「ﾅﾒ」で検索してんじゃねぇよm9(＾Д＾)ﾌﾟｷﾞｬｰ　40周忌

対伝霊（ついでんれい）

古代中国・殷の時代から伝わる秘術の一つに対伝霊というものがある
これは王族の繁栄を願って行われる儀式で、
特殊な霊力を持った巫女と当代の当主によって執り行われたと言われている
二人が向かい合い対になることで、祖先霊の言葉を伝え聞き護国豊饒を願ったのだ
巫女の任に当たったのは射陰腸族、目画猫族、亜根木屋羅族、芋宇都族等、様々であったが
どの部族も長く伝承することが出来ず廃れていった
困った王族はある部族に託すことにした。
その部族名は文献ではまだ見つかっていないが、近年になって次のような記述が発見された
『彼女達は常に高圧的な態度であり、また儀式の際には奇妙な行動をとった。
まず当主と対になったときに顔を赤い紅で染め、けして相手の顔を見ない。
そして常日頃の高圧的態度は成りを潜め、淑女のように振舞った』という
彼女達は伝承を絶やさず対伝霊に関わった為、いつの頃からか「対伝霊族」と呼ばれるようになった

なお、現代ツンツンしてるのに二人きりになるとデレデレする「ツンデレ」なるキャラが流行っているが
これは言うまでもなく対伝霊族が元になっている
また儀式の際に用いた「柄炉鯨」とよばれる鯨の柄の香炉があるが
現在ツンデレキャラの女性と出会うことを「それなんてエロゲ」というのも、この事例から来ているのは間違いない


民明書房刊　「べ、別にあんたの為に書いたんじゃないんだから〜」　スナオ＝クール著　より