているのだ。
だが、プーはそうはいかなかった。
自分はまだ死ねない、少なくともネス達、戦いに乗らない者達が安全な状況を作らなければならない。
そうする為、今進むべき方向は西――町のある、エリア2だ。地図は先程確認していた時に頭に叩き込んでいたので、
コンパスに狂いがなければ灯台から真っ直ぐ、エリア2へ着く筈だった。
少なくとも需要がある町なら誰か、仲間が居るかも知れない。
またぱららららら、と聞こえた。もし全てが別々に放たれたもので、全てが命中しているならば、三人も倒されたことになる。
どうやら、思ったより急がなければならなかった様だった――
マリオは森を走り続けた。
マリオの身体の中に何もかもが響いてくる。
木々のざわめきも、自らの心臓の鼓動も、人が倒されてゆく感覚さえも。
それが――マリオはとても気に入らなかった。
許せる筈が無い。
人が人を殺すなんて、それが許される馬鹿な世界なんて何処にある?
認める訳にはいかない。こんなクソゲームのルールなんてどうでもよかった。
プーには悪かったが、あのマシンガンで蜂の巣にされても、ポーキーに首輪に首を引き千切られても俺は助けなければならない。
ピーチ姫を、ルイージを、ヨッシーを、マロを、ジーノを、一応、クッパも。
絶対に、だ。
【一日目/午前】
【名前:マリオ・マリオ(マリオブラザーズ)
健康状態:良好
武装:デスビーム@MOTHER2
所持品:支給品一式
現在位置:C−11
第一行動方針:銃声がした方向へ急ぐ
第二行動方針:ルイージ、ピーチ達を捜す
第三行動方針:率先して説得を行う
最終行動方針:ゲームを潰す
備考:南に移動中、シリカの銃声をマーダーのものだと認識しました】
【名前:プー(MOTHER2)
健康状態:良好
武装:素手
所持品:支給品一式 サンダー@FE封印/残り5回 ガールートのサークレット@アニメ星のカービィ
現在位置:B−10
第一行動方針:エリア2へ行く
第二行動方針:ネス達を捜す
第三行動方針:出来れば、ゲームを止めさせる
最終行動方針:全員を助け、ゲームから脱出する 。出来ればポーキーを倒す。
備考:西に移動中。シリカの銃声をマーダーのものだと認識しました】
投下完了。
やっぱり不自然さに気付いて展開が変わってしまいました。
ピグマ・ワリオ・ルイージ予約。
残りの一回登場キャラ(予約含め)
・チーム
レオンとサムスとクライゴア組
サムライゴローとボニー組
ディクシーとクリスタル組+ヨッシー
・単独キャラ
ブラックシャドー
大分減ってきた?
>>506 乙!
自分の指摘したところが反映してくれてありがとうございます
そろそろwiki更新しなきゃなぁ
サムライゴローとボニーを更に予約
「復讐と知人」投下。
草原の上に二人の――いや正確には一人と一匹の――男が座っていた。
二人の名はワリオとピグマ。
近くから見れば仲が良さそうに思えるだろう。
だが、その二人の内一人は、もう一人を利用することしか考えては居なかった。
「そういえば、ワリオ。一応話しておきたいことがあるんや。」
「ン?何だ?ブリブリしたいのか?」
「ちゃいます。実は昔、ワイにも仲間がおったんや。」
「さっき仲間って言われるのなんて初めてとか言ってなかったか?」
「それは…あまり信用してなかったんや。でもな、今はちゃーんと信用してるんや。」
「そうか…。で、続きは?」
「あぁ、そうや。で、ある時、仲間に裏切られてもうた。捨てられたんや。」
「何ぃ〜?そんな奴はオレ様がボコボコにしてやる!」
ワリオが立ちあがったのも無視して、ピグマは続けた。
「そしてな、その裏切った仲間はこのゲームの中に居るんや。」
「分かった!つまり、その仲間とか言う奴らをぶっ倒せば良いんだな!!」
「流石ワリオ、話が早い!そして、その裏切った奴らの名は――――ワリオ!?」
すでにワリオは走り始めていた。意外に鈍足かと思ったが、
一応足は速かったので、すぐにどこかへ消えてしまった。
「なんて奴や…支給品まで置いて…でも、コレはコレでラッキーやな。」
ピグマはワリオの支給品を自分のザックに詰め、
ワリオが走っていった方向に歩き出した。
「うぉおおおお!!」
ワリオは走っていた。…とても変な走り方で。
だが、前方ばかりに気を取られていたワリオは、横から足をかけられて転んだ。
「痛っ!?なんだお前!…ルイージ…!?」
「久しぶりだな、ワリオ…」
ワリオは驚いた。
まさか、きっと復讐に燃えているであろうこの男と出会ってしまうとは。
だが、今はそんなに怒っている訳でもないと考え、
なるべく怒らせないようにワリオはルイージに話しかけた。
「あ、そうだ!お前、ニンニクを持ってないか?」
ルイージは、予想外の発言に驚き、興味深そうに聞いた。
「ニンニク?そんな物どうするんだ?」
「それがあれば、オレ様はとっても強くなれる!ボウキーとやらだって一発だ!」
答えを聞いたルイージは、ザックを探ると、中から何かを取りだし、言った。
「ニンニク…か。一応持っているが?」
「それだ!それを食わせてくれ!」
その言葉を聞くと、ルイージは、ニンニクを投げ捨てて、言った。
「やだね。食わせる理由もないし…どうせ死んでもらうんだからな。」
「な…何でだ!おい、ちょっと待て!分かった!わかっ―――――」
グジュッ…
ルイージがワリオの首にキラーランスを刺すと、
ワリオは何も言わず、そのままガクンと首を下ろし、倒れた。
「…すまない、ワリオ。だけど、これが僕にとってのけじめだから…」
ルイージは、ワリオのまぶたを静かに下ろし、槍を抜くと、最後に呟いた。
「そう言う意味では、知り合いにあったのも…良かったのかもしれないな…。」
そして、ワリオに向かって合掌した後、その決意が変わらないように、
走ってその場を立ち去った。
【一日目/昼】
【名前:ピグマ・デンガー@スターフォックスシリーズ
健康状態:健康
武装:なし
所持品:支給品一式×2 、青酸カリ@現実、ハリセン@スマブラシリーズ、レイガン(残り16発)@スマブラシリーズ(ワリオの支給品)
現在位置:K−8
第一行動方針:一応ワリオを追う。
第二行動方針:出会った参加者にスターフォックス、スターウルフを悪人のように吹き込む
第三行動方針:ワリオより強く、使える参加者を見つけたらそいつに寝返る。
最終行動方針:ゲームで優勝して大金を手に入れる。
備考:K−7に移動中】
【名前:ルイージ・マリオ@マリオブラザーズ
健康状態:健康
武装:キラーランス@FE
所持品:支給品一式
現在位置:K−6→J−6方向へ移動中
第一行動方針:マリオ優先で探し、殺す。
第二行動方針:知り合いを狙って殺す
第三行動方針:皆殺し
最終行動方針:優勝してデイジーを生き返させる
備考:ニンニクも支給品だったことに気づいてません。】
【ワリオ@メイドインワリオ】
状態:死亡確認
所持品:なし
現在位置:K−6
※ニンニクはワリオの近くに放置されてます。
※ワリオの支給品は、全てピグマが持っています。
投下乙
うわああ!脇役め…やりおった。てっきりサラマンダーになると思ったら
ワリオ活躍できずに死亡か…ちょっと残念
ここまでWiki更新。
>ilZClmYqFI氏
細かい修正点ですが宜しくお願いします。
第三十八話『おとなもこどももおねーさんも』の時点でリュカのリップステッキの残り回数が14回でしたが
第四十三話『対峙する思い(前編)』 、第四十四話『対峙する思い(後編)』 で
リュカがリップステッキ使用後も状態表が14回のままになってますが修正しても良いでしょうか?
現在全部で50話
残り42名
5/7【マリオシリーズ】○マリオ・マリオ/○ルイージ・マリオ/●ピーチ/○クッパ/●マロ/○ジーノ/○ヨッシー
2/5【メイドインワリオシリーズ 】●ワリオ/●モナ/○9ボルト/●アシュリー/○Dr.クライゴア
7/8【カービィシリーズ】○カービィ/○メタナイト/○マルク/○ドロッチェ/○デデデ/○スピン/○アドレーヌ/●シリカ
2/3【ドンキーコングシリーズ】●ドンキー/○ディディー/○ディクシー
3/3【ゼルダの伝説シリーズ】○リンク/○ゼルダ/○ガノンドロフ
1/1【メトロイドシリーズ】○サムス
5/9【スターフォックスシリーズ 】●フォックス・マクラウド/●ファルコ・ランバルディ/○スリッピー・トード/●ペッピー・ヘア/
○クリスタル/○ウルフ・オドネル/○レオン・ポワルスキー/●パンサー・カルロッソ/○ピグマ・デンガー
7/9【MOTHERシリーズ】○ネス/●ロイド/○ポーラ/○ジェフ/○プー/○リュカ/○クマトラ/●ダスター/○ボニー
2/3【F―ZEROシリーズ】●C.ファルコン/○ブラックシャドー/○サムライゴロー
3/5【ポケモンシリーズ】○サトシ/●カスミ/●タケシ/○ピカチュウ/○ミュウツー
2/4【FEシリーズ】○マルス/●シーダ/○ロイ/●リリーナ
2/4【レトロゲーム】○ピット/●ポポ/●ナナ/○鷹丸
何か更新点で間違ってるところがあれば教えて下さい
サラマンダー候補の一人が殺しやがったwww
GJwwww
ビックリの展開だぜ!GJ
そしてwiki更新もGJ
やっぱり全員2回ずつは登場しないと放送は駄目なのかね?
少しくらいなら別に放送直後に書いても良いと思うんだけど。
とりあえず放置していいのは黒影くとクラサムレオンくらいか
クリスタル、ディクシー、ヨッシー、クマトラを予約
しても大丈夫だろうか?
>>523大丈夫では?
少し遅くなったけど「逃げられない」投下
ジェフはその黄色いネズミを抱えて民家のある方向を目指して歩いていた。
黄色いネズミはさっきから血が止まらない。
全身に切り傷があるのが問題だ。この小さいサイズでこの出血量はまずい。
いつも顔を突き合わせているのは銀色でつやつやした金属と
ゴミ捨て場にある使い捨てられた家電用品。そんなジェフに動物の止血法等分かるはずもない。
とにかく直接止血法だけでもしようと自分の服を脱いで
やたらめったらその黄色い動物に巻いてみたら動物なのか服なのか分からなくなってしまった。
しかしその巻いてみた服も既に大部分が赤く染まっている。
「これはまずい」
獣医師でないジェフにもそれは薄々感じられていた。
早く民家を探さなければ……。焦る気持ちが空回りする。
自分は誰も助けれないのか?助けてもらってばかりの自分には……。
あのゲームスタート時の残酷な光景が頭を離れない。
何も出来ず、ただネスやポーラに助けてもらうだけだった無力な自分。
空回りする気持ちはどんどんジェフを暗黒面の心へといざなっていた。
「いや、落ち着け。方位磁石から見て民家がありそうなのはこっちだ」
冷静にそんな自分を見ているジェフが自分を落ち着かせる為に口に出してみる。
そうだ。もうすぐ民家が見える。そうすれば何か傷薬だってあるかもしれない。
そんなジェフに希望の光がやっと見えた。
「民家だ!」
ジェフの目の前には今にも腐って崩れそうな藁葺きの家が建っていた。
しかしそれでも今のジェフにはそれがまるで宝箱か何かの様に見えた。
「やった!やったぞ!おい!おまえ助かるかもしれないぞ!」
その嬉しそうな声にピカチュウも朦朧としていた意識を現実へと引き戻した。
「ピ………カ?」
返事が返ってきた事に更にジェフは希望を持ち直す。
ジェフがその民家へと足を進め様としたその時だ。
―――ドーン―――
遠くから小さい音だったが何かがぶつかる様な音がジェフの耳に入ってくる。
南からだ。その音でジェフはやっぱり現実へと引き戻されたのだった。
このゲームに既に乗っている人間がいる。
それを目のあたりにした事は今も忘れられない。あいつ、ポポはこのゲームに狂わされた。
そんな奴がどれだけいるのだろう?そんな奴らに力のない自分とこの子で立ち向かえるのか?
暗雲たちこめる思考がジェフをまた襲ってくる。
そんな思考を振り払うかの様にジェフは民家へと足を進めた。
また南から聞こえてきた何かがぶつかる音から逃げるかのように。
このゲームにいる限り恐怖や疑惑からは逃げられない。
【1日目朝 F−4 茅葺の家の前】
【名前:ジェフ(MOTHER2)
健康状態:自信喪失
武装:ワルサーPPK/残り9発
所持品:支給品一式
現在位置:F−4 茅葺の家の中
第一行動方針:この動物(ピカチュウを助ける)
第二行動方針:ネス達と合流
基本行動方針:殺す事は極力避ける
最終行動方針:ゲームからの脱出
備考:無し】
【名前:ピカチュウ(ポケモンシリーズ)
健康状態:全身に切り傷 瀕死
武装:無し
所持品:支給品一式、?(配布武器)
現在位置:F−4 茅葺の家の中
第一行動方針:サトシと合流
基本行動方針:サトシを捜す
最終行動方針:サトシに従う
備考:無し】
数刻後、同じ瓦葺の傾きかけた家を一人の男と一匹が見下ろしていた。
「ここにお前のご主人様がいるのか?」
「ワン!」
「そうかそうか。そりゃぁ良かったなぁ」
サムライゴローはボニーが何を言ってるか分からない事を良い事に勝手に話を進めている。
そんな巨体をボニーは更に吼え、即させたのだった。
(こいつの荷物……俺が使っても良いよなぁ?)
(いやいや、こんな小さな生き物から奪うなんて俺様のプライドが許さねぇ!)
(でも相手は動物だぞ?もし武器が入ってても使えないんじゃないか?)
(そうだよな。俺様が代わりにちょこっと使ってやるだけなんだから……)
話を少し元に戻そう。
ボニー、いや正確に言うとそのしょっているバッグを見つめながら
サムライゴローはずっとそんな事をぐるぐると考えていた。
ボニーはというと相変わらず地面に鼻を突きつけ何かの匂いを追っているようだった。
ボニーは必死に微かなご主人様の匂いを追っていた。
このゲームからご主人様を助ける為にボクは少しでも早くご主人様をみつけたい。
ご主人様の匂いが微か過ぎる。焦る気持ちを抑え鼻をひくつかせ地面につきつける。
そんなボニーの鼻に甘くてツンと来る匂いが届く。
血の匂いだ。あのドレスの女の人から匂ったのと同じ匂い。
まさかご主人様が?嫌な予感がよぎる。
血の匂いは2方向から漂ってきている。どっちにボクは行くべきだろう?
片方からは確実に死の匂いが漂ってきていた。
それは恐らく第6感、それも動物のカンというものだったのかもしれない。
しかしボニーにとってはそんな事はどうでも良い事だった。
ご主人様が死ぬ。それはきっとまたあの時の悲しみを引き起こすんだ。
あんなまずいご飯は二度と食べたくない。
ボク達は一緒にまた笑って美味しいご飯を食べなきゃいけないんだ。
あんな悲しい思いを二度としない為に。
ならば……
「おい。どうした?」
急に立ち止まった目の前の悩みの種であるデイバック
……いや失礼、ボニーに少し驚いて聞いてみる。
「ワン!」
ボニーは一言吠えると一方方向へと走り出した。
それが幸運にも彼を欲望へと誘う思考を中断させるとも知らず。
ただ少しでも希望がある方へと。
そして今、一人と一匹は茅葺の家を目の前に立っていた。
ボニーはそこに近づくにつれて薄々気づいてはいた。
そのキケンな匂いの元がご主人様ではない事に。
でももしご主人様と一緒だったなら?
きっとご主人様はボクに言うだろう。
「助けよう」って。
ボクはご主人様のあの時の涙を忘れない。
ご主人様は見逃したりしない。このキケンな匂いを。
サムライゴローは近づくに連れてまた心の中に欲望が顔を覗かせていた。
ご主人様とやらと合流した場合、こいつの武器はそいつのものになるんだろうか?
その前に……いやでもご主人様とやらに怒られるんじゃないか?
でもその前に逃げれば?
欲望というカルマはサムライゴローを襲い続ける。
人間が人間である限り、カルマからは
逃げられない。
【サムライゴロー@エフゼロシリーズ】
健康状態:健康
武装:なし
所持品:支給品一式、不明支給品(1〜3、本人確認済み)
現在位置:F−4
思考・状況:この犬のバッグ、俺の物にしても構わない……よな?
基本行動方針:盗みはするが、殺しはしない。
第一行動方針:この犬のデイバッグを自分の物にしようか思案中。
第二行動方針:この犬の飼い主と合流する。
最終行動方針:ゲームからの脱出
備考:参戦しているのはF-ZERO伝説のサムライゴローです。】
【ボニー@MOTHERシリーズ】
健康状態:健康
装備:赤い首輪(“BONY”と刻まれている)
所持品:支給品一式、不明支給品(1〜3、本人は未確認)
現在位置:F−4
思考・状況
第一行動方針:まずこのキケンな匂いをする相手を助ける
第二行動方針:リュカの臭いがする方にいく。
第三行動方針:この男と一緒にリュカたちと合流する
最終行動方針:ポーキーを倒し、ゲームから脱出する。
備考:ボニーはリュカを目指しエリア12の方へ向かっていました。
これは飼い主であるリュカの手がかりの物がないため、
道筋は正確ではなくなっているためです。】
【1日目、朝 F−4 茅葺の家周辺】
【残り42名】
------------------------------------------------------
が抜けてました。
投下終了です。何かおかしいところあればどうぞつっこんで下さい。
そろそろ良い感じかと思うので、第一放送を予約します。
あと、禁止エリアの発表は何個でしょうか。
流石に144個のエリアから2〜3個だと少ない気がするんですが…
おおっ!遂に来たか。
遂にかw
2時間に1エリア禁止なら144の内3エリア禁止になって約98%の残エリア率
現在参加者61名残り42名で約69%の残参加者率
このままの勢いで死んでいくと結構スカスカになるか?
しかしA-1、L-1、L-7、L-12、J-12、A-12、D-12
のようにどこの陸地にも接していないとこがあるぞ
ここらへんは別に封鎖しなくてもいいんじゃないか
すまん、書き忘れ。
もし増やすとしたら4〜5マスくらいがちょうどいいかな
4回なら約4日間、5回なら約3日間ロワが続行できる
3日間って決まってたの!?
それじゃ全滅エンドの展開も有り得そうだなぁ
何か気進まないけど
BR法
映画版 「バトル・ロワイアル」 の舞台が現代/近未来の日本へと変更された事に伴い
設定された、新世紀教育改革法の通称。
毎年、全国の中学3年生の中から1学級を無作為に選抜し、3日以内に最後の一人
となるまで相互殺人競技を実施している。
そもそもOPでポーキーが言ってるからなあ
原作は2時間毎に3つずつ増えていくしそれぐらい増えても問題はないと思う
この場合、終了時には66エリアが禁止か?(間違ってたら言ってくれ)
その時点でも約半分のエリアが残ってるわけだがw
起きてから冷静に考えると2時間に3エリア禁止で
1放送期間につき9エリア禁止、放送が3日で全部で11回だから99エリアだった
また間違えてたらルイージにランスでめった刺しにされてくる
クリスタル、ディクシー、ヨッシー、クマトラ投下。
「あ、クリスタルさん、あれは……」
息が切れてきたディクシーが言う。
”あれ”とは、学校(長く使われていない為か、壁がズタボロになっている。この場合、やはり廃校と言った方が正しいのかも知れない)の事だ。
恐竜を見つけてから数時間、二人がかりで恐竜を運んでいた為移動に手間取っていたが、ようやくエリア7にたどり着いたのだ。
その八分後、廃校の玄関でディクシーとクリスタルはまず恐竜を傍らにあったベンチに横たわらせると、ディクシーは壁に背を預けた。
「さすがにちょっと……無理しちゃったかな」
疲労困憊したかのようにぐったりするディクシー。そりゃそうだろう。二人掛かりとは言え、重い恐竜を何時間も運んだんだから。
もちろん、此処で休む訳にもいかなかった。
下手に目立つ玄関で暢気に休んでいる場合ではない。
頭を打ち付けて気絶した可能性のある恐竜は、本来なら早期に治療をしなければならないかもしれなかった。
「私は保健室が何処にあるか探すわ、ベンチじゃあまり具合も良くならないと思うし……」
瞬間、警戒していたクリスタルの神経に何かが飛び込んだ。視界をディクシーからあらぬ方向に回して。
突然呼びかけられる、それと似た感覚(いや、その呼びかけを探しているのであり、本来は神経を反射する必要など無いかも知れない)が数時間前の様にまたクリスタルを襲った。
「――クリスタルさん?」
不思議そうにクリスタルを見つめるディクシー。
「……この学校に誰か居るわ」
「え!?」
もちろん予測などしていなかった訳では無いが、誰かが居る、と言うのは少なからず期待と不安がついてくるものだ。
そう――特にこのゲームでは。
「少し闘志が感じられるわ、怯えているか警戒しているみたいね……」
「それってちょっと危ないんじゃないんですか?」
だからと言って見過ごす訳にもいかないだろう。
自分達が見捨てれば絶対に助からないのかも知れない。いや、彼女達からの論理からすれば、の話だが。
それに恐竜が居る分、あまり二人で確認するのも恐竜にとって危険だった。
「私が見に行くから、ディクシーちゃんはここで待ってて。危ないって分かったらすぐに戻るから」
はっきりと、しかしかなり慌てた様に身体を振り返りながらクリスタルは言った。
その勢いを失わずに、クリスタルは走り出していた。
「クリスタルさん!?」
制止など聞いていない。
もしこの意志の主が重傷を負っていたら?
もしこの意志の主が錯乱寸前になっていたら?
もしこの意志の主が――
ぞっとした。考えたくもない。そういう場合も考え、死なせる訳にはいかなかった。
送信元は廊下の右側の突き当たりから二番目、日の入り具合が変わり、僅かな赤い足跡に気付いた。
そう、出血しているのだ。クリスタルの焦躁に拍車が掛かり、更に移動速度を上げた。やはり廊下には激しく足音が響いた。
この足跡には早めに気付けば良かった。これでは手遅れになってしまっているのかも知れない。
クリスタルは速やかに扉を引き――
クマトラはドアに手をかける寸前で気が付いた。
両方の脚がふとももから靴にかけてぐしょぐしょに赤いペンキの様なもので濡れていたのだ。
ファルコと戦っている時に出血中にも関わらず立ち上がった弊害かも知れない。
これでは内側はもっと酷い事になっているだろう。今更考える事でも無いが。
それからクマトラがドアを引こうとした時、
勝手にドアが開いた。
その先の空間には狐らしい頭の人間。
また獣頭人間。瞬間、クマトラの頭にまたファルコの忌ま忌ましい表情が蘇る。
思わずクマトラはリボルバーを持ち上げようとしたが、そっとその力の入ったクマトラの手に手を乗せられ、動きを止めてしまった。
「待って、私はゲームには乗っていないわ。それにあなた酷い怪我をしているじゃない」
確かにクマトラのパーカーは血が完全に染み付いていた為、そう思われても仕方ないかも知れない。
取り敢えず敵ではなさそうだったので、クマトラはリボルバーを下ろし、それから言った。
「悪い。傷はもう治っているから大丈夫だ」
「そうなの? ああ、確かにもう血が出ていないわね。よかった。私はクリスタルって言うの」
「ああ。オレはクマトラ。――それより」
聞かなければならない。知っているなら。
「此処で誰かが殺されていたんだ。お前が来る前に、学校の中で誰かに会わなかったか?」
その言葉を聞いてクリスタルと名乗った狐は顔をしかめた様だった。それ以前に視線はあの絞殺体に向いていた気もする。
にも関わらず、クリスタルはその答えに返答する事は出来なかった。
――絶叫。
甲高い、悲鳴が聞こえたのだ。
クリスタルがはっと、あの廃校の入口に顔を向ける。
「ディクシーちゃん!?」
とにかく、誰かが何かに襲われているのは分かった。
緊急事態。止まる悲鳴。もう次の瞬間にはクリスタルよりもクマトラが走り出していた。
クマトラはリボルバーを腰に差し込むと、デイパックにほぼ強引に手を突っ込む。
そこから何か太く、長い棒状の、しかし途中で曲がったような鉄の塊を取り出した。
もちろんクマトラはこれが何なのか確認済みだ。
ルイージ、ファルコと連戦してきて戦闘中ほとんどデイパックに触れる機会が無かったが、今なら僅かながらインターバルが残されている。
説明書を流し読みして覚えた知識をフル活用して役に立てるチャンスがやっと来た(出来るなら来ないで欲しかった)訳だ。
クマトラはすぐに両手で”それ”を構えた――
もはやディクシーの両手は機能しない、と言っても良かった。
何故なら殆ど両手の手の平や甲が焼け爛れ、特に右手の指は全て吹っ飛んでいた。
それより数十秒前、急に恐竜が起き出してこちらを見たのだ。それは良かったとしよう。
だが突然ディクシーの身体をポニーテールごと、舌を巻き付けたかと思うと引っ張り始めたのだ。木づちまで床に落ちてしまった。
まるきりカメレオンが虫を舌を伸ばして食べる、それの様に、ディクシーを胃に導くかの様な行動。
それで危険を感じない筈があるだろうか?
ポニーテールはもう動かなかったが、まだ手は動かせた。一本のペンシルロケットを手元にたぐり寄せ、発射しようとした。
そうした所、ペンシルロケットが暴発したのだ。さもそれが正常な機能であるかの様に問題無くディクシーの手の中で爆発した。
瞬間、ディクシーは見て、キョトンとした。
先程まで動かしていた自分の指先(多分親指)が天井に向かってタル大砲で打ち出されたか如く、勢いよく飛んで行ったので。
やはり痛みが爆発し、ディクシーは絶叫を上げたが、それも長くは続かず、込み上げる痛みでそのまま気絶してしまった。
その瞬間、一瞬だけ赤い帽子が瞼の裏に写った筈なのだが、ディクシー自身それを確認出来たのか分からなかった。
ヨッシーが気が付いた時には目の前には何故かベビークッパ(ああ、本気で何も知らない無垢な瞳だ。それ故に恐ろしい)。
そう、あうやく命を落としかけた、今は昔のクッパ城の決戦、巨大なベビークッパがまだ幼いマリオを背負ったヨッシーを圧死させようとしたのだ。
完全にそれは恐怖として刻まれてきた。あの時、その残滓を『もう起こらない事』と否定してきた。
何故それが目の前にまた存在しているのだとか、何故自分がそんなものの近くに居るのだとかはどうでもよかった。
もはや正常な思考が働かなくなったヨッシーに出来る事は、『食べる事で存在を否定する事』のみ。
そう、また現れたならまた否定してしまえばいいのだ。
自己擁護の為の本能は確実にヨッシーの精神を侵食していく――
クマトラはイサカ M37――散弾銃にしては軽い部類に入るショットガンを構えながら玄関に滑り込んだ。
目の前には手が焼けたサルを舌を伸ばして食べようとする恐竜。
どう見たって、加害者は恐竜だ。
ゲームに乗っているんだか錯乱しているんだか分からなかったが、このままでは明らかに危険だった。
「やめろ!」
降伏勧告。相手は行動を止めない。――クソ!
「やめろと言っているんだ!」
クマトラは速やかにショットガンの引き金を絞った。
切り詰められた銃口から火炎が飛び、見事に捕らえられた口元が舌ごと吹き飛んだ。
支えを失った舌がボトリと落ち、サルも同時に落ちる。
「でっていうッ」
訳の分からない叫び声を上げそれでも狂気に満ちた目は変わらない。
恐竜特有の鱗があるのか、それで散弾が防がれるのか、そんな事はどうでもよかった。
とにかくクマトラが考えるのは出来るだけダメージを与える事だった。
連射だ! 一気にダウンまで追い込んでやる!
クマトラはトリガーを引いたまま、銃の前床――フォアエンドをスライドさせ始めた。
説明書に書いてある通りならトリガーを引いたままポンプアクションを行うだけで、ほぼセミオート同然で散弾を放つ事が出来る。
そう言う訳だ、クソ恐竜!
一発目に放たれた十二ゲージの空薬莢が排出され、すかさずもう一発を放とうと銃口が吠えた。
二発目、ヨッシーの左肩口に辺り、左腕が千切れて吹き飛んだ。
その直後、やっと現場に到着したクリスタルが「あ」と声を漏らした。気にせずクマトラは行動を続ける。
三発目、ヨッシーの胸を大きく刔った。
身体が吹き飛びそうになったヨッシーに間髪入れずに四発目、今度こそヨッシーの顔が弾け、
ストロベリージャムの様なものを明らかに飛び散ちらせながらどっと倒れた。
それで弾切れだった。イサカM37の総弾数は四発なのだ。
最後の四発目のプラスチック・シェルが静かに床に飛び出した。
ヨッシーの上半身はすっかりぐちゃぐちゃになっており、そこからはただとろとろと水溜まりが広がった。
もう動く様子なんてなく、今度こそ気を失った訳ではなく完全に死んでいた。
「あ」クリスタルがまた声を上げた。「あ……」
そのクリスタルを尻目にクマトラはディクシーに駆け寄り、手を翳す。
「ライフアップα」
もうPPも少なくなっていたのでこの程度の治療しか行えない。
それでも、辛うじて火傷の後は緑の光に包まれ、少しずつ癒えていく。
「先に言うぞ。恐竜を撃ったのは仕方なかった。それは分かるな?」
確かにほとんど仕方のない状況だったのかもしれない。
恐竜はゲームに乗ったのかもしれない。
それでもしばらく、クリスタルはその場に立ち尽くしたままだった。
【H−5/昼】
【名前:クマトラ(MOTHER3)】
健康状態:左胸が少し痛い(戦闘には影響は無い)、PP消費中
武装:イサカM37@実在兵器/弾切れ
所有物:支給品一式×3、コルト・ハイウェイパトローマン@実在兵器/残り6発(予備弾1発) シャトー・ロマーニ@ゼルダの伝説ムジュラの仮面(残り250cc)、ナマクラヤイバー@マリオストーリー(装備していない)、リュカの服、武器0〜3(本人確認済み)
現在位置:H5
基本行動方針:リュカたちを探す
第一行動方針:誰も悲しませない
第二行動方針:リュカたちを探す
第三行動方針:リュカから学校の事を聞き出す
最終行動方針:ゲームを潰す】
【青い狐とピンクのサル】
【名前:クリスタル@スターフォックスシリーズ】
[状態]:放心状態
[装備]:トリプルスター@星のカービィシリーズ、ヨッシー
[所持品]:支給品一式、ペンシルロケット×3@MOTHERシリーズ、バンパー@スマブラシリーズ
現在位置:エリア7(H-5)/廃校の中
[思考・状況]
基本行動方針:困っている人がいたら手を差しのべる
第一行動方針:頭の中を一旦整理する
第二行動方針:フォックス達と合流する
最終行動方針:ゲームからの脱出
[備考]6本あるペンシルロケットの内、3本をディクシーに譲りました。】
【ディクシーコング@ドンキーコングシリーズ】
[状態]:右手喪失、左手重傷(動かす事も不可能)、気絶
[装備]:木槌@アイスクライマー
[所持品]:支給品一式、ペンシルロケット×2@MOTHERシリーズ(クリスタルから譲ってもらった)、絵描きセット@星のカービィシリーズ
現在位置:エリア7(H-5)/廃校の中
[思考・状況]
第一行動方針:ドンキー、ディディーとの合流
第二行動方針:とりあえずクリスタルに着いていく
第三行動方針:この恐竜を介抱するため、エリア7で休息をとる
最終行動方針:ゲームからの脱出】
【名前:ヨッシー@スーパーマリオシリーズ】
[状態]:死亡確認
投下終了。
ごめん、よく考えたらおげんきなキノコをよく分からないで書いていた。
間違っていたらツッコミをどうぞ……
でっていうッ吹いたwww
投下乙
おげんきなキノコはトラウマやネガティヴなことを映し出すキノコだから
多分問題ないと思う。
ここで、ヨッシーが逝ったか
弟と木人形はノリノリだし、他のマリオチーム+ワリオは全滅。
哀れマリオ兄さん、既に協力してくれそうな仲間はクッパだけ。
あと状態表見て気になったんだけどクリスタルの所持に
ヨッシーがあるんだけどこれはコピペミスだよね?
まさか死体を担ぐなんてことはしないだろうし…
>>553 うん。ミスだ。今気付いた。ディクシーの所持からは消したのにorz
でっていうwwwwwwwwwwwwwww
/ニYニヽ
/( ゚ )( ゚ )ヽ
/::::⌒`´⌒::::\ でっていうwwwwwwww
| ,-)___(-、|
| l |-┬-| l |
\ `ー'´ /
事後承諾になるけど
◆2ZKOUYCe4Y氏の鳥が変わった事を受けてwikiの鳥も全て変えたんだけど問題なかったろうか?
ヨッシーが死んだSSだってのになんだこの流れは
でっていうはみんなの好きな愛言葉なのさでっていう
ところで放送マダー?
でっていう
忙しくて投下でっていうでっていう…
と言うことでっていう投下しますんでっていう
首輪から、頭の中へと、一つの声が響いてくる。
いやむしろ、直接頭に入ってきているのかもしれない。
―――さぁ、たった今正午を迎えたようだ。と言うことで、第一放送を始めるぞ。
――最初の放送はこのワシ、カジオー様が担当する。
やはり最初なので、"死亡者"と"禁止エリア"を発表する。
まず死亡者から発表していくぞ。
――アシュリー、カスミ、C・ファルコン、シーダ、シリカ、タケシ、
ダスター、ドンキー、ナナ、パンサー・カルロッソ、ピーチ、ファルコ、
フォックス・マクラウド、ペッピー、ポポ、マロ、モナ、リリーナ、ロイド、ワリオだ。
――丁度20人か。大体3分の1が消えた訳だな。
第一放送でこれだけ死ぬと、今日一日でゲームの終了も来るかもしれないな…。
脱出しようと考えている者も居るみたいだが、さぁ、間に合うかな!?
グワーッハッハッハッハ!!!
ん?あぁそうだった。禁止エリアを発表する。
あー、2時になったら首輪の効果が発動するから、
気をつけて行動した方が良いぞ。
禁止エリアは三つ言うからな。
では禁止エリアを発表する。一回しか言わないのでよーく聞け。
えー、『D−3』『E−6』『G−4』だ。
最後に言っておくが、仲間を作りすぎないように注意することだな。
むしろ、一人で行動した方が良いかもしれないぞ?
パーティを組んで居る者は死にやすいようだからな!
では、健闘を祈る。グワーッハッハッハッハッハッハッハッハ!!―――
【一日目正午/残り41人】
投下完了。
カジオーの動画見たけどよく分からないので、
おかしいところあったら言ってください。
因みにこれは2時間後に同時に3つのエリア禁止と考えて良いのかな?
次の放送は夜6時か…
放送投下乙。
口調はだいたいあってるかな
禁止エリアは時間が進むに連れ、だんだんと数を増やしていくのも
ありっちゃあありだな
原作式か。いいな。
主催者の裁量によって消えていくのもありといえばありだな。
3エリアずつの場合1日目が終わる時点ではまだ6エリアしか禁止されてない状態になるしな…
放送を聞いて何人が発狂するか楽しみといえば楽しみだな
ヨッシーがいないんだが、書き忘れだよな?
放送予約とヨッシー死亡話投下に差があったし、多分書き忘れ
すいません、書き忘れです。
修正した方が良いでしょうか?
そりゃそうだろ
ルイージ…
首輪から、頭の中へと、一つの声が響いてくる。
いやむしろ、直接頭に入ってきているのかもしれない。
―――さぁ、たった今正午を迎えたようだ。と言うことで、第一放送を始めるぞ。
――最初の放送はこのワシ、カジオー様が担当する。
やはり最初なので、"死亡者"と"禁止エリア"を発表する。
まず死亡者から発表していくぞ。
――アシュリー、カスミ、C・ファルコン、シーダ、シリカ、タケシ、
ダスター、ドンキー、ナナ、パンサー・カルロッソ、ピーチ、ファルコ、
フォックス・マクラウド、ペッピー、ポポ、マロ、モナ、リリーナ、
ヨッシー、ロイド、ワリオだ。
――ほう、21人か。と言うことは残り40人だな。
第一放送でこれだけ死ぬと、今日一日でゲームの終了も来るかもしれないな…。
脱出しようと考えている者も居るみたいだが、さぁ、間に合うかな!?
グワーッハッハッハッハ!!!
ん?あぁそうだった。禁止エリアを発表する。
あー、2時になったら首輪の効果が発動するから、
気をつけて行動した方が良いぞ。
禁止エリアは三つ言うからな。
では禁止エリアを発表する。一回しか言わないのでよーく聞け。
えー、『D−3』『E−6』『G−4』だ。
最後に言っておくが、仲間を作りすぎないように注意することだな。
むしろ、一人で行動した方が良いかもしれないぞ?
パーティを組んで居る者は死にやすいようだからな!
では、健闘を祈る。グワーッハッハッハッハッハッハッハッハ!!―――
【一日目正午/残り40人】
投下完了。
放送担当が替わるという案もなかなか面白いな。
しかし、奴らの本拠地は一体どこにあるのか。
更にエリア数を考えるとこれはホントに競技完遂か全滅エンドかw
いやそれをひっくり返して我々を驚かす結末が!?
やけに静かだ…嵐の前の静けさ…か。取り合えず保守だ
うーん。マップで見てみるともう少し禁止区域増やしても良いかもという気持ちになってきた
スピン予約。
期待
X /ニYニヽ ナ
(ヽ /(゚ )( ゚)ヽ /) 保守でっていうwwwwwwwwwwwwww
(((i ) /::::⌒`´⌒::::\ ( i)))
/∠_| ,-)___(-,|_ゝ \
( ___、 |-┬-| っ ,__ )
| Jー'´ ` /´
| ` /
583 :
ゲーム好き名無しさん:2007/07/07(土) 21:32:45 ID:dOFD4F990
誰かマルクについて突っ込んでくれ。
>>582 これ固定されそうだなぁ。 ヨッシー、やっぱりベビークッパはトラウマだったか…
スマソ
マルクが分裂してました。ヨッシーに舐められて来るわ。
とりあえずうぃきの方は修正しといたんで勘弁な
マルクーズ
586 :
Army大好き:2007/07/08(日) 03:15:29 ID:DDD4qJAm0
初めてで、知らない方も多いと思いますがよろしいでしょうか。参入。ある日、敵軍を壊滅させ、いつもの兵士たちが建物に入る瞬間、目の前に、ナゾのUFOが現れ、建物の目の前でつれさられてこの地にやってきました。
キャラは、Army Menシリーズの鋼鉄の魂を宿した男、ホーク軍曹、バズーカ兵専門のリフ、地雷原に足を踏み入れ、探知を行なうフーバー、絶大な威力を誇る火炎放射器を操るスコッチ、冷静なスナイパーの
ブルズ・アイ、従軍記者として同行する女性の兵士、ヴィッキー、ほかにも同行してチームを守る手榴弾兵5人、マシンガン兵3人、ガードタワー(監視搭)、ピルボックス(トーチカ)を作るブルドーザー一台をバトルロワイヤルに参入さしていただきたい
と思います。もちろん、仲間と武器は別々にしてもよろしいので、どうか、この兵士たちをこのゲームに入れてください。
ちょっと待ておいwww
IDがデデデwww
■新聞各紙報道■
数々の名作RPGを送り出してきた株式会社バンダイナムコゲームスと株式会社トライクレッシェンドが贈る
Xbox 360専用RPG『トラスティベル 〜ショパンの夢〜』。その発売を記念して、Xbox360 コアシステムと、
『トラスティベル 〜ショパンの夢〜』のソフトがセットになった「Xbox360 コアシステム トラスティベル
〜ショパンの夢〜 プレミアムパック」です。
メーカーより不具合が発生すると発表されましたので、販売を見合わせています。誠に申し訳ございませんが、
ご理解ご了承頂けますようよろしくお願いします。
http://joshinweb.jp/hobby/5590.html マイクロソフトのEntertainment & Device事業部の責任者であるBach氏が,容認できないほど多数のユニット
が修理に戻ってきており,マイクロソフトは満足な仕事をしていなかったと公式に陳謝しました。
http://www.geocities.jp/andosprocinfo/wadai07/20070707.htm 修理業者も実質上修理不能で撤退する会社も・・・・接続不良になった箇所を修理しても,半田付けした箇所
は何千箇所もあり,割れて断線しそうな箇所は多数あるのが一般的で,実質上,修理不能です。
こんな物を修理しても,モグラ叩きで,すぐに壊れて,修理が悪いといわれる危険性が大で,独立系の修理会社としては
そんなリスクは取れないというのは当然との声も。
2007/7/8(日)時点XBOX360販売取り扱い中止
不安だったのでしたらば投下しました
ガノンドロフ予約。
ある意味でスピンは安堵し、これまたある意味でスピンは驚愕した。
草以外に何も無いような、ただ広い空間の近くの道で、名簿と地図を手に取りながら。
ポーキーではなく、カジオー――だったか。
そう言う名前の放送担当の(取り敢えず、ポーキー一人が事を運んでいたわけではないのが分かった)放送がさっきあった。
そして、そのカジオーは退場した参加者の名前を事務的に読み上げた後に、”禁止エリア”の発表を行ったのだった。
その名前の列の中にはもちろんリリーナの名前もあったのだけれど、彼が敬愛する団長――ドロッチェは居なかった。
それでスピンは心の何処かで安堵したが。
あまりにも多すぎたのだ、呼び上げられた数が。
――二十一人。
たった六時間で二十一人も死んでしまったのだ。いや、狂った誰かに殺された。或いは自ら静かにこの世とおさらばしたのかも知れない。
とにかく、あの時点でもう四十人になってしまっていたのだ。
今だって減り続けているかも知れない――
それでスピンは頭が少し眩む気がした。
スピンはあれから東の草原に入って、エリア7――学校へ続く道に居た。
リリーナの死体はまだ、あのボロボロになった病院前に転がったままだ。
そう、埋葬もしてやれず、背中の石も抜いてやれず、ただ目を閉じさせただけの死体が。
――それを考えて、スピンに更に怒りが沸き上がった。
ポーキーに対する怒りが。
もちろん、今はそんな感情が存在したとしてどうなる、と言う結論にはなった。
冷静にならなければならない。今度は誰も居ないし味方も居ないのだ。
一度でも隙を見せれば、――やられる。
当座スピンが居るところには関係していなかったが、”禁止エリア”とやらに引っ掛かるのはごめんなので、正確に移動しなければならない。
今、スピンはコンパスを見ながら、真っすぐと北を歩いている。
昼の時点では草原に居たのだが、スピンが昼に居たのはK−5、つまり北に見える学校に縦に垂直なブロックを目指していた。
E−6とG−4はちょうど、学校のあるエリア7の近くだったので、把握しなければならなかったのだ。
ドロッチェは何処に居るのか、それは分からなかったが人が居そうな建物は調べなければならない。
学校から街へ、そう巡ろうとしていた。
この地図のグリッドの区切りの距離が何メートル、或いは何キロか、それは今は考えなかった。
ただ――
スピンは放送とか、禁止エリアのそれ以外にも気圧されていた。
草原に、しかもほぼ同じ場所に死体が三つも転がっていたのだ。J−5――ちょうど、学校の玄関が真っ直線に伺える場所だった。
もう炭クズのボロボロになって死体かも分からない死体、額に穴が空いた死体、頭の半分が爆発した死体。
いずれも凄惨、と言った方がいいのだろうか?
それでリリーナの死体の事を思い出してしまった。
明らかにゲームに乗った参加者が居たのだ。
しかも、もしかしたまだこの近くにいるのかも知れなかった。
今、スピンは死体の集団から離れてI−5を急いでいた。
とにかく団長に会う前に自分が死んだら駄目なのだ。リリーナが自分を庇った意味を成さない。
そう、死んだら――
死んだら。――団長が。
そうだ、仮に、だ。
団長がもし、誰かに殺されていたら?
間違いなく、自分はゲームに乗って、喜んでゲームに優勝する為に殺すだろう。
全て、団長の為に。それに――リリーナ、他のみんなも救えるだろう。
願いを使って。
しかし、団長はともかく、リリーナ達も救う――それだと団長が殺される必要があった。自分ではなく、ゲームに乗った輩が。自分には団長が殺せないから。
このまま団長が殺されなければ、自分は団長とどうにか脱出して、永遠にリリーナ達は失われる。
自分は団長に「死んでください」なんて言えない。
いや、それどころか団長に会ったら後は平然とリリーナ達を見捨てる道を歩むかも知れない。
ポーキー達は、どこまでボクを苦しめるのだろう。
――ボクにその手を汚せと言うのか――
【名前:スピン(星のカービィ)
健康状態:落ち着いた、しかし少し葛藤
武装:無し
所持品:支給品一式 フレイボム@FE烈火/残り3個 救急パック(箱。中身は未確認)
現在位置:I−5 廃校の近く
基本行動方針:ドロッチェと合流する、もしドロッチェが死亡したら優勝する覚悟
第一行動方針:学校経由で街に向かう
第二行動方針:禁止エリアは嫌なので慎重に移動する
最終行動方針:ドロッチェとゲームから脱出する 、又は優勝して参加者達を生き返らせる
備考:スカーフが少し汚れています】
投下終了。
タイトルは『ボクにその手を汚せと言うのか』です。
更にツッコミをどうぞ
改めて見て、何かが足りないと思ったら時間帯が足りなくないかな?
文中にあるかもしれないけれども一応状態表の中にも書いて欲しい。
しまった。
状態表に
【J−5/日中】
追加お願いします。
【I−5/日中】
…orz
何と言うレスの無さ…
このスレは間違いなく過疎\^o^/
書き手が居ないのか、放送直後が書ける書き手が居ないのか、書き手が全てサガロワに行ってしまったのか…
執筆中なんだけどなかなか構想がうまくいかなくて…
しかも試験シーズンだから勉強している人が多いんだとおも
最近パソコンの調子が悪くてすぐ止まるorz
出来れば今投下します。
「力でねじ伏せる男」投下。
山の中に、一人の男が座っていた。
放送が始まったので、少し休憩しているだけだが。
「フン、どうやらゼルダ姫も小僧も死んではいないようだな。」
そう言うと、立ち上がり、周りを見渡す。
「…誰とも会わなかったな…さぁ次はどの方向へ行くか…」
ザックから地図を取り出し、目を細めて見てみる。
「…この島は西に広いらしいな。なら西へ向かってみるか。」
地図をしまい込む。そして、中から一つの物を出した。
「…これは何だ?」
それは、ガノンドロフも見たことがあるはずの、瓶。
そして、その瓶の中には一匹の妖精が入っていた。
「ふむ、とりあえず開けてみるのも良かろう。」
ガノンドロフは瓶の蓋を掴み、それを引き抜く。
そして、キュポンッという小気味良い音と伴に、
中から青い妖精が出てきた。
『きつかった…一体ここは何処…?』
「おい、お前。」
『きゃっ!?ってあなたはガノンドロフ!?』
自分の名前を当てられたのに少し驚いたガノンドロフは、
その妖精―ナビィというらしい―に聞いた。
「何故お前は俺の名を知っている?」
「何故って…あなたはリンクが封印したはずじゃない…」
「ほう、あの小僧の名を知っているか。…奴は一体何者だ?」
「リンクは勇気のトライフォースを持った勇者よ!」
勇者、と言う言葉を聞き、少し嫌な顔をしながら、
脳裏に蘇るあの時のことを思い出す。
あの、影の世界の女王と、緑衣を纏った戦士…
そして、ハイラルの王女やレジスタンスの逆襲を。
「フン、勇者など…下らん。それで、お前は何か使えるんだろうな?」
ナビィは、少し考えた後、こう言った。
『あなたの手伝いなんてしたくないわ。どうせあなたなんか、人を殺すんでしょう?』
「"殺す"ではなく、"殺した"んだがな…。」
ガノンドロフは嫌な笑い顔になりながらそう言った。
『…益々手伝いたくないわ。』
「あまりぐだぐだ言っていると殺すぞ。別にお前なんぞ居なくても良いからな。」
今度は、ガノンドロフの顔がしかめる。
『…あまり妖精をなめないでよっ!』
ナビィはそう言うと、空高くへと飛んだ。
それに続くように、ガノンドロフも飛び上がる。
だが、空中戦では羽根で飛んでいるナビィの方が圧倒的に上手、
ガノンドロフは途中で追うのを諦めた。
『ふぅ…やっと諦めたか…結構しぶとかった―――!?』
ナビィの前に光の弾が飛んでくる。
そして、突然の攻撃に驚いたナビィは、避けきれず左部分の羽根に当たった。
そしてそのまま、風に乗りつつも遠くへと飛んでいった。
「ふん、やはり小僧の周りにいる奴は使えんな。」
最後にそう呟くと、ガノンドロフはまた歩き出した。
【一日目/日中】
【名前:ガノンドロフ@ゼルダシリーズ
健康状態:少しずつ回復 魔力消費(大)
武装:なし
所持品:支給品×2 空の瓶
現在位置:G−10
第一行動方針:西へ向かう。
第二行動方針:リンクとゼルダを見つけて殺す。
第三行動方針:ゲームの優勝
最終行動方針:全世界を自分の物に。
備考:ナビィは消滅した物と認識しました。】
【ナビィ@アイテム】
使用者が見ている物について説明できる。
何もないところで会話も出来て便利。
だが、意思もあるので、どこかへ行ってしまうこともある。
体(光の部分)を破壊すれば消滅する。
投下完了。
投下乙
だがちょっと気になる点が二つ、
ナビィは死んでいないんだよね?ただ、怪我しただけで。
そこらへんがちょっと分かりにくかった。
もう一つ、移動可能な意志あり支給品はよくないんじゃないかってこと。
移動可能な意志あり支給品≒参加者を増やすとなってしまうのではないかと
いう疑問がある。
他のパロロワだと移動可能な意志あり支給品はNGとなっているから
ちょっとこのSSに違和感を覚えたんだ
>>605 投下乙。
でもやっぱり移動可能意思あり支給品は(以下同上)
こわくて よやくできない
それを言い出すと既に誰かさんのリザードンが森の中を彷徨ってる訳ですが…
>>606 意思あり移動可能支給品がNGなのは交流所発の一部のロワくらいだぞ。
ポケモンの場合は意志がなくで出した者の指示を聞く
ファンネルみたいなものと認識しておりますが。
今はこれでグレーゾーンだけどそのうちマリパ3のお助けキャラとか、
カービィのしもべが支給品として出てくるのが心配なんだよな
ガノンドロフは全シリーズ同一人物だから、時オカリンクと一緒にいたナビィのことは知ってるんじゃ?
>>610 ああそうか
どうもアニメ版のサトシが出てるだけにそのポケモンの印象が強くて…
ごめん
>>610 そうなるとロケット団のニャース(リンク所持)が扱いに困りそう…。
チビヨッシーが支給品で登場だ
参加者を5人食べると成長して……
キャアアアアア
成長したヨッシーをクマトラ達が見て新たな混乱が
ウギャアアアアア
ガノンドロフの件は普通に直せると思います。
ナビィの方は…変えると全く違う話になるんだけど一応直します。
つーか記憶を消されたって言う設定でも大丈夫かな?
記憶消しはマズいじゃないかな?
オリキャラになる可能性がある。
というより
>>615は
>>611の指摘を考慮して記憶を消すとか言っているのかな?
それだったら、ガノンのキャラとしては「あんなちっこい妖精など眼中にない!」
といって覚えてなかったのもいいかもしれないけどね
というか
>>613も言ってるようにサトシのリザードンとかロケット団のニャースが認定されてる時点で
なんというか……という感じなのだが。
ナビィを認めなかった場合、これも修正しなきゃならなくないか?
ナビィくらい別にいいと思うんだけど…
たしか邪悪な波動を受けるとヤバイらしいから、ほっとけば死ぬかもしれんし。
意志あり支給品は今回はいいものの
これからは頻出しないように自重するべきかな
そうだな
これからは自重で良いと思う
万が一、新しい作者が来た時の為にテンプレに注意書きが必要かな?
621 :
ゲーム好き名無しさん:2007/07/16(月) 17:29:59 ID:TdilSgnF0
メインキャラ死にまくりじゃん
主人公キャラを死亡させるのが好きで堪らないひとが書いてるのね
それがバトルロワイアルというものだ
623 :
ゲーム好き名無しさん:2007/07/16(月) 17:57:21 ID:TdilSgnF0
主人公生存してるの
マリオ、ネス、リュカ、リンク、サトシ位だろ?
死なせ杉
無駄にマーダ―多いし
たまにはマルスとロイのことも思い出してください
てか主人公とか関係ないだれ
ファルコンとフォックスは早かったかなー?とは思うけど、無理ない流れだし仕方ないだろ。
博士とウルフが脱出のカギになるんだろーが、ここまでマーダー多いとな…
強力な主人公であるリュカと、生粋の極悪人ガノンドロフが大きいね。
ブラックシャドー?誰そ(ry
生き残っている主役級キャラが約2/3、
現在生き残っているキャラも約2/3
見事な比率だと思うが。
放送後で発狂マーダー化しそうなのがまだまだ沢山、ますます楽しみ。
そう思っている自分は間違いなく外道?
殺る気マンマンのキャラ勢が対主催より目立ちまくってるのはいい事ですね
629 :
ゲーム好き名無しさん:2007/07/17(火) 15:21:02 ID:rLTFhVOu0
ていうか個人的に主役ばっかきのこっても萎える
☆
夏が近いから期待して保守
なんだかんだでドロッチェ、ロイ、サトシ予約で
ほあ
期待して待ってます。
636 :
ゲーム好き名無しさん:2007/07/20(金) 21:34:59 ID:VAxbI89A0
任天堂 DS lite wii 在庫たっぷりあるよ。
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更にポイントバックしてたよ。
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期待
すごく…楽しみです
タケシ…
ちょ、誤爆orz
ロワでのタケシの事言ってるわけじゃないからorz
ちょっとまずそうだから保守
hosyu..
タケシ…保守。
ドロッチェ、ロイ、サトシ投下
家のガラス窓から入る陽射しが木造りの床を照り付け、カラスだかウミドリだかの大きさの鳥の影が瞬間的にそれを遮った。
定時放送が島中に流れ、内容を確認したドロッチェは名簿と地図にチェックを入れていた。
当初E−6から地図のエリア6の囲い通り、左周りにE−5、F−5、F−4(なお、ジェフ達とはほぼすれ違う形になった)、
G−4、G−5、G−6、F−6と一通りそこまで巡り、そこに放送が入った。
もちろん、素直に道の真ん中でメモを書き込むのは非常に危険だったので、作業は屋内で行っている。
ドロッチェはいつも通り、冷静だったのだけれど――
それより問題だったのは、ドンキーとリリーナの名前が読み上げられていたこと。
カービィやディクシー、そしてスピンは呼ばれていなかったものの、だが、しかし――
ロイとディディーを利用する、それが困難になりつつあるのだ。
少なからずドロッチェはロイに頼っていた面もあったし、それが悪いとも思っていない。自分が使い続ける事が出来る限りは。
では、ロイはいつまでも素直に自分と群れるのか?
――違うだろう。今のロイには自分、しいてはメタナイト達と居る理由が無い。
このままロイと居続ける事にはドロッチェには躊躇があった。
事実ロイは――顔を暗くして、俯いていた。
誰かが家に近づいてきた訳でもないのに声をかけようなんて思わない。幾ら、此処までのロイの行動を見ていても、だ。
そういうわけで、ドロッチェは光の剣を今まで以上に強く握っていた。
完全に信用出来る筈など無い。
それこそロイはまだドロッチェ達の手伝い(良心、からか。ドロッチェが僅かながら捨て切れない、余計なもの)をしようとしているのかも知れないけれど。
しかし、しかしだ――ロイがゲームに乗った時の事は、どうしても考えなければならなかった。
その時は、陪審評決十二対ゼロ間違いなし。ロイをいつでも――出来る為に、武器を構える必要がある。
とにかく、慎重に警戒した。
それにしても――
少なくとも昼の時点ではスピンは生きていることにはなった。
その間に誰かがスピンに何らかの関わりを持ったのかも知れない。
ドロッチェ達、そしてスピン以外にもまだ三十五人の参加者がこの島に居ることになる。
そしてその参加者と接触すること――
それは必ずスピンに繋がる。
とにかくスピンの捜索を優先すべきだった。
ドロッチェの焦りのレッドゾーン――いや、レッドゾーン、そこに針が指し示していたのか自体怪しかった。
計器だとかメーターだとか、そんな物では表現出来ないだろう。
キャプテン! 圧力計が限界です!
オーケイ、慎重に浮上しろ、慎重に――
しかもスピンと再会できるそれまでに、自分が生きているのかさえ分からないのだから――余計にぞっとした。
常にギリギリの状況、仕事上こんな緊迫には慣れていた筈なのに、ドロッチェはすっかり憔悴していた。
放送後にはメタナイト達と合流する予定になっていたので、そろそろ移動を開始しなければならない。
ドロッチェは地図を片手でデイパックに仕舞い、すっと立ち上がり、ロイをもう一度見た。
ロイの視線はやっぱりフローリングの床に向いており、それを捉えている目は虚ろで、表情は凍り付いていた。放心状態、と言ってよかっただろう。
――まあ、当然なのだが。
それでドロッチェはロイに見えないように右手の剣を背中に隠し、ロイに視線を合わせたまま少しずつ窓に向かった。
警戒を怠らず、ちらっと、ドロッチェはロイから窓へ目を向けた。
そして、捉えた。
ドロッチェの視界に東の方向の家々の間、はっきりと――赤い帽子を被った姿が。
それは明らかに参加者、なのだろう。
此処まで錠のおりていない民家には誰もいなかったので、やはり、
島民はほとんど退避するなりしたのだろう(しかし、それはクソゲームを展開するうえで当たり前だった)。
つまり、島に居る人物はほとんど参加者だと確定は出来た。
いや、こんな銃声やら爆音やら響いている島の中で参加してもいない島民が走っているのは不自然――と言うか、自殺志願者にすら見えるだろう。
少年は禁止エリアとやらで急いでいるのか、慌てて走っているようだった。
「ロイさん、人が居ますよ」
ロイははっと、顔を上げた。
「本当かい!」
期待が溢れたような――何か、無駄に希望がある明るい返事だった。
「ただ、分かっておいでしょうが、彼はゲームに乗っているのかも知れません」
「いや――」
ドロッチェが喋り終わるのか、分からないままロイが割り込み、それから、ロイが間を置いて続けた。
「僕は諦めない。誰かがこれ以上苦しむのは嫌なんだ。僕はこれ以上、人が死んでいる事実から目を背けたくないんだ」
あくまで理想、確証とかそんなものはなかったのだけれど、ロイが言う分には説得力があり、それで、結局ドロッチェはそれに気圧されてしまっていた。
助ける――その行動はドロッチェにとって避けるべき荷物であり、どんな状況だろうと何かと理由をつけて見捨てるつもりだったのだが――
しかしながら、状況を考えるなら仕方なかった。ここまでの芝居も考慮し、やはり助けなければ不自然になってしまう。
チッ、偽善だ、偽善――
「分かりました」
ドロッチェは窓の鍵を解放し、間もなく引いて、勢いよく飛び出した。
トロトロとドアから出ていたのでは間に合わない。
それに少年が気付いたようで、ひっと小さく呻いた。
サトシはすっかり錯乱していた。
カスミも、タケシも死んでしまったのもそうだが、何より、誰かが明らかに殺戮を行っていた、その事実がサトシの恐怖を駆り立てていた。
リザードンとピカチュウだけが頼みの綱なので、もう精神の糸がその一縷しか無くなっていたのだ。
そして、たった今それがぷっつりと切れた。
糸の繊維がまともに飛び散った。いやはや。
――やらなければ、やられる。
元よりそれがこのゲームのルールだったので、この言葉が間違っていたわけではないのだけれど。
しかし、サトシの思考回路はその頭に浮かんだ言葉を禁忌なんて、判別出来ないほど麻痺していた。
――もう誰も信じられない。
「俺の邪魔をするなあッ!!」
短いナイフが振り抜かれ、ドロッチェの左耳に赤い筋が走った。大して痛みは走らなかった。
「ッ……!?」
ほとんど奇襲のような攻撃、ドロッチェは避けることが出来なかった。
――「邪魔をするな」だと?
ゲームに乗ったのか、はたまた他に理由があるのか――
どうでもよかった。
少なくとも、この男は敵なのだ。
邪魔なのはお前だよ。
「ああああああ」
少年は叫びながら、突進して来た。当然ながらナイフ(よくよく見たらごちゃごちゃと色々付いている十得ナイフだ)を持って。
ドロッチェはばっと後ろに飛び込み、赤いマントに切り込みが入れられるのを確認すると(お気に入りだ、クソ)、
光の剣を構えた。
そこで一気にケリを着けようとして――
突如サトシの頭上にフライパンが出現して、一気に振り下ろされた。
頭に一撃を受けサトシは昏倒して、どっと仰向けに倒れた。
ロイが、後ろから殴打したのだと分かった。
そこに――もう一撃、フライパンが襲い掛かった。ぶぅんと唸りをあげて。
――フライパンを動かしていたロイ自身、その一撃は理解できなかった。何故自らはもう一度フライパンを振るったのか?
しかしながら、この時に僅かながらに恐らく殺されたであろうリリーナの事を考えていた、それは否定出来ない。
そして、加害者がこの少年だったら――?
顔の真ん中にクリーンヒットし、歯が何本かもげ、軟骨が砕けた。
更にぶじゅっとフライパンですっかり潰れた鼻腔から血が飛び散り、それきりサトシの動きが止まった。
しばらくそれを不思議そうにドロッチェは眺めていたのだが、その内に麻痺していた感覚が戻り、サトシに駆け寄ってそっと首筋に右手を添えた。
「死んでいる――」
嘘ではない。生暖かい感触だけ神経が認め、それに動きが付随してなどいなかった。
まあ、脈を計るなんて芝居だけど。
「どうして――どうして止めを――」
いや、相手は明らかに敵だった以上、サトシの生き死になどどうでもよかった。
しかし清純を装う為、この台詞は必要だ。
だが、分からない。ロイは何故わざわざ止めを刺した?
ロイの性格からして、少しくらい説得を試みても不自然ではなかった筈だ。
しかし、もしかすると――
ロイは黙り込んだまま、めりこんだフライパンを抜き取る作業に移っていた。
ただ、瞳だけは申し訳なさそうに、虚ろに一点を指していた。
少年は確実に飲み込まれていく。
深い、深い、狂気の闇へと。
【一日目/日中】
【仲間を探し隊共通思考】
ディクシー、スピン、カービィと再会する事を優先。他の星のカービィ勢は様子見。マルクには警戒。上記の内誰か一人でも再会、もしくは何らかの事が起きたら海賊のお守りで連絡。他の参加者を仲間にするかどうかは個人に任せる。合流は放送の後、エリア6かエリア12。
【仲間を探し隊:ロイ&ドロッチェチーム】
共通思考
上記の仲間を探す。放送が出た後、エリア6かエリア12にて合流。
【名前:ドロッチェ@星のカービィ
健康状態:良好(耳に軽い傷)
武装:光の剣(FE封印ver.)/新品・残り25発 海賊のお守り(ゼルダの伝説 風のタクト)
所持品:支給品一式
現在位置:F−6
思考:
第一行動方針:スピンと合流。カービィ、ディクシーについては一応探す。
第二行動方針:ロイ達を信用させて利用する。
最終行動方針:スピンとゲームから脱出
備考:ディディーと海賊のお守りによって連絡が取れます】
【名前:ロイ@FE封印
健康状態:精神が不安定
武装:無し
所持品:支給品 フライパン@マリオRPG/新品
現在位置:F−6
思考:
第一行動方針:自分が一体何をしたのか、出来れば整理する
第二行動方針:ディクシー、スピン、カービィを探す。それ以外に信用出来る人がいたら共に行動したいと考えている。
第三行動方針:ゲームに乗った参加者は容赦しない
最終行動方針:ゲームの破壊。】
【※備考:ドロッチェ達はサトシが防弾チョッキを着ていることに気がついていません。】
【名前:サトシ(ポケットモンスター)
健康状態:死亡確認
武装:十得ナイフ・防弾チョッキ・ウサギずきん (ゼルダの伝説 ムジュラの仮面) 支給品一式】
【残り 39人】
投下終了。
タイトルは【誰も僕を責めることはできない】で。
サトシの扱いに困って結局最初に考えていた展開にしますた。
ツッコミをどうぞ
乙です
ポケモン勢がこれで2人…
復活も僅か数時間の命だったサトシ、そしてその修正で死んだパンサーに合掌
何と言う過疎…
これは間違いなく書き手不足/^o^\
しかし単純に盛り上がりに欠けるなぁ
これからだろう。 多分。
>>653 過疎過疎言う前に自分でも書いてみたりすればいいのに…
ジャンプロワくらいまでになったら/^o^\してもいいが。
まともなSSが書かれてるなら十分大丈夫じゃん
リトバスの発売が葉鍵ロワやギャルゲロワを過疎らせるとか言われてるが
スマブラXが発売されたらこのロワも過疎るのだろうか
今とあまり変わらないと思うよ。
404なのだが…
GJ!
デデデの後ろにいるのはピグマですよね?
しかし、スターロードを壊したのってカジオーですよね?…ジーノの反応やいかに。
ブラックシャドーが新種のマーダー、「マーダー宣言したのに誰にも会えないマーダー」になるのではと期待している。
サラマンダーが用語になったんだし、不可能じゃないでそ?
リンク、スリッピー、ウルフ予約で
予約kita-!
ルイージかっけえwwww
wikiの更新がorz
保守
ほ
ちょっと危なくないか?
今月の書き込み、作品投下が著しく少ない・・
「ポケモン人間キャラを殺した相手が全員次の話で死亡」と言う怪現象ついて。
パンサーはちょっと違うけど。
次はロイ危険
先生! ここでは新参ですが
鷹丸、ナインボルト、アドレーヌ、ポーラ、ネス、カービィ、サムライゴロー、ボニー、リュカ
を予約していいでしょうか?
いや、真剣に書いてみる。
カオスばっか書いてきたけど。
期待
まぁ、お手並み拝見といこうじゃないか
何らかの形でロイが死亡……
いや、そのまんま死ぬんじゃなくて
人間としてのロイが死亡、という展開でもありかも
とすると同名の子クッパに変身させられ(ry
なんかウルフのキャラとか不安になったのでしたらば投下しました
>>676 過疎化の中乙です
まさかリザードンを撃つとは思わなかった
いつから……こんなに過疎ってしまったの……
他のバトロワは一ヵ月ぐらい投下が無くてもまったりしてるよ
書き手を焦らすのはやめれ
御伽ロワにアケロワにジャンプロワ・・・
ここは十分幸せなほうさ
保守
ほほほほほわたぁっ!
すいません暑すぎて頭がおかしくなりそうです。保守
デスヨネ
【ここまでの殺害数・書き手別】
一位…◆ilZClmYqFI氏(ドンキー、シーダ、シリカ、C.ファルコン、マロ、リリーナ、ロイド、フォックス、ヨッシー、サトシ)
二位…◆1U9aQ7O4wM氏(ピーチ、ポポ、タケシ、モナ)
三位…◆2ZKOUYCe4Y氏(アシュリー、パンサー、ワリオ)
四位…◆BRxsUzTn5A氏(ダスター)
四位…◆njsK9r1FDk氏(ファルコ)
四位…◆/FGf9ECls2氏(ナナ)
四位…◆15P2ypjXUU氏(ペッピー)
四位…◆/xY8VCKF.Q氏(カスミ)
改めてみると、もうけっこう死んでるんだな
2日目で決着つきそうな予感
hoshi
パソコンが壊れて復帰できそうもありませんです
つーか3人しか殺してないのか俺…もっと殺さなきゃ
もちろん志望者を増やすのは良い事だけど
対主催者盛り上げで是非やきもきさせて欲しいところ
我ながら贅沢なお願いですがw
というよりも死亡者もフラグなく死にすぎ
もうちょっと花もたせてもいいんじゃないかな
ドンキー:唐突に死亡
シーダ:唐突に狂って唐突に死亡
シリカ:野田聡美
C.ファルコン:松井知里
マロ:唐突に死亡
リリーナ:スピンを庇って死亡
ロイド:唐突に死亡
フォックス:唐突に死亡
ヨッシー:マリオシリーズに驚愕&クリスタルに狂気フラグ
サトシ:存在が死亡フラグなので問題無し ピーチ:唐突に自殺
ポポ:リュカの優勝への礎
タケシ:存在が死b(ry
モナ:唐突に死亡
アシュリー:勝ったと思ったら死んだ人その1
パンサー:勝ったと思ったら死んだ人その2
ワリオ:唐突に死亡
ダスター:ガノン相手に大健闘
ファルコ:勝ったと思ったら死んだ人その3
ナナ:リュカの優勝への礎
ペッピー:フォックス達に希望を託して死亡、だが報われてない
カスミ:存(ry
デイジー:唐突に死亡
これは…
ポケモン勢は存在自体が死亡フラグ、だが…実は呪いのかかったジョーカーだった。
それを知らずにホイホイ踏んでしまったアシュリーと黒豹とトリは…
マトモな死に方してんのってダスターだけじゃね?
motherシリーズ勢は皆超能力者やら天才やら達人やらだからね
空気なのもいるけどほとんどが目立った動きをしてる
なんというか、特に描写も無くあっさり死にすぎだよな全体的に。
マロは何話かに渡って決闘したあげくの死だったからそこまで突然でもない様な
半分くらいはポンポン死んだほうが後で楽だよ。
後半は嫌でも長引くからな。
意味の無い死など無い!きっと何かに影響を与えたはずだ。
いい意味でも悪い意味でもねw
映画版ファイナルファンタジーのおかげでスクエニができたみたいにね!
どういう死に方だろうと後で貴方達の死体と怨念は私たちが責任を持って
きちんとキマイラ化させたり魔獣に改造して私たちのために
美味しく役立たせますからご安心を。
ホーリーナイトメア社&キマイラ研究所。
そして700ゲット
ほしゅ
/ニYニヽ
/ (0)(0)ヽ
/ ⌒`´⌒ \
| ,-) (-、.|
| l ヽ__ ノ l |
\ ` ⌒´ /
703 :
ゲーム好き名無しさん:2007/08/30(木) 12:20:20 ID:BOEqRJEXO
主人公キャラクター位ちゃんと戦わせて死なせろよ
パロロワの登場人物は全員主役であり全員脇役でもある。
死ぬ時は誰だろうとコロっと死ぬ。諦めなされ。
本当に死ぬときはころっと死ぬよな。
なんていうか、あっさりすぎる。
死体登場よかマシだと思うけど
>>706 デイジー「と言うか、ワタシの事かーーーっ!!」
バトロワではよくあること
バトロワに主人公も何もないだろ
だっていつもは脇役のルイージは最初にマーダー確定してたキャラだし
マリオとか主役のくせに地味だしな
ほっ
もうダメだな。
早いレスと見てる奴まだいたのかw
そっちの方に驚きだw
誰かが死ぬ様な話を書くのは苦手だからつなぎしか書けない/(^o^)\
714 :
ゲーム好き名無しさん:2007/09/07(金) 01:37:41 ID:np5RRELZO
サトシ殺さないでお(´;ω;)
ピカチュウといい線いってから死なせれお(´;ω;)
キャラ厨ウザイ。
というかサトシ死んだじゃないか
Wiki更新しとくか…
リュカは漁師小屋で放送を確認し、地図に禁止エリアをていた。
ネスに吹き飛ばされていた意識は、とっくに完全に戻っている。
いや、戻さねばならなかった。
何より、”禁止エリア”という非常に重要な要素を記憶しなければならないからだ。
机に丁寧に置かれた地図に禁止エリアを書き込む片手、そして――小屋から回収した銛(リップステッキだけではこの先、強力な相手に対して不利だろう。そこで鋭利な刃物であるこれを拾った)
カジオー、と言うポーキーの仲間に伝えられた名前の羅列には当然ナナも入っており、そして、ダスターの名前も読み上げられた。
ダスターも何者かに殺されたのだ。そしてまだ今も、冷たい死体としてこの島を転がっているに違いない。
(ナナ、ダスター……)
リュカの頭の中、ナナとダスターの顔が、浮かんでは消えていった。
――今はそれだけにした。
これで残りのターゲットは四十人。
六時間で二十人のペース、これが以後も維持され、順調に参加者が脱落していけば今日中に、それか明日の夜中には決着が着くことになる。
そして当然、この結果は自分以外にもゲームに乗った者がいるということを意味していた。
リュカ自身が手を出さなくとも、自然と人数は減っていくだろう。どうやら、お人よしはあまり居なさそうだ。
それを確信した時、この後リュカが行うべき行動は明確だった。
今の状態では自分一人で戦うことはまず無理だろう。ならば、”利用する”だけなのだ。当初の目的通り。
そうだ。殺し合いが愚かな行為だというのは自分が一番よく知っている。
それも理解出来ない参加者に永遠に”殺し合い”という”擬似空間”で踊ってもらえばいいのだ。
――ただ、それだけの話である。
リュカは、まだ疲労している身体に鞭打って、立ち上がった。
*
ネスはあれから東に向かっていた。
先程の騒ぎでゲームに乗った奴がまた集まるかもしれない。
迂闊に南に向かうのは躊躇われた。
――ピンク玉のことは思考に引っ掛かっていたけれど。
放送ではネスが知る限りの仲間、ポーラ、ジェフ、プーの名前は呼ばれなかった。(それでも既に二十人が死んでいることにめまいを感じた)
少なくとも正午の時点では生きている。
後は――自力で探さなくてはならない。
もしかしたら、三人は既に合流して自分を捜しているのかもしれない。
他の参加者と行動しているのかもしれない。
重傷を負ってしまったのかもしれない。
とにかく、探さなければ。
合流すれば、このゲームを破壊できるかもしれないのだ。
否、しなければならない。
そして、ポーキーを粛正する為に。
*
「あ……」
アドレーヌと鷹丸は焦躁していた。
それはそうだろう。目の前に死体が二つも転がっているんだから。
「遅すぎる、もしかしたら……」そんな言葉がアドレーヌから漏れるのも無理もなし、ナインボルトが雑貨屋に行くと飛び出してどれほどの時間が立ったのか。
放送で名前が呼ばれなくとも、どこかで重傷を負ったのではないかと嫌にでも想像してしまう。
それで二人で雑貨屋に来てみれば――これだ。
狐と少年の死体。
それは明らかにこの周囲にゲームを始めた人物が存在したことを誇示していた。
「鷹丸さん……?」
「ないんぼると殿!」
鷹丸が急いでナインボルトに駆け寄ると、「ぼくちんより……ポーラを」と、少女を指差した。
少女は嘔吐、吐血して気絶していた。
アドレーヌから見てもわかった。
この状況も相俟って、身体に異常をきたしたようだ。
早急に近くの診療所まで運ばないと、手遅れになるのかもしれない。
「鷹丸さん、診療所に急ごう」
アドレーヌの言葉に鷹丸は頷き、少女を背負い、更にナインボルトの肩を担いだ。
落ちていた狐と少年の荷物はアドレーヌが持った(ああ、銃なんて初めて持った)
急がなければ――
幸い、診療所が近かったこともあり、数分もしない内にポーラとナインボルトをベッドに寝かせることが出来た。
アドレーヌも鷹丸もそれで一息ついたが、しかし、アドレーヌにはまだ釈然としない部分があった。
カーくん。
今更ながら、――不安になった。自分で見捨てながら。
しかし、いや、彼は一人にして本当に大丈夫だったのだろうか?
仮に――そう、果たして彼がふざけていなかったとしたら。
いつものカービィではないとしたら?
それが頭を過ぎった時、アドレーヌは立ち上がっていた。
「あどれえぬ殿!」
「大丈夫、カーくん、カーくんを見つけたらすぐに戻るから!」
微妙に息を切らしながら、鞘に納まった刀を持ち出しアドレーヌは診療所を飛び出した。
鷹丸は少し戸惑いながら、しかし、アドレーヌを信じることにした。
”かーくん”はすぐ近くなのか、アドレーヌがかーくんとは別れた場所からかーくんは離れたのか、それはわからないけれど。
なお、知り合い三人の死を放送で知らされ、ほぼ放心状態に近かったナインボルトは、二人にリュカのことを伝えることができなかった。
*
結局、サムライゴローとボニーは家には入らず、北の町に向かって歩いていた。
結論としてはゴローが止めたのだ。あることに気付いたので。
ボニーの飼い主が居るらしかった家の玄関の足元に認められた血痕――それが何を意味するのか、容易に想像がつく。
殺し合いを始めた狂った奴と鉢合わせするのはゴメンだ。信じたくはないが例えボニーのご主人様だとしても、だ。
ボニーは少し残念そうだったが、しかし家に入っていきなり攻撃されたらたまったものではないだろう。
そう、まずは信頼できる仲間を捜さねばならない。
しばらくして、ボニーがまた地面を嗅ぎ始めた。
ゴローはそれを見届けていたのだけど、しかし――
その後にボニーが吠えながら走りだすとは、まさか予測できなかった。
「お、おい!」
ゴローはそのボニーに追い付くために、直後に全力疾走するハメとなった。
*
リュカは先程の場所――まさにあの帽子の少年と交戦を始めた場所。
そこにはまだピンク玉が転がっていた。
「ぽ、ぽよ……」
リップステッキで強打され、体力も奪われ、既にカービィは身動きが取りづらいまでに疲労困憊していた。
些か意識も混濁していたのか、声も曖昧だった。
そしてリュカは、そのカービィに銛を一気に振り下ろした。躊躇いなく。
「ぽッ……」
当然ながら、ばしゅっと血がしぶいた。徐々に動きが緩慢になり、少ない息を漏らした後、ピンク玉はついにぐったりとしたように動かなくなった。
構わずリュカはひたすら銛を突き刺しては抜いた。
何度も何度も血が飛び散った後、やがて、それも止んだ。
もう確認するまでもなかった。
カービィは息絶えていた。
リュカは荷物にも手をつけず、そのまま建物の隙間の影に姿を消した。
*
アドレーヌの頭の中、焦りだけが空回りする。
どうして、カーくんをひとりにしてしまったのだろうか?
ああ、自分は一体何をしていたのだろう。ほとんど自分がカーくんにあたってしまっただけではないか。
そして商店街の角を曲がったとき。
アドレーヌは見たのだ。
――血まみれの、ピンク玉が倒れていたのを!
アドレーヌの頭の中、あの悪夢がフラッシュバックした。そして、蒼白した。
刀を手放し、代わりにピンクの身体を掴んで、ひたすら揺らし続けた。
「カーくん! カーくんってば!」
何回も揺すった。
ありえない。可能性としてそれが頭をよぎったが、そんなことをアドレーヌは認めなかった。
それならば――何故返事をしてくれない?
構わず、赤の絵の具を国混ぜたような血が手の平に付着しようが気にせず、揺らした。
それでもう一度、強く揺すって、――そしてようやく悟った。
カービィが既に、死んでいることを。
「ああ……あ……」
それが確証になった時、アドレーヌを支えていたダムが決壊して、感情の洪水が襲い掛かってきた。
それで、それがアドレーヌの頭をぶちのめした。
ものすごい一撃だった。
銃声だけ聞いた、しかし確実に発射された筈の鉛玉を実際、頭に喰らったらこんな感じなのだろう。
――自分こそ、まさにカービィを見捨てたのだ。
事情がどうあれ、コミュニケーションが一切とれなくなってしまっていた、カービィを。
「わああああああああっ」
アドレーヌは泣き始めた。
――どうして、どうしてあたしはカーくんのことを信じてあげられなかったんだろう。
助けを求めていた人の気持ちに、気付けなかったんだろう?
自責に押し潰されたアドレーヌは無意識に、かつてのあの思い出を思いだしていた。
「アドちゃ〜ん、りんご描いて。りんごー!!」
「またぁ? もう、赤の絵の具がなくなっちゃうよ」
「んじゃトマトでいいよー」
「りんごもトマトも赤だよ、カーくん」
ささやかな、ただの思い出だったのだったけど、それでも大事な大事な友達との思い出だった。
大切な、大切な友達との。
次は、このゲームの中での出来事。
「……に、逃げなきゃ……」
「ぽよ、ぽよよ!」
恐怖にすくんでいた自分。
そんな自分にカービィは必死で大丈夫だとかそういう事を言っていた、筈だった。
ああ、そうだ。カーくんはどんなことがあっても、あたしを助けようと、そして信じてくれていたんだ。
信頼していてくれていた。そして、あたしにも信じてほしかった。
それなのに――
「ふざけないで、カーくん! 今の状況、分かってやってるの!?
さっきからぽよぽよぽよぽよ煩い! ちゃんと喋れる癖にどうしてぽよしか言わないの!!
あたしは殺し合いなんかしないって事、カーくん分かってるでしょ!?」
「カーくんの……バカぁ!!」
こんなときになって、蘇った。
「あたし――あたし、なんてことを」
考えてみたらわかったはずだ。
カービィが、――自分の知らないカービィだと。
しかし、それでもカービィには違いなかったと。
自分はそれをわかってあげることができなかったのだ。
あたしはなんて馬鹿な女なのだろう?
このカーくんの優しさとあたしの傲慢が釣り合うわけもないのに。
――もう釣り合わせることもできない。
アドレーヌは泣き続けた。
カービィの亡きがらに覆いかぶさって、泣き続けた。
本当に愚かだった。あたしは。あたしは。
あたしはこんな自分を助けようとしてくれた彼の誠実さと、自分の愚かさの為に泣き続ける。
泣き続ける、非常に目立つ行為で、例えこのゲームでは自殺行為であったとしても、だ。
――そう、そうだ。あたしは心中する。
あたしに裏切られたこのカーくんの悲しみと、そして本当に子供だった自分の愚かさと共に、心中する。
「じゃあ、すれば?」と、誰かがすぐ近く、いや、アドレーヌの背後で言った。
びくっと身体を震わせ、アドレーヌは振り返り、――見知らぬ少年が、アドレーヌに向けて、アドレーヌが落とした刀を構えていたのが視界に入り込んだ。
アドレーヌは目を見開いた。
かつっ! と、ある意味濡れた、しかし不気味な音が響いた。
アドレーヌの華奢な身体がびくん、と奇妙に揺れた。
刀の先、鋭く加工された切っ先がアドレーヌの頭蓋を貫通し、そのまま中枢に侵入してきたのだ。
そのままアドレーヌはカービィに覆いかぶさるように仰向けに倒れ、そして目は確かに少年を見据えたその状態だったのだが、もう視界は何も捉えていなかった。
それから、脳の他の部分が死ぬまで二十秒もかからなかったのかもしれない。
刃が刺さった隙間から後から後から、その白銀に輝くそれを押し出すように血が溢れ出てきた。
少年、――リュカは無言のままカービィの荷物を自分のデイパックにまとめると、アドレーヌの額から刀を引き抜いた(アドレーヌの頭がつられて上がり、すぐ落ちた)。
やれやれ、と言うように頭を振ると、折り重なった二人の死体から視線を離しながら鞘だけをデイパックに納め、先程捨てた銛を一瞥し、それでそれからリュカは南の方向を向き、
――僅かに笑みを浮かべた。
ひどい笑みだった。
*
ひたすら走り出していたボニーは、ようやくリュカの姿を認めた。
ああ――やっと、リュカと会えた――
「ボニー!」
リュカはボクを抱いた。抱きしめた。
嬉しかった。もう何があっても離れない。
でも、リュカの後ろで倒れている人は誰だろう?
それに、その人の頭からは血が出ていた。
あれはリュカが――
瞬間、ざくっと、レモンかピーマンが切られるような音が響き、
ボニーのちょうど赤い首輪の上辺りが、猛烈に熱くなってきていた。
何かが自分の喉に侵入している――その事態が何を意味するか分からないまま、ボニーは絶命していた。
ボニーを貫いた何か、刀を持った手の主のリュカの目にはうっすらと泪の膜が出来上がっていた。
それでも、ボニーやクマトラ達にはこんな姿は見られたくなかった。殺人者の姿を。
しかし――その程度の覚悟では所詮無理だったのだ。
――残酷な運命は時として人の価値観を変える。ああ自分は限りなく狂っているのだろうと、リュカはまさに実感していた。
しかし、そうでなければナナ達の死に、意味が無くなる。
「ごめん……でも、必ず、戻してあげるから……待ってて、ボニー」
リュカは物言わぬ屍になったボニーを地面に置くと、ボニーが来た方向、南に男の姿を認めた。
サムライゴローは今、まさにそれの一部始終を見た。
少年の顔、その目を見た途端、ゴローの全神経に衝撃が走った。
間違いない、こいつは始まっている!
このボニーのご主人様はゲームを始め、たった今自らの飼い犬を殺してのけたのだ。
則ち――この少年はゴローを含め、他の参加者など平然と殺してみせるだろう。いや、先程の放送で呼ばれた名前の中、既に彼の手に掛かった犠牲者が含まれていたのかもしれない。
そう――ゴローは明らかに、少年の殺気を感じ取っていたのだ。
何が少年をそう駆り立てたのか、しかし、そんなことはどうでもよかった。
次に標的とされるのは、疑い無く目の前の自分なのだから。
ボニーの荷物に入っていたエモノ――銘刀サムライを構え、ゴローは一気に切り掛かった。が、ゴローは目を見開くこととなった。
なんと少年はその一閃をボニーの死体で受け流したのだ。
喉から大量に出血していたにも関わらず、更に血が噴き出し、ゴローにまでそれが飛び散った。
目潰しか!?
「何をしている!」そう叫ぶ声が聞こえ、ゴローは振り向いた。
SFみたいな紫の光を放つ剣、まさにビームソード持った、かなり昔の武士、それこそまさに侍のような風貌の男が立っていた。
しかも、ゴローが少年を襲っているように見えたようだ。
「おい、違――」
ゴローの言葉を遮るように、少年は叫んだ。
「助けて!」
それで、ゴローは否定することが出来なくなった。少年は刀でボニーを殺した、しかしゴローも刀でボニーを斬った。
その為、ゴローにも血が付着していたのだ。
――ああ、なんてこった。まずい。これはまずい。少年の狙いはこれだったのだ。
わざと――死体を斬らせて、俺に血を――
話し合いどころではなかった。
鷹丸から見れば殺人者はゴローなのだ。
しかも状況的に、ロイドとフォックスを殺したのはゴローだと考えられても不自然ではない。
少年も血がついた刀を持っていたが、血まみれの愛犬を抱いていては、やがて刀にも血が伝わるのは当然だ。
「クソッ!」
ゴローは踵を返し、西に向かって走り出していた。
「待――」
鷹丸がゴローを追うとして――その時、倒れ込んでいるアドレーヌが視界に入った。
それで一瞬動きを止めてしまい、結局ゴローは逃してしまった。
「あどれえぬ殿……」
サムライゴローのことは、一先ず置き、鷹丸はアドレーヌの瞼を閉じ、両手を合わせた。
なんてことだ――もう少し自分が早ければ、彼女は死なずに済んだのか?
鷹丸は少しの間、自分を責めた。
その隙にリュカはボニーのデイパックから荷物を回収した。
食料と金色の斧、『M』と描かれたトマト、そしてイングラムM10サブマシンガンとそのマガジンを。
鷹丸が次に振り向いたときには既に作業は終わっており、リュカは愛犬を殺された少年に戻っていた。
「そのお姉ちゃんが……さっきの人に殺されて、僕は……」
「……お主が気にすることはない」
こいつは完全に僕を疑っていない。
そう――こいつは利用出来そうだ。
リュカの顔にまた先程の笑みが浮かんだ。
――堕天使の微笑みが。
【A-6/日中】
【ネス(MOTHER2)
健康状態:良好 PPを少し消費
武装:なし
所持品:支給品一式 封印の剣
現在位置:A−4 エリア2 港
第一行動方針:住宅街へ移動
第二行動方針:無駄な争いを阻止する
第三行動方針:首輪の解除法及び脱出法の模索
第四行動方針:戦力を募る
基本行動方針:ゲームの破壊
最終行動方針:黒幕の打倒(ついでにポーキーはブタ箱送り)
備考:出会う相手にはひとまず警戒する。特に緑帽の中年に注意】
【D-5】
【名前:ナインボルト@メイドインワリオ】
[状態]:激しく疲労、脇腹に軽傷 憧れのゲームの登場人物に会えてドキドキワクワク の反面、知っているが故の苦悩
[武装]:スーパースコープ@スマブラDX(鷹丸の支給品)/数発使用
[所持品]:支給品一式 、不明支給品×1(本人は確認済み) 、半分に切れた虫取り網上下両方
現在位置:エリア2(D-5)/診療所
[思考・状況]
基本行動方針:ゲームには乗らない
第一行動方針:ポーラを助ける。
第二行動方針:ポーラの状態が好転し次第、町の外に出る。
第三行動方針:仲間と合流する(クライゴア優先)
第四行動方針:他のキャラにも会いたい。そしてそのキャラ達と力を合わせてゲームから脱出する
備考:銃声の主がマーダーだと考えています、更にリュカをマーダーだと認識しました。
備考:共通思考:ポーラの状態が好転し次第、銃を持つマーダーに遭遇する前に町の外に出る。】
【ポーラ@MOTHER2】
[健康状態]:気絶 肉体的にも精神的にも極限まで疲労 PP消費
[武装]:無し
[所持品]:支給品 折れた巨人のナイフ@ゼルダの伝説 時のオカリナ インスタントラーメン、ミネラルウォーター、固形燃料×数量
現在位置:D−5…診療所
[第一行動方針]:仲間達を捜す
[基本行動方針]:ゲームに乗らず、仲間達と合流する
[最終行動方針]:仲間達とゲームからの脱出 】
【C-4】
【名前:鷹丸@謎の村雨城】
[状態]:深い後悔、未知の世界に興味
[武装]:ビームソード@スマブラDX(ナインボルトの支給品)
[所持品]:支給品一式×2(その内の一つはアドレーヌの物)
現在位置:エリア2(C-4)
[思考・状況]
第一行動方針:診療所に向かう。
第二行動方針:ポーラの状態が好転したら、町の外に出る。
第三行動方針:ナインボルト達を守る
第四行動方針:協力者と合流する(ナインボルトの仲間とも合流する)
第五行動方針:時間が許すのなら、ナインボルトからもっと他の世界のことの話を聞きたい
最終行動方針:主催者を倒す
備考:銃声の主がマーダーだと考えています。サムライゴローをマーダーだと認識しました。
備考:共通思考:ポーラの状態が好転し次第、銃を持つマーダーに遭遇する前に町の外に出る。】
【名前:リュカ@MOTHER3
健康状態:全身に軽傷 左腕に軽い傷 左脚に軽傷(出血は止まった) 疲労 激しくPP消費
武装:仮面の男の服@MOTHER3、KATANA@MOTHER
所持品:支給品一式×4(ナナ、ポポ、カービィの分含む) リップステッキ@スマブラDX(残り回数11回)、バナナ、マキシムトマト@星のカービィ、金の斧@どうぶつの森、イングラムM10サブマシンガン@兵器、イングラムのマガジン×2
現在位置:C-4
第一行動方針:鷹丸を利用する。
第二行動方針:今は休む場所を捜す。
第三行動方針:自分と無関係な人は殺していく。
第四行動方針:もはやクマトラの殺害も辞さない。
基本行動方針:色々な人と協力(利用)し、優勝する。
最終行動方針:優勝して、母と兄とダスター達を蘇らせる。】
【サムライゴロー@エフゼロシリーズ】
健康状態:狼狽
武装:銘刀サムライ@カービィSDX
所持品:支給品一式、不明支給品(1〜2、本人確認済み)
現在位置:C−4
思考・状況:そんな馬鹿な……
基本行動方針:盗みはするが、殺しはしない。
第一行動方針:今は鷹丸から逃げる。
最終行動方針:ゲームからの脱出
備考:参戦しているのはF-ZERO伝説のサムライゴローです。
ボニーの血を被っています。】
【カービィ@星のカービィ 死亡確認】
【アドレーヌ@星のカービィ 死亡確認】
【ボニー@MOTHER3 死亡確認】
※カービィ、アドレーヌの支給品はリュカが持ち去りました。
※銛はカービィの傍に放置してあります
※フォックス、ロイドの荷物(デザートイーグル、鉄の剣、新しい角材)は診療所に置かれています
【残り36人】
投下終了。
ま た あ っ さ り 死 に か
参加者死亡してもここまで盛り上がらんロワも珍しい
死に方があっさりですから反応もあっさりなんです
とりあえず過疎の中、乙
リュカが順調に殺していってるのが怖いな。
次は誰が餌食に…
そういえば、リュカはここまで一人で8人殺してるんだよな。
二位が殺害数2人(クマトラ、ガノン、×シリカ、×ファルコ)だから…断トツだな。
今回とうとう仲間殺しまでやっちゃった、勢いは止まりそうにも無いけれど…
何だろうな、キャラが死んでも
ここのロワに限って「あ、死んだ」ぐらいしか思わん。
人死にだけがロワじゃないです><
リュカ始まったな 強マーダーで
ステルスもできるってどんだけー
とにかくポーラ逃げてー
リュカが万能すぎてwktkが止らないんだぜ
乙・・だけど多数死亡の割にはすこし薄くないすか?
前編後編にでもわけて深く書けばよかったと思う
あんまし原文乗せないほうがいいよ
いまや完全に、それにしてもこのリュカ、ノリノリである。
と言う状態だけど、この京風薄味ロワのことだ…
ある日突然あっさり死ぬかもしれん、と言う適度な緊張感が…
参加者主催者含めて全員にいえる事だが。
あいかわらず超薄味ワロタ
てか鷹丸が診療所に戻ろうとしているからかえってリュカ修羅場
そろそろウィキ編集の時期ですね
明後日辺りにできたらしようかな・・・('A`)
745 :
ゲーム好き名無しさん:2007/09/12(水) 01:30:19 ID:yHm3oGYrO
746 :
ゲーム好き名無しさん:2007/09/12(水) 01:38:43 ID:yHm3oGYrO
GBと一緒に買ってもらったソフトが初代カービィだったな…
途中退場はやっぱりショックだ
なんかカービィって死ぬのと縁のない世界だから想像できない
一頭身だからかなぁ…?
750 :
744:2007/09/13(木) 19:16:13 ID:k0rWoOa4O
バイトでできなかった…
またできるときにします('A`)
ゼルダ(シーク)、クッパ、ミュウツー予約。
今更だけど俺って本当に文才無いね。
そして速攻投下。
「王女なのだから…」
「ハァ…ハァ…」
――逃げなければ。
逃げなければならない。
この者のために、死んでしまった者のためにも。
この者が探しているピーチ姫とやらはもう居ない。
ならば、残された道はただ一つ。
生きた者を救うこと。
死人と化した者を救うことは出来ない。
殺人を犯した哀れな者も止められなかった。
もう、生きて助けを求めている人のために役に立たねばならない。
私は一国の王女なのだから…。
そこで、考えが消える。
急に目の前に現れた男が、手をこちらに向けて睨んでいたからだった。
「貴様、人間か。」
「そうだ。私は――「何故殺した?」――何?」
「貴様の体から血の臭いがする。どうやら返り血もついているようだが?」
「…私が通ってきた道は見たのか?」
「見た。あの惨状の一部始終を知っているのか?知っているなら全て話せ。」
シークは全てを話した。自分の見たとおりに、全てを。
「つまり、貴様達以外全員死んだ、と言う訳か。」
「そうだ。…私については話した。貴方のことも聞きたいのだが…?」
「…人間に話すことなど無い。強いて言うなら、私は人間を憎んでいる、と言う事だ。」
「人間を…?」
「さあ、私はこれから人間を殺すであろう。止めないなら通っても良いが…」
「…止める、と言ったら?」
「それならば…容赦はしない。殺させて貰おう。」
シークは考えた。
止めるべきか。止めぬべきか。
私が止めたら、私は死ぬ。だが、傷くらいは付けられるだろう。
それならば少しは、誰かを助けられるかもしれない。
だが止めなかったら私は生きる。が、誰かが死ぬ。
リンク、貴方ならどうするのでしょうか…
そこに、一つの濁声が響いた。
「止めさせてもらおう。だが、こやつは逃がせ。その決まりだ。」
「な…お前…っ」
「貴様は人間ではないだろう…貴様を殺すつもりは無い…」
「ほう、ワガハイの力に怯えて逃げるのか?」
それを聞いたミュウツーは呆れたように、
「…良かろう、貴様を殺してそこの男を追えばいい話だ。」
クッパがシークをちらっと見ると、行けという合図のように目をそらした。
「…分かった、良いだろう…だが一つ、この支給品を持っておけ…」
シークがクッパに渡したのはマスターソードではなく、ギガクッパのフィギュアであった。
シークは薄々気づいていた。クッパの目的を。
だが、信じたくなかった。
「…死ぬな…死ぬな…死ぬな…ッ」
最後にシークをみたクッパの顔は、少しだけ笑っていた。
【D−8/日中】
【名前:クッパ@スーパーマリオシリーズ
健康状態:軽傷
武装:なし
所持品:ギガクッパのフィギュア@スマブラDX
現在位置:D−8
第一行動方針:時間をかせぐ。
第二行動方針:敵を倒せれば倒す。
最終行動方針:主催者を倒してゲームを潰す。
備考:】
【名前:ゼルダ@ゼルダの伝説
健康状態:疲労、シークに変身中。
武装:マスターソード@ゼルダの伝説
所持品:支給品一式
現在位置:D−8から西へ走行。
第一行動方針:逃げる。
第二行動方針:リンクを探す。
第三行動方針:クッパを助けに戻る。
最終行動方針:ゲームの阻止。
備考:ガノンドロフのことは忘れています。】
【名前:ミュウツー@ポケットモンスター
健康状態:少し疲労
武装:なし
所持品: 支給品一式(中身は未確認)、不明支給品1〜3個(中身は確認してません)
現在位置:D−8
第一行動方針:この亀を殺す。
第二行動方針:逃げた男を殺す。
投下完了
もはやノリノリなリュカ!
やけにかっこいいクッパ!
サムライゴローはこの修羅場を切り抜けられるか!
一気に二人死んだカービィ制!
チンパンジーと興のコンビが希望の星か!
おっと 全員極刑ゾイ! なペンギンも忘れちゃあならない!
マリオの空気ぶりは?
首輪解除組の空気ぶりは?
ブラックシャドーの出番は?
まだまだ始まったばかりの殺し合い!!
過疎なんて気にせずガンガンいこうぜ!!
と 言うわけで次回に続くッ!
投下乙。クッパかっこいいな
クッパかっけえw
ギガクッパフィギュアは何らかの伏線か……?
戦力では圧倒的にミュウツー有利、だがクッパはマリオと何度も戦った猛者……
ああ、勝敗が気になる。
任天堂主力ゲームのボス級同士の戦い…これは燃える
登場当初ギャグ路線かと思いきや男見せたなクッパ
ところでwikiの方は更新しないの?
762 :
ゲーム好き名無しさん:2007/09/16(日) 16:44:38 ID:E7iNfUgcO
無駄なマーダー多いし、キャラもあっさり死ぬし
ツマンネ
>>762 こってりし過ぎてマンネリ食中毒気味のロワよりマシ
書き手達がロワSS初心者なのは否めないがそれを責めるのは酷でしょ
AAロワみたいに廃墟化しなければ少しくらい質が低くても完結までいければ十分じゃないか
書き手上手な人々の光臨希望wktk
自分用メモ
次は
>>717から更新する
ミューツー様のお言葉
「チラシの裏に書けば良いものを…
人間とはなんと愚かなのだ。この世はポケモンだけで十分だ!!」
後、したらばの「Did you die really?」も。
768 :
ゲーム好き名無しさん:2007/09/17(月) 14:29:30 ID:Wm1gE4db0
話が長い上に死に方があっさりとかWW
保守
つかsageろよ
wiki編集者乙です
ピット目立たないな
大丈夫、推測だがピットは気絶していて放送聞き逃している可能性も…
禁止エリアに入って首チョンパピット君\(^o^)/
ピット君はいつまで気絶しているのか。
ここでは初ですがサムス、クライゴア、レオン、ルイージを予約します。
久々の予約ktkr
期待してみる
首輪解析組、久々登場でいきなりのピンチktkr!
そして、ブラックシャドーは何時まで潜行し続けるのか。
778 :
ゲーム好き名無しさん:2007/09/23(日) 09:34:24 ID:Sm0yCgGbO
あっさりw
ブラックシャドーはこのままそっとしておいてもいい気がするんだぜ
絶対動いたら死ぬ予感がする。書く人が居ないしのばせないだろうしな
781 :
ゲーム好き名無しさん:2007/09/24(月) 16:12:11 ID:dEzZDWxU0
あっさりW
>>780 編集乙ー
ところで今度は学校にキャラが集まってるな。
デデデは厳しいか
783 :
ゲーム好き名無しさん:2007/09/27(木) 07:31:54 ID:2K1NAjJtO
相変わらず、くだらねえし、つまんねえスレだな。
(´ω`)
ほ
ところで参戦時期が分かっていないキャラは何時参戦したんだか決めないと少し支障が出ないか?
滝川なんてADV後だとしても時期で、服装と、性格がSかどうか変わっちまうぞ
他にも参戦時期不明な奴といえば…
ピグマ …まだ普通の体だからアサルト前か途中?
シャドー…こいつはXの時代?DXかファルコン伝説じゃなさそう。
既に死んだキャラの中にも参戦時期不明な奴が多い…
それで死者スレのネタできそう。
じっくりだが確実に伸びてる
789 :
保守ネタ:2007/09/30(日) 19:57:39 ID:LO9od3cLO
「こちらスネーク、プログラム会場に侵入した」
スネークはダンボールの中に隠れていた。
『よし、スネーク。今回の任務はゲームを盛り上げることだ。まずは周りにいる参加者を一通り殺していくんだ』
カジオーの指示に従い、ダンボールから慎重にはい出るスネーク。
「さあショウタイムd……」
次の瞬間、スネークの意識は途切れた。
『スネーク! どうした!? 応答せよスネーク! スネェェェェイク!!!』
【ソリッド・スネーク@メタルギアソリッド 金の斧やら鉾やらKATANAが背中を直撃し死亡】
スネークwww
そう言えばスネークって何処のロワにも参戦したこと無かったよな…
初参戦が保守ネタの瞬殺劇www
マザー3知らなかったからリュカがどんな奴かわからなかったんだが・・・
スマブラ拳で姿を見て、吹いた
こんな可愛い二頭身がマーダーかwww
>>792 小さい体に真っ黒な闇を備えてるからな
MOTHER3は今までの作品と毛色が違う
とりあえずスマブラ買って最初にやる戦いは
カービィ&フォックス&アイスクライマーVSリュカに決定。
ルイージ、スピン…決意を新たにする=死亡フラグ
リュカ…トップマーダー=いつか復讐される
マリオ、マルス、ロイ、クッパ、クリスタル、ディディー、ディクシー…発狂フラグ
サムライゴロー…誤解フラグ
ポーラ、ディクシー、マルク、ピカチュウ、ミュウツー、ピット…負傷、気絶
デデデ…丸腰
プー、クリスタル、ロイ…放心状態
ドロッチェ、クマトラ、サムス、クライゴア、鷹丸、メタナイト、シーク(ゼルダ)…危険人物と行動中
マルス、サムス、クライゴア、レオン、鷹丸、ポーラ、ナインボルト、ウルフ…近くにマーダー
レオン…性格に問題あり
あれ? 意外とピグマとシャドーが一番生き残りやすくね?
シャドーったら第一放送終わっても誰にも会えてないのか…
強力なマーダーがいっぱいいるから「誰にも会わず終盤突入!」もありか?
このゲームって頭脳派マーダー多いよねー。改心しそうなのがミュウツーしかいないっていう。
一番頭を使わなさそうなガノンですら策略家だし… デデデ?知らんがな。
保守グラム・サブマシンガン
そいやジーノってスターピースの一つ持ってるのがカジオーって知ってたっけ?
知ってたら改心フラグになるが……
やった事がないから知らないけどそういう話しだったのか
>796
原作みたいに最後まで誰にも会わず生き残り、最強マーダーに突撃して即返り討ちになるかもなシャドー・・
>>800 むしろ最後の最後、最強マーダーどうしの相打ちが発生してしまい…
史上初の殺害数&遭遇人数0人の優勝達成するのでは?
いくらなんでもそこまで仕込む書き手はいないよwwww
でもそれがバトルロワイアルというものd(ry
というかこんなに詳しそうな人がいっぱいいるにも関わらず
書き手が少ないのは魔力か何かがあるとしか思えない
小説は書けないんだが
支援目的で画像を投下するのはOKか
勿論OK、それで活気ずくハズ。
ミュウツー考えてみるわ。。
807 :
ゲーム好き名無しさん:2007/10/10(水) 21:00:07 ID:g2OaMyon0
保守…
サムス、クライゴア、レオン、ルイージを予約していましたが、
ルイージを三人とかちあわせようとするとどうしても他の学校にいるメンバーも動かさなければならず、収集がつかなくなってしまう為駄目になったので破棄します。
キャラ束縛して本当にごめんなさいorz
809 :
ジェフ:2007/10/18(木) 00:39:06 ID:R3s6WGd3O
これはまずい
保守
に
ゃ
あ
ひ
アッー!
構想はできてるんだけど、その後の展開がしゅうきゅうつかなくなりそうで迷ってる。
どうしよう
やっぱり作品投下された方がイイぞ。
死者スレのイスもあと36と4席、ちゃんあるし。
保守
820 :
ゲーム好き名無しさん:2007/11/04(日) 16:17:35 ID:yw5X2Hmp0
821 :
ゲーム好き名無しさん:2007/11/05(月) 03:07:37 ID:n28uWhIpO
保守
保守
保守
まとめのキャラ紹介のさ
シークの一人称二人称が「俺」「お前」になってたけど
時オカでは「ボク」「君」じゃなかったっけ?
みんなよくそんなにゲームやるよな
俺、マリオ、ゼルダあたりしか分からない(´・ω・`)
分からない作品は自力で調べる。
自分もスターフォックスとかF−ZERO分からんかったし。
クリスタルなんて完全にドS女かと思い込んでたし。
てか携帯多過ぎ。
>>827 のぞいてきたがすでにギャグに走りかけてた。
保守
二ヶ月ぶりくらいに来たけどなんにも変わってないね
保守
ほす
ナイトメア「ふふふ!この混沌とした状況こそ私の糧なのだよ!
親愛なる書き手諸君よ。せいぜい私の手の上でもがきたまえ」
もう誰も人いないかもしんないけど
一旦リスタートしない?
キャラ把握とか難しかったりするし
何しろ主催者が強力すぎて脱出エンドの兆しがかなり低いし
まぁバッドエンドでもそれはそれで期待するけど。
マルスとミュウツー予約していーですか??
おお、久々の予約!…でもミュウツーって今クッパと相対しているのですが…
そういえば
>>751辺りから更新してなかった事に今更気づいた。不手際があってごめん。
後、ついでなので進行に疑問なのですけど今回禁止地域になるD2、G4、E6はどのタイミングで禁止になるんでしょう?
ブラックシャドー「俺の出番はまだか…」
>>838 3時間ごとに禁止エリアになるから
今日中だとすると
15:00にD-3
18:00にE-6
21:00にG-4
でいいと思う
しまった「今日中」は「今、日中(いま、にっちゅう)」だ
区切らなければ紛らわしい
時間はそんなもんだろうなぁ
主催者側に少し有利な設定だというけど
PC破壊するCD-ROMがあるから以外にそんな事もない気がする
ルイージ「スマブラでも僕は…。兄さんなんか氏ねば良いんだ…」
サムライゴロー「くそっ!とんだ役回りだぜ! ま……まさかこれが死亡フラグ……?
まさかな……ハハ…」
アシュリー「お前ら…生きているだけ…まだ…マシだ。」
カスミ 「その通りよ…さて、私たちより惨たらしい死を迎える奴はいるのかな〜♪」
ヨッシー 「取り合えず、僕たちベスト3を塗り替える事を希望するよ、でっていーう」
サトシ「ピカチューーっ!」
カスミ「あんたねぇ…。良い加減にしっかりなさいよ!
これじゃドラえも○と○び太みたいじゃない!」
タケシ「ばっ……馬鹿っ!カスミ!こんなところで!
著作権侵害で任○堂から消され……」
カスミ「ていうかさっきから私達の言葉、掻き消されてない?」
サトシ「……?誰か来たみたいだ。」
--------------------------------
…通信が途絶えました。
これ以降のアクセスは禁止されています。
関係者以外立ち入らないで下さい。
☆
ピカチュウ「ピ…ピカ……(サ…サトシが呼んでる)」
ジェフ「何動いてるんだ!?そんな体で…!」
ピカチュウ「ピッピカ(そこをどいて)」
ジェフ「寝てなきゃ駄目だってばぁぁ……」
ピカチュウ「ピカピカ……?(邪魔するなら倒してでも行くよ……?)」
to be continued…?
カジオー「ホシュ」
850 :
◆2ZKOUYCe4Y :2007/12/30(日) 23:30:14 ID:r7KSIx6B0
|ω・`)…ルイージとピグマ予約しても良いですか
━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
是非是非
じゃあ久々に自分も
ディクシー、クリスタル、クマトラ、デデデ、ディディー、メタナイト予約で。
なんだこれは新手のお年玉か!!!?
皆さん良いお年を!
全生存者入場!!
デコスケは生きていた!! 更なる研鑚を積み人間凶器が甦った!!!
武神!! ガノンドロフだァ――――!!!
最強PSIはすでに我が完成している!!
同じ対主催に捨てられる王子プーだァ――――!!!
出会いしだい騙しまくってやる!!
手負いのステルスマーダー マルクだァッ!!!
首輪解析なら自分の知識がものを言う!!
仲間は勇者 元の仲間はほぼ全滅 スリッピー・トード!!!
真の対主催を知らしめたい!! ディスクだけ所持 ウルフ・オドネルだァ!!!
初登場から気絶だが覚醒後なら全参加者極刑だ!!
プププ大王 デデデだ!!!
首輪対策は完璧だ!! 解析係 Dr.クライゴア!!!!
電気鼠の命は自分にある!!
安全圏の神様が来たッ ジェフ!!!
タイマンなら絶対に敗けん!!
男まさりのケンカ見せたる 特攻隊長 クマトラだ!!!
バーリ・トゥード(なんでもあり)ならこいつが怖い!!
ジャングルのピュア・ファイター ディディーだ!!!
ダイヤモンドシティからゲームの鬼が上陸だ!! ナインボルト!!!
ルールの無い復讐がしたいからディティクター(解析係)になったのだ!!
プロの殺人を見せてやる!!レオン・ポワルスキー!!!
めい土の土産に落下とはよく言ったもの!!
魔王の気絶が今 実戦でバクハツする!! 未だに気絶中 クッパ先生だ―――!!!
冷静こそが対主催最強の代名詞だ!!
まさかこの男がきてくれるとはッッ メタナイト!!!
救いたいからここまできたッ キャリア一切不明!!!!
雇われ遊撃隊のテレパシー(制限)ファイター クリスタルだ!!!
オレは脇役最強ではないマリオシリーズで最強なのだ!!
御存知二番手 ルイージ・マリオ!!!
誤解の中心は今や自分にある!! オレを救える奴はいないのか!!
サムライゴローだ!!!
ヤバァァァァァいッ説明不要!! 瀕死!!! トレーナー死亡!!!
ピカチュウだ!!!
フライパンは実戦で使えてナンボのモン!!! 超実戦撲殺!!
本家リキアからロイの登場だ!!!
団長は自分のもの 邪魔するやつは思いきり殺して思いきり殺すだけ!!
回りには誰も居ない スピン
仲間を探しに街へきたッ!!
トライフォースの勇者 リンク!!!
空気に更なる磨きをかけ ”スーパースター”マリオ・マリオが帰ってきたァ!!!
今の自分に両手はないッッ!! ポニーテール・レスラーディクシー!!!
星の使者が今ベールを脱ぐ!! 二名殺害から ジーノだ!!!
駒の前でならオレはいつでも全盛期だ!!
燃える盗賊 ドロッチェ 最新作で登場だ!!!
学校はどーしたッ 闘士の炎 未だ消えずッ!!
治すも壊すも思いのまま!! ネスだ!!!
特に理由はないッ 主人公が強いのは当たりまえ!!
他のFE主人公にはないしょだ!!! スターロード!
マルスがきてくれた―――!!!
商店街で磨いた実戦嘔吐!!
ツーソンのデンジャラス・ガール ポーラ!!
気絶キャラだったらこの人を外せない!! 超A級気絶 ピットだ!!!
超一流マーダーの超一流のPSIだ!! 生で拝んでオドロキやがれッ
PKLOVE!! リュカ!!!
おいてきぼりはこの男が完成させた!!
ステルスマーダーの切り札!! ピグマだ!!!
初代最強ポケモンが帰ってきたッ
どこへ行っていたンだッ 展開180゜変えッッ
俺達は君を待っていたッッッミュウツーの登場だ――――――――ッ
加えて超展開発生に備え超豪華なリザーバーを4名御用意致しました!
変装中 ゼルダ(シーク)!!
解析組の一員 サムス・アラン!!
マーダーを受け入れてしまった!鷹丸!
……ッッ どーやらもう一名は完全に放置されている様ですが、パートが進み次第ッ皆様にご紹介致しますッッ
ニコロワの人かぁ〜
乙ッッ!
スネーク「こちら、スネーク。潜入は成功したようだ。」
大佐「うむ。状況を報告してくれたまえ。」
スネーク「黄色いネズミがいるか」
大佐「恐らくそれはピカチュウだな。電気をだしてくるから気をつけたまえ」
スネーク「あの赤い帽子にオーバーオールの男は?」
大佐「それは、マリオだな。」
スネーク「あれがあの有名な!では関西弁を話すブタは?」
大佐「!? そんなキャラもいたのか?」
スネーク「あっちには緑の帽子にオーバーオールの男がいるぞ」
大佐「なんだって!?それで確定したな。君は出る作品を間違っているようだ。」
スネーク「なんだって!?」
大佐「今回、彼があの大会に出る訳……が…なっっ!」
…ツーツーツー
スネーク「大佐!?どうした!?大佐!?応答しろ!」
ルイージ「ふふ……他作品からも馬鹿にされるなんて……。大会出場者、皆殺しだ♪」
避難所にテスト投下しました。
861 :
ゲーム好き名無しさん:2008/01/13(日) 11:00:47 ID:L9R8gx0UO
乙ー
それにしてもルイージ体強っw
あれ?避難所にいけない?
なんで?俺だけ?
どうも、避難所が消えてしまっている…
ああっ!行き場を失った亡者達がさ迷っている!
なんでだろ?とりあえず ログ残ってたからSS読んでない人の為にコピペしておく
作者の人、無断で勝手なことしてすまん
------------------------------------------------------------
125 名前:We are this kinds? ◆2ZKOUYCe4Y[sage] 投稿日:2008/01/12(土) 22:09:09
「…何がラッキーやねん。」
無様な一人の死体を見つめている男が居た。
その名はピグマ。かつて、ある男を利用しようとした豚だ。
だが、その利用していた男はあっけなく殺された。
「ハァ、全く見当違いやったわ。アンタは使えると思ったんやけどな!」
ガスンとワリオの頭を蹴る。
「おまけに、その辺の死体は役に立つ物持ってへんしなぁ…」
ちらっと周りを見るが、すぐに目線をワリオに戻す。
そして、死んでいるワリオの顔をにらみつけて、北へと走り出した。
「…後ろから、誰かが走ってくるな…」
多分あの方角から来るって事は、ワリオの死体を見たんだろう…
ザックを持っていなかったワリオのことを考えると、そいつが持っている可能性がある。
まあ武器を増やしておくのも良いかもしれないな。
ルイージが、後ろを振り向く。と、こっちへ向かってくる奴は自分に気づいてないらしい。
だが、隠れたところでしょうがない。迎え撃つ形で殺せばいい。
「…くそっ、くそっ…」
ぶつぶつ呟きながら下を向いて走るピグマと、キラーランスを構えるルイージ。
それが、一瞬にしてぶつかった。
「…っうお!?」
「ぅぐッ!」
が、吹っ飛んだのはルイージだった。
ルイージがキラーランスで刺そうとした時、
軌道がずれたためルイージの攻撃は当たらずピグマの頭がルイージの腹に直撃したのだ。
「ぐ…ッ、畜生…」
「ア、アンタ…最初の時の…」
ピグマは自分のした行動を後悔した。
まさかこんな時にマーダーだと分かっている男に会ってしまうとは。
だが、もう一度考える。…どうせ仲間にならない男だったら…殺せばいい。
「…アンタ、ワイの仲間になる気はありまへんか?」
「僕は…もうすでに人を殺めている。こんな奴と――」
「なるほど、ワイの計画を台無しにしたのはアンタやったか。」
ピグマがレイガンをルイージに構え、容赦なく撃つ。
急に撃ったため、ルイージは避けられなかった。
126 名前:We are this kinds? ◆2ZKOUYCe4Y[sage] 投稿日:2008/01/12(土) 22:10:23
「ぐッぁあッ!!」
ドンッドンッ、と言う音が出て、ルイージの体に緑色のビームが突き刺さる。
一度当たると抜けられない攻撃に、ルイージは"はまって"しまった。
何発か撃ったところでルイージの動きが止まった。
「死んだようやな…まあええわ。この槍は貰っていくで。」
ルイージは死んだ訳ではなかったが、ピグマは気づかずその場を離れた。
いつもならこんな浅い考えをしないピグマだが、何故かいつもと違った。
それも、僅かながらワリオを信用していたからかもしれない。
【一日目/昼】
【名前:ピグマ・デンガー@スターフォックスシリーズ
健康状態:健康 少し怒っている
武装:レイガン(残り10発)@スマブラシリーズ(ワリオの支給品)
所持品:支給品一式×2 、青酸カリ@現実、ハリセン@スマブラシリーズ、キラーランス@FE
現在位置:J−6から北へ移動中。
第一行動方針:とりあえず北へ。
第二行動方針:出会った参加者にスターフォックス、スターウルフを悪人のように吹き込む
最終行動方針:ゲームで優勝して大金を手に入れる。
備考:ルイージは死んだと思っています。】
【名前:ルイージ・マリオ@マリオブラザーズ
健康状態:気絶
武装:なし
所持品:支給品一式
現在位置:J−6
第一行動方針:ピグマを追い、武器を取り返して殺す。
第二行動方針:マリオ優先で探し、殺す。
第三行動方針:皆殺し
最終行動方針:優勝してデイジーを生き返させる
備考:レイガンの衝撃で気絶しました。】
127 名前:We are this kinds? ◆2ZKOUYCe4Y[sage] 投稿日:2008/01/12(土) 22:11:02
…投下完了。
乙
867 :
殺戮の跡地:2008/01/24(木) 14:00:02 ID:jWGwQt4GO
鉄の臭いが鼻を襲う。ひどい臭いだ。
硝煙と血の臭いが混じり合い鬱蒼とした林の中をを充満している。
目も向けられない様な血と肉と殺戮の饗宴の後。
ただただ死が悪も正義も狂気さえも包み込んで沈黙を守っている。
いや、そうではない。
薄暗いこの林の中、一人男が呆然と立っているではないか。
ただ肉塊と化したそれらを見つめ彼は無力さを感じると共に底知れない怒りを感じていた。
宿敵クッパと対峙する時さえこんな理不尽な怒りを感じた事はなかった。
唇を噛み締め、ただ怒りに震えたその手は空を切った。
「許せない。」
人の心の弱さを知ってこんな馬鹿げたゲームを主催した奴を。
安置に自らの手を血に染め罪がないだろう彼らを殺戮した奴を。
許せない。
なんとしても一人でも多くの人を助けなければ。
マリオは再び心を奮い起こし踵を返し歩き出そうとしたその時。
「うっっ」
うめき声の様なか細い声がマリオの耳を捕らえた。
「誰だ!?」
……返事がない。生き残りか?
なんて運の良い。
「どこだ?返事をしろ。俺は敵じゃない。」
返事はない。声がした辺りの茂みを掻き分けながら声の主を捜す。
瞬間、マリオの目に鮮やかな赤と青が飛び込んできた。
なんだあれは?
「怪我をしてるのか?」
倒れ込んでいるそれにそっと近付き声をかける。
足から血が出てるが息はあるようだ。
868 :
殺戮の跡地:2008/01/24(木) 14:06:09 ID:jWGwQt4GO
「おい、しっかりしろ!」
なんとかして助けなければならない。その気持ちがマリオをただ突き動かす。
「おい!」
「ん……」
4度目になるその呼びかけにやっと呼応した彼に安堵の息を漏らす。
うっすらと目を開けた彼は…
「うわぁぁあ!!」
胸が苦しい。突き飛ばされたようだ。
「近付くなぁ!やめてくれぇ!」
後退り泣きわめきながら訴える彼の目はマリオを通り越しどこか遠くを捕らえている。
「落ち着け。もう敵はいない。」
可哀相に。もういない敵にただ恐れをなしまだ混乱している。
あんな殺戮を見たのであれば当然だろう。
「俺は君に危害を加えたりはしないよ。」
優しく話し掛けたその言葉に彼はやっと落ち着きを取り戻した様だ。
「助けてくれ……。奴が……奴が……」
ボロボロと涙を流しながら訴える彼を抱きしめマリオは強く答える。
「もう大丈夫だ。」
869 :
殺戮の跡地:2008/01/24(木) 14:07:45 ID:jWGwQt4GO
すいません、まだ続きはありますが投下はまた後ほど。
>>867-869 せめて予約とトリップは付けて欲しかったな、と。
まあ予約はこんな過疎状態じゃあまり意味もないけど。
取り敢えず乙。
あ。すいません;
トリが分からなくなっちゃって。
とりあえず代わりのトリ付けておきます。
続き投下しますがまだ途中です。すいません。
まだまだ若輩物ですので展開とか変なところがあったりしたら良ければアドバイス下さい。
マリオの腕を掴む彼の力はとても弱々しい。
はやく手当てをしなければ。
急いで布を千切り足を固定する。
「今は応急処置で我慢してくれ」
「そんな事よりも……彼らは?彼らはどうなった?」
あの惨状を彼はまだ知らないのか。マリオは思わず目を逸らす。
「そうか。なんて酷いのサ。あいつらめ……」
「見たのか!?」
その言葉にマリオは即座に反応した。
思わず彼、マルクの胸倉を掴み、問い詰める。
「ぐっっ、くる・・・し・・・」
「す……すまない。」
「奴らに関ってはいけないサ。」
慌てて手綱を緩め自分から手を離したマリオにマルクはボソリと告げる。
「?」
「奴らは……とても強く、そして残忍なのサ。」
「ボクが生き残れたのは奇跡に近いのサ。」
マルクはポツリポツリと騙り始めた。
そう、とんでもない膨大な嘘の物語を。
一旦、メモ帳に全部まとめて、それから投下って形を取った方がいい。
その方が落ち着いて書けるし、文章を推敲すれば誤字脱字や展開の破綻を減らせるよ。
そうですよね。
つい、この状況をなんとかしたくて途中でも良いから投下を
と思ってしまいましたが読んで下さる人に対して失礼ですよね。
少し時間がかかりますし途中ですが続きは完成後という事でお願いします。
ブラックシャドー、マルク、マリオ予約しておきます。
続きです。
遅い展開で読みにくいと思いますがお付き合い下さい。
キャラの言動などおかしなところがあればどうぞ
-------------------------------
「…そうすると、ディディー、メタナイト、ロイ、ドロッチェ
こいつらがこんな事を?」
「そうなのサ。奴らはとにかく残虐なのサ。
遭遇したらすぐに逃げるのサ。」
「そんな訳にはいかないよ。こんな事……許せないよ。」
マリオはマルクに騙されているとも知らず、
語気を強めて反論した。
「そんなに言うなら止めないけどサ。」
「どっちに行ったか分かるか?」
ほっほっほっ。なんて幸運なのサ。
こんなにも簡単に騙されてくれる奴がいると笑いが止まらないサ。
マルクは笑いをかみ殺し、心配する振りを続けながら
マリオに念を押すべく口を開こうとする
……が、何かの気配を悟り二人同時に同方向を向く。
くそっ。こんな時に!
傷ついた足は回復していない。この男の様に騙されやすければ良いが。
もしも敵だったなら?
もっと注意をしておくんだったのサ。
草を踏み分ける足音は刻々と近づいてきていた。
「ふはは!誰だか知らんが、我輩の手下となり働いてもらうぞ!」
不敵な笑いと共に黒い大きな手で藪がかきわけられる。
「む?」
既にそこには誰もいない。
しかしそんな事は意にも介せず、その黒い大きな男は辺りにブラスターを撃ち込む!
ドシュ!ドシュ!ドシュ!
「くっ!!!」
「そこか!!」
黒いマントを翻し、声がした方向に向かって熱い炎を放つ。
「何をする!」
藪の中からマリオが姿を現す。
「ふふふ。お前だけか?」
「そうだ。」
マリオはその黒いスーツを着込んだその男を睨みながらそう答えた。
その黒スーツの男、高速の悪ことブラックシャドーはその答えを聞いて
ニヤニヤと目を細めながらも言葉を紡ぐ。
「ほう?誰か他にも声が聞こえたと思ったがな?」
「気のせいだろう?」
「ふむ。我輩の敵にならないというなら見過ごさないでもないが?」
馴れてない嘘を付く男の目だ。
悪の王であるブラックシャドーにはすぐに見抜けるくらい下手くそな嘘の付き方。
偽善を振りかざすあのファルコンと同じ匂いがする。
…気に食わない。
「俺だけだと言ってるだろう。」
語気を荒げながら、マリオは思考を巡らす。
奴……マルクはもう逃げれただろうか?
彼は恐らく敵に違いない。
もし説得できなかった場合、足を怪我している彼は逃げるのが遅れるだろう。
ならば、俺が彼を救う為に足止めになってやらなければ。
ほっほっほっ。馬鹿な男サ。
ちょっと足が痛いふりをしてみれば……案の定。
マルクは足を少し引きずりながらも笑みを浮かべる。
…どちらが生き残るにしろ、うまいとこどりしてやるのサ。
【一日目/日中/D−9】
【名前:マリオ・マリオ(マリオブラザーズ)
健康状態:良好
武装:デスビーム@MOTHER2
所持品:支給品一式 、ぎんの弓(矢×60本)@ファイアーエムブレム蒼炎の軌跡
他支給武具×1
現在位置:D−9
第一行動方針:マルクを逃がす為、ブラックシャドーを引き止める。できれば説得。
第二行動方針:ルイージ、ピーチ達を捜す
第三行動方針:率先して説得を行う
最終行動方針:ゲームを潰す
備考:ディディー、メタナイト、ロイ、ドロッチェをマーダーだと誤認識しました】
【名前:ブラックシャドー@F−ZEROシリーズ】
健康状態:健康
武装:ブラスター@スターフォックスシリーズ ファイアフラワー@マリオストーリー×残り2
所持品:支給品一式 、冥府の術符(使用回数:5) @ファイアーエムブレム暁の女神
現在位置:D−9
基本行動方針:ゲームに乗って悪の帝王の恐ろしさを思い知らせる
第一行動方針:気に食わないこの目の前の男を死に至らしめる。
第二行動方針:出会った相手には服従か、死か選ばせる
最終行動方針:ゲームに優勝し、理想郷を作り上げる】
【名前:マルク@星のカービィ
状態:頭、右足に重傷 出血中。
装備:無し
道具:支給品一式 ドラムマガジン2個 、パイナップル・ランチャー (弾×70)@ドンキーコング64
現在位置:D−9 森の中
思考:
第一行動方針:マリオがブラックシャドーを引き止めてる間に安全な所に逃げる。生き残った方を利用する。
第二行動方針:仲間を探し隊(ロイ、ドロッチェ、メタナイト、ディディー)らがゲームに乗っているというウソを他の人に言いふらす。
第三行動方針:弱っている参加者を探し、トドメを刺す。
第四行動方針:カービィは自分の手で息の根を止める。
最終行動方針:ゲームに優勝する
備考:仲間を探し隊の会話を大体聞き取りました。】
投下終了です
全部綺麗に投下しきれたと思いこんでたのに
できてなかったorz
乙。
時系列的には第一放送の少し前あたり…でいいんですよね?
どもです。
タイミング的にはそうなんであって欲しいと私も思います。
ですが時間が戻るのはまずいでしょうし放送終わってすぐ辺りの時間というつもりです。。
うーん。 自分で考えてみたんですがやっぱりタイミング的&放送聴いた後の行動としておかしいですね。
修正になるか付け加えになるかわかりませんがいたします。申し訳ありません
後、クマトラ組も動かしたいと思ってます。構想ねってから予約しますので
期待せずお待ち下さい。
>>852の予約延長していいかな?
取り敢えずリアルが微妙に忙しかったから今日の夜か明日にならないと投下出来ん
884 :
ゲーム好き名無しさん:2008/01/31(木) 14:06:25 ID:HwC0Yu9rO
期待age
885 :
売国企業マルハン:2008/02/04(月) 17:15:43 ID:jBeIO7J+0
うほっ
ナイトメア「フフフ、皆スマブラに夢中で誰も来ない…それも我が策だ…」
カジオー「ああ、ポーキーにマザーブレインも夢中だがな」
888 :
ゲーム好き名無しさん:2008/02/16(土) 14:16:15 ID:K67XhkbI0
あえてネタバレ
亜空がすでにバトロワに近い件
wiiさえ買えないなんてポイズン
>>888 まああれは基本「みんなで手を組んで亜空軍討伐」みたいな雰囲気だし、
戦闘不能キャラもフィギュアに戻るだけだからかなりソフトな感じだよな
何にせよ燃えたよ
全くの新参&文章初心者(勿論ロワなんて書いたことない)だが、ちょっと書いてみたくなった
だが今は時間がない…今度予約しに来るかもしれない
動かしたいキャラがまだ動いてないようだったら今月末か来月頭くらいに書きたい
期待&保守さげ
意図的に誤爆するスレinパロロワ全般7
▼
13:やってられない名無しさん
08/02/24(日) 12:48:43 ID:???O
なんか知らんけど携帯のアク禁に巻き込まれたらしい。
作品投下しようとしても、もちつけもちつけ言われる。
更に自ロワのしたらば避難所は何故か消失。
事情があり、ネカフェにも行けない(つーかネカフェのIPもアク禁に巻き込まれてた様な)。
さて、どうする……orz
これ
>>883の◆ilZClmYqFI氏じゃね?
894 :
890:2008/03/01(土) 13:36:50 ID:wfUUvBev0
>>893 大いにあり得るね
どうやら自分はちょっと待ってみてから考えた方が良さそうだなぁ
という訳で期待sage
某ロワでもここでもマルクは大活躍だな
896 :
野良猫:2008/03/08(土) 03:18:55 ID:f3jbG5CrO
クッパ、ミュウツー。投下させてもらいます。
題名は「大魔王」
活気づくことを祈って。
897 :
野良猫:2008/03/08(土) 03:21:08 ID:f3jbG5CrO
シークは逃げていた。最早体裁などは考えずにともすれば流れそうになる涙をこらえて。
「早くリンクを探さないと」
分かっていた。クッパはあいつには勝てないと。だからこそ探さないといけない、自分が一番信頼できる人。幾度もハイラルの危機を救ってきたあのリンクを、シークはただ走り続ける。自分にできることは他に無かったから。
898 :
野良猫:2008/03/08(土) 03:23:41 ID:f3jbG5CrO
「ふん、そういえば貴様の名前は何といったか?」
「名前か、私の名前はミュウツ−。貴様は?」
「我が輩はクッパ。クッパ大王だ」
言葉と同時に炎をはくクッパ。
「下らん攻撃だな」
ミュウツーは手のひらを返す。そこから目に見えぬ波動が広がり炎をかき消す。サイコキネシス、ポケモンが放てる技の中で使いやすさ、威力を考えた場合最強ランクに属す技の一つである。
それほどの威力の技が炎をかき消すだけで終わる筈もない。衝撃がクッパの腹をうち巨大なクッパの体を少し後ろに退ける。
だが、ダメージは殆ど無いのだろう、クッパは叫び声をあげ突進する。自己の巨大な体を活かした単純にして破壊的な一撃。
899 :
野良猫:2008/03/08(土) 03:25:08 ID:f3jbG5CrO
さすがにミュウツーでもこれほどの質量を受け止めることは出来ない。ひらりと身を翻し、クッパの攻撃をかわす。
先ほどとはお互いの位置が入れ替わる。しかし、クッパにとって有利となるのは自身の体格のみ、距離をとるわけにはいけない。再びミュウツーに突撃する。
だが、ミュウツーはその攻撃を鼻で笑い、クッパとぶつかる直前、テレポートで姿を消した。一瞬だけであったがクッパはミュウツーの姿を見失う。
実際にはクッパの背後すぐ後ろに移動しただけなのだが、クッパはそのミュウツーの姿を見つけられない。
900 :
野良猫:2008/03/08(土) 03:26:18 ID:f3jbG5CrO
「シャドーボール」
黒い球体のエネルギーがクッパの甲羅を削る。だが、クッパの甲羅の頑丈さをミュウツーは侮っていた。削られながらもクッパは自分の甲羅の中に入りこみ高速で回転する。その勢いで弾きとばされるシャドーボールのエネルギー。
「くっ……」
ミュウツーはうめき声をあげてテレポートで距離をとる。そのミュウツーが見たのは視界一面に広がる炎、もちろんこれはクッパの攻撃、サイコキネシスで吹き飛ばそうとも考えたが、圧倒的に時間が足りない。ミュウツーはテレポートで再び姿を消す。
901 :
野良猫:2008/03/08(土) 03:28:34 ID:f3jbG5CrO
「そうすると思ってたぞ」
クッパは炎を止め後ろを振り向き、突如現れたミュウツーを両腕で締め付ける。
クッパに難しい読みなどある筈がない、ただミュウツーが以前自分の後ろにテレポートしたのだから今回もするのだろうと思っただけ、だが、その攻撃はうまくはまりミュウツーは身動きが取れなくなる。そのミュウツーにクッパが叫ぶ。
「もう終わりだ、負けを認めろ」
クッパはミュウツーの中に何かを感じたのだろう、できれば殺したくない。だからこそかけた声、しかし、
「そうだな、もう終わりだ。だが、それは貴様の方だろ」
ミュウツーはそう言ったそれと同時にエネルギーがミュウツーを中心に広がる。それはまるで竜巻。サイコキネシスを制御する事さえせず、放った結果である。
902 :
野良猫:2008/03/08(土) 03:31:05 ID:f3jbG5CrO
本来ならば技ともいえない物であるがミュウツーと接触しているクッパのダメージはかなりのものだろう、クッパの体格をもってしても気を抜けば吹き飛ばされそうなその嵐の中クッパは叫んだ。
「グォォォォォォォォォォ」
それは大魔王としての叫び、こいつを活かしておいてはいけない。今までのある種の迷いが消えた。
右手を振り上げるクッパ。当然自由となるミュウツーの左手。その手のひらに渦巻くエネルギーが収縮する。
「サイコキネシス」
「グガァァァァァァァァァァァァァ」
903 :
野良猫:2008/03/08(土) 03:33:15 ID:f3jbG5CrO
二人の叫び声が消えた。いつの間にかミュウツーがおこした竜巻も収まり妙に静かになった空間の中、立っていたのはクッパ、全身傷だらけになりながらも持ち前の頑丈さでなんとか立っている。その足下には右半身を真っ赤に染めたミュウツー。
拡散するミュウツーの攻撃よりも一撃の重さで勝るクッパが勝利を収めたのだった。
そしてクッパは朦朧とした意識で歩き出す。
だが、クッパは気づいてなかった。ミュウツーの傷が急速に回復していっていたこと。
「認めよう、貴様は強かった」
904 :
野良猫:2008/03/08(土) 04:05:57 ID:f3jbG5CrO
その声はクッパに聞こえることは無かった。後ろから、立ち上がったミュウツーが放ったエネルギー。シャドーボール、それは傷ついたクッパの甲羅を突き破り、体を貫通する。
耐えきれず、うめき声すら漏らさず地面に倒れるクッパ。
地面に広がる血液が示していたクッパの死期が近いと。
「貴様は敬意をもって私が殺してやる」
近づくミュウツー、だが、彼は気づいていなかった。まばゆいばかりの光を放つギガクッパのフィギュア。
そして確実に止めをさそうと右腕を振り上げたところでクッパの異変に気づいた。
「きょ……巨大化している」
あまりの事態にミュウツーは動きを止めた。ポケモン達の進化とは違う、もっと異質な。悪の気に満ちたそれはミュウツーをも恐怖させた。
すでにクッパの死は目前だった筈なのに、巨大化していく途中で立ち上がるクッパ。その腹部にはミュウツーがあけた穴。だが、動きは止まらない。
「グゥォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ」
クッパの叫び声が空に響いた。
905 :
野良猫:2008/03/08(土) 04:10:13 ID:f3jbG5CrO
[D-8/日中]
名前:クッパ@スーパーマリオシリーズ
健康状態:重傷、ギガクッパ化
武装:なし
所持品:ギガクッパのフィギュア@大乱闘スマッシュブラザーズ
現在位置:D-8
備考:意識不明。ただ暴れ回る。出血多量で治療しなければ長くは持たない。
名前:ゼルダ@ゼルダの伝説
健康状態:疲労、シークに変身中
武装:マスターソード@ゼルダの伝説
所持品:支給品一式
現在位置:D-8から西へ走行
第一行動方針:逃げる
第二行動方針:クッパを助けに戻る
最終行動方針:ゲームの阻止
備考:ガノンドロフのことはわすれている。
名前:ミュウツー@ポケットモンスター
健康状態:疲労大
武装:なし
所持品:支給品一式(中身は未確認)不明支給品1〜3(中身は未確認)
現在位置:D-8
第一行動方針:この亀の様子を見る
第二行動方針:殺せそうになかったら逃げる
906 :
野良猫:2008/03/08(土) 04:11:02 ID:f3jbG5CrO
投下終了しました。問題があれば修正します。
乙!
おお、続きが気になる展開!
>>908 遅くなったが乙です
まだまだ色々と期待して待ってても良いよな
予約入ってる組のこれからの動向も気になるんだぜ
ごめんなさいごめんなさい
>>893の言う通りですorz
ディクシー、クリスタル、クマトラ、デデデ、ディディー、メタナイト投下します。
「――」
保健室で、クリスタルとクマトラの二人は沈黙を迎えている。
あれから重傷を負ったディクシーを保健室に運んで、その後二人で情報交換していた。
自分達の世界、自分達の素性。
それ自体はものの数分で済んだのだけれど。
それからしばらくは正午も近いこともあってか、保健室でしばらく待つことにしたのだ。
――ゆっくりと放送を聞く為に。
まさか自分達の仲間が早々に死んでしまうなんて、まさか、有り得ないだろう(いや、何処か、心の一部分は覚悟はしていたのだろうけど)。
記憶の知る限り、みんな(リュカとファルコ除く)は簡単にゲームに乗ったり、殺されたりする様な奴ではなかったのだ。
だから――みんな生きている。
そう思っていた。今の今まで。
放送で、その彼らの死が伝えられたのだ。
フォックスも、ペッピーも、ドンキーも、ダスターも(ついでに知っていた名前が呼ばれたのは、パンサーぐらいで、ファルコのことは織り込み済みだった)。
みんな――みんな死んでしまった。
カジオーが虚無の情報を伝えていなければ、だが。
そう、みんな――フォックス達や、そして他の誰かもこの島の何処かで冷たい死体を晒しているのだ。
その点では、あの首を絞められた少女も、クマトラが殺した恐竜も同じだけれど。
首を跳ねられたのか、額に黒く丸い点が刻まれたのか、何処かで僅かに聞こえた爆発音――それに巻き込まれたのか。
とにかく――死んでしまった。
無へ還ったのだ。
何をしても、叫んでも、あがいても、返事はもう永遠に返らない。
「……フォックス」
クリスタルは、クマトラに聞こえるか聞こえないかの消えそうにかすれた声で、呟いた。
クマトラこそ、ダスターが死んでしまったことには焦燥せずにはいられなかった。
ダスターは片足に多少の後遺症を持っていたものの、十分な力を持っていた筈なのだ。
にも関わらず、ここまであっさり殺されてしまった。
それは、ダスター以上の腕、或いは凄まじく強力な武器を持った誰かなのだろうけど。
そしてクリスタルの話を聞く限り――クリスタルの仲間だった三人も相当な手練だったようだ。
その三人も死んでしまった――
しかし、クマトラには、それとは別にやはり何かが引っ掛かっていた。
あまりに死者が多過ぎたこと、そして――リュカのことだ。
既に参加者の半分が死んでいる。
もう、これは殺し合いが順調に加速していると認めていいだろう。
そしてその死んだ参加者がそれぞれの別々の狂った誰かに殺されていたとしたら最悪、これはクマトラ達以外の残っている参加者全員がゲームに乗っていることになるのだ。
そして何より――リュカがその内の一人に入っている可能性が、限りなく高かった。
まだクマトラのデイパックに入っている、リュカの服がその可能性を誇示している。
――死体と共に転がっていた服が。
「クマトラちゃん」
不意にクリスタルがクマトラに話しかけた。
その表情には、フォックス達が死んだこともあるのだろうけど、何か暗いものが含まれている。
「どうした?」
返事を聞いたクリスタルは少しの間を置いてから、続けた。
「誰かが――殺気のこもった、誰かの思念をキャッチしたわ。近づいて来ている」
それを聞き、クマトラはすぐさまコルトハイウェイパトロールマンを構えた。
――そこでようやくクマトラは気付いた。
もしや、先程の銃声を聞き付けて来たのだろうか。
或いは、何かを回収しに来たリュカと言う可能性もあるのだ。
いずれにしても、クリスタルを信じれば今近づいて来ていると言う人物がゲームに乗っていると言うのは確実なのだ。
ドアを少し開け、耳を傾けた。
――思えば血痕が玄関から保健室に伸びているのだ。
これでは、まるきり保健室に人を呼び込んでいるようなものではないか――
――とにかく、耳を傾けた。
明らかに足音が聞こえた。
そしてその足音は確実に大きくなっている――
「ひどく、強い殺気だわ。考えたくないけど――」
「ああ、分かった」
ひどく強い殺気。クリスタルの言いたいことは直ぐに理解出来た。
これは、クリスタルの言っている事が嘘でなければ、相手はほぼ確実にゲームに乗っていることになるのだ。
それが分かれば、行うべきことはただ一つ。
相手より早く、先手を取ること――
その内に足音がぴたりと止み、ちらりと空いたドアの隙間からは影が確認できた。
クマトラはコルトハイウェイパトロールマンを構え、そして――
――がらがらと音をたて、ドアが開いた。
「くたばれ!」
クマトラの反射神経は◯.一秒で反応した。
一度ハイウェイパトロールマンの銃口から音が弾け、火が伸びた時には、既にクマトラは次の引き金を引いていた。
しかし、ハイウェイパトロールから放たれた六発の銃弾は、ただ影の持っていた二メートル程の太い丸太の一部を破壊したに終わった。
「わ、我輩にそんなものを――」
影の正体――それは、ぷくぷくと太った、ペンギンのような生き物だった。
クマトラは目を見開き、しかし次の瞬間、続けて武器を出そうとしたクマトラの意識が飛んだ。
「クマトラちゃん!?」
クリスタルは叫びながら、直ぐに身構えた。
ペンギンのような生き物に丸太で、クマトラが側頭部を殴られたのだ(尚、ペンギンのような生き物――デデデが持っていた丸太は、廃校裏に置いてあったものから調達したものだった)。
「極刑ぞい! 極刑ぞいっ!」
倒れたクマトラを無視し、直ぐさまデデデはクリスタルへと突っ込んだ。
クリスタルはクマトラからデデデに視線を移しつつ、トリプルスターを構え――何故か瞬間、妙な手応えを感じた。
それで、クリスタルは驚愕せざるを得なかったのかも知れない。
トリプルスターが、宙を飛んでいた。
デデデに弾かれたのだと気付いた時には、もう丸太が直ぐにクリスタルの頭に振り下ろせるように、デデデが構えていた。
クリスタルの思考が、一点に集中した。
やられる――
――
次にクリスタルが見た光景――それは、もはや現実とは認識出来ないものであった。
何故かディクシーが、クリスタルの目の前から崩れ落ちていた。
ベットから飛び出したのだろう。いつ意識を戻したかは分からない。
しかし、問題は――
陥没した脳天から、血と灰色のゼリーみたいなものが覗けていた。
床にディクシーが倒れ込み、飛び出したそれらによって床が赤く染まった(灰色のゼリーがそのトッピングみたいに飛び散った)。
それからコンマ数秒も経たない内にクリスタルの脳裏に、フラッシュバックが起きた。
――
「それにしても、クリスタルさんが来てくれてホッとしました。一人じゃ心細かったんです」
「こんな異常な状況下だもの。困った時はお互い様よ」
――たった数時間の付き合いだったけれども、確かに、目の前で仲間が殺された――
クリスタルはトリプルスターを拾い、ディクシーに驚いて硬直していたデデデの頭にトリプルスターの星を放った。
黄色く太い唇が奇妙な形になり、そのままデデデは昏倒した。
ここからは、クリスタル自身、ほとんど怒りに身を任せたのかも知れない。
フォックス達が死に、クマトラもまた倒されたことも重なり、クリスタルの精神はもう殆ど追い詰められていたのだ。
倒れたデデデに首に座るように馬乗りになると、クリスタルは何度もトリプルスターを振った。
その度に、確かな衝撃と共にデデデの顔が歪んでいく。
「わ、わがは、いは――」
デデデが何かを口から漏らした気がしたが、どうでもよかった。
それから数回殴ったところでデデデの顔が消滅し、クリスタルはその顔があった部分からほとばしる洗礼を浴びた。
――殺した。
デデデの死体から離れると、急激な脱力感がクリスタルを襲った。
ディクシーが、自分を庇ったのだ。
庇って、あのペンギンに――
そう――もう少し、自分が油断しなければ――トリプルスターを弾かれなければ――
ディクシーは――
悲しみと後悔がくたになった中で、クリスタルはクマトラのことを思い出した。
そう、そうだ。クマトラは――大丈夫だろうか?
「クマトラちゃ――」
クマトラに近付こうとした時、クリスタルは気付いた。
――ドアの向こう、チンパンジーと、何か、青いマントを付けた球体状の生き物が立っていた。
「ディクシー!?」
チンパンジーが叫んだ。
クリスタルはかつてディクシーから聞いたことを直ぐに脳内から提出した。
恐らくあれがディディーなのであろう。
それから、そのディディーにこちらの憎悪の表情を浮かべ、こちらを睨んでいたことに気付いた。
何故? と思ったが、クリスタルがはたと感づくのは直ぐだった。
クマトラも、ディクシーも、デデデも、みんな、倒れている。
そう――もはや、保健室内に立っているのはクリスタルしか居ない。
しかも今のクリスタルは血を酷く被っているのだ。
それを意味すること、則ち――
それに気付いたクリスタルは直ぐさま弁解した。
「私じゃないわ、この――ペンギンみたいな人が」
「ペンギン?」
青い球体が、その言葉に反応し、首を傾げた様だった(首は無いのだが)。
青い球体――メタナイトから見ても、クリスタルが三人を撲殺したようにしか見えなかった。
そして、一つの死体(顔がぐしゃぐしゃに潰れた)の身なりから、その内の一つはデデデだと判断できる。
そして、何より――彼の知っているデデデはゲームに乗るかどうかこそは微妙だったのだけれど、しかしながら、女の子二人を軽々しく殺せるような人物では、なかった筈だ。
そして、この狐に気を許してはならない――
「貴様……!」
メタナイトはクリスタルにコキリの剣を構えた。
クリスタルをゲームに乗ったものと見做したのだ。
しかし、メタナイトがクリスタルに向かって突き出しに行くより、
「ああああああああ!」
――発狂したディディーが飛び掛かった。
「っ――」
反射的にクリスタルは――トリプルスターを振った。
ディディーの身体が星に吹っ飛ばされ、床に叩き付けられる。
目を見開くクリスタルをよそに、ディディーの口から、短い息が洩れた。
「くっ!」
メタナイトが素早くクリスタルに切り掛かる。
しかしクリスタルこそ戦い慣れていないわけではないのだ。
瞬間的にトリプルスターで受け流そうと動き――しかし、弾いたと思った剣をメタナイトは振り返し、左肩に刃を突き刺さした。
「ああっ!」
肩に鋭い痛みが走った。
咄嗟にメタナイトにトリプルスターを振ると(星はあっさりかわされ、それでおしまいになった)、クマトラの近くに転がり込んだ。
クマトラを抱き起こし、首筋に手を当てる。
まだ脈はあった。しかし気を失っているようだった。
しかし、クマトラを担ぎ込んで出ることはまず出来ないだろう。
それでは保健室から出る前に、あの球体に切り刻まれてしまう。
それにどう考えてもあの青い球体に勝てるとは思えなかった。
もう時間は無かった。
クリスタルは一瞬躊躇したが、半ば強引に、体当たりするようにその場からドアに飛び込んだ。
デイパックが肩から外れそうになったが、その前にクリスタルは床に着地していた。
左肩の怪我もそこそこに、クリスタルは玄関に走り出した。
球体は深追いはしないようだった。
考えるに――
あの二人は、自分が殺し合いに乗ったと勘違いしたのだ。
だから、自分に攻撃してきた。
説得こそ無理だったのだけれど、それならクマトラを襲ったりしない筈だ――
――そう、信じたかった。
【H−5/昼】
【名前:クマトラ(MOTHER3)】
健康状態:気絶、頭部負傷、左胸が少し痛い(戦闘には影響は無い)、PP消費中
武装:コルト・ハイウェイパトローマン@実在兵器/残り0発(予備弾1発)
所有物:支給品一式×3、イサカM37@実在兵器/弾切れ、シャトー・ロマーニ@ゼルダの伝説ムジュラの仮面(残り250cc)、ナマクラヤイバー@マリオストーリー(装備していない)、リュカの服、武器0〜3(本人確認済み)
現在位置:H5
基本行動方針:リュカたちを探す
第一行動方針:誰も悲しませない
第二行動方針:リュカたちを探す
第三行動方針:リュカから学校の事を聞き出す
最終行動方針:ゲームを潰す】
【名前:クリスタル@スターフォックスシリーズ】
[状態]:左肩に軽傷、狼狽
[装備]:トリプルスター@星のカービィシリーズ、ヨッシー
[所持品]:支給品一式、ペンシルロケット×3@MOTHERシリーズ、バンパー@スマブラシリーズ
現在位置:エリア7(H-5)/廃校の外
[思考・状況]
基本行動方針:困っている人がいたら手を差しのべる
第一行動方針:メタナイト達の誤解を解きたい
第二行動方針:クマトラ、スリッピーと合流する
最終行動方針:ゲームからの脱出
[備考]6本あるペンシルロケットの内、3本をディクシーに譲りました。】
【仲間を探し隊:メタナイト&ディディーチーム】
共通思考
廃校に行き、上記の仲間を探す。廃校で上記の仲間と合流、もしくは発見出来なかった場合、病院に向かう。
【名前:メタナイト@星のカービィシリーズ
健康状態:良好、若干不安。
装備:コキリの剣@ゼルダの伝説 時のオカリナ
所持品:支給品一式
現在位置:H5
思考:精神を保てている奴だけじゃない筈だ……。
第一行動方針:クリスタルに警戒する。
第二行動方針:上記の仲間、もしくは脱出の為に必要な技術を持つ仲間を探す。
第三行動方針:廃校に仲間と合流、もしくはいなかった場合、病院に向かう。
最終行動方針:ゲームからの脱出
備考:参戦しているのはゲーム版のメタナイトです。クリスタルをマーダーと認識しました】
【名前:ディディーコング@ドンキーコングシリーズ
健康状態:腹部負傷、気絶
装備:海賊のお守り
所持品:支給品一式
現在位置:H5
思考:
第一行動方針:出来るならばクリスタルを追って復讐したい。
第二行動方針:まだ見ぬ上記の仲間を探す。
第三行動方針:廃校に仲間と合流、もしくはいなかった場合、病院に向かう。
最終行動方針:ゲームからの脱出
備考:クリスタルをマーダーと認識しました】
【ディクシーコング@ドンキーコングシリーズ】
[状態]:死亡確認
[所持品]:支給品一式、ペンシルロケット×2@MOTHERシリーズ(クリスタルから譲ってもらった)、絵描きセット@星のカービィシリーズ、木槌@アイスクライマー
現在位置:エリア7(H-5)/廃校の中
【デデデ@星のカービィ】
状態:死亡確認
所持品:丸太@廃校
現在位置:H−5
投下終了です。
不自然な点があったら指摘お願いします。
乙。
>>923 クリスタル、まだヨッシーを持っていますよ。
おお。これは期待がもてるかもわからんね
同枠でも世界観が分かれていてパラレルワールド出展になっているキャラがいるんだよな
カービィのメタナイト・マルク・ドロッチェ・スピン・アドレーヌとカービィ・デデデ・シリカ
即効退場だったため気が付かなかったけど、発言から考えるとポケモン枠、カスミだけゲーム版からの出場だったようで…
エフゼロもファルコンはゲーム版でゴローはアニメ版からの出場。
それで考えるとアニメ版のカービィチーム全滅…
パラレルワールドは誤解フラグを生み出す機械
ほしゅ
>>910-926 今更だけど乙でした
話が投下されてる度にワクワクドキドキだ
自分は
>>890なんだけど、これに便乗して続きを書いてみたいのに
どうも話を台無しにするような展開しか思い浮かばなくて困ってる
まずは脳内でまとまってくれれば良いんだが、それすらままならない辺り自分の未熟さを痛感する
未熟さを感じてくれるだけイイよ。
昔「火種事件」というのがあってだな…
今思い出しても笑っちまうwwww
メタナイト強いなw
また投下が少しずつ増えてるみたいでウレシスだぜ
悩んでる人もゆっくりでいいから落ち着いて書いてみてくれ、全力で書いた物なら全力で読むぞ
このスレもどんどん活気づくといいなぁ…と読み専が言ってみる
936 :
ゲーム好き名無しさん:2008/03/30(日) 09:49:13 ID:mPbIiuX1O
保守
ネス、プーを予約していいですか?
後、把握が困難なので誰かwikiを更新してくれると嬉しいです……
まざ2ktkr
期待
ブラックシャドー、マリオ予約します。
支給品にスマブラXのアイテムを使うのはやっぱりまずいんだろうか…
>>939 大丈夫だと思うよ。
しかしいっぺんに作品が二つ投下されるとなるとそろそろ次スレを立てないとまずいかもね
保守
942 :
ゲーム好き名無しさん:2008/04/15(火) 00:09:28 ID:0+Vb/sZSO
あげておく
色々考えた結果スマブラのアイテムは使わなくていいか、って事になりました。
マリオ、ブラックシャドー投下します。
しばらくの間沈黙が続いていた。
マリオとブラックシャドーは睨み合い、両者とも銃を構えていた。
その長い沈黙を破ったのはマリオだった。
「一つ、聞いても良いか?」
「…質問によって、だ。それとこちらからも聞きたい事がある。」
「………なんで、ゲームに乗った?」
また、間が空いた。多分、質問の答えを探している訳では無さそうだ。
「お前に教える義理はないな。ではこちらの―――
その時、間が悪く放送がなった。
『―――死亡者から――』
少しだけ、期待があった。
人を殺す奴なんて、ほぼ皆無だろう、と。このゲームが始まった時、思っていた。
だが確かに、殺戮ゲームは始まっている事を実感した。このゲームで初めて死体を見たときだった。
そして、今。まだほんの少しだけあった期待が、砕け散った。
『――ピーチ―――マロ――ヨッシー――』
「どうやらファルコンは死んだようだな…まぁいい、邪魔者が一人減っただけだ」
「嘘、だろ…」
「…何だと?」
「嘘だよ、嘘に決まってる!」
「この放送が、か?」
分かっていた。嘘ではない、死人は出たのだ。
でも、認めることが出来なかった。
分かっていた。嘘ではない、死人は出たのだ。
でも、認めることが出来なかった。
「クク、馬鹿馬鹿しい。そんなに仲間が恋しければ、今すぐ殺してやろう。」
一度下げたブラスターをもう一度構え、撃った。今度は最大まで力を溜めて。
マリオの頭に直撃する。が、マリオはうずくまっているだけだった。
「ふ、ついに生きる希望を無くしたという訳か。…それとも死んだのか?」
ブラックシャドーが死亡を確認しようと近づいた瞬間、マリオが飛び起き、足下にもう一つの支給品、"デクの実"を投げつけた。
「ぐぉおっ!!」
「目眩ましとは小癪な!!」
ブラックシャドーが辺りにブラスターを撃つ。
だが、目が見えないのでコントロールが悪く、マリオには一発もあたらなかった。
「仲間が死んだ。…共に冒険してきた仲間が。姫も死んだ。…俺が散々助けてきた姫が…。」
「もう助ける事なんて出来ないんだよ…」
誰にも聞こえないくらいの小さな声で呟く。
「でもな…」
「…だからって、ここで死ぬ訳にはいかねぇだろーがッッ!!!!」
拳を思い切り握りしめ、炎を纏ったそれをブラックシャドーの腹へとたたき込む。
そして何の抵抗も出来なかったブラックシャドーは吹っ飛び、木に叩きつけられ気絶した。
「…まだ、俺にはしなきゃいけないことがある…」
また一言、小さな声で呟くと、ブラスターが直撃した頭を押さえ、その場を立ち去った。
【一日目/日中/D−9】
【名前:マリオ・マリオ(マリオブラザーズ)
健康状態:軽傷 精神的なショック
武装:デスビーム@MOTHER2
所持品:支給品一式、デクの実@ゼルダの伝説シリーズ
現在位置:D−9
第一行動方針:とりあえず移動
第二行動方針:まだ残っている仲間を捜す
第三行動方針:多分マーダー化しているルイージを説得する。
最終行動方針:ゲームを潰す
備考:ディディー、メタナイト、ロイ、ドロッチェをマーダーだと誤認識しています】
【名前:ブラックシャドー@F−ZEROシリーズ】
健康状態:腹が重傷 気絶
武装:ブラスター@スターフォックスシリーズ ファイアフラワー@マリオストーリー×残り2
所持品:支給品一式 、冥府の術符(使用回数:5) @ファイアーエムブレム暁の女神
現在位置:D−9
第一行動方針:赤帽子の男を追い、殺す
第二行動方針:出会った相手には服従か、死か選ばせる
最終行動方針:ゲームに優勝し、理想郷を作り上げる】
投下完了。
なにか問題点があればお願いします。
重症って全治一ヶ月以上の事をいうんだが、ブラックシャドーはそれでいいのか?
重傷をyahooで調べたら
『程度の重いきず。また、大けが。ふかで。』
でした。
まあ「大けが」って書いてあるんで大丈夫かなぁとは思うんですが…
瀕死、とまでいったら折角人間と会えたブラックシャドーが可哀想な気がするんですよね。
マリオかっけー
乙
乙!
マリオ…
頼れる仲間は既に壊滅。残るルイージとジーノを説得できるかも未知数。
知り合いのドンキー、ワリオも既に亡く、そして、ライバルのクッパの命も既に風前の灯火。
この絶望的状況をどうするのか、見物ですね。
ブラックシャドーはこのまま暫く出番が無さそう…
951 :
890:2008/04/23(水) 03:25:22 ID:A0rsYzqS0
投下乙でした!マリオのこれからがますます気になってきた
クリスタル、クマトラ、メタナイト、ディディー、ピットを予約しても良いだろうか
うだうだ言ってばかりじゃアレなので是非実際に書いてみたい
ちょっと時間かかっちゃいそうだけど大丈夫かな…
>>951 You書いちまいなYO! って事で楽しみにしてるよ
ところで次スレはいつ頃たてれば良いだろうな
次に何か投下あってから?特定レス数に達してから?
少なくとも今はまだいいのかな
クッパ、マリオ、ミューツー予約します
おおっ、何か最近予約多いなぁ・・・!
これは期待せざるを得ない。みんな頑張ってくれ
次スレは・・・まあ流れがまったりした早さだしギリギリでもいいかもしれん
955 :
ゲーム好き名無しさん:2008/04/27(日) 21:36:26 ID:wBMazrSY0
次スレは970くらいで立てれば良いかと
あと予約するのはいいんだが酉をつけないと意味を果たさないんじゃないか?
953です
トリップつけるの忘れてました。改めてクッパ、ミュウツー、マリオ予約します。本文は出来てるので推敲が終わったら投稿します
乙!可愛いマリオが好きな俺だけどこういうマリオも好きだな
投下します、かなり長くなったのでしばらくかかるかもしれませんがよろしくお願いします。
あの戦いの直後、マリオはまるで泣くような叫び声を聞いた。それは辺り一帯に響いただろう。声の大きさというだけではなく、それは異質であった。周囲の騒音にも紛れることのない異質さがあったから。
マリオはその声の方を向き、呟く。
「……クッパ?」
間違いない、なにより聞き間違える筈がない。
マリオは走り出した。目的地は決まっている、クッパの元へ。一刻も早く、最早誰も失いたくはなかった。
「グゥォォォォォォォォォォォォォォォォォォ」
ミューツーの体は震えていた。恐怖からではない、ただその圧倒的な質量にただ震えていた。
目線はクッパからそらさない。既に技を放つ為のエネルギーもそれほど残ってはいない。しかし、ミューツーには負けられない理由があった。
最強のポケモンとしての意地、そしてそれを上回るようにあるのは虐げられた人間達に対する怨み。
それに加えて、こいつにだけは負けたくないという酷く人間らしい感情。
何故そんな気持ちになるのかすらわからない。だが、そう思った。あいつを越えたいと。
そして両者の視線が重なった。
異質、共にその言葉を具現化するような二人はある意味では似ていた。そしてある意味では全く違った存在であった。
その二人の視線があったならば殺しあわない筈がない。
クッパが一歩歩みを進める。地震と間違う程の振動がミューツーに伝わる。
クッパが一歩歩みを進める。地震と間違う程の振動がミューツーに伝わる。
黙って待っていればただ死ぬだけだ。
ミューツーはテレポートで移動する。後ろではない、前へ。クッパの懐深くへ。
クッパはその巨大さ故にミューツーの姿を見失った、ミューツーは右手を先ほど自分がつけた深い傷に向ける。唯一の勝機がそこにあった。
「シャドーボール」
それは先ほどまでの威力はなかったがクッパには確かなダメージがあったようだ。先ほどまでとはまた様子の違う叫び声をあげる。
だが、それだけだ。倒れるどころか後ろに下がることさえしない。クッパの右手がミューツーに降り注ぐ。
一撃でもくらえばそれは死に直結する。最早自己再生は使えないだろう。
だからこそ戦う、防御は既に捨てた。テレポートを使う力すらも勿体無い。
「サイコキネシス」
範囲を絞っての攻撃、それに伴い威力が上がる。少ないエネルギーを有効に使うための苦肉の策。
だが、そんな努力すらも無駄の二文字で片づけられた。
甲羅に四肢をしまい、高速回転するクッパ。その圧倒的な力の前にサイコキネシスはあっけなく吹き飛ばされた。
急いでミューツーは体を屈める。頭上を巨大な質量が通過する。それは幾本もの木々を抉り取りミューツーからは少し離れた場所に着々する。まき散らされた土、木々が吹き飛んでくる。まるで大砲が着弾したかのような衝撃。
とっさにバリアを展開。だが、力が足りない。吹き飛ばされた木々や石がバリアを打つ、幾つもの傷がはしる。
クッパは既にこちらを向いていた。
その口が開いたのがバリア越しに見えた。そこから伝わる圧倒的な熱量。
ミューツーは理解してしまった。自分にはそれは防げない。
絶対的な死、それがそこにはあった。
そして、ミューツーの視界が炎で埋められた。
その時、声が聞こえた。それは声にならない声、声の持つ本来の目的である人に伝えるという目的を持たぬ声。力を振り絞るための声が確かにミューツーに届いた。
その声を追いかけるように幾つもの火の玉がミューツーの視界を横切る。
その火の玉は空気を乱し、炎を掻き消した。
現れる一人の男、ミューツーからはその姿は炎に照らされたシルエットでしか見ることは出来ない。
だが、敵だ。なぜならそれは人間だから。人間は全て殺さないといけない、そこに例外など無いのだから。
そいつがこちらを振り向いた。こちらに駆け出す。こちらに向かって口を開く。
「何してんだ!?一旦ここを離れるぞ!」
そいつはこちらの返事をする事もなく走り出す。だが、クッパの攻撃はまだ続いていた。吐き出す炎、それは先ほどまでの攻撃よりも高い熱量であることは明らかだった。
そいつは気づいていない。
「くそっ」
その炎はこのままでは自分すらも焼くだろう。
あくまでそうならないためだけに、ミューツーはそいつを殺すために貯めていたエネルギーを解き放つ。
エネルギーの波動がそいつの後ろに迫る炎をかき乱す。たかが、技にもなりえないほどのエネルギーで炎をかき乱す事など出きるはずもないが隙間は出来た。
そいつを助ける為にやった訳ではない、自分が助かる為。それなのにそいつはこちらの横に並び、
「悪いな、助かった」
人間からそう言われたことは今まで無かったかもしれない。
何とも言えない感覚がミューツーの全身に染み渡る。
このことを何というのかもわからない。だが不快ではなかった。
自嘲したくなるような心境だった。
まるで人間達の描く安い物語のような。
違う、敵だ。敵だ。敵だ。敵だ。敵だ。敵だ。敵だ。敵だ。敵だ。敵だ。敵だ。敵だ。敵だ。敵だ。
人間なんかと分かり合える訳がない。
「頼む、協力してくれ。あいつは仲間なんだ」
仲間、その言葉が妙に白々しく感じた。たった二文字で表される結びつきだ、そんなものをこいつはこれほどまでに大事に語る。
ミューツーには仲間などいなかった。自分と同じポケモン達は守るべき者で、それ以外は敵だった。
「いや、まぁ……なんというかあいつは悪さはするけどさ。あんなまま死んで良い奴じゃない」
どうやらそいつは全てを分かっているようだ。クッパはもうすぐ死ぬ、それは最早避けられないこと。
「だけど……それでも……助けたいんだ!!」
だが、そう言い放った。赤いオーバーオールを着たその姿からは今までに感じた事のない程の力を感じる。
ただの戦闘なら負ける気はしない。だが、何故か戦うという選択肢が選べない。いや、選びたくないのだろう。不可解な感情だ。
ミュウツーは目の前の物に見覚えがあることに気づいた。あの主催者に集められた部屋の中、殺された女を抱き、泣き叫んでいた物であった。あの時も不思議だった、何故泣くのか、何故叫ぶのか、何故恨むのか。
「一つ聞いても良いか?」
ミュウツーは答えを聞かずに話を続ける。
「仲間とはなんだ?」
「幸せになって欲しい奴らのことだよ」
あっさりとそう答えた。そいつは更に続ける。
「生きてりゃいろんな困難がある。だけどそれと一緒に立ち向かって、最後にはみんなで笑いあいたいと思う奴らの事かな」
こいつは敵なのに、殺さなくてはならないのに。殺したくない。
ミュウツーは思い出していた。アイツーの事、怨むはずの人間であるのにあいつだけは恨めなかった。
そして気づいた。自分は人間に期待したかったのだと、ミューツーはまだ絶望していなかった。そのことを思い知らされていた。遺伝子操作の結果生まれたポケモンであっても人間と共に歩き、成長するポケモン達と本質は同じだ。
ポケットの中のモンスター、それをミュウツーは人間側の視点から見た蔑称だと思っていた。
だが、それは違う、ポケットの中に子ども達が入れる物。それはその子達の大切な物、それは未来の糧となる、陳腐な言葉になるが子ども達はそれに夢を見る。
その夢と共に成長するモンスター。それがポケモンだ。
ポケモントレーナーはただポケモンたちを使役する者ではなく、ポケモン達は奴隷ではない。
それは友であり、家族であり、そして仲間だった。
そのことにミューツーは気付いた。いや、知識としては知ってはいた。だが、認めたくなかっただけ。今までの自分の思いが全て無駄になると思ったから、だが、この男の思いの方が強い。それが分かった。
「危ない」
短い言葉、その言葉は信じられた。その直後、クッパの巨大な腕が振り下ろされた。
しかしそこには誰もいない。既に二人は横に跳んでいた、互いに名前も知らないとは想像もつかないようなコンビネーション。
二人は互いの顔を初めて正面から見た。
ミュウツーはある決意と共に、それは一度だけ人間を信じても良いのではないかということ。
ミュウツーは人に造られたモンスターだ、それ故にある意味では完璧で、ある意味では完璧ではなかった。
進化もしない、子孫も残さない。生まれた瞬間からミュウツーは人間達を恨んでいた。何故、このような不完全な者を生み出したのか。何故自分を生み出したのか。何故最強のポケモンを求めたのか。
常にその答えを求めていた。だが、目の前の男は違う。どれほど不幸な目にあってもそれによって世界を恨んでいない。自分に無いものを持っているその男を酷く眩しく感じた。
だからこそ、こいつは信頼したいと思った。こいつと共に歩めば自分自身の生きる意味を見つけられるのではないかと。
「やってやろう」
だからこそそう言った。
少し前の自分が見ればどう思うだろうか、そんなことを考えるが、答えは解っていた。
多分拍手の一つでも送るだろうと、ミュウツーは今になって気づいた。今までの間、復讐心に燃えている間もずっと迷っていたと。そしていまその答えが出た。それなのにマリオはびっくりしたような顔をした。
「協力してやるって言っているんだ」
そのマリオにあくまで静かなミューツーの声がかかる。その言葉は今までに無いほどの力を持っていた。
今まで恐怖しか与えなかったその声がそいつに笑顔を与えた。それをミューツーは眺めていた。
自分の口元に僅かに笑みが浮かんでいることなど気づかずに。
「それでどうする?」
今更ながらに恥ずかしくでもなったのだろう、急に話を変えるミューツー。
マリオは特に違和感も感じてないのだろう、真剣な表情で。
「気絶させる。ひとまず動きを止めてから話をする」
「分かった。しかし気絶させることは可能なのか?」
それに少しの間考え込むマリオ。
「できる……いや、やるしかない」
「そうか……ならばやるか」
二人の見つめる先、そこにはクッパがあった。巨大なその姿に二人は恐怖など感じない、ただクッパを救いたいという思いに満ちていた。
「グゥォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
二人は反対に跳び出す。マトモに戦うことなど出来る筈がない、だからこそ一撃の力にかける。傷ついた体に鞭打ちかける。
最初に動いたのはマリオだった。
デクの実をクッパの足元に投げつける。手に握れるだけのデクの実を投げつけた。クッパは一瞬それに驚き、動きを止める。
その懐に飛び込む、それが目的であったがクッパの右手がそれを阻むように振り下ろされる。
マリオは前に転がりそれを避けるが更に左手が横からマリオを襲う。
避けられるタイミングではない。だが、その動きは止まった。
「早くしろ」
ミュウツーの金縛り、それがクッパの動きを止めていた。だがマリオはそれを見ることもなく、前に進む。
そして、その一瞬後。マリオのすぐ後ろをクッパの左手が通った。
それは破壊的な威力を持った一撃だった。しかし当たらなければ意味がない。
マリオはクッパの懐に入り込んだ。
目の前にあるのは巨大な穴、まるでクッパの心にまで空いたようなその穴にマリオは狙いをつけた。
「クッパ……今、助けるからな」
その手に灯るは赤き炎、それは巨大な炎の球体となりクッパに激突した。
傷を焼かれる痛みに意識を保つことなど出来る筈がないがクッパはまだ叫ぶ、叫ぶ、叫ぶ、叫ぶ。
その声はまるで泣くように。
しかし、まだ倒れない。そこに降りかかる声。
「もう、これで最後だ」
クッパの頭を打ったのはミュウツーの波動弾。最後の力を振り絞っての一撃はクッパの叫び声を中断させ、頭を揺らし、クッパを地面に伏せさせた。
土煙が上がる中、クッパの姿が少しずつ小さくなっていくのが見てとれた。どうやら意識が途切れるとあの不思議な現象も終わるのだろう。
マリオはそれを見せた。
自然とミュウツーの顔には笑みが浮かんでいた。
だが、落ち着いた所でミュウツーには話さなくてはならないことがあった。
クッパを傷つけたのは自分だということ、更に今まで何人かの人間達も殺してきたということ。
マリオはただ黙って聞いていた。
気づけば感情の歯止めが効かなくなっていた。
自分が生まれた時から今までのことを一息に語り尽くした。
それが全て終わった時、マリオはただ一言言った。
「それで……これからどうするんだ?」
ミュウツーはその質問をかみしめ、そして答えた。
「俺は共に歩きたい。何が正しいか、何がしたいのかも分からないけど……前に進みたい。誰かと共に歩き、他のポケモン達と同じように自分のパートナーと成長していきたい」
それは飾らないミュウツーの本来の心が現れた言葉。
マリオはそれを聞いて、
「そっか……だったらまずはクッパに謝らないとな」
ただそういった。それにミュウツーは頷いてクッパを見る。
呼吸はゆっくりだったが、意識は戻らない。ミュウツーはこの状態に見覚えがあった。瀕死、そう現されるポケモンの状態。それに非常に似ていた、その状態になってしまえば最早自力で意識を取り戻す事など出来ない。
助かってほしい、自分のやったことが許されることではないことは理解しているが、それでもクッパには生きていてもらいたかった。
ミュウツーはクッパと話したかったのだ。
ここで出会っただけの人間を守る為に自分に命を賭して戦いを挑んできた理由を。
助ける為に何が出来るかを考えるが、それらは今出来ることではない。ポケモンセンターはないし、傷薬の一つすらない。
そこまで考えて、ミュウツーの動きが止まった。自分が背負っていたザクを見る。
その中に入っている支給品、それをまだ確認していなかったことを思い出した。
急いでそれを確認する。水や食料、地図や名簿などが出てくる中、今までと違った手応えを感じた。
それを取り出す、それは見覚えがあるものだった。技マシン、急いで起動してみるがその中に入っていたのは破壊光線。威力は高いが今有効な物ではない。
更に奥深くに手を突っ込む。するとそれはザックの一番下に転がっていた。
ミュウツーは自身の体が震えているのを感じていた。
元気の塊、言わずもがな瀕死の状態から回復する薬だ。しかし、それは一つしかなかった。
瀕死状態になったとしても全回復する薬、それはこの場にとっては非常に貴重な物。恐らくは主催者達はそれの奪い合いによって生まれる新たな戦いを望んでこのアイテムを支給したのだろうが、ミュウツーは迷いすらしなかった。
それをクッパの口の中に押し込む。
「おっ、おい」
その突然の行動にマリオは驚いたように声をかける。だが、ミュウツーはそんなことには反応すら示さず、同じくディバックの中に入っていた水でそれを流し込ませる。
「だから……何してんだよ」
マリオがミュウツーの肩を掴む。それを中断させたのがクッパのうめき声、固まるマリオを後目にあっと言う間に起き上がるクッパ。その目の焦点が合い、そして言葉を発した。
「マリオ……?」
「クッパ!目が覚めたのか!?」
マリオがクッパの肩を掴んでクッパの体を大きく揺する。
「うん……どうしたのだいったい?」
その様子にクッパは訳が分からないといったような表情をとる。
「分かった、今から説明してやる」
話のトーンがどんどん上がる二人の間にミュウツーが割り込んだ。そして頭を下げて言う。
「すまん、俺がお前を傷つけた」
初めての謝罪の言葉。クッパはそれに何も返さない、急に無言になる。
「おい、クッパ」
慌ててマリオがフォローしようとするが、クッパはそれを制止する。
「大丈夫だ、全部覚えている。ミュウツーと言ったか……貴様は我が輩の部下になれ」
「部下だと……一体どういうことだ」
「言葉の通りだ。我が輩は真の大王なのでな。一度くらいの過ちなどでは怒らん。それに貴様の事はあんな状態になっても解っていた。前に進みたいのならばその道を先導してやろう」
その言葉はミュウツーの予想していなかった答えだった。だが、予想外とは言えない。その言葉はミュウツーが心の底で期待していたことだった。
ミュウツーは安堵から地面にへたり込む。今までの疲れもあった、最早立ち上がることさえできずにただ笑った。
マリオもクッパも自然と笑顔になっていた。この殺伐とした戦闘の場に確かにここには安らかな世界が存在していた。
[D-8/日中]
名前:クッパ@スーパーマリオシリーズ
健康状態:元気の塊により全回復
武装:なし
所持品:ギガクッパのフィギュア@大乱闘スマッシュブラザーズ
現在位置:D-8
第一行動方針:ピーチ姫をさらってやるぞ
第二行動方針:クッパ軍団をどんどん大きくしてやるぞ
最終行動方針:主催者達なんて我が輩が倒してやる
備考:ギガクッパ化の間の記憶は曖昧。放送は前回の話で書かれていなかったのと、状況から聞き逃したものとしています。
名前:ミュウツー@ポケットモンスター
健康状態:疲労大、疲労のの為、しばらくの間殆どの技を使うことが出来ません。
武装:なし
所持品:技マシン(破壊光線)@ポケットモンスター
現在位置:D-8
基本行動方針:自分のやるべきことを見つける
第一行動方針:決めてません、マリオとクッパに全面的に従う予定です。
最終行動方針:まだ決めていません、マリオ達を見守りながら見つけるつもりです。
備考:技マシンには相性が合わなくてはいけないので使える人は限られます。
名前:マリオ@スーパーマリオシリーズ
健康状態:中程度の疲労、行動には支障なし
武装:デスビーム
所持品:デクの実@ゼルダの伝説
[D-8/日中]
名前:クッパ@スーパーマリオシリーズ
健康状態:元気の塊により全回復
武装:なし
所持品:ギガクッパのフィギュア@大乱闘スマッシュブラザーズ
現在位置:D-8
第一行動方針:ピーチ姫をさらってやるぞ
第二行動方針:クッパ軍団をどんどん大きくしてやるぞ
最終行動方針:主催者達なんて我が輩が倒してやる
備考:ギガクッパ化の間の記憶は曖昧。放送は前回の話で書かれていなかったのと、状況から聞き逃したものとしています。
名前:ミュウツー@ポケットモンスター
健康状態:疲労大、疲労のの為、しばらくの間殆どの技を使うことが出来ません。
武装:なし
所持品:技マシン(破壊光線)@ポケットモンスター
現在位置:D-8
基本行動方針:自分のやるべきことを見つける
第一行動方針:決めてません、マリオとクッパに全面的に従う予定です。
最終行動方針:まだ決めていません、マリオ達を見守りながら見つけるつもりです。
備考:技マシンには相性が合わなくてはいけないので使える人は限られます。
名前:マリオ@スーパーマリオシリーズ
健康状態:中程度の疲労、行動には支障なし
武装:デスビーム
所持品:デクの実@ゼルダの伝説
現在位置:D-8
第一行動方針:他の人も助けたい
第二行動方針:まだ残っている仲間を探す
第三行動方針:多分マーダー化しているルイージを説得する
最終行動方針:ゲームを潰す
備考:ディディ、メタナイト、ロイ、ドロッチェをマーダーとして誤認識しています。
970は間違いです。ウィキに移動する場合には削除してください。
投下はこれで終了です。ミュウツーのキャラクターや支給品は自分もこれで良いのか考えた結果、このような話となりました。
これからの話に不都合が生じる場合、言ってくれれば書き直します。
974 :
ゲーム好き名無しさん:2008/04/29(火) 00:02:27 ID:Zz50GY8LO
乙です
マリオに優勝してほしい
マリオ結婚してくれ
おぉっ、GJ!あらゆる意味でイイハナシダナー
マーダー改心ktkr!マリオもミュウツーもクッパも格好良すぎる
敢えて一つ言うなら、ミュウツーの一人称は確か「私」だったと思う
ともあれナイスな投下乙です!
951だけど酉付けてみた。書くの遅くてごめん、なるべく早く完成させる
イイヨイイヨー
嬉しいなぁ。こんなに書き手さんがいる
超乙!こいつら大好きだ
ミュウツー、マリオ、クッパを投下した者です。ミュウツーの一人称はウィキに載せる時に変更出来るならそれをして欲しいのですが、無理な場合は修正版を投下します。
後、題名も抜けてましたね……
題名は『道標』です。
お詫びといっては何ですが、ブラックシャドー、マルク、マルス予約します。
ちょ・・・!何その住民(※もちろん俺含む)歓喜なお詫びw
謝る事なんて無いとは思いつつも期待せざるを得ない!
そろそろ次スレ建てようかと思ったがPCじゃスレ建てどころか書き込みすらできない件w
最近携帯からの書き込みが続いてるって事はみんな被害者か・・・
え、なんかあったの?
>>980 いや、書き込み規制かかってて書けないだけなんだ・・・すまない
俺がそうだからみんな巻き込まれてるのかなぁと勝手に予想しただけで、実際はそんな事ないかもしれない・・・