【Tウィルス】バイオ小説創作スレFILE2【Gウィルス】

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687東京バイオ:2005/11/22(火) 22:27:34 ID:???
>>685
ふむふむ、鼻で笑うとかじゃなくて口元をゆるめたとか
そういうのがいいんですな、勉強になりました
688ゲーム好き名無しさん:2005/11/22(火) 22:50:17 ID:???
BIOHAZARD-OUTBREAK-
FILE No.1「発生」

ラクーン市警の北に位置する場所にあるBRA"J'sBAR"。俺は今日もまた徘徊仕事をサボりここへ飲みにきた。
この店は他のBRAに比べると地味で人入りも悪いしバーテンも陰気な人だ。俺はそんな雰囲気が気に入ってる。
689ゲーム好き名無しさん:2005/11/23(水) 07:31:07 ID:D/TJ0DHj
自己満足房乙
690裏方 前:2005/11/23(水) 17:07:11 ID:???
我が輩はケルベロスである。特に名前は無い。
ケルベロスというのは我が輩を檻に閉じ込め飼い慣らそうとした傲慢な馬鹿が付けた名前だ。
名前というよりは呼び名であろう。いわゆるこーどねーむというやつである。
由来は古代ぎりしゃ神話の冥府の番犬の名前に端を発するが、あの馬鹿は死ぬまでそんな事は知るよしもないだろう。
現在の我が輩はというと、とても自由である。今も自由気ままな散歩を中庭で満喫している。いわゆるふりーだむというやつである。ふりーだむが我が物顔で歩いている、それが今の我が輩である。
だが我が輩も昔からそうだった訳ではない。狭く汚い檻に閉じ込められ、貧しい食事しか与えられず、散歩もろくにしてもらえない。おまけに馬鹿を相手にいじられ続ける日々。真に動物虐待、犬権侵害である。
というか、あんな馬鹿は死んでいればいいのだ。まあ我が輩が喉仏を喰いちぎってやったので、今はあの馬鹿も天国で暮らしている事だろう。
691裏方 中:2005/11/23(水) 17:12:28 ID:???
話は変わり、そういう我が輩にも、最近は仕事というものが出来たのだ。
いわゆる日々の生き甲斐というやつである。儚い犬生には生き甲斐は必要である。

ぱりーん!

今我が輩がいる庭。そこに面した目の前の逆L字型の渡り通路、
その窓側辺りから、いつもの音が聞こえた。
どうやら今日はお隣の「同業者」に先を越された様だ。
我が輩はここをてりとりーとしているが、すぐ近くにも「同業者」が何匹かいる。美味しい仕事には、競争相手がいるというのは世の常であろうから、致し方ない。
それにお互い縄張りを侵害する様な事が無ければ争いは起こらないので、
意外と上手くやっている。同じ仕事をこなす者同士の連帯感というやつもあるのだろうか。
けれどらいばるには違いないので、我が輩も負けてはいられない。
そうこう思っている内に、我が輩のてりとりーにどうやら「お客」が来た様だ。
この仕事にはこつがいる。ある程度助走距離を取り、
勢いよくじゃんぷして「目標」に飛び込むこと。
我が輩の身体能力が唸りを上げる瞬間である。思い切りも肝心だ。
しかしこの仕事、何が楽しいって「お客」のあの瞬間の顔である。あの馬鹿な顔といったら他にはない。
692裏方 後:2005/11/23(水) 17:15:37 ID:???
そうこう思いながら、我が輩はいつもの様に「お客」との間合いを計り、
たいみんぐよく勢いをつけて動き出す。
この、目標に向かって駆け出す瞬間が堪らない。
美しくも儚く、そしてその憂いを帯びた香しい肢体の、その力を存分に発揮しながら、四肢から生まれる躍動を、ただただ集中させている。
地面の土や雑草を蹴って、その身体から生まれた風の様な疾走、そして「目標」に向かう跳躍が、今正に、また華開かんとしている。
いつものあの音まで、もうすくだ。
今日もまた馬鹿な「お客」を喜ばせてやろう。

ぱりーん!

693訂正:2005/11/23(水) 18:49:24 ID:???
>>690
中庭×
外庭○
694ゲーム好き名無しさん:2005/11/24(木) 07:34:34 ID:eZq2AlMX
氏ねお(^ω^)
695ゲーム好き名無しさん:2005/11/24(木) 09:12:08 ID:???
なんでもかんでも「お」つければいいってもんじゃあねー
696ゲーム好き名無しさん:2005/11/24(木) 12:14:38 ID:???
おいおいココは何時から批評スレになったんだ?
697ゲーム好き名無しさん:2005/11/24(木) 12:40:01 ID:???
批評してほしいって作者が言うんだからいいだろ。
698東京バイオ:2005/11/24(木) 16:51:32 ID:???
>>646
キャンプに腰を下ろして何時間たったのだろう・・・・?
俺はその少しの間にたまりにたまった睡魔に襲われた。

「またか・・・・・・。」

俺は目をゆっくり開け、悪夢から逃れるように覚醒した。
久々に得られた睡眠だが、やはり悪夢を見てしまった。
体中には嫌な汗がまとわりついている。
たった数十分という居眠りだったが、体力を通常の戦闘の後より浪費してしまったようだ。

寒いな・・・・・・。

汗が影響してか、体中がスースーする。

「おいみんな、後40分でゼロアワーだ。」

隊長が演説のようなものをし、隊員を奮い立たせはじめた。
まぁ俺はそんなものに興味はなく、聞く振りをしながらボーッとした。

「以上、幸運を祈る!」

ビシッと隊長は敬礼を決めた。
それに続き隊員含む俺達も敬礼をし返す。

「解散!」

その声が響き渡ると、止まっていた声がキャンプを満たし始めた。

やっと終わったか・・・・長ったらしい演説だったよ・・・まったく。

と俺は愚痴を聞こえないように零す。

「がんばろうな。」

と、誰かが俺に声をかけてきた。

「ああ。」

こいつはテイラーっていう奴だったな。
顔と名前がピタリと頭の中で一致した。

俺はやることがなくなったので
何気なくブリーフィングの書類を取り出して読み始めた。
ブリーフィングの書類には写真や文章が載っており
そこにはRPGについてなどがあった。
699東京バイオ:2005/11/24(木) 16:52:37 ID:???
RPG・・・・・・、アフリカの民兵かよ・・・。

俺は子供のころから、戦争モノの映画が好きだった。
最も趣味として楽しんでいたころにははベトナム戦争やブラックホークダウンに
関係した映画や著書を読み漁り、武器の性能をだいたい把握していた。
ただの軍事オタクだろとつっこまれても反論はできないが・・・。

「後、5分で出撃だ、全員準備はいいか!?」

突然隊長の声が響き渡る。

「Yes, Sir!」

と隊員達が間髪いれずに返した。

ストレッチでもしとくか・・・・・。

俺は体を伸ばし始めた。
新兵だったころはこれをやりすぎて何度吊ったことか・・・・・。
700ゲーム好き名無しさん:2005/11/24(木) 18:05:22 ID:???
やらないか
701ゲーム好き名無しさん:2005/11/24(木) 18:55:36 ID:???
だが断る!
702ゲーム好き名無しさん:2005/11/24(木) 18:57:33 ID:???
コテの馴れ合いはうんざりだ。前スレは何処行った?
703ゲーム好き名無しさん:2005/11/24(木) 19:36:43 ID:???
そうとだけ言うと>>701-702は何事も無かったかの様にスタスタと歩いて行った。
704ゲーム好き名無しさん:2005/11/24(木) 20:00:11 ID:eZq2AlMX
ハゲワラWWWWWWWWWWWW
705ゲーム好き名無しさん:2005/11/24(木) 20:33:54 ID:???
>>252-255みたいなドンデン返しのある作品を読みたいな。
706決意1:2005/11/25(金) 02:49:49 ID:???
 「なんなのよ!あんたたち!」

ケビンの消えた川辺。アリッサは、鮫に向かって叫んでいた。
アサルトライフルからは、弾丸がアリッサの心のごとくほとばしる。
嫌な音をたてて、鮫の死骸から着弾音が響く。
トリガーを引き絞った指からは、血が滲みかけている。

 「どうして?どうしてなの?アイツはどこに行ったのよ!!」

虚しく空になるマガジン。それでもアリッサは、心の中でトリガーを引く。

 「返してよ!アイツを返してよ!」

埃にまみれた頬を、一筋の光が落ちる。

 「アイツを.......」

銃を落し、力なくしゃがみ込む。
やっと手に入れた、Vポイズンだけが桟橋の上に光っている。

 「どうしてよ!薬が出来たって、アンタが.....アンタが.......!」

地下から通路、そしてエレベーター。気がつけばいつも助けられていた。
いつもにやけヅラで、知性のかけらも見えない男。
初めて会った時から、子供みたいな奴だと思っていた。何かある度、小言を言った。

 「ちょっとは大人になりなさいよ。」

 「大人ってどんなんだよ?ジョージか?マークか?ジムじゃねえよな?」

 「あんたねえ!」
707決意2:2005/11/25(金) 02:58:38 ID:???
試薬に必要な成分、Vポイズンを探す為訪れた地下施設。
蜘蛛を避けた旧地下鉄構内で休憩中、ふとケビンが言った。
 「俺はこんなんかも知れねえけどよ、警官としての責務は果たすぜ?」

 「当然でしょ?悪を退治してよ。こう見えても、か弱い市民なのよ?」

 「OK!アリッサ、あんたツイてるぜ?こんないい男がそばにいるんだからよ!」

 「いい男なんて、自分で言うもんじゃないわよ。」

 「喜んでもらいたいね。今アンタは俺を独り占めなんだぜ?」
 
 「はいはい。うれしいわよ。」

 「ちぇっ!つれないねえ。」 
 
 「........ところであんたさ、街を出られたらどうするつもり?」

 「....そうだな、まずはクニの実家に顔を出すか。」

 「?あんた生まれはここじゃないの?」

 「ああ、もっと北だ。実家は牧場さ。ずいぶん帰ってねえ。」

 「牧場?良いわね、のどかそうで。こうしてる位なら、そんな生活も悪くないと思えるわね。」

 「だろ?良いとこだぜ?親父にもお袋にも、マギーにも会いてえしな。」

 「マギー?友達?残して来た女?あ、あんたみたいな男に着いてくる女はいないわよね。」

 「悪かったな、妹さ。」

 「妹!?」
708決意3:2005/11/25(金) 03:02:40 ID:???
 「ああ、地元の大学に通ってる。ラクーン大学じゃなくてラッキーだったよな!」
 「...あいつ、俺に会うたび言ってたよ。」
 「しっかりした人つかまえて、父さん母さんを安心させないと駄目よ!なんてさ。」

 「アニキがこれじゃあ妹は大変ね。同情するわ。」

 「まあな、そろそろ心配かけるのも飽きたし、今度は連れて帰りたいもんだよな。」
 「......しっかりした人ってヤツをよ。」

 「今までのあんたじゃ、むずかしいんじゃないの?」
 「でも最近の働きは認めてあげるわ。やっぱり男、警官なだけあるわよ。」

 「だろ?俺に惚れない女がいるかよ?ロケンロール!」

 「わかったわよ!わかったから、ちゃんとあたしを守ってよ?」

 「まかしときなって!守ってやるぜ!これからもずっとな!」

 「頼むわよ?お兄ちゃん。」

いつものように、ロマンスのかけらもない。本当に何気ない会話だったかも知れない。
でも今はそれが愛しく懐かしい。何故自分一人?もう会話をする相手はいない。
 「クニに帰るんじゃなかったの?」
 「家族を安心させるんじゃなかったの?」
 「どうして......あたしなんかを助けたのよ!」
709ゲーム好き名無しさん:2005/11/25(金) 03:09:39 ID:???
>>706-708おお!新作キターーーーーーーーーーーーー!!!ケビンとアリッサの会
話がイイね。これで終りなのかな?ケビン鮫に食われちゃったの?
710決意4:2005/11/25(金) 04:28:00 ID:???
大学の裏手は、キーロックされていた。マンホールからの道は、蛙の化け物に阻まれた。
もう武器と言える物はわずかしかない。この先何があるかわからない。温存を話し合った。
仕方なく通る事にした桟橋。お互い無傷とは言えない状況だ。薬が要る。
特にケビンは、途中までひどい出血だった。着いてくるのが辛そうだ。早く治療しなければ。
辺りをうろつく鮫に注意しながら、桟橋の中程まで来た時だった。救急スプレーが目に入った。
 「あ!良かった!こんなところに!」

そしてケビンが叫ぶ声が聞こえた。
 「アリッサ─────────!!」



どれくらいの時間が経ったのだろう。夕日に、金色の髪が風になびいていた。
懐かしい感触に、ふと心が目覚める。
 「.........髪か.......」
 「ふざけたアイツに、撫でられた事もあったわね......」
 「でも、もう.......」

地下研究所のダクトで、コード入力に行ったジョージを待った2人きりの時。 
辺りを警戒していると、にやけヅラのアイツが切り出した。
 「なあ、なんでいつもよ、こんなに髪がサラサラなんだよ?」
 「見ろよ、俺なんかベッタベタだぜ?隠れてシャワーでも浴びてんのか?うらうら!」
 
 「やめなさいよ!もう!トリートメントは、できる女の身だしなみなのよ!」
 「アンタの男臭い髪じゃあ、シャンプーくらいじゃ駄目なのよ!」
 「いたた!汚れるでしょ!グローブくらい外しなさいよ!」

 「できる女?アハハハ!どれどれ、グローブを外して、と。しっかしいい手触りだよな!うらうらうら!」
 
 「ちょっとケビン!」

明るい笑顔だった。
この絶望の闇に閉ざされた街で、太陽の様に眩しかった。
どれほど勇気づけられただろう。あの笑顔に。あの男に。

711決意5:2005/11/25(金) 04:32:55 ID:???
そして、いつからだろう?その男の笑顔が見たいと思うようになったのは。
いつからだろう?戦いから帰ってくるその男の姿に、胸が締め付けられるような気持ちになったのは。
なぜ自分は、いつも小言ばかり言って、その男を困らせたのだろう?
男はなぜ、そして、どうして最後の瞬間まで、自分を守ってくれたのだろう。
 「守ってとは言ったわ。でも、でも....そんな!」
 「まさかアイツが、アイツに限って。」
 「ご両親に何て言えばいいのよ。妹さんにだって.......」
 「いつも帰って来たもの。ボロボロになっても、必ず帰って来たもの!」

何故こんなに苦しいのだろう?故郷の話を聞いたから?ここまで一緒だったから?
守ってもらったから?助けてもらったから?身代わりになったから?   ...................違う。

違う!

あたしは!あたしは!..............お願いよ!!

もう一度髪を撫でて!もう一度笑いかけて!もう一度話を聞いて!もう一度......帰って来て!
あたしは、アイツを........アイツを!

「ケビ─────────ンヌ!!」
712ゲーム好き名無しさん:2005/11/25(金) 05:34:03 ID:???
>>706
OBネタでなくオリジナルでもいいなら。お題として考えていいの出来たらいつか投稿してみるよ。
いいなと思ったのは>>252-255と、前スレだったか、本当にゲームの中だったってやつ(オチはGAMEOVERでまた再開だかの)。
後は45さん30さんの短編(特にオリジナル)で、二方は小説としての文章の書き方が書き慣れてる感じで上手くて羨ましいなと思う。
正直自分は完全なノベライズ物は余り読む気がしない。完全なノベライズ物となると皆の知る既存の原作に沿ってというだけに、
文章そのものの技量があって魅力もあるとか、何か+αがあるとか、読み手が原作を余程好きだとかでないと、
読もう面白いって気にもなかなかなれない気がする。そういう意味では>>576,579も解る気も。
とはいえ何も書かない、未完で終わってしまうよりは、どんなでも1つの作品を書きあげるって人の方が凄い事だと思うので(と小説賞を受賞した人が言ってるのを見ました)、今書いてる人は頑張って下さい。
というか余り批評すると未熟な自分が投稿し辛くなるんでこの辺にしときます。
713決意6:2005/11/25(金) 05:40:33 ID:???
ザバ─────────ッ!!
突然背後の水面が弾けた。水音をたてて、桟橋に何かが上がったようだ。
 「鮫......まだいたのね.....いいわ、仇はまだ、取り足りないわよ!」

弾切れの時の為に、ポケットに入れておいた折りたたみナイフを握り、振り向く。
 「いまのあたしにできる事はッ!!」「!...........え?な、何よ!?」

 「うおお───────────ッ!!」
 「冷てぇ───────ッ!!」
 「だああああ!あの鮫野郎ッ!!」
 「あ、あれ?アリッサ!無事だったのか!!」

ケビンだった。全身ずぶ濡れ、顔も手も肌は真っ白だ。
 「くっそ───ッ!いつまで居やがるんだよ!鮫公!」
 「もう少しでエスキモーだぜ!」
  
 「エスキ........ケ、ケビン!?あ、あなた.....」
 
 「ん?アリッサ?待て!待て!耳に水が入って何にも聞こえねえ!」

ケビンは頭を振り、片手で側頭部を叩いた。
 「アーアー!なんとか聞こえるな。で、なんだよ?」

 「なんだよってあなた、どうなってるのよ!!」

 「ん?ああ、落ちた後か?」
 「よく見ろよ。桟橋と水面の間に、すこーし隙間があるだろ?で、桟橋に捕まって踏ん張ってたのよ!」
 「口と鼻が開いてりゃあ息はできる!耳には多少入ったがな!」
 「あのサノバビッチ野郎!なかなか離れねえんで困ったけどな。」
 「水温が下がったんで、どっかにいっちまったよ。」
 「我ながらグッドアイディアだったぜ!!」

 「グッドアイディアって......返事くらいしなさいよ!もう!」
 「こっちはね、アンタが.....アンタが......そのまま.....」
 「戻っ......て来ない.......のか........と」

714決意7:2005/11/25(金) 05:42:20 ID:???
駄目だ。上を向けない。涙で顔がグシャグシャになっている。
こんなところは見られたくない。いや.....いや!見て欲しい!ありのままの自分を!
あなたの帰りを、こんなにも待ち望んでいた女を!うれしかった。うれしかった!
このまま飛び上がって!この男に抱きついて!大声で名前を呼んで!そして........!
 「ん!なんだよ?」
 「ははーん?化粧が落ちたな?つけまつげか?コンタクトか?」
 「あ、わりいわりい!鼻水が出てんだよな!冷え込んでるしよ!」
 「ブァ──ックション!!駄目だ!風邪ひいちまう!」
.....................!
 「あ、アンタって人は──────ッ!!」

立ち上がる。化粧など気にしない。どうしてこの男はッ!
 「おいおい何だよ!その右手!グーはやめろよ!グーは!」
 「仕方ネエだろ?あの状況じゃ!鮫に気付かれるかも知れねえしよ!」
 「今何時だ?別ルートのヨーコは大丈夫なのかよ?」
 「ところで相談なんだけどな!.....お姉さん、あっためてくんない?......今なら誰もいねえぜ?」
 「!」

 その後2人は、待ちくたびれて、マンホール前にうなだれているヨーコを発見した。
目覚めたヨーコは、無事を喜んだが無表情だった。
しかしケビンの顔に、おおきな手形が着いているのを見つけると、頷いて小さく笑ったようだ。
 「なんだよ!ヨーコ!これは不慮の事故だ!な!アリッサ?」
 「海に落ちた俺を、アリッサが.......」

 「もういいわよケビン!さっ行きましょう。実験室でジョージが待ってるわ。」
715決意8:2005/11/25(金) 05:43:46 ID:???
歩き出す。未来に向かって。その足取りは、力強くも軽やかに。
そう、この男には借りができた。大きな借りが。そしてその借りを喜んでいる自分がいる。
街を出られたら、帰ろう。その場所へ、この男と。
 「........そうね。」

 「ん?なにか言ったか?」
 
 (妹が出来るってのも、良いかもね。)

少しずつ返して行こう。大自然の懐の、大きな牧場で。
大きな笑顔に。
 

そのころジョージは、まだ点検用通路に居た。
Tブラッド採集の為、電線下にタナトスを誘導している最中だ。
 「この役目が一人とは...........理不尽にも程があるッ!!」

716ゲーム好き名無しさん:2005/11/25(金) 06:58:35 ID:zH4sV8yX
なにこの妄想スレwwwww
717ありっさ:2005/11/25(金) 07:05:39 ID:zH4sV8yX
アリ『いつしか私はケビソの股間を愛撫していたw』
ケビ『ぉーお〜wいいぞアリッサもっと激しく激しく…ジュパパパパパw』
ドパァァァァァァァ
アリ『なにもう出たわよww』
ケビ『wwwwwwwwwwwwっうぇっうぇwwwwwwww』
718ゲーム好き名無しさん:2005/11/25(金) 07:10:58 ID:zH4sV8yX
俺浅橋で鮫にグレネードぶちこんだのに鮫は死ななかったぜwwwwwタフな野郎だwwっうぇwwwwwwww
719ゲーム好き名無しさん:2005/11/25(金) 07:16:23 ID:zH4sV8yX
>>690なにコイツ、きんもー★
m9(^Д^)
720ゲーム好き名無しさん:2005/11/25(金) 07:37:43 ID:???
ワロタ
721決意 後書き:2005/11/25(金) 07:49:20 ID:???
突然思い立って投稿しました。書きながらだったんで、遅くなってしまいました。
感想は聞きたいところですが、批評はカンベンして下さい。
もう書かないんで。もうネタもないですし。
このスレの発展を祈って、読者に戻ります。
722ゲーム好き名無しさん:2005/11/25(金) 08:37:56 ID:zH4sV8yX
>>721スマソorz
おもろいよOB
723ゲーム好き名無しさん:2005/11/25(金) 18:56:10 ID:???
>>721
いや、かなり面白かったよ。
724東京バイオ:2005/11/25(金) 20:16:06 ID:???
>>723
右に同じな感想
後、僕のも毎回批評してくれるとありがたいです
725ゲーム好き名無しさん:2005/11/25(金) 20:54:09 ID:???
めっちゃおもろかったですよ!感動したし…(いつか)次作たのしみにしてます(・∀・)
726ゲーム好き名無しさん:2005/11/25(金) 21:10:59 ID:???
>>724
じゃ気になった所を少し。
今回RPGとブラックホークダウンという実在する物の単語が出て来てますが、
前者は説明みたいな文が何も無いので、勘のいい人なら何かの兵器名かなとは思えども、RPGを知らない人には余り何の事か解らないんじゃないかなと思うのでイメージしやすく自然な説明を入れた方がいいんじゃないかなといます。
後者は特に実在する映画の名なので、ちょっと違和感を感じました。舞台背景や時代背景が周りに殆どなくいきなりその単語が出て来たので、話は結構な未来の話なのかな?と思ったり、
ブラックホークダウンというのも前者と同じくどんな映画なのかってイメージをしやすい自然な説明なんかを少し入れた方がいいんじゃないかなとと思いました。
実在する作品名とかを出すのは、特にそういう所を気をつけないと事実との整合性を失っちゃったりしちゃうので。
727ゲーム好き名無しさん:2005/11/25(金) 21:16:32 ID:???
>>726
説明が途中で抜けちゃっいました。補足すると、ブラックホークダウンは比較的最近の映画なので、時代背景が解り辛い分結構な未来の話なのかなと。
728東京バイオ:2005/11/25(金) 21:44:32 ID:???
>>727
thxです
そこ注意してがんばります
ブラックホークはいれないほうがよかったなあorz
ブラックホークだけなかったということにしてもらいたいかも(何
729ゲーム好き名無しさん:2005/11/25(金) 21:52:41 ID:???
RPG-7
ロケットプロペリンググレネードだったか。ブラックホークダウンはこいつ無しでは成り立たない映画だったな。
730決意 後書き2:2005/11/25(金) 22:03:27 ID:???
皆様ご感想誠にありがとうございます。
徹夜で書いて、朦朧としていた時に書いた後書きでしたが、
今見るととんでもなく失礼ですね。
大変申し訳ございません。
批評なんかも歓迎です。採点なさって下さい。(しかし恐い)

勢いで書いた文章ってのは、後々見直すと大変はずかしい!
ここはこうすれば良かったなとか、全然状況説明がないなとか。
第三者かアリッサか、誰の視点なのかとか。
これがベスト!と、なかなか決断できませんでした。

最初はケビンがそのまま逝って、強く立ち直るアリッサにしよう。
なんて考えてましたが、それじゃあ救いが無い。
ケビンのキャラを考えて、お間抜けな展開にしました。
ジョージには損な役回りをさせましたが、なんたってハ─イ!だし。

もっと他の皆様の作品を勉強し、次を投稿できたらいいな、と思ってます。
731ゲーム好き名無しさん:2005/11/25(金) 22:13:17 ID:???
>>730
俺としては特に変だったりするところは無いと思う。
さっきも言ったけどほんと面白かったからよかったらこれからもよろしくお願いします。
732ゲーム好き名無しさん:2005/11/25(金) 23:15:53 ID:???
>>730
じゃついでに気になった所を。
>707の、ふと言ったって割には、その後ずっと会話文が続いて、描写が間に挟まれていないのが気になりました。
どういう状況で誰がどんな感じで喋っているのかというのが無く、解り辛くて、
それがずっと同じ様に続いて、少し単調で疲れる様な感じがするので、
ある程度会話文を入れたら間に話してる者の様子なり描写の文を少し入れる様にしたらいいんじゃないかなと思います。
733ゲーム好き名無しさん:2005/11/25(金) 23:45:42 ID:zH4sV8yX
ジョージ一人であんな馬鹿デカい奴を相手してるのかwwwwwwwwwwwwジョージツヨスww
734ゲーム好き名無しさん:2005/11/26(土) 13:42:06 ID:???
>730
耳に水がはいってきこえねえ!で超吹いた
735決意前1:2005/11/26(土) 17:39:07 ID:???
 「ここも既に......」

ジョージは落胆の色を隠せなかった。
最期の希望の地、市警庁舎。
しかしそこは、もう安息の地ではなかった。
地下研究所から乗った機関車。
そのレールの軌跡は、路面電車の駅へ繋がっていた。
なぜ?驚きもしたが、皆で話し合った末、ここからなら警察署が近い。
特に同行者のケビンは、職場の状況が気になっているようだ。
そこに向かおうと決まった。
先刻なんとか辿り着いた時、ホールで現責任者のマービンが言った。
 「今、市民をピストン輸送で郊外に送り出している。」
 「市全域は完全に封鎖されたようだが、外部には州軍が待機しているはずだ。」
 「次が戻って来たら、君たちも乗ってくれ。」
だがジョージはマービンの表情から、それすら思わしくない状況なのを読み取る。
職業上、そういった事には敏感なのだ。自分を恨む。
 「もっと楽観的な性格なら、希望も持てるかも知れないが。」

736決意前2
今はマービンとケビン、そして同行のアリッサが話し合っている。
 「君は記者クラブの.....大変だったね。」
握手を交わし、マービンがねぎらう。
 「まったくよ。こんな腕白坊主が一緒じゃあね。」
アリッサが大きく肩をすくめて言う。
 「だろう?本当に手を焼かせられるよ。問題が、また一つ増えちまったな。」
その仕草にマービンが、苦笑しながら気の毒とばかり言う。
 「おい!お前ら!何て言い草だよ!ったく ......そんな事合意してる場合か!」
 「署内にはどれくらいゾンビが?西側は駄目なのか?」
 「今何人残ってるんだよ?他に連絡着くのか?」
 「署長はなにやってんだよ!先頭に立つべきだろ!」
ケビンがまくしたてた。
 「西側は完全に駄目だ。安全なのはホールより東のみになった。」
 「十人前後が頑張っている。皆限界だ。」
 「署長は不明だ。.....署長室前にはバリケードを張った。」
マービンが辛そうに言う。責任者、同僚として当然だろう。
 「不明!サノバビッチ!それにそんな人数じゃあいずれ!............」
ケビンは押し黙ってしまった。そう、その先は言ってはならない。
 「ところで次の輸送車は、いつごろ着くのかな?」
ジョージは、傍らで一心に端末を操作する女性に話しかけた。
リタと言う名前らしい。ケビンが再会を喜んでいた。
「予定では30分程で、一台戻って来ます。現況では確定ではありませんが。」
リタが優しい表情で答える。しかし、ここでもジョージは、その奥を読み取ってしまう。
「予想通り運んではいないようだな.........。」
マービンが呼びかけて来た。
「そちらのお医者様、ハミルトンさんでしたね?」
「ジョージで結構です。何か?」
「地下駐車場に、避難して来た市民が伝言を残しています。」
「そちらも確認などされては?」
その気遣いが心に刺さる。これからケビンと本音で話したいのだろう。
「そうですか。なにか残っているやも知れません。お気遣いありがとうございます。」
東側から降りられると言う。アリッサと、先ほどから全く口をきかないヨーコが着いてくる。
「ヨーコ?具合でも悪いのかい?私に出来る事があれば....」
「いえ......あの...なんとなくここって....」
なにか思い詰めているようなヨーコ。
「なによ?嫌な雰囲気って?どこも同じようなもんよ。」
アリッサが返す。
「気丈な女性だ。男性でも落ち込むような状況なのに。」
ある意味感心しているジョージだった。
「あ、あれだな?」
駐車場の内壁に、様々な伝言が残されている。
しばし内容を確かめる事にした。