おっさーん!!( ;Д;)
後にファルスは神の領域を侵犯する。
人は、いや、生物全ては生まれる時から、力の属性は決まっているのだ。
それは一人に必ず一つ。
逆に言えば一つしか持てない。
力を術式で変化させれば別の属性も使える。
だが力の源の属性は一つなのだ、それは世界の絶対的な法則。
そしてファルスの秘奥義は力の源を“増やす”のだ。
ファルスだからこそ出来る芸当
増えた力の源は、体という器の中で反発し、暴れ回り、瞬発的に神と同等かそれ以上の力を発揮する。
そこから放たれる技の威力、絶大…
トウービーコンテニュー
そのうち人気投票とかやりたいな。そんなに住人いないと思うが。
乙ワッフル!
>>810 じゃあアギとパティに100票入れるわ。
じゃあ俺はスクルトンに(ry
ロリコンに
じゃあ俺は魔王を膝に乗せて寝かしたアミーニーたんに
冬原に
誰もロナウドに投票しない件
アースとイース、天井王子に清き百票
ヨウジョスキーに
何故誰もロナウドに入れないんだ…?
ベージュで。
ロナウドに入れるぜ!
俺以外の誰かがな。俺は当然イースお姉さまさ!
アースと佐々木に一票
もっこりもこみちに
もちろんロ…
すみませんロゼに一票
ドウテイに
やな予感がする。
父にもう二度と会えないような、そんな予感。
イ「父上っ…!」
イースは屋根裏から飛び降りた。
しかし、イースの体はいつまでたっても着地しない。イースは竜の顎に捕われていた。
いや、普通の竜ではない。硫黄と生ごみを混ぜたような匂い、肉体は腐り、顔からは濁った眼球がずり下がっていた
イース「ドラゴン…ゾンビか…!!」
竜の首輪の札が揺れた。ポチと書かれているのが読み取れた
竜の牙が太ももを噛み、意識が真っ赤に変色した
痛み、怒り、
下ではアースが大斬撃をはなった。
あの間合いでは避けられない。あのヒビの入った大剣では受けることもできない
父上。
痛み、怒り、そして
焦燥
イース「邪魔だぁあああッ!!!」
一撃の元に竜を喉から頭まで切り捨てる。
衝撃が神殿を包んだ。煙と竜の血の中にイースは落ちた
下半身の感覚がない。イースは剣を使い、床を這う
イース「ち、ちちうえー?!」
あるのはアースの笑い声ばかり
アース「ハハハ…ついに私は父を越えた…!!父上、安らかに眠ってください!!」
ファルス「それはどうかな?」
コノス・レア・ホ・バッカリヤーに
パパさん新しい剣抜いてたらしいよ
む、本当だごめん○刀乙
>ヒビの入った〜は無しで
(´ゝ`)このバカ明太子が
とまぁ投票はここまでで
んだね。
833 :
本編:2006/08/25(金) 23:03:20 ID:???
険しい山々の真ん中に、突然現れるまっ平らな草原。
野花が鮮やかに咲き乱れ、爽やかな風が吹き抜ける。
そんな場所に、吉田ハウスMK2は建っていた。
「皆さん、あれが目的地です。」
涼が平原の真ん中にポツンと立つ家屋を指差して言った。
「ただの民家みたいだが…あれが古代遺跡だってのか?」
「伝説の錬金術師、吉田の残した遺産のひとつです。築100年の立派な古代遺跡ですよ。」
「ふーん…なんでそんな所に行くんだ?」
「次の巫女の場所を聞くんですよ。」
「聞くって…誰に?」
「家にです。」
さも当然のように即答する涼。
家に聞く?意味不明な言葉に、ロナウドはすっかり混乱してしまった。
涼は頭は良いが、少々世間知らずというか、まだまだ子供な部分がある。
お人形とお話するのと同じノリで家とお話するなどと言っているのかもしれない。
もっとも、そんなお遊びでこんな山まで越えさせられてはたまったものでは無いが…。
問題は、今の言葉を聞いても表情ひとつ変えない他の3人である。
いくらなんでもちょっと疑問に思ったって良いのでは…。
「あの、孔明さ…。」
「ご主人様、伏せてください!」
ロナウドの言葉を遮り、涼が叫ぶ。
反射的に素早く身をかがめると、頭上を矢のような物が通り過ぎた。
「ヨケタカ…オモシロイ。」
ロナウドが矢が飛んできた方向を振り向く。
そこに立っていたのは、今までに見たことも無いものだった。
鋼の胴体に、唸りを上げる右腕のドリル。
そして左手には機械式の弓が装備されている。
機械の人間…ロナウドはそんな表現がピッタリと当てはまるように感じた。
「ワタシ ノ ナ ハ 浜田マシーン。イセキ ニ チカヅクモノ ヲ ハイジョスル。」
浜田マシーンは名乗りを終えると、地面を蹴り、ロナウドを飛び越えていく。
「行ったぞタブン!」
「はい!塵にしてやるぜええええ!!」
タブンが抜刀し、飛び込んできた浜田マシーンを迎え撃つ。
魔剣の鋭い一閃が鋼鉄の胴体を打ち抜く。
その一撃でバランスを崩し、吹き飛ばされる浜田マシーン。
「…やったか?」
倒れたマシーンに、ロナウドが慎重に近付く。
「クックックッ…。」
ゆっくりと立ち上がるマシーン。
魔剣の一撃だというのに、胴体には小さな傷が付いているだけだ。
「ヒャーハッハッハッハッー!!!!」
浜田マシーンは笑った。まるで狂った戦士のように。
イェジ・ヤト ♂ 28
喘息持ちの戦士。
強いストレスと、激しい運動で発作が出る。
吸引機が手放せないのはいろいろと困るので
喘息の特効薬を探している。
「ここは俺に任せて早く行げっほげほげほ…」
835 :
本編:2006/08/25(金) 23:04:19 ID:???
「仕方ないわね。久しぶりにやるわよ。」
魔剣の一撃をものともしない浜田マシーンを見て、スーが前に出る。
スーのもとに膨大な量のフォースが集まっていくのが、ロナウドにも分かった。
ひんやりとした風が周囲を包み込む。
「…エターナルフォースブリザード!!」
スーが手をかざすと、浜田マシーンの周囲の大気が冷却され、
一瞬にして巨大な氷柱が出来上がった。
「すっごぉい…。」
「一瞬で、こんな…。」
初めて見るスーの必殺技に呆気にとられるパティと涼。
「ま、こんなもんね。」
氷柱の出来に満足しつつ、吉田ハウスに向かおうとするスー。
だが…。
「………イセキ ニ チカヅクナ!」
ミシミシと音を立て、氷柱にヒビが入る。
「おいおい、嘘だろ。ワケ分かんねえ…。」
目の前の出来事が信じられず、慌てるロナウド。
スーは小さく舌打ちをした。
「対フォースの呪術でも施されてたみたいね。厄介だわ。」
氷の柱が砕け散った。中から出てきた浜田マシーンは笑いながらパティに近付く。
「ヒャーハッハッハッハッー!!!!」
「よーし、来なよっ!」
勢い良くハンマーを振り回すパティ。
だが、浜田マシーンは素早い動きでパティの猛攻をかわしていく。
「スー、なんとかならないのか?」
「そうね…。直接触れることが出来れば呪術なんて関係なく凍らせることは出来るわ。
でも私は接近戦は苦手だし…」
「つまり、スーがあいつに近付ければ良いわけか。よし、やるぞ!」
スーがハァ、と呆れたように溜め息をつく。
「簡単に言うけどね…キャァッ!?」
突然、スーの体が宙に浮く。
ロナウドがスーの体を抱えたのだ。
両手で背中と足の付け根のあたりを支える…いわゆるお姫様だっこの格好である。
「これなら近づける。俺が攻撃をかいくぐって近付くから…。」
ロナウドがスーの目を真剣に見つめる。
スーは顔を真っ赤にし、思わず目を背けた。
「お、下ろして!無茶よ!」
「やってみなきゃ分からないだろ。タブン!援護してくれ!」
ロナウドは走り始めた。タブンも横に並んで駆ける。
「任せときなァァァ!!」
「アンタも止めなさいよっ!」
スーは恥ずかしさで泣きそうになりながら叫んだ。
836 :
本編:2006/08/25(金) 23:05:33 ID:???
ドリルが唸りを上げ、地面を削る。
「うわわっと!危なかった…って、何アレ?」
攻撃をかわしたパティがロナウド達に気付いた。
スーを抱えて走ってくるその姿に、思わず目を奪われてしまう。
「えーと、何やってんの?2人とも…。」
「話は後だ!そいつの動きを止めてくれ!」
パティには2人が何をやっているのか理解は出来なかったが、
とりあえず両腕のふさがっているロナウドを守らなければならないことは分かった。
「よく分かんないケド…オッケー!」
パティは浜田マシーンに向き直り、ハンマーを振り下ろした。
が、難なくその一撃はかわされてしまった。
そのままタブンを飛び越え、ロナウドに近付く浜田マシーン。
「コロス!コロス!コロス!」
「来たぞ!スー、しっかり捕まってろ!」
繰り出されたドリルでの突きを紙一重でかわすロナウド。
続いて2撃、3撃とギリギリでかわしていく。
「ヒャーッハッハッハ!!!!!」
「お、下ろしなさいよ!このままじゃアンタまでやられるわよ!」
「っ…大丈夫だ!」
そうしている間に、背後からパティとタブンが近付く。
「行っくよー!タブンさん!」
「おう!塵に…なりやがれぇぇぇ!」
左右からそれぞれの武器をフルスイングする二人。
ロナウドへの攻撃で体勢を崩していたマシーンはかわすことも出来ず、
2人の攻撃をモロに喰らってしまう。
浜田マシーンの動きが…止まった。
「スー!」
「こんな恥ずかしい格好をさせられた恨み…とくと味わうが良いわ!」
スーの手が浜田マシーンに触れる。
その瞬間、さっきよりも巨大な氷が浜田マシーンを包み込んだ。
「それは…逆恨みだよね。」
「…ですね。」
パティとタブンの呟きは、凍っていく大気に飲み込まれて消えていった。
837 :
本編:2006/08/25(金) 23:07:04 ID:???
「それで、『家に聞く』ってどういうことだ?」
赤く腫れあがった両頬をさすりつつ、ロナウドは涼に尋ねた。
「あ、はい…。それより、大丈夫ですか?」
「結構効いたけど、大丈夫…だと思うぜ。」
あの後、スーは腕から降ろされた瞬間にロナウドに往復ビンタを叩き込んだ。
ビンタで気を失いそうになったのは初めてだ…と後にロナウドは語る。
「あの吉田ハウスMK2には、製作者である吉田の擬似知能が搭載されてます。
ですから、家でありながら吉田の知識のデータベースでもあるんです。」
涼の解説を聞き、ロナウドはうーんと唸った。
「ワケ分かんねえ。簡単に言うとどういうことだ?」
涼はガクッと肩を落とした。
「あぅー…。」
「つまり喋る家ってコト。」
困る涼に、パティが助け舟を出す。
「旅人にとっては有名な話なんです。実際に見るのは私も初めてですが。」
タブンが吉田ハウスに近付く。すると、触れてもいないのに玄関が開いた。
5人はそれに誘われるように中に入る。
中はまるで普通の民家だった。
家具は一式揃っており、わりと趣味も良い。
「どうやってこの家と話をするんだ?」
「そ、それは私も知らないんですが…。」
「う〜ん、どうしましょうか。お茶でも淹れます?」
「呑気にお茶飲んでどうすんのよ。」
「とりあえず、その辺ハンマーで叩いてみる?」
『それは勘弁してくれないかね?』
「そっかー…ひゃうっ!?」
突然室内に響いた声に、パティは驚いて飛び上がった。
838 :
本編:2006/08/25(金) 23:08:04 ID:???
『良く来たね。私は吉田だ。先ほどから君たちの戦いを見ていたよ。
あの浜田マシーンを倒すとは大したものだ。自信作だったのだがね。』
吉田の声に、涼が少し戸惑いながら尋ねる。
「あの…風の巫女さんの居場所を知りませんか?」
『ふむ…すまないが、私は現在巫女がどこにいるかは知らない。
彼女は気まぐれで住む場所を色々と変えているものでね。』
「そんな…。」
一同が落胆する。
少し間を置いて、再び吉田の声が響いた。
『…ここから北に行ったところに、
全てを見ている者が住む塔がある。そこに行けばわかるかもしれないな。』
「全てを見ている者?」
『ああ。せっかく来てくれたんだ。そこまで連れて行ってあげよう。』
ゴゴゴゴゴ…と音を鳴らし、部屋が揺れる。
しばらくすると、音と振動が収まった。
「な、なにが起きたんだ?」
『2足歩行形態に変形したのさ。家のままでは動けないからね。』
ロナウドが窓から下を見ると、確かに機械の足が生えている。
家に足が生えている姿はなかなかにシュールだ。
「…凄ぇけど、ワケ分んねえ。」
『まあ、くつろいでいてくれたまえ。』
吉田ハウスは5人を乗せて歩き出した。
To Be Continue...
839 :
833:2006/08/25(金) 23:09:53 ID:???
正直スーのことは調子に乗りすぎた
後悔はしていない
GJ!GJ!!
ついでにキャラ投下。
マシネル・M−45
一見肌が異様に白い美少女。
頭と背中に無数のチューブが刺さってるスクラップ。
足と手と心臓部の部品をそろえれば復活するかもしれない。
「私はマシネル・M−45です。あなたをお守りします。」
「…布団が吹っ飛んだ…?………記憶しました。」
>>839GJ
ロナウドとスーは、できちゃいますか?
後次の目的地はプ・スマ王国希望
バンボーと一緒かよwww
ライトガーデン
略称 光国
昔、光の巫女がいた国
ダマクス王国、エヌエイチ略国と平和協定を結んでいる
が、ふたつの国が争って消えればいいと思ってる
王は故泉キング
ファルス「我らがブレイディアに伝わる秘奥義、心剣には更に隠し剣があってな…」
アース「フハハッ、そんな技…あったところで満足に動かぬ今の身体ではうてまい!」
ファルス「フッ…残念ながらこういう時に使うためのものさ…」
アース「なに…?」
ファルス「破魂斬…散花」
右手でかまえた刀の峰を左手の人差し指と中指の二本指でなぞると、ファルスは淡く青白い光に包まれた。
女+女+女=姦
クズハ
♀18
隠れ里出身、イースの後輩。
諜報機関、『フクロウはぁと』の忍び
現在、巫女をアースから守るため各地を放浪中
趣味は食べ歩きと人を騙すこと
得意ワザは幻術
「イースさん、そ、それが大変なんですっ!」
ユスケー・サンタマルタ ♂
プ・スマ国の王様。威厳が無い。エロ親父。しょっちゅう美人コンテストなんかを開いてハーレムを目指す。
「せーの、ギブアップ!」
クマダーナ・シカイ ♂
プ・スマ王国の大臣。ユスケーとガハクのだれっぷりを憂いている。
「それではお願いします!どうぞ!」
849 :
猫魔王:2006/08/26(土) 12:02:01 ID:???
猫達は山道を歩く。
傾斜も緩く、比較的進みやすいのだが
「……もう夕刻時か…」
木の葉を透ける木漏れ日は、いつのまにかオレンジ色に代わり
影は怪物なのかと思うほどに長くなっていた。
「今夜はここで野宿だな」「ですね…」
アミーニーの声に元気はない、長歩きの疲れに加え、野宿のための道具も皆無
このままいくと地面に雑魚寝なのだ。
「宿とか、…無いのかな」「まず金が無い、あったとしても…――!」
がっかりするアミーニーを宥めるように言う途中、猫背後に気配を感じた。
「いらっしゃいませ〜」
「……」
「……」
そこには、女の人が「いらっしゃいませ〜」と言ってつっ立っていた。
突然のできごとに二人は絶句する。
しばし、沈黙が流れる。
850 :
猫魔王:2006/08/26(土) 12:02:48 ID:???
ハッとしたようにアミーニーは、小声で猫に話し掛ける。
(なななんでしょうか、あの人)
(し、知らん、いきなり「いらっしゃいませ〜」だぞ、油断できん)
(ですよね、油断できませんよね。いきなり「いらっしゃいませ〜」はあぶない人の証ですよね)
(い、いや、言い出しっぺは私だが、危険かはまだわからんぞ)
(でででも、めっちゃ見てますよ!めっちゃ見てますよ!)
そこでチラッと見たアミーニーと謎の女と目が合う。
「いらっしゃいませ〜」
(また言われちゃいましたよ!また言われちゃいましたよ!?「いらっしゃいませ〜」てまた言われちゃいましたよ!!)
(落ち着け落ち着け、まだ危険とは決まったわけでは…)
そこで偶然に猫と謎の女との目が合う。
「いらっしゃいませ〜」
(「いらっしゃいませ〜」言われちゃったぞ!!?)
ビシッ
猫のネコパンチ!、アミーニーの頬に直撃だ!!
(っなんだか知らないけどごめんなさい!!)
(外見猫の私に「いらっしゃいませ〜」だぞ、危険人物確定だ!!)
(た、たしかにおかしいですけど…――)
「なにこそこそ、猫と話してんだ」
始めてそこで謎の女は「いらっしゃいませ〜」以外の言葉を発した。
「…へ!?…あのその、…あぶない人ですか…?」
突然話し掛けられ、アミーニーはいきなり確信をついた質問をする。
「…はぁ…?、まぁいいや、アタシはここのバイト」
わけありのね、と言いクイッと親指で背後を指す
そこには、一階建てながらもかなり広範囲にわたった大型の建物があった。
「…なんですかコレ?」
「みてわかんない?、宿屋だよ」
はてな、と首をかしげながらまだ意味のわからないアミーニーを無視し女は続ける。
「今夜は野宿だろ、野宿なら折角目の前に宿があるんだ、泊まってきなよ」
「…え」
「よし決まりだ!泊まるなら手続きしなきゃね!!」
そう言うと女はアミーニーの首の後ろの襟を掴み、ズルズルと引きずり宿の中に入っていく。
「え、あのちょっと…」
「こっちはヤバいんだよ、私の気持ちを汲んでくれよ」
「あの、私…」
お金ないんですけど、と言おうとしたところで女が割り込む。
「もい決まっちゃたんだよ!、あきらめて泊まってけ×××野郎」
「え、えぇぇ……」
アミーニーの意思はお構いなしに、引きずりながら女はサザエさんのエンディング風に宿に入っていった。
851 :
猫魔王:2006/08/26(土) 12:04:13 ID:???
やっと一人目、麗紅
続きもすぐに
852 :
ゲーム好き名無しさん:2006/08/26(土) 12:24:51 ID:5LOeQvLm
猫イースGJ、ワッフル
アース「なんだ…何だよそれはぁ…!」
ファルス「己の魂を五属性のフォースに変換することで爆発的な力を得る技…
相手には…死、あるのみ。」
アース「そんなこけおどしが通用すると…」
ファルス「終わりだアース、そして闇の巫女…我が命…くれてやろう…」
アースの台詞を無視しながら刀を鞘に戻し、抜刀術の構えに入る。
恐れは何もない…唯一あるとすれば娘のこれから…
強く…強く生きろ…才能は自分よりも…今まで出会った誰よりも…
お前は持っている!
ファルス「破魂斬…月華!」アース「な…」
巫女「あ…」
カッ…
闇の巫女、そして騎士を飲み込む青白い閃光。それは一瞬にして彼らを蒸発させた。
ファルス「終わった…か…」
イース「父上ぇー!」
剣を杖にしながら歩み寄る愛娘。その顔はまだ緊張でこわばっている。
ファルス「終わったよ。もう大丈夫だ…」
イース「流石は父上…私の誇り…」
ファルス「フフ…」
愛娘に安堵の表情が戻る。
イース「では父上、里へ…父上?」
ファルス「すまないな。私はここでお別れだ…私の分も強く生きてくれ…我が愛しき娘、イース…」
カシャン!
イース「あ…あ…父さん?父さぁぁぁあぁん!」
剣聖と呼ばれた父…ファルスは淡く青白い光を放つ細かい砂となって飛散した。
ただ、刀と服のみを残して…
うわあ…技を放つという一番キメの場面で改行ミスるとか有り得ねぇ…何やってんだ俺…
それからのことはよく覚えていない…
聞いた話によれば、父と小鉄くんの形見を持ち帰り、闇の巫女とアースを父が討ったこと、そして父と小鉄くん、マリ姉の犠牲を長老に報告するなり倒れ、半月ほど眠り続けていたという。
おかげであの闘いは夢だったかのような感じがした。
しかし家には自分しか居ない現実が、あの闘いは事実であったことを物語っている。
クズハ「イースさん、おはです!」
イース「…おはよう。」
クズハ「元気出してまた稽古つけてくださいよ!」
イース「ああ…」
856 :
ゲーム好き名無しさん:
ルーカスわっふるしながらあげ