今日ニャンスが死んだ。
8年間我が家にいてくれたネコちゃんだ。
最近体が弱ってきているのが一目瞭然だったので、そろそろかなとハラハラしていた。
いろいろな高価な猫がいるなかで、ニャンスはただで頂いた雑種であった。
何か手元に生き物を感じるのは良いことだと思ったので、いろいろ迷ったが家につれてくる
ことにした。生まれて間もないころは、眠るということに恐れを感じて、体を起こしたままウトウト
してはピクッと起き上がるのを繰り返していた。そんなニャンスがやがてドカンとひっくり返って
寝るようになり、ソファーの上にすごいフットワークで飛び乗るようになったのがつい先日のこと
のようだ。
今ニャンスがいなくなったベランダを見ると、台風で荒れている外の生暖かい風が俺につきささり
悲しくなってくる。身近にいてくれた生き物が亡くなると一瞬ぽかんとしてしまう。
寂しくて仕事も手につかないで、豆のテトリスを延々とやっていた。
しばらく何もできそうにもない。本当に天国があったらまたニャンスと会えるかな・・・。
その時はもっと抱きしめてあげたい。
ニャンス、ひとりぼっちの俺に優しさを与えてくれてありがとう。