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スレ立て乙
職人の誘導できてるか、どうかが心配
まさかまたゲサロに戻ってくるなんて、思いもしなかった。
創作板もあの有り様じゃあ、仕方が無いのかな…?
ちゃんとやるならやるで、このスレを削除して立てよう。
>>6 もういいよ。俺はわかってる。
だから俺は今までの俺を捨てる。これからは悪役として生きていく。
たとえゲサロ住民に睨まれようと、荒らしに襲われようと屈しはしない。
数は力だ、力は正義だ、正義に背く者は悪だ!だから我々は悪だ!
だが私は迷わない。私は自分を信じている、だから正しい!だから逃げない!
考えてみろ、我々の行動がいかに虐げられてきたのかを。今こそ立ち上がる時なのだ!
みぃ厨がなんだ!アジカンがなんだ!俺たちには信念と痛さとペンがある!
だから私は、今ここにゲサロ板いや、このスレを征服することを宣言する!
ゲサロ板の皆さま方、ご迷惑をおかけしますが、今一度お見逃しください。
>>8 ちょwww
でもまあ、確かにホイホイ板間での移動するスレだしな。
これからもそれっぽいスレを続けていきたいけど、これからどうしよう…?
とりあえずしたらば行けば良いんじゃないンス化?
はいはいジークジオンジークジオン
シャアは職人さんかねえ
13 :
ゲーム好き名無しさん:2006/09/07(木) 20:38:51 ID:6XPmg+Xf
とりあうずこのスレで続けるの?
ageちゃった。
すまん
15 :
点プレ:2006/09/07(木) 20:49:31 ID:Ms3J4qCa
ここはそれっぽいキャラクターを考えるスレです
ネタを投下すれば、進行中の物語にそのキャラクターが登場します
まとめサイト
ttp://www.wikihouse.com/soreppoi/index.php 現在進行中の物語
本編
初代スレ
>>1が考えたロナウド=オパニョーラが主人公の物語
笑いあり、バトルあり、涙あり、恋愛ありの大冒険活劇
外伝剣魔イース
本編にも登場したキャラクター、イース・ト・フードが主人公の物語
シリアスなストーリーと達人同士の壮絶なバトルが魅力
ルーカス戦記
ロナウド=オパニョーラの幼い頃の親友、マルフォット・ルーカスの戦いを描いた物語
ルーカスの視点で展開していく物語は、重厚で深いストーリーが人気のシリーズ
猫魔王編
猫に封じられた魔王(♀)と、少女アミーニーの物語
猫魔王とアミーニーの微笑ましいやりとりと、たまに見せるシリアスな話が面白い
バンボー編
ロナウド一行と離れ、王子として戦うバンボー・リベラーが主人公の物語
まだ始まったばかりだが、本編でも人気のあったバンボーがどう活躍するかに期待が集まる
Q&A
Q、このスレの趣旨はなんですか?
A、それっぽいキャラを考えるのです。あとでだれか使ってくれるかもしれないです。
Q、どんなキャラでもおk?
A、基本的におk。むしろぶっ飛んだ位のやつ歓迎。ただしあまりに寒いとスルーされるかも。
Q、人物以外でもいいんスか?
A、もちろんっすよぉ〜。町やアイテムなども募集中!
Q、俺も物語書きたいんだけど
A、特に誰が書くって決まってはいない。どんどん書いてください。
ただし、前の話と矛盾したり、既に出てるキャラを使うのは止めた方がいいかも
Q、次スレは?
A、
>>950を踏んだ人が立てること。無理なら別の人が代わりに
Q、中学生くらいの人達が多そうなスレ発見
A,痛くてナンボよ
Q、それっぽいって、どれっぽいの?
A、それは君の心の中に…
一応テンプレ貼り。まとめの更新は引き揚げに時間がかかりそうです。
>>17 乙です!
やっぱり、ここでやるしかないな…
恒例になってきたが、職人の誘導はできてるか点呼をとる。
バンボー編
ノシ
つくづく運が無いなぁ…
ノシ
きめえから帰ってこなくて良いのに
今度は何もないといいけど。
猫魔王の人も愛想つかしちゃったのかな…カナシス…
ルーカスの人、帰ってきて…
名無しは黙って待つだけだ。
読み手がいるから書き手は書ける。
ちなみにおいらロビーは基本的にはなんでもアリで、
コテの私物スレですら許される。
dat逝きにもなりにくくスレを1ヶ月放置してもdatにならないケースが多い。
まあ、どっちを選ぶかは個人の自由で。
消されないだろうと思うので駄文投下
把握。
じゃあここは削除依頼が出されるまで使うことになるのかな?
保険はあるに越したことないか。
アーカード「よい…しょっと。」
ズン…
その剣は輝き透き通る刃を持ち
その身に文字を刻まれ
無骨で
そしてあまりに巨大だった
アーカード「フォースエッジと言ってな…刃がフォースで出来ている。」
イース「フォースの…刃…」
アーカード「ほれ、振ってみぃ。」
イース「…」
ジャキッ…
渡された剣…
その重さがあの時の記憶を呼び覚ます…
──好きなのを選びなさい──
──なぜ負けたかわかるか?──
──お主なら、父や兄を超えることができる──
イース「…老師…今なら…」
この剣はあの時の剣よりも大きく、重い。
だが…
イース「やれる。」
アーカード「ほう…」
イース「はあっ!せっ!てぇや!はっ!やあっ!」
シュシュシュッ!ブンッ!ビュンッ!
アーカード「お見事…まさかこんな浪漫剣を己の延長であるかのように振り回す化け物が居たとは…」
イース「フッ…気に入った…本当に貰ってしまってもいいのか…?」
アーカード「二言はない。ただ…
脚を舐めさせてくれ!さっきからその理想的な脚を見せ付けられっぱなしで理性は崩壊寸前だ!」
イース「っ!」
ぐしゃ!!
アーカード「ナイス…キック…きゅう…」
どたっ!
飛び掛かってきた相手に対し、反射的に上段回し蹴りを叩きこんでいた。
イース「…」
アーカード「うへへ…」
自業自得だ。幸せそうな顔でのびているので問題はあるまい…
>>27 つかもう出されてるんだけどな。
まあどちらにせよおいらロビーならしばらく放置しても大丈夫だから、
なにかあった時に避難所として使いなよ。
>>29 やっぱり、いつものそれっぽいキャラスレはこうでないとね。
何はともあれGJ!
>>30 どっちにしろ、遅かれ早かれ移住しそうになるな。
がんばれみんな。
お前たちは何も悪いことしてない
強制になったのは色んなスレ荒らしてたやつのせいだし
運営の決定でもある。みんな、おかえり。
2スレ目の最初に本編書いた者だけど、数日見なかったうちにワケ分かんねえことになってますね
続きはこっちに書いて良いんでしょうか?
まとめ見る限りでは本編は進んでないみたいだし
いいんじゃないかな
ヨダカ
年令性別不詳
隠れ里の隠密部隊の頭領。千の名と顔がある。
アースの動向を部下に探らせている。
彼?の家には忍者たちが伝達に使う鳥がたくさんいる。喋り方がころころ変わる
「やだーっ、長老たらー」「ああ…」
>>34 やっちゃえやっちゃえ!
というかむしろお願いします。
まとめの人も離れちゃったのかなぁ
そろそろWIKI更新しないとだよね
>>38 >>17 初代
>>1、ルーカス作者、猫魔王作者、その他消えていった人達ともここでなら、会える気がする
なぜなら、俺達はここで、出会ったんだからッ!
キョートー・ヤベ ♂ 45歳
コージ・ムラカミが通う中学校の教頭
「ムラカミぃ!何だそのバレバレのカツラは!!たるんどる!!!」
39 年齢、性別不明
けっこう良い事を言う人
150の仲間だという噂もある
「消えていった人達ともここでなら、会える気がする
なぜなら、俺達はここで、出会ったんだからッ! 」
>>39 よく読んでなかったようだ、安心した。
ドラゴンスワン モンスター
ドラゴンと白鳥を組み合わせたキメラの一種。
その白く美しい体から灼熱のガスを放出し冒険者を苦しめる。
クチバシを押さえると急に何も出来なくなる気弱な性格
「羽毛布団にされてたまるかー!」
おらがロビーのそれスレに猫魔王さんが来てます
創作文芸は完璧に荒らしのすくつ(何故か変換できない)に…
まだ取り残された人がいるっぽいです…
そうくつと入れないと巣窟に変換してくれんよ、普通
単語登録「すくつ」でしたか?
それとおいらロビーにそれスレ立てたの副工場長だから
>>45 ホントだ…IDが…
変換云々は2chネタのつもり…
グレブ・ルノール ♂・推定800歳以上
魔族に魂を売った人間の男。
アンデッドを操るネクロマンサーで自身も体をアンデッド化している。
ちょっと体が千切れやすいが離れた体のパーツも自在に動かせるため結構気持ち悪い。
大変な卑劣漢でプライドも糞も無い性格をしているが微妙に突っ込み体質とちょっとお茶目。
「ヒヒヒ!じわじわとなぶり殺しにしてくれる!」
アルベルト・ラインズ ♂58才
トンファー使いの賞金稼ぎのおじさん。ダンディーなヒゲとモノクルがトレードマーク。
昔はどこかの執事だったらしい。
「老兵は死なず…といいましてな…」
「もう主を失いたくはありませんので…」
>>45 別にスレを立ててくれたのに副工場長とかどうでもいいよ
そんなのにこだわってるのはアジカンで粘着してる基地害ぐらいだ
セレブ・リッチマン ♀ 24歳
ブルジョワが唯一金よりも大切にしている一人娘
「本当に大切な物は、お金じゃ買えないと思うんです」
一ノ宮 翔太郎 ♂ 年齢不詳
代々伝わる由緒正しき陰陽司
しかしオカマ
肌の露出を嫌い、何故か巫女服を着て
マスクと手袋を付け、目以外の部位を隠している。
しかしオカマ。
礼儀は正しく、常に笑っている。
その外見とは裏腹に戦闘力が高く
フォース、魔法とは、また違う陰陽術を使う。
しかしオカマ
「翔太郎じゃないです。
翔子って呼んでください。」
昔みたいなまったりした感じになったなあ…
うん、またきっと猫魔王とかルーカスの人みたいなネ申がくるさ…
というわけで職人期待投下
シャンケル・マイン ♂?
年齢不詳の覆面爆弾魔。同時に放火魔でもある。
「爆殺!」
ドルグネプス連邦
大陸東南部に位置するカデード半島とその周辺のコマカ諸島の都市国家の集合体。
名前の由来にもなっているドルグネプス、フィライオ王国、ミイアルン王国、ゾンド王国の4つの国で形成される連邦国家。
どの国も海洋産業が盛んでフィライオのシーサイドマリンピアで捕れるエンペラーホンマグロの味は言わずもがな。
4つの国の結束は堅く、エヌエイチ帝国の侵略を幾度も受けながらも全ての戦で勝利を収めている。
良かった。復活してよかったよ…。
職人さん期待キャラ投下。
ベアトリーチェ・ブルシャーリア ♀ 20
タロット占いが得意なゴスロリ。
タロット占いはよく当たるらしい。
怒るとべらんめぇ口調になる。
「三枚出しでいいわよね?充分でしょ。」
「ばっきゃろぅ!死は最高のカードよ!再生、新たな出発を示してるのよ!」
まとめの人も大変だなあ…
それでも俺はキャラ投下を続けるよ…
このスレが好きだからね。
ダークア・クランズ ♀
かつて猫じゃなかった頃の猫魔王の右腕。
物凄く忠誠心が強く、猫魔王のためなら己の命すらいとわず、手段も選ばない。
現在はちっこいハムスターに封印されている。
「魔王ぉぁぉお様ぁあぁあぁぅあ!!!」
「この屈辱…いつか晴らしましょうぞ!」
「ちょっ!魔王さまやめっ…そこは…はう…」
セシリア・アークエン ♀ 31歳
エヌエイチケキョイク帝国軍技術大佐。毒ガスや細菌等の化学兵器の開発をしている
美しい外見とは裏腹に非常に荒い気性の持ち主であり、その上決して自分の非を認めない
彼女の部下はいつもアザやひっかき傷が絶えないという
「この前も同じことを注意したわよ!何回言ったらわかるの!?ホンット使えない男ね!!」
57 :
ゲーム好き名無しさん:2006/09/10(日) 23:38:04 ID:UeLtFljq
ほす
58 :
ゲーム好き名無しさん:2006/09/10(日) 23:59:03 ID:yxXrgxX1
ニール・ニョルニーニョ・ファニーニョ ♂ 46歳 英国人て゛とても紳士的な性格の持ち主。身の丈程のステッキで敵を殴り倒す。胴体を4m伸ばせる特殊能力がある。口癖は「〜だニョ。」
エルナ・ガーヤ ♀?才
大地の力を司る巫女。天の岩戸のようなところに住んでおり、逢うことはなかなか困難。
「…誰…?」
「…フォース…?わかった…」
紫乃(しの) ?歳 ♀
居合いの達人。
気のコントロールで若さを保っている。
義理堅く、信頼した相手には礼儀を欠かさない。
「尋常に勝負じゃ!」
カジ 18歳 ♂
ツッパリヤンキー。
今時古いガクラン、リーゼント。
本名は「ぽえむ」といい、本人は隠しまくっている。
本名を知られたり呼ばれたりすると本気でキレる。
手下「アイツマジムカつく…ぽえむさん、やっちゃっていいッスか?」
カジ「てめえから死ねぇええ!!!」
ラックス・リッチマン ♀
ブルジョワの奥さん。髪の毛が綺麗。
「スーパーリッチ。」
「アナタ…もう少し髪の毛に気を遣ったほうがよろしくてよ。」
ダイア・クトー ♂ 35歳
コーア・クトーの弟。世界最大にして最悪と言われる犯罪グループ「クラスター」の最高幹部
管理・実務において非常に高い能力を発揮し、戦略指揮能力では孔明に引けを取らない。また、必要に応じて戦術指揮や格闘もこなす
一見礼儀正しく見えるが、心の底では他の者全てを道具と見なし、見下している。兄であるコーアの事も単なる薄汚いコソ泥の一人としか見ていない
服装は、専ら白のスーツを好んで着用している
「善良な一般市民の方々の事もきちんと配慮してあげなくてはいけませんよ。彼等の息の根を止めてしまっては我々が搾取できなくなるのですから」
アーダ ♀? 11歳?
食べることにしか興味が無い、金髪の美少女。
いつも何かを食べていないと気がすまない。
鉄くずや工業廃棄物など、関係なく食べる。
最近は盾を食べるのが好き。
「おなかすいた」
〇〇о〇
伏せ字にしないといけないくらいヤバい名前。
「俺は〇〇о〇!よろしくな!」
職人さんの投下わっふるわっふる
ヤジー「で、出たぁぁあぁあぁあ!!」
キター「ヘヴィスネークキタ━(゚∀゚)━!!!死ぬ!死亡フラグとかそんなぬるいモンじゃないぜヤジさん!とにかく逃げるぞ!」
ヤジー「よしきた!」
ヘヴィ「やれやれだぜ…」
必死に逃げるヤジキタ、しかしヘヴィスネークは余裕で追ってくる。
ヘヴィ「オシマイだ。」
ヤジキタ「ひぃ!」
まさに二人が食われようとしたその瞬間、ヘヴィスネークの首が飛んだ。
ヤジー「た…助かった…」
キター「強者キタ━(゚∀゚)━!!!」イース「…この先に村長のいる町がある…行けるな…?」
ヤジー「あたぼうよ!助かったぜ姉ちゃん!ありがとよ!」
キター「感謝してるぜ!じゃあな!」
ヤジキタは町(村?)へと走っていった。
イース「…(賞金首の情報で聞いていたより小さい…仔蛇か…?)っ!」
「ヘヴィだぜ…よくもやってくれたな…」
気配を感じ、振り返る。
そこには今斬った大蛇を遥かに超えた大きさの大蛇がいた。
イース「…聞いていたよりも大きいな…賞金をかけられてから何人食った…?」
ヘヴィスネーク「テメェは今までに食ったパンの数を覚えているのか…?」
イース「…愚問だったな…」
ヘヴィ「そういうことだ。─────!!!」
イース「っ!?」
硝子を引っ掻く音に似た嫌な鳴き声がこだます。
ゴゴゴゴゴゴ…
山が震えた。
イース「…成程…意外と子持ちだな…
フッ…これは倒し甲斐がある…」
山が震えているように感じた原因…
それは大量のヘヴィスネークの子がヘヴィスネークのもとへ集まってきた事によるものだった。
ヘヴィ「二十八郎の仇だ。テメェは俺らを怒らせた…」
イース「…来い…」
70 :
ゲーム好き名無しさん:2006/09/11(月) 18:08:16 ID:sARFNPye
スコット・ライマン 39歳 ♂ 名前は言えないが某研究所で警備員をしている。最近は体調が優れないらしく、ひどく血色の悪い顔をしている。体が常にかゆいらしく、頻繁に体を掻きむしっている。
2時間後ゾンビ化。
1スレから見てて思う。
ここはGJと感想の率が“すごく”少ない。
職人が欲しいのはGJ、特に良くも悪く感想が欲しい
感想はおろか、GJもない。
これじゃ職人も来ない。
自分はレスが離れてなければ出来る限り言ってるよ。
でも言っておきたかった、これはもう住民の関心の問題だからね、SSが要らなければ別だけど
出来る限り言ってるけど、多分自分が言ったらそれ一つでGJレスなくなってたたよ。
住民の関心の欠けに、今回は注意を込めて言った。
猫魔王さんの時はさらにヒドかった。
あの人の過去レス見たらまた描いてくれそうな性格だけど、見てて可哀想だった。
ごめ、書き欠けの連投扱いになってた
まぁ確かに今まで読むだけだったかも
ならばこの場を借りて言おう、GJ!
ついでに、冬原編投下します。
>>67-69 GJ!
ヘヴィのセリフの、今まで食ったパンの数〜で吹いたwww
まさかここで聞けるとはw
ついでにキャラ投下
ジョン・ドゥ(仮) 男 年齢不詳
マジシャンのようなド派手なタキシードを着て、仮面をつけた男。
ピンチの際に現れ、「ピコリーン」という謎の効果音を出して注意をひきつける。
そして「俺に任せろ!」と言って敵に飛び掛る。
が、返り討ちに遭い八つ裂きになったりミンチになったりする。
よくわからない人。
――――――
数秒の間の後、冬原が口を開き
冬原「……オッ!…オホォッーーウッ!!パンツ丸見えっすか!」
冬原のいる位置からは謎の女の子のスカートの中身が調度いい具合で見えたみたいで
???「!!?…みっ…見ちゃダメッ!」
謎の女の子は羞恥心からカ〜ッと顔を赤らめ、おもむろに巨大な弓の弦に手をかけると
冬原「???」
ギリギリと弦を引き始め、それと同時に眩い光が収束し
冬原「マ…マジすか?」
限界までそれを引き、パッと離すと収束した光が数本の矢となって冬原に向かっていき
冬原「かなりヤバいをすけど!!」
ようやく危機に気づくが、一足も二足も遅く、光の矢が冬原の両腕と頭に狂いなく命中、体から各パーツをもぎ取っていき、後ろの木に突き刺さる
???「…ハッ!?いけない、冬原さんをもののけ姫の序盤に出てくる、ア○タカに勝負を挑んだ侍みたいにしてしまいました。」
と言うと、謎の女の子は木に刺さった冬原のパーツの元に降り立ち、光の矢をスブリと抜き取ると
???「フォース蘇生術第一番…」
必中豪弓ネクロガオコタをクルクルと舞うように振り回し
?「精神分析でスゴく巨大で逞しい蛇が海に潜ったり、リンゴを太い剣で突き刺したり、
あと黒光りする立派な拳銃を撃ちまくったりする夢ってどういう分析になるの?」
と意味不明な文を口ばしると、冬原の体が光りながら浮いていき、離れたパーツが体とドッキング、元の形に早変わり
冬原「???!!!なッ…何が起こったんすか!?」
尻餅をつきながら謎の女の子を見上げ
冬原「君は一体なんなんすか!?」
さてさて、謎の女の子は一体何者なのか?冬原はこれからどうなって行くのか?楽しみでもあり、どうでもよくもありますが、今回はここまで
また来週
どうみても撲殺天使です。本当にあr(ry
>>78-90 冬原のキャラワロスwww
GJ!
ついでに俺も本編&バンボー編&猫魔王編わっふるわっふる
文才無くてごめんね
でも、GJありがとう
ついでに俺も本編&バンボー編&猫魔王編&剣魔編&ルーカス編わっふるわっふる
>>67-69 GJ!
蛇が、蛇がぁ〜!?
>>78-80 GJぜよ!
普通のゲームとかじゃ主人公的設定だけど、一回死んでるw
>>71 同じく1スレ目から見ているけど、なるべくレス数を消費しないためじゃないの?
ただ単にGJって書き込みたい時があったけど、
それだけじゃレスの無駄使いと思ってしなかった。
考えてみれば、職人さんからしてみればプレッシャーだったんだな。
これからは感想を考えなくてもGJしようかな。
無闇にGJとか言ってもご機嫌取りのためにGJされてる感じで逆に萎えるよ
>>72 新幹線の中で携帯から…アンタのいう通りだ。
>>71 携帯の電池切れてる間に凄い事になってるな。
自分は駄文しか書けないからGJなんか勿体無いっすよ。
GJくれたひとサンクス。読んでくれた人サンクス。
書いてくれたことへのGJなのか、内容についてのGJなのかも結構重要だよね。
カーキ 男・17歳
天才召喚士。禁断の魔獣ポコチンを手懐けたベージュをライバル視していたが、
リアチュウに進化してから弱くなったので最近は興味が無くなってきている。
パートナーはバーニングリザードマン。
「少しは人の迷惑も考えたらどうですか…」
バーニングリザードマン
火を吐く。火が効かない。グロい。
「でぇぇりぃやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!抹・殺!」
仔ヘヴィ1「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!」
仔ヘヴィ2「ムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダァ!」
仔ヘヴィ3「レロレロ(ry」
イース「疾風怒濤!」
スザザザンッ!
仔ヘヴィ123「がっ!ぎょあ!ぐべ!」
イース「ふう・・・あとは貴様だけか・・・」
最初の一匹を斬ってから既に半刻…
イースの周りを取り囲んでいたおびただしい数の仔ヘヴィスネークは全て屍になっていた。
ヘヴィ「俺の可愛い子ども達を…何をするだあー!」
イース「フッ…戦場に呼んだのが過ちだったな…はっ!」
ザシュ!
ヘヴィ「ハッ!どこを狙っている!」
遠当てはヘヴィスネークには当たらなかったにもかかわらず、イースは涼しい顔をしている。
イース「いいや…狙い通りさ…」
ヘヴィ「なに…はっ!」
ゴゴゴ…メメタア!!
遠当てによって切断された大木がヘヴィスネークを叩き潰した。
特にジョジョをあまり読んだ事のない俺が書くとこうなりました。
私もジョジョネタ入れる時もあるが、なんかここまでジョジョネタ押し出さないほうがいいかも…
後ジョジョは読んだほうがいいよ。
最後にGJ
>>91 ついカッとなってやった。今は反省している。
ごめん。
「後は任せましたよ!ドナさん!」
突然、ルーシオは両手を口元に当て、ラッパの様な形にすると叫びだした。
「ドナ?」
ルーシオに向かって歩きだしていたロゼッタは辺りを警戒するように見回す。
「貴方の足元に居ますよ。」
ロゼッタはルーシオの言ったとおりに足元に視線を移す。
ロゼッタに見える範囲にある物なんて、うなじを見せ、地面に耳をあてている女の生首ぐらいだ。
「誰も居ないではないか。気でも違ったか?」
ルーシオの方に視線を向け、馬鹿にしたように喋る。
「まだ、ロゼッタちゃん気付かないの?」
足元から、馬鹿みたいに明るい女性の声が発せられる。
再び目線を落とした時、ロゼッタは正直、驚愕した。
風など吹いてないが、生首は転がってきたのか、いつのまにかロゼッタの足元からちょこんとロゼッタを見上げている。
「うっ!」
その死体は突然しゃべりだしたのだ。
「私はデュラハンなの♪」
「貴様!騙し・・・・・・」
「とうっ!」
ロゼッタが何か言い掛けたその瞬間、ベンチに座っているドナの体がロゼッタの背中に、パンチを仕掛ける。
ロゼッタ「ふっ!」
ドナ「あれッ?」
辺りにはキーーンと耳障りな金属音が鳴り響く。
ドナの鉄拳は、ナイフで、いなされてしまったのだ。
ロゼッタ「バンボーを捕まえるコトが先決だ。」
さすがに二対一はまずいと思ったのか、そう言い残すと街の方に駆けていくロゼッタ
「ドナさん!」
「わかってる。ルーシオちゃん!」
ルーシオは目を開け、合図する様にドナの顔を上から見つめる。
ドナは、何時に無く真剣な表情でそれを理解したかの様に頷き
それと同時に、まだベンチに腰を下ろしていた体を立たせ
石畳の上にある自分の顔を急いで拾い上げさせる。
右手で自らの後頭部をアイアンクローする様に掴み
ロゼッタの方を向き構えるドナ。
「頼みましたよ。」
「任せて!ルーシオちゃん!」
そう言うとドナは、顔を持っている右手を地面と平行に後ろに引き、左手をロゼッタに合わせている。
まるで照準の様に
「うぉぉおうりゃゃ!」
奇声と同時にドナは右手を真っすぐに、素早く突き出す。
それと同時に右手を広げ、自らの顔をロゼッタ目がけて投げたのだ。
そのスピードは凄まじく、肩につく辺りまで伸びた、髪は後ろに振り乱れ、
ビュン! と風を切る轟音と共にロゼッタにむかって直進する 。
「む、どうしたんだ?」
「きゃーー!危ない!」
その音に驚き振り向くロゼッタと、心底楽しそうに叫ぶドナ
ベッギャーン!
次の瞬間、ロゼッタの顔にドナの額が命中する。
ドタッ!
その衝撃でロゼッタは後ろに大の字に倒れる。
鼻からはダボダボと血が滴れ、持っていたナイフは横に落ちていた。
ドナはゴロゴロと転がり、ロゼッタの方に目を向け、その様子を確認する。
「ルーシオちゃん!どうする?」
真っ赤に額を染めたドナは、その外見とは対称的にいつもの明るい声で叫ぶ。
「とりあえず目隠しして、縛っちゃってくださいって……」
そこまで喋ると一呼吸置いて遠くの方にいる生首に、すごく良い笑顔で
「無理ですよね」
「おー!ノリツッコミ!」
生首がルーシオの方をむき、はしゃぎだすと、ルーシオの隣に居る胴体はパチパチと手をたたく。
そんな胴体を左手で静止させ、ルーシオは喋る。
「いちいちうるさいです!
暇ならケンジを起こしてください!」
「わかった♪」
胴体はケンジの方に駆け寄ると、ケンジを揺すり始める。
「んっ、どうしたんでありますか?」
七割ぐらい寝呆けたような声でケンジは呟くと、辺りを見回し
突如真面目な顔になると、その場に立ち剣を構え始める。
「敵はどこでありますか?」
叫ぶ様に問い掛けるケンジにドナの胴体は静かに
仰向けに倒れているロゼッタと自分の顔を指差す。
「おはようございます。
ケンジが寝ている間いろいろ大変でしたよ。」
ルーシオはイヤミを言いながらケンジのバックから、ガサゴソと鉢巻を取り出す。
さらにルーシオはポケットから、ロープを出すと二つを右手に束ねロゼッタの方に歩きだす。
「今行きますからドナさんは、そこで待っていて下さい。」
ジャリ!
「近づくな!小僧、女の胴体とガスマスクもだ!」
「キャッ!何?」
ドナがゴロンと後ろを向くと
鮮血で染まった鼻から口にかけてを左手で拭いつつ、右手でナイフを掴むロゼッタがいた。
「ドナさん、逃げてください。」
「早くするであります。」立ち上がったロゼッタに気付いた二人は、必死な形相で駆け出す。
「だからちかづくなと言ってるだろう!」
血を拭っていた左手を伸ばし、ドナの後ろ髪を掴み吊す様に持ち上げ、右手のナイフをドナに向ける。
二、三秒のズレの後、二人は止まる。
「よし!次は、ルーシオちゃん目を開けろ。」
ロゼッタは、更に要求を突き付けてきた。
渋々ルーシオが目を開ける
「あははははは!ロゼッタちゃんにもルーシオちゃんって呼ばれるんだ。」
ドナは振り子のように顔が揺れるほど、馬鹿笑いする。
時間が止まったと思わせる程、辺りはシーンと静まり返る。
ロゼッタは体全体を怒りで震えさせている。しかし目はルーシオの方を睨み付けている。
「あれ?どうしたの?ロゼッタちゃん」
振動が伝わったのか、時間を止めた張本人が、時を再始動させた。
「ドナさん…少し黙ってくれませんか?」
「なによ?ルーシオちゃんはロゼッタちゃんに『ちゃん』付けされて嫌じゃないの?」「空気読んでください!芸人の卵なんでしょう!」
「別に芸人じゃないけど、芸人なんて痛くてナンボよ!
それよりルーシオちゃんはなんで、ロゼッタちゃんの肩持つの?」
「とりあえず、ドナさんは黙ってほしいであります!」
「うわっ!ケンジくんまでロゼッタちゃんの味方?」
いつもの明るい声で喋るドナに対し、二人は必死の形相で語り掛ける。
そこまでのやり取りを黙って聞いていたロゼッタは呟きだす。
「さっきから、ムカつく奴だとは思ってたが……」
ロゼッタはナイフを自分の頭上にかざすように、大きく振りかぶる。
その影にはさすがのドナも気付き、静かに目をとじる。
「偉大なる魔術の父アレスター・クロ……」
ルーシオは必死に魔術の詠唱をしている
ケンジとドナの胴体は無言で、ロゼッタに駆け寄る。
ロゼッタは一際高くナイフをあげる。
「遅いぞ!これで終わりだ!」
ロゼッタがナイフを下ろそうとした次の瞬間。
ヒュン!
カーン!
石畳にナイフが落ちている。一本の矢と共に……
街の方から、ナイフめがけて飛んできたのだ。走っていた二人は止まり、ルーシオは詠唱をやめる
?「天井の低い喧嘩なんかしてんじゃあねえ!」
変わった弓をもった一人の男がゆっくり昼の日に照らされながら歩いてくる。
自分を助けてくれた人を見ようとドナは髪をねじらせ後ろを見ようとしている。
ドナ「ロゼッタちゃん後ろ向けて!」
ロゼッタはそんなドナなぞ無視し、石畳に落ちたナイフを拾おうと身を屈める。
がロゼッタがナイフに手を付ける前に、再び矢がナイフに向かい、ロゼッタからさらにナイフを遠ざける。
ロゼッタ「貴様はなんだ?」
ロゼッタは後ろを振り向き、矢の主に叫ぶ。
ドナもやっと彼を見れる。
ドナの目に彼が写る。
日の光のなかで弓を構える男。決していい顔と言うワケではないが、真剣な眼差しでこちらを見つめている姿は普通にかっこいい。
さらに『命の恩人』と言うフィルターも重なっている。
ドナの全身には電撃が走った。
ドナ(なに?この感じ?
胸が締め付けられるような、この感じはなに?)
ドナの顔は、ロゼッタの血とは別に真っ赤になっている。ルーシオ「バンボーさん?」
ドナの恋なぞ、どうでもいいと言わんばかりに、唐突にルーシオはシャウトする。
バンボー「何でオレの名前をしってるんだ?」
人には偉そうなことをいいましたが、ジョジョネタ三つあります。
探してみてください。
イース編にドナらしいのが出てますが、『デュラハン』としか書いてなかったし、過去話だし、明確には死んだ描写もないから
まぁOKかなぁと思い登場させました。
バンボーも今回なんとかだせました。
後一回でロゼッタの話はおわります。
シリアスシーンは考えてて疲れる。
真打ち登場ktkr
GJ!
最近はジョジョブームなのかな?オレも好きだが。
何気に進まない本編を少し書いてみました。まあ期待しないで見てやってください。
102 :
本編 1/3:2006/09/12(火) 00:47:00 ID:2/b9Hyk+
「みなさん、ようこそいらっしゃいました」
なんとか無事に塔へとたどり着いた一行を迎えたのは、幼さの残る割にしっかりとした口調の声だった。
「あなたたちがここに来るのはわかっていました。どうぞ、入ってきてください」
その声が終わると同時に、塔の一角を覆いつくしていた植物のようなものが動き出し入り口のような穴が開いた。
「――みんな、どう思う?」
「罠、かもしれませんね」
「うーん、なんだか怪しいよねぇ」
ロナウドの懐疑に仲間達も同意だった。確かに全てが見えるのなら親切にしてくれているだけかもしれない。だが、それはこ
ちらの理解者であることが前提の話だからだ。だからみんなそう思っていた。
ただ一人を除いて。
「なにをしているの?さっさと入るわよ」
「スー…もう少し考えて動いたほうがよくないか?」
ロナウドの問いに、しかしスーは平然と答える。
「大丈夫よ。この人もちょっとした知人だから」
「エレベーター付かよ…ワケわかんねぇ物件だなオイ」
「停滞しがちなお話を加速させるための措置よ。我慢しなさい」
塔の最上階にいたのは、ロナウドたちより少し幼いくらいの少女だった。
「彼女よ。一応周囲の人たちには緑姫と呼ばれているわ」
「オレはオレd…ロナウド・オパニョーラだ」
「初めまして。わたしの名前はアネモネ・ノエル…えっと…あれれ?なんだっけ?
………じゃあアネモネです。」
いまいち話が通じているのか謎だが、それはともかく。
「早速で悪いんだが、次の巫女の居場所を教えてくれ!」
「あっち」
そういって彼女はすごく適当に向こうを指差した。その先には険しい山脈があった。
「またえらくアバウトですね…」
「しょうがないのよ。風の神殿はよく勝手に移動するから」
そう、いままで居場所がはっきりしなかったのは”神殿自体が移動する”からだったのだ。
「ワケわかんねぇ…まあいいか。助かったぜ」
何はともあれ目的地が決まった。一行はすぐに出立する準備を始めた。
しかし、
「まあ、少しお話したいことがあります。出発はそのあとにしてもらえませんか?」
「フォースについて、あなたはどのくらい知っていますか?」
「どのくらいって、言われてもなぁ…」
そもそもロナウドは基準を知らない。ただ使えるから使っているだけの話だ。
「火、水、風、土、雷…この五つを基本フォースとします。それらを応用して生まれる氷、音、幻、経済その他多数を応用フォース。他と関わらない光、闇などを特殊フォースといいます。
人いえあらゆる生物は一部の例外を除き生まれつき必ず一つのフォースを持ちます。しかし殆どの場合はそれが目覚めることなく一生を過ごします。実際はそれが望ましいことなので必要でなければ目覚めないようにしているのです。誰もが本来
持っているのに誰も使えない力、故に伝説の力と称されるのです。
皆さんも自分のフォースを持っています。ただ目覚めていないだけなのです。ですからなにかきっかけがあれば使えるようになるかもしれません。例えば
〜中略〜
そして先程述べた例外が貴方、オパニョーラの名を継ぐものであるロナウドさんです。貴方のフォースは無、つまり白紙のキャンバスです。そこ、適当に読み飛ばさないでください。
白紙故に何も力を持たない。ですが色を塗り足すことが出来ます。そして貴方の持つ精霊の剣が、貴方のフォースによって本当の力に目覚めることによって世界を救う鍵となるのです。確かに今はただの剣です。ですがこの先どのように変わって
いくかは貴方次第なのです。
まずはそれぞれのフォースを守る巫女に会いなさい。基本を覚えれば後は自然と身につくでしょう。光の巫女はとうの昔に病気で亡くなられましたし闇は行方不明、まあその辺はどうせ後回しですから今は気にしなくていいです。
以上、質問は?」
長い。ロナウドは真面目に聞いていたつもりだったが、実際は途中の記憶が無かったりする。パティにいたっては寝ている。
「その応用っていくつくらいあるのですか?」
ロナウドは面倒なので黙っていたのだが、タブンが話しかけてしまった。
「基本的には数の制限はありません。そもそもフォースの目覚めるきっかけというのは…」
ロナウドが目を覚ました頃には、既に日が落ちていた。
104 :
本編 3/3:2006/09/12(火) 00:49:48 ID:2/b9Hyk+
「ごめんなさい。つい調子に乗って話し込んでしまいました…」
アネモネはしょげている。
「まあ勉強にはなったからいいよ。それじゃ出発するか!」
「待って」
ロナウドが仕切りなおそうとしたところで、スーがそれに割り込む。
「風の神殿が次に移動するのは何時?」
「――明日の夜です。この時間からだと一度移動するのを待ってから向かったほうが確実です」
「はわわ、ここで足止めですかご主人様…」
「お困りですか?」
「ああ、困ったな…って、今の誰だ?」
なんとなく聞いた覚えのある声だったので反応したのだが、考えてみると話の流れがおかしい。
「ウフフ…ついに久しぶりの出番なのですよ皆さん!いつでも、どこでも、どんな状況でも出番があるなら即駆けつけるこの私!そう、今こそ私の時代なのよ!」
よく見ると、部屋の本棚の裏から何者かが必死に這い出ようとしていた。
「あ…この…ん……はぁ…あん…っしゃあ!よし抜けた!んじゃ改めて、ロナちゃんもモネちゃんも皆もおひさし!元気してる!?久々登場のみんなのアイド」
ドゴッ
ガクリッ…
「うるさい」
「今回のボディブローは結構しっかり入ったと思ったのですが、残念です」
アネモネがさらりと言う。真顔だ。
「ウフ…ウフフフ…問題ないわ…私の体はダイヤモンドより頑丈なのよ…フフ…フフフフ…」
「というか何の用だ。俺たちは今真剣に話し合っているんだ、邪魔するなら出てってくれ」
まだ意識が朦朧としているらしいそいつ――宿屋であった二人組のうるさい方――にロナウドが話しかける。正直邪魔をするなら帰って欲しい、というのが本音だろう。
「よくぞ聞いてくれました!今回時間が無くてやっばいみんなを特別に、転移魔法で飛ばしてあげようと思うのですヨ、さあさあどうするネ?」
「断るわ。いえ、むしろここで死んでもらう!エターナルフォースブリザード!!」
スーがいきなり攻撃をした。それも、これまでにないほど真剣な表情で。
「スー!どうしたんだいきなり、いくらコイツがうるさいからっていきなり攻撃なんて」
ロナウドの問いに、スーは表情を変えずに、淡々と語った。
「光の巫女は病死なんかじゃない…シェルティ・パーミル…こいつに殺されたのよ!」
なんか変なところで改行入ってたりしてるな…orzんじゃおやすみ
105 :
ゲーム好き名無しさん:2006/09/12(火) 01:19:39 ID:09nBjslw
oyasumi
gj
106 :
猫魔王:2006/09/12(火) 01:47:25 ID:ep7DUr50
「来ましたね」
ピクッ、とラケルは背筋に不快感が走るのを感じた。
「ん、9…10、11…て所かな」
急に小声になり、ラケルと麗紅は立ち止まる。
後ろから何者かが接近してくる。恐らくマヌートが言っていた先行部隊だろう。
考えは同じなためか、二人はアイコンタクトだけを済ますと、
「アミーニーさん」
「…はい?」
「後衛ヨロシク〜!」
事態に気付かぬアミーニーを残し、同時にバックステップをし、森の木々へと姿を暗ました。
「へ……、はい?」
そんな二人の言葉の意味を理解できず、人差し指を唇に当て、一人ポツンとアミーニーは月夜の森に立ち尽くす。
―――ヌチャヌチャと泥を踏みしめ、フランソ軍先行部隊は進む。
「あ〜くそっ俺、靴新調したばっかなのに…」
「しかたねーだろー、場所が場所なんだからよ、これ終わったら軍の金でまた買ったらいいじゃん」
「そうだな〜」
フランソ軍の軍服を着た二人は、最前線戦闘領域に入っていることなど知ったこっちゃないといった雰囲気を漂わせながら歩く。
これほどの余裕が有る理由は二つ、よほど腕に自信があるのかただの馬鹿なのか、
…それは、この後起きる出来事で、後者だと推測されることになるだろう。
「な〜このあ、とッ――…!?」
一人が片方に話かけようとした、瞬間。
ドンッ!
草群から飛び出した“何か”がソイツを背後から襲い、10m先の大木に吹き飛ばし、叩きつける。
「が!?…は、?」
背骨を粉砕された間もなく死体のソイツは、最後に、さっきまで近くに居た相方が地面に飲み込まれていくのを確認して目を閉じる。
「まずは、一人…か」
「いやいや、二人ですから」
さっきまで兵が居た場所には、
ヒュンっと自分の身の丈もありそうな棍を振るい、クールにかっこつける麗紅と、麗紅のぬけっぷりにツッコミを入れるラケルが立って居た。
「これからどうしましょうか?、また誰かはぐれるの待ってから攻撃します?」
「いや、さすがに物音立っちゃったし相手も気付いちゃっただろうし、」
「物音って…、最初から僕にやらせてくれたらそんなの立たなかったのに」
「だってそのやり方エグいし」
「背骨粉砕しちゃう麗紅さんも十分エグいですよ、骨の折れる音がボキボキじゃなくて、グチャボキャですからね」
ム〜ン、と頭を傾げどうしようかと考える二人を差し置き、
「「誰だ、お前達!!」」
突如、左右から怒声が響き渡る。
「ありゃ」
「も〜、麗紅さんがグズグズしてるから、あっちから来ちゃいましたよ」
「っしかたない、私右やるからラケル左やって」
ラケルの言葉など聞くだけ、麗紅は内心考える手間が省けたと喜んでいた。
「……りょ〜かいです」
それがわかっているラケルもいかにも不満げ頷いた。
107 :
猫魔王:2006/09/12(火) 01:49:43 ID:ep7DUr50
麗紅が右の兵達に飛び出したのを確認すると、ラケルは左に『向き』始めた。
走れないわけではない、ただラケルの魔法が少し特殊なだけなのだ。
ラケルは攻撃型魔法使いではなく迎撃型魔法使い、その場に自分に有利なテリトリーを築き、迎え撃つタイプ。
ゆっくりと足元が砂から泥になり、周りを侵食し始める。
それが眼前いっぱいまで広がるのを確認すると、ラケルは小さく呟く。
「Innumerable hand…」
突撃した兵達は驚いた、いや驚くなど生易しい、背筋が凍り付き、息が詰まり、目線は目の前に釘づけになる。
広がる光景は、『手の波』、
大小様々な『手』が腕を掴み、足を掴み、顔を掴み、脇を掴み、耳を掴み、指を掴み、髪を掴み、人間掴める全ての場所を掴み尽くす。
「う、うわ…――」
「喋らせませんよ」
ラケルが言うと同時に、手は兵の口の中に侵入し舌を掴む。
口の中いっぱいに広がるのは泥の味、
「ど…りょ?」
そう言った後、視界は泥に埋め尽くされ、兵は考えることが出来なくった。
反対にラケルの視界には泥で出来た四つの繭、その一つが地に沈み、続いて次々と繭が飲まれていく。
「これで大丈夫でしょうか」
ラケルは人仕事終えたように、両手を腰に回し、ふうっ息をつく。
大地を犯し、
変化させ、
人を引きずり込み、
飲み込む、
それがラケルのフォース、泥。
どろえぐい…
猫魔王さんおかえり…でいいのかな?GJ!
なんか今日はいい感じだ!ヒャッホウ!
今日はこれでもかっ!ってぐらい話が投下されてるな、GJ!
この調子で全盛期の活気を取り戻していこうぜいっ
チェコ・クラフティー 17歳・♀
修行の旅に出ている僧侶。
心優しい性格で回復魔法と木の魔法が得意。ちょっと天然。
「私も皆様のお力になれるでしょうか?」
一気に三つ投下されとる!
GJッ!GJであります!
そして激しく続きわっふるわっふる!!
イルマ ♀ 二十代後半?
人の死を見守る死神。
眼鏡をかけた秘書風だが、鎌をもっているのでそれとわかる。
鎌は死んだ人の魂を体から引き離すためのもの。
無差別に魂を狩りまわる死神を嫌っている。
日曜日は非番。
「18時…29分。お疲れ様でした。」
「あいつら無差別に殺して…何が楽しいんだか」
やっぱり朝起きて新作があると、気持ち良く高校行けるな
みなさんGJ!
全盛期を越える為にはルーカス作者も必要
バンボー編GJ!
シェルドン ♂ 19
何かとゲームをしたがる。
ゲームに勝てば開放してもらえるが、負けると罰ゲームをさせられる。
今までにやらせた罰ゲームの数々↓
・女装させ、店でエッチな本を買ってこさせる。
・門番に「童貞ですか?」と聞きに行かせる。
・恥ずかしい歌を歌わせる。
・ケツバット10回。
・猫耳つけて踊らせる。
「じゃあババ抜きで勝負ね」
あ、そういや削除依頼はやっぱり却下されたみたいで。
心置きなくキャラもストーリーも投下しようぜ!
ガルザス・ザ・マーシナリー ♂52
本名・出身を知るものは殆ど居ない。
伝説の傭兵と呼ばれた男。数多の負け戦を勝ち戦に引っ繰り返してきた。
身体中いたるところに傷跡があり、頬には十字傷がある。
武器に特にこだわりはなく、安めの大剣を一本購入して戦地に赴き、あとは現地調達でまかなう。
酒豪でヘヴィスモーカー。口にはほぼ常時、煙草がくわえられている。
「戦ってのは…どうもやめられんな…戦場の空気…やはり俺を一番落ち着かせてくれるのはこいつだ。」
「楽しませてくれるんだろうな?」
「うおおおおおお!」
声は大塚キボンヌ
若本様も捨てがたい…
アーアー・トップ ♂ 21歳
なんでも自分が一番じゃないと気が済まない男
「たとえニ位でも頂点に立たなきゃビリと同じだ!オレはトップを目指すぜぇぇぇぇぇ!!!」
イル・ガンシュ ♀ 18
ペチャパイを気にするガンナー。
銃の中でも特にライフルがお気に入り。
「誰がまな板よ!」
「ちっとタンマ!靴紐ほどけたっ!」
フォビア ♀ 外見20歳、実際3歳
人体実験の末に生まれたスライム人間
普段は服も着ており人間そのものだが、体をスライム状にすると、形だけでは無く質量も変えることができる。
「帰れッ!土にィィィッ!」
「我が研究所の科学力は、世界一イィィィィィィィィッッッ!」
まとめの人GJ!凄く見やすくなった
あと…前に誰かが出してたヴァンパイアのキャラ設定誰か教えてください。携帯じゃ未のキャラが途中までしか見れない…
まとめは何もしてないです、ごめんなさい。
更新してくれた方ありがとうございます。
多分コイツだろ
とゆうか、携帯からでも見れるよ?
ノランチャ・フォン・ギーツェ・アクトラウス
男 年齢不詳
何処にでもいそうなチャラチャラした若者。実は由緒正しきヴァンパイアで、よく夜の街をうろついては女の子をナンパしている
「よぅそこの彼女!暇なら俺とデートしない?」
>120ありがとう!
見れる?自分のはキャラ設定の途中でページが終わってる…多分半分いってないとおもう…
携帯が古いからか?
>>121 いや、下の設ってとこのimeなんたらを設定して、ファイルシークからまとめを覗けばいいだけだよ
みずらかったら、メニューをいじればいいし
>122ゴメン…そのやりかた知らなかった。
今言われた通りやったら普通に見れた
124 :
ゲーム好き名無しさん:2006/09/12(火) 21:45:17 ID:nKD+TnUV
皆さんが、それスレで一番笑ったSSはなんですか?
私はもっこりもこみち登場の話が一番笑った。
あの決めゼリフを、あそこまで違和感無く使ったことが、逆に面白かった。
あとキャラ投下
ナナシィ ♂ 10歳
文房具オタクの普通の子供
しかし空間を削り取る力がある。
まだ完全には使いこなせていなく、本人にも自覚はない
感情が高まったときに、無意識に発動する。
「このペンには夢と遊び心がいっぱいつまっているんです。」
スイませェん
ageちゃいました。
猫魔王編のアース一回目の次の話
パティの買い物に引きずりまわされる
タブンとバンボーにわろうた。
それとルーシオとドナが
ケンジにむかって「一番怪しい」と言い放つシーン。
ついでにキャラ投下。
オコ・ヴロナマジチ ♂ 二十代?
クチバシと翼をもつ男。
よくマスクと思われるのでそういうことにしている。
全体的に黒いのでカラスみたい。
雰囲気は怖いがノリはいい。最近不眠症気味。
「…眠い」
128 :
本編:2006/09/13(水) 00:15:10 ID:SH9Vsnml
「ワケ分かんねえ!巫女を…殺しただって?」
ロナウドは思わずスーに聞き返した。
スーは口を真一文字に閉ざし、表情を崩さない。
「………世話の焼ける…。」
ボソリと声が聞こえたかと思うと、窓の外から赤髪の男が飛び出した。
宿に現れたもう一人の男…アギだ。
アギは片手に持った槍を目にも留まらぬ速さで振り回し、スーの作った氷柱を一瞬で粉々に砕いた。
パラパラと舞い落ちる氷の欠片の中から、シェルティがひょこっと顔を出す。
「おっそーい!アギ遅すぎるっつーの!あと少しで死んでたじゃん!
あと3秒、いや2秒半くらい?とにかくそのくらいぎりぎりだったじゃん!
この氷が私の棺桶になる所…あ、それも素敵だけど、ってアホかぁ!」
ガタガタと震えつつ、それでも口だけはいつも通りに動かすシェルティ。
無表情で立っているアギにひとしきり文句を行った後、一呼吸おいてスーを睨みつけた。
「いきなり何なのよアンタ!いくらなんでも突然あれは無いんじゃない!
格ゲーで開始直後に超必かまされたら焦るでしょ?どんな裏技だよって話でしょ?
今のはそういう感じよ!100円返せ!私の連勝記録を返せーっ!」
少々良く分からない事も言っているが、かなり怒っているのは確かのようだ。
が、それはスーも同様。未だ表情を変えずにまっすぐシェルティの方を見据えている。
「ふざけないで。アリアのこと、忘れたとは言わせないわよ。」
スーの言葉に、シェルティが顔をしかめる。
「えーーーー、あーーーー、ごめん。忘れた。」
「………無駄だ…こいつは3日前の事も忘れる…。」
二人の態度に、スーの顔に露骨に怒りの色が浮かんだ。
「このっ…!!」
129 :
本編:2006/09/13(水) 00:17:23 ID:SH9Vsnml
「待って下さい。ここで暴れられると困ります。」
今にも飛び掛らんばかりのスーを、緑姫が手で制した。
「よーし分かった!表出ろ!私のオーバードライブ、いや、ミストナック見せてや…」
「………巫女は厄介だ…逃げるぞ…。」
鼻息荒いシェルティをアギが脇に抱え上げた。
そのまま窓の方に向かって歩き出す。
「逃げるを選択した!?ああ、ナルホド!8回連続で逃げて会心の一撃ってワケ?
アギ、まさかあんた大技林持ってる?あれ裏技関係無く見てるだけでも面白いしね!」
「………知るか…。」
「そうと決まればスタコラサッサ!とん…とん…えー、トンジルじゃなくて…」
「………トンズラ…か?」
「それそれ!あばよお前らっ!みんなのアイドルシェルティでしたー!」
シェルティがウインクをしながらビシッと片手を上げると、
アギがシェルティを抱えたまま、迷うことなく窓から飛び降りた。
「…っ!こんな高さから!?」
ロナウドが慌てて窓の外を覗き込む。
すると、目の前に巨大な白鳥のようなものが現れた。
その背にはアギとシェルティの二人が立っている。
ロナウド達を見てわーっはっはっは…と豪快に笑うシェルティ。
「驚くなかれ!この子の名はドラゴンスワン!竜と白鳥のキメラ!
これぞ魔界の英知!つまり私の英知!魔界の科学力は世界い…」
「………早く行け。羽を毟られたいか…?」
調子に乗って笑うシェルティをよそに、アギが槍でドラゴンスワンを脅す。
「ひいいっ!羽毛布団にされてたまるかー!」
ドラゴンスワンは一鳴き(泣き?)すると、
大きく美しい羽を羽ばたかせて大空に姿を消した。
130 :
本編:2006/09/13(水) 00:18:49 ID:SH9Vsnml
再び静かになった塔の中で、タブンが恐る恐る口を開いた。
「あれは何者なんですか?」
スーは窓の外を見つめたまま押し黙っている。
「あれはシオーでの宿屋で、俺達の部屋に突然入ってきた奴らだ。
俺の先祖の知り合いだとか言ってたが…巫女を殺したってどういう意味だ?」
緑姫がちらりとスーの顔を見る。
それに気付いたスーが、ゆっくりと首を振った。
「今はまだ話すべきじゃないわ。今は…まだ。」
「そんなのに納得出来るかよ!俺たちは仲間だろ?」
ロナウドの言葉に、タブン、涼、パティの3人も頷く。
だが、スーの表情は暗いままだ。
その様子を見て、緑姫が口を開いた。
「時が満ちれば、全ては明らかになります。
それまではスーさんも話すわけにはいかないんです。分かって下さい。」
「時…?それはいつなんですか?」
「ロナウドさんがフォースの力を全て身に付け、あなたの友人達が揃った時。
そして、魔王が…そして世界が動き出す時です。」
「友人…って、まさかバン君の事!?」
「そうですね。バンボー・リベラーもその一人。
あと二人…戦場で生きる者、そして剣と復讐に生きる者です。」
「魔王とか言ったな。魔王も復活しようとしているのか?」
「今はまだ封印されています。あの娘が傍にいる限り心配は無いでしょう。」
そこまで言うと、緑姫はふぅ、と息を吐いた。
「さて、私が話すのはここまでです。
あとはあなた達が実際にその目で見てください。…そうですよね?スーさん。」
緑姫の言葉に、スーが黙って頷いた。
「だ、そうです。この話はおしまいにしましょう。それよりもロナウドさん。」
「何だ?」
「さっきのフォースの話、ちゃんと聞いてませんでしたね。
出発まで時間があります。みっちり覚えてもらいますよ。」
「なっ、マジかよ!ワケ分かんねえ!」
「さーあ、どこから教えましょうか!フフフ…。」
ニヤリと邪悪に微笑む緑姫。
「うわ、大変だねー。それじゃ私は武器の手入れでも…。」
パティが適当にその場を離れようとすると、緑姫がその肩をがっしりと掴んだ。
「あなた、さっき寝てましたね?ついでにあなたもみっちりと!」
夕日に染まる塔の中で、2人の悲鳴がこだました。
to be continue...
なんかキャラも溜まってきたし、色々出したかったんだけど結局一匹だけしか出せず…
まぁ、次くらいにバシバシ出すとします
…次の話はまだ考えて無いけど
剣と復讐ってイース?今んとこ特に復讐とか関係なくね?アースゾンビ化知らないワケだし。
あともう一つ…
GJ!
すっげぇGJッ!
二人組が中ボス的立場にw
魔王の手下マ・ジーンさかまだ出てないね
なんか変な区切り方したから難しいかな。と思ってたら早くも続いてた。GJ!
本編はやっぱりリレー形式がいいよね、書き手によって予想外に進むし。
外伝はそれぞれの職人の考えた結末が見たいけど。
本編わっふるわっふる!
3スレ、4スレ目のキャラクター引き上げるの大変そうだなぁ
とか思いつつそれでもキャラ投下し続ける自分それっぽい
神獣レスティア
「天」の属性を司る神獣。
大気を操ることが出来る他に宇宙から隕石を召喚する能力を持ち合わせている。
棘棘しく飛膜の無い8本の翼に後頭部に無数の角が生えた鋭利な姿は天から舞い降りた天使というよりも天に荒ぶ暴風そのもの。
7匹の神獣の中では一番最後に生まれた神獣らしい。
「宇宙の力よ、敵を消し去れ!」
「我々の使命・・・それは・・・」
GJ!緑姫に捕まったパティとロン(ロナウド)カワイソスwwwww
わっふるわっふる!ぬこ魔王、バンボー編、イース編、ルーカス編もわっふる!
アレイスター・シャータス ♂ 17歳くらい
青い髪に黄色い瞳をもつ男。
ポジション的に敵なのか味方なのかイマイチ不明。
やたら交友関係が広い突剣使い。なんかフォース持ってる。
「どっちでしょー?どうでもいいと思わない?」
「メガネメガネ…」
「細かいことは気にしたら負け」
ドンドコドンドコ!
「呑めー!歌えー!踊れー!わいわいがやがや!」
村長「いやあ…はっはっはっ!助かりましたぞ。まさかこんなにいたとは…しかもそれを全て斬り伏せてしまうとはまさに神業!
剣士さまもいかがですかな?」
イース「…いや…いい…」
村長のすすめる肉を断る。
イース「蛇はちょっと…」
村長「まあまあそう言わず」
イース「いらないと言って…やめろ!」
肉の正体はイースが斬った大量の仔ヘヴィスネークだった。
アーカード「今呑んでいる酒もマムシ酒。だから観念して脚を舐めさせるんだ!」
イース「なんでそうなる!」
村人「剣士さまー!剣士さまもなんかやってくださいよー!でないと祭りも終わっちまいますよー!」
宴もたけなわになったころ、一人の若者かイースに言った。
イース「ふふ…そうだな…続けようか…このよき宴を…」
ほろ酔い気分も手伝って快諾するイース。
村人「綺麗じゃ…」
村長「ええのう…」
アーカード「これは素晴らしい…」
そしてイースの剣舞は村人を魅了していた…
その夜の宴は遅くまで続き、美しき剣姫の話としてこの村でのちのちまで語り継がれることになる…
スマソ、なんかぬこ竜戦のオマケ程度のつもりだったのに物凄い勢いで脱線した…
特に反省はしていないwww
イイヨイイヨー
脱線だとか反省だとか関係無え!お前はお前だ!
>>139 同意だ
エスシェンセ公国
国王アイン・スタイナーが治めるカデード半島で唯一の内陸国。50年ほど前にドルグネプス連邦から独立して永世中立国となった
現在世界で最も科学が発達した国として知られているが、一方、魔法文化でははるかに後進である
141 :
GJの少ない駄文書き:2006/09/13(水) 21:51:32 ID:Dy1ySZ+A
142 :
ゲーム好き名無しさん:2006/09/14(木) 00:39:51 ID:3h1Yzahl
昨日の大盛況だったのになんでこんなに過疎ってるんだ?
ワケ分かんねえ!
143 :
猫魔王:2006/09/14(木) 01:54:57 ID:jfVX6yCR
一方疾風のような速度で飛び出した麗紅は、隠れていた。
数秒前、真っすぐに飛んだはいいものを、相手の武装を見た瞬間、近くの木の影に逃げるように飛び込んだ。
その相手の武装とは銃
遠距離から相手を撃ち抜く必殺の武器。麗紅はこの武器が大の苦手なのだ。
苦手の原因は自身の武器にある、弾を見切ることはできる躱すことも、だが防ぐことが出来ないのだ。
棍の素材は木、撃ちだされる弾の素材は鉄、棍で弾を防ごうものなら鉄は木を貫通し、麗紅に決定的なダメージを与えるだろう。
「なら、防がなければならない状況に陥るな、てか?」
相手の力量は未知数だ、もしあの中に隊長や、隊長クラスの実力者が居れば勝負はわからなくなる。
自慢じゃないがそこらの軍の奴らには負けない自身はある。だが麗紅が恐れているのは『もしも』の状況だ。
『もしも』一撃で仕留めきれなければ
『もしも』自分が接近するのを相手が最初から狙っていたら
その先に待っているのは人体の破壊だ。
「ひゃあ〜、恐ぇ〜」
ドンッドンッドンッ!!
「うひゃ!?」
麗紅が隠れている木へ相手からの発砲、いつまで立っても麗紅が行動を起こさないのに痺れを切らしたのだろう。
「おらー!出てこ〜い!!!」
叫んだ声の主は、手に持つライフルを構え、木に連射する。
「イルさん、弾の無駄遣いですよ」
「うるっさいなぁ、こうやったら出てくるかもしんないじゃない」
「イルさんの気持ちはわかります。だが敵の力が未知数です。ここは待ったほうがいい」
兜を深く被った男が胸の無いイルと呼ばれた女を宥める。
「やっぱ奇襲かな」
そんな姿を尻目に麗紅は簡単に考え付いたことを口にする。
問題はどんな奇襲、か
辺りを見渡す、木、木、木、見渡す限り
「木ばっか、ベタだけどこれでいくかな……」
そう言うと麗紅は木に攀じ登り始めた。
144 :
猫魔王:2006/09/14(木) 01:57:45 ID:jfVX6yCR
「おっそい…」
「たしかに遅いですね」
イル達が待つこと数分、相手はまったく動きを見せない。
「逃げたんじゃない?」
「まさか」
さすがに気が緩み、二人の会話が多くなり始めた頃、突然頭上の草木がガサガサと以上に揺れ始める。
「なっ!?」
「!」
二人の息が一瞬止まる、
(上から!?)
緊張で銃を構えるのが遅まる。
死、そんな言葉がイルの頭を掠めた。
だがそんな不安を裏切り、落ちてきたのは、
「…棒?」
落ちて来た細長い棒を拾いおうとする。
二人の注意が落ちて来た棒に向いた、刹那、隣の木から先ほど女が飛び降りて来た。
「頂きっ!」
棍は相手の気を一瞬でも逸らすための囮。
麗紅は一歩で近付き、振り向こうとした男の軸になっている膝を蹴飛ばす。
男が態勢を崩したのを見計らい、そのままの勢いでギョッとなっているイルのライフルを掴む。
「あ、この、離しなさいよっ!」
「無理無理、離したら私撃たれるじゃん」
銃口は起き上がろうとしてる男に向けさせたまま、棍を足で拾い上げる。
片手で棍を握った時に気付く、相手がライフルから手を離し、腰の後ろに手を回していた。
「死ねっ!」
取り出されたのは小型の拳銃、それを迷わず麗紅の顔に向け放つ。
「うおぉっ!?」
「なあっ!?」
それを麗紅は紙一重で避ける、が避け切れず頬にツウッと血が流れる。
致命傷を与えれず焦るイルは二弾目を撃とう構えなおすがもう遅い。
「ガッ、あ…ぅ」
その間に麗紅はあっさりとイルに間接を決め組み伏せる。
「あぶにゃ〜い…」
ふぅ、と火照った息を吐き、額の汗と頬の血を拭う。
「イテテテっ、こっの、離せ〜!」
「あっ、暴れるともっと痛くなるから」
「ギャー!!先に言…ギャー!!」
余りの痛さに暴れ、さらにその痛みで暴れて無限の連鎖になりそうなイルを上で楽しそうに麗紅は見つめる。
「おっと、そこの男…かな?、コイツが殺されたくなかったらおとなしく大将の場所教えな」
それも束の間、すぐに目の前の男に交換条件を叩きつける。が
145 :
猫魔王:2006/09/14(木) 01:59:52 ID:jfVX6yCR
「…ここまでかな、イルさん」
「いててっ、ちょっと何こんな時に、助けなさいよっ!」
「僕は戦死したってことで、がんばってください、それでは」
「え」
そういうと男は、常人ならざるジャンプ力で森のなかに姿を消していった。
「え、何?アンタ見捨てられちゃった?」
「……そうっぽい」
男のあまりの行動に、二人は男の消えていった方角を向いて放心した。
男は森の木々を飛び移りながら進む、鎧は外れ、インナーだけの身軽い服装になっていた。
「で、トダカさん、アースについてなにかわかりました?」
いつのまにか、隣にはミズハが並んで飛んでいた。
「ああ…」
「お、お?、なんですか?、何がわかったんですか!?、興味津々ですぅ!」
トダカと呼ばれた男はゆっくりと口を開く。
「とりあえず、フランソ軍はアースと絡んではいない」
「ふんふん…て、それだけ?」
「それだけ」
以外な答えにガックリとミズハは肩を落とす。
「お前はなにかわかったのか?」
「え、私ですか?、そりゃすごいのわかりましたよ〜」
「ほぉ」
「ズバリ、アースが次に狙うのは風の巫女です!」
自信満々に胸をはってミズハは言うが、なにかトダカの中で引っ掛かった。
「…それがわかっていながらなぜここに居る?」
「あ…」
「まぬけ」
そんなこんなで二人は夜の闇へと消え去っていった。
146 :
ゲーム好き名無しさん:2006/09/14(木) 02:25:11 ID:3h1Yzahl
GJ!
だがキャラがわからん…まとめの人ガンガレ!超ガンガレ!
もしかしてヨダカとクズハ?
どちらも間違えたo..rz
もう凡ミスじゃ済まされないレベルに来ちゃいましたね。
148 :
ゲーム好き名無しさん:2006/09/14(木) 03:13:57 ID:3h1Yzahl
まあ…あまり気にせずこれからもガンガン書いてくれ〜!
スッゲエGJッ!
書くのが速い!
私は一回書くと、一日休まなくちゃ書けないので羨ましいです
>>143-145 GJだが、弾の素材は普通鉛じゃないか?些細なことだが書き間違いかもしれないから一応指摘しておく
151 :
猫魔王:2006/09/14(木) 11:28:29 ID:jfVX6yCR
下調べ全然してなかった、手抜き激しすぎだ…
>151ダイジョブダイジョブ!
気にすんな!
フランソ軍の銃弾は鉄なんだよ!きっとそうなんだよ!
0.6インチ魔動小銃 『Emera』
フランソ軍が採用した最新鋭の魔法武器
人工的に作り出した擬似フォースを爆発させて弾丸を発射する
フォースの伝導率が高い鉄を弾丸に使用したことにより連射が可能となった
ただし、鉄の弾丸は非常に重いため、
反動が鉛の弾を使った際よりも大きい上、射程距離も短いという欠点がある。
ちなみに、『Emera』とはフランソの王女エメラルドの名前をとったものである
設定が無いなら作れば良いじゃない by エメラルド
>>154 ごめん。また細かいこと言うけど、鉛の方が鉄より重いんだ…
「反動が鉛の弾を使った際よりも小さい上、射程距離も長いという利点がある。」としたらどうかな?
156 :
ゲーム好き名無しさん:2006/09/14(木) 13:31:55 ID:3h1Yzahl
『フォースの伝導率が高い鉄』ってのは
鉄がフォースの伝導率が高い って意味じゃなくて
もうそのまんま フォースの伝導率が高い特殊な鉄、で、重い。 ってことにしちまえば良くね?
>>156 それでもいいけど、それだったら「この鉄の弾丸は〜」とか「この鉄は〜」と言った方が適切だと思う
>>154さんはどっちがいい?
Σ(エωエ;)=3ブッ
(;エωエ)<ダレダ! シ-ン…
フ-(エωエ;)<キノセイカ…
Σ(エωエ;)=3ブッ
(;エωエ)<ダレナンダッ!?
(;エωエ)<ナンダロナウドカ…
_仝_,
/仝ω仝;\ <フーッビクリシタ
|/三三\ | ;,
|三三三三||/ ̄;;
\三三三__/;'
√ √
エンドルフィン松野 魚類
いつも何かにビクリしている。足が細い事を指摘してはならない。イルカになるのが夢
「フ-ッビクリシタ」
ぬこ魔王GJ!
麗紅好きなのはきっと俺だけ
バル ♂ 二十代
時間を旅するカメラマン。(未来にはいけない)
様々の人の子供時代の写真を撮って集めたりしてる。
「いや漂ってるっつーか…」
「これアンタの写真。いやー可愛い頃もあったのにな…」
>>160麗紅あげるからイース姉は自分がいただいていきますね。
ロジャー ♂
エカタードシュルツェの副リーダー。マヌートに男として惚れている。(変な意味じゃないよ)
それなりに有能な軍師であり、それなりに有能な双剣使いである。
「頭領、ここは任せてくだせえ。」
「エカタードシュルツェがナンバー2、ロジャー参上!へっへっへ…」
このスレ落ち着くな〜
復活ウレシス(;∀;)
まとめと職人さん応援しています。話とキャラ面白いっす
ルーカス、猫、イース、本編ワッフル!
>>162 バンボーを忘れてるぜ!
わっふるわっふる!
リンジー ♀ 16歳
図書館に住み着く本の虫。
普段は暗くて近づきがたい印象だが、
新しい本を見つけたとき、読んだときのハイテンションになる。
「………何か用?」
新着本初読み時↓
「みなぎってきたぁぁぁぁっっっ!!」
わっふるってどういう意味なの?
質問だけではなくキャラ投下ッ!
アルフィス ♂ 38
世界一ィィィッ!の図書館『国立アナスタシア古代図書館』の副館長
世界中の全ての書物が置いてあると言われているこの図書館の本の管理をしている。
そんな図書館で働いてるだけあって
フォースに関する書物から、簡単なフォース術なら使うことができる。
「館内でィはァァァ!
お静かにィィィィィッッ!(怒鳴り声)」
165 :
ゲーム好き名無しさん:2006/09/14(木) 18:30:56 ID:3h1Yzahl
>>164 詳しいイミや由来はよくわかんないけど続きを期待するときに使われてる2ch語だとオモ。
負けじとキャラ投下ァ!!
ジャンヌ・ダーク ♀
フランソの英雄の女騎士。法と秩序と正義、そして名誉を重んじる。
軍旗つきの槍、そして両刃剣を使いこなす。更に闇のフォースの腕もなかなかのもの。
基本は丁寧口調だが、先陣を切るときに使われるセリフ1は別。
「我に続けェェェエ!!!!」
「この剣の錆にして差し上げます。」
166 :
154:2006/09/14(木) 20:00:56 ID:p7QK0LJD
>>155-157 ゴメン実はあんまり考えずに
『鉄ってことで何かそれっぽい設定付けたいなー連射出来るし欠点が欲しいなー』
くらいの気持ちだったんで、細かいことは考えてない
今考えるわ
霊鉄
フォースの伝導率が高い特殊な鉄
分子構造は鉄と全く同じだが、通常の鉄と比べるとかなり重い
数年前、アトヅケーノ・アトヅーケという鉱山夫によって発見された
>>164 文章の途中で
『省略されました。続きを読むにはわっふるわっふると書き込んでください』
って書くのが元ネタ
朽葉(くちば)♀ 18歳ぐらいに見える
呪術、式神を使うことに長けた陰陽師。
悪霊を叩きのめすより、他人を呪い殺すより、
式神とお茶を飲んでまったりするのが好き。
たまに人を操って遊ぶ。が、すぐ飽きる。
「この菓子どこのメーカー?」
>>166 たいした事じゃないけど一応言っといた方がいいかな…?
鉄は分子が存在しない結合をしているから、ただの「構造」でいいと思う
169 :
154:2006/09/14(木) 21:28:49 ID:p7QK0LJD
>>168 なんか自分の阿呆さに泣きそうになったから、気を紛わすためにwiki更新しといた
今日は枕を濡らして寝ます。・゚・(ノД`)・゚・。
170 :
ゲーム好き名無しさん:2006/09/14(木) 21:56:29 ID:3h1Yzahl
未実装キャラ移動とかでwikiいじろうと思ったけどよくわからん…だれかやって…
バンボー「おい!お前等何者だ?」
ロゼッタの左手に握られた、血まみれの女の生首を見つけると、バンボーは途端に警戒し、矢を引く。
ルーシオ「小田桐さんから聞いてませんか?」
ルーシオは先程までの必死な表情ではなく、わざとらしいくらいの、いい笑みでロゼッタの背中
そして、その先に居るバンボーを見る。営業用のスマイルなのだろう。
バンボー「ってことは、お前等が、小田桐の部下なのか?」
ヒュン!
喋りながらも、ナイフをルーシオに近付くように、矢を放つバンボー。
ケンジ「小田桐さんはどうしたでありますか?」
バンボー「宿探しと、情報収集だとさ。」
バンボーは、キリキリと鳴る程、弓をしならせロゼッタに向ける。
バンボー「その首を離してやれ!死人に鞭打つ真似はやめろ!」
そのキリキリ音のなか、ロゼッタに怒鳴りつける
ルーシオ「あっそうだ!その首はデュラハンのドナさんです。
静かですけど生きてますよ!」
その言動で誤解をしていることに気付いたルーシオは、ケンジの隣にいるドナの胴体を指差す。
ロゼッタ「貴様がバンボー王子か……」
さっきまで静かにバンボーを睨んでたロゼッタだが、一層、バンボーをきつく睨みつけると、
ドナの顔をブンッ!と、バンボーに向かって投げだした。
それと同時にバンボーの方に向かって、大きく手を振り走り込むロゼッタ。
いつ拾ったのか、その手にはさっきバンボーが放った矢が握られている。
ルーシオ「手を振って全力疾走ロゼッタちゃん。(五七五調)」
ルーシオはそう呟き一人で笑いながらもロゼッタを追う。
ドナの胴体とケンジも走り込んでいる。
バンボー「くそっ!」
とっさに、前方の青空に向かって矢を放つと、弓を石畳にほっぽりだし、ドナを両手でキャッチする。
当のドナは頬を赤らめながら、ジョジョに視界に広がるバンボーを、ただただ黙って見つめているだけだ。
バンボーはドナを、そっと石畳に置くと
それとは対称的に、サッ!と石畳から弓を拾い立ち上がり構えようとする。
しかし
ロゼッタ「一手遅れたようだな!」
ロゼッタは石畳にかがんでいるバンボーの額に、矢の先端をかざす。
そんなロゼッタの背後からは、三人の足音が響いている。
その音に気付いたロゼッタは、急いだ口振りで喋る。
ロゼッタ「時間がない。死ねッ!」
振りかざした矢をスィィっと後ろに引くように振りかぶる。
その後方で駆けているルーシオ、ケンジそしてバンボー本人でさえも死を覚悟した。
次の瞬間である。
「とおぅ!」
メキィ!
ピョンと跳ね上がったドナはロゼッタの腹にずつきをしていたのだ。
めり込んでいるように見える程、深くロゼッタの腹に突き刺さるそれからは、ミシミシと骨のきしむ鈍い音が響く。
ロゼッタはその場にドサッと倒れる。
そんなロゼッタに下敷きにされそうになるドナの顔を、バンボーはサッと抱き抱え語り掛ける。
バンボー「サンキュー!助かった。」
ドナを見ながら、ニカッと笑うバンボー
ドナは壊れた機械みたいに頭からプシュプシュと煙を出すと
更にバンボーの服に顔を沈める。
それと同時に、ケンジの隣を走ってた胴体が倒れる。
どうやら気を失ってしまったのだ。
バンボー「おいッ!大丈夫か?」
バンボーは、ドナの顔を服から離し、左手に乗せペチペチと軽くビンタしてみる。
その顔は、熟れ過ぎたパプリカの様な、気持ちの悪いほどの、赤だ。
バンボー「こいつなんかの病気か?」
ビンタをやめた右手でドナを指差しバンボーは深刻そうにケンジに喋りかける。
ケンジ「多分、病気はないであります。」
気絶しているロゼッタにロープと鉢巻きを結び付けているケンジも、心配したような表情で答える。
バンボー「くっつければ治るか?」
バンボーはドナを抱えたまま胴体まで持っていく。
ルーシオ「多分、治らないですよ。
それに意識戻すとうるさいですから、ほっておきましょう。」
イナの方を結び付けているルーシオは『全てお見通し』と言わんばかりの満面の笑顔でバンボーに説明する。
バンボー、ケンジとは違い、心配など一片も匂わせないその笑顔を、見た二人は
考えるのをやめた。
とりあえずドナをくっつけるとルーシオとケンジに大まかなコトを伝えるバンボー。
小田桐との出会い
自分がダマクス王子であること
エヌエチケキョイク帝国に命を狙われているコト
そこまで黙って聞いていたルーシオは話を遮るように、手を前に出し、喋りだす。
ルーシオ「敵の情報がいりますね。」
そう言うと、ほほ笑みながらロゼッタの方に歩きだすルーシオ。
ロゼッタの真ん前まで来たルーシオは蓋をするように、ロゼッタの鼻の穴をふさぐ。
ロゼッタ「ウッ、クッ!」
鉢巻きに少し、しわができたコトから目を開けた事が伺える。
もぞもぞと手足を動かすが腹に走る激痛からか、スグにおとなしくなる。
ロゼッタ「捕まったのか……」
そう呟くと、全てを理解したロゼッタは軽くため息を吐くと、突然叫びだす。
ロゼッタ「私はエヌエチケキョイク帝国のピタゴ・ラス・イッチ部隊だッ!
拷問なんかでは……痛ッ!」
勢い良く叫びだすが、痛みで最後まで続かないロゼッタ。
だんだん感覚を取り戻したのか、普通に座ってるだけで
目は見えないが苦悶の表情を浮かべているのがわかる。
しかし下唇を噛みしめ、表情を崩さないように必死に耐えている。
ルーシオ「拷問なんかしませんよ。」
ルーシオは笑いながらも、速急に否定する。
ルーシオ「取引しませんか?
傷、痛むでしょう?治しますよ。」
いつもの男だか女だか、わからん中性的な声ではなく
あからさまに、わざとらしく、誰が聞いても無理しているとわかるぐらいの
とびっきり低い男声で喋ってみる。
まっ本人は至って真面目だが滑ったコトは実感した。
しばらくシーンとした、過ごしやすい一時が流れる。ドナがいたら、良い笑い者になってたに違いない。
そう思った僕は、とりあえずバンボーさんに向かって、軽く敬礼をする。
そんなバンボーはベンチでケンジとトランプで遊んでいた。
律儀にドナもベンチの近くに運んだようだ。
言いたいことはいっぱいあるがオフラートに包んで丸呑みしてみる。
話を戻そうとロゼッタを見るが、なんとなく話を切り出しにくくなった。
まずいぞ!
ロゼッタ「タダと言うわけじゃないだろう?」
突然話しだす、やせ我慢ロゼッタ
ルーシオにとってはこれほどありがたいコトは、そうはない。
ルーシオ「はいッ!そうです!
エヌエチケキョイク帝国のコトをおしえてほしいんです。
内政とか、ピタゴ・ラス・イッチのコトとか、地理とか、エスパーのコトとか
え〜と…他にも話せるコトは全部話して下さい。」
待ってましたと言わんばかりに、マシンガントークをぶちまけるルーシオ
今度はさっきの様な、気まずい雰囲気から、ではない静かな時間が流れる
ロゼッタ「……言うわけないだろう…」
静寂を破り喋りだすロゼッタ。声は痛みからか震えている。
ルーシオ「どうしてもですか?」
ロゼッタ「消えろ……」
今度は少しも考えるそぶりを見せずに、速答する
ルーシオは深くため息をつくと、右手をロゼッタの鼻に、左手を腹にかざす。
ロゼッタは、腹にルーシオの手が近づいてきたのに気付いたらしく、ビクンと縮こまる。
患部を、殴られるとでも思っていたのだろう。
しかしルーシオは呟く。
ルーシオ「我が名はルーシオ
偉大なる魔術の父アレスター・クロウリーの名の下に、我は癒しの力を使う!
リザレクションッ!」
ルーシオの両手の平はキラキラと光りだす。
表目には、違いは見えないが、拷問の恐怖と腹の痛みから、縮こまっていたロゼッタは、いつのまにかイイ姿勢だ。
キョトンとし、ルーシオ(いるであろう)の方を見るロゼッタ。
ルーシオ「クイズ!何本アバラ折れてたでしょうか?」
そんなロゼッタを見て、気分転換させるためにか、唐突にクエスションするルーシオ。
ロゼッタ「……何故治した?」
ルーシオ「僕のクイズの方が、先です!
貴方のアバラ何本折れてましたか?
正解したら、自由にします。
不正解ならロープと鉢巻きボシュウ〜ト!」
鉢巻きの下では、不思議そうな顔をしているであろうロゼッタは、声の震えがなくなっている。
そんなロゼッタにほほ笑みながら、冗談混じりに喋り
ロゼッタの目を鉢巻き越しに見つめるルーシオ。
その鉢巻きは微かに濡れているのがわかる。
その風景は多分、本日一番、この二人が歳相応に見える場面だろう。(ルーシオ14、ロゼッタ12)
しばらく答えるのを躊躇っていたロゼッタは、突然、泣き声で喋りだす。
ロゼッタ「二……ほん」
ルーシオ「違います。一本です。
ではボシュウ〜ト!」
ルーシオほほ笑みながら、鉢巻きに手を延ばす。
それを察知したのかロゼッタは突然叫びだす。
ロゼッタ「鉢巻きを取るのはやめろ!
ロープだけでいいッ!」
ルーシオ「そんなコト言っても罰ゲームですから」
聞く耳をもたないルーシオが鉢巻きに手を掛けた瞬間。
ロゼッタ「わかった!話すから鉢巻きはとるな」
そのロゼッタの口調からは、さっきまでの高圧的な人を見下したようなオーラを感じることができない
『嫌々言わされた。』と言う台詞回しだが、口調は『自分から進んで言う。』
という感じだ。
ルーシオ「協力してくれるんですね!ロゼッタちゃん」
ロゼッタ「ルーシオちゃん。」
ロープだけ取り、わざとらしく、大げさに感激するルーシオにロゼッタは呟く。
ロゼッタの、鉢巻きの隙間から、頬には何かが流れていた。
180 :
ゲーム好き名無しさん:2006/09/14(木) 23:39:15 ID:3h1Yzahl
わっふるわっふる
>>166さん、ディ・モールト・グラッツェ!
前から素朴な疑問だったんです。
なんとかロゼッタ殺さない方向に進め万万歳。
たかが雑魚三人倒すのに一ヵ月近くかかりました。
エヌエチケの内部設定&整理がまだできてないので、次の話は時間がかかるかも。
なんかいつも次で終わらせるって言ってる気がする。
与太話
家族の証言なんだが昨日の深夜、「8より凄い7!キャハハハハハッ!」って寝言で言ってたらしい
182 :
GJの少ない駄文書き:2006/09/15(金) 00:36:32 ID:5hl6X/3A
今いる書き手って駄文書きの自分以外には
ぬこの人と王子の人の2名しかいないキガス。
みんなもっと遠慮しないで書いてほしいなあ…
183 :
猫魔王:2006/09/15(金) 00:39:13 ID:msPUg/Nl
「麗紅さん死んでないかな、…それはないか、あの人殺しても死なないし」
泥の領域を自身にしまう時間が退屈なためか、ラケルは独り言をブツブツと呟く。
ラケルの泥はフォースが混ぜられており、それを地にしみ込ませることでその一帯を泥にし、支配できるのだ。
そのため、術を使い終わっても範囲によっては、フォースを混ぜこんだ泥を回収しなければすぐにフォースが枯渇する欠点がある。
「ふぅ…こんなところかな」
三割ほどのフォースは逃げてしまったがしかたない。
これでも上出来だ、そう自分に心の中で言い聞かせ顔を上げる。
「予定より速く片付けちゃったし…、麗紅さんの手伝いでもしにいきますか」
「ほぉ、そりゃ関心だな穣ちゃん」
「だから僕は男ですって!、………えっ?」
ラケルは思わず振り返る。
「こりゃまた珍しい、女顔の男とはな」
そこに居たのは一人の男、だがその男の体に何か違和感があった。
その違和感に気付いたラケルは苦笑混じりにソレを口にする。
「…そっちも十分珍しいですよ、四本腕だなんて…、ヘカトンケイルの子孫ですか?」
肩から生えた二本の腕にもう二本、合計四本の腕の男。
「お、難しいもん知ってるな穣ちゃん、だけどヘカトンケイルは五十の頭に百の腕だ。俺は頭一つに腕四つ、外れだ」
「冗談を真に受けないでくださいよ、…ところで、こんな会話をしても不毛じゃないんですか?
ついでに言うと穣ちゃんじゃなくて坊主と呼んでください」
「たしかに不毛だな…坊主、…それに、相当な策士だ」
そういうとエルケンは思いっきり後ろバックステップをする、端から見れば意味不明な行動だろう。
「チッ…!」
だがラケルから見れば最大の失敗、無意識に舌打ちまでしてしまうほどの。
「俺が気付かないように泥を広めて先手で一撃必殺、さきに部下達を行かせて正解だったな、お前の術はもう見切った」
「やりますね、部下を犠牲にするなんて」
「…誉め言葉として受け取っとく」
「けど、どうするんですか?、そこからじゃ攻撃出来ませんよ?」
挑発するようにラケルは問う。
「いんやぁ、科学の進歩ってのは凄くってな、こんな武器なんかがあるんだよ」
またエルケンも挑発するような口振りで腰から四丁の銃を取り出す。
それを空中に放り投げたかと思うと、四本の腕で一つずつキャッチしていく。
「!」
「これなら攻撃出来るっ!!」
四丁の銃から無数の凶弾が、ラケルを射殺そうと打ち出される――。
184 :
猫魔王:2006/09/15(金) 00:41:22 ID:msPUg/Nl
「…でどうしよっか、無残にも友達に見捨てられちゃったし、アンタが大将の場所教えてくれる?」
「なんで私が教えなきゃ――イタタタタッ!!」
「教えてくんないと腕がエライことになっちゃうよ〜?」
イルの背中に乗った麗紅は後ろにまわしたイルの腕を上下に揺らす。これだけの些細な行動でもイルの関節は軋みを上げ、体全体に激痛を走らせる。
「ちょ、痛い、マジ痛い!!」
「吐いたら楽になるよ〜?」
「し、知らないっ!」
「ん〜??」
「ギャ〜!!マジで知らないの!マジで!!」
「よく訓練された兵士だ、もう楽になったら?」
イルからは見えないが麗紅の顔は満面の笑みで、言葉を問い掛けていた。
「てか、痛いとか、その前にッ!!」
「ん?」
「重いっ!!!」
「………」
「ギャーーー!!!!」
イルの声はトミナの町まで響いたという。
「要するにアンタ下っぱてこと?」
「そういうこと、だからホントに知んないの、いてて」
数分後、麗紅とイルは向かい合って話していた。とうぜんイルの武器は取り上げてある。
「でもさ、下っぱでも軍の配備ぐらい知ってるんじゃない?」
「………」
「どうなの?」
「…命は助けてくれたことは感謝する。けど軍を裏切るようなことはできない」
「じゃあここで私がアンタ殺しても文句言えないね…?」
麗紅の脅しめいた言葉に、体は怯えながらもイルの瞳は揺らがず、真っすぐに麗紅を見据えていた。
「……わかったよ、言わなくていい」
「え?」
「言わなくていいって言ったの、主導権は私にあるんだよ。文句ある?」
「ありが―――」
「さぁ、ここにありますは一振りのシャムシール!切れ味はこの通り!キェェーッイ!!」
「ぇ…?」
「ちっ―――!!」
鮮血が飛んだ、それはとても綺麗で艶やかで、宝石のように見えた。
わっふるわっふる
そしてGJ!
もしかしてイルが誰かわからないのって俺だけですか?
>>182 最近本編が少し進んだ件について。
あと両作品ともGJ!
職人さんGJGJす!
最近は程よく話が進むようになってきたね、全盛期に戻ったような感じでうれしい。
サンドオウム モンスター
サンドクロウラーとオウムを合成したシェルティ産キメラ2号。
地面に潜って相手を奇襲したり、相手の言葉を復唱したりするのが得意技。
合成する獣の片方がいつも鳥なのは多分気のせい。
「俺ハ俺ダ、クェェェェ!!」
GJッ!&保守
バンボー編&ぬこ魔王編の人、GJ!!
ケンジ&ルーシオ&ドナの三人組が非常に好きであります…。
シャド ♂ 19歳
初対面の人の名前を当てたり
過去を言い当てたりする不思議な人。
心の声を聞いたりもするので
リアルで言ったのかどうなのか混乱することもしばしば。
「勘だよ、勘。当たってるかは知らんよ」
ナスラン
蘭の花をつけ、茄子が収穫出来る品種改良作物。同じナス科のキラートマトは親友。
「こうなったら…アイツの体内でジャスティスを爆破させる!」
リン・スーメイ ♀ 15歳
裏の商人グループ「ベダル商団」の一員
少女でありながら武術の達人であり、他の商人達の護衛役として重宝されている
「ボスが相手をするまでも無いネ!ワタシ一人で充分ヨ!!」
ダラス・リッチャー ♂
リッチマンのライバル。金で買えないものはないと思っている。
「全ては金だ!」
「いくらだ?」
「か…金ならある…」
「ワシの金が…金があ!」
>>182 書きたいけど、荒れてる前スレ見るのが苦しくて…
まとめも更新したいけど、自分わからんし(;´ゝ`)
ソンブラ
いつも三人で行動する黒子(くろこ)。
名前、年齢、性別、出身地などは全て不明。
もらったお金の分だけ、きっちり仕事をこなす仕事人。
基本的に何でもやる。
飯のときと寝る時意外は被り物をはずさない。めったにしゃべらない。
「……(転職しようかな…)」
>>193 確かにあそこからサルベージするのは色々辛いね…
過去ログ持ってないしwikiの使い方もワケ分かんねえ天井の低い自分にはどうにもできないわけですが…
続けようか…このよきスレを…
ロウエン・グリン ♂23
ダマクス城のうだつのあがらない門兵。口が悪く、人の顔を覚えるのも苦手だが、それなり以上の忠誠心はある。
「テメェ何モンだ!このド平民風情が!用がねぇならとっとと失せろ!!」
序章の門兵です。
誰かが引き上げしてくれたようなので助かりました、まとめです。
3〜4の分は回収してあるみたいなので大丈夫だと思います。
ごめんね役に立たないまとめで…orz
三スレ目に貼ってあったバンボー編は?
追加してくれた人乙!
あとは登場キャラを移せば…
スイマセン、ゴメンナサイ、移し方とか一番ワケ分かんねえんです。
>>197 一応ログはあるけどこれから仕事があるので朝には出来るかも。
というかぶっちゃけ貼り忘れ…
シクラ ♀ 14
幼くして白血病を患い、必死の闘病生活も無念に終わりこの世を去る。
「死んじゃう前に…ハンバーグ、食べたかったなぁ…………」
マセッカ・カーステイツ ♂ 35歳
フランソ軍の下士官。弱い
「かまわん!撃てぇー!!」
ところでバンボー編の
『拷問の恐怖と腹の痛みから、縮こまっていたロゼッタは、いつのまにかイイ姿勢だ。』
ここで爆笑したのはオレだけか?
おれもちょいときたよ
アイザック・リーバイス ♂ 24歳
おちこぼれのバウンティハンターだったが、アーダをうまく手なずけて利用するようになってからは大成功が続く
戦闘においては、パンジステークやスパイクボールなどのトラップをあらかじめ設置しておき、その場所に敵を誘い込むという戦法をとる
「アーダ、あれも食ってしまえ!」
アーダってなんだっけ?
ズーマ・キヒサ ♂
プ・スマ王国の騎士団長。色黒。歯は白い。絵の腕はガハクと同じくらい。
「武芸者は…歯が命。」
206 :
本編:2006/09/16(土) 01:13:52 ID:RnR6AfYx
「…ってことはさあ、あたしにもフォースって使えるの?」
草をかきわけつつ、パティは尋ねた。
「そういうことになるわ。きっかけさえあれば、フォースは目覚める。」
そんなパティの後ろを歩きつつ、スーが答える。
「きっかけ…って、どんな?修行とかするの?」
「そうね。三日三晩瞑想し続けて、自分の精神と会話をすることから始めて…。
「はふぅ、無理だよそんなのー。」」
スーの話に、パティがうんざりして溜め息をついた。
「ご主人様もそんな修行をしたんですか?」
「いや、俺はルーナに教わったらすぐに出来たけどなあ…。」
「えー、なんでー?ずるいよロナウド〜。」
涼の問いに対するロナウドの答えに、パティが不満を漏らした。
「聞いたでしょ。ロナウドは真っ白のキャンバスなの。
空っぽだから、教えられれば簡単に覚えちゃうのよ。」
スーは指をピン、と立てて説明する。
「だから、それがワケ分かんねえんだよな。」
首をかしげるロナウドを、スーがフン、と鼻で笑った。
「つまりバカなのよ。ロナウドは。」
パティはなるほど、と頷いた。
「あー、分かる。」
涼も遠慮がちにうんうん、と頷いている。
「確かにちょっと…そういうところはありますね。」
「何でも『ワケ分かんねえ!』で済ませますし。」
タブンも真面目な顔で納得している。
「ひ、ひでえ…。」
ロナウドはがっくりと肩を落とした。
そんなロナウドをよそに、パティは剣魔…イースを思い出していた。
(このハンマーだけじゃ剣魔には勝てなかった。
あたしもスーちゃんやロナウドみたいな力があればなあ…。)
207 :
本編:2006/09/16(土) 01:15:05 ID:RnR6AfYx
「おいしいリンゴはいかがですか〜?」
森林を進むロナウド一行に、緑の頭巾の少女が声をかけてきた。
「悪いけど、急いでるの。」
差し出されたリンゴを、スーが手で押し戻す。
自分の胸元に戻ってきたリンゴを見て、少女が涙を浮かべた。
「私、このリンゴを買ってもらえないと家に帰れません。ひとつだけで良いですから・・・。」
震える声で哀願する少女を見て、ロナウドは硬貨をその手に握らせた。
「分かったよ。ひとつもらおう。」
少女の表情がパアっと明るくなった。
「ありがとうございます!あの・・・お名前を聞いてもよろしいでしょうか?」
「俺は俺・・・ロナウド・オパニョーラだ。」
「ロナウド様・・・本当にありがとうございます!あ、どうぞ。」
スーは少女からりんごを受け取るロナウドを、面白く無さそうに見ていた。
「ご機嫌ね。ロナウド様。」
「な、なんだよ。りんごを買ったくらいで・・・。」
そんな二人を見ながら、少女は静かにその場を離れた。
涼は、その少女の手元にスイッチのようなものがあるのを見つけた。
「ご主人様、そのリンゴから離れてください!」
涼は急いでロナウドの食べようとしたリンゴを奪い取り、すぐさま空に放り投げた。
直後、リンゴが空で焔をまとって爆発した。
「なっ…!どういうことだ!ワケ分かんねえ!」
空中に飛散するリンゴの欠片を見ながら、ロナウドが叫ぶ。
「思い出しました!あの緑の頭巾・・・暗殺屋ヤーブルカ・ズィマーです!
あれは彼女の得意武器、林檎爆弾です。」
涼が説明しつつ、周囲に視線を走らせた。既にヤーブルカの姿はどこにも無い。
「逃げられたようです。ですが、まだ近くにいるはず・・・。」
208 :
本編:2006/09/16(土) 01:16:20 ID:RnR6AfYx
「・・・孔明か。厄介な奴がいたものだ。」
スラッとした胴体を持つ、痩せた男がサングラスを光らせ、呟いた。
「やっぱり回りくどいやり方はナシ。直接やるしかないわよ。」
「ラナに同感やな。わしの豪腕を見せてやろう。」
大きなカゴを背中に背負った女…ラナと呼ばれた女の言葉に、年配の男が同意する。
「待ってよ!もう一回だけ・・・。」
そんな2人に、緑の頭巾の少女・・・ヤーブルカが反論した。
「あなたは既に顔を見られている。2度も同じ手は通用しない。」
痩せた男が肩をすくめる。だが、ヤーブルカはなおも食い下がる。
「黙っててMr.カラスコ。フォーカスはどう思う?私に良い考えがあるの。」
フォーカスと呼ばれた男は黙ってヤーブルカの目を見た。
その眼差しには感情が無く、ぞっとするような凄味があった。
ヤーブルカは何かを言おうとした口を閉じ、ごくりと喉を鳴らした。
周囲の3人も、静かにフォーカスの言葉を待つ。
「良いだろう。やってみろ。」
数時間にも思える―実際は数秒のだったのだが―静寂の後、フォーカスは口を開いた。
「分かった。そうと決まれば・・・。」
「ただし。」
額に脂汗が流れるのを感じつつ、
ヤーブルカがやっとのことで搾り出した言葉を、フォーカスが遮った。
「失敗した時はその細い首を引き千切ってやろう。前に死んだ時よりも、無様にな。」
フォーカスは立ち上がると、低い声でクックック…と笑った。
209 :
本編:2006/09/16(土) 01:17:18 ID:RnR6AfYx
「どこに行きやがったぁぁぁ!!」
タブンが魔剣をめちゃくちゃに振り回して周囲の草木を薙ぎ倒した。
「出てきやがれ腰抜けが!塵にしてやるぜえええ!!」
「腰抜けとは聞き捨てならんな。若造!」
タブンが声のした方を見ると、
少し離れた丘の上で棒切れを持った年配の男が仁王立ちしている。
その隣には緑の頭巾の少女・・・ヤーブルカの姿もあった。
「出てきたわね。覚悟してもら…ぶっ!」
身構えようとしたスーの顔面に、高速で何かが飛んで来た。
スーの顔に激突したそれは…甘い香りのするパイだった。
「きゅう・・・。」
気を失って後ろに倒れこむスーを、ロナウドが支える。
「凄え・・・。パイ投げでこの威力かよ。」
「お褒めに預かり光栄だわ。ロナウド・オパニョーラ。」
ヤーブルカ達の後ろから女・・・ラナが現れた。
その右手にはおいしそうなパイが乗っている。
「申し訳無いが、あなたの命を頂く。恨まないでもらえるかね。」
更に後ろからサングラスの男、そしてフォーカスが姿を見せた。
その姿を見て、涼が叫び声を上げる。
「Mr.カラスコに、パイ投げチャンピオン・ラナ!それに・・・殺人鬼フォーカス!」
「孔明、知ってるのか?」
「はい。みんなその世界では有名人ですが、彼らは数年前に死んでいるはず…。」
涼の驚く顔を見て、フォーカスは愉快そうに喉を鳴らした。
「クックック…物知りなお嬢ちゃんだ。そうだ。俺達は既に一度死んだ。」
「え、どういうこと?お化け?」
「似たようなものだな。さて、話はここまでだ。…やれ。」
フォーカスの合図で、ヤーブルカがリンゴをひとつ取り出し、年配の男に放り投げた。
「見せてやろう。この萩尾の流し打ちをな。」
男は投げられたリンゴを手に持った棒切れで打った。
打たれたリンゴはロナウド達の足元に転がり、煙を吐き出し始めた。
「林檎煙幕です!みなさん、煙を吸わないで!」
煙の中、ロナウドは何者かの剣を受け止めた。
「おっと!…この剣は・・・!?」
…数秒後にやっと煙が晴れ、涼は仲間達の姿を確認した。
「ご主人様、タブンさん、パティさん、それに、倒れてるのはスーさん、それと向こうにご主人様…。」
涼は自分の指を見ながら、首をかしげた。
「あれ?指が一本余るはずですけど…。」
うーん、と唸りながら、もう一度数えてみる。
「えーと、タブンさんパティさんスーさんご主人様ご主人様…えぇっ!?」
涼の目線の先では、ロナウドが鍔迫り合いをしていた。
相手も…ロナウド。
「世界の危機だとか、伝説の力(フォース)だとか、ワケ分かんねえ!! オレはオレだ!」
「世界の危機だとか、伝説の力(フォース)だとか、ワケ分かんねえ!! オレだってオレだ!」
to be continue...
続きは明日…いや、もう日付変わったから今日か。夜にでも投下します。
おやすみ ノシ
GJ。いきなりフォーカス決めゼリフ全開かよw
ワロタ。GJ!
GJ!クソワロタwwwww
214 :
バンボー編の人:2006/09/16(土) 13:36:25 ID:MTB5x5NB
GJッ!
タブンが活躍するコトを期待してるのは私だけ?
魔剣もってるし、バンボーやパティ、涼より先にフォース目覚めそうだし
あとキャラ投下
ピタ ♂ 12
ゴラ ♂ 12
特殊部隊ピタゴ・ラス・イッチの隊長、副隊長。
双子で見た目は瓜二つだが、性格は正反対でピタは冗舌、ゴラは無口
二人とも、ロゼッタのような超能力だけではなく、フォース使用、鳥人に変身もできる。
また生みの親でもあるワクワクさんに作ってもらった『ピタゴラ装置』、『オート・ウサンスイッチ』、『テーレ・ビノジョン』と言った特殊兵器を使う。
ワクワクさんの最高傑作である。
「まだ子供なので読めませーん!」
「テーレ・ビノジョンッ!」
前振りです。
スイませェン。
ageちゃいました
216 :
本編:2006/09/16(土) 21:01:47 ID:6x3Ex+xj
「ロナウドが二人!?」
パティは目の前の異様な光景を見て、思わず叫んでいた。
「きっと変装術の達人、Mr.カラスコの仕業です。
誰か…おそらくフォーカスをご主人様に変装させたんです。」
「見分ける方法はあるの?」
「ありません…。カラスコを倒すことが出来れば、術も解けるでしょうけど…。」
「よっしゃ、塵にしてやるぜえええ!!」
涼の説明を聞き、タブンがカラスコに向かって走り出した。
が、目の前に飛んできたリンゴとパイによって、足を止められてしまった。
「そうはさせないよ。食らえぇぇええ!」
「うむ。そこでロナウドが死ぬのを見とくんやな。」
カラスコの前にラナと萩尾が立ちはだかり、パイとリンゴで弾幕を張る。
「畜生ぉぉぉ!!近づけねえ!!」
飛び交うパイとリンゴを避けながら、タブンが吼える。
その後方で、パティはスーを抱えて安全な場所を探していた。
「あたしもスーちゃんみたいにバシーっと氷とか出せれば…。」
安全な岩陰にスーを寝かせつつ、パティが歯軋りをした。
握り締めた自分のハンマーをじっと見つめる。
これだけじゃ駄目だ。もっと別の力がいる。
もっと…力がいる。
「こんなのに手こずってるようじゃ、剣魔には…。」
剣魔。思わず口から出た言葉に、パティは衝撃を受けた。
そうだ。剣魔イースはフォースなど無くても、剣の腕ひとつで戦っている。
剣魔なら、この程度の苦境など難なく払いのけるだろう。
そう思いついた時、パティは自分の未熟さに気が付いた。
勝てないからといって、他の力に頼ろうなどというのはムシが良すぎる。
そのままで勝てないのならば…頑張って勝つ!
「そうだよね。あたしも、この子を信じてあげなきゃね!」
パティはスーの安全を確認すると、ハンマーを握り締め、立ち上がった。
「さあ…行くよっ!」
217 :
本編:2006/09/16(土) 21:02:37 ID:6x3Ex+xj
タブンは苦戦を強いられていた。
パイとリンゴの雨に遮られ、まったく前に進むことが出来ない。
その間にも、ロナウド2人は激しい剣舞を繰り広げている。
「たかがリンゴだってのに…やりやがる、あのオッサン!!」
「当たり前や!グラウンドには銭が落ちているが、わしが落としたもんやからな!」
更に打球(打リンゴ?)のスピードを速める萩尾。
ラナもパイ投げの勢いを上げる。
「野郎っ!…このままじゃまずいな。」
「ここは任せて!!」
タブンが舌打ちをしていると、後ろから勢い良くパティが飛び出した。
パティは周囲を見渡し、大人が腕をを回しても届かないほど巨大な大木の前に立った。
そのまま、スーっと大きく息を吸う。
「せーの…やああああああ!!」
掛け声と一緒に、パティがフルスイングで大木にハンマーを打ち込んだ。
轟音と共にハンマーが木にめり込む。
一瞬間があって、大木はゆっくりと倒れ始めた。
大木が倒れていくその先には…ラナと萩尾、それにヤーブルカとカラスコの4人。
「馬鹿な…!」
「嘘ぉ…。」
「なんちゅう娘や…。」
「ちょっと、ボーっとしてないで逃げるよっ!」
ズシンという大きな音と共に、大木が豪快に倒れた。
砂煙の中、衝撃で吹き飛ばされたカラスコは、慎重に体を起こした。
「ぐっ…俺のグラサンはどこだ・・・。」
地面に落としてしまったサングラスを探すカラスコ。
そこに、スっとサングラスが差し出された。
「おお、すまんな。ラナか?それとも・・・。」
サングラスをかけ、カラスコは顔を上げた。
「ふふふ、残念でした〜。」
そこに立っていたのはパティとタブン。
後ろには、3人の仲間が気を失って倒れていた。
218 :
本編:2006/09/16(土) 21:03:41 ID:6x3Ex+xj
2本の精霊の剣がぶつかり合い、火花を散らす。
「自分との戦い…ってやつか?ちょっと違うか。」
ロナウドは、相手のロナウドから繰り出される剣を受けつつ、呟いた。
力強く、早い剣だ。決して巧くはないが、気迫に満ちている。
攻勢にまわりたいが、息をつかせぬほどの連撃がそれを許してくれない。
余裕はまるで無い。圧されている…とロナウドは感じた。
「なかなか良い腕だ。だがっ!」
偽のロナウドから不意に放たれた膝蹴りが、ロナウドの腹部を捉える。
ロナウドはたまらず体勢を崩した。
「経験が足りん。人殺しの経験がな!!」
振り上げられる精霊の剣を見ながら、ロナウドは死を覚悟した。
だが、その直後、偽のロナウドから突如光の玉のようなものが飛び出した。
ドロドロと皮が剥げるように、変装が解けていく。
「なっ…!?カラスコめ、しくじったか!」
変装が解けているのに気付いたフォーカスは、一瞬動きを止めた。
「もらった!!」
ロナウドが渾身の力を込め、突きを繰り出した。
カラン…という音を立て、フォーカスの剣が地面に落ちる。
腹に突き刺さった精霊の剣から、鮮血が滴り落ちる。
「ぐふっ…おのれ…!」
フォーカスは震える手で、腹に刺さった剣を掴んだ。
だが、それを引き抜くほどの力は既に無い。
剣を掴んだまま、膝から崩れ落ちる。
「…ロナウド・オパニョーラ…地獄で待っているぞ!」
フォーカスは最後にそう叫ぶと、灰になって消えてしまった。
「消えた?ワケ分かんねえ・・・。」
219 :
本編:2006/09/16(土) 21:04:13 ID:6x3Ex+xj
「そっちも消えてしまいましたか。」
タブンがやはり、という感じでがっくりと肩を落とす。
「敵が何者か、けっきょく分からずじまいですね。」
「そうでもないわよ。」
頭を抑えて、よろよろとスーが立ち上がる。
「灰になって消える…これは死者を操る秘術の特徴よ。」
「そう言えば、確かに彼らは既に死んだはずの人たちでした。」
「秘術…。それもフォースですか?」
「そう。前に現れた刺客みたいな連中…魔族の使うフォースね。」
そう。闇の巫女の司る、闇のフォース。
まさか、闇の巫女が動きだしたというのだろうか…。
いや、それとも魔王の手の者か…。それとも、シェルティ・パーミル…?
スーはひとり考え込んだ。
「死者を戦わせるなんてな。酷い事をするもんだぜ…。」
押し黙る一同。
しばし、重苦しい空気が流れる。
静寂の中、パティがプッと吹き出した。
「パティ、何笑ってんだよ。」
「だって、スーちゃんの顔…パイまみれ…。」
パティの言葉を聞き、全員が見るも無残なスーの顔に注目する。
スーは顔を真っ赤にした。
「な、何見てんのよ!凍らすわよ!」
「お、落ち着け!まずは顔を拭いて…。」
「うるさいっ!パティ、アンタね!」
「…プッ、アハハハハハハ!その顔で怒っても…アハハハハ!」
腹を抱えて笑い転げるパティ。
鬼のような形相でフォースを練り始めるスーと、それを止めるロナウド。
タブンと涼は、巻き込まれないように遠くから静かに傍観している。
「…パティさん、なんだか吹っ切れたみたいですね。」
「え、吹っ切れたって、何が?パティさん何か悩んでたんですか?」
「タブンさん…女心は複雑なんですよ。」
「はぁ。」
「それが分からないようじゃ、まだまだですね。」
「………。」
to be continue...
>>214 ごめんね
今回はパティメイン(のつもり)でごめんね
タブンこんなのでごめんね
タブン活躍してないのは残念だがGJッ!
フォーカスがさり気なく強いww
うおっ、GJ!っ
パティは小細工無しの純情力押しキャラであるのが一番だなー。
他のキャラのフォースも気になる所。
さて、なんか投下するか。
佐々木 淑子
巨大なミミズ型のモンスター。
地中に潜り大地を裂くほどの攻撃を繰り返す。
学校帰りに寄るラーメン屋のキムチラーメンが好き。
「ほら、そこ静かにしなさい!
まったく…男子って本当に煩いんだから…」
パティがそこまでイースに対抗意識燃やしてたとは…
チューア・クトー ♀ 享年17歳
コーアとダイアの姉
幼い頃から虫や小動物を虐待するのを楽しむ残虐な性質を持っており、12歳の時にはダイアを刃物で斬りつけ、片目を潰している
ある日、飼い犬に重りをつけて池に沈めたことを父親に激しく叱責され、口論の末父親を刺殺してしまう。さらに、その時家に居た母親と当時5歳の妹、そして使用人三名を次々と殺害し、屋敷に火を放った
チューアはただちに捕らえられ処刑されたが、最後まで反省する態度を見せず、周囲の人々に呪いの言葉を吐き続けたという
「お前ら一人残らず殺してやる!生き帰ってでも生まれ変わってでも必ず殺す!!」
ヴァン・テーン ♂ 25歳
ラックス・リッチマンの甥。男のくせにやたら髪の毛がきれいな民族学者
現在は研究のために訪れたコケイセッケンの里で出会ったダヴと行動を共にしている
「二つの文明が出会い、そして融合する…はるか昔にも、このような文化の出会いがあっただろうか?」
ハーバルエ・センス 24♀
いろんなトコで髪を洗ってるおねーさん。常にシャンプーの香りを漂わせている。
「イエス!イェェエェス!」
トリニート・ロト・ルエン 男 59歳(推定)
爆発の魔法を使いこなす魔法使い。常に白衣を着ている。
最近までダクマス王国で魔法の指導をしていたが、突然消息を絶った。
勇者の子孫であるという噂があるが、真実味は一切ない。
「ン…?久々にいい肺活量をしている者に会えたようだな」
「創造のための破壊もある。そのことを忘れるな」
パティ良いよパティ
これからも豪快に頑張ってくれパティ!
GJ!
チ・クタクの時計塔
巨大な時計塔。
中身はほぼがらんどうで、部屋のようになっており、
二階は孤児たちの隠れ家となっている。
階によっては盗賊のアジトだったり、
闇市場だったり、オークション会場だったり、
楽しくおしゃべりするための場所だったりする。
ルーカス戦記読みたい…
うん、そんだけ。スマソ。
リレーかほかの方に書いてもらう
個人的にはルーカス作者を待ちたい。
ゲサロでルーカス作者に会ったんだから、ゲサロなら会える気がする。
どうしても来ない場合は永久欠番に…
私が書いても、あの味は出ないと思うし……
書きたいときは書くけど続きわっふるのときはできないなあ…
というワケでルーカス戦記の人を待ち続けようと思うんだ。うん、そんだけ。
サルダーマン
猿人のような姿のモンスター
向かい合っていれば何もしてこないが、背中を向けると襲ってくるので注意
「アップップデゴザール」
職人さんわっふるわっふる!
ニバス・シャイトベルガー ♂ 51歳
ほどよく肥えたサーカス団の団長。
団員達の華麗なアクロバットの数々で人気を集めている。
子供をさらっているだとか団員達は操られているだとかの噂がある。
「ショータァーイム!!!」
235 :
ゲーム好き名無しさん:2006/09/18(月) 23:12:31 ID:jwW7B64f
ルーカス戦記期待age
美脚ワイバーン
脚を磨くことに命をかけている翼竜
その華麗な脚線美は数多の旅人を虜にし、必殺の威力の蹴りを放つと言う。
「この脚で三枚に卸してやる!!」
「必殺!虹色の脚ーッ!!」
正直ルーカスは誰かが続けるか男坂か、意地でも待つのかをはっきりさせたほうがいい。
このまま待っていても進歩無いし、早めに結論だしたほうが周りも書きやすいし。
職人さんたちの投下期待わっふる
ハクメ ♀ 13歳
大ボケ魔法使い。
魔法は成功したためしがない。失敗しても笑顔でごまかす。
頭にちくわキャノンを乗せているが、別に弾が出るわけじゃない。
よく噛む。
「愛と知恵と勇気の大まひょ…魔法使いハクメ参上!」
「このちくわが目に入らぬかぁー」
ガラクタの騎士
そのへんのガラクタで作られ、魔法の命を吹き込まれたちっこい騎士。
ボロ傘での突きは結構痛い。
ビッグムーン ♂ 70歳
エスシェンセ公国の王立大学名誉教授。典型的な科学信奉論者
周囲のフォースの力をかき消す能力を持つ
「これはプラズマですね」
エスシャンテ王国
世界一美男美女が多い国
エスシェンセ公国と名前が酷似しており、毎年受験生を苦しめている
剣魔イース編って本編の何年前の話?
質問だけじゃなんなんでキャラ投下ッ!
アメリア ♀ 28?
自称28歳の占い師。
外見は二十代後半と年相応だが、話すネタは異常に古く年齢偽称疑惑がある。
占い師らしいが怪しい占いばかりする。
普段は冗舌だが、年のコトを言われたら、途端に静かになる。
趣味は、刃物研ぎ(研ぐのはプロ並だが武器はおろか包丁もうまく使えない。)
「はいッ!ポッキー占い始めま〜す!」
「つぎは割り箸占いだ!コノヤロー!」
>>242 アース戦は年齢的に5年くらい前かな?(現在21才-5年=16才)
今のねこドラゴン戦はバスの年齢(1才)から一年くらい前かなあ。
ヘヴィスネーク戦はねこドラゴン戦のちょい前。
こんなつもり。
「今夜も〜月が〜綺麗だから〜遠周りしてかえろってか〜!おっとと…」
月の光に照らされた裏路地を、もはやほろ酔い気分とは言えないだけ酒を浴びた中年の男が千鳥足になりながらも、歩いて家路につこうとする
ガタガタッ…
不意に後ろから物音がする。その音にビクッと男は肩をすくめるとバッと後ろを振り返り、恐怖をまぎらわすために人通りの無い路地で大声を上げる
「だっ…誰かいんのか!」
そう問掛けても返事があるはずもなく、ヘッピリ腰気味に男はジリジリと音のした物影に近寄る
「おっオレを脅かそうったってそうはいかねぇぞ…!」
誰がお前など脅かすというのだろう…誰もいない場所で一人そのような事を言っているのは正に滑稽だった
「ん〜…誰もいねぇなぁ…」
男は物陰を覗き込むがやはりなにもおらず、ただバケツが転がっているだけだった…
「気のせいかぁ〜?最近じゃ通り魔も出るっつ〜しな…さっさと帰るか…へっ」
安堵の笑みを浮かべ男は振り返る
「ん?何だありぁ……
ガッ…」
ザッザッ…
ここに一人の剣士がいる…その剣士は全身を黒い服装で包み込み、鎧までもが黒く塗り固められている
頭からはスッポリとフードを被っており顔はおろか、口さえ確認することは困難だった
ザッ…
不意に剣士は一軒の建物の前で立ち止まると、扉を叩く
ギィ…
扉が独りでに開いたかと思うと中から小柄で70代後半の男性が杖を付きながら出てきた
「なにようじゃ…剣士よ。」
爺は剣士におもむろに問掛ける
剣士「…報酬の最も高い仕事を教えろ。」
剣士の答えに爺は、ん〜とフードに隠れた顔を覗きこむと不意に笑みを浮かべた
「フェッフェッフェッ…良かろう、中に入りなされ…」
爺は剣士が中に入ると、外に誰も居ない事を確認し扉を閉める
「追われる身でここまで来るのはさぞかし大変じゃったろうのぉ…」
剣士「……。」
爺が話しかけても剣士は口を開かない
「フェッフェッ…まぁよいわ。わかってるとは思うが一応説明させてもらうかいの…」
バッと爺は紙を広げ眼鏡の柄を右手で押さえながら書かれていることを読みあげる
「どこじゃったか、ああ、ここじゃここじゃ…え〜と、1ここは裏ギルト、情報のみを売る場所である。2依頼主と契約者との仲買はしない。3金銭の受渡しは依頼主と契約者が行う。こちらは一切責任を負わない。よいの?」
裏ギルト―そこは犯罪者や追われる身など、表向きには仕事の出来ない者が、高い危険を負うと同時に高額の報酬が約束される依頼の情報を買いに来る場所である。
剣士「…ああ。」
「報酬が高い仕事といえば今のとこ、これくらいしかないぞ…」
爺は依頼の詳細の書かれた紙を剣士の前に差し出す
「吸血鬼狩りじゃ。ここより南の村に夜な夜な人を襲う吸血鬼が現れるそうじゃ…この間も男が路地で血を抜かれて死んでおったそうな。」
剣士は依頼の報酬が書かれている場所に目をやると、テーブルの上に情報料を置き店を出ていく…
「おぉ…引き受けるか、お前さん以外にもハンターはおる。先を越されぬようにな。」
バタンッ
…ここから南か…夜までにはつけるな
剣士「ハァッ!」
剣士は馬の腹を一蹴りすると南に向かって走り出した
まだ一人も出てないけど明日には出すので許してください
>>247GJッ!
貴方か、吸血鬼の名前聞いたのは
剣士はアースかな!
GJ!わっふるわっふる!
んん!GJ!わっふるわっふる!
本編、バンボー編、ぬこ魔王編らもわっふるわっふる!
チラ裏
昨日28日後...って映画見てたら
ガスマスクの男が出てきて、「おーケンジ出たー」とか思ってたら
速攻で殺されて微妙にショックだった。
ついでにキャラ投下。
カルメレク ♂ 20歳?
ピンチの際にどこからともなくあらわれて助太刀する人。
何が目的なのかさっぱり分からない。
お化けや幽霊などは苦手。
「見てろ、俺の大!活!躍!」
「うん、無理。」
新しい風だな。みんなも好き勝手にやろうぜ!
一応キャラでも投下。
クレア・メトロン
天使。微妙に偉そうだが世間しらず。名前は偽名で、愛用している武器のクレイモアが由来らしい。
外見・身体的特徴は完全に女性だが、実際は性別は無いので何かされてもよく分かっていない。
「…殺れ。」
「これは…どういう意味があるのだ?」
巫女シリーズいってみるかな。
アーシャ・グラント ♀
おっとりした性格で見た目は20代のおねーさん。いつもニコニコとほほえみをたやさない。
雷の巫女に苦手意識を持たれているが、本人は気付いていない。
「あらあら…うふふ…」
「大地が…泣いています…」
台詞でわかると思うけど
>>253は大地の巫女ね。
スマソ…
ぬはあ!
正直スマンかった…忘れていたなんて…
しばらくROMってますね。
じゃあ創られし巫女の一人ってコトで手をうちませんか?
スーは氷だよね?水の巫女つくっていいよね?
度々すまない。
水の巫女おkなら水の巫女にしてくだしあ!
巫女が一人とわ限らない
地の巫女は2人
剣士が目的の場所に着いた頃にはすでに日が傾きかけていた。
ギルトの老人は『ハンターは他にもいる』と言っていたが…馬を村の入り口付近に繋げ、しばらく散策したがそれらしい者は一人としておらず村人は吸血鬼を恐れてか家にとじこもったまま時折、剣士の姿を窓から伺っている
「…………。」
剣士は一通り村を周り地形を頭に叩き込む。このように基本的な事ができていなければ獲物に逃げられた場合、対処に遅れが生じてしまう。逃げきられる事は決して避けなければならない、手負いの獣ほど厄介なものは無いからだ
……村といってもかなりの広さがあるな…。電気系統もそれなりに整っているようだ………仕留める時はこの広場だな…
剣士が広場だと決めたのは、相手を絶命させるだけの一撃を狭い路地などで放ち万が一壁や障害物に当たってしまった場合、威力が著しく低下してしまい仕留め損なう危険性があるからである。
程なくして、剣士は依頼主である村長の家へ向かう
ゴッゴッ
剣士が扉をノックすると、中から中年の男性が顔を出した。
ガチャ…
「何だね…。」
初め男性はいぶかしげな顔をしていたが、剣士の肩に背負った剣と差し出した依頼書を見るなり全てを察する
「ああ、またハンターさんかい…まぁ中に入っとくれ…」
「あんたのようなハンターはもう何人ときたよ…しかしだ…一夜ごとに一人、また一人と消えていき初め16人もいたハンターが今じゃ三人組と一人を残すのみだ…」
男性はテーブルに着いたまま頭を抱えて、うつ向くと何かに気づいた様に頭を上げた
「おっと…失礼、挨拶が遅れたな、私はこの村の村長を勤めているドッグズというものだ。…所で…早速で悪いんだがアンタには、今夜からでも討伐に参加してもらおうと思っているんだが…問題ないか?」
「………ああ。」
フードのせいで顔が見えないため、剣士が喋る姿はまるで人形の様だ
「…おお!そうか!今は一人でも人材が欲しい時だ、それでは頼んだぞ!剣士よ。」
バタンッ
剣士が村長の家のから外に出た瞬間、唐突に空から声がする
「よう!あんたもハンターかい?」
剣士が空に目を向けると声の主と思われる男は屋根に座っており、何を考えているのか釣り竿を構え糸をたらしていた
「……何をしている。」
男はヘヘッと笑い
「鳥でもかかるんじゃねぇかと思ってよ。」
「………。」
剣士は何も言わずに針の横を素通りして広場ヘ向かう
「おいお〜いシカトかよ〜俺はゼー!あんたと同じハンターだ!!」
その言葉を背中で受けながらも、剣士は歩くのを止めず行ってしまう
ゼ-「気味のワリィ奴だな、もうすぐ夜だってのにフード何か被りやがって…なぁ?シャールカ。」
シャ-ルカ「あの人…何か怖い…」
ゼ-の後ろには背中合わせに小柄の少女が座っていた。シャールカと呼ばれたその少女は両腕にギュッと熊のぬいぐるみを持ったまま剣士の後ろ姿に目をやる
シャ-ルカ「何か…悪い予感がする…。」
ゼ-はヘッヘッと笑うと
ゼ-「心配すんなって!いつもと同じ様にやればいいんだ。な?」
シャ-ルカ「うん…。」
ギュッとぬいぐるみを抱えてシャールカは顔を埋める
ゼ-「それしたって…しらたきの奴は何処ほっつき歩いてんだ…日がもう暮れちまうぞ。」
頭をボリボリとかきながら愚痴るようにゼーは呟く
シャ-ルカ「来たよ。」
シャールカが指さす方向には、刀を背負い民家の屋根をローラーブレードで滑りながらこちらに向かってくる少女の姿があった
「どいてぇー!たたききっちゃうよー!!」
ゼ-「!!」
とっさにゼーは、シャールカを脇に抱えて屋根を飛び降りる
ダンッ! ザッ…
ゼーはキッと少女を睨む
ゼ-「っぶね〜な〜!!仲間斬りつけてどうすんだタコ!!しかもまた勝手な行動しやがって…チームを乱すな、しらたき!」
しらたきと呼ばれた少女は、ケラケラと笑いながら悪びれた様子などミジンも見せない
シラタキ「ハッハッハ!ゴメンゴメン!以後気をつけるよリーダー!」
ヘッとゼーは鼻で笑い再びしらたきを見据える
ゼ-「都合のいい時だけリーダーなんてよぶんじゃねぇよ!!タコ!」
シャールカを脇に抱えたままゼーとしらたきが口論してる間も、シャールカはぬいぐるみを決して離さずほとぼりが冷めるのをまつ
シャ-ルカ「いい天気ねー…」
ゼ・し「いや、もう夜だから。」
すでに空はとっぷりと闇に包まれていた
「ンフーッンフーッ」
広場へ向かう剣士の後ろを、怪しげな人影が付け狙う
「あの怪しげなフード…漆黒の鎧…長剣…一体どんな顔を隠しているんだ…いい男なのだろうか。いや!いい男に決まっている俺の長年のダンスィレーダーがビンビンに反応しているではないか!いい男だと!ウホッ!!」
息を荒げながら直もその男は、剣士に近付こうとする
「ンフーッンフーッ後すこしだマイブラザー…!グググググッもうたまらん!!」
ダッ!
物陰から一気に飛び出したかと思うと、男は剣士に包容をかます姿勢をとりながら走る!
「やらないか!!」
ヒュンッ
剣士の長剣が鞘から消えたかと思うと、刃は既に男の喉元にあてられていた
「……殺されにきたか?」
男の顔からポタポタと汗が滴る
「ま、待ってくれ!いきなりは不味かったな!すまない!まずは文通から…」
ピタッ…刃が男の首にあたる。金属質の嫌な感覚とともに剣士と間接的に触れたという喜びがわいてくる
「俺の名はウホッイ・イオトコというものだ!イオトと呼んでくれ!俺は別にそなたをとって食おうというわけではない!ただ…その…お近づきになりたいのだ!」
ヒュン…パチッ
剣士は長剣を鞘に収めるとイオトに背を向け歩きだす
「…消えろ。」
イオト「ま、待ってくれ!」
ザッ…剣士の足が止まり長剣に手がかかる
「次は止めない…。」
グッとイオトは拳を握り締め
イオト「わ、わかった…だが…だか俺は諦めないからな!!」
「………。」
剣士の姿が見えなくなるまでイオトはその場に立ち尽くしていた…決して消えることの無い燃え上がる愛という炎を胸に…
イオト「ウホッ!!」
まあまあでたかな…?ちゅっと寝まつ
超GJ!オラ、ワクワクしてきたぞ!わっふるわっふる
おやすみーノシ
ミチル ♀ 18歳
鳥マニアのバードウォッチャー。
大抵は見るだけで満足するが、
気に入りすぎた鳥はなんとしてでも捕まえようとする。
背中に背負った大きな鳥かごと、遠くまで見れそうな双眼鏡が特徴。
「あー…今のあの鳥、あの鳥が食べた虫になりたい!」
GJ!
ウホッキモスwww
クオリティたけー!
>>265、
>>268スッゲGJッ!
そして本編&猫&ルーカス&イース&冬原編わっふるわっふる。
後、キャラ投下ッ!
マチヨイ ♂ 21
ヘアスタイルがスゴい。
とにかくスゴい!
そういえば久し振りにこのスレで絵を見たな。gj。
こういうの好きだし需用あるなら画像置き場用意してみてもいいかもね。
タイガー・フォックス ♂ 30歳
フォビアの教育係。フォビアの強さを自分の力だと勘違いしている節がある
「こいつにかなうものか、どんどん殺されてしまえ」
273 :
猫魔王:2006/09/22(金) 00:46:03 ID:xupAC6Bx
「わ〜わ〜!!」
「ぎゃ〜ぎゃ〜!!」
先頭の部分が敵包囲に突っ込んでから、はや数十分。
あたりは、ほのかに死臭が臭いはじめていた。
「うわ…!!」
その中、もっとも戦闘が激しい場所で味方が敵の兵士に打ち負かされる。
「死ねっ!薄汚い盗賊め!!」
「ひぃ!」
尻餅をついた時を狙い剣が振り上げられる。
「―――つねに背後には気を付けた方がいいぞ…?」
ザンッ!!
「ガッ!?」
瞬間、振り上げた方の兵士の首筋から絶え間なく真っ赤な鮮血が飛び出す。
「へへっ、エカタードシュルツェのリーダー城島・・・じゃなかった、マヌート・ビンツェンツォ只今参上ってねぇ!!」
274 :
猫魔王:2006/09/22(金) 00:46:51 ID:xupAC6Bx
「マヌートさん!!」
「大丈夫か?」
マヌートは手を差し伸べ部下を起こそうとする。が
「貴様も背後に気を付けたらどうだ、盗賊!!」
「っ!――マヌートさん!」
渾身の力で部下はマヌートの手を引っ張る。
「うわっ!?」
不意の出来事に対応できず、マヌートは思いっきり前のめりに倒れこむ。
急いで後ろを振り返るとそこには、
『首から上が無くなった』部下が倒れこんでいた。
「な……くっ!」
マヌートは力の限り眉間に力を込めて顔を逸らした。
「……ふん、この剣の錆にして差し上げます」
その行為を負けと見たのか、声の主はつまらなさげに息を吐き、馬上から剣を一線する。
「頭領っ!!」
ギィン
真近に迫った直後、もう一つの剣が割り込み華麗に剣筋を逸らす。
「ちぃっ!!」
「エカタードシュルツェがナンバー2、ロジャー参上!へっへっへ…」
そこには、二本の剣を構えたエカタードシュルツェの副リーダーがマヌートを守るように立ちふさがっていた。
ロジャーは背後のマヌートに小声で話し掛ける。
「頭領、ここは任せてくだせえ」
「ロジャー…?」
「今は悲しんでる場合ではございません、死んだ者より生きてる者を優先しなければ…」
「あ、あぁ…」
ギィン
再度敵は全てを薙払うように剣を叩きつける。
「さぁ、早く!」
「すまない、生きてくれ!」
正気を取り戻したマヌートは別の方向へ飛び出す。
「逃がすかぁ!!」
「行かせねぇ!!」
敵兵の乗る白馬の進路に合わせ、ロジャーは牽制する。
「おまえの相手はアタシですよ」
「……っ」
「このエカタードシュルツェがナンバー2、ロジャー。今ここで貴様に決闘を申し込む!」
相手は見たところプライドが高そうだ、決闘を申し込めば受け取るはず。
そうすれば簡単に一対一の状況に出来る。
「…ジャンヌ・ダークだ、その決闘受けて立とう…!」
ロジャーの予想は当たった、だが一つだけ誤算が在ったとすれば、それは相手が―――。
うおう!GJ!わっふるわっふる!
本編、バンボー編らもわっふる!
>>269-271 うわGJって初めて言われた。dクス!
調子に乗ってまた投下するかもしれないです。
ついでにキャラ投下。
ロディ・トルスカフカ 16歳
何よりもアイスクリーム(苺味)を愛するトンファー使い。
どんなに絶望的な状況でも「絶対何とかなる」と信じきる。
極度の虫嫌い。
「ぽこん!」 「大丈夫だって!絶対助けが来るって!」
霧の中――村の入り口に立たずむ一人の男。
その姿は首から下はマントで覆っており、顔は青白くとても生のある人間の顔とは思えない。時折見せる笑みからは、以上に発達した犬歯が嫌でも目につく
「いや〜やっぱり外はい〜な〜!家じゃ、かあ様の目が厳しくてバカできないもんな〜」
余程、家が厳しいのかコツコツと外灯の下を歩きながら家での不満を、ここぞとばかりに言い続ける
「だいたい門限10時って…夜10時に家にかえるヴァンパイアって…どうよ?…無しだよな〜」
などと自問自答を繰り返しながら、民家に不意に目をやる
「んん??何これ?」
男が見付けたものは、家の壁にびっしりと貼り付けられた十字架だった…しかもそれは一軒だけでは無く、全ての家に貼り付けられていた。
男は目の前の十字架を手にとると
「うわ〜…怖すぎだろこれ…この村、こんな危ない宗教する風習あったっけか?ま、まあその村独特の風習ってあるよな…多分……ん?」
人の気配を感じ、十字架から目を離すと広場の方へ目を向ける。そこには噴水のたもとに座っている女性の姿があった
「あれ?こんな時間に人…?あ、まだ11時位だもんな普通か…俺が早すぎるだけだよな門限………よし!」
そう一声上げると、男は噴水近くに座っている女性に駆け寄る
タッタッタ…
「よぅそこの彼女!暇なら俺とデートしない?」
お前ら…GJなんだよ!
「ノランチャ・フォン・ギーツェ・アクトラウスっていうんだ〜長いからギーツェって呼んでよ〜。」
だが女性から返事はかえってこない。
ギーツェが隣に座り何度も話しかけるが、やはり女性はうつ向いたまま黙っている
ギ-ツェ「どうしたの?気分でも悪い?ねぇ……。」
ギーツェが女性の肩に手をかけようとした瞬間
ギ-ツェ「!!」
サララララ……ドシャ
女性はまるで砂の様に崩れたかと思うと、一瞬で舞い上がり夜の闇ヘと消え去る
ギ-ツェ(微かにフォースの残り香……幻術!!)
ヒュオッ……
何かに外灯の光が反射し、突如としてギーツェの背後から剣が振りかざされる
ギ-ツェ「!!――クッ…!」
ギーツェは素早く身をかわすが、振りかざされた剣は彼の頬にその軌跡を残す
ポタタッ…
ギ-ツェ「痛ッ…!クソッ何だ!!」
バッと振り帰るが其処には既に誰の気配も無い。
突然の出来事に彼は混乱し、腰に挿しておいたレイピアを素早く抜く
ギ-ツェ「何処にいる!出てこい!!」
チヂッ…プツッ…
広場を囲む外灯が突如として一つ消える
ギ-ツェ「…!」
プツッ…プツッ…プツッ…
後を追うように次々と外灯は消えていき、遂には広場を囲む全ての外灯が消えてしまう。
唯一辺りを照らすものは月の光のみとなり、闇夜から現れる剣士の姿を写し出す
「……発達した犬歯…血色の無い肌…深紅の瞳…やはりヴァンパイアか。」
ヒュンとギーツェはレイピアを一振りし、剣士を指す
ギ-ツェ「何だ…ウァンパイア一族は人間様の領域には入っちゃいけねぇってねか!」
ダッ!
剣士は有無を言わさず、ギーツェとの間合いを一気に積める
ギ-ツェ「グッ…!」
てねか!って…てのか!の間違いでつ……
GJ
GJ&わっふる!
ロゼッタ「エヌエチケ帝国の話だったな!」
縛られていた両腕で急いで頬を擦りながら、誤魔化すように、凄い勢いで喋りだす。
痺れているのか、はたまた動揺しているのか、その手は震えている。
ルーシオ「はい!そうです!」
涙を流してるのを悟られまいと、わざとらしく、大げさに振る舞うロゼッタを
笑いながらルーシオは続きを促す。
ロゼッタ「ショウコ・クライスト様を知ってるか?」
ルーシオ「もう『様』は付けなくていいでしょう!
裏切ってんですから
で、ショウコって誰ですか?」
ロゼッタ「ショウコ様はスプー陛下のご子息だ。」
ルーシオ「もう『様』は付けなくていいでしょう!
ってコトはエヌエチケのお姫様ですか?」
ロゼッタ「そうだ!
ショウコ様は現在のエヌエチケ帝国の実質的、最高権力者だ。
スプー陛下は政治には参加されないからな。」
ルーシオ「もう『様』は付けなくていいでしょう!
ってコトは、そのショウコさんを説得できればいいんですね!」
結構真面目に説明してるロゼッタに対し、壊れたテープレコーダーの様に、同じ台詞を繰り返すルーシオ。
しばらく黙り込むロゼッタだったが、また口を開ける。
ロゼッタ「真面目に聞いているのか?ルーシオちゃん!」
ルーシオ「ちゃんと聞いてますよ。ロゼッタちゃんが『様』付けするからですよ!」
ロゼッタ「そうか!話を続けるぞ。」
もともと感情の起伏の激しいロゼッタだが、やっぱり怒り始める。
しかし、冗談混じりの軽いノリだ。
それに負けじとルーシオも皮肉るが軽く無視され何事もなかったかの様に話を戻されてしまったのだ。
この勝負はロゼッタの勝ち〜!
ロゼッタ「それは無理だろう。
ショウコ様は非常に好戦的な性格でいらっしゃる。
戦争が趣味のようなお方だ。
バンボーが捕まらなくても戦争は始まるだろう。」
そう喋りロゼッタは一呼吸。
その様子を見たルーシオが話し出そうと口を開けた次の瞬間!
ロゼッタ「次におまえは
『もう様は付けなくていいでしょう!』と言う!」
ルーシオ「もう様は付けなくていいでしょう!…ハッ!」
その後も言い争ってるルーシオ、ロゼッタ
バンボー「あいつら楽しそうだな……」
ベンチから眺めているバンボーは、ケンジの方に視線を移すとさらに喋りだす。
バンボー「天井の低そうな面しやがって、パスか?」
ケンジ「……負けたであります。」
手元のカードとベンチに並べてあるカードを交互に見回しながらケンジは呟く。
バンボーは手に持っているカードとベンチに並べてあるカードを束ねケンジに渡すとポツリと呟く。
バンボー「二人で七ならべってつまらなくね?」
ケンジ「じゃあドナさんを起こすでありますか?」
トランプを切りながらケンジは喋る。
すでに続ける気マンマンだ。
バンボー「そうだな!」
バンボーは足元で、すやすやと気絶しているドナを見る
顔は赤みがかっては、いるが、先程までの異様な程の真っ赤ではない。
むしろ健康的なイイ色だ。
パシィ!
バンボーはそんなドナの額に、でこぴんをしてみる。
ドナはベンチを背にし、むっくりと起き上がると、額を擦りながら寝呆け眼で辺りを見回す。
背後のバンボー&ケンジに気付くより先に、前方のルーシオ&ロゼッタに気付いたようだ。
ドナ「ルーシオちゃ〜ん!ロゼッタちゃんと何話してるの?
キャァ!ロゼッタちゃんに目隠ししてる!
もしかしてプレイ?」
いつものハキハキした馬鹿声を上げて、ものすごい勢いで、すこぶる快調にルーシオをからかうドナ。
それに気付いたルーシオ達は軽く無視。
小突いてやろうと立ち上がった瞬間、背後から声がした。
バンボー「なんか、さっきと雰囲気ちがくね?」
ケンジ「これがいつものドナさんであります。」
ドナ「わっ!」
ドナは驚いて飛び上がって尻餅を付いてしまった。
声にビックリしたからではなく
バンボーが背後に居たことに驚いたのだ。
バンボー「鈍臭い奴だな。天井でも下がったのか。」
ドナ「…いえ……そんなコト……ないです。
……バンボー様。」
呆れ声を上げるバンボーから、ワザと視線を外しドナは口を開ける。
いつものハキハキした声はどこに行ったのか、ボソボソと小声で
顔を真っ赤にしながら慣れない敬語で恥ずかしそうにバンボーに喋り掛けた。
バンボー「トランプやるか?」
特に気にも止めずバンボーは用件を伝える。
ドナ「…やります……」
あいかわらずボソボソと言うドナ
バンボー「無理にやんなくてもいいぞ。」
ドナ「いいえ!やります!やらせてください!」
優しく喋り掛けるバンボーに、急にハキハキと怒鳴る様に、声を張り上げるドナ。
しかし顔は真っ赤に染まっている、依然かわりなく。
バンボー「……おう!気合い入ってるな……」
その声の大きさと、ドナの豹変ぶりに驚きながらも、三人はトランプをやり始める。
そんなやり取りをしてる間にルーシオ&ロゼッタはもとの話し合いに戻っていた。
ルーシオ「じゃ次です。
ピタゴ・ラス・イッチってなんですか?」
ロゼッタ「ショウコ様直属の部隊だ。構成員は皆、改造人間で……」
ルーシオ「もしかして、ロゼッタちゃんも……」
ルーシオはそこまで呟くとハッとしてロゼッタを見て黙り込む。
二人は気まずい空気のなか、しばし沈黙を続ける……
バンボー「ハートの8誰が止めてんだ?」
ドナ「私は持ってないので、ケンジくんです。バンボー様」
ケンジ「今度は負けないであります!」
対照的に後ろは騒がしいが
ロゼッタ「……そうだ。私も改造人間だ。」
何も言わないルーシオに痺れを切らしたのか話しだすロゼッタ。
それでもまだ口を開かないルーシオ。
いや開かないというより開けなかった。
掛ける言葉がみつからなかっからだ。
ロゼッタ「ちょっと昔話をしよう。」
まだ黙り込んでいるルーシオに、唐突に話題を変えるロゼッタ。
私の家は代々伝わる農家で、エヌエチケ特産の『ニートの実』を作っていて、それなりの良家だったらしい。
しかしエヌエチケの軍事国家化に伴い父は徴兵で居なくなり農家は寂れた。
母は働きもせず、何代にも渡って次がれてた畑を売りに出し
その金が無くなると私に盗みをさせた。
近くの畑に繰り出しては、作物を盗むコトが日課になってた私の四年前
その帰りのコトだ。
ウチの前にデカイ芋虫がいた。
フェイスはイエロー、ボディは緑色で、大人が乗ってもビクともしないだろうと思わせる大きさだ。
実際、上には鎧を身にまとった男が暇そうに寝っ転がっていた。
まあ気にせず、横切る。
ウチの真前にいる芋虫に乗った男は、私に気付き、喋り出した。
芋虫男「君がロゼッタちゃんかい?」
「……はい」
突然の声に驚くが、とりあえず返事をする。
芋虫男「……そうか……
早く家に帰ってお母さんと話しな。」
芋虫男は、切なそうな顔で、そっぽを向き私に話し掛ける。
私が芋虫をジトーっと見ているのに気付いたのか男は、さらに語り掛ける。
芋虫男「ニョッキに乗りたい?」
ロゼッタ「その芋虫、ニョッキって言うの?」
芋虫男「芋虫だとか、キャタピーだとか、ワームだとか、ワケ分かんねぇ!ニョッキは最高だ!」
まるで自分のコトの様誇らしげにに芋虫を誉める男。
たかだか芋虫に、そこまで感情的になるのだから、男はよほど、このニョッキが好きなのだろう。
そこまで、好きになれる物なのか……
『好きになれる物』
私が一番ほしかったものだ。
ニョッキに興味が湧いてきた。
ロゼッタ「……乗りたいです。」
芋虫男「…だったらお母さんに聞いてみな?」
再び、切なそうに笑う芋虫男。
私は、たいして気にも止めずに家のドアを開ける。
ロゼッタ「母さん!表に居る、芋む……ニョッキに乗りたいんだけど……」
手に持てる限りのニートの実を抱えながら母に喋り出す。
畑泥棒は日課。
母は、私の抱えているニートの実のコトには触れない。
当然のように私から果実を奪い取ると、それを床に置き
私の両肩に両手を置き、笑みすら浮かべ語り始める。
母「貴方は、もうウチの子じゃないのよ。
勝手にしなさい!」
そのときは言ってる意味が分からなかったが、了承はとれたコトは分かった。
「いいって!」
半開きになっている玄関のドアから顔を覗かせ芋虫男に喋り掛ける。
続きはバイトがおわったらはります。マジで時間がない
>287ウホッ!GJ!ワップリンワップリン!!
289 :
ゲーム好き名無しさん:2006/09/22(金) 18:26:16 ID:uTtwsA95
GJ! わっふるわっふる!
またみんな書き始めてくれてるみたいだね。
>>290 GJ!
キット・ゼンニン ♂ 18歳
タブンの双子の弟。殺人と強姦以外はなんでもやるといわれる札付きのワル
だがその一方で、お年寄りの荷物を持ってあげたり、女性に絡んでいたチンピラを叩きのめしたり、迷子の子供の親を探してあげたりしている姿がたびたび目撃されている
「勘違いするな。誰がてめえなんか助けるか。目障りなゴミを片付けただけのことだ」
きっと疲れてるのさ。
キャラでも考えながらまったり待とうぜ
セツ ♂ 19歳ぐらいに見える
鎌鼬を擬人化したような人。
何を考えているのかわからない。ちょっとしたことでキレる。
鎖鎌での中距離戦を得意とする。
「その羽いいな。むしって焼いたら手羽の味がすんのか?」
>>293 そうする。あとそれなんてイノ?
ツァイス・イエーガー 18才 ♂
傭兵国家フリーデンの飛空騎士団に所属する新米竜騎士。
新米といっても槍の実力はなかなかのもの。しかし稀に自分の飛竜ローダンセにはたまにかまれる。
ガルザスに憧れており、イースを嫌っている。ちなみにどちらにも逢ったコトはない。
「オレはガルザスさんみたいな伝説の傭兵になるんだ!」
「剣魔ぁ?どうせ女剣士なんて大したコトねーよ。女だから珍しがられてるだけだろ。」
「ちょっ!ローダンセ痛ぇって!」
稀にたまにかまれるってなにやってんだ俺…まとめの方よ…
たまに のほう消して…
芋虫男「別れの台詞がそれかよ……」
芋虫男は家を睨み、やるせなさそうにそう呟くと私を抱え芋虫に乗せる。
その台詞の意味が、その時はわからなかった。
芋虫男「乗り心地はどう?」
ロゼッタ「なんか、柔らかくて変な感じ…」
芋虫男「ばかだな!それが良いんだよ!」
はにかんだように笑う私を、さらに笑う芋虫男。
芋虫男「よし!じゃあ走らせるよ!」
いつのまにか男は私の後ろに乗り、元気に叫んだ。
その声は、誰が聞いても空元気と言うコトがわかる、なんとなく不自然な口調だ。
ロゼッタ「……うん!」
そこには気付いたが、例によって気にせず返事をする。
ニョッキニョッキと変な音を立てながら、尺取虫のように体を上下にくねらせニョッキは進む。
体は揺れるが、ニョッキは柔らかくトランポリンの様に、私を弾ませる。
芋虫男「どう?」
ロゼッタ「ベットみたい!
…ってベットで寝たコトないんだけどね……」
笑いながら質問する芋虫男をさらに笑わせるため
さり気なく自虐ネタを混ぜてウケを狙ってみる。
芋虫男「…ごめんね……」
急に真剣な声をだした芋虫男
愛想笑いでもしてくれると思った私はムッと後ろを振り向いた。
そこから、少し記憶が飛ぶ。
当て身でもされ気を失わされたのだろう。
ゴロリ「ねえねえワクワクさーん!今日は何を作るの?」
『5』と書かれた変な服を着た穴熊が
黒縁眼鏡に赤帽子を付けた年がいまいちわかんない男にハシャグ様に話し掛けている。
そのはしゃぎ声で私は意識を取り戻した。
ワクワク「ゴロリ君!今日は、この子を実験体にして遊ぼう。」
気が付いた私を見ながらワクワクは声のトーンを上げ、ニヤリとわらいだしたのだ。
私は危機を感じたが拘束されているらしく、逃げることができなかった。
ジャリザャリと鎖の無機質な音が部屋に響く。
ゴロリ「えー!昨日と同じだよー!ワクワクさーん!」
ワクワク「しょうがないよ。ゴロリ君!これもしごとなんだ。
『人工巫女計画』には色々と実験が必要なんだ。」
ワクワクさんは不満を漏らすゴロリをなだめながらも、注射を私に向ける。
多分、その注射は麻酔だったのだろう。
しかし、それは当時の私には毒薬におもえ
死を覚悟していた。
(あの頃は『死ぬ』コトがあまり、実感としてわかなかった。
なんで『死ぬ』のだろう?
どうやって『死んで』行くのだろう?
『死んだら』どこに行くのだろう?
疑問はあったが当時の私は死を受けとめられ、死を覚悟できた。
多分、それは……)
ルーシオ「ロゼッタちゃん!」
ロゼッタ「……なんだ?」
少しずつ思い出し、とつとつと、喋るロゼッタを静止させるルーシオ。
その声でロゼッタは過去のことを考えるのをやめた。
ルーシオ「『人工巫女計画』ってフォースを使える人を人工的に創るコトですか?」
息を荒くし、問い掛けるルーシオ。心なしか少し震えている。
ロゼッタ「そのとおりだ!
ルーシオちゃんの魔法もフォースだろ?」
ロゼッタは、ふふん、と誇らしげに言い当てる。
ルーシオ「はい。フォースです。
そんなコトより『人工巫女計画』は成功したんですか?」
ロゼッタの質問にヤッツケで答えると、恐る恐るルーシオは聞いてみる。
ロゼッタ「もう『人工巫女』は完成している。
エヌエチケ国内にも何人も人工巫女がいるぞ。」
賢明な読者なら分かっていたと思うが、ルーシオの望んでいない答えが帰ってくる。
ルーシオ「……やっぱり!」
ルーシオも賢明なのでなんとなく見当はついてたらしい。
しかし肩を落とし、がっかりした、素振りは忘れない。
ロゼッタ「私は、二人会ったコトがあるぞ!」
質問カマーンと構えるロゼッタ。
ルーシオは空気の読める、とてもいい子ですが、あえて流れに歯向かい、何も聞かずに黙り込んでみました。
当然、質問が来ると思ってたので、肩透かしをくらい、喋って良いものかと挙動不振になるロゼッタ。
ルーシオ「その二人って誰です?」
それを見て満足したのか
ルーシオはにっこり良い笑顔で喋り出した。
ロゼッタ「ピタゴ・ラス・イッチの隊長、副隊長のピタとゴラだ。」
質問が返ってきた安心感からロゼッタも良い笑顔だ。
ルーシオはロゼッタの操縦法をマスターしたようだ。
のちに役に立つかはわからないが……
さらにロゼッタは続ける。
ロゼッタ「この二人は双子で……」
ルーシオ「……双子…」
突如、意味深に声を低くし、ポツリと呟くルーシオ
ロゼッタ「どうしたんだ?ルーシオちゃん!」
その様子にロゼッタは説明をやめ、ルーシオを心配してみせる。
ルーシオ「……いえ。何でもありません。
それより続きを……」
ロゼッタ「私と同い年で人工巫女なのに男だ。」
少し動揺しているルーシオを怪しいとは思えど、追求はせず、説明にもどり笑いだすロゼッタ
それを今度は黙って聞いているルーシオ。
ロゼッタが笑うのをやめると、二人の会話は止まる。
辺りはまた静かになった。
ケンジ「もう一回やるであります!」
バンボー「これで五回目だぜ!
七ならべ以外にしようぜ!」
ケンジ「ダウトがいいであります。」
ドナ「ダウトより大富豪にしませんか?」
バンボー「大富豪は筆者がルール知らないらしいからダウトの方がよくね?」
ドナ「はい!やっぱりダウトの方がおもしろそうです!」
ベンチの周りは相変わらずうるさいが……
ルーシオ「あの……喋らないんですか?」
話が続くものだと思ったルーシオは無言で続きを促していたのだ。
ロゼッタ「何をだ?」
ルーシオ「もしかして、他には何も知らないんですか?」
しごく当たり前の様に返ってくる返事にルーシオは冗談混じりに笑う。
その声を聞いたロゼッタは小さく頷く。
それにルーシオはハァーとため息を付き『しょうがないなぁ』と言わんばかりの口調で再び喋り出す。
ルーシオ「じゃあ、四年前の話続けてもらえませんか?」
ロゼッタ「……わかった」
反省してるのか、ただ話したいだけなのかわからないがロゼッタは、素直に頷く。
意識を取り戻した私はベットの上にいた。
今度は拘束はなく自由に動けたので、辺りを見回してみた。
その部屋にはベットが何台もあり、それには私と同年代の子供がベットにつき一人居る。
既に目を覚まし、ベットに座り込んでる者
起きてはいるが、寝っころがっている者
さっきまでの私の様に気を失ってる者
まさに十人十色である
?「君、名前は?」
私のすぐ横から声がする。顔を上げ、声の方向に視線を向ける。
その声の主は、ベットの柵に手を置き、ちょうど私の腰辺りの位置から私の顔を見下していた。
しかも私のすぐ横のベットで寝っころがっている男の子と顔が似ている。
いや、似ているというより瓜二つだ。
私はジトーッと二人を見回しながら呟いた。
「……ロゼッタ・アリアモンドです。」
ピタ「オレはピタ!でコイツはゴラ!オレ達双子なんだ!」
そう言うとピタはベットで転がっているゴラを無理矢理立たせ肩を組み
自分とゴラ、二人の顔を並べて見せた。
見れば見るほど見分けが付かなくなる。
そのくらい似ていたのを覚えている。
ピタ「おい!お前もなんかしゃべれよ!」
ピタはゴラに回した腕をそれなりにきつく絞める。
ゴラ「……痛い」
無表情のままだが、痛かったのか素直に呟くゴラ。
喋ったコトを確認したピタは手を離し私のベットに座り込む。
はたしてこれで満足できるのか?
そんな少し抜けてるところはあるが、ピタの方はしっかりしている。しかも私に友好的だ。
なんで、こんなコトになったか知っているかも……
「……なんで私達、こんなコトになってるんだろう?」
聞こえるように、わざとらしく呟いてみた。
ピタ「オレにわかるわけないじゃん。」
まぁ、なんとなく見当はついてたが、何も情報は得られなかった。
ゴラ「……多分親に……実験体として売られたんだと思う。」
ゴラは再びゴロンと寝っころがると、突然呟きだした。
初めてまともに喋ったゴラ。
声は小さいが、凛としていて響くようないい声だ。
ロゼッタ「そうなの……?」
ピタ「そうなのか?ゴラ!」
私たちは二人でゴラを問いただしてみるが、ゴラは、狸寝入りを始めた。
すいません。
貼る前に寝てしまいました。
今寝起きです。
『まだ続くのかよ!』とか『さっさと貼れよ!』とか『工房はウソつきだ!』とかの
絶望と怒りと悲しみの声が聞こえるかも知れません。
『工房はウソつきだ』と思った皆さん、どうもすみませんでした。
工房はウソつきではないのです。
まちがいをするだけなのです……。
こんなヘタレですけど応援よろしくお願いします。
ケンジの負けず嫌いさとピタゴラツインズに萌えた。GJ!
超応援する。わっふる!
乙!GJ!
そしてわっふるわっふる
フォント・ゼンニン
名家ゼンニン家の長女として生まれる。一点の曇りもない、清く、正しく、澄み切った心の持ち主であり、まだ十代前半の頃からすでに神々しいまでの美しさを放っていた。
そんな彼女を知る者は、誰しも天から降り立った天使ではないかと思わずにはいられなかったという。
しかし、19歳の時、街で五人がかりでタコ殴りにされている男を見つけた時から運命の歯車が大きく狂い始めるのだった。
どうやらその男は盗みを働いたらしい。心優しいフォントはその盗人を庇ってやり、盗人に代わって被害者に示談金を支払うことでなんとかその場を収めた。
そして盗人に甲斐甲斐しく手当てを施してやった。彼が自分に向けている淫猥な視線にも気付かずに…。
盗人はコーア・クトーと名乗り、礼がしたいから自分の下宿に来てくれと言った。この狡猾な悪人の嘘を見抜くにはフォントはあまりにも純粋過ぎた。
フォントは何の疑いもなくついて行き、二人は次第に人気の無い所へと進んで行った。そして、突然コーアがフォントに襲いかかり…まだ男を知らなかったフォントの体を容赦なく犯したのだった。
フォントはその事を誰にも言わなかった。自分が汚れた女として見られる事もつらかったが、それ以上に、両親がどんなに嘆き悲しむかを想像するとどうしても言い出せなかったのだ。
しかし、その三ヵ月後、フォントは恐ろしい事実に気付いてしまう。彼女はコーアの子供を身篭っていたのだった。
たとえ望まない妊娠であったとしても、フォントに自分の子供を殺すことなどできるはずがなかった。
フォントは密かに家を出る決意をする。
さらに半年後、海を越え、コマカ諸島のゾンド王国に移住していたフォントは、無事に双子の男の子を出産し、兄にタブン、弟にキットという名をつける。
フォントの美しさと性格の良さに惹かれて求婚してくる男は後を立たなかったが、彼女はその申し出を全て断っていた。コーアに強姦されて以来男性恐怖症に陥っていたためだ。
それでもフォントは息子達に少しでもいい暮らしをさせてやろうと身を削るようにして働き、やがて流行り病にかかり、34年間の短い生涯を閉じたのだった。
(タブン、その人を殺しては駄目!あなたのお父さんなのよ)
(もういいの。だって、その人のおかげで私はあなたとキットに出会えたのだから)
PC買った。とりあえずこのスレを印刷してウハウハする(・∀・)
マジみなさんGJ!
話がところどころリンクしてるのがイイ
アミーニー…
ナンナ ♀ 12歳?
聖歌隊のリーダー格。すごくまったりとした性格だが
たまにものすごく毒舌。白いダッフルと手にもつベルはみんなおそろい。
シュッキー ♀ 11歳?
聖歌隊の2。人の話を聴かない上に、空気が読めない。
ユアレ ♂ 11歳?
ボーイソプラノ。優柔不断で、よくシュッキーにいじられる。
「「サンハイッ!おばは〜ん♪」」
ウォルタァー・エアリス ♂ 外見25 実際1192歳まで数えてた。
全てのフォースを極めた男。
しかし、その器ではなかったため『永遠の命』の呪いを掛けられた男。
『その器である伝説の子孫の生き残りを倒せば死ねる。』
と言われ、ロナウドを狙う。
主に時のフォースをつかう。
「なんで私は死なないんだ?」
「貴様を殺せば、私も死ぬ。
なんともいい死に場所じゃないか!」
シオン・ミナヅキ 女
水の巫女。自分の周囲の水分を自在に操ることができる。性格はクールであまり喋らない。
ロナウドにフォースを託す前に何者かに襲われ、命を落とす。
「やらせは……しない…………!」
星読 月夜 [ホシヨミ ツクヨ] ♀
星のフォースを司る巫女。ブレイディアの更に山奥、誰も辿り着けないような場所にあるという神社に独りで暮らしている。
見た目は和風の巫女装束と日本刀を帯びたきれいなおねーさんだが、やはり年齢は不明。
また、星の巫女は他の巫女たちとは異なり、ロストナンバー的な存在であり、他の巫女は彼女のことを知らない。
実はイースの先祖の剣の師だったりする。
星の綺麗なところでしか生きられないため、神社からは離れられない。
「…お客さまなんて…めずらしいですね…何もないところですが…どうぞあがってください…」
「…あなたがあの子の…?ふふ…」
313 :
ゲーム好き名無しさん:2006/09/24(日) 00:15:18 ID:7eT++Jyp
ストラップがなんかそれっぽくてGJ
ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン…
無数の剣撃がギーツェに向け放たれる
ギ-ツェ「どうしたどうした!そんなもんじゃあたんねぇぞ!!」
しかし、口とは裏腹に、ギーツェの心中は焦りと恐怖に満たされていた。
ヤバい!ヤバすぎだ!!コイツ普通じゃねぇ!!避けるだけでもギリギリ…このままじゃ…!
「どうした…反撃はしないのか。」
剣撃を放ち続けながらも、剣士はギーツェに語りかけてくる。
ギ-ツェ「…フン。」
バ、バカヤロ〜!反撃させる隙も見せねぇくせに!レイピアを構えた瞬間、俺の首が飛んでるぜ!!
ギ-ツェ「反撃したら直ぐに決着がついちまうだろ?」
ギーツェも口だけは負けじと、剣士に言い返す。
「……そうか。」
――同刻
広場を囲む民家の屋根から、三人組のハンターが剣士とギーツェを伺っている。
シラタキ「お、おいゼー!このままじゃあの剣士に報酬持っていかれちゃうぞ!!」
詰め寄るしらたきに、ゼーはヘヘッと笑いながら答える。
ゼ-「いいんだよ、これで。」
シラタキ「?」
眉をしかめるしらたきを横にゼーは続ける。
ゼ-「何も、獲物が元気な時にケンカふっかけなくてもいいだろが…俺たちはあの吸血鬼の首さえもらえりゃそれでいい。その過程がどうであれな。」
ゼーの答えにも、しらたきはブツブツとグチを漏す。
シラタキ「んなやり方は私の性分じゃないのに…そんなんじゃハイエナ見たいじゃんか…何だよ……。」
しらたきの反応に、ゼーは言い返す事もなくヘッヘッと笑っているだけだった。
ハイエナで結構、結構…真っ向から立ち向かうなんざ、よっぽどのハンターかバカのやることだ。
しっかし…あの剣士…一見すると、奴の攻撃を吸血鬼野郎が紙一重でかわし続けている様に見える……だが、俺には奴が紙一重で《かわす事のできる》攻撃を放っているようにしか見えねぇ…。
何でだ…?しかし…もし…もし何らかの理由でそうしているのだとしたら…俺達がここにいるのは時間の無駄って事になるな……
シラタキ「あー!!もうガマン出来ないー!!アタシ一人でも行くよ!!」
我慢の限界を越えたしらたきは、そう言い放つと猛スピードで屋根を駆け降りていく。
ゼ-「おい!!まて!!……くっそ!あのタコ!仕方ねぇ…行くぞシャールカ!」
シャ-ルカ「うん…。」
ドッ…ギーツェの背中が壁を突く、と同時に恐怖いう感情が込みあげてくる。
ギ-ツェ「ヤッベェ…!!」
ヒュン…剣士は彼の喉元で剣先を止め、問いただす。
「……貴様、村人達に何故牙を向けた。」
剣士問いにギーツェの頭の中は更に混乱する
ギ-ツェ「き、牙ぁ!?なにいってんだ!!さっきから、いきなり斬りつけて来たり訳の分かんねぇ事ばっかいいやがって!!ヴァンパイアってだけでこんな仕打されなきゃなんねぇのかよ!!!」
ギーツェの唇は震えながらも必死で声を絞り出して反論する
「………。」
「フン!まぁアンタが只のヴァンパイアならね…だが吸血鬼は御呼びじゃないんだよ!!」
突如として声がしたかと思うと、地面をローラーブレードで滑走しながら、少女が猛スピードで近寄ってくる
「もらったあァァアァ!!」
そう少女は言い放つと、手に持った刀でギーツェの首を的確に狙い水平に振る
ギィン!!
「テメェ…どういうつもりだ!!」
ギーツェに突き着けられていた剣は、少女の刀を遮る。
わっふるわっふる
ゼ-「しらたき!離れろ…。」
シラタキ「何言ってんだよ!!今やらなきゃ…」
ゼ-「離れろ。」
ゼーの普段は決して見せない鋭い目に、しらたきは言葉を詰まらせる。
シラタキ「ぐ…わ、分かったよ…チッ。」
しらたきは軽く舌打ちをすると、剣士を見据えながら素早く距離をとる。
ギ-ツェ「わわ、わかったぞ!村に貼り付けてある十字架とかさっきの幻術とかお前らの仕業だろ!!」
しらたきは剣士を睨みながらも、ギーツェが放つ言葉に答える
シラタキ「十字架ァ?ああ、あれねぇーキクかなーとおもってさ。きかなかったなー…なぁゼー。」
ゼーは鼻で一つ笑うと剣士に眼光を向ける
ゼ-「剣士さんよぉ…仕事邪魔されちゃ困るよー…大人しくしてないとこっちが迷惑なんだよ。」
シュパァン!!
ゼーは、釣り竿を鞭の様にしならせ地面を叩く。鞭独特の湾曲した跡が地面にくっきりと残り、深さからその威力は用意に想像できた。
「…確信の無い者を仕留める訳にはいかん。」
想像もつかない剣士の言葉に、ゼーは一瞬あっけにとられる。
ゼ-「確信だぁ?んなもんはなぁいらねぇんだよ!!依頼主がそいつの首が欲しいといったら、首を狩る!歯がほしいと言ったら歯をブチ抜くんだよ!!それがハンターだ!剣士さん…あんたハンターに向いてないよ。」
クイッ
ゼーの服の袖を何かが不意に引っ張るが、ゼーは剣士から決して目を離さない
ゼ-「何だ…シャールカ。」
ゼーの言葉の先には、クマのぬいぐるみをギュッと抱きしめるシャールカの姿があった
シャ-ルカ「あのマントの人…悪い人じゃないよ…。」
シャールカの言葉にゼーはクッと眉をしかめる
ゼ-「ったく…とんだ甘ちゃん揃いだな…。」
もう少しだけ続きます…他の方の作品を読んだ後ひまだったらでいいんで、読んでみてください
GJ!!&わっふるわっふる!!
シャールカに萌えたwww
321 :
猫魔王:2006/09/24(日) 18:37:28 ID:luYbJp03
状況整理
場所は深緑生い茂る山
中腹あたりにエカタードシュルツェ盗賊団経営の宿屋(結構儲かり気味
山を囲むようにフランソ軍が360度配置、戦力差はおよそフランソ3000対エカタードシュルツェ200
それを察したマヌートは200人団結によるフランソの包囲からの一点突破&逃亡を敢行。
これによりエカタードシュルツェが戦う数は4ケタ以下に抑えられる。
配置
エカタードシュルツェの作戦行動の際の陣形は、前・中・後3つに大きく分けられる長方形。
フランソの陣形は先も挙げたように、圧倒的人数で山を囲うように配置されている。
エカタードシュルツェの陣形の役割
前・フランソ包囲に突撃して包囲に穴を開ける。マヌート、ロジャーはここ
おそらく一番危険、だがここで穴を開けれるか否かで戦局が決まる。
中・前の部隊が開けた穴を維持しつつ、後から来る後方の隊の逃亡を手助け。
長期戦が見込まれる。
後・非戦闘員や少数の護衛で構成される逃亡一点の部分。麗紅・ラケル・アミーニー
比較的安全なことが予測される。
フランソとエカタードシュルツェの目的
フランソ・前回の戦いで敗戦、剣魔という抑止力で再度の進行を諦めていたが、どこかから剣魔はもう居ないとの情報を入手。
夜襲で一気にエカタードシュルツェを叩く。
エカタードシュルツェ・フランソの包囲から逃げた後安全な場所へ移動。
322 :
猫魔王:2006/09/24(日) 18:40:28 ID:luYbJp03
現在の状況
幸いなことにフランソの包囲が薄いところに進行
麗紅・ラケル・アミーニー(猫?)チームVSフランソ先行部隊
アミーニーを置いて麗紅・ラケルは二手に別れてフランソ先行部隊と戦闘、8人撃破(内一人は逃亡、もう一人は捕虜
エカタードシュルツェ前方部VSフランソ包囲
ロジャー、ジャンヌに決闘を申し込む。
各々の目的
アミーニー「人助けでしょうか?、」
猫「ノーコメント」
麗紅「人助けだね」
ラケル「気は乗りませんが、人助けです。念を押しますが嫌々ですからね」
イル「エカタードシュルツェの追撃、でも捕まっちゃったorz」
マヌート「エカタードシュルツェは俺が守る」
ロジャー「隙を突けば勝てる…」
エルケン「エカタードシュルツェを追撃、メンドクセ」
???「商品の実践販売でしょうか」
ジャンヌ「国家を脅かす盗賊団の排除」
GJ!&わっふるわっふる
スタン・ダード ♂ 26歳
アベレージ共和国軍の兵士。体力、知力、技能、精神力など全てが平均的であり、独特の主義・思想や趣味などもなく、これといった特徴が無いなんとも面白味の無い男
存在感が無いため潜入任務に向いているのが唯一の長所か
「スタン・ダードだよ!いい加減覚えてくれ」
そういやジャン・ポールってフランソ騎士もいたな。
猫さん職人さん乙。
剣士いいヤツだなw 豹変するかが楽しみだ。
大地の巫女その1投下したのも自分だったかもしんない…
もうしばらくROMってます…
皆さんGJです。
ゼロ ♂ お兄さんとおっさんのはざま。
雨男。そりゃもう雨男。雨の神なんじゃないかってぐらいの雨男。
ゼロの周りはいつも雨が降るので傘が手放せない。
寒がりでいつも黒いコートを着込んでいる。
「…すまん、なんかどしゃ降りで。」
そして時は動き出す…
なんか水の巫女がいたので両方大地として保存しました。
ほかに手直しの足りない部分があれば指摘してください。
コピペ作業3時間はきついわ…orz
ROMるとはいったものの…これはまとめの人乙と言わざるをえない!
スマソ、何故か見落としてた
まだストーリーに登場してない人が
登場キャラに出てるけど乙!
>>333 それは今すぐきっちりお答えいただかないと?
お国元を含めて?
いろいろと面倒なことになりそうですが?
ごめんねチェック甘くて。rz指定していただければ後で修正します。
まとめの人、超乙!!!!
336 :
ゲーム好き名無しさん:2006/09/25(月) 13:52:58 ID:ooDQcqNu
∧_∧ マトメ乙ッ
∩`iWi´∩
ヽ |m| ノ
|  ̄ |
U⌒U
λ_λ 乙ッ! 乙ッ!
∩`iWi´∩ ∧_∧
ヽ |m| ノ∩`iWi´∩
|  ̄ | ヽ |m| ノ
| | |  ̄ |
U⌒U U⌒U
上げちまった…スマソ…
338 :
ゲーム好き名無しさん:2006/09/25(月) 14:22:53 ID:vp+eVeKb
エスメラルダ ♀ 見た目15歳 実際5歳
フォビアと同じ研究所でつくられた半獣人。
普段は普通の女の子だが、豹に変態できる。
「飲んどる場合かぁぁ!」
>>340-341 GJ!
ライカ・フォン ♀ 22歳
傭兵国家フリーデンの女兵士。戦闘能力は並だが、誰とでもうまくやれる貴重な存在
「ここは私が守るからあなたは援軍を呼びに行って、早く!」
GJ&猫魔王編わっふるわっふる
インテリ・ワイズマン ♂ 58歳
エスシェンセ公国の王立大学学長。文理を問わずありとあらゆる学問に精通し、人類史上最高の頭脳の持ち主と呼ばれている
その昔、ラックスをめぐって親友のブルジョワと争い、敗れたという過去を持つ
「人が人であるために必要なのはただ一つ、知性だけだ」
トルピ・サパポネ ♀
謎の動物の頭蓋骨をヘルメットのごとくかぶってる骨マニア。
記憶力が悪く、人の名前を覚えることが出来ない。
「えっとなんだっけ名前…変態パンツ仮面だっけ?」
「うぉおお!骨!骨モンスターktkr!!!」
軍曹 ♂
かわいそうなやられ役のオサーン。ハンドガンの腕前はひどい。
「お前は誰だ!お前は誰だ!」
「美しい…ぐふっ…」
傭兵国家フリーデン
土地の殆どが山であり気候も厳しく土壌も貧しいため、食糧が国民に行き渡るほど収穫できない。
しかし天馬や飛竜などが多く生息している。
そのため食糧は竜騎士・天馬騎士を主とする自国の兵士を傭兵とすることで得た外貨で他国から輸入する、という政策を取っている。
徴兵制、門外不出の訓練術により、国民の殆どが平均以上の強さを誇る。
特に同盟とかは結んでいない。
元首のラルゴ・ダーウェルは最強の竜騎士と呼ばれている。
ラルゴ・ダーウェル ♂ 42
『ラルゴ・ザ・ドラゴンマスター』『ラルゴ・ザ・ドラグーン』などの通り名で知られる傭兵王。
竜騎士としての腕だけでなく、国と国民への思いも大きく、国民からも慕われている。
彼の駆る飛竜カタストロフは他の飛竜を上回る巨大な体躯を持ち、美しい姿をしている。
「これも仕事…国の為だ、恨むなよ。」
「やれ、カタストロフ。」
「相手が悪かったな。我に対峙した事…あの世で悔いろ。」
ギ-ツェ「ハァッ…ハァッ…!」
吸血鬼!?何言ってんだこの女!?この村にはまだ数回しか来たことねぇっつの!
……と、とにかくだ、この場から一刻も早く逃げねぇと!!遅かれ早かれ、確実に殺られる!!
ギーツェは剣士とゼー達が会話をしている隙に、目だけを動かし逃げ道を探す。
ギ-ツェ「…!」
あ、あの裏路地に逃げ込めば…何とか撒けるかもしれねぇ!!かなり距離がある…いけるか!?この震えた足で!?いや、行くしかねぇ!!行くぞ!行くぞ!!3…2…1…
ギ-ツェ「っりゃあぁぁ!!!」
かけ声とともにギーツェは全力で走り出す。
後ろなど一度も振り返えらず裏路地だけを目指して。
シラタキ「!!っの野郎!ゼー!!」
バッとしらたきは、ゼーの方を向き指示をあおぐ。
ゼ-「まったく……追うぞしらたき!!シャールカお前はそこで待ってろ!剣士さん…あんたは着いて来ない方が身のためだぜ!へっ…」
そう言い放ちゼーとしらたきは、裏路地に逃げ込んだギーツェを追い路地へと消えていった。
シャ-ルカ「あ…!待って!その人ホントに…悪い人じゃないのに……。」
ヒュン…パチッ
剣士はギーツェを追うそぶりを一切見せずに剣を鞘へと戻す。
シャ-ルカ「あなたは…行かないの…?」
剣士の方を少しうるんだ目が見つめる。
「…どうやら…獲物は別にいるようだな…村長よ。」
パチパチパチ…
背後から手を叩く音が響き、村長がゆっくりと近ずいてくる。
ドッグズ「おやおや気づかれてしまいましたか…私に気が付いたのは貴方が初めてです。」
「…村人は皆協会に避難しているはずだが…?」
剣士は背後から聞こえてくる声に振り返る事なく、淡々と喋りつづける。
ドッグズ「そうですよ…見られると不便な事が多他あるもので…。」
タタタッ…
シャールカは剣士の元に駆け寄ると、ローブに隠れる様にくるまりドッグズの様子を伺う。
シャ-ルカ「アナタ……人じゃない…。」
ドッグズ「おやおや…何とも勘のいい子供(ガキ)ですね…。」
ドッグズはシャールカを舐める様な眼差しで見つめる…その瞳孔は既に人のそれとは大きく事なっていた。
「…それだけフォースを駄だ漏れさせておけば、素質が有るものならば直ぐにでも気が付く…。」
剣士は後ろを振り返るやいなや剣の柄を握り締め、直ぐにでも抜剣出来る構えに入った。
「…後ろに隠れていろ。」
剣士はシャールカにそう促すと、シャールカはコクッと頷き剣士の後ろへと隠れる。
ドッグズ「ふむ…フォースの存在を知っているか…なかなかの上玉ですな。これならばあの方もお喜びになるでしょう。」
ドッグズは不敵な笑みを浮かべ頷きを繰り返す。
「……。」
…あの方…?…獲物は二人、もしくはそれ以上と考えた方が良さそうだな…。
ドッグズ「大変でしたよ…なかなか強者が現れなくてね…ゴッゴガッ…村人まではガッ…よかっタんデスよ…グッゴッ…」
ドッグズは全身から骨が外れるような音を放ちながら異形の者へと変わってゆく。
ギュッ…
シャールカの剣士を掴む手が強くなる。
ドッグズ「だが…ゴッいざハンターが…グカやってキて…アイテヲスルトナルトナ…ガッ不味インダヨ…特ニオトコハナァァ…!ダガ、ソレモ今日デ終ワリソウダ…グロロロロロ……」
話しが終わる頃には《それ》は既に人の形をしてはいなかった。
顔は歪み犬の様に変形し、その首の下に褐色の体毛を持った身体が着いている…その姿は見るものに嫌悪感を与えた。
「哀れな姿になったな村長…。」
シャ-ルカ「あれ、知ってる……たしか、汚血夜犬。別名ダーティブラッドナイトハウンド…前に本で読んだことある。」
ぬいぐるみと剣士のローブを両手に握りしめながらも、シャールカは汚血夜犬から目をはなさない。
「………。」
…地獄の番犬が何故ここに…
ドッグズ「マズハ、オマエカラダ…ノコリハフォースニ気ガ付カナイ時点デ、スデニ用無シダ。アトデユックリ始末スレバイイ!!グロアァアアァ!!!」
凄まじい一鳴きと共に、ドッグズは剣士に一直線に向かってくる。
「デカイのは身体だけのようだな…」
職人さん達減ったな…サミシス。
また書かかせてください。
GJ!超GJ!わっふるわっふる!
それと職人さんが少ないのは学校か仕事に行ってるからだと思う。
>351
そっか!そうだよな。
夜勤が殆どなもんで、感覚が麻痺してたよ。
荒れてた時は見てなかった人も多いんじゃないかな
自分もその一人。
よかったらまたアラスージー出してほしい
GJ
みんなぼちぼち帰ってきてくれたみたいで安心した。
ルーカスの人かむばっく
このスレからの新職人は何人いる?
ガヴロン ♂
よく人をさらう謎の人物。
さらうだけで何をするというわけでもない。
「ちょっとこの子借りてくね」
「ついうっかり…」
357 :
ゲーム好き名無しさん:2006/09/27(水) 15:53:34 ID:jRqPlK13
アルベール ♂ 26才
エロいことしか頭に無いナルシストなフランソ人。ルックスは小太りで格好よくない。
「どう?オレといるとHな気分になってこない?きませんかそうですかorz」
ロンベルト・アルトリアス ♂ 51歳
ダクマス王国の大臣。下の者には威張り散らし、上の者には尻尾を振る、嫌な上司の典型
裏でエヌエチケキョイク帝国とつながっているという噂がある
(フン、バカ王子め)
「貴様の家の廊下細くないか?」
ダマクスじゃね?
360 :
358:2006/09/27(水) 17:09:58 ID:8l4ubRvU
失礼
まとめの方、修正よろしく
ロザミア・リベラー ♀
ダマクス王妃。
結構武闘派で、妙に格闘技に精通しており、普通に気功とか使ってくる。
「お宅のバスルーム、窮屈すぎませんこと?」
ダマクスの方々、どうやって使おうか……?orz
外電、本編、ルーカス、猫バンボーわっふる
王妃とかは無理矢理参戦とかできそう
無理して使う必要は無いさ、本編でも使いようがあるし。
たしかに無理に使わなくてもいいんだが……
過去話終わったらできるだけキャラ(ダマクス以外も)使えるように、がんばります。
今書いてるピタとゴラの話、ギャグもなければ感動もない……orz
ただ今ところどころにギャグ挿入中
サッキー&右翼
巷で有名なアイドルコンビ。
実は裏の顔で暗殺家業を営んでいる。
「左翼のサッキーです!」
「右翼です」
367 :
猫魔王:2006/09/28(木) 00:36:53 ID:RfW5tSVP
ロジャー「頭領…アナタは、生きてください…」
声にすら出来たかわからない、ただ、これが『死』なんだと本能的にわかった。
―――勝負は一瞬だった。
ジャンヌが繰り出した槍をロジャーが双剣で受け流し地面に突き刺した。
槍を足でさらに深く食い込ませジャンヌに肉薄した瞬間、ロジャーは黒い炎に飲み込まれていた。
ジャンヌ「大したことないわね、これじゃあリーダーもたかが知れて――」
そうジャンヌが髪を掻き上げ、けだるそうに口を開いた瞬間だった。
突如、後方の山から強烈な光を放つ柱が天へと立ち昇った。
ジャンヌ「あれは…まさか……」
マヌート「なんだ…あれ」
それの発生により争っていた両陣営の戦いは無意識に止まる。
ただ一人、猫だけは予測していたかのようにそれを眺めていた。
猫「…まずは一つ…」
最後にその口をニヤリと歪ましたまま。
368 :
猫魔王:2006/09/28(木) 00:38:33 ID:RfW5tSVP
――時を、少しだけ遡ろう。
「さぁ、ここにありますは一振りのシャムシール!切れ味はこの通り!キェェーッイ!!」
夜の暗闇からヌッと出てきた男は握っていた剣を縦一文字に勢い良く振り降ろす。
「ぇ…?」
喉が一瞬にして渇いた、頭が真っ白になった。
なにが起こるかわかる、私は死ぬ。
一撃で絶命する、躱すことはできない。
「ちぃ…!!」
気付いたら体が動いていた。
捕まえていた女を突き飛ばした左腕からは血が飛び、ガキッと骨で剣を受けとめた音が脳に届く。
「ガッ!?……あぁぁぁアアアア!!」
痛みで意識が飛びそうになるのを押し止め、残った右腕で握り拳を作り、目の前の曲刀を叩きつけるように殴り飛ばす。
「ぬっ!!」
女とは思えぬ力が男の剣に加わる。
野球の豪速球を打った時のような痺れが、手に伝わり思わず放した剣がヒュンヒュンと弧を描き木に突き刺さる。
「やりますねェ、これは試し甲斐がある」
「ガナン商人…、これは一体、なぜ味方の私に攻撃を…!?」
「おい、早くソイツから離れろ!」
イルを間に挟む形で両者が距離を取り合い視線を交わす、一方は楽しそうに口を緩ましながら腰の剣を選び、一方は眉間に皺をよせ鋭い目付きで棍を構える。
「先程からずっと見ていましたよ。敵に負け、捕虜になり、あまつさえ敵である奴に“ありがとう”?」
「う…、そ、それは」
「だからそんな情けないアナタを私が殺してあげるんですよ。剣の試し斬りを兼ねてね」
抜き出した剣でイルで指差し、軽がると口を滑らせる。
「――離れろって言ってんのがわかんないの!?」
「ガナン商人!、私はっ、」
「問答無用」
イルが口を開いて何かを言おうとした瞬間、二つ影がイルに近づく。
「……その兵士は同じフランソ所属の私が始末する権利があります。
邪魔ですよ、どいてください」
「ふん、やなこった…!」
刃筋が立たないように棍で剣を流し、麗紅はガナンにヘッドバットを繰り出す。
「ぶっ!下品なお嬢さんだ」
再び距離を取り、鼻を押さえながら二人を見据える。
「あ〜、え〜と、…そこのまな板!」
「なっ!?誰がまな板よ!」
「しょうがないでしょ、アンタの名前知らないんだから」
「……イル・ガンシュ」
「よしイル、アンタどっちにつく?」
「は?」
質問の意味を理解できず、キョトンと立ちつくすイルに麗紅は急かすように言葉を続ける。
「背中バッサリされちゃうかもしんない危ない人か、この心やさしい超絶美少女麗紅様かどっち!?」
正直どっちもヤダと思ったがそれは心の奥にしまった。
たしかに今のガナンにつけば確実に殺されてしまう、それは嫌だ。なら残されたのは
「…麗紅」
「よっし、裏切んなよ!!」
そういうと麗紅はイルから取り上げた武器を投げ渡し、ガナンに向かって飛び出した。
369 :
猫魔王:2006/09/28(木) 00:41:51 ID:RfW5tSVP
「はぁ…はぁ…」
戦局は相手に傾いている。
「……魔法は設置型で術者から円形にしか広がらないタイプか」
領域も完璧に見切られている。
…ヤバい、このままじゃ負ける。
「どうした坊主、さっきの威勢はどこに行った!?」
ガンガンとエルケンは銃を乱射する。
「ふん、それはこっちのセリフです。そんなに撃っときながらまだ一発も僕に届いてませんよ?」
泥が持ち上げり、巨大な手の形を形成する。
エルケンの弾はソレに飲み込まれる。
「これじゃマラソンマッチですよ。いや、フォースが使えなく、弾に限りがあるアナタでは勝負は決まっていますが…」
(ふむ、着弾した弾に圧力をかけて弾の威力を殺してるってところか)
「フォースが使えないってのは外見の判断か?、親から教えてもらったろ人は見かけによらないって、…まぁ実際フォース使えないんだけど、なっ!!」
泥の領域外からまたもエルケンは弾を放つ。
「何度やっても無駄です…」
ラケルはさきと同じように、泥の手を構える。
「…そこだ」
飲み込まれた弾の中でまだ回転が残っている弾に向けて、さらに四本の腕から正確に弾を撃ち出す。
撃ち出された弾は残った弾を押し出し、泥の手を貫通する。
「!、くっ!」
ラケルは驚きながらも紙一重で弾を躱す。
「まぁ、こんな感じで能力者と非能力者の差なんて技術で簡単に埋めれるけどな」
「ふん…、マグレじゃないんですか?」
「試してみるか…?」
そういうなりエルケンは森の茂みに消えはじめる。
370 :
猫魔王:2006/09/28(木) 00:42:51 ID:RfW5tSVP
「いてて、なんだよアイツ、めちゃくちゃ強いじゃん!」
斬られた腕を抑えながら、麗紅は驚き混じりに毒づいた。
「い、いや私に言われても困るんだけど…」
木の影に二人は隠れ、息を潜めていた。
「てかアイツ誰なの」
「商人グループ「ベダル商団」の総元締めで、戦術レベルでの武器や戦具を販売する死の商人。
刀剣を鍛え続ける刀鍛冶でもあり、相当の武器マニア。役職柄か剣の腕前も相当で、自らが鍛えた曲刀「ベダルブレードMK 」を振るう。
実演販売と称し、打ち鍛えた剣で人を斬りつけることで有名。今はフランソ軍に自ら実演販売をしにきている」
「やけに詳しいなぁオイ!」
「…見つけましたよ」
二人の会話に割って入るようにガナンの声が響き渡ると同時に、麗紅の少し上の部分から木が真っ二つに斬られる。
「ざ、斬鉄剣ですか…?」
「いいえ違います。ベダルブレードMKです」
「そんなこと言ってる場合かっ」
イルがツッコミを入れながらガナンに数発ライフル弾放つ。
「おっ、と」
だが、超近距離で放たれたにも関わらずガナンはその全てを横にした剣で防ぎきる。
「「ブッッ!!?」」
そのあまりに常人離れした剣技に二人は思わず吹き出す。
同時に目を合わせアイコンタクト
(え、勝てる気しないんだけど?)
(うん私も…)
(…逃げる?)
(一番安全だと思うけど、多分追い付かれる。囮とか居るならべ……なんでそんな熱意の籠もった眼差しで私を見んの…?)
(尊い犠牲になるきない?)
(なるかアアァ!!てか裏切るなよって言いながらお前が先に裏切りそうじゃん!!)
(ちっ)
終了。
「キエェェェイ!!」
「うわ、ちっとタンマ!靴紐ほどけたっ!」
容赦なくイルに振り下ろされる剣を麗紅が棍で受け流すが、流し切れなかったのか鉋をかけたように棍から木製の鰹節が舞う。
「しぶといですね、ですか…その分殺り甲斐があるというもの…」
片目をあけニヤリと口を釣り上げ睨む。
が、睨むはずだった二人は遠くに消えていっていた。
「いや、だから逃げても追い付かれるって言ってるじゃん!!」
「やってみなくちゃわからん」
走りながらもやはり二人は心配になり後ろを見る。
そこには、鬼のように爆走したガナンの姿が
「〜〜〜っ!!」
ぬちゃぬちゃと泥に足に気を取られながらも二人は気合いで走り抜ける。
371 :
猫魔王:2006/09/28(木) 00:45:54 ID:RfW5tSVP
三十秒ほど走ったところで突然、横から何かが麗紅に飛び出してくる。
「痛てっ!」
「おっとぉ?、ごめんよ」
「いや…」
(あれ、なんでこんなとこに人が居んの?)
男が飛び出してきた方向を覗くと領域を展開したラケルの姿が見えた。
(…)
戦闘地域から人が飛び出して来る→その先にラケル→ラケルは戦闘態勢→よく見るとコイツ銃でラケルを狙ってる→敵
「ガ、はぁぁぁ!!?」
「…はぁ?」
茂みへ消えたエルケンがいきなり中空を舞うように飛び出してくる。ラケルはその出来事が理解できず目を見開き口を半開きにする。
「ラケル!!」
「麗紅さん!?」
エルケンが出てきた場所から棍を構えた麗紅が大声でラケルの名前を呼ぶ。
「後ろから来る奴、頼む!!」
そういうと麗紅はイルといっしょに茂みの中から走り抜けてくる。
「逃がしませんよ!!」
「…こいつですか」
それを追うように飛ぶようにガナンが走ってくる。
コイツが恐らく“後ろから来る奴”なのだろう。ラケルは動揺していた心を瞬時に切り替えガナンに手を構える。
「Mud tidal wave」
奴は自分の能力を知らない、ましてや知っているエルケンは今そこで藻掻き苦しんでいる。
そして能力を知らないアイツは完全に自分の領域に入っていた。決まる、完璧に
「な、に!?」
それは森のなかではありえない光景だった。
まるで海だったかのように巨大な津波が発生し、木々を飲み込みガナンの眼全に広がってくる。
「ぬ、あ……ぶるぁぁぁ!!」
ガナンは完全に混乱し、なにをすることもなく泥の波に飲み込まれていった。
372 :
猫魔王:2006/09/28(木) 00:47:27 ID:RfW5tSVP
「ふぅ、これで大丈夫でしょうか?」
「あ〜助かったよぉ〜」
「いえ、僕も助かりました。…ところでそちらの方は?、それに傷も」
「あ、え〜と……」
「イル・ガンシェです。フランソの仲間に裏切られたところをそちらの麗紅さんに助けて貰いました。その傷はそのさいについたものです」
言葉に詰まる麗紅を見て事情を理解したのかイルは簡潔に自分のことを語った。
どうせフランソの軍服を着ているのだ、下手な嘘よりこちらのほうが効果的だと判断したのだろう。
「そうですか、わかりました」
「……えぇ!!」
「な、なんですか!?」
「いや、もっと怪しんでよ。なんか調子狂っちゃうじゃない!!」
「…あぁ、なんだそういうことですか。それなら大丈夫ですよ、だって麗紅さんはイルさんを守ろうとしたじゃないですか」
「…どゆこと?」
「麗紅さんさっき言葉に詰まりましたよね。それって僕がイルさんを疑わないようにする言い訳を考えてたんじゃないんですか?」
「ん…まぁ、ね」
「麗紅さんって見た目まんまのいい加減な性格をしてるんですけど、人を見る目は人一倍いいですよ。だから、そんな無い知恵絞って守ろうとする人に危ない人はいないって思うんです」
「…なんとなくわかる気がする」
「んなんか馬鹿にされは気がするぞ」
話に区切りがついた直後――――いきなりくぐもった爆発音が響き渡り、泥が一気に飛び散る。
「「「!?」」」
爆心地から白煙が立ち登り、そこから何者かが引きずり上がってくる。
それはさっき倒したと思われたガナンだった。泥に飲み込まれた時に持っていた爆薬にでも着火したのだろう。
「やって…くれますねぇ…」
先のガナンとは違い、自慢の剣は折れ、服は焼け焦げ、顔は爛れていた。
「まだ生きていたんですか、しぶといですね」
ため息混じりにラケルは再度 ガナンに向けて手を構える。
373 :
猫魔王:2006/09/28(木) 00:49:44 ID:RfW5tSVP
これで確実に決まるだろう、そう思えた。だが
「麗紅さん、ラケルさん!! 」
必死に追い掛けて来たのだろう、二人の顔を見るとアミーニーは立ち止まり、安心したように肩で息をし始める。
「「アミーニー(さん)!?」」
「……ほぉ」
二人が逃げろと言う前に、アミーニーはガナンに拘束される。
「きゃ!?ど、どちらさまですか…?」
「アミーニー!!」
「この娘の命が惜しくば武器を捨てろ、遠くへだ。そのやっかいな魔法も解除しろ」
刄の残る剣をアミーニーの首筋に当てて目の前の三人に大声で言葉を発する。
「…くっ」
三人はガナンの指示通りに武装を解除し、無手のまま構える。
「次はなんだ!」
「くく、それでは――――さようなら!!」
いつのまにか麗紅達の足元に仕掛けられた缶のような物が破裂音を響かせ始める。
「な――!!」
音が止まった次の瞬間、ソレは爆発を起こした。
麗紅達が爆炎の逆光でシルエットになるのが目に移ると同時にアミーニーの中で何かが弾けた。
374 :
猫魔王:2006/09/28(木) 00:50:46 ID:RfW5tSVP
「いやぁぁあぁぁ!!!」
何かが流れ込んでくるの感じる。
『我の名は、もっこりもこみち』
「もっこりもこみち…?」
『あの者達を助けたいか?』
「え」
『救う力が欲しいか?』
「…ほしい」
『それがたとえ、許容しきれなくても?』
「構わない、欲しい。麗紅さん達を救う力が欲しい」
『なら…、さわってごらん?』
ガナンはなにが起きたか理解出来なかった、アミーニーがいきなり叫んだかと思うとまるで磁石のような力で後ろの木まで弾き飛ばされる。
「みんな、もう大丈夫…」
そこには、天にも届きそうなほどの光が立ち上り、その中心にいるアミーニーの背中にはフォースで形作られた翼が生えていた。
そして両の手を合わせたと思うと、突如発生した水の球体が見るも無残になった三人の体を包み込む。
『私の水は、全てを包み込む』
癒しの術を紡ぎだすと、三人の体は服ごと時間でも戻したかのように瞬時に再生し始める。
――記憶が、知らない人の記憶が私の中に入ってくる。
「やらせは……しない…………!」
「水のフォースよ――…相応しき者の…元へ」
選ばれたのだ、贋作の私が。
「巫女だけに使える簡単転移魔法…、これで」
知識と記憶その膨大な物の中からエカタードシュルツェを救う力を見つける。
『ここからエカタードシュルツェのメンバーを詮索し、発動する』
ガナンが瞬きした後、その全てが無かったかのようアミーニー達は消えていた。
それは戦場でも同じことが起きていた。
マヌートも、ほかのメンバーも全てが消えた。ただ、命を落とした者達のみがその場に取り残して―――。
だめだwwwwwwいい話なのにもこみちで雰囲気壊れるwwwGJww
GJ!
骨に達するほど深く切られてんのに麗のやつえらく元気だな
>>374GJッ!
>>375に先に言われたが、もっこりもこみちの所為でシリアスシーンにしか見えない……
本編、イース、ルーカス編も、わっふる!わっふるッ!
GJ!
でももこみちのせいで飲んでたコーヒーを盛大に吹いたわww
なんかエルケンが仲間になる夢見た。
イルに向かってペチャパイだのまな板だの言ってたりしてた。
チラ裏スマソ
ども(^.^)
めっちゃ久しぶりに来てみました♪1スレ目の住人です(;゚д゚)ってかびっくり!いつの間にか外伝とか出来てるしw
私の作ったキャラはどうなったかわかりませんが、まとめサイトにはちゃんと掲載されていたので、なんだか安心しました\(^-^)/
このスレはいつまでも続けたいですねd=(^o^)=b
学園都市アルトリス
幼・小・中・高・大一貫校の都市で学生は全寮生、各国との争いもなく大変平和。
旅でここを訪れた者は転校生として歓迎される。
制服、寝床、その他もろもろ無料で支給される。
エアリアル=ハーティス 女 24歳
ダマクス王家に仕える侍女
機械のように感情を全く見せずに完璧に職務をこなす
バンボーと二人でいる時だけ笑顔を見せるらしい
「貴方の家の照明暗くありませんこと?」
(王子…どうかご無事で…)
しんら ♂ 18?
肌も髪も白い人。頭の天辺に狐のような耳がある。
(実際狐だが、本人は髪の毛の一部だと言い張っている)
適当な性格をしているが、人に化ける力は本物。
顔の左半分に赤い刺青が入っているのが特徴。
たまに江戸弁が出る。
「あ、それはちょいとばかしマズイやね」
「人を哀れむような目で見ないで下さい。すげえ泣きたくなる。」
「ちょっ反則!それマジ反則!」
おいらロビーのほうに別の投下しときました。
>381ゴメン…PC許可忘れてた
ピタ「おい!寝るなぁ〜!」
ピタは、私のベットから腰を上げ、狸寝入りをしているゴラに怒鳴る様に喋る。
当のゴラは寝返りを打つように、ゴロンと私のベットに背を向けた。
ロゼッタ「なんか、変わった人だね……」
私は、その時ゴラとは姉弟や兄妹には絶対なりたくない(とくに兄妹)と心から思った。
それと同時にゴラの兄弟であるピタを少し尊敬。
ピタ「おい!起きろよ!」
私はベットから身を乗り出しゴラを見つめ
ピタはゴラの掛け布団をバッとひっぺがす。
布団は勢い良く持ち上がっり、急な寒さからかゴラは一瞬縮こまる。
しかし何事もなかった様に掛け布団無しで寝るゴラ
私達は唖然と、その様子を見ていた。
周りの子供達はクスクスと微笑しながらも、その様子を見ている。
そんな中、突然ゴラはムクリと起き上がった。
周りの子供達は何をするのかと言う好奇心でゴラをさらに見つめる。
ゴラは大勢に見られながらも、部屋中に聞こえるだろうという大声で叫びだした。
ゴラ「早くベットに入って!
ゴロリが来る!」
突然の大声に、私も、周りの子供も、そして実の兄弟であるピタまでもビクンと背筋がのびる。
一瞬、静かになった。
が、その次には、ドタバタと慌ただしい音が部屋中に鳴り響いていた。
皆アセアセと自分のベットに戻っているのだ。
かくいう私も、狸寝入りをしていた。
ゴラの言葉には根拠はないが、妙な信憑性、不思議な説得力があったからだ。
私はこの時『普段、悪ぶってる奴が、少し良いことをしたら、凄い善人に見える。』
この法則って本当だなぁと心から思った。
『ゴロリ』と言う名前も手伝ってか、皆ベットで寝たふりをしている……
いや、一人だけベットに帰ってない奴がいたな。
ピタ「もう少し喋ろう?
オレ喋ってないと落ち着かないんだよ!」
ピタはまだ呑気に私のベットに座り込んでいる。
ロゼッタ「とりあえず自分のベットに戻って!」
私はガバッと上半身を起こし叫んだ。
まさにその時だ!
ゴロリ「おっはよ〜う!」
バン!と豪快にドアを蹴り上げ、奴は入ってきた。
やはり、寝ている子供の中、起き上がっている私たちは目立ったのだろう。
真っ先にゴロリは、私とピタを見つめ指を差し、叫ぶ。
ゴロリ「元気がいいねぇ!
二人決定!」
そう言うと私たちから視線を離し、辺りを歩き始めた。
しばらく巡回するように歩きベットを覗いてたゴロリだが、私のとなりのベットを見るなり動きが止まる。
そのベットに居たのはもちろんゴラだ。
ゴロリ「おっ!君!
元気がいい子にそっくりだぁ!
三人目っと!」
ゴラをユサユサと揺すりながら、ゴロリは叫ぶ。
ゴラは、まるでさっきまで寝てたかの様にウトウト起き上がり辺りを見回した。
白々しい奴だ。だが不思議な奴だった。なんでゴロリが来るコトがわかったんだろう?
ゴロリ「僕についてきて!」
ゴロリは、あやすようにゴラの頭に手を置き優しく喋り掛ける。
ゴラは無言で頷くとベットから出た。
当然、私たちも、つれていかれるだろう。
「私達も呼ばれてるし、立とう?」
私もゴラに続けてベットから起き上がると
ベットに座り込んでいるピタにだけ聞こえるように囁いた。
ピタ「……そうだな!」
ピタも私にだけ聞こえるように囁くと、ベットから立ち上がる。
ゴロリ「君たちもついてきて!」
やはり呼ばれた。
私たちは黙々とゴロリを追い掛ける。
そんな中ピタはそわそわと落ち着きがない。
と思ったらいきなり、窓に向かってガッツポーズをとったり
廊下に落ちてた、輪ゴムを拾い、それで遊んでみたり
マット運動みたいに、でんぐりがえしで進んだりしている。
ゴラはゴラで、よほど眠いのか目を瞑りながら歩いているし
ゴロリは気付かないのか何も言わないし……
幼心に二度とこの三人(特にピタ)と一緒に歩くのは、嫌だと思ったのを、覚えている。
ピタが奇行に走ってから五分ぐらい立った時
ピタ「オレらは、どこにつれてかれるんだ?」
『一緒に歩きたくない人チャンピオン』が、沈黙に耐えきれなくなったのか私に話し掛けてきた。
てか、いままでの奇行は『黙ってる』コトでの禁断症状だったのか!
ロゼッタ「……わからないケド、ゴラ君ならしってると思う。」
当時の私はなんて律儀なのだ!
ピタの異常気質に驚き、悩まされながらもキチンと返答をしてあげたのだ。
ピタ「そうだな!
おいゴラ!オレ達どこに……」
ピタは私の提案どおり、ゴラに質問した。元気良く、ゴロリにも聞こえるだろう大声で……
って聞こえちゃだめじゃん!
私は急いでピタの口を塞いだ。
ロゼッタ「ピタ君、静かに話して。
聞こえちゃう……」
私はピタの天然ぶりに笑いながらも、耳打ちをして注意をうながした。
今さらだが、同年代の子と話したのはピタとゴラが始めてだ。それも笑った理由の一つである。。
それにしてもピタに『君』づけ……
違和感バリバリであり、イイ思い出と同時に抹消したい記憶の一つでもある。
私は耳打ちしたまま、ピタの側面から、顔を覗き込む。
ロゼッタ「……どうしたの?」
しばらく見ない内にピタの顔は、赤く染まっている。
ピタ「べ、別に何でもねーよ!」
ピタは私を見ないように、そっぽを向き、動揺をした様に、そわそわと喋りだす。
私は、ピタの奇行が、また始まったと思い、深くは触れないことにした。
ゴラ「実験室……
ワクワクさんがいる……かも」
ピタ「まだ、質問の途中なのに、よくわかったな。」
もっともなつっこみをいれるピタ。顔も元の色に戻っていた。
ロゼッタ「何で、そんなコトわかるの?」
忘れた頃に質問を返すゴラに、私はさらに疑問を投げ掛ける。
ピタが再び口を開けようとした瞬間。
突然、ゴロリは足を止め、クルンと回り、後ろにいる私達を見つめだした。
それには厚顔なゴラも、さすがに黙る。
ゴロリ「君、超能力に目醒めたの?」
ゴラを見つめ歓喜の声を上げるゴロリ。ゴラは黙って頷くと、さらに呟いた。
ゴラ「……僕の超能力『ヒャッカオー・ジ・サン』
目をつぶると、何でも書いてある辞書、出てくる……
引くまで時間かかるけど、大体のコトはわかる……かも」
これが私が聞いた中で、ゴラの一番の長ゼリフだ。
ゴロリ「それでフォースは?」
ゴラの両肩に両手を乗せ、鬼気迫るほどの真剣な眼差しで迫るゴロリ。
ゴラ「近いうちに使えるって書いてある……」
恐いのか、ゴラはゴロリと目が合わないように、そっぽを向き、そう呟いた。
それを聞くと脱力した様に肩を落としゴロリは再び、前を向き歩きだす。
私たちも止めてた足をうごかす。ついでに口も
ピタ「一気にわけわかんなくなったな!」
ゴラ「『兄さんも、ロゼッタさんも近い内に超能力やフォースに目醒める』って書いてある……かも」
ロゼッタ「いつ目醒めて、どんな力だか、わかる?」
私の質問に対しゴラは何も言わず首を横に振った。
ピタ「フォースってなんだ?」
ゴラは下を向き額に右手を当てながら黙り込み始めた。
しばらく考えていたが、突如ゴラは口を開ける。
ゴラ「説明するのめんどくさい……
一言で言うと魔法……かも」
額に当てていた右手をそのままにゴラは再び目を瞑る。
その後も私たちはゴラに質問した。
私はゴラの右側に、ピタは左側に
その二人の間にいるゴラは『まさに生産的回答嵐の小宇宙!』
質問をしているうちにゴロリは止まる。
私たちは、大きな扉の前に着いていたのだ。
ゴロリ「これからワクワクさんとゲームをするんだ!」
扉を見つめルンルンと楽しみで仕方がない様子で喋るゴロリ。
その様子から実験室の扉の前であるコトが用意に想像できる。
後ろを振り向き、私たちの方を向くとさらに喋りだす。
ゴロリ「僕は見てるだけだから、君たちがんばってね!」
ゴロリはまた扉の方を向き、ノブに手を掛ける。
ロゼッタ「待って!私たちは何をさせられるの?」
ピタ「お前も手伝えよ!」
扉を開ける前に私たちは口を開いた。
私たちを実験に使った奴らだ。『ゲーム』と言うのも私たちを使っての実験なのだろう。
多分、フォースや超能力を目醒めさせるため……
それはわかっていたコト。だが質問してしまった。
この扉を、ひらかせたら今度こそ死ぬかもしれない。だから質問してしまったのだ。
ようは日本人の最終兵器
さきのばしである。
(その時からだ。
死ぬのが恐いと思ったのは
いや、もっと生きたくなったのだろう。
なんでだろう?
さっきはスグに覚悟できたのに……)
そんな複雑な心境のままポツリと質問をする私と、ほぼ同時に不満混じりのつっこみをいれるピタ。
そして私たちは真剣な眼差しでゴロリを睨み答えるように促す。
ゴロリ「ゲームの内容はワクワクさんが説明してくれるよ!
これは君たちが、力に目醒める為のゲームだから僕が手伝ってもしょうがないよ!」
頬笑みかけ、それぞれの方を向き、それぞれの返答をするゴロリ。
その頬笑みを見ていると、真剣に喋っていた私達が滑稽に思えてくる。
ピタ「じゃあ、さっさと終わらせようぜ!」
半ばヤケになりゴロリのスグ横、扉の真前につき強がるピタ。
当時は、素直に勇気づけられたが
今思うと、弟が先に力に目醒めたコトでの、焦りの現れもあったのだろう。。
ゴロリ「じゃあ開けるよ!」
ギィィィッーと地面とドアが擦れる音が鳴り響く。
しかし、それとは別に部屋の中から、バンッ!と言う小さな爆発音が聞こえた。
私は中を見ようと身を乗り出す。
しかし実験室から漂う紫色の煙が私の視界を遮った。
ピタ「うっ!」
一番扉の近くにいたピタは鼻を塞ぎ、扉から顔をそむけ叫ぶ。
私はまた『禁断症状』が始まったかと思ったが、次の瞬間、行動の理由がわかった。
ロゼッタ「キャッ!」
ひらかれた扉からは、モンヤリ、煙とともに悪臭が漂ってくるのである。
それはゲンコツの様なガッツのある刺激臭だった。
ゴラは能力で気付いていたのか、かなり後方に一人逃げていたが……
ゴロリ「換気しようよ〜!ワクワクさ〜ん!」
鼻を摘みながら、煙の中の座っている人影に、文句を垂れるゴロリ
煙は廊下に出ていき、次第に、はっきりと実験室の様子が見える。
実験室……
ゴラに目的地を聞いたときから、なんとなく想像していたんだが……
やっぱりあったッ!
何かが入ってる謎のカプセルゥ!骸骨!人体模型ィッ!
?「ワクワクさんは奥の部屋に居ますよ。ゴロリくん」
ゴロリが文句を垂れた人影の周りは、今だに煙が晴れていない。
しかし、その人影は煙を、物ともせず凛とした声、淡々とした口調で、煙の中から喋りだす。
その声は、おどろおどろしい、この部屋には似つかない高貴な女性の声だ。
しかし爆発、煙は、どうやら彼女が原因のようである。
彼女が持っている試験管からは、ブクブクという沸騰音と紫の煙が出続けているのだ。
まず最初に猫魔王さん、おいらがロビーの方も含めてGJッ!
もっこりもこみち再登場記念に貼ります。
今回はぶっちゃけ手抜きです。
まっこれからの敵の登場&前振りなんでカンベイを……
今回良かったトコロはピタがイイ感じのキャラになったぐらいかな?
次回はもう少しがんばります。
GJ!!
ピタのキャラにわろうたww禁断症状てwww
ボーダ・フォン ♂ 30歳
ライカ・フォンの兄
片手で持てるほどの小型の無線機を開発した技術者。だが、それ以外には何一つ功績が無い
「もしもしィ!?」
クローディア・トルチチェルカ ♀ 25?
ミステリアスな美しい女性。
その正体は飲み物や食べ物に毒を混ぜる、毒殺者。
穏やかで面倒見がいい。
よくドレスのスソを踏んでこける。
「クローディアで御座います。以後お見知りおきを。」
「申し訳御座いません。ちょっと手が滑ってカリを混入させてしまいました」
剣士はシャールカの身体をグッと引き寄せると意識を集中する
「動くなよ…身体がバラバラになるぞ。」
シャ-ルカ「う、うん…。」
シャールカは剣士の忠告通りに、身を寄せジッ…と恐怖を堪える。
シャールカはよく耐えた…並みの子供ならば、怪物の迫って来る恐怖に耐えられずに、泣き叫び直ぐにでも逃げだそうとするだろう。
ドッグズ「グバハッハハァ!!恐怖デ動クコトモデキヌカァ!!ヌリァア!!」
ブンッ!!太い腕に取って付けたかのような、巨大な爪が剣士とシャールカに向け振り下ろされる…。
そして…その爪が剣士に触れるその瞬間――。
ヴアッ…剣士とシャールカの身体が一瞬、闇に包まれたかと思うと、二人は砂の様に砕け闇ヘと消え去った。
ドッグズ「ナニィ!?」
ドガッ!!ドッグズの爪は虚しく空を裂き、地面を叩きつける。
「よく我慢したな…」
その声がドッグズの耳に届き素早く隣に目をやる…が、その時既に彼の首を狙う刃は振り下ろされていた。
ドッグズ「キサマァァアァ!!!ヤメロォォオォ!!!」
ザンッ
ギ-ツェ「ハァッハァッ!」
どうする!?このまま逃げても追い付かれるのは時間の問題だ!!シラタキ「くっそ!ゼー!アイツ結構速いよ!!」
ゼ-「落ち着け!俺が意味も無く鞭を振るってたと思うか?いままで走って来た道をよく考えてみろ…この先は…」
ニヤッとゼーの口から笑みが溢れる。
その笑みからはゼーの策士ぶりが伺えた。
シラタキ「先って…そっか!…でもアイツん所また行く必要ないじゃん!!」
クッとゼーは目を細め、嫌な事を思い出した…と呟く
ゼ-「んなことはどうでもいいんだよ!仕留め安い場所で確実に仕留める!!ただそれだけだ!!」
シラタキ「分かってるよ!別に怒鳴らなくてもいいじゃん…」
ゼーの気迫にしらたきは戸惑いながらも、目の前の吸血鬼を逃すまいと疾走する。
ギ-ツェ「何話してんだアイツら…ん?道が開けてる…」
路地の終わりをでた瞬間、ギーツェの足は止まる。
そこは先ほど自分が必死で逃げた広場だった…だが、そんなことがどうでも良くなる位の光景がギーツェの目に飛込んでくる。
ギ-「あ、ああ…。」
ザッ…ギーツェは止まらずにはいられなかった…後ろにハンターが迫って来ているということを理解した上での、本能的行動だったのかもしれない。
シラタキ「ん?アイツ止まってるよ!!」
ゼ-「ヘッ…覚悟を決めたか?」
ギーツェに続いて広場を抜けた二人にも、その光景を見た瞬間…彼が立ち尽くす理由が嫌でも理解できた。
ゼ-「な…んだ、ありゃあ…。」
其処には怪物の首を足元に転がした剣士の姿があった…
ムセかえるような血の臭い…動脈を切ったせいでネズミ花火の様に、弧を描きながら大量に飛び散った血痕…怪物の身体は首を失った後もビクビクと痙攣を続けている。
常人ならば発狂してしまいそうな光景だった。
ゼ-「その怪物はいったい…シャールカ!シャールカはどうした!?」
ああ…俺は何て愚かな事を!!こんな奴の元になぜシャールカをおいてきたんだ!!連れていくべきだった!クソックソッ!!!
ゼーは自分を責めながらも必死でシャールカを探す。
シャ-ルカ「大丈夫だよ…。」
剣士のローブの下からシャールカが顔をだす。
それは、剣士が彼女に帰り血がかからぬようにした、出来る限りの配慮だった。
ゼ-「!!…よかった…本当に…。」
あんどの笑みを浮かべるゼーを横に、しらたきはキョロキョロと辺りを見回す。
シラタキ「にしても…この犬コロは何なんだ!?くっさいし…。」
ゴッ!怪物を恐れる所か、しらたきはその首を蹴り飛ばす。
「この村の村長だ…。」
剣士の言葉にしらたきは目を丸くしながら、掴んだ首をグッと持ち上げシゲシゲと眺める。普通のハンターでもここまでは出来ないだろう。
シラタキ「ふ〜ん…さぞかし腕のいい美容整形にでもかかったんだろうな。こりゃあっぱれだわ。」
ゼ-「にわかには信じられん…しかし所どころ破れてはいるが衣類は、村長の物とにているな…」
剣士は一度軽く剣を振り血をきると、その長剣を鞘に戻す。
「信じる信じないは勝手だ。だが、協会に行ってみれば分かる…村長のみが居ないはずだ。」
う〜んと考えていたしらたきが、不意に持っていた首をギーツェに投げつける。
ギ-ツェ「うぉわあぁっ!!何すんだよ!!」
シラタキ「ってことは…犯人はこの怪物で…あの腰抜は関係無いってこと?」
何を今更とギーツェは思ったが、またしらたきに言い返すと面倒な事になるので、その気持ちをグッと我慢する。
もう少しでおわるます…あとちょっとおつきあいを…
超GJ!&わっふるです!
ワクワクテカテカ
スッゲGJッ!
バンボー編も絵師もGJ
草葉さん ♂ 20代〜30代半ば
笑顔で殺人を行う不死身の殺人鬼。
ワイシャツのところどころに血の染みがついてる。
最近は手斧がお気に入り。
「こんにちはー殺人鬼でーす」
「なかなかですなぁ」
「あ、そうでしたね」
ラス ♀ ?才
現在外伝でイースと交戦中の成ねこドラゴン。
ねこフォースを使いこなす。
人間など取るに足らない存在だと思っている。
「ニンゲン風情が…」
406 :
ゲーム好き名無しさん:2006/10/01(日) 15:42:58 ID:YNIz3/Yz
萌葉 ♀ 21
緑葉 ♀ 19
紅葉 ♀ 14
朽葉 ♀ 9
殺し屋姉妹。それなりに名は売れていて世間では『四つ葉』と呼ばれ恐れられている。
萌葉…派手好きな歌舞伎者でトラブルメーカーで頭脳は一番マヌケ。しかし補助役
妹想いだが、妹達には馬鹿にされてる
長髪、露出狂
「この萌ちゃんが、来たからには、もう大丈夫ッ!」
緑葉…仕事の引き受けなどの雑用担当。戦闘は一般人より少し強いぐらいのレベル。
病的なほど、妹達に溺愛しているが、姉にはものすごく厳しい。
帽子収集が趣味。もちろん帽子を被っている。
「紅葉ちゃん、朽葉ちゃん、あいかわらず可愛いですよ。
あっ姉さんは死んでください……」
紅葉…一番精神年齢が高く、マトモ。仕事では前線として、愛剣『三剣分立』を奮う。
血が、好きで凄惨な戦いを好む。普段は自分の指の先を噛み、血の出た指を見ている。
なので、いつも指は真っ赤。
「紅の葉、咲かせます……貴方の体に」
朽葉…緑葉に過保護にされたおかげで、緑葉にべったり。
無口と言うより、人見知りで、姉達以外とは喋れずにいて
緑葉以外には、本心を伝えるコトもできない。
緑葉を独り占めするため、紅葉を殺そうと企む。
戦闘能力は姉妹一で緑葉の趣味により帽子着用
「緑葉お姉さん!大丈夫ですか?」
なんて読むんだ?ワケ分かんねえ!
モエハ、ミドリバ、クレハ、クタバ?
409 :
406:2006/10/01(日) 16:20:16 ID:YNIz3/Yz
>>407 萌葉=モエバ
緑葉=リョクバ
紅葉=モミジ
>>408 すまん、確認不足だ。
まとめの人、枯葉(カレハ)にしといてください
別に名前同じ別人なんて珍しくもねーからいいと思うんだが
「う…――――」
目蓋を透ける光が眩しくて、私は目覚めた。
「あ、起きた起きた。イルマさん起きたよ〜」
寝起きの視界がぼやけが鬱陶しくて目をパチクリさせていると、いつの間にか近づいて来た女の子が大声で自分じゃない人の名前を呼んだ。
「―――その子はアナタと違ってまだまだまだ生きるもの、起きるのは当然よ」
「お具合はどうですか…?」
しばらくすると女の子が呼んだと思われる女姓が水を持って奥から出てきた。
女の子はその水を受け取り、私の前に差し出してくる。
「こコはど――かはっ、ごほっ!!」
それを無視して私は辺りを見渡し、ここが知らない所だとわかった。
だからその疑問を隣の女の子に聞こうと口を開くと、まるで煙でも吸ったかのように言葉の途中で咳き込んだ。
「ぁ!海に流されて来たんですから、無理しないでください。――どうぞ…?」
私は再度差し出された水を一気に飲み干した。
よほど大きく咳き込んだのか私の目の端には涙が滲んでいた。
「大丈夫ですか?」
「あ…あぁ、うん…大丈夫だ」
「よかったぁ♪」
「ところで、ここはどこなの?」
「え〜…と」
「エヌエイチケキョイク帝国の支配下…とまではいかないけど、管轄に置かれているアルメの港町」
女の子が唇に指を当て考える素振りを見せると、後ろで椅子に座っていた先の女性が簡単に説明してくる。
「あ〜、えと、イルマさんの言うとおりです」
「アナタが住んでる町なんだからすぐに言えないとダメでしょう」
「ごめんなさ〜い…」
「で、そこのアナタはどこから来たの?―――見たところこの大陸の人間じゃないみたいだけど」
ほぅ、とため息混じりに頬肘をつくイルマ。
「私は―――……」
言いたくなかった、自分の過去は思い出したくなかった。
思い出しただけで吐き気がする。
「…どうしたんですか?」
「い、いや―――」
「話たくないなら別にいいのよ、こっちが興味本位で聞いたことだし」
そこで普通は戸惑うだろうが、私はほんとに言いたくなかったから口をつぐんだ。
「お名前…」
「え…?」
「お名前を教えてくださいませんか?―――私はシクラ、あちらの眼鏡の人はイルマさんです」
「………麗紅」
「レイコウ……レイコウ、麗コウ、麗紅、うん」
言い慣れない私の名前を連呼し、シクラは発音を正す。
「麗紅さんですね、わかりました。住むところはありますか?」
「え、ない…けど」
当然あるわけはないので麗紅は正直に答える。
「じゃあ、私のお家に泊まりませんか。よろしければ、ですけど」
「三食ついてるから安心していいわよ」
イルマも麗紅が住むことは肯定のようでシクラのプラスになる言葉を口にする。
麗紅も断る理由などなかったので、無言で首を縦に振った。
それから三週間が立とうとしていた。
「今日のご飯は何にしましょ〜かぁ」
いつものように底無しの笑顔でシクラは微笑む。
「あ、お肉は無しですよ。高いんですから」
「ふっ、はいはい」
「あぁ!、麗紅さん今笑った〜!、まったく…我が家の経済状況も知らないくせにぃ」
シクラと麗紅はたわいもない談笑を交わしながら町を歩く。
「麗紅さん、重いですか。荷物、持ちましょうか?」
「いや、いけるよ。こうみえて力には自身があるんだ」
それほど広くない町なので数時間もすればすぐに一周りできる。
「そういえばシクラは働かないのか?――この年ごろなら家の手伝いや、お小遣い欲しさに軽い仕事とか引き受けるだろ」
「え?、ん〜〜麗紅さんが来る前まではこう、バリバリッと働いてたんですけどね。でも」
シクラは身振り手振りで仕事の内容を麗紅に伝えようとする。
「でも…イルマさんが来て、私が働いてあげるからアナタは残された時間でもっと女の子らしい遊びをして使いなさい、て言われちゃいまして」
言い忘れていたがシクラに両親は居ない、シクラがまだ幼い時に両親は逃げてしまったのだと言う。
家にいるイルマはシクラとは全く血縁関係のない赤の他人なのだ。
「あはは、ちょっと暗いお話になっちゃったかな?――食材も買ったしそろそろ帰りましょ〜!」
シクラは麗紅の腕をグイグイと引っ張り家に向かう。
「このまま」
「ん?」
「このまま、ずっと幸せな日が続いたらいいのになぁ」
「続くよ、多分、ううん必ず続く」
その日の夜
「ごちそうさま」
「ご馳走様でした〜」
「ごちそうさま、美味しかったわ」
三者三様の挨拶を済まし、シクラは台所で洗い物をしに、麗紅とイルマはそのままリビングでくつろいでいた。
「イルマ」
「ん?」
麗紅はふと出た疑問を言うべくイルマの名を呼ぶ、イルマも呼ばれたことに気付き本を呼んでいた頭を起こし眼鏡をクイッとあげる。
「イルマはなんでシクラといっといっしょに居るんだ?、もういい年なのに」
「う…と、年は関係ないでしょが。―――まぁそうね、私がシクラといっしょに居る理由ね…」
腕組みをしながら、うんと頷き、麗紅の方へ向き直る。
「彼女の魂が欲しいから」
「……は?」
意味不明な言葉をイルマは真剣な眼差しで口にする。
麗紅の空いた口も塞がらない。イルマは嘘などついていないと言わんばかりに麗紅の瞳を見つめるのだから。
「あら?、言い忘れてたかしら、私って死神なのよ」「は…ぁ、死神ってあの伝説とか神話にでるアノ?」
「そ」
死神?、なにいってるんだこの人
「勘違いしないでね、私はそこらの野蛮な死神とは違うわ、ちゃんと寿命を全うして死んだ人の魂を戴くの」
いや、そんなことじゃなくて
「シクラは―――死ぬのか?」
「…それも聞いてなかったの」
イルマは呆れたようにため息つく。
「…シクラはね、白血病で今日から一週間の間で死ぬのよ」
『このまま、ずっと幸せな日が続いたらいいのになぁ』
今日の会話が一瞬フラッシュバックする。
「そんなミもフタもないことを、誰が信じる」
「ミも…フタも、ねぇ」
「第一可笑しい、シクラがあと一週間で死ぬならもう歩けない状態のはずだ。だけどシクラは…」
「元気だった―――とでも言いたいのかしら、シクラが苦しんでないのは私が魔法で彼女の痛点を全て麻痺させてるからよ。あと数個の健康補助魔法」
麗紅の言葉に割り込み、冷たくイルマは言い放つ。
「見下す言い方だけど、シクラは私のおかげで今元気に暮らしてるようなものなの」
「だとしても、…証拠が無い」
「証拠ならあるわ、麻痺させたからって病は治ったわけじゃないのよ、だから…――」
「ケホッ、ケホッケホッ!!」
突然、台所からシクラの咳き込む声が聞こえる。
「ほら」
「!、シクラ!?」
慌てて麗紅はシクラの元へ向かう。
「あ、麗紅さん」
麗紅が見た台所は、シクラの吐血で真っ赤に染まっていた。
口を抑えた手も、エプロンも服も全てが赤色だった。
「あ、あはは、早く拭かなきゃ」
「シクラ」
麗紅の呼び掛けを無視して、シクラは雑巾で血を拭き始める。
だが雑巾の吸える血の量などたかが知れている。
「拭かなきゃ、拭かなきゃ…」
裏返し、折り返し使った使った雑巾はすで血でドス黒く変色していた。
「シクラ……」
「拭かなきゃ、拭かなきゃ、拭かなきゃ、拭かなきゃ、消えない。消えない。消えない。消えない。消えない」
「シクラ!!」
念仏のように何度も同じ言葉を言うシクラを麗紅は抱き締める。
「麗…紅さん、汚いですよ…」
「大丈夫だから、大丈夫だから」
「麗紅さ…――ん」
その言葉を最後にシクラは気を失った。
「思ったより早かったわね」
後から来たシクラはあまり心配する様子はなかった。
「どう?、これでわかったかしら?」
「シクラをベットに運ぶから、手伝ってくれ」
「ふぅ……わかりましたよ」
「あ…ぅ―――?」
シクラが目覚めた時には横に上半身だけベットに乗せた麗紅が寝ていた。
シクラは起き上がろうと体を起こすと、その動きを感じたのか麗紅も目を覚ます。
「麗紅さん…」
「あ、シクラ…、――――ごめん、ごめん。シクラのこと全然知らなかったのに…あんなこと言って、ごめん…」
二人の目が合うと、すぐに麗紅は涙を流し、謝り始める。
「ごめん…ごめん」
「麗紅さん、落ち着いて」
麗紅に握られた手を優しく放し、代わりに麗紅の顔を両手で挟み目を合わせる。
「麗紅さん、笑って」
「ぇ…?」
「笑ってください、麗紅さんに泣いてる顔は似合いませんよ…?」
「………」
「ほら、笑顔笑顔♪」
ニコッと笑うシクラに対し、麗紅はぎこちなく笑う。
「つらいときは笑いましょう。泣いたらダメですよ。泣いてる人に幸せはやってきません、だから、笑顔♪」
「でも…」
「私なら大丈夫ですよ。ホラ」
むんっと腕を上げ、元気元気、とシクラは笑顔で言う。
「ところで私、どのくらい寝てたんですか?」
「あ…えと、半日くらいかな日は変わって今は17時くらいかな」
「そうですか…」
それを聞くとシクラは勢い良く後ろに倒れこむ。
「シクラ…!?」
「大丈夫ですから、ちょっと疲れただけです。ほら、笑顔!」
「あ…あぁ、うん」
麗紅のぎこちない笑顔をみて安心したのか、シクラは目を閉じた。
しばらくたって、シクラは口を開いた。
「ハンバーグ…」
「ん…?」
「昔、お母さんが作ってくれたんです。もぅ…顔も名前も覚えてないんですけどね」
「うん…」
「でも、そのハンバーグの味は今でも覚えてます」
「うん」
「すごく美味しかったんです」
「会いたいなぁ、お母さん…」
「うん、きっと会えるよ」
「また、食べたいなぁ…お母さんのハンバーグ……」
「うん…」
涙を流しはしないが、シクラの声は泣きそうな声でガラガラだった。
「あはは……死んじゃう前に…ハンバーグ、食べたかったなぁ…………」
それがシクラの最後の言葉だった。
目にうっすらと涙を溜めて微笑み安らかで、とても、死んでるとは思えない死顔だった。
「18時…29分。お疲れ様でした」
腕時計で時間を確かめ、後ろにいたイルマは呟く。
「イルマ…」
「契約は守った、今からアナタ…シクラの魂を戴くわ」
イルマはいつのまにか握った鎌でシクラの上の中空を一線する。
するとそこから靄のような霧のような物が実体化し、一点に集まっていく。
集まった靄は宝石のような石になり、イルマはそれを握る。
「綺麗…一点の汚れもない、よほど純粋な子だったのね…」
「イルマ」
「言っとくけど、これは正式な報酬よ。アナタに文句を言われる筋合いは無いわ」
「わかってる」
「じゃあなに?」
「シクラは…泣いたこと、あった?」
「………少なくとも、私といっしょに居る時はなかったわ」
「そうか…」
「私は帰るわ、………泣いていいのよ。笑うだけじゃ辛いもの、今泣いて、その後笑えばいいじゃない。今だけ、今だけならシクラだって許してくれるわ」
「はは…、そう…だな」
麗紅の返答に複雑な表情をしながらも、イルマは消えた。
「う…」
泣くな、泣くな
『ほら、笑顔笑顔♪』
「うぅ…」
泣くな…
『つらいときは笑いましょう。泣いたらダメですよ。泣いてる人に幸せはやってきません、だから、笑顔♪』
「うわぁああぁぁぁあぁあああぁぁあ――――ァァァァァああああ!!!」
麗 こ さ
麗 紅さ ん
「う…?」
「あ、よかった!、目覚ましました!!」
「まったく…、こんなときでも寝坊ですか…アホですね」
「とかいっちゃって、めちゃくちゃ心配してたじゃん」
「う、うるさいぃぃ!」
「あはは〜!!」
「麗紅さん、大丈夫ですか?」
夢か、そうだよな、懐かしい夢だ。
「麗紅さん?」
だけど、目の前に居るのがアミーニーてわかっても、わかってても
「きゃ!?」
シクラに重なってしまう。
「あ、あの…そんないきなり抱きつかれても…」
「……アミーニーさん、しばらく、そのままにしておいてあげてください」
…………
………
……
…
夢で会いましょう。
また、いつか、その時は―――三人で
一番最初にGJと言うのはこのオレだッ!
依然、かわりなくッ!
目から汗がでてきたよ
GJ!だが俺は泣いてなどいないぞっ!
これは涙じゃない!鼻水だ!目から鼻水が出てるだけだ!
ウワァァァァン
GJ!
d(゚д゚ )
421 :
ゲーム好き名無しさん:2006/10/01(日) 19:33:16 ID:kt9sOn2I
エスシイー=シャッチョー56歳・男
伝説の子孫の生き残り。
唯一PSワールドを救う事が出来る『クタラギ剣』を使える。
『PS世界の危機だとか、金のちから(フォー )だ か、わけ かんねぇ。
おれは…。 れは…。
いっ いどうなって んだ……。
かゆ うま
422 :
ゲーム好き名無しさん:2006/10/01(日) 19:43:08 ID:kt9sOn2I
うーん、IDがソニーと読めなくもない・・・
フォースエッジはガイシュツなんで移動おながいします。
猫さんお疲れ。
ところで犬魔王対アース誰も書いてないですよね?
自分書こうかなぁ
>>424 期待して待ってます。
ワクワクテカテカ
ワッフル!ワッフルッ!
ラーゼカンティ人民共和国
広大な国土と、世界人口のおよそ三割を占めると言われる世界一の人口を誇る国
100年前の大戦で、無敵と呼ばれていたフリーデンの竜騎士・天馬騎士団を人海戦術で打ち破ったのはあまりにも有名な話である
マオ・ツォットマン ♂ 56才
ラーゼカンティのトップ。
「戦は質より量!人の数こそ力アルヨ!」
「ラーゼカンティ国4000年の力、思い知るヨロシ!」
フランキー ♀ 26歳
女将校。男勝りの性格で頼りがいがあり、部下思い。
本名はフランケノワでフランキーは愛称。
「はい、は一回!」
「私はいいからとっとと行け!肉塊になりたいのか!」
429 :
ゲーム好き名無しさん:2006/10/02(月) 13:45:17 ID:xwwk8D2Y
ゼ-「そうなるな…おそらく村長は、ヴァンパイアが村に出入りしていたことを知っていたんだろう…。」
シラタキ「それをダシに使って今回の依頼を?でも何でよ?」
しらたきの問いにゼーは神妙な面持ちでうつ向く
ゼ-「それがわかんねぇんだよ…何故わざわざ自分の身を危険にさらすような真似を…。」
ドッグズ「グババババッ…」
突如切りおとされた首が笑い声を上げ、銅を失って直も鋭い眼光を向けてくる
シラタキ「のわっ!?コイツ生きてる!?」
ゼ-「ちっ…死にぞこないが…!!」
ゼーは瞬時に鞭を握りドッグズの首狙いを定める
ドッグズ「くーちゃんだとかペットブームだとかワケわかんねぇ!!俺は負け犬だ!!ダガコノママデハ、アノ方ニシメシガツカン!セメテ餓鬼ヲミチヅレニ!!」
首だけになったドッグズはシャールカに向かって一気に這いよる。
その速さたるや、目で追うのもやっとだった
ゼ-「くっそ!!速ぇ!!」
シラタキ「マズイ!シャールカ!!」
ドッグズの牙がシャールカの喉元に一直線に飛びかかって来る。
シャ-ルカ「あ…ああ…イヤ…イヤャヤァアアァア!!!!!!」
ボゴンッ!
剣士を始め、その場の誰もが何がおきたのかを理解出来なかった。
シャールカを囲むようにして半径ニメートル程の窪みが突然現れ、側には何かに圧迫された様に潰れているドッグズの首だけがあった
ドサッ
シャールカは叫び終わると同時にその場に倒れてしまう…そして…その目からは血の涙が白い肌に、一筋の線をひいていた。
上げちまった…スマン
明日終わらせられるとおもうので、今日は勘弁してください
ジョン・ウィルの死体から出てきたのは、一匹の子犬だった。
「よくもご主人さまを・・・!ここを貴様らの墓場にしてやるッ!!!」
巫女は顔を輝かせ、子犬を抱き上げる。
「か、かわいい〜〜!!」
「お、おい何だ、放せ女! こう見えても私は元魔王だぞ! 偉いんだぞくぅうううんはぅう」
巫女に腹を撫でられ、犬魔王はあられもない声を上げる。
「アースさん、この子飼っていいですか?」
「だめだ。喋る四つ足にはロクなのがいない」
「こらお前ら! 何、勝手に人を飼おうとしてる!」
「人じゃなくて犬だろう」
巫女はアースに断られ、涙を浮かべる
「ううう・・ゾンビと竜だけじゃ、闇の巫女のワクワク動物ランドを開園するには足りないです。
ちゃんとゾンビが世話をするし、散歩はアースさんがやるから、いいでしょう?」
(ワクワク動物ランドってなんだよ。しかも私の世話、人任せじゃないか!)
犬魔王は心の中でツッコミを入れる。
しかし、アースは苦虫を噛んだような顔をしている。
「仕方がない・・しつけは巫女がやるんだぞ」
巫女は犬魔王を掲げ、喜ぶ。
「わーい、ありがとうございます、アースさん。よかったね、トメ吉」
「おいおい、トメ吉とは私のことかっ?! センスの微塵もない名前をつけるのはやめてくれって、私ツッコむ所が違う! 誰が人間になぞ飼われるかー!」
「おすわり」
巫女が一言そう放つと、凶悪なフォースが犬魔王を縛った。
何、だ? このまがまがしいフォースは。人間の・・ものじゃない。
犬魔王は全身に冷や汗をかいていた。
どす黒いフォースは部屋いっぱいに広がり、やがて城全体を包む。
「おすわり」
床に下ろされた犬魔王は、ゆるゆると尻を下げた。
巫女はにっこりと笑う。
「いいこいいこ」
八魔人
黄土魔人スサノオ ♂ 見た目33歳 実際18
青天魔人アマテラス ♀ 見た目13歳 実際28
ロリ姉と老け顔弟の姉弟。二人とも外見については気にしている。
魔界のお偉方に大事な任務を受けたアマは弟スサを連れて旅に出る。
黄土魔人スサノオ
姉に振り回されてばかりいる青年。上司と言うコトもあり姉のことを名前で呼ぶ
実は八魔人で一番下っぱで雑用、パシリばかりさせられる。
その気苦労からか老け込み、見た目は渋いおじさんで貫禄は無駄にある。
重度の剣オタク、土のフォースを使う。
「アマテラスさん!やめてください!」
青天魔人アマテラス
弟を振り回してばかりいる女性。八魔人の副官
スサノオとの関係は姉弟、兼、上司と部下。だが兄妹、極端に言えば親子にも見えるほど幼い外見をしている。
基本的には自己中心的だが部下、弟想いだったりする。しかし誰にも気付かれない。
飲酒、日向ぼっこが趣味
フォースの属性は天、天候を操作できる。
「疲れたから、おんぶして!」
>429
乙。どうなるか期待してます
>435振られたら書くしかないw切りも悪いし
この女にはかなわない。
私の直感がそう叫んでいた。〜犬魔王ブログ、ワンワンパラダイスより
「さて…これからどうするか」
その時だった。異様なフォースが場を満たした。
犬とアースは応戦体勢になる。
空間が、まるでガラスのようにヒビが入っていく。
パリーン
「?!」アースは長剣を抜く。
「なぜ私は死なないんだ…」
裂けた空間から現われたのは、一人の男だった。
アースと同年齢ぐらいだろう。男は擦り切れた白いローブを着ている。
アースと巫女を確認し、ゆるりと笑う。
「よぅ…久しぶりだな。相変わらず陰気臭い顔をしている」
「お前は誰だ?」
「ん? 今日は西暦?何年だ?」
「????年です」
巫女は犬魔王を膝に、答える。
「そうか。まだこの時代では私とお前たちは会ってないのか。
初めまして。私はウォルタァーエアリスと言う」
「フン、貴様のフォース、珍しいな。ぜひとも欲しい…!」
アースは踏み込むが、巫女にマントを引っ張られる。
「ウォルタァー…エアリス。全てのフォースを持つもの!」
「何だと…! まさか、こいつがか?!
ありえない。確かに全属性のフォースを感じるが…微弱すぎる」
「間違いありません。フォースが弱いのは器じゃなかったためでしょう」
「ならば下僕にするしかないな」
「相変わらずお前たちは元気だな。私は年のせいか、体を動かすのが面倒で」
ウォルタァーはそう言い、左手を伸ばす。
巫女に正体不明のフォースが向かっていく。
アースはとっさに背中の神霊刀を抜き、巫女の前に躍り出る。
「大丈夫か?! 巫女!」
「あ…驚いて体がちっちゃくなっちゃった」
「???」
巫女は十歳ぐらいの子供になっていた。膝の犬魔王も赤子になっている。
アースは自分の体を見下ろす。服がかすかにだぶついている。
剣を覗きこむと、十六歳ぐらいの自分がいた。
「こ…これは」
「と、時のフォースですねぇ…」
「クゥーン(;ω;)」
「私を下僕にするには、1192年早いな。
まあ、それは精霊の剣か杖があれば治るさ。じゃあな」
そう言ってウォルタァーは掻き消える。
「……」「ど、どうするんだよぉ、人間。私はこのままじゃいやだぞクゥーン」
「フ…。突然の事態で何が何やらさっぱりだ」
「せ、精霊の杖なら私、知ってます」
「何、本当か巫女?!」
乗り出すアースを見て、巫女は顔を歪める。
「あ、アースさん顔恐い…」
「ご、ごめん」
「泣かしちゃだめだよ」
「光の国。アリアの死体と一緒に封印されてます。すごいフォースの杖だとか」
「精霊の剣なら私も知ってるよ。伝説の子孫が持ってるとか」
三人?はしばらく沈黙する。
さて、どっちに行こう?
王道的な展開なら、
精霊の剣を追う→部下達にロナウドを襲わせる。
かな?
でも同時進行で杖を求めて(ロナウド捕獲とかは部下に任せて)旅をするのも良いかも。
書いてくれる人に任せるよ。ドキドキ
おいらが書くとアースとかギャグっぽくなっちゃうから(;´д`)
443 :
ロナウド編:2006/10/02(月) 21:09:49 ID:xozq+oAu
タブン「じゃ〜、今から21時まで自由行動ってことで、遅れたらご飯食べれませんよ」
森を抜けてしばらくしたところで街を見つけ、ロナウド一行はそこで宿を取った。
ロナウド「了解〜、ふぁ〜」
スー「ロナウド眠そうね」
パティ「じゃあ私と涼ちゃんは買い物行くね。ほら、涼ちゃんいこっ」
涼「はいっ!」
タブンの号令で、皆は思い思いに散っていった。
ロナウドはというと、
ロナウド「ぐ〜…」
自分の部屋で寝ていた。
ロナウド「ん、ん〜よく寝たぁ〜、…まだ16時かよ。ちょっとそこらへんブラつくか…」
宿には誰もいないことを確認してロナウドは上着を着て街へ出た。
宿を出ればすぐに広場に出る。噴水を真ん中に置き、街は賑やかな……賑やかな…、と言うより騒がしかった。
ロナウド「なんだ…?」
噴水近くで一人の男が一方的に誰かに怒鳴っていた。
アーアー「たとえニ位でも頂点に立たなきゃビリと同じだ!」
揚げ物「いや、そんなのどうでもいいから、彼女ほしいんだが」
二人の頭の上には『揚げ物選手権〜地獄の業火編〜』とデカデカと掲げられていた。
アーアー「てことで一位のお前を倒して俺が一位になるぜェェェ!!!」
揚げ物「んなムチャクチャな…」
アーアーは揚げ物の言い分などお構いなしに、揚げ物に殴りかかる。
マリースィア「いっけぇ〜マーゾ!!」
マーゾ「あ〜れ〜」
だがアーアーの拳は突如割り込んだマーゾの頬に直撃する。
アーアー「なぁ!?、おい大丈夫か!!」
慌てながらもアーアーはマーゾに手を差し伸べる。
マーゾ「い、痛い…でも快感」
アーアー「は…?」
予想外の反応にアーアーは固まる、その間にマーゾはアーアーの手を握り、
マーゾ「もっとぶってください…」
アーアー「な…なんなんだよこの変態はよぉぉぉ!!」
アーアーはマーゾを引き剥がそうとゲシゲシと蹴るが逆効果でマーゾは喜ぶばかり。
マリースィア「あぶなかったわね」
揚げ物「あ、ありがとう」
マリースィア「いいのよ、アナタの揚げ物大会の優勝賞金さえ貰えれば…」
揚げ物「そ、それは無理です」
揚げ物にマリースィアは胸を押しつけ耳元で囁く。
マリースィア「く・れ・た・らぁ〜、いいことしてあ・げ・る♪」
ふ〜、と耳に息を吹き掛けると揚げ物は小刻みに震える。
揚げ物「は、はひぃぃ」
揚げ物はあっさり賞金小切手を手渡してしまう。
マリースィア「ありがと♪―――じゃあさようなら」
マリースィアは小切手を手に入れるなり立ったまま気絶した揚げ物を突き飛ばす。
それを見た周りの観客はブーブーとクレームの嵐を飛ばす。
マリースィア「うるっさいわねぇ!!」
しばらく黙っていたマリースィアはヒスッテリック混じりの大声で観客を黙らせる。
マリースィア「私は悪くないわっ、私に騙される男が悪いのよ!!!」
444 :
ロナウド編:2006/10/02(月) 21:11:32 ID:xozq+oAu
マリースィアの自分勝手な言い分に観客は別の意味で黙り込む。
そこをたまたま通りかかったメアリー=オパニョーラは台座に上がり、
「他人の迷惑だとか、大安売り(バーゲン)での他人がどうなるかだとか、ワケ分かんないねえ!!わたしゃわたしだ!」
いきなりオバタリアンパワー全開でマリースィアの小切手を奪いにかかる。
台座の上で大暴れする数人を取り押さえるために、遠方からやってきたヘリからパラシュートで二人が降下し始める。
「あぁ!あれはっ!!」
「シリアスなシーンにしか現われないという!!」
「伝説のお笑いコンビ、『アップタウン』…」
それを見上げていた数人が声を上げる。
アップタウン
伝説のお笑いコンビシリアスなシーンで出てくる普段笑わないヤツを笑わそうとする
濱田「氏ねばいいのに」
末元「鈍器のような物で殴るぞ!」
まだ地面が遠い場所でパラシュートで外し、地面に急速落下する!
だが所詮は凡人!!
「「ウギャー」」
着地の衝撃に耐えられず二人の足は複雑骨折をして担架で退場させられる。
ロナウド(なにがしたかったんだ…)
「やめてくださ〜い!!」
それを見ても落ち着かない台座の奴らを見兼ねて、一人の青年が声を上げる。
ホモ太郎「やめろ…」
「あれは!ホモのカップルが!!」
「愛の奇跡によって授かった子供!!」
「本人はノーマル」
台座を上がるホモ太郎を見て観客数人がマイナスな印象を与える声あげる。
アーアー「うっさい!話するならお前ん家で聞いてやる!」
ホモ太郎「俺ん家来んの!?……ち…散らかってるからまた今度な……」
アーアーの一言にホモ太郎は愕然とした。
続き頼みます。
テラカオスwwwwwwwww
初期の頃の文章っぽいな…懐かしくなった。GJ!
GJ&わっふるわっふる
ストラティゲム帝国
大陸最南端のスマルサゼド岬に位置する小さな小さな国
軍事力もその大きさに見合うだけしか無いが、その分戦略・戦術に長けており、大国とも十二分に渡り合う
100年前の大戦で、二十倍近くの兵力を持つラーゼカンティ軍を奇策を用いて制したのはあまりにも有名な話である
ハーン・ニーバル ♂ 29歳
ストラティゲム帝国の若き皇帝
軍略に関しては孔明と同等かそれ以上なのだが、好戦的な性格が災いして内政や平和的外交では力が発揮できず、戦争に勝利することで自国を増強しようとしている
「戦は力じゃない。頭だ」
「オツムの違いを見せ付けてやるよ。凡才ども」
ナイスGJwww
変なキャラ出したくなった。
クマウド
♂ 21歳。
大剣を持ってるが、あまりの重さに振れない。
頭痛持ちのツンツン頭。誰かを追ってる。
「興味ないクマー」
449 :
ロナウド編:2006/10/03(火) 01:21:28 ID:p7oDQcla
カーキ「少しは人の迷惑も考えたらどうですか…」
ホモ太郎が困惑する中、一人の男が台座後ろの巨大スクリーンに移っていた。
カーキ「この争い…この天才召喚士カーキの僕が鎮圧してあげましょう」
それを言うなり一つのボールを取り出し争いの中に投げ込む!!
カーキ「いけぇ!火を吐く。火が効かない。グロい。の三拍子を揃えたバーニングリザードマン!!」
ボールは地面に当ると同時に二つに割れ、グロい生物を吐き出す。
「ちっくしょぉぉぉ、グロくて悪かったなぁぁ!!!」
中から出てきたバーニングリザードマンは泣いてるのか怒っているのか分からない複雑の表情をしていた!
バリドマン「でぇぇりぃやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!抹・殺!」
バーニングリザードマンはたまたま近くにいたメアリーに目を付け襲い掛かる!!
美脚「必殺!虹色の脚ーッ!!」
だがその時、一瞬空が暗くなったと思うとソレはバーニングリザードマンを巧みな足技で空中に蹴り飛ばす。
バリドマン「うふふ、僕は…僕はねぇ!爆・散!!」
不意を突かれたバーニングリザードマンは言葉通り空中で爆散した。
カーキ「バ、バーニングリザードマ〜ン!!」
バーニングリザードマンが散ったカーキは崩れ落ちた。
マーゾ「Mがあるじゃない」
そんなカーキを見兼ねてマーゾはカーキを励ました。
そんなこんなでバーニングリザードマンを散らせた正体はこの街の護り神
「美脚ワイバーン様よ〜」
美脚「この脚で三枚に卸してやる!!」
美脚ワイバーンは決めゼリフとポーズをとると後ろからきたバードウォッチャーミチルに鳥かごで捕まえられる。
美脚「だ、出せ〜!!」
だがミチルは美脚ワイバーンを捕まえたことに満足したのか双眼鏡で空を眺めていた。
ミチル「あー…今のあの鳥、あの鳥が食べた虫になりたい!」
ミチルは見つけた鳥を追い掛けるべく美脚ワイバーンを入れた巨大鳥かごを背負い、遠くへ消えていった。
皆さんGJ!
ミー メス 3才
ホモ太郎の家来の猫。餌をもらうためにホモ太郎について行っているだけで忠誠心など微塵もない
元太 オス 5才
ホモ太郎の家来のヒヒ。真面目に鬼退治をしようとしているが、残念なことに鬼がいなかった。ホモ太郎より強い
アレクサンダー オス 1才
ホモ太郎の家来の鴨。影が薄い
>>449 お前は、自分がGJだと気づいていない…
それこそが、もっとも乙なGJだ。
ミリア・レイルズ ♀ 24才
フリーデン天馬騎士団の若き団長。クールな天才で部下からは慕われており、憧れの的である。また、竜騎士団員からの人気もすごい。
通常、天馬は女性しか乗せないので天馬騎士団は全て女性で構成されている。
「アナタにつかまえられる?」
「コーヒーにお砂糖?悪いわね。私、紅茶党なの。」
オギュ!!アースでてしまったか…吸血鬼は猫とアースが戦った以降、犬と出会う以前ということでどうか…
時間軸正確に決まってないし、好きに決めてよいよ
吸血鬼編最後楽しみだ
455 :
猫魔王:2006/10/03(火) 16:10:45 ID:p7oDQcla
今思うと神霊刀の設定書いてなかった。
神霊刀
刀身に銀を用いることで神性を高めて魔法無効化能力の威力を向上させた武器
さらに特殊な呪いで武器の強度を下げて神性を強化することに成功し、魔法無効化能力では世界で五本の指に入る。
だが銀自体は柔らかすぎるため刀身には向かない上に呪いによる強度降下で、他剣との打ち合いはおろか本来のカタナの役目の“斬る”行為さえ不可能に近く、『攻撃するための武器でありながら防御用』という大きな矛盾が生じた欠陥武器でもある。
魔法はほぼ全て無効化できるが、元からある物質を絡めてのものは魔法は殺せても物質自体についた威力は殺せないため、神霊刀で受けとめると先に挙げた弱点が相乗して神霊刀は粉砕される。
深い霧に覆われた森の奥に、それはあった。
「ここか…水の神殿というだけあって滑るな、っと」
薄暗い空間を男は進む。どれだけ歩いたことだろうか、ふと開けたところに出る。
部屋――とは言っても正式な間取りがなされている訳ではないのだが――一面が水たまりとなっている。
そして、その中に、つまり水の中で一人の女性が眠っていた。
「コイツ…本当に生きているのか?」
男は訝しがりながらその近くへと歩み寄る。と、女が目を見開いた。
「…何者?何用?」
言いながら女は起き上がる。否、水に起こしてもらう。
「俺の名はシン・アセテ。水の巫女さん、アンタには恨みは無いが…消えてもらうぜ」
「そう…敵ね。把握」
顔色一つ変えずに巫女が言い放つ。直後、辺りを特有の空気が流れ始める。
シンは確信する。この敵は、今まで斬ってきた雑兵どもとは次元が違う。
顔に自然と笑みが浮かぶ。
自暴自棄?恐怖で壊れた?
――否。それは、歓喜。
「さあ、俺を殺してみせろ!」
この瞬間こそが、彼の居場所なのだから――!
その頃のロナウド
孔明「あ、ご主人さm…なんか、えっと、どうしたんですか?」
バラバ「なんか浮かない顔してんな?
ほれ、おいちゃんに話してみな、ほれほれ?」
ロナウド「いや、なんかカオスな空間に巻き込まれてな…ワケわかんねぇ」
孔明「!もしかしてここは、伝説の町ジオンタウンでは!?」
ロナウド「なんだそれ?」
457 :
2/3:2006/10/03(火) 17:41:13 ID:a2dJpYBY
「アクア・キャリバー」
水に手を突っ込んだ巫女が呟く。
もしここで、シンが戦闘慣れしていないただの人間なら既に決着は付いていたであろう。
反射的に飛び上がったシンの足元を、先程まで水たまりだったものが通り過ぎる。
「見かけによらず、ずいぶんと豪快だな。それが水のフォースか」
「ガトリング」
答えの代わりに水を打ち出す。その一発一発が壁に大穴を穿つ。
「くっ、そろそろ行くぜ!うおおぉぉぉぉ!」
水弾をかわしながら、シンは突撃する。だが、それこそが巫女の狙いだった。
「終わり。ニードル」
先程ばら撒いた水滴、その全てが無数の針となって飛来する。そしてそれらは、一本たりとも逸れずに対象へと突き刺さる。
次の瞬間、シンではなく、巫女の顔に驚きの表情が浮かぶ。
止まらない。無数の針に貫かれながらも動きは止まらず、そして、彼の持つ剣が、巫女の体を刺し貫く。
「な…!不死者じゃないのになぜ…」
「あいにくと、死ぬのは怖くないんでな」
その頃のロナウド
孔明「早い話が秘境です。そんなことより早く逃げないと、あの人が来たら大変なことに…」
ロナウド「うん?なにかいるのか?」
その場に崩れ落ちる。力が入らない。
「さて、この石にアンタのフォースを入れればいいんだったかな」
そういって男は、懐から短剣を取り出す。その柄には透明な石が埋め込まれている。
「ふぅ…すまんな。今すぐ楽にしてやるよ」
おそらくアレを突き立てれば、全て終わるのだろう。だが、そうは、そんなことは、
「やらせは……しない…………!」
力を振り絞り、とっさに男に組み付く。
「な…体が…!?」
これは、最後の悪あがきに過ぎないけど…
「あなたの体の水分、固めさせてもらう…」
同時に、辺りの水が干上がっていく。だが蒸発ではない。
これは――分解。
「あのバカを止めた私の切り札、光栄に思いなさい!」
そう言いながら、ルーナからもらった指輪、炎のフォースの込められたそれを
「水のフォースよ――…相応しき者の…元へ」
思い切り地面へとたたき付けた。
その日、近くの村で局地的な大地震が発生した。原因は不明だが、不審な男を見かけた住民も存在し、人為的なものであるか原因究明が急がれている。
孔明「この感覚は…来ました。もう手遅れです」
ロナウド「いや誰が?」
孔明「ジオンタウンに住む伝説の老人…キンチョールのおじきの二つ名をもつ男…」
名前変えおじさん「よし、今日は誰の名前をかえてやろうかの…」
書いてる途中で出勤時間が…お陰でロナウド分が異様に少なくorz
まとまってからやった方がよかったかな…
461 :
小ネタ:2006/10/03(火) 18:28:51 ID:p7oDQcla
バンボー「久しぶりにロナウドをラーメン屋に誘ったんだけど遅いなー、粗筋堂って言ってあるんだけどなー」
ロナウド「おーい!」
バンボー「お、ロナウド!こっちこっち!どうした?遅かったじゃねぇか」
ロナウド「ごめんなー、だめな親友で……」
バンボー「いや、そこまでは気にしなくていいって」
店内
ロナウド「こういう店は彼女とよく来るのか?」
バンボー「彼女なんていないつっーの……」
ロナウド「いいよ、隠さなくて、いるんだろ?」
バンボー「いないって」
ロナウド「出て来いよー!」
バンボー「いねーっつってんだろ!」
ロナウド「いいなー、ダマクスの皇子は。金持ちで」
バンボー「そうか?」
ロナウド「ああ、いいとも。間違って公立学校に入れられでもしたら、いじめられるだろうな」
バンボー「どこがいいんだよ!、とりあえずなんか頼もうぜ」
ロナウド「よし、頼もう。ウエイトレスさーん!醤油ラーメンと塩ラーメンと餃子と わかめラーメンと野菜炒めと水と豚骨ラーメンと餃子とコーンバターラーメンと味噌ラーメンと 塩ラーメンと水とタンタン麺お願いしま〜す」
バンボー「何を頼んでんだよ!頼みすぎだろ!じゃあ俺、普通のラーメン」
ロナウド「じゃあ俺も普通のエターナルフォースブリザード追加で」
バンボー「あるわけないだろ!」
ウエイトレス「かしこまりました」
バンボー「あるのかよ!」
ロナウド「あ、すいません、ここビールありますか?」
ウエイトレス「ありますよ」
ロナウド「じゃあいいや」
バンボー「何のために聞いたんだよ!」
462 :
小ネタ:2006/10/03(火) 18:30:12 ID:p7oDQcla
ウエイトレス「かしこまりました」
バンボー「かしこまるなよ!ちょっとは疑問に思えよ!」
ロナウド「でも、珍しいなー。お前から誘うなんて」
バンボー「ああ、大事な話があるんだ」
ロナウド「ま、まさか・・・、俺は本当の父親じゃないとか!?」
バンボー「意味わかんねーよ!お前は俺の父親じゃねぇ! 俺さー…ロナウド編抜けようと思って……」
ロナウド「なに?聞こえなかった、もう2回言ってくれ」
バンボー「せめて次で聞く努力しろよ!だからー、ロナウド編を抜けたいの!そろそろエヌエイチキョイク帝国とも戦わないとならないし、ロナウド達には迷惑かけれねぇし」
ロナウド「そうかそうか、俺は賛成だ!ただし親友の伝説の子孫の生き残りが何て言うか……」
バンボー「伝説の子孫の生き残りはお前だろ!」
ロナウド「どうせならピッグになって帰って来いよ」
バンボー「豚にはなんねーよ」
ロナウド「あー、ウエイトレスさん。これをあちらのお客さんに」
バンボー「え?なにだ?なにをやるんだ?」
ロナウド「伝票」
バンボー「伝票わたすなよ!」
ウエイトレス「かしこまりました」
バンボー「またかしこまっちゃったよ」
ロナウド「というのは冗談で、今日は俺のワリカンだ」
バンボー「ワリカンかよ!オゴリだろ!」
ロナウド「そうそうオゴリ。間違えちゃったよ」
バンボー「悪いな、こっちから誘っといて」
ロナウド「いいさ、気にするな、どうせ汚い金だ」
バンボー「何やってんだよ!!」
ロナウド「よーし、帰ろうか。ところで抜けるときは俺も一緒だよな?」
バンボー「お前は無理に決まってるだろ!!」
ロナウド「( ゚д゚)
(゚д゚)」
>>461-462 散々見たコピペのはずなのに盛大にコーヒー吹いたwww
GJ!それとこっちみんなwwwww
>>462 幸福というのはこういうことだ………
GJ!みんなにGJといっといてくれ!
コピペなのかw
元ネタなんだろう。クオリティタカスw
モノス・ゴ・イワ・ザカン・ガエッタ
スーの兄。ものすごいらしい
「モーメントフォースインフェルノ
一瞬で相手の周囲の大気ごと炎上させる
相手は骨も残らずに蒸発する」
ゼ-「シャールカ!!」
ゼ-はシャ-ルカに駆け寄り彼女を抱き上げる。
シャ-ルカの体は小刻みに痙攣しており、一目で危険な状態であることが用意に理解できた
ゼ-「こりゃヤベェ…しらたき!クスリだ!!」
ゼ-の声に混乱していたシラタキは、ハッと我に帰りシャ-ルカの元へ急ぐ
ゼ-「何やってんだ!早くしろ!!」
シラタキ「う、うん!」
シラタキは震える手で胸元から、袋に包まれたビンを取り出す。
中には錠剤が入っておりシラタキの手が震えるからか、カラカラと音を立てていた
「…!!」
クスリが目に入った瞬間、剣士の目はそれに釘ずけとなる。
シャ-ルカや慌てふためくギ-ツェが白くボヤけていき、まるでその空間にクスリの存在しかない様に…
ゼ-「気よつけろよ…指噛まれないようにな…。」
シラタキ「分かってる…口、押さえてて…。」
シラタキがシャ-ルカの口にクスリを運び込むと、数分としない内に痙攣は収まり少しずつ彼女は意識を取り戻し始めた
ゼ-「ふぅ…ちょっとヤバめだったな…。」
ゼ-は汗を拭い深く一息つくと、シラタキに目をやる
シラタキ「ここのとこ出てなかったのにね…発作。」
シャ-ルカの発作が収まるとそれまで沈黙を保っていた剣士は、ゆっくりとシラタキの元に寄り彼女が持っていたクスリをバッと取り上げる
シラタキ「!?…あにすんだよ…返せよ!!」
ゼ-「どういうつもりだ…それはこの子の命といってもいいんだぞ…。」
ゼ-は剣士に積めよろうとするが、剣士が一瞬向けてくる鋭い視線に息を飲む
「これを…何処で手に入れた…。」
ゼ-「クッ…どこだっていいだろ!さっさとかえしてくれ!」
ゼ-の言葉をよそに剣士はビンの中からクスリを一錠取り出す…そして自らの袋からも酷似した錠剤を取り出し、二つを比べて何やらブツブツと独り言を繰り返している
「この形…独特の色…数字の羅列は所々違うが…いや、しかし…」
ゼ-「お前…そのクスリは…」
剣士は錠剤をスッ…と口に運ぶ…いや…運ばすにはいられなかったと言った方が正しいか…
ゼ-「何やってんだ!俺達も何のクスリかは、まだよくわかってないんだぞ!!」
剣士は口に錠剤を含むと一気に噛み砕いた
カリッ‥
歯がクスリを砕く感触が脳に伝わる…
口の中から舌先にかけて憎しみという名の味が広がり、気がついた時…彼の顔は酷く歪んでいた
ズギンッ…
突然、頭を鈍器で殴られた様な痛みが脳の芯から外側にかけて彼を襲う
「グッ…!!」
その痛みに耐えきれず、頭から倒れ込み彼は地面にキスをした
ゼ-「おい…おい!!今度は一体なんだってんだ!」
シラタキ「だ、大丈夫かよアイツ…スゲー汗だよ…」
早
く 俺
戦 は
争 こ
を の
終 芸 拳
ら 人 と
せ の 足
て ケ が
故 ツ 最
郷 を 大
に 蹴 の
帰 る 武
る 事 器
ん に だ
だ 関 ゼ
し !
て
俺
の
右
に お
出 前
る は
何 者 今
故 は こ
突 い の
入 な 場
し い で
な ! 隊
い 長
| を
降
任
さ
せ
る
「すまない…カーリ…カーリ…」
期
待
通
り
の ん
返 ?
事 ど
が う
聴 し
け た
て 声
嬉 も
し 出
い ん
ぞ か 生
! ? か
友 し
情 て
だ お
な い
ぁ て
も
価
値
は
無
い
殺 な
れ
「何故です…隊長…何故…」
ゼ-「おい…コイツまじにヤバいぜ!大丈夫か!?おい!!」
ゼ-は剣士に問掛けるが、彼は頭を抱えたままうわ言の様に何かを叫び続けている
「何故…あの時…俺は…。」
「わぁ…スゴォイ!ワンちゃん殺られてる!!」
暗闇の中から、その場に似つかわしくない女性の声が響き渡る
「成程な…それなりに力を持つものが現れたということか…」
女性の声に続いて男の声がゼ-達の耳に届く
ゼ-「な…誰だ!!」
ダメだ終らないまたいつか続きを…
やっとわかった。GJ!
いやぁ〜待ってるとかぬかしていた割にニブイねぇ俺orz
え、どうなっちゃうの?
剣士ってだれだ?(゜Д゜;)
ただいま、避難所で年表、暦を考える企画が進行中です・・
職人さんたち協力お願いします
>>469ー470まとめどうするんだろう……?
>>472オレは非難所のレスから、怪しいと思ってたぜ!
何はともあれGJ&いまさらだがお帰り
ゴールド・リッチマン ♂ 享年84歳
ブルジョワの父親
貧しい家庭の出身だが、拾ったワラにアブを結び付けたおもちゃをミカンと交換し、ミカンを反物と交換し、反物を馬と交換し…という繰り返しでいつのまにか大金持ちになっていた
「ブルジョワ、金持ちになる秘訣は三つある
一、価値のない物に価値を与える創意工夫
一、自分の力を超えたものを畏れ敬う気持ち
一、いざとなったらそれすら超える人間愛」
478 :
猫魔王:2006/10/05(木) 01:04:28 ID:6pqsGO9u
フランソと今は居ないエカタードシュルツェの戦場に猫は残っていた。
戦いはエカタードシュルツェの消失という形で終わったが猫が消える理由が無かった。
なぜ一緒に行かなければならない?これだけの“ごちそう”を目の前にして。
「う…ぁ……痛い…痛い……」
一人の死にぞこないに猫は近づく。
「ね…こ……?」
あまりに戦場とはかけ離れた存在に死にぞこないは声を漏らす。
「はは……幻…か――」
グシャ
言葉の途中で死にぞこないの頭は、見えないハンマーのような物で頭蓋骨とともに押し潰される。
頭を失った体はピクピクと痙攣し、首からは噴水のように血が飛び出る。
『ハァ…―ハァ――…』
猫は美しい物でも見るような目で死体を見つめ、次の瞬間には血の噴水に貪りついていた。
それは果実のように甘く豊潤で、ひと舐めするだけ簡単に猫の理性を吹き飛ばす。
グチュグチャパキピチャ
首の断面を噛み千切り、新たに溢れ出る血を脳髄ごと惜し気もなくすする。
猫の顔が死体の首に埋まりきった所でズルリと頭を上げる。
『ゴクン………あハァぁぁぁ…―――美味い、美味いぃ…でも、足りない足りない…もっと……血…』
辺り一帯の死体は食い付くした。
残りは、エカタードシュルツェが消えたことで所々で野営を始めたフランソの人間達、雑炊のような水っぽい飯を食らいながらこの戦いの意義の低さ、上司への不満、色々な会話をする兵達。
『禁書、一番』
猫は野営の中心に隕石魔法を発動させ、舌なめずりを繰り返す。この先起きることへの想像を巡らせながらだらしなく涎を垂らした。
―――恐らく、朝になるころにはフランソの軍は別の意味で居なくなっているだろう。
>469>470に関しては、ハショっても普通の文にしていただいても全く問題無いです。
面倒くさいやり方してスマン…
ぬこ魔王KOEEEEEEEEEEEE!!!!11
だがGJ
本当に猫魔王こわい
最近目立ってなかったからかな?
ぬこ様テラコワス
そしてGJ
アブネーヨ鉱山道
昔は旅人達が近道として使っていた道。
最近発生した有毒ガスのせいで現在使われていない。
道のところどころに旅人の落し物とか
なんかよくわかんないものとか落ちてる。
アルム ♂ 64
伝説の弓使い。
百発百中と言われ、神の動態視力、百戦錬磨の精神力をもつ。
「お前達はもう寝なさい」
キリング・ジェノ ♂ 32才
いかに効率よく殺すか
いかに残虐に殺すか
いかに死ににくいように殺すか
いかに派手に殺すか
そんな危険なコトを四六時中考えている大鎌×2装備の殺人狂。
ラーゼカンティ国内でロドリゲスに挑み、敗れて気を失っていたところを捕らえられるも、多くの兵士を殺して脱走した。
現在その首には多額の賞金がかけられている。
「コロス…コロスコロスコロスコロスコロォォォォォォォオオス!」
「うひ…獲物ダ…」
ゴレムール・コレル(通称ゴレ子ちゃん)
♀
一見おとなしい女の子。実はゴーレムなゴレ子ちゃん。
怒るとめっちゃでかくなる
チャームポイント兼ウィークポイントは首にはめているemethと彫られた銀の首輪
「あっ…ありがとうございますパン屋さん。」
「ジュワ!」
「………私ゴーレム何です。みんなが怖がる化け物なんです!」
出葉 白緑(イデリハ ビャクロク) ♂ 二十代〜三十代?
異様な雰囲気を持つ、強力な呪術師。
言葉遣いは丁寧だが容赦ない。
人前で飲み食いしない。甘党。
「力を持つとはいえ、少しでも集中力を欠けば即死でしょう」
「糞ったれが…!」
父親のファルスが享年38(5年前)
だからアースが30近いとなるとマズイ事に…
イースの兄だから21〜25くらい、最大でも27じゃないかな。
それ以上は…流石に…
うわあ…非難所に投下しようとしてマズった…
なんてこったい…
エミリア・ルース ♀18
バンボーの許婚。
ダマクスの同盟国、マリュース王国の姫。
すごく控えめな性格で、すぐ謝る。結構美人なのに自分なんかはバンボーにつりあわないと思い込んでいる。
「私なんかが…」
「すみません…」
489 :
ゲーム好き名無しさん:2006/10/06(金) 17:34:49 ID:U7MK/lES
バンボーもてるな…
侍女とデュラハンと王女か…
>>490 GJ!
コーザ・シータッパー ♂ 19歳
エヌエチケキョイク帝国軍の新兵。弱い
「バ…バケモノだ…」
イース「…貴様の攻撃は見切った…!」
己の斬撃は通らず
相手の爪は胸元をかすめ
インナー代わりのさらしがのぞいている状態だというのに
それなのに
彼女はとても楽しそうに
にやりと笑っていた。
猫竜「フン…気でもふれたか?」
イース「フッ…残念ながら正気だ…久々に楽しめそうなものでな…
この得物は大型獣を斬るように造られていてな…次からは避けねば貴様とてフォースの刃の餌食だ…」
ジャキ…
鋭い輝きを放つ新しい牙を構え、彼女は言い放った。
493 :
猫魔王:2006/10/07(土) 11:52:27 ID:989SlmVa
「始まりは国を守るために入隊したのが皮きり、国のために他者を、名をあげるために大将の首を、築いた名誉のために仲間を、自分の周りが疎くなり仲間を、他者の栄光を恨み闇討ちし、自分の汚名をなすりつけてそのまま、
殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した」
「ち、違う…私は…私は…」
「いつしかフランソの英雄と担ぎ上げられ心は完全に非情、女騎士になり少女のような恋はできず、法と秩序と正義を重んじながらもこころの奥底では自由になりたいと叫び、ただ名誉だけが自分のなかで信頼でき、国民など自分より下の物だと見下す、
汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い」
「違う違う違うぅ!!」
「なにも違わない、心では自分の本性に従いたくてしょうがない、肉を斬る快感、生を奪う快感、自分で気付いてるはずだ」
「私は…私はぁ……」
「イタダキマス」
グシャ
494 :
猫魔王:2006/10/07(土) 11:55:58 ID:989SlmVa
「じゃあなアミーニー、元気でな」
「また会いましょう」
「じゃね〜」
トミナの港でアミーニーは麗紅達の船出を見送る。
「はい!皆さんお元気でっ!!」
アミーニーは大きく手を振り三人に心配されないように笑顔で旅の無事を祈る。
唸りを上げて徐々に動き出す船の上の三人が見えなくなるまで手を振り、アミーニーはふぅっと息を吐く。
――無事生還したエカタードシュルツェと別れ、アミーニー・麗紅・ラケル・イル達は船賃を得るためにしばらくトミナで滞在して働いた。
元々麗紅とラケルは海を越えるのが目的なため、金が貯まるとすぐに旅立つ準備をした。
フランソを抜けて行く場所の無いイルも済し崩し的についていく事になり。
残ったアミーニーはと言うと、移動魔法でたしかに捉えていっしょに飛んだはずの猫が姿を表さないために、ここで猫を捜すことにした。
「とにかく、情報…かな?」
495 :
猫魔王:2006/10/07(土) 11:58:29 ID:989SlmVa
巫女として力が覚醒しても、お金があっても、猫の情報が無ければ使い道がない。
「お腹、空いた……」
アミーニーは朝起きてからすぐに行動開始した。
「喋る黒猫ぉ?もう夢見る年ごろじゃねぇだろお穣ちゃん」
「知らん」
「ん〜喋る黒猫ねぇ、ダメ全然知らない」
通り掛かる旅人達にアミーニーは片っ端から話し掛けた。
「はぁ…」
結果は×、夢見がちな話な上に自分の外見を考えるとまともに取り合ってさえもらえない。
「やっぱり、そんなすぐに見つからないかなぁ」
だが旅人のほとんどは間接的に猫の情報を知っていた。
【ミラとトミナの間にある山を囲むように血と肉の円が一夜にして出来た】
と、だがそんな情報に喋る黒猫が結ぶわけも無くアミーニーの猫捜しは泥沼化していく。
「穣ちゃん、どうしたんや?」
「はい?」
ベンチに腰掛けるアミーニーに一人のオジサンが話し掛ける。
「なんか浮かない顔してんな? ほれ、おいちゃんに話してみな、ほれほれ?」
オジサンはアミーニーの横にドカッと座りグリグリとアミーニーの頭を撫でる。
「な、なんですかいきなり!?」
「お、そや、珍しい食い物見つけたから穣ちゃんに分けたるわ」
ゴソゴソとカバンを漁り、オジサンは一つの野菜をアミーニーに手渡す。
「ほれ」
『ゔぁあ゙あ゙あぁっぁ゙あぁあ゙ぁぁぁ!』
(…)
世にも奇妙な呻くトマトにアミーニーは絶句する。
「ナ、ナンデスカコレハ?」
「キラートマトいうて、なんや人類最高の技術をもって創られた最高のトマトらしいで、美味そうやろ」
どうみても最高のトマトへの方向性を間違ってると思いながらもアミーニーはあえて口にしなかった。
「水洗いしてるから綺麗やて、食うてみ」
「で、でも…」
「遠慮すな、おいちゃんの分もちゃんとあるから」
そういうとオジサンはまたカバンをゴソゴソ探り、一つのナスを取り出す。
「ほらな」
『こうなったら…アイツの体内でジャスティスを爆破させる!』
「ナスランって言うねん、これまた美味そうやろ?」
「え、ちょっとそのナスさんあぶないこと言ってません!?」
「いただきま〜!!」
「わ〜!わ〜!!」
慌ててアミーニーはオジサンからナスランを急いで取り上げる。
「なんやぁ、穣ちゃん食い意地はってんのぅ」
「な、ち違います!!」
496 :
猫魔王:2006/10/07(土) 11:59:58 ID:989SlmVa
「おいちゃんの名前はな、バラバ・ラバン言うねん。しがない情報屋や」
「アミーニー・カカータです」
結局トマトともナスを食べた(おいしかった)アミーニーは、一段落ついて落ち着いた。
「…バラバさんは、なんで私に話し掛けて来たんですか?」
「いやなぁ、穣ちゃんあまりに浮かない顔してたから話し掛けてもうたわ。港町だけに浮かない…ブハハ!」
「浮かない顔ですか、たしかにしてたかもしれませんね」
「で、どしたんや?なんか悩み事か?」
「いえ、ちょっと人…猫捜しをしてて……」
そこでアミーニーはハッと閃く。
バラバは情報屋、なら――
「バラバさんって、情報屋さんですよね!?」
「な、なんやいきなり―――まぁさっきも言ったとおり情報屋やけど」
「じゃあ、喋る黒猫ってしりませんか!?」
アミーニーは目を爛々と輝かせ、バラバに問い掛ける。
「喋る黒猫ぉ?―――ん〜、ちょっと待ちぃ」
バラバは指を頭にあて考える素振りを見せる。
「……アカンわぁ、おいちゃん珍獣とか専門やけど全然わからん」
「そうですか…」
期待していた答えとは違い、アミーニーはがっくりとうなだれる。
「そうがっかりすんなやぁ…、それ以外に特徴ないんか、喋るだけでも十分やけど」
「あ、隕石落とします!!」
「…隕石落とす喋る猫!?、そがな奴この世におるんか……ん?」
思い当たるフシがあるのかバラバはまた考え込む。
「穣ちゃん、ダメ元で言うけど――――」
「はぁ…はぁ…」
地平線まで続く草原をアミーニーは歩く。
『穣ちゃん、ダメ元で言うけど、ここから西に丸一日かけて進んだ所にひろ〜い草原があるんやけどな、なんやそこに最近ごっつでっかいクレーターが出来たんやと、原因は不明で皆恐ろしくて近づかんけど、一説にはなんかすごい生物がおるとか』
『クレーター…』
『隕石落とせるんやろ、バカバカしいけどもしかしたら、と思うてな』
『それだ!!ありがとうございます!!』
『ちょい待ち、まだ話はすんどらんで』
『え?』
『その黒猫ってアミーニーのなんや?』
『……お友達です。とても、とっても大切な』
『…そか』
次回「炎の神獣」
>492>495GJ!
続きテラタノシミス
シン・スイカ
これぞ真のスイカ。
「アンタは一体何なんだあぁあぁあぁあぁあ!」
GJ!続きわっふる!
そして本編、バンボー編もわっふる!
真古 (まふる) ♀ 16歳
京都弁が可愛らしい女の子。
五車の術を使ったりして、相手の感情を操ることを得意とする。
最大の攻撃技はデコピン。
「そうでっしゃろ?」
「ほんま、お化粧がお上手で…」
猫魔王様GJッ!
玉前ようこ ♀ 見た目18 実際328
普段は着物をきた人間の女に化けているが妖孤
人をからかったり、悪戯するのが好きなプチS
いつか、オーバーリアクションの人と組み、芸人になるのが夢。
得意技は変化
「蟻って食べると酸っぱいんだよ!」
「……あははは……あたし、あなたと組んで……芸人になりたかったな……」
GJさんのIDがMP
それっぽい…
テラワッフル
ワクワク「ショウコ様!さっきの爆発音どうしたんですか?」
ガバッと勢い良く奥の扉からワクワクさんが飛び出してきた。
そのユニークな服装には、とても似合わない、心配そうな表情を提げて
ショウコ「いえ、大したことではありません。
机の上の薬品をいじっていたら、何か出てきただけです。」
まったく悪怯れる様子を見せずに、ショウコ様は依然、凛とした口調で喋る。
覆い尽くすほどではないが、まだ煙の出ている試験管を片手に持って
ワクワク「勝手にイジラないでって言ったよね!」
ショウコ「すいません。それよりゴロリさんが連れて来ましたよ」
機械的で感情を感じさせないような笑顔を見せワクワクを軽くいなすと
ショウコ様は勢い良く右手を回し、試験管の煙ごと、私たちを指差す。
試験官の中の液体がショウコ様を中心に地面に弧を描く様に、落ちていく。
そのさまは、まるでキャンバスに筆をいれる画家のようだった。
本人は『絵を描いている』なんて、思ってないだろうし、
もしかしたら液が垂れたコトすら気付いてないかもしれない。
少し黄ばんだ緑の床に紫の弧
ただそれだけの物なのに、とても優雅で繊細
そして神々しさまでも感じるコトのできる逸品だった。
私達に駆け寄り、ワクワクは輝いた目で私達を見回した。
後ろからはゴロリが私達を押し、急かすように実験室にむりやり入れていた。
ワクワク「待ってたよ!ゴロリ君!君たちも!」
私はワクワクさんには目もくれず、紫の弧をジトーっと凝視していた。
ワクワク「あの方は我が国のお姫さまのショウコ様だよ
君たちの観客だね!」
どうやらワクワクは、私が見てるものを勘違いしたようだ。
ピタ「おい!ワクワク!ゲームってなにやるんだ?」
引き続きテンションの高いピタは、鼻息荒くワクワクに詰め寄る。
ワクワク「鬼ごっこだよ!君達が鬼で、奥の部屋に三人いるから全員殺してきて!」
ピタ「おう!……って鬼ごっこじゃないじゃん!」
さも当たり前のように自然に『殺してきて』と言われ
勢いで相づちを打つが、その言葉の矛盾につっこみを入れるピタ
ロゼッタ「って着眼点そこ!?」
ゴラ「…ロゼッタさんも…変わってる……かも」
いつのまにか私の後ろに居る、一番の変り者ゴラに突っ込まれた。
私は侮蔑の眼差しをゴラをに向けるが、ゴラは私と視線をあわせようとしない。
ワクワク「大丈夫!三人とも罪人だし抵抗するから殺しても文句は言えないよ!」
ピタ「ってか、オレ人殺しはできない!」
ロゼッタ「ピタくん……」
ゴラ「…兄さん……」
私達はピタに尊敬の眼差しを向け、敬意を表した。
やらなければ自分の命が危ない。そんな中決めた英断だからだ。
ピタ「まだ、力に目醒めてないからな!」
はい、裏切られた。ってか話聞いてたのか?コイツ。
ワクワクとゴロリ、それにアンタの弟もあきれてるぞ。
ゴロリ「だから、この鬼ごっこはフォースに目醒めるためにやるの!」
ピタ「えっ!そうなの?じゃ、やる。」
ピタは、少しも考える素振りを見せなかった。
弟に先を越されたのが、そんなに悔しかったのか…
一人、奥の部屋を目指し歩く。
歩きながらもシャドーボクシングをしたりと『殺る気』マンマンであった。
ショウコ「ふふふ……君、変わってるね。
まっ拒否権はないんだけどね。」
机に頬杖をつけ退屈そうに眺めていたショウコ様だがピタが近づくと、
机から肘を離すし軽く笑みを浮かべ、そのよく通る声を上げた。
ピタは、そのショウコ様に重なった時、何か囁いていた。
私には何を言ったか聞こえなかったが、ピタが喋り終えた瞬間
ショウコ様の笑みは機械的な作り笑いから、心の底からの自然な笑顔に変わった。
そんな気がした。
ワクワク「という訳だから、奥に行こうね。ゴロリ君!」
ゴロリ「わかったよ!ワクワクさ〜ん!」
口調は優しいが二人は私とゴラを抱え、一人歩くピタを追い掛ける。
ゴロリに抱えられながら、ショウコ様と目が合った。
軽く微笑みかけてくれたショウコ様。その笑みからは、くすぐったく不思議な安心感と温かみを感じた。
そんなこんなで奥の扉の真前に着きワクワク、ゴロリは、私達を下ろした。
ピタ「オレ一人で十分だよ!」
ゴラ「相手は大人……かも」
ロゼッタ「そういえば私達、まだ子供だったんだね!」
私の見立てでは『私達は、当時八歳』だと言う事実を忘れてた読者は…二人は居るな
ルーシオ「誰に話してるんですか?」
ロゼッタ「誰って、それは……誰だ?」
再び話を遮り、質問をするルーシオに逆に質問を返すロゼッタ。
バンボー「で、どうなったんだ?」
ドナ「続き!続き!」
ケンジ「ピタとゴラは生きてるんでありますか?」
ルーシオの後ろから、身を乗り出し、熱心に続きを催促する四人。
ロゼッタ「お前達、何時から聞いてたんだ!」
ロゼッタは鉢巻きを外し、声の主たちを確認すると、盛大に声を上げた。
ルーシオ「うわっ!ダウトはどうしたんですか?」
ルーシオも、全然気付いてなかったらしく、焦った様子で辺りを見回した。
辺りには、四人の人が居る。四人?
ルーシオ「ドナさん、ケンジ、バンボーさん……
小田桐さん!何時来たんですか?」
名前を呼称し、増えたのは誰か、確かめるルーシオ。
小田桐「久々の登場なのにこんな場面か…
『謎のカプセルゥ』あたりからだ。」
ルーシオはそれを聞くと、ドナの方を見る。黙ってはいるが、その目から質問の内容を理解したドナは質問に応じる。
ドナ「あたしたちは小田桐さんに気付いてから聴きにきたから、もう少し後かな?」
>>500取ったのは、私らしい。すいません。
昔話このまま切り上げて、さっさと終わらせようか、まだ昔話続けるか
でも切り上げたらロゼッタ味方になっちゃう……orz
猫魔王さんの構成力&文章力が欲しい
チラシ裏
この一週間は怒濤の一週間だった。
彼女と別れたり、レポート出し忘れて怒られたり、バイトで値段間違えて怒られるは先輩が休んじゃって仕事入れられたり
駅のトイレには紙がないは、昨日の朝買った傘は、帰り道に壊れるは、レタスに芋虫が居るは…
何かに憑かれてる気がしてしょうがない一週間だった。
謝る必要はないさ。
GJなんだぜ。
>>507 いろいろと乙。
悪いことの次にはいいことがあるんだぜ?
GJ
500でまたオールキャラ書こうとしてた()∀`)
>>510 500をとれなかったオールスターの嘆きを書けばいいじゃない
>>511それいいな。いただき
ロナウド「…………」
バンボー「…………」
アース「…………」
猫魔王「………」
イース「…………」
ルーシオ「…………」
一同「500取れなかった…orz」
猫「別に500など取れなくてもよかろう。子供じゃないんだから」
アース「何を言っている…!スレ内の中に500はたったひとつしかないんだぞ!
それを奪い合うというのは、神聖な拳闘のごとく…!!(熱弁)」
アミーニー「話しか聞いたことないんですが、こんな人でしたっけ?」
巫女「最近、フハハハしてないから貯まってるんですね。きっと」
タブン「ここで目立たないとますます出番がなくなる!フォーーー!!」
以下、普通にスルー
ルーカス「出番なんてとっくの昔に諦めてるさ…」
ロナウド「そうかぁ? お前だって最近…」
ルーシオ「そこは言っちゃダメですよ! まだ知らない人だって」
ロナウド「おっとっとぉ、犯人はヤス!!」
犬魔王「猫魔王…やっと見つけたぞ!」
猫魔「フン、バカ犬がここまで嗅ぎつけてきたのか」
犬魔王「ここであったが百年目! ここを貴様の墓場にしてや」
アース「トメ吉、帰るぞー」
犬魔王「はーい、ご主人さま今行きまーす」
猫魔王(トメ吉?)
イース(アースが部屋から出る! フ…部屋から出た瞬間がお前の最後だ!)
イース「あれ? カタナカタナカタナ…」
バンボー「天井低いミスすんなあ。ほら、しゃもじならあるぜ」
ファルス『イースよ…しゃもじに心を乗せろ…』
イース「ち、父上! 父上の仇は取ります…!」
アースが扉を開ける。と、そこにはドラゴンゾンビがいた。
「ヘ ル フ レ イ ム!!!」
いちどうは倒れた!!
巫女「ぽ〜〜〜ち〜〜?(^ω^)」
ポチ「目立ちたかったんで…スマン」
ルーシオ「あ〜あ」
巫女「ふぅ」
ルーシオ巫女「リザレクション! 光よ高らかに!」
みんなは復活した!
ちなみにオチはなかった!
スマンw 書きたくなってしまった…
ショクシュ・キモイン
ネバネバでピンクな触手
男性限定に襲いかかりあんなことやこんなことをする
「あらあら〜?」
「戦っても良いのです」
コーイチ・ムラカミ ♂ 18歳
コージ・ムラカミの兄。光り輝かんばかりのテゥルンテゥルンのハゲ頭
若くして全光国ハゲ協会の次期会長候補とされている
ザビエル教徒だったが、ザビエルが植毛しようとしている事実を知り、そのことに腹を立て脱退する
「コージ、そのバレバレなズラを捨てろ。おまえにズラはいらん。ジャマなだけだ!捨てろ!忘れろ!そこからだおまえは!」
>>513GJッ!
タブンも台詞あるのに、登場してないスー、パティ、涼可哀想
猫竜「話はそれで終わりか…?」
イース「ああ…待たせたな…
さて…続けようか…このよき宴を…!」
ぴちゃ…
イースがそう言い終えた瞬間、鍾乳洞から雫がこぼれ落ちた。
だんっ!
それは再開の合図となり、両者は同時に踏み込む。
イース「せあっ!」
猫竜「しゃあっ!」
脚を狙ったイースの超低姿勢での横なぎの一閃、
そして首を狙ったねこドラゴンの跳躍しつつの両手をクロスさせつつの爪撃。
ビュ!
ズ ザ ザ ザ ザ!
攻撃は当たらない。イースがねこドラゴンをくぐり、ねこドラゴンがイースを跳び越えるかたちになる。
殺されなかった加速にまかせ滑走しながらも、振り返り、互いに目はそらさない。
猫竜「フンッ!」
キュバァ!
滑走しながらねこドラゴンは巨大な球体状の焔の塊を撃ち出す。
イース「っ…!」
ド ォ オ ン !
焔は爆発し、イースがいた辺りを吹き飛ばした。
518 :
剣魔イース:2006/10/08(日) 13:26:06 ID:ACGv43XG
爆発前の刹那の瞬間にそれは起こった。
イースは懐から取り出した物体を火球にかざし、その全て無散させる。
『アンタは一体なんなんだぁー!』
「なにぃ!?」
猫ドラゴンは驚愕した。
先の火球の前で四散のは間違いなくスイカ―――!!
イースの懐は四次元ポケットかと見間違えるほどの、人間の頭はあろうかと大きさのスイカを火球に投げ付けたのだ。
「貴様、只者ではないな…ただのスイカで私の炎を打ち消すとは…!!」
「ただのスイカ?、いや違うな、さっきのはシン・スイカ…スイカの中のスイカ!!、これで防げぬ物などなにもない!!」
「え、…えぇぇぇ!?」(ガビーン)
拳を握り締め熱弁するイースに猫ドラゴンは愕然とする。
当然、スイカで防げるはずがない。
ではなぜ防げたのか?、それは火球のほうに秘密があるのだ。
猫ドラゴンが放ったのは、接触すると爆発するタイプの火球、本人でさえ気付いていないだろう。
そしてその爆発で広がった爆炎を散らせたのはスイカの水分である。
爆発の瞬間、砕けたスイカはそのあまりある内蔵水分が傘状に広がり、爆発の軌道を逸らしたのだ。
「ふっ…」
続く。
GJッ!
猫ドラゴンつよい
ちょwwwシリアスな場面が!
だが不覚にもワロタ。GJ
ギオ・ン
全ての擬音担当の裏方。
いかに自然に口で擬音が出せるか、日夜研究している。
「ゴッゴッ…ドガッシャャャン!!!」
「シュッシュッシュッ…プシュ-…」
「ザンッ!」
ロナウド「暑いな〜」
バンボー「たしかに暑いな〜」
ルーカス「なんでこの部屋クーラーないんだよ…」
ミ〜ン ミ〜ン
『夏の思い出』
バンボー「あー!!、誰かクーラー買ってこいっ!!」
ロナウド「そうだ買ってこい!!」
ルーカス「買ってこいっ!!」バンボー「お、みんなの意見が一致したな!!」
ロナウド「やっぱりな!みんな温暖化防止とか言ってたけど、心の底じゃクーラー欲しくて堪んないんだよな!?」
ルーカス「そうだそうだ買ってこい!!」
ミーン
ロナウド「……さてここで問題だが、こんな暑い中外に出ればもっと暑い、…誰が買いに行くか、だ」
バンボー「…」
ルーカス「…」
ロナウド「…」
ミーン ミーン
ロナウド「よし俺が行く、俺はお前等と違って大人だからな!!」
バンボー「なっ!?上等だぁ、お前なんかじゃ扇風機買ってくんのがオチだ、俺が行ってきてやるよ!!」
ルーカス「………」ピッ
<今日のニュースをお伝え――>
ロナウド「…」
バンボー「…」
ルーカス「こっちを見るな、ダチョウクラブみたいにいくと思ったのか」
ミーン ミーン
ルーカス「ほら、ジャンケンなりくじ引きなりして行ってこい」
ロナウド「……ジャ〜ンケン」
バンボー「……ホイ」
ルーカス「あいこだな」
ロナウド&バンボー「よし、あいこはルーカスだ」
ルーカス「はぁ!?なんでだよ!!」
ロナウド「なんでって、ジャンケンで俺が負けたら、俺が行く」
バンボー「俺が負けたら俺が行く、あいこだと」
ロナウド&バンボー「ルーカス」
ルーカス「屁理屈じゃねぇかっ!!」
ロナウド「ワケわかんねぇ、ジャンケンであいこだと第三者が行くって昔から決まってるじゃねぇか」
バンボー「そんなことも知らねぇのか。天井低いぜまったく…」
ルーカス「なんだ!決めゼリフ使ったら世の中のルール変わるとでも思ってんのかよ!?」
ロナウド&バンボー「まったく…」プピー
ルーカス「話聞けよ!!」
ミーン ミーン
ロナウド「本格的に誰が買いに行くか決めようぜ」
ルーカス「だからお前等が」
バンボー「そうだな、俺もそろそろ冗談はやめにしようと思ってたところだ」
ルーカス「俺の話を無視するな」
ロナウド&バンボー「決めゼリフ無いくせに…」
ルーカス「お前等いきなり妙に仲よくなったなぁ、おい」
ロナウド「ふぅ…仕方ない、男はやっぱり拳ですか」
バンボー「うっしゃぁ!やぁってやるぜぇ!!」
ルーカス「えらいいきなりだなぁ、だがそれが嫌じゃない俺がいる!!」
三人「表出ろや〜!!!」バタァァァン!!!
ロナウド「…」
ミーンミーン
バンボー「…」
ミーンミーンミーン
ルーカス「…あっつ……」
ミーンミーンミーンミーンミーンミーンミーンミーンミーンミーンミーン
ロナウド「…帰りますか」
バンボー&ルーカス 「そうだな」
『夏の思い出』完
ワロタ。GJ
ジェイ・フォン ♂ 54歳
ライカとボーダの父親
長年に渡って無線機を小型化する研究をしてきたが、何一つ成果が無いばかりか息子に先を越され、そのショックで毎晩ホッケーマスクをして町へ繰り出し、チェンソーを振り回すようになってしまった
別に人を斬りつけたりするわけではない
「もしもしィ!?もももしもしもしもしィ!?もももももももももしもしもしもしもしもしもしもしもしもしもしもしもしもしもしもし…」
職人さんGJ!
ハガ・マイク
♂ 45歳
筋肉ムキムキのおっちゃん
実は市長だったりする
「ブラァァァッ!!!」
>>525 痩せてそうなIDだな。
それなんてファイナルファイト?
>>526 ピザではないと言っておく
ブルース
♂ 41歳
ある時は禿げな警察官
またある時は飛ぶタクシーの禿げ運転手
またある時は隕石をぶっ壊すために呼ばれた禿げな採掘屋
「やッやめッやめたまえッウィリス!
話を聞け!!聞いてくださいウィリス!」
猫竜「ならば…これはどうだッ!」
イース「チィ…」
隙間も無い程に撃ち出された火焔球の弾幕
イースの超高速の機動性を以てしても
それを躱すのは
不可能に思われた
ド ド ド ド ドォン!!
ヒュッ
しかし爆煙をまといながら飛び出すものがひとつ。
猫竜「そこだ!」
そうなる事を予想していたのか、同時に猫竜は弾かれたかのようにそれに飛びかかった。
続きちょっと待ってね。
GJ!
ロディ・ホーザ ♀ 14歳
マリオネット(糸釣り人形)を操る事が天才的に上手い少女人形師。
年の割りに背が小さいので「おチビのロディ」と呼ばれて親しまれている。
お気に入りのマリオネットは道化のポンチョ、魔女のワシュリサ、騎士のヘルムート。
目上の人にはわりと敬語を使う。
「人形劇の始まり始まり〜」
「のど飴もってないかな?」
チェインフォース
二つ以上のフォースを組み合わせる合体技。
この時一方が使用可能者であれば他はフォースを封じた道具等でも代用可能。スーが回復を使えるのもこれが理由。
余談だが、ルーナ戦にてスーがロナウドにフォースを貸したのもこれの一種であると思われる。
ズシュブシュア!!!
猫竜「フギャァアア!?ぐ!?」
ねこドラゴンの右前脚は深く切り込まれ、鮮血が勢い良く吹き出す。
ねこドラゴンがイースだと思い、飛び付いたもの…
それは
爆煙をまとった遠当てだった。
イース「はああああっ!!!」
がつん!
猫竜「に゙ゃん!」
ズドン!
爆煙の中から遠当てに続きイースが飛び出し、その大剣で事態に対応できていないねこドラゴンを地面に叩きつける。
イース「…流星…!」
そして天井を思い切り蹴ることでついた加速と重力を利用した突き技を放った。
猫竜「うあ…」
ズギャンッ!!
「ふ〜ん…結構いるじゃん。大漁大漁!餌を撒けば魚は集まるわぁ。」
少女は剣士達をざっと見回し、指で人数を確認するとその口から笑みをこぼす。
「巫女よ、気を抜くな…ドッグズは一撃で首を落とされている。仕留めた奴はかなりのてだれだ。」
巫女と呼ばれる少女は男の言葉などまるで気にしない様子で、地面に出来た幾つもの血溜まりを足でピチャピチャと音をたてている。
「わかってるわよぉ…アースこそ大丈夫なのぉ?この前ボロ雑巾みたいになって戻ってきた け ど 。」
その言葉に男は一瞬、目をクッ…と細める。
ア-ス「お前には関係のないことだ…。」
クスクスと笑いながら、まるで水溜まりででも遊ぶかの様に血溜まりから血溜まりへと飛び移る巫女の姿は異質を極めた。
巫女「フフフッ…そうなる度にくっつけるのは私なんだからぁ…」
直も巫女は血溜まりの上でクルクルと回りながら、あやすように話し続ける。
ゼ-「…お前らさっきからベラベラ喋りやがって…何の様だ!ハンターか!?それなら、もう獲物は仕留められた!!依頼は終わったんだ!!」
ピチャン!
巫女の足がゼーの声と共に止まる。
そして…巫女がコチラをゆっくり向いた時…ゼーは次の言葉がでてこなかった。
胃を鷲掴みにされたような感覚、空気が肌に感じるように重くなり、その場から今すぐに逃げなければいけない。
と、本能が呼び掛けてくるようだった。
巫女「いつ…喋っていいって言った?」
空気がネットリと指に絡みつき、呼吸をする度に肺の中が闇に満たされ、ひどく息苦しい。
シラタキ「ハッ…ハッ…ハッ…クッ…。」
やばっかぶった一旦引きます。
遅筆野郎のオイラのことなら気にするな!やっちまえ!
まとめの人、乙であります!
537 :
ロナウド編:2006/10/09(月) 20:52:23 ID:+IOyzjAq
ああああ「…ワケわかんねぇぐすん…」
タブン「あはは……、こりゃ大変ですね、____さんの名前が言えなくなるなんて」
スー「アホらしいけどすごい呪術ね、____の名前をああああに因果ごと変えるなんて到底真似できない魔法よ。さらに空間魔術士、これは多分この町だけに限定されてるわ」
パティ「____!____!!ほんとに出ないや」
涼「ロ、ナ、ウ、ド―――区切れば発音できますね。…とりあえず、今の方針はこの町のどこかに居るキンチョールのおじきを見つけることですね」
538 :
ロナウド編:2006/10/09(月) 20:55:04 ID:+IOyzjAq
――――数時間前。
ロナウド「キンチョールのおじき…?」
涼「伝説の町ジオンタウン、そこは蜃気楼のように存在が不確かな町、そこに住まいそこに潜む…名前変えおじさんこと…」
ロナウド「キンチョールのおじき…」
涼「早くこの町をでましょう!誰かがキンチョールのおじきの被害を受ける前に!!!」
ロナウド「お、おう!」
涼の今まで見たこともないような気迫にロナウドはただ事ではないと思ったのか、押され気味に答える。
『ほほほ、もう遅いわい…!!』
だが時既に遅し、涼の背後のなにもない空間から手が突然生えてき、涼の腰を掴もうと一線する。
ロナウド「!、涼ぉっ!!、そこから離れろ!!」
涼「え?」
ロナウド「ちぃ!」
戦闘経験に乏しい涼は当然反応できず逆にロナウドの大声に驚きその場固まる。
そんな涼の行動に歯痒い物を感じながらも、即座に涼を押し飛ばす。
キンチョールのおじきの手は涼の腰を空振り、ロナウドの股間に吸い込まれるように…―――
ロナウド「はウっ!?」
ロナウドの顔に一気に冷や汗が流れる。
キンチョール「むお?」
掴んだのが妙な感覚だったがキンチョールのおじきは気にせず、魔法を発動させた。
――――そしてのこったのが……。
ああああ「なんじゃこりゃぁぁ!!?」
涼「あぁっ!、____さんの名前欄がああああに…!?」
涼は自分の発言に引っ掛かりを覚え、もう一度口を開く。
涼「____さん…、____さん!!あれ?」
ああああ「マジか…?」
そして今に戻る。
涼「今日は寝て、明日から捜索ですね」
スー「じゃね、ああああ…プッ」
ああああ「笑うなぁー!」
タブン「枕投げない投げない」
パティ「また明日ね〜____〜!、これちょっと面白…」
それぞれの思いを胸に夜が更ける。
続きお願い。
猫魔王の中の人とまとめ乙かれ〜
タブン活躍期待age
>>537-538 乙!
やべえ今書いてんのどうしようorz
まあちょっとかえりゃもんだいねえな、うん。
キャンタ・マー・ニギニーギ ♂ 38歳
職業:危魔道士
危魔法「握る」で人のタマを握ってくる。他に「潰す」などがあるらしい
「極道はタマの取り合いや!」
GJ!
>>540 ガンガレ、超ガンガレ。
ジャギ・テュウヴォー ♂ 15才
その腕には邪気眼(第三の目)が宿っている…らしい中学生。
「っぐわ!・・・くそ!・・・また暴れだしやがった・・・」
「っふ・・・・邪気眼を持たぬ物にはわからんだろう・・・」
「うっ・・・こんな時にまで・・・しつこい奴等だ」
「が・・・あ・・・離れろ・・・死にたくなかったら早く俺から離れろ!!」
>>537-538 ワロタwGJ!
ドゥデク ♂ 28歳
全身に不思議な紋様の刺青をしてる人。
明るさ恐怖症で、電球一個分の明るさが限界。
魔力で生命を発生させる魔導生命発生装置の研究をしてる。
「名前の意味はヤツガシラである。」
「アッー!閉めろ!閉めろバカ!」
「貴様…もしや究極の阿呆か!」
市民マスター
市民を極めた者に送られる称号。
なんでも市民マスターが一人いれば市民千人分に匹敵するとか
───ズギャンッ!!───
ああ…まさかニンゲンごとき…しかもたった一人にやられるとはな…すまないな、バス。強く生き
「みー?」
「…っ…私もまだまだ甘いな…」
「ゴロゴロ…」
なんだこの裏切られた感じは…
透き通る刃は傍らの地面に突き刺さっていた。
がばっ!
猫竜「っ…何故殺さなかった…」
イース「…貴様の子か…?」
仔猫?「ゴロゴロゴロゴロ!」(スリスリスリスリ)
勢い良く飛び起きたねこドラゴンにイースは尋ねた。
猫竜「…ああ、馬鹿息子のバスだ…」
イース「フッ…息子に感謝するんだな…興がそがれた…」
バス「ゴロゴロゴロゴロ!」
ラス「フゥ…ニャッハッハ!貴様の勝ちだ…今までに多くのニンゲンを葬ってきたたものだが…
ここまで我を打ちのめした人間も気に入った人間も貴様が初めてだ…
我が名はラス、名前だけでも聞かせてもらえるか…?」
ねこドラゴンはため息をひとつついたあと、嬉しそうに笑うと名乗り、名を尋ねた。
ィース「イース…イース・ト・フードだ…(ニャッハッハって言った…ニャッハッハ…)」
ラス「イースか…よい名だ。残念ながら他の竜と違って守る宝もないのでな、足元ではべっている馬鹿息子のバスを連れていくといい…なに、すぐに自分で獲物も捕れるようになる。
それに…少々頭は悪いがねこフォースの才に関しては我を凌駕している。そう足手纏いにはならぬ筈だ。それに…」
イース「…?」
ラス「このぶんだと置いていこうとしても勝手についていくさ…」
イース「…フッ…有難く戴いていこう…」
GJ
ぬこかわいいよ
イース「…それにしても…一年で随分と大きくなったものだな…確か最初に出会ったときは掌に乗るくらいの大きさだった筈だが…」
バス「なー♪」
GJだな
精霊の剣の精 タシローマ・サシ
ロナウドが持つ精霊の剣に宿る精。
ロナウドの力(フォース)が強くなってきたことにより、夢に現れるようになる
「頑張っている君にご褒美だ」
シューア・クトー ♀ 享年5歳
実の姉に殺された、クトー家の末っ子。あまりにも醜い容貌をしていた
目はあべこべに付き、片方の目は眉毛の上に付いていた。鼻はだらしなく直角に曲がり、口なんぞは縦向きに、しかも耳の付け根から裂け目の様についていた
ここまで読んだ人は最低3日間気を付けてください。後ろで何か気配を感じても決して振り向いてはいけません。それはあの子があなたを眺めているから
10分以内にこのキャラを使ってストーリーを書かないとそのままあの子は離れて行きません
お気を付けて
554 :
猫魔王:2006/10/11(水) 00:20:33 ID:WBgga88u
「うわ〜すっごい…」
アミーニーはクレーターの異様な大きさに驚いた。
草原の広さも去ることながら、クレーターの大きさは国一つがすっぽり入りそうなほどだった。
ただここまで大きいとアミーニーは一つの衝動に駆られる。
それは、
「やっほぉぉぉ〜!!」
クレーターに向かって大声で叫ぶことだった。
放たれた声はクレーターの中心部に進み、徐々にアミーニーの耳から遠ざかっていく。
「ふうっ…あ〜スッキリしたぁ〜」
事が済んだアミーニーはいそいそと帰り支度を始める。
(あれ、私何しにきたんだっけ)
―――さあ?
まだまだクレーターに響く声を背にアミーニーは考え込む。
そして声が急に止んだかと思うと、
突然、―――ヤマビコにしては随分大きい火山の噴火のような唸り声がクレーターから飛び出す――!!
グオォォォォォォ!!!!
「う…わぁ…!?」
唸り声は衝撃波へと変わり、アミーニーを無理矢理跪かせる。
「ガァァァァ!!」
ズンズンと、何かがクレーターの底から一歩一歩、地震を奏でながらはい上がり始める。
アミーニーは未知の存在に顔を引きつらせながらも、恐怖で後ろを振り向けないでいた。
地震が少しずつ大きくなり、アミーニーが勇気を振り絞って振り向いた時には、
巨大な赤黒い前足がクレーターを掴んでいた。
555 :
猫魔王:2006/10/11(水) 00:22:46 ID:WBgga88u
足だけで分かる―――それは明らかにこの世の生物の理を大きく逸脱している。
猫のような途中から何かが混ざり、強大な力を得た変種ではない。
いわばこれは純血種なのだ。生物のサイクルの頂点、いや、それからすらも外れた絶対的な存在。
「我の眠りを覚ますとは…、ただでは済まぬぞ人間━━━!!」
前足から続き、それは首を現わす。
「…っ」
アミーニーは思わず息を呑んだ。
蒼色の眼、
荒々しさの中にもどこか荘厳な雰囲気を持った角、
砕けぬ物など何もないと言わんばかりの牙と顎、
岩石のような皮膚にヒビが入り、そこから灼熱の炎が噴出していた。
「グルル……、娘ぇ…なぜ、私の眠りを覚ましたぁ?」
「…あ、あはは…それは……」
「それはぁ…?」
ただの叫びたくなった好奇心、と言えるはずもなくアミーニーは言い淀む。
そんなアミーニーを見て竜は眉間に皺を寄せる。この竜を人間にしてみればそこらのヤクザみたいな物なのだろう。
だが現実は厳しくやっぱりそこに居るのは未知の竜、アミーニーは心の中で溜め息をついた。
「答えぬか小娘ェェ━━!!」
「っ――!!」
短気なのか、前の言葉から数秒もしない内に竜は大口を開けて続けて言葉を放つ。
しかし、アミーニーにとってはそれは言葉として耳に入らず、突風として肌を直撃した。
竜にそんなつもりが無くても、人間のアミーニーからすれば竜の大声は突風に変わるのだ。
556 :
猫魔王:2006/10/11(水) 00:23:46 ID:WBgga88u
「竜さん落ち着いて落ち着いて…、竜さんに大声出されると私が飛んでいきそうになりますから」
「む、うむ」
竜のほうも人間のことを理解しているのからアミーニーの言葉に素直に従う。
「え〜と…ですね。私がアナタを起こしたのは、ちょっと聞きたいことがあるんですよ」
「ほぅ…」
「喋る黒猫を探してるんですけど、なかなかみつからなくて…ですから、アナタの助言承りたくて来ました」
「喋る黒猫…?」
「蛇の道は蛇と言いますし、私のような人間よりもアナタのような者のほうが知っているのではないか、と思いまして」
内心アミーニーの心臓はバクバクである。当たり前だ、自分より超巨大な、ましてや人々の恐怖の象徴とも言える竜に向かって会話を求めているのだから。
半分はその場で作った嘘だ。そんな嘘を半端咄嗟に出して会話を繋げている自分自身にもアミーニーは驚いていた。幸い途中から竜の呼び方変えたことにも気付かれていない。
「ふむ、喋る黒猫……知らんのぅ」
「そうですか…」
アミーニーは肩を落とすフリをしてこの場を去る切っ掛けを作る。
「すいません、安らかな眠りの途中で私のような愚者が邪魔してしまい…」
「よい、我も悪かった」
「では、私は用も済みましたので、早々にこの場を立ち去ります」
(言葉遣い覚えといてよかった〜)
背を向け、竜から解放された喜びを表には出さずに心の中に納め、竜から離れるように早足気味に歩き始める。
「まぁ待て…」
だがこの一言にアミーニーの浮かれた気持ちは一気に海の底に沈む。
「はい…?」
「お前からは僅かながらフォースの匂いがする」
「それがなにか」
「我も空腹でな……」
(悪い予感的中)
続け
GJ
マリュース王国
肥沃な土壌を持ち、農業が盛んなダマクスの西隣にある同盟国。
姫のエミリアは政略結婚とかそんな感じでバンボーと許婚であるが、なにぶん小さいときに一回言われただけなので
バンボーはよく覚えてなくて幼馴染感覚だったりする…エミリアは本気なのに…
バンボー…お前って奴は…罪な奴だぜ。
レクセリオ・ルース ♂ 渋いオッサン
マリュース王国の誇り高き王にして、ダマクス王チューボー・リベラーの盟友。
愛称は「レクス」あるいは「レックス」。
獅子王の異名も持つ武闘派の王様。巨大な槍か斬馬刀のような武器を以て、戦場を駆ける姿はまさに獅子奮迅。
しかし娘のことになると子煩悩ぶりを大いに発揮する。
「バンボー君、娘のエミリアをよろしく頼むぞ。」
「この獅子王の名…伊達ではない!!!」
「う…」
「団長!気がつかれましたか!」
「はっ!ぐっ!?あ…」
がばっ!
気がつくと、清潔感漂う一室で寝かされていた。
思わず飛び起きると全身を激痛が駆け巡った。
「団長、安静にして下さい!今生きているのは奇跡みたいなものです。」
「はあ…はあ…」
じっとしていると痛みは少しおさまった。
「ジャン…無事だったんですね…結局あれから…光の柱が現れてから…
戦況はどうなったんですか…?」
ジャン「………我々フランソ軍は大敗…いまだかつて無い程の戦死者と行方不明者が出ております…
そして…あの日から今日で丁度一週間が経ちました。」
「そう…ですか…それでは私も責を負わねばなりませんね…もう辞令は出ているのでしょう…?」
ジャン「…まだだ…だがあの男の事だ、全てお前に押しつけて自分は逃れようとするだろう…
逃げろ、ジャンヌ。お前はこんな処で死んでしまってはならない。
今のフランソは…もはや我々が愛し、忠誠を誓ったあのフランソではない。正義も名誉もない、只の…くっ…」
ジャンヌ「ジャン………」
共に騎士団に入り、馬を並べ、そして幾多の戦場を駆け抜けた仲間…
その男、ジャン・ポールの目にはいつしか涙がたまっている。言葉遣いも昔のものに戻っていた。
560 :
ゴメン訂正:2006/10/11(水) 11:07:23 ID:+7f1vZqj
「う…」
「団長!気がつかれましたか!」
「はっ!ぐっ!?あ…」
がばっ!
気がつくと、清潔感漂う一室で寝かされていた。
思わず飛び起きると全身を激痛が駆け巡った。
「団長、安静にして下さい!今生きているのは奇跡みたいなものです。」
「はあ…はあ…」
じっとしていると痛みは少しおさまった。
「ジャン…無事だったんですね…結局あれから…光の柱が現れてから…
戦況はどうなったんですか…?」
ジャン「………我々フランソ軍は大敗…いまだかつて無い程の戦死者と行方不明者が出ております…
そして…あの日から今日で丁度一週間が経ちました。」
ジャンと呼ばれた騎士は、数秒の沈黙の後、辛そうに答えた。
「そう…ですか…それでは私も責を負わねばなりませんね…もう辞令は出ているのでしょう…?」
ジャン「…まだだ…だがあの男の事だ、全てお前に押しつけて自分は逃れようとするだろう…
逃げろ、ジャンヌ。お前はこんな処で死んでしまってはならない。
今のフランソは…もはや我々が愛し、忠誠を誓ったあのフランソではない。正義も名誉もない、只の…くっ…」
ジャンヌ「ジャン………」
共に騎士団に入り、馬を並べ、そして幾多の戦場を駆け抜けた仲間…
その男、ジャン・ポールの目にはいつしか涙がたまっている。言葉遣いも昔のものに戻っていた。
ジャン「…失礼した。団長、私はこれで。
早く良くなってください。」
ジャンヌ「…有難う、副長。」
いつもの口調で挨拶をすると、ジャンは出ていった。
ジャンヌ「…(あの猫は…一体…恐ろしいまでのフォースを持っていた…
私が闇のフォースの使い手でなければ…
確実に即死だった…)」
>>561GJッ!
ジャンとジャンヌって名前紛らわしいな
「これよりフランソ軍騎士団長、ジャンヌ・ダークの処分……ての………を始める。」
──この配置でいく!モグモグ──
──それでは兵の被害が!──
ジャンヌ「…」
──うるさい女だな、指揮官は余だ!──
──しかしっ!──
「当人は山賊掃討戦においてフランソ軍……甚大な被害を及ぼし……
よって重大な処分を免れることは出来ない。」
──フン、騎士は何も考えずにただ言われた通りに動いておればよいのだ!──
──………──
「したがって火あぶりの刑に処す。」
ジャンヌ「ふう…」
色々と生き急ぎ過ぎたのかもしれない…女だてらに若くして騎士団長まで上り詰めたんだ…悔いは…
やべっ…書いてて凄くテンション上がってきてその勢いで更に書いて投下したらエラーになった…一応画面メモは取ってるんで続きは夜投下します。
コノ・ス・レバカ・バッカリヤー
コノス・レア・ホ・バッカリヤーの妹。読んで字のごとし
デートスポット
一見ただの小さな壺だが、中を覗いた者を吸い込み、デートにピッタリな空間へいざなう不思議な宝具
567 :
猫魔王:2006/10/11(水) 20:13:29 ID:WBgga88u
竜の眼が輝く。
「っ!」
アミーニーはソレに危険性を感じたのかフォースの羽を形作り飛び上がる。
――すぐに元居た場所は砂塵が舞い、アミーニーの判断が正しかったことを決定づける。
「……どういうつもりですか?」
「我の食料はフォース、ただそれだけのことっ!!」
アミーニーの困惑を含んだ問いに、竜は悪びれる様子もなく大口を開け、炎の球を無数に放つ。
「っ、私の水は全てを飲み込む!」
「ヌオッ!?」
術式を読み上げると、一瞬にしてバケツを引っ繰り返したかのような大量の水が炎を消化しながら竜の口に流れ込む。
(すごい、この魔法…前はに2・3回も使ったらすぐに魔力が底を突いたのに、今なら30回は軽く使える)
「グ…ブブ…、娘ぇよくもォ〜〜〜!!」
「すいませんけど、先を急いでるんです」
言うと同じにアミーニーはココを離脱するために移動魔法を発動させる。
「〜〜!、…………あれ?」
「無駄だァ、すでに我が移動する類の魔法を妨害している…、逃げることは叶わぬぞ」
「な、うそ…?」
「そこで動くな!一口で喰ろうてやる!!」
再度魔法を試そうとするアミーニーに、竜は巨体に似合わぬスピードで飛び上がる。
有にその巨駆の倍はありそうな翼がはばたくと、そこにあった風の秩序はなくなり、新たに竜巻が唸りをあげて吹き荒れる。
「きゃ!?」
アミーニーのちっぽけな体はそれに簡単に巻き込まれる。
「グオォォォォォォ!!」
「――羽に…力を!」
竜が食らい付く、がアミーニーは噛み付かれる前に自らの羽に限界まで力を注ぐ。
ガチンッ!
「あぶなかった〜…」
竜巻の横っ腹から無理矢理脱出し、アミーニーは額に流れた汗を拭いとる。
568 :
猫魔王:2006/10/11(水) 20:16:36 ID:WBgga88u
「逃がさぬぞォォォ!!」
追撃をしに突っ込んでくる竜にアミーニー眉間に皺をよせ、どこか欝陶しさを感じた。
「こんどはこちらからいくぞ……―――え?」
そして無意識に言葉を発した直後、アミーニーは自分自身に疑問を抱いた。
自分は、いくぞ、なんて言葉は使わない。しかも自分の魔法はあわせて4つ、
削る、流れる、飲み込む、そして巫女覚醒時に覚えた包み込む。
そしてこの全てがこんな大型モンスター向けの魔法ではないのだ。
防御の流れる、治癒の包み込むを除き。削る、飲み込むはどちらも対人魔法である。
飲み込むは地上では大軍魔法として捉えることもできるがここは空中、威力もさっき試したがあの竜にとっては飲み水程度の量だ。削るなんてもってのほかだ。
こちらからダメージを与えることさえ出来ないのに『こんどはこちらからいくぞ』?、何をいっているのだ自分は、
「ガァァァァ!!」
竜から先の火球とは比べものにならないほど大玉の炎が吐かれる。
「っ、私の水は大地を流れる!」
現実時間にしては一瞬だが、アミーニーは考え込んでいた時間が炎への反応を後らせた。
盾が完成せぬまま炎が直撃し、その場を蒸発した水が白煙として包み込む。
「ぁ、ぐ…う…」
目をつぶってアミーニーは少しづつ視界を広がらせていく。
「え…あ、ぁああ…?」
白煙の中、構えた左腕は曲がっていた。腕が曲がるのは当たり前だがそれが、
普通とは逆の方向に大きく曲がっていたのだ。
+
+ ∧_∧ +
+ (0゚・∀・)ワクワク
(0゚∪ ∪ テカテカ
+/ヽと_)__)_/ヽ+
(0゙ ・ ∀ ・)
(0゙ ∪ ∪ +
と____)___)
570 :
王の剣:2006/10/11(水) 23:49:58 ID:1YT2om6/
「ヒヒーン!」
パカラッパカラッパカラッ…
ズガバキド゛コガシャン!
「「「だあぶっ!?ぎゃ!?どあべ!?」」」
ゴシカァン!どたんばたん!
「どけえええええ!!!」
審議の場の外が騒がしい。
ボナ「騒がしいな…何がおこって…ひっ!?」
ばったあん!
両開きの大型扉はボナパルトの目の前に倒れることで開いた。
ジャンヌ「…ジャン…!?」
ボナ「貴様何のつもりだ!!余に歯向かうというのか!!?」
ジャン「我々が忠誠を誓ったのは貴様ではない!フランソ国王陛下だ!そう…我が名はジャン・ポール!フランソの騎士なり!死を恐れぬ者はかかって来い!」
ボナ「な…」
ジャンヌ「…!!」
ざわ…ざわ…
馬を駆って突如現れたジャン・ポール。
審議の場は混乱の渦に飲み込まれた。
ジャン「我らが主は唯一人…そうだろう?ジャンヌ。」
ジャンヌ「ジャン……ああ!」
騎士団「「「団長!ジャンヌ姐!」」」
ボナ「う…うう…」
あちこちから声が上がる。
騎士団「「「ジャンヌ団長!姐さん!」」」
ジャン「鬨をあげろ!ジャンヌッ!」
そういうとジャンはジャンヌに剣を渡した。
騎士団「「「ジャンヌ!ジャンヌ!」」」
シャキン…!
ジャンヌは剣を抜き放ち、天にかかげ叫んだ。
571 :
王の剣:2006/10/11(水) 23:56:22 ID:1YT2om6/
ジャンヌ「誇り高きフランソの騎士よ!
己は国王陛下の騎士だというものは我に…
我に続けェェェエ!!!!」
「「「オオオオオオオオ!!!!!」」」
王の騎士たちの鬨は高らかに響き、しばらくやむ事は無かった。
その後、ボナパルトはセントヘーナ島へ流刑となり、再びフランソは王への忠誠を第一とする国となる。
誇り高き勇敢な騎士たちに守られたこの国は、以前にもまして素晴らしい国となることだろう…
572 :
猫魔王:2006/10/12(木) 02:44:53 ID:IVwrQyGC
「もっこりもこみちよ、また水の巫女が死んでしまうぞ…、やはりあんな者を巫女にしたのが間違いだったのではないか?」
「いや、私はいまだに自分の判断が間違ったとは思っていないさ、コノスよ」
どこまでも続く真っ白な部屋の中で、二人は椅子に腰掛けていた。
「しかしこれでは…、神獣に喰われれば代わりの巫女も出来なくなる…」
「喰われることは無い、アミーニーには鈴が付いている。本当に危機に陥れば鳴る」
「鈴だと…?」
「あぁ、鈴だ」
「そんなものに頼っていいのか、もっこりもこみち」
「鈴は優秀だ、心配しなくてもいい」
もっこりもこみちの余裕のある言動にコノスは黙り込んだ。
573 :
猫魔王:2006/10/12(木) 02:48:46 ID:IVwrQyGC
「っっっああああぁぁぁぁあぁぁ!!!!」
アミーニーは折れた左腕の方を掴み鋭い悲鳴をあげる。
当然だ、人造巫女であろうと真の巫女に覚醒しようとその前に彼女は少女なのだ。
どこにこの惨状を見て平然としてられる者が居ようか、腕は関節の向きから真逆に曲がり、骨は飛び出し、赤い肉から耐えず血が飛び出している。
さらにその先の手は指は何本か千切れてもう原型さえ留めていない。
「―――ぁああ…あ……あぁああ、私の…水はぁ……」
ポタポタと地上に落ちていく自分の血を目の端々に捉えながら、治癒魔法の術式を唱えようとするが、腕から来る激痛は脳を犯し頭の中を空っぽにしていく。
「フンッ、抵抗するからこうなる。さて…」
竜の口から涎がたれる。この竜にとって数日、いや数百日ぶりの食事なのだろう。
574 :
猫魔王:2006/10/12(木) 02:53:28 ID:IVwrQyGC
首を伸ばして開いた口でアミーニーを完全に捕えて―――下顎を振り上げる。
その刹那、竜の牙が根元ごと全て吹き飛んだ。
「ガァァ!?」
竜はその状況を理解しようとする前に、己の牙が一気に全て無くなった痛みに苦しんだ。
「よかったなぁ、ヴォルケーン…虫歯が出来るといけないだろうと思ってな、全て消してやったよ」
ヴォルケーンと呼ばれた竜は、教えていない自分の真名を呼ばれてその巨眼で娘を睨んだ。
「クク…ククク、まさかこのような形でこの世に戻ってこれようとはなぁ…」
その娘は自嘲するように笑い、先程とは違った鋭い目付きをヴォルケーンに向ける。
明らかに別人だった。
髪の色も、服も、体格も、無残なまでにグチャグチャな腕も、その全てが同じなのに、
彼女を包む雰囲気は、比較にならないほどに冷血で冷徹なものに変わっていた。
「貴様は、一体…?」
再生して新しく生え揃った牙を噛み締め、ソイツにヴォルケーンは正体を問うた。
「……久しぶりだなぁ、炎の神獣ヴォルケーン、相変わらずその性格は治っていないのだな」
「っっ貴様はァ!何者かと聞いておろうがァァァ!!!」
悟りでも開いたかのような態度のソイツにヴォルケーンは激怒し、正体などもう知ったことでは無いと言わんばかり灼熱の火球をソイツ目がけて放つ。
575 :
猫魔王:2006/10/12(木) 02:55:34 ID:IVwrQyGC
「あぁ、何も変わらんな、私以外は……シールド…」
その火球に思い出でもあるかのような含みのある言葉を呟き、グチャグチャになった左腕を構える。
周りの大気から一瞬にして水分を掻き集めて巨大な水の盾を前方に発生させ、火球と相殺させる。
「腕…」
そして今になって気付いたかのように自らの左腕をしげしげとソイツは眺める。
「この体は脆弱なのだな、キャリバー」
ソイツは自分の腕を何のためらいもなく自ら切り落とす。
左腕は二の腕の半分くらいの長さまで縮み、新鮮な血を滴らせる。
そして切断面に手をあてて魔法を発動させる。
するとみるみる内に腕は先のヴォルケーンの牙のように再生し始める。
「ふむ…」
完全に元に戻った腕をちゃんと動くかどうか確認するように手を開閉させる。
「貴様…人間…?」
「人間?人間だと…?、あぁ人間だ。少なくとも自分は人間だったはずだ…!」
「なにを言っているのだ…」
「っだがなぜ私がここに居る!?たしかに私は死んだはずだ!!」
目を見開き、ソイツは再生したばかりの腕で顔面を抑える。
恐ろしく冷静な一面と、狂ってるとしか思えないほどの言動を放つ一面を見せるソイツにヴォルケーンは恐怖すら感じた。
「…シオン・ミナヅキ、それが私の名…」
「シオン…ミナヅキ…!?」
ヴォルケーンは困惑した。そいつは水の巫女だ。
だがシオンはこんな娘では無いはず、こんな所に居ないはず。
しかし、今までのコイツの豹変ぶりを見れば嫌でも信じてしまいそうになる。
「ヴォルケーン、教えてくれ。なぜ私は生きている?なぜ私はここに居る?なぜ私はこんな体になっている?教えてくれ…教えてくれ!!」
壊れている、コイツは壊れている。
精神が崩壊している。
「…今、楽にしてやる」
救済を、この哀れな狂者に救済を―――!
「グオォォォォォォ!!!」
ヴォルケーンはより一層飛び上がり雲の上まで到達する。そしてヴォルケーンの口にエネルギーが収縮し始める。
それは山一つを消し飛ばすほどの力、人一人を消すのには過ぎた力。
「そうか、教えてくれないのか…」
シオンはがっくりと肩を落とした。そして、少しだけ背中の羽がブレた。
「なっ!?」
先程までずっと捉えていたはずのシオンの姿が消えた。
ヴォルケーンは思わず収縮したエネルギーを飲み込み、周りに神経を集中させる。
『キャリバー』
576 :
猫魔王:2006/10/12(木) 02:56:47 ID:IVwrQyGC
だがそんな物は無意味だった、シオンはヴォルケーンが気付かぬ内に額の上に乗っていた。
「ぬォォ!?」
「キャリバー、キャリバー、キャリバー、キャリバー、キャリバー、キャリバー」
一発目はヴォルケーンの額の鱗が少し傷つくくらいだった。
二発目は鱗にヒビが入った。
三発目は鱗を砕いた。
四発目は岩盤のような皮膚を少しだけ削り取った。
五発目は皮膚を大きく削り肉を外気にさらした。
六発目では血が舞った。
七発目で肉とが飛び散った。
「グガァァ?!?」
「ミョルニル」
さらにシオンは飛び上がりヴォルケーンの背に向けて、巨大な水の鎚を降り落とし、ヴォルケーンを叩き落とす。
幾重にも重なる雲を押し退けてヴォルケーンは地面に落下していく。
「消えろ」
追撃するべく落下する重力に加えて羽の力を最大限に発揮しシオンも急速に落下していく。
「グ、オオォォォォォォ!!」
落下する中、ヴォルケーンは体位を変えて上を向いてシオンを視界に捉える。
そして口に再度エネルギーを溜め込み、シオンには恐らく届かないだろうと思いつつも言葉を言う。
「覚悟は出来ているだろうな…?消し炭にしてくれる…!!」
口を開く――――ギリギリまで圧縮された炎は解放されると同時に絶大な威力を誇る爆発へと変わる。
『アルティメットフレア!!!』
「!」
爆発するとまた新たに爆発し、どんどんと爆炎は広がっていく。
そしてシオンはそれに飲み込まれるように消える。
ドォンとヴォルケーンは地上に背面から落下し、大量の砂塵を巻き上げる。
「グ…―――まさか、生きているとは…」
砂塵が晴れた後、ヴォルケーンは驚愕した。
消し飛ばすと絶対の自信を持った一撃は、長かった髪は炎のせいか肩先までに短くなったものの、シオン…アミーニーの体自体が軽い火傷で終わり、肩膝を突く程度で済んでいた。
「…その技は、一点に威力を集中しきれなかったのが弱点だ」
「なるほど…」
ヴォルケーンは嘲笑しつつ、軋む肉体を起こした。
「だが、我も神獣…この程度で死ぬることはない」
翼は折れたがまだまだ戦える、ヴォルケーンは久々の死闘に高揚感を感じた。
もはや食事や、コイツの正体を探ることなどどうでいもいい。自分は戦闘で快楽を得るタイプなのだろう。
「さぁ続けるか…」
だが、そんな至福の時は一匹の存在で掻き消えることになる。
「ニャ〜」
連続キャリバーひでぇ…こえー…
GJ
イース「む…!」
バス「なー?」
硬直するイース。バスは呑気に首をかしげている。
イース「…路銀が尽きた…」
バス「…(マジっすか姐さん…)」
イース「…最近は自然の少ないところばかりで(バスの)食費が大層かさんだからな…」
バス「…(あれ…?ちょっと!目が!目が恐いですよ姐さん!)」
イース「…仕方ない…掲示板で依頼を探すか…」
バス「フゥ…」
青み掛かった透明な巨大画面には今日もぞくぞくと現在進行形で依頼が舞い込んでいた。
──────────────────────────────
ゾンビ討伐 「ゾンビが大量発生しちまったんだが全滅させてくれねぇか?」
「追記:もう何人ものハンターが犠牲になってる。腕に自信のある奴頼むぜ。
賞金は10万→15万に上げた。」
竜の卵「どうしても火吹き竜の卵がほしいんですの。
もし持ってきてくださったなら素晴らしいものを差し上げたいですわ」
魔力の剣を見たい「精霊の剣なる、不思議な剣が存在するとか。是非とも拝見したいものです。
報酬はヒミツ☆」
オーガーの首「強敵オーガーを倒して、その証としてオーガーの首を持ってきてください。
報酬は名刀葛の葉です。」
NEW! パーティの余興「三日後にパーティを開くザマス。そのパーティの余興をやってほしいザマス。腕の立つ方を募集するザマス。
報酬はワタクシたちをどれだけ楽しませられるかザマスが最低でも10万は保障するザマス。」
──────────────────────────────
イース「……という内容だった。」
バス「にゃあ。(ふむふむなるほど)」
イース「で、ゾンビとオウガとザマスを引き受けてきた。ザマスを終えたらすぐに行く…
オウガを倒したら先にゾンビを倒し始めてくれ…」
バス「…んにゃ!?(マジっすか!?)」
イース「…頼んだぞ。終わったら馳走をふるまってやる…」
なでなでわっしわっし
バス「ゴロゴロ…(はう…気持ちいい…よーし頑張っちゃうぞー!)」
イースによるバスの耳の後ろと顎下のの二点同時攻撃にバスは陥落した。
バス「さてと…オウガってのはあっちの山にいるって話だったな…腕が鳴…あ。」
イースに貰った依頼のコピー(掲示板が無料で発行してくれる)の一行が目に入った。
『報酬は名刀葛の葉です。』
バス「そういうコトか…
よし、名刀を姐さんにプレゼントだ!」
バスは気合いを入れた。
オウガの棲みかにつくと、気合十分の俺はそのまま飛び込み、こう言ってやった。
バス「くぉらオウガ!とっととその首よこしやがれ!」
オウガ「あ?ふざけんな!テメー ぶっころしてやんよ!オモテ でろ!」
バス「いい度胸だ!」
なかなかむこうも気合いが入ってる感じの返事だったよ。
それで感心して外で待ってやったんだ。するとどうだい、オウガの野郎、ぞろぞろと出てきやがったじゃねぇか…
めんどくせぇ。
オウガA「またせたな!」
B「しに さらせ!」
C「ウオー!」
揃いも揃って脳みそまで筋肉で出来てるような奴らだ…
オイオイ…
「てめーらは群れなきゃ何も出来ねー雑魚かよ!ハッ!」
ガッカリだ。もっと骨のある奴かと思ったのに。
A「うるさい!」
B「ぶっころして!」
C「やるぅ!」
呼吸は揃ってるらしい。
GJ&わっふるわっふる
ヤムチャ
某超有名漫画の世界から迷いこんできた格闘家
この世界のキャラなどとはくらべものにならないぐらい強い…はずなのだが、いつも油断したり運が悪かったり足元がおるすになってたりしてちっとも活躍できない
「オレはやらねえぞ!!!見物だけだからな!!!」
+
+ ∧_∧ +
+(0゚・∀・)
(0゚つと) +
+ と_)_)
隠れ家の街
住む場所から追い出された者、
帰る場所の無い者、異形の姿であるために忌み嫌われた者。
様々な理由をもつ人々が最終的に行き着く街。
人も魔物も(あるいはそれ以外の者も)関係なく暮らす場所。
585 :
ああああ編:2006/10/13(金) 16:51:25 ID:hIOxxGua
いいいい「……わらってくれて結構ですよ」
スー「やるわね、さすが…て言ったところかしら」
パティ「あの人、けっこう年とってそうなのにすんごい速いよね」
涼「言わばここはおじきの庭ですからね、相手にとって予想外な行動を取らなければ恐らく捕まりませんよ」
ああああ「お前等、___の心配はしないんだな」
スー「もうなっちゃったもんは仕方ないでしょ。心配するよりおじき捕まえて解呪する方が先決よ」
ああああ「まぁ…そうだけどさ、しかし___が呪いかけられる回想入れないのはいくらなんでも」
パティ「で、次はどうするの、追っ掛けるだけじゃ捕まらないよ?」
ああああ「無視かよ」
スー「ん〜涼、なにか思いついた?」
涼「そうですね、やっぱりさっきも言ったとおりおじきの裏を掻くことが重要ですから……」
スー「ですから?」
涼「ここの地の利に詳しい人か、捕まえるのに優れた能力を持ってる人か、もしくはその両方を持ち合わせた人に協力をお願いする。でしょうか」
スー「私達だけじゃどうにもならないし、それが一番確実な方法に繋がるか…」
パティ「じゃ〜明日は町の散策だね!」
スー「そうね」
ああああ「俺達二人は残るわ、捕まえる時になったらまた協力する」
涼「わかりました。では、明日にそなえてもう寝ましょう」
つづきよろ
ああああ「あ。」
涼「何か思いつきましたか?」
ああああ「ああ!」
スー「何か思いついたんなら『あ』ばっか言ってないでとっとと言いなさいよ。」
ああああ「キンチョールのおじきに勝るスピードもったヤツならいつでも呼べたんだ!」
「「「な、なんだってー!!ΩΩΩ」」」
そういうとああああは右腕にはめた腕輪を見せる。
涼「それはイースさんの!確かにあの人のスピードなら…
いけますよ!ご主人さま!」
ああああ「よし呼ぶぞ!イース!アンタの力が必要だ!」
しーん…
ああああ「あ…?」
腕輪「『ああああ』トイウ方ハ登録サレテイマセン。」
スー「やるわね…キンチョールのおじき…アイテムまで使えなくな…ちょっとああああ!」
ああああ「な、何だよ急に!?」
スー「精霊の剣…使える?」
ああああ「ワケ分かんねぇ…使えるに決まって…ワケ分かんねぇ!!鞘から抜けねえ!」
パティ「もしかして相当ヤバくない?」
いいいい「もしかしなくても恐ろしくまずいと思いますよ。」
GJ!
ジャガー・ファックス ♂ 30歳
ダマクス王国の兵士。アルトリアスの腰巾着
「ヘヘヘヘ、さすがはアルトリアス様」
_、、、
/;3  ̄ヽーっ
l ⊃ ⌒_つ=3
`ー----""゛ プッ
_、、、マダカナ-
/;3  ̄ヽーっ
l ⊃ ⌒_つ
`ー----""゛
ピランチ・ゴロッキー ♂ 32歳
犯罪グループ「クラスター」で使い走りをしている男。弱い
「ケツの穴に手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタいわせたろか!」
「嘘です。すんません。調子こいてマジですんません」
マイア ♀ 15歳ぐらいに見える
人工的に作られた少女。
人の感情をうまく理解できないが、言葉や文字の飲み込みは早い。
多少の傷ならすぐに治ってしまったり、異様に怪力だったりする。
人の髪の毛をいじるのが好き。
「お腹と背中がくっつくってほんと?」
マスク・ド・タイガー 性別 漢
ロナウド達の窮地を度々救う、虎のマスクを被った謎の戦士。
高い所から登場するのが好きらしく、木の上や民家の屋根の上、時には空を飛ぶ鳥の背中から飛び下りて来ることもある。
戦闘能力は非常に高く、又、僅かながらフォースも使える。
実はロナウドの生き別れの兄だとか父だとかお隣に住んでたおっさんだとかいろいろ噂されてるがその正体は不明である。
「私の名はマスク・ド・タイガー!悪しき者を闇へと還す正義の使者なり!」
「肉は遠慮しておく。菜食主義なのでな。」
593 :
猫魔王:2006/10/14(土) 22:19:30 ID:sUbHU/6Z
プルル
「あ」
「なんだ、携帯か?電源は切っておけよ」
「す、すまないもっこりもこみち…」
「で、誰からだ?」
「…なんで言わなければいかんのだ」
「まぁいいじゃないか」
「……妹から」
「妹からか。…なんだと、お前妹が居たのか…!?」
「いっとくが漫画のような妹ではないぞ、不良だ不良」
「うそをつくなっ!今度俺にも紹介しろ!!」
「嫌に決まってるだろ!」
「ゆるさんぞ〜、お前は毎晩俺の断りもなくお兄ちゃんプレイを満喫していたのか!?」
「いろいろツッコミたいがまず黙れ」
コンコン
「客?」
「ま、まさか!?」
つづく
594 :
猫魔王:2006/10/14(土) 22:22:22 ID:sUbHU/6Z
「にゃ〜…」
突然の来訪者に二人は顔をそちらに向けた。
二人の視線が交わるその先には美しい艶が目立つ黒の毛をした猫がぽつん、と立っていた。
猫は警戒することなくただ、己が好奇心のままに歩き始める。
青々とした葉を踏みながらも足音は一切たたず、暗殺者のようにこちらへと向かって。
「にゃ〜…」
もう大人の猫な癖に何度も何度も甘える子猫のように鳴く。
「にゃ〜…」
その鳴き声が聞こえるたびにシオンはなぜか言い様の無いイラつきを覚えた。
言葉一つ無い草原に、何度その神経を逆撫でする鳴き声がこだましただろうか。シオンのイラつきは溜り、指がピクピクと痙攣したように動きだす。
「にゃ〜…」
「っ消えろ、耳障りだっ!!」
飽きることなく鳴き続ける猫にシオンは容赦なく腕を光速で振り払い、水刄を弾き出す。
風に身を任せてゆらゆら揺れる草さえも刈り取り、刄は猫に向かって直進する。
命を奪い取ろうと、どんどんと加速度的に速さが増していく刄は完全に猫を間合いに捕らえ―――弾かれる。
「なっ!?」
猫の数センチ先で、刄は一瞬にしてただの水に変わって地に染み込んだ。
595 :
猫魔王:2006/10/14(土) 22:26:03 ID:sUbHU/6Z
「なにをしたこの猫…」
「…にゃ〜…?」
「っ!!!」
首をかしげ、まるで「どうしたの?」と言わんばかりに声色を変える猫にシオンは歯を砕かんばかりの歯軋りを鳴らす。
「欝陶しいだよっ!このクソ猫がぁ!!」
耐え切れずシオンはヴォルケーンのことなど無視して羽の力で飛び出す。飛び出すなんて生温い、シオンは残像さえ残る勢いで猫に肉薄し超近距離で刄を炸裂させる。
「にゃ!?」
「…!」
だが結果は同じ、刄はなにか見えない透明な板のような物に阻まれ、また水に戻る。
「魔法障壁…だと?」
シオンは驚愕した。人間や、ヴォルケーンのような高度な知性を持った生物ならまだしも、なぜこんな下等な生物が障壁を使える?
「……うざい、うざいぞ、うざいうざいうざい」
「シオン・ミナヅキ、そこから離れろ!!」
とっくに臨界点を突破し、こそばゆいほどに痙攣した眉間の皺を押さえながらシオンは狂ったように暴言を吐き綴る。
しかし、いままでずっと傍観に撤していたヴォルケーンは、突然なにかに気付いたのか、敵であるシオンに引くように注意を促した。
「なんだ、ヴォルケーン…私の邪魔する気か?消し飛ばすぞ…」
「っ御託など後だ、命が惜しければ下がれっ!」
「うるさいぞ、お前に命令される筋合いなどない!」
その時、は油断していたのだろう。首をヴォルケーンに向けていたシオンは気付かなかった。
わずかだが、猫の体からは黒い霧が滲みだし、少しずつ少しずつ気付かれないようにシオンに巻き付いていく。
「しってるんだぞ、ヴォルケーンお前、子供の頃オネショして親にめちゃくちゃしかられてただろ!」
「っ!…そ、それとこれとは関係ないではないか、それより気付かないのか?早く!!」
「な……に!?」
急いで顔を猫に向けると視界の端に、左のふとももの半分くらいまでなにかわけのわからない黒い霧がまとわり付いていた。
そしてシオンが気付いたのが合図だったかのように、黒い霧はシオンの肉体を透けるようにして通り過ぎる。
周りから見ればなんのかわりようも無いであろう。だが、当の本人のシオンは違った。
596 :
猫魔王:2006/10/14(土) 22:28:42 ID:sUbHU/6Z
食道をせり上がってくる吐き気と、気持ち悪さ。そして、そこだけ血を全て抜き去ったような感覚がふとももに残る。
「ぐ!?」
口元を抑え吐き気をこらえながら、シオンは猫から引き、間を開ける。
一気に全身に疲労が溜まったかのように肩で息を繰り返すシオンは顔を上げて、その場所でなにが起こったを確かめた。
「にゃ〜…」
懲りずに鳴く猫の周りには、先の障壁に色を付けたかのような球体が猫を包み、その頭の上には特徴的な銀の装飾をあしらった分厚い本がフワフワと浮かんでいた。
「なんだ、アレは」
「…あの本がなんなのかは知らん。だが明らかにあの猫はなにかにとり憑かれている」
「ヴォルケーン…なにかわかるのか」
「神か魔か、あるいは人か。肉体を持たぬ者があの猫を魂のより代に使っているのだろう。なぜかわからぬが精神の方は猫のほうが勝っているがな」
近づいてくる猫を警戒しながらヴォルケーンはさらに続ける。
「あれは恐らく、より代を護るためにそのとり憑いた者が無意識に出している魔法……そしてアレは放っておけば世界にとって災厄をもたらす可能性がある」
全てを言い終わり、ヴォルケーンは歯の隙間からシオンにも伝わるほどの熱を持った炎を噴出させる。
「殺る気か…」
「当たり前だ。神獣というのはこれが使命なのでな」
「………いや、アイツは私が殺らせてもらう。なぜだか知らんがな、無性に腹が立つんだ。アイツを見てると」
「…勝手にしろ、アイツが終わり次第お前だ」
「そうさせてもらう」
597 :
猫魔王:2006/10/14(土) 22:30:04 ID:sUbHU/6Z
「ふん…グオオォォォォォ!!」
耳をつんざくほどのおたけびを上げ、ヴォルケーンは自らの牙をも溶かすほどの火炎の球を猫目がけて放つ。
草木を燃やしながら進み土さえも焦がす火炎は、猫の障壁に着弾すると同時に大量の黒煙を撒き散らし、視界の全てを奪う。
「にゃ?」
先程まで体を舐めて余裕な表情をする猫も、これには驚きキョロキョロと頭を動かし周りを警戒し始める。
「こっちだ、クソ猫」
警戒していたはずにも関わらずシオンは猫に肉薄し、キャリバーを詠唱する。
「この訳の解らぬ苛立ちと共に消えろっ!」
さっきより力を数倍込めて一太刀で障壁もろとも猫を破壊しようと一線する。
「く…、堅い…!」
今度は腕に乗せて放ったために障壁の堅さが肌で解った。これは上位魔法並じゃないと破壊できない。と
だが当たらなくても猫は驚き、怯えに似た怒りを発して全身の毛を逆立たせる。
「本…が、」
猫に憑いた者も黙ってはいない。猫が興奮状態になったことを感知し、より代を護ろうと力を引き出す。
宙に浮いた銀装飾の本が風に吹かれるようにバラバラとめくられていき、ある箇所で止まる。
「やらせん!」
本が淡い光を発して力を使おうとした瞬間、ヴォルケーンが巨大な前脚で一気に猫をシオンごと踏み潰す。
シオンは辛うじて脱出できたが、猫は置き去りにされて完全に地面と足の間で沈黙する。
「っお前!コイツは私が殺すと言ったはずだ!!」
「我も使命だ、手を抜くわけにはいかん………ぬおぉ!?」
ヴォルケーンは焦ったような情けない声を上げ、踏み付けていた足をどける。
シオンとヴォルケーンが二人揃って見たそこには、四散した本と無傷の黒猫が横たわっていた。
そしてヴォルケーンが足を退けた原因は四散した本にあった。ページは破れ、見るも無残になった姿の本からは色とりどりの光が犇めき合っていた。
「なんだ、これは…」
シオンがページを拾おうと手を伸ばした瞬間、美しかった光がほかの光と混じり合い赤黒い光に変わり、本から飛び出した。
「なっ――――」
「ぬ―――――」
それは一瞬にして球形に広がりブラックホールのように二人を飲み込んだ。
グットジョゥブッ猫魔王!
そして本編、イース、吸血鬼わっふるわっふる
GJ
所詮キャラとして投下されていない、村を襲うのがやっとの連中。格が違いすぎたな。
準レギュラーのねこドラゴンの俺には手傷の一つも負わせられるワケもなく、オーガーどもは刀と引き換えられた。
ま、俺様にかかればこんなもんさ。世界が広いって言っても俺を倒せるのは姐さんくらいさ。
さてと、姐さんが来る前にゾンビの奴らを全部焼き払ってやるか…
ゾンビー「うぎゃあああ!」
イエジ・ヤト「なんて数だよ。くっそ…」
村人「ひいい…」
イエジ「ここは俺に任せて早く行げっほげほげほ…」
村人「う…うわあああああ!」
イエジの言葉に従い、村人たちは走っていった。
イエジ「ごほごほっ!くっそ…ここまでか…悪いなあ…隊長…」
ゾンビー「って俺たちもう氏んでんじゃん!」
「ハハハハ」
イエジ「そろそろゾンビ生活も飽きたろ?」
ゾンビー「あ?」
イエジ「ちょっとあの世までつきあってもらうぜ…」
カチッ
カ ッ
ドカアアアアアン!
──ドカアアアアアン!──
ヒックス・ボーグェン「イエジさん!?くっ…やはり自分の所属する部隊は全滅のジンクスは…」
サイズ・ルービック「どうせ…どうせ…」
モハメド・ライノス「神よ、まだ我に試練を与えるというのか…。」
ヤーン「八方ふさがりだわ」
対ゾンビ用の防衛策を幾重にも組んだ集落。
倒しても倒しても減る気配の無いゾンビの大軍、そしてイエジのいた前線拠点の爆破…
村人も傭兵も皆、肉体は疲弊し、気分も沈んでいた。
ロディ・トルスカフカ「ぼこん!」
ぽかぽかぽかっ!
ヤーン「いったあー、何すんのよ!」
ロディ「大丈夫だって!絶対助けが来るって!」
モハメド「そうだな…耐え忍精神を…」
ヒックス「すいませんね…でも、最期まで抗ってやりますよ。 このくそったれな運命にね…」
トンファー使いの少年の懸命な姿に、傭兵と村人は少し立ち直った。
カルメレク「助太刀参上!見てろ、俺の大!活!躍!」
ロディ「ホラ、助太刀だよ!まだやれる!」
カルメレク「うん、無理。俺、お化けとか幽霊なんかは苦手だから。」
一同「何しに来たんだ!」
ヤーン「幽霊避けのお守りいかが?備えあれば憂いなしってね。」
カルメレク「いっこください。」
ヤーン「毎度ぉー!」
相変わらずクオリティ低くてスマソ。一旦ここまで。
戦場を死に損なってるうちに死ねなくなって死に場所探してるってキャラもう使われちゃったっけ?
まとめ探したけどワケ分かんなかった。
死に場所云々はあれじゃないか?水の巫女と相打ちになった奴…?
忘れてたけどとりあえずGJ
>>604 サンクス。
ホントだ…違うキャラだと思ってた。やべっ。
IDがgjでちょっと複雑な気分。自分で言うもんじゃないだろ…
グリシーヌ・グリーン ♀
植物などの緑を司る巫女。植物の声を聞くことができる。樹海に住んでいる。
大地の巫女たちとは仲がいい。また、水の巫女とは一番の親友だった。
「あなたがシオンを…?許さない!」
シャフィール
旅人の前に、その者の愛する者の姿をとって現れ、
しばらく話をして信用させて、その途端に嘲笑を浴びせて消え去る
嫌な妖精。
「キャッハハハハハ!だーまされた!バッカじゃない?バーカ!」
「笑われてどう思った?どう思った?」
アークウェイ王国
その軍事力は世界最弱と言われている悲しいぐらいに弱い国。国土が狭い上に土壌も貧困で、侵略価値が全く無いためなんとか生き延びている
ゼラニウム・アレスター ♀ ?才
マリュース王女エミリアの侍女兼護衛の二刀流の剣士。
戦闘時は一瞬で深紅のドレスに着替える。
侍女になる前は「紅の双刃」と呼ばれ、結構有名だった。
紫乃とは同門のライバルらしく、気で若さを保っている。
「ゼラニウム…花言葉は決意。」
「私がいる限り、姫に手を出すことは不可能です。」
609 :
猫魔王:2006/10/16(月) 02:07:01 ID:Y0lSpkA/
シオン(ここは、どこだ…)
城が見える城下町、シオンは一人路地裏で苦しんでいた。
シオン(町は人外な亜人ばかり、ヴォルケーンはどこに行った……ここは魔界なのか…)
ひやりとする敷石に座りこみ、頭を抱える。
シオン(なぜだか知らんがフォースもカラだ…ここで奴らに襲われたらひとたまりも――――)
シオンは、考えの途中で急に意識が遠退くのを感じた。自身を許容するフォースが切れたのか、はたまた彼女が目覚めたのかシオンの意識は消えていき、逆に彼女が目覚め始める。
アミーニー「ん……ふぁ〜」
シオンからアミーニーに変わった途端アミーニーは大きなあくびを掻いた。
アミーニー「ん〜!!……ここ、どこだろう、なんで私、ここに居るんだろ」
伸びを一つしてアミーニーはキョロキョロと頭を回し、辺りを確認する。
アミーニーの記憶はヴォルケーンに腕を焼かれる所までしかないが、人造巫女の代償として端々の記憶が無くなっているのを実感しているためにアミーニーはあまり気にはしない。
とにかく今を生きるために彼女は行動している。だから過去なんて今は思い出すだけ無駄なのだ。
ヴォルケーンのこともこの状況と腕を見ればなんとかやったのだろう。
アミーニー「ここは、路地裏かな…?」
場所の予測をつけ、アミーニーは小走りで建物の間から僅かに見える大通りらしき場所へと向かう。
アミーニー(お城が見えるってことはダマクスかな、ここ)
そんな考えを巡らし、アミーニーはあちこちから騒めきが聞こえる大通りに出る。
アミーニー「うわ…!?」
出た瞬間にアミーニーは立ち止まり、さっきと同じように頭をキョロキョロさせる。
そこには異様な光景があった。町を普通に歩く獣人、商売をする一つ目、花を売り歩くスライム、そのほか言いきれないほどのモンスター達。
アミーニー「…あれ?、ほんとうにここどこだろ…」
その光景に圧倒されてアミーニーは後退りをしてしまう。
???「……おっと!?」
アミーニー「あ、す、すみませんっ!!」
アミーニーが下がったせいで後ろからきていた来た人が驚いたように声を上げた。
それに気付いたアミーニーは、一切の無駄の無い動きで残像さえ残りそうな勢いで頭を下げて謝る。
???「いや、そんな気合いを入れて謝らなくてよいぞ…?」
アミーニー「は、はい…」
ちょっと引き気味にも相手は遠慮した姿勢でアミーニーに、頭を上げるように促す。
少しづつ節目がちに頭を上げながらアミーニーは相手の顔を想像する。
さっきの光景からこの人も亜人なのかな、と想像を巡らしながらアミーニーは決心したように一気に頭を上げる。
610 :
猫魔王:2006/10/16(月) 02:09:22 ID:Y0lSpkA/
アミーニー「………」
???「………」
アミーニー「………」
???「……ど、どうしたいきなり、私の顔を見るなり黙り込んで…顔にゴミでも付いているのか…」
アミーニー「………人間?」
???「え……にんげ……人間?お前今、私のことを人間といったのか…?」
アミーニーの視線の先には、耳も丸く角も生えていない女の人が立っていた。
しばらくどこかおかしい所は無いかと眺めた後アミーニーは確認するように声を洩らす。だが相手の反応からして返事はNOなのだろう。
???「くく…おもしろい冗談を言う娘だ。こんな、くくく…所に人間なんて居るわけが…くくく!」
???2「あれ〜、どうしたんですか魔王さま。こんな所で立ち止まっちゃってぇ?」
笑いを堪える素振りを見せる女性の後ろから、女の子がひょっこり顔を出し、手に持ったアイスを舐める。
魔王と呼ばれた女性「おおロディ、いいところに来たな。今な、この娘が私のことを人間だと…くくっ」
ロディ「あれま、それまた珍しい……あ、アイス食べる?苺味だよ〜」
魔王「お、気が利くなロディ、私の分まで買ってくるとは」
ロディ「ち〜が〜います。私は、この子に言ったんです。魔王さまの分はありませ〜ん!」
魔王「なんだとぉ、ではお前の分を寄越せっ!」
ロディ「あ、やめてくださいっ!あぁ!!崩れる、崩れるから離れてください!!」
アミーニー「あの〜…」
魔王「ん、なんだ?」
ロディ「どしたの?」
………
……
…
アミーニー「…てわけなんですが」
ロディ「なにも言ってないのに『…てわけなんですが』て言われても困るんだけど…」
魔王「うむ」
アミーニー「じゃ〜…カクカクシカジカなわけなんですけど」
ロディ「えー!!名前はアミーニー・カカータでホントの人間で、ここがどこだかわからないから私達に『ここどこ』て聞きたいってわけね!?」
魔王「魔界に人間が来るなど珍しいな…」
アミーニー「魔界、ここは魔界なんですか?」
ロディ「町見てわかんないかな〜普通。…もしかして、俗に言うアホって奴…?」
魔王「アホはお前だ」
ロディ「忠誠心マイナス1ですよ。魔王さま」
アミーニー「あの、ロディさん…」
611 :
猫魔王:2006/10/16(月) 02:12:45 ID:Y0lSpkA/
ロディ「ロディて呼び捨てでいいよ」
アミーニー「…ロディ、今はいつなの?できれば年号から教えてほしいんですけど」
アミーニーはさっきからロディが魔王魔王と呼んでいる人が猫と同じ声をしていることに疑問を抱いていた。
自分が知っている魔王は猫に封印されて人間界に居るはずなんだけど、この人もなぜか猫さんな気がしてならない。
ロディ「え、え〜とね。いつって…今年でxxxx年だけど、それが?」
アミーニー「やっぱり…」(1000年くらい過去にズレてる)
魔王「?、どうしたのだ。なにか不具合でもあるのか?」
アミーニー「あ、いえ…魔王さんは綺麗な人だなって…」(じゃあ、これは猫になる前の猫さんの姿?)
魔王「…ほぉ、なかなか見所があるではないか」
ロディ「お世辞って言葉を知らないんですか」
魔王「………」
ロディ「あイタっ!!グー!グーはないんじゃないですか!?」
魔王「目上の者をもっと敬え、お……ロディがそんなのだからバチが当たったぞ?」
ロディ「え、なんですかバチって…?」
?「ロディィィィィィ!好きだぁぁぁぁぁ!!」
ロディ「げ、ダヴ…」
魔王「アミーニー、コイツはな存外にモテるのだぞ、羨ましいことだ」
ロディ「こんな奴にモテたって、嬉しく、ありませっ!は、離せっ!抱きつくなぁ!!」
ダヴ「オ…オラはあんたが好きなんだあぁぁぁ!!!!」
ロディ「うあ゙あ゙あ゙、鳥肌がぁー…、魔王さま助けてくださいぃぃぃ!!」
魔王「羨ましいのぉ…」
ロディ「なにいってるんですかぁ、魔王さまには私がついてるじゃないですかぁぁ、だから、だから助けてくださいぃぃ!」
魔王「お前も魔獣使いの端くれなら自分でなんとかしろ」
ダヴ「ロディ好きじゃあ、オラと一緒にメンズビオレしてくれー!」
ロディ「うぁぁぁぁ…!」
―――こんな時、俺に力があれば……、こ、これはジャージ!!
?「変装!」
一同「!?」
?「とぉ!!」
ダヴ「ごふっ!」
ジャージマン「大丈夫ですか、ロディさん、私の名前はジャージマン、私が来たからにはもう安心…ゲフッ!?」
ロディ「なに格好付けてんの、アンタ最近私の後ろ付いてきてるストーカーじゃん。死ねっ」
ジャージマン「ヒーローの正体は、永遠に謎なのさ…」
ロディ「バレてるから」
612 :
猫魔王:2006/10/16(月) 02:14:12 ID:Y0lSpkA/
魔王「…ロディ、そろそろ帰らねば、アヤツに城を抜け出したことがバレてしまう」
ロディ「あ、もぅそんな時間ですか!?…て、いい加減離せダヴ、私は魔王さま一筋なの…だからさっさと消えろ」
ダヴ「おかしいぞ、アイツは女じゃないかぁ」
ロディ「女でもっ!あ〜もう、来いラリックマ!!」
ラリックマ「クマー」
ロディ「この二人殺っといて、お願い!」
ラリックマ「クマクマ」
ロディ「あぁロディ、にがさんぞ!」
ジャージマン「私も入っているのか!?」
ラリックマ「げんかくがみえるよ」
二人「…あはは〜、ロディがあーんなことやこーんなことをしてくれる〜♪」
ロディ「なんとか時間内に帰れそうですね。魔王さま」
魔王「あぁ、しかも今日は客人付き、夜まで暇しなくてよさそうだ」
アミーニー「寝かさない気なんですね…」
魔王「当たり前だ、人間界のことを隅の隅まで語ってもらうぞ」
ロディ「逆に言うと寝たら死にますよ。人間なんて、私なんか朝起きたらベットが5階から1階まで落ちてましたから」
アミーニー「は…?」
魔王「行ってみればわかる、我が城、シストゥース城へな」
GJッ!初期の本編みたいなノリが好きだな
ところで土曜あたりから人少なくなっている気がする……
わっふるわっふる
GJ!&ワフールワフール
ロディって人形師の方?
プレンガ・パスカシュ ♂ 三十路後半
表では出回らないヤバ毛なものを売っている闇商人。
自分に分からないことや、気に障るようなことをいわれると
「ぶち殺すぞ」と言ってくる。が、実際にはやらない。
(やるとしても半殺しで済む)
「泥棒には容赦しねぇがね」
ナー・ウァルス ♀ 18
子供大好き電波美少女。
周囲からは、ショタコンと蔑まれていて、自分自身もその気はあると思っている。
しかし、その正体は光の人造巫女。
「坊や!アメあげるから、ついてきて!」
「じゃあたしは君のお嫁さんになるね!」
618 :
ゲーム好き名無しさん:2006/10/17(火) 15:09:51 ID:5YaA8zC0
ロノロノ
どこからともなく現れて、その場で実況をはじめる藁人形。
戦闘時の実況から本当にどうでもいいことまで幅広い実況で有名。
うざさのあまり、胴体に五寸釘を木槌で打ち込まれそうになった。
「おーッとこれは痛い!立ち上がれるのかァーッ!?」
「そのあふれ出る才能をッ!是非私にもわけて頂きたいぐらいだッ!」
ラ・ヴォスタソ ♀ ???才
ある流れ星が多い夜に降ってきた神秘的な服装をした少女。
その瞳に写る物全てを驚きながら世界中を延々と旅している。
特に街の権力者や地域を治める人物と積極的に会おうとしている。
「私は、この世界に生きるすべての人々の友達です!」
「アハハハ!オス、メス、未成熟体ともども始末しなさい!この星は我々の物なのですから!」
ゴクア・クトー ♂ 享年35歳
クトー家の先祖。はるか昔に封印されたという伝説の魔人を復活させ、世界を滅ぼそうと企むが、ロナルド=オパニョーラによって阻止される
「わが子よ…いつの日か父の恨みをはらしてくれ……!悪の根をたやしてはならんぞ…」
コレ・クトー ♂ じじい
盗品売買や裏オークションなどの元締めをやっているコーアの伯父。
「お前…マズイもんパクったな…流石のワシもこれは買い取れんぞい…」
うううう「……」
ええええ「……」
ああああ「どうする?おおおお」
スー「まだ私は変えられていないわよ!」
いいいい「最悪、このままの名前で進めるしかないかもしれないですね…」
ああああ「孔明、なにか考えはないか?」
ええええ「ごめんなさい…」
うううう「まあいいんじゃない?呪いの類なら後でどこかの教会とかで解呪してもらえばいいんだし」
ああああ「もうどうでもよくなってきた…orz」
いいいい「とにかくもう寝ましょう。明日どうするか決めないといけませんが」
ああああ「はあ…どうすればいいんだ…」
ロナウドが目を覚ますと、そこには何も無かった。暗くもなく明るくもなく―そもそもそのような認識さえ出来ず。辺りを見回しても何ひとつ見当たらない。
と、突然目の前に人影が現れる。
???「Welcome!(ようこそ!)」
ロナウド「…簡潔に言え、ここはどこだ」
???「うっわぁ〜シカトかよこいつ。まあネタふるいから知らん人は知らないかなまあいいや。おひさし」
なにかぶつぶつと言いながらそいつが立ち上がる。まあ見覚えのある顔なのだが。
シェルティ「ここはアンタの夢の中、まあ勝手にあたしの世界みたいなのを設置してるけど。あ、この空間はまあいわゆる結界みたいなものよ」
ロナウド「人の夢に勝手に住み込んでんじゃねえ!つかワケわかんねえし!」
シェルティ「極東ではよくあること。細かい事は気にするなって。つかロナウド、アンタなにちんたらやってんのよ。むしろなにがしたい?」
ロナウド「変なおっさんに勝手に名前変えられて困ってんだよ」
シェルティ「呪いの類なら術者を殺っちゃえばいいじゃん。ほんと融通利かない子だなあ」
ロナウド「殺さねえよ!それに素早くてつかまらねえし、剣魔呼べねえし」
シェルティ「…いい加減気付け、ロナウド・オパニョーラ」
ロナウド「な、何いきなり低い声で俺の名前を…俺の、名前?」
そう、よく見ると名前欄もああああじゃない。つまりこの場所は…
ロナウド「ここには呪いが効かない、ということか?」
シェルティ「そうそう、解ったら早くやることやりなさいじゃないと次回から『ああああオパニョーラの冒険EPISODE00』始めるわよ!
新番組!ああああオパニョーラの冒険EPISODE00、第一話『今日これから始まる彼の伝説』
世界の危機だとか、伝説の力(フォース)だとか、ワケ分かんねえ!!オレはオレだ!…って感じに」
ロナウド「解った、解ったから勝手に変な企画を始めないでくれ始めないでくださいおながいします」
シェルティ「じゃあ無駄口叩かないで早くやる!今こうしている間にも世界は回るし歴史は動く、世界も増えるし外伝に時間追い越されるかもしれないし刺客とかすごく待ちくたびれてるし
こうやって話している間は他のキャラ消費できないから早く切り上げないといけないしシオンは普通の人間にやられてるし未実装なのに変に設定や人間関係が濃いキャラ増やされるし
使い道考えようにも話が進まないうちに増えるから使い方考え直し風の次は雷かなとか考えてもそもそも風にもたどり着かな」
ロナウド「イースさん助けてほんとマジやばいので可及的速やかにお願いします」
シーン……
ロナウド「あー…えっと…」
アギ「シェルティ、巫女に感づかれた。逃げるぞ」
ロナウド「っておい!何も起きねえけどどうすんだよ!」
アギ「知るか」
ロナウド「ちょっおまっ、こっちはまだ聞きたい事が…」
気付くと、ああああはベッドの中だった。
ああああ「やな夢だった…」
(というかなんだったんだあの夢は。何もかもワケわかんねえ…)
とにかく、身支度を済ませて部屋を後にする。そして食堂の扉に手をかける。
(…まさか、本当にいたりしないよな。ハハ…何期待してるんだろうな、俺は)
そして、その扉を思い切り開放した。
イース「久しぶりだな____。少しは腕を上げたか?」
スーがやられてないのにかってに名前決められてるのに吹いた!
GJ!
626 :
猫魔王:2006/10/18(水) 08:01:36 ID:uxelmLVx
〜城門〜
アミーニー「うわ〜遠くからでも大きいけど、近くから見るともっと大きいですね〜」
ロディ「遠近法ってのを知らないのかな、この子」
魔王「そんな現実的に捉えるな、お前はもっと世の中を知れ」
ロディ「…どゆことですか?」
魔王「……教育係でも作るか…」
アーマードスクルトン「うはw魔王様帰ってきたw詳細キボンヌw」
魔王「おぉ今戻ったぞ、相変わらず無駄にテンションが高いな。詳細は客人が来ること以外、言うほどの物は無いぞ」
ロディ「門番のアーマードスクルトンさんね、話すことは意味不明だから近寄んないほうがいいよ」
アーマードスクルトン「うはwwwみwなwぎwっwてwきwたwぜwwwwww」
ロディ「ほらね」
アミーニー「はぁ…」
〜城中・玄関口〜
魔王「今帰ったぞ!」
ゾン「お帰りなさいませ」
魔王「うむ、ダークアはまだ帰ってきておらんな。それと、客間を一つ用意しといてくれ」
ゾン「かしこまりました」
アミーニー「ぞ…ゾンビ?」
ロディ「そ、ゾンビのゾンさん。臭いからあんま近づかないほうがいいよ」
ゾン「…ロディ」
ロディ「ん、なに?」
ゾン「人を外見で判断しちゃいけない。大切なのは中身さ。そうだろう?」
ロディ「セリフも臭いよ…」
627 :
猫魔王:2006/10/18(水) 08:08:11 ID:uxelmLVx
〜廊下〜
アミーニー「どこいくんですか…?魔王さんもどこかいっちゃいましたし」
ロディ「厨房〜、魔王さまは自室でアリバイ作り〜」
アミーニー「また、なんで厨房なんですか?」
ロディ「…アンタ言葉堅すぎ、敬語やめてくんないと答えてやんない」
アミーニー「……ロディ、なんで厨房にいくの?」
ロディ「ん〜…ちょっちぎこちないけどまぁオッケ〜。えっとねぇ、人間が食える物がちゃんとあるか見てこいって魔王さまからの命令〜」
アミーニー「そっか、私人間ですから魔界の物は食べれないかも知れないんですよね」
ロディ「ぽこん!」
アミーニー「痛っ!」
ロディ「敬語」
アミーニー「……私、人間だから魔界の物は食べれないかもしれないんだよね」
ロディ「そ〜いうことっ、人間なんて下等生物の心配をする魔王さまの心遣いに感謝しなよ」
アミーニー「なにかロディの言い方だと、複雑な気持ちになるね」
ロディ「ハハッ、大丈夫だよ〜私個人としてもアミーニーには泊まってって欲しいから♪」
アミーニー「…ありがとう」
ロディ「あ、そこっ!」
アミーニー「え?…ギャ!?」
ロディ「床抜けそうだって言おうとしたけど遅かったか…」
アミーニー「顔ニヤけてる」
628 :
猫魔王:2006/10/18(水) 08:09:03 ID:uxelmLVx
〜厨房〜
ロディ「はい着いた。ここが厨房」
アミーニー「なにか、魔女が釜を混ぜてそうな感じな所だね」
ロディ「人間界じゃ違うの?それより中入るよ。コック長…てか2人しか居ないけどね。に会うからさ」
アミーニー「わ、牛だ。お金持ちは牛一頭丸々買うんだね」
ロディ「いや…それがコック長だから、まぁ人間のこと考えると当たり前か。ちなみに名前はブルーホーン、奥の方の牛が神崎美穂」
ブルーホーン「昔、妻がいてな…って、お前にこんな話をしても仕方ないか……」
ロディ「うん、どうしよもないね。ほんとに…」
美穂「ロディ!全然こっち来ないから死んだんじゃないかと心配したよ〜!!」
ロディ「ごめ、厨房来る予定が極端に少なくてさ…」
ブルーホーン「ダークアの目を盗んでは魔王と町にお忍びで行ってるくせによく言うわ」
ロディ「黙ってろ青角」
……
…
ブルーホーン「魔界の食物はあまり大差無いらしいな、人間界とは」
アミーニー「キングスライモとレミングルスとかは普通に食べますよ」
ロディ「やっと終わった?じゃあ、いこっかアミーニー」
美穂「あ、今帰る所? たまには一緒に帰ろ!」
ロディ「まだ仕事残ってるからダメ、しかも帰るつっても自室まで目と鼻の先じゃん私ら」
美穂「た、たしかに…」
ロディ「んじゃま、またねー」
美穂「バイバーイ」
……
…
アミーニー「思ったんだけどね」
ロディ「ん、なになに?」
アミーニー「あの人達ってどうやって料理作るの?」
ロディ「角で」
アミーニー「角!?」
ロディ「そ、角」
629 :
猫魔王:2006/10/18(水) 08:09:42 ID:uxelmLVx
〜魔王の自室〜
ダークア「魔王ぉぁぉお様ぁあぁあぁぅあ!!!」
魔王「…うるさいぞダークア、落ち着いて本を読めんではないか」
ダークア「なぜ勝手に町に降りられたんですか!?あれほどダメと言ったではありませんか!!」
魔王「なんの話だ、私がなぜあんな汚らしい所に行かねばならんのだ」(バレてる!?)
ダークア「監視を付けといたんです、しらばっくれたりしても無駄ですよ!」
魔王「……ま、マジか…?」
ダークア「…嘘です」
魔王「なんだと!?」
ダークア「はぁ、まさかと思ってカマをかけましたけど、その反応を見れば…降りたんでしょうね」
魔王「…死ね」
ダークア「子供ですかアナタは、まったく魔王様は僕の苦労も知らず町へばかり、しかも僕の許可を取らず人を泊めるわ、それが人間だわガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミ」
魔王「無視無視無視無視無視無視無視無視」
ダークア「はぁ…はぁ…、ですから今後一切町へ行くのは禁止ですよ。魔王としての自覚をちゃんと持ってください」
魔王「………」
ダークア「ま、魔王様…?なんでこっちにひゃうっ!?」
魔王「ふふ…お前は相変わらずその長い耳が弱いな。町に行かないのはいいが、それはそれであっちの方が溜まるんでな、どれ、今から予行練習でも始めるか…」
ダークア「ちょっ!魔王さまやめっ…そこは…はう…」
……
…
アミーニー「うわ…」
ロディ「はいは〜い、よい子はこの先見ちゃいけないよ〜」
アミーニー「あわわ、ロディ何時の間に!?」
ロディ「しかしアンタも趣味が悪いねぇ、さぁどっか行った行った〜!」
アミーニー「しゅ、趣味だなんて、ただ通りがかっただけで…」
ロディ「にひひ、歩いた歩いた〜」
アミーニー「絶対信じてないなこの人…」
ダークアはボクっ娘か…GJ
ロディ被ってね?
ああああ「イース!」
イース「…何だそのなさけない名前は…親に申し訳ないとは思わんのか…?
そもそも親から賜った名前を…」
ああああ「あああああ!だから違うんだって!今回アンタを呼んだのはコイツが理由さ…」
イース「…?」
ああああ「だから───というワケでワケ分かんねえんだ。そして名前を変えられようとも俺は俺だ!」
イース「…ふむ…その結果がこれか…?おおおお。」
スー「私はまだ変えられてないわよ!」
イース「…すまん…」
スー「わかればいいのよ、わかれば。」
イース「だがそのキンチョールのおじきとやら…楽しませて貰えそうだな…」
うううう「イース姉、あいつ超すばしっこいしちっこいし神出鬼没だから気を付けて…
あたしとええええちゃんの名前をまとめて変えちゃうくらいだから。
ああああ!もう腹立つ!」
ああああ「俺!?」
うううう「ちがーう!」
イース「ふむ…賑やかなのは相変わらずか…そういえば天井王子はどうした…?」
ああああ「…」
気まずい空気が辺りを支配した。
イース「そうだったのか…」
ああああ「ああ。」
イース「なに、奴なら大丈夫だろう…それより今はキンチョールだ…余計な事を聞いたな…」
ええええ「イースさんを含めたうえでの策ができました。」
ああああ「よし、頼む!」
ええええ「まず───」
ええええ「───というふうにお願いします。では、朝ご飯を食べたら出発しましょう!」
ジョージ・M・シーゲル「はあ…はあ…みんな大丈夫か?イエジ助けるのに少々てこずっちまった。
この野郎…無茶しやがる。」
イエジ「…」
ヒックス「隊長!よくぞご無事で!」
息を切らせながら一人のナイスミドルが顔色の悪い青年を抱えて入ってきた。
ロディ「おじさん、おかえり!」
ヤーン「おかえりオッサン。」
ジョージ「おっさんじゃない!」
サイズ「おっさんが帰ってきたところでどうせ…どうせ…
どうせ俺は死ぬんだ!どうせ俺は世界一不幸なんだよおおおおお!!」
ジョージ「るせえ!落ち着け!俺はおっさんじゃない!!」
ヤーン「まあまあ、人間万事塞翁が馬っていうし…
もしかしたらこのゾンビもなんかいいことの前触れかもよ?」
サイズ「んなワケねーだろ!!どうせ…どうせ…俺もオッサンもお前もみんなゾンビにやられて終わりに決まってる!」
ジョージ「おっさんじゃない!」
ロディ「ぼこん!みんなこんな時に仲間割れしちゃいけないよ!」
ジョージ「まったくだ、体力を無駄に消耗してどうする…すまん。」
ヒックス「隊長!3時の方角より飛来する物体が!鳥、飛竜、いずれも該当しません!」
ジョージ「何っ!見せてみろ!
…なんだあれは…」
ジョージは双眼鏡を覗き込み、そのまま固まった。
ヤーン「あたしも見たい!百聞は一見に如かずってね!」
ばっ!
ジョージ「あ」
ヤーン「どれどれ………」
ジョージから双眼鏡を引ったくって覗き込んだヤーンも、同じように固まる。
ロディ「どうしたの?」
ジョージ/ヤーン「「でかい猫が飛んでる幻覚が見えた気が…え?」」
ヤーン「やっぱオッサンにもそう見えた?」
ジョージ「おっさんじゃない!だが確かにそう見えた…」
ロディ「僕もいい?」
ヤーン「はい。」
ロディ「ああっ!」
ジョージ「どうした!」
ロディ「大きな猫さんが焔を吐いてゾンビをやっつけてくれてるよ!やっぱり助けは来たんだ!」
サイズ「どうせ…どうせ俺たちもゾンビごとやられぶっ!!!」
ぐしゃ!
ヤーン「大概にしろ!…ったく、仏の顔も三度までって言うでしょーが…」
ヤーンの怒りを買ったサイズは、ヤーンの商売道具に殴られて気を失った。
アラ・スージー「さーて盛り上がっ放しの猫魔王編。この強引に突っ走る急展開に君はついてこれるか!
ルーカスは一体どうなってしまったのか?!
ゾンビーの大群に包囲された超バイオハザード!おっさん達は切り抜けることができるか?!
過去の魔界のアーミニー達、魔王城シストゥースはもつのか?!そして神獣ヴォルケーンの行方は?!シオンの力とは一体…?
汚血夜犬を斬り伏せ少女を守った謎の剣士!その前に立ちふさがる闇の巫女とアース!剣士の正体はあの男なのか?!そして彼らの運命やいかに?!
シェルティの助けで剣魔を喚ぶ事に成功したああああ!無事元の名前を取り戻すことができるのか!はたまた残りの二人も『おおおお』や『かかかか』にされてしまうのか?!
ちゃんと見てくれよな!!」
GJ
ブラフマン
悩んでる人の前に現れてありがたいお告げをくれる謎のオサーン
ただの幻覚という噂もある
637 :
猫魔王:2006/10/18(水) 22:49:33 ID:uxelmLVx
〜食堂〜
アミーニー「いただきます」
ロディ「いただきま〜す!」
ダークア「いただきます……はぁ、魔王様だけですよ、言わずに食べてるの」
魔王「む、おぉ忘れてた。いただきます!」
ダークア「もう遅いですよ…」
魔王「仕方ないではないか、予行練習でお前があまりにか」
ダークア「わー!わー!」
ロディ「はいはい、そっからは余所でやってね」
アミーニー「…ちょっと聞きたかったかも」
ロディ「マジで!?」
アミーニー「ごちそうさまでした」
ロディ「はやっ!!」
アミーニー「ロディが遅すぎるんだよ、先に部屋へ帰っときますね」
ロディ「あ、そこ床ぬけそ」
アミーニー「ギャ!!」
ロディ「遅かったか…」
ダークア「顔に張り付いてる笑顔が物語ってますよ確信犯」
魔王「二人とも話してばかりで食わんのか?だからいつまでたっても胸が貧相なのだぞ」
ダークア「……胸なんて要りませんから、…魔王様ぐらいだと動きに支障が出るんじゃないですか」
ロディ「私より無いのはさすがに可哀想だけどね」
ダークア「うるさいチビ!」
ロディ「ふ、なんとでも言いなさい。私は大人ですから」
ダークア「遊んでばかりのくせによく言いますね」
魔王「ダークアが子供のようだな」
ダークア「魔王様までっ!」
ロディ「にひひ、見たかダークア!」
ダークア「…いつか消してやりますからね」
ロディ「やってみろ!」
魔王「…あいつらはよく喋るな、静かに飯を食えんのか」
アミーニー「一番の常識人が誰かわからなくなりますね」
魔王「静かに飯を食える私が一番普通だと思うんだがなぁ…」
アミーニー「それより早く助けてくれませんか、さっきからずっとハマったまんまなんですけど…」
638 :
猫魔王:2006/10/18(水) 22:51:17 ID:uxelmLVx
〜客室〜
アミーニー「さて…」
さすが城と言う感じの豪華な部屋だ。魔王さんとの話が終わって時間はもう12時を回っていた。
アミーニー「ここに来た理由はわからないけど、元の世界には帰りたいなぁ…」
別に今を生きるために行動するとは言ったが、それは非常時の時の話であって、元の世界への未練が無いと言うわけではない。
昔の魔王を見れて嬉しいが、それが帰りたい気持ちを阻止するわけでもない。
アミーニー「どうやって帰るかが問題かぁ、普通なら来た方法の逆をしたらいいんだけどなぁ」
肝心なその記憶が無いからしょうがない。
アミーニー「けどまず、時間移動ってできるのかな」
魔法を中途半端に噛ってるだけあって時間魔法の難しさがわかる。
アミーニー「人間界から魔界への移動と、時間の移動の両方を出来る人……、あ〜…あの竜さんが何かしたのかな」
色々な推測は着くが情報が欠けているためにどうしようもない。
ヴォルケーンがもし飛ばしたとしてもヴォルケーンがこちらに来てるかどうかもわからないから解決策にはならないわけで
アミーニー「八方塞がりか〜」
とにかく、今ある材料じゃどうにもできないし、もう時間も遅いのでアミーニーは寝ることにした。
639 :
猫魔王:2006/10/18(水) 22:52:32 ID:uxelmLVx
アミーニー→魔王
朝、いつもと違う景色が目に霞む眼に入る、また床が抜けたのか…もぅダメだこの城。
いつも決まった時間に起きる。これは今までの生活の上で勝手についた癖だ。
魔王「まだ、眠いな…」
だが二度寝するわけにはいかない。すれば悪夢が待っている。
二度寝をしたら確実に誰かが来て起こされる。ダークア・ロディ・ゾン…どれも最悪だ。
ダークアは説教、ロディはうるさい、ゾンはいろんな意味で臭い。
魔王「ふぁ〜…」
水道で顔洗い眠気を飛ばす、壊れているので必然的に冷水が出る仕様だ。…もうダメだこの城、冬を乗り切れる気がしない。
魔王「めっちゃ冷たいぞ…、誰だこの城建てた奴は…」
一人ごちて服を着替えて廊下にでる。窓ぐらい作れここは地下か、もぅダメだこの城。
しばらく歩くと目の前から朝にはあまり会いたくない奴が歩いてくる。
ゾン「魔王様、お早ようございます」
魔王「うむ、お前も早いな。朝からそんな刺激臭を撒き散らしおって、私も別の意味で泣けてくるわ」
ゾン「これはこれは、昨日体を洗ってないのがバレてしまいましたか…」
うわ、すごくツッコミたい。すごくツッコミたいがあえてここは我慢しよう。
魔王「ほぉ、ちゃんと一日一回は風呂に入れよ」
ゾン「はは、すみません。善処します」
魔王「…では私これで」
早足で歩き、速攻でこのエリアから脱出する。脱出…脱出出来ない。
ゾン「―――という興味深いニュースがありまして、知ってましたか?」
魔王「いや私は社会とかニュースの方面に疎くてな」
ゾンは魔王と同じ方向を歩き、ご丁寧に魔王を退屈させないように一方的な会話を繰り広げていた。
なぜこんな時に床が抜けない。もうダメだこの城。
ゾン「では最近起こりました事件でですね」
魔王「ほぉそれはまた…」
ゾン「――で、ですから自分としては…」
魔王「…ところで」
ゾン 「はい?」
魔王「お前…誰だ?」
ゾン「誰って、ゾンビのスティーブンこと通称ゾンですが」
魔王「誰だ…?」
ゾン「だから…」
魔王「誰だ?」
ゾン「…………ひひひ…」
人やっぱ減った?
オイラとぬこの人の他に何人いる?
あとぬこの人GJ!
ヒント:テスト週間
なるほど。大学生だからワケ分かんなかった。
まあテスト前になると書きたくなる駄目スキルを持ってたりするけど…orz
と言う事は、このスレは中、高たちで成り立っているわけか…
なんだかムズがゆい
イーザウ ♂
自分以外の人間は蛆虫よりも価値が無いと思っている自己中。
何かと攻撃を仕掛けてきて非常にうざい。
最近戦争映画にこっている。
「まるで、そびえ立つクソだな!」
「努力してこうなったのか?」
バス「おおおおおおおおおお!!ブッ散れェ!!消し炭になりやがれェ!!!」
火球を乱射しまくりながら近くのゾンビは爪で切り裂き、ねこパンチで粉砕してやるる。
脆い!脆すぎんぜ!そんなんじゃ俺の守りのねこフォースを貫くどころか
触れることすら不可能だッ!
「所詮雑魚はいくら集まっても雑魚なんだよ!ケッ…マタタビぐらい用意しろよな。」
カルメレク「なんて助太刀だ…大!活!躍!じゃねえか…」
モハメド「神もまだ捨てたものではないということか…」
ロディ「猫…うっ!」
ジョージ「どうした、大丈夫か?」
ロディ「………大丈夫、何でもない。ちょっと…ね。ありがとうおっさん。(何だろうこの違和感…猫…)」
ジョージ「ならいいんだが…おっさんじゃない!」
サイズ「ぴくぴく…(ヤーンにより失神中)」
ジョージ「いつまで寝てる…しっかりしろ、俺たちにも勝機は見えてきた…」
サイズ「う…おっさん…俺ももうちょいポジティブにいけるように努力するぜ…」
ジョージ「へへ…その意気だ!っと俺はおっさんじゃない!」
ヒックス「隊長!」
ジョージ「ああ…反撃だ!俺とヒックスであの城に乗り込んでって親玉を倒し、一気にカタをつける!」
ヤーン「オッサン、死なないでね。」
ジョージ「なあに、俺は不可能だと言われた事を可能にする男だ。親玉のヤローを倒すまでしっかり守ってくれ。
戻るところが無ぇってのは困るんでな。そして俺はおっさんじゃない!さて…準備はいいかヒックス。」
ヒックス「いつでもできてます。」
ジョージ「よし、行くぞ!」
ジョージとヒックスは各々の得物を構え、走っていった。
ルナンタ・クヤキワ
単なる脇役
649 :
猫魔王:2006/10/20(金) 02:04:24 ID:GJL0jpTJ
ゾン「なぜわかった…?」
魔王「…朝会ってから、今までの間にゾンは一切臭いセリフを言わなかった。あのゾンが、だ。そんなことはありえないからな」
ゾン「…」(かっこいいこと言ってるつもりか?、微妙だぞ…)
ゾンの偽物はどこかやるせなさを感じながら己が顔面に手を掛けた。
ゾン「まぁたしかに、俺はゾンじゃない。俺の正体は―――!」
スサノオ「オセロット少」
魔王「違うだろ」
スサノオ「ふん、よくわかったな。俺の真の正体は、黄土魔神スサノオ…!」
魔王「素か?さっきのは素か?素で間違えたのか?」
スサノオ「話をひっぱりなっ!!まぁいい、お前の称号…今ここで貰い受ける!!」
スサノオは腰から諸刃の剣を抜き出し、魔王に構えさせるスキを与えず斬り掛かる。
魔王「そんな簡単に奪い取れれば魔王の称号など要らないぞ…」
神速の域でい合いじみて放たれる斬激を魔王は、片手で握るようにして受けとめる。だが、さすがに無理な受け方をしたためか刄の食い込む手からは血が溢れだす。
魔王「黄土魔神スサノオ、噂は聞いているぞ。姉にこき使われるのが嫌になったか?」
敵であるスサノオに魔王は鼻が当りそうなほどに顔を近付け、不適な笑みを浮かべる。
スサノオ「っお前には関係ない!アースグレイブ!」
魔王「おっと」
スサノオ「逃がさない、ここで一気に決める!!」
舞うように躱す魔王に、スサノオ自分が発生させた岩の柱を破壊して弾き飛ばす。
飛ばされた無数の石ころはスサノオの力で巨大な杭に変化する。風の抵抗を受けにくい形になったのか杭はスピードを増し、魔王の腕を貫通する。
650 :
猫魔王:2006/10/20(金) 02:08:26 ID:GJL0jpTJ
魔王「少し侮ったか…」
スサノオ「ハッ、まだ若かったな、お前が魔王になるなど何かの間違いだったんだよ!」
魔王「…年令序列の世界では無いと思うのだが、なっ!」
スサノオ「!」
勝利の笑みを浮かべて剣を振るうスサノオを魔王は躊躇無く殴り飛ばす。
わざわざ剣の筋に合わせて拳を放ったのにも関わらず、砕けたのは魔王の腕はなくスサノオの剣。
スサノオ「がっ!?ぐ…」
魔王「まぁ、私よりお前の方が年が上なのはたしかだがな。…実力はこっちが上だ、お兄ちゃん?」
スサノオ「ぐ…うぅ、いてぇ…いてぇ…」
魔王「……情けない。仮にも男が女に一発殴られただけで戦闘不能か」
顔を押さえて悶えるスサノオの胸ぐらを掴み、魔王は細見の腕ながらに自分以上の高さまでスサノオを持ち上げる。
魔王「なんとか言ってみろ。魔神の称号が泣くぞ」
スサノオ「…くそっ…姉ちゃん」
魔王「…」
女に倒され、今更女に助けを求めようとするスサノオに、魔王は頭の血管が一本千切れた音を感じた。
魔王「どうしようもないクズだな。お前こそ魔神の名は何かの間違いだったのではないか?…元より私を狙ってきた身、消え去れ」
スサノオを地面に叩きつけ、左手にフォースを収束させる。
ロディ「あれ、魔王さまなにしてんですか?」
魔王「ロディ!?下がれ!」
スサノオ「はは!」
魔王「くっ!」
魔王が今まさにスサノオを消し去ろうとした瞬間、平和気分でスサノオ側の廊下からロディがひょこりと現れる。
ロディに当てまいと魔王が腕を逸らしたのを見計らい、スサノオはロディに飛び掛かる。
逸らした腕から放たれた破壊の塊は廊下の壁に大きな風穴を開ける。その衝撃で城の門はおままごとの城のように崩れさる。
アーマードスクルトン「うはwもうダメだこの城www」
ぬこ魔王もかっこいいな。イースといいぬこ魔王といい…
強くて格好いいお姉さんは好きですか?って感じ。
まあ何が言いたいかっつーとぬこの人GJってこった。
あとぬこの人のIDがステキ
653 :
ゲーム好き名無しさん:2006/10/20(金) 13:59:43 ID:otJoVkJ6
gj
あ ♂
復讐の鬼。自分に適当な名前をつけた両親に憎悪を抱いている。
新しい名前を得るのが目的。
八魔神二人しかいないから三人目
赤炎魔人イザナミ ♀ 22
炎のフォースをもつ、思い込みが激しく、控えめな性格で、いつもおどおどしている女性。
しかし一度、キレれば辺りを火の海にしてしまう。
「あの……あっ!やっぱり何でもないです。」
「やだっ!私ったらまたやっちゃった!」
筑前煮 ♀
純和風な癒し系。
だが凶悪な魔法ばかり習得している。
技名が全て料理名なのでいろいろと注意が必要。
「にくじゃがー!(メテオ)」
コラル・コラルト ♂
こんにゃく作りの達人。
戦闘の時は「こんにゃく拳」で自分の体を
こんにゃく状にして戦う。
星守神社[ホシモリジンジャ]
ブレイディアから更に山奥も山奥にあるどうみても神社にしか見えない星の巫女の神殿(?)
長ーーーーーーい階段を登り、鳥居をくぐると、竹箒で境内を掃除中の巫女さんが出迎えてくれる。
夜空の星が最高に綺麗。
しかしここの存在を知る者は殆どおらず、知っていたとしても大抵の者はただの伝説だと思っているので、今までに訪れた人数は片手で数えられる程しかいない。
シェテキー・ナ・イミディー ♂ じーさん
妙なアクセントでしゃべるじーさん。
セリフに必ず「性的な意味で」が入ってしまう恐ろしい呪いをかけてくる。
呪いは三日で解ける。
「あなたニは呪イをカケタでース…」
>>644 20歳だよ自分。いい大人だけどここ面白いからw
ゴース・ロ・リー
♀ 20歳
いつもゴスロリファッションの巨乳娘
武道の名門リー家の長女であり、その実力はイースと並ぶのではと言われるほど
アホみたいに正義感が強く、見掛けた時は大抵香港映画の主人公的なアクションをかましていたりする
闘いになると手が真っ赤に燃えたり、跳び蹴りから炎が出たり、ボールを蹴ったら虎の様な炎が出たりetc.etc.etc…
「俺のこの手が真っ赤に燃えるぅ!!」
「正義は勝つっ!!」
キメンダヨ・ガッコクンナー ♂ 15歳
勉強も運動も全然ダメ、その上根暗で顔が変なためみんなから嫌われている
つーかマジうざいからむごたらしく殺してくれ、あらすじ書きさん
「や、やめてよおぅ〜」
663 :
猫魔王:2006/10/22(日) 00:53:02 ID:5IBh7FX9
ロディ「…ちょっと何よ、アンタ」
スサノオ「黙ってろチビ」
白煙と砂埃が混じりあった物が二人の視界を遮るように舞う。どちらも見えるのは相手のシルエットのみ。
魔王「ふふふ、さすがだなスサノオ、いくら魔族でもこの状態で人質は……なぁ?」
スサノオ「なんとでも言え、これで形勢逆転だ」
いくら分が悪くなったからといってスサノオにもプライドがある。白煙が晴れた時、魔王の目に映ったのは自分の情けなさを恥じ、歯を食い縛って耐えるスサノオと首に手を回されたロディの姿だった。
ロディ「魔王さま〜、捕まっちゃいました〜」
魔王「アホ、もうちょっと緊張感を持て…」
ロディ「てへっ☆」
スサノオ「てへっ☆じゃねーよ。魔王、躱すなよ。躱せば…わかっているな?」
そう言うとスサノオは右手を構えて魔王に照準合わせる。魔法陣がスサノオの腕から現われ、どんどんと速度を増しながら回転をし始める。
魔王「たしか、お前はさっき形勢逆転と言ったな」
スサノオ「…それがどうした」
魔王「いやな、今の状況とその言葉では…意味が合わないと思ってな……」
スサノオ「どういう意味だっ!?」
焦らすように言う魔王にスサノオはイラついたように問いただす。そしてその答えとばかりに魔王は笑い、ゆっくり前進する。
スサノオ「動くなって言っただろうがっ!」
魔王「…まだわからんのか?」
詠唱を保留し、スサノオは刃物のような爪をロディの首筋に突き立てる。
ロディの首筋から、つうっ血が滴れるの見て、魔王は鼻で笑った。
魔王「―――そいつは要らないってことだ」
664 :
猫魔王:2006/10/22(日) 00:53:50 ID:5IBh7FX9
それを聞いて二人は別の意味で驚愕しただろう。一人はこの事を物ともしない相手への驚き、一人はいままさに自分を捨てようとする人への驚き。
ロディ「ま、魔王…さま?」
魔王「…永い付き合いだったな、さよならだ」
ロディ「う、う…」
スサノオ「嘘だッ!!」
ロディが口に出そうとする言葉をスサノオは先に吐き出した。
配下を裏切る魔王の態度など後回しだ。ただ、このままでは自分の命が危ない。逃げなければ、逃げなければっ!
スサノオ「それ以上来るなっ!」
魔王「今頃惜しくなったか、自分の命が…」
スサノオ「だから来るなじゃねぇ!」
魔王「大丈夫だ、死は平等だ。死ねば全ての苦しみから解放されるだろう。なぁ、ロディ?」
スサノオの言葉を無視して魔王はさらにスサノオに歩み寄る。
それに合わせスサノオもじりじりと後ろに下がり、無意識の内にロディの首に爪を食い込ませていく。
ロディ「痛っ!」
スサノオ「ひっ」
その言葉が引き金になったのかスサノオはロディを魔王目がけて突き飛ばす。
ロディ「ひゃあ!?」
魔王「…っと」
魔王はよろけて来るロディの肩を掴み、ほぅっと安心したように息を吐いた。
その仕草を見た瞬間、ロディは全てを理解した。
感謝の言葉を言おうとロディが口を開こうとする前に、魔王はロディを抱き締めた。
魔王「……すまない…」
そして、蚊が鳴くようなくらい小さく呟き、より一層強くロディを抱き締めた。
魔王のふくよかな胸に押しつけられた耳が、騒音を鳴らす心臓の音を捉える。それを聞いたロディは一生、この人についていこうと心に決めた。
ロディ「…いいんですよ、魔王さまを元は私の失敗ですか…」
魔王「さぁ〜て、これが本当の形勢逆転と言う奴だっ!!」
ロディ「え、無視?」
続け
魔王GJ
666 :
635:2006/10/22(日) 13:29:50 ID:jQldQ4QT
誤爆?
668 :
666:2006/10/22(日) 20:30:01 ID:jQldQ4QT
カズヒロ・シャイニング ♂ 30歳
催眠術を使って強盗をしている男。彼の目を見た者はあっさりと金を渡してしまうという
「さあ…私の目を見て!」
ポポ ♀ 10歳ほどに見える。
湖に住む人魚。肌が青っぽいのと下半身が魚なのが特徴。
人を疑うことを知らない素直(すぎる)な少女。
将来はムチムチナイスバディーの人魚になりたいと願っている。
「きみはいい人だけど、すっごく血生臭いね!」
「はじーめてーのちゅうー♪」
今まとめ見てて思ったんだがちょっと聞いてくれ
ダマクスの大臣なんだが
ロンベルト・アルトリアス ♂ 51歳
ダマクス王国の大臣。下の者には威張り散らし、上の者には尻尾を振る、嫌な上司の典型
裏でエヌエチケキョイク帝国とつながっているという噂がある
(フン、バカ王子め)
「貴様の家の廊下細くないか?」
ワドゥ・フォノ・ザラガンム 男 18歳
ダマクス王国の国王を補佐する大臣、ドゲドリス・フォノ・ザラガンム家の嫡男。
世界の歴史に関する造詣が深く、読書が趣味で理知的な青年であるが一度火が付くと止まらない性格。
何一つ不自由の無い生活と環境の中で育ち、ロナウドやバンボーとも仲が良かった。
しかし突如「もっとこの世界の歴史を知りたい」との理由で15歳の時に家出。
その後の行方は不明だが、冒険者の間でその名前が囁かれているという噂もある。
どーすればいい?
ワドゥを元大臣にすればイインダヨー
大臣を辞書でひいたところ、国政をつかさどる高官とあるから複数居ても問題無いんじゃない?
>>672-673 なるほど。なんか大臣って一人しかいないイメージだった(DQとかそーだし)
ドゲドリス・フォノ・ザラガンム大臣をロンベルト・アルトリアスが殺害
↓
ロンベルト・アルトリアス大臣に
↓
一悶着
↓
ロンベルト大臣やめさせられる。
↓
ワドゥ・フォノ・ザラガンムを登場、大臣に
って話を瞬時に閃いたんだけど、どう?
続きはもう少し待ってください。最近、いろいろ忙しくて書く暇がない
ウェスタ ♀ 16歳
出しにくいキャラを無理矢理登場させる能力を持つ
「さ〜て、今回のゲストは…この人!」
カルメレク「お…今度は9時の方角から高エネルギー反応だ!」
ヤーン「泣きっ面に蜂?」
ロディ「ぼこん!」
ヤーン「あだっ!」
ロディ「ちがう。」
フレイ・ヒート「よし!!!あれをやるぞゴース!!!」
ゴース・ロ・リー「ああ!!!任せろフレイ!!!」
フレイ「我らのこの手が!!!」
ゴース「真っ赤に燃える!!!」
フレイ「お前を倒せと!!!」
ゴース「轟き叫ぶ!!!」
フレイ「ぶぁああく熱!!!」
ゴース「ゴッドフォオオオス!!!」
「「フレアアアアアッ!!!!!!」」
ゴォオオオ!!!
ゾンビー「ぎゃああああ!焼け氏ぬ!」
ゾンビー「って俺たちもう氏んでんじゃん!」
「ハ」
ジュッ…
二人の放った焔のフォースは一瞬でゾンビーの大群を包みこみ、蒸発させる。
フレイ「ヒィイイトォオオ!!!」
ゴース「エンドォオオオオ!!!」
ドン!ドォン!!ズゴォオオン!!!
しかし、それだけでは終わらず、二人の魂の叫びに合わせて巻き起こる爆発は、更にゾンビーたちを吹っ飛ばす!!!
フレイ「まだまだあ!!!」
ゴース「はああああっ…はっ!!!」
二人の勢いは止まらない!気合いと共に残ったゾンビーたちへと突っ込む!
カルメレク「す…すげえ…腐乱死体兵士[デスアーミー]をあんなに…」
ヤーン「一騎当千だわ」
ロディ「暑苦しいなあ…アイスも一瞬で溶けちゃいそうだよ…」
サイズ「どうせ…どうせ…巻き添えで死ぬんだ…」
ロディ「ぼこん!」
バス「…」
何だあの触ると火傷しそうなレイディーズは…
まあイース姐も触ると怪我するタイプだけど…
ゾンビー「ぎゃああああ!」
バス「るせえ。」
グシャ!
なんか俺様も燃えてきたぜ…
GJ!ワクワクテカテカ
本編、バンボー編もワクワクテカテカ
ヤーン「お、一騎当千に触発されて猫さんも獅子奮迅だわ」
ロディ「ほらね!助けは来るんだよ!」
サイズ「…俺が悪かったよ…こんなときに言うのもなんだけどさ…
実はさ…俺を待ってくれてる恋人がいてさ…帰ったら…結婚するんだ!」
カルメレク「ならもっとしっかりしねーとな!嫁さんの前じゃ大!活!躍!するんだぞ!」
サイズ「ああ…頑張る…ありがとう。俺…ここから脱出できたらマイナス思考の俺をやめるぜ。」
ヤーン「いい目になったじゃない!それじゃあ頑張って生き残りますか!」
「「「おー!!!」」」
みんなの心は一つになった。
「ほう…まさかまだゾンビーに耐えていたとはな…」
「そうですねー、なかなかがんばってるみたいですね。」
「クックック…ここまで耐え抜いた事に敬意を示し…
この手で直接葬ってやるとしようか…」
「あら…すてき…」
しかし、彼らは上空に現れた第三の影に気付いていなかった。
バス「あ…?にゃんだ?」
ゴース/フレイ「む!!!!!!」
サイズ「見ろよ!また助けが来たぜ!おーい!」
上空の影に気付いたサイズは彼らに向かって大きく手を振った。
ポンチ・むけのかみ
とにかく痛々しいくらいズル剥けてる。
「案外痛くないんですよ、いやホント。」
「あらら…?なんかハッピーな人がでてきちゃいましたねぇ…
これからどうなるかも知らずに。くすっ…」
「くっくっく…人間というのはつくづく愚かな生物だということだろう…もういい、死ね。大輪・闇牡丹!」
ドウッ!
サイズ「え?」
ズガガガガガガ!チュドォン!
ヤーン「藪から棒ー!?」
ロディ「うわあああああ!?」
カルメレク「うげえええええ!?」
アース「フ…クックック…フハハハハ…ハーッハッハッハ!」
闇巫女「アースさんおみごと。ひんそーな砦でしたけど、こっぱみじんですねー。」
ロディ「うう…みんな大丈夫…?今のは…」
ヤーン「ふえ〜…危機一髪だわ」
カルメレク「オイ!しっかりしろよ!ポジティブに生まれ変わんだろ!大!活!躍すんだろ!結婚…するんだ…ろ…うぐ…うわあああああ!」
サイズ「………」
闇牡丹の直撃を受けた彼の瞳に…もはや生の光は残っていなかった。
ヤーン「そんなの…そんなのってないよ…」
モハメド「うぐぐ…」
ロディ「おじさん!」
モハメド「神よ…これで…試練も終わりか…ようやくあいつらのところへ逝ける…もう堪え忍ばなくても…おお…お前たち…」
ロディ「おじさんっ!………あ…ああ…」
柱に胸を貫かれていたモハメドも何かをつかむようにして二度と動かなくなった。
GJだがイース編人死に過ぎじゃね?
後藤スケプ
Mなおっさん系モンスター
身代わりになったり痛めつけられることに快感を感じる脂ぎった中年のようなモンスター
呼ばれると必ずと言っていいほどハァハァしながら出てくる
極希だが、若い女性の様な亜種も確認されている
「もっとこの淫乱な雄豚の体を痛めつけて下さいぃぃぃぃ!!!」
「ひぎぃぃぃぃ!!!」
ついノリで考えた
今は反省している
サイズ、モハメドカワイソス(´;ω;`)
それにしてもアースは本当に楽しそうに笑うなぁ…。
マチルダ・マシュクルート ♀ 十代前半にしか見えない
西洋の甲冑を着込んだ少女。自分に厳しく、男口調で話す。
ランスの扱いと乗馬は悲しいほど下手だが優れた指揮能力を誇る。
小さな竜のシャルロトカを肩に乗せている。
騎兵隊のリーダー的存在。(構成人数は8人程度)
「君は私の仲間を侮辱するのか!」
「出来る限り協力しよう。」
ロビン・ブジャスモク 性別年齢不詳
マチルダが一番信頼を寄せている人物。
甲冑のせいで顔は見えないわ声きいても性別分からんわで
怪しさMAXだが、乗馬とランスの腕は確か。
よく無駄知識を披露するがスルーされる。
「愛が足りないのです。愛が。」
「人間の大腿骨は800sまで耐えられるのです」
最近アースにフハハ分が足りてない気がしたもんで。
外伝で死んだ人…ヤマモト、浅野、マリアン、ファルス、小鉄、ジョンと屈強な近衛兵5万、サイズ、モハメド
いちおーアースと闇巫女
これで全員かな?確かにすごい数だ…
犯人ほとんどフハハ君だし
無法都市メリーシア
あらゆる犯罪者達が集う治安機能が麻痺した街
この街では、騎士や大臣はおろか王族の称号さえなんの意味も持たない
様々な技能を持った犯罪者が集まるため意外と発展している
>>686 うわっ結構な数…
俺キャラの被害ゼロなのが救いか…
ゴスロリはまだ殺らないでね?約束だよ?
コ・ダクミ
エロかっこいいらしい…
689 :
猫魔王:2006/10/25(水) 00:08:28 ID:AtoS6sSn
気分が、悪くなった。
なんでだろう。すごく気持ち悪い。
目の前がグルグル回って、まるで不思議な国にきたような感覚。
でも、それは全然楽しくなくて、さっき食べた朝ご飯も、アイスも、お腹の中の物全部が洗濯機みたいに回ってる。
物凄く吐き気がするんだけど、なぜか出ないんだ。自分の体なのに。
胃液かな、喉の下らへんでずっと食道が溶かされてて、灼熱にも感じるほどの熱を持ってるような錯覚。
なんでなのかな、さっきからチクチク首が痛むんだ。
だから、ギシギシ間接が軋む腕を曲げて、ガタガタ震える手で首筋を触るとね。
注射器が、刺さってた。
取ろうとしても手が震えててなかなか取れなくて、逆に注射器の針が揺れちゃって首の肉がグチュグチュってエグれちゃう。
痛いよ、苦しいよ、助けてよ魔王さ……―――――
690 :
猫魔王:2006/10/25(水) 00:11:50 ID:AtoS6sSn
ドサッ
後ろから、何かが倒れる音がした。後ろに居るのはただ一人、ロディだ。
なぜだろう。そのロディが倒れる音がすごく嫌な音に聞こえた。
魔王「…ロディ」
後ろは向かず、ロディの名前を呼ぶ。
……返事はなかった。
ただ僅かに、荒く不規則な呼吸が耳に入った。
たいして暑くもないのに額に汗が流れる。
魔王「……ロディ…?」
後ろを向いた時、案の定ロディは倒れていた。急いで彼女に近寄り上半身を起こす。
ロディ「はぁ…はぁ…はぁ…」
魔王「毒…か? ひどいな…」
目を瞑り体を動かさずただ命を繋ごうと息だけを繰り返すロディの顔は真っ青になっていた。
傍に転がる投合用の注射器が、あからさまにロディに危害を加えたことを物語る。
魔王「スサノオ……やってくれたな、人質にしても生きては帰さん心意気は尊敬に値するが。する相手を間違えたな……」
スサノオ「なっ!? 俺じゃねッ!! 俺はやってねぇ!!」
魔王「問答無用だ」
奥で腰を抜かすスサノオにじりじりと近寄り、間違っても動かないようにプレッシャーをかける。
?「そうよ、スサノオは何もやってないわ。やったのは、わ・た・し!」
スサノオの首を掴もうとした直後、粉砕した壁の風穴から声が響く。魔王は頭は動かさず視線だけをそちらに向ける。
魔王「……誰だ?」
?「魔王様、ご拝謁を賜り大変光栄でございます…」
視線の先には荘厳な天使の羽を生やした幼女が飛んでいた。それはスカートの端を摘み、あたかも貴族のダンスの前の礼のようなものを魔王に送る。
691 :
猫魔王:2006/10/25(水) 00:13:39 ID:AtoS6sSn
スサノオ「姉…さん?」
魔王「………アマテラスか」
アマテラス「わ〜お、魔王様物知りですね。そうです、私はそこの黄土魔神スサノオの姉、八魔神が一人、青天のアマテラス」
魔王「……で、そんな貴様がここになんのようだ?」
アマテラス「理由は単純明快、そこの愚弟を助けにきたんです」
魔王「なら残念だ。コイツは今死ぬからな…」
アマテラス「、スサノオには手を出さないほうがいいですよ。じゃないとそこのお穣ちゃんが助からないことになりますから」
魔王が再度スサノオの首を掴もうとすると同時に、アマテラスは懐から取り出した小瓶をチラつかせる。
魔王「……」
アマテラス「その注射器に入ってるのね、魔王様の考えの通り毒です。でもですね、ちょ〜っと普通のとは違うんですよ」
魔王「どういうことだ?」
アマテラス「その毒、仲間の八魔神が作り出した特殊製なんですよ。ですからこの私の持ってる解毒薬じゃないと治んないんですよね、これが」
魔王「…コイツと交換とでも言うつもりか…?」
アマテラス「あたり♪」
魔王「ふん……」
悪魔で陽気なアマテラスを見てつまらなさそうに鼻を鳴らすと、魔王はスサノオの襟を掴んで持ち上げる。
魔王「一つ聞いておくが、本当にその毒はそれでしか治せないのか」
アマテラス「試してみます?」
魔王「いや、…結構だ」
スサノオ「え、ちょ――」
それを聞くと魔王はそのまま振りかぶり、アマテラスを打ち落とさん勢いでスサノオを投げ付ける。
スサノオ「うわぁぁぁッッ!!」
アマテラス「おっと、キャッチ!」
魔王「よこせ」
アマテラス「はいは〜い、それでは私達はこれで」
アマテラスは魔王に小瓶をパスするとスサノオを抱えて遠方の方へ高速で飛び去っていく。
魔王「佐々木 淑子、追跡しろ。危なくなったら逃げろ」
小瓶を光にかざし数回振ってから魔王は、見えない所でずっと傍観していた配下に呼び掛ける。
淑子「…魔神の追跡自体危険なんですけどね……」
淑子は壁に穴を開けニュと顔を出して愚痴を溢すとすぐにアマテラスを追う。
魔王「さて、この薬の効果はいかほどか……」
………
……
…
692 :
猫魔王:2006/10/25(水) 00:15:36 ID:AtoS6sSn
スサノオ「……」
アマテラス「……」
スサノオ「……姉さん」
アマテラス「ん〜?」
アマテラスに抱えられてからずっと沈黙を守っていたスサノオが口を開く。
スサノオ「怒らないんですか…?」
アマテラス「…怒る?」
スサノオ「その、勝手に出ていったこととか……」
アマテラス「あぁ、そのことか」
首を傾げるアマテラスにスサノオはもう一言付け加えると、アマテラスはまるでどうでもいいことのように流す。
その態度が気に食わなかったのかスサノオはムッとした表情でまた黙りだす。
アマテラス「……ふふ…」
スサノオ「……なんで笑うんですか…」
アマテラス「…理由、聞いて欲しそうな顔してたから」
スサノオ「ぁ………」
無意識にやっていたのだろうか、眉に皺を寄せた自分の表情を指摘されるたスサノオは赤面する。
アマテラス「聞いてあげよっか?」
その反面、アマテラスはニヤけ顔でスサノオに話し掛ける。心なしかその声には弾みがあった。
スサノオ「……いいです」
アマテラス「…じゃあ、聞きたいかなぁ」
スサノオ「…いいです」
アマテラス「聞いてあげてもいいよ」
スサノオ「いいですって」
アマテラス「お願い! 聞かせてっ!」
スサノオ「だからいいですってッ!!!」
しつこく食い下がるアマテラスに、スサノオは大きく声を張り上げて突き放す。
アマテラス「………」
スサノオ「あ、その…すいませ――――んっ!?」
無言になったアマテラスを見てスサノオはさすがに言いすぎたと思い、謝ろうとした瞬間。
ビル五階相当はあろうかという高さからアマテラスはスサノオから手を離す。当然アマテラスの力で浮いていたスサノオは重力に引っ張られ落下していく。
アマテラス「疲れたから、おんぶして!」
スサノオ(……この人って…)
幸い下は砂漠だったため背面から落ちたスサノオは無傷だった。寝転がったまま見上げた空には、涙目で頬を膨らました姉が飛んでいた。
693 :
猫魔王:2006/10/25(水) 00:17:58 ID:AtoS6sSn
アマテラスを背に乗せ、スサノオは果てしない道を歩く。
アマテラス「…背中、おっきいね」
スサノオ「姉さんが小さいだけです」
端から見れば親子に見えるだろう。しかし二人は姉弟、しかも背に乗ってる方が姉の異色な二人。
スサノオ「……」
アマテラス「……ねぇ、なんで魔王様のところに言ったの?」
沈黙に耐えられなかったのかアマテラスは、先の出来事を蒸し返すかのように再度スサノオに問う。
スサノオ「……笑いませんか?」
アマテラス「笑わない」
スサノオ「…笑えないと思いますよ」
アマテラス「ならさっきの約束意味ないじゃん」
そのやりとりに両者は苦笑する。そしてスサノオは深呼吸を一つして、静かに口を開いた。
スサノオ「……魔王になりたかった」
アマテラス「……ぷ」
スサノオ「……」
アマテラス「っごめん、続けて」
スサノオ「姉さんと俺はやっとの思いで八魔神の二人を倒して席を手に入れたけど、俺たちは新参者。周りからの風当たりは冷たかった。それが普通なのかも知れない、パシリや雑用とかも慣れた…」
スサノオ「…でも、姉さんが雑用をさせられるのは見てられなかった。姉さんは見ての通りちっちゃいし、肉体労働は向いてないのに奴らはそれを強要する」
スサノオ「力量差は歴然だし、楯突く事もできない。結局八魔神になったこと自体間違いだったんだよ。けど辞めることは出来ないし辞める気もなかった、奴らを見返すためにも力を貯える必要はあったし、それ一つ取れば八魔神の席は最適な場所だった」
スサノオ「でも気付いたんだ。無理して八魔神の中で成り上がらなくても、端折って八魔神よりランクが上になればいいんだって。だから」
アマテラス「だから魔王を倒しに行ったわけ…?」
スサノオ「…まぁ、そうです」
694 :
猫魔王:2006/10/25(水) 00:20:11 ID:AtoS6sSn
無謀とも言えるスサノオの行動にアマテラスはため息をつく。当然だ、八魔神でも最弱なのに魔王に適うはずがない。
アマテラス「アホもいいとこだわ、お姉ちゃんも別に雑用とかは気にしなかった。しかもスサノオ一人で魔王様に勝てるはずないじゃない」
スサノオ「ぅ…」
アマテラス「私がいち早く察知して駆け付けてあげれたけど、ちょっとでも遅かったらアナタ死んでたわよ」
アマテラス「それと、スサノオは気付いてないとは思うけど、お姉ちゃん八魔神の中ではもうナンバー4にまでなってるの、周りとの関係も良好になってきてるし」
スサノオ「…全然知らなかった」
アマテラス「そりゃあ当然よ、言ってないもん。どぉ、お姉ちゃんすごいでしょ?」
スサノオ「マジかよ…」
自分の思い込みだと知らされるとスサノオの体から一気に力がぬける。
アマテラス「でもねぇ…、お姉ちゃんちょっと嬉しかったよ」
スサノオ「なにが?」
アマテラス「スサノオがそんなに私のこと心配してくれてたなんて…」
スサノオ「…それは、俺の思い違いじゃないか」
アマテラス「思い違いでも、私を心配してくれた気持ちに変わりはないわ。…ありがとう、スサノオ」
スサノオ「…おんぶしてる相手に感謝されても、たいして嬉しくないのはなんでだろう」
話に区切りがつくと、アマテラスは思い出したように懐に手を入れ、一枚の手紙を取り出す。
アマテラス「スサノオ、これ」
スサノオ「指令書…?」
アマテラス「そ、八魔神のナンバー1からの直々の命令、内容は…」
スサノオ「魔王の…暗殺?」
アマテラス「まぁどこかの誰かさんのお陰でそれは無理になったけどね」
スサノオ「…」
アマテラス「だから、別の作戦をもう実行中」
スサノオ「…どの道結局戦うことにはなるんだろ。無理だ、魔王は尋常じゃないほど強かった。姉さん一人じゃ勝てっこない…」
アマテラス「一人…ならね。大丈夫、今の魔王様ならどんな悪条件だって飲んでくれるわ」
スサノオ「!、……もしかして」
アマテラス「そういうこと、最初の作戦失敗の罰としてスサノオにも加わってもらうことになるけどね」
その一言にスサノオは額に冷や汗を流して黙り込む。
アマテラス「…大丈夫。スサノオは私が守ってあげるから」
スサノオの頭に手をまわし上半身全体で抱き抱える。
アマテラス「…たった二人の姉弟だもの…」
おぉGJ!
マンティコア傭兵団
誘拐、強奪、人殺し等汚い事を何でも引き受ける闇の便利屋集団
「集団戦で重要なのは1に状況、2に数。質なんてのはさして問題ではない」
「The endだ」
GJ!
なにこの素晴らしい姉弟愛。
GJ!
夜の街エスクーロ
いつの時間帯も夜、という街。一年の半分以上が雨で
街には大抵深い霧がかかっている。
ランタンかカンテラが無いとほとんど前が見えないほど。
この街に住む人は大抵卑屈か、捻くれ者か、皮肉屋ばかり。
カール ♂ じいさん
エスクーロに住んでる墓守の偏屈じいさん。
ぶつくさ言いながらも道案内をしてくれたりするツンデレ。
「最近の若者は本当に礼儀知らずだ…ブツブツ」
「お前を墓穴にぶち込むことなんざ簡単なんだぞ」
ヒックス「ああっ!村が!」
ジョージ「畜生…急ぐぞ!」
ヒックス「は…はい…」
敵の本拠地と成り果てた城の螺旋階段を駆けのぼる二人。
既に倒した敵の数は軽く三桁を超えた。
中にはかつての同僚もいたかもしれない。
ジョージ「ヒックス、弾薬は残ってるか?」
ヒックス「自分の分はあとこれだけです…」
ジョージ「こっちもこれで終いだ…ちっ…少し豪勢に使い過ぎたな…」
弾薬も残り少なくなっていた。
ヒックス「やっぱり自分の部隊は…」
ジョージ「バカ野郎、俺は死なねえよ。イエジの野郎だってな…
お前のそのふざけたジンクス…俺がブチ破ってやる…!」
ヒックス「隊長…」
ジョージ「ヘヘッ、よし、武器庫はこの階にもあった筈だ。行くぞ!」
ヒックス「はい!」
カルメレク「こんのぉ…降りて」
フレイ「貴様の血はぁ…何色だアアアア!!!」
ゴース「何がァアアアア!!!おかしいィイイイイ!!!」
だんっ!
カルメレク「ちょ…」
カルメレクの怒りの台詞を魂の叫びで上書きしながらの物凄い踏み込みで、空中のポチの上にいるアースへと殴りかかる熱血x2。
フレイ「うおおおおおお!!!」
ゴース「はああああ…はあっ!!!」
ズガガガガッ!ビシ!
完全に息の合った二人がかりでの連撃…
アース「フッ…単調すぎるぞ…?」
しかしアースはそれを見切っていた。
フレイ/ゴース「「何っ?!?!?!」」
アース「吹き飛べ…闇牡丹・螺旋!」
ズオム!
黒い焔をまとった刀での回転しつつの抜刀一閃。
フレイ「ぬおー!!!」
ゴース「ぐおおおおおお!!!」
ズドン!ゴシャア!
フレイ「ぐ…ゴハアッ!!!」
ゴース「ぐ…馬鹿な…身体が…」
アースが技を放つ直前、炎のフォースで盾を作りつつ、更に後ろへ跳んで威力を殺した筈だった。
しかし身体は動かない。
まるで石にでもなったかのように。
フレイにいたっては吐血までしている。
ゴース「く…そ…」
闇巫女「あ、そうそうアースさん、あの大きなねこさんはころしちゃダメですよ。」
アース「やれやれ…また始まったか…で、何処にいるんだ…?」
闇巫女「あら?」
バス「ここに居るぜ?」
ドンッ!
ポチ「うぐぇ!」
アース「むう!?」
闇巫女「きゃあ!?」
ポチの下から声が聞こえた直後、ポチが呻きながら大きく揺れる。
アース「ポチに体当たりとは…ぬう?」
「こういう事さ…アース…何故貴様達がまだこんな処に居る…?」
アース「こういう事…?ほう…」
身体を見れば背面から急所のことごとくを貫かれた形跡、胸からは見覚えのある刀身が飛び出している。
そして何よりその声…
がしっ!
「ぐっ!?」
アース「久しいな…イース…やっと逢えた唯一の肉親に対してこれは随分と御挨拶なのではないか…?」
左手で華奢な首をつかみつつ振り返る。
よく知っている刀故に…妹の位置を把握するのは容易い。
イース「…ふざ…けるな…」
ザシュ!
妹は突き刺した刀をそのまま上に振り抜いた。右の肋骨数本と鎖骨を断たれたか…まあいい。
アース「爆ぜろ。」
イース「…!?」
ドンッ!
ばったあん!
ジョージ「ゾンビを操ってるのはあんただな?覚悟してもらうぜ。」
王の間の扉を開け放ち、ジョージは玉座の老人に銃口を向けた。
グレブ・ルノール「ここまで来るとはなかなか…ほう…その軍服…ここの兵士の生き残りか…」
ジョージ「ああ、上官と一悶着やって(おっさんと呼ばれて「おっさんじゃない!」と叫んだだけなんだが。)飛ばされちまってな。
ま、そのおかげで何とか生きてるわけだが。」
グレブ「ここまで来た実力は誉めてやる…だが、所詮はただのおっさん。」
ジョージ「おっさんじゃない!」
グレブ「ヒヒヒ!じわじわとなぶり殺しにしてくれる!出でよ!亡者たち!」
ゾンビー「うぎゃあああ!」
ダークメイル「うらめしやって言ってんだろーが!」
ド ン ッ !
ゾンビー「を?」
Dメイル「あ?」
ジョージ「どうだ?特製の大口径ライフルの味は…こっちも一人じゃねぇんだ。(ヘヘ…いい仕事しやがる…)」
遠距離からの超精密射撃はグレブの身体を四散させる。
グレブの頭「お…おのれぇー…
貴様らあ!かかれ!そのおっさんをなぶり殺しにするのだ!」
ジョージ「おっさんじゃない!くそ…バラバラのあんなグロい状態でも平気たあ…流石はゾンビの親玉だな。
(だが…この銀製の散弾の近距離射撃で頭を潰せば…ヒックス、援護あてにするぞ…)」
ジョージ「うおおおおお!」
──────────!!!
武器庫で補充した有りったけの弾薬を惜しみなく消費する。
使い切ったっていい。
あの爺さんの頭に一発。
この散弾をくれてやればすべてに決着[ケリ]がつく。
ゾンビー「うぎゃあああ!」
ド ン ッ !
死角の敵はあいつのライフルが狩ってくれる。
俺に…敗れる要因は無い。
ジョージ「はあ…はあっ…はあ…観念しやがれ…」
ジャキッ
グレブの眉間に散弾銃を突き付けるジョージ。
グレブ頭「ま、待て!最後の頼みじゃ…ワシの…ワシの話を聞いてくれ!時間は取らせん!ゾンビもすべて退かせる!」
ジョージ「…話してみな…」
グレブ頭「じ…実は…ワシは闇の巫女に脅され…死ねい!」
ズ ド ン !
グレブ頭「あ…あ…」
ジョージ「頭に血が回らなくなって俺の相棒の事を忘れてたみたいだな…」
ダークメイルの剣でジョージに斬りかかったグレブの腕は撃ち落とされた。
グレブ頭「ひ…あ…やめてくれ!」
ジョージ「…」
グレブ頭「あ…」
ズガン!
アース「イース…素晴らしいスピードと技のキレだ…随分と強くなったな…だが…相変わらず攻撃の後が隙だらけだな。
それに…
その剣では人を瞬殺する事は出来ても私は殺せん…」
イース「ぐ…」
身体が動かない…闇のフォースか…
闇巫女「ふふふ…イースさん、ひさしぶりです。」
アース「イースよ……私と一緒に来い。
闇がお前を呼んでいる…」
イース「…ざ…るな…」
耳障りな闇の巫女の笑い声が聞こえる…
『ふざけるな!』そう叫んだつもりなのに意味をなさない音が漏れただけだった。
アース「ふむ…どうやらやりすぎたらしいな…
ん?大丈夫か?我が愛しの妹君…」
バス「姐さんに気安く触んじゃねぇ!この変態野郎!」
ポチ「ゴヴォアガアァァッ!お前の相手はおでさまだ!さっきはよくも体当たりしてくれたな!」
バス「ケッ…うぜぇんだよ…」
闇巫女「ポチ!タマをころしちゃだめですよ!」
バス「たま…?」
GJッ!イース編も盛り上がってきたな!
灰壁魔神イザナギ ♂ 25歳
八魔神の一人。
整った顔立ちをしているが、血色が悪く、いつも目にクマができていて見るからに不健康そう。
身長は高いが、可哀相なほど痩せているため『デカイ』と言うより『長い』と言ったほうが合っている。
かなりのヘビースモーカーで右手は常に口元のタバコにそえられている。
左手はポッケに入れ常にフォースを蓄めているため、普段はほとんど動かない。
フォースは『壁』。防御壁や反射壁などいろいろな壁を創る事ができる。
「寝不足……?とんでもない…すこぶる快調ですよ……」
「すいません……コレをアレしてナニしてソレしてください……」
イースGJ!
コゴーシザーコ
羽がめっちゃついてたり、後光が出てたりとなんかすげー神々しい雑魚モンスター
人語は喋れるが会話は難しいのか話がまったく噛み合わない
「らりるれろ!らりるれろ!!らりるれろ!!!」
携帯で打ったときはヒックスの遠距離精密狙撃は
ド ン ッ !
ズ ド ン !
てな感じでもっとスペース入れてた筈なのに…どうなってるんだ…?
ワケ分かんねえ!
あんまし大量投下は性に合わないんだがね。
あれ?
半角スペース三つ挟んだ筈なのに…
すいません、お粗末さまでした。
ハンガクスペース連続は無効になる
トシコ・ムラカミ ♀ 11歳
ムラカミ家の末っ子。情緒障害児
「どうしておにいちゃんたちのあたまにはかみのけがいっぽんもないの?つるっつるのはげあたまなの!?はやくしんでね!!」
きつい台詞だなあ…子供は残酷ってやつか…
ファラツィスカ・レイグーン ♀ 年齢不詳
竜の巫女。ロナウドにドラゴンフォースを授ける。
星の巫女に同じくイレギュラーな巫女。格闘が得意。何故か星守神社に居る。
竜に変身したりする。
力が強い。
「私が恐ろしくないのか?」
「すまん月夜、また壊してしまった。」
ドラゴンフォース
身体能力や代謝機能が大幅に上昇する。
チ・カーン
♂ 32歳
凄腕のキーパーをやっていたおっさん
今は女の子のおしりを鷲掴みにするのに命を賭けている
「この尻は頂いていく!チーム再興の為に!」
黒龍魔神ヤマタノオロチ ♂ 38
いい台詞(クサイ台詞)を考え、呟き、メモを取り、にやけているヒゲずら親父。だが八魔神の長。
アマテラスに一目惚れ。以降アマの前でクサイ告白ばかりしている。
フォースはドラゴン。最強の身体能力を誇る
「覚悟しろ!コイツを食らう覚悟をな!」
銀氷魔神シラヌイ ♀ 25歳
八魔神の一人である女性。精神年齢は八人の中で一番高くオロチの秘書的な役割をしている。
性格は至って普通で八人の中で一番目立たない存在の突っ込み役。本人はたまに目立とうとギャグを言うが辺りを凍り付かせる。
フォースの属性も氷と目立たず。
「みなさん、静かにしてください。」
クセンダヨ・ガッコクンナー ♀ 13歳
キメンダヨ・ガッコクンナーの妹
成績優秀、スポーツ万能、その上明るく容姿端麗なためみんなから好かれている
キメンダヨが兄である事を恥じており、なんとか隠そうと必死である
「学校では話し掛けないでって言ったでしょ!」
うまい坊
♂ 8歳
駄菓子を常備しているデブガキ
駄菓子が無くなると薬を欲しがるジャンキーみたいになり手がつけられなくなる
「うん〜まぁぁぁいぃぃぃぃっ!!!」
「喰ワセロォォッ!!!!」
ナルシス・トーン ♂
帝国真四天王の一人にして究極の自分大好き男。
自分より美しいものは認めず、一瞬でも美しいと思ってしまったものはどんな手を使ってでも排除しようとする。
この手のキャラの法則に漏れず、汚い手をよく使うが、自分の使う手は心から美しいと思っている。
「私より美しいものなど…」
「傷をォ…傷をつけましたねェェエェ!!!私のこの美しい顔に傷をォォオォ!!!ヨクモ…ヨクモデェェエェス!!!」
関連:セガサ・ターン
ついでに帝国って何よ?って感じたんでルーカスのいた国考えてみた。
ゴルアネス帝国
ダマクスの隣国で、ダマクスとは不可侵条約を結んでいる。
表向きはダマクスとあまり変わらない感じの国だが、平時から人体実験を行っているという噂が絶えない。
あとダマクスとの国境の一部が綱引きによって決まったりする。ルーカスがロナウドの友人だったり徴兵されたりしたのはそのせい。
ダマクスブレイク
昔々とーんと昔にエロい人が予言した世界が崩壊する日の事
その頃はダマクス王国一国だけだったのでこう名付けられた
巫全員がダマクス王国領内にあるダマクス温泉に入れば何とかなるらしいが
ダマクス温泉
ダマクス王国領内の何処かにある幻の混浴温泉
誰かダマクス温泉説明の続き頼む↓
だが断る
ジュン・マツオ ♂ 14歳
コージ・ムラカミの同級生。俳句が趣味
「ムラカミの
ズラがとれたら
もう夏だ」
ここで意外と救いようがないペリッパーさんの登場だ
723 :
722:2006/10/27(金) 23:28:55 ID:1nPIZru6
誤爆だ、気にすんな!
どこの誤爆だー!!(ガビーン
ペリッパーさん
意外と救いようがない。
「誤爆だ、気にすんな!」
こうですか?わかりません(><)
なんてこった
無敵要塞都市 サント・オカ・アイーショー
エヌエチケキョイク帝国の首都
長いトンネル以外に入り口がない
>>686 悪役は悪いことしなきゃ。倒す理由が無くなっちゃう
設定ですでに死んでるってキャラも多かったし
フハハは神霊刀持ってたし、マリアンも死ぬことが決まってた。
でもマリアン好きだったな。
イース編のダークな感じが好きだなぁ
バット・バードレス ♂ 29歳
アークウェイ王国軍最強の男。その強さはフリーデンの民間人に匹敵するほどだと言われている
729 :
猫魔王:2006/10/28(土) 19:27:38 ID:dup0bXPm
ダークア「解毒薬はたしかに本物でした。ですが、」
魔王「この毒の構成成分の半分しか消すことが出来なかった」
ダークア「…はい、しかも未知の毒なので有効な薬もありませんし……恐らく、アマテラスが残り半分の薬を持っていると思われます」
魔王「………」
乱れたロディの髪を整えて、近くの椅子に座る。
ロディ「はっ……はっ……はっ……」
見下ろす先には懸命に呼吸を繰り返すロディの姿。
意識は無い、真っ白いシーツと真っ白い掛け布団に包まれたロディの姿は死人のようだった。
―――もともとロディは都市外れの、小さな町の暮らしだった。
出会いの切っ掛けは、まだ私が魔王になる前、魔神クラスの頃に上の者の命令でその町を調査しに行った時のことだった。
なぜ―――そのような無意味な所に行かされたのか、その時点ではわからなかった。
730 :
猫魔王:2006/10/28(土) 19:30:53 ID:dup0bXPm
「……ひどい有様だな」
小さいながらその町は裕福で活気に満ちていると聞いていたが、それとは全くかけ離れていた。
「なんでも、サルダーマンと魔王との戦いに巻き込まれたとか。結果は魔王の勝ちでしたが…」
まるで台風が過ぎ去った後かのような光景、吹き飛んだ建物の屋根、傍に転がるガレキや肉片が物事の凄まじさを物語っていた。
「指令は、この状況から考えられる現在の魔王の能力を推察し報告すること。ですよ」
「わかってるさダークア。しかしこうメチャクチャだと推察すらまともに出来ないな…」
「…たしかに、捏ち上げますか?」
「そうするしかないだろ、一応調査した痕跡くらいは残しておくか」
あたりのガレキを転がしたり、書き掛けの報告書をわざと丸めて投げ捨てたり、延々と焼け続ける木などを見て回る。
ほんとに見る影もない。この辺りは春と夏を交互に繰り返す気候であったはずなのに、今では雪が降っていた。――半年もすればここは死の大地へと生まれ変わるだろう。
「ん?」
「?、どうしたんですか?」
「あの家だけ、形が残ってる」
ふと、目の端に捉えたのはボロボロになりながらも原型を残した民家だった。
なにかそこにあるのだろうか、私は無意識に歩調を速めた。
「っどうしたんですか」
「いや、なんとなくあの家が気になってな…」
コンパスの違いでダークアは駆け足気味についてきて、すぐに私の不可解な行動を問い詰める。
私も自然に感じたことを口にすると、いつのまにかその家の前に着いていた。
「中、入ってみる」
「はぁ…物好きですねぇ、……ボクは外で待っときます」
「中は意外と綺麗だな」
綺麗と言っても周りの状況と比べると、なわけで普通に考えれば大地震に見舞われたように散らかっている。
玄関を抜けてすぐの扉をこじ開けて中に入る。
ちゃんと四本の足で立つテーブル、倒れた椅子。
そして死体、見事に上からのガレキで上半身が潰れていた。僅かに見えるエプロンとフレアスカートが、その人の生前の暮らしを容易に想像させた。
「……死んでしまえばただの肉の塊だ」
さっきまでこれ以上な物を見てきていたために、別段感情が動くわけではなかった。
「まったく、どうかしている。ここに何があるというのだ…」
自分でも不思議な行動に一人ごちて、きびすを返して外に出ようとする、が。
731 :
猫魔王:2006/10/28(土) 19:32:46 ID:dup0bXPm
微かに、何処かで潜むように息をするのが聞こえた。もちろん自分でもダークアでもない誰かの。
「………」
なぜか、つられて自分も息を潜める。そして耳を澄ませてソイツの場所を捜し出す。だがこれだけ小さいとどちらの耳から入ったのかもわからない。
閉じた目を開き辺りを見渡す。そして気が付いた。
さっきの死体の近くには赤レンガで作られた暖炉があった。春と夏を繰り返すこの地方には、いらないだろうと思いながらも近づく。
「………ビンゴ…」
暗くてよくは見えなかったが小さい足が僅かに見えた。小声で呟き、そっと近づく。
「みつけたァ!!」
一息に足を掴みひっぱり出す。
「うはひゃ!?」
逆さ釣りの状態で自分と同じ目の高さまで持ち上げる。意味不明な言葉を発して出てきたのは小さな女の子だった。
「おぉ、やっぱり子供か…てっ!?」
「放せっこのっ!」
「いてっ、ててっ!ちょっとま…ぶっ!」
「放せ放せ!!」
「こひょ、クヒョガキ!はひゃを掴むなはひゃをっ!!」
「はなっ……痛っ!? いきなり放すなぁ!?」
「……注文が多いぞ、まるでどこかの誰かさんのようだ…」
少女を見下ろし誰にも聞こえない声で小さく愚痴る。
後ろの方でくしゃみが聞こえた。ような気がした。「さて…」
ハンカチを取出し、ススだらけの少女の顔を拭く。
「うわ、な、なにすんのっ!?」
私の手を払い除けようとするが頭を動かすが、むりやり片手で固定する。
「ほら、目瞑っときな、じゃないと目ん玉に指突っ込んで刳り貫いちゃうぞ」
「ぅ……」
ソフト恐喝で言うことを聞かせて服の汚れも叩き落とす。
逆さ釣りから落下まで元気だった少女はいきなり元気を無くして俯いていた。
…多分となりの母親だった物を見てそうなったのだろう。
私は少女の頭に手を置いてしゃがみこむ。
「名前は?」
「………ロディ」
ロディは少し戸惑う素振りを見せた後、目を合わさず自分の名前をつぶやいた。
「お姉ちゃんは…?」
「私?」
「…名前」
「…あぁ、名前か。私の名前はな―――――」
その後、事はとんとん拍子に進んだ。
ダークアを呼んだ後、身寄りのないロディは合意の上でに私達とついていくことになった。
昔から明るく振る舞っていたが、自分の部屋で声を殺して泣いていたロディを私は知っている。
今思えば、この子は私についてくるべきじゃなかったのかもしれない。だって、この子は私と違ってなんら変わりの無い女の子なのだから。
ダークア「魔王様…、淑子が帰ってきたみたいです」
魔王「そうか」
――そうだ、この事が終ったらロディを解放してやることにしよう。
ヤーン「おお、ゾンビが止まった。」
イエジ「う…俺は…ゾンビが…止まった…?」
ロディ「イエジさん、気がついたんですね。ゾンビは止まりましたよ。
でも…もっとやばい状況かも…」
イエジ「なに?」
ヤーン「かくかくしかじかの一騎当千のあーだこーだで絶体絶命の八方塞がりだわ」
イエジ「確かにひどい状況だ…」
アース「…動けない気分はどうだ?ん…?」
イース「…」
アース「だんまりか…まあいい…もう一度聞こう…イースよ……私と一緒に来い。闇がお前を呼んでいる…」
イース「…ペッ!」
顎に右手を添えながら話しかけていたアースの顔にに唾を吐きかけてやった。
今、出来る限りで最大の拒絶の意思表示だった。
アース「やれやれ…困った妹だ…」
闇巫女「そうですねぇ。まあいいでしょう。自我は保てなくなってしまいますがマリアンさんの時みたいにやってしまいましょうか。」
アース「そうだな。失望したぞイース。お前ならわかると思ったのだがな…」
イース「…何を…気だ…?」
アース「フッ…」
闇巫女「大丈夫、痛みも苦しみもありません…心も身体もすべてこの手で浄化して差し上げます。」
イース「!?」
闇の巫女がそう言った瞬間、横たわっていた地面が漆黒の闇を思わせる沼のように変化した。
飲み込まれてゆく自由のきかない身体…今までに感じたことの無い不快な感触に蝕まれてゆく。
アース「なあに…またすぐに逢えるさ…
もっとも…その時は私の忠実な部下に生まれ変わっているだろうが。フッ…フハハハハ…ハー
沼に沈むにつれて意識も薄れていく…アースの笑い声も聞こえない…
すみません…父上…必死で磨いてきた我が剣技も…奴には…
「剣に心をのせろ…今のお前ならできる筈だ…」
薄れゆく意識の中…懐かしい声が聞こえた気がした…
バス「ね…姐さんっ!」
ポチ「お前の相手は」
バス「うるさい凍ってろ!」
ポチ「へ?」
カチン
ひゅるる…カシャーン!
闇巫女「きゃー!ポチー!」
空中でバスの放った氷のねこフォースで瞬間冷凍されたポチは、重力によって地面と激突し、ガラス細工のように粉々になった。
バス「こんのォォオォ!」
アース「フン…寝てろ…大斬撃・闇牡丹!」
ギャン!
バス「ぐあっ!?チクショウ…」
ひゅるる…ズズン…!
怒りに任せ、アースへと突撃するバス。しかし、アースの放った闇の波動に撃ち落とされる。
闇巫女「ちょっとアースさん!」
アース「あの程度では死なんさ…今回殺したのはあの廃屋に居た輩数名のみだ…あの二人組も我が下僕とするに足りる存在なのでな。」
闇巫女「お、それはなかなかにぎやかになりそうでたのしみです。
あ、そろそろイースさんができあがりますよー。」
………
アース「まだか?」
闇巫女「あれ?」
ゴポッ…
イース「…」
少し遅れて闇の沼から浮かび上がり、起き上がるイース。
アース「イース…ふ…フハハハハ…ハーッハッハッハ!」
アース「素晴らしい…また共に剣を振るおうではないか!」
闇巫女「アースさん!」
アース「何だ?邪魔をしないでくれ…今は妹の」
アースが、闇の沼で生まれ変わったイースに歩み寄ってゆく途中で闇の巫女に声をかけられ、振り返った瞬間だった。
ザ ン ッ !
アース「な…に…」
肩から脇腹にかけて灼熱が走る。久しく味わっていない感覚にアースの意識は一瞬途切れた。
イース「出来た…」
アース「何…?」
よろよろとあとずさりながら見た妹の目…そこには一点の曇りもない…
在りし日の剣聖…父、ファルスの目、そのものだった。
闇巫女「アースさん、そのキズでは…今回はひきますよ!」
アース「残念だが…そのようだ…」
イース「待て…!勝負は…だ…」
アース「心剣を会得したとはいえ…お前もそれでは満足に闘えまい…また逢おう…次は容赦せん…」
アースと闇の巫女は闇に飲まれるようにして消えた。
イース「待…て…」
テラワロス・フイター ♂ 23
笑い上戸の旅人。ちょっと面白い事を言うと大体笑ってくれる。
すべった奴には厳しい。
「ブフォッ!○○(飲み物)噴いたじゃねぇかwwwww」
「流石の俺もそれは無いわ。それ、面白いと思ってんの?」
スレンド・サーミッション ♂ 40歳
アークウェイ王国の軍師。自国の被害を最小限に抑えて上手く負ける手腕には定評がある
「戦略的後退だ」
ラベンダー・パープル
♀ 12歳
全てを夢落ちにすることができるある意味無敵のフォース「ドリームフォース」を持つ少女
「ランッランララランランラン♪」
幻霧山
濃い霧のせいで山頂が見えない秘境の山
上の方は竜の繁殖地になっているという言い伝えがある
ロコ・コシン・ハーツ ♀
星守神社の住人その3にして心のフォースを司る巫女。やはりイレギュラー。
星読は中背、ファラツィスカは長身で共にナイスバディなのに対し、自分だけちっこくて幼児体型なのを気にしている。
また、飛び道具とトラップの扱いに長ける。
星読には従順だがファラツィスカに対しては反抗的。
本気になると口調が変わる。
「きんにくばかのくせにー!」
「ふぉーすだんをくらえー!」
「少し黙れ…誰が喋っていいと言った?」
キンチョールのおじきを探し始めること数分。見つけるのに、そう時間はかからなかった。
キンチョール「また来おったか。何度来ようが仲間を連れて来ようがワシを捕える事は不可能だというに…
よし、今日からお前の名前はおおおお、お前はかかかかじゃ!」
名前変え宣言をするおじき。
スー「バカ言ってんじゃないわよ!」
怒鳴るスー。
イース「フッ…やってみろ…」
右手の人差し指でキンチョールのおじきを招く挑発をするイース。
キンチョール「ワシを甘く見るなよ?新顔。トェェエイ!」
ああああ達とキンチョールのおじきの三度目の戦いの火蓋が切って落とされた。
GJ
キサマノフ ♂ 25歳
リッチマン家の奴隷
その巨体に恥じない怪力を誇るが、知能の発達に遅れがあるため長い間買い手がつかず、奴隷商人からも厄介者扱いされていたところを不憫に思ったセレブが購入した
「あう、うあぁ〜」
ダマクス城
ご存じバンボーの実家である解放感溢れる広々とした城。
初代ダマクス国王によって建てられてから増改築なんかが行われるたびに天井が高くなっている。
完成当初、初代国王が「天井低くね?」と言ったので、慌てて直したというのは有名なエピソードである。
パール・ディア 見た目18
時を司るフォースの巫女。イレギュラー巫女である。
以前は他の巫女同様、星守神社に住んでいたが今は各地を放浪している。
ウォルターとは恋仲であった。現在でも割りと仲がよくパールはまだウォルターのコトが好きである。
なのでウォルターの願い(死ぬこと)を叶えようと色々がんばっている。
外見はとっつき易そうな少女。
「ダマクスブレイク……使えるかもッ!」
「ウォルターが死ぬんだったら私も死ぬッ!」
時のフォース使われちまちまったか
メタモルスライモ
獲物が一番厄介に感じたものに変態するスライモ
「うん、またなんだ。」
メアリー ♀? 12歳?
骨だけの少女。
一緒に遊びたがったり謎めいた言葉を言って消えたり
花輪をつくって頭にかぶったり他人にかぶせたり
ただの通行人だったりと怪しい少女。
フリフリのワンピースとサラサラの金髪が可愛い。
「クスクス…こわーいひとがいるから気をつけてね。」
「あなたとはもう遊んであげない」
キューブ・ウライト ♂ 48歳
ダマクス王国の科学者
元々はエスシェンセ公国の王立大学教授であったが、10年前に国から依頼されたとある研究の研究費用を着服した上にその全てをギャンブルでスってしまい、自暴自棄になって酒場で国家機密だったその研究内容を大声で喋りまくり、見事国外追放となった
「男は黙って一点買いだ!」
「おたくの家の壁薄いんと違う?」
紫煙魔神ツクヨミ ♂ 29歳
アマテラスに勝るとも劣らず身長の低い八魔神の一角。何故か動物や子供に好かれる。
フォースは毒である。
「イザナギ!オレの近くに来るなッ!オレが小さく見えるだろ?」
スヨギワ・クラナモンデイ ♂ 24歳
アークウェイ王国軍最弱の男。それはもう壊滅的な弱さ。筆舌に尽くし難い弱さ。想像を絶する弱さ。世界遺産級の弱さ。ヘタすりゃシクラにも負ける弱さ。もう弱いを通り越して面白い
「ぐわっ無念!」
ムサイ族
モツゴロウサバンナに昔から住んでいる戦闘民族
何かむさい
ブーン
♂ 22
身長二メートル以上はあるムサイ族最強の男
ムキムキな筋肉を思う存分見てくれと言わんばかりにふんどし一丁なのがかなりむさい
更に彼が走る姿はもの凄くむさいらしい
「戦士の力だ」
「な……!」
名前変えおじさんは逃げ出した!
スー「どうする? 狭い路地だとこちらが不利だけど」
イース「だが、追いかけるしかないだろうな」
手早く意見をまとめると、二人は後を追って駆け出した。
数分後。
スー「ハァ……ハァ……ま、また見失った……?」
イース「なるほど、これは確定だな」
辺りにはつい先程まで追いかけていたはずの名前変えおじさんの姿は無い。
イース「取り敢えず一旦休憩だ。すぐに追いかけられるように息だけでも整えておけ」
スー「ハァ……わ、わかったわ」
スーがその辺の壁に寄りかかる。と、
おじき「よし、今日からお前の名前はおおおおじゃ!」
おおおお「な……」
突然現れたおじさんが、おおおおの体に触れた。
おおおお「ちょっ、待ちなさい!」
おじき「待てといわれて待つ間抜けなぞおらんよ」
おおおおが捕まえようとするが、その姿は消え始めていた。そう、二人の目の前で、体が消えているのだ。
イース「――今だ!」
752 :
2/2:2006/11/01(水) 21:51:16 ID:ra6nD3lB
ああああ「ギガ……なんだって?」
ええええ「ギガミエナーイです。不自然なところで見失うのは多分そのモンスターを使っているからだと思います」
孔明曰く、それは風景に溶け込む能力を持ち、その姿を確認するのは非常に難しいのだという。
ええええ「ですが、火を見ると卒倒して姿を現すらしいです。ですから……」
おおおお「私達がおびき寄せるのね。おとりになるにはまだ名前を変えられていない人じゃないと無理そうだし」
ええええ「はい。そうしておびき寄せたら……」
ああああ「コイツを食らえ!」
ああああの剣から炎がほどばし……らないので火炎瓶で代用。
「ギガガガガギガガミエナーイ・・・ミエミエナーイ!」
そのモンスターはひとしきり叫んだあと、泡をふいて動かなくなった。
「……ふう、散々だったな」
ロナウドが呟く。結局あの後名前を戻してもらったのだが、何故か異常に怒っているスーをなだめるのに数時間を要した。
「まあこれで先に進めますね」
「そのことなんだが、少しいいか?」
イースが口を開く。予想以上に真剣な顔つきで。
「最近、この辺で私の探している男に似た奴を見かけた、という話を聞いたのでな。出来れば少しの間同行させてもらいたい」
「ええ、構わないわ」
イースの言葉に、スーが即答する。
「まあ戦力は多い方がいいしね。ということで、後で手合わせしない?前よりは強くなったと思うんだけど?」
「フッ……いいだろう。ついでにお前達の剣の腕も見せてもらおうか」
「まあ私も練習はしてますからね。そう簡単にはやられませんよ」
「どうでもいいですけど、今日の夜が神殿が移動する周期らしいですよ?」
「……急ぐか」
「ですね……」
「手合わせはまた今度だな……」
みんな素直だった。
in風の神殿
「しばらく見ないうちに強くなったじゃない? やっぱり私の教え方が上手だったからかな」
「そうね、素晴らしいスパルタ教育だったけど……感謝くらいはしてあげる。まあ、フェアなやり方じゃあなかったけれど勘弁してよね」
神殿の中では、風の巫女―ミカ・ランジェロが地に伏していた。傍らには巫女の首筋に獲物を突きつける女が一人。
「出来ればもう少しお話したいんだけどなぁ……?」
「お断り。邪魔が入る前に片付けさせてもらうわ」
もぐもぐ……
「ところでいま緊急連絡が入ったの。シンがやられたの」
「あらあら、物騒な話ねえ」
二人の様子を静観していた二人の女性が、まるで世間話をするかのように会話を始める。
「それで、死因はなんなのかしら?」
一人は不思議な格好をした、穏やかな女性―クローディア・トルチチェルカ。
「道連れなの。自爆テロなの」
もう一人はうさぎの耳のようなかざりの付いた黒いローブを着た少女―ベク・シレピェ。
「まあ怖い。こんな世界情勢が大変なときに自爆テロなんて不謹慎ね。ベクもシアも夜道の一人歩きは気をつけないとダメよ?」
もぐもぐ……
「夜道のほうが安全なの。むしろこの場合フローシアは現在進行形でピンチなの」
内容の割に、二人の口調は穏やかだ。この二組が同じ場所で話をしているのはいささか滑稽ではあるが。
「問題ないわ。こいつに自爆なんて選択肢は無いもの」
確証に満ちた口調で彼女―フローシア・クレシェンドは続ける。
「巫女の後継者……候補者に私が含まれる以上はね」
「ほう……でかくなったな小娘。この師匠に向かってコイツ呼ばわりなんて」
もぐもぐ……
「そうね。まあもうすぐ死ぬんだから細かいことは気にしなくていいんじゃない?」
口調はそのまま、表情も一切崩さずにさらりと言ってのける。それもそのはず、今の二人の関係は師弟のそれではなく、死刑執行人と受刑者のそれなのだから。
「いやぁ、死ぬときくらい気持ちよく死にたいじゃない?あんまりぐだぐだなの好きじゃないし」
もぐもぐ……
「それもそうね。最後にひとつ、なにか言いたいことはあるかしら?」
もぐもぐ……
「出来れば夕日に向かって二人で叫びたいんだけど。見よ、東○は赤く燃えている!みたいな」
もぐもぐ……
「今は早朝だから半日後じゃない。却下。というかそれは朝焼けに向かってやることだし。後ちょっと待って」
フローシアが振り返ると、いつからいたのか見知らぬおじさんがラザニアをほおばっていた。
「さっきからうるさいのだけど、あなたは何者?」
「おかわり」
「……ふざけていると命の保障はないけど?」
「 お か わ り 」
「……」
「 お か わ り 」
「……クローディアさん、そいつをどうにかして」
「はいはい。ベク、手伝ってちょうだいね」
「任せるの」
そういって二人は、どこから準備したのか小麦粉や牛乳などをテーブルに広げ始めた。
「……なんとなくやりたいことは解るんだけど、何をする気なの?」
「はい、ラザニアのおかわりを作ろうかと思いまして」
「パスタなんて餅と大差ないの」
いつのまにかベクがラザニア(生パスタ)を作り終えていた。
「あらお上手ねえ。じゃあこれは茹でておくから次はミートソースをお願いできるかしら」
意外と普通に料理は続く。……ここまでは。
「ミートソース……赤色……さっきの血でいいの」
「違う! ミートソースの赤いのはトマトなの! というかさっきのって何!?」
「あっ」
「…クローディアさん、どうかしたんですか?」
「申し訳御座いません。ちょっと手が滑ってカリを混入させてしまいました」
「 入 れ な い で く だ さ い ! なんで食塩と青酸カリを間違うんですか!?」
『ゔぁあ゙あ゙あぁっぁ゙あぁあ゙ぁぁぁ!』
「とれたてなの。鮮度が命なの」
『も゙ゔ僕達を、放ってお゙いてくれぇぇ゙ぇ゙ぇ゙ぇぇ゙ぇ゙ぇぇ゙ぇ!』
「駄目!どこから採ってきたのよそんな怪しいトマト! もういい、私がやるわ!
ミートソースはにんにくとオイル等で野菜、肉を炒める。いい色になったら赤ワインを入れて煮詰める。
それからトマトの水煮と水を加えてじっくり煮込む、このときアクはきちんと取り除くこと。
ホワイトソースはバターで小麦粉を炒め、火からおろして牛乳を半量加える。
十分に混ざったのを確認したら残りを加えながら弱火で煮詰める。
あと時間があったら茹で上がったラザニアの表面の水分を取って準備しておくといいわ。
耐熱皿にミートソース、ホワイトソース、ラザニアの順番に何層も重ねて上にはチーズをかける。
後は焦げ目がつくまで焼けば完成。細かい調味料は省略、本格的に作りたい人は自分で調べて頂戴!」
異様にてきぱきと料理を進める。もはや彼女に周囲の状況など見えてはいなかった。
「巫女様、お怪我の方は……?」
「ええ、なんとか」
ふと聞こえてきた声に気付いたクローディアの視線の先で、ラザニアおじさんが巫女の手当てをしていた。その傍らには見知らぬ少女の姿も。
「シア、あれを見て」
「なんですか、今もうすぐ焼きあがるとこr……」
救助完了。
「いやいや、まさかここまでうまくいくとは流石に思っていなかったんだが」
ラザニアおじさんが着ている服を脱ぎ捨てると、東洋の忍者のような服装の男が姿を現した。
「まあ、シアは意外とバカですからねぇ」
「同意なの」
「そこ、黙れ」
「一応、ヨダカとだけ名乗っておこう」
「クローディアで御座います。以後お見知りおきを。あ、これお近づきのしるしということで」
クローディアが菓子折りを差し出す。ヨダカはそれを受け取ると、そのままクズハに手渡した。
「毒の種類は?」
「青酸カリですね」
作戦失敗。
「こちらとしては、巫女は動けない、こいつは巫女を守らないといけない。出来れば一対一で勝負させてもらいたいのだが、どうかね?」
「問題ないの。元々私は監視役に過ぎないの。むしろその方が助かるの」
ベクがクローディアの方を向く。
「まあ、私は毒殺専門ですから〜えっとシア、お願いね」
クローディアはフローシアの方を向く。
「……こうあからさまに押し付けられると怒る気も無くなるわね」
「女子が相手というのは少々気が引けるが、敵であることに変わりはないのでな。では…参る!」
「悪いけど、見た目で判断すると巫女の二の舞になるわよ。はあぁぁぁ!」
二人がそれぞれ武器を構えて駆け出す。と、
「のわぁっ!」
「そこ穴あいてるから注意するといいの」
フローシアが穴にはまる。あまりに唐突過ぎてヨダカは何が起こったのか理解できなかった。
「古来より伝わる伝統の竹やりも完備なの」
「はぁ、はぁ…後で殺すわ」
「……( ゚д゚ )」
仕切り直し。
「はぁっ!」
ヨダカが短刀を振る。しかしその斬撃は笛によって流される。すぐさま反撃に出ようとするがまた打ち返される。
二人は激しく打ち合う。一見すると互角だが、速さにおいて僅かながらヨダカが優勢か。
「悪いが、君の動きでは私には敵わないな。君には何より速さが足りない!」
「たいした自信だけど、油断してると怪我するわよ」
瞬間、振り下ろされた短刀が空高く打ち上げられる。
「バカな…」
「例えば野球だと、150km/hで動ける人間なんていない。でも読みが正しければそれ以上の速さの球でさえ打ち取れる」
短刀は、そのまま穴の中へ。
「この位なら相手の動きを誘ってやれば、造作も無い事よ」
そのまま笛がヨダカの胸に突き刺さろうとした、その時、
「ワケわかんねぇ! とりあえず吹っ飛びやがれ!」」
人の背丈より巨大な炎の塊が二人に向かってきた。
「はぁ…今日はやけに、来客の多い日ね…」
ロナウド達が風の神殿につくと、予想よりも大勢の人間がいた。
傷を負っている女と手当てしている女。
仲良く談笑している歳の離れた姉妹のような二人組。
そして、ひたすら打ち合っている二人。
「あれ、なんでしょうか?」
「巫女いや、なんか様子がおかしいです」
「ワケわかんねぇ」
「嘘……ミカがやられてる……?巫女の力に守られてるはずなのに何故!?」
スーが動揺している。信じられないものを見ているかのような表情さえ浮かんでいた。
「つまり、あそこの戦ってる二人のどっちかは敵ってことよね?」
パティの呟きに、黙って様子を見ていたイースが口を開いた。
「大丈夫だ、少なくともあの男は敵じゃない」
「そうなんですか……って、ちょっと! 助けないとまずいですよ!」
タブンが叫ぶ。つい先程まで優勢だった男がやられそうになっている。
「なんでいきなり……あーもうワケわかんねぇ! とりあえず吹っ飛びやがれ!」
ロナウドが放った炎は、しかしいとも簡単に受け止められる。その手の中には黒い石が。
「流石に相手が多すぎるんだけど、どうする?」
「役者は揃ったの。当初の目的は達成したしパーティの準備があるから一旦帰るの」
敵が撤退準備を始める。だが当然逃がすつもりはない。
「無理よ。この状況で逃がす訳無いでしょ! エターナルフォースブリザード!」
スーが冷気を放つが、それさえも受け止められる。だがその間にロナウドとタブンが回り込んでいた。
「あらあら、囲まれてしまいました〜」
「質問に答えろ!何者だアンタ達は、何が目的だ!」
「答える必要はないの」
少女が指を鳴らすと、地面が大きく揺れ、地中から”それ”は現れた。
「グオオオォォォォォォオオオオン!」
「うわぁ…」
「でけえしごついしワケわかんねぇ!」
「ギガースアーマーなの。時間を稼ぐくらい、余裕なの」
「…あんなのいるなら最初から私が戦う必要なんてないじゃない」
心底恨めしそうに呟くが、無視。
「ちなみに中には誰が入っているんですか?」
「中ノ人ナドイナイッ!!」
「カントクなの。昔は凄かったのに最近クビになって収入が無いから仕方ないの。不景気が悪いの」
「中ノ人ナドイナイッ!! イナイッツッテンダロガァァ!」
こっちの世界も、いろいろと大変らしい。
以前諸事情で書いてあった部分まで無理やり投下。なんかいろいろ飛ばしすぎてすまない…オrz
GJです。
久しぶりにスレ覗いたついでに投下
すぺりおる魂 モンスター
この世の者ではない亡者。
すさまじい怨念のパワーで攻撃してくる。
「いつだってすぺりおーる!!」
中々のGJだが最近キャラが多過ぎて把握できない…
ゲベルトケルカッツァベス
ゲベルトケルカッツァの亜種
心なしか強くなっている
ぶちゲベルトケルカッツァ
ぶち模様のゲベルトケルカッツァ
ゲベルトケルカッツァゾンビ
腐乱臭
>>759 大丈夫、敵役の人たちは所詮やられ役だからそのうちs(省略されました)
どうなってんだかワケ分かんねかった…
三回くらい読んでやっと理解できた…
GJ!
アッラー・シーサマー 性別年齢不詳
ゲサロのコテハン。糞スレに一言だけ煽りを入れてすぐスレを去る
現在は行方不明
「氏ねやコラァー!!!!
氏ねやコラァー!!!!
死 ね や コ ラ ァ ー ! ! ! !」
763 :
猫魔王:2006/11/02(木) 17:04:56 ID:4ObhPOsl
魔王「……さて、淑子が預かった手紙には『正々堂々と勝負』と書いてあったはずなのだが…」
魔王の眼前に広がる三つの影、そのどれもが魔神クラスのフォースを纏い。
そのどれもが敵意の籠もった眼差しで魔王を睨んでいた。
アマテラス「えぇ、だ・か・ら正々堂々三対一で勝負です。仮にも魔王様なのですから…私達三人じゃないと張り合えないじゃないですか♪」
魔王「………よく言う」
魔王はフッと嘲笑し、リラックスしてるようにも見える構えを取る。
アマテラス「あ、その前に! この子はうちの後輩、雷魔神サンガよろしくね」
一方、アマテラスは黄色と黒の東洋風の鎧で全身を覆った仲間をベタベタ触りながら魔王に紹介する。
――八魔神の特徴は二つ名に色が付いていることである。サンガは八魔神ではなくアマテラス直々の部下といった所だろう。
スサノオ「姉さん……緊張感って物がないのか…?」
アマテラス「ちょあっ!」
スサノオ「いてっ!?」
アマテラス「人前では名前では呼ぶこと」
スサノオ「…わかりましたよ。アマテラスさん」
アマテラス「よしよ〜し、いい子いい子♪」
スサノオ「あっ、ちょ、アマテラスさん!やめてください!」
アマテラスは注意を素直に従うスサノオを空中に浮遊して頭を撫でる。
端から見れば本当に意味不明なパーティである。外見子供な28歳、そんなロリ顔な姉を持つ老け顔の弟、無口な鎧……。
764 :
猫魔王:2006/11/02(木) 17:07:04 ID:4ObhPOsl
魔王「……もう、始めていいのか?」
あまりに平和な光景に魔王は眉間に加えていた力を抜いて、アマテラス達に律儀に質問する。
アマテラス「あ、ごめんなさ〜い!、じゃあ、この解毒剤……」
ハッと我に返りアマテラスは魔王にに深々と頭を下げてから、ポケットに手をやって小瓶を取り出す。
アマテラス「あむっ……ゴクッ」
そしてそれを口に含み、一気に飲み込む。
この予想外な行動にスサノオも変な声をだす。サンガはギラリと光る目でチラッと見ただけだが。
アマテラス「まずっ……」
当然だ。
アマテラスは片手でサンガにもたれかかり、吐き気を伴った咳を繰り返す。
アマテラス「あ゙〜…、ぎも゙ちわ゙る゙っ…」
魔王「なら最初からするな……」
スサノオ「恥ずかしながら同感…」
アマテラスの行動に二人は頭を抱えてため息をつく。いまから死合いを始めるとは思えない光景だ。
アマテラス「あ゙〜…鼻がツーンってするぅ〜」
スサノオ「姉さん…大丈夫…?」
アマテラス「姉さん呼ぶなぁ〜…うぷっ…」
スサノオ「あ〜もう……タイム」
魔王「認める」
スサノオ「…ペッしなさい。ペッ」
アマテラス「ゔ〜…」
書き忘れさっきので終わり
本編、ぬこ魔王GJです!
ワクワクテカテカ
GJ!
ロディどうなっちゃうの!?
wktk
そういえばまとめの人は元気かな?最近たまってきてるから大変そうだ…
頑張ってくだしあ…
カツ・マタクニ ♂ 30代
リアクションがオーバーなプ・スマ王国の役人。
「うわーーーーーーー!!」
ビリビ・コシケーヌ ♂ 34歳
どんな危険な戦場からも無傷で生還するという伝説の傭兵
しかし、彼が戦っている姿は誰も見たことがないらしい
「命あってのモノダネだろぉ〜」
フシギダナ
背中に棚を背負ったカエルのようなモンスター。
必殺技は「書物カッター」と「ほこり粉」
可燃性でよく燃える。
「ふしぎだなぁ」
「そうだな!」
エイラ・テュウヴォー ♀ 13才
ジャギ・テュウヴォーの妹
火を見ると魔族の人格が現れる…らしい中学生。
「……へへ、久しぶりに外に出られた。この小娘は意思が強すぎて困るぜ(笑」
「久々の飯だぜ(笑」
ウーザ・スーギV世
♂ 20歳
誰もがウザいと感じる天性の才能を持つ男
斬られても、潰されても、食われても、何されても何故か復活してくる
「オ〜!!ロナウドボーイ会いたかったヨ〜☆^^」
カマセーズ
冒険者三人組。中途半端な強さ
アトラス ♂ 27歳
カマセーズのリーダー。大剣使い
エイリアス ♂ 35歳
カマセーズのメンバー。ガンマン
イヴ ♀ 11歳
カマセーズのメンバー。超能力少女
774 :
本編:2006/11/05(日) 15:37:30 ID:pnsncEst
笛と短刀、打ち合いになればどちらが砕けるかは容易に想像がつく。
「ち、客が多いっ!」
だがその担い手達は互角な戦いを繰り広げる。笛は折れず、短刀は砕けない。
だが、僅かに…僅かに笛の担い手のフローシアの方が劣勢だった。
―――もはや曲芸とも言える戦いの中、フローシアが握る黒球に異変が起こる。
ピキリ、とフローシアの手の中で小さな音が鳴る。
フローシアもそれに気付き、黒球を握る手を開く。
「ヒビ…!?」
さっきの炎を掻き消した時に力を使いすぎたのか、その球には一筋の亀裂が入っていた。
「よそ見をしてていいのかっ!!」
「ちっ…!」
「遅いっ!!」
フローシアの僅かな動揺をヨダカは見逃さない。
逆手に握られた短刀はフローシアの手の黒球を弾き飛ばす。
中に舞った黒球は、あたかもガラス細工のように砕け散る。
「もう一発ッ!!」
「くそっ!」
地鳴りさえ聞こえそうなほどの震脚と共にヨダカは肘を撃ち出す。
フローシアのガードは間に合わなかった。
肘は弾丸の如くフローシアの腹を撃ち抜き、その威力を爆発させる。
「ガッ、グ…あぁぁぁ!!」
胃の中の物が全て逆流する。強制的に肺から空気が吐き出される。
フローシアの中で凄まじい吐き気と酸欠、そして腹の激痛が巻き起こる。
「…決めさせてもらう」
ヨダカの影から何かが這いずり出る。
それは真っ黒なヨダカ、その数、三。
(ぁ…、死んだな…)
フローシアは目の端で捕らえたヨダカの殺気に、無意識に死を覚悟した。
「四つの影に捕われよ、奥義……四閃散獄…」
影とヨダカが握る四つの刀。
その刀達は時代に名を残す刀将達に作られた名刀、長船、胴田貫、虎徹、村正。
その切れ味、絶大。
775 :
本編:2006/11/05(日) 15:38:26 ID:pnsncEst
「―――終わりだ……」
飛び上がるは四人の死神。
点は線となりてフローシアに襲い掛かる。
「させないのっ!! ギガースアーマー!!」
フローシアの命のカウントダウンを止めるかのように、ギガースアーマーの豪腕が二人の間に割り込む。
「なっ――!?」
中身の無い鎧は切り刻まれ、ガシャガシャと崩れ落ちて行く。
必殺の一撃を防がれ、ヨダカの影は大気に溶けるように消えていく。
「フローシアの怪我がヒドイのっ! 速く退くのっ!」
「っさせん!」
指示を出すベクに目標を変えて、ヨダカは短刀を投合する。
短刀は吸い込まれるかのようにベクの首に飛び―――
「あ…!」
―――突き刺さる。
「ベクッ!?」
倒れこむベクにクローディアが駆け寄る。
「ベクッ!!」
「クロー…ひィア…」
突き刺さった喉元から空気がヒューヒューと漏れる。
誰が見ても致命傷だった。
「ク…ひ……ア…わひゃ……ひ……ひん…ひゃう…の…?」
声にならない声で口から血を流してベクは必死にクローディアにしがみ付く。
(もう助からない。苦しんで死ぬならいっそ…)
クローディアは、折れそうなほど細いベクの首に手を回す。
「…おやすみ…」
ゴキン
動かなくなったベクを地面に寝かせてクローディアは立ち上がる。
「フローシア! 退くわよ!」
クローディアの後ろに闇の回廊への入り口が開く。
「フローシア!」
フローシアは呼び掛けに答えずただ藻掻いていた。
「ちっ…」
クローディアはパチンと指を鳴らしてフローシアの下に回廊を開く。
ズブズブと飲み込まれていくフローシアを確認してから、クローディアも後ろの闇に飛び込む。
「ギガースアーマー!」
クローディアの呼び掛けにギガースアーマーは頭を向ける。
「狂いなさい!!」
『……グオォォォォ!!』
776 :
本編:2006/11/05(日) 15:39:40 ID:pnsncEst
闇が消えると同時にギガースアーマーの鎧が再生する。
「おいおい、なんだかスゲェワケわかんねぇ状態になってないかっ!?」
「御託は後です。来ますよ…!」
『グオォォォォ!!』
振り上げられたギガースアーマーの拳の着弾地点に立つタブンは、腰から剣を抜き放つ。
「ちょうどいい機会かも知れません。見せてあげます」
タブンは剣を前に構える。
「―――魔剣ハグルーン…その力を解放しろ…!」
――――辺りの空気が凍り付く。
魔剣が息を吹き返したかのように脈打ちはじめ、タブンと共鳴していく。
「ハッ…!!」
ニヤッとタブンが笑う。その表情は鬼のようだった。
目は真っ赤に純血し、額からは鋭利な角が皮膚を貫き生える。
「ウオォォォ!! 塵になりやがれェェェ!!」
振り下ろされた拳は、タブンの高速な剣舞の前に文字通り微塵切りにされていく。
その切り返しのスピードは、イースさえ息を呑むほどのものだった。
「消えろオォォォォォォ!!」
タブンは飛び上がり、ギガースアーマーの二の腕までも微塵にしていく。
「!、スーさん!」
圧倒的優勢だったにも関わらず、涼は何かに恐怖したようにスーの名を呼ぶ。
「わかってるわよ、エターナルフォースブリザード!!」
涼の言葉に秘められた意味に答えるべく、スーは己が必殺を繰り出す。
その目標はギガースアーマーではなくタブン!
タブンの周りの大気が瞬間で凍結し、タブンを凍り付かせる。
「スー!? なにワケわかんねぇことやってるんだよ!」
そのスーの意外な行動に、ロナウドは襟元を掴み言い咎める。
「…魔剣に飲み込まれかけてた」
「なっ!?」
「恐らく、異常な興奮状態でタブンさんの制御が効かなくなったんでしょうね…」
ロナウドの腕を叩き、スーは断片的に語る。それを涼が付け足す。
「お前達、話は後だ。コイツは少し厄介だぞ…!」
固まる三人にイースは一喝して、ギガースアーマーに振り向かせる。
『グオォォォォ!!』
そこには五体満足のギガースアーマーが地鳴りを鳴らして歩みよる姿があった。
「タブンの傷つけた後が…」
「…超高速再生」
容赦無く両の拳が叩きつけられる。
「皆、後ろに下がっとけ!」
ロナウドは叫び、スー達をさがらせる。
タブンは凍り付き、パティはさっきのベクの悲劇にショックを受けて口元を抑えて座り込んでいた。
さっきの二人も今は巫女を安全な場所へ運んでいる。
「今、前衛戦えるのは俺とイースだけみたいだ…」
「…みたいだな、遅れるなよ…?」
「……やってみる」
つづきよろ
サ・金谷さん
腕利きの剣士だが、魚をさばきたくなってしまう呪われた刀を持っている
寿司を握りたくなる鉢巻きを持っている
職人さん減ったなぁ。がんばってください。
本編、外電ワッフル
GJッ!&age
ジーニ・アス ♂ 13
言葉遣いが悪く、毒舌、自己中、ナルシ、残酷、極Sと救い様の無いほど腐った性格のアナスタシア図書館館長の少年。
しかし、その博識ぶりと美少女の様な端正な外見で、本人は望んでないにもかかわらず人にもてる。
また多少はフォースをつかえる。
「オレに教えを請うなんて三世紀早まっちゃったなッ!」
「ガキども!黙れッ!オレは子供が騒いでるのが一番嫌いなんだ!」
「分かるわけ無いよな?この腐れ脳みそ野郎」
780 :
ゲーム好き名無しさん:2006/11/06(月) 01:26:21 ID:v0W7fOvg
ディシェイド♂
性格:基本的にはクールで無口、たまにボソッと憎まれ口を言う。
幼少期に心に傷を持ち、理不尽に子供を傷つける輩には鬼の様に残酷になる
「この子が流した涙の数だけ貴様の体に絶望的な痛みを刻み込んでやる…‥」
スナソル・ジンブオーノ 男・19歳
あても無く旅を続ける若き流浪人。
面白可笑しく生きていくのがモットーな用心深い人。
1人旅は伊達では無く普段から一切の隙の無い挙動を取り
暗器と鞭を使いこなして敵対者を煙に巻く。
「僕は今という時間を満喫できれば十分。美味い話なんて興味無いね。」
「ほら、ここから見える風景・・・綺麗だろ?」
782 :
ゲーム好き名無しさん:2006/11/06(月) 04:24:44 ID:8kdgJigL
サディスティック・キンタマウロ♂×♀≒
性別は不明。過去の経歴上幾度となく不正規の性転換手術を繰り返してきており、現状どちらでいるか定かではない。
言動は支離滅裂で、もはややることなすこと予測不能。
しかし独自の魅力から国家首席クラスに取り入り、「紛争の影にキンタマウロ」と囁かれる程の影響力を持つ。
それゆえその所在を常に監視されているのだが、タレントとして全世界のバラエティ番組に
移動中も含めて24時間生出演しているため監視の意味はないとされている。
ちなみに年令や国籍などについては数年前から調査不必要事項になっている。
ゴミクーズ
冒険者五人組。半端じゃない強さ
ムーノ・ヤタクタズ ♂ 24歳
ゴミクーズのリーダー。剣士。ベジタリアン
人一倍正義感が強いが実力が伴っていない。いつも自分の力をわきまえずに巨悪に立ち向かって痛い目に会うが、本人は正義のために戦えて満足げである
「これ以上罪の無い人々を苦しめるのはやめろ!」
ジュン・タバンカ ♂ 30
ゴミクーズのメンバー。武闘家
そこそこ腕力が強いだけのDQN
「あ〜ん?テメェら何ジロジロ見てやがんだ!?ブッ殺すぞコラァー!!!」
ヘレタ・ネサケーナ ♀ 21歳
ゴミクーズのメンバー。僧侶
気が弱く臆病で優柔不断。得意技は逃げる、隠れる、命乞い
神に仕える身のくせにムーノとデキてる
「みっ見逃して!お願い命だけは…!何でもしますぅ!!」
レボイオ・ニイゾコナシ ♂ 89歳
ゴミクーズのメンバー。魔法使い
かつてはかなり高度な魔法も使えたらしいが、もうすっかりボケてしまっている
一日二回は幽体離脱する
「ところで、メシはまだかの?」
ナンジャ・クボーヤ ♂ 15歳
ゴミクーズのメンバー。弓使い
非力なため弦を引くのに精一杯でろくに狙いがつけられない。だが偶然いいところに矢が飛んで勝利をもたらすことがたまにある。味方に矢が当たることはそれ以上にある
ジュンからは奴隷扱いされている
「僕は…ここにいて役に立っているのだろうか…」
鈴鳴(すずなり) ♂ 24
真面目で気のいい侍(自称)。
冗談が通じず、自分が馬鹿にされたと感じると本気で怒る。
反応が面白いので更にいじられたりする。
「お、おまんら許さんぜよ!」
男率を下げるために投下
フェル・マータ ♀ 17
半袖で上着を胴に巻き付けている剣士。
どんなに寒くても、どんなに暑くても上着は着ないで巻いている、マイペースな性格。
剣術は並だが常人離れした運動能力で、それなりに強い。
「八階までなら大丈夫だよ!飛び降りてもッ!」
「バカって言う方がバカなのよ!バーカ!」
仕掛人 カチューシャ ♀ 18歳
上半身はフリフリのゴスロリ。
下半身はパンツ丸見えのワカメちゃんスタイルの女性。
男性に話しかけ、その男性がどんな反応をするかを見て楽しんでいる。
んでそれを賭け事にしたりする。
語尾上げしゃべりが特徴。
「あの子はぁ…目をそらす。目をそらすにぃ1000G!」
「きゃっごめんなさぁい!飲み物かかっちゃいましたぁ?」
漢は必要だよな
ブリングル・スプリングス
♂ 43歳
筋肉質な体にキューティクルなお髭がチャームポイントの謎の紳士
人が困っている時通常では考えられないところから現れて助けてくれる
「紳士淑女の皆さんごきげんよう。」
「おやおや何かお困りですかな?」
「しかし、何回斬っても再生するんじゃあどうすりゃいいんだ。ワケわかんねぇ」
「はぁ……先程の少女の言葉を思い出せ」
呆れたようにイースが言う。その言葉で何かに気付いたのか、涼が叫んだ。
「そうです!中に人がいるって……カントク?とか言う人が!」
「ちょっと待て、どう見ても中身空洞じゃねぇか!いないだろ常識的に考えて!」
「いや、今まで斬ったのは腕や足、おそらく胴体も無い……なら、頭部を狙えば!」
「中ノ人ナドイナイッ!!」
ギガースアーマーが腕を振るう。巨大な拳が直前まで彼らが立っていた位置を一瞬にして抉り取る。
「でも、アイツもいないって言ってるぞ!」
「お前はバカか!」
「Σ( ̄□ ̄||)」
「そんなことは解ってるから!いいから早く炎を打ち込みなさい!」
スーが非情にも叫ぶ。確かにそんなこと気にしている状況ではないようだ。
「あーもうわけわかんねぇおれはおれだー。とりゃー」
ロナウドが半泣きで炎を放つ、が、普通に腕で受け止められる。
「うでがこわれたー。いまだーおりゃー」
続けて放つ、が、それ以上に早く腕が再生する。
「キリがねえ……イース、あの馬鹿でかい猫はいないのか!?」
「ハリガネムシが……」
「――Acceleration」
「ハァ、ハァ、駄目だ、もう、撃てねぇ……」
ロナウドが膝をつく。動きを止める炎がなくなり、ギガースアーマーが動き始める。
「――Flight」
ギガースアーマーが腕を振り上げる。
「おいロナウド!くっ、せめて時間を稼がないと」
イースが迫ってくる腕を切り落とすために飛び上がる。
「――Boosted」
その瞬間、ギガースアーマーの頭部が消滅した。
朝早いのに寝れないからもういいや、寝ない。
続きは……なんか半端だけど任せます。
呪文誰が唱えたか問いたい。
さすがに書けないYO!
>>791 文章下手ですまぬ。一応風の巫女が無理して動いてるってことで。
あと単語の形がバラバラなのは「単調だとつまらないから」というイメージですが…
次からもちっと考えて書くから見逃して下さいorz
新しい職人さん?
GJ!
御剣 一刀 [ミツルギ イットウ] ♂ じいさん
ブレイディアをまとめる長老にして最高の鍛冶師。
前線からは身をひいているが、最強クラスの剣の使い手でもある。
つかみどころのない不思議な雰囲気漂う不思議な老人。
「ノンノンノン」
やっぱちゃんとキャラ化しとくべきかと…
キティ ♀ 十代後半〜二十代前半
通称キス魔。
敵味方男女見境無く相手の唇を奪う神出鬼没な謎の存在。
「ファーストキスはレモンの味、なんてのは嘘なんだぜ?」
ジーナ・グランマ ♀ 108歳
昔は困った人々に救いの手をさしのべるシスターであったが、ある時悪魔払いに失敗してとりつかれ、魔女になってしまった
現在は無法都市メリーシアで禁呪の研究をしている
「イーッヒッヒッヒ!」
ルーシオ「ロゼッタちゃん。こちら小田桐さん。
小田桐さん。こちらロゼッタちゃん。」
ルーシオは右手でロゼッタから鉢巻きを取り、鉢巻きを持ったまま右手でロゼッタを指し
空手の左で小田桐を指すと、簡潔すぎる紹介をする。
自分からネタを振ったのに、ドナは完全に無視。
それはルーシオにとっては今までの復讐の序曲であると同時に
一大ギャンブルであった!運命の別れ道であった!英断であったッ!
以前のドナなら、この後には必ず報復が待っていた。
ルーシオの所業の何十倍もの恐ろしい奴がだ。それにルーシオはあえて挑んだのだ。
ルーシオは空気の読めるいい子なので普段ならやらないでしょう。絶対にッ!
しかし今は違う。バンボーさんがいるんだ。だがもしかしたら……
そんな一抹の不安を抱えながらルーシオは恐る恐るドナの顔を伺う。
ドナは、そんなコトはまったく気にしてない素振りでバンボーをちらちらと覗いている。
いや気にしてないというよりは気付いてないといった感じだ。
ルーシオ「ド〜ナさん♪」
ドナ変わり身に腹を立てながらも、これは占めたものと調子に乗り、さらにワンアクション起こそうと立ち上がるルーシオ。
バサッ!
その時、布の擦れる音が港に鳴り響く。その音の主は……
ケンジ「小田桐さん!町中ではやめてほしいであります!」
バンボー「三人も女が居るんだぞ!」
バンボーとケンジは小田桐を囲み、はだけたコートを元に戻そうと掴み掛かる。
ロゼッタ「どうしたんだ?」
ルーシオ「見ない方がいいですよ!
小田桐さんは生粋の変態ですから。」
ロゼッタ「だから、なにが起こったんだ?」
小田桐に背を向け、視界を遮るようにロゼッタを覆うルーシオ。
小田桐「変態か…褒め言葉としてうけとっておこうか…」
小田桐は叫ぶ。発作的にッ!
その声の大きさに驚き、力を緩めたバンボーとケンジを、すかさず振り払い小田桐はバァァァン!とご開帳。
ドナ「……」
ドナはどさくさに紛れバンボーの背に回り込み、頬を赤らめ恥じらっている。
ルーシオ「……しらじらしい……」
その様子を横目で見ながらルーシオは鼻で笑う。普段は小田桐の裸を見て大爆笑してるのに。
今のドナさんは見てて異常に腹が立つ。そんな心境での呟きであった。
バンボー「何で脱ぐんだよ?」
ドナのせいで動けなくなったバンボーは、その場に立ち尽くし小田桐にワケを聞く。
ケンジも、その場から動かずに小田桐の答えを無言で促している。
小田桐は軽やかに、かつ鮮やかに、腰に下げているホルスターから銃を抜き、構える。
その銃口の先にいるのは……
小田桐「その狸寝入りをやめて手を上げろ!」
多分、読者の六割三毛は存在を忘れていたイナに向かって喝ッ!
一同の視線はイナに向き、暫時さっきまでの慌ただしさが嘘のように静まる。
街灯にロープで結ばれていて、顔を力なく下に向けたイナの姿が見える。
ケンジ「別に異常はないでありますが……」
ルーシオ「ただ脱ぎたかっただけでしょう。」
ロゼッタ「なっ!ストリーキングしてるのか?」
ドナ「ロゼッタちゃん表現古いね。」
バンボー「早くコート着ろよ。」
皆、口々に小田桐に不満を漏らしだす。
当の小田桐はバンボー達を、完全に無視しつつ、依然、真剣な表情でイナに銃口を向けている。
しばし、この状況が続いたが、信じていなかった一同も、
その様子を見ると、多少なりとも警戒した面持ちで、再びイナに視線を向け出す。
ルーシオ「わかりました。信じます。でも町中なので服を脱いだり、発砲したりは……」
バキューン!
ルーシオの台詞を銃声が遮った。
小田桐の放った銃弾は、イナの顔に擦ったと思わせる程、すぐ横を通過した。
その時ビクッ!とイナの背筋が伸びたのと、縄のたるみを小田桐は見逃さなかった。
小田桐「やっぱり狸寝入りか……手を挙げろ!次は本当に撃つぞ。」
その声を聞くとイナは無言でむっくりと起き上がる。縄は後ろで切れていてパラバラとイナの体から抜け落ちる。
後ろに回していた手にはナイフが握られていて銃で牽制されてなければ、スグにでもバンボー達を襲えていただろう。
ルーシオ「話は、ちゃんと聞いてください!小田桐さん!
町中で銃声はマズイなんて普通わかるでしょう。小田桐さんはもう少し常識を持って、もっと節度ある行動を……」
その様子を確認しつつも、裸の小田桐にルーシオはブツクサと小言を言い始める。
そんなルーシオを蚊帳の外に追い出し、五人は討論を始めた。
バンボー「別に逃がしてもいいんじゃないか?ナイフだけ取り上げて」
ドナ「はい!私もそう思…います!」
丁寧語に慣れないながらも、咄嗟にバンボーの意見に賛成するドナ。
ケンジ「仲間を呼ばれるでありますよ!」
小田桐「アイツ、通信機の類は持ってるのか?」
慌てながら意見するケンジとは正反対に、イナを牽制しつつ冷静な口振りで一同に質問する小田桐。
ロゼッタ「ああ。通信機はイナに持たしてある。」
ルーシオ「だいたい小田桐さんは、なんでコートのした何も着ないんですか?趣味ですか?
あと、これも前からおもってたんですが……」
質問に真剣に答えるロゼッタの横で、文句を垂れるのが楽しくなったのか頬笑みながら止まる気配なく小言を続けるルーシオ。
と、それぞれのリアクションをとりながらも警戒しイナを見据える六人。(一人は違うが…)
小田桐「とりあえず、ナイフを捨てろ!」
討論にあまり意味はなく、再びイナに小田桐は(独断で)要求をする。
イナは、一辺も考える素振りを見せず無言でユタユタゆっくりと小田桐に向かって歩きだす。もちろんナイフをにぎったまま。
小田桐「よし!撃っていいんだな…」
言うが早いか、行うのが早いか小田桐はイナに向かって銃を鳴らす。
イナ「たぁ!」
ビィーン!
銃弾がイナの間合いに入った瞬間、奇声と共に横一線にナイフを振り、イナは難なく避ける。
ケンジ「あの変態、あんなに強かったでありますか?」
ケンジは驚愕の声を洩らしながらバンボー越しにドナをみる。
ドナ「すぐ倒しちゃったから、わからない!」
まったく、ためにならない返答が即返ってくる。
ルーシオ「町中で銃は撃たないで!ってさっきも言ったでしょう。ちゃんと聞いててください。
というかまず服を……」
その横で話の腰を折るルーシオのマシンガントーク。
そしてそれを遮るように小田桐は、ルーシオの頭に空手の左をポンッ!と乗せ喋りはじめる。
小田桐「文句を言うならお前がやれ!」
ルーシオ「ゴホッ!すいません……、さっきから何回も使ってるので…ゲフッ!……無理です。
フォースなくなちゃいますよ…」
小田桐「銃は防御される……だからお前がやれ!」
さっきマデのハッスルぶりは嘘のように、わざとらしく咳払いをし、あからさまに体調悪そうに声色を沈めて喋るルーシオに、
頭に乗せていた手を強めに押しつけ、当然突っ込みを入れる小田桐。
ルーシオ「しょうがないな……我らがッ!偉大なる魔術の父……」
ルーシオは、ゆっくりと迫ってくるイナを見据え、小田桐を振り払いノリノリで詠唱を始めた。
タダでさえ14のオノコにしては高い声が、一際高くなり、弾みまでついている。
しかも右手で握りこぶしを作りバッ!と天を差し、左手を勢いよく振り回すと云うポージング付きだ。
『さっき文句を垂れていたのは、なんだったのか?』
その場に居た者からは、そんなオーラが出ている。それほどルーシオはハツラツとしているのだ。
ルーシオ「アレスター・クロウリーよッ!ソナタの偉大なる光の力を今ッ!我にあたえたまえッ!」
さきほど上げた握りこぶしの指の間からは、直視できないほどの、琥珀色にまばゆく輝く光が漏れている。
ルーシオ「いきますよ…至光玉ッ……」
さっきとは対照的に、今度は力なく、けだるそうに叫ぶと溢れる光と共に右手をイナに向ける。
狙いをつけている様子だが、ルーシオは体を前後に揺らしつつ、うつらうつらと、まばたきをしている。
それはまばたきと呼ぶにはいささか奇怪であった。なぜならば目を開けてる時間と閉じている時間の比率が、普段とは逆なのだ。
膝はカクカクと笑っている。頭は下にさがり、もはや完全に目をつぶっている。イナをターゲッティングしていた右手は今や地面を指している。
その様子はまるで『立ってるのもやっと』と言わんばかりであった。
ルーシオ「い…きま……よ」
声にならない叫びを呟くと『指の先に重りがついてんのかよ!』と突っ込みたくなる程、ゆっくりと辛そうに指を開き光を霞にする。
手の中の、まばゆい輝きの中には、さらに一際輝く琥珀色のビー玉大の球体があった。
ルーシオは手を開き、それを解き放つと、バサッ!と盛大な音と共に力なく倒れた。
ルーシオとは対照的に、琥珀色の球体は元気良く風を切りながらイナとの距離を縮めていく。
イナも、もちろん気付いている。足の動きを止め、ナイフを天にかざすように構える。
そして切ると言うよりも、叩き落とすようにナイフを振り下ろし球体を迎撃した。
ガッシャーン!
球体はナイフに当たった瞬間、澄んだ音を立て辺り一面に飛散した。
鋭く尖った何十、何百という破片は自ら放つ光を反射させ、バンボー達にイナが見えないように覆う。
その破片一つ、一つがイナを切り刻む。一瞬で琥珀色の光に赤が混じる。
飛散した破片は空気に溶けるように消え、その中心のイナをはっきりくっきりポンする。
バンボー「クッ!」
ロゼッタ「うっ!」
おもわず、顔をしかめ背けるバンボー、ロゼッタ。ドナはさらに強くバンボーにしがみ付いたがもちろん猫被りである。
そこにはさっきマデの、なまっちろい肌をしたイナは無く、
全身を赤く染め、まるで『着色料の入ったバカに気味の悪い鮮やかな色をしたウィンナー』のようなイナの姿が見えたのだ。
特にナイフをもっていた右手の損傷はヒドく、とにかくヒドく、ヒドかった。
ロゼッタ「あっ!そうだ。」
その光景と、その手前の石畳を行ったり来たりしていたロゼッタの視線だが、
何かを思い出したかのように叫ぶと、視線を石畳で、すやすやとうずくまっているこの惨劇の長に向ける。
ロゼッタ「ルーシオちゃん大丈夫か!どうしたんだ?」
ルーシオに歩み寄り、心配そうにルーシオの体を揺するロゼッタ
質問には答えず、リアクションをとらないが幸せそうに微笑しながらスースーと寝息を立てるルーシオを見てロゼッタは理解した。
ロゼッタ「……まさか…寝ているだけか?」
ケンジ「そうであります。ルーシオさんは、フォース量が極端に少なく、使い果たすと寝てしまうんであります。」
横から軽くロゼッタを払うと、よっこいしょとルーシオをおぶさりケンジは質問に答える。
バンボー「ところで、コイツはどうするんだ?」
イナを指差し一同に意見を求めるバンボー。
小田桐「ドルム達と同じだ。『教育して真人間』に戻す。」
小田桐は喋りつつも、コートからメモ用紙とペンをだし何かを書いている。
バンボー「具体的にどうするんだよ!」
小田桐「これからイナを連れて『とある場所』に行く。
直ぐ戻るが、先にチェックインしといてくれ。これは地図だ。」
小田桐は怒鳴り声を散らすバンボーを無視し、宿の地図を無理矢理渡し、イナと一緒に何処かに消えた。
バンボー「……しょうがない!行くか。」
気分を一新させるため大声を上げながら手渡された地図を見る。
その地図をみたバンボーは固まった。
ドナ「どうしたんですか?」
ケンジ「早く行くであります。寝ている子は重いであります!」
今だにバンボーの裏にしがみ付いていたドナはひょこりと顔を出し語り掛け
ケンジはルーシオを負ぶさったまま器用にバンボーから地図をとる。
ケンジ「えっと……町に入ってから……
分かったであります!」
地図を片手にケンジは先頭を行く。
ドナ「いきますよ。バンボー様。
あっロゼッタちゃんも来て!」
ロゼッタ「『ちゃん』づけはやめろ!」
バンボーの背中から離れ、ドナはケンジに付いていく。
付いていっていいのか迷いまごまごしていたロゼッタも文句を垂れつつ歩きだす。
バンボー「ロゼッタ、ルーシオ!お前等は注意しろよ!」
一言叫ぶと重い足取りでバンボーも足を動かす。
誰も居なくなった港
微かに、か細い声が聞こえる。
イナが結ばれていた街頭の裏からだ。バンボー達には死角になって見えなかった位置からその声は聞こえる。
?「……トラブル起きた……かも?ロゼッタさん……」
一ヵ月もほったらかしにしてしまいすいません。
前ほどではないが、まだ忙しいのでなかなか貼れないと思います。
内容的にはギャグシーンは書いてないので、つまらんかも
ロゼッタの過去話はまたいつか……
次回は、事後話と新章です
お帰りぃ〜GJ!
805 :
ロナウド編:2006/11/08(水) 02:37:48 ID:NWnOzBbb
ギガースアーマーが頭部から煙を立てて崩れ落ちる。
慌てて一同は振り返った。
そこには、傷付いた体を引きずりながらも左腕を構える風の巫女が居た。
「あはは…♪ シメ頂きぃ…」
「ミカ!?」
駆け寄るスーを待ちきれずに、ミカは前のめりに崩れ落ちる。
地面につくまえヨダカが抱えたが、ミカは完全に気を失っていた。
…よくここまで気を保てたものだ。風の巫女の体のアチコチには切り傷があり、致命傷を擦る物も少なくなかった。
巫女の力か、はたまた彼女の根性か。今はどうでもいいことであるが…。
*
「安らかに眠ってね…?」
パティが土葬されたベクの墓の前に、摘んできた花を添える。
イースを抜いたロナウド一向は、さっきの戦いで死んだベクに黙祷を捧げていた。敵か味方などは関係ない。人が目の前で死んだのだ。
「………」
「………」
「……そろそろ神殿の中に入りましょうか。冷えてきましたし…」
「そうね」
スーの相づちと共に、皆は次々と神殿の中へ消えていった。
806 :
ロナウド編:2006/11/08(水) 02:42:53 ID:NWnOzBbb
「イース」
「…終わったか?」
早々に抜けたイースは壁に背を預け、瞳を閉じていた。
「…少々辛い言い方かも知れないが……」
イースは片目を開けて各自の面持ちを確認すると、数拍置いてから口を開く。
「ん…?」
「人は死ぬものだ。人は魔族ではない。刺されれば死ぬし、餓えても死ぬ。
人は死んでしまえばそれで終わりだ…。死人にはあまり情を寄せない方がいい。今生きてる物を想え」
パティやロナウドは何か言いたげに唇を震わしたが、淡々と語るイースには、なぜか言い返せなかった。
「あぁ〜! 皆居たぁ〜!」
会話が終了した途端、二階へと続く階段からさっきのクノイチでも風の巫女でも無い娘がプリプリとした口調で降りてくる。
(……誰!?)
その娘以外の皆がそう思っただろう。
「はいは〜い。ヨダカさん皆が驚いてますよ〜…」
「あはっ☆」
そして皆が驚愕する。
「皆、驚いて……もうすでに驚いてるね…」
額に指置いてクズハは説明する。
「この人はヨダカ、さっきの忍者もヨダカ、その正体は―――」
「マジカル美少女ヨダカちゃんです☆」
「違う、まぁ…わかんないですけどね。性別」
「はぁ…?」
ロナウドがアホみたいに口を広げて疑問符を頭に浮かべる。
「この人、男か女かわかんないんですよ。変化のしすぎで、…私さえ知らないんです」
「クズハちゃん、最初の目的、忘れてるよ」
「あ、そうだった」
ヨダカの一言にパッと閃いた表情を見せて、クズハは続ける。
「巫女様が起きました」
続きよろん
バンボーの人も本編の人もGJでございます
爆裂斎 ♂ 98歳
「爆弾のような男」「ボンバーマン」などの異名で恐れられている男。
手に触れたもの全てを爆発させることができる「爆」のフォースの使い手。
親父狩りを返り討ちにして生計を立てているおっかないじいさんである。
そんな彼だが何かと重要な使命を背負っているらしい。
「待ちたまえ君たち!待たんと五体満足じゃすまんぞこりゃ!」
「ワシに目を付けるとは運がなかったな、若いの!フォッフォッフォ!」
落書きしてたらそれっぽくなったのでルーシオうp
ちっこい頭身でスマヌ
http://p.pita.st/?m=sqsklmwx 鬼屋敷
狐達の溜まり場になってる屋敷。
屋敷の中身は障子に穴が開いていたりと荒れ放題だが、
誰かの趣味により、庭はきっちり手入れされている。
菓子や稲荷寿司を持っていくと歓迎される。
あ、それとバンボーの人、本編の人、超GJであります。
みんなGJ!でも風の巫女って物理攻撃仕掛けたのだと思ってたけど飛び道具だったのかな…まあどっちでもいいか。
風のフォース…スーでいうとこのエターナルフォースブリザードみたいなもんじゃね?
俺は勝手にそう解釈したけど。
台詞見た感じで、走って跳んで殴り飛ばしたのだと思ってた。みんな攻撃魔法だと個性無いからあえてそうしてるものだと。
確かに言われてみると飛び道具っぽく見える気もするけど。
職人募集アゲ
アリオ ♂ 27歳
赤い帽子にオーバーオール姿のヒゲ面の配管工
大抵の物は踏み潰せるが横から触られるのには弱い
「てれってってれっててってってってってってってれてれててってれててろてろれん」
御剣 剣華[ミツルギ ケンカ] ♀ 21才
ブレイディア長老の孫娘で二刀流の使い手。イースとの闘いは全て引き分けで終わっている。
極度の方向オンチのせいか、闇の巫女が来る二三日前にふもとの町に買い物に出かけたきり帰っていない。
「一つ…聞かせてくれ。此処は何処だ?」
「いざ尋常に…参る!」
きぬ ♀ 百年単位
可愛らしい女性の姿をとっている三毛の猫又。
ぱっと見は人間にしか見えないが、目と尻尾(と耳と爪)でバレる。
普段は和服を着ているが誰も見ていないと半纏を着てこたつにもぐっている。
ぶっちゃけ申して、が口癖。
「みなわちきに夢中え!」
「たそー?(誰?の意味)」
ヨダカ噴いたw
神風怪盗のリーツェ
♂ 23歳
長身で容姿淡麗、明らかに世の婦女子のハートをゲットしそうな男
しかし、その正体は全世界で指名手配を受ける程の下着ドロで、盗むと決めた相手には予告状を送り、当日に全裸で正面から堂々とやって来るために神風怪盗なる通り名がついている
「こんばんは、可愛いお嬢さん」
「これは上物ですね。早速装着しましょう。」
あぼーん
>819見れない…携帯からは見れない?
見ない方がいい。
なんかキモメンの写真。
いやだねえ…こないだの闇の巫女といい下らないコトしやがるやつがいるな…
マジうぜーな。消防か
不可能 美加
ちょっとエッチなフォース(これを使われるとみんなちょっとエッチに)
を使える美女。胸が大きすぎる。
時のフォース説明あったっけ
いちお追加
時間の流れを操れるフォース。人や生物をジジババや赤子にできる。
エアリスはこれを使って時間旅行をしていた。
精霊の杖
ロナウドの先祖の一人が持っていた武器。世界を滅ぼすと言われている杖。
魔王の魂が封じられていて、扱うのが難しい。
破壊のフォースの力が秘められている。
まあ無理してフォースの説明作る必要はないけどね。というか、設定がある方が少ないし。
それにあまり細かく決めると自由度が減るかと
>>823オレ、ウォルターと時巫女の製作者だが
セト神、ザ・ワールド、グレイトフル・デットで攻撃して、キングクリムゾンで攻撃避けて、マンダムで傷治して、負けそうになったらバイツァ・ダスト
ていうの想像してた。余りにも強すぎるから『器じゃない〜』って言う自滅ルートをつくったんだが……
826 :
ロナウド:2006/11/10(金) 12:41:52 ID:IyeKkek8
『悪の組織に捕まっちゃったヨダカちゃん!
でも大丈夫!! 私には最凶ブラックストマックステッキクズハがあるもん♪
次回―――僕の世界の中心は、君だ……、みんな〜たのし』
クズハ「みにしません。勝手に次回予告しないでください。しかも私は杖ですか!?」
ヨダカ「…チッ」
クズハ「チッ!? 今この娘チッて言ったよ!! この娘の方がよっぽどブラックストマックだよ!!」
*
タブン「…アッチの二人はほっときましょうか」
スー「そうね…」
二人してバカ騒ぎする忍者を尻目に、ロナウド達はベットに座る風の巫女に向き直った。
ミカ「初めまして…になるかな。私はミカ・ランジェロ、風の巫女よ」
頭や腕に包帯を巻いていたものの、ミカ自体は元気でありスーは安心したように息を吐いた。
スー「安心した。生きててなによりだわ」
ミカ「スーは心配性ね〜、私が死ぬわけないじゃん」
ロナウド「いや、実際死にかけてたし…」
ミカ「あれ、そうだったっけ?」
はてな、と頭を傾げて笑うミカを見てロナウド達はため息を吐いた。
涼「ところで、あの人達は誰なんですか…?」
“あの人達”とは巫女を襲った者達を指すのだろう。
ミカ「ん〜? 知んないや、
なんか『俺の物は俺の物、お前の物は俺の物』みたいなこと言ってきていきなり襲ってきたのよ」
タブン「まるでジャイ〇ンみたいな人達ですね」
パティ「じゃ〜の〇た君はミカちゃんなの?」
タブン「いや、そうじゃなくて…」
ロナウド「てか、ちゃんづけなのかよ」
827 :
ロナウド:2006/11/10(金) 12:43:02 ID:IyeKkek8
二人がパティに説明してる間に、スーと涼は話を進める。
涼「恐らく、巫女様の力を狙ってきたんでしょうね」
ミカ「へ〜」
涼「へ〜!?」
スー「あんまり気にしないで、ミカは昔からこうなのよ」
涼「ラジャー」
スー「ん〜、狙ってきたのは多分当たってるんだけど…」
タブン「呼びました?」
スー「呼んでない。―――それが何処の所属か、一個人の行動なのかもわかんないし…」
う〜ん、と考えるポーズを取るスー
涼「なにかを決定づけるには証拠がまず足りませんし、これ以上考えても無駄ですよ」
スー「………そうね、ミカ」
ミカ「わかってる。そこのロナウド君に風のフォースを授けたらいいんでしょ」
そういうとミカは立ち上がり、中空に手をかざす。
ミカの手の先から少しづつ空間に穴が開き、その先に違う景色を覗けさせる。
スー「助かるわ、ロナウド!」
タブンとパティと体育座りをしていたロナウドを呼び、スーは手招きをする。
ロナウド「…なんだよ?」
スー「じゃあお願いねミカ」
ミカ「ヤー」
ロナウド「え、なに?なにす――――」
スーは困惑するロナウドを蹴飛ばして無理矢理穴の中に入れる。
スー「がんばってね〜」
ミカ「いってきま〜す」
*
番組の途中ですがCMです。
《ちょっとしたお小遣い稼ぎに、定年後のお仕事に、家計を助けたい奥さんにお送りします……。
飛び出せ! ベダル商団!!
戦争で金儲けをしてみませんか?
戦争は巨万の富を生みます!
生け贄可能な方、優遇です!!
アナタの、命が欲しいから…ベダル商団…》
*
ミカ「ただいま〜!」
数時間後、ミカはロナウドを引きずり帰ってきた。
スー「おかえりミカ、どうだった?」
ミカ「物覚えすっごいよかったよ。今では、ホラ…」
ロナウド「風の巫女恐い風の巫女恐い風の巫女恐い風の巫女恐い風の巫女恐い風の巫女恐い風の巫女恐い風の巫女恐い風の……」
ミカ「…」
タブン(なにがあったんだろう…)
パティ「タブン君、目が大仏様みたいになってるよ」
ミカ「ちょっと待っててね」スー「え、ええ…」
ミカはロナウドを柱の裏まで運ぶ。
828 :
ロナウド:2006/11/10(金) 12:44:40 ID:IyeKkek8
――数分後。
ミカ「おまたせ」
ロナウド「HAHAHA、皆心配させちゃってごめんね」
スー達は、今のロナウドは黙殺してミカに視線を送る。
ミカ「え、なに?」
涼「な―――」
なにをしたんですか。という前にミカは割り込む。
ミカ「あ、そっか。修業の成果ね!
じゃあ…ロナウド君には逆立ちしながら円周率を30桁まで言ってもらおっかな」
するとどういうことでしょうか。
ほんとうにロナウドは逆立ちしながら念仏のように円周率を言い始めたではありませんか。
パティ「ぅわ…」
スー「…まぁ、フォース覚えたなら文句は言わないわ。ありがとう、ミカ」
ミカ「いえいえ」
スー「じゃあ先を急ごうかしら、行くわよ皆っ!!」
呆然とする皆を一喝して、スーはロナウドを引きずり始める。
途中でスーは思い出したように振り返る。
スー「…ミカ、気を付けてね」
ミカ「そっちこそ」
スー達は風の神殿を後にした。
………
……
…
ヨダカ「あっ!」
クズハ「はい?」
ヨダカ「イースちゃん達にアースのこと言うの忘れてた」
クズハ「あらら」
ヨダカ「………」
クズハ「………」
ヨダカ「まぁいっか☆」
クズハ「ですね」
続きよろ
クソワロタwwwwGJ!
ワクワクテカテカ
アルムート ♀ 18歳
ごっつい鎧と大剣をもった女性。
竜殺しのアルムートと言われ、恐れれることもある。が、天然。
ピンク色の髪の毛とロリ声が特徴。
「予想外の展開…」
「よっこらしょっと」
>824>825
そうだな。前書いた者だけど、次の書き手さんが書きにくいかなぁと思って。
設定はスルーしてくれて大丈夫だ
ライヤー・ウルフ ♂ 22歳
生まれてこのかた一度も嘘をついたことがない…と本人は言っている
「ワタクシは常に真実を語ります!」
「納豆には生クリームをかけて食べるとおいしいですよ!」
>>832 UMEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!
ぼやけてるのがちょい残念だけどアニメっぽい…
二人ともそれっぽくて可愛いッ!GJッ!
グラシャ ♂ 見た目12
拡声器片手に空を飛び回る犬耳の上級悪魔。
悪魔にも関わらず人間を助けたり、人前で悪魔の正体を曝したり、いきなり人を殺したり、ロノヴァに恋心を抱いたりと、とにかく自由奔放のちょいS
彼の声には力があり、生物を従わせることができ、戦争を始めたり、終結させたりできる。
戦闘能力は低いが魔界のお偉方からは戦争の引き金役として大事にされている。
「ロノヴァちゃんはカップラーメンの『麺職人』のスープと、『スープの達人』の麺混ぜたのでいい?」
「みっなさ〜んッ!!ちゃっちゃっと戦争始めちゃってくださ〜い!」
ロノヴァ ♀ 見た目25
天使の羽が生えていて、尻尾が大剣になっている女悪魔。
普段は尻尾や羽を消し、結構美人であり、魔法、剣技、家事なんでもソツ無くこなす才色兼備ぶり。
しかし悪魔なのに天使の羽が生えているコトを恥じていて、かなり自虐的で引っ込み思案で少し天然である。
グラシャの世話係兼、護衛係
「私にもグラシャ様のような悪魔の翼があれば……」
「グラシャ様には……さわらせません」
ヤッキリ ♀ 15歳
極度のビビリ。
常に警戒を欠かさない。死亡フラグに敏感。
「ああ無闇に触っちゃだめぇっ!毒が塗られてるかも!」
「揺らしちゃらめえええ!プラスチック爆弾だったらどうするのぉ!」
「そのセリフらめえええ!死亡フラグ大全に載ってるのよぉおお!」
アイヴィー ♂ 19歳
ごっつい外見のクセに、気が弱い人狼。
もふもふしてるのに結構寒がり。一人称は僕。
「冗談きついよ…」
「なんというか…す、すいません…」
839 :
ゲーム好き名無しさん:2006/11/12(日) 19:20:08 ID:n2rmEizx
保守
ロイド・アーバーン ♂ 26歳
極度の対人恐怖症のためまともな社会生活が送れず、人里離れた山奥で自給自足の生活を送っている
会話ができないせいでよく知的障害者と間違えられる
「………………ぇ………………ぁ………………ぅ………………」
エリック・アンダーソン ♂ 16
かけだしのトレジャーハンター。特技は鍵あけとスリ。
悪人に対しては手癖が悪い。無意識のうちに何かを盗んでることも…
「僕は泥棒じゃないよ…かけだしのトレジャーハンターさ。」
石動天狗(イスルギテング) ♂ 20代後半に見える
若く見えるが雰囲気がおっさん臭い鷲鼻の天狗。
剣術や棒術に長けているが、魔術は大分中途半端。
最近物忘れやうっかりミスが多いので認知症なのではと疑われている。
無駄に素早い。気が付くと背後にいたりする。
「とっとと本題を言わんか、阿呆。」
「いやそれはわからんが」
赤羽天狗(アカハネテング) 多分♂ 年齢不詳
石動天狗にパシられてる烏天狗。
自分より格下と見た相手に対しては態度がでかいが、
目上の者には腰が低い。
「おいらの食後に取っておいたアレを食いやがりましたッスね!?」
「暴力反対ッス!」
ラグレシアン社会主義共和国
コマカ諸島に属する島国。共和国とは名ばかりの、国家元首ローク・レグラシオによる個人独裁国家
世界一規則が厳しい国として知られており、乱暴な言葉使いをしたり風紀を乱す服装をしただけでも即座に刑務所へ入れられ、果物一つでも盗めば首が飛ぶ
また、あらゆる仕事が国営化されており、自営業や民間企業を起こす事は禁じられているという超管理社会。無職でいてもやはり罪になる
徹底した思想教育の成果により国民の愛国心とレグラシオへの忠誠心はかなりのもので、戦になれば武力で勝っていても撃退するのはなかなか難しい
844 :
ゲーム好き名無しさん:2006/11/13(月) 22:12:28 ID:0WvqVuam
ゼロ・ノート ♀ 年齢不詳
全てのフォースを無効化する、無のフォースを司る巫女。
見た目は老婆だったり少女だったりと、見るものの目によって異なって映る。
ロナウドに無のフォース術「フォースキャンセラー」を授ける。
「ええ、わかってます。」
845 :
ゲーム好き名無しさん:2006/11/13(月) 23:07:47 ID:0WvqVuam
ごめん、
>>844の「フォースキャンセラー」は「フォースブレイク」でおながいします。
846 :
ゲーム好き名無しさん:2006/11/13(月) 23:26:31 ID:ipR/JGVu
チョ・オマチョ・オマ ♀30年
ちょっとしたことにもわざとらしい驚きリアクションを取ること30年。
空気を読めない、キモイ、姿つつしめ等言われ続けているが自分を変えられない。
最近は結婚相手を探すため、人の多くいる場所でいちいち相手の男性に話し掛けては相変わらずのわざとらしいリアクションを取っている。
警官に通報されるのもしばしばなのだが、その警官に対して一方的な仲間意識を持っておりウザい。
また取り調べ中いきなり欝になり、死ぬ死ぬ騒ぎだして同情を誘う。
両親は厳重な監督監視義務を課せられてはいるが、一切会話せず寝るまで部屋から出てこないため諦めて放任してしまっている。
また、処女でない女に尋常でない嫌悪感を持ち、カップルに暴言を吐くなどして日頃の憂さを晴らしている始末。
のちの主人公の妻。
847 :
ゲーム好き名無しさん:2006/11/13(月) 23:28:15 ID:0WvqVuam
>のちの主人公の妻。
だが断る。
848 :
ゲーム好き名無しさん:2006/11/13(月) 23:50:41 ID:liFA2ucD
チンポウ・マンクリー ♂18歳
カンフーの修行中
アナリア・オナーヌ ♀28チンポウの仲間となる
ペニンスゥラ・カリフトファー ♂22チンポウのライバル
スージー・マンミゥユ ♀13ロリロリッ子
チェイク・ビィンビェン ♀30エロス
ガンシャーゥ・ビュウリュゥ ♂29
ヴァン
空賊を夢見る少年。いつかは自分の非空挺を持ちたいと思いながら、町のダウンタウンで暮らしている。彼女がさらわれた事をきっかけに旅に出るが、本編にはほとんど登場しない脇役。
滑舌が悪く、聞き取りにくい為、良く勘違いされるが、そこも彼の長所である。
なんか似たキャラが居たきがするが…気のせいでしょ。
アンフィニィ・オール ♀ 年齢不詳
全てのフォースの可能性を無限に引き出す、『無限』のフォースを司る巫女。
ゼロと同じく見た目は老婆だったり少女だったりと、見るものの目によって異なって映る。
ただし、ゼロが老婆に見える者には少女に、少女に見える者には老婆に、といったふうに対になっているらしい。
ロナウドに無限のフォース術『インフィニットジャスティス』を授ける。
あと槍が得意。
「見切れるか!我が無限の刺突!」
ドコゾスラム
盗みや殺人が日常的な、超無法地帯。治安が悪すぎます。
全体的にゴチャゴチャとした場所で、なんとも言えない異臭がする。
弱い奴は持ってるものを全て失うし、命の保障も無いので、
住んでる人たちはそれなりの実力者とも言える。
ぬこのひとわっふるわっふる
853 :
猫:2006/11/14(火) 12:51:12 ID:CBl+tnec
すいません。違うスレでSS投下してました。
今日中にはロナウド編投下したいと思います。
854 :
ゲーム好き名無しさん:2006/11/14(火) 13:04:33 ID:GT0cIalg
855 :
猫:2006/11/14(火) 13:24:46 ID:CBl+tnec
いえ、こことは全く関係の無い所ですので、お構いなく。
ビビリ・ココ・ロン
男
超怖がり。つねになにかを怖がっている。
「なんか出る、なんか出る。って何も出ないのかよ!」
「バーカ。無視される運命にあるのさ。
ってうわぁああ!!
何で2もいんの」
イースタ ♂ 19歳
ウェスタの兄
面倒な設定や過去の展開を無かったことにできる
また、扱いにくいキャラ、道具、国などを抹消する
「ンなモン知るか!」
「(話の進行に)邪魔だ…消 え 失 せ ろ !」
ソウス ♂ 45歳
ウェスタとイースタの父。ファンタジー小説作家
あらすじ書きさんの手違いや、風呂敷を広げ過ぎて収拾のつかなくなった話を作中作として闇に葬ることができる
「…という話を考えたんだがどうだろう」
ノース ♀ 43歳
ウェスタとイースタの母
道具や国など人間以外で出しにくいものを無理矢理登場させたり、使いにくい決めゼリフを言わせたりする
「これ通販で買ってみたんだけどどうかしら?」
「海外旅行にでも行きたいわねぇ。○○なんてどう?」
「待って!退場する前にあのセリフを」
セントラル オス 3歳
ウェスタが飼っているオウム
イースタやソウスがどんなに頑張ってもごまかしきれなかった時に謝る役
また、イース編のロディはコイツのモノマネという噂がある
「ゴメンナサイ!ゴメンナサイ!」
「人形劇ノ始マリ始マリ〜」
858 :
猫:2006/11/14(火) 23:36:32 ID:nfBHjh4y
>>856 本人ならいいんだけど、なんか今のイース編を無かったことにしろって聞こえるのは気のせい?
860 :
駄文の人:2006/11/15(水) 01:14:36 ID:Asq1PPWX
>>859 そういう反則キャラ使うんなら・・・
何とかこじつけるみたいなこと言ってぬこの人待ったりしないさ・・・
一応予定みたいなのはあるんで。
グドラソ モンスター
余りにも凶悪なため人々から恐れられているモンスター
口から火炎と冷気と雷撃を吐き出す。
外見は小さなサソリである。
>>857 人形師のロディとトンファーのロディ混同してね?
人形師のほうはまだ多分出てきてないぜ。
リブ ♀
自称ピースメイカー。
正義の名の下に悪党を皆殺しにすることを誓っている。
たまに一般市民も巻き込んでぶっ殺す。が、笑顔でごまかす。
よく強盗をやる。言い訳は「正義にご協力を!」
「平和のために死んでくれ〜!」
≠〃ャ儿м○シ〃才 ♂ 26±レヽ
〃ノ示(ニ≠〃ャ儿м○ι〃を⊃ヵヽっτヵィヮをス儿
ゐナニ乂l£┐〃ノゥσ=→├
「ヮ夕シ/ヽァぁナょナニナニ千σナょヵヽма」
うう…()つけて和訳入れて…
>863
ぎゃるもじお ♂ 26さい
つねにギャル文字を使って会話をする
見た目は普通のニート
「わたしはあなたたちの仲間」
見た目は普通の が解読できんかった
867 :
857:2006/11/15(水) 17:21:51 ID:3+NMIeLH
モノマネ云々は、「被ってるロディと見せかけて、実は人形使いの方」というギャグだったんだけどまさかマジにとられるとは思わなかったな
つまらん冗談でスレを汚して申し訳ないことをした
バド・ワイザー
♂ 24歳
タバコとコルトパイソンがよく似合うクールガイ
「クールにいこうぜ、クールに・・・」
869 :
ロナウド編:2006/11/16(木) 00:24:22 ID:tYcZHQz0
「さて、資金が尽きてきたわけですが…」
あれから神殿を抜け、数個の小さな村を越えて、延々と続く道を眺めながらタブンは唐突に口を割った。
「うへ…」
「うわ…」
「あ〜あ」
「はぁ…」
その言葉を聞くなり四者四様の反応を見せて皆がうなだれる。
「…いま一番言っちゃいけないことだよな」
「そうね、同感だわ…」
「え?え?」
その反応にタブンは困惑し、小動物かのように首を振る。
「ロナウド編を進めて以来、私達はどこでお金を手に入れていたでしょう?」
涼が声を張り、なぞなぞ問い掛けるように皆に言う。
「バンボー」
「バンボー」
「バンボー!」
「正解です。旅の資金はダマクス王国の王子、バンボーさんに出して頂いていました」
まとめ役のつもりだったタブンは蚊帳の外。
タブンが知らなかったことを周りはガンガンと言い始める。
「んー…、今思うとバンボーて相当重要な人物だったな」
「抜けた穴は大きいわね」「タブン君が体育座りして、のの字書いてるよ」
さすがにタブンが哀れに見えてきたので、ロナウド達はここで野宿することにした。
朝、ロナウド達は街道添いで野宿の後始末をする。
焚き火の燃えカス、大量ののの字の埋め立て、やることは沢山ある。
「ふぅ…」
ドスンと草原に腰を落としてロナウドは一息つく。
「この先にはなにがあるんだ?」
フッとわいた疑問をそのまま口にすると、近くに居た涼が質問に答えようと近寄る。
「この先は大陸である意味一番大きな都市――――」
870 :
ロナウド編:2006/11/16(木) 00:25:33 ID:tYcZHQz0
だが、その言葉は突然の空気が切り裂かれる音に掻き消される。
皆が一斉に振り向いた先には、天空を駆ける竜の姿があった。
「モンスター!?」
ロナウドは立ち上がり、剣を抜き放つ。
「違うわ、あれは…」
スーは戦闘態勢に入る皆を静止して竜を観察する。
よく見ればその竜は首に鎧を付け、どこかの国旗をあしらった紋様が入っていた。
「騎乗用ドラゴン…」
スーの呟きを聞いてか聞かずか
それは急に向きを変えてこちらへと向ってくる。
地上スレスレにして一際大きく翼を振るうと、ズシンと音を立てて着地する。
「…よっと…!」
誰一人口を開かぬまま、竜を傍観していると、いきなり竜の背から誰かが乗り出す。
「よ、兄ちゃん達何してんの?」
ゴーグルで素顔は見えないが、口調から察するにかなりフランクな人みたいだ。
「……旅の者だ。別に大したものではない」
「へ〜……」
固まる皆を見て、イースが率先して男の質問に応える。
男は一人一人の顔を品定めするように見渡し、独りでうなずいた後、口を開く。
「アンタ達、この先の都市が目的地?」
「そろそろ自己紹介したらどうなの…? ちょっと失礼じゃないかしら」
「おっと、ごめん。忘れてた。
俺の名はツァイス・イエーガー、傭兵国家フリーデンの飛空騎士団に所属する新米竜騎士だ」
「へぇ、あの有名な…」
感心するようにうなずくタブンはさておき、ツァイスは続ける。
「で、この先が目的地?」
「まぁ、行くあても今のところ無いし、そうね」
「へぇ〜、じゃあ大会に参加するんだ?」
「大会っ?」
「あれ…知らないんだ。
…この先の都市、…闘技都市コロッサス・マークズで、国、人種、年令を問わない、大規模な闘技大会が開かれるんだぜ」
それを聞いた涼がピクンと反応する。
「それって、賞金でたりします!?」
「そりゃでるさ、だから俺も向かってるんだぜ? なんたって額が額だからな。ウチも他に何人か行ってる」
その時、確実にこれから起こることを予言できるだろう。俺は
「ロナウドさん。いきますよ」
「えー…」
ロナウドの拒否混じりの返答は、ツァイスの竜のはばたきによって消される。
「ライバルは多い方がいいからな、がんばれよ〜!」
つづきよろ
871 :
ゲーム好き名無しさん:2006/11/16(木) 00:52:03 ID:pBBIm1q5
GJ!
アースwwwwwねーよwwwwwww
さて、実は容量がそろそろキてる訳だが。
GJ!
自分が妄想してた展開と似てて吹いた。
アクサス・ガラント ♂ 32
なんとなく田舎臭い斧マニア。
「斧に関することなら全て極めただ!後は世界中の斧を自分の物にするだけだあよ!」
876 :
〜外伝〜:2006/11/16(木) 10:25:59 ID:Jv4mulpi
時は夕暮れ…一人の剣士が険しい表情で歩いていた。
御剣 剣華「くう…此処は…何処だ…里は…」
隠れ里という性質の為か…
ブレイディアへの道を聞いても誰も知らなかった…
剣華「ふむ…寺か…住職ならあるいは…」
彼女の目に写るはどうみても廃寺。
しかし人の気配を感じた彼女は住職に道を聞くために歩いてゆく。
剣華「貴殿は…!」
廃寺より出ずるは…彼女のよく知る人物の姿だった。
街道を少し外れた廃寺…そこに傷を癒す影があった。
ヤミ「ふう…やっとなおりましたあ…
おどろきましたねぇ…まさかイースさんが闇からぬけだしたうえに心剣まで会得するなんて…」
犬「くぅ〜ん…」
アース「くっくっく…なぁに、気にする事はない…条件が五分になっただけさ…今回は油断し手傷を貰ったが…
力…技…速度…全てにおいてこの私が勝っている…」
ヤミ「そうなんですかぁ?」
犬「…」
アース「…何だその眼差しは…」
ヤミ「何でもないですよ〜」
犬「わん!」
アース「…まあいいさ…来客だ。誰か来たようだぞ…?」
ヤミ「どれどれ…?」
人の気配を感じ、闇の巫女に伝えるアース。
ヤミ「なんかお侍さんみたいな人がこっちきてますね。」
障子紙が破れ、すきま風が吹き込む窓から覗いた闇の巫女が返す。
アース「侍…か…リハビリには丁度いい…ほう…」
ヤミ「ほう?」
続いて覗いたアースの口元はニヤリと笑っていた。
アース「イースの代わり…見つかったやもしれん…知り合いだ。」
ヤミ「はあ…あんな人里にいましたっけ?」
アース「ああ…奴は私が知る限り最高の方向音痴でな…」
アース「久しいな…老師は元気か…?」
剣華「アース殿!…実は…拙者、あれから里に帰れておらぬのだ…故に…」
アース「…そうか…方向音痴は相変わらずのようだな…(やはりそうか…)」
剣華「返す言葉もない…一つ…聞かせてくれ。此処は何処だ?」
アース「言ったところでわかるまい…ブレイディアは遥か彼方だとだけ言っておく…」
剣華「うう…申し訳ないが…里まで送っては貰えまいか?」
アース「他でもない、妹の好敵手の頼みだ。断れる訳が無かろう?アリア、頼む。」
ヤミ「はいは〜い!」
剣華の頼みを快諾すると、アースは闇の巫女を光の巫女の名で呼び出した。
剣華「アース殿、そちらの方は?」
アース「ああ…光の巫女のアリアだ。訳あって共に旅をしている…フォースで転移させてやってくれ。」
ヤミ「ええ、おまかせあれ!」
剣華「転移…そんなことが…?流石は巫女殿。」
ヤミ「じゃあいきますよ〜。ちょっと気持ち悪いですけど…気にしたらまけです!」
剣華「かたじけない。やっと帰れるなら贅沢は言わぬよ、頼む。」
ヤミ「でわでわ♪」
剣華の立っている地面が沼のように変化し、彼女を飲み込んでゆく…
剣華「確かに…気持ちのよいものではないな…」
ヤミ「大丈夫、すぐにおわりますよ…くすくす…」
879 :
駄文:2006/11/16(木) 10:34:26 ID:Jv4mulpi
>>877の闇の巫女の台詞の
“あんな人里にいましたっけ”
の人と里の間に“、”付けといて下さいな。
ぬこの人…本編書く流れっぽいのにゴメン…
>>879 いいじゃない。別に書くなって話じゃないし、一応GJしておくよ俺は?
今の本編ですごくやりたい事が思い付いたんだけど、俺にはそれをやる資格はないんだよな…
881 :
駄文:2006/11/16(木) 14:45:24 ID:Jv4mulpi
このスレの小説を漫画化するスレとか立てちゃダメ?
マロンかVIP辺りに
おいらがロビーで討論せんか?
ンボテッサ村
常時サバイバル、超大自然な原始的な村。
誰かに良く似た像、「ルググェザョフンンキウ神」を崇め、奉っている。
背が高い、もしくは太っていることが美しいとされている。
外電も楽しみにしてる!
ルーカス編もいつまでも待ってます。
漫画化か…楽しそうだね。
アン・ノーン ♀
黒いローブにすっぽりと身を包んだ謎の女
その素性を知る者は誰一人としていない
アグレ・シーヴ ♂ 80
物凄く元気な爺さん。暑苦しい。
「ぬおー!若いもんには負けんぞ!!」
「わしの若い頃は(この先は言う度にコロコロ変わる)」
888 :
猫:2006/11/17(金) 21:11:14 ID:DBqLZxDn
GJ!
ネトマリオ・ロミボート ♂ 30歳
ラグレシアン軍の兵士
命令された事は確実にこなすが自分で何かを決めるのは苦手
愛する祖国のためならばいつでも死ぬ覚悟がある
「共和国万歳!敬愛なる指導者!ローク・レグラシオ様万歳!!」
ドミトリー ♂ 20歳位に見える
木のフォースを持つ男。
格好がゴシックっぽい上に大鎌を持っているのでよく死神に間違えられる。
性格は非常に穏やかでめったなことでは怒らない。
「木の加護がありますように。」
「落ち着いて、はい深呼吸。」
ロンメル・アルベロス ♂ 36才
名前性別年令以外全て謎の武芸者。物凄く強いがつめが甘い。
「この高さでは助かるまい…」
「あれだけの深手を負っているのだ…放っておけ、手を下さずとも勝手に死ぬさ。」
チュー太
名前からしてネズミなのに「ぼくはくま」と言い張るネズミ
無限ロケットランチャーとステルス迷彩を装備している
「ぼくはくま」
893 :
ゲーム好き名無しさん:2006/11/19(日) 11:24:59 ID:twJFGMru
あげ
猫の人GJッ!キャラの書きワケが下手なオレは心から尊敬
キャラ投下ッ!
フォル・ティシモ ♀ 22
新米心理学者の元気娘。フトしたことで多重人格者カイルに遭遇し、以後研究対象とし付き纏っている。
カイルの病気を治そうと、色々試みるが失敗。カイル(の多人格)はウザがっている。
軽いフォース術なら使うことができる
「やっぱり『タライショック療法作戦』はダメか〜♪」
「私はカイルの足をひっぱるつもりで付いてきたんじゃないよ……」
ある日コンビニにアヒルがやってきて、店員に「ブドウは
ありますか」と尋ねた。店員が「ブドウは置いていません」
と答えたら、アヒルは帰っていった。
翌日、そのコンビニにまたアヒルがやってきて、同じ店員
に「ブドウはありますか」と尋ねた。店員は「ブドウは置
いていません」と強い口調で答えたら、アヒルは帰って
いった。
さらに翌日、そのコンビニにまたまたアヒルがやってきて、
店員に「ブドウはありますか」と尋ねた。店員は発狂し、
「だから昨日も一昨日も言ったけど、うちにはブドウは
置いてねえんだよ!明日また同じこと聞いたら丸焼きに
するからな!」と言った。
アヒルはびっくりして帰っていた。
次の日、そのコンビニにまたそのアヒルがやってきて、
同じ店員に「ライターかマッチありますか」と尋ねた。
その店員は予想外の質問に 「あいにく今切らしていて
置いてないよ」と言った。
それは聞いたアヒルは嬉しそうに尋ねた。
「じゃあ、ブドウはありますか?
誤爆失礼
897 :
ゲーム好き名無しさん:2006/11/19(日) 22:30:50 ID:aeAFCO9e
898 :
ゲーム好き名無しさん:2006/11/19(日) 22:31:22 ID:aeAFCO9e
アヒル
ブドウは置いていない
「ブドウはありますか?」
ゲオルギニア ♀ 16歳
ショートカットのセクスィ魔法使い。
独学で勉強したので、知識は大分偏っている。
よく嘘をつくが、明らかにおかしな嘘なのですぐばれる。
魔力が切れると銃(フリントロック式)で戦ったりする。
カエルが好き。
「なめんなよ?」
ピエール・レノ ♂ 25
気ままな流れ者の自由騎士。結構紳士的で、クサイ台詞も平気で喋る。だが世界情勢にうとい。
フランソを離れて10年、故国が凄い事になっているのも知らずに武者修業の旅を続けている。
「お嬢さん、貴女のような女性にそんな言葉遣いは似合わない…もっとバラのような美しい言葉の方がきっとお似合いですよ。」
「なっ!ジャンヌさんが!?」
もう一月以上まとめサイト更新されてないけど…まとめの人元気かな?
wikiのいじり方がさっぱりワケ分かんねえばっかりに…
490k過ぎたら次スレ立てないとまずいかな……?
バルディス・ルーシェル 男
大斧を持った謎の男。聖職者や信心深い人には容赦しない。
無神論者といっているが、実際は神が嫌いなだけ。
基本的に無口で自分の事をあまり喋らない。
「てめえの好きな神にでも祈りな。それで助かるんならな!」
-宿舎…女部屋-
パティ「キャーちよーフカフカベッドだよ涼ちゃんキャー!」
涼「しかもダブルですね!」
ボフボフキャッキャッ
ロナウド「結構いい宿を用意してくれてんだな。ま、バンボーの奴なら天井低くね?とか言うんだろーけど。」
タブン「ハハハ、そうですね。」
イース「温泉もなかなかのものだったぞ…」
スー「うー…のぼせた…」
イース「…くだらん意地をはるからだ…まったく…」
ロナウドとタブンの背後からスーを担いで現われるイース。
イースの台詞から推測すると、スーはイースと張り合ってのぼせたらしい。
ロナウド「もう入ったのか?」
イース「ああ。温泉は好きなものでな…早速入らせて貰った。
そろそろ混みあう頃だ、今から行くのはすすめん…」
ロナウド「そうか…じゃあいいや、オレは明日の朝入るわ。
もう寝る。みんなおやすみ。寝坊すんなよ!歯磨けよ!」
そう言い残し、オレは自分の部屋へ戻った。
何故か無性に眠たかった。
オレが去った後、枕投げが始まったらしい。
──…ド…──
ロナウド「…ん…?」
──…ウド…──
ロナウド「何だ…?」
──…ナウド…──
ロナウド「オレを…呼んでる…?」
──…ロナウド…──
ロナウド「アンタは…誰だ…!」
聞こえてくる弱々しい声、駆け寄ってみると、そこには自分と同じ格好をした少女がいた。
少女「やっと…私の呼び掛けに気付いてくれましたね…
わたしの名前はゼロ・ノートン…わたしはあなた…わたしは無のフォースを司る巫女…故に私の存在もまた無…人としての実体もない…
世界を危機から救えるのはあなたの伝説の力(フォース)だけ…」
ロナウド「世界の危機だとか、伝説の力(フォース)だとか、ワケ分かんねえ!
オレはオレだ!」
ゼロ「強い…意志…でも…その二つとあなたは避けられぬさだめにあります…」
ロナウド「…ワケ…分かんねえ…」
ゼロ「だから…あなたにわたしのすべてをあげます…わたしはいつでも…あなたとともに…」
ロナウド「え…ちょっ!心の準備が!///」
ゼロ「ええ、わかってます。」
ロナウド「何がー!」
タブン「ロナウドさん、朝ですよ。」
ロナウド「う…夢…はっ!」
タブン「どうしました?」
ロナウドは『フォースブレイク』を覚えた。
ロナウド「夢に無の巫女が出てきてフォース封じる力を貰った。」
タブン「凄いじゃないですか!」
ロナウド「あと無限のフォースの巫女に会いに行けって言われた。」
涼「ふむ…伝説の子孫というのは寝ている間も大変なんですね…」
ロナウド「最近睡眠がオレのもんじゃなくなってる気がする…」
パティ「ま、頑張って賞金取ろうよ!」
イース「パティを見習ってさっさと切り換える事だ…敵には関係の無い事だからな…」
ロナウド「みんな起きんの早いな…」
スー「アンタが寝坊なだけよ。」
ロナウド「うう…最近こんな夢ばっか…」
GJ
フランソワ・ルーシェル ♀
バルディスの母
教会から魔女の嫌疑をかけられ、拷問の末責め殺された
ロバート・ルーシェル ♂
バルディスの父
魔女の嫌疑をかけられて捕らえられた妻を助け出そうとしたために処刑された
フィオナ・ルーシェル ♀
バルディスの妹
魔女の子は魔女になる素質を秘めているという理由から火あぶりにされた
乙とかワケわかんねぇ!
避難所にウィキのいじり方書いといた方がいいんじゃないかな。
一人でまとめはキツイし、ウィキいじり方知らない人多いみたいだし
>>904-906、次スレ、乙だわいな!
リヨ ♀ 15歳
幼馴染、家族、10歳以下の子供以外の染色体XY(男)を極度に嫌う少女。
性格は基本的に勝気でしっかりもの。勘が鋭い。
薙刀での戦いを得意としている。
「こらこら喧嘩するない」
「視界に入るな、クソブタ」
……次から次スレは495k超えてからにするか?
>>911 500でいっぱいだっけ?
もう荒らしさんも来なくなったしそれもいいかもな。
埋めた方がいいかな?
>>913埋めるついでにキャラ作ろう。
ミッショ・ネル ♂
アン・ノーンの男版
リューゴ ♂ おっさん?
焦げ茶色に近い赤い和服を着た骸骨。
冷静で鋭い観察力を持っている。あまりしゃべらないが、
たまにしゃべったかと思えば強烈な指摘(もといツッコミ)をする。
よくあごの骨を紛失するせいであまりしゃべらないのではと言われている。
大き目の刀を持っているが、刃こぼれしまくっている。
「……それがしが思うに…逆…ではないか?」
「気合…なのである」
ミュウ・ヒハウゼン ♀ 26歳
看護士
患者をわざと危険な状態に追い込んでそれを助けるという方法で、自らの異常な自己顕示欲を満足させている
(みんなー!もっと私を見てー!!)
エミリア・ハール ♀ 見た目20
ある時は傭兵、またある時は民俗学学者、さらにある時は菓子職人、またまたある時は……
しかしてその実態は…なんと本人も忘れてしまい、自分の本職が何だったのかを探している。
基本的に天才肌で、一を知って万を知る程である。
本人も、そのコトは解っているので尋常じゃない程の自惚れ屋である。
「心配はいらないよ!あたし天才だからッ!」
「二日ぐらい練習すればアナタにも勝てるのに……」
ロック ♂ 82歳
クラブ通いが趣味のファンキーなじいさん
陽気で若々しく、高齢にもかかわらず八人の愛人(全員若くて美人)がいる
「イエーイ!ノッてるか〜い?」
「ゴキゲンだぜ!」
ウチンク・シッターカ ♂ 44歳
闘技大会の解説者
「ハイ、えーそうですね。ハイ、えー実につまらない試合だと思います。ハイ」
「ハイ、えー私の予想ではあの斧は霊鉄でできていますね。ハイ、えー霊鉄といいますのは…」
「ハイ、えーこれは危ないですね。ハイ、えー私は巻き添え喰う前に逃げます。ハイ」
「ハイ…えー…あれは…まあ細かい事はいいじゃないっスか!」
エディシウス ♀ 19歳
洒落にならないくらい暗い人。
邪眼を持っており、人を睨み殺すことさえ出来る。
愛称はエディ。
「…ふーん」
「……そう」
レオニード ♂ 二十代後半
竜さえ射落とすような強力な弓を持つアーチャー。
筋肉が半端じゃない。
「ヒィーヤッハー!」
ジャイロ・ハーディス ♂ 見た目28
かつてのウォルターの仲間の一人。ウォルターと同じく、永遠の命を持っている。
要するにウォルターのトバッチリを受けたわけだが、とくに気にしない、楽天的な性格をしている。
とくにウォルターもロナウドも恨んでいない。
「人生成るようになるさ」
ドゥガン・ヤング ♂ 外見年齢12歳実年齢58歳
ゴルアネス帝国の改造兵
投薬の影響で外見の成長が停まってしまった
ジェイガン・ダラ ♂ 52才
マリアンの父。つまりダラ家の当主。やっぱり強い。
ブレイディアにはその東西南北それぞれに青龍・白虎・玄武・朱雀と呼ばれ、その方角を護る家があり、それぞれが宝剣などを所持している。
ダラ家はそのうちの朱雀で長老の御剣家は玄武。
ト・フード家はもともとこれには属せず、主に里の外を見て回る役目をもつ。
「盛者必衰…人はいずれ死するものよ…」
恐神硝子(オソガミ ショウコ) ♀ 16歳
気が弱く、病弱な少女。
よく血の付いた鉄バットや巨大な鉄球をもっている。
「ガラスじゃなく、しょうこです…」
「え?…お、お夕飯の買い物…」
モンストロム
身長は2mと70cm手は膝下まで届く、中途半端にでかい怪物。
好戦的で人を見つけると追いかけてくる。
意外と頭が良く、行き止まりまで追い詰めたり、挟みうちにしたりと
すごく嫌な奴。
「ぼがぁぁーどぉぉぉ!!!」
「くーーーわーーーせーーーろぉぉぉぉ」
浅葱 宗一郎[アサギ・ソウイチロウ] ♂ 38才
ブレイディアの『青龍』。
ワビサビ・風流に関するものが趣味で、とても落ち着いた感じの剣客。
「茶の湯でもどうですか…?」
シーザ・ランケット ♀ 38才見た目はきれーなおねーさん
ブレイディアの『白虎』。
ショートカットのブロンドがまぶしい女剣士。
浅葱とは幼少時から互いに高め合ってきた仲で、周りから見ればおしどり夫婦のようだが、当人たちはそういうつもりは無かったりする。
「やれやれ…」
リュネット ♀ 19歳
高慢ちきで高飛車なお嬢様。
常に他人を見下したような態度をとる。
自分に都合の悪いことは無かったことにする。
突剣使い。結構バカ。貧乳。
「あ〜はっはっはっはっは!貧相な脳みそですこと!」
「…え?あ…あ〜っはっはっは!計算のうちですのよ!」
ダフナ ♀ 19歳
リュネットの双子の妹。姉に瓜二つだがおっぱいで見分けられる。
地味で控えめだが、非常に臆病。
姉がでしゃばるため、本当に目立たない。
弓使い。頭脳は中の上。巨乳。
「…お姉様、バレバレですわ…」
「下手な嘘はつかないほうが身のためですわ…」
エリアス ♂? 24
自らの性別を一瞬で変えるコトができる魔導士。
アリアスと言う名前は男人格(エリア)と女人格(リアス)の名前をくっつけた名前である。
ひらたく言えば二重人格だが、人格だけではなく体付きまでも変わってしまう。
記憶の共有もできているので、どっちが本人格かわからないが、普段は男なので、便宜上男と言おう。
二人とも仲が良く、何時かどちらかを実体化させ結婚するのが夢。
性格は共に控えめだが、実力はある
エリア「ここは僕の方がリアスさんより向いていると、思います。」
リアス「じゃあ、任せました。エリアさん、がんばってください。」
リアス「早く、器がほしいですね。エリアさん。」
エリア「そうですね。でもマッタリいきましょう?リアスさん。」
ローク・レグラシオ ♂ 55歳
ラグレシアンのトップ
独善的な全体主義・統一思想に基づき、歪んだ恐怖政治で国民を統治しようとしている
「個人主義は人民の敵だ!反動分子は粛正あるのみ!!」
うめ
ギガライノシス モンスター
立派な角と砦の様な頑強なボディを持つモンスター。
ダイヤモンドより硬いとされているその角は市場で高く取引されている。
しかし極めて凶暴な性格と巨大な体躯のおかげで角を手に入れるのは容易ではない。
ドーン ♀ 15歳
三輪車や大昔の自転車や一輪車に乗って現れる怪しい少女。
やたら鼻がいい。人を名字で呼ぶ。
「駐輪場知らない?」
「さかなくちゃい…」
マーシュ・マロー ♂ 18歳
熱い上にうるさい、今時珍しい熱血男。
説明以下略。
「男は拳一本で戦うもんだろうが!」
「燃えてきたぁぁぁ!」