Hブロック03組<<マリア(マリア・バルタザール)@ゼノギアス>>支援
「このゼプツェンは、父さんが開発したものです。ソラリスの研究所で…。
わたしはまだ、五つになったばかりで、何が起こってるのかも理解してなかった…。
あいつらは、わたしのことを盾にとって、嫌がる父さんに無理矢理研究を続けさせていたんです…。
でも父さんは、わたしの前では辛そうな顔や悲しそうな顔は決してしなかった…。
いつもやさしく微笑んで…。
大丈夫だよ、マリア、ゼプツェンがそばにいて、おまえを守ってくれるって…。
5年前のあの日も父さんは、逃げ遅れたわたしをかばって、ひとり後に取り残されて…。
父さんの声も、笑顔も…、どんどん遠く、小さくなっていく…。
こんな事は決して起こらないと信じてた…。
一生忘れないと、あの日心に誓ったのに…!
わたしと父さんとをつなぐ糸が、このセプツェンだけになってしまうなんて…。
でも…、父さんは、いつかきっとわたしが助け出す!
父さんの笑顔を取り戻してみせるから!
わたしとゼプツェンで、かならず…!!かならず…!!
……。
ごめんなさい…。ヘンな話を聞かせてしまって…。
あなた方には、関係ない話でしたね…。」