ずざざざー
終了
3 :
KIKI:2005/07/08(金) 00:01:52 ID:9SaAZPFF
完
4 :
ゲーム好き名無しさん:2005/07/08(金) 13:03:31 ID:VOg2+xef
再女台
今夜、
6 :
ゲーム好き名無しさん:2005/07/08(金) 13:14:53 ID:/X0gO+fq
12時
7 :
ゲーム好き名無しさん:2005/07/08(金) 13:15:57 ID:qc3zu6hC
誰かが
死ぬ
前に
真理と
いや夏美さんと
12 :
ゲーム好き名無しさん:2005/07/08(金) 18:19:06 ID:gJ0/AkUk
香山が
シュプールで
かまいたち。いや、おまえたち。
おまいたちの夜
16 :
ゲーム好き名無しさん:2005/07/08(金) 23:50:52 ID:5Hcore7W
じゃーん
かまいたちの夜
特別編
17 :
KIKI:2005/07/09(土) 00:05:04 ID:+nYu0HQe
犯人の名は…
18 :
part1スレ主:2005/07/09(土) 00:07:37 ID:prhZYanq
A 香山さんだ
B みどりさんだ
C 美樹木さんだ
D 僕だ
19 :
18:2005/07/09(土) 00:08:41 ID:prhZYanq
>>名前が誤爆
20 :
KIKI:2005/07/09(土) 00:13:09 ID:+nYu0HQe
僕はとっておきのギャグをかました…
21 :
ゲーム好き名無しさん:2005/07/09(土) 02:55:46 ID:/HqQKxJJ
かマーイケル
皆の冷たい視線が突き刺さる。そのとき…
23 :
ゲーム好き名無しさん:2005/07/09(土) 04:40:54 ID:ho3zD4iy
隅に座っていた田中さんに「どんマイケル」と励まされた。それを聞いて
殺意がわいてきた…
ドンッ!
ああ、真理を突き落としてしまった。
仕方ないから外に出て気分を変えることにする。
A.「終」
B.「終」
C.「終」
納得いかない…
28 :
ゲーム好き名無しさん:2005/07/09(土) 13:25:05 ID:0vpezHJy
無意識に傷口を指でもてあそんでいた。
さらに気づいたのはsage忘れていたと言うこと。そのとき何かが後ろに…
僕のおしりを触ってくる者がいる
それは・・・小林さんだ!
(ちょっ、ちょっと小林さん・・・人前ですよ)
すると香山さんが突然
34 :
ゲーム好き名無しさん:2005/07/09(土) 16:46:56 ID:rIcdCYPv
大阪の話を永遠に語りだして俺は…
沖縄に行きました
36 :
ゲーム好き名無しさん:2005/07/09(土) 17:00:28 ID:epnoeE0X
夜ウトウトしていたらおでこにムカデが…
いや違う・・・これは
38 :
ゲーム好き名無しさん:2005/07/09(土) 23:05:36 ID:Sp2dXnq/
ダンダン… タカタカ… ダンダン
僕は‥‥
A.無視した
B.「堂 真理子」と叫んだ
C.ロビーに降りた
D.ウルトラセブンを打ちに行った
ウルトラセブンを打ちに行った
しかし生憎全て埋まっていたため、やむなく他の台にすることにした。
おっ、CR弟切草とCRかまいたちの夜がある。どっちにしよう。
A.CRかまいたちの夜
B.CRオトギリソウ
C.海物語
41 :
ゲーム好き名無しさん:2005/07/10(日) 00:14:15 ID:7CzOsGka
こんや12じだれかがしぬ
と負けた腹いせに悪戯をした。すると…
二階から誰かの叫び声が…
A.見に行く
B.風呂に入る
C.死んだふり
とりあえず死んだふりをしてみることにした。 その時、ある考えが浮かんできた…
A見に行く
叫び声がしたので慌てて二階に駆け上がるとそこには
「少し前まで人間だった物」が落ちていた・・・
首が無く、腕や足の関節は異様な角度に曲がっており腹と思われる部分からは
内容物が飛び出しているようだ。
「・・・何だ死体か、慌てて損した」と言い残し一階へ戻った。
これは・・・
A.
うつ伏せオナニーと勘違いされる。起きよう。
B.
やはり逃げよう。
C.
やはり見に行こう。
うつ伏せオナニーと勘違いされる。起きようと思った瞬間
「よお、透くん。好きやなぁ。」
と、香山さんが…
49 :
ゲーム好き名無しさん:2005/07/10(日) 05:20:25 ID:rIGreFW+
バックアタック!!
アッー!
ワイは猿や!プロゴルファー猿や!
なにやら話が複雑になってきた。
ここは冷静に・・・
A.
辛子明太子を買いに行く
B.
真理と映画に行く
C.
右手でイク
しかし僕に残された選択はこれしかない
D:おもむろにパンツを脱ぐ
僕はおもむろにパンツを脱ぎながら、とにかく叫んだ。
「アイダホポテトォォォオオオオ!」
↓
↓
↓
↓
サイキック篇
55 :
じゅてーむ:2005/07/10(日) 15:53:49 ID:Wy+O671o
香山:「え?キモ」
透に精神的70ポイントのダメージを与えた!!
なんだ…すべては夢だったんだ。
今、僕は真理の運転する車でシュプールに
向かっている。
57 :
じゅてーむ:2005/07/10(日) 16:01:34 ID:Wy+O671o
国道を通っている途中僕にはある考えがうかんだ・・・
A.二人きり出しココは・・・
B.おもむろに(ry
C.かばんからエロ同人誌を取り出す
B.おもむろに(ry
もうダメだ。僕のかまいたちはどうしようもなくいきり立っているのだ。
59 :
ゲーム好き名無しさん:2005/07/10(日) 16:45:25 ID:EgZM4WYe
無事に到着した。
さて・・・
A.
寝る
B.
手に付いた精子を洗う
C.
小林さんに挨拶
C.
小林さんに挨拶
何て挨拶しよう?
A.「おはようございます」
B.「こんにちは」
C.「こんばんわ」
D.「きてはー」
E「よろ^^^^^^^^^^^^^」
僕は、ねばっちい手のまま、小林さんと握手を交わした。
「死ねー」
突然小林さんが襲い掛かってきた。
どうする?
64 :
ゲーム好き名無しさん:2005/07/10(日) 22:07:14 ID:rVbTfiH4
A逃げた
B戦った
C恐怖で動けなかった
僕はすかさず、すぐ側にあったアレを投げつけようと思った!
しかし…
何かが僕の足にしがみついている!?
67 :
じゅてーむ:2005/07/10(日) 23:35:58 ID:Wy+O671o
しがみついていたものを確認しようと下を見た僕の目に映ったのは香山さんの無防備な姿だった
A.食べる
B.我慢すr
C.顔に(ry
どれにしようか迷ったあげく僕は、
D.香山さんを投げ飛ばした
・・・ような気がした
なんと!僕が香山さんに投げ飛ばされていた。
「どや!これが噂の地獄車や!」
僕はあっけに取られていた。
ふと意識が遠くなっていくのを感じた
「アイダホポテトォォォォォ!」
↓
↓
↓
またまたサイキック篇
「またか!」
と思って目を覚ますと、様子が違う。これは・・・
A.陰陽篇だ!
B.底蟲村篇だ!
C.惨殺篇だ!
D.・・・・篇だ!
D.青春篇
・
・
・
・
・
糸冬
E.青い春編
僕は、シュープル島に別荘を建てた。
そして、真理を招待する為に、人気作家を目指すことにした。
「美樹本さ〜ん、使えるネタちょーだーい☆ミ」
すると、美樹本さんは凄い形相で睨んできた。
「ほう、にらめっこですね?受けてたちましょう」
僕はこう見えても、にらめっこは誰にも負けたことがないのだ
77 :
じゅてーむ:2005/07/11(月) 22:45:47 ID:???
すると美樹本さんは右手を大きく振り上げ・・・・
A.シャーマンスープレックス
B.はたいた
C.バックドロップ
D.ウルトラメキシカンコンボ(キングより
E.みどりさんのハラ、むにゅり
みどりさんは般若の形相で、僕と美樹本さんへスノーモービルを投げ付けた。
「ここは優秀な君にまかせよう」
そう言うやいなや脱兎のごとく美樹本さんは逃げていった
そしてみどりさんはさらに僕に対し、追撃を…
そして、みどりさんは僕を押し倒した
なんだか急にマジ顔になり、顔を赤らめて、僕の服をまさぐるみどりさん。
82 :
じゅてーむ:2005/07/12(火) 15:21:05 ID:???
手は上着からだんだん下のほうへと移動していく・・・・
「う、うわぁ!もういいよ!」
「そう?」
なんだか残念そうな響きがあるが気のせいだろう・・・
「えっ、いや冗談です。続けちゃってください」
僕は彼女に身を全て任せることにした
気が付いたらロッククライマーになっていた
↓
↓
↓
↓
↓
↓
妄想篇・・・・・・・・糸冬
87 :
ゲーム好き名無しさん:2005/07/14(木) 00:56:19 ID:VlN+79r9
俺はナウでヤングな若者にバカウケのフリーカメラマンの美樹本
今、俺の孤独な戦いが始まる…
とりあえず僕は逃げ出すためにスノーモービルを探し出した
なんとかそりだけが見つかった
滑って遊ぶって、タノシイ!!
俺は時を忘れて、斜面を駆け抜けた。
ずざざざー
「あはは、美樹本ったら雪だるまみたい!」
と思ったらそれはクマだった。
熊といったらこれしかない!
シャケの真似をして危険を回避しようと試みた。
94 :
ゲーム好き名無しさん:2005/07/15(金) 00:22:21 ID:9SpDCmrg
しかし結局クマに殴られた
真理!酷いじゃないか!
誰が熊よ!? それに、どうして私が、美樹本さんにツッコミをしなくちゃいけないのよ!
くそ。かまいたち2の小林真理には誰も勝てない。
黙りこくった僕の前で真理はいきなり…
のど渇いた。マンゴージュース買って来い
金はもちろんあなたもちで
と無茶な要求を出してきた
そんな金ないよ
こうなったら銀行強盗しかない
そんな被害妄想をしつつものどが渇いたので
ジュースを買いに行くことにした。どれにしようか。
A.コーラ
B.オレンジジュース
C.マンゴージュース
ええいダメだ。こんなんじゃ僕の喉を潤すことはできない
僕は迷いに迷ってこれを選んだ
D.ラヴジュース
しかし、価格は壱万円だった。
…仕方がない、ハブジュースで我慢だ!
んぐ、んぐ、んぐ
おおーこっ、これは
あんな場所がハブになっとるwwww
こ、これならば…
「ええハブやないか!」
香山さんが嬉しそうにこっちを見ている。
ハブをけしかけてやれ。そいや!フォーーーーーーー!!!!!
「ええハブやないか!」
香山さんが嬉しそうにこっちを見ている。
ハブをけしかけてやれ。そいや!フォーーーーーーー!!!!!
瀕死の俊夫さんも来た。血まみれの手が、ハブを握って離さない。
やおいたちの夜
終
「まだだ、まだ終わらんよ!」
グラサンを光らせながら、妙にえらそうに田中さんが現れた!
田中「ほう、君はいいモノをもっているようだね」
小林「これのどこら辺がかまいたちの夜なんだろう?」
今頃になって不安になったようだ。
「かまいたちというのはね、もともと窮奇と書いて鼬の妖怪を指す言葉だったんだ
そのうち鎌鼬とかかれるようになって鎌を持つことになってしまった
要するにもともと胡散臭い妖怪がいるはずないんだよ」
俊夫さんがゲームそのものを否定するようなことを言い出した
「俊夫、必死だなw」
と僕は嘲笑した。
というよりも、瀕死の俊夫さんはそんな事を悠長に説明していて平気なのだろうか?
その時天啓のように頭に犯人が浮かんだ。
犯人は・・・
犯人の名前を入力してください
ヤス
シ・ヨコヤマ
120 :
ゲーム好き名無しさん:2005/07/28(木) 14:34:09 ID:zd1NcABY
みじゅほん
「何言ってるのよ透。そんな人いないでしょ」
真理があきれたように僕を見た。しまった、やりすぎたか・・。
気を取り直して僕はもう一度犯人の名前を言った。
「犯人は…カマイタッチだ」
僕は全員を見回しながら断言した。
しまった、すべった・・・
僕は悟った
こーなったら一発ギャグだ。
僕は言った。
「犯人は かま イケル♪」
空気が凍りついたのがわかった。しまった、これもだめか・・。
引くに引けなくなった僕はさらに続けた。
「冗談はオシマイケル。本当の犯人は…」
僕は全員の顔をゆっくりと見た。
「弟切草の…奈美。彼女だ」
「透!もう、いいかげんに…」
その時、部屋の隅から車椅子に乗ったミイラが現われた。
「よく見抜いたわね」
真理たちが悲鳴を上げた。無理もない、目の前にミイラがいるんだから。
しかしそういう僕も驚きを隠せなかった。
適当に言ってみただけなのに・・・、くそ、出るゲームが違うだろ奈美。
仕方なく僕は続けることにした。
「最初、僕は俊夫さんが怪しいと思ってました。ハブのネタで盛り上がってたとき、彼だけ
アリバイがないんです。それに、いきなり瀕死の状態で出てくるなんて不自然すぎる。
僕はすっかり彼を犯人だと思い込み、地下室に隔離してやろうとまで考えていました。
でもそれは、奈美の計画した巧妙なトリックだったんです」
適当にそれらしいことを言ってみた。
128 :
ゲーム好き名無しさん:2005/07/30(土) 01:12:09 ID:7ZKmKOdv
奈美「一行じゃなくていいならどんなトリックも可能よね」
129 :
ゲーム好き名無しさん:2005/07/30(土) 04:58:37 ID:mBSKhDuc
「事件の犯人というのは…話の穴が3つになるんです」
僕はできるだけ平静を装って嘘をついた。
予想通り一人だけしきりに鼻を気にしてるやつがいる。
やはり僕の推理は当たってた。
「犯人は…あなただったんですね」
130 :
ゲーム好き名無しさん:2005/07/30(土) 04:59:38 ID:mBSKhDuc
真理「話の穴って何なの…?」
透「ごめwwww鼻の穴ww」
真理はパルプンテをとなえた。
透はくだけちった。
春子さんは時の砂を使った!…戦闘開始時まで時間が戻った。
くそ、納得いかない。
僕はリセットボタンを押した。
ふと奇妙な感覚に襲われて後ろを振り向くと、そこにはリセットボタンに手を伸ばす僕の姿が…。
「うわぁ」
なんと、リセットボタンではなく僕の方を掴んできた!
目を覚ますとそこは巨人の国だった・・・
「3番 サード 透 背番号3」
これは、夢か?
僕は辺りを見渡し、自分の頬をつねってみた。
痛かった。でも勘違いかもしれない。
念のため、隣にいる真理めがけて僕はモップを振り下ろした。
138 :
ゲーム好き名無しさん:2005/07/30(土) 22:27:27 ID:TdQiuQWO
真理は気絶してしまった。
くそ、誰がこんなことを・・・。
とりあえず僕は・・
A 頭に異状が無いか調べた。
B 乳がんの可能性があると思い、胸を触診してみた。
C 子宮がんの可能性があると思い、とりあえずスカートをめくって股間を触診してみた。
139 :
由紀:2005/07/30(土) 22:34:26 ID:pyd8OJGH
ゴエモン冒険時代活劇で明日香遺跡の日の光で玄武の道を開くってどうするんですか?
教えて下さい(>_<。)
誤爆か?
そんな考えが過ぎるが、構わず僕は真理に向き直った。
さて…どうしようか。
A 頭の異常を調べる
B 乳癌を調べる
C 子宮がんを調べる
B 乳癌を調べる
そうだ。乳癌は早めに発見しとかないとな。僕と真理の将来にも係わって
くる問題だ。
僕は決していやらしい下心があるわけじゃない。これは真理のためなんだ。
僕は恐る恐る真理のふくよかな胸に手を伸ばした。
その時、
142 :
ゲーム好き名無しさん:2005/07/30(土) 23:34:13 ID:TdQiuQWO
「んん、まって・・。」
まずい、気づいたか!?僕はとっさに手を引っ込めた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・ふう、どうやら寝言のようだ。
僕は一度深呼吸をした。
よし、じゃあ改めて揉み・・いや調べますか。
僕は恐る恐る真理のいつみてもふくよかな胸に手を伸ばした。
その時!
真理「めし どこかたのむ」
真理はおととい、どうやらアレを見ていたようだ。
真理「ロマンチックが止らない」
いやもう止ってくれ真理。
と、気絶している真理に気付いた野球場のスタッフが担架を担いでやってくるのが見える。
これでは触診どころではない。
僕は…。
とりあえず、今までのことを振り返ってみた。
まず・・・
パンツを脱いだ
「やっぱあんたが犯人やったんやな。」
と、夏美さんがモタモタとパンツを脱いでいる僕に言った。
こうなったら…
本当のことを言うしかない!!
『実は僕・・・
その時、ドスッと腹部あたりに鈍い衝撃が走った。
いつのまにか俊夫さんが目の前にいる。凄い形相だった。
ゆっくりと視線を落とすと、俊夫さんの握り締めた包丁が僕の腹に突き刺さって
いた。
「お前が・・・お前がみどりを・・・!」
俊夫さんが憎々しげに吐く。待ってくださいよ、僕まだ何も言ってないじゃない
じゃないですか・・・。それに、いつ僕はみどりさんを殺したんだ?
僕は最後の力を振り絞りこう言った
「僕がいつみどりさんを殺したんですか?何時何分何秒?地球が何回まわった時?」
「22時44分48秒、地球が今からカウントして0回まわった時だ」
冷静に答えられてしまった。
「ふえ〜ん夏美さ〜ん、なんとかしてよぉー」
「もう、しょうがないなぁ透くんは…はいッ、アレイズ!!」
小さな天使がくるくる飛び回ると、みどりさんが天界から戻ってきた。
携帯から書き込んでるのは一人なのか?それとも意外な人数なのか?
気になってしかたない僕に夏美さんは・・・
飛んだ
おい、飛んじゃいましたよ。
人が。
いや、アレはもう人じゃない。
ん?
この頭に響く音楽は…
みのむしぶらりんしゃん…
底蟲村編
・・・そう、あれは思い出すだけでも背筋が凍りつく出来事だった。
全ては真理の一言から始まったのだ。
「ねえ透、お願いがあるんだけど。実はね・・・」
悪霊退治の店を開きたいの」
阿部「やらないか?」
「ええええっ? 悪霊退治の店って・・なんでまた・・・」
僕は素っ頓狂な声を上げた。店ってなんだよ、店って。
「面白そうでしょ? どうせヒマなんだから手伝ってよ、透」
分けが分からないまま、僕は半ば強引に付き合わされることになった。
連れてこられたのは小さな島だった。一体、こんな場所で何をする気
なんだ?
おや? 船着場に誰かいるぞ。 あれは・・・・
真理だ。
なぜ僕の隣にいるはずの真理があんなところにいるんだろう?
あそこにいるのが本物の真理なら僕の隣にいる真理は…?
ふと僕は隣が気になった。
A 僕は隣にいる真理に話しかける事にした。
B 僕は隣にいる真理の顔を覗きこんだ。
C 急に股間がかゆくなってきたので隣にいる真理に掻いてもらう事にした。
163 :
ゲーム好き名無しさん:2005/08/02(火) 02:44:32 ID:zQN9isaQ
「真理…僕のティンコを掻いてくれないか?」
僕はストレートに言った。
「汚っ!!」
遠くにいる真理が叫んだ。
「ごめん。
今、風太くんに洗ってもらうから待ってて」
「…やめろ。
…しゃぶってやるからもどれぇぇぇぇ!
そいつはレッサーパンダだぁぁぁ!」
「…!?」
「おい…返事をしろ透…。
透ぅぅぅぅぅっ!
うわぁぁぁぁぁぁ!」
はぁ・・・はぁ・・・
僕はどうなってしまったのだ・・・
風太君に欲情してしまうなんて!
166 :
ゲーム好き名無しさん:2005/08/02(火) 16:45:32 ID:/pMOX2Ho
「風太君って誰?真理の新しい男かい?」
と、僕は冗談まじりにきいてみた。
僕はどうやらsage忘れてしまったようだ
そのとき後ろに何か気配を感じた。
振り向こうとした瞬間…ドチャ!!
なにかが…僕の頭…に…
薄れ行く意識の中最後に見た…光景は…真理…
終
169 :
ゲーム好き名無しさん:2005/08/02(火) 17:21:15 ID:Nizxe2HC
すっげーウンコしたいっ!!
でもトイレには殺人鬼を閉じ込めている!!
A真理の前でする
Bこっそりした後「手品ーにゃ!」で隠す(臭いは残る)
C真理の顔面騎乗でする 勿論真理に喰わせる
「おいしいウンコ・・・ごちそうさまでした。」
と言わせる
170 :
ゲーム好き名無しさん:2005/08/02(火) 22:02:55 ID:Jc0VrOlw
D
自分で食べて証拠隠滅
むしゃむしゃ、もぐもぐ。おかわりー
172 :
ゲーム好き名無しさん:2005/08/02(火) 22:25:49 ID:U9dGV/gQ
ts
ts
…ハッ、白昼夢か…。
勿論、皆の前で排泄も排泄物摂食も出来るわけがない。
つーか、誰だ犯人をトイレに収納したのは。
僕は小林さんをジト目でにらんだ。
175 :
ゲーム好き名無しさん:2005/08/03(水) 00:04:28 ID:VikXDLDj
てぃ〜〜〜てぃりりりるりてぃ〜りりるり〜♪(変な演歌)
「♪夜中に地下室は怖いのに 無理やり閉じ込める ひとでなし」
はっ・・!聞き覚えのあるこの歌は・・!
振り返ると、香山さんがマイクを握り締めて熱唱していた。
後方では俊夫さんが歌に全く合わない激しいダンスを踊っている。さすがシルエットが
SAMに似てるだけあるな。見事なダンスさばきだ。
「一体なんなんですか、これは?」
僕は困惑した顔で聞いた。
香山「知るかボケ」
さっきまでの陽気な香山さんとは違い、不気味な笑みを浮かべヨダレを垂らしている。
しかも手にはマイクではなく鋭い鎌が握られている。
僕は思った。
「・・・惨殺篇!?」
「…!?」
俊雄さんの華麗なムーンウォークに
一瞬目をとられた隙に、
香山さんの鎌がポッキーにかわっていた。
何故かチョコのついていない部分は既にない。
透「香山さん、そのポッキーは一体…?」
香山「知るかボケ」
そう吐き捨てると香山さんはポッキーをしゃぶりはじめた。
香山「どや、プリッツやで」
僕はあきれてものも言えなかった。
「うぐうっ!」
突然、くぐもったような変な声が聞こえてきた。香山さんは苦しそうに口元を
抑えている。様子がおかしい。
「ど・・・どうしたんですか香山さん!」
「ぐはあっ!」
香山さんは、大量の血を吐き出してその場に倒れこんだ。そしてそのまま動か
なくなった。
「こ、これは・・・」
僕は地面に落ちていた香山さんの食べかけのプリッツを見つめた。
まさか、毒? 誰かがプリッツに毒をぬったのか?
犯人は・・・ A.田中さんだ B.魚屋さんだ C.僕だ D.これは自殺だ
考えるぐらいなら行動しよう。どれ、ためしに食べてみるか。ポリポリ
オオオオオオ
さすがサイヤ人だ、せんとうりょくがアップしていくぞ
王様「おお!香山よ!死んでしまうとは情けない!」
絶対こいつが犯人だと思ったが証拠がない。
証拠を見つけなければ…
A、ドアを調べる
B、死体を調べる
C、王様を調べる
D、俊夫を調べる
犯人はトイレに閉じこめたはず……
というか僕はサイヤ人だったのか!
戦闘力もアップした事だし
透「俊夫!!!!」
僕は気合いを込めて俊夫の方を向いた。
『なんてことだ…』
僕は愕然とした。サイヤ人なんかでは、かなうわけがない。
なぜなら俊夫さんは…
この日のために「チェーンソー」を隠し持っていた!
俊夫さんは不気味な笑みを浮かべている。
俊夫「フォフォフォフォフォ」
ま、まさか
俊夫さんは僕の命だけでは飽き足らず・・・
僕の純潔まで奪おうとしているのか?!
透は後ずさった。
バ、バル、サミコスープを飲もうと、猫舌に気を使いながら息を吹いていた。
俊夫さんの姿がみるみる変わっていく・・・
なんと俊夫さんはバルタン星人だったのだ
はいはいワロスワロス
背後に回ってチャックを探したが、ない!!
あ、そうか!
チャックは下半身の大事なところにあるはずだ。
残念、それは私のおいなりさんだ
俊夫さんはフォフォフォと笑っている・・・
えー!?このウインナーが!?
またこの流れかよ
とりあえず、バルタン俊夫はウルトラマソに倒してもらった。ふぅ一見落着。
とりあえず、ネタがなくなってしまった。
どうしようか。
A、シュプールへ行ってみる。
B、オホーツク海に消ゆ
C、不思議のダンジョンにもぐる
B、オホーツク海にキユ
「ロケットでつきぬけろ!」
僕の旅はここから始まる・・・・
しかし僕には伝説に残る巻末コメントを書く自信はない。すると真剣に悩んでいる僕に、真理が言った。
「最初から期待などしていない」
僕の顔を伝い落ちる熱いもの…これは涙?
やれやれ、仕方がない。僕は…
A.「あなただけのかまいたち」の投稿に心を切り替えた。
B.ジェニーに魔法をかけて、美少女に変身させた。
C.掛かってきた電話に「いいともー」と返事したため、明日は外出決定だ。
B
「喰いたい。人の肉が喰いたい。」
まずいことになった。
とりあえず、バラバラ田中さんを与えた。
「うまい!うまいよトオル! もっと食べたーい♪」
すごくまずいことになった。
212 :
ゲーム好き名無しさん:2005/08/13(土) 20:58:02 ID:1MlJ3ZGH
今度は倒れた香山さんをあげてみた。
「うぇっぷぅ」
不味かったようだ。
我が身を守る為に次は誰を与えてみようか・・・
A.真理
B.春子さん
C.その辺の猫でも与えてみようかな
A
人としてやってはいけないと分かっている・・・
しかし、好奇心には勝てなかった
「な、何こいつ!?」
一瞬たじろいだ真理だったが、
「トウ!ヤァ!キテハァ!!」
ジェニーを床に沈めるのに、10秒とかからなかった。
おぉさすが真理。
「はぁ・・・はぁ・・・カユウマ」
真理がゾンビ化してしまった。
A.逃げる。
B.戦う。
C.死んだフリ。
217 :
ゲーム好き名無しさん:2005/08/14(日) 18:13:18 ID:SJmqmoWY
B
そうだ!戦わなきゃ現実と!
戦うなら!
やっぱり、真理とベットの上がいいな・・・
僕と真理は互いに一糸まとわぬ姿になった
・・・Fight!!
A.僕は真理に向かってパンチを放った。
B.「愚問だよ、ハニー。僕の愛は永遠に不滅さ」
C.問答無用で押し殺す。
C.問答無用で押し殺す
しかし、押し殺すってどういう意味だ?
透は考えた
225 :
ゲーム好き名無しさん:2005/08/16(火) 23:53:32 ID:rxSdRFKe
そっか!馬鹿だな俺って。
こうやるんじゃないか!
僕は真理を圧死させようと、全体重を真理の股間に集中した。
227 :
ゲーム好き名無しさん:2005/08/17(水) 00:53:53 ID:JBcHp9pJ
真理から殺伐とした、オーラが出ているが気にしない。
僕は真理に必殺技を放った
A.マッハクンニリングス
B.ビッグマグナムハードピストン
C.エレクトリックバイブレーター
C
エレクトリック、つまり電流が真理を襲う!!
しかし、真理はうんともすんとも喋らない。
「まさか・・・不感症なのか・・・?」
こいつは強敵だな。
と、思っていると体が重くなった
「な、なんだ反応が鈍い・・」
「残念だったわね」
と真理が立ち上がって僕を見下ろした
その間も僕の体は不自然な体形で硬直している
「フゥ〜、北斗窮奇拳。お前の命はあと3秒。」
3秒だって!?僕はこの3秒の間にできることを考えた
って、考えてるうちに過ぎるっつーの!! 僕はヤケになって真理に抱きついた。
どうせ死ぬんだ!せめて感触だけでも楽しんでやる――ッ
僕は真理のふくよかな乳房を揉みしだいた
ん?感触がおかしいぞ?
これはパッドwまrふじこp;k;
「あーあ真理ちゃん、どないすんのコレ」
夏美さんが、僕だったものをきたなそうに指さす。
「やだ透ったら本気にしたの? 3秒で死ぬわけないでしょ。冗談よ冗談」
真理がケラケラと笑い出した。
なんだって? 僕は軽く腕を動かしてみる。動くじゃないか!
僕は死んでなかった!よかった!
でも、さっきのパッドのような感触はなっだったのだろうか?気になって仕方がない。
悩んだ末、僕は・・・
A 真理に直接聞くことにした。
B 気のせいだと自分に言い聞かせた。
C 夏美さんに相談してみることにした。
B.気のせいだと自分にいい聞かせた。
もし真理の胸が偽物だったら…そう考えただけで血を吐いて死んでしまいそうになる。
そう、僕はおっぱい星人なのだ。
241 :
ゲーム好き名無しさん:2005/08/27(土) 07:14:35 ID:V78cRBJL
しかし気になるのでやっぱり聞いてみることにした。
『ねぇ、真理』
「ぱ、ぱふぱふしてくれんかの?」
真理「殴られるのと蹴られるのどっちがすき?」
僕は・・・
A 殴られる方が好きだ!
B 蹴られるほうが好きだ!
C 君が好きだ!
B
フゥ
「蹴られるほうが好きだ!」
僕は続けて叫んだ。
「できれば顔にっ!」
あわよくば真理のパンツを拝める!
ドゴッ
その瞬間、真理の膝が僕の腹にめり込んだ。
パンツ…ではなく、あわ……び………
僕のあわび編
完
249 :
ゲーム好き名無しさん:2005/08/29(月) 02:56:03 ID:/KNzy4Tv
第三章 僕の魚肉ソーセージ
美樹本の大人のキスによって、閉じられた真理の脚が徐々に開き始める
251 :
ゲーム好き名無しさん:2005/08/29(月) 03:54:08 ID:Twvic+yL
そこに春子さんがorz
なんなんだこの状況は!
僕は朦朧とした意識の中、その光景を見た。
美樹本さんが真理を正常位で突いている
すると客席から
「そうですね!」
横から「美樹本フォーーーゥ!!!!!」と田中さんが
256 :
ゲーム好き名無しさん:2005/08/29(月) 18:25:51 ID:ZYmMhKDo
巨人の吉村です。
今は89kgです。
ノムラ監督よりやせてます。
俺もゲームしたいな。
田中さんのイチモツはいきり立っている
しかし、全長2.3cmなので、誰も気付かなかった。
「その人誰…?」後ろから声が聞こえる
260 :
ゲーム好き名無しさん:2005/08/30(火) 04:51:38 ID:GlH6pcaB
透「藻前が誰だyo」
「質問を質問で返してんじゃねぇよ。」
意外に冷静なツッコミが飛んできて僕は安心した。
いや、安心している場合じゃないっ!
目の前で美樹本さんが苦しそうに喘いでいる!
263 :
ゲーム好き名無しさん:2005/08/31(水) 07:46:54 ID:KlIEfFEC
透「美樹本さん、真理をはなしやがれ(`Д´#)」
しかし美樹本さんのピストンはいっそう速くなった
しかしウイルスは許可しない!感染した部分が外に出ることを許可しない!
266 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/01(木) 05:25:33 ID:R0EkK2DI
僕はイキそうな美樹本さんの頭に大便をした。
美樹本さんは死んだ
ミ・・ミミ・・・ミ!ミミミミミミミミミm
デドー
正
しい選択だ。あなたは思
ってい
る。どんな事
んな殺人が起
ころうとそれは
あなたと
無
縁だと。そうだろ
う?でも違う。今から、この瞬間からね。あなた
は本当に苦しむ。
よくわからないので美樹本はピストンを続行した
271 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/02(金) 22:35:13 ID:z9VuPmtb
僕はキレて美樹本さんに後ろから挿入した
A:ああー、イクー
B:やべー、出そう
C:くそ、こうなればヤケだ
答えようとした瞬間、僕の背後に誰かが密着してきた・・・
と、俊夫さんだ!!!
274 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/02(金) 23:38:47 ID:z9VuPmtb
俊夫「何をやっているんだ君達は!!!(照」
275 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/03(土) 00:51:31 ID:NyUj+beb
といいながら、俊夫さんは連結する気まんまんだ。
まずい、僕も犯される・・・
水曜日チンチコーレ
A:ああー、イクー
B:やべー、出そう
C:くそ、こうなればヤケだ
僕は俊夫さんに貫かれていて、答えられそうにない
279 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/03(土) 23:46:55 ID:gnddCGuf
透「あぁ… もうだめだ… ごめんよ真理…」
そう思った瞬間、田中さんがいきり立った逸物を丸出しにしながら「漏れもやるフォーーーーーーゥ!!!!!!」といって俊夫さんに逸物を挿入した。
A:ああー、イクー
B:やべー、出そう
C:くそ、こうなればヤケだ
美樹本、真理とつながったままだね
さて、今の状況を整理してみよう。
まず、真理が正常位で美樹本さんに貫かれている。
284 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/05(月) 00:20:28 ID:hwuj79Jx
そして僕は美樹本さんを貫き、
その僕は俊夫さんに貫かれていて、
286 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/05(月) 00:38:38 ID:hwuj79Jx
俊夫さんには田中さんの小さな逸物が刺さっている。
まるで大きなかぶのようだ。
かぶ……?
そうか、僕達はかぶったんだ!
互いを突いているその光景は、まさに芸術そのものであった。
289 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/05(月) 17:42:50 ID:hwuj79Jx
すると突然真理が「ちょっと!重いわよ」
といって体から不思議な光を発しはじめた
どうやら美樹本さんの種が到着したようだ
291 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/05(月) 20:10:28 ID:hwuj79Jx
真理「トコヨコノヨトコヨコノヨ…」
大変だ、真理がとうとうおかしくなりはじめた
僕は真理の言葉をよく聞いてみた。
真理「意外と早漏なのね、美樹本さん」
293 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/06(火) 02:13:47 ID:TR939flu
なんと!美樹本さんが放出した精子がジェニーに変身した!!真理は猫を妊娠してしまったのだ!
ネコミミモードで〜す
これがジェニーの誕生秘話である
ジェニー誕生編
完
次章 かまいたちの夜 乱交編
「ときどきでいいから2の人物のこと思い出してあげてください」
せつなそうな正岡さんの声が聞こえた気がした
僕は夏美さんに首輪を付けられ、しきりに香山さんのナニをしごいている。
300 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/07(水) 18:59:58 ID:QdFAhbts
『アッー!!アッー!!』
僕は香山さんのチンポを八時間ほどシゴき続けたが、香山さんは一度も逝かず、こう悶え続けるだけだった。
ほぁーーーほぁーーーー
そう言いながら夏美さんは僕のアレを観察している。
そして、夏美さんは、僕のイチモツに手を伸ばした
304 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/09(金) 23:55:04 ID:HVotk6P9
すると真理がきて夏美さんの手をはたき、「透の逸物は私の物よ」といった
そして、真理は、僕のイチモツに手を伸ばした
A:ここだ!
B:そこだ!
C:あそこだ!
307 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/10(土) 16:11:54 ID:IkIAm9Gi
透「A・ここだああぁぁ!!!!!」
そこに透が乱入。いつの間にか夏美さんと真理の姿は消え、あたりはハッテン場となっていた。
ふと、気がつくと、僕と真理と夏美さんは一糸まとわぬ姿になっていた。
A「真理タン・・・(´Д`*)ハァハァ」
B「夏美タン・・・(´Д`*)ハァハァ」
C「ここは3人でしましょうか。」
311 :
P:2005/09/10(土) 22:36:47 ID:???
B「夏美タン・・・(´Д`*)ハァハァ」僕の手が夏美さんの秘部に触れると・・・・・!?
312 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 00:21:54 ID:ideewYZE
夏美「ポルァ!!(゜Д゜#)」
「うわぁぁああああああ!?」
秘部に入れた指が突然炎上して爆発した。
314 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:58:37 ID:ideewYZE
真理「馬鹿ねぇ透、そんな人の触るからよ」
315 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 07:14:49 ID:I5xdlLZ/
僕は
A「今度は真理に指を入れた」
B「違う指を夏美に入れた」
C「奈美!これは罠ナンだ!」
ええい、面倒だ。二人に手マンしてやる
「うわぁぁああああああ!?」
今度は両手が炎上して爆発した
すると今度は僕のティンコが炎上し始めた。
まずい!このままでは爆発してしまう!
A.僕はティンコの防火作業を行う為に消火器を探した。
B.あーちーちーあちー無理なのか!?
C.こうなれば爆発でも何でもしろ!!
A.僕はティンコの防火作業を行う為に消化器を探した。
「消化器は・・・あった!・・・?!」
そこには、消化器を持って不敵な笑みを浮かべる春子さんの姿があった。
「私を差し置いて皆ばかり気持ちよくなっちゃって・・・」
「何を言ってるんです!は・・・早く消化器を!」
「これが欲しければ30秒以内に私をイカせなさい。」
「?!」
僕は・・・
321 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 22:59:04 ID:ideewYZE
A.戦う
B.必殺技
C.逃げる
A.戦う
僕は懐に忍ばせてあるアイスピックを取り出し春子さんにつきつけた。
「春子さん今は一刻も早くこの火を消さなければありません違いますか?」
春子さんは悲しげな表情でただぼくの目を見つめていた。
「何を見ているんです!はやく消火器を! ・・・・・え?」
僕はあることに気ずいてしまった、春子さんの目に映っていたのは・・・
A.消火器だった
B.香山さんのアレだった。
C.打ち切り寸前のジャンプ漫画だった。
A.消化器だった。
僕は…
消化器を春子さんの中へ入れてみた。
すると…
ドガァーーーン!! と
326 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/15(木) 01:07:15 ID:01izhAW/
僕のティンコがとうとう爆発炎上してしまった
327 :
板違いスマソ:2005/09/15(木) 12:35:25 ID:ESuRWtlT
僕の名前は透。矢島透だ。
恐らく皆が知ってる矢島透は、あの「かまいたちの夜」というゲームの主人公という設定になっていると思う。
もちろん、それが事実だ。
それだけじゃない。
真理、小林さん、美樹本さん、俊夫さん、みどりさん、可奈子ちゃん、啓子ちゃん、香山夫妻、その他何人か居るが…全ては実際する人物なのだ。
分かっていると思うが、ゲーム上の話は当然フィクションであり本当の話ではない
が…
これから話すのは、ゲーム上ではない、本当の話だ。
かまいたちの夜が大ヒットした記念として、その二ヵ月後にゲームのキャラクターとして抜擢された、例のかまいたちレギュラー陣でオフの宿泊会を開くのだ。実際皆が顔を合わせるのはこれが初めてという事になる。
宿泊先はかまいたちの夜1の舞台となったペンション。何か……何かががありそうな……そんな予感がしつつも、当然僕は参加した。
――12月の終わり。季節は冬。ただでさえ寒いのに何故わざわざ更に寒いところに行かなければならないのか…。僕は車を運転しながら思った。
隣の助手席では真理が眠そうにウトウトしながら地図を見てる。眠そうなだけじゃない。どこか心配してると言うか…やけに神妙な顔付きだ。悪い夢でも見て昨日眠れなかったのだろうか。
「眠そうだね、ちゃんと指示してくれた道はあってるんだろうな?」
僕は冗談っぽく言ってみた。
「失礼ね。透と違って間違える訳ないでしょ。」
真理がむっとした顔付きで僕に続けた。
「透は緊張感とかないの?初めてあのゲームのメンバーに会うのよ?」
言われてみれば確かにそうだ。僕は真理と小林さんにしか実際会った事がない。けどゲームをプレイした事あるせいか、あのメンバーには妙に親近感を覚えているため、緊張感はあまりなかった。
「僕はあまり緊張してないかな。それより気の強い真理から『緊張する』なんて言葉を聞いたのは初めてだよ。」
「そ、そうだっけ…。」
どうやら自覚はないらしい。
「うん。何をそんな緊張してるの?」
僕は素朴な疑問をぶつけてみた。
「決まってるじゃない。どんな男の人が居るか気になるからよ。」
キーーー!!
…………え?僕は驚きのあまり、急ブレーキをかけ、一瞬車を止めてしまった。多分200dlは汗をかいただろう。
かなりスピンしたが、幸い車は壁にぶつからなかったみたいだ。
「ちょっ…!危ないじゃないの透!!雪道なのよ?スリップしたらどうするのよ!」
ああ、そんなの今はどうだって良い。今の問題発言がどうしても気になる。真理はペンションで恋人でも探す気なのか?そして鼻から僕とは友達以上の関係になる気は無いって事か?からかってるだけなのか?それとも……。様々な疑問が脳裏を交錯する。
「……どんな男がくるか気になる…って?」
考えすぎた結果、何故か唐突に聞く事になってしまった。一瞬真理は顔をしかめたが、急にどっと笑いだした。
「あはは、バカねぇ!そんなの冗談に決まってるじゃないの。さ、早く行かないと遅れるわよ。」
………だよな。良かった…。焦らすなよ真理…。
「そ、そうだよなぁ!ははは…。」
「透ったら変ね。」
僕は笑ってごまかしたが、内心はっきり言って僕は真理が好きだ。本当に好きだ。結婚相手は真理以外考えられない。今回のオフ会も真理が行かなかったら僕は多分行かなかったろう。
そして、この旅行を通して正式なパートナーになれれば………なんて僅かな期待を胸に、このオフ会に参加したのである。真理は果たして僕と同じ事を思ってくれてるのだろうか……。
そんな事を考えているうちに山奥の道路は雪が段々と降り積もってきた。そろそろ着く頃だろうか。
「ど、どうしたの透!?」
ティンコが粉々になったショックでラリッていたようだ。
てゆうか、僕のティンコがぁぁあああ!!
僕のオティンティン粉々事件編
331 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/16(金) 10:37:43 ID:ArBsypRP
僕等は満天の星空を見上げ抱き合った。
A僕は心から幸せを感じた
Bなにかいやな予感がした
はっと、目が覚めると僕は電車の中にいた。ここはどこだろう?
ふと気がつくと、正面で真理らしき人が本を読んでいる。
僕は真理に訊いた。
Aここはどこ?
B君は誰?
Cあ、海猿最終回、ちゃんと録画した?
334 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/16(金) 13:18:12 ID:+OfA/398
B、君は誰と僕は真理子に聞いた 真理子はそんな僕の問いに「貴方だれ?新手のナンパ?警察よびますよ」と言い逃げてしまった。僕は A 追い掛けた B 寝た
335 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/16(金) 13:23:52 ID:Cjv1mu2e
A
僕はどういうわけか声がでない。すると隣の車両から、酔っ払った香山さんらしき人が入ってきた。
酔った香山さんらしき人は、近くにいたおばさん達に因縁をつけている。
全く迷惑な人だ。しかし、僕は正直関わりたくないので、顔を下に向けた。
338 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/16(金) 14:40:39 ID:+OfA/398
程なくして次の駅についた。Aここでおりる、Bこのまま乗る
B
気がつくと香山さんは、今度は真理に絡んできた
341 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/16(金) 15:18:54 ID:+OfA/398
酔った香山さんは真理の体をさわりまくる。それをみて僕は、・・・・Aムラムラした。 B 香山さんを止めた
342 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/16(金) 16:07:29 ID:ArBsypRP
B
「夏美のためだったら殺人でもなんでもしたる!」
やばい。香山さんが折りたたみナイフをフトコロから出してきた。
ええい、かまいたちの夜2の様な目には遭いたくない。僕は…
A香山さん、それナイフじゃなくて扇子ですよ
B殺人なんてして夏美さんが喜ぶなんて思ってるんですか?
Cって言うか真理の身体触るのって浮気じゃん。浮気しといて何が「夏美の為」だよ。都合良過ぎね、あんた。
B殺人なんてして夏美さんが喜ぶなんて思ってるんですか?
なぁ、真理もそう思うだろ?
ふと真理の方を見ると、
真理はさっきの駅で降りていた。
真理が居ないじゃないか!!
僕は…
A窓ガラスを割って飛び降りた
B本当は僕が真理じゃないかと思った
C香山さんにキスをした
A
「真理を守る」「香山を倒す」
両方やらなければいけないのが恋人のつらいところだな…
348 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/17(土) 01:42:04 ID:jhxempz5
あぁ、ラーメンが食べたい。
なんか香山さんとかとのやり取りが面倒臭くなったので、
僕はそのまま電車に乗って巣鴨へ行った。
はっと、目が覚めると僕は電車の中にいた。ここはどこだろう?
ふと気がつくと、正面で真理らしき人が本を読んでいる。
すると隣の車両から、酔っ払った香山さんらしき人が入ってきた。
酔った香山さんらしき人は、近くにいたおばさん達に因縁をつけている。
全く迷惑な人だ。しかし、僕は正直関わりたくないので、顔を下に向けた。
夢オチ多いな…
ふとそんな思いが僕の心を過ぎった時
気がつくと香山さんは、今度は真理に絡んできた
香山「お、姉ちゃん、カワイイじゃんかよ〜。おじさんと遊ばな〜い?」
真理「ちょ、ちょっとやめてください」
僕は周りを見た。しかし誰も見てみぬ振りをしている。
355 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/17(土) 06:36:18 ID:gMGUB7VA
僕は
A「おい、やめろよ!」と震える声で言った。
B 寝ているふりをした
C 親父といっしょになって絡んだ
A
「おおおおおい、や、やめろよ」
僕の声はだいぶ震えていた
357 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/17(土) 07:56:14 ID:jhxempz5
すると香山さんはポケットからなにかを出し僕の胸におしつけた。クチュッ
僕は必死に抵抗したが、香山さんに顔をどつかれた。
僕の鼻から血がたれてきてしまった。
やっぱ僕じゃ無理かと思った時、後ろから俊夫さんが香山さんを羽交い絞めにした。
俊夫「大人気ないですよ」
羽交い絞めにされた香山さんは車掌に連れて行かれたようだ。
「大丈夫ですか?」
真理らしき人が、僕にハンカチを差し出してきた。
361 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/17(土) 09:55:05 ID:QJcXCCm+
そのハンカチは何故かイカ臭かった
僕は…
A「ありがとう。」素直にお礼を言った。
B「くさっ…!これくさっ!」言ってはいけない事を言ってしまった。
C「このハンカチ、誰が使ってたの?」疑問をぶつけてみた。
363 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/17(土) 13:44:38 ID:E3vaYDLq
素っ裸の女が外でスキーをしている。
364 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/17(土) 13:46:55 ID:jhxempz5
C
安孫子武丸さんよ、とてもハンサムで素敵な方なの。
な、な、な、なんだって…!
「そ、それ、使わせたのはいつの話だい?しかも我孫子武丸じゃなくて!?」
僕は混乱の余り、どうでもいい誤字にまで突っ込みを入れてしまった。
とりあえず、僕はおばさん達と真理に礼をいわれ、家に帰ってきた。
なんと言うか…話の流れを全く読めてない奴が多いね、このスレ。
文脈が出鱈目。
数日後、僕の家に贈り物が届けられた
しかし包みを剥がしても剥がしても中身が全く出てこない
そして、すべて剥がし終わったその時…
玄関を見ると河童がいた。
箱の中から鎌が現れた。
それにしても、見事な鎌だ・・・ん?文字が書いてある
HERMES?
373 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/17(土) 15:17:44 ID:jhxempz5
僕はこの鎌を持って真理に歩み寄った。
ととと、とりあえず真理にお礼の電話をしなくては
375 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/17(土) 15:38:55 ID:ugHH0Yd4
電話がない?あった?いたのは鳩だった
376 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/17(土) 15:56:15 ID:aIqNngH1
鳩に血のメッセージをたくして野に放った
僕の電話は鳩の形をしているのだ。
よし、電話しよう・・・・・・・ももももしもし、ややや矢島ともも申しますが
あれ留守電だ。
ピー♪という発信音の後にメッセージをお願いします。
プーケーパーポーブースーキーカーロー♪
「ももももしもし、ややや矢島ともも申しますがあqwsdrfgyhじkp;」
ブツッ
プーップーップーッ
380 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/17(土) 16:17:34 ID:ugHH0Yd4
とりあえず電話は明日する事にした辺りはすっかり暗くなり夜の九時をまわっていた。僕はとりあえず、カマを手に自分の部屋にもどる。部屋に入ると一匹のイタチがいた
381 :
りー:2005/09/17(土) 16:28:21 ID:DZZ07fqz
こんちぃゎ
このイタチは僕が買っているペットなのだ。
しばらくイタチと戯れていると、僕の携帯が鳴り出した。
383 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/17(土) 16:35:14 ID:z8xrE+vV
2006年にかまいたちの夜シリーズの続編が出るらしいな、PS2で。
見ると真理からだ
Kた
電話に出た。
「もしもし透?さっき家に電話くれた?」
Aいや…?
Bうん。
Cうっせネカマ。
B
「うん。実は鎌をいただいたお礼の電話をしようかと思いまして」
「あら。そうなの。」
「でも、なんで鎌なんて送ってきたの?」
「うふふ…それはね」
真「今度教えてあげますwそれよりも今度食事に連れてってもらえませんか」
透「え、ぼぼ僕がでしゅか?」
僕はいい店など知ってない。そこでペットのイタチに相談した。
口調が全然ちげえよ。考えろ。しかも小説に置いて「w」とか勘弁ね。
そういえば、このイタチの名前は何だったかな
「あん?良い店か。サイゼリアでどうだ?一応、イタリアン料理だぜ?」
鼬は生意気にこう言う。ぶっ飛ばしてやりたかったが、料理云々について精通してない僕は頷くしかなかった。
「イタリアン料理なんてどうだい?」
真理に言う。
「良いわね。なんてお店?」
「ふっふっふ…。聞いて驚くなよ?なんとあのサイゼリアだ!」
僕は自慢げに言った。
「…。あ、うん、分かった。」
392 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/17(土) 19:09:49 ID:gMGUB7VA
僕が知っている中で最高級の店だった。
予想どおり真理は喜んでくれたようだ。
さて、何を着て行こうかな・・
Aここはビシっとスーツだ
Bいや、カジュアルだ
C漢ならふんどし一丁だ
A
僕は鼻歌を歌いながら、クローゼットを開けた。
・・・・・・・・・・・
そこには何もなかった
そうだ、僕はファッションなんて全然興味がなくて、何も買ってなかったんだ。
こうなったら意見を聞くしかない。そこで僕は
395 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/17(土) 21:21:15 ID:jhxempz5
A俊夫さんにアドバイスを求めた
B香山さんにアドバイスを求めた
C真理にアドバイスを求めた
A
僕は俊夫さんにアドバイスを求めた
ふく どれか たのむ
397 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/17(土) 21:54:22 ID:L2kVE7/I
さっそく俊夫さんが今働いているシュプールに電話する。ピ、ポ、パ、ポ、トゥルルルルルル ガチャ
俊夫「はい、こちらシュプールで御座います」
都合がいい事にちょうど俊夫さんが出てくれた。僕はカクガクジカジカで、と俊夫さんにアドバイスを乞うた。しかし俊夫さんは、
俊夫「あのねぇ、いまこっちも忙しいんだよ、君と違ってね。僕も君みたいに親のスネかじって生活できたらいいんだけどね〜。
くだらない事で電話しないでくれるかな?迷惑だからさ」
僕は
A「なんだと!?」
B「フヒヒヒ、すいません」
C「だまれや、ED野郎!!」
B「フヒヒヒ、すいません」
ちっ、しかたない。ここはかまいたち愛好会のメンバーにネットで聞いてみるか・・・
ふく どれか たのむ
400 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/17(土) 23:27:08 ID:ugHH0Yd4
しかし、どうした訳か回線が繋がらない。調べてみるとペットのイタチにコードを噛られて切れていた。
仕方ないコイツに聞くか
ふく どれか たのむ
「買えよ。ユニクロで。」
…あっさりと言われた。
403 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/18(日) 00:52:31 ID:NuZeCPFa
仕方なく買うことにした
A 赤いフリース
B 青いフリース
C 茶色いフリース
Cで。
「1,900円です」
406 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/18(日) 01:48:14 ID:w13pEw0T
A僕はなけなしの金を支払った
B高いので買わなかった
C鎌をにぎりしめ、そして…
A
茶色のフリースはなぜかイカ臭かった。
408 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/18(日) 02:01:02 ID:88dVRlat
ザーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
主人公はレベル6になった!
(≧ε≦)何ーーー
訳の分からないナレーションはさておき、家に戻る。
「あれ…、僕って確かスーツでいくつもりじゃなかったっけ…」
あっちゃ!
なんかもう全裸にこう…イタチをグルグル巻いて、
原西のオカンみたいな恰好で行く事にしてみました。
すると道端に小さな露店を開く老婆が居た。
売り物は……「ついてる香水」?
これは…もしや週間ストーリーランドの…!?
そんな事を思いつつ、僕は尋ねてみた
「ついてる香水って何がついてるんですか。」
すると老婆は暫く黙っていたが、やがてその重い口を開いた。
「お買いになれば、分かる事でございます。」
…怪しい。限りなく怪しい。
詐欺か?いやまさかな…。しかし、良く考えるとお洒落に香水はつき物だ。
買ってみるかな。
とりあえず僕は値段を聞いてみた。
「いくらですか?」
老婆は不気味な笑みを浮かべ
「お代は要りませんよ。ヒッヒッヒ…」
な、なんだって!
…とことん怪しいが僕は…
A買う事にした
B遠慮する事にした
C危ない!そう言って老婆を突き飛ばした。
416 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/18(日) 15:35:33 ID:MKxbGrMX
C
僕は老婆を突き飛ばした。
が、勢いあまって老婆に馬乗りになってしまった。
その隙に香水を奪い逃走
真理との約束の場所についた
時間があったので、香水を体中につける
あーあ〜
その香水は何故かイカ臭かった。
ここはイカ臭いネタスレでつね
と言いながら真理登場
422 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/18(日) 18:45:51 ID:1Vb5xuOG
真理「んッ・・!イカ臭いッッッ!!」
まずい、相当匂いがきついようだ。
ここはどう誤魔化そうか・・?
真理「そうだわ!消臭リキッド!消臭リキッドよ!!」
424 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/18(日) 18:55:25 ID:JXFgXCcz
と言いながら消臭力を手に取る真理
425 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/18(日) 19:26:25 ID:jfemHcON
それもイカ臭かった
426 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/18(日) 19:26:46 ID:w13pEw0T
ふきかけられる消臭リキッド。薄れゆく意識の中で僕が最後に見たものは…。終
427 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/18(日) 19:38:21 ID:MKxbGrMX
「おお、透よ。死んでしまうとは情けない」
気がつくとそこは教会だった
後ろを振り向くと、
武闘家の真理と商人の香山さんと魔法使いの夏美さんが居た
429 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/18(日) 20:25:37 ID:i5LpBxoF
僕は遊び人だった
430 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/18(日) 20:31:36 ID:rKQ+YSvW
彼女の名前を使って欝になったヤツも多かろう
と、僕は突然目が覚めた。どうやら夢だったようだ。訳の分からない夢だ。
携帯を見る。
―――受信 63件 です
な、なんだってー!
慌ててメールボックスを開くと、それは全て…
A真理からのメールだった。
B香山さんからのメールだった。
Cかまいたちからのメールだった。
A.真理からのメールだった。
しまった…今日は真理とのデートだったんだ!
それらはすべて真理からの催促のメールだった……後半になると僕の事を心配する内容になっている。
それにしても…63件って凄い件数だな…。そこまで僕の事を…
僕は申し訳ない気持ちになった。そして僕は…
A今すぐ真理に会いに行く事にした。
B考えても仕方ない。寝ることにした。
C罪の意識に耐えかねて、自殺する事にした。
434 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/18(日) 23:33:11 ID:km7/vIOd
包茎治ったが?
↑意味不。
A今すぐ真理に会いに行く事にした。
真理の家に着く。ドンドン!!
「真理?いるのか?」
すると中から真理が出てきた
「透」
「はい」
「会う約束はどうしたの。」
…… 汗汗
どう言い訳しようか!
A「怖い夢をみてたんだよ!」素直に話した。
B「いやぁ、実は可奈子ちゃんと遊んでてさー!」出任せを言った。
C「あっれー!?待ち合わせ場所にいったけど、いなかったよ!?」嘘をついた。
436 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/19(月) 08:35:02 ID:J98SZ2yg
A僕は見た夢を真理に話した。真理「そう…夢の中の私こんな姿じぁなかった?」僕は真理の方を良く見ると真理は武道家だった
437 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/19(月) 08:40:59 ID:J98SZ2yg
香山、夏美さんも夢と同じ姿だった
438 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/19(月) 09:18:40 ID:/zXpn7JW
なぜだ?
なぜ僕が見た夢の中と同じ格好をしているんだ?
どうして・・・・・
僕は思考をフル回転して考えた。
439 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/19(月) 09:54:37 ID:J98SZ2yg
とりあえず僕は何故真理が僕にカマを送ったのか聞いた。真理「だって武闘家は爪よ!爪!カマはいらないからアナタにあげたの。見て!この黄金の爪。たかかったんだけど、素晴らしいわ〜」
僕は、その爪を奪い取り窓の外へ投げ捨てた。
「飛んで行きなさい!!」
どこからともなく、不気味な仮面に蛇の刺青の男が現れ、爪をかっさらっていった。
442 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/19(月) 10:56:22 ID:J98SZ2yg
スティング?
443 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/19(月) 13:08:47 ID:J98SZ2yg
仮面の男バルログかな?は爪を手にはめると僕にSFをいどんできた
気がつくと僕は香山さんを殴っていた
445 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/19(月) 15:45:47 ID:x+0ilO+6
プラズマよ!プラズマだわ!
とりあえず落ち着こうぜ
ぶん殴って黙らしてやりたい所だが、僕は
>>446を無視して階段を上った
(ageの話はスルーしよう)
僕は心の中でそう思った
「透、ゴハンよー。」
母親の声が聞こえた。
よし、そろそろ2chでかまいたちの小説なんて書いてないでご飯でも食べようか。
それにしてもあそこの住民は成ってない。
ネタで面白い事言ってるつもりかもしれないが、小説としての一貫性が皆無で全く面白くない。
まあ文章力の無いガキの巣窟であるスレッドみたいだし、仕方ないか。
僕は心の中で愚痴を零した。
450 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/19(月) 22:02:07 ID:z60wwoh2
僕たちに罪はありませーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。
僕ははっと振り返った
その時にはもう遅かった
かまいたち…。
そう、犯人はかまいたちだった。
「ワタシハ カンケイ アリマセ〜ン」 ノヨル・カーマイは、しらばっくれている。
悲しい事件だったわね
456 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/20(火) 17:27:35 ID:DKtn1aeP
僕はその真理の言葉に
Aだまってうなずいた
B全力で否定した
Cまだだ、まだ終わらんよ
C
まだだ、まだ終わらんよ。
一体真理はどうしたと言うのか。これでは僕がジ○ンの赤い変態みたいではないか。
だが美樹本さんはすっかりニュータイプ論に毒されてしまったようだ。
このままでは地球が核の炎に包まれてしまう。
僕は…
A「エゴだよそれは!」
B「圧倒的じゃないか、我が軍は!」
C「こちらかまいたち。ペンションシュプールに潜入した」
C
「こちらかまいたち。ペンションシュプールに潜入した」
とりあえずこんな事を言って見た。
もちろん、僕はかまいたちなどではない。
ただ言って見たかっただけだ。
が…
皆が僕のほうをじっと見詰めている。しまった、滑ったか…
「今、なんて言うたん?」
香山さんがゆっくりとした口調で訊いて来た。
459 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/20(火) 17:55:41 ID:Y7/+4aV3
「大佐、なにを言っている?」
僕はヤケクソになってメタル○アネタを披露してみた。
みんなポカンとしている。無理も無い。
こんな山奥までスキーに来る人が家庭用ゲームを、まして3Dアクションの戦争ものをやるとは思えない。
ところが、香山さんの顔は真剣そのものだった。
「スネークやて?…まさか、あの男が…!」
なにやら深刻そうな顔をしてブツブツ言っている。僕は…
A「あ、あの、香山さん?冗談だったんですが…」
話が大きくなりそうなので急に心配になってきた。
B「大佐、早く司令をくれ」
このまま突っ走ってやれと思った。
A「あ、あの、香山さん?冗談だったんですが…」
話が大きくなりそうなので急に心配になってきた。
僕は「口は災いの元」というのを良く知っている。と言うか、身をもって体験した事がある。
「なんや!驚いたやんか。」
香山さんは息を撫で下ろす様に言った。その表情がどこか残念そうなのは気のせいだろうか。
「…とりあえず、そろそろ皆で食事にしませんか。叔父さんも夕食を作り終える頃だろうし。」
真理がどことなく冷たい感じで皆に呼びかけた。僕は…
A「よし、食事にしようか。」そう言って2階へ上がっていった。
B「いや、まだ少し早いよ。ですよね?香山さん。」なんとなく香山さんに話を振った。
C「うーん…僕は食事より真理を食べたいな。」軽い冗談を言ってみた。
461 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/20(火) 21:39:35 ID:xf0d1l50
C、僕は真理を食べたいと冗談まじりに言った。香山「それはいいな!」美樹本「うん。若い女の肉は旨いしな」そう言うと美樹本さんは真理にナイフを向けた
「え。ちょ…。」
真理が何がなんだか分からない様子で周りを見回す。
「真理ちゃん、抵抗したらあかんで。」
香山さんが不気味な笑みを浮かべながら近づく。
「ま、抵抗した所で僕が取り押さえますけどね。」
美樹本さんが言う。
…正気じゃない。
何を考えているんだ。
一種の冗談か?
もし本気だとしたら…
真理は…
そして僕は…
A「ま、まぁ皆さん、冗談はこの辺にして早い所食堂へいきましょうよ!」流すしかなかった。
B「真理は僕のものです。手を出さないで下さい!」こう言うしかなかった。
C「真理、こっちだ!逃げよう!皆正気じゃない!」真理の手を引き、逃げるしかなかった。
C「真理、こっちだ!逃げよう!皆正気じゃない!」真理の手を引き、逃げるしかなかった。
これはタダ事ではない。
タダ事でないと言えばスレタイが「一行ずつ書いて」なのにみんなが平気で複数行を書いている事に気づいたが、今はそれどころではない。
とにかく逃げなければ。
しかし一体どこへ?
外は吹雪だし、日も落ちている。暖かい談話室にいたから、当然外出用の防寒着など着ているわけがない。
だがグズグズしている暇はない。ここは直感で判断するんだ。
僕は…
A:やっぱり外だ!外へ出て車に乗れば!
B:二階だ!二階に逃げて部屋へ立てこもるんだ!
C:「小林さん!助けて!」大声で助けを呼んだ。
D:「透?何考え込んでるの?」どうやら全部僕の妄想だったようだ。
B
二階だ!二階に逃げて部屋へ立てこもるんだ!僕は咄嗟に閃いた。
「もう行数なんて無視してやる!一行ずつなんてモタモタやってたら殺される!」
それぐらい、僕は焦っていた。
この吹雪の中、2階の窓からの侵入はとても人間の力だけじゃ困難である。
そして、もし部屋に閉じこもり鍵を閉めればドアの向こうから入ってくる事はありえない。
――決めた!
僕は真理の手を引っ張り、これ以上無いぐらいの速さで階段を上っていった。
そして階段を上り終え、僕の部屋に向かって突き進む。
ドドドド…
ああ、後ろから誰かが追ってきている…。
よし部屋が見えた!
鍵は僕が持っている。掛けてないはずだ!
バタン!ガチャ!
真理を連れて部屋に入り、2秒ほどで鍵を閉めた。
「透…みんな、どうしたのよ?冗談じゃないの?」
真理の顔が青くなっている。そりゃそうだ、食われそうになったんだから…。
ドアの向こうでザワザワしている。香山さんたちが真理を食う作戦を立ててるのだろうか。
そうは行かない。真理は僕が守る。
さーて…どうする?
僕は……
A:篭城作戦だ!
B:窓から脱出しよう!
C:こうなったら迎え撃ってやる!
D:食われる前に僕が真理を食う!
E:違う意味で真理を食べちゃう!
A 小林さん…小林さんも敵なのか?僕は一人で考え始めた。
B 防寒服を着よう。とてもじゃないが寒過ぎる。
C 真理と部屋に二人きり…。ここは………。
↑すまん、なしね。
468 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/20(火) 22:56:38 ID:xf0d1l50
A、冗談は辞めましょう!と僕は言った。香山「わかったよ、辞めよう」美樹本「本当のメインディシュは君なんだよ!真理君手伝ってくれ」真理「はい、楽しみだわ。美味しそうね!」
どんまい
>>467 >>468 A「篭城作戦だ!」
僕はこういう時の対処法を聞いた事がある。
敵に囲まれ、勝ち目が無い場合、まずは安全な場所を確保し、敵の注意が自分から離れるのを待つのだ。
引き篭もればいずれ香山さんたちも諦めるだろう。そして隙を見て…。
僕は真理にこれを説明した。
「でも、脱出するとしたらどこから?ドアからじゃ見つかっちゃうし、窓からでもここは2階だし…。」
うーん。そう言われればそうだ…。どうしようか。
A「皆が寝静まってる頃に逃げ出すって言うのはどうかな?」尤もな案だろう。
B「朝になるまでとりあえず待って見ないか?」今の時点では良い考えが浮かばなかった。
C「やっぱり窓から逃げるしかなさそうだな…。」これが現時点での常套手段だろう。
B「朝になるまでとりあえず待って見ないか?」今の時点では良い考えが浮かばなかった。
「………そうね」
真理も同意した。というより、頭が混乱して何も考える余裕が無いのだろう。それに二人とも疲れている。
しかし、実際香山さん達は一体どうしたと言うのだろう?
談話室にいたのは僕達以外には香山さんと美樹本さんしかいなかった。だから僕らを追って来るのはその二人だけのはずだ。
だが、トビラの向こうのざわめきは、明らかに二人以上のものだ。
もしかして、他の人達も僕達を…。
僕は恐ろしい想像を頭から振り払った。
とにかく、朝まで何か出来ることはないか考えてみた。
ガタッ。
物音がした。バスルームからだ。
真理の表情を見ても、空耳でないことは確かだ。
僕は…
A:おそるおそる、バスルームのトビラを開けてみる事にした。
B:ぶ、武器だ!なにか武器を探さないと!
C:怯える真理の顔もいいなぁと思った。
C
怯える真理の顔もいいなぁと思った。
………なんて言ってる場合じゃない!まずは生きる事だ。生きなければ何も出来ない。
この物音の正体によっては、僕たちの生死も…。
確かめよう…。…真理の為にも。
そして僕は、おそるおそる、バスルームのトビラを開けてみる事にした。
緊張が走る。
汗が滴り落ちる。
だが僕は、覚悟を決めた。
バタンッッ!!
そこには人影が見えた!こいつは…誰だ…!
蹲っているし、暗くて良く分からない!
…香山さんたちの仲間か?
「ひ…こ、殺さないでくれ!」
その声は小林さんのものだった。
「叔父さん!」
真理が駆け寄って来る。僕もため息をつき、そっと胸を撫で下ろした。
暫く小林さんと僕たちは、互いの無事を確認して喜んでいた。
「どういう事なの?叔父さん。」
少し落ち着いた頃に、真理が率直に聞く。小林さんは首を横に振る。
「分からない…。ただ、香山さんと美樹本さんが談話室でこそこそ話してるのを聞いたんだ…。」
「なんて言ってたんですか?」
僕が聞く。
「良くは聞こえなかったが……。『誰かが食いたくて仕方ない』と…。そしてあの目は尋常じゃなかった…まるで、餓鬼だったんだ!
だからそれを聞いた途端、焦ってここへ走ってきて逃げ込んだんだ。ここしか鍵が開いてなかったから…。」
僕と真理は驚愕の事実に驚くを隠せなかった。真理は真顔のまま、冷や汗をびっしょりかいている。
どうにかしなきゃ…僕が…!
A 「香山さんと美樹本さん以外は…どういう状況だか分かりますか?」
B 「小林さん、携帯電話を持ってますか?」
C 「雪がやむのはいつ頃だか分かりますか?」
D 「大丈夫です…。僕と真理も居るんですし…。」励ましの言葉しかかけれなかった…。
A 「香山さんと美樹本さん以外は…どういう状況だか分かりますか?」
僕は声が震えないようにするので精一杯だった。
「それが…私も他の誰にも会ってないんだ」
しかし小林さんの答えは意外なものだった。
「今日子は朝から買出しだからいいとして、俊夫君やみどり君もなぜか姿が見えない。OLの三人や、他のお客様も…」
なんてこった。
つまり誰かに助けを求めてもダメかもしれないのか。
他の人達も既に香山さんと美樹本さんの尋常ならざる様子を見て、部屋で震えているのかもしれない。いや、あるいはもう…。
ダメだ。どうしてこう絶望的な方に考えてしまうんだ。さっきしっかりしなきゃと思ったばかりじゃないか。
…ん?
そういえば、ふとおかしな事に気づいた。
それは…
A:小林さんはどうして部屋に鍵をかけなかったんだろう?
B:小林さんの服が寝間着姿なのはなぜなのか?
C:さっきからトビラの前が静かなのはどうしてなのか?
474 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/21(水) 00:26:50 ID:n5UQVLmj
A
「そ、それが…わからないんだ。すぐに逃げて来てしまったから……。もしかするともう既にあの二人に…。いや、でも扉の向こうではあの二人以外の話し声もしたんだろう?だとすると他のみんなも二人の仲間かもしれない」
僕は
Aやはり僕たち三人以外はみなおかしくなってしまったんだ
Bいや、僕たち以外にも部屋に逃げ込んだ人がいるはずだ
C僕は小林さんの言葉に疑問を持った。
>>474 どんまい。ちょいズレちゃったね;
>>473の続きで。
A 小林さんはどうして部屋に鍵をかけなかったんだろう?
そうえば…!小林さん、ちょっと良いですか?
「な、なんだね?」
「小林さんは、何故部屋に鍵をかけなかったんですか?身の危険を感じていたのに。危ないじゃないですか。」
すると小林さんは、物凄く焦った感じで言った。
「そ、そ、それは…、動揺してたんだ!あんな会話を聞いた後だったし気が動転してたのかもしれない…。」
「そうですか…。」
まぁ無理もないだろう。あの会話は確かに人間のものとは思えない。狐でも化けてるんだろうか。
「―ねぇ、叔父さん。気が動転してようと、真っ先に考えるのは自らの命を保守する事じゃないかしら。」
真理がさらりと言った。
「…あ、あぁ。すまない、今後気をつける…。」
僕はふと小林さんの方を向いた。
何か………
いや、違う。気のせいだろう。小林さんが悔しそうな顔をしてたなんて。
とりあえず、僕は小林さんに他の事を聞いてみた。
A 小林さんの服が寝間着姿なのはなぜなのか?
B さっきからトビラの前が静かなのはどうしてなのか?
476 :
訂正:2005/09/21(水) 00:38:44 ID:???
そうえば…!小林さん、ちょっと良いですか?
―――――――――――――――――――――――
そうえば…!
「小林さん、ちょっと良いですか?」
ホントすまん。
A
「小林さん、なんでねまきなんですか?」
小林さんはネグリジェを着ていたのだ。
>477の続き
小林さんはネグリジェを着ていたのだ。
「え?あ、い、いや!これは、その、慌てていたんで今日子のものを着てしまったんだ!断じて女装趣味があるとかではないぞ!」
小林さんはシナを作って言った。
ハッキリ言ってかなり気持ちの悪い光景だが、個人の趣味に口を出ししてる場合ではない。
「だから違うって言ってるのに!信じて!真理!透君!」
かなり年季の入った口調だが無視しておこう。真理の『また始まった』という表情からしてそういう人なのだろう。
それより、さっきから部屋の前が静かなのが気になる。
美樹本さん達は諦めたのだろうか?
しかし、あんな目をした人たちが簡単に諦めるとは思えないが…。
そう思った時、あの音が聞こえてきたのだ。
A:トビラに体当たりするような音が。
B:甲高い、女性の悲鳴のような声が。
C:部屋の電話の呼び出し音が。
479 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/21(水) 08:19:13 ID:n5UQVLmj
B
その声は
A別の部屋からしたようだ
B真理だった
C小林さんだった
480 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/21(水) 08:25:28 ID:18J5v185
B、その悲鳴は真理だった。僕は後ろを振り向いた。小林さんはナイフ手に真理に襲いかかろうとしていた
A
別の部屋からしたようだ。
と、言う事は…僕たち以外にも被害にあってる人が居るという事か…?
それともこの悲鳴の主の女性も、香山さんたちの仲間で僕たちを罠にかけようと…?
疑問が交錯する中、真理が突然口を開いた。
「あたし、見てくるわ。」
「ちょ…何言ってるんだ!危険すぎる!」
僕は慌てて真理をとめる。
「あたし達以外にもこんな目に遭ってるだなんて…考えたくないわ!」
「でも、これ罠かもしれな」
「『かも』でしょ?確たる断言が出来る訳じゃないわよね?」
「それはそうだけど…。」
「だから、あたし行くわ。大丈夫よ、危なくなったらすぐ戻ってくるし。」
どうする…真理を一人で行かせていいのだろうか…。
僕は…
A 真理を一人で行かせる事にした
B 真理と一緒に行く事にした
C 小林さんに真理と一緒に行ってもらうよう頼んだ
D 三人で行く事にした
>481のほうで。
B 真理と一緒に行く事にした
「待って、僕も一緒に行くよ!」
いくらなんでも女の子一人を行かせるわけにはいかない。
それが好きな女の子なら尚更だ。
「…うん。ありがとう。そう言ってくれると思ってた」
真理はホッとしたように呟いた。
おお?なんか良い雰囲気じゃないか!?
「えーと、私も行ったほうがいいのかな…」
小林さんの声で僕は我に返った。
「そうですね。そのほうが良いでしょう」
僕達が行くとなった以上、下手にここに残しておくのは危険だろう。
…まぁ女性に今の小林さんの姿を見せるほうが危険な気もしないでもないが、そこは忘れる事にした。
「行くよ?」
僕はトビラの鍵に手をかけながら真理に言った。
真理が黙ってうなづく。その後ろで、小林さんがごくり唾を飲み込む姿が見えた。
僕は鍵を開け、すぐにトビラを押し開けた。
………。
誰も居ない。
廊下は静まり返っている。
僕は…。
A:とにかく廊下に出る事にした。
B:「何かあったんですかー!?」大声を出してみた。
何かあったんですかー
B「何かあったんですかー!?」大声を出してみた。
シーン……廊下は相変わらず静まり帰っている。
不気味だ…
返答がない以上、僕たちは廊下に出るしかなかった。
静まり帰った廊下…僕たちは背を向けあいながら進んでいった。こうすればどこから誰が来てもすぐ気付くからだ。
さっきは女性の声がしたな……よし、
A みどりさんの部屋だ!
B 香山夫妻の部屋だ!
C 三人組の部屋だ!
B 香山夫妻の部屋だ!
みどりさんの部屋はスタッフが待機している一階だ。ここからでは遠い。
OL三人組がどうなっているのか分からないが、三人いればまだ大丈夫な気がする。それにさっきの悲鳴らしき声は一人の女性の声だった…と思う。
ならば、一番近くて、しかも一人しかいないのは香山さんの奥さんの部屋という事になる。
それはつまり、香山さんと顔を会わせる可能性があるという事でもある。夫婦揃って、ノコノコやってきた間抜けな僕達を襲ってくるかもしれない。
だが、もしおかしくなったのが香山さんだけで、奥さんは正常だったとしたら?
もしそうだったら、僕達は救えるかもしれない人をみすみす見殺しにすることになる。
真理の手前もあるが、様子を見てくる以上はある程度の危険は覚悟したはずだ。それにこっちは三人だ。なんとかなるだろう。僕は無理にでも楽天的に考える事にした。
僕は意を決して廊下に出て、香山夫妻の部屋の前まで来た。
後ろから真理と小林さんがおそるおそるついてくる。
できればオーナーでもある小林さんに先頭を行ってもらいたいのだが、あんな格好でウロウロされるといろんな意味でまずい気もするので自分が行く事にしたのだ。
廊下はやはり誰もおらず静まり返っており、何事もなく香山夫妻の部屋のドアの前まで来た。
僕は…
A:トビラに手をかけてみた。
B:トビラに耳をあて、聞き耳をしてみた。
C:「ルームサービスでーす」ノックしてみた。
B トビラに耳をあて、聞き耳をしてみた。
……
何も聞こえない。誰も居ないのか?それとも既に……。
いや、悲観的な考えはやめるんだった…。もしかしたら中で脅えているのかもしれない…。
僕はトビラに手をかけた。
このトビラが物凄く重く感じたのは気のせいか。
春子さんの無事を祈る様にトビラを開けた…。
そこで真っ先に目に入ったのは…
A 一つの死体をむさぼる様にして喰らう、香山さんと美樹本さんだった…!
B 春子さんの変わり果てた姿だった。
C 何もなかった。
487 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/21(水) 09:22:50 ID:18J5v185
A、僕は、おそるおそる扉を開く。部屋に入ると香山さんの奥さんが血まみれで倒れていた。
488 :
486:2005/09/21(水) 09:24:16 ID:???
>>485 携帯から&授業中だからどうしても文章の質が落ちてしまう。悪い…。
>488ドンマイ
>486の続きで。
B 春子さんの変わり果てた姿だった。
「うっ………!」
むせ返るような血の匂い。
部屋の真ん中に、春子さんの変わり果てた姿があった。
着物を着て、まるで眠っているような姿勢で胸を両手の上で交差させている。だが、おぞましい事にその顔は血まみれで、原型を留めていなかった。
「透…?どうなの?」
真理が部屋を覗き込もうとしている。
「見るな!見ちゃダメだ!」
僕は急いでトビラを閉めた!
「ど、どうしたの?」
「奥さんが…春子さんが…死んで…」
それだけで真理も事態を察知したようだった。
確かな事は、この部屋の中に死体が一つあるという事だけだ。
どうする…?
A:「部屋へ戻ろう!真理!」真理の手を取って走り出した。
B:「中を調べてくる。外で待ってるんだ」あれが本当に春子さんの死体なのか調べないといけない。
C:「…あれ?小林さんは?」いつの間にか小林さんがいなくなっていた。
C「…あれ?小林さんは?」いつの間にか小林さんがいなくなっていた。
春子さん…いや、かつて春子さんだった物に目を取られている間に、いつしか小林さんが消えていたのだ。
「真理!小林さんは!」
真理ははっとして周りを見回したが、首を振りながら言った。
「居ない…叔父さんがどこにも居ないわ!」
なんてこった…三人だからこそこの緊迫した空気にも勝てる安心感があったと言うのに…。
一体小林さんはどうしたんだ?
どこか調べに行ったのか、みっともない服装を着替にいったのか、トイレに行ったのか…。
あるいは香山さんたちに………。
こうしては居られない!
「真理!今すぐに……」
A 「部屋に戻るぞ!まだこの部屋に香山さんたちが居るかもしれない!」
B 「二人でこの部屋に入って春子さんの死体を調べるんだ!何か手掛りがあるかもしれない!」
C 「…どうしたら良いかな?」考えがまとまらなかったので真理に聞く事にした。
491 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/21(水) 10:04:32 ID:18J5v185
B、僕は真理とこの部屋を調べて観ることにした。僕は真理に部屋の周りを頼み僕は春子さんの死体をしらべる。春子の心臓は既に止まって体は冷たい。色々調べてみたが手掛かりとなるものがない。
492 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/21(水) 10:22:56 ID:18J5v185
これ以上ここに居てもしかたがない真理に部屋を出ようと言いかけた時部屋の中から何かが動く気配がした A春子さんの死体が動いた B本棚から日記がおちた
↑
出来れば会話と心境と状況を巧みに駆使して、リアルなかまいたちの夜にしようぜ。
>>490みたいに。
Don't mind.
きにすんなって意味じゃないの?
496 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/21(水) 15:04:19 ID:n5UQVLmj
>>489 ドンマイっていいつう表現ミスする489カコイイ
>>490の続き
A
「部屋に戻るぞ!まだこの部屋に香山さんたちが居るかもしれない!」
そうだ、良く考えるとこの部屋は危険かもしれない。
女性の部屋から悲鳴が聞こえたのはほんの数分前。
そしてあの生々しい死体…まるで、死んでから間もない有様だった。
そして小林さんの失踪…。目を離して何十秒と経ってないだろう。
もしかすると、近くに居た『何者』かに春子さんも小林さんも…。
――殺人鬼が近くに居るかもしれない!!
真理の手を引き全力でさっきの部屋まで戻った!
誰も追ってきては居ないみたいだが…安心して良いのだろうか?
僕はそんな事を考えている内に、部屋の前まで来てた。
そして、自分の部屋のドアノブに手を…
…………な!
空かない!何故だ!僕たちが抜け出して居る内に誰かがこの部屋へ…?
僕は…
A:小林さんかと思い、強く呼びかけながらノックをした。
B:殺人鬼かと思い、別の部屋を探す事にした。
C:鍵を持ってないかと自分のポケットを探った。
A
「こ、小林さん!僕です、透です!」
A:小林さんかと思い、強く呼びかけながらノックをした。
「小林さん!?開けて下さい!ここは僕の部屋ですよ!?」
強く扉を叩いたが返事はない。
鍵をかけたのは小林さんじゃないのか?
それとも、小林さんが僕達を見捨てて立て篭もろうとしているのだろうか?
分からない。
だが一つだけ確かなのは、僕達には部屋に帰るという選択肢が残されていないという事だ。
「ねぇ、透。なにもおじさんが部屋にいるとは限らないんじゃない?」
「え?」
真理が意外な事を言い出した。その声は驚く程冷静だった。
「ここの扉の鍵は押しボタン式でしょ?だったら、鍵をかけたまま強引に扉を閉めてしまえば、私達を締め出す事は出来るわ」
…それもそうだ。この部屋には今誰もいないのかもしれない。
だが、一体誰が部屋の扉を?
僕達が廊下に出た時、人の姿は見えなかった。
小林さんが僕達の前から姿を消したとなると、小林さん意外には考えられない。
僕達が部屋を出た時、最後尾だったのは…。
A:真理だ。
B:小林さんだ。
C:猫のジェニーだ。
B:小林さんだ。
「僕の記憶が正しければ、やはり小林さんが僕らの最後尾に居た…。という事は…」
「という事は?」
「…話を整理してみよう。僕たちは三人同時に部屋を出た。ここまでは覚えている。
そして、閉まる所は見届けてないが、『ガチャ』と言う音が聞こえた所からして扉が閉まったのは確かなはず。
もしかしたらこの時点で既に鍵が閉まったのかもしれない。」
僕は記憶を遡り、真摯の限りを尽くした。
「えーと、それで…」
「透、待って。その時点で既に鍵が閉まっている可能性は無いわ。」
僕が続けようとすると、真理が口を挟んできた。
「え、でも真理…『ここの扉の鍵は押しボタン式』って…。」
「うん、そうなんだけど…さっき叔父さん言ったわよね?『透の部屋以外は鍵が閉まっていて、空いてなかった。』って。」
「ああ、言ったね。それがどう関係するんだい?」
真理が考えこむような姿勢をとったが、すぐに僕に向き直って話を進めた。
「ややこしいかもしれないけど、良く聞いてね。透の部屋以外、鍵がかかっていたとなると…叔父さんはどこへ行ったの?」
「そりゃ…他の誰かの部屋に………あ!」
「そうよ。鍵がかかっていたんだから他の誰かの部屋になんて入れるはずが無いの。」
「そう…だね。」
僕は良く良く噛み締めるように納得した。
「でね、もしあたしたちが透の部屋を出て、トビラを閉めると同時に鍵をかけたとしたら…叔父さんはどの部屋にも入れないって事じゃない?」
そう言われれば…そうか。筋は通っているように聞こえる。確かにその時点で鍵をかけてしまうと、小林さんはこの部屋に入れない。
そして他の部屋も閉まってるわけだから……。
「つまり、こういう事じゃないかしら。叔父さんは、あたし達について行くフリをしながら、何故かは分からないけど、途中で透の部屋へ戻った。」
「そして、内側から鍵を閉めた…と。」
「そういう事ね。」
全てが繋がった。この部屋には絶対小林さんが居るはずだ。
僕はトビラを空けようと、ポケットから鍵を取り出し、トビラを開けようとした。
待てよ……。何か…何か重大な事を忘れてないか?
A:殺人鬼がこの部屋に居る可能性だ。
B:真理も香山さんたちの仲間かもしれない可能性だ。
C:小林さんも香山さんたちの仲間かもしれない可能性だ。
一行ずつじゃねえぞアフォ
とりあえず暖かく見守ろうよ。
面白いんだし。
C:小林さんも香山さんたちの仲間かもしれない可能性だ。
見落としがあるとしたら、それはなんだろう?
殺人鬼がこの部屋に居る可能性も否定は出来ない。僕達に気づかれないように、クローゼットやベッドの下、あるいは天井裏に犯人が隠れていたかもしれない。
しかし、小林さんも含め、三人もいて何も気づかないというのはちょっと考えにくい。
では、真理や小林さんが犯人(美樹本さんや香山さんなのかは分からないが)と共犯の可能性は?
真理は香山さんに刃物を向けられて狼狽した。あれは演技だとは思えない。第一、真理がなぜ犯人と共謀しなければならないのか。
となると、小林さんのほうが犯人とグルである可能性が高い。
僕達が部屋に戻る前に小林さんはバスルームで一人だけだった。その間に犯人が小林さんを殺さなかったのはなぜか?
もちろん、僕達が入って来たから殺せなかった、あるいはあの恥ずかしい格好に驚いて手出ししたくなくなったという可能性もある。
しかし、真理も指摘したことだが鍵をかけずに立て篭もるというのは考えられない。事実、僕は部屋に入って真っ先に鍵を閉めた。体力に余裕があったらバリケードだって築いたに違いない。
ん?
待てよ?鍵といえば…。
どうして香山さんの部屋には鍵がかかってなかったんだ?
もしかしたら…。
A:実は他の部屋も鍵がかかってないのでは?
B:小林さんはマスターキーを持っている事に今更ながら気づいた。
C:無用心な春子さんに腹が立つ思いだった。
ドンマイは普通に使うよ。
>>494は、授業中にレスしてんのに「気にするな」と
励ましてる事に対して突っ込んだの。
面白かったのに、
>>488-489で一気に白けたから。
B:小林さんはマスターキーを持っている事に今更ながら気づいた。
僕は可能性を洗い浚い考慮してみた。
小林さんがこの事件となんらかの接点があるとしたら…虚言、つまり嘘を付いてる可能性も否めない。
いや、この際仮定した方が考えが楽だ。
仮に小林さんが犯人とグルであるとすると、僕たちをハメようとしてくる筈だ。
ひょっとしたら僕たちに嘘を付いているかもしれない。…いや…嘘を付いてる可能性の方が高い。
だとしたら、その嘘とはなんなのか…。
………僕の部屋以外は全て鍵がかかっていた…?
果たしてそれは本当か?良く考えたら実際、確認はしてなかった。
が、香山夫妻の部屋の鍵は開いていた…。この時点で小林さんの「全ての部屋に鍵がかかっていた」という証言は崩される。
もしかしたら、小林さんはその嘘がバレたと思ったから逃走したのか…?
…考えても仕方ない、とりあえず事実を確かめるまでだ。
「よし、真理。僕の部屋に入るのは後でだ。他の部屋に鍵が閉まってるか確かめる。」
「どうして?叔父さんが嘘を付いてるかもしれないから?」
真理が不満そうな顔で言う。しかし僕も言い返す。
「仮に香山さんたちの部屋も開いてたんだよ?と言う事はもしかしたら他の人たちの部屋も開いてるかもしれないじゃないか。」
「…じゃあ、もし他の部屋に鍵がかかってないとしたら、叔父さんは嘘をついた事になる…そして…」
不安そうな顔からはどうやら僕が何を言おうとしたか察せたみたいだ。
「そうだよ。もしこれが嘘だったら、ほぼ確実に小林さんは犯人側とグルだ。」
「……そんな…」
真理は崩れ落ちそうになったが、僕はそれを受け止めた。
「まだ決まった訳じゃないんだ。確かめよう、みんなの部屋が開いてるかどうかを!」
「そう…ね。誰の部屋から行くの?」
立ち直りが早いのはさすが僕が選んだ女性。僕は…
A:「俊夫さんの部屋に行かないか?」
B:「三人組の部屋に行かないか?」
C:「真理の部屋に行かないか?」
専門学校生の練習か
507 :
505:2005/09/21(水) 21:49:07 ID:???
あああ!しまった!
B:小林さんはマスターキーを持っている事に今更ながら気づいた。
→A:実は他の部屋も鍵がかかってないのでは?
でお願いします。
ミス多いなぁ、俺…orz
>505 いろいろ突っ込まれるこの言葉を送ろう。
「どんまい」
A:「俊夫さんの部屋に行かないか?」
僕は咄嗟に俊夫さんの顔を思い浮かべた。
小林さんはみどりさんや俊夫さんの姿が見えないと言ったが、この言葉も怪しくなってくる。
スタッフである俊夫さんが小林さんとグルである事も考えられる。が、もし俊夫さんが協力してくれるなら、何かと頼もしい味方になってくれる。彼はここのスタッフだし、スポーツマンだから体力的にも僕より頼りになる。それに、なんとなくだが喧嘩が強そうな気がする。
また、二階だといざという時に外へ脱出するわけにもいかない。もし何かあっても、最悪の場合地下の食料倉庫に立て篭もる事も不可能ではない。
自分でも楽観的なものの見方である事は分かっている。
それでも、俊夫さんがこういった禍々しい事に手を貸す事はない…そんな気がしたのだ。
ともかく、真理も異存がないようなので、一回に降りる事にした。
談話室には、やはり誰もいない。
スタッフルームに向かおうとしたその時だった。
「!」
突然口を塞がれ、後から組み付かれて自由を奪われた。
首を絞められる。
殺される!?
「…?透君か!?」
僕を締め付けていた人影が、突然僕の名を呼んで、拘束する手から力が抜けた。
その人は…美樹本さん!?
「すまんすまん、てっきり小林君かと思たんや。堪忍な」
突然物陰から香山さんがすまなさそうに頭をかきながら現れた。
「え?一体…」
すると美樹本さんが人差し指を唇にあてて『静かに』のジェスチャーをした。
一体、何がどうなってるんだ?
「どうやら、小林さんの燻り出しには失敗したようですね」
「そうみたいやな。大方透君の部屋にでも隠れとるんやろ」
一体、何がどうなってるんだ?
僕は…
A:「これは一体…どういう事なんですか?」
B:この二人は食人鬼だ!僕は警戒して距離をとった。
>>508 サンキュー
B:この二人は食人鬼だ!僕は警戒して距離をとった。
僕は全く話の流れが掴めなかったが、この二人が危険性を伴う人物である事には変わりない!
真理を喰おうとした事実…これがどうしても僕の頭から離れなかったのだ。
「なんなんですか!小林さん?燻り出す?何の話か分かりませんけど、真理を喰おうとした人なんか僕には信用出来ませんよ!」
僕はそう言うと脅えている真理の前に出て、香山さん、美樹本さんと少し距離をとった。
「参ったなぁ…すっかり怖がっちゃってるみたいですよ、香山さん。」
美樹本さんが困った様に首をかしげながら言う。…これも罠か?
「せやなぁ…。どないように説明すればええのやろ…。」
香山さんも困った様な素振りを見せている。…罠…なのか?すると香山さんが閃いた様に言う。
「ええか、透君。『敵を欺くにはまず味方から』っちゅう言葉を聞いた事あるかいな?」
何が言いたいんだ…この人たちは…。
「……ありますよ。有名な言葉ですね。で、香山さんたちが僕たちを欺いていたと言うんですか?」
香山さんが照れくさそうに言う。
「まあ…そういうこっちゃな…。」
妙な空気が流れる…。
僕は口車に乗せられそうになっているのか?それとも彼らは本当の事を言ってるだけなのか?
分からない……何も分からない。どうすれば良いんだ…
すると、そこで真理が僕の肩を叩き、コソコソ言ってきた。
「透…美樹本さんたち…嘘はついてないんじゃかしら。」
そう言われれば…。
彼らが犯人なら、僕らを即行で襲ってくるだろう。
仮にも、あそこで僕を殺せるチャンスがありながらもわざと逃がすなんて…犯人だと考えられるか?
僕は疑問を整理し、美樹本さんたちに言った…
A:「説明、してもらえますよね…?」
B:「他の人たちはどうしたんですか…?」
C:「やはりあなた達は信用できない。」
少し前のふざけた話しから一転して、いまこのスレ凄く面白いですよ
B:「他の人たちはどうしたんですか…?」
ずっと気になっていた事だ。これだけ騒ぎを起こしているにも関わらず、誰も、なんの反応もない。
「ああ。皆さんには眠ってもらってるよ」
「食いモンにちょっと、な」
二人は意味ありげにニヤリと笑った。
「俊夫君とみどりさんの二人は食事が別なんで、扉の隙間から煙を使ってね」
美樹本さんは小さな小瓶を取り出して見せた。何かの透明な液体が入っている。眠り薬かなにかなのだろうか。
「小林君だけが眠らんかった。彼は食事に一服盛られとる事に気づいたんやろう。となると、彼で間違いない」
香山さんはうんうんとうなづきながら自分で勝手に納得している。
「あの…一体なにがなんだか…せめて説明を…」
頭がこんがらがってきた。最も、談話室から二階に走り出してから混乱しどおしだったのだが。
真理も僕の隣で、同じような表情をしている。
僕の情けない声を聞いて、香山さんと美樹本さんは顔を見合わせた。どうしたものかという表情だ。
「どうします?どこまで話して良いのか…」
「どうって…全部話さなしゃあないやろ?」
更に二三相談して、二人は意を決したらしい。
「透君。君達は"かまいたち"を知っているかい?」
僕は…
A:「真空が起こす現象のことですか?」
B:「三人一組の強盗のことですか?」
C:「もちろん!僕あのゲームの大ファンなんです!」
>>510 >>508はマジでセンスあるけど、俺は微妙だよ 笑
B:「三人一組の強盗のことですか?」
「勿論知ってますよ!三人一組の強盗のことですか?」
僕は“かまいたち”を良く知っているつもりだ。昔から何度もテレビで見て来た。
三人一組の強盗で、一人は身軽で変装術を見に付け、一人は世界で一、二位を争う程の早撃ちガンマン。そしてもう一人はどんな物でも自慢の名刀で斬って斬って斬りまくる伝説のサムライ。
そう、これこそ「かまいたち」。僕が大ファンである漫画作品の一つだ。いやぁ、こんな所で「かまいたち」の話が出て来るとは…ウズウズして堪らない。
……………………………………………。
…?何故か皆黙っている。そして真理は冷ややかな目で僕を見つめている。僕が「かまいたち」を知ってる事にそんな驚いたのか?
「透。それ、違う漫画。」
真理がボソっと言う。
「え?いや、僕はかまいた――」
「こういうのは放っておいて。美樹本さん、真空が起こす現象のことですか?」
僕がかまいたちについて語ろうとする前に、真理が割り込んできた。納得行かないが、こういう時の真理は黙って聞いてないと後が怖い。
「残念。二人ともハズレや。割かし透君の方が近かったかもしれへん。」
香山さんは苦笑しながら言う。何だって!真理は兎も角、僕がハズレだなんて…。
「ココで言う“かまいたち”とは、50年に一度大吹雪現れる、『イタチ』の事だよ。」
僕が思考を巡らしてる中、美樹本さんが強張った顔で冷静に話し始める。
「いたち…?」
僕と真理は声を揃えて言う。
「そう…。『人を喰う事』と『変装』を特技とする…我々が追ってる未確認生物だよ。」
…!!そんな馬鹿な話があるか…!
A:「いい加減冗談はやめてください。怒りますよ?」そろそろ僕はウンザリしてきた。
B:「小林さんが…その“かまいたち”だと言うんですか?」恐る恐る訊いてみた。
C:「それで、あなた達が“かまいたち”なんですか?」僕は警戒心を取り戻した。
あーもう。またミスだわ。
「ココで言う“かまいたち”とは、50年に一度大吹雪現れる、『イタチ』の事だよ。」
→「ココで言う“かまいたち”とは、50年に一度大吹雪の日に現れる、『イタチ』の事だよ。」
515 :
508:2005/09/21(水) 23:17:07 ID:???
>513
とんでもねぇですだw
しかしなんとなく思ってたけど、どうもメインで書いてるのは我々二人だけのようで。
B:「小林さんが…その“かまいたち”だと言うんですか?」恐る恐る訊いてみた。
あの人が…未確認生命体?
悪い冗談だと思ったが、二人の表情は真剣そのものだ。
それに、小林さんのあの姿…。もしその"かまいたち"が、人間の事をよく知らずに『とりあえず服を着よう』と考え、今日子さんのものだと知らずにネグリジェを身につけたとしたら…。
つじつまは合う。
よく映画なんかで人間になりすます宇宙人がやる失敗だ。
それに、部屋の鍵を閉め忘れた事も説明がつく。人間が自衛する為に鍵をかけるという習慣(と言っていいのかわからないが)を知らないという事か。
「…なるほど。小林さんが人間でないとすると…信じたくはありませんが、納得はできますね
「いや、違うよ?」
あ、あれ?違うの?僕の頭は再び無限ループに陥った。
「透君…。よう考えてみぃ?そんな生物がおるわけないやろ?SFやあるまいし」
香山さんは心底呆れたように言った。そんな言い方しなくても…。
「つまり、小林さんは"かまいたち"と呼ばれる犯罪者である、という事ですね?」
真理が引き継いだ。
全く何を言ってるんだか。だいたいそういう話なら最初から美樹本さんも犯罪者だと…。
「そうだ。変装を得意とし、どういうわけか人肉を好んで食う。悪質な犯罪者だよ」
…そうですか。僕だけバカなんですか。
しかし、小林さんが危険な存在であるという事はなんの変わりもない。でも得体の知れない化け物ではなく人間であると言われると、なんとなく安心するから現金なものだ。
そこで、僕は二人に質問してみた。
A:「じゃあ、あなた達は何者なんです?」
B:「それで、これからどうするんです?」
C:「しかし、犯罪者の上に女装趣味とはヒドすぎませんか?」
>>515 2人ですねw まぁ楽しんでくれる人も居るみたいだし、とりあえず続けよう。
A:「じゃあ、あなた達は何者なんです?」
そうえば気になる点があった。『犯罪者を追っている』などと慣れた様な口調で語る彼らは一体何者なんだろう?
悪質な犯罪者を追ってる一般人、なんてのは聞いた事が無い。
僕は彼らの正体を知っておくべきだと思った。
「じゃあ、あなた達は何者なんです?」
そう言った途端、美樹本さんと香山さんは顔を見合わせコソコソ話し出す。どうやら言っていいべきなのか悪いべきなのかを談話してる様だ。
ふと真理の方を見る。小林さんが犯罪者だと知って、やはりショックは隠せないのか…とても気落ちしてる様子だ。無理も無い、か…。
僕はそっと真理に身体を寄せる。そしてその冷え切った手を握りしめた。真理はこちらをチラッと見ると
「ありがとう…。」
とだけ僕に言った。少しは表情が明るくなったように思える。
どうやら香山さんたちが話し終わった様子だ。
「透君、この際だからはっきり言うが…今から話す事はくれぐれも秘密にね。」
「はい…。」
一体何を言い出すのだろう…。
「我々は、米国の連邦捜査局だ。司法省に属し、主に連邦法違反に対する捜査や公安情報の収集などを行う仕事をしている。そして、重大犯罪者の捕縛も、ね。」
僕は美樹本さんが何を言ってるか良く分からなかった。だが真理は驚いた顔をしている。
「それってもしかしてFBI…!!!」
すると美樹本さんが先程と全く同じ様に、人差し指を唇にあてて『静かに』のジェスチャーをした。
「まぁ、そういう事だ。」
「な、なんだって!?」
さすがの僕も驚きを隠せなかった。なんという事だ。まさかこんな近くにFBI捜査官が…。しかも2人…。僕は彼らを疑ってたことを恥ずかしく思った。
その反面、なんとしても捜査に協力したいと思ってある一つの考えを導き出した。それは…。
A:「小林さん…いや“かまいたち”は、女なんじゃないですかね?」
B:「今すぐ僕の部屋に行きましょう!“かまいたち”が隠れて居る筈です!」
C:「これからどうしたいですか?何でも僕に仰せ下さい!」
>516 では話の続く限り。今日はそろそろ寝ます。
B:「今すぐ僕の部屋に行きましょう!“かまいたち”が隠れて居る筈です!」
こんな面倒な事件はさっさと終わらせてしまいたい。
FBIだかCIAだか知らないが、その道の専門家ならさっさと事件を解決して欲しい。その為の協力ならいくらでもするつもりだった。
「それが…そうもいかないんだよ」
美樹本さんは鎮痛な面持ちで答えた。
「どうしてです?部屋の中にいるのは間違いないんだ。言ってみれば袋のネズミですよ?」
「それがなぁ…。相手が厄介なモン持っとるんや」
香山さんも眉をひそめている。
「実はな…。あいつは逃走の際にとんでもないモンを持ち出しとるんや」
「とんでもないモノ?」
「………VXや」
VX?聞いた事のない言葉だ。MSXなら長年相棒として使っているが…。
「そ…それって!」
どうやら真理は知ってるようだ。
「真理、VXってどんなハード?メーカーはやっぱりマイクロソフト?」
きっと物凄く精巧なパソコンなのだろう。そんなものが盗まれたとしたら、シリコンバレーはえらい事だろう。
「透ったら、何言ってるの!?有名な化学ガスじゃない!大量殺戮兵器よ!以前カルト教団が精製したり、アメリカがイラクに攻め込んだ原因の一つになった事知らないの!?」
…!
そんな危険なものだったのか。
「そう、そのVXガスだ。酸素と接触すると気体に変わる琥珀色の液体だ。中枢神経に沿って信号の伝達を妨げ、痙攣と酸素麻痺を起こす。一滴で半径数百kmの人間を殺す事が出来、しかも効果は数週間に渡って残留する。人間の作り出した、悪魔の液体だよ」
「どうも、イラクが大急ぎで処分したもんの一つをチョロまかしよったらしいんや。奴はある時期まで中東に潜伏しとった事が分かっとる。そのドサクサか、フセイン元大統領と取引したんかは分からんけどな」
なんだか話が物凄く大きくなってきた。
「だから、下手に手を出す事は出来ないんだ。おびき寄せて、格闘でケリをつけられるかと思ったんだが…」
「ちょっと、ビビらせすぎてもたみたいやな。奴を習って人肉趣味を演じたんやけど…。堪忍な」
二人が済まなさそうに謝るので、こっちのほうが恐縮してしまう。
むしろ、僕達のせいで二人の任務が失敗したようなものではないか。ちょっと、いや、かなり責任を感じてしまう。
僕は…。
A:そういえば小林さん…いや“かまいたち”は、女なんじゃないか?唐突にそう思った。
B:「これからどうしたいですか?何でも僕に仰せ下さい!」なんとか協力しないといたたまれなかった。
C:「僕が囮になって奴をおびきよせます!」とんでもない思いつきを口にした。
>>517 分かりました。こちらもこれで寝ますね。ってかスゲェ文章…wあっぱれっす。
A:そういえば小林さん…いや“かまいたち”は、女なんじゃないか?唐突にそう思った。
そもそも小林さんはあんなキャラだったか…?僕はここに来て発想の逆転をした。
「真理。いくつか質問があるんだけど…」
真理が不意を付かれた様に反応する。もちろん僕が今から聞こうとしてるのは小林さんの事だ。それに勘付いたのだろうか…。
「え、うん。良いけど…何?」
「小林さんは、間違いなく男か?」
一同は僕の発言に唖然とする。皆それぞれ突っ込みたい気分だったろうが、僕の真剣みを帯びた顔付きからして、本気で言ってるのが分かったのだろう。真理以外は黙って聞いてくれた。
「……小さい頃に一緒にお風呂に入った経験があるから…。うん。」
真理は顔を赤らめ、小さい声で言う。この歳になってもまだ女の子。恥ずかしいのだろう。
「良し、とりあえず言える事は……『小林さんは』男だ。」
一同がこの発言を切欠に、神妙な顔になる。どうやら皆はまだ気付いて無いようだ。僕は、怖いぐらい静かな空気の中話を進めた。
「二つ目の質問。小林さんは…その…『女装』してたよね。あの寝巻きは絶対に叔母さんの物だったかい?」
真理は渋々僕の質問に答えた。
「…そうね。あの寝巻きは叔母さんが愛用してた寝巻きだから、良く覚えてるわ。ネグリジェの寝巻き…、間違いないはずよ。」
真理は自信を持って言う。間違いない様だ。
そして、僕の中で一つの推理をした。
「真理、香山さん、美樹本さん。犯人が…“かまいたち”の正体が分かりました。小林さんじゃありません。」
…あれ?誰も全く動じない。何故だろう。
だが、FBIの二人は呆れた様な調子で僕に呟いた。
「あんな、透君。犯人は小林君やってゆうたやん。間違いあらへん。」
「そうだ。睡眠薬を回避したと言い、我々から逃げると言い、彼以外犯人は有り得ない。分かるだろう?」
二人同時に念押しされたが、僕は首を軽く振り言い返す。
「違うんです。確かに小林さんの姿をした者は“かまいたち”であって、これは間違いありません。」
「透…本当に分かったの?」
「あぁ。あの人しか居ないよ、“かまいたち”は。」
僕が自信満々で言っているのを疑うような眼差しで見てくる真理。FBI達に関しては半ば呆れ返っている。
「香山さん、“かまいたち”は『重大犯罪者』で『変装の名人』なんですよね?」
「…せ、せやねんけど…。」
香山さんは相槌を打った。
「良いですか?『重大犯罪者』ともあろうものの趣味が『女装』だなんて有り得ますか?しかも、こんなピンチな時に。」
僕がこういうと全員の目の色が変わった。段々と僕の話が読めてきたのかもしれない。皆の顔を一度見渡し、聞き入ってくれてる事を確認すると僕は続けた。
「そして“かまいたち”は『変装の名人』です。そこで、こうは考えられませんか?『実は、“かまいたち”は女性だった』なんて…。」
全員が急に立ち上がる。そして僕の方に歩み寄ってきた。
「続けてくれ。参考にしようじゃないか。」
美樹本さんの熱が篭った言葉を受け、僕は裏付ける物を説明する事にした。美樹本さんの目は真剣そのものだ。
「僕と真理は、あの時急に自分の部屋に戻ってきたんです。さすがの“かまいたち”も、変装に時間はかかる。もし僕らの部屋で変装をしようとしていたとすると…“かまいたち”にとっては最大の誤算だったろう。
まさか僕たちがあんな急速に部屋に駆け込んでくるとは思わなかったのでしょう。そして、変装は中途半端ながら、どこかに隠れなければいけなかった。そして咄嗟にバスルームに隠れたんですよ、“かまいたち”は。」
「…透君、ちょっとええか?変装が中途半端っちゅうのはどういう事や?小林さんの顔をしてはったんやろ?」
僕は軽く頷くと、皆にとって今までの発想をひっくり返す事を言おうとした。
「ええ、容姿の変装は完璧でしたよ。しかし、さすがの“かまいたち”も不意を付かれたんじゃあ服装にまで手が回らなかった…。
つまり…“かまいたち”は『女装をした小林さん』ではなく、『小林さんに変装した女性』なんですよ!!」
……。真理は驚いてるのと同時に、小林さんが犯人じゃない事に喜んでいるようにも見えた。美樹本さんに関しては、『やられた!』と言わんばかりに、天を仰ぎながら片手で顔を覆っている。香山さんに関しては、今にも目が飛び出そうなぐらい驚いている。
暫く沈黙が続いたが、その重い空気を美樹本さんが取っ払った。
「透君、君の事だから…もしかしてその『女性』の正体も分かってるんじゃないか?」
真理が『まさかね』と言わんばかりの薄ら笑いを浮かべる。
「ええ、分かってます。全ての概要を繋げれば必然的にこの人しか“かまいたち”は有り得ません。」
そして、僕は言った……この事件の首謀者、“かまいたち”の正体を!
A:「寝巻きや小林さんの癖を真似る所…今日子さんしか居ません!」僕は豪語した。
B:「真理、君なんだろう?」灯台下暗し。一番身近な人間が意外と犯人だと思った。
C:「どんなに上手く変装しても、バレバレですよ。香山さん。」何かいつもより太ってる様に見える香山さんが怪しかった。
「てゆうか、ネグリジェってシースルーなねまきよ。ねぇ透、ナニ言ってるの?バカじゃないの?」
あっ…そうか。
「それより、香山さん、奥さんが殺されてたんですけど。」
面白いんだけど、なんていうか…。
あなかま2の聖母篇(大賞とったやつ)読んだ時の、
呆気にとられた感じがするな。
あれは「これ『かまいたち』じゃないじゃんwwwww」って思ったんだけど、
この膨大な長文レスに対しては「なんでこのスレで?」って感じかな。
楽しみにしてる人はいるだろうから、チラシの裏だと思ってくれ。
>519-520と微妙にカップリングしてみますた。
A:「寝巻きや小林さんの癖を真似る所…今日子さんしか居ません!」僕は豪語した。
自信満々だ。だって他に考えられないじゃないか。
しかし、周囲の反応はイマイチ僕の期待していたものとは違っていた。
「せやけどなぁ。今日子さんのネグリジェをコッソリ盗むのはそんなに難しないと思うんやが」
「それに、その条件ならみどりさんでも可能になるんじゃないか?そりゃあ奥さんのほうがより癖を見抜きやすくはあるが…。だいたい、奴が中東で活動している間、奴はどうやって今日子さんを演じていたんだ?」
…それもそうだ。それに、小林さんをよく知っているという意味では真理もその条件にあてはまるのだ。
「てゆうか、ネグリジェってシースルーな寝間着、つまり透けてるのよ?体を見れば女性なんて分かるんじゃない?顔も体も完璧に男性なのに、服装だけ失敗するなんてちょっと無理があるんじゃないの?」
真理が痛いところをついてきた。
「そ、それは、ネグリジェを着た男なんてキモイから見たくないという心理的な盲点を…。いや、男はネグリジェを着ていれば『見てはいけない』という心理が働いて、それで体型をゴマかして…」
自分でも苦しいと思う言い訳を口にしてみるが、案の定真理の反応は冷たい。
「ねぇ透、ナニ言ってるの?女性がネグリジェを来た男の人を『見てはいけない』なんて考える?それに、女性が見て体型が分からないと思う?まぁキモイとは私も思ったけど、あの違和感は間違いなく男性だったわ。…バカじゃないの?頭大丈夫?」
ボロクソだった。
だがいちいちもっともなので何も言い返す事が出来ない。
完璧だと思ったんだが、色々と穴が見つかるものだなあ。
しかし何かが引っかかる。真理が小林さんの体に違和感を感じたように、どうも何かに騙されているような気がしてならない。
ん?違和感といえば…ああ!
A:「それより、香山さん!奥さんが殺されてたんですけど…」どうして今まで忘れていたんだろう。
B:確か、美樹本さんは未確認生物と言った。なぜそんな表現を?
C:重大な見落としをしていないか?
D:唐突に2ちゃんのスレが気になりだした。
C:重大な見落としをしていないか?
ボロクソ言われて悔しかったので、もう一度この事件を良く良く遡ってみた…。この事件の首謀者は謎のままだが、被害者はハッキリしている。
そう、春子さんだ。
香山さんは淡々と事件について語っているが、奥さんの死は知っているのだろうか?それもあの無残な…。
ここは言っておくべきだ。
「それより、香山さん!奥さんが殺されてたんですけど…」
どうして今まで忘れていたんだろう。 普通、真っ先に話さなきゃならない事なのに…。
しかし、香山さんの反応は意外なものだった。
「知っとる…。見るも無残な姿やったな…。ホンマ許せへんわ。」
……?なんか変だ。あの人情に厚い香山さんが、奥さんの死に対してのコメントはこれだけか…?いや、当然触れたくない話題だから余り語らずに居るのかもしれないが……。
僕には納得出来なかった。
しかし、同時にとんでもない見落としに気付いた…!
「待って下さい!“かまいたち”はやはり犯人じゃないかもしれません!」
一同は『またかよ…』と言った顔で嫌々僕の方を見る。しかし、僕はこの推理にかなりの自信があった。いや…と言うより、そうとしか考えられなかった。
「良いですか…?春子さんは、悲鳴をあげ殺されたんです。『僕たちと僕の部屋に篭ってる間』に、何者かにね!」
そうだ。なんでこんな単純な事に気付かなかったんだ。あの女装した小林さんが“かまいたち”だとしたら、“かまいたち”に春子さんを殺す事は不可能だ。…遠隔殺人でも可能じゃない限りは。
「そうよ!それは確実だわ!」
これには真理も同意してくれた。そして、僕には次の疑問が沸いてきた。
A:じゃあ、春子さんを殺したのは誰なのか?
B:香山さんはいつ春子さんの死を確認したんだろう?
C:やはり、先程の香山さんの態度が気にかかった。
B:香山さんはいつ春子さんの死を確認したんだろう?
悲鳴が上がってから僕達は廊下に出て、香山さんの部屋で春子さんの死体を発見した。
その間多少のタイムラグはあるものの、この時既に香山さんは一階の談話室に降りていたはずだ。つまり、死体を確認する時間的余裕はない!?
もちろん、あの悲鳴が春子さんでない可能性もなくはない。断言できるのは、あの悲鳴が小林さん(かまいたち?)と真理、そして僕のものでないという事だけだ。
「香山さん…どうして奥さんの死を?香山さんにそれをする時間は…」
僕は香山さんから後じさった。この人が…まさか?
「…君の言いたい事は分かる。だが、香山さんは犯人じゃないよ」
突如涌き起こった僕の疑念に美樹本さんが答えた。
「春子は…わしの女房やない。この任務の為に連れてきた、わしの部下や。少なくとも、今のところは、な」
香山さんの声には抑揚が無かった。だが、よく見ると顔色が悪く、表情も勤めて無表情を保っているようにも見える。
「…春子を失のうたんは痛い。そやけど、今はそれどころやない。冷たいようやけどな」
美樹本さんが僕にそっと耳打ちしてきた。
「この仕事が終わったら式を挙げる予定だったんだ。僕達は個人的感情で任務に支障をきたす事はできない。…察してあげて欲しい」
どうやら香山さんは極力感情を表に出さないようにしていたらしい。こんな時でも任務を優先させないといけないものなのか。
プロとしては立派な事だが、それは、なんて厳しくて悲しい世界なのだろうか。
同時に、僕はそんな香山さんを疑った自分が恥ずかしくなった。
「僕達が春子さんの死を知った理由は簡単だ。お互い発信機を持っているからね。脈拍に反応するタイプのものだから、自分で電源を切らない限り反応が消える事はない。それが消えたという事は…」
「…すまんな、美樹本君。わしは見てしもうたんや。隠しカメラなんか、仕掛けるもんやないな。…ホンマ、因果な商売やで」
香山さんが自嘲するように言う。
「隠しカメラ…私達の部屋にも?」
真理がぎょっとした風に言った。
「いや、僕の部屋と香山さんの部屋だけだ。…いずれ全部の部屋に仕掛けるつもりだったが、まだそこまでいってない」
なんてこった。もう少しで僕達は丸見えにされるところだったのか。
しかし、そうなると新たな問題が出てくる。
それは…
A:では、春子さんを殺したのは誰なのか?という事だ。
B:香山さんはカメラで犯人を見ていないのか?という事だ。
C:そのカメラは真理の裸も写せるのだろうか?という事だ。
B:香山さんはカメラで犯人を見ていないのか?という事だ。
普通誰もが考えるだろう。真っ先な疑問だ。香山さんがカメラを見ていたとしたら、そこには犯人の姿が写っているはずである。
「香山さん、思い出すのも辛いかも知れませんが……お聞きします。カメラに犯人の姿は写っていましたよね?」
すると香山さんは少し躊躇ったが、首を横に振りながら話した。
「………さすがは凶悪犯や。発信気を付けられた時や、カメラで撮られた時などに、自分の情報が相手に届かない様、体ん中に電波妨害機を設けてるんや。
多分…強力な磁石かなんかやろな。
カメラで送られてきた映像で、わいが確認出来たのは、春子が悲鳴をあげて『…かまいたち!!』と言いながら、部屋の隅っこに逃げた瞬間と、春子がベッドの上でお陀仏してる所だけや。
他の映像は“かまいたち”に妨害されて砂嵐状態やった…肝心なあいつの姿はさっぱりや!」
砂嵐…深夜にテレビをつけると白黒でザーザーなってるあの状態と言う事か…。今まで冷静だった香山さんが、聊か感情的になってきた。やはり香山さんも人間……春子さんの死はさぞ辛かったに違いない。
「…つまり、発信機、盗聴機、監視カメラ…あらゆる機械は“かまいたち”に対して無効と言う事ですか…。」
「せや。わいが春子の死だけを知ってる事に関しての疑問は晴れたやろ?」
「はい…すいません…。」 …また重い空気が流れる。春子さんの死は、やはりFBIの二人にとっても大きな損失だったに違いない。美樹本さんは悔しそうに唇を噛んでいる。
だが僕は、“かまいたち”に関してまだ少し疑問があった…それを口にした……。
A:「春子さんは、何故相手を見た瞬間に“かまいたち”だと分かったんでしょう?」
見た瞬間に、いきなり“かまいたち”だと分かるようなものなのか…。
B:「なんにせよ、小林さんが犯人じゃない事は変わり無いですよね?」
小林さんに犯行は無理だったはずだ。
C:「香山さん…あの死体は、本当に…春子さんのものでしたか?」
もしかしたら“かまいたち”が春子さんの死体に化けたのでは?僕はそう思った。
C:「香山さん…あの死体は、本当に…春子さんのものでしたか?」
もしかしたら“かまいたち”が春子さんの死体に化けたのでは?僕はそう思った。
「>489を見てください。僕達が死体を発見したのは部屋の真ん中です。しかし、香山さんが見たのは、ベッドの上で死んだ春子さんの姿だった」
香山さんがあっと驚いたような顔をした。
「…そういうたら、おかしいぞ!わしは確かにベッドで倒れる春子を…透君、確かに春子は部屋の真ん中で死んどったんやな!?」
香山さんが僕に掴みかからんばかりの勢いで聞いてきた。
「え、ええ。間違いありません。それに、顔は血まみれで、原型をとどめていないようでした。もしかしたらあれは…」
「…?そいつはおかしいぞ。香山さん。確か、春子さんはの死因は…」
「そ、そうや!わしが見た時、春子はいきなり苦しそうにして倒れこんだんや!顔はカメラのフレームから外れたから見えんかったけど、血が飛び散ったりはしとらんかった!」
香山さんの顔が生き生きとして来た。
「つまり…あの春子はかまいたちが化けた芝居であり…春子は、生きとるかもしれんっちゅうことやな!?」
香山さんはすっかり興奮してしまっている。
春子さんが生きているかは分からないが、少なくともあの死体(と思っていたもの)が春子さんのものでない可能性はある。某有名アクションゲームのように、死体がゾンビになって動くわけがない。
「ねぇ透。どうしてかまいたちは、私達が部屋に来た時に死体のフリを?」
真理が不思議そうに聞いて来た。それに答えたのは美樹本さんだ。
「おそらく、僕達の操作を霍乱するためだろう。香山さんの部屋を物色している最中、君達がやって来た。隠れる事も考えたが、君達の恐怖心を利用し、我々に心理的な負担をかけようとしたんだろう。…どうやら、奴はかなりの知能犯でもあるらしいな」
「くそ、わしもまだまだ修行が足らんっちゅうこっちゃな」
香山さんは悔しそうな風を装っているが、内心は春子さんが生きているかもしれないという思いで一杯なのだろう。
しかし…
A:では、あの悲鳴は誰のものなのか?
B:かまいたちは香山さんの部屋で何を探していたのか?
C:結局小林さんは単なる女装趣味の変なおっさんという事なのか?
B:かまいたちは香山さんの部屋で何を探していたのか?
そうだ。“かまいたち”が自ら香山さんの部屋に入り、危険を侵してまで調べていた事とは一体なんなのか。無視してはならぬ疑問だ。
そもそも香山さんたちを敵だと知っているのに何故危ない事を…。
「香山さん、“かまいたち”は何故香山さんの部屋を探索してたのでしょう?目的は分かりますか…?」
香山さんは少し考え込み、答える。
「うーむ…それな、わいも考えたんや。せやけど、思い当たるフシは無いねん。不思議なこっちゃ…。」
やはり香山さんも“かまいたち”の謎の行動の理由に顔をしかめるばかりのようだ。何がしたいんだ…“かまいたち”め…。
「そもそも、“かまいたち”は『調べもの』をしてたのかしら…?」
真理が意味深な発言をした。
「どういう事だい?真理ちゃん。」
しばらく黙っていた美樹本さんが口を開く。
「あのね…あたしが思うに―」
!!その時、僕は真理が何を言おうとしたか手にとる様に分かったのだ!
「分かった!分かりました!はいはい!僕から言わせてよ、真理!」
真理は発言をしたがる僕をビックリした目で見ると、静かに頷いて僕に後を任せた。
そう…僕の考えが正しければ……
A:「“かまいたち”は春子さんになりすまし、香山さんを殺す気だったのでは…?」
B:「変装は出来ても、血の臭いまではどうにもならないはずです。あの部屋で誰かが死んでいる!」
C:「小林さんが春子さんの死体になりすましたに違いない!」
A:「“かまいたち”は春子さんになりすまし、香山さんを殺す気だったのでは…?」
「なんやて?わしを?」
「ええ。春子さんになりすます事ができれば、香山さんを油断させる事は可能でしょう?」
「しかし、なんでわしなんや?」
「おそらく、FBIの捜査官が来ている事を知ってたんじゃないですかね。それで、先に排除しようと…」
"かまいたち"は最初から香山さん達をFBIの人間だと見抜いていたのではないか?
当たり前の話だが、自分の行為が違法であればそれを止める者、つまり警察が動き出す。犯人にとっては自分を追いかける存在はこの上なく厄介なはずだ。
では、それを排除してしまおうと考えたのではないだろうか。
人を殺してその肉を食べるような凶悪な殺人鬼だ。相手が警官やFBIだからって殺すのを躊躇ったりはしないだろう。
では、美樹本さんと香山さんのどちらを先に始末すべきか?
ここでポイントになるのは、かまいたちが変装を得意としているという事だ。
仮に美樹本さんをどこかに閉じ込めるなり殺すなりすれば、香山夫妻の動向を見張る事は出来る。だが、やはり夫婦(ではなかったのだが)である二人が何を話しているかは完全に把握はできない。
だから春子さんになりすまし、香山さんと密接に接しようとしたのだと思う。もしかしたら、香山さんを殺すつもりではなく、単に情報を収集するためだったのかもしれないが。
「という事は、僕や香山さんではなく春子さんが狙われたのは単に女性のほうが与しやすいと考えたからか…」
美樹本さんがなるほどという風にうなずいた。
「よーし、待っとれよ春子!すぐ助けたるからな!」
香山さんから暗い雰囲気が吹き飛んだ。
しかし、かまいたちが春子さんに成り代わっているという事は、春子さんが生存している可能性は少ないように思う。香山さんの部屋には血の匂いがたちこめていたから、誰かがあそこで大量の出血をしたのは確実だ。それが春子さんのものだとすると…。
香山さんとてこの可能性に気づいていないはずはないだろう。なんと言っても凶悪犯罪者を取り締まってきた来た人なのだ。努めて考えないようにしているのかもしれない。
しかし、強力な化学兵器を持っている犯罪者相手にどう対処するべきか。
僕は…
A:かまいたちは、VXガスを本当に持っているのか疑問に思った。
B:とにかく春子さんは生きている。香山さんに習って、無理にでも信じる事にした。
C:なにがあっても真理だけは守ってみせる。そんな恥ずかしい決意を胸に秘めた。
A:かまいたちは、VXガスを本当に持っているのか疑問に思った。
ん…。
待てよ…?忘れかけていたが、かまいたちは大量殺戮兵器である危険なガスを持っているらしい。
しかし、それを持って居る所で使う事は出来るのか?広範囲、尚且つ効果の長いガスだと聞いた。かまいたちがそれを使ったとしてもこの吹雪の中、飛行機がある訳でもない。一気に遠くへ行く手段が無い以上…奴自身も死ぬのではないだろうか。
「香山さん、VXガスについてですけど…何故、香山さんたちはかまいたちが『VXガス』を所持していると分かったんですか?」
「それは先程も言うたと思うねんけど…?恐らくイラクから…」
「ええ、分かってます。ですから、誰から聞いたんですか?その証言は…。」
香山さんと美樹本さんは不思議そうに顔を見合わせる。
「本人や。わいらFBIに脅迫のビデオテープを送ってきたんやで。覆面と音声変換をしながら、VXの入ったビンをちらつかせよる。…ええ度胸やろ?『その気になればいつでも大量殺戮が出来る』と言う脅迫や。」
香山さんは悔しそうに言う。どうやらかまいたちの証言を信じきってる様子だ。
何か…、何かおかしくないか?
A:VXガスとはそんな簡単に入手できるものなのか?
B:そのビンに入ってた物は絶対にVXガスだと言えるのか?
C:かまいたちは、VXガスを盗んでからというもの、一度でもVXガスを使った事があるのだろうか?
A:VXガスとはそんな簡単に入手できるものなのか?
そんな危険なものをホイホイと入手できるとは思えない。
「美樹本さん、VXガスって簡単に作れるものですか?」
「いや。材料としては塩素、五硫化リン、ジイソプロピルアミンなんかの合成で造られるらしい。これらは世界中の工場で毎日生産されてるが、合成がとにかく大変なんだ。国単位の化学工場でないと不可能だろうね」
「なるほど。ところで、VXに解毒剤とかはあるんですか?」
「HI-6というオキシム系薬剤を筋肉注射する事で、大半の神経ガス中毒から身を守れるらしい。一応僕達も緊急用という事で支給はされてるが、出来れば使いたくはないもんだね」
美樹本さんは白い筒のようなものを取り出した。針のついてない、自動注射器というやつだ。素人でも簡単に筋肉注射をする事ができるように改良されているらしい。
「しかし、なんでそんな事を?」
「いえ、ひょっとしたら、かまいたちは単にハッタリを言ってるだけじゃないのかと思って。映像だけでVXだとは分かわないんでしょ?」
香山さんは美樹本さんと顔を見合わせた。
「…あのなぁ、透君。それがホンマモンかどうかは問題や無いんや。大事なんは、相手がそれを持ってるというメッセージを送って来た事なんや」
「我々だってハッタリであって欲しいよ。だが、もし万が一本当だったら大変な事になる。慎重にやるしかないんだ」
確かに、VXを本当に持っているという確証もなければ、それがハッタリだという確証もない。もしかしたら、本当に悪魔の殺戮兵器を持っているのかもしれない。
だが、僕にはなぜかそれがハッタリだという気がしてならなかった。
自分でも分からないが、とにかくそう思えてならない。
僕は…
A:「その脅迫ビデオ、何を要求してきたんですか?」脅迫する以上要求があるはずだ。
B:「確かめる方法はないんですか?」曖昧な事を聞いてみた。
C:「その注射、僕達にもくれませんか?」とりあえず保険が欲しかった。
A:「その脅迫ビデオ、何を要求してきたんですか?」脅迫する以上要求があるはずだ。
そもそも映像でかまいたちが見せてきたVXが本物かどうか確かめる方法はあるか…?いや…絶対に映像だけから判断するのは無理だ。映像は参考にならない。
香山さんたちの言うよう、VXガスは本物なのか…?だったら注射を僕にも…いや、それは僕の信念自体を曲げる事になる。注射を貰っておいて『VXはハッタリかもしれません。』なんて恥ずかしくて言えるものじゃない。
とにかく、別の線からガスの真偽を確かめようと思ったのだ…。
「なぁに、単純な事やで。わい自身、かまいたちは金目の物を要求すると思っててんけどな、『連邦捜査局及び、国家警察共々にこれ以上私の捜査をする事、またそれを促す行為をやめるよう主張する。さもなければ、VXガスを世界中に手当たり次第撒き散らす…』
なんっちゅってたな。ま、単純に言えばこれ以上捜索したらドッカーンってな事や。」
香山さんは手で大きく爆発するようなジェスチャーをしながら言った。
「し、しかし現在あなた達はかまいたちを追い詰めてるじゃないですか。だったらかまいたちは要求を飲まなかった事を理由に…」
「そうだ。」
美樹本さんが思いつめた様に僕に向かって喋り出した。
「もちろん、表向きは捜索をやめた事にしたよ。けど、そんな悪辣な犯罪者を放っておく程FBIも甘くないんでね。僕たちは極秘に捜査させてもらった。かまいたちには絶対にバレない様にしながら、ね。」
美樹本さんの炯眼は、かまいたちを捕まえたいが一心の様に見える。
「奴がこの要求をしてからちゅうものはな、わいらが奴を追い込んだ事は一度も無いんや。」
「え?じゃあ…今まで隠し続けて来た捜査…つまり、今日初めて“かまいたち”の『要求』を破ったのが、完全にかまいたちにバレたと言う事なんですか?』
美樹本さんと香山さんは、慎重にコクリと頷く。
「そういう事なんだ。つまり……もし、今日この場でかまいたちを捕まえなかったら…かまいたちを逃がしてしまったら…どういう事になるか分かるね?」
「まさか………VXガスを、世界中にばら撒かれる……。」
FBIの二人は頷く事しかせず、それ以上は何も喋らなかった。
そうだったのか。なんと言う事だ。僕はハッタリだと言う気がして止まないが…どうやら真偽を確かめている余裕なんて無さそうだ。一刻も早くかまいたちを捕まえないと、世界が大変な事になるかもしれない。世界の運命は、今や僕たちが握っているかもしれないのだ。
かと言って、どうすれば良いのだろう。
僕は水平思考を巡らせた。相手はVXガスを持っている可能性がある……としたら、こういう策はどうだろうか?
A:かまいたちに気付かれない様に、壁際に隠れて待ち伏せる。
B:かまいたちに気付かれない様に、寝込みを取り押さえる。
C:かまいたちを捕まえる事を諦める…様に見せかける。
D:……真理!どうしたら良いかな!?
>>532 このリレー小説をメインで書いてきたけど、俺なんかより全然そこの住民の方がレベル高いね。
なんせ小説とかまともに書くの初めてなもんで…。
URL先に書き込んで見てもいいのかな。今は寂れてるみたいだけど…。
D:「……真理!どうしたら良いかな!?」
みっともない話だが、僕の頭ではもうお手上げだ。
という事で真理に泣きつく事にした。
「そうね…ちょっと待って」
呆れたような目で見られると思っていたのだが、どうやら真理の頭は今凄い勢いでフル回転しているようだ。しかし、なかなか良いアイディアは浮かばないらしい。
「透君、真理ちゃん。無理に僕達に付き合う必要は無いよ。どこか安全なところに隠れてるほうが良い」
「そうや。こういう事はわしら専門家に任しとき。…巻き込んでしもてこんな事言うのもなんやけどな」
二人は僕達を諭すように言った。
「そんな事言っても…策はあるんですか?」
そりゃ、素人の僕らが本気で何か出来ると考えていたわけではない。…いや、ちょっとだけ考えてたけど。
「…残念ながら今のところは無い。だが、必ずなんとかしてみせる。我々はプロだ。信じてくれ」
「今は吹雪がキツイから外へは出られんやろうけど、朝になったらおさまるやろ。そしてら二人は急いで麓まで逃げるんや。ここで起こった事は忘れて、な」
確かにそろそろ夜明けだ。今のところ二階にいると思われるかまいたちはなんの動きも見せていない。雪の積もった道を車もなしで歩くのは大変だが、やってやれない事はない程度だ。こっそりと出て行けば見つからずにペンションから離れる事が出来るだろう。
しかし、本当にそれで良いのだろうか。
もし僕達が出て行ったとして、美樹本さんたちが失敗したら…?
世界のどこかで、ある日突然毒ガスがまかれる大惨事が起こったら?
なんの罪もない、なんの関係もない人達が意味もなく殺されたら?
自分達になにか出来るかもしれないのに、それを放棄して逃げ出したのが原因だったとしたら?
そして、その世界のどこかは僕や、真理の住む街かもしれないのだ。
おそらく、事情を知った誰も僕達を責める事はないだろう。
僕も真理も普通の大学生だ。いや、僕はちょっとヲタクなところはあるが、なんの力も持たない無力な学生だ。
僕達に出来ることなんて何もない事くらい、みんな分かってくれるだろう。
だけど、僕達に罪はないと、本当に言えるのだろうか?
その時、自分で自分を許すことが出来るのだろうか?
世界中の誰が責めなくても、僕が僕を許す事が出来ないんじゃないのか!?
自分の安全の為に多くの人を殺害する事をほのめかし、要求を無理やり通そうとする。これはいわゆるテロ行為だ。なんの関係もない人を巻き込んで被害者にする、悪質で許しがたい、卑劣な行為だ。僕だってそんな事許したくない。
でもどうする?
何ができる?
真理も悩んでいる様子だ。何かをしたい。でもできそうもない。でも逃げ出したくない。でも怖い…。
悩んだ末、僕は…。
A:「やっぱり、僕達も手伝います。いや、手伝わせて下さい!」
B:「やっぱり、僕達には無理です。お二人とも頑張って下さい…」
C:「そうだ!」唐突に名案が閃いた!それは…。
B:「やっぱり、僕達には無理です。お二人とも頑張って下さい…」
「やっぱり、僕達に……は………」
「ん?モゴモゴして居て良く聞こえないぞ?」
今僕は、脳内で浮かんだ言葉を言い掛けた。
…………僕は良く考えた。考えたんだ。
素人の僕たちが、思考面で協力はできるとしても、行動面じゃまるで応用力が無い。かえって邪魔になる事は手に取るように明らかな話だった。
それに、FBIの二人は後は任せろと言ってくれた。信用する事も勇気じゃないか?任せる事も協力じゃないか?
自分の中で恐怖心が蠢き、暴れている。恐怖から逃れたい一心で、僕は香山さんたちに事を任せようとしていた。
しかし、上手く言葉が出ない。口が動かない。何故だ……。
どんなに自分を正当化しても、この捜査から身を引く事を考えようとしても…体が拒絶するのである。
それは、心は怖がっていても頭ではこれが『間違ってる』と気付いてるからから…か?
僕が本当にしたい事……それは…………それは……それは……………
「―――でしょ?」
え?
「…協力、したいんでしょ?透。」
真理だ。この前にも何か言ってたらしい。
突然の発言に戸惑いを隠せなかったが、真理は優しく微笑みながら僕の手を握り、構いなしに話を続けた。
「信じてるわ。自分に正直な、透の気持ちを聞かせて?」
僕は、真理の言葉を聞いた瞬間我に返った。『自分に正直な気持ち』…。今僕は、自分の気持ちに嘘を付こうとしていた。怖かろうと、逃げたかろうと…僕は何よりかまいたちを絶対に許せない気持ちの方が強いんだ。
今日で…今日で終わらせなきゃいけない!………そうだ、最初から答えは決まっている!
「香山さん、美樹本さん、世界の人々をかまいたちから守る仕事…僕たちにも手伝わせて下さい!!」
今日一番の大声だった。偽りの無い本当の気持ちを言うというのは何て清清しいんだ。
「透君…命の保証は、ないんだよ?分かっているかい?」
当然である。生きられるか、生きられないか。こんな事は考えるものじゃない。…僕は生きる!そして、真理を守るんだ!
「もちろんです。協力、出来る事…ありますよね?こんな僕らにも…。」
僕の気迫に押されたのか、香山さんと美樹本さんは暫く相談していたが、答えが纏まったようだ。
「良く言ってくれはった、透君。君は最高の人間や。日本のホコリや。」
香山さんが泣きそうな目で僕の方を掴む。
「…ただし、僕と香山さんの言う事は絶対に聞いてもらう…。良いね?勝手な判断は許さない。作戦があるならまず僕らに打ち明ける事。…分かったかい?」
「はい!」
どうやら決まったようだ。やはり心理的にも4人の方が心強いはずだ。美樹本さんも心なしか嬉しそうな顔をしている。
「よし、真理ちゃん、透君。じゃあ今から作戦を話す。良く聞けよ…?まずは……な…何?!?!」
美樹本さんが階段の上の方を指差し、突如叫び出す。どうしたというのだ?僕は後ろを向いた…。
!!
階段の電気は消えていて、暗くて良く見えないのだが…明らかな人影が見えた!ゆっくりと階段を下ってきているみたいだ。
まさか…あれは……!!
A:「かまいたちか!?」暗くて良く見えなかったが、かまいたちに違いない!
B:「小林さんか!?」先程から僕らと逸れっぱなしの小林さんかと思った!
C:「春子さんか!?」生きていた春子さんがこちらへ向かって来ているのかと思った!
D:「誰だ!?」全く見当が付かなかったので、とりあえず叫んでみた!
これ書いてるメインの二人、かなり頑張ってるな。
見てて凄く面白い。
クライマックスかな?頑張れ、期待する。
学生さんでないほうです。
今日はこれから出掛けるので他の方ガンガッテください。
深夜には戻ります。
帰って来るまで保守
うぉ、待たれてたのか!
少しお待ちを。あと30分以内には。
続きがすごい楽しみですねぇ
もしかしてチュンソフトの社員も読んでて小説化なんて…
ガンバレー!
A:「かまいたちか!?」暗くて良く見えなかったが、かまいたちに違いない!
僕の声でみんなに緊張が走った。
階段の人影は、ゆっくりと降りて来ている。
ぎしり。
ぎしり。
ぎしり。
一歩一歩、階段を降りる音がする。
ただ階段が音を上げてきしっているだけなのに、こんなにも緊張感を駆り立てるのがなんだか不思議だ。
人影はずいぶん小柄なように見える。だが、やはり電気が届いていないのでよく見えない。
もう少しで顔が見える。あと少し…。あと少しで、あのかまいたちの顔が…。
ぎしっ。
音が止まった。
あと一歩。あと一歩踏み出せば顔が見える。
そんな惜しいところで人影は立ち止まった。
ちょうど顎のあたりまでが影になり、顔は見えない。
だが、首から下は見えている。
着物だ。春子さんの着ていたもの。僕が見た、死体だと思い込んだものが来ていたものだ。
「…私の要求を聞いてくれないとは…残念だよ、アメリカ人」
人影がゆっくりと口をきいた。その声は紛れも無く春子さんのものだった。
だが、これが春子さんであろうはずがない。
やはり、こいつは、かまいたちなのだ!
「要求やてぇ!?おんどれ、ナメとんのかい!体の良い脅迫やないか!」
香山さんが声を張り上げた。僕も全く同意見だ。
「脅迫めいた手段だったのは認めるよ。だが、私の捜査から手を引けば私は二度と殺人、および犯罪行為を行わない。そして、VXガスもきちんとペンタゴンに返すと約束したはずだ。悪くない取引だと思うがね?」
かまいたちが意外な事を口にした。
「え?」
そのビデオにはそんな文言が含まれていたのか?
「凶悪犯罪者の言う事など!信用すると思うのか!?」
美樹本さんが怒鳴った。常に冷静な彼にしては珍しく感情を露にしている。しかし、それはかまいたちへの怒りや不審だけではなく、まるで話の矛先を逸らそうとしているような、都合の悪い話を避けようとしている焦りのようなものが感じられた。
「美樹本さん、香山さん、彼はそんなことを…?」
僕も思っていた疑問を、真理が口にした。
「そんな事言うとった気もするけどな、わしらにとってはそんなもん信用でけん!」
香山さんがキッパリと言い放った。美樹本さんはかまいたちを凝視しながら身じろぎもしない。
なんだ?何かがおかしいぞ。
一体何をあせっているんだ?
「…そこの学生さん達には内緒だったのか。これは失礼。まぁ、アメリカ政府がイラクの元大統領と結託して戦争の口実を作ったなど、知られてはまずいだろうしな」
かまいたちはさも愉快そうに笑った。
なんだって!?
アメリカがイラクと共謀?一体なにを…。
※すんません、長くなったので選択肢なしで続けます。
>>539 自分も見れない。人大杉と思われる。あの板それ多いから。
2chブラウザなら見られるんじゃないか?
自分は今それ使えないけどorz
>543の続き
「聞くな!透君!真理ちゃん!聞くんじゃない!」
「そうや!犯罪者の言う事なんか耳貸したらあかん!」
二人にそう言われても、僕達の疑念が晴れるわけがない。
「犯罪者の言う事はアテにならない…か。正解だな。なんといっても、大統領以下、その捜査員二人は戦争という重大な犯罪を犯したのだからなぁ!」
「貴様…!」
美樹本さんがかまいたちに掴みかかろうと一歩踏み出した。
「おおっと、動くなよ?VXの話、忘れたわけではあるまい?」
「ぐっ…」
美樹本さんは悔しそうに歯噛みしながらも留まった。
「学生さん達、全て教えてあげるよ。アメリカ政府の恐ろしさを、イラク戦争の真相の一端を…!」
「ネオコンという思想をご存知かな?ネオ・コンサバティブ。簡単に言うと『世界の平和と秩序はアメリカだけがコントロールする事ができ、またそうするべきである』というものだ。
先のイラク戦争、アメリカはイラク元大統領が大量破壊兵器を持っているという名目で空爆、軍侵攻を行った。湾岸戦争同様、多国籍軍のご登場というわけだ。
しかし、イラク軍には情報はほとんど行っておらず、軍部の中でも大半の者は『まだアメリカは来てもいない』と本気で信じ込んでいた。テレビでそう発表した報道官までそう信じていた程だ。
こんな事が現実に在り得るか?いや、ありえるわけがない。
考えてもみたまえ。素人目で考えても、軍が上陸すれば被害者が出る。民主主義でない独裁国家とはいえ、被害が出れば報道機関や情報機関は存在する。それらが全く機能しないわけばない。そう、ありえない事が起こったのだ。
結果、アメリカを始めとした多国籍軍はほぼ無血開城を果たした。そりゃあ、何人かの死人は出たろうが、それは軍の中でも僅かなものだ。
一般人への被害は事故を覗けばほぼ0と言える。ま、お得意の誤爆に見せかけた意図的爆撃などは別だがね」
僕は言葉もない。話はどんどん大きくなってきている。もはや一般の大学生の、いや、日本人のほとんどの人がついていけない領域だ。
しかし、真理が気丈にも口を挟んだ。
「待って、多国籍軍もなにも、イラクを制圧したのはアメリカ単独だったはずよ?一部にイギリスの特殊部隊が協力したという話はあったけど、それでも二国だけ。多国籍という表現はおかしいんじゃない?」
「その通り。報道ではそうなっている。だが、実際には常任理事国の全てが秘密裏に軍を送っていたのだよ」
「…どうしてそんな…」
「イラクの元大統領の亡命を成立させるためだ」
…そんなバカな!
確か、イラクの元大統領はイラク制圧後、数日してから穴に隠れているところを…。
「彼が何人もの影武者を持っているという噂は聞いたろう?そのうちの一人さ。最も、アメリカ大統領も影武者くらい数人もっているがね。
まぁそんなことはどうでもいい。君達が聞きたいのは、なぜそんな事を、という事だ。
簡単だ。国連は戦争をしたかったんだよ。
戦争がどれだけ儲かるか知っているかい?
武器、弾薬、戦車、戦闘機、燃料、食料、衣料品、資材、食料、ありとあらゆるものが必要となる。景気回復には最善の手段だ。自国の軍を少し擦り減らすだけで、それ以上の大量の受注、生産需要を入手できるのだ。こんなうまい話はない。
軍需産業は無論、鉄鋼、造船、製薬、衣料、IT、果ては通信業までもが莫大な利益を吸い上げる事が出来る。うまくいけば増税も可能だ。『みなさん、悪の帝国を倒すためにお金を出しましょう』ってね。
そして勝って得た大地は消耗しきっている。戦争という爪痕によって、人も、資材も、不足しきっている。そこで、復興作業だ。多くの業者がここでも動く。
しかも既存の価値観や政策は崩壊し、多少のイリーガルは戦後のドサクサという都合に良い魔法の呪文でごもかせる。
どうだい?勝つ事が確定しているなら、これほどおいしい事業もあるまい?」
※まだ続きそうっす。すいません。
いやはや…物凄い文章だな…w
>545の続き
僕達は黙って聞いている。
かまいたちの話に、まるで魅せられたかのように黙って聞き入っている。
「だが、問題があった。口実だ。戦争には口実が必要だ。
そこで、アメリカは大量殺戮兵器を持つようイラクの元大統領と密約を交わした。当時、実際にイラクは製造に踏み切ってはいたが、核や化学兵器の製造の実現には至っていなかった。
そこへ多国籍軍が攻めてくるという情報を与えたんだ。イラク元大統領は流石にビビッたんだろう。すぐさま亡命したいと懇願してきたよ。
そして取引が交わされた。戦争の大義を成立させるためには虐殺兵器が必要だ。だがイラクには製造施設と資料はあってもまだ実物は無い。さぁ、どうしたか分かるかな?」
僕には分からない。いや、話の内容の大半が呑み込めてない。だが、真理はそうではなかった。さすが世界経済でも優秀な成績をおさめているだけのことはある。
「まさか…核や化学兵器を…イラクに持ち込んだの!?それもアメリカから!?」
かまいたちは続ける。
「そうとも。ま、アメリカだけとは限らんがね。ともかく、イラクに多くの兵器が持ち込まれた。それは戦争終結と同時に発見され、アメリカの正義を示す証拠となり、対立しているようにみせかけた国連は一つにまとまってイラクの復興に尽くす…はずだった」
かまいたちは実に愉快そうにくっくっと笑う。
なんだ?
さっきから感じる違和感は?
僕は、このかまいたちを知っているような気がしていた。
あるいは、とても身近な人に似ているのかもしれない。
「だが、大量破壊兵器は発見されなかった。何者かが持ち出したんだ。
かくして、アメリカの正義は崩れ、国連は一つにまとまる機会を失って各国の足並みは乱れた。私が持っているVXは、その時に持ち出されたものの一つだ」
…そんな。
全て仕組まれていたなんて。
イラクでは今も多くの人が爆弾テロで死んでいる。いや、それだけでなく、現地に派遣されている兵士達も被害にあっている。
誰かの思惑で、世界ってこんなにも簡単に動いてしまうものなのか?人間ってこんなに簡単に誰かのせいで殺されるのものなのか?
…!そうか!
唐突に僕の脳裏に閃いた。
美樹本さんと香山さんが僕達に聞かせたくなかった事。
「…あなたが、持ち出したんですね。その、兵器を」
僕はかまいたちに向かって震える声で言った。
「そして、あなたはおそらく、国連の混乱を望む側の国の…。依頼か、あるいはその国の工作員かとにかく、その国の代理人、エージェントだった…」
かまいたちは笑っているように見える。表情は見えない。だが確信できる。あいつは確かに笑っている!
「透…じゃあその国って…」
「今、ある案件で国連は二つに分かれている。常任理事国の増席で。そして、その新たな常任理事国入りを最も望んでいる、強く切望しているのは…!」
真理が息を呑んだ。
辿り着きたくない結論。僕の言葉の先を知ってしまったのだ。
「かまいたち…!あなたは…日本人なのか」
※お待たせしますた。次回でようやく選択肢です。
沈黙。
誰も口を開こうとしない。
だがかまいたちが楽しそうにしているのだけは分かる。嫌味なほどに分かる。
「………貴様っ!民間人の彼らに!なんて…残酷な!そんな汚い現実は、俺達の領分だ!俺達だけが背負えば良い暗部だ!それを………よくも…!」
美樹本さんの声は怒りのあまり抑揚が失われている。
僕達の国は、戦争に加担していた。
それも、国連が行おうとしていた卑怯な振る舞いを事前に知りながら、静止するどころか悪用したのだ。
こんな、こんな現実があったなんて。
僕は小説や映画の中に迷い込んでしまったのか?
本当にこれは現実なのか?
僕達が日々を呑気に暮らしているその時、僕達の国のせいでイラクの人々は苦しんでいたのだ。
僕達がちょっと奮発して贅沢な夕食を食べている間、イラクの人たちは飢えて苦しんでいたのだ。
僕が真理にデートを申し込み、スキーを口実にイチャイチャしようなどと浅ましい事を考えていたその時、イラクの人達は。
僕達のせいで。僕達の国のせいで。僕のせいで。
この現実を知っていたとしたら、僕はなにか出来ただろうか?
なにもできないかもしれない。なにも出来ずに現実から逃げるように、普段の生活に戻ったかもしれない。
もう、何もわからない。
誰か、冗談だと言ってくれ。
実はかまいたちなんて春子さんの演技で、小林さんも今日子さんも、みどりさんも俊夫さんも、三人娘も美樹本さんも香山さんもみんなが僕達をかついでたんだよって。
「…参考までに言うと、中国で反日活動が活発になったのはイラク戦争終結後、自衛隊を派遣してからだったな。マヌケな共産主義国め、どうやら私を動かした黒幕が日本である事にようやく気づいたようだな。
だが、総理を責めてはいけないよ?経済復興を求める国民にとって良い話じゃないか。これで不況などどこ吹く風だ。
前の総理までは金だけ出して軍を出さないフリをしていたが、実際にはベトナム戦争の頃から自衛隊の一部の部隊は戦争に加担していた。国民の金を払って、その上軍は出してないなどとウソをついてきた。それに比べれば遥かに前向きだろう?
そうでなくても、工業、弾薬、鉄鋼面で日本は戦争に常に遠隔的に関わってきている。認めるんだ。平和国家日本など、ただのまやかし、幻想主義者が作りだした偽りなんだよ」
かまいたち…。
残虐な殺人鬼にして人肉を食う忌むべき悪鬼。
だが、この男の語った事は全て真実なのだ。美樹本さんと香山さんの沈痛な表情がそれを証明している。
「さて、社会の時間はここまで。本題に行こう。
諸君らは私の要求を無視した。残念だがまず諸君らにガスを味わってもらう事になる。
だが…同時に諸君らは私をここまで追い詰めた。正直この吹雪では逃げ切れん。天候を予測し、時間と場所を計算しての結果か。よくやったよ、アメリカのお二方。
それに学生さんのお二人も、見上げた度胸だ。感服したよ」
かまいたちはやる気のなさそうな、わざとらしい拍手をした。
「そこで、諸君らに敬意を払う意味で、一つチャンスをあげよう。
私がこのペンションに来たのは単なる家庭の事情だ。それはどうでも良い。だがこのペンションの事はほとんど頭に入っている。
私はこのペンションのどこかに時限装置とVXガスを仕掛けた。
さぁ、探し出してみたまえ。制限時間は30分。30分後にはこのペンション全体が死の廃墟となる!」
かまいたちは両手を水平にあげ、まるで演説でもしているかのように朗々とした声で言った。
時間はあと30分。
僕は…
A:二階だ!二階にあるに違いない!
B:小林さんの部屋だ!オーナーの部屋に違いない!
C:真理の荷物だ!確証は無いが咄嗟にそう思った。
精魂尽き果てますた。泥のように寝ます。
また明日の昼ごろに戻ります。
お疲れです。今後に期待してます。
ところで初心者にありがちな気遣いだけど、
>※すんません、長くなったので選択肢なしで続けます。
みたいのは入れない方がいいよ。あと私的な事も。
>>533なんかわざとらしくて、
そんなに褒めて欲しいのか?ってニガワラもの。
スレタイの「一行ずつ」ってのに反するどころのレベルじゃない、
面白いネタでもないマジ長文小説を投下し続けてんだから、
叩かれるの承知でドライにお願いします。
あと途中で投げるのも勘弁ね。マジで期待してるから。
551 :
学生のほう:2005/09/24(土) 03:20:04 ID:???
>>549の先輩
いやー………お疲れ様です。なんと言うか、俺みたいなのが続きなんて書いちゃって良いんですかね?笑
C:真理の荷物だ!確証は無いが咄嗟にそう思った。
かまいたち……お前は……まさか!
僕の中で一つの答えが出た!もちろん、その答えがあってるかどうかは分からない。だが…僕は先へ進むしかなかった。時間は止まってはくれないのだ。
「真理!黙って僕について来るんだ!美樹本さん、香山さん、かまいたちを見張りながら一階の捜査をお願いします!」
僕はそう叫ぶと、香山さんたちの返事も聞かず、一瞬だけかまいたちを睨み、階段を全速力で上って行った。
…階段を上っている最中、色んな事を考えた。
僕は……かまいたちから聞いた話を鵜呑みにしていたのだ。話の規模が漠然とし過ぎて居て良く分からなかった。…いや、良く分かろうとしなかった、と言った方が正しいだろう。
僕たちが何気なく生活している間に起きていた、信じがたい国際紛争…………。目の前に聳え立つ壁は、僕にとってあまりにも大き過ぎた。
アメリカを始めとする国家間で利益を追求し過ぎた挙句の果てに、イラクに対しこの様な弊害が伴い、罪の無い人が苦しみ、死んでいった。いや、死んでいっている。
尾篭だ。人間は不浄過ぎる。何故他人の痛みを分かってあげられない人が居るんだ?世界中の人々全員が、『自分が良ければそれで良い』なんて思考の人だったら、世の中は安寧秩序を保っていられる訳がない。
この事実を前から知っていたら、僕はイラクの人たちの為に何か出来ただろうか?一般的で、特にこれといった取り得の無い僕がこの厖大な紛争概要を知っていたとして、一体何が出来ていたと言うんだろう?
…何も出来るはずがない。僕は、無力なんだ。少なくとも、世界と言う壁の前には。
―――だが、今の僕は違う!
僕次第では、人々を救えるかもしれない。VXガスが、この周辺全域に広まる前に止める事が出来るかもしれない…!今の僕に出来る事は、それだけだと思った。
絶対に僕がVXガスの放出を止めて見せるんだ!
過去の事は一度切り離し、『今』何が出来るかを考える…それが大事だと思ったのだ。過去は戻らなくても、未来は作る事が出来る…!
552 :
学生のほう:2005/09/24(土) 03:21:34 ID:???
僕はまるで何かに体が引っ張られている様な感覚だった。途轍もなく体が自然に、素早く、そして勝手に動いたのだ。そして、一瞬にして真理の部屋の前まで着き、僕はトビラをじっと見つめている。
後からすぐに真理が僕の後を追って、やってきた。かなり息が荒い。相当走ったみたいだ。
「はぁ…はぁ…ここは……あたしの部屋…?」
「真理。僕の予想だと、ここにVXガスと時限装置がある。」
僕は真理の顔を見ずに、じっとトビラを見つめたまま答えた。
「どうしてそう思ったの?」
「質問に答えるのは後だ。今は、とにかく急がなきゃならない時だろう…?」
僕は真理に対し、少し厳しい口調で言った。けど、真理ならそれを不満に思わず、分かってくれる。彼女はそういう女性だ。
「……分かったわ。」
そう言うと真理は鍵を差込み、部屋のトビラを開けた。
僕と真理はすぐに部屋を漁らず、部屋の概況を注意深く洞察し始めた。何か変わった所は無いだろうか…。
ある程度の概況把握が終わったので、次第に部屋を漁り出す事にした。
「透…、かまいたちの正体って…」
真理が重い空気の中、静かな声で言う。僕は広い部屋を見渡しながら答える。
「…真理、君も感付いたかい?あのかまいたちの妙な違和感に…。」
「ええ…。…あたしね、思ったの。『このペンションの事はほとんど頭に入っている。』って言葉がどうも引っかかって…。もしかしたら、“かまいたち”はあたしの知っている人…いや、とっても身近な人なのかなって…。」
驚いた。真理と僕は全く同じ事を考えていたのだ。
「…そして、春子さんの格好、声をしてたけど、あれが春子さんであるはずがない…。とすると、誰なのか…。僕が思うにかまいたちは―――」
「透、あたし………これ以上その事について考えたくないの。さ、早い所探しましょ。」
…まずい事を言ってしまっただろうか。恐らく、真理の中ではもう“かまいたち”である人の大体の目安はついてしまったのだろう…。問題は、僕が考えている人物と、真理が考えている人物が一致するか…だが。
しかし、今は“かまいたち”の正体を暴くより大事な事をしている最中だ。集中しよう。
………………
「部屋をざっと見た感じ、変わった物は無いね…。」
「そうね。」
時間が流れていく。大した時間は経って居ないのだろうけど、僕にはそれがとても早く感じた。部屋のどこにも無いとすると、後はやはり………。
「真理、カバンの荷物の中身を見せてくれないか?」
部屋のどこにも無いとすると、ここに…ここにあるはずなのだ。真理は黙って自分の荷物を僕の前に持ってきて、大きなカバンの口を開けた。
僕たちは念入りに一つ一つ、荷物を調べた。
「…!透、これって………!!」
すると奥の方に、真理も僕も見た事のない、何やら筒状の器物を発見した…!大きさは新品のトイレットペーパーぐらいだ。
僕はそこで耳を澄まして見る。
『カチ…カチ…カチ…』と、何かが聞こえる。まるで、時計の針が進む様な…そんな音だ。………これがまさかVXガス………なのか!?
この謎の器物を目の前にし、冷静に僕は……
A:中身がどうしても知りたかったので、無理矢理こじ開ける事にした。
B:得体の知れないものなので、美樹本さんたちの所へ持って行く事にした。
C:どうにかして、この器物の電源を止めようと試みた。
D:素材が安物っぽかったので偽者だと思い、割り切って別の場所を探す事にした。
E:今この場に居る真理を疑った。
553 :
学生のほう:2005/09/24(土) 03:22:09 ID:???
長文やめてください><
まぁまぁ。きっともうすぐ終わるだろうから。
いつまでもやってらんないでしょ、こういうの。
美樹本「フゥゥーーーーー!!」 美樹本が正体を現した!! コマンド?
B:得体の知れないものなので、美樹本さんたちの所へ持って行く事にした。
VXガスはだいたいの場合特殊なケースに入っているという。
その強力な致死性から考えて、ケースを割りさえすればガスは猛威を発揮する事ができる。つまり装置そのものは爆発するわけでもなく、単にケースを開けるか、あるいは何かで挟み込んで圧力を加え、粉々に砕いてしまうものだろう。
つまり単体ではさほど危険なものではなく、解除も簡単だと思われる。
しかし、実際に発見したとしても素人の僕にどうにかできるわけがない。インターネットでブラクラを踏んだだけでパニックに陥るような僕では多分無理だ。こんな事なら工学科にでも通っておくべきだった。
「真理、そっと、静かに持ち上げて…そう。美樹本さんのところに持って行くんだ」
真理がカバンを僕の前まで持ってきたという事は、多少の衝撃ではドカンといったりはしないはずだ…と思う。
ともかく、僕達は美樹本さんたちがいる一階に急いで向かった。
「透君?そのカバンか!?」
美樹本さんがちょうど廊下の影から顔を出したところだった。
あの様子だと一階では何も見つからなかったらしい。
「はい!中で時計みたいな音がします!」
僕はゆっくり、しかし出来るだけ急いで階段を降りた。
いつの間にかかまいたちは階段から姿を消していた。
美樹本さんは僕達に駆け寄るとカバンを受け取り中を覗いた。
「…これだ!」
苦々しげに呟く。
「あったんか!?」
香山さんも戻ってきた。顔がススまみれなのは、ボイラー室を探していたからだろう。
「香山さん、残り時間は!?」
「あと5分もないはずや!」
美樹本さんはカバンを談話室のテーブルの上に置いた。慎重になにかの作業をしているようだが、よく分からない。
僕達は遠巻きに見守るしかなかった。
ふいに、香山さんが僕達に近づき、二本の注射器を渡した。
「え?」
「二人ともこれを持っとき」
これはさっき見たオキシムだかオキシゲンだかいう解毒剤じゃないか。
「でも、香山さん達は…」
「わしらはちゃんと予備を持っとる。ええか、万一失敗したらこれを撃つんや。腕でも足でもええ。できれば体の内側で、筋肉がようさんあるところや」
僕は…
A:遠慮なく受け取っておいた。
B:香山さんはウソをついている。自分達の分は無いはずだ。
C:もう一度VXガスが本物かどうかじっくり検討してみた。
558 :
学生のほう:2005/09/24(土) 15:36:46 ID:???
A:遠慮なく受け取っておいた。
僕の記憶が正しければ、さっき香山さんたちが見せてきた注射はこれ二本きりだったはずだ。予備は無いんじゃないのか…?
だとしたら…もしもの時は、自らを犠牲にしてまで僕たちを…?
僕は一瞬そう思ったが、香山さんたちはFBIだ。民間人が事件に巻き込まれる可能性も配慮して、予備注射ぐらい持っているだろう。遠慮なくもらっておく事にした。
…使う様な事態にならなければそれが一番良いのだが…。
「ありがとうございます。」
僕は二本の注射を受け取ると、一本を真理に渡した。
真理はそれを受け取ると、心配そうに美樹本さんの方を見た。どうやら美樹本さんは装置の解除に苦戦しているみたいだ。
「…危険物の処理に関して彼はまさにプロフェッショナルやで。見付けてまえばこっちのもんや。安心して見ていてええ。」
『安心してみていてええ』、か…。香山さんはそう言うが、大量の汗をかいている。やはり実際のところは香山さんも緊迫した心境なのだろう。
もう時間は2分もないはずだ。美樹本さんはこんな事態だと言うのに、驚くほど冷静に装置をいじっている。焦らず急ぐ…これがプロフェッショナルか…。僕は関心した。
……流れる沈黙。信じろ…信じるんだ…。
「ねぇ…透。」
そこへ、真理が話しかけにくそうに僕を呼び掛けた。僕は真理の方を向いた。
「あの……そろそろ教えてくれないかしら?なんでVXガスがあたしの部屋にあるって分かったのかを…。」
真理はとても気になっているようだ。確かに自分の部屋…しかも荷物の中にこんな物が紛れ込んでいたら誰でも気にするだろう。
「真理…それは…」
A:「かまいたちが誰だか分かったからだよ。」
B:「恥ずかしい話なんだけど、ただの勘だよ。」
C:「………」
今言うべき事なのか僕は迷った。
C:「………」今言うべき事なのか僕は迷った。
僕の考えにはなんの根拠もない。
直感と瞬間的な閃きを信じて行動したらそれがたまたま当たっていただけだ。ひらたく言えばただの勘だ。そして、それはかまいたちが何者なのかという答えにも結びつく。
では、僕のこの勘が当たっていたとして、もし論理的な根拠を見つけてしまったら?
それを真理に伝えるべきなのか?
もし僕の勘が当たっていたとしたら、真理にとってあまりに残酷な事実だ。
だから自分の勘が外れている事を願った。論理的に事態を整理し、結論を導き出す事を避けていた。
だが、実際にVX(かもしれない物)は見つかった。
どれだけ否定しても、僕の勘が正しかった事を意味している。
それでも心のどこかで、かまいたちはもっと複雑な真相を用意しているに違いない…と信じようとしている。
「透…?」
僕が考え込んでいるので、怪訝な顔で真理が言った。
「真理…。小林さんがネグリジェを着ていた時、おかしいと思わなかった?」
「え?」
質問に質問を返され、真理は戸惑っているようだ。
「ずっと疑問だったんだ。小林さんがなんであんな格好だったのか。真理。小林さんは真理のおじさん、つまり、真理のご両親の兄弟なんだよね?」
「え、ええ…。そうよ」
「…多分、小林さんはシャワーでも浴びてて、出てきたら服が何もなかったんじゃないかな。そこにネグリジェだけが置いてあった。部屋の中だからって、タオルもなく裸じゃ寒くてしょうがない。
やむなくそれを着た時に美樹本さんたちの演技に驚いた僕達が部屋に飛び込んで来た」
「ちょ、ちょっと待って。どうしておじさんが透の部屋でお風呂を?」
「多分、汚れを落とすかなにかだったんじゃないかな。小林さんは香山さんの部屋で、何かの拍子で服を汚してしまった。部屋に帰る事ができない、談話室にいる僕達に見られてはまずい汚れを」
「それって…」
「…多分、香山さんの部屋にあった血だと思う。小林さんは香山さんの部屋に何かの拍子で訪れた。でも突然血を浴びてしまった。このままじゃみんなから疑われる。そこで、たまたま空いていた僕の部屋へ行ったんだろう」
「まさか、おじさんがかまいたち…?」
「いや、そうじゃない。春子さんをそこで殺したとしたら、その部屋でシャワーなり浴びればいい。
それに僕の部屋から着替えやタオルがなくなって、今日子さんのネグリジェだけが置いてあるなんておかしいいだろ?誰かが小林さんの服とバスタオルを取り上げ、ネグリジェを置いたんだ」
「じゃあ、まさか!今日子さんがかま…」
「…多分それも違う。真理、>518を思い出してみてくれ。真理はどうして今日子さんの寝間着を、それもあんなキワドイものを知ってたんだ?
子供の頃小林さんとお風呂に入った事があるなら、当然今日子さんと一緒の部屋で寝た事もあるだろう。でも、いくら親戚とはいえ、他人の、それも小さな子供といっしょに寝る時にあんなものを着ると思う?実の両親ならともかく」
「それは…」
「真理、思い出すんだ。多分、真理はあの寝間着を見た事は確かにあるんだろう。でもそれが今日子さんというキーワードと結びついたのはなぜか?」
真理は黙ってしまった。少しづつ、パズルが組み合わされて行く。
「…真理の本当のご両親は、小さい頃なくなられたって言ってたね。真理を生んですぐに。
真理は一時期は小林さん夫妻の元で生活していた事もあるって言ってたね。
じゃあ、ご両親の遺品は?一体誰が?大切にしていたものなら、真理を育ててくれた小林さん夫妻にいくんじゃないのか?」
真理の顔はどんどん青ざめてゆく。
残酷な結論が露呈してきている。
言うべきか迷った。だが、
「真理。あの寝間着は君の本当のお母さんが昔着ていたものだ」
僕は結論を出してしまった。真理は聡明な女性だ。僕の言わんとしている事などもう分かっているに違いない。
迷った。
でも、冷静に落ち着いて考えればイヤでも辿り着く結論だ。
自分で残酷な結論を導き出すのと、他人から無神経に告げられるのと、どっちが傷つかずにすむだろう。
おそらくどっちも傷つくに違いない。
しかし他人に一方的に聞きたくない事を聞かされたら、その相手を恨む事は出来る。
僕は真理に嫌われたくない。だがこのままでは真理があまりにかわいそうだ。責められる対象が必要だ。
「君のお母さん…かまいたちが、君に会いに来たんだ…。
真理の顔は完全に色を失い、紙のように白くなる。
しかし表情が全く変わらないところからすると、薄々可能性に気づいてはいたのだろう。
ちょうどその時、美樹本さんが声を出した。
「よし、解除したぞ!」
その声で香山さんの緊張がどっと解けたのが分かる。美樹本さんのもとへ駆け寄り肩を叩きながら何事か言い合って笑っている。
だが、その声はもう僕達には届かない。
僕達二人の間には氷のような沈黙だけがあった。
かまいたちを最初に見た時、誰かに似ていると思ったのだ。
それは親子ゆえのものだったのか。真理も何か親近感めいたものを感じていたに違いない。
人を殺し、その肉を食らい、あまつさえ外国の戦争の引き金をも引いた犯罪者。
それが真理の実の母親。
「………君、透君!」
美樹本さんの声が、どこか遠いところから呼びかけているのが聞こえる。
すぐそこにいるのに、まるで遠い彼方に僕達だけが取り残されてしまったような。
「透君!何ボーとしとんねん?真理ちゃんも。それよりこれ見てみいや」
香山さんが何かを差し出した。
…紙?
小さな紙切れに、女性が書いたような細く繊細な文字が書かれている。
『雪』
それだけだった。
これはどういう意味なんだろう。
「結局ガスはハッタリだったな。容器が不透明だからおかしいと思ったんだ。この紙が一枚入ってるだけだったよ」
美樹本さんは首をならして緊張をほぐしながら言った。
その時、紙に書かれた文字を見た真理がいきなり駆け出した。
真理はそのまま玄関へ向かい、靴もはかずに外へ飛び出した。
「真理!?一体どうしたんだ?」
僕は…
A:考える先に真理を追いかけていた。
B:もう一度紙をよく見てみた。
561 :
学生:2005/09/24(土) 18:20:49 ID:???
A:考える先に真理を追いかけていた。
「……真理!待つんだ!」
真理は既に外だ。僕は真理に声が届かないのが分かっていながら、大声で叫んだ。居ても立ってもいられなかったのだ。
僕は真理を追いかける為、外に飛び出した!
『雪』………?僕はこれが何を意味するか全く分からなかった。だが、真理は『雪』が何を意味するか瞬時に分かったようである。あの慌てようがそれを裏付ける十分な確証だ。
とにかく、真理を探さなければ!この猛吹雪の中、あの格好…それも素足で出歩いて、普通の人間が無事に帰ってこれるはずがない…。真理………!今行くぞ!
僕は外に出た。明け方のせいだろうか、些かぼんやりと空が青っぽくなっている。それにしても凄い吹雪だ…。来た時と同じぐらいの強さ…いや、それ以上だ…。
「真理ーーー!!」
真理の姿がない。僕は真理の名前を呼びながらもう一度周りを見回した。…やはり真理は見付からない。
……寒い。寒すぎる。すぐにでも真理を見付けないと…大変な事に…!こんな寒い中、真理は一人でどこに行ったというんだ?僕はなんの当てもなく外を彷徨い歩いた。
早く…!早く真理を見付けないと…!
かまいたちが残した謎のメッセージ……『雪』………。あの親子にしか分からない暗号か…?それとも……。
!!
待てよ……。『残したメッセージ』…。
残した………そうだ!真理の足跡は残ってないだろうか? 猛吹雪の中、僕は必死に真理の足跡を探した。
「あ、あった…!」
そこにはもう雪に埋もれ消えかかっているが、人間のものらしき足跡があった!
562 :
学生:2005/09/24(土) 18:41:02 ID:???
僕はその消えそうな足跡を、見失わないようずっとたどり続けた。足が冷たい…。体が寒い…。前が見えない…。
段々と僕の体が弱っていくのが分かった。今の僕は真理を見付けたい一心で雪道を進んでいるのだ。
100メートルほど進んだだろうか。僕がくじけそうになったその時、漸く真理の姿が視界に映った…!
「真理ーー!僕だ、透だ!!」
僕の声に気付いたのか、真理は驚いて振り向いてきた。そして僕に駆け寄ってくる。
「透…!?もしかしてあたしを心配して…こんな所まで…?」
「当たり前じゃないか!真理が急にペンションから飛び出すもんだから………!」
僕は真理を強く抱き締めた。
彷徨い歩いてる最中に、真理にもう二度と会えなくなるかもしれないとまで思っていた程だ。真理にまた会えたのが嬉しくて堪らなかった…。
吹雪の中、真理の体がとても暖かく感じた。僕たちは暫く抱き締め合っていた。この幸せを、噛み締めるように…。
「透…あたし……」
「待って、真理。僕の方から質問させてくれ。」
僕は真理にどうしても聞かなければならない事があったのだ。それは……
A:「『雪』ってなんの事なんだい?」
B:「『雪』について何か手掛りは…?」
C:「真理のお母さんがどこに行ったか分かるかい?」
C:「真理のお母さんがどこに行ったか分かるかい?」
真理のあの様子は、いたたまれなくなって飛び出したようなものではないはずだ。
あの紙に書いてあった事が何を意味しているのかはさっぱりわからない。だが、おそらく真理はそれを理解し、その結果が吹雪の中を飛び出すという行動なのだろう。
真理は僕の質問に、震える指である方角を指す事で答えた。
あれは…あっちのほうは確か沢や崖があり、小林さんから近寄るなと注意されていた方角じゃないのか?
「私…行かないと…」
真理は寒さでかじかんだ手に息を吐きかけながら言った。その目は決意に満ちている。
「分かった。僕も行くよ。さぁ、これを着て」
僕は真理の肩に上着をかけた。…寒い!しかしここはキメル場面だろうとヤセ我慢する。
僕達は、危険だと言われている方角に向かって歩きだした。
もうすぐ夜明けだ。空は白み、心なしか吹雪が弱まって来たような気がした。
崖の際はこの寒さでガチガチのアイスバーンになっている。足を滑らせたら転落し、助かりそうもない。
そこに、彼女、かまいたちは立っていた。
吹雪はすっかりやんでいた。雪は膝近くまで積もり室内用のスリッパしか掃いてない僕達の足は氷のように冷たかった。これは霜焼けどころか、凍傷になるかもしれない。
「…かまいたち………いいえ、あなたは…」
しかし真理は寒さなど気になっていないようだ。
「あの紙の意味を理解したようだな、お嬢さん」
かまいたちの表情はやはり見えない。遠く離れているせいもあるが雪の白い反射光と白い着物が彼女の顔を光学的に隠している。
まるで雪女のようだ。
「…答えて!私はもう小さかったから覚えてないけど、母さんなの!?どうして、私を置いて…」
雪で世界が凍りついたように空気が澄んでいる。真理の声は遠く離れたところまでも届いたに違いない。
「……………」
かまいたちは答えない。
「雪って書いたのは、昔私に話してくれた童話でしょう!?おぼろげだけどそれだけは覚えてるの!確か、女の子が悪い王女に浚われた幼馴染の男の子を助けに行く話…」
…雪の女王だ。
僕もよく覚えてはいないが、アンデルセンの童話だ。確か、なんでも悪いように映し出してしまう悪魔の鏡の破片が突き刺さった少女が…あれ、少年だったかな?
「私、男の子と女の子が再会して、崖の上から春の訪れを見るシーンが大好きで、何度も母さんにそのシーンを読んでもらうようせがんだわ!だから、このへんで崖に一番ここに近いところにいるんじゃないかって…!」
そんなシーンがあった気もする。物語の後半は悪魔の鏡の破片は消え、二人は雪の女王のもとから去るのだ。そして、雪の女王が二人を解放し、白く閉ざされていた氷の世界に遅い春が訪れた…。
そういえば、雪の女王はどうなるんだったけ?確か訳によっていくつかバージョンがあったな。二人に試練を与える為にわざと悪役を演じた女王のバージョンもあれば、冷酷非道な悪女として最後には倒されてしまうバージョンもある。他にも色々なバージョンがあるだろう。
「…お嬢さんが私をどう思っているかは知らないが、それはどうでもいい。私はかまいたちという正体不明の怪物だ。君の言う物語の、悪い女王のような」
かまいたちが沈黙を破った。
「お母さん、あなたは、どうして…?私に会いに来てくれたんでしょう?」
真理が一歩踏み出した。
パン。
爆竹が弾けるような音が響いた。
今のは…銃声?
かまいたちの手に黒い鉄の塊が握られていた。その筒のような部分から煙が出ている。
「真理!」
僕は咄嗟に真理とかまいたちの間に割って入った。相手は拳銃を持っている。下手に刺激すると危ない。
「…近寄らないでもらいたい。私はこの景色が好きだ。吹雪がやみ、春が訪れ、花が咲き乱れるこの沢が…。邪魔はして欲しく…っぐぅ」
突然、かまいたちが胸を押えて苦しみ出した。いかにも胸の悪そうな咳が聞こえたかと思うと、着物の胸元が見る見る赤く染まってゆく。
…血だ。
それも尋常な量ではない。
今もかまいたちの口から大量の血が流れている。
「お母さん!」
「…来る…な!」
再び駆け出そうとする真理、しかしかまいたちは銃を持って威嚇する。
僕は真理を必死に押し留めた。
「かまいたち…あんたは……」
僕は真理を制止しながら白い着物の女を見た。
白い着物はほとんど赤く染まっている。
「あんたの体は………」
香山さんの部屋にあった大量の血痕。それはかまいたち自身のものだったのだ。
かまいたちの体を蝕んでいるのがどんな悪質な病なのか、あるいは生物兵器や化学兵器の類なのは分からない。もしかしたら、放射能による汚染かもしれない。
長い間国家の裏側で多くの汚れ仕事に従事した彼女の体は、その国の実態と同じく人間の生み出したエゴに蝕まれていたのだ。
「………次郎は…さすがに兄弟だな…。私を見てすぐに気づいたよ。香山の部屋を物色している私を見て、私を止めるように言ったよ。私は、ただ香山が薬をもっていないか確かめていただけなのにな…」
苦しそうな声。なのに顔は見えない。
「学生さんがた…これが、世界だ…。政治はいつも個人に何かを強要し、そして全てを奪う…。私のように否応なしに…。あるいは君達のようにじわじわと、本人が気づかないうちに…」
かまいたちは立ち上がった。一瞬僕達の後方に目をやり、その後再び拳銃を構えた。
「若い二人なら…変え…られる………そう…信じ………」
ズギューーーーー……………ンンンン。
拳銃とは比べ物にならない、大きな銃声が響いた。周囲の山々にはねかえり、こだまとなって何度も響き渡る。
後に、狩猟用の猟銃を構えた香山さんが見えた。後には美樹本さんも、小林さんもいる。
かまいたちは、
ゆっくりと、
後に、。
後の、
崖に、
倒れて、
いった。
「おかあさーーーーーんんん!!!!!!」
あれから5年。
僕と真理は大学を卒業し、お互いに進路も決まった。
真理はあれからジャーナリストとして世界各地を飛び回っている。
僕はといえば、1年就職浪人を経験した後に三流の商社に就職する事が出来た。この不況の時代、就職できただけでも有難いと考えるべきだろう。
現在は売れないモノ書きとして雑誌に少しだけ記事を書いて小遣いを稼いでいる。まぁ、真理のツテでなんだけど、評判はそれなり。締切りもちゃんと守っている。
いつか、作家としてデビューできたらいいな、なんて思っていたり。
あの後の猛烈なアタックのおかげで、目下僕らは恋人同士といえる関係だ。
彼女が日本に戻る事はあまりないけれど、お互いに信頼しあっている…と思う。
『遺体は、あがってないそうや。雪が解けてからまた探すけど、あの崖に落ちてはな…。見つからんかもしれん』
『かまいたちの持っていた拳銃は空砲だった…。最初から弾は入ってなかった。結局、我々は最後の最後までかまいたちに担がれたんだな』
そう言って、二人のFBI捜査官…いや、実際はCIAの人間だったらしいのだが、とにかく香山さんと美樹本さんは僕達の元を去った。おそらく、二度と会う事は無いだろう。
小林さんは呆然とする真理の前で泣き崩れ、何度何度も謝った。
『すまない、真理、私は、私は美雪姉さんを止められなくて…私が、私のせいで…私が貸した猟銃で…ああああ』
真理は意外にもそんな小林さんを宥める程の余裕があった。
もちろん、その後はヒドイ落ち込みようだった。
大学も休みがちだったし、人つきあいも悪くなった。正直、そのへんは僕がいたから立ち直れたんじゃないかな、とちょっとだけ思っている。
結局、かまいたちは何も語らないまま消えた。
吹雪の日、突然僕達の前に姿を表し、そして消えた。
僕達に大きな真実の一端だけを告げて。
本当に彼女は真理の母親だったのだろうか。今になって冷静に考えれば、かなり無理のある話だ。偶然の一致にしても出来すぎている。
それに、彼女が語った国際情勢の裏側。あれを証明する術は何もない。VXガスは結局ただのハッタリだったし、当の本人は白い雪の中に消えた。
真理はそれを確かめる為にジャーナリストになった。そして、僕は今モノ書きとして駆け出そうとしている。
そういえば、雪の女王の結末の一つに、女王は二人を祝福して再び氷の中で眠りにつくというのがあった。
雪の女王という存在は、二人の仲をとりまく理不尽な社会の象徴だという考え方もある。悪魔の鏡という、ある意味では避けがたい真実によって少年は心を閉ざす。
結局、オトナは口ばかりだ、信用できないのだ、と。
だからみんな他人の事に無関心になる。
政治にも興味を持たなくなる。
自分が関わっても無駄だと思うから。自分が無力だと思うから。
僕達が今後どうなるかなんて分からない。
世界が真実を知ったとして、どうなるかも分からない。
でも出来るだけの事をしてみようと思う。
僕達は、自分が無力である事を知った。
でも、雪の女王、いや、かまいたちが見た世界をなんとかしたいと思う。
あの吹雪の日を思い出すたび、僕はそう思うのだ。
雪の女王編 END
まとまりもなんも無いですし強引ですが、一端終わらせてみますた。駄文長文失礼しました。それではまたROMに戻ります。(最後くらい1行でw)
567 :
学生のほう:2005/09/24(土) 23:57:23 ID:???
お疲れ様です。なんというか、そちらについていくのがやっとな感じで^^;
小説の流れを乱してしまってないか不安でした 笑
メモ帳に保存させていただきます。
ご両方、お疲れ様でした!
この小説が「ゾンビ編?」から「UFO編」へと続き、
ご両方の登場でココまで大変身したと思うと
リレー小説とは実におもしろい物だなと感心してしまいますね。
570 :
ゲーム好き名無しさん:2005/09/26(月) 14:22:35 ID:O+hinn8k
晒しage
スレタイ意味ねぇ
他スレ住人に迷惑かかりそうだから、晒しageは止めておいたのに…
力作だから創作系スレだったら好評価できるんだが、残念だね。
きっとクソ真面目な人なんだろうな。最後まで自演し続けたのはアッパレw
574 :
学生のほう:2005/09/26(月) 19:15:57 ID:???
さて、一行ずつ行こうか。
↓【START】
シュプールに着いたぼくは、小林さんの部屋へ向かった。
招待されて挨拶もしないのはどうかと思うし。
時に。選択肢くらいは1行じゃなくてもいいよな?
とりあえず、シュプールに行く途中で拾ったイノシシを小林さんに献上した。
イノシシを見るなり小林さんは喰らい付いた。
(゚д゚)ボアー
モシシシ
いつのまにか隣で、笑い飯がネタをやっている
それを見て僕は…
真理に「ひぎぃ!」と言わせる方法を考えた。
考えたはいいが僕は
僕は…………僕は!!
小林「もうええ!俺に代われ!」
モシシシ
笑い飯はあいかわらず同じネタをやっている
あなた達は間違ってる!
なんだとエレガントでブリリアントなミーが間違ってるだって!
VXガスのくだりなんてテケトーにググッて出てきたのを拾い読みしただけですw
雑談や私信もなんなので私も何か書こうかと思います。…いつかw
592 :
591:2005/09/29(木) 00:57:29 ID:???
そう間違っている。しかし>591で誤爆してしまった僕もまた間違っていた。
小林「おい、こいつマジどーする?」
香山「おっさんが若者言葉を使うのは見ててキモイっちゅーか、まじカンベン」
別にいいだろ
俊夫さんがクールに呟いた
僕は意味もなく香山さんを殴った。
僕はさらにこのハゲを
斬殺せしめた
床に転がる香山さんの死体、そして、談話室に響く悲鳴
しかし周囲の喧騒よりも選択肢は1行でなくて良いかのほうが気になった。
何いうてんねん、わいは2323(ふさふさ)や。ハゲちゅーのは別人やで、ガハハ
じゃ、このハゲは誰よ? 談話室で死体を囲み、僕らは考えた。
B:「こういう手もあるがややこしいな」
C: 「それよりも笑い飯が気になるな」
607 :
Aを選択:2005/09/30(金) 00:25:20 ID:???
いきなり俊夫さんが鉄製ハンマーを持って暴れだした。
レッキングクルー!レッキングクルー !
出た!ゴールデンハンマーだ。
田中「落ち着け!これはチュンソフ党の……グワァァぁssdffじこ」
俊夫「いいか!ブラッキーを忘れるな!彼こそ真のマリオのライバルだ!ドンキーもクッパも、ましてワリオなど必要ない!いいか…ブラッキーを忘れるな!」
小林「俊夫くん、二行はいかんよ、二行は。」
阪神 ドラフト一位 矢島透
4番 ファースト 矢島
5番もファースト 三樹本
6番 ドラム 小林
7番 キャッチャー 香山
「美樹本さんもファーストなんですか?」「ああそうだ。二人でファーストってのも悪くないだろう?」
8番 ボーカル 真理
9番 愛人 春子
「一番俊夫、ハンマーを持って打席に立った。」
「おっと!ここでピッチャーの我孫子はボークだ!」
「夏美さんが1点追加!これでハットトリック達成です!」
「そして香山さんが本日14個目の盗塁!」
「ああっと!盗塁成功に見えたが、啓子ちゃんの燕返しにあえなくダウン!」
「た、大変だ!俊夫君が飲酒運転で事故った!」
「さあ!皆で胴上げだ!」
「ノヨル・カマーイばんざーい!!」
「選手も涙!観客も涙!なんと炎の魔人も泣いています!」
「胴上げの途中ですがニュースをお伝えします。」
「三友銀行新宿支店を襲い現金二億円余りを強奪した犯人の行方は依然つかめておりません」
このニュースを聞いて香山さんの顔が青ざめた。
「あなた、田中さんでしょう。」
言い終える前に香山さんは僕を殴打した。
「あなた、田中さんでしょう。」みどりさんも言った。
ハードゲイで〜す、フゥ〜
「あなた、田中さんでしょう。」これが今年の流行語大賞なのだ。
「げす野郎」流れを断ち切った勇者は、俊夫さんだった
「あなた、田中さんでしょう。」キヨさんが言った。黙れ。
「犯人はキヨ、今日子さんが化けてる。」ネタバレかよ俊夫ぉ!
「ネタバレされちゃあ、お前と仲良く一晩過ごすってわけにも行かないな。」美樹本さんが言う。
「いままでの会話ですべての謎が解けました」僕は厳かに告げた
「では透くんの推理を聞かせてもらおうか」俊夫さんが言った
「その前に俊夫さん、そのポケットの中に隠しているのは何ですか?」
「こ、これは拾っただけで俺のじゃないぞ!」とポケットからカツラを取り出した
「わ、わしのヅラやんけ!返さんかい!」香山さんが慌てて頭を隠したが手遅れだった。
その時、外でどさっと何かの落ちるような音がした。
ぼくは大急ぎで外に出て見に行った
そこには。何かがいた。入道雲・・・岩石・・・ちがう。それは・・・・・・。
小林さんだった。
「さあ!皆で胴上げだ!」
「小林次郎ばんざーい!!」小林さんはもういっぱいいっぱいだ。
どさっ
どうやら死んでいるようだ。僕達は現実逃避をやめて埋葬することにした。
「あなた、田中さんでしょう。」みどりさんだ。
「しつけぇんだよ!」ぼくはみどりさんを殴打した。
みどりさんも死んだ。やっぱり埋葬することにした。
よし、次のターゲットは…
A:「僕だ」
と、Aさんが言った。
リクエスト通りAさんを殴打した。
662 :
ゲーム好き名無しさん:2005/10/01(土) 18:30:13 ID:vacUT3NK
動かない。どうやら屍のようだ。【Aの食卓編・完】
「いや、選択肢じゃないのかよw」 正岡さんが食い下がる
「あなた、田中さんでしょう。」美樹本さんが僕に言った。
「あなたこそ田中さんでしょう」御木本さんに僕も言った。
「いや、透くんが田中さんだ」俊夫さんも僕に言う。
「天国板の鯖はいつ復活するのよ」啓子はわけのわからないことを僕に言う。
「てめぇ!種厨腐女子か!氏ね!」僕は啓子を殴打した。
「あなたこそ腐女子でしょう!」キヨさん!あんたその歳で?!
「分かったわ。田中さんが誰だか分かったわ!」真理が言う。
Ω ΩΩ<ナ、ナンダッテー
僕は真理も殴打した。こうなったらみんな殺してやる。
っていうかすでにみんな死んでる。
と、思ったのは僕だけだったようだ。
「殴打」、この単語こそ今の流行だった。
「いいえ。『あなた、田中さんでしょう』これよ!」みどりさんは断固譲らない。
「さあ!皆で胴上げだ!」
ぼくはライオンのペニスの料理というものをテレビでやっていることを思い出した。
そこでパンツを脱いだ。
そしてある事に気が付いた。
さっきココに入れておいたバナナが無い。
そこで真理が僕のらいおんを殴打した。
新しい快楽に目覚めた。ありがとう真理。
しかし、それによって真理は僕の子を産む事が出来なくなってしまった。
ざまあみろ、真理。ぼくはそんなことを思いながら二階へと消えた。
おや?いつの間にできたのか、三階へと続く階段があった。
これは不思議のペンションへの入り口だ!
ならば入ってもろくな事が無い。ぼくは無視して部屋に戻った。
「お待ちしておりました、トオルネコ様」
なんてことだ。いまやペンションの全てがダンジョン化している
ペンションダンジョンベンジョンション・・・。しまった、舌を噛んだ。
切れた舌が痛い。口の中に広がる生臭い味に、ぼくの中の何かが目覚めた。
血?そうだ、血だ!僕は重大な過ちに気がついた。
BLOOD+が放送開始。みんな見てね
「あなた、田中さんでしょう」またみどりさんだ。
とりあえず僕はみどりさんの乳を二回揉んだ。
「あなた田中あななたたなっかかかかあ」みどりさんは逝ったようだ。
「ねえ、みんな。とりあえず誰が田中さんかハッキリさせるべきじゃないかしら」真理だ。
僕は真理のふくよかな膨らみをツンツンした
そ、そんな…、この感触は「ツクリモノ」の感触ではないか…フォーーー
その時、「透君、君は不思議なペンションの罠にかかってるぞ!」との声が響いた
僕は考えるのが面倒なので、その声の主を殴った。…田中さんだった。
「ここが秋葉原か・・」
田中さんは幻覚を見ている。幸せそうなのでムカついた。
殴打。
僕は殴った。田中さんを。何時も、何時も。
満身創痍だ〜
いや、違う、これは田中さんじゃない
中田さんだった!
言っておくがサッカーの中田というボケは禁止だ
えっ?じゃ、じゃあやっぱ田中さんだ!
いや、タナ・クゥワさん(国籍不明)だ!
迷うぼくに、みどりさんが何か言いたそうにしている。
「そうはさせるか!」美樹本さんがモップを振り上げる。
思わぬ所であの名シーンを見る事ができそうだ。ぼくはワクワクした。
15章 肉弾戦
完
「あはは。透ったら、モグラみたい。」A:「そんなに根暗かな?」B:「どうせ僕は土に返ってる方が似合いますよ」
A:「そんなに根暗かな?」→→→→→→→→「土竜達の夜」(完)
「うるせえ!このメスブタが!」ぼくはついついキレてしまった
「透くん、それはあんまりだよ。じゃあ真理ちゃんは僕がもらおうかな。」美樹本さんだ。
「美樹本さん!僕を棄てるんですか!?」僕は美樹本さんに抱きついた。
「男ってああいうもんよ。」みどりさんが真理にボソっと言うのが聞こえた。
「俊夫さんとやりたい!」ぼくはホモネタで爆走することにした。
俊夫「おいおい、こんな人前でやめてくれよ?」と言いつつ俊夫さんは頬を赤らめた。
啓子さんが熱い視線を送っている
しかし女性陣の中では夏美さんが一番タイプなのだ。
彼女は今ここにいない。僕は……
A:やっぱりあきらめて俊夫さんとやることにした。
B:やっぱりあきらめて啓子ちゃんとやることにした。
C:夏美さんを呼び出すために悪霊に取り憑かれた振りをした。
D:しかたないので香山さんとやることにした。
E:また1行スレでなくなるところだった。
F:ダラダラ続いてるこの感じがクセになるスレだ
携帯がつながらない・・
731 :
ゲーム好き名無しさん:2005/10/04(火) 14:04:52 ID:v8YhOCOu
「ぶっちゃけ、選択肢は1行の枠に収まらなくて良いんじゃないか?」美樹本さんだ。
「いえいえ。私が変なハードゲイです」
振り返るとそこには包丁を構えたトンベリマスターが!
「
>>731そこをあえて一行で続けるのが面白いんですよ。あんたバカですね」ぼくは強気に出た。
「強気なのはいいが…、君のジーンズは小便でグチャチグチャだぜ」俊夫さんだ。
「そ、そういう俊夫さんだって靴下に穴空いてますよ」僕は俊夫さんの過失を見逃していなかった。
「靴下に穴が空いているならそこにちんちんを刺せばいいだろ!」キチガイだ。俊夫は。
だが言っている事は悪くないので俊夫さんの足にティンコを押し付けた。
それを真理に目撃された。ぼくはいたたまれなくなり、シュプールから逃げた。外は猛吹雪
あまりの寒さに僕のツィンツィンは根本から取れてしまった
僕は… 叫んだ!
「クリリンのことかーーーーーー!!」
そこに追い付いてきた真理が一言こういった。
「やれやれだぜ…」
「か、書き込みが無い…。ここの人たちはジョジョネタに疎いのか?」俊夫さんがハッとした表情で呟く。
「そんな事ないよ…俊夫…」
お前は立派にやったのだよ。私が誇りに思う位立派にね。
「わーたしの料理はーせーかいいちぃぃいいいーーー!!!」今日子さんだ。
「だが断る」小林さんが急に口を挟んできた。
「うふふ」啓子ちゃんが巨乳で挟んできた。
一人確実にスベってる奴がいるんだよな
そう思い、僕らはもう一度事件を洗いなおすことにした。そもそも事件の発端は…
「だが断る」また小林さんだ。どうしようか?
良い考えが浮かばないので小林さんを殴打した。
鼻血を出しながら、小林さんは僕をうっとりと見つめている。もしやこの人は…?
いや、こんな下条アトムっぽいの人が、ホモやマゾのはずがない。
ぼくは今一度考え直した、そう、ぼくは今、猛吹雪の外にいるのだ。寒い。
そして足下には、ぼくの取れたティンコが…
仕方ないので予備を出す事にした。また銀行からおろしてこないといけない。
ティンコには利子がついて増えていた。ラッキー!
しかし利子は皮だったorz
その時ぼくは雪の中に何かが埋まっているのを発見した。…俊夫さんのサイフだ♪
「だが断る」!! また小林さんだ。
俊夫さんのサイフにはみどりさんの写真が…ってか隠し撮りだろこれ
その写真は、みどりさんと小林さんがギシギシアンアンしているものだった
「なんてこった…こいつぁ…不倫だ!」(SE:フォーーーーー) 事件が起きてしまった。
ああ・・こんなことをしている間に僕の体は冷え切ってしまったようだ・・
だが、一部分だけはとても熱くなっている。ど、どうしよう。
「…もう。ここの住民って下ネタばっかりなんだから」真理が少し怒ってるみたいだ。
うるさい真理を殴打…しようとしたら殴り返された。
「ぼくを殴るんなら小林も殴れよ!不倫してんだぞ!」真理に証拠を突きつけた。
しかし証拠よりも真っ先に突き出していたのは……
A:ナイフだ
B:やっぱり証拠だ
C:僕の皮の余ったティンコだ
「ここのシュプールの連中は『殴る』ことと、『断る』ことしか能が無いのか?」と田中さんが愚痴をこぼす。
「いや、田中さん、もうひとつあるぜ。それは…」
ティンコだ
「それは有難い!実は私はティンコが大好きで…」と田中さんがブツを出した。
「そりゃ奇遇だ!実は俺もティンコが大好きで…」と俊夫さんがブツを出した。
その光景を後ろにいた警察官に見られた。逮捕確定だ。
だがなぜか警察官はまっすぐ美樹本さんに近づいていく。
警察官は言った。「あなたもティンコが大好きなんでしょう?」
美樹本さんは一瞬自分に言われたとはわからなかったようだ。
「ジッパーが開いてますよ」美樹本さんはハッとして股間を見ると、にやりと笑って言った。
「こんな子供だましの手にひっかかるとは思わなかったよ」
そう言うと美樹本さんはカツラを外した。
「なんだよそれ」ぼくは乱暴にブラウザを閉じた。
「だめだこりゃ」ぼくは乱暴にブラウザを閉じた。
「もうだめぽ。」ぼくは乱暴にプラウザを閉じた。
ん?今背後に気配を感じt(ブツッ
終
「あーあ。死んじゃったよ。また最初からやろっと」ぼくはゲームをリセットした。
しかしタイトル画面には戻らなかった。…フリーズしてるじゃないか
仕方ない。新しいのを買いに行くか。
僕はゲームを買いに秋葉原へ向かった
しかし、今、ぼくが住んでいる所は沖縄県だった。秋葉原遠過ぎ。
その時、真理から電話がかかってきた。「あ、透?今から秋葉原行かない?」…何と言う偶然だ。
「だが、断る。」
ときとして冷たくあしらうのも、女性を引き付ける魅力の一つだ、と聞いたことがある。
「透、そのネタ飽きたわよ。じゃ、早速明日行くから準備しといてね。」真理はそういうと、電話を切ってしまった。
真理はネタスレは流れがキモだと分っていないようだ。うーん。どうしよう。
ためしに殴打してみよう。
「透、そのネタ飽きたわよ」
「透、あなた田中さんでしょう。」
「真理、そのネタ飽きたわよ」
わよ?
嫌だと言ったのにぼくの家に真理が来た。本気で秋葉原を目指しているようだ。
「準備は出来てるわよね?じゃ、早いとこ行きましょ」真理は僕の手を引っ張り、空港へ向かうべくバスへ乗り込んだ。
そういえば、僕はどんな服を着ていたんだっけ?
やっぱ沖縄らしく…
全裸で。
…と言うのは、理想であって。僕はラフな服装をしていた。そんな中…
真理は全裸だった。
…と言うのも、理想であって。真理もラフな服装をしていた。僕らは那覇空港へ向かう。
「ところで真理は秋葉原に何を買いに行くんだい?」僕は真理に聞いた
「エロゲーよ。」真理がエロゲーを???ぼくはショック死しそうになった。
「いやぁ〜実は僕もなんだよ!やっぱエロゲは最高だよね 」僕は話を会わせる事にした
待てよ…エロゲって何だっけ?
ぶつ切りの二次創作みたいなレスが続いてるのがキモイんだけど。
誰かがネタ振っても無理矢理戻してて、なんか逆かま2みたいでゲロ吐きそう。
それ以前に、沖縄っぽい=全裸はどうなんだろう。
チュンソフ党の会議は続く
すぐ下ネタに走るし被せ倒しがボケになると勘違いしているゲスが多いのは確か。
文句言っている人間は全員無視で良いよ皆。自分の思うようにならなくてスネてるだけだからね
確かに下ネタの使いすぎだと思う。第一、下ネタはスレ違いじゃないかな。
下ネタなんてなくても繋がりがある一文一文なら面白い文章として成り立つよ。
だから
>>818みたいな人の気持ちも分からんでもない。
などと悩んでいるうちに秋葉原に着いてしまった。と思ったらそこは、
新宿二丁目だった。
「そういえば、下ネタを封じるとホモネタが増えるのがかまスレの傾向だったな」美樹本さんがゲッソリした顔で言った。
話には聞いていたが、町中がトイレの匂いがする。
「ねえ透。
>>828は馬鹿なのかしら?設定上美樹本さんなんて居ないのにね」真理は不満を漏らす。
「まったくだね」僕は美樹本さんを殴打しながら言った。
しかし下ネタも考え物だが、困ったら殴打ネタというのもどうかと僕は思った。
そして僕は新宿のど真ん中で
素敵な彼を見つけてしまった!
やはりホモネタになるのは運命なのか。しかし僕は満更でもなかった。
もう僕は自分を抑えることができなかった!
僕は彼に抱きつこうと思って飛び掛ったら間違って
「だからそういう方向に持ってくなって……」真理は今にもキレそうだ。
真理は突如糞を漏らした
その糞を僕は思わず
タモリさんに投げつけた
タモリ「パンッ!パンパンパン!」
「…君らには失望したよ、実に。」あきれ返った声が聞こえる。…!我孫子武丸だ!いつの間に!
すると客席から帰れコールが!
いや、違うこれは…「そーですね!」
我孫子「午後から雨降るそうですよこのクズ野郎ども。」
客席から黄色い声とともに、次々と卒倒していく音がする。
ぼくは唐突に思った。「ここの真理は小林真理だな」
「もう小林真理くんの好きにさせてみては?」さすが我孫子さんは大人だ。
我孫子「面白いレスが出来る名無しはとうに撤収しているんだし」えっ?!そうだったのか!
我孫子「小林真理くんはきっと普通にリレー小説がやりたいんだよ」えっ?!ここで?!
我孫子「僕はそんな彼女の為に田中啓文くんを呼ぶつもりなんだけど」あぁ。それは素敵ですね。
田中啓文さんなら、殴打されても下ネタを出されてもマイペースに面白く続けてくれるだろう。
ふと、
>>849のような発言が一番話の繋がりを乱していると僕は思った
「カチッ」ん?僕は脈絡もなく突如響いた小さな音を耳に捉えた
おそるおそる後ろを振り返ると…
もちろんそこにいたのは無闇に僕に求愛してくる小林さんや俊夫さんではなく…
小林さんだった。
香山さんもいた。
そして僕はラフな格好…、つまり全裸だった。
小林さん、香山さん、全裸の矢島透、これは完全にホモトライアングルだった
「だからやめろっつの」真理がキレた。
そんな真理を他所に僕らは手を繋ぎ
オクラホマミキサーを踊り始めた
「君たち、昼間からここで何をしているんだ?」警察官だ。
説明が面倒なので警官を殴打した。
けいかんの はんげき!
カヤマの じごくぐるま!
しめた!この隙に逃げよう!僕は小林さんの手を掴み逃げ出した。
ふと見ると香山さんは警官に技をかけながら肛門にちんこを挿入していた。
ぼくは興奮して思わず小林さんの肛門にちんこを挿入した。
その光景を見てたら僕も我慢出来なくなって
真理の口に出そうと思った。
ぼくがふたりいるなんて便利で興奮する!
真理!しゃぶってくれー!裏すじも舐めてくれー!
と思って探したら、真理は往来の真ん中で思い切り嘔吐していた。
真理は叫んだ。「よくもわたしの大事なスレを汚したわね!」
真理は凄い形相で鎌を振り上げ、僕の両足を切断した。
しかし、骨まで切れずにイライラしていた。
グロテスク、エロ…、まさに厨の王道だった。ぼくは真理に噛み付いた。
真理は鎌をぼくの目玉に突き立てた。しかしぼくの歯は離れない。
引き抜かれた鎌にくっついた目玉を、もう片方の目で僕は見た。
その隙をついて、真理は僕の両腕を切断した。
「腹とか切ったら、もっと凄い描写が出来るで!」香山さんが激しく腰を動かしながら叫ぶ。
それを聞いて真理はなぜかうっとりとぼくを見た。
真理の鎌がぼくの下腹部を鮮やかに一閃した。ほとばしる鮮血、飛び出すピンク色の小腸
もう一人のぼくは小林さんに夢中で助けてくれそうにない。
鉄のような血の臭いに混じって、すっぱい匂いと糞尿の臭いが辺りに漂った。
その光景を見て、ぼくはかま2の俊夫さん(陰陽篇)の死に様を垣間見た。
真理は言った。
「やれやれだぜ…」
駆けつけた我孫子さんが驚いている。「本当に来てくれたんだね!田中くん!」
僕は小林さんの中に射精しながら思った。
「真理は満足してくれただろうか…」
「透?なにボーっとしてるの?早く行くわよ」そろそろ馬鹿な妄想はやめるとしよう。
妄想のはずなのに、真理の吐いたゲロに足を滑らせて転んだ。
僕の無様な姿を見てもう一人の僕が笑った。…あれ?妄想?
真理まで大口を開けて笑っている。妄想なのに泣きたくなってきた。
ジェニー「900ゲット!!」猫が喋った!
真理に笑われ、自分にまで笑われて、ぼくは死にたくなってきた。
でも僕は死んでも真理の事は忘れないよ。
本当に嫌な女だった。むしろ真理にこそ死んで欲しいくらいだ。しかし・・・
そうは言うがな、大佐
大佐「うむ。アレも駄目コレもつまらんと仕切り屋がでしゃばるとろくな事にならんな」
よく見ると大佐は香山さんのコスプレだった
大佐「な、何を証拠に!わしは大佐や!免許証だって持ってるで!」
大佐は殴打された。やったのは美樹本さんだった。
「ふう。危ないところだった」意味不明な事を言う美樹本さんのコスチュームは、
「な、何をするんや!親父にも殴られたことあらへんのに」
これはもう、「あの人」のコスプレしかないだろうw
わめく香山をさらに殴打し、改めて美樹本さんを見ると…
さっきと服装が違う!美樹本さんが着ているのは「あの人」のコスチュームではなく
914 :
ゲーム好き名無しさん:2005/10/13(木) 15:03:30 ID:dLCwIQcc
バニーちゃんだった
「何を見てるんだ?」美樹本さんは僕を睨むと顎髭に手をやる。
違う!問題はそこじゃないんだよ!
透「えっ?違うんですか?」美樹本「他にあるだろ!つっこむところが」
「えーとえーと。あ!耳はもっと長い方が可愛いかと思いますが?」
美樹本さんはウサギの耳でなくネズミの耳をつけていた
「俺はこう見えても変態コスプレパブで働いていたことがあるんだぜ?」自慢だ。
「わしなんかメタ○ギアの大佐のモデルやねんで!」こっちは嘘自慢かよ!
ぼくはマシンガンを取り出した。そう、このグダグダにケリを付けるためだ。
「それで本当にケリがつけられるかな?」美樹本さんがニヤニヤとぼくに近づく。
「その格好でこっちに来るなって!」ぼくは引き金を引いた。
香山さんがぼくの前に飛び出して言った。「ここのグダグダは世界いちぃぃいいいい!!!」
不覚にもぼくは笑ってしまった。こんな、こんな奴の前で白い歯を見せるなんて…!
そんな僕の前で、香山さんはマシンガンの弾を全て素手で受け止め、それを投げ返してきた!
だがその弾はなぜか全部マシュマロだった。ぼくはマシュマロキャッチには自信がある。
ふと美樹本さんの声がした。「マシュマロキャッチってなんだろう?」
「食わせはせん!食わせはせんぞおおお!」バニー美樹本がマシュマロをどんどん吸い込む。
「飛んで来るマシュマロを口で受け止めるアレよ」啓子ちゃんが舌なめずりをしながら乱入してきた。
マシュマロを巡って、バニー美樹本と啓子の戦いが始まった。勝ったのは、
ま、どっちでもいいか。さて
オヌニーでもしよう。
ズボンを下げ、息子を優しく握り締めたその時!
「ここにもマシュマロが!」美樹本さんがぱくっと。ぱくっとおおおお!!!
「いい加減、こういうネタに走るのやめようぜ」俊夫さんだ。
どうやら長い夢を見ていたらしい…「俊夫さん、ここはどこですか?」
「マムコの中だ」ホモは嫌がってもエロならいいのか?俊夫さん。
「エロもグロもホモも嫌だが、そこから面白くなったりするから否定はせんよ」村上さんだ。
今こそぼくは言おう。「まるで自分だけはホモネタを使わないという口ぶりですね、937の俊夫さん」
真理が言った。「どうでもいいから、さっさとスレを埋めちゃいましょ?それで問題解決よ」
「しかし愚かな粘着が新スレを立てる罠」キヨさんの声が響いた。
「僕には分りません。このスレを面白いと思っている人が実際にいるのかどうか」
普通につまらんが?
で、それをエロホモ下ネタのせいにする仕切りレスが一番つまらない。
↑実際そうだろ
かまいたちのファンは仕切り屋で粘着で新スレスキー。
どうせまた立てるんだろ?そんで内輪もめするんだよねwwwww
内輪もめは既に始まっている件
一行スレなんてそんなもんだ
自分もエロホモ下ネタ嫌だけど、それより仕切りレスがうざかった。
文才のある人が多いように見えたから、放置しとけば流れが変わって
面白くなったかも知れないのに、いちいち出て来て中断させて邪魔だった。
仕切りが無かったら面白かったかというと謎だが、
あったせいでつまらなさアップというのは確かにある。
チュンソフ党の会議は続く…
会議の結果、殴打ネタは誰も嫌がってないようなので、僕はこれからも殴打しようと思った。
ワロスw
しかし僕の殴打フォンは圏外なので警察に連絡がつかない!
↑はぼくが考えたとっておきのダジャレだった。しかし…、談話室の全員は白けていた。
というわけで「つまんなーい」とかホザイた啓子ちゃんをまず殴打した。
殴打された啓子ちゃんは死んだ。「あなたが好きだったのに…。」と言い残して…。
あーはっはっはっは!僕は啓子ちゃんを指差して笑った。こいつぁ素敵なジョークだぜ!
「みんな、聞いてください。新スレが立ったみたいです」ぼくは皆に打ち明けた。
ここって二三人で回してるよね
「おお一人で回したるわ!」出た!香山さんの地獄車だ。
かみ「そう!そのとおり!! わたしは あくまを うちたおす ヒーローが ほしかったのです! 」
透「なにもかも あんたが かいたすじがきだったわけだ」
スレ は ばらばら に なった。
完
「まだだ、まだ終わらんよ!」田中さんが似てないモノマネをした。
「ねえ透。妙じゃない?
>>1000を目前としているのに皆静まり返ってるわよ…」
「自演しまくってたぼくがレスを控えてるんだから、閑散とするのも当然だろう」
そう。全て自演だったのだ。
エログロ下ネタ、ホモに殴打。なにもかもぼく一人でかきこんできた。
むろん「田中さんでしょう?」もぼくだ。
そしてそれに対して文句を言う真理も、ぼくが演じた。
仕切りがウザイと煽ったのもぼく。
このスレは、ぼくの物だ。ぼくだけのものなんだ。
しかし、まんまと騙されるヤツがいるとは思わなかった。
なんて言いながら、実はこのスレなど誰も見ていないのは分っている。
自演して、それを黙って見ている役目のぼくも当然いるのさ。
だがもうすぐ世界の終りが来る。この下らない世界の終焉が。
981 :
ゲーム好き名無しさん:2005/10/16(日) 09:56:39 ID:GkE/Y3VO
雪が、こんなに、温かかったなんて。。。
そして僕が最後に見 た の は・・・